裾野市の記事一覧
-
東部の福祉施設 157カ所にヤクルト 沼津の販売会社
東静岡ヤクルト販売(沼津市)は、県東部18市町の福祉施設に乳酸菌飲料「ヤクルト」を贈る。1977年から続ける社会貢献活動で、今年は障害者施設や老人ホームなど157カ所に計3万3810本(145万3830円相当)を届ける。 3月28日から4月4日にかけ、18市町で贈呈式が行われる。裾野市役所には28日、営業部の工藤慧係長と女性販売員が訪れ、対象4施設の代表に目録を手渡した。工藤係長は「チャリティー商品のヤクルトを年に2回販売し、売り上げの一部を活用した。施設のみなさんで楽しく飲んでほしい」とあいさつした。 各地の販売員が4月中旬ごろ、施設に直接商品を届けるという。
-
無投票当選新議員の抱負 熱海市/清水町/伊豆の国市 静岡県議選
熱海市 藤曲敬宏氏 藤曲敬宏(ふじまがりたかひろ)氏 (自現③、56歳) 復興と再発防止に全力 伊豆山の土石流災害、新型コロナウイルス禍、県営駿豆水道の破断と非常事態が相次ぎ、「常に迅速な対応が求められた。市、県、国の連携が市民の命に関わることを実感した4年間だった」。次期も市民の切実な声を行政に届け、施策に反映させると誓う。 特に復旧復興が途上の伊豆山に関し、被災者の生活再建支援の拡充と再発防止の徹底を訴える。「熱海選出の県議として一番声を上げ続ける責任がある。それが県全体のためにもなる」と強調する。 熱海港周辺のにぎわい創出や、人口減少に耐えうる地域にするために若手人材の育
-
無投票当選新議員の抱負 三島市/裾野市 静岡県議選
三島市 伊丹雅治氏 伊丹雅治[いたみまさはる]氏 (自現②、46歳) 地域の声と思いを形に 東日本大震災で妻の実家が被災し、故郷の三島市を守るべく政治家を志した。「誰に頼まれたわけでもない。使命感がわき上がった」。市議を1期務め、4年前の県議選で初当選。地道な政治活動で培った人脈は自身と地元を支える大きな力と実感する。 県や他市町との「橋渡し」を県議の重要な仕事と心得る。だからこそ頻繁に地域を回り、市長や市民の声を聞く。県が閉鎖の方針だった県総合健康センター(同市)を感染症対策の拠点として存続に導いたのも、地元の思いに寄り添った成果と自負する。 自民党県連では青年局長、政調副会
-
メインロケ地・裾野で映画試写会 世界の終わりから
裾野市は30日、同市がメインロケ地になった映画「世界の終わりから」の先行特別試写会を市生涯学習センターで開いた。4月7日の公開を前に159人が、世界を救うために力を尽くす女子高校生の姿を描いた紀里谷和明監督の最新作を鑑賞した。 上映前に三宅はるえプロデューサーが舞台あいさつに立ち、「忠ちゃん牧場や五竜の滝、屏風(びょうぶ)岩など皆さんが知っている場所で撮影し、市民エキストラの方々にも協力してもらった。楽しんで見てほしい」と呼びかけた。映画は女優の伊東蒼さん主演で、高橋克典さんや夏木マリさん、又吉直樹さんらも出演している。
-
岩波駅周辺整備費 24年度に繰り越し 裾野市議会
裾野市議会は30日、臨時会を開き、2023年度企業版ふるさと納税地方創生特別会計補正予算案を原案通り可決した。JR岩波駅周辺整備事業費13億6800万円を24年度に繰り越す。 国道246号の交差点に架かる歩道橋架け替え工事費を23年度予算に計上していたが、工期が24年度にまたぐ可能性が出たため。同駅はトヨタ自動車が開設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅で、市は企業版ふるさと納税を活用して周辺整備を進める。
-
富士山火山基本計画で対策追加 教育、福祉の現場に戸惑い 「逃げ遅れゼロ」へ入所者輸送、避難先確保
静岡、山梨、神奈川の3県などでつくる富士山火山防災対策協議会が29日に示した富士山火山避難基本計画は「逃げ遅れゼロ」を目指すため、対象エリア内の高齢者施設や病院、学校での避難対策が追加された。入所者の輸送手段や避難先確保、休校措置、引き渡しなどの検討が求められる。「人員確保が課題」「学校の事情に応じた助言を」-。山麓の福祉施設や学校からは戸惑いと地元自治体に支援を求める声が目立った。 溶岩流が3時間以内に到達する第3次避難対象エリアに市街地の大部分が含まれる富士宮市。避難確保計画の作成が見込まれる施設も多い。中心部に位置する市立大宮小の水村裕子校長は児童の引き渡しについて「溶岩流の到達時間
-
配管漏水を追加調査へ 裾野市事故調 スプリンクラー問題
裾野市民文化センターのスプリンクラー作動問題で、事故調査委員会は29日、市に中間報告書を提出した。放水するための弁を開ける加圧配管への漏水状況などを追加調査し、6月末までに結論となる最終報告をまとめる方針を明らかにした。 スプリンクラーは舞台を4区域に分け、独立した4系統で天井から放水する仕組み。このうち、2系統が同時に作動した。事故調は「加圧配管への漏水量などによっては、人の手で操作しなくても誤作動を起こす可能性がある」とした。さらに1系統の誤作動に誘発される形で別系統が作動する可能性もあり、漏水の有無や、あった場合の水量などを詳しく調べるという。 点検業者は2系統が同時に作動し、これ
-
「目標はバレー全国出場」 東海大会出場報告 日吉さん(向田小4) 裾野市長に
裾野市立向田小4年の日吉小麦さんが27日、市役所に村田悠市長を訪ね、バレーボールの東海大会に出場したことを報告した。 日吉さんは佐野VSC(三島市)のメンバーとして、県大会の男女混合の部で優勝。2月23日に愛知県で開かれた東海大会に出場した。「東海大会は4位でした」と振り返り、今後の目標として全国大会出場を誓った。 同じチームに入っていた兄の影響もあって小学3年で競技を始め、週3回練習に励んでいるという。 裾野市立西小5年の小野寺雄哉君も、同チームで東海大会に出場した。 (東部総局・杉山諭)
-
保育相談窓口スタート 静岡県が開設、通報にも対応
静岡県は29日、保育に関する相談を電話などで受け付ける総合相談窓口を開設した。保育現場などで実務経験がある相談員を配置し、不適切保育の通報にも対応する。 牧之原市の送迎バス置き去り死や裾野市の園児虐待など、県内保育施設で子どもの安全が脅かされる事件が相次いだことを受けた対応。こども未来課に相談員1人が常駐し、保育士や保護者などから電話相談を受ける。 通報内容は関係自治体と共有し、迅速な対応を図る。保育制度や補助制度に関する質問も受け付けるほか、家庭内虐待などの情報については必要に応じて関係機関につなぐ。 初日は、執務室の入り口に表札を掲げた。窓口の愛称は「チャイム」。こども未来課の鈴木
-
「静岡にベルト持ち帰る」 格闘家林選手(裾野出身) 王者獲得へ闘志
裾野市出身の総合格闘家、林源平選手(33)が主戦場とする国内のプロ団体「パンクラス」の王者獲得を狙い、闘志を燃やしている。2022年から階級を上げたウエルター級(77・1キロ以下)の現在ランキング2位。プロ11年目を迎え、「静岡に(チャンピオン)ベルトを持ち帰りたい」と意気込む。 林選手は27日に市役所を訪れ、村田悠市長に現況と今後の目標を報告した。これまでライト級だったが、「減量の負担を軽くしてより良いパフォーマンスを発揮したい」として、階級を変えたという。22年の戦績は2戦2勝。年末の試合は1ラウンドTKO勝ちを収め、「武器とするパンチが決まった」と手応えを口にした。 三島市のイギーハン
-
中小企業の発展へ 裾野市に施策要望 市の振興推進会議
裾野市中小企業等振興推進会議は28日、市に要望書を提出した。地域経済活性化と中小企業の持続的な発展に向け、「情報受発信力強化」「企業人財強化」「企業運営強化」「経営環境拡充」の4項目を求めた。 地方の中小企業もカーボンニュートラルやSDGs、デジタル化への対応が早急に求められていると指摘。4項目を実現するための具体策として、大手企業進出時の積極的な情報提供や資金繰り支援拡充、トヨタ自動車が開設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」と連携したまちづくりなど21項目を盛り込んだ。 推進会議は中小企業や経済団体、金融機関の代表ら12人で組織する。市役所で村田悠市長に要望書を手渡した土屋浩三議
-
露店不正出店 懲役1年求刑 地裁沼津支部公判
静岡県東部の祭り会場での露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた清掃員の女(52)=裾野市公文名=の論告求刑公判が27日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、検察側は懲役1年を求刑した。判決は4月14日。 検察側は論告で、暴力団員のため出店許可を得られない指定暴力団山口組藤友会組員の無職の女(66)=詐欺罪で公判中=にとって「必要不可欠な役割を果たしており、責任は重い」と指摘。弁護側は「売上金は一括して富美夫被告に渡している」として情状酌量を求めた。 起訴状などによると、女は昨年6~8月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と三島市
-
生涯学習センター 教養講座生を募集 裾野市、28日から
裾野市生涯学習センターは28日から、2023年度の教養講座受講生を募集する。 年間を通して開くエアロビクスや古典文学、菓子作り、筆ペンなど全14講座。新たに歌で英語を学ぶ講座を開設する。市外からの参加も可。受講は1人3講座まで。申し込み用紙は市公式サイトで公開している。4月21日締め切り。 問い合わせは同センター<電055(992)3800>へ。
-
裾野のこども園 園舎完成で式典
4月に幼保連携型認定こども園として開園する裾野市の「富岳キッズセンターあい」は25日、新園舎の落成竣工(しゅんこう)式を同市茶畑で開いた。関係者ら約50人が完成を祝った。 保護者のニーズに合わせ、これまで0~2歳児を受け入れていた同センターと、園舎が老朽していた0歳~就学前児童が対象だった富岳台保育園を一体化し、幼保連携型認定こども園として統合した。延べ床面積は1946平方メートル。室内に子どもが遊具で遊べるプレイランドを新設した。 山内剛理事長は「子どもたちが生活しやすく楽しく過ごせるような設計をお願いした」と話した。
-
岩波駅 未来への玄関に ウーブン・シティ最寄り駅 裾野市、23年度整備着工
裾野市は2023年度、JR岩波駅周辺整備事業を着工する。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の玄関口になる最寄り駅。ウーブンとの接続を軸に市北部地域の拠点として開発を進め、活性化につなげる。 対象エリアは駅周辺の32万9千平方メートル。22年度から10カ年の短期整備と、中長期整備に分けて再開発する。市民参加型のワークショップを開くなどして策定した基本計画を踏まえ、23年度から短期整備の工事を始める。 駅前に交通広場を設け、道路には広い歩道空間を確保。駅とウーブンの間を流れる黄瀬川沿いに、緑地公園や交流施設を整備する。国道246号の上を通る横断歩道橋は架け替え、パ
-
生活習慣病予防へ 食事健康相談開催 裾野市、新年度から
裾野市は2023年度、食事健康相談を福祉保健会館で開く。市の保健師と栄養士が、生活習慣病予防に向けた適切な食生活を中心に、運動や睡眠など生活全般にわたる相談に無料で応じる。 毎月1回。市内在住者が対象で、定員は各回3人。事前予約制。申し込み、問い合わせは市健康推進課<電055(992)5711>へ。
-
子育てプラン巡り静岡県審議会部会 保育士の配置基準改善を
静岡県社会福祉審議会子ども・子育て支援部会はこのほど、県庁で会合を開き、子育て支援に関する県の総合的な施策を盛り込んだ現行の「ふじさんっこ応援プラン」(2020~24年度)の中間見直し案を審議した。県内保育現場で子どもの安全が脅かされる重大事件が相次いだことを受け、保育士の配置基準の改善を求める声が上がった。 県が提示した見直し案は、牧之原市の認定こども園でのバス置き去り死や裾野市の私立保育園での園児虐待を踏まえ、安全管理や不適切保育の未然防止に関する研修実施、事故につながりかねないヒヤリ・ハット事例の共有、業務負担軽減を図るためのデジタル機器の活用支援などを新たに明記した。 これに対し
-
教育部次長に勝又氏就任へ 裾野市
裾野市は22日、富岡第一小校長の勝又和仁氏=31日付で定年退職=が4月1日付で、教育部次長兼教育監に就くと発表した。小中学校再編などを担当する。
-
学校核に人材育成 裾野市教委に提案 市社会教育委
裾野市社会教育委員会は23日、「学校を核とした地域づくりのための環境整備」について市教育委員会に答申した。地域と学校、行政が一体となったまちづくりに向け、中心的役割を担う人材活用などを提案した。 地域全体で子供たちを育てるため、「学校づくりだけでなく地域づくりが重要になる」と指摘。具体的な実現方法として、統括役となる地域学校協働活動推進員の配置、地域おこし協力隊制度を利用した社会教育コーディネーターの配置、地域に開かれた学校の体制強化の3案を示した。 社会教育委は諮問を受け、2年間かけて答申をまとめた。土屋八重子委員長は市役所で風間忠純教育長に答申書を手渡し、「単年度で代わるのではなく、中長
-
市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
-
働きやすい保育園認定 スマイルリンク(裾野)受賞報告
保育施設を運営するスマイルリンク(裾野市)の関係者が22日、市役所に村田悠市長を訪ね、全国の働きやすい企業・団体を表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」(同実行委員会主催)で審査委員会特別賞を受賞したことを報告した。 訪れたのは、野村由希社長と園長統括の大庭希和子さん。「子供や保護者をもっと大切にできる自分たちになろうとの思いが原点。これからも人を大切にする経営を続け、さらに良い会社をつくっていきたい」と喜びを語った。 同社は裾野、三島、沼津市で保育園を運営。職員間の意見交換を重視した提案とアプローチ方法を通し、園児一人一人の発達段階に応じたチーム保育を実践している。
-
裾野の人形劇ひまわり会 発足33年、最後の大舞台 会員高齢化、活動縮小へ
裾野市の人形劇ひまわり会は22日、公演発表を同市深良支所で開いた。1989年の発足から33年間、園児や小学生に人形劇を披露。ボランティアサークルとして地域の教育活動に貢献してきたが、会員の高齢化に伴い、大掛かりな舞台は今回で終了する。 最後の演目に選んだのは英国の童話「ジャックと豆の木」。魔法の豆の木を使い、少年と天辺の大男が繰り広げる物語を深良小の児童24人の前で臨場感たっぷりに演じた。最年長84歳で大男を担当した広瀬十四子さんは「せりふを覚えるのが苦手で迷惑を掛けたが、みんなの助けがあってここまで続けることができた」と涙を浮かべながら感謝した。 同会は深良地区の女性11人で活動する。
-
スポーツ、文化で活躍 小中学生を表彰 裾野市
裾野市はこのほど、小中学生の市長賞表彰式を市役所で開いた。2022年度にスポーツや文化活動、学習などで好成績を残した36人と1団体をたたえた。 出席者は各学校の代表らに限定し、村田悠市長が表彰状と記念品を手渡した。児童、生徒は順番に「高校に進んでも競技を続けたい」などと今後の目標を発表した。 受賞者は次の通り。かっこ内は学年。 東小 山木夢花(6)前田真愛(5)▽西小 根上理歩、西島希和(5)長田海斗、長島莉音、長島果音(4)▽深良小 御宿芽衣(6)▽富岡第一小 中平颯星(6)川上凪咲(5)杉山那奈(4)杉山玲奈(2)▽向田小 岩崎聖(4)▽南小 高三舜佑(6)高三慶佑(3)山田龍聖(1)▽
-
熱戦 静岡県版防災かるた 裾野で初の東部大会
市民団体「しぞ~か防災かるた委員会」(静岡市)とNPO法人みらい建設部(裾野市)は21日、県内の名所と防災の知識を組み合わせた「しぞ~か防災かるた」の東部大会を同市生涯学習センターで初開催した。県東部の親子ら30人が熱戦を繰り広げた。 大会では、同委員会が2月に県内各地の名所などを盛り込んで制作した全県版の防災かるたを用いた。読み札は上の句に県内全市町の風土や歴史の知識が、下の句に防災への心得が詠まれている。 参加者は3人1組に分かれ、白熱した戦いを展開。優勝チームには、かるたのほか、取り札の絵を手がけたイラストレーター高山みほさんによる似顔絵が贈られた。参加した裾野市立西小6年の宮坂歩
-
楽団「漏水で誤作動」 裾野・スプリンクラー巡り見解
裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は20日、「漏水などによって放水した誤作動の可能性が高い」とする見解を公表した。一方、施設所有者の裾野市は同日、第三者委員会の事故調査委員会が6月末までに調査結果をまとめる方針を明らかにした。 公演前に被害に遭った楽団は県庁で記者会見を開き、芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(50)らが独自調査の結果を報告。作動原因は「スプリンクラーの点検と整備、設備に不備があった。手動起動弁の気密性に問題があり、漏水に何らかの圧力が加わって放水したと考えられる」と指摘した。ただ、誰かが故意に操作した可能性
-
裾野市議会 閉会
裾野市議会2月定例会は20日の最終本会議で、2023年度一般会計当初予算案など15議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
-
裾野・スプリンクラー浸水半年 市と楽団 深まる溝 双方が原因調査、事態の長期化懸念
裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動してオーケストラの楽器などが水浸しになった被害は、まもなく発生から半年を迎える。施設所有者の市と、公演直前に被害に遭った管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)がそれぞれ独自に原因を調査する異例の展開を見せ、双方の溝は深まったまま。明確な解決の道筋は見えず、事態の長期化も懸念されている。 「自分たちは真実を突き止めたい」。楽団芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(50)は2月28日に県庁で記者会見を開き、3月中に作動原因の見解を公表する意向を示した。 防火設備の専門家らを招いた検討委員会を立ち上げ、スプリンクラーの構造や点検記録などを検証。2月2
-
富岳太鼓風神組 全国へ意気込み 御殿場、裾野のメンバー
19日に金沢市で開催される第25回日本太鼓ジュニアコンクールに出場する富岳太鼓風神組の御殿場市在住メンバーが17日、御殿場市役所を表見訪問し、勝又正美市長に大会での全力の演奏を誓った。 風神組は、同市を拠点とした富岳太鼓の教室に通う小学生~高校生の中から選抜された精鋭チーム。昨年11月の県予選で優勝し、第19回大会以来6年ぶりに県代表として全国大会に挑戦する。出場を予定する小3から高2までの12人は、毎週土曜日の練習で一体感の醸成に励んできた。 メンバーの武藤麻里奈さん(17)=三島北高2=、三枝楓蓮さん(16)=沼津商高1=、田口春海さん(15)=富士岡中3=、丹地朱さん(11)=富士岡小
-
健康福祉部長に高梨氏 裾野市人事
裾野市は17日、4月1日付の人事異動を内示した。私立さくら保育園の園児虐待事件で対応が遅れ、文書訓告の処分を受けた石井敦健康福祉部長は新たに設ける水道部長に転任。後任には高梨恭環境市民部次長が昇格する。 対象者は175人。組織改編に伴い、例年に比べて大規模な異動になった。総務部長には勝又博文市長戦略部参事を登用し、新設のデジタル部長は河合正彦議会事務局長が就く。 主な異動は次の通り。 【部長級】水道部長(健康福祉部長兼福祉事務所長)石井敦▽デジタル部長(部参事議会事務局長)河合正彦▽総務部長(市長戦略部参事兼戦略統括監兼戦略推進課長=裾野市土地開発公社事務局長)勝又博文▽健康福祉部長兼
-
情報戦略室長 中井氏が就任 長泉町人事
長泉町は17日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級の異動は1人のみ。来年度から情報発信力強化のために新設する情報戦略室の室長には、中井章文・企画財政課主幹が就く。 【部長級】議会事務局長(税務課長)芹沢文寿 【課長級】地域防災課長(くらし環境課長)椎田清隆▽税務課長(長寿介護課長)中村秀樹▽長寿介護課長(地域防災課長)大嶽公康▽くらし環境課長(健康増進課主幹)杉山光司 【室長級】情報戦略室長(企画財政課主幹)中井章文 【退職=3月31日付】篠原一雄(議会事務局長)井出雅人(学校給食センター所長)杉山正徳(裾野市長泉町衛生施設組合所長)
-
保守分裂の激戦 非自民選択肢も/御殿場市・小山町 無投票の公算/富士市、富士宮市、裾野市【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか④】
保守分裂の激戦 非自民選択肢も 御殿場市・小山町 定数2 定数2に対し、自民系3人と非自民の1人の計4人が立候補を予定する。保守分裂による票の奪い合いに加え、非自民の選択肢も生まれたことで、予断を許さない激戦が予想される。 自民公認の和田篤夫氏は4選に向け、党支援者や自衛隊関係者を軸に支持を固める。 自民現職の勝俣昇氏は、親戚の支援が強み。県とのパイプ役として住民に寄り添った4年間の実績を強調する。 無所属で自民系の高橋靖銘氏は、若手自民党員らが支える。SNSも積極的に活用して現役世代への浸透を図る。 無所属の勝又英博氏は、県議会会派ふじのくに県民クラブ所属議員でつくる地域政党「新政
-
帰宅困難者対策に本腰 県東部地域局 実情沿う取り組み支援
静岡県東部地域局は、外出先で大規模災害に遭い帰宅できなくなる「帰宅困難者」対策を本格化させている。観光地や大型集客施設を抱える県東部はエリアによって人の流入状況が異なり、それぞれの実情に合わせた取り組みを後押しする。 県東部が舞台になった東京五輪・パラリンピックの観客対応の一環で本格着手した。2021年度は各大型施設や事業所の立地状況、来訪者の属性や移動手段を調査。本年度は観光や産業振興に携わる市町職員や大規模事業所の担当者にヒアリングし、現状と課題を把握した。 地域局によると、市町ごとの特色の違いが浮き彫りになった。大型集客施設が立地し日中に車で訪れる人が多い御殿場市と、電車で訪れる宿泊者
-
裾野・スプリンクラー浸水 来年度も調査継続 事故調
裾野市民文化センターのスプリンクラー浸水被害で、施設を所有する市は15日、事故調査委員会による原因究明調査を2023年度も継続する方針を明らかにした。事故調の最終報告は6~7月ごろにずれ込む見通し。 開会中の市議会2月定例会で、「一部設備について詳細に調査する必要が生じた」と説明した。事故調は有識者や専門業者らで組織する第三者委員会として、昨年11月から故障や異常の有無を工学的な観点で調べている。当初は22年度内にも一定の結論を出す方針だったが、同年度は中間報告にとどめる。 委員の報酬や弁護士への委託料など計900万円を22年度予算に計上している。このうち433万円を執行し、残り466万円は
-
「すそのいちご」甘く完熟 沼津などJA4店舗でフェア
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の直営4店舗で15日、イチゴフェアが始まった。裾野市と周辺地域特産の「すそのいちご」をはじめとする旬のイチゴや加工品を19日まで拡大販売する。 富士山麓の水はけの良い火山灰土で栽培したすそのいちごは大粒で、寒暖差による強い甘みが特徴。紅ほっぺ、きらぴ香、あきひめの3品種があり、各店舗の売り場には真っ赤に完熟した果実の甘い香りが漂っている。 地元産のイチゴを使ったプリンや大福、ロールケーキ、いちごジャムとマーガリンをサンドしたバンデロール(沼津市)の「のっぽパン」なども販売する。開催店舗は沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそ
-
記者コラム「清流」 「近くて遠い」なくす行動を
裾野市の公式マスコットキャラクター「すそのん」の誕生日は、富士山の日の2月23日。景品のオリジナルグッズに心を奪われ、誕生日を記念して市が企画した市内の店舗や公共施設をめぐるスタンプラリーに参加した。 5カ所でもらえる最初の景品は公共施設を次々に回ってクリア。次の累計15カ所を目指し、連日のように飲食店や土産物店を巡った。地域住民ではない自分が「初めての店」を訪れるのは少し勇気のいる行動だったが、意外な発見の連続に。スタンプラリーが終わった後に再訪するお気に入りの店も見つかった。 同時に、取材で毎日のように裾野市に足を運びながら、行動範囲の狭かった保守的な性格を反省した。仕事でも「近くて
-
裾野・伊豆島田区の集会所完成 19日落成式
裾野市の伊豆島田区集会所がこのほど、完成した。地域住民が会合やレクリエーションなどに使う拠点施設で、19日に落成式を開く。 木造平屋建て、延べ床面積は99平方メートル。集会室や多目的室、給湯室、トイレなどを整備した。総事業費は3853万円。建築から44年が経過した旧伊豆島田公民館の老朽化に伴い、市が2022年度の防衛交付金事業として建て替えた。
-
裾野市 文化財フォトコンテスト 市長賞に吉野さんら
裾野市は18日、文化財フォトコンテストの表彰式を生涯学習センターで開く。21人から48点の応募があり、市長賞は一般の部が吉野昌弘さん(呼子)、中学生以下の部は小田英士君(東小6年)が選ばれた。 市内の文化財に対する関心を高めてもらうのが目的で2回目。本年度は被写体を指定文化財に限らず、未指定の史跡や民俗行事にも広げた。富士山や寺社仏閣、歴史的な景観、どんど焼きなどをモチーフにした作品が集まり、吉野さんは蘆ノ湖水神社の鮮やかな紅葉、小田君は岩波風穴を探検した様子をカメラに収めた。 教育長賞は一般が菊田有史さん(久根)、中学生以下は杉山実穂さん(東小4年)に決まった。同センターで26日まで、
-
ふるさと納税で企業の人材登用 磐田市、4月から
磐田市は13日の定例記者会見で、人材派遣型の企業版ふるさと納税制度を活用し、第一生命保険の社員1人を、4月から健康増進課職員として迎え入れると発表した。外部の視点を、国民健康保険加入者向け健診の効率化や受診率アップにつなげる。同制度による人材派遣の受け入れは、裾野市に次いで県内2例目。 同制度では、企業が人材を派遣し、人件費も寄付することで、寄付額の9割が税額控除される。市は人件費の負担なく、専門的知識やノウハウを持つ人材を確保できるメリットがある。 今回は第一生命側から地域貢献のために人材派遣の提案があったという。 市に派遣されるのは、市内在住で同社浜松支社の50代女性。営業や販売企
-
自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
-
1270戸で一時停電 裾野、富士宮
裾野と富士宮両市の一部で10日、計約1270戸の停電が発生した。 裾野市では午前4時25分ごろに石脇などで約1180戸が停電し、約3時間半後に復旧した。東京電力パワーグリッドによると雷の影響という。 富士宮市は午前4時35分ごろに北山の一部で約90戸が停電。同社によると、送電設備に倒木が接触したのが原因。復旧時に断線を発見したため修復作業も行い、約8時間後に復旧した。
-
大橋裾野市議が未来すその入会
裾野市の大橋勝彦市議(63)が10日までに、市議会最大会派の未来すそのに入会した。同会の所属議員は6人になった。
-
サッカーJ3沼津 12日に富山戦 ホーム開幕へ闘志
サッカーJ3アスルクラロ沼津は第2節の12日、愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)でのホーム開幕戦でカターレ富山と対戦する。前節の中山雅史新監督の初陣は、カマタマーレ讃岐に0-1で敗れた。地元での今季初勝利に向け、中山監督は「どれだけ一本に集中できるか。結果を求めていきたい」と闘志を燃やす。 前節、敵地で迎えた今季開幕戦はスタメンに新戦力4人を起用。自陣からパスをつなぎ、相手を2本上回る10本のシュートを放った。新加入のFW津久井匠海選手は「アシストや攻撃のチャンスを作ることができた」と振り返る一方、「最後に決めきるところが課題」と認識する。 9日の裾野市での練習では、ゲーム形式でゴール
-
裾野東中 校則を生徒が自主的見直し 靴下の色、髪形など 時代に合わせ刷新
裾野市立東中の生徒会は8日、校内で校則について話し合った。生徒の要望を踏まえ、頭髪や靴下など一部の校則を自主的に見直し、2023年度から時代に合った新しい決まりに変えることを決めた。 地域と学校の代表でつくる学校運営協議会の提案を受け、全校生徒370人に校則についてアンケートを実施。「見直した方がいい」との意見が多く寄せられたため、クラスや委員会で話し合った結果を基に、生徒会13人で最終決定した。 2色以下と決まっている靴下の色は「学校生活に支障が出ない範囲で自由」に変更。「目、耳、えりにかからない」とある髪の毛の長さは「目にかからない」に改めた。新たに「縮れ毛を直すパーマは認める」とし
-
裾野の園児虐待事件 6月までに最終報告書 運営法人方針
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)は9日、原因究明や再発防止策をまとめた最終報告書を6月末までに県と市に提出する方針を明らかにした。第三者の調査委員会と改革委員会で検証を進めるとした。 県と市は児童福祉法などに基づき、特別監査を実施。2月9日に桜愛会に対して改善勧告を出した。報告期限だった3月9日、同会はこれまでの対策などを盛り込んだ文書を中間報告の形で県と市に提出した。事実確認や責任の所在を含めた検証には「さらに時間が必要」と理解を求めた。 県と市は特別監査で、保育士が園児を宙づりにしたり、感染症の症状がある園児の体を無理やりほかの園児に触らせ
-
裾野・園児虐待事件 改善勧告受け、法人が報告書 職員研修やカメラ設置
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、園を運営する社会福祉法人桜愛会(同市)は9日、改善勧告に対する報告書を静岡県に提出した。同日午後には市にも報告する。 理事長が県庁を訪れ、県福祉指導課の担当者に手渡した。理事長は提出後に記者団の取材に応じ「職場環境の改善に取り組み、より良い保育につなげる。今後も改革を進めていく」と述べた。外部講師を招いた職員研修を実施し、防犯カメラ16台を設置したことなどを明らかにした。 女性保育士3人による園児への不適切行為が発覚したことを受け、県と市は児童福祉法などに基づき、昨年12月から特別監査を実施。当時の園長や保育士への聞き取り、全保護者へのアンケート
-
「命より大切な仕事ない」 母校の加藤学園暁秀高 高橋まつりさん母講演
広告大手電通の新入社員で長時間労働などに苦しみ2015年12月に自殺した高橋まつりさん=裾野市出身、当時(24)=の母幸美さん(60)=長泉町=が8日、まつりさんの母校の加藤学園暁秀高(沼津市)で講演した。幸美さんは、まつりさんが精神的に追い詰められた経過を紹介し、「命より大切な仕事はない」と、過労死の防止や命の大切さを訴えた。 幸美さんが別室からオンラインで語り、1年生約140人が教室で受講した。幸美さんは、まつりさんが長時間労働が続き、「生きる意味が分からない」などと苦しむ様子を吐露したSNSの投稿を読み上げた。好奇心旺盛で活発だったまつりさんの性格にも触れ、「強い娘でも追い込まれた。
-
献血協力の2団体に寄付 日赤有功会裾野支会
赤十字活動を支援する日赤有功会裾野市支会は8日、献血活動に協力する同市の裾野高とみどり作業所に5万円ずつを寄付した。 裾野高は生徒会を中心に校内で献血に協力し、国際支援の募金活動にも取り組んでいる。社会福祉施設のみどり作業所は、利用者が作ったパンや小物を献血協力者への返礼品として提供している。 山口郊治郎会長らが裾野高とみどり作業所を訪れ、寄付金を手渡した。裾野高での寄贈式で山口会長は「献血運動への積極的な協力に感謝します」とあいさつした。生徒会の春崎一斗会長(2年)は「今後も地域社会や世界のための活動を展開していきたい」と感謝した。 日赤有功会裾野市支会は1968年に発足し、同市の福
-
消防ポンプ車更新 裾野市
裾野市はこのほど、老朽化した市消防団深良分団の消防ポンプ車を更新し、新車両の貸与式を裾野消防署で開いた。村田悠市長が伊東秀哉消防団長に目録を手渡した。 2001年に配備した旧車両の運転には準中型免許が必要だった。若手団員が運転できないため、普通免許で運転可能な新車両を同市で初めて導入した。東富士演習場周辺消防施設の助成事業を活用し、総費用は2376万円。 同分団による清ばつ式も開いた。藤森一浩分団長は「新車両に1日でも早く慣れ、地域の安心・安全を守れるよう一同精進する」とあいさつした。
-
心華やぐ静岡の春 河津桜の木の上を散歩するミナミコアリクイ/700本の梅見頃/繁殖地へ移動準備、野鳥の群れ【動画あり】
春本番間近。日に日に暖かさが増す中、静岡県内各地から春到来を告げる便りが届いている。 動物園内で満開となった河津桜の木の上を散歩するミナミコアリクイや、約700本の紅白の花が咲き誇る梅園、菜の花の周りを飛び回るミツバチ、繁殖地への移動に向けて準備する野鳥の群れ。心華やぐ風景を切り取った。 (写真部・小糸恵介、浜松総局・二神亨、東部総局・山川侑哉) 河津桜の木の上を散歩するミナミコアリクイ 700本の紅白の梅見頃 繁殖地へ移動準備 野鳥の群れ
-
インフルで5校 学級・学年閉鎖 浜松など
静岡県は7日、小中学校5校でインフルエンザに感染したとみられる患者計44人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 裾野市の小学校8人、長泉町の中学校8人、牧之原市の小学校9人、浜松市西区の中学校10人、同市東区の小学校9人。
-
生涯学習センター 利用団体が発表会 裾野、舞台と展示
裾野市生涯学習フェスティバル「ゆうあいプラザ祭」(実行委員会主催)が5日、市生涯学習センターで開かれた。生涯学習でセンターを利用する各団体が舞台発表と展示を繰り広げた。 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに来場制限を設けずに開催した。開会式で村越暁尹実行委員長は「日頃の活動、精進の成果を発揮して楽しい1日にしましょう」と呼びかけた。 舞台発表にはエアロビクスや子供ダンス、合唱、太極拳など13団体が出演。来場者も一緒に体を動かして楽しんだ。展示は筆ペンや菓子作り、フラワーアレンジメント、かな書道などの受講生らが1年間の活動成果を披露した。
-
4月開始の病児保育 無料に 裾野市
裾野市は7日、4月から始める病児保育事業について、無料で受け入れる方針を明らかにした。開設時間は平日午前8時半から午後5時15分まで。 同日の定例記者会見で村田悠市長が事業計画を発表した。症状は風邪や発熱、腹痛などを想定。新型コロナウイルスやはしか、水痘、結核などは対象外。利用には事前登録が必要で、近隣市町の子供も受け入れる方向で調整しているという。定員は9人。 病児保育施設は同市佐野の鈴木医院2階に開設する。急病で通所や通学ができなくなったが、保護者の仕事などの都合で家庭での看病が難しい満6カ月以上の乳幼児と小学生を預かる。治療は行わない。
-
静岡県東部ブロックにサギ電話注意報
