成功に導く心構え明かす 北京五輪バドミントン代表 小椋さん三島で講演
三島田方法人会は28日、新春特別講演会を三島市民文化会館で開いた。北京五輪バドミントン女子ダブルス代表の小椋久美子さんが「失敗を成功に導く心の持ち方」と題して講演した。
小椋さんは生い立ちや選手生活を通じて身に付けてきた心構えなどを紹介した。大阪府の強豪校四天王寺高時代、スパルタ指導で優勝しか評価されない状況に耐えられず、競技を辞めようとしたエピソードも披露。実家に帰省した際の「辞めてもいいよ」という父親の一言で奮起し、成績ではなく自分のプレーに目を向けたことで「周りの評価が気にならなくなり、心から優勝したいと言えるようになった」と語った。
五輪選考など重圧がかかる試合を何度も重ねてきた経験を踏まえ「『勝たないといけない』ではなく、『勝つために練習してきた』と言葉を変換したことで相手に向かっていける」とも話した。