静岡県警は7日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)に注意報を発令した。9日までの期間中、各署員らがATM付近での警戒や注意啓発活動を強化する。 県警生活安全企画課によると、6日午前9時半~午後5時半ごろ、三島市と函南町で計6件、伊豆の国市で4件、富士市と富士宮市で各2件、裾野市で1件の不審電話を確認した。 親族をかたり「息子さんが救急で運ばれてきた」「病院で会社のカードと携帯電話を盗まれた」と電話してくる手口や、役所職員をかたり「保険料の払い戻しがある」とだましてくる内容もあった。
-
裾野市15カ年計画 14小中、9校に再編 須山小は小規模特認校
裾野市は7日、少子化に伴う小中学校の再編計画を発表した。2023年度から15カ年の中長期計画として、現在の14校を9校に統廃合する。山間地にある須山小は通学の利便性などを考慮して単独存続させ、学区を撤廃する小規模特認校制度を導入して市内全域から児童を受け入れる。 現在の9小学校と5中学校を、6小学校と3中学校に再編する。前、中、後期の3段階で計画を進め、前期は25年度に東小と向田小を統合。東小校舎を利用し、向田小跡地には東中を移転する。さらに27年度をめどに、富岡第一小を存続校に富岡第二小と統合する。 具体的な時期は未定だが、中期と後期には富岡第一小と富岡第二小の統合校に吸収する形で千福
-
暴力団総長、組合を長年支配 静岡県東部祭りで不正出店疑い 露店ごと場所代徴収
静岡県東部各地の祭り会場での露店の出店権を暴力団組員らが不正に得ていたとされる詐欺事件で、静岡県警に詐欺の疑いで新たに逮捕された富士市今泉、暴力団桜井総家総長、無職の男(59)が、長年にわたって「県東部イベント商業協同組合」の実権を握っていたとみられることが6日、関係者への取材で分かった。 各祭りの主催者側との窓口役を担う同組合を介し、露店の「売り子」らに1店舗当たり数万円の「ショバ代(場所代)」も納めさせていたという。裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と県警捜査4課は容疑者が出店場所などの決定権を持っていたとみて捜査している。 桜井総家は、2005年に消滅した沼津市を本拠とする指定暴
-
16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
-
6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
-
来庁者のマスク着用は個人判断 13日から裾野市
裾野市は6日、臨時の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、13日から来庁者のマスク着用を原則として個人の判断に委ねる方針を決めた。 政府が示した「マスク着用の考え方の見直し」を踏まえた措置。職員の対応も個人の判断に任せるが、窓口対応や混雑時は着用するように促す。出入り口での検温や消毒し液の設置、窓口の仕切りなどは当面、継続する。
-
紅白の梅700本見頃 裾野市須山「梅の里」
裾野市須山の「梅の里」で、梅の花が見頃を迎えた。大小約700本が紅白の花を咲かせ、標高470メートルの「富士の裾野」に春の訪れを告げている。 2月に入って開花が始まり、気温の上昇とともにこの数日で一気に色づきが広がった。市の管理する梅園で、無料開放している。午前中に晴れ間が見られた5日も多くの来園者が訪れ、梅香の漂う園内で思い思いに花見を楽しんだ。 温泉施設「ヘルシーパーク裾野」に隣接し、園内にはクロスカントリーコースが整備されている。高台に登ると、「紅白のじゅうたん」が広がる絶景を一望できる。
-
世界の終わりから ロケ地裾野で鑑賞 30日に先行試写会
裾野市は30日午後7時から、同市がメインロケ地となった映画「世界の終わりから」(4月7日公開)の先行特別試写会を生涯学習センターで開き、100人を招待する。 紀里谷和明監督の最新作。主演は俳優の伊東蒼さんで、世界を救うために力を尽くす女子高生の姿を描いた。上映前には関係者の舞台あいさつを予定している。 市公式サイトや郵便、ファクスで申し込みを受け付ける。応募多数の場合は抽選。16日締め切り。 問い合わせは市情報発信課<電055(995)1803>へ。
-
裾野市長給与の2カ月返納可決 園児虐待対応遅れ
裾野市議会2月定例会は3日の本会議で、市長と副市長の給与特例に関する条例案を賛成多数で可決した。同市の私立さくら保育園で発生した園児虐待事件で市の対応が遅れた責任を取り、村田悠市長は4、5月の2カ月分、及川涼介副市長は4月の給与を全額返納する。 返納額は市長が計164万円、副市長は66万円。村田市長は「責任はとても重いと受け止めている。園の再生に向け、市も協力して取り組んでいく」と話した。 市は昨年8月中旬に関係者からの情報提供で虐待事案を把握したが、担当の健康福祉部は3カ月以上たった同11月下旬に村田市長へ報告。保護者への説明や、園に対する特別監査などが遅れた。同部長ら3人は既に、文書
-
大切にしたい会社大賞審査委特別賞 スマイルリンク(裾野)と たこ満(菊川)
人を大切にする経営学会(会長・坂本光司元法政大大学院教授)は3日、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の受賞事業者を発表した。裾野、三島、沼津市で小規模保育園を運営するスマイルリンク(裾野市)と菓子メーカーのたこ満(菊川市)を審査委員会特別賞、視覚障害者の自立、就労支援を行う特定非営利活動法人六星(浜松市東区)を実行委員会特別賞に選出した。 スマイルリンクは園児、保護者、地域に対する思いやりが深く、スタッフが生き生きとやりがいを持って働いているとした。現地審査を通じても「非常に明るい雰囲気がうかがえた」とたたえた。たこ満も「3年前の社長交代後も引き続き、社員、顧客、障害者を大切にする経営
-
裾野市 消防団報酬上げ 担い手不足解消狙い
裾野市は2023年度、消防団の報酬を引き上げる。団員数が定数を下回る中、一般団員の年額報酬を現行の3万円から3万6500円に改定するなどして待遇改善を図る。 高齢化や担い手不足で全国的に団員数の減少傾向が続く中、国は各自治体に報酬改定を求めている。国の通知を踏まえ、示された基準額に引き上げる。実際の活動に対して支払う出動報酬は現在一律1500円。改定後は災害が8千円(4時間未満は4千円)、警戒が3千円、訓練2千円とする。 年額報酬は階級によって異なり、団長は7万円から8万2500円、分団長が4万6千円から5万500円などに上げる。市危機管理課によると、一般会計の当初予算比で1175万円の
-
シマガツオの幼魚捕まえた! 展示例少ない深海魚 裾野の小6中平颯星君「いつか新種を」
裾野市立富岡第一小6年の中平颯星[はやせ]君(12)が2月中旬、珍しいシマガツオの幼魚の捕獲に成功した。清水町の商業施設サントムーン柿田川内の幼魚水族館によると、成魚ははえ縄漁などに掛かるが、展示可能な状態で捕獲される例は少なく幼魚の展示事例は確認できないという。幼魚は同館に寄贈し、展示されている。 幼魚の体長は5~8ミリほど。2月18日に沼津市江浦湾沿岸で浅瀬に浮いていたところを網ですくい上げた。同館の広報担当の石垣幸二さんは「成魚は釣ってもすぐに死んでしまい、生きたシマガツオの展示はあきらめていた。まさか幼魚が捕まえられるとは思わなかった」と驚きを隠さない。 岸壁での幼魚採集に熱中
-
ネパール人を違法派遣疑い スーパーで資格外活動 熱海の会社員ら逮捕
静岡県東部のスーパーマーケットにネパール人を派遣して不法就労させたとして、裾野、伊東、熱海、御殿場の4署と県警薬物銃器国際捜査課の合同捜査本部は2日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、労働者派遣業の男(60)=大阪市中央区=と会社員(71)=熱海市下多賀=を逮捕した。合同捜査本部は、2人が在留資格を虚偽申請する手口でネパール人ら30人以上を県内スーパーで不法就労させ、数千万円の収益を得ていたとみて実態解明を進める。 派遣業の男は大阪市に本社を置く派遣会社の実質経営者。会社員は熱海市内の事務所で雇用申請などの実務を担っていた。逮捕容疑は、共謀し、「技術・人文知識・国際業務」資格で在留し
-
J3沼津 5日に開幕戦 「超攻守一体」で再起へ
J3沼津は5日、敵地で讃岐との開幕戦を迎える。中山新監督が就任し、経営体制、スタッフも一新。本拠地のJ3ライセンス問題も解決し、再出発を図る。中山監督が目指すのは「超攻守一体」。攻守の切り替えを重要視して練習を重ねてきた。自身にとって「大きなウエートを占める」と話す初の公式戦を前に指導に熱が入る。 昨季は15位に沈み、総得点27はリーグワースト2位。チームの課題は得点力向上だ。新入団11選手のうち、津久井らFWが4人で新戦力の活躍に期待がかかる。昨季、得点源だったMF佐藤、FWブラウンノアらも残留。新たに背番号10を背負う佐藤は手応えを語り「細かい部分を突き詰めてやっている。ハイプレスを
-
マイナカード 郵便局で手続き 裾野市、東海初
裾野市内の郵便局で1日、マイナンバーカードの事務手続きが始まった。市の委託事業。市役所窓口の混雑緩和と市民の利便性向上につなげる。 郵便局5カ所に専用端末を設置し、電子証明書の更新、暗証番号の初期化と新規発行の手続きが可能になった。市役所前郵便局には午前9時の業務開始と同時に利用者が訪れ、郵便局員の案内で手続きを進めた。暗証番号に関する手続きを済ませた同市千福の横山良夢さん(35)は「郵便局は各地区にあるので便利になると思う」と話した。 郵便局への業務委託は東海4県で初めて。これまでは市役所市民課の窓口でのみ取り扱っていた。マイナンバーカードは普及が進み、今後は更新手続きなどが増えるとみ
-
保育現場の虐待どう防ぐ 富士宮で研修 小さな兆候見逃さず対応を
富士宮市は1日、静岡県内外で相次ぎ発覚した不適切保育の未然防止研修会を保育施設責任者ら向けに同市総合福祉会館で開いた。裾野市の私立さくら保育園の立て直しアドバイザーを務める子ども総合研究所(東京都)の新保庄三代表は、虐待を園内で早期発見し深刻化を防ぐ仕組みの構築を呼びかけた。 新保さんは完璧に安全といえる保育現場はないとしたうえで、虐待など危険の小さな兆候を見逃さず対応する環境の重要性を強調した。 市内の29施設長らは園内で子どもたちに危険が迫った体験を共有した。園内のルールを保護者に周知し相互に守ることを確認した。 社会問題化するほど深刻になるまで対策が取られなかった事例について新保
-
裾野市下水道事業 不断の経営努力を 諮問機関が答申
諮問機関の裾野市上下水道事業審議会は1日、村田悠市長に答申書を提出した。水道と下水道、簡易水道事業の経営戦略は「ともに計画通り進ちょくしている」とする一方、下水道事業について「引き続き不断の経営努力が必要」と指摘した。 市は2021年1月に下水道使用料を平均21・3%値上げした。経費回収率は15・3ポイント上がり、85・8%になったが、収支均衡のとれた100%には達していない。このため、今後も「段階的な改定が必要」との付帯意見を盛り込んだ。 市役所で答申書を手渡した斎藤利晃会長(日本大教授)は「施設の老朽化と技術職員の不足が全国的な共通課題になっている。持続可能な事業のあり方を検討してほ
-
木造彫刻3体を文化財に 裾野市、富士信仰の史料
裾野市は27日、同市茶畑の茶畑浅間神社に伝わる木造彫刻2件、3体を有形文化財に指定したと発表した。市によると、詳しい資料が残っていないため作者は不明だが、いずれも制作方法などから平安時代後期に作られたとみられる。 指定したのは木造四面女神像1体と、木造随身像2体。四面女神像は前後左右に顔がある高さ23・0センチの座像で、当時の富士山信仰を示す重要な史料とされる。随身像はひげがある同54・2センチの正面向きの像と、ひげのない同52・2センチの右を向いた像が一体となっている。神社の守り神としてあがめられてきたという。 指定は2014年度以来8年ぶり。市指定有形文化財は計16件になった。
-
裾野市、4月から病児保育開始 医療機関受け入れ
裾野市は4月3日、子育て支援対策の一環として病児保育事業を始める。業務委託した医療機関が、風邪や発熱などの体調不良で保育園や幼稚園、小学校に通うことができなくなった子供を一時的に預かる。 同市佐野の鈴木医院2階に専用施設を開設する。対象は保護者の仕事などで家庭での保育が難しい小学生以下(満6カ月以上)の子供。病気の治療はしない。 利用時間や利用料金、手続き方法などは医療機関と調整している。症状は急変が認められないことを条件とし、新型コロナウイルスや水ぼうそうなどは受け入れないという。
-
富士宮の祭りで露店不正 組員ら3人追起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は27日、富士宮市の「富士山本宮浅間大社の秋季例大祭」で露店の出店権を不正に取得したとして詐欺の罪で、指定暴力団山口組藤友会組員ら3人を静岡地裁沼津支部に追起訴した。 追起訴されたのは、組員の男(77)=富士市中里、無職=と男(66)=裾野市深良、無職=、露天商の女(55)=富士市中里=の3被告。 起訴状などによると、組員の男(77)と露天商の女(55)は共謀して2022年10~11月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠して、祭りの運営委員会などに出店申込書や誓約書などを提出し不正に出店の権利をだまし取ったとされる。男(66)も同様の内容とされる。 3被告は「沼津
-
裾野市 平松踏切を拡幅 両側に歩道整備
裾野市は2023年度、主要市道の2―45号線とJR御殿場線が交差する「平松踏切」(同市平松)で道路の拡幅工事を実施する。南進方向側にしかない歩道を北進方向側にも整備するなどし、歩行者らが安全に通行できるようにする。 片側1車線の道路幅を計7メートルから7・5メートルに広げ、両側にいずれも幅2・5メートルの歩道を整備する。事業費は1億3300万円。期間中、通行止めを含む交通規制を行う予定で、迂回(うかい)への協力を呼びかける。規制は5月下旬の10日間前後と、10~12月の約3カ月間実施する。 市中心部と三島市方面をつなぐ同市道は歩行者や自転車の通行量も多く、裾野署のすぐ横にある平松踏切の改
-
そば「五竜庵」来店20万人 裾野、JAふじ伊豆の直営店
JAふじ伊豆(沼津市)直営のそば店「五竜庵」(裾野市)の来店者が27日、20万人に達した。2013年4月の開店から9年11カ月で大台を突破した。 20万人目の来店者になった三島市の佐々木幸子さん(74)に地元産の野菜と果物、そばの乾麺、加工品などが入った詰め合わせを贈った。そば好きという佐々木さんは「友人と誘い合わせ、初めて来店した。以前から五竜庵の存在を知っていて、いつか訪れてみたいと思っていた」と話した。 同店は裾野産の地粉を100%使用し、豊かな風味とのどごしが特徴の「あしたか山麓裾野そば」が名物。3月1~3日には20万人到達記念として、沼津産緑茶飲料「ぬまっちゃ」を来店者にプレゼ
-
101歳対7歳やプロ指導 裾野 囲碁愛好会30周年対局
裾野市囲碁愛好会、日本棋院裾野支部、あすなろ囲碁県連合会は26日、活動開始から30周年を記念したイベントを同市平松の東西公民館で開いた。 会員や囲碁教室に通う児童ら約50人が対局を楽しんだ。世代間の交流を目的とした相川東三さん(101)と沼津市立今沢小1年の山本伊織君(7)によるエキシビション対局や、藤井浩貴二段=清水町出身=らプロ棋士3人による指導対局が行われた。 愛好会によると、30年間で囲碁の競技人口は減少傾向にあり、最盛期は約130人だった会員は現在約50人。2020年には同連合会を発足し、県内の小学校で囲碁教室を展開して普及を図っている。渡辺浩事務局長は「会員の平均年齢が上がっ
-
サッカーゴール 裾野市に寄贈 三島の住起産業
総合建設業の住起産業(三島市)は24日、裾野市に小学生用のサッカーゴール1セット(二つ)を寄付した。2023年度から始まる小学生の県内リーグ公式戦などで使用する。 渡辺裕介社長が市役所に村田悠市長を訪ね、目録を手渡した。同市のサッカーチーム「ALA裾野」がリーグに参加するが、規格サイズのゴールが足りないため、同社が支援することになった。渡辺社長は「一戸建て住宅を扱い、子育て世代のお客さまが多い。スポーツ活動を通して地域の子供たちを支援していきたい」と話した。 同市のリーグ試合会場は市陸上競技場などを予定し、4月9日に開幕戦が行われる。
-
楽しい思い出描いたよ 保護者らと協力 裾野・いずみ幼稚園
裾野市立いずみ幼稚園の全園児81人が、共同絵画を制作した。3枚組み合わせて縦90センチ、横540センチの巨大画。沼津市のイラストレーター、マツナガマサエさんや保護者の協力で幼稚園の楽しい思い出を表現した。 テーマは「ひとみかがやく いずみの子」。今月6~9日に制作した。園児がマツナガさんと一緒に描いた友達や先生、自分などの絵を基に全体の構図と配置を決定。学年ごとベニヤ板に水性ペンキで色づけした。 「園舎」「園庭」「プール」の3枚を組み合わせると、幼稚園全体の絵が完成し、園児や保育士らの笑顔がここかしこにあふれている。 共同絵画は保護者でつくる資源回収サークルが「楽しい活動を提供したい」
-
ウーブン事業会社 トヨタ社名に変更
トヨタ自動車のIT子会社ウーブン・プラネット・ホールディングス(HD、東京)は4月1日付で、社名をウーブン・バイ・トヨタに変更する。 同HDは2021年1月に業務を開始した新会社。自動運転などの先端技術を開発し、トヨタが裾野市で建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」も手がけている。
-
裾野のトヨタ次世代都市 2025年から実証実験
トヨタ自動車が裾野市に建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」について、プロジェクトを担当する子会社のウーブン・プラネット・ホールディングス(東京)は23日、2025年から実証実験を開始すると発表した。最も早く開設する第1期エリアの建築工事は24年夏に完成する予定。 第1期エリアの開所時期はこれまで24~25年としていたが、具体的な日程を明らかにした。同エリアは敷地南端の約5万平方メートルで研究所や事務所、店舗、住宅などを建てる。昨年11月に本体建築工事が始まり、24年7~8月に完成するという。 その後、研究者や居住者の入居準備、ライフライン整備などを進め、翌年から一部の実証実験
-
富士山の日 2時23分に児童が採火 裾野陸上教室
裾野市の裾野陸上教室は23日、「富士山の日」を記念して同市運動公園で採火式を開いた。午後2時23分に合わせ、レンズを使って日光から種火を取った。 練習日だった強化指定選手の小学3~6年生40人が参加。油をしみ込ませた紙にレンズ越しの光を当て、火がともるとみんなで喜んだ。 同陸上教室は本県で富士山の日が制定された2009年に初めて採火し、令和への改元、夏の五輪開催などの記念イヤーに集めた火を合わせて保管している。2023年の語呂合わせで、再び富士山の日に採火した。 企画したコーチの江森甲二さん(66)は「子供たちの思い出として残り、将来は結婚式のキャンドルサービスに提供できれば」と話した
-
「すそのん」誕生日おめでとう ゲームやクイズ 裾野、親子連れと楽しく
裾野市は23日、公式マスコットキャラクター「すそのん」の公開誕生日会を生涯学習センターで開いた。親子連れら70組163人が、すそのんと一緒にゲームやダンス、クイズなどを楽しんだ。 過去2年は新型コロナウイルスの影響で参加者の居住地を近隣に限定したが、3年ぶりに制限をなくして開催した。同市に工場がある菓子メーカー不二家(東京)のマスコットキャラクター「ペコちゃん」もお祝いに駆けつけ、すそのんにチョコレートをプレゼントした。 ゲームとクイズの景品としてオリジナルグッズを配り、最後に全員で「ハッピーバースデートゥユー」を歌って祝福した。裾野西小5年の渡辺杏菜さんと、弟で3年の泰晟君は「すその
-
不審者侵入想定 西中で対処訓練 裾野署
裾野署はこのほど、裾野市の裾野西中で校舎内への不審者侵入を想定した対処訓練を実施した。全校生徒452人と教職員29人が具体的な対処法を確認した。 不審者役の署員が「ぶっ殺してやる」と叫びながら侵入。職員は校内放送で生徒に事態を伝えつつ、刺股で不審者を追いかけ3分後に3階廊下で確保した。生徒らは教員の指示を受けながら、防災頭巾をかぶって1カ所に集まったり机でバリケードを設けたりした。 訓練後、署員のアドバイスを受けた教職員職員らは「不審者が侵入しても叫ぶまで分からなかった。普段の声掛けやあいさつが重要」と振り返った。
-
裾野の店舗に車突っ込む ブレーキとアクセルの踏み間違いか
22日午後1時半ごろ、裾野市水窪のリサイクルショップに軽乗用車が突っ込んだ。店内の女性店員(46)が全身を強く打ち重傷。裾野署は同日、女性店員にけがを負わせたとして、軽乗用車を運転していた三島市塚原新田、自称飲食店従業員の女(76)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、容疑者は駐車場で車を止めようとした際、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとみられる。女性店員は衝撃で倒れてきた商品に挟まれた。
-
独創的な世界創出 掛川で合同展示会 3月12日まで
掛川市西大渕のギャラリー「THE DRAMA」で、ともにアーティストの福井揚さん(44)=裾野市=と村木太郎さん(43)=島田市=の2人展が開かれている。互いの作品を合体させ、ユーモアのある独特な世界を表現した。3月12日まで。 福井さんは彫刻陶芸とフェルト作品、村木さんは手や木目を描いた絵画を出展。最も大きなオブジェは村木さんが木製の台にアクリル絵の具で「天上大風」「愛」の文字などを書き、その上にハンバーガーや溶けたアイスクリームを頭に乗せた男女など福井さんの陶芸を複数置いた。 初めての合同展示に2人は「あまり事前の打ち合わせをしなかったが、いざ展示をしたら調和した」と手応えを見せた。
-
路面に「凍結注意」 裾野で実験 光文字で注意喚起
裾野市と自動車用電球メーカーのスタンレー電気(東京)などはこのほど、LEDライトを利用した道路照明灯で車の運転手に注意喚起する実証実験を同市石脇の柳端橋で始めた。 道路脇の柱に設置した照明灯で夕方から早朝にかけ、路面上に「凍結注意」という光の文字を描く。この時期の橋は厳しい冷え込みで凍結する可能性があり、減速を促して事故防止につなげる。 実証実験は3月末まで。交通事故の発生件数を分析したり、通行者へのアンケートで描画の見え方を確認したりするという。 同社などが開発した道路照明灯はAIカメラや環境センサーを搭載。ネットワークに常時接続し、交通状態の把握や予測が可能になる。社会課題の解決に
-
保育士業務、効率向上へ助言 専門家が巡回支援 静岡県議会、健康福祉部長答弁
八木敏裕健康福祉部長は、保育士の業務負担軽減に向けて2023年度に、専門家を保育施設に派遣して業務量や仕事の流れを分析する巡回支援を始める方針を示した。鳥沢氏への答弁。専門家による巡回支援は、各施設に応じた業務効率化の手法を助言する。ICT機器や保育支援者導入などを想定する。 県は23年度当初予算案に機器導入費や支援者配置の助成を盛り込んだ。ICT導入などによる保育記録作成やヒヤリ・ハット情報の共有による業務円滑化に加え、園外活動の見守り、送迎時の確認など、一時的に人手を要する場面での対応を支援する。 県内では昨年、裾野市の私立保育園で虐待事件が発覚し、県内各地で不適切保育が取り沙汰され
-
岳南地域の工業用水道 民間委託へ 静岡県議会、企業局長答弁 3.5億円削減
静岡県議会2月定例会は21日、自民改革会議の市川秀之氏(浜松市浜北区)、飯田末夫氏(浜松市南区)、鳥沢由克氏(裾野市)、ふじのくに県民クラブの杉山淳氏(静岡市駿河区)が一般質問を行った。小野田裕之企業局長は岳南地域を中心に工業用水を供給する「ふじさん工業用水道」について、包括的民間委託の手法を導入すると明らかにした。2024年度から7年間で少なくとも3億5千万円のコスト削減を見込む。飯田氏への答弁。 新ポンプ場の整備や浄水場の運転・維持管理業務などをまとめて民間事業者に委託する。検針や工業用水を給水するための配水管の維持管理・修繕といった業務は県が引き続き担う。民間技術やノウハウの活用、
-
最低賃金法違反疑いで書類送検 裾野の企業
沼津労働基準監督署は20日、最低賃金法違反の疑いで、裾野市のプラスチック製品製造業の覚博産業と同社代表取締役の男性(66)を静岡地検沼津支部に書類送致した。送致容疑は、従業員5人の2021年11月分の賃金について、当時の県最低賃金に基づき算出された計約40万円を所定日に支払わなかった疑い。労基署によると、同社は22年1月に事業活動を停止している。
-
ボランティア 携わる300人交流 裾野で集会
静岡県ボランティア研究集会(県ボランティア協会、県労働者福祉基金協会主催)が19日、裾野市生涯学習センターで開かれた。県内でボランティア活動に携わる約300人が学習と親睦を深めた。 障害のある兄弟をサポートする「静岡きょうだい会」(富士市)の沖侑香里代表が基調講演。家族の介護やケアを担う若者のヤングケアラーが増えている現状について、「相談できる大人の存在や同じ経験をしている仲間とのつながりが大事になってくる」と伝えた。 「災害ボランティアの広域ネットワークについて」「子どもの居場所つくり」などをテーマに分科会も行った。
-
上下水道審議会 市民委員を募集 裾野市、28日まで
裾野市は28日まで、上下水道事業審議会の市民委員を募集している。諮問機関として2023年度から2年間、簡易水道を含む上下水道事業について有識者らと協議する。 1年以上市内に住んでいる18歳以上の住民登録者が対象。募集は2人以内。日額6千円の報酬を支払う。 問い合わせは市上下水道経営課<電055(995)1836>へ。
-
裾野市5年間財政見通し 27年度に収支均衡
裾野市はこのほど、2023年度から5年間の財政見通しを発表した。行財政構造改革を進め、最終27年度に歳入と歳出の釣り合いが取れた収支均衡が図られる見込みとした。 一般財源の歳入は期間を通して年128億円前後で推移する見通し。歳出は23年度の136億3千万円から27年度に129億9千万円まで削減する。原燃料高騰や人件費上昇、社会保障費増加などの一方で、借り入れの公債費を減らす方針。 期間内に不足する財源は、貯金に当たる財政調整基金を取り崩す。残高は22年度の40億5千万円から26年度は22億4千万円に減るが、収支均衡により27年度は同額を維持するとした。詳細が未定なこともあり、期間中に開設
-
指定管理者を1年暫定延長 裾野市民文化センター
裾野市は19日までに、裾野市民文化センターと併設する図書室の指定管理者契約期間を暫定的に1年延長する方針を決めた。2023年度も現在の指定管理者のケイミックスパブリックビジネス(東京)に委託する。 同センターで昨年9月に発生したスプリンクラー浸水被害の影響で、今後の大ホールの運営方針が不明確な状況になっているため。同社との契約期間は22年度までの5年間で、新しい指定管理者を募集する予定だったが、見合わせる。 装置が作動した原因は、第三者機関の事故調査委員会などが調べている。24年度以降の指定管理者は使用を中止したままの状態になっている大ホールの方針を決めた後、23年度中に選定する予定。
-
キヌア栽培しよう 裾野市、参加者募集
裾野市は3月10日まで、特産化を目指す雑穀「キヌア」の生産者拡大プロジェクトの参加者を募集している。 活動期間は3月下旬から8月中旬まで。同市須山の試験栽培用の畑で、地元農家らと一緒にキヌアを栽培する。農作業は10回前後の見通し。参加無料。 同市は2019年から、耕作放棄地解消や新しい特産品開発を目的にキヌアの試験栽培に取り組んでいる。3月16日午後6時半から、市役所で事前説明会を開く。 希望者は応募用紙かEメールで申し込む。問い合わせは市農林振興課<電055(995)1824>へ。
-
取り調べ、家宅捜索…偽ブランド事件捜査 高校生が体験 裾野署
裾野署は18日、生活安全課の署員が事件捜査や防犯活動について紹介する「1Day生安警察」を開いた。警察に関心のある高校生ら4人が参加。業務を学んだほか、フリマサイトでの偽ブランドスマートフォン販売の“事件捜査”を体験した。 参加者はまず、再現された容疑者の部屋を家宅捜索。中村佑馬生活安全課長のアドバイスを受けながら、不自然な入金記録のある通帳や発送シール、出品予定のスマホを撮影したデータの入ったカメラなどを押収した。取り調べでは、うそをつく容疑者役の署員に証拠品を見せながら追及した。 ドラマなどの影響を受け、警察に関心を持っていた岡本楓さん(17)=裾野高2年=は
-
郵便局でマイナカード手続き 東海初 裾野で開始へ
裾野市は3月1日から、マイナンバーカードの一部事務手続きを市内の郵便局に委託する。全国7例目、東海地方4県では初のサービス開始。市役所窓口の混雑緩和と市民の利便性向上につなげる。 委託するのはマイナンバーカードの電子証明書の発行・更新手続き、4種類の暗証番号初期化など。須山、裾野御宿、裾野岩波、裾野市役所前、いずみの市内5局に専用端末機を設置する。 16日には日本郵便東海支社(名古屋市)の中井克紀支社長らが裾野市役所を訪れ、開始式を開いた。中井支社長は「地域の皆さまに新しい価値を提供できるよう頑張っていきたい」とあいさつした。同支社によると、5カ所の郵便局が一括して業務を受託するのは全国
-
記者コラム「清流」 園児虐待事件の教訓共有を
裾野市の私立保育園の園児虐待事件をめぐり、県と市が運営法人に対して改善勧告を出した。保育士3人による虐待行為が発覚した昨年11月末以降、最大の被害者である園児と保護者だけでなく、多くの関係者の人生を巻き込んだ言語道断の蛮行にやりきれない思いを抱き続けてきた。 虐待行為と園の組織風土に悲観した同僚保育士は、職を辞したという。対応に問題があったとはいえ、当時の園長が引責辞任し、市の担当職員は文書訓告などの処分を受けた。市長と副市長も、報酬返上という形で責任を取る。 怒りや虚無感ばかりが募る一方、今回の事件が全国各地で不適切な保育問題を明らかにし、閉鎖的空間での闇をあぶり出すきっかけになったの
-
園児から一般まで富士山の作品並ぶ 裾野市、2月28日まで
裾野市内の経済、文化団体などでつくる富士山世界文化遺産裾野市民協議会主催の「富士山芸術展」が16日、市生涯学習センターで始まった。富士山をテーマにした絵画や短歌、俳句、連句、写真、生け花を一堂に展示した。28日まで。 23日の「富士山の日」に合わせた作品展で11回目。一般は8団体・個人が四季折々、時間帯によってその表情を変える霊峰富士の魅力を伝える作品を並べた。5地区の持ち回りによる園児部門は、須山幼稚園の3~5歳児17人が思い思いに描いたかわいらしい富士山の絵を出品した。 午前9時から午後9時(最終日は午後3時)まで。
-
国の「出産・子育て支援応援交付金」 裾野市が現金給付
裾野市は13日、国の「出産・子育て応援交付金」を利用し、妊娠時と出産後に現金を支給する事業を始めた。 基本として、妊娠届けの提出と出産後の「赤ちゃん訪問」時に各5万円、計10万円を支給する。昨年4月1日以降に妊娠届けを出したり、出産したりした人にさかのぼって対象とする。 市内の年間新生児は約350人で、2022年度は3795万円の予算を計上する方針。23年度も継続する。
-
裾野市長 給与3割減 2023年度
裾野市議会2月定例会が15日開会し、会期を3月20日までの34日間に決めた後、村田悠市長の期末手当(ボーナス)を削減する条例案など39案件を一括上程した。「財政非常事態」を宣言する厳しい状況を踏まえ、村田市長は2023年度、年間給与の3割に当たる295万2千円を自主的に減額する。 市長の給与と期末手当を合わせた総額は本来1402万2千円だが、1107万円に減らす。特例で対応するため、毎月82万円の給与ではなく、年2回の期末手当から給与3割分を削減。6月と12月に支給される期末手当の合計額を123万円にする。 村田市長はさらに、同市の私立さくら保育園の園児虐待事件で市の対応が遅れた責任を取
-
裾野・英語スピーチコンテスト 八木さん(東中)最優秀
裾野市海外友好協会はこのほど、英語スピーチコンテストと日本語発表会を市生涯学習センターで開いた。市内の中学2年生17人による英語コンテストは、八木言史朗さん(東)が最優秀賞に選ばれた。 出場者は身ぶり手ぶりを交え、「尊敬する人」「好きなスポーツ」「母親から贈られた言葉」などをテーマに堂々とスピーチした。優秀賞は若林慧磨さん(不二聖心)と斎藤颯主さん(西)が受賞した。 順位をつけない日本語発表会は市内在住の外国人3人が、異国で感じた挑戦することの大切さや和文化の魅力などについて話した。
-
裾野市長 2カ月給与返上 私立園の虐待事件で対応遅れ
裾野市は15日、同市の私立さくら保育園の園児虐待事件で対応が遅れた責任を取り、村田悠市長と及川涼介副市長の給与を返上する条例案を同日開会した市議会2月定例会に提出した。返上額は市長が4、5月の2カ月分全額で計164万円、副市長は4月の全額66万円。 村田市長は提案理由で「結果として園による保護者らへの報告が遅くなり、多大な迷惑をかけた。保育園を指導する立場の行政としての責任を受け止める」と陳謝した。 市は昨年8月中旬に園関係者からの通報で保育士3人による虐待事案を把握しながら、村田市長への報告は3カ月以上たった同11月末と遅れた。担当の健康福祉部の幹部職員3人は文書訓告と口頭注意の処分を
-
裾野誘致 スポーツ合宿5年で4.7倍 22年度過去最高
2022年度にスポーツ合宿で裾野市を訪れたのは55チームの宿泊者3458人で、過去最高になる見通しになった。新型コロナウイルスによる行動制限が緩和されるとともに、大学や実業団の陸上チームを中心に誘致を推進。前年度を42%以上上回り、この5年間でチーム数は4・6倍、宿泊者数が4・7倍に増加した。 14日に市役所で開かれたスポーツツーリズム推進協議会で、市が報告した。スポーツや観光・経済団体で同協議会を組織し、本格的に誘致を始めた18年度は12チームの宿泊者731人だった。 22年度は1月末までの実績と2、3月の予約数を足した推計。過去2年に比べてコロナ禍の影響が減り、長期合宿に加え、週末を
-
「すそのん」おめでとう 裾野で誕生日イベント 2月23日、3年ぶりファンミーティングも
裾野市内で13日、市の公式マスコットキャラクター「すそのん」の誕生日を祝うイベントが始まった。誕生日の2月23日には生涯学習センターで、交流会「ファンミーティング」を開く。 35店舗と公共施設5カ所が参加してスタンプラリーを展開。スタンプ数に応じ、バッグや文具などのすそのんグッズをプレゼントする。市役所に隣接した「グリーンカフェ花麒麟」では、限定品を含む関連商品を販売する。3月3日まで。 事前予約制のファンミーティングは3年ぶりに、参加者の居住地制限をなくして開催。ゲームや写真撮影などを楽しむ。 問い合わせは市情報発信課<電055(995)1803>へ。
-
直営4店で感謝祭 地元特産品を販売 18日、JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は18日午前9時から正午まで、直営4店舗で感謝祭を開く。 西浦みかん寿太郎やすそのいちご、プチヴェール、桃沢わさびなど地域ブランドの農畜産物を販売し、旬の地元特産品が当たる抽選会を行う。 会場は金岡産直市(同市東熊堂)とKAU~ら(同市東椎路)、長泉産直市(長泉町下土狩)、すそのふれあい市(裾野市佐野)。問い合わせは各店舗へ。
-
露店不正 組員ら起訴内容認める 地裁沼津支部初公判
静岡県東部の祭り会場での露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた指定暴力団山口組藤友会組員の無職の男(66)=裾野市深良=と清掃員の女(52)=同市公文名=両被告の初公判が14日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、ともに起訴内容を認めた。 冒頭陳述で検察側は、無職の男(66)が暴力団組員のため出店許可を得られないと認識し、女に露店の売り子をやるよう頼み、売上金を得ていたと指摘。静岡県東部の二つの祭りで、女が報酬計6万5千円を受け取っていたと明らかにした。今後、追起訴する方針も示した。 起訴状などによると、両被告は昨年6~8月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、
-
裾野市内のアパート共用通路に侵入 男を逮捕
裾野署は14日、邸宅侵入の疑いで三島市徳倉4丁目、自称清掃業の男(41)を逮捕した。逮捕容疑は2022年11月15日午後5時ごろ、裾野市内のアパートの共用通路に侵入した疑い。
-
裾野市 健康福祉部長を文書訓告 園児虐待事件で対応遅れ
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件への対応が遅れたとして、市は13日、健康福祉部長を文書訓告、同部次長兼子育て支援監とこども未来課長の2人は口頭注意の処分にしたと発表した。村田悠市長は3人を懲戒処分にする意向を明らかにしていたが、職員の処分を決める審査委員会の結果を踏まえ、懲戒には至らない人事的措置にした。 文書訓告などは原則として公表の対象ではないが、今回は社会的な影響を考慮したという。村田市長は健康福祉部長を交代させる考えを示し、春の定期異動の対象にするとみられている。 健康福祉部は昨年8月中旬に園関係者からの通報で保育士3人による虐待行為を把握しながら、村田市長への報告は3カ月
-
「子育てに優しい」 静岡県、10事業所表彰 仕事と両立など
静岡県はこのほど、本年度の「ふじのくに子育てに優しい企業」に10事業所を選び、県庁で表彰式を行った。男性の育児参加推進や仕事と子育ての両立などに取り組む企業に、川勝平太知事が表彰状を手渡した。 49社から応募があり、県や経済団体などでつくる選考委員会(委員長・犬塚協太県立大教授)が従業員数に応じた3部門ごとに選出した。 受賞企業の担当者は川勝知事との懇談で「全社的にテレワークに変更し、通勤時間がなくなり子育てしやすくなったという声が増えている」「時短、在宅、子連れ勤務など複数の働き方を提案できる制度を整えた」などとアピールした。 県は受賞企業の取り組みを冊子にまとめて県内外の大学などに
-
裾野市長報酬返納案提出へ 市議会、15日開会
裾野市議会は13日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期を15日から3月20日までの34日間に決めた。市は私立さくら保育園(同市)の園児虐待事件で対応が遅れた責任を取り、村田悠市長と及川涼介副市長がそれぞれ報酬を返納する条例案を追加で提出する方針。 当初は昨年12月の定例会に条例案を提出する予定だったが、県と市による特別監査が行われていたため、見送った。今月9日に公表された監査結果を踏まえ、村田市長が報酬2カ月分、及川副市長は同1カ月分をともに全額返上する。 開会時に市が提出するのは、総額198億2300万円を盛り込んだ2023年度一般会計当初予算案など39案件。一般質問は3月10、1
-
公共交通計画 裾野市が策定
裾野市は13日までに、2023年度から5年間の地域公共交通計画を策定した。人口減少や車社会化が進む中、市と交通事業者、関係機関、市民が連携。電車、バス、タクシーによる公共交通網の時代に即した形成と維持に取り組む。計画案に対するパブリックコメントには、6人から33件の意見が寄せられた。策定した計画書とパブリックコメントの内容は市の公式サイトで紹介している。
-
裾野のフルヤさん 地域運行バスの応援歌を作成 浜松
浜松市北区引佐町の引佐協働センターと引佐まちづくり協議会(山本培代会長)が、地域運行バス「いなさみどりバス」の応援歌「みんなを乗せて」を作成した。バスの認知度を高めて乗車率を向上させ、現在の週4日からの増便を目指す。 応援歌は裾野市のシンガー・ソングライター、フルヤトモヒロさん(41)が作詞作曲した。「ばつぐんの眺め山から見る街」「月水金土僕らを乗せ」など、地域の魅力やバスの説明を歌詞に盛り込み、同協議会の委員や市職員らにこのほど、初披露した。 フルヤさんは、地域住民の健康増進に向けて振り付けも考案。同協議会は2月末にユーチューブチャンネル「まちづくり引佐」に動画を投稿する予定で、地域の
-
裾野の良さ 思い起こして 高校生がマップとPR動画
裾野高の3年生が学校のある裾野市について調べ、見どころと魅力をまとめたマップとPR動画が完成した。テーマは「ふとした時間に帰りたくなる裾野」。観光客に来訪を呼びかけるとともに、進学や就職で地元を離れた出身者に豊かな自然と温かい人情に囲まれた「裾野の良さ」を再認識してもらう内容にまとめた。 制作したのはビジネス系列観光ビジネスグループの27人。昨年8月にバスで市内各地を回って動画を撮影し、映像を編集したり地図にまとめたりした。市も全面的に協力した。 富士サファリパークや須山浅間神社、十里木高原、屏風(びょうぶ)岩など観光名所と史跡計8カ所を紹介する。撮影には市内の店舗と事業所も協力し、地
-
伊東まくら投げ“前哨戦”も白熱 本大会控え練習会
伊東市の一般社団法人「伊豆高原観光オフィス(IKO)」は11日、「第11回全日本まくら投げ大会in伊東温泉」(同市など主催)の前哨戦として、特別練習大会「IKOカップ」を同市八幡野の施設で開いた。 25、26の両日、3年ぶりに市内で開催する第11回大会に出場する人や、市のまくら投げのPR事業に協力する女性インフルエンサーら約40人が参加した。 5チームの総当たり戦で、浴衣を着た出場者が白熱の勝負を繰り広げた。互いの陣地から枕を投げ合い、正確に狙って相手を仕留めると大きな歓声が沸いた。 大会前には、まくら投げインストラクターの大塚真さん(31)が基本的なルールやさまざまな枕の投げ方を伝授
-
江戸時代の涅槃図公開 裾野・文明寺
裾野市深良の文明寺(水口龍也住職)は11日、江戸時代に描かれた涅槃図(ねはんず)の公開を本堂で始めた。15日まで。 釈迦(しゃか)が亡くなる様子を描いた涅槃図は縦210センチ、横170センチ。江戸時代後期の1830年に檀家(だんか)が寄進したとされる。1997年に修復し、釈迦の命日の2月15日に合わせて毎年公開している。 公開は午前11時から午後3時まで。各日午前11時から涅槃図の解説を行う。問い合わせは文明寺<電055(992)0780>へ。
-
コロナ対策を支援 東部10市町に寄付 沼津信金
沼津信用金庫(沼津市)は8日、裾野市に100万円を寄付した。同市を含む営業エリアの県東部10市町に同額ずつ、総額1千万円を新型コロナウイルス感染症対策の支援活動費として寄付する。 鈴木俊一理事長と大木勲執行役員営業統括部長が裾野市役所を訪れ、村田悠市長に目録を手渡した。鈴木理事長は「地域に根ざした金融機関として、コロナ対策と活性化に貢献していきたい」とあいさつした。
-
裾野市須山の市道通行止め 積雪で複数の車両が立ち往生
裾野市須山の市道で10日朝、積雪の影響により複数の車両が立ち往生した。同市道の大野路交差点から国道469号につながる十里木南交差点まで約4キロの区間が、午前9時から通行止めになった。 裾野署によると、同日午前に同市道で車の物損事故が2件起きた。このうち1件はトレーラーが脱輪する単独事故。市や業者は早期の規制解除に向けて、除雪や車のレッカー作業に臨んだ。 同市須山の国道469号でも午前7時ごろに車が一時立ち往生し、渋滞が発生。市道の通行止めと国道の渋滞の影響で、同市と富士市の通り抜けが困難になった。
-
不適切保育10事例確認 県と市、特別監査結果公表 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、県と市は9日、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)への特別監査結果を公表した。身体・心理的虐待を含む不適切な保育として園児を宙づりにしたり、手足口病の症状がある園児の体を無理やりほかの園児に触らせたりする10事例を確認した。県や市の条例に抵触するとした。 女性保育士3人=いずれも退職=による不適切保育として、園の内部調査で把握していたのは16事例。このうち9事例を複数の証言から事実と認め、特別監査で新たに「園児一人一人の食事のペースを考慮せず、時間内に完食させようと保育が乱暴になっていた」とする事例が判明した。 また、「不適切な保育に関する相談を受
-
アイザワ証券と地域活性化へ連携 裾野市が包括連携協定
裾野市とアイザワ証券(東京)は8日、地域活性化に関する包括連携協定を結んだ。産業振興と経済活性化、市民の資産運用、教育・人材育成などの分野で協力する。 市役所で締結式を開き、村田悠市長と藍沢卓弥社長が協定書を交わした。具体的な活動として、同社が証券会社としての知見を生かし、小中高生の金融教育、ビジネスマッチング、創業支援、高齢者の終活や相続問題などを支援するという。 藍沢社長は「静岡県内には最多の店舗数を構えている。ともに力を合わせ、地域の課題解決と地方創生に取り組んでいきたい」と抱負を話した。
-
さくら保育園に改善勧告 静岡県と裾野市 園児虐待事件受け
裾野市の私立さくら保育園で虐待などの不適切な保育があったとして、県と市は9日、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)に対して再発防止を求める改善勧告と文書指摘を出した。園児の安全確保などが不十分だったと判断し、不適切保育が起きた原因解明と保護者らへの説明も求めたとみられる。桜愛会は3月までに報告書を提出する方針。 県と市は児童福祉法や子ども・子育て支援法などに基づき、昨年12月から合同で特別監査を実施していた。県と市の職員が9日午前に同市福祉保健会館で、園長を兼ねる酒井和夫理事長(51)に文書を手渡し、口頭で勧告と指摘を行った。 特別監査では職員への聞き取りや全保護者へのアンケート、関係書類
-
ケープハイラックスの赤ちゃん すくすく成長 富士サファリパーク
裾野市須山の富士サファリパークで、双子のケープハイラックスの赤ちゃんが来園者の人気を集めている。 2頭は1月13日に体長8~10センチ、体重150~200グラムほどで生まれた。ネズミの仲間に見えるが、分類的にはゾウなどに近いという。指先にひづめに似た平らな爪があるのが特徴で、成獣は体長50センチほどになる。双子は母乳を飲んだり昼寝をしたりしてすくすくと成長している。ずんぐりした体型ながら、岩場や木の上を身軽に動き回り、訪れた人たちを楽しませている。 ふれあいゾーンのどうぶつ村で12頭を飼育している。親子の体調に配慮し、当面の間は天気が良い日の昼のみ赤ちゃんを公開する。
-
裾野署生活安全課 事件捜査など紹介 18日、「1Day生安警察」
裾野署は18日午後2時から、生活安全課員が事件捜査や防犯活動について紹介する「1Day生安警察」を同署4階講堂で開く。 参加者はフリマサイトでの偽ブランド品販売事件の捜査体験ができるほか、防犯活動、少年事件についても事例を交えて教わる。高校生以上が対象で、大学生や社会人も歓迎する。中村佑馬生活安全課長は「少しでも警察に興味があれば参加してほしい」と呼びかける。 問い合わせは同署警務課<電055(995)0110>へ。
-
裾野市予算案 子育て、経済活性化を拡充 一般会計198億円 前年度比同規模
裾野市は8日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比0・3%増とほぼ横ばいの198億2300万円で、3年連続して200億円を下回る規模に抑えた。事業の選択と集中を進めながら、子育て支援や経済活性化策を拡充する。 昨年1月に就任した村田悠市長が通年予算案を本格編成するのは初めて。市が目指す理想像には「人と企業に選ばれるまち」を掲げた。新しい私立認定こども園誘致に1100万円、病院に開設した専用施設での病児保育には1500万円を盛り込み、新規事業として工場立地適地の調査や道の駅開設、新東名高速道のスマートインターチェンジの設置検討を始める。 借入金の市債は8億4千万円。臨時財政
-
アイリスオーヤマと協定締結 裾野市議会に報告
裾野市は7日の市議会全員協議会で、同市須山に新工場を開設する生活用品大手アイリスオーヤマ(仙台市)との協定締結を報告した。地域経済の振興に向けた「立地に関する協定」と、災害時の「物資供給に関する協定」を結んだ。 同社は新富士裾野工業団地のトヨタ紡織工場跡を取得した。富士山麓の地下水を利用して天然水と炭酸水、緑茶を製造する計画で、6月の稼働を予定している。両協定に基づき、地元からの雇用を優先して移住就業者を支援。地震などの災害時には連携し、工場の生産品を支援物資として被災地に送る。 市によると、アイリスオーヤマの新工場開設に伴う経済波及効果は232億円に上ると試算している。
-
子どもと家庭支援へ 裾野市、3月拠点を開設
裾野市は3月1日、福祉保健会館に「子ども家庭総合支援拠点」を開設する。家庭と子育てに関する相談を受けて支援し、必要に応じて調査や指導などを実施。交流スペースも設ける。 同会館の改修工事完了に伴い、2階部分の377平方メートルを活用する。相談室と事務室、待合室、図書室、交流スペース、倉庫などを整備。児童厚生員らを配置し、5月をめどに遊び指導など児童館機能のサービス提供も始める。 開館は月―金曜日の午前8時半から午後5時15分まで。村田悠市長は「子どもと家庭を支援するとともに、楽しく交流できる場として運営していきたい」と話した。 子どもと家庭の支援機能が加わり、福祉保健会館は乳幼児から高齢
-
「富士山の日」記念 24日裾野で講演会
富士山世界文化遺産裾野市民協議会は24日午後7時から8時半まで、「富士山の日」記念講演会を裾野市深良の生涯学習センターで開く。参加無料。 昭和大富士山麓自然・生物研究所の馬場章講師が「宝永噴火の実態と駿東での被害」と題して講演。富士山ハザードマップの改正に合わせ、今後の防災活動についても考える。希望者は当日、直接会場へ。 問い合わせは市生涯学習課<電055(994)0145>へ。
-
裾野市 し尿くみ取り料 4月から値上げ
裾野市は4月1日から、し尿くみ取り料金を現行の18リットル当たり税抜き245円から247円に改正する。諮問機関の衛生処理料金審議会の答申通り、2円値上げする。
-
裾野市初「道の駅」整備へ 交流人口、滞在時間拡大 幹線道路沿い検討
裾野市は交流人口拡大や滞在時間延長を目的に、市内初となる「道の駅」を整備する方針を決めた。富士山や箱根、御殿場市といった国内有数の人気観光地に囲まれ、「通過されてしまう印象が強い現状」(裾野市幹部)があり、にぎわい創出の拠点を幹線道路沿いに設ける。基本構想の策定に向け、2023年度当初予算に関連費を計上する。 市内には静岡県と神奈川県を結ぶ国道246号が南北に、箱根から富士山につながる同469号が東西に通り、観光客や物流業者を中心に一般道の交通量は多い。道の駅は駐車場とトイレの休憩機能に加え、地元特産品の販売や観光情報の発信、地域振興施設の併設などさまざまな利用方法で活性化が期待される。国
-
裾野の園児虐待事件 週内に法人へ改善勧告 静岡県と裾野市
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、県と市は週内にも、児童福祉法や子ども・子育て支援法に基づき、園を運営する社会福祉法人桜愛会(同市)に改善勧告を出す方針を固めた。特別監査の結果、園児の安全確保のための取り組みが不十分だったと判断したとみられる。6日までの関係者への取材で分かった。 事件を受け、県と市は昨年12月3日から特別監査を実施。職員への聞き取りや関係資料の精査、全保護者に対するアンケートを通じて園児の被害状況など実態解明を進めてきた。改善勧告により、園側に再発防止策などを書面で報告するよう求める。 園や市によると、1歳児を担当していた、いずれも30代の女性保育士3人が昨年6
-
裾野の小学校で学級閉鎖 新型コロナ
裾野市は7日まで、小学校の1学級を閉鎖する。児童1人の感染が判明し、別の複数人が発熱などの症状を訴えているという。
-
富士山麓包む 炎と煙 東富士演習場 野焼き計画通り終了
富士山麓に広がる陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)の野焼き作業が4日、行われた。主催団体によると、計画通り作業を終えた。演習場全体の約3分の1に当たる約2745ヘクタールの下草やカヤを焼いた。 過去に積雪などの影響で延期になることが多かったため、天候の影響を受けないよう日程を例年より1週間前倒しし、当初の予定日に実施した。 地元関係者と自衛隊員の計約910人が4作業区39班に分かれて作業を進めた。午前9時半に着火すると瞬く間に燃え広がり、富士山麓は炎と煙に包まれた。 各作業区と統括本部で30分ごとに風速や湿度を測るなど、作業員3人が焼死した2010年の事故後に取り入れた
-
地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長
-
裾野に音楽愛好家集いの場 手がけた塩川さん「地域活性の力に」
裾野市に音楽愛好家らの集いの場が誕生した。地元や周辺市町から参加したり、若い世代やフォーク世代のシニア層など年を問わず交流したりと、富士の麓で音楽の輪が広がっている。 手がけるのは同市のデザイン会社代表塩川哲也さん(56)。趣味で長年、作曲や演奏活動をしてきた。参加していた地元の発表会がなくなったのを契機に2020年頃から、市内のショットバー「ワインプール」でギターの練習会として始動した。 新型コロナの流行が始まった時期と重なり、これまで中断と再開を繰り返してきたが、現在は「富士山すその昼下がりの歌会」として毎月1回、開催。感染防止対策で無観客だが、愛好家らは主に自作の曲を披露し、互い
-
小中生が力強く 書き初め138点 裾野市
裾野市の書き初め展が5日まで、市立鈴木図書館で開かれている。小学校9校と中学校5校の各校代表作138点を展示した。 新年に当たり、小中学生が「出発の春」「共に生きる」「思いやり」などの文字を毛筆で力強く、ペンでのびのびとしたためた。出品作品は校内で各学年2点ずつ選出した。 入賞者は次の通り。 【小学生】市長賞 真田琉碧(富岡第二1)小見山莉恋(深良2)山本怜奈(東3)小野湊(富岡第二4)小林優花(千福が丘5)小川あこ(千福が丘6)▽議長賞 中野好香(深良1)勝又千尋(富岡第一2)惣馬好海(向田3)菅原璃子(須山4)藤田花音(西5)高橋柚優(深良6)▽教育長賞 秋田楓(南1)秋田瑠茉(南
-
人権擁護委員が就任報告と抱負 裾野市役所
裾野市の人権擁護委員がこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、就任を報告した。6人のうち3人が改選期を迎え、大森紀行さん(72)と服部美正さん(64)、岩田結香さん(57)が1月1日付で就任した。 大森さんは再任、服部さんと岩田さんは新任。「自身が勉強しながら活動していきたい」「1人でも多くの人のために、できることから始めていきたい」と抱負を話した。昨年12月末で退任した川口美津子さん(71)も同席し、「3期9年は長いようで短かった。自分なりにとても勉強になった」と振り返った。 人権擁護委員は市民相談に携わったり、啓発活動に参加したりする。任期は3年。
-
裾野市が誤印字はがき、任意調査で「督促状」発送
裾野市が任意で市民にお願いした意識調査の対象者に、誤って「督促状」と印字したはがきを送っていたことが1日、市への取材で分かった。 市によると、20歳以上を対象に毎年実施している調査で、1月初旬に調査票を無作為で抽出した千人に発送した。回答期限が迫った同月下旬、回答済みの対象者に「お礼」、未回答の人には「協力のお願い」を告げるはがきを郵送したところ、表面に枠線で囲んだ「お礼兼督促状」の表記を印字した。 郵送を委託した業者とのやりとりで市が示した文言をそのまま印刷し、市は確認作業で見逃してしまったという。市戦略推進課は「督促という表現は不適切だった」としている。
-
裾野の中学生のお勧め図書 1位は「5分後に意外な結末」
裾野市立鈴木図書館はこのほど、中学生からお勧めの図書を募った「ヤングアダルト図書大賞」の結果を発表した。昨年度に続いて「5分後に意外な結末シリーズ」が最多得票の大賞に選ばれた。 昨年11月25日から12月7日まで市内5中学校の図書室に投票箱を置いた。総数は397票。「5分後に―」は25票を集めた。1話5分前後で読むことができ、最後に意外な結末が待っている展開が全国的に中学生世代の人気を集めている。 2位は「転生したらスライムだった件シリーズ」の7票。3位は「桜のような僕の恋人」など4作品が6票で並んだ。同図書館は2月11日から3月4日まで、10位タイまでの上位13作品を館内に展示し、貸し
-
裾野で山林火災 ガラスハウス焼く
1日午後1時15分ごろ、裾野市茶畑の山林で煙が出ているのをパトロール中の裾野署員が発見した。同署によると、山林内のガラスハウス3棟と周囲の樹木や下草など合わせて千平方メートル以上を焼いた。同署などが出火原因を調べている。
-
裾野の宿泊療養施設 3月末終了 新型コロナウイルス
静岡県は31日、裾野市にある新型コロナウイルスの宿泊療養施設「ホテルジャストワン裾野」の運営を3月末で終了すると発表した。 2020年10月に設置された。126室。4月以降の県内の宿泊療養施設は5施設、647室になる。
-
アイリスオーヤマ 裾野飲料水工場6月稼働 供給能力2.5倍
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は30日、裾野市に富士裾野工場を開設するため、同市と立地協定を結んだ。2021年に参入した飲料水の供給能力を初年度、現在の約2・5倍の5億本に引き上げる。 天然水と炭酸水の飲料水事業の生産拠点は小山町の富士小山工場に続いて2カ所目。同市須山のトヨタ紡織工場跡地を取得した。総投資額は約300億円。段階的に増産する計画で、緑茶の生産にも乗り出す。県内の2工場で新たに約300人を雇用する。 富士裾野工場は敷地面積約6万平方メートル。内装工事などを行い、敷地内で取水して6月から稼働する。延べ床面積約5万平方メートルの倉庫も新設する。 富士小山工場でフル生
-
“板チョコ”の上軽快に滑走 裾野「イエティ」バレンタイン企画
裾野市須山の富士山2合目にあるスキー場「イエティ」は2月14日まで、バレンタインにちなんだ各種イベントを展開している。フォトスポットや限定スイーツが登場し、訪れたスキーヤーらを楽しませている。 白銀のゲレンデでは滑走用のレールがチョコレートのデザインにラッピングされた。スノーボードやスキーで板チョコの上を滑っているかのような写真が撮影でき、人気を集めている。土日祝日とバレンタインデー当日の午後6~7時には、2人で長さ2・14メートルのチョコ型ののぼりを持ってコースの完走を目指すチャレンジイベントも開かれる。 スキー場を運営する富士急行グループと菓子メーカーのロッテが展開するブランド「ガー
-
持ち前の行動力発揮 裾野市長、就任1年 事案対応巡り批判も
裾野市の村田悠市長が29日、就任1年を迎えた。現職の市町長で県内最年少となる34歳で初当選し、持ち前の行動力でまちづくりを進める一方、全国的に大きな注目を集めたスプリンクラー浸水被害と園児虐待事件に直面。対応を巡り、一部から批判的な意見も寄せられた。激動の1年を経て、真価が問われる2年目に挑む。 「経済波及効果は200億円を超えると試算している」。村田市長は30日、市内への飲料水工場開設を決めた生活用品大手アイリスオーヤマ(仙台市)が裾野市で開いた記者会見に出席。企業立地方針を策定し、トップセールスで実現した誘致第1号に胸を張った。 就任以降、前市長が廃止したイベントへの助成金を相次いで
-
「環境と経済を両立」共生圏認定3市町首長 富士山麓を先進地域に
静岡県の「ふじのくにのフロンティアを拓(ひら)く取り組み」第3期の「ふじのくにフロンティア地域循環共生圏」に認定された北駿3市町(御殿場、裾野、小山)の首長が30日、御殿場市役所で記者会見し、申請を主導した勝又正美御殿場市長は「環境と経済が両立する先進都市というブランドを構築し、市民町民が古里を誇りに思えるようになる」と認定の意義を語った。 勝又市長は「富士山の麓で連携して持続可能なまちづくりを実現し、環境を世界に発信する」と意気込みを示した。村田悠裾野市長は「持続可能な未来に向け、より良い土俵をつくろうという方向性の表れ」と語った。池谷晴一小山町長は「協力すればアイデアが浮かび情報が入る
-
交通事故死者増 高齢者横断時に 2022年の裾野署管内
裾野署は26日、2022年の管内の人身交通事故が392件で前年に比べ2件減ったものの、死者は4人と3人増えたことを明らかにした。同署で行われた同署協議会で説明した。 死亡事故のうち、2件は11、12月の夕方に裾野市内で発生した。いずれも近所に住む高齢者が歩いて道路を横断していたところ、軽乗用車と衝突した。このため協議会では、横断歩道の利用や反射材着用の徹底など高齢者向けの広報を引き続き行うことを確認した。 任期満了を迎える西島奉行会長ら協議会委員への感謝状の贈呈も行った。山下安則署長は感謝の言葉を述べ「引き続き警察と市民との架け橋になってほしい」と話した。
-
絵画など4部門 小中生の作品展示 裾野で29日まで
裾野市の児童生徒美術展が29日まで、市民文化センターで開かれている。市内14校の小中学生が図工や美術の授業で制作した132点を展示した。 「絵画」「デザイン」「版画」「立体」の4部門。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各校の代表作のみを展示した。色彩豊かな絵画や、所定用紙をはみ出すほどダイナミックな立体など感性と個性あふれる力作が並ぶ。 午前10時から午後5時まで。入場無料。 市長賞と教育長賞は次の通り。 【小学校】市長賞 平田律人(富岡第一1)栗田紫野(東2)岡本匡(向田3)山崎隆心(富岡第一4)杉山朋生(千福が丘5)野口大翔(千福が丘6)▽教育長賞 手綱穂華(須山1)パラドナ
-
「年賀状ありがとう!」 すそのんに326通、台湾からも 裾野市の公式マスコットキャラクター
裾野市は23日、公式マスコットキャラクター「すそのん」に326通の年賀状が届いたと発表した。昨年の199通を63・8%上回り、国内に加え、台湾からも年賀状が送られてきたという。 年賀状を出した人全員にオリジナル年賀ポストカードで返信し、2023年にちなみ抽選で23人に「すそのんグッズ」が入った福袋をプレゼントした。 すそのんは富士山とご当地グルメ「すその水ギョーザ」をモチーフにした妖精。新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になり、近年は登場する機会が減っていたが、23年は出演を増やすという。
-
部活動維持へ地域連携 裾野市改革案、外部指導者増員
裾野市は25日の総合教育会議で、将来的な中学校の部活動改革案を示した。外部指導者の増員や地域クラブの整備など学校と地域の連携を進め、活動の場の確保と教職員の負担軽減につなげる。 市内の中学校は5校。少子化で生徒数が減り、部活動の数にも影響が出ている。学校によっては生徒の希望する種目がない、教職員が専門外の活動を担当しているなどの課題があり、教職員の働き方改革と連動した取り組みを進める。具体的な改革案としては外部指導者の確保に向けた人材バンク設置、運動と文化活動の地域クラブ整備などを挙げた。人数の少ない競技は他校との合同部活動を推進し、学校に希望する種目がない場合は隣接指定校での活動を保障。
-
園児虐待巡り、告発取り下げ 裾野市長「早期に保育の正常化を」
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件を巡り、村田悠市長は25日、前園長の50代男性に対する犯人隠避容疑での刑事告発を取り下げた理由について「捜査を長引かせず、保育の正常化を早期に図りたいと考えた」と説明した。市役所で報道各社の取材に応じた。 市は園の機密事項を口外しないよう約束させる誓約書を職員に書かせたなどとして、昨年12月に当時園長だった50代男性を裾野署に刑事告発したが、今月24日に取り下げた。村田市長は「今でも犯人隠避はあったと思っている」とした一方で、「保護者から園の存続に対する要望が寄せられている。在園児、保育士、保護者のことを総合的に考えて決めた」と述べた。 裾野署は園児
-
記者コラム「清流」 消防団の出初め式 観衆魅了
2023年になり、消防団の出初め式が各地で開かれ、団員が自主防火や防災への意識を新たにした。今年は訪れた住民に楽しんでもらうプログラムが見られた。 裾野市消防団は、式の最後に赤色や黄色の水で一斉放水し盛り上げた。会場の同市役所の高さを超える放水に、住民から歓声が上がった。沼津市消防団はアーケード名店街(同市)でパレードを実施。約30台の救急車両と消防車両が通った後、団員約400人が音楽に合わせて歩いた。沿道には家族連れが詰めかけ、特に子どもが楽しんでいた。 例年、冬場になると火災の危険性は高まる。消防団のイベントを見て楽しんだ後は、家族で火災予防について少しでも話し合い、火の元に万全の注
-
公共交通5カ年計画 裾野市、3方針掲げ14事業展開
裾野市は23日、2023年度から5年間の地域公共交通計画を策定した。少子高齢化や人口減少、自家用車の普及が進む中、「公共交通のネットワーク再構築と利便性向上」「公共交通の認知度向上と利用促進」「地域一体となった移動手段の充実」の3方針を掲げた。 各方針に基づき、「乗り継ぎ拠点の機能強化」「バス・タクシーの安定的な運行維持」など8目標を定め、14事業を展開する。具体的には交通結節点のJR裾野、岩波駅の機能を強化。特に岩波駅はトヨタ自動車が同市に建設中の未来型都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅で、周辺の再整備を加速させるとともに、最も近い新幹線駅の三島とのアクセス向上を図る。 既存のバス路線
-
2個人1事業所が交通安全全国表彰 裾野署長に報告
交通安全功労の全国表彰を受けた静岡県交通安全協会裾野地区支部の山田豊副支部長(75)=長泉町=と村上武監事(78)=裾野市=、製造業のMAアルミニウム=同市=の関係者が24日、裾野署の山下安則署長に受賞の喜びを報告した。 山田さんは43年間交通安全活動に携わり、村上さんは2013年から同地区支部で街頭広報などに参加。緑十字銀章を受けた。山田さんは「新婚旅行で交通事故に遭ったことがきっかけで活動を始めた。妻の支えがなければ続けられなかった」と感謝し、村上さんは「最高の名誉。今後もがんばりたい」と話した。 同社は21年度に安全運転管理推進事業所に指定された。各部署の安全係員を中心に、全社的な
-
記者コラム「清流」 携帯依存 子どもは見ている
小学生の頃、任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピューター」が大流行した。社会問題となったのが子どもへの影響。自分の周りではゲームで遊べる時間を親に決められている家庭が多く、数少ない「利用無制限」の友達の家に集まり、今となってはあまり有意義とは思えない時間を過ごしていた。 現在は携帯電話の影響を危惧する家庭が多いのではないだろうか。裾野市で開かれた親子使用教室では、子どもに買え与えた後に依存症にならないよう講師が「利用時間やアプリに制限を設けましょう」と呼びかけたところ、会場の子どもから「お父さんやお母さんだって携帯電話ばかりいじっている」との突っ込みが。空いた時間につい携帯電話を手にし
-
新加入選手 ドリブル披露 J3沼津、裾野東小で交流
サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手が23日、裾野市立東小を訪れ、4年生約70人と体を動かしながらプロの技を披露した。 参加したのはいずれも新加入の渡辺健太、下川雅人、市川侑麻の3選手。子どもたちはボール投げやボールを使った鬼ごっこなどを経て、ドリブルに挑戦。選手と一緒にボールに親しみ、サッカーの楽しさを味わった。柏木湊斗君(10)は「みんなで協力できて楽しかった。(プロの選手は)迫力があった」と目を輝かせた。 地域活動に初参加した下川選手は「子どもたちに元気をもらえた」と振り返り、「いろんな世代と関わりサッカーやクラブの良さを伝えていけたら」と意欲を語った。
-
静岡県に保育の相談窓口 子どもの安全対策強化 23年度予算案
静岡県内保育施設で園児の安全が脅かされる重大事件が相次いだことを受け、県は再発防止策として不適切保育の通報などに対応する相談窓口を新設する方針を固めた。2023年度当初予算案に関連事業費として数百万円を計上する。保育施設に対する抜き打ち監査も導入し、安全管理のチェック体制を強化する。関係者への取材で23日、分かった。 県内では22年9月に牧之原市の認定こども園で送迎バスに置き去りにされた園児が死亡する事件が発生。同11月には裾野市の私立保育園で保育士による園児への虐待が発覚した。全国でも園児が被害に遭う事件や不適切保育が次々に明るみに出る中、子どもの安全・安心を守るための対策を強化する。
-
海外文化と交流 5年ぶりにフェア開催 裾野市海外友好協
裾野市海外友好協会は22日、「国際交流フェアinすその」を市文化センターで開いた。 ステージではフラダンスやインドの踊りが披露され、会場を訪れた市民から拍手が上がった。二胡(にこ)の演奏や各国の民族衣装の着用など体験コーナーもにぎわった。キッチンカーでの飲食販売も行われ、トルコやブラジルの料理などが提供された。 在住外国人と市民が交流する機会として約40年前から行っている。近年は新型コロナウイルスの影響を受け中止していたが、5年ぶりの開催となった。
-
JAふじ伊豆 裾野に新店舗 23日開店
JAふじ伊豆(沼津市)は23日、裾野市御宿のすその富岡支店とすその営農経済センターの新店舗をオープンする。 旧施設の老朽化に伴い、同じ敷地内に新店舗を建設した。鉄骨造り2階建て、延べ床面積は917平方メートル。支店とセンターはこれまで隣接する別棟で営業していたが、同じ建物に併存させる。営農と金融、共済(保険)がより一体となった店舗運営を進め、来店者の利便性を高める。 旧支店と旧センターは今後解体し、倉庫や工房を建てる計画。 23、24日は来店者に記念品をプレゼントし、地元産の野菜や果物、園芸資材などを特別販売するオープンイベントを実施する。
-
親子でわいわい ボードゲーム 裾野で2月11日
裾野市平松の市立鈴木図書館は2月11日午後1時半から4時まで、ボードゲームを楽しむ「親子わいわい広場」を2階展示室で開く。参加無料。 幼児と小学生、その保護者が対象。すごろくや絵合わせ、人生ゲームなど15種類のゲームを用意し、自由に遊んでもらう。事前の予約は不要。 問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
-
「空中散歩」楽しむ 小学生が熱気球に搭乗 裾野
裾野西子ども会連合会と裾野市子ども会育成連絡協議会は21日、熱気球の搭乗体験会を同市の西小で開いた。児童54人が自分たちの住む町並みを上空から眺望した。 快晴で風の弱い好条件に恵まれ、5人ずつ熱気球に乗った。雪化粧した富士山を背景にゆっくりと上空15~20メートルに達し、子供たちはグラウンドで見守る保護者や友人に手を振ったり、写真を撮ったりして「空中散歩」を楽しんだ。 同小5年の日野友慎君は「富士山と、朝日をあびた町並みがとてもきれいだった」と喜んでいた。
-
酒気帯び運転の疑い 裾野市の男を逮捕 追突事故起こし発覚
裾野署は21日、道交法違反の疑いで裾野市御宿、無職の男(71)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前9時半ごろ、同市御宿の国道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。軽トラックに追突する事故を起こして発覚した。
-
倉庫から出火、全焼 けが人なし 裾野市須山
20日午後9時40分ごろ、裾野市須山の男性方の敷地内にあった倉庫から出火し、全焼した。隣接するサウナの壁の一部も焼いた。けが人はいなかった。裾野署によると焼失面積は約12平方メートル。同署が出火原因などを調べている。
-
音楽家フルヤトモヒロさん 裾野市観光大使に
裾野市は、シンガー・ソングライターやスポーツDJ、司会者などとして活躍するフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)に観光・スポーツ大使を委嘱する。フルヤさんは現在も出身地の同市で生活し、交流サイト(SNS)やイベントを通して地元の魅力と情報を発信する。 フルヤさんはバレーVリーグ男子「東レアローズ」の公式応援ソングを制作し、アリーナDJを担当。東京五輪自転車競技ロードレースの県観戦会場では総合司会を務めるなど幅広く活躍している。「市外の方には裾野市を知って訪れていただき、将来的な定住や移住につながるPR活動を実施。市内の方には故郷の魅力を再認識し、誇りを持ってもらえるよう発信する。市内
-
アスリートの食事学ぶ 裾野で講座 宿泊施設関係者ら受講
裾野市スポーツツーリズム推進協議会と市は19日、スポーツ選手の食事をテーマにした講座を市役所で開いた。日本大短期大学部の篠原啓子准教授と、実業団の女子陸上チームで管理栄養士を務める蒲生佳奈さんが講話し、一般より多くのエネルギーを必要とするスポーツ選手の食事の重要性を説いた。 実業団や大学の合宿で食事を提供する宿泊施設と飲食店の関係者、運動に取り組み子供を育てる保護者らが受講した。篠原准教授は「エネルギー不足では筋肉量を増やすことはできない。また、ジュニア世代がむやみに体脂肪率を減らそうとすると、体の成長を止めてしまう」と注意を促した。蒲生さんは「主食、汁物、主菜、副菜、乳製品、果物からなる
-
認知症サポーター 裾野市が2月24日に養成講座 受講無料
裾野市は2月24日午後1時半から、認知症サポーター養成講座を生涯学習センターで開く。受講無料。 認知症の主な原因や症状、周囲の接し方、地域で支える取り組みなどについて学ぶ。市はこれまで団体や事業所などの要望に応じて出前形式の養成講座を開いていたが、地域の支援者である認知症サポーターをさらに広めようと、公募型の講座を企画した。 市内在住、在勤者が対象。定員は先着50人。問い合わせ、申し込みは市介護保険課<電055(995)1821>へ。
-
水道ポンプ復旧へ補正予算専決処分 裾野市
裾野市は17日までに、歳入と歳出にそれぞれ1千万円を追加した2022年度一般会計補正予算案を専決処分した。十里木高原の簡易水道取水ポンプが故障したため、一般会計から簡易水道事業会計に予算を繰り出し、復旧費に充てる。市によると、地下水をくみ上げるポンプ2台のうち1台が今月11日に故障した。取り換え工事は18日までに完了する予定で、市は一部地域に水を配るなどして対応している。補正後の一般会計予算総額は210億9200万円。
-
ICTで学習の深化体感 裾野東小 親子でクロームブック学ぶ
裾野市の東小学校運営協議会とソフトバンクは15日、親子連れを対象にしたクロームブックの体験会を同小で開いた。低学年と高学年の2回に分け、情報通信技術(ICT)を利用すると学習が深まることを体感した。 小中学生にデジタル端末を配布する国の「GIGAスクール構想」で普及が進むクロームブックを理解し、正しく使用するのが目的。1~3年生8組がクラスルーム、4~6年生7組はグーグルアース機能を学んだ。 1~3年生は撮影した写真に「おすしが好き」「ピアノをがんばりたい」などのコメントを添えて投稿し、端末上で自己紹介した。4~6年生は空から見た裾野市の街並みの変化について比較した。 ソフトバンクの社
-
多目的ホール9月再開 裾野市民文化センター
裾野市は15日までに、裾野市民文化センター多目的ホールの利用を9月から再開する方針を決めた。つり天井落下防止の改修工事を実施する。 収容人数344人の同ホールは、1月8日の「はたちの会(従来の成人式)」を最後に利用を中止している。改修工事は2月から予定し天井の下に落下防止のネットをはるという。 当初は同1200人の大ホールも合わせて、つり天井落下防止の改修工事を行う計画だった。大ホールでは昨年9月下旬にスプリンクラーの浸水被害が発生したため、工事を見合わせ、今後の方針は未定としている。
-
⚽岩渕、紅白戦2発締め J2藤枝 裾野ミニキャンプ終了
J2藤枝は14日、裾野市内で行ったミニキャンプ最終日に今季初の紅白戦を行い、対人プレーの強化などに取り組んだ3日間の成果を確認した。 「前日のコンビネーションが良かったので、急きょ決めた」と須藤監督。濃霧の影響もあってピッチの広さを縮めたが、メンバーを入れ替えながら計30分間以上、ゲーム形式で連係を確かめた。 2得点を挙げて存在感を示したのはFW岩渕。「対人練習は苦手だったが、強度の高い練習で能力を高めると同時に体づくりにもなった」とミニキャンプの成果を早速示した。 新加入選手が加わって攻撃陣のレギュラー争いは激しく、チーム最年長の32歳は「攻撃にアクセントを付けるのが自分の特長。誰と
-
し尿くみ取り料金 裾野2円値上げへ
裾野市衛生処理料金審議会は13日、2023年度から3年間の一般し尿くみ取り料金について、18リットル当たり税抜き247円とする答申書を村田悠市長に提出した。現行より2円値上げする。 委員5人が市役所を訪れ、小島幸彦会長が「し尿くみ取り量の減少で収集業者の経営負担が増している。くみ取り事業が安定的、継続的に運営できるよう配慮してほしい」との意見を付随した答申書を手渡した。村田市長は「答申を踏まえ、料金を是正していく」と応じた。 審議会は市長の諮問機関で、昨年11月から料金改定について検討していた。市によると、市内でし尿をくみ取り処理しているのは300~400世帯。下水道や下水処理施設の整備
-
小沢さん(明治大) 観光・スポーツ大使に 裾野市活性化へ
裾野市は13日、同市出身で正月の箱根駅伝に出場した明治大4年の小沢大輝さん(22)に観光・スポーツ大使を委嘱した。大使は3人目。市の情報を発信したりスポーツ合宿誘致に協力したりして、故郷の活性化に貢献する。 小沢さんは大学競走部の主将を務め、箱根駅伝では各校のエースが集う「花の2区」を走り、区間順位は14位だった。大学生活の報告を兼ねて市役所に村田悠市長を訪ね、「国内のトップ選手や留学生との力の差を感じたが、今回の箱根駅伝を思い出として終わらせず、今後の糧にしたい」と話した。 小沢さんは同市の深良中から韮山高に進み、全国高校駅伝に出場。大学3年時の箱根駅伝では4区7位と好走した。卒業後は
-
「すそのいちご」甘く 生産者らが目ぞろえ会
JAふじ伊豆裾野いちご組合は13日、特産「すそのいちご」の目ぞろえ会を裾野市の同JAすその営農経済センターで開いた。5月にかけ、生産者10人が例年並みの計25トンの出荷を計画する。 昨年12月上旬から、県内や東京の市場向けに出荷が始まった。昨夏の多雨の影響で苗の育ちが遅れ、12月は生産量が例年より少なかったが、年明けから増え始めたという。紅ほっぺ、きらぴ香、あきひめの3品種で2~3月に盛期を迎える。生産者とJA職員、市場関係者が1パックの個数や詰め方、色合い、形などの出荷規格を確認した。 富士山麓の裾野市と周辺地域では水はけの良い火山灰土と寒暖差を生かし、1949年からイチゴ栽培が始まっ
-
裾野に飲料水新工場 アイリスオーヤマ4月稼働 100人超雇用
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)が裾野市内に新工場を開設することが12日までに、関係者への取材で分かった。小山町の富士小山工場に続き県内2カ所目の生産拠点を整備し、2021年に新規参入した飲料水事業を増産する。トヨタグループが国内の生産拠点再編に伴い近年同市から撤退する中、市は企業立地方針を策定して誘致を強化していた。 関係者によると、アイリスオーヤマは同市須山の工業団地に進出する方針。既存の工場跡地を取得し、生産設備を導入するなどして4月に裾野工場として稼働を始める予定という。 同社は21年2月、富士小山工場で天然水と炭酸水の本格生産を始めた。家庭用を中心に国内市場は堅調に推移
-
⚽J2藤枝新加入の徳永「自分の色加えたい」 ミニキャンプ始動
J2藤枝は12日、裾野市内でミニキャンプをスタートさせた。3日間の予定で新加入選手の融合と対人プレーの強化などに取り組む。 今季はチームの半数近い14人の選手が入れ替わった。超攻撃的サッカーを掲げる須藤監督は午前午後の2部練習でボールを使った強度の高いメニューを用意し、選手個人の能力引き上げを図る。 J3宮崎から移籍したMF徳永は「体力的だけでなく、判断に頭を使う練習できついが、楽しい」と笑顔を見せ、「藤枝のサッカーに自分の色を加えたい」と気合十分。 清水ユース出で昨季レギュラーをつかんだDF鈴木も競争心をあらわにする。J2でスピードと技術が上がる相手FWを想定し、「自分の対人守備力を
-
裾野市役所 窓口、予約可能に 待ち時間短縮へ実証実験
裾野市は12日、窓口予約システムの実証実験を開始したと発表した。市役所窓口の混雑緩和と職員の業務効率化につなげる。 欧米の公的機関で広く採用されているデンマークのフロントデスク社のシステムを採用した。マイナンバーカードや住民票、転入・転出届、パスポート、印鑑登録など利用が最も多い市民課の窓口業務を対象とする。 スマホやタブレットなどを使い、オンラインで申請手続きの日時を予約できるほか、市役所1階に設置した端末機で予約することもできる。自治体の窓口は朝夕と正午前後の時間帯に集中する傾向があり、事前予約を取り入れることで来庁者は待ち時間が大幅に短縮されると期待される。 同社のシステムの実証
-
静岡人インタビュー「この人」 労働紛争の解決に尽力する弁護士 森本耕太郎さん(沼津市)
静岡県労働委員会の会長を昨年6月から務め、労働者側と会社などの使用者側との紛争解決に尽力する。解雇に限らず、最近はパワハラなども違法行為として認識されるようになり、労働トラブルが多様化した。弁護士としての知識を生かし、労使双方が納得できる解決案の提示を目指す。裾野市出身。48歳。 -県労委の役割とは。 「労働組合法に基づいて各都道府県に設置され、労働組合や労働者個人と使用者との間の紛争を解決する機関。取り扱う事例は労働者個人と使用者側のトラブルが中心。会社側からの相談も少なくない。近年は県内の組合加入率が17%程度まで低下しており、労働紛争解決の受け皿として重責を感じている」 -裁判と
-
反則切符に知人の名前 有印私文書偽造などの疑いで男逮捕 東名
静岡県警高速隊は11日、有印私文書偽造・同行使と道交法違反の疑いで東京都杉並区成田東5丁目、無職の男(22)を逮捕した。 逮捕容疑は昨年2月1日午前1時40分ごろ、裾野市御宿の東名高速道下りで無免許のまま乗用車を運転し、追い越し車線を継続して走行。通行帯違反で同隊員から取り調べを受けた際に交通反則切符に知人の氏名を署名し、自分の指印を押して文書を偽造した疑い。
-
静岡県内企業「攻め」の姿勢 米最大のテクノロジー見本市「CES」 SBS牧野アナがルポ
世界の最新技術が集まる米最大の家電IT見本市(CES)が8日まで、米ラスベガスで開かれた。現在は、ゲームメーカーや飲料メーカーなど多様な業種が未来を描き今後の方向性を示す注目のイベント。静岡県内企業も参加し、攻めの姿勢に頼もしさを再認識する機会となった。 CESは2020年に、トヨタが裾野市で建設中の未来都市「ウーブン・シティ」の計画を発表して話題になった催し。今回はモビリティー、自動車関連の展示エリアが過去最大となり注目された。 県内からは小糸製作所が参加。高度な赤外線技術を有する米Cepton(セプトン)社とともに開発し、約200メートル先にある数センチの物を認識・判定できるという次
-
ペットボトルに全て再生 裾野市回収分4月から サントリーと協定締結
裾野市とサントリーグループは10日、「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を結んだ。市が回収したペットボトルを4月から、同グループが全てペットボトルに再生する。 市が回収しているペットボトルは年間約50トン。このうち、ペットボトルに再生しているのは2割前後で、残りはペット樹脂として洋服や食品パックに再利用している。洋服や食品パックは最終的に焼却処分する割合が多く、全てペットボトルに再生することで循環率100%の実現を目指す。 市役所で締結式を開き、村田悠市長は「市民、事業所とともに資源循環型社会の実現に向けて取り組んでいきたい」とあいさつした。サントリーホールディングスの永島幸一常
-
交通指導員会が今年の活動開始 裾野で年頭視閲式
裾野市交通指導員会は8日、年頭視閲式を同市役所で開いた。会員29人が人員報告や服装点検を行い、今年の活動開始を告げた。 昨年は同市で221件の人身事故が起き、4人が死亡した。村田悠市長は「住民一人一人の交通への意識を高めていくことを期待したい」とあいさつ。水口毅真会長は「市民の交通安全と事故ゼロを念頭に活動したい」と話した。
-
110番 適正利用を【御殿場/伊豆/裾野】
御殿場は富士娘が呼びかけ 御殿場市の観光イメージガール「富士娘」が御殿場署の一日署長を務めた。同市と小山町で、110番の適正利用を呼びかける「ボイスパトロール」を行った。 第34代富士娘の菊地理江さんと芹沢春香さんが務めた。警察官の制服に身を包み「地域の安全を守っていただきありがとうございます」と署員にあいさつ。指揮棒を振ってパトロール出発を申告した。 パトカーで管内を巡回し、拡声器を使って「110番は事件事故など緊急時のもの」と訴えた。JR御殿場駅前で街頭広報も行った。 子ども警察官委嘱 大仁署 一日警察官に委嘱された佐藤蒼史君(左)と佐藤心さん(左から2人目)=伊豆市の土肥小中
-
防火誓う出初め式【富士/裾野/伊豆/長泉】
富士 消火と救助実演 富士市消防本部は8日、2023年度の消防出初め式を市役所周辺で行った。消防職員や消防団員ら約千人が分列行進や消火と救助技術の実演、一斉放水を市民に披露し、防火の決意を新たにした。 実演では高層ビル火災を想定し、市役所上階に取り残された人をはしご車で救助した。各分団のポンプ車から空に向かって一斉に放水されると、観客からは拍手が送られた。 栗田仁消防長は「近年は自然災害が顕著に激甚化している。市民の安全を守る責務を全うする」と訓示した。 式典では、地域防災に長年貢献した消防団員らをたたえた。 表彰された主な功労者は次の通り(かっこ内は所属分団)。 【県消防協会表
-
「夏の思い出」力作300点 長泉・ビュフェ美術館 子ども絵画展
静岡県内の子どもたちが「夏の思い出」をテーマに描いた絵画作品を紹介する「ちいさなアーティスト展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が3月5日まで、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で開かれている。 県内の幼児と小中学生から寄せられた1792点から、入賞、入選した300点が一堂に会した。星を見る様子や水遊びの瞬間など印象に残った思い出を、多様な技法に挑戦して描いた力作が並んでいる。 虫捕りやスポーツのほか、水族館や夏まつりなど行動制限のない夏休みを楽しんだ作品も目立つ。家族旅行で兵庫県を訪れ、明石海峡大橋を描いた裾野市立西小1年の加古詩織さん(7)は「橋がきれいだと思って描いた。(賞を取れて)う
-
希望胸に 二十歳の門出 東部各地で集い【御殿場/裾野/小山/長泉】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 御殿場 机を再利用したスマホ立て贈る 御殿場市は成人式から名称変更した「二十歳の集い」を市民会館で開いた。集まった704人は久々に会う友人との会話を楽しみ、記念撮影した。 出席者を代表し、市立南中出身の大学生山崎恒さん(19)=横浜市=が壇上で抱負を述べた。「自分の形成にお力添えくださった全ての人と古里御殿場に誇れる自分になることを強く志し精進する」と言葉に力を込めた。 市は記念品として小中学校の机の天板を再利用したスマートフォン立てを贈った。木に親しみ積極活用
-
スプリンクラー「誤作動」と見解 裾野・浸水被害の楽団
裾野市民文化センターのスプリンクラー浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は7日、「誤作動の可能性が高い」との見解を発表した。 芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(49)らが裾野市内で記者会見し、明らかにした。楽団側は同日、現地調査を予定していたが、施設開設者の市との調整がうまくいかず、実現しなかった。 楽団は昨年9月の公演直前に浸水被害に遭い、防火設備の専門家を加えた事故被害検討委員会を組織して独自に原因を調べている。スプリンクラーの構造や点検記録を基に検証し「配管内をすべて満たすだけの漏水と(起動する)バルブの気密不良による誤作動の可能性が高い」との結論に達したと主張した
-
子ども将棋白熱 掛川、王将戦第1局前に 藤井王将、羽生九段も見守る
掛川市で開かれる将棋の第72期王将戦7番勝負第1局に先立ち、同市などでつくる「将棋によるまちづくり実行委員会」などは7日、全国の小中学生が対局する「掛川こども王将戦」を同市掛川の中央図書館で開いた。3クラスに計55人が出場し、S級は北川万葉さん(福井県)が優勝した。A級は鈴木大輝さん(磐田市)、B級は関谷真一朗さん(横浜市)が制した。 会場には藤井聡太王将と羽生善治九段の両対局者が足を運び、盤上の攻防を見守った。各クラスの優勝者は王将戦前夜祭で藤井王将らから祝福を受けた。 2位以下は次の通り。 S級 ②望月友就(静岡市)③永井大賀(裾野市)▽A級 ②長瀬優月(掛川市)③岩本倖(同)▽B
-
裾野を歩こう 28日にウオーキング大会 10日から受け付け
裾野市は28日午前9時から、ウオーキング大会を開く。福祉保健会館を発着点に、興禅寺や文明寺などの史跡を経由する全長約4~5キロのコースを思い思いのペースで歩く。 市内在住、在勤者が対象で参加無料。申し込みは10日から受け付ける。定員は先着150人。小雨決行。 申し込み、問い合わせは市健康推進課<電055(992)5711>へ。
-
つららの洞窟 厳しい冬に神秘の光景 裾野・十里木氷穴
富士山麓にある裾野市須山の十里木氷穴で、洞窟内につららが出現している。天井のここかしこから棒状の氷が垂れ下がり、厳冬期ならではの神秘的な光景が広がっている。 昨年12月上旬ごろまで水滴がこぼれ落ちていたが、年末年始の厳しい冷え込みで少しずつ凍り付いた。先のとがった細長い円すい形を逆さにしたつららに加え、水滴の多い場所では天井と地上部分をつなぐ円柱形の大きな氷のかたまりを見ることができる。 十里木氷穴は約1200年前に、富士山の側火山である鑵子山(かんすやま)から噴出した溶岩流によって作られた複合溶岩樹型。製氷機ができるまで、自然の生み出す氷を求めて多くの人が訪れていたという。
-
沓間水産がマグロ最高値 1キロ5500円 沼津魚市場初競り
沼津市千本港町の沼津魚市場で5日行われた初競りで、「沼津魚がし鮨グループ」を運営する沓間水産(裾野市、沓間大作社長)が冷凍ミナミマグロを最高値の1キロ当たり5500円で競り落とした。1匹では35万7500円。国際情勢の影響による物価高などで消費低迷が懸念される中、同社の担当者は「水産業を応援し、地域を活気づけたい」と願いを込めた。 仲買人の威勢のよいかけ声が響く市場で、同社の担当者が大小さまざまなマグロを次々と競り落とし、計約1・1トンを落札した。最も大きい重さ80・2キロのマグロは、1キロ当たり4500円で1匹約36万円。川口武久統括部長(49)は「脂ののりが素晴らしく、赤みとのバランス
-
22日に国際交流フェア開催 裾野市海外友好協会
裾野市海外友好協会は22日午前10時から午後3時まで、「国際交流フェアinすその」を市民文化センターで開く。入場無料。 新型コロナウイルスの影響で開催は5年ぶり。在日外国人や市民有志らがステージ発表と展示・販売、体験の3コーナーを展開し、外国と日本の文化に理解を深める。各国の料理を販売するキッチンカーも多数参加する。 問い合わせは同協会<電055(993)9695>へ。
-
社説(1月5日)子育て学びの安心 財源と人材 体制整備を
牧之原市の認定こども園の送迎バス内に園児が置き去りにされ死亡したのに続き、裾野市の私立保育園で保育士による園児への虐待が発覚するなど、昨年は子どもの安全を脅かす重大事件が全国で相次いだ。子育てや学びの場で、子どもの安全安心は何よりも優先されなければならない。政府は財源や人材を確保し、体制整備を進める必要がある。 子ども政策に総合的に対応する「こども家庭庁」が4月、発足する。虐待やいじめなど子どもを取りまく状況が困難を増す中、各省庁に分かれていた業務を集約し、首相直属の「司令塔」にする狙いだ。文部科学省や自治体と連携し機動力を発揮してほしい。 保育現場で起こる問題の背景に、保育士の人手不足
-
特殊詐欺未然防止 コンビニに感謝状 裾野署
裾野署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、ファミリーマート裾野深良バイパス店(裾野市)の小野佳子店長(62)と同店店員で娘の加央里さん(22)に感謝状を贈呈した。 60代男性が先月来店し、4万円分の電子マネーの購入を申し出た。加央里さんは詐欺被害を疑い、購入を止めて、警察に通報した。 山下安則署長から感謝状を受け取った2人は「自分の店舗でこのようなことが本当にあるんだという気持ち」「高齢者が来店することが多いので、不審に思うことがあったら今後も声かけをしたい」と話した。
-
日本酒文化香るまち静岡県東部 飲み、食べ比べ、もっと楽しく
3年近く続く新型コロナウイルスの影響は、お酒との付き合い方に大きな変化をもたらした。富士山の伏流水に恵まれた“日本酒どころ”でもある県東部では、日本酒ファンや飲食店、酒販店が新しい日本酒との向き合い方を模索する動きがある。熱かんも恋しい冬、静岡県東部の「新たな日本酒文化」を特集する。 御殿場・ナガイ酒店 小売店が酒米作りから 御殿場市中畑のナガイ酒店が、小売店自らが酒米作りに携わった純米酒「銀明師[ぎんめいすい]」を試験的に販売している。栽培2年目の2022年は約6トンの山田錦を生産し、米の質が向上。23年初頭は初めて純米大吟醸酒も仕込む。 自
-
サロン千福が丘(裾野) 優秀賞受賞を報告 静岡県コミュニティー活動賞
裾野市の地域コミュニティー団体「いきいき健康サロン千福が丘」がこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、2022年度コミュニティー活動賞優秀賞の受賞を報告した。 静岡県コミュニティーづくり推進協議会が優れた取り組みを表彰する活動賞の最上位で、他の優秀3団体とともに県代表として全国表彰に推薦される。小川英治さん(73)、高木茂さん(77)、田中久子さん(77)の3人が活動内容を紹介。「介護保険のお世話にならないよう13年に始めた活動が現在も続いている」などと、笑いを誘いながら報告した。 同サロンでは65歳以上の高齢者が体操やゲーム、音楽鑑賞などを楽しみ、健康年齢の引き上げと親睦につなげている。花
-
農業委員など16日から募集 裾野市
裾野市は16日から、任期満了に伴う新たな農業委員と農地利用最適化推進委員を募集する。ともに任期は7月20日から3年間。 定数は総会での議決権を持つ農業委員が12人以内、担当区域ごと選出する推進委員は5地区で計9人以内。それぞれ規定に基づいた月額報酬を支払う。 応募書類は市の公式サイトなどで公開する。2月17日必着。問い合わせは市農林振興課<電055(995)1824>へ。
-
ふるさと納税、観光客も 施設利用券など返礼品、即日使用OK! 裾野市が店頭型システム導入
裾野市はこのほど、店舗型ふるさと納税システムを導入した。同市を訪れた観光客や体験者らが施設の受付で寄付し、返礼品として当日から使用可能な施設利用券などを受け取ることができる。 2022年末までにゴルフ場の裾野カンツリー倶楽部と東名カントリークラブ、スキー場のスノーパークイエティ、日帰り温泉施設のヘルシーパーク裾野の4施設が参加した。各施設に設置した2次元バーコード(QRコード)を読み取り、その場で一定額以上を寄付する。 新型コロナウイルスの影響で停滞していた人流が少しずつ戻り始め、市は交流人口拡大にもつながる店舗型ふるさと納税を開始した。ネットショップ感覚で返礼品を選ぶ通常の電子商取引(
-
長泉の男性、山岳遭難か 富士山自然休養林ハイキングコース
30日午前10時ごろ、長泉町下土狩、看護師男性(28)の家族から、男性が登山の支度をして出かけたまま帰宅しないと裾野署に届け出があった。同署は裾野市の水ケ塚公園駐車場で男性の車を発見した。 同署によると、男性は27日午後11時ごろ自宅を出発した。富士山自然休養林ハイキングコースを1人で登ったとみられる。山岳遭難救助隊が31日朝から捜索する。
-
放課後デイサービス利用者 スポーツで交流 裾野で催し
「裾野市障がい者自立支援協議会」はこのほど、スポーツ交流会を市民体育館で開いた。 同市と御殿場市、長泉町の放課後等デイサービス事業所を利用する小中高生約60人が、フライングディスクや風船バレーを体験。ボッチャのルールを模して、床に置いた的をめがけてボールを投げるゲームも行い、交流を図った。
-
温室ガス排出ゼロ 市民意見を募集へ 裾野市、2月10日まで
裾野市は2023年1月10日から2月10日まで、「50年カーボンニュートラルシティー実現に向けたロードマップ案」のパブリックコメントを実施する。 市は50年までに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指し、行動指針となるロードマップに中長期的な取り組みを盛り込む方針。市内在住、在勤、在学者らから意見を募る。 ロードマップ案は市公式サイトや市役所、各支所で公開する。問い合わせは市生活環境課<電055(995)1816>へ。
-
園児虐待事件発生の裾野市 仕事納め式 市長「安全・安心な保育環境を」
裾野市は28日、2022年の仕事納め式を市役所で開いた。村田悠市長は約1カ月前に発覚した私立さくら保育園(同市)の園児虐待事件を踏まえ「市として再発防止に努め、安全・安心な保育環境を提供していく」と強調した。 市民文化センターでは9月下旬、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)の公演前にスプリンクラーが作動する浸水被害も発生した。村田市長は幹部職員約60人の前で「虐待事件とともに、二つの大きな課題に直面している。市の発展のために(職員が)ベクトルを合わせて乗り越えていきたい」と呼びかけた。 1月に就任した村田市長は1年目の成果として、企業誘致やスポーツ・ツーリズムの強化、にぎわいイベ
-
裾野ヘルシーパーク 年末年始も営業、正月特典も
裾野市須山の日帰り温泉施設「ヘルシーパーク裾野」は、29日以降の年末年始も休まずに営業する。 元旦は先着100人に甘酒を提供。1月1~3日は各日先着100人に年賀のカイロをプレゼントする。12月31日と1月1日は通常より時間を短縮して営業する。 問い合わせはヘルシーパーク裾野<電055(965)1126>へ。
-
不適切保育 防止へ研修 静岡県などが職場づくり解説 裾野・園児虐待
静岡県と県保育連合会は27日、裾野市の私立さくら保育園で発生した園児虐待事件を受け、保育士らへのオンライン研修会を開いた。常葉大短期大学部の西田泰子特任教授が講師を務め、不適切な保育を未然に防ぐための職場づくりなどを解説した。 西田特任教授は「子どもにとって保育士は安心の基地、安全な避難所という役割を持っている」と指摘。保育士の認識や職場環境によって不適切な保育が生じる可能性があるとし、集団で意思決定する場合に注意すべきポイントなどを説明した。 研修会後の取材に「保育士は志を持って仕事をしているが、不適切な行為が起こってしまうことはあり得る。保育士が余裕を持って仕事をする環境をつくり出す
-
浸水被害の裾野市民文化センター 存続前提に改修へ 市方針
スプリンクラーによる浸水被害が発生した裾野市民文化センターについて、市は26日までに、施設の存続を前提に一部の改修工事を始める方針を決めた。2023年度は暫定的に浸水被害のあった大ホールを除いて運営。大ホールの今後の方針は市が設置した事故調査委員会の結果などを踏まえ、同年度中に決定する。 浸水被害を受け、市は一度は「現状のままの存続」と決めた施設の方向性を未定とし、「閉館」と「大ホール以外を存続させる」を含めた3案を再検討していた。市幹部によると、市内にはイベントに使用できるホールが少ないことから、市民サービス維持などを目的に閉館の可能性はなくなったという。 センターの二つのホールはとも
-
裾野・保育士処分保留で釈放「捜査継続必要と判断」 地検沼津支部
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は26日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の女性保育士3人を処分保留で釈放したと発表した。理由について「今後も捜査を継続する必要があると判断した」とした。処分保留は23日付。 いずれも6月に、沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで、今月4日に裾野署に逮捕された。 園や市によると、このほかにも虐待行為が繰り返されていたとされる。県警と検察は任意捜査を続け、他の行為についても刑事罰の対象になるか慎重に調べる必要があると判断し
-
予算案など可決 裾野市議会
裾野市議会は26日、臨時会を開き、2022年度一般会計補正予算案など3議案をいずれも原案通り可決した。 補正予算は、東富士演習場での日米共同訓練実施に伴う交付金1100万円を歳入と歳出に追加した。市は基金に積み立て、23年度以降に公園と緑地整備に活用する方針。
-
死亡の運転手不起訴 裾野逆走死傷事故
裾野市の国道246号バイパスで6月に逆走の軽乗用車と乗用車が正面衝突して6人が死傷した事故で、静岡地検沼津支部は26日、軽乗用車を運転していたフィリピン国籍の派遣社員男性=当時(48)、沼津市大岡、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で書類送致=を不起訴処分とした。 男性は6月19日午前3時ごろ、裾野市富沢の同バイパス上り線で飲酒運転し、5人を死傷させたとして、裾野署に容疑者死亡のまま書類送致された。事故により男性と同乗者のフィリピン国籍の男性=当時(50)=が死亡し、乗用車に乗っていた富士市の20代の男女4人が重軽傷を負った。同署によると、軽乗用車を運転していた男性は道に迷ってUタ
-
3保育士 処分保留で釈放 全容解明へ在宅捜査継続 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は23日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の保育士の女性3人を処分保留で釈放した。弁護士らへの取材で分かった。今後は在宅捜査に切り替える。 いずれも6月に沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで今月4日に逮捕された。捜査関係者や弁護士によると、容疑について、沼津市の保育士は「いつのことかわからない」、裾野市の保育士は「棚に入った園児の足を引っ張り、持ち上げて立たせて注意したことはあるが、逮捕容疑に身に覚えはない」、長泉町の保
-
3保育士 処分保留で釈放、在宅捜査へ 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は23日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の保育士の女性3人を処分保留で釈放した。弁護士らへの取材で分かった。今後は在宅捜査に切り替える。 いずれも6月に沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで今月4日に逮捕された。捜査関係者や弁護士によると、容疑について、沼津市の保育士は「いつのことかわからない」、裾野市の保育士は「棚に入った園児の足を引っ張り、持ち上げて立たせて注意したことはあるが、逮捕容疑に身に覚えはない」、長泉町の保
-
裾野市のワクチン集団接種 1月5日で終了 個別接種へ
裾野市は23日までに、新型コロナウイルスオミクロン株対応ワクチンの集団接種を2023年1月5日で終了する方針を決めた。同月6日以降は医療機関での個別接種で対応する。 集団接種は福祉保健会館で10月24日に始めた。年内は12月27日まで、年明けは1月5日のみ実施する。個別接種は市内の一部医療機関で12月から開始し、23年3月までの予定。 乳幼児ワクチンの集団接種は、予定通り同年2月17日に福祉保健会館で行う。
-
園児被害「子を預ける家族に不安」 裾野の事件「全容解明へ鋭意捜査」 静岡県警本部長会見
静岡県警の大原光博本部長は22日の定例記者会見で2022年を振り返り、裾野市の私立さくら保育園での園児暴行事件や、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バス内への園児置き去り事件を挙げて「地元のみならず、小さなお子さんを預ける日本中の家族に不安や心配を与える重たい事件だ」と語った。 その上で、さくら保育園の事件について「全容解明に向け鋭意捜査を進める」と強調。川崎幼稚園の事件は、発生から3カ月の5日に前園長ら4人を業務上過失致死容疑で書類送検した捜査を踏まえ、「二度と起こらないよう解明に全力を尽くした」と述べた。 台風15号への対応については「比類の無い規模の物的・人的リソースを投じ
-
裾野・スプリンクラー浸水被害 楽団が現地調査へ 独自に検討委設置、装置の作動原因を検証
裾野市民文化センターのスプリンクラー浸水被害で、公演前に水をかぶった管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は22日、来年1月上旬にも現地を調査する方針を明らかにした。楽団は独自に事故被害検討委員会を立ち上げ、装置が作動した原因を調査検討している。 芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(49)が県庁で記者会見を開いた。検討委は市に情報公開請求して入手した装置の図面や点検記録などを基に、故障や異常といった「事故」と、人為的原因による「事件」の両面で考えられる原因を検証している。現地調査は検討委の活動の一環で、施設開設者の市に許可を申請したという。 浸水被害をめぐっては市も、第三者機関の事故調査
-
交通安全などで裾野署が感謝状 1団体9個人に
裾野署は20日、管内の交通安全活動や留置者の健康管理などに協力した1団体と9個人に感謝状を贈呈した。同署で贈呈式を開き、山下安則署長が感謝状を手渡した。 山下署長は「地域住民の安全、安心な生活のために貢献してくれて感謝している。今後も活動に協力してほしい」と呼びかけた。対象者は「地域に感謝の気持ちを持って、長く活動を続けたい」などと話した。 感謝状を受けた団体・個人は次の通り。 MAアルミニウム、関いづみ、窪田幸充、林口泰久、圓藤通典、青木一雄、勝又治、永田國博、山田豊、山本芳男
-
温泉営業を再開 ヘルシーパーク裾野 ポンプ修繕完了
裾野市は23日、同市須山の日帰り温泉施設「ヘルシーパーク裾野」で温泉水による通常営業を再開する。 源泉をくみ上げて送水するポンプが故障したため、地下水を使用していたが、修繕工事が完了した。温泉水の利用再開に伴い、市外在住者を対象にした入湯税の徴収も再開する。
-
逮捕保育士の1人 「容疑、身に覚えない」 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、裾野署に暴行の疑いで逮捕された当時の保育士3人のうち1人の女(38)=同市平松=が「棚に頭から入った男児の足を持って引っ張り出した後、持ち上げて立たせて注意したことはある」とし、逮捕容疑は身に覚えがないと説明していることが21日、弁護士への取材で分かった。 容疑者は6月27日に男児の足をつかんで宙づりにした疑いが持たれている。弁護士によると、男児は自ら棚に入ることが複数回あったといい、「何度注意しても入るので男児の足を持って引っ張って立たせた後、『入っちゃだめだよ』と注意して抱きしめたことはあるが、警察からは『その話ではない』と言われた」と話してい
-
ペッパーが防犯講話「助けてと大声で叫ぼう」 裾野署、深良小で教室
裾野署などは20日、裾野市の深良小で防犯教室を開いた。人型ロボットのペッパーが児童245人に、不審者に遭遇した場合の対応方法を講話した。 「ランドセルのひもに防犯ブザーを付けよう」「怪しい人にはついて行かない」などのポイントを指導。署員と同校教諭が不審者に声をかけられた時の模範演技を披露し、相手の腕を振り払って「助けて」と大声で叫ぶ流れを確認した。 防犯教室終了後には県警音楽隊がコンサートを開催。人気アニメの主題歌などを演奏し、児童は手拍子で盛り上げた。
-
裾野市長、園児虐待事件対応で責任 報酬返上案2月議会に提出
裾野市の村田悠市長は21日の定例記者会見で、自身と及川涼介副市長の報酬返上に伴う条例案を2023年2月の市議会定例会に提出する方針を明らかにした。同市の私立さくら保育園で発生した園児虐待事件をめぐり、市の対応が遅れた責任を取る。当初は12月定例会に提出する予定だったが、議会側から「責任の所在がまだはっきりしていない」との指摘があった。県と市が実施している園に対する特別監査の結果などを踏まえ、提出時期を2月定例会に遅らせるという。市長は2カ月分、副市長は1カ月分の報酬をそれぞれ全額返上する方針。 市健康福祉部は園関係者からの通報を受け、8月中旬に虐待事案を把握した。ただ、市長への報告は3カ月
-
元保育士関する相談 裾野市9月に受領 市長「虐待は含まれず」
裾野市の村田悠市長は21日の定例記者会見で、私立さくら保育園(同市)の園児虐待事件に関与した疑いのある元保育士を知る支援者から、9月20日に相談を受けていたと明らかにした。元保育士の処分を巡る内容で、虐待行為は含まれていなかったという。村田市長は「自分が虐待行為を認識したのは11月28日が初めて」とあらためて説明した。 村田市長によると、支援者の相談は「市の指導を受け、園が保育士を解雇しようとしている」といった趣旨だった。担当の健康福祉部に確認したところ、「市が民間園の人事に介入した事実はない」との回答を受けたという。村田市長は「園を運営する法人の組織や人事をめぐるトラブルは以前から耳にし
-
裾野市公式キャラ「すそのん」に年賀状を出そう 裾野市、オリジナルポストカードで返信
裾野市は公式マスコットキャラクター「すそのん」に年賀状を出した人全員に、オリジナル年賀ポストカードで返信する。2023年にちなみ、投函(とうかん)者の中から抽せんで23人に文房具やバッグなどの「すそのんグッズ」が入った福袋をプレゼントする。 年賀カードは原作者の杉原由希子さんが、新年の干支(えと)であるウサギに変身したすそのんを書き下ろした。すそのんは富士山とご当地グルメ「すその水ギョーザ」をモチーフにした妖精。22年のすそのん宛ての年賀状は199通だったという。宛先は〒410―1192 裾野市役所「すそのん」へ。23年1月13日必着。問い合わせは市情報発信課<電055(995)1803>
-
脱炭素社会を実現 裾野市、ロードマップ策定へ
裾野市は2050年までに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指し、行動指針となるロードマップを策定する。温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルの実現に向けた市の方針と対策を示し、市民に理解と賛同を呼びかける。 市は21年10月に「カーボンニュートラルシティー」を宣言した。ロードマップは宣言に基づいた脱炭素の具体的な取り組みを紹介する。地球温暖化の要因、市の現在の二酸化炭素(CO2)排出状況と削減目標、各部署の対策などを記載。温室効果ガス排出量を国の算出基準などよりさらに実態に合った指標で管理し、可視化する市独自の取り組み「すそのdeカーボン」も盛り込む。 来年1~2月に一
-
記者コラム「清流」 市町駅伝「裾野から頂へ」
12月3日に静岡市で開かれた県市町対抗駅伝大会で、裾野市チームが過去最高の5位に入賞した。普段は紙面に私情を差し挟めない記者も、担当する市町の躍進はやはりうれしい。年末を迎え、市民文化センターのスプリンクラー浸水被害、保育士による園児虐待事件と同市の暗いニュースが耳目を集める中、久しぶりに明るい話題になった。 標高1000メートル超の「準高地トレーニング」に適した同市は陸上競技を中心としたスポーツ合宿誘致に力を入れ、地元小中学生との合同練習や記録会を企画している。大学や実業団で活躍する同市出身の陸上選手も現れている。人口5万人弱。上位常連の政令市や御殿場市に比べると、選手層は薄いが、地道な
-
交通安全教室でXマス演奏会 裾野・いずみ幼稚園
裾野市のいずみ幼稚園で19日、交通安全教室が開かれた。年少から年長までの園児約80人が裾野署員と県交通安全協会裾野地区支部職員から交通ルールを学んだ後、県警音楽隊によるクリスマスコンサートを聞いて盛り上がった。 音楽隊は人気アニメ映画の主題歌やクリスマスにちなんだ楽曲など計7曲を披露。サックスやフルートなど使っている楽器も紹介した。園児は知っている曲が流れると、リズムに合わせて全員で歌った。 教室では、同職員らが「チャイルドシートに乗ってベルトを着ける」「駐車場でも手をつないで歩く」と交通ルール順守を呼びかけた。夕暮れが早くなっていることから、「暗い時間には反射材を着けよう」とも説明。園
-
裾野市 虐待把握も説明せず入園募集 公表後、保護者から希望変更殺到「知っていれば…」
2023年度の保育施設新規入園希望について、裾野市が私立さくら保育園(同市公文名)の虐待行為を把握しながら、保護者らに公表しないまま申し込み受け付けをしていたことが19日、市への取材で分かった。市は受け付け終了後に事案を公表したため、希望施設を変更する申し込みが殺到。一部保護者らは手続きのやり直しを強いられている。 公立と私立の認定保育園、こども園、小規模保育所計13カ所の入園希望は市が受け付け、保護者の就労状況などを基に受け入れ先を決めている。 市によると、さくら保育園関係者からの通報で8月17日に保育士3人による園児への虐待行為を把握。同月22日には園に対して、是正指導を行った。その
-
沼津の業者 1カ月入札参加停止処分 裾野市
裾野市はこのほど、「工事請負契約等に関わる措置要綱」に基づき、沼津市の小林道路を1カ月間の入札参加停止処分とした。期間は17日から来年1月16日まで。 裾野市によると、同社が請け負った同市今里の市道舗装補修工事で安全管理措置が不十分だったため、11月30日に通行車両3台にパンクやフロント部分破損などの損害を与えたという。うち二輪車の運転手は転倒してけがを負った。市によると、軽傷とみられている。
-
裾野市 入園希望変更73件申し込み 新年度、園児虐待受け
裾野市は19日、私立さくら保育園と系列施設の2023年度新規入園希望者について、73件の変更申し込みがあったと発表した。同保育園の保育士3人による園児虐待事件を受け、来年度の入園希望者の変更届けを特例として16日まで延長して受け付けた。 事件が発覚した11月下旬より前に、社会福祉法人桜愛会(同市)が運営する同保育園と小柄沢分園、御宿台こども園、こざくら保育園の計4施設に希望を出した保護者らを対象に、他施設への変更を受け付けた。市は新たな申請を踏まえ、市内計13カ所の保育施設で入園者を振り分ける。 ただ、各施設の定員数が設定されているため、希望通りに入園できるかは不明という。桜愛会が運営す
-
住民参加でまちづくり 裾野で市民講座、課題と解決策を議論
裾野市と市民活動センターは17日、「市民まちづくり講座」を市役所で開いた。50人が住民参加型の地域づくりについて考えた。 参加者は10グループに分かれ、「区長や役員のなり手がいない」「現役世代の参加が少ない」といった各地域や市民活動の課題について話し合った。解決策には「役員の仕事の負担を減らす」「若者の意見を聞き、前例踏襲の行事内容を見直す」などが挙がり、グループごとに検討結果を発表した。 講師を務めた県立大地域みらいづくりフェローの福島明美さんは「地域づくりで最も重要なのは人育ち。他人の意見を否定せず、みんなで話し合い、決めていく仕組みづくりを」と呼びかけた。 河川沿いの遊歩道を美化
-
おいしい新米、学校給食用に 裾野の農家有志が寄付
裾野市深良新田区の稲作農家有志がこのほど、市に新米220キロを寄付した。市は今後、自校式の学校給食を提供している小学校7校に配る。 2013年に深良地区で始まった県の中山間地域ほ場整備事業がほぼ完了したことを記念し、生産者20人が協力したという。コシヒカリと地域ブランド米「するがの極(きぬむすめ)」の2品種。日照不足や多雨の影響が大きかった昨年に比べて今年は比較的天候に恵まれ、おいしい新米が実ったという。 有志代表の志村宏之さん(80)=大洞川土地改良区副理事長=が市役所に村田悠市長を訪ね、サンプル米を手渡した。志村さんは「ほ場整備事業のお礼を兼ね、地域のために何かできないかと考えた。多
-
逮捕の保育士「園児が言うこと聞かず」 裾野・虐待事件
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、裾野署に暴行の疑いで逮捕された当時の保育士3人のうち、1人の女(38)=裾野市平松=が、逮捕容疑となった宙づり行為について「園児が言うことを聞かないのでやった」という趣旨の話をしていることが16日、捜査関係者への取材で分かった。 容疑者は6月27日に男児の足をつかんで宙づりにした疑いが持たれている。園は保護者説明会で、容疑者が園児にカッターナイフを見せたことも明らかにしたが、この行為については「脅す意図はなかった」と話しているという。 一方、6月1日に女児の顔を押したとして逮捕された女(30)=沼津市岡宮=は「日時などは覚えていない」と供述してい
-
2月上旬にも改善勧告 裾野・園児虐待事件 知事、全容解明へ意欲
川勝平太知事は16日の定例記者会見で、裾野市の私立さくら保育園で発生した園児虐待事件について、市と合同で実施している特別監査で保育実態や事件の全容を明らかにする考えを示した。2023年2月上旬をめどに、園を運営する法人に改善勧告を出す見通し。 川勝知事は「事実であれば決して許されるものではない。非常に遺憾だ」と非難し、「法人に対し安全・安心な保育の実施と適切な施設運営を強く指導したい」と述べた。 県福祉長寿局によると、保護者137人に対するアンケートを発送し、子どもや保育士に関して気づいた点がなかったか回答を求めている。職員ら関係者約50人に対する聞き取りも開始し、事実関係の確認を進めて
-
医療田園都市構想 立案へ静岡県がセミナー 270人聴講
静岡県は16日、県東部で質の高い医療と住環境を整備する「医療田園都市構想(デジタルガーデンシティー)」の立案に向けたセミナーをオンラインで開いた。県内外の医療機器メーカーや研究機関の関係者ら約270人が聴講した。 静岡がんセンターの山口建総長が構想の意図を説明した。山口氏は過去20年間のファルマバレープロジェクトにより、県東部の地域医療レベルが向上したほか、関連企業誘致や雇用創出も進んだと指摘。その上で「プロジェクトをさらに進化させ、超高齢社会に対応した誰もが住みよい理想郷を築きたい」と述べた。今後は関係自治体や住民らの意向調査を実施し、基本構想やアクションプランを策定するとした。 沼津
-
裾野・さくら保育園に保育士派遣 静岡県連合会 保育士の心のケア、業務支援
静岡県内の保育園・認定こども園が加盟する県保育連合会は19日から、園児虐待事件のあった裾野市のさくら保育園にカウンセリングの研修を受けるなどした保育士を派遣する。同園の保育士の心のケアや保育の正常化に向けた態勢づくりを支援する。 同連合会は東部支部の保育園や認定こども園に派遣を依頼し、これまでに20園以上から協力の申し出があった。当面の間、1日当たり2~3人程度を派遣し、心のケアや業務支援に当たる。同支部の青野貴芳支部長(52)=富士市=は「子どもや保護者はもちろん、同じ園の保育士もショックを受けている。隣で一緒に働きながら、心のケアやできる支援をしていきたい」と述べた。 沼津市の保育園
-
反射材着用を呼び掛け 啓発品を配布 裾野署
年末の交通安全県民運動に合わせて、裾野署は16日、反射材着用を呼びかける啓発品を裾野市のJAふじ伊豆直売所「すそのふれあい市」で配布した。 署員と市職員、県交通安全協会裾野地区支部の交通安全指導員が来店者に「反射材を着けよう」などと書かれたポケットティッシュやカイロを手渡した。受け取った吉村満江さん(75)=三島市=は「朝はまだ暗いので、首からライトを下げて歩いている。反射材なども活用して、車に気をつけたい」と話した。 同署管内では11、12月に1件ずつ、高齢者が巻き込まれた交通死亡事故が発生した。同署によると、日が落ちた午後6時ごろの事故で、横断歩道のない道路を渡っている際に車と衝突し
-
裾野「はたちの会」 スプリンクラー浸水受け会場変更 1月8日
裾野市は来年1月8日、従来の成人式に該当する「はたちの会」を開く。会場は市民文化センターの大ホールを予定していたが、スプリンクラー作動による浸水被害で使用できなくなり、多目的ホールに変更する。 収容人数が大きく減ったため、付き添いの保護者は会場に入れず同センター別室でのモニター見学とする。式典は2部制で午前10時開始の第1部は東、深良、須山地区、正午開始の第2部は西、富岡地区を対象にする。 成人年齢は18歳に引き下げられたが、市はこれまでと同じ20歳を迎えた出身者と在住者を出席対象にする。
-
裾野・園児虐待 静岡県、監査項目説明 指導や対応23年2月公表
静岡県は14日、裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件を受けて、同市と合同で実施する特別監査を踏まえた指導内容や対応を、2023年2月中にも公表する方針を県議会厚生委員会で示した。 県と同市は12月3日から特別監査に着手し、保育状況が記された書類の調査や理事長兼園長ら関係者の聴取、全在園児の保護者を対象にしたアンケートを実施していることを報告した。 八木敏裕健康福祉部長は12月中をめどに保護者アンケートや関係者へのヒアリングを行い、保育状況や園の対応を確認するとした。書類などの分析を進めた上で、「1月下旬には指導内容を調整し、2月上旬には対応を明らかにしたい」と述べた。 同市から県への
-
記者コラム「清流」 人生の回顧録 明るい色に
裾野市内の介護保険利用者がリハビリを兼ねて制作した作品展。会場で居合わせた95歳の男性から「自分の絵も飾ってあります」と声を掛けられた。展示してあったのは、1枚の大きな画用紙を四つに区切った色彩画。「花見」「帰省」「温泉旅行」「餅つき」という四季それぞれの思い出が描かれていた。 戦前、戦中、戦後の激動を生き抜き、自分には想像もできないような苦労を重ねたのではないか。だが、男性は家族や職場の同僚に囲まれて過ごした楽しい思い出ばかりをうれしそうに話してくれた。 年齢を重ねると、背負う荷物の重さは増すが、思い出はやはり輝いていた方がすばらしい。前向きに過ごしていれば、「人生の回顧録」に描きたく
-
裾野の私立保育園虐待 市長陳謝「初動に問題があった」
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、村田悠市長は13日の市議会議員協議会で「市として8月17日に虐待事案を把握しながら、初動に問題があった」と対応が遅れたことを陳謝した。市議会は同日、議員発議の「保育環境の安定に向け迅速な対応を求める決議案」を全会一致で可決し、市に対応の検証と再発防止策を求めた。 村田市長は「園児と保護者、保育士らの心のケアに努めるとともに、安心して保育を受けられる環境を整備する」と語った。 担当の健康福祉部は8月下旬以降、園に是正指導を行い、保護者らに対して速やかに説明するよう求めたが、園が説明会を開いたのは3カ月たった11月下旬だった。村田市長や県への報告も同
-
事件捜査や行方不明者捜索に協力 警察犬と訓練者に嘱託書 裾野
裾野署は12日、嘱託警察犬と訓練者の夫婦に嘱託書を交付した。 嘱託を受けたのはゴールデンレトリバーのアンクレット・オブ・キウチ・ハウス号(9歳、雌)と、所有者兼訓練者の会社員中村芳雄さん(72)=裾野市茶畑=と訓練者の警察犬公認訓練士明美さん(67)=同所=。期間は来年1月1日から12月31日までの1年間。事件捜査や行方不明者捜索などの警察活動に協力する。 アンクレット・オブ・キウチ・ハウス号はことし3月に行われた全日本服従訓練競技大会で優勝した。芳雄さんは「期待と不安でいっぱい。おてんばだが、日々の訓練でレベルを維持しながら技術を上げたい」と意気込みを語った。
-
裾野東中美術部 防災倉庫に壁画 地域住民と交流楽しむ
裾野市立東中美術部はこのほど、同市平松富士見台区の依頼を受け、地区の防災倉庫の壁画を完成させた。コミュニティースクールの一環。子どもたちは地域住民との交流を楽しみながら、地元の依頼に応えた。 市が学校ごとに配置したコミュニティースクールディレクターの佐々木裕子さん(62)が、地域と学校の橋渡し役を担った。大和田進区長(67)から「ペンキがはげてしまった壁の装飾を学校にお願いしたい」との相談を受け、学校とつないだ。 壁画は、防災倉庫にちなみ水の大切さを訴えたデザイン。美術部メンバーがアイデアを出し、地元住民が選んだ。生徒らは住民の助言を受けながら、約2カ月かけ完成させた。2年河口巧磨さん(
-
マイナカード 郵便局で更新可能に 裾野市、2023年3月から
裾野市は来年3月1日から、市役所窓口に加えて市内5カ所の郵便局でマイナンバーカードの電子証明書の更新手続きなどを取り扱う。市によると、県内の市町では初のサービス導入という。 「市の特定事務を取り扱う郵便局の指定案」が、13日の市議会12月定例会最終本会議で可決された。指定するのは須山、裾野御宿、裾野岩波、市役所前、いずみの各郵便局。端末機を設置し、パスワード(暗証番号)を複数回間違えた時にかかるロック解除などもできるようになる。 国が補助金対象事業として、郵便局での取り扱いを進めている。市役所窓口の混雑緩和や市民の利便性向上につながると期待されている。 市議会12月定例会は同案など19
-
「無冠の仏像」22点 無指定文化財紹介 下田・上原美術館
国宝や重要文化財として指定を受けていない名品に着目した展示会「無冠の仏像 伊豆・静岡東部の無指定文化財」が2023年1月9日まで、下田市宇土金の上原美術館で開かれている。所有する施設外では初めて公開された作品を含めた計22点が並ぶ。 三島市の長福寺に伝わる平安時代の十一面観音像と如来像は寺外初公開となる。頭部の形などに特異な点があり、由来も不明の神秘的な作品。裾野市の茶畑浅間神社の「四面神像」は四つの頭部がある国内唯一の女神像ともされ、平安時代の富士山信仰の影響が推察される。 来館者からひときわ注目を集めているのが国清寺(伊豆の国市)の彫像断片約130点だ。南北朝から室町時代の木造で、足
-
新聞記事感想コンクール 静岡県内2人3校奨励賞
日本新聞協会は12日、家族や友人と新聞記事を読んだ感想や意見を募る第13回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。奨励賞に沼津市立沼津高の宮崎隼乙さん(1年)と平野小雪さん(同)の2人、学校奨励賞には同校と浜松学芸中、静岡城北高の3校が選ばれた。 宮崎さんは裾野市が市立中5校の制服を来年度から統一するとした記事に注目し、母親や姉とメリットやデメリットを話し合った。「制服の統一が県内、全国に広がれば、転校時に家庭の費用負担が軽減され、再利用にもつながる。地域の問題や課題に関心を持ち、自分ができることを考えたい」と語った。 平野さんはニュージーランドで子どもが生涯たばこを吸え
-
アスルクラロスポーツクラブ 裾野・東中でサッカー授業
アスルクラロスポーツクラブ(沼津市)の出張授業がこのほど、裾野市の東中で開かれた。サッカーJ3アスルクラロ沼津の元選手でクラブの人材育成室長を務める芹沢翼さん(33)が、体育の授業で2年生117人にサッカーを指導した。 4クラスごと実施した。芹沢さんは実技指導に入る前に「開催中のW杯を見ても分かるように、サッカーでは『切り替え』『相手を敬うリスペクト』『楽しむ』の三つが大切。これはサッカー以外の日常生活にも通じる」と生徒に呼びかけた。 準備運動の後、ボールを止める、蹴る、運ぶの基本動作を実演を交えて指導。生徒は鬼ごっこなどの「遊び感覚」を取り入れた練習を2人一組で繰り返し、最後にミニゲー
-
時論(12月11日)なぜ?が積み重なる園児虐待
「登園時間になると泣き出す」「暗闇を怖がる」。園児が自宅で発していたSOSは、半年も前に始まっていたという。なぜ、虐待を目撃した同僚は制止できなかったのか。なぜ、園は事態を放置することになったのか。 当時の保育士3人が逮捕された裾野市の私立さくら保育園での1歳児に対する虐待事件。5月には子供の体に傷があったことが確認できたという話もある。責任ある園の大人は、子供の心に深刻な傷を負わせることに想像力が働かず、目の前の出来事から目をそらしていなかったか。情報を得た後、速やかに対応できなかった市の危機管理体制の不備も深刻だ。 市は16の虐待事例を公表した。倉庫へ閉じ込めたり足を持って宙づりにし
-
人気保育園で信じがたい行為 背景に規模拡大で「目届かず」 裾野・虐待、3保育士逮捕1週間
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件は、当時の保育士3人の逮捕から11日で1週間を迎える。子供を守るべき保育士の虐待行為が明らかになり、隠蔽(いんぺい)が疑われる園の対応と体質にも批判が集まっている。地元で人気の保育園で行われた信じがたい行為の背景に、事業規模拡大の弊害を指摘する声も上がる。 「組織が大きくなる中、園長に権力が集中していた。現場に目が行き届かなくなり、保育の質が低下したのは否めない」。同園を運営する社会福祉法人桜愛会(同市)の元幹部の男性は、ここ数年の変化に懸念を抱いていたという。 ベテラン大量退職 さくら保育園の開設は1981年。延長保育や0歳児保育をいち早く受け
-
生活ロボットに目輝かせ 新技術、児童「未来楽しみ」 裾野・富岡第一小でトヨタ出前授業
トヨタ自動車グループは9日、裾野市の富岡第一小で出前授業を行った。学校の近くで建設する未来型都市「ウーブン・シティ」と、最先端の技術について5年生88人に解説した。 昨年10月に発売した1人乗りのモビリティー(移動手段)「シー・ウオーク」と、開発中の生活支援ロボット「HSR」を実演を交えて紹介した。児童は担任教諭がシー・ウオークで体育館の中を移動したり、HSRが自動でペットボトルを運んだりする様子に目を輝かせて見学した。 トヨタグループの担当者は「誰かの幸せのために、生活に役立つ新しい技術を開発したい。技術を安全・安心に利用できるようテストをする場所がウーブン・シティ」と説明した。 研
-
裾野の歩道に側溝アート 東中美術部生徒が描く
裾野市の商工業者でつくる東地区商工振興会(杉山統会長)はこのほど、東中美術部が描いた側溝のふた30枚を生徒とともに同市茶畑の歩道に設置した。 側溝アートは、振興会と東中が共同で実施する環境美化活動で、18年目。側溝のふたは毎年振興会が回収、洗浄し、部員がキャンバスに見立て絵を描いている。 今年は部員17人が「海の生き物」をテーマに思い思いの作品を制作。3枚をつなぎ合わせジンベエザメやクジラなどを完成させた見応えある連作も並ぶ。部長の岩井紫里さん(14)は「いい出来栄え。カラフルな歩道を見て明るい気分になってもらえれば」と話した。
-
保育士「辞表撤回」で説明会遅れ 裾野・園児虐待、園側が釈明
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、園が保護者向けの説明会の開催が遅れた理由について「保育士の1人の辞表撤回により開けなくなった」などと釈明したことが、9日までの保護者らへの取材で分かった。 保護者などによると、園は虐待行為に関する調査結果を受け、9月上旬に保育士の女(30)=沼津市岡宮=と保育士の女(38)=裾野市平松=を退職勧奨と出勤停止の処分、保育士の女(39)=長泉町上土狩=はけん責の処分とし、保育士の女(30)、保育士の女(38)の両容疑者は辞表を提出した。保育士の女(30)はその後、辞表を撤回した。保育士の女
-
同僚保育士「現場見ても言えず」 裾野・園児虐待、風通し悪く助長
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、同僚の保育士が「(虐待)現場を見ても誰かに言えない状況だった」と園の聞き取り調査に答えていたことが8日までに、園の報告書で分かった。風通しの悪い組織風土が、虐待行為を助長させた可能性があるとみて、園は相談や報告をしやすい環境づくりなどの対策を施すとしている。 聞き取り調査は8月下旬、休暇中の職員らを除く44人に行った。職員は「1歳園児の泣き声が目立った」「(1歳児クラスの)職員の言葉遣いが汚い、きつい」「少しやりすぎなのかなと思う場面があった」などと回答したという。園は「職員は(虐待現
-
園児と保護者対象 公認心理師による相談会、10日から 裾野市
裾野市は8日、私立さくら保育園(同市)の1歳児と保護者を対象に10日から当面の間、公認心理師による相談会を開催すると発表した。同園の元保育士3人による虐待事件を受け、心理的なケアに努める。 市民文化センターが会場で、初日は個別相談に加え、常葉大の山本睦教授が「1歳児の子供の発達段階に応じた心のケア」について講話する。今後、相談の対象を広げる。 市によると、8日までに転園に関する相談14件、2023年度の入園希望をさくら保育園と系列施設から他園に変更する申し込み41件が寄せられている。
-
ヘルシーパーク再開 裾野、地下水を加温 12月下旬から温泉に
裾野市は8日、同市須山の温泉施設「ヘルシーパーク裾野」の営業を9日から再開すると発表した。源泉をくみ上げて送水するポンプが故障したため、地下水を加温して使用する。 地下水を使用中は鉱泉浴場に該当しないため、入湯税は課税しない。ポンプを交換し、12月下旬から温泉水による営業を始める予定。
-
農産物販売 12月11日、裾野で「軽トラ市」
裾野市認定農業者協議会は11日午前9時から、「軽トラ市」を市役所駐車場で開く。 生産者18人と1団体が地元産の新鮮なイチゴやヤマトイモ、ゴボウ、新年用の正月飾りなどを直接販売する。市農業委員会は会場で甘酒を無料サービスする。売り切れ次第、終了。雨天中止。 問い合わせは市農林振興課<電055(995)1824>へ。
-
逮捕の保育士 カッターの刃、出して動かし威嚇か 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、3人のうちの1人が受け持った1歳児クラスの教室内で、「4歳児クラスの園児の前で筆箱からカッターナイフを出して『カシャカシャ』とやって見せた」と園が保護者らに説明していたことが、8日までの保護者らへの取材で分かった。 「カッターナイフの刃を見せ脅す行為」は、市が把握する不適切行為の16項目に含まれている。保育士が4歳児クラスの園児に対し、カッターナイフの刃を「カシャカシャ」と出すなどして威嚇した可能性があるとみられる。 保護者らによると、園が先月末から今月初めに開いた説明会で、容疑者(
-
逮捕の3保育士 謝罪の手紙拒否「まとまらず書けない」 裾野・園児虐待、説明会欠席時
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、問題発覚後に園が開いた説明会に3人は現れず、手紙による保護者らへの謝罪を促されても「今、この状況でまとまらないので書けない」と拒否していたことが、7日までの保護者らへの取材で分かった。 保護者らによると、3人は先月末から今月初めにかけて同園に通う園児の保護者らを対象に行った説明会に一度も出席しなかった。園長が説明会に出るよう電話をかけたところ、保育士(39)=長泉町上土狩=、保育士(38)=裾野市平松=の両容疑者は「謝罪したい」「申し訳ない」と話したが、説明会への出席は断ったという。保
-
社説(12月8日)裾野園児虐待事件 経緯と背景 徹底解明を
裾野市の私立さくら保育園で保育士による複数の園児への虐待が明らかになり、退職した女性保育士3人が暴行容疑で逮捕された。3人は1歳児のクラスを受け持ち、園も日常的な虐待を認識していた。さらに園や市には口止めや公表の遅れなどの不適切対応もあり、経緯と背景の徹底解明が必要だ。 3人の逮捕容疑はそれぞれ在職中だった6月、女児の顔を押す、男児の足をつかんで宙づりにする、別の男児の頭を殴るなどの暴行を加えた疑い。市はカッターナイフを見せて脅す、倉庫に閉じ込める、ズボンを無理やり下ろす、寝かしつけた園児に「ご臨終です」と発言するなど、16事例を確認している。常軌を逸した虐待行為だ。 なぜ虐待が始まり、
-
処分後も1歳児担任継続 逮捕保育士のうち1人 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、同園が虐待発覚に伴い処分した後も、3人のうち39歳の女=長泉町上土狩=を、担任だった1歳児クラスに引き続き在籍させていたことが、7日までの保護者らへの取材で分かった。 同園に通う園児の保護者らによると、問題発覚後に園が開いた説明会で、園は39歳の女について「バインダーで子どもの頭をコンとたたいた後、抱きかかえて『ごめんね』と言ったのを見た職員がいる。それ以外は頭をたたく様子を確認しなかった」と説明していた。3人の処分に伴い、担任が一気に外れるのは園児の心理的負担が大きいと考え、39歳の
-
LINEで容姿やゆ、一部職員見て見ぬふり 裾野・園児虐待、「日常的」認識
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、暴行の疑いで裾野署に逮捕された当時の保育士3人の行為について、園が「日常的に多々見られた」と認識していたことが6日、園の内部資料で分かった。一部の職員は直接暴行を見たり暴言を聞いたりしながら、園児を助けずに見て見ぬふりをしていたという。 園の調査に対し、逮捕された女3人は虐待した理由について「園児が呼びかけに応じない、給食を食べない、水や牛乳を飲まないから」などと説明していた。園によると、主に虐待を繰り返していたのは沼津市岡宮、女(30)と裾野市平松、女(38)の2人。長泉町上土狩、女(39)は比較的関与が少なかったとされる。 市は同日、新たな虐
-
他施設で園児受け入れ 裾野市、8日から 園児虐待事件
裾野市は6日、さくら保育園と小柄沢分園の保護者に「希望すれば、他施設で緊急的に園児を受け入れる」と案内文を発信した。8日から受け入れる。 さくら保育園と分園は6日から運営を再開したが、虐待事件を受けて一時的に他施設の利用を希望する保護者の要望に対応する。市は「緊急措置で転園ではない」としている。 2023年度からの転園希望者は16日まで申請を受け付ける。市によると、「転園したい」などの問い合わせが6日までに10件寄せられているという。 さくら保育園の園児と保護者を精神的にケアするため、公認心理師によるカウンセリングを近く始める。
-
保育施設での事件受け 安全対策強化を要望 静岡県議会ふじのくに
牧之原市の認定こども園と裾野市の私立保育園で園児が被害に遭う事件が相次いで発生したことを受け、県議会第2会派ふじのくに県民クラブは6日、県内の保育施設の安全対策の強化を求める要望書を川勝平太知事に提出した。 要望書で、通報相談窓口の設置などで市町と連携し、施設の抜き打ち監査など実施指導体制を強化するよう求めた。「長いコロナ禍で保育士のストレスが強くなっている」として、保育士の処遇改善を国に働きかけることも重要とした。 佐野愛子会長が県庁で川勝知事に要望書を手渡し、「県民の不安解消のためにも迅速な対応を」と述べた。知事は「市町を指導する体制を構築していく」と応じた。
-
不適切保育、未然防止を 磐田市が臨時園長会 相談窓口も開設
裾野市の保育園で保育士3人が園児を虐待したとされる事件を受け、磐田市は6日、市内の保育園、幼稚園、こども園の臨時園長会を市総合健康福祉会館iプラザで開いた。職員とのコミュニケーションを密にするなどして、暴言や暴行など不適切な保育の未然防止を図るよう要請した。 公私立52園の園長らが出席した。草地博昭市長は「忙しい中で働く職員の心身のケアに気を配ってもらいたい。子どもを安心して預けてもらえるよう、保護者との信頼関係もつくってほしい。市も一緒に寄り添っていく」と強調。不適切な行為があった場合は速やかに市と情報共有し、連携して対応することも求めた。 市は、保育士ら職員が悩み事などをメールや電話
-
逮捕の2保育士 複数行為関与か 裾野署、虐待動機など調査
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が裾野署に暴行容疑で逮捕された事件で、3人のうちの2人が複数の虐待行為に関与していた可能性があることが6日、関係者への取材で分かった。 2人は沼津市岡宮、無職の女(30)、裾野市平松、無職の女(38)の両容疑者。複数の虐待行為は、市が確認している「倉庫に園児を閉じ込める」「給食を食べない園児の頬をつねる」といった15事例のうちとみられる。 2人は長泉町上土狩、無職の女(39)と共に、それぞれ単独の容疑で逮捕された。しかし、園が開いた保護者説明会では、無職の女(30)、無職の女(38)の両容疑者が一緒に虐待行為に及んだこと
-
保育の実態調査へ 加藤厚労相 裾野の虐待事件受け
加藤勝信厚生労働相は6日の閣議後会見で、裾野市の私立さくら保育園で発生した虐待事件を受け、再発防止に向けた注意喚起を早急に行うと明らかにした。保育所の実態や対応状況を調査する考えも示した。 同園内で一連の問題行為を口外しないよう全職員が口止めされていた疑いや、問題を把握してからの市の対応が遅れたとの指摘があると説明。「厚労省では昨年、不適切な保育の未然防止や発生時の対応に関する手引きを作成し周知していたが、今回の事案を受け、改めて注意喚起を行っていきたい」と述べた。同園に対して特別監査を実施している県や市と情報共有し、連携を図る考えも示した。
-
裾野・さくら保育園再開 虐待事件を受け休園
複数の園児を虐待したとして当時の保育士3人が暴行容疑で逮捕された事件を受け、休園していた裾野市の私立さくら保育園は6日、園を再開した。登園時間の午前8~9時ごろには、多くの園児と保護者が手をつないで入っていく姿が見られた。子どもを預けた保護者からは、元の明るい園に戻ってほしいとの声が多く聞かれた。 30代の女性保護者は園の様子を「(事件発覚前と比べて)それほど変わった様子はなく、先生と園児が和やかに話していた。(保育士が)保護者と子どもへのケアをどうするかという話をしているのが聞こえた」と述べた。5日、市長が園長を裾野署に刑事告発したことを受け、園長について「ショック。明るく優しい人で、子
-
裾野市、保護者対象にケア事業 保育園虐待事件
裾野市は5日、虐待事件が発生した同市のさくら保育園の保護者を対象に、公認心理師によるケア事業を始めると発表した。近く個別相談を開始する。 当面は多くの園児が被害に遭っていたとみられる1歳児クラスの保護者を主な対象にする。園が開いた保護者説明会の出席者らによると、保育士3人による虐待行為の悪質性に加え、園から詳しい説明がなく被害園児の特定が進まないこともあり、保護者間で動揺が広がっているという。 市は同日、「情報伝達や公表が遅れるなど初動態勢に不手際があった」として、村田悠市長が報酬2カ月分、及川涼介副市長は同1カ月分を全額返納することも明らかにした。関連条例案を開会中の市議会12月定例会
-
他の園児の前で暴行か 室内に防犯カメラなし 裾野・保育園虐待
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が裾野署に暴行容疑で逮捕された事件で、保育士らの暴行や暴言などが複数の園児の前で行われていたとみられることが5日、関係者への取材で分かった。同園の室内には普段の様子を記録する防犯カメラが設置されていなかったことも明らかになった。 逮捕されたのは沼津市岡宮、無職の女(30)、裾野市平松、無職の女(38)、長泉町上土狩、無職の女(39)の3容疑者。園によると、3人は1歳児クラスを受け持っていて園児数は23人だった。当時、3人を含む計6人の保育士が同じクラスを担当していた。一部の保護者は園児が保育士を怖がる様子などを確認している
-
さくら保育園長辞任へ 裾野・保育園虐待
裾野市のさくら保育園で発生した虐待事件を受け、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)は5日、理事長兼園長が辞任することを明らかにした。時期や後任は未定。 法人が報道各社に向けて「当法人に対する強制捜査について」との書面を送り、発表した。園長に対しては市が同日、「一連の行為を口外しないよう求める誓約書を職員に提出させるなどした」とする犯人隠避の疑いで、裾野署に刑事告発した。園長は保護者説明会で隠蔽(いんぺい)の意図を否定している。 一方、3人の犯行を告発しようとした同僚保育士の前で土下座をしたことは認めた。園関係者は「告発を止めるためだった」としている。別の保育士は園長に3人の行為を報告したが
-
逮捕の保育士、容疑を一部否認 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が裾野署に暴行容疑で逮捕された事件で、一部の保育士が容疑の一部を否認していることが5日、関係者への取材で分かった。 逮捕されたのは沼津市岡宮、無職の女(30)、裾野市平松、無職の女(38)、長泉町上土狩、無職の女(39)の3容疑者。市によると、園の内部調査に対しては虐待行為をおおむね認め、「しつけの一環だった」などと釈明していたという。 沼津市の女の逮捕容疑は6月1日、女児の顔を押した疑い。裾野市の女は同月27日、男児の足をつかんで宙づりにした疑い。長泉町の女は同月10日、別の男児の頭を殴るなどの暴行を加えた疑い。いずれ
-
保育園は休園 静まる園舎、保護者に不安広がる 裾野・園児虐待
複数の園児へ虐待したとして、当時の保育士3人が暴行容疑で逮捕されてから一夜が明けた5日、裾野市の私立さくら保育園は臨時休園となった。いつもなら登園時間にあたる午前8~9時ごろも園児や保護者の姿はなく、数人の市職員と警察関係者が園内に入っていく姿が見られた。休園を受けた保護者からはさらなる不安の声が聞かれた。 園に子どもを通わせる保護者は「突然の休園だった。共働きで子どもを園に預けられないので、両親に預けてきた」と言い「この件について保育園の担当者に電話したが、望む回答がなかった」と改めて不信感をあらわにした。 別の保護者は「いつまで休園が続くのか不安。受け入れ先が早く決まってほしいが、子
-
裾野市、担当部長を更迭 市長自身も給与返上 さくら保育園虐待
裾野市の村田悠市長は5日、私立さくら保育園の虐待事件に対して市の初動が遅れたとして、担当した石井敦健康福祉部長兼福祉事務所長を更迭する意向を明らかにした。市長自身も責任を認め、給与2カ月分を全額返上する考えを明らかにした。担当部署の職員も懲戒処分する方針。 虐待事件を巡っては、虐待をしていた保育士の同僚が8月17日、市に一連の行為を通報した。市は同月22日、園に是正指導をしたが、市長に報告が上がったのは、把握から3カ月以上が経過した11月28日だった。 保護者への報告や市の公表が遅れたほか、子ども・子育て支援法に基づく市単独の監査もしていなかった。報告が遅れた理由について、健康福祉部は「
-
犯人隠避容疑で園長告発 裾野市 さくら保育園虐待事件
裾野市は5日、私立さくら保育園の虐待事件で、園長に対する犯人隠避容疑の告発状を裾野署に提出した。保育士の女3人による虐待行為を知りながら「組織的に隠蔽(いんぺい)しようとしていた疑いがある」としている。 園長は運営する社会福祉法人桜愛会(同市)の理事長を兼務している。市によると、一連の虐待行為が明らかになった10月下旬、園長が複数の保育士に「3人による暴行などの行為を黙秘して口外しない」とする誓約書を提出させたとされる。ほぼ全ての職員に書かせていた疑いがあるという。 保護者説明会で園長は「隠蔽の意図はなかった」などと釈明。一方で、市に告発しようとした同僚の保育士に土下座をして、口外しない
-
裾野・村田市長 さくら保育園長を犯人隠避容疑で告発
裾野市の村田悠市長は5日、私立さくら保育園で園児を虐待したとして当時の3人の保育士が暴行容疑で逮捕された事件を受け、同園園長を犯人隠避の疑いで裾野署に告発した。同署は内容を検討した上で受理するか決める。
-
子どもに異変も 保護者憤り「5月から体にあざ」 裾野・元保育士逮捕
裾野市の私立さくら保育園で複数の園児に暴行したとして、当時の保育士の女3人が4日、裾野署に逮捕された。子どもの成長を見守り、支えるはずの保育士による事件。保護者からは「子どもの異変を感じていた」「暴言を吐かれたことがある」などの憤りと、「笑顔が印象的な先生だったのに」といった驚きの声が入り交じった。 市は暴行などの行為が6月ごろからあったことを把握しているが、1歳児クラスに子どもを通わせる保護者は、子どもの体にあざやかさぶたが見つかる、激しく泣く、暗闇を怖がるなどの異変が「5月上旬ごろから生じた」と証言する。「保育とは全く別物。一度や二度ではなかった」と訴える。容疑者の女(30)から、5月
-
複数園児に虐待常態か 当時の保育士3人逮捕 裾野署、保育園家宅捜索
裾野市の私立さくら保育園で保育士が園児を宙づりにするなど虐待をしていたとされる事件で、裾野署は4日、暴行の疑いで当時園に勤務していた保育士の女3人を逮捕した。同署などは同日、園と3人の自宅を家宅捜索した。複数の園児に対する虐待行為が常態化していた可能性があるとみて、押収した資料や本人の携帯電話などを解析し、実態解明を進める。 逮捕されたのは、いずれも現在は無職の沼津市岡宮、女(30)、裾野市平松、女(38)、長泉町上土狩、女(39)の3容疑者。同署は3人の認否を明らかにしていない。 沼津市の女の逮捕容疑は6月1日、女児の顔を押した疑い。裾野市の女は同27日、男児の足をつかんで宙づりにした
-
四季折々の富士山 カレンダーに 裾野市
裾野市はこのほど、2023年市政カレンダーを発行した。コンテスト応募者が市内各地で撮影した四季折々の富士山の写真を使用。市内各世帯に1部ずつ配布するほか、希望者に1部税込み300円で販売する。 B3判二つ折り。月めくりで、花や新緑、紅葉、雪景色などに映える雄大な富士山を13枚の写真(表紙を含む)で紹介している。季節ごとの催しを楽しむ同市の人気マスコットキャラクター「すそのん」が各月に登場。税金や料金の納期限、公共施設の休館日、市役所の問い合わせ先など市民生活に役立つ情報も掲載している。 問い合わせは市情報発信課<電055(995)1802>へ。
-
大自在(12月5日)裾野市
未発達で傷つきやすい幼い心と体を温かく育むはずの保育園。そこで起きていた事態に驚愕[きょうがく]させられる。きのう県警は、裾野市の私立さくら保育園の元保育士3人を暴行容疑で逮捕した。園児を宙づりにし、頭部を殴打した疑いが持たれている。 保護者の怒りと不安は察するに余りある。虐待行為が常態化していた恐れがある。速やかに全容を解明し、行為を見せつけられた園児を含め、子どもの心のケアに関係機関は全力を挙げてほしい。 暴行は6月から続き、8月に市に情報提供があった。3人は内部調査に「しつけや指導だった」と話していた。園は全職員に口止めの誓約書を書かせていた疑いがあり、村田悠市長は「組織的に隠蔽[
-
暴行容疑、当時の保育士3人逮捕 裾野署、さくら保育園に家宅捜索
裾野市の私立さくら保育園で、園児の足をつかみ宙づりにするなどの虐待をしていたとされる事件で、裾野署は4日、暴行の疑いで、同園の当時の保育士の女3人を逮捕した。同署は同日、保育園などを家宅捜索。虐待行為が日常的に行われていた可能性もあり、押収資料などから実態解明を進める。 逮捕されたのは沼津と裾野両市、長泉町に住む30歳と38歳、39歳の女。逮捕容疑は今年6月、園内で県東部に住む男児2人と女児1人の計3人に対し顔を押すなどの暴行を加えたほか、宙づりにしたり、頭を殴打したりした疑い。 3人はいずれも先月末までに同園を退職している。 静岡県と裾野市は今月3日、児童福祉法などに基づき同園に特別
-
市の部・区間賞選手喜びの声 第23回静岡県市町対抗駅伝
市の部 区間賞 【1区(3.673キロ)=中・高校生女子】 田島 愛理(島田市、静岡サレジオ高3)11分40秒 【2区(1.903キロ)=小学生男子】 小野沢玲空(御殿場市、御殿場東小6)5分51秒 【3区(1.715キロ)=小学生女子】 金田 陽愛(湖西市、岡崎小5)5分30秒 【4区(3.549キロ)=中・高校生女子】 宮田 怜奈(浜松市南部、浜松市立高3)11分36秒 【5区(6.855キロ)=高校生男子】 野中 恒亨(浜松市北部、浜松工高3)19分53秒 【6区(3.911キロ)=40歳以上男女不問】 平田 繁聡(御殿場市、陸自滝ケ原)11分42秒 【7区(3.564キ
-
暴行容疑で元保育士の女3人を逮捕 裾野署
裾野市の私立「さくら保育園」で園児を宙づりにするなど虐待の疑いがある行為が繰り返されていた問題で、裾野署は4日、園児への暴行容疑で同園の元保育士の女3人を逮捕した。
-
不適切保育 園に特別監査、静岡県と裾野市 市長、週明けにも刑事告発
裾野市の私立さくら保育園で、園児の足をつかみ宙づりにするなど保育士による虐待の疑いがある行為が繰り返されていた問題で、県と市は3日、児童福祉法などに基づき、園に特別監査を実施した。村田悠市長は終了後に記者会見し、犯人隠避の疑いで桜井利彦園長を週明けにも裾野署に刑事告発する意向を示した。 県などは今後、関連資料を精査するとともに、全保護者へのアンケートや保育士と園関係者の聞き取りを重ね、園児の被害状況など実態解明を進める。 県は児童福祉法に違反する事案など監査で問題が明らかになった場合、改善勧告を行う考えを明らかにした。虐待について県福祉指導課の小池美也子課長は「報道が事実であれば虐待。県
-
裾野市 総合力で過去最高5位 終盤に盛り返し【市町対抗駅伝】
総合力で過去最高の5位入賞を決めた裾野市。1区2位と好発進し、中盤で順位を落としたものの、終盤に盛り返した。 9区の清水朝陽選手(12)=裾野西小6年=が区間賞の力走で順位を一つ上げた。11、12区でも一つずつ順位アップ。11区の松田拓也選手(18)=韮山高3年=は「部活の大会が続いた後、学校のテストがあり、納得の走りはできなかった」と振り返ったが、区間4位の好走だった。 12区の飯塚厚選手(20)=神奈川大2年=も区間4位。「1区からの流れを止めないようにした」と納得の表情でゴールした。
-
車と衝突、歩行者死亡 裾野市伊豆島田の市道
2日午後5時ごろ、裾野市伊豆島田の市道で、同市下和田、小学校教諭の男性(36)の軽乗用車と、車道を歩いて横断していた同市伊豆島田、無職の女性(83)が衝突した。女性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。裾野署によると、現場はスーパーマーケットに面する直線道路。
-
不適切保育問題 裾野署、告発待たず捜査着手 関係者から話聞く
裾野市の私立さくら保育園で園児に対する暴力や暴言が繰り返されていた問題で、裾野署が暴行などの疑いもあるとみて捜査を進めていることが2日、関係者への取材で分かった。既に保育園にも入り、関係者から話を聞くなど調べている。 静岡新聞社の報道で11月下旬に一連の行為が明らかになった直後、同署は市から情報の提供を受けた。関係者によると、園が3日間にわたって開いた保護者向け説明会の様子を確認するとともに、園関係者への聴取を始めたという。 市によると、園では6~8月に「頭や顔をたたく」「足を持って宙づりにする」「倉庫に閉じ込める」「容姿をからかう」といった行為が繰り返されていた。1歳児を担当していたい
-
災害時を想定し静岡県にミニバン寄贈 トヨタ自動車東日本
トヨタ自動車東日本(宮城県)は30日、災害時に活用してもらおうと、県にミニバン「シエンタ」の新型車両1台を寄贈した。 県庁で行われた贈呈式で、宮内一公社長が車両のレプリカキーを川勝平太知事に手渡し、「裾野市でデザインし開発した。お世話になった県民の役に立ちたい」と話した。 車両は7人乗りのハイブリッド車。県は災害時に被災地への職員派遣や支援物資、防災資機材の運搬などに活用する。
-
裾野の不適切保育「誠に遺憾だ」 こども政策担当相
小倉将信こども政策担当相は2日の閣議後会見で、裾野市の私立さくら保育園で保育士が1歳児に暴力や暴言を繰り返していた問題に関して「子どもの安全安心が最も配慮されるべき保育所であってはならない事案。誠に遺憾だ」と厳しく断じた。「日々、真面目に働いている全国の保育士にとって大変失礼な話だ」とも述べた。 小倉氏は、被害を受けた子供や家族などに対し、市が心のケアに当たっていると説明。「引き続き、(保育所を所管する)厚生労働省と連携し、県や市の対応を注視しながら、適正な保育所運営の確保を図っていきたい」との考えを示した。
-
園長 土下座で告発止める 保育士、4歳児にもカッター 裾野
裾野市の私立さくら保育園で1歳児に対する保育士の暴力や暴言が繰り返されていた問題で、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)は1日、保護者向けの説明会を同園で開いた。出席者によると、一連の行為を告発しようとした同僚の保育士に桜井利彦園長が土下座をして告発しないように頼んでいたことを園側が認めたという。 市によると、1歳児のクラスでは6月から8月上旬ごろにかけ、複数の園児に対して「宙づりにする」「頭や顔をたたく」「ズボンを無理やり下ろす」「カッターナイフを見せて脅す」などの行為が繰り返されていた。受け持ちだったいずれも30代の女性保育士3人が関与していた。 同僚の保育士は園長の頼みを断り、8月中
-
裾野市長 誓約書を非難 園側、隠蔽の意図を否定
裾野市の村田悠市長は1日、さくら保育園が全職員に提出させたとされる誓約書について、園児に対する暴力や暴言を「組織的に隠蔽(いんぺい)しようとする体質そのもの」と非難した。「当園の機密事項などを第三者に漏えいしたりしないことを誓約する」との内容だった。11月30日に開かれた保護者説明会の出席者によると、園は「隠蔽しようとして書かせた訳ではない」と市の見解を否定したという。 市は30日の臨時記者会見で誓約書の存在を明らかにした。一連の行為が発覚して以降に園の関係者から誓約書について相談を受け、市は「(書かせるのを)やめるよう園に強く指摘した」としていた。 誓約書は桜井利彦園長宛てで、10月下
-
泣かせて撮影、カッターで脅す 裾野の私立保育園、体罰・暴言15事例確認
裾野市は30日、同市の私立さくら保育園の不適切な保育内容を公表した。「たたいて泣かせる」「カッターナイフで脅す」「怒鳴りつけ」―。保育士の「しつけだった」という言葉とはかけ離れた体罰や暴言、冷やかしなど15事例を実際に行われていたと確認した。 市によると、園では6~8月に1歳児を担当していた30~40代の女性保育士3人が、不適切な保育に関わっていた。15事例には「足をつかんで宙づりにする」「容姿をからかう」「ズボンを無理やり下ろす」といったこれまで園側が認めていた行為も含まれていた。 さらに「手足口病の症状のある園児の尻を他の園児に無理やり触らせる」「宙づりにした後、真っ暗な排せつ室に放
-
新東名でトラックなど5台事故 裾野・千福トンネル内
1日午前10時35分ごろ、裾野市千福の新東名高速道上り千福トンネル内で、大型トラックや乗用車など5台が絡む事故が発生した。静岡県警高速隊によると、少なくとも6人がけがを負った。同隊は同日午前10時50分ごろから、上り長泉沼津インターチェンジ(IC)-御殿場ジャンクション(JCT)間を通行止めにした。
-
不適切保育、刑事告発を検討 裾野市長「虐待、犯罪であると認識」
裾野市の私立さくら保育園で保育士が1歳児に暴力や暴言を繰り返していたとされる問題で、同市は30日、刑事告発を検討する方針を明らかにした。市役所で臨時記者会見を開き、経緯と今後の対応を説明した村田悠市長は「虐待、犯罪であるとの認識を持っている」と強く非難した。=関連記事29面へ 既に裾野署などに情報を提供しているという。被疑者や該当する罪名を検討し、刑事告発に向けた準備を進める。 村田市長は「言葉も十分に出せない園児(1歳児)に対し、許しがたい行為。大変強い憤りを感じている」と述べた。 市は今後、被害に遭った園児と保護者に個別に謝罪するよう園に指導するとともに、臨床心理士を派遣して関係者
-
裾野の不適切保育 園の状況把握まで2カ月 同僚の行為確認は6月
裾野市の私立さくら保育園で保育士が1歳児に暴力や暴言を繰り返していたとされる問題で、同僚の保育士が6月下旬に不正行為を確認していたことが30日、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)への取材で分かった。園はそれから2カ月近くたった「8月下旬に状況を正確に把握した」とした上で、市の行政指導を受けたことなどを機に本格的な是正に着手していた。 複数の園児に対する暴力や暴言は、6月ごろから繰り返されていたとみられている。加担していたとされるのは30~40代の女性保育士3人。同会によると、現場責任者は7月中旬ごろに同僚らから相談を受け、桜井利彦園長も8月1日には認知していたとみられる。ただ、桜井園長は「
-
募る不信「終始あいまい」 裾野の私立保育園、説明会出席の保護者
さくら保育園は29日夜、園児に対する不適切な指導について保護者説明会を裾野市内で開いた。出席した保護者からは「あいまいな説明に終始した」などと不信の声が聞かれた。 説明会は冒頭を除いて非公開で行われ、約30人が出席した。桜井利彦園長は「大切なお子さんの尊厳を傷つけてしまったことを深くおわび申し上げる」と謝罪した。 出席者によると、桜井園長が児童への行為について報告した。不適切な指導をした3人は出席せず、誰かも明かされなかったという。服を脱がせたり、脚を持って宙づりにしたりする行為もあったといい、保育士は「反応が面白い子にやってしまった」と説明したという。長女が通う30代の男性は「報道で知
-
体罰や暴言 保育士3人、事実関係認める 裾野の私立保育園
裾野市の私立さくら保育園で1歳児に対する体罰や暴言が繰り返されていた問題で、加担したとされる保育士3人が事実関係を認めていることが29日、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)への取材で分かった。一連の行為を証明する画像も残されていたという。 3人は30~40代のいずれも女性で、保育園の内部調査に「保育の一環だった」などと話した。6月ごろから暴力や暴言を伴う保育を行っていたとみられ、8月中旬に関係者から市に情報提供があって発覚した。3人は懲戒処分などになり、うち1人は既に退職した。 保育園の調査などによると、「頭や顔をたたく」「ほおをつねる」「足をつかんで宙づりにする」といった体罰のほか、容
-
裾野の保育園 特別監査実施へ 不適切指導で県・市調整
裾野市の私立さくら保育園で不適切な指導が行われていた問題で、静岡県が児童福祉法に基づき、市と合同で園に対する特別監査を実施する方向で調整していることが29日、関係者への取材で分かった。職員への聞き取りなどを通じ、当時の状況や安全管理体制が適切だったかを調べるとみられる。 関係者によると、同園では保育士3人が受け持ちの1歳児を倉庫に閉じ込めたり、暴言を吐いたりするなどの行為を繰り返していた。県は29日、市から事実関係について報告を受けた。県関係者は取材に「重大事案であり、できるだけ早く実態を把握する必要がある」との認識を示した。 県福祉指導課によると、昨年7月の同園に対する定期監査では「大
-
暴力や冷やかしも確認 裾野・私立保育園、保護者「事実なら虐待」
裾野市の私立「さくら保育園」で不適切な指導が行われていた問題で、保育士3人が受け持ちの1歳児に対して暴力や冷やかし、暴言を繰り返していたことが29日、関係者への取材で分かった。保育園の内部調査などによると「頭をたたいたり宙づりにしたりする」「ズボンを無理やり脱がす」「容姿をからかう」といった言動が確認されたという。 運営する社会福祉法人「桜愛会」(同市)の関係者は暴力行為の有無について明言を避け「29日夜に開催を予定している保護者向けの説明会が終わった後、しっかり対応する」としている。 1歳児は約20人で、保育士6人で担当していた。このうち3人が不適切な言動を繰り返していた。関係者による
-
裾野の私立園で不適切保育 1歳児に暴言や閉じ込め 複数人、繰り返し 市が調査
裾野市の私立「さくら保育園」で、1歳児を受け持つ保育士3人が園児を倉庫に閉じ込めたり、暴言を吐いたりするなどの行為を繰り返していたことが28日、関係者への取材で分かった。保育園は一連の行為を「不適切な保育」と認め、3人を処分するとともに、受け持ちから外したという。市はこの事態を把握していて、調査を進めている。 関係者によると、1歳児は約20人で、保育士6人で担当していた。同僚の保育士らが3人に問題行為をやめるように進言したが、その後も続いていたという。「一部の保育士が不適切な行いをしている」との情報提供を受けた保育園が調査し、8月に一連の行為が発覚。3人を1歳児の担当から外した。 保育園
-
裾野・スプリンクラー浸水被害「年度内に一定の見解」 事故調初会合
裾野市民文化センターで9月下旬にスプリンクラーが作動した浸水被害で、市が設置した事故調査委員会は28日、初会合を開いた。近藤淳委員長(静岡大工学部教授)は会合後、「本年度内に一定の見解を導き出したい」と述べた。ただ、調査に時間がかかった場合、報告書の提出が翌年度に延びる可能性もあるという。 会合は非公開で、オンライン形式。近藤委員長は同文化センターで参加し、施設内の視察も実施した。会合では「施設開設者として同市に瑕疵(かし)があったかどうか」「スプリンクラーに故障や異常はなかったか」などを中立、専門的な立場で検証する方針を確認したという。 委員は大学教授と消防設備の専門業者、弁護士の計4
-
申請名義、祭りごと変更 露店不正出店で静岡県警逮捕の組員
指定暴力団山口組藤友会組員らが「沼津夏まつり・狩野川花火大会」に加え、三島市の「三嶋大祭り」でも露店の出店権を不正に取得したとされる詐欺事件で、28日までに再逮捕された組員2人が主催者側に関与を疑われないよう、それぞれ祭りごとに「出店申込書」の名義人を変える手口で不正申請行為を繰り返していたことが同日、関係者への取材で分かった。裾野、沼津、三島署と県警捜査4課などは協力者や便宜を図った組織の追及を続け、事件の全容を解明する方針。 ともに詐欺の疑いで再逮捕された藤友会組員で無職の男(66)=裾野市深良=と男(76)=富士市中里=は実質経営する露店であることを隠すため、静岡県東部イベント商業協
-
技能功労者4人を表彰 裾野
裾野市はこのほど、技能功労者の表彰式を市役所で開いた。長年にわたって専門職種に従事し、産業振興や人材育成に貢献した4人をたたえた。 技能功労者に選ばれたのは食肉販売業の三宅繁さん(74)=佐野=、配管工の小島幸彦さん(70)=須山=、農家の渡辺和彦さん(70)=深良=、とび職の永田恭三郎さん(61)=金沢=。村田悠市長は4人に表彰状と記念品を手渡し、「この道一筋に技能を極め、業界の発展に大きく貢献した功績に心から敬意を表します」とあいさつした。 受賞者を代表して、三宅さんが「きょうの感激を胸に、今後も腕を磨いて技を競い、後進の育成に努めます」と謝辞を述べた。
-
光熱・燃料費4583万円増 裾野市が補正予算案に計上
光熱費や燃料費などの高騰を受け、裾野市は公共施設の増額分4583万3千円を2022年度一般会計補正予算案に計上し、28日に開会した市議会12月定例会に提出した。 内訳は光熱水費4257万円8千円、燃料費325万5千円。市役所や小中学校、幼児施設、図書館、給食センター、清掃センターなど公共施設の累計額になる。燃料費は主に冷暖房に使用する灯油代。 市財政課によると、各施設で節電などに努めているが、当初見込みより各種料金が2~3割上がり、これまでの予算額では吸収しきれなくなったという。 12月定例会は会期を12月13日までの16日間に決めた後、補正予算案など19案件を一括上程した。
-
裾野市社協に運動用具寄贈 県生保協会沼津地区
静岡県生命保険協会沼津地区はこのほど、裾野市社会福祉協議会に運動用具を寄贈した。同社協が運営する障害者福祉施設「すその障がい者支援プラザ」(同市深良)で活用する。 地区会長を務める住友生命沼津支社の新井邦由支社長と同協会の徳山秀秋事務局長が同施設を訪れ、同社協の杉山千恵会長に目録を手渡した。 寄贈したのは、卓球台やバスケットボール、自転車型トレーニング器具など施設の要望に沿った6点。7~8月に同協会に加盟する6社の従業員や代理店の協力で実施した「愛の募金」の一部を購入費に充てた。
-
裾野のトヨタ未来都市 第1期エリア、24年夏完工
トヨタ自動車が裾野市に建設する未来型都市「ウーブン・シティ」で、最も早く開設する第1期エリアの建築工事が2024年8月に完了する見通しになっていることが25日、関係者への取材で分かった。完工後に順次、実際に生活する人の居住準備などを進め、次世代技術の実証実験が始まる。 現地では造成工事が終わり、11月上旬から本体建築工事が始まった。第1期エリアは敷地南端の約5万平方メートル。関係者によると、開所時点でトヨタグループの社員や企業・大学の研究者ら約360人が居住する予定。住宅や事務所、店舗、研究所などを建てる。 ウーブン・シティでは人や物が情報通信でつながり、自動運転や人工知能(AI)、ロボ
-
裾野スプリンクラー被害 事故調査委員会メンバー4人決定
裾野市民文化センターで9月下旬にスプリンクラーが作動した浸水被害で、市は25日、事故調査委員会のメンバーを公表した。大学教授2人と専門業者、弁護士の計4人。28日に初会合を開く。 委員長は電気電子工学専門の近藤淳氏(静岡大教授)、委員は建築学専門の丸田誠氏(静岡理工科大教授)、防火設備業者の橋村広明氏(オブリック)、弁護士の諏訪部史人氏(静岡合同法律事務所)が務める。初会合はオンライン形式で開き、委員長の近藤氏は同センターを訪れて現地を視察する予定。 保守点検業者などの調査では、出水につながる故障や異常は確認されていない。事故調は第三者の専門的な立場で改めて装置の不具合の有無などを調べ、
-
スプリンクラー浸水2カ月 裾野市と楽団、交渉平行線 公金補償「瑕疵の確認必要」/情報共有「市から一切ない」
裾野市民文化センターで管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)の公演前にスプリンクラーが作動した浸水被害は24日、発生から2カ月になった。市はこれまでに事故調査委員会を設置するとともに、何者かが故意に作動させた可能性を視野に裾野署に通報した。一方、楽団側は直接的に情報共有や補償などの交渉をしない市の対応を批判。独自に事故被害検討委員会を立ち上げ、原因の可能性を探る方針を示した。 「2カ月になるが、いまだに裾野市から連絡や情報提供は一切ない」。県庁で24日、記者会見を開いた楽団芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(49)は語気を強めた。楽団の会見は3回目。市の記者会見を受けるような形で会見を重
-
裾野市 28日から12月定例会
裾野市議会は24日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期を11月28日から12月13日までの16日間と決めた。改選後、初の定例会になる。 市は歳入と歳出に1億3千万円を追加した2022年度一般会計補正予算案など17案件を提出する。一般質問は6~9日に14人が行う。
-
アパートの一室から出火 裾野市富沢のアパート
24日午前7時45分ごろ、裾野市富沢のアパート3階の一室から出火し、部屋を全焼した。住人の40代男性会社員が煙を吸って病院に搬送されたが、命に別条はないという。アパートは4階建てで、裾野署などが出火原因を調べている。
-
地域住民と児童 アート作品200点 裾野南小で文化祭
裾野市立南小で26日まで、地域住民や児童のアート作品を校内に展示する「小南地区文化祭」が開かれている。 地域に開かれた学校を目指すコミュニティースクール活動の一環として企画。児童約30人と地域住民約20人が手がけたアート作品計約200点が並ぶ。油絵やパッチワークキルト、書道、編み物などさまざまなジャンルの力作が廊下や階段など校舎全体を彩っている。児童がピアノやマジックといった特技を披露するステージもあった。 企画を主導したコミュニティースクールディレクターの金丸明美さん(50)は「地域とのつながりは子どもたちにとって大切。気軽に足を運んでほしい」と話した。 見学は午前8時30分~午後4
-
御殿場傷害致死罪 懲役2年8月判決 地裁沼津支部
御殿場市内の駐車場で同僚男性に暴行を加え転倒させ、死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた裾野市、トラック運転手の男(32)の裁判員裁判の判決公判で、静岡地裁沼津支部は22日、懲役2年8月(求刑懲役5年)を言い渡した。 弁護側は被害者が地面に足を取られて自ら転倒したなどと主張していたが、野沢晃一裁判長は判決理由で、当時の2人のやりとりから「被告の暴行で被害者が転倒し死亡するに至った」と認定。量刑については「暴行が直接の死因ではない点や持病の影響の可能性を考慮した」と述べた。 判決によると、被告は2021年12月17日午前6時ごろ、御殿場市内の駐車場で裾野市のトラック運転手の同僚男性=当時
-
し尿処理料金の見直しへ 審議会 裾野市
裾野市は22日、衛生処理料金審議会を市役所で開いた。2023年度から3年間のし尿処理くみ取り料金案を決める諮問機関で、来年1月に答申する。 区長会や商工会、消費者団体協議会などの代表5人で組織する。現在の料金は18リットル当たり税抜き245円で、適正な料金の見直しを図る。村田悠市長は「社会情勢の変化などに応じた料金を慎重に審議してほしい」とあいさつした。 市生活環境課によると、市内でし尿をくみ取り処理しているのは300~400世帯。下水道や下水処理施設の整備で年々減っているという。
-
オンライン医療相談 裾野市、本格導入へ
裾野市は21日、産婦人科と小児科のオンライン医療相談を本格導入すると発表した。8~11月の実証実験として採用したが、登録者が想定を上回り、12月以降も継続する。 キッズ・パブリック(東京)との連携事業。メールや動画通話、チャットを利用した非対面での相談に医師と助産師が無料で応じる。市によると、11月末までに100人の登録を見込んでいたが、10月末時点で既に138人になった。 新型コロナウイルスの影響で対面活動が制限される中、ワクチン接種業務などへの対応で保健師らによるきめ細かな活動が難しくなっている。このため、市は静岡県内で初めて同社との実証実験を始めた。市内在住者が対象で、緊急性を伴わ
-
「秋の味覚」一堂に 熱気球搭乗体験も 裾野で秋祭り
「裾野市農業まつり」と「秋花火まつり」が19日、裾野市民文化センターで開かれた。抜けるような青空が広がり、多くの市民や観光客でにぎわった。 生産者団体や市観光協会などが同時開催した。ヤマトイモや柿、サトイモ、新米など地元産の「秋の味覚」が並び、開始時間と同時に買い物客が続々と詰めかけた。熱気球搭乗体験では山頂から裾野まで姿を現した富士山を背景に、家族連れなどが「空中散歩」を楽しんだ。 秋花火まつりは毎年8月に開いていた「すその夏まつり」の代替イベント。大輪の花火が夜空を彩った。
-
裾野スプリンクラー被害 事故調査委員長に静大・近藤淳教授
裾野市民文化センターで管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)の公演前にスプリンクラーが作動した浸水被害で、裾野市は21日、事故調査委員会を28日に立ち上げ、初会合を開くと発表した。委員長には静岡大工学部の近藤淳教授が就く。 事故調は3~5人で構成し、本年度内に報告書をまとめる。メンテナンス業者などによる定期点検と作動後の調査では、スプリンクラーに異常や故障は確認されなかった。第三者の専門的な立場で改めて装置の不具合の有無を工学的に検証し、必要に応じて再発防止策を提言する。会合は非公開の予定。 手動式のスプリンクラーを誰かが意図的に操作した人為的原因の可能性については、警察に捜査を依頼
-
サイクリスト遠藤杏奈さん、観光大使に 裾野市が委嘱
裾野市は19日、同市出身のサイクリスト遠藤杏奈さん(22)=一橋大大学院=にスポーツ観光大使を委嘱した。遠藤さんは市が包括連携協定を結ぶ自転車チーム「ハイ・アンビション女子サイクリングアカデミー」に所属し、ロードレースを中心に活躍している。 市民文化センターで委嘱式を開き、村田悠市長が遠藤さんに委嘱状と観光大使のたすきを手渡した。遠藤さんは「裾野市の方々の温かい気持ちと美しい自然を伝えていきたい」とあいさつした。「裾野じてんしゃ娘」の通称で市内のスポーツイベントに参加したり、交流サイト(SNS)を通して市の情報を発信したりする。 遠藤さんは今年8月に自転車で日本を縦断するギネス記録に挑戦
-
裾野・ニッセー防災の土谷社長 消防庁長官表彰 支えに感謝、生命や財産守る決意新た
消防用設備とサービスを取り扱う「ニッセー防災」(裾野市)の土谷直人社長(61)が、2022年度消防庁長官表彰を受けた。表彰式は11月上旬に東京の明治記念館で開かれた。消防用設備の設置と維持管理の適正化による功労者表彰を受けた土谷社長は「お客さまの生命、財産を守るため、信頼性をさらに高めていきたい」と決意を新たにした。 同社は火災報知設備やスプリンクラー、消火栓、防火戸などを設置し、保守・点検を請け負っている。取引先は静岡、神奈川、山梨3県の事業所や工場、文化ホール、遊興施設など約1400カ所に上り、機材を無償提供して指導する防災訓練も開いている。1972年の会社設立から50年を迎え、土谷社
-
特殊詐欺防止へポスター作製 裾野署と静岡ブルーレヴズ
裾野署はこのほど、静岡県内をホストエリアとするラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズと連携し、特殊詐欺被害防止を訴えたポスター60枚を作製した。このほど、山下安則署長が裾野市内で合宿中のチームを訪ね、矢富洋則選手(27)に感謝状を手渡した。 ポスターは昨季の最終戦で、矢富選手がボールを持ちながら相手選手をかわして走る写真を使用。ボールを守りながらトライを目指すラグビーにかけ、「大事なものは渡さない」「キャッシュカードを預かりますは詐欺」などと呼びかけている。同じデザインのチラシも2千枚作製し、同日、同署とチームスタッフが長泉町のJAふじ伊豆長泉産直市での啓発に活用した。 管内でキャッシ
-
裾野の園児に千歳飴960本 不二家が寄付
菓子メーカーの不二家(東京)は、七五三用の千歳飴(ちとせあめ)960本を裾野市に寄付した。市は幼稚園と保育園、認定こども園がこのほど個別に開いた七五三を祝うイベントなどで園児に配った。 千歳飴は同市の富士裾野工場で製造している。寄付は2019年度に始め4回目。紅白の2種類で、市内18施設の5歳児380人を中心に配布した。
-
裾野で花火大会 19日、3千発打ち上げ「まちを元気に」
裾野市観光協会・にぎわいプロジェクトは19日、「秋花火まつり」を市民文化センターで開く。8月に市運動公園で開催していた「すその夏まつり」の代替イベントで、3年ぶりの花火大会として企画した。 正午から静岡県内で活躍する歌手やアイドルグループのライブ、飲食物販売、熱気球搭乗体験などを行い、午後6時から約3千発の花火を打ち上げる。地元の農産物を販売する「市農業まつり」も同時開催する。雨天時は20日に順延。 約1万発の花火が夜空を彩るすその夏まつりは市内最大級のイベントだったが、過去2年はコロナ禍で、本年度は市の助成が廃止されたため中止した。その後、新たに就任した村田悠市長がにぎわい創出を目的に
-
逮捕理事長、組員と長年にわたる顔見知り 沼津夏まつり露店権利詐取 出店場所便宜か
暴力団員が「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の露店の出店権を不正に取得した詐欺事件で、静岡県警に詐欺の疑いで17日に逮捕された県東部イベント商業協同組合理事長の露天商の男(67)=三島市西本町=が、同容疑で逮捕された指定暴力団山口組藤友会組員の無職の男(66)=裾野市深良=と長年にわたって顔見知りだったことが同日、県警などへの取材で分かった。 関係者によると、露天商の男は理事長を10年以上務めている。知人である無職の男に対して長年、沼津夏まつり会場の人通りが多い場所など好条件を用意して出店の便宜を図っていた可能性が高いという。裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と県警捜査4課は露天商の男が詐
-
⚽J3沼津 最終戦「勝って締める」 20日、ホーム宮崎戦
サッカーJ3アスルクラロ沼津は20日、9位のテゲバジャーロ宮崎とホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で今季最終戦を行う。ここまで8勝7分け18敗とシーズンを通じて低迷した沼津。来季新監督にクラブOBで今季J1ジュビロ磐田のコーチを務めた中山雅史氏(55)が就任するため、望月一仁監督が最後の指揮を執る。菅井拓也主将は「勝って今季を締めくくりたい」と意気込む。 前節の愛媛FC戦はDF前川智敬選手のゴールで先制したが、後半に追い付かれ、1―1で引き分けた。連敗を4で止めるも、9月17日のカターレ富山戦以来、白星から遠ざかっている。 望月監督は対戦相手の宮崎を「アグレッシブで、状態のいいチ
-
軽乗用車と衝突、歩行中の女性死亡 裾野市深良の県道
17日午後5時45分ごろ、裾野市深良の県道で同市平松、介護士女性(31)の軽乗用車と歩行中の同市深良、無職女性(92)が衝突した。無職女性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。 裾野署によると、現場は片側1車線の直線道路。付近に信号や歩道はなく、軽乗用車は南進中に、車道を横断する歩行者にぶつかったとみられる。
-
公共交通 地域一体で維持 裾野市、5カ年計画案を策定
裾野市は17日までに、地域公共交通計画案を策定した。2023年度から5年間の中期計画で、基本理念には「地域一体となり持続可能な公共交通を実現する」を掲げた。 人口減や自動車社会が進む中、地方では高齢者や学生、障害者らの「生活の足」になる公共交通網の維持が課題になっている。計画案には「公共交通のネットワーク再構築と利便性向上」「公共交通の認知度向上と利用促進」など3方針に基づく8個の目標を設定。各目標の実現に向け、14事業を列挙した。 同市ではトヨタ自動車が未来型都市「ウーブン・シティ」の建設を進めている。県外からの来訪者が増える可能性があり、新幹線駅のJR三島駅とのアクセス向上を図る。電
-
ベビーラッシュ♡シマウマ見に来て 富士サファリパーク
裾野市須山の富士サファリパークで、シマウマの赤ちゃんが相次いで誕生し、愛らしい姿が来園者の人気を集めている。 2日に雄、4日に雌がそれぞれ1頭生まれた。9月にも2頭が生まれたほか、現在も妊娠中の雌が2頭いて、ベビーラッシュを迎えている。赤ちゃんは成獣と比べてしま模様の黒い部分が茶色っぽく、毛がフワフワとしているのが特徴。母親に寄り添ったり乳を飲んだりして仲むつまじい姿をみせている。 担当者は「11月に生まれた2頭は同じ群れにいる。一緒に過ごすかわいらしい姿を見てほしい」と話した。
-
リハビリ兼ね制作 施設利用者が出品 裾野で芸術祭
「すその高齢者施設芸術祭」が16日まで、裾野市生涯学習センターで開かれている。市内の介護保険事業施設の利用者が、リハビリを兼ねて制作した約100点を出品した。 「合作(共同制作)」「美術」「手工芸」「書・写真・短歌」の4部門で、市と市社会福祉協議会、各施設でつくる実行委員会が主催した。「細かい作業は大変ですが、毎日少しずつゆっくりと取り組みました」「コロナ禍で時間が限られる中、みんなの頑張りで完成しました」など、制作者の思いとともに展示している。 入賞14点を選び、最終日に会場で表彰式を開く。入場無料。14日は休館。来場できない出品者にもリハビリ活動と創作の励みにしてもらおうと、各施設で
-
富士山を背に白いじゅうたん 裾野の畑、ソバの花が見頃に
裾野市深良の畑で、ソバの花が見頃を迎えている。富士山を背に白いじゅうたんを広げたような美しい光景が広がっている。 JAふじ伊豆の裾野そば部会員の畑で、9月上旬ごろにまいた種が開花した。遊休農地を活用したソバ栽培が盛んな同市内では、10月ごろから各所で「秋そば」が白い花を咲かせる。 同JA直営店「五竜庵」では18日から、秋の新そばを提供する予定という。
-
グリーンインフラ整備など地域課題解決へ連携 駿豆地区商工振興懇
静岡県東部と伊豆の経済団体で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は11日、定例会を裾野市商工会で開き、自然の機能を生かした土地利用などを図る「グリーンインフラ」の整備をはじめとする地域課題の解決へ連携することを確認した。 9市町(沼津、三島、伊豆の国、御殿場、裾野、長泉、清水、函南、小山)の商議所と商工会の役員ら約30人が出席。紅野会長はグリーンインフラ整備のほか、気候変動への対応やデジタル化推進、BCP対策を挙げ「産官学金が連携し、地域を挙げて積極的に推進したい」と強調した。 三島商議所がグリーンインフラ整備を進めていて、石渡浩二会頭が取り組み内容を紹介。
-
犯罪被害者支援を議論 裾野署
裾野署は9日、犯罪被害者支援連絡協議会を同署で開いた。同署幹部や医師、裾野市、長泉町職員が参加し、事件事故の被害者支援の充実に向けて意見交換した。管内の9月までの交通事故件数は前年比2件増で、負傷者も増加していることを受け、官民一体の連携を確認。凶悪事件を想定し、被害者遺族らへの適切な支援のあり方を議論した。
-
災害時にLPガス供給 静岡県協会と裾野市が覚書
静岡県LPガス協会(静岡市葵区)と裾野市はこのほど、「災害援助に必要なLPガスの供給等に関する覚書」を締結した。市が指定した避難所などの特定施設にLPガスを優先供給するとともに、有事に備えて情報を共有しながら防災訓練を行う。 市役所で締結式を開き、裾野市を担当する同協会御殿場地区会の中川好大地区長と村田悠市長が覚書を交わした。中川地区長は「意思疎通を図りながら有事の対応をさらに充実させていきたい」とあいさつした。 同協会は市に、避難所で利用する低圧LPガス発電機と炊き出し調理器具セットを寄贈した。同協会が県内全市町に防災機材を贈る「地域防災応援プロジェクト」は31例目。残る4市町にも本年
-
魅力あるまちへ 裾野市に要望 地区労働者福祉協議会
裾野市内の労働組合でつくる裾野地区労働者福祉協議会は10日、市に要望書を提出した。魅力あるまちづくりや子育て世代への支援、教職員の労働環境改善など8項目を盛り込んだ。 野竹康正会長(トヨタ自動車労働組合東富士支部長)ら4人が市役所を訪れ、村田悠市長に要望書を手渡した。魅力あるまちづくりではJR裾野駅前の区画整理事業やトヨタ自動車による未来実証都市「ウーブン・シティ」の建設が進む中、「市民や観光客によるにぎわいが感じられない」と指摘。大型商業施設の誘致や交流サイト(SNS)による観光情報発信など、若者向けの政策を求めた。 同協議会は17団体の7235人で構成する。毎年、市の新年度予算案編成
-
長泉町のコンビニ 70代女性の車突っ込む
9日午前11時50分ごろ、長泉町中土狩の「ローソン長泉中土狩北店」に裾野市の無職女性(79)の軽乗用車が突っ込み、出入り口脇のガラスが割れた。裾野署によると、女性は背中を打ち、軽傷を負ったとみられる。店内には当時、従業員2人がいたが、けがはなかった。同署が事故の原因などを調べている。
-
「五竜の滝」前にベンチとテーブル 裾野ロータリークラブが寄贈
裾野ロータリークラブはこのほど、裾野市に休憩用の木製ベンチと石製テーブル1脚ずつ(計30万円相当)を寄付した。中央公園内の同市を代表する名勝地「五竜の滝」前に設置した。 市の社会福祉向上や観光振興を目的に、2017年度から続ける地域貢献活動。市は贈られたベンチとテーブルのセットを市民文化センターと、「不動の滝」がある偕楽園に設置した後、19年度からは毎年、中央公園に整備している。同公園で寄贈式を開き、飯塚秀男会長は「市民や観光客の憩いの場となるよう貢献していきたい」とあいさつした。 ベンチは3人がけの幅1・8メートルで、五竜の滝を背景に記念撮影できる場所に設けた。
-
スプリンクラー作動浸水 裾野市事故調、11月中に立ち上げ
裾野市議会は8日、臨時会を開き、市が提出した「裾野市民文化センター大ホールスプリンクラー事故調査委員会条例制定案」など2議案をいずれも原案通り可決した。9月下旬に発生した浸水被害で、市は条例に基づき、今月中に事故調を立ち上げる。事故調は装置の異常や故障の有無などを調べ、本年度内に報告書をまとめる方針。 ほかに可決したのは、委員報酬や旅費など事故調に必要な費用900万円を追加した2022年度一般会計補正予算案。 事故調は5人以内で構成。委員長には工学が専門の大学教授が就き、委員は委員長の推薦を受けて決める。来年3月までに最大9回の開催を想定し、調査結果によって作動原因とともに再発防止策を報
-
障害児の家庭など支援拡充、市に要望 公明党裾野市議団
公明党裾野市議団は7日、障害児を育てる家庭や、虐待などで保護が必要な児童に対する支援拡充を求める要望書を市に提出した。 三富美代子氏と佐野利安氏が市役所に村田悠市長を訪ね、「障害児を育てる親らが冠婚葬祭や病気などの緊急時に子どもを預けたり、児童虐待が起きた場合に緊急的に保護したりできる態勢づくりが必要」と訴えた。 村田市長は障害児を一時的に受け入れる施設を早急に整備するとともに、県と連携して虐待を受けた児童の保護に取り組む考えを明らかにした。
-
複数祭りに不正出店か 沼津夏まつりで詐欺の疑い 組事務所を捜索
暴力団員の露店経営への関与を隠した虚偽文書を露天商らと共謀して「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の主催者側に提出し、出店の権利を不正に得たとして、裾野、御殿場、沼津、三島各署と静岡県警捜査4課に詐欺の疑いで逮捕された指定暴力団山口組藤友会組員の2人が、沼津以外にも県東部の複数の祭り会場で露店を出していたことが8日、関係者への取材で分かった。 県警は、ともに藤友会組員で無職の男(66)=裾野市深良=と別の男(76)=富士市中里=が長年、露店の実質的経営者として妻の名義や露天商でつくる「県東部イベント商業協同組合」加入者の立場などを悪用し、各地で多額の売上金を得ていたとみて、事件の全容解明を進め
-
裾野のスプリンクラー被害 楽団「損害賠償請求を検討」
裾野市民文化センターで9月に舞台上のスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は7日、同市に対して損害賠償請求を検討していると明らかにした。装置が作動したのは楽団が公演する約1時間前で、楽器やケース、楽譜などが水を浴び、関係者5人が転倒するなどして重軽傷を負ったとしている。 県庁で記者会見を開いた芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(49)は「被害額は数億円に上る可能性がある」と指摘。施設設置者の裾野市には「瑕疵(かし)や責任がある」と話した。「説明責任が一切果たされず、市の対応は非常識」とした上で「オーケストラに犯人がいるのだろうという憶測を招き、多くの
-
旧植松家住宅 市民が清掃ボランティア 裾野、3年ぶりに
裾野市はこのほど、同市の中央公園内にある国指定重要文化財「旧植松家住宅」で、ボランティアによる清掃を3年ぶりに実施した。 旧植松家住宅は18世紀初め以前に作られたとされ、同市石脇から移築された。市は2016年から展示会や演奏会といった住宅の利活用を推進している。 清掃には市民ら15人が参加し、古民家の特性に合わせて板の間を米ぬかで磨いたり、畳を茶殻で掃いたりと、昔ながらの方法で取り組んだ。同住宅に27歳ごろまで住んでいた同市の植松繁さん(78)は「今は人が住んでいないので管理が難しい。多くの方に清掃していただきありがたい」と話した。
-
決勝は13日、東海大翔洋―聖光 全国高校ラグビー静岡県大会
第102回全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)の準決勝が6日、裾野市運動公園で行われ、東海大翔洋と聖光が決勝に進んだ。東海大翔洋は後半に攻撃力を見せつけ、66-9で科学技術を圧倒。聖光は勝負どころでFB立山とWTB小野沢が力を発揮し、24-12で浜松工を下した。4年連続で同じカードとなった決勝は13日午後1時半からエコパスタジアムで行われ、SBSテレビが生中継する。 ▽準決勝 東海大翔洋 66(17―94 9―0)9 科学技術 聖光 24(16―7 8―5)12 浜松工 立山と小野沢 得点源が機能 聖光 得点源の2人が機能し、聖光が浜松工に競り勝った。ゴールとペナル
-
市民ランナーを裾野に誘致 準高地トレーニング適地、指導者招き初のモニターツアー
裾野市スポーツツーリズム推進協議会は5日、市民ランナーの指導者を招いたモニターツアーを開いた。首都圏から近く、標高1000~1500メートルで心肺機能と脚力を鍛える「準高地トレーニング」に最適な同市。大学や実業団の合宿に加え、今後は市民ランナーの誘致を強化する。 ツアーは6日まで1泊2日の日程。陸上指導者でつくる「ペーサー・トラック・クラブ」(東京)の8人が同市と近隣地域の陸上競技場やロード、クロスカントリーコースなどを実際に走り、練習環境を確認する。 初日は市職員から受け入れ態勢について説明を受けた後、木の葉が色づき始めた富士山麓の練習場3カ所を巡回した。同クラブゼネラルマネジャーの遠
-
高齢者見守り 生協ユーコープと連携 裾野市が協定締結
裾野市と生活協同組合ユーコープ(横浜市)はこのほど、「高齢者見守りネットワーク事業」に関する連携協定を結んだ。 食料品や生活用品、食事を宅配するユーコープの配送員が高齢者宅で「洗濯物が干しっぱなしになっている」「新聞や郵便物がたまっている」などの異変に気づいた場合、裾野市に連絡する。市役所で締結式を開き、同市を担当する「おうちCO―OP御殿場センター」(御殿場市)の鈴木啓二朗センター長は「配送先世帯を定期的に訪れているので異変に気づきやすい。全従業員で見守り活動に貢献したい」と話した。 裾野市の見守りネットワーク事業の連携先は34事業者になった。
-
⚾東部中学野球開幕 優勝目指して白熱 裾野など4球場
第37回東部地区中学校野球大会(東部地区中学野球育成委員会、県野球連盟東部地区主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が5日、裾野市運動公園野球場など4球場で開幕した。 東豆、田方、三島、駿東、沼津、富士、富士宮の7地区の上位と、昨年度の優勝、準優勝を合わせた計16チームが参加した。トーナメント形式で初日は1、2回戦を行い、秋晴れの下、白熱した試合を繰り広げた。 準決勝と決勝は12日、沼津市の愛鷹球場で行う。
-
富士山背景にキヌア色づく 裾野
裾野市須山の市道「パノラマロード」沿いで、雑穀「キヌア」が色づき、山頂付近をうっすらと雪化粧した富士山を背景に「赤いじゅうたん」が広がっている。 市や須山東富士農事組合などが特産化を目指して試験栽培するほ場。秋の収穫に向け、8月に約3200平方メートルに苗を植えた。夏の日照不足や連作障害などの影響で例年よりやや小さいが、先端に実をつけた高さ25~50センチの茎(穂)が鮮やかな朱色に染まった。 今月中旬に収穫するまで写真撮影用にほ場を開放している。市は畑の中に立ち入らず、キヌアには触らないように呼びかけている。 キヌアは健康志向に適した栄養価の高い「スーパーフード」。同市内では耕作放棄地
-
静岡で秋季俳句大会 清野さん(富士)特選 俳人協会静岡県支部
俳人協会県支部はこのほど、2022年度の秋季俳句大会を静岡市駿河区の男女共同参画センター「あざれあ」で開いた。会員ら約90人が参加し、それぞれの作品を発表した。 同協会本部講師の南うみをさん(京都府)が講演し、「季語として野菜をうまく活用してほしい」と俳句作りのポイントをアドバイスした。南さんが特別選者を務め、事前に応募された作品の中から「一湾の 明るき茅の輪 くぐりけり」と詠んだ清野かつ江さん(富士市)の句が特選に輝いた。南さんは「『明るき』の措辞(そじ)がよい」と選評した。 その他の特別選者入賞は次の通り。 秀逸 吉住達也(裾野市)榛葉君江(湖西市)寺田典子(浜松市中区)
-
無限の想像力 自由に表現 日本画家・千住さん、裾野で児童指導
日本画家の千住博さん(64)による特別授業が1日、裾野市立南小で開かれた。6年生41人が和紙を使った立体アートを制作した。 日本を代表する芸術家が講師を務め、文化芸術活動のすばらしさと、夢を持って生きる大切さを伝える文化庁の「文化芸術による子供育成推進事業」の一環。千住さんは「美術に良い、悪いはない。イマジネーション(想像力)は無限大。個性をいかして自由に作り、みんなが違った考え方を持っている多様性を学んでほしい」と呼びかけた。 児童は和紙をもんだり折ったりして台紙にはり、絵の具とフェルトペンで絵を描き、富士山や海の生き物、好きな食べ物、海岸などを表現。2次元と3次元が融合した立体的なア
-
社説(11月2日)世界かんがい遺産 先人の知恵広く発信を
沼津市の香貫用水と磐田市の寺谷用水を含む国内3施設が、国際かんがい排水委員会から「世界かんがい施設遺産」に選ばれた。建設から数百年が経過し、先進技術で構築された歴史的価値と、現代に至るまでの地域への高い貢献度が評価された。恩恵を受け現世代に生きるわれわれは、先人の知恵を後世へ引き継ぐ必要がある。行政など関係機関には施設の特徴や価値、意義を広く発信する姿勢が求められる。 昨年までの世界かんがい施設遺産登録は世界で123件(17カ国)、国内は44件(28府県)。このうち静岡県内は深良用水(裾野市)、源兵衛川(三島市)に続き計4件となった。まさに先人の努力が古今にわたり、地域を支えていることを実
-
ガス漏れ 給食の調理員3人搬送 裾野の小学校、器具ホースに穴
1日午前10時15分ごろ、裾野市立深良小の給食調理室でガス漏れが起きた。市によると、50~60代の女性調理員3人が病院に搬送され、いずれも軽症。児童や教員にけがはなかった。 3人は調理作業中にガスを吸い込み、体調不良を訴えた。警察や消防の立ち会いの下、ガス業者が確認したところ、調理器具のガス回転窯とガス管をつなぐ管(ホース)に数ミリの小さな穴が開いていた。1カ月前にも同様に穴が開いてガスが漏れる事故があり、ホースを替えたばかりだったという。 調理員は全4人。残る1人は別室にいて無事だった。 給食調理室は校舎とは別棟にあり、1日の給食はパンと牛乳のみを提供した。
-
“腕時計”ありがとう 裾野高生が手作り 園児にプレゼント
裾野高(裾野市)の1年生が31日、腕時計のアクセサリーを市内の園児にプレゼントした。新型コロナウイルスの影響で保育実習が中止になったため、生徒132人が紙コップと輪ゴムを使い、1~5歳児573人分を手作りした。 子どもの腕に合わせた小さな飾りで、時計の針やアニメのキャラクターなどをペンでデザインした。学校近くの幼稚園と保育園には代表生徒が訪れ、子供たちに直接手渡した。 尾崎桜汰さん、金沢悠飛さん、平山美和さん、蕗井優里奈さんの4人はいずみ幼稚園を訪問。「保育実習はできませんでしたが、気に入ってくれるとうれしいです」と呼びかけた。代表で年長児23人が受け取り、「格好いい時計をありがとうご
-
裾野の小学校でガス漏れ、3人救急搬送
1日午前10時40分ごろ、裾野市立深良小の給食調理室でガス漏れがあり、作業中の調理員3人が救急搬送された。いずれも意識はあるとみられる。
-
静岡人インタビュー「この人」 「伊豆の踊子」の伝承に努める 小野英樹さん(河津町)
今春、没後50年を迎えた川端康成の「伊豆の踊子」の舞台にもなった河津町の職員。映画版「踊子」のフィルムを修復させ、ゆかりの地を広く知ってもらおうと奮闘中。裾野市出身。55歳。 -フィルム修復の経緯は。 「『踊子』の映画は全6作あり、そのうち4作分の16ミリフィルムを、主人公一行が滞在した湯ケ野地区の観光協議会と町が1989年に購入した。協議会が管理し『伊豆の踊子文学祭』でも上映していたが、解散したため映写機とともに町が引き継ぎ、修復会社に頼んできれいな映像で見られるようにした」 -修復の意義は。 「持っているだけでは宝の持ち腐れ。今後は上映会開催などを通じ、川端康成の功績を語り継ぐ一
-
大麻所持疑い 飲食店経営の男ら2人逮捕 藤枝署
藤枝署と県警薬物銃器国際捜査課は31日、大麻取締法違反の疑いで沼津市足高、飲食店経営の男(40)、裾野市佐野、飲食店員の男(27)の両容疑者を現行犯逮捕した。2人の逮捕容疑は共謀して31日、飲食店経営の男の自宅で乾燥大麻2包を所持した疑い。同署によると、飲食店経営の男が経営する店舗で飲食店員の男が働いているという。 同署などは10月4日に同法違反の疑いで埼玉県を拠点に活動するラップグループのリーダーらを逮捕していて、2人はこのグループと関わりがあるとみて調べている。
-
裾野署が総合優勝 静岡で鑑識競技会
静岡県警はこのほど、鑑識技術を競う第67回現場鑑識競技会を静岡市清水区の清水庵原球場で開いた。新型コロナウイルス感染症の影響で、開催は3年ぶり。県内28署の警察官が5人一組のチームで出場し、裾野署が総合優勝を果たした。 同区のショッピングモール内で男がナイフで女性を襲う殺人未遂事件が発生した-との想定。署の規模で2組に分けた団体の部と、担当する役割別の個人の部で得点を競った。 出場者は犯行現場を模した会場で果物ナイフ、サングラスなどの遺留品から指紋や血液を採取し、足跡も慎重に調べた。県警鑑識課や科学捜査研究所の職員が、資料を正確に採取できているか、手法は適切かなどの観点で採点した。 主
-
市の発展に貢献 功労者5人表彰 裾野
裾野市は28日、功労者表彰式を生涯学習センターで開いた。経済や福祉、まちづくりなどの分野で市の発展に貢献した5人をたたえた。 村田悠市長は「社会の発展と福祉の増進に多大な貢献をしていただき、心から敬意を表します」と感謝し、表彰状を手渡した。受賞者を代表して、市政功労賞産業振興功労の岡田広正さん(69)=平松=が「今後もより一層裾野市のために力を尽くしていきたい」と謝辞を述べた。 岡田さん以外の受賞者は次の通り。 市政有功賞地方自治功労 土屋相子(74)=須山=、藤井敬宏(65)=千葉県船橋市=▽同賞社会福祉功労 植松繁(78)=石脇=、山本讓治(75)=茶畑=
-
犬との正しい触れ合い方は 裾野の須山小 動物愛護教室
静岡県動物保護協会東部支部は27日、動物愛護教室を裾野市の須山小で開いた。3、4年生32人が犬との正しい触れ合い方を学んだ。 県東部保健所の職員と獣医師が講師を務め、嗅覚や聴覚に優れた犬の特徴、人間とともに歩んできた長い歴史などを紹介。「一度決めたら最後まで大事に飼いましょう」と呼びかけた。 知らない犬に対しては「飼い主に触っても大丈夫か確認する」「ゆっくり近づいてからなでる」などと教え、児童は順番に6頭のボランティア犬と触れ合った。3年の土屋柚月さんは「犬をびっくりさせないように気を付けた。触ったら温かかった」と喜んでいた。
-
5年連続入賞目指す 裾野市チーム代表選手発表【市町対抗駅伝】
12月3日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の裾野市チームは28日、代表選手21人を発表した。5月から開始した合同強化練習や記録会、本年度の公式大会結果などを踏まえて選出した。 12区間、42・195キロでたすきをつなぐ。同市は前回、市の部7位で4年連続の入賞を果たした。小林進監督は過去最高となる5位以内を目標に掲げ、「大会までしっかり調整し、チームワークで5年連続の入賞を目指す」とコメントした。 代表選手は次の通り。 小学男子 広岡拓真(東6)清水朝陽(西6)馮海誠(西5)▽同女子 岡本夢依彩(東6)浦山玲奈(千福が丘6)▽中学男子 大庭光
-
改修延期、存続か廃止か再検討へ 浸水被害の裾野市民文化センター
裾野市民文化センターで9月下旬、舞台上のスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、市は27日、水をかぶった大ホールの運用再開時期は未定との見方を示した。市は作動原因を調べながら施設の「存続」か「廃止」かを決める。予定していた施設の改修工事は延期し、新しい指定管理者選びも中断する。 市によると、照明や音響機器、コンサートピアノなど総額1億5900万円の被害が生じた。市役所で同日、記者会見した村田悠市長は「大ホールを最低限利用可能な状況にするために必要な額で、幕類などの修繕を加えれば、さらに必要になる」と指摘した。 収容人数1200人の大ホールと、同400人の多目的ホールでは11月以降、つり天
-
できたらいいな♪こんな裾野 須山中生、市に課題解決策を提案
裾野市立須山中の3年生12人はこのほど、市戦略推進課の協力を得て総合的な学習の時間で取り組んできた「裾野の未来を創る須山中生の提言」を同校で発表した。全校生徒計47人と地域住民、市職員らの前で、人口問題や地域活性化など、市の課題解決案を提案した。 土屋里緒さんはロードレースを活用した魅力発信として、富士山が見える場所にサイクリスト向けの店舗を設けて特産品を使ったメニューを提供する案を考案。「ロードレース業界で知名度が上がれば大きな大会を開けるのでは」と呼びかけた。 渡辺朋稔さんは市民やキャンプ客をターゲットに朝市を開く市民文化センターの活用法を提案した。市の財政状況や施設維持費、キャンプ
-
アマゴ「元気でね」 園児ら成魚200匹放流 裾野
裾野市と長泉町の企業・団体でつくる狩野川水系水質保全協議会裾野長泉支部は26日、同市の石脇親水公園でアマゴの放流会を開いた。環境問題に関心を持ってもらおうと、地元の深良保育園の年長児18人を招いた。 園児は子供用の小さなバケツに体長20センチ前後の成魚を2~3匹ずつ入れ、「元気でね」「ばいばい」と声をかけながら公園内の池に放した。放流したアマゴは計200匹。最初は動きが鈍かったアマゴが水に慣れ、池とつながる大柄沢川に元気よく泳ぎ出すと、「よかった」と胸をなで下ろしていた。放流会には市内7社から約20人が参加した。
-
裾野スプリンクラー被害 市長「原因究明を加速」 調査委立ち上げ
裾野市民文化センターで9月下旬、舞台上のスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、村田悠市長は27日、市役所で記者会見を開き、事故調査委員会を立ち上げると発表した。村田市長は「(スプリンクラーの)設置や管理に瑕疵(かし)があったと認められなければ、公金を拠出して補償することはできない。原因究明を加速させる」と話した。 市によると、委託業者による定期点検と作動後の調査では、装置に故障や異常は確認されなかった。調査委は大学教授や別の業者ら3~5人で構成し、第三者の専門的な視点で不具合の有無を改めて検証する。調査委の結果がまとまる時期は「未定」としたが、本年度内に数回の会合を開く。市の代理人には御
-
高齢者見守りへ連携協定を締結 裾野市と民間2社
裾野市と宅配クック123御殿場店(御殿場市)、マニュライフ生命保険御殿場支社(同市)はこのほど、高齢者見守りネットワーク事業に関する連携協定を結んだ。 宅配クックは弁当の配達事業、マニュライフは保険の営業活動でそれぞれ、従業員が裾野市内を回っている。業務中に高齢者宅で「郵便物や新聞がたまっている」「しばらく姿を見ない」「夜間に電気がついていない」などの異変を感じた場合、市に連絡して情報を共有する。 市役所で締結式を開き、及川涼介副市長と宅配クックの新井泰店長、マニュライフの四元祿郎支社長が協定書を交わした。及川副市長は「高齢者の孤独死が社会問題になる中、ちょっとした異変に速やかに気づき、
-
「するがの極」食味良好 JAふじ伊豆 首長に新米PR
JAふじ伊豆(鈴木正三組合長)は24日、管内のうち4市町(沼津市、裾野市、長泉町、清水町)で手がけるブランド米「するがの極(きわみ)」の新米販売が13日に始まったのに合わせ、地元市町のトップを訪ねてアピールした。 「するがの極」は県の奨励品種「きぬむすめ」のうち、独自基準を満たした一等米。2017年から旧JAなんすんなどがブランド化を始めた。JAふじ伊豆によると、今年は天候不順に見舞われた時期もあったが、生産者の適切な管理で米のおいしさを評価する「食味値」の高い米が多く生産されたという。 24日は鈴木組合長が沼津市役所に頼重秀一市長を訪ね、新米を届けた。鈴木組合長は「今年はいい出来で、収
-
裾野市内の文化財など紹介 11月6日まで
裾野市の文化財展が11月6日まで、市生涯学習センターで開かれている。市内の天然記念物や史跡、有形文化財などを紹介するパネルに加え、老朽化で長期休館中の富士山資料館の一部所蔵品を実物展示した。 実物を紹介したのは縄文時代中期の土偶付き土器、弥生時代後期のつぼ、古墳時代後期の須恵器と平瓶(ひらべい)、宝永噴火の岩石と砂。パネルは世界遺産の富士山を筆頭に時代を追って展示し、霊峰とともに歩んできた同市の歴史と文化を分かりやすく解説している。 入場無料。問い合わせは市生涯学習課<電055(994)0145>へ。
-
記者コラム「清流」 コロナ終息の入り口に
新型コロナウイルスの水際対策大幅緩和や全国旅行支援の開始-。国の取り組みにウィズコロナを感じる。週末には、周辺市町のイベントも復活している。 清水町は地域通貨の利用促進を目的に、町内の個店が集まる催しを実施。多くの町民らが降雨の中、店の前に列を作っていた。裾野市でも市民向けの「ふれあいフェスタ」が開催された。出展者の1人は盛況ぶりに驚きながらも笑顔を浮かべていた。にぎわいの中、子どもたちが露店の食べ物をほおばったり、走り回ったりする姿を見るのは久しぶりで2019年にタイムスリップした気分になった。 復活をうれしく感じながら、「コロナで中止」の記事をもう書きたくないと思う。できる対策を続け
-
金融教育授業 裾野高が公開 杉村太蔵さん講演も
静岡県金融広報委員会(事務局・日銀静岡支店)と裾野高はこのほど、金融教育の公開授業と講演会を裾野市の同校で開いた。講演では元衆議院議員でタレントの杉村太蔵さんが「お金について考えてみよう」と題して話した。 同校は2020年度から金融教育研究校として、学校現場で授業の在り方などを模索してきた。公開授業は成果発表の一環で行われた。県内金融機関や教育関係者など約30人が見守る中、小麦価格が高騰している原因を探って市場経済について学んだり、生まれてから高校卒業までに必要な支出額を調べたりする1、2年生向け授業を披露した。 証券会社勤務の経験もある杉村さんは投資や資産形成の要点として、「日頃のニュ
-
高校ラグビー静岡県大会開幕 東海大翔洋などシード校が順当勝ち
第102回全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)の1回戦が23日、エコパ補助競技場で行われ、シード校の東海大翔洋、浜松工、聖光、科学技術はいずれも順当に上がった。11月6日に裾野市運動公園で行われる準決勝のカードは東海大翔洋-科学技術、聖光-浜松工となった。 ▽1回戦 東海大翔洋 80(45―0 35―0)0 浜松湖北 科学技術 43(14―0 29―7)7 合同(静岡・焼津水産・沼津工・桐陽) 聖光 76(26―5 50―0)5 清水南 浜松工 93(55―0 38―0)0 常葉大橘
-
裾野市民芸術祭 舞台発表や展覧会 2期に分け30日まで
第50回「裾野市民芸術祭」(市、市教育委員会主催)が22日、始まった。2期に分け、30日まで展覧会と舞台発表を開催する。 市民文化センター大ホールがスプリンクラーの作動で水につかったため、舞台発表の会場を変更。同センターの多目的ホールや会議室、エントランスホール、生涯学習センターの学習ホールなどを主会場とする。 書道展や華道展、ジュニア展などの1期は25日まで。23日には音楽祭と囲碁大会を開いた。生涯学習センターでの音楽祭には12団体が出場し、コロナ禍の影響を受けながらも重ねた練習の成果を披露した。 絵画展や写真展などの2期は27日から。29、30日には舞台発表と茶会を開く。
-
裾野西中ボランティア委 社協に食料品寄付 フード・ドライブ活動
裾野市立西中のボランティア委員会が20日、市社会福祉協議会に食料品を寄付した。各家庭で使い切れなかった未使用品を持ち寄り、まとめて寄付する「フード・ドライブ活動」として、全校生徒に協力を呼びかけた。 レトルト食品や缶詰、菓子、調味料などが段ボール3箱分集まった。同校での寄贈式で、委員長の久保楓花さん(3年)が「多くの生徒と保護者の協力で想像していた以上に集まった。有効に役立ててください」と話し、市社協の担当者に食料品を手渡した。市社協は弁当の宅配サービスなどで利用する。 同委員会は1~3年生28人で構成。コロナ禍で地域でのボランティア活動の機会が減ったため、代わりに持続可能な開発目標(S
-
冬を先取り 仮装で初滑り 裾野「イエティ」日本一早いオープン
裾野市須山の富士山2合目にあるスキー場「イエティ」が21日、今季の営業を開始した。イエティによると、屋外のスキー場としては24年連続で日本一早いオープンという。静岡県内外から集まった約400人が初滑りを楽しんだ。 同スキー場は標高1450メートルに位置する。10日前から3基の人工造雪機をフル稼働し、約1キロのゲレンデ1本を整備した。 オープニングイベントにはシーズン到来を待ちわびたスキーやスノーボードの愛好家が仮装をして集まった。アニメやゲームのキャラクターなどに扮(ふん)した来場者が号砲やバルーンの演出とともにゲレンデに滑り出した。 神奈川県の自営業直江優さん(37)は「久々で怖さも
-
裾野スプリンクラー事故 市が原因解明へ 被害届も検討
裾野市民文化センターで9月下旬、舞台上のスプリンクラーが突然作動した事故で、市は近く調査委員会を立ち上げて原因を解明する方針を決めた。20日までの調べで、施設の被害額は1億5千万円以上に上ることも分かった。市は裾野署に被害届を提出する方向で検討している。 市によると、委託業者による定期点検と作動後の調査では、スプリンクラーに異常や故障は確認されなかった。有識者や他の専門業者らで調査委をつくり、異常や故障の有無を第三者の立場で再調査するなどして原因解明を目指す。 スプリンクラーは手動式で、誰かが故意に操作した可能性もあるという。市は発生日に同署に事故を報告しているが、器物損壊や威力業務妨害
-
ソフト全国大会 市長に初V報告 裾野シスターズ
裾野市の女性ソフトボールチーム「裾野シスターズ」が18日、市役所に村田悠市長を訪ね、全国大会「日本スポーツマスターズ」初優勝を報告した。 日本スポーツ協会などが主催する35歳以上を対象にした総合体育大会で、ソフトボール競技は9月下旬に岩手県花巻市で開かれた。裾野シスターズは県予選を勝ち抜いて3回目の出場を決め、全国大会はトーナメントの5試合を得点24、失点3の安定した試合運びで制した。 昨年も県代表に決まりながらコロナ禍で大会が中止になったため、2年分の思いをぶつけたという。選手代表5人が市役所を訪問し、峯田起見監督兼選手(静岡市清水区)は「選手の頑張りで優勝することができた。特に主戦の
-
道に迷った男児を保護 裾野署、高校3年生に感謝状
道に迷った男児を保護したとして、裾野署は20日、御殿場南高3年の勝又咲依さん(18)=裾野市=に署長感謝状を贈った。 勝又さんは3日午後7時半ごろ、同市稲荷で下校中、母親が先に帰ってしまったという男児=年長=に「助けてください」と声をかけられた。勝又さんは泣いている男児を見て「何とかしなくては」と一緒に男児の自宅まで歩いたが、母親がいなかったため警察に通報し、保護に貢献した。 同校で感謝状を受け取った勝又さんは「無事で良かった。自分の周りでも(子どもの事故が)起きていると感じた。ニュースに関心を持ちたい」と話した。山下安則署長は「勇気ある優しい行動に感謝している」とたたえた。
-
裾野逆走、道迷いUターンか 死亡の運転手を書類送検
裾野市の国道246号バイパスで逆走の軽乗用車と乗用車が正面衝突して6人が死傷した事故で、軽乗用車を運転していたフィリピン国籍の派遣社員の男=当時(48)、沼津市大岡=が道に迷ってUターンし、バイパスを逆走した可能性があることが20日、裾野署への取材で分かった。同署は同日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで、容疑者死亡のまま男を静岡地検沼津支部に書類送致した。 書類送致容疑は6月19日午前3時ごろ、裾野市富沢の同バイパス上り線で飲酒運転し、5人を死傷させた疑い。 同署によると、男は沼津市内の店舗で飲酒し、自宅に戻る途中だったとみられる。ドライブレコーダーを解析すると、事故直前の
-
6人死傷の裾野の逆走事故 運転手を書類送検へ 容疑者死亡
裾野市の国道246号バイパスで6月に逆走の軽乗用車と乗用車が正面衝突して6人が死傷した事故で、裾野署は自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで近く、軽乗用車を運転していたフィリピン国籍の男性会社員=当時(48)、沼津市大岡=を容疑者死亡のまま静岡地検沼津支部に書類送致する方針を固めた。19日までの関係者への取材で分かった。 男性は酒を飲んだ状態で軽乗用車を運転していたとみられ、バイパスを逆走して死傷事故を起こした疑いが持たれている。事故は6月19日午前3時10分ごろ、裾野市富沢の同バイパス上り線で発生した。片側2車線の追い越し車線を逆走した軽乗用車と、走行中の乗用車がカーブで衝突。運
-
裾野市議会 議長に中村氏 副議長に井出氏
裾野市議会は19日の臨時会で、議長に中村純也氏(48)=未来すその=、副議長に井出悟氏(51)=同=を選出した。 中村純也氏(なかむら・じゅんや)矢崎総業社員、保護司。3期。御宿 井出悟氏(いで・さとる)トヨタ自動車社員[元]市PTA連合会長。3期。須山
-
裾野市議会 委員会構成決定 補正予算案も可決
裾野市議会は19日、臨時会を開き、常任委員会と議会運営委員会の構成を決めた。市は歳入と歳出に1200万円を追加した2022年度一般会計補正予算案など3議案を提出し、いずれも原案通り可決した。 改選後、初の臨時会で、議会から佐野利安氏を監査委員に選出した。市道で発生した交通事故の補償など専決処分4件も承認した。 一般会計に追加したのは病気になった子どもを一時的に預かる病児保育事業を23年度から始めるため、受け入れ先になる医療法人に助成する施設整備費。補正後の予算総額は209億1100万円になった。 各委員会の正副委員長は次の通り(正、副の順)。 【総務】勝又利裕、浅田基行【厚生文教】増
-
痴漢被害は相談を 高校生に呼びかけ 裾野署が啓発活動
裾野署は14日、女子高生への声かけや痴漢被害が後を絶たないことを受け、痴漢被害防止キャンペーンを裾野駅ロータリーで展開した。20日まで行われる全国地域安全運動の一環。 裾野署員や地域安全推進員の女性を中心に約10人が参加。通学途中の女子高生らに啓発品の「私たちは泣き寝入りしません」「痴漢は犯罪です」と書かれた缶バッジと、防犯ブザーを持ち歩くなど犯罪に巻き込まれないための対策を記したリーフレットを手渡した。 中村佑馬生活安全課長は「満員電車ではドア付近が被害に遭いやすい。被害を受けたときには勇気を持って届け出てほしい」と呼びかけた。
-
台風15号義援金 裾野市が募金箱 市役所と3支所
裾野市は12月28日まで、市役所と深良、富岡、須山支所に台風15号の災害義援金に充てる募金箱を設置している。日本赤十字社を通して県内の被災者に贈る。
-
裾野で認知症予防講演会 11月6日、市生涯学習センター
裾野市は11月6日午後1時半から3時まで、認知症予防講演会を市生涯学習センターで開く。参加無料。 歯科医師が認知症予防に重要な歯の健康づくりについて講話し、インストラクターの指導で脳と体を鍛える体操を行う。開演前には会場で、血管年齢やヘモグロビンの測定会を開く。定員は市内在住、在勤者80人。先着順。17日から申し込みを受け付ける。 問い合わせ、申し込みは市介護保険課<電055(995)1821>へ。
-
裾野市長が予算編成方針「事業を取捨選択」 税収増加策も
裾野市の村田悠市長は13日、2023年度予算の編成方針を示した。「財源を確保して投資効果の高い事業を展開するため、ビルド・アンド・スクラップによる事業の取捨選択、行財政構造改革、ふるさと納税などの税収増加策に取り組む」と強調した。 今年1月に就任した村田市長が通年予算を本格的に編成するのは初めて。一般財源の概算は歳入127億291万円、歳出138億9605万円で、通常収支は11億9314万円のマイナス見込み。人件費や公債費などの義務的経費は最低限の要求とし、新規事業は新型コロナウイルス対策などに限る方針を各部課に通達した。 予算案は各部課のヒアリングなどを経て編成し、来年2月に市議会に提
-
5年生 丁寧に稲刈り 裾野・深良小 米作りの苦労学ぶ
裾野市立深良小の5年生51人が12日、学校近くの田んぼで稲刈りを体験した。 総合的な学習として毎年実施している。5月に田植えをした後、草刈りや生育の観察に取り組んできた。児童は地元の農家から鎌の使い方などのアドバイスを受け、穂がたわわに実った稲を丁寧に刈り取った。1時間ほどで約300平方メートルの収穫を終えた。 収穫した米は餅にして農家らと味わうという。柴田律希君(11)は「稲が育ってうれしい。農家さんは刈り取りが早くてびっくりした」と笑顔を見せた。
-
裾野市民文化センターで「市民のふれあいフェスタ」 15、16日
裾野市商工会と市は15、16日、「市民のふれあいフェスタすその」を市民文化センターで開く。開催は3年ぶり。 商工会の女性部と青年部が飲食物や特産品を販売し、子ども向けのゲームコーナーを設ける。交通安全や防犯、防災意識を高める関連イベントを企画。トヨタ自動車グループによるパーソナルモビリティーの試乗体験や、次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」の紹介も行う。 午前10時から午後4時(最終日は午後3時)まで。
-
裾野市アイデア展 小中学生の入賞者を表彰
裾野市はこのほど、小中学生を対象にしたアイデア展の表彰式を市役所で開いた。入賞作品30点の製作者31人(共同製作を含む)に表彰状と記念品を贈った。 工作が主体の「発明くふう」と、調べ学習が中心の「自由研究」の2部門。動植物や歴史、環境、ウイルス対策などをテーマにした作品が集まり、各校の推薦計54点を9月22日から10月6日まで生涯学習センターに展示した。村田悠市長らが会場を訪れ、「雑草で作ったお茶はおいしいのか」など発想力に富んだ入賞作品を選んだ。 入賞者は次の通り。 市長賞 望月彩楓(東小2)中山颯介(富岡第一小6)岩佐茉奈(向田小6)大房小百合(東中2)山田隼輝(西小6)真田侑和(
-
多数の楽器水浸しに 焼津の楽団会見「市は向き合って」 裾野市文化センターのスプリンクラー作動
裾野市民文化センターで9月下旬、舞台上のスプリンクラーが突然作動した問題で、当日に公演を予定していた管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は13日、静岡市内で記者会見し、被害状況を明らかにした。関係者5人が重軽傷を負い、多くの楽器や楽器ケース、楽譜が水に漬かったという。作動の原因は不明で、補償などを巡る市と楽団の交渉は難航する可能性も出ている。 公演は9月24日に予定されていたが、開演約1時間前に大ホールのスプリンクラーが突然作動し、舞台が水浸しになって中止になった。指揮者1人と演奏者56人が出演する予定で、既に楽器のセッティングは終わっていた。5人は転倒するなどしてけがをしたという。
-
裾野市議会 新会派構成を発表 最大は「みらい裾野」5人
裾野市議会事務局は12日、市議会の新しい会派構成を発表した。最大会派は「未来すその」の5人。「真政会」4人、「かがやき」3人、「公明党」と「もののふ」各2人が会派を結成した。 任期満了に伴う同市議選は2日に投票が行われた。定数は19。残る3人は会派に属さない。共産党は議席数を減らして1人になったため、会派がなくなった。
-
男性トイレにもサニタリーボックスを 公明党裾野市議団が要望
公明党裾野市議団は12日、公共施設の男性トイレにサニタリーボックス(汚物入れ)の設置を求める要望書を市に提出した。 前立腺がんやぼうこうがんによる影響で、尿漏れパットやおむつを使用する男性は増えている。三富美代子氏と佐野利安氏が市役所に村田悠市長を訪ね、「男性トイレの個室で取り換えても捨てる場所がない。まずは市庁舎を含む公共施設に設置してほしい」と要望書を手渡した。 村田市長は「迅速に対応したい」と応じた。
-
阿波おどり「富士山すその大会」 市役所で代替イベント、笛や太鼓にぎやかに
「富士山すその阿波おどりとはじまりの森」(実行委主催)がこのほど、裾野市役所で開かれた。コロナ禍の影響で2年間中止になっていた裾野駅前通りの夏の恒例イベント「富士山すその阿波おどり大会」の代替イベントとして企画された。 阿波おどりは地元8団体が合同で出演。かねや笛、太鼓などの生演奏に合わせて「ヤットサー」と声を出しながら踊り、来場者も交えて楽しんだ。 県東部を中心にマルシェなどを企画する団体「はじまりの森」と連携し、飲食、クラフトなど55団体が出店した。フラダンスや手話サークルなどの地元団体もステージ出演した。
-
41万5000円を裾野市に寄付 明治安田生命
明治安田生命保険は12日、包括連携協定を結ぶ裾野市に41万5千円を寄付した。 裾野営業所(同市)の高瀬雄一朗所長が市役所に村田悠市長を訪ね、「地域の健康づくりに役立ててください」と目録を手渡した。市は福祉保健会館で来館者が使用できる血圧計を購入する。
-
裾野市活性化へ高まる期待 トヨタ未来都市の建築本体工事開始で 市、連携強化の方針
トヨタ自動車が計画する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」の建築本体工事が11月、裾野市で始まる。2024~25年の一部供用開始に向け、同市は最寄りのJR岩波駅周辺を再整備するとともに、ウーブンと連携して研究・開発部門などの企業誘致を強化する方針。人口減少に直面する市にとって、地域活性化の起爆剤として期待される。 ウーブンは20年末に閉鎖した自動車生産工場の跡地に建設する。地元不動産業者は「岩波駅周辺は人通りが減り、飲食店などが閉店した。ウーブンで駅利用者が増えれば、にぎわいが戻るのでは」と望む。 同年末に5万1216人だった同市の人口は減少の一途をたどり、今年9月には約30年ぶりに
-
割り箸、図書館で配布へ 静岡県グリーンバンク 14市町に寄贈
静岡県グリーンバンク(鈴木一雄理事長)は、森林保全・整備の啓発のため県産材を活用した割り箸を県内14市町の図書館に贈る「図書館で割箸プロジェクト」に取り組む。鈴木理事長がこのほど、裾野市役所を訪ね、村田悠市長に寄贈した。 贈ったのは「緑の募金」を活用し、天竜材の製材で出る端材を福祉施設で加工した「利休箸」。読書週間が始まる27日前後から、12市(浜松、菊川、御前崎、袋井、牧之原、焼津、島田、富士、裾野、御殿場、伊豆、下田)と2町(森、松崎)の図書館で、本を借りた人に計5万2千セットを配布する予定(森町は8月に配布済み)。 裾野市では26日から配布する。鈴木理事長は「図書館で手にした割り箸
-
銅線盗んだ疑いで男逮捕 裾野署
裾野署は11日、建造物侵入と窃盗の疑いで北海道生まれ、住所不定、電気配管工の男(56)を逮捕した。逮捕容疑は1月31日午前1時ごろ、裾野市内の資材置き場に侵入し、銅線6本(約21万円相当)を盗んだ疑い。
-
トヨタ「ウーブン・シティ」 11月上旬建設開始 一部エリア、2024~25年開所予定
トヨタ自動車が裾野市に建設する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」について、プロジェクトを担当する子会社のウーブン・プラネット・ホールディングス(HD、東京)は10日、11月上旬に建築本体工事を始めると発表した。着工対象となる第1期エリアはウーブン・シティで最も早く2024~25年に開所する予定。 第1期エリアは敷地南端の約5万平方メートル。企業や研究機関と連携し、モビリティー(移動)や物流、食、農業、エネルギーなどの実証実験に取り組む。現時点でENEOS(エネオス)や日清食品との共同実証が決まっている。 ライフラインを整備し、開所時点で約360人が居住する予定。総事業費は非公表。1
-
トヨタ「ウーブン・シティ」11月に建設開始
トヨタ自動車グループは10日、裾野市に建設する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」の建築本体工事を11月上旬に始めると発表した。2024~25年に一部開所の予定。
-
小祝さくら 今季2勝目 ゴルフ・スタンレーレディース
スタンレーレディースホンダトーナメント最終日(裾野市東名CC=6570ヤード、パー72)、暫定首位でスタートした小祝さくらがノーボギー2バーディーで回り、通算12アンダー、204として、一時は首位に5人が並んだ混戦を制した。今季2勝目を挙げ、賞金2160万円を獲得した。 菅沼菜々、西郷真央、永井花奈が11アンダーで2位タイ。最終日にそれぞれ6アンダーで回った大里桃子が5位、脇元華が6位と続いた。県勢は、渡辺彩香(熱海市出身)が1アンダーで44位、村上瑞希(富士国際GC)は予選落ちだった。 大会は7日は降雨、8日は日没で2日連続のサスペンデッドとなった。9日は一部選手が2ラウンドの途中から
-
ライオンズクラブ フードバンクに食料寄付 沼津、裾野など
沼津、裾野、小山、御殿場、長泉、清水の6市町のライオンズクラブ(LC)も9日、フードドライブにそれぞれ取り組んだ。 裾野など5市町のLCは裾野市の渡辺建設でカップ麺や米、飲料水など560キロ以上の食料をフードバンクふじのくにへ寄贈し、会員らがトラックに積み込んだ。
-
ゴルフ スタンレーレディースホンダ第2日 小祝、暫定トップ
降雨によるコースコンディション不良のため前日中断した第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、41人が競技を完了できず日没サスペンデッドとなった。 プレーを終えた選手では、小祝さくらが10アンダーで暫定首位に立った。13ホールを終えた上田桃子、17ホールを終えた菅沼菜々が2打差で追う。 県勢では渡辺彩香(熱海市)がプレーを終えて2アンダー、村上瑞希(富士国際GC)が15ホールを終えて3オーバーだった。(出場107選手=アマ5、曇り、20・5度、東の風3・9メートル、観客3093人) ■29ホールをノーボギー 初日第1ラウンド途中で中断となった小祝は、計29ホールをノーボギーの快
-
ネギ作りに研修生挑戦 JAと4市町の就農支援事業 裾野
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)と管内4市町がことし始めた新規就農支援事業「きままに就農」で、裾野市で初めて研修生になった生出道徳さん(47)=三島市=がこのほど、裾野市内で白ネギの種まきを地元農家から学んだ。 生出さんは同市が調整し、使用が可能になった約800平方メートルの耕作放棄地で来年5月の収穫を目指し白ネギを育てる。研修として、地元農家から道具の使い方や土の量などを教わった。 生出さんは地元の食べ物を存続させたいと念願の農業に挑戦した。家族の応援もあるといい、「夢のスタート地点に立てた。来年以降(経営する)会社の事業としてやっていけたら」と話した。
-
オミクロン株対応ワクチン集団接種 裾野市、24日から
裾野市は24日、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチンの集団接種を開始する。 対象は、初回接種から5カ月が経過した12歳以上で3、4回目接種の希望者▽4回目接種から5カ月経過した高齢者や基礎疾患を有する人▽5回目接種を希望する医療従事者。福祉保健会館で実施する。個別接種の予定は当面ないという。 小児3回目は15日と11月12日午後に同館で集団接種を行う。初回接種終了から5カ月経過した5~11歳が対象。ファイザー社製の小児用ワクチンを使用する。1、2回目の接種も可能。 予約は市コールセンターまたは専用ウェブサイトで受け付ける。
-
記者コラム「清流」 秋の裾野
眼前に広がる一面のススキ野原-。富士山麓の標高約900メートル、裾野市須山の十里木高原は毎年秋ごろに訪れているお気に入りのスポットだ。階段を上った展望台からは、雄大な霊峰を遮蔽(しゃへい)物なく望むこともできる。ほんのりと冠雪した富士山と白い穂が揺れる光景に、秋の到来を実感した。 クリやギンナンの収穫、パノラマロードに咲くコスモス、日本一早いスキー場のオープンなど、秋と冬への季節の移ろいは同市で最初に実感することが多い。じゅうたんのように広がるススキを眺めながら、次はどんな秋を楽しもうかと思いを巡らせた。 自宅のある沼津市でも肌寒い日が続き、秋めいてきたと感じる。富士の裾野からやってくる
-
ゴルフ・スタンレーレディスホンダ 降雨で一時中断、サスペンデッド 工藤が暫定首位
スタンレーレディスホンダゴルフトーナメントが7日、裾野市の東名カントリークラブ(6570ヤード、パー72)で開幕した。降雨によるコースコンディション不良のため競技が一時中断。天気回復が見込めないため午後1時半にサスペンデッドとなり、全選手がプレーを終えられなかった。12ホールを終えた工藤遥加が4アンダーで暫定首位。4ホールを終えた上田桃子、6ホールを終えた吉田優利、9ホールを終えた横峯さくらが2打差で追う。 県勢では渡辺彩香(熱海市)が9ホールを終えイーブンパー、村上瑞希(富士国際GC)が6ホールを終え2オーバーだった。 8日の第2日に第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行う。(賞金総額1
-
移住・定住促進へテレワーク紹介 裾野市、人材サービス業者と協定
裾野市は5日、テレワーク派遣事業に関する連携協定を人材サービス業の日総ブレイン(横浜市、宮下剛社長)と締結した。同市への移住・定住のハードルとなっている雇用の選択肢を増やすため、同社がテレワーク可能な首都圏の企業を紹介し、U・Iターンや移住者増につなげる。 協定締結により、同社ホームページに特設ページを設け、市内の求職者に首都圏のテレワーク可能な仕事を優先的に紹介する。同社によると、県内よりも時給150~200円高い待遇の職を選べるメリットがあるという。スキルアップやキャリア形成も支援し、派遣期間の3年をめどに市内中小企業とのマッチングにつなげる。 市役所で開かれた締結式で、宮下社長は村
-
世界かんがい遺産登録 磐田・寺谷用水/沼津・香貫用水 先進的技術を評価
磐田市の寺谷用水と沼津市の香貫用水を含む国内3施設が6日、国際かんがい排水委員会(ICID、本部インド)が建設から100年以上経過し、歴史的価値の高い利水施設を登録する「世界かんがい施設遺産」に選ばれた。同日、オーストラリアで開かれたICID国際執行理事会で決定した。県内では深良用水(裾野市)、源兵衛川(三島市)に続き、計4件となる。 寺谷用水は、徳川家康が整備を命じ、1590年に完成した全長12キロの水路。天竜川の水を引き込み、約2千ヘクタールの水田耕地を潤した。改修を経て、今も市内の水田など約1500ヘクタールに水を供給している。 堤防整備に合わせ、取水用の暗渠(あんきょ)を設ける手
-
女子中学生盗撮 元教諭に有罪判決 静岡地裁
入浴中や着替え中の女子中学生を盗撮したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた裾野市麦塚、元公立中学校教諭の男(35)=懲戒免職処分=の判決公判で、静岡地裁は6日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。 国井恒志裁判官は判決理由で「常習的な犯行の一環で、被害者の心身に有害な影響を与えた。自らの性的な興味を満足させるためという動機は厳しい非難を免れない」と述べた。一方、反省して治療計画に従うと誓い、懲戒免職処分を受けたことなども踏まえ、執行猶予が相当と判断した。 判決によると、被告は2019年9月5日に県内の宿泊施設で入浴中の女子中学生数人を盗撮。21年11月17
-
労災防止活動で表彰 静岡県産業安全衛生大会
静岡県労働基準協会連合会(浅井伸祐会長)は5日、労災防止活動で優秀な成績を残した事業所と個人を表彰する県産業安全衛生大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 経営者や労務・安全衛生担当者ら約200人が参加し、安心して健康に働くことができる社会の実現を目指す大会宣言を採択した。特別講演では、海上技術安全研究所の吉村健志主任研究員がヒューマンエラーの原因と対策について解説した。 表彰を受けた団体・個人は次の通り。 【静岡労働局長表彰】優良賞 三井住友建設鉄構エンジニアリング・横河NSエンジニアリング特定建設工事共同企業体(御殿場市)アーレスティテクノサービス(浜松市)JX金属プレシジョン
-
スプリンクラー誤作動 1300万円ピアノ水浸し 裾野市「機器故障なし」、調査継続
裾野市の村田悠市長は5日の定例記者会見で、先月24日に市民文化センター大ホールで起きたスプリンクラー誤作動について、「誤作動後に実施した専門業者による点検で機器の故障や異常は確認できなかった」と述べ、引き続き原因を調べる考えを示した。 誤作動は同日午後1時ごろ、舞台の天井スプリンクラーが作動し、反響板や舞台装置、グランドピアノのほか、同日に自主公演を予定していた楽団「シンフォニエッタ静岡」の楽団員の機材が水浸しになった。ホールの使用は当面中止している。 市によると、楽団員の男女2人が滑って転倒し、男性が骨折、女性が腕を打撲する重軽傷を負った。村田市長は「楽器が水損し、けがをされた方がいる
-
小中再編計画を策定へ 裾野の審議会初会合
裾野市学校教育施設再編基本計画審議会の初会合が3日、市役所で開かれた。少子化に伴う小中学校の統廃合など再編について、2022年度中に基本計画を策定する。 校長会やPTA連合会の代表、有識者ら10人で構成。会長に静岡大の村山功教授を互選した。風間忠純教育長は「新しい時代に合った教育と学校のあり方を具体的に検討していきたい」とあいさつした。 再編対象は小学校9校と中学校5校。今後も少子化は進む見通しで、各校の校舎や体育館の老朽化も課題になっている。議論のたたき台になる検討委員会の提言書では「小中一貫校や小規模特認校制度の導入」「中学校を3校に統合」など3案が示されている。 基本計画策定に先
-
雑誌や蔵書 15日から無償提供 裾野の鈴木図書館
裾野市立鈴木図書館は15日から、リサイクルブックを実施する。保存期間の過ぎた雑誌や蔵書から除籍した本などを、市内外の希望者に無償提供する。 11月11日まで。除籍図書や寄贈本、英字新聞は期間を通して配布し、雑誌は会場の密を避けるため週替わりで提供する。1週目「男性向け」、2週目「文芸関係」、3週目「女性向けと趣味」、4週目「週刊誌と趣味」。詳細は図書館の公式サイトで公開する。問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
-
白のじゅうたん 深まる秋演出 裾野・十里木高原のススキ野原
富士山麓の標高約900メートルに位置する十里木高原(裾野市須山)で、ススキの穂が斜面を白く染め、秋の深まりを醸し出している。 国道469号沿いの越前岳ハイキングコース入り口から十里木高原展望台にかけての斜面にススキ野原が広がる。好天時は展望台から富士山を望むこともでき、訪れたハイカーらはススキと霊峰の共演を楽しんでいた。 愛知県から夫婦で登山に訪れた女性(38)は「ススキがじゅうたんみたいですごくきれい」と笑顔を見せた。
-
裾野新市議に当選証書付与
裾野市選挙管理委員会は3日、2日に投開票された市議選の当選証書付与式を市役所で開いた。新市議は19人で、任期は12日から4年間。 松井康男委員長が全員に当選証書を手渡し、「時代の転換期の課題に対して、市民のために力を尽くしてほしい」と呼びかけた。トップ当選した賀茂博美氏(48)が代表で「より開かれ、信頼される議会を目指し、市民の意見をしっかりと反映させていく」と誓いの言葉を述べた。 市議選には21人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げた。今後、議会の新しい会派と委員会構成を決め、正副議長を選出する。
-
裾野市被災地支援 静岡市に職員派遣 台風15号
裾野市は3日、台風15号の被災地支援のため、職員2人を静岡市に派遣すると発表した。期間は4~7日。現地で災害廃棄物の収集運搬作業に従事する。
-
プロが手ほどき リコーダー教室 裾野・富岡第二小
裾野市の富岡第二小でこのほど、プロの音楽家によるリコーダー教室が開かれた。5、6年生25人が木管楽器の楽団「風の五重奏団」(東京)のメンバーから指導を受けた。 5、6年生は毎年、ソプラノ、アルト、テナー、バスのリコーダー四重奏に挑戦している。本年度は11月の文化祭と地域交流会で「メヌエット」「人生のメリーゴーランド」などを演奏する予定。本番に向け、息の吹き方や音域の調整方法を教わり、心と音を合わせて練習を繰り返した。団員は「互いに周りの音を注意して聞きながら演奏すると、うまく音が合う」などと助言した。 文化庁の芸術家派遣事業で、28、29日には全校児童72人が学年ごと風の五重奏団の演奏を
-
裾野市、シェアサイクル実験開始 公共交通網補う手段に
裾野市と加和太建設(三島市)は1日、電動アシスト機能付き自転車のシェアサービス実証実験を裾野市で始めた。同市は廃止や減便が進むバスなどの公共交通網を補う移動手段として、自転車をレンタル利用するシェアサイクルの本格導入を検討する。 貸し出しと返却の拠点になるサイクルステーションをJR裾野駅西口に開設した。アプリをダウンロードして同社が運営するハレノヒサイクルに会員登録すれば、利用できる。ステーションは三島市や沼津市、長泉町などにもあり、借りた場所以外に返却する乗り捨ても可能。 通勤や通学、観光、買い物のほか、三島・沼津方面への移動手段としての利用を想定する。 2023年3月まで実証実験を
-
裾野市議 19人決定
任期満了に伴う裾野市議選は2日、投開票が行われ、新市議19人が決まった。内訳は現職16人、新人3人。党派別では無所属16人、公明2人、共産1人。性別は男性が1人増えて15人、女性は1人減って4人になった。 当日有権者数は4万1106人(男2万724人、女2万382人)。投票率は52・09%で前回選を2・44ポイント下回り、過去最低だった。現職16、元職1、新人4の計21人が激戦を繰り広げたが、大きな争点はなく盛り上がりに欠けた。 議長の賀茂博美氏(48)=無現=、矢崎総業社員の中村純也氏(48)=無現=らが上位当選を決めた。村田悠市長が支援した則武優貴氏(25)=無新=も初当選し、共産は
-
裾野市の2計画案 5日から意見公募
裾野市は5日から、「第2次市民協働によるまちづくり推進計画」と「男女共同参画プラン」の両案について、一般から意見を募るパブリックコメントを実施する。 両計画とも2023年度が初年度で、期間は市民協働が5年間、男女共同参画は10年間。素案は市の公式サイトや市役所、各支所、生涯学習センターで公開する。募集期間は11月18日まで。自由書式。公式サイトからの入力も可能。 問い合わせは市コミュニティー課<電055(995)1874>へ。
-
裾野高生が読み聞かせ 乳幼児、保護者と交流
裾野市の裾野高の3年生が30日、市立鈴木図書館で絵本の読み聞かせを行った。手遊びを交え、乳幼児や保護者と交流した。 参加したのは保育士などを目指す保育健康系列の8人。ペアを組み、順番に「ぞうくんのさんぽ」「たまごのあかちゃん」「ぐりとぐら」「わにわにのおふろ」の4作品を読んで聞かせた。塩川結衣さん(18)は「緊張したけれど、ゆっくり話すように心がけた。授業で練習した通りにできたと思います」と笑顔で振り返った。 10月7日には、同じ保育健康系列の3年生10人が同図書館で読み聞かせに挑戦する。
-
大型トラックの死角や内輪差学ぶ 裾野・向田小児童
裾野署と交通安全協会裾野地区支部、裾野市などはこのほど、同市の向田小で交通教室を開いた。全校児童91人が大型トラックの内輪差や死角、飛び出しの危険さについて学んだ。 秋の全国交通安全運動の一環。同市の運輸業「七栄」が協力し、交通安全指導員が交通上の危ない点を解説した。乗用車とトラックがそれぞれ左折する様子を実演。大きい車ほど内輪差があることを学んだ。 3年の丸山ひらりさん(8)は乗用車の助手席に乗り、交通安全指導員がボールを追って飛び出す様子を確認した。「ボールが転がっても追いかけないようにしたい。横断歩道は手前で待つようにする」と話した。
-
裾野市議選 スーパー店頭などで投票を呼びかけ
裾野市明るい選挙推進協議会と市選挙管理委員会は1日、任期満了に伴う市議選の投票を呼びかける街頭啓発活動を実施した。投票は2日午前7時から午後8時(十里木高原集会所は午後7時)まで、市内16カ所で行われる。 商業施設のベルシティ裾野(同市佐野)と食品スーパーのカドイケ裾野東店(同市茶畑)の2カ所で啓発品を配り、買い物客に選挙権の行使を促した。9月30日時点の期日前投票率は11・66%で、4年前の前回選を0・64ポイント下回っている。定数19の同市議選には現職16、元職1、新人4の計21人が立候補し、激戦を繰り広げている。2日は午後9時から即日開票する。
-
防災指導員3人に国が功労者表彰 裾野市長に喜び報告
国から防災功労者表彰を受けた裾野市地域地震防災指導員3人がこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、受賞を報告した。自主防災会の訓練で指導役を務めるなど長年にわたって地域の防災活動に貢献したとして、小林建次さん(70)が内閣総理大臣表彰、杉山信行さん(73)と高橋保夫さん(85)は防災担当大臣表彰を受けた。小林さんは市の広報特派員として広報紙や会員制交流サイト(SNS)で情報を発信し、市民に防災意識の向上も呼び掛けている。同市関係者の内閣総理大臣表彰は初めてという。 3人はそれぞれ「受賞は仲間の協力や応援のおかげ」「コロナ禍で活動に制限も出ているが、今後も頑張りたい」などと喜びを語った。
-
記者コラム「清流」 議員自ら身を切る覚悟を
裾野市議選(定数19)が10月2日に投開票される。有権者にとって最も身近な存在の市町議だが、あまり知られていないのが議員報酬。同市の場合、月額32万5000円で議長は38万5000円。68万2500~80万8500円の期末手当も年に2回、支給される。 大幅な税収減などに伴い、「財政非常事態」を宣言した同市。公共交通の廃止や減便、助成金の削減など市民生活への影響は幅広く及んでいる。事情が異なるため、議員定数や報酬を一概に論じるのは早計かもしれないが、人口が同規模の伊豆の国市と菊川市はともに定数17で報酬は月額30万円となっている。 裾野市の人口は約30年ぶりに5万人を下回った。「聖域なき構
-
裾野市議選と河津町議選 あす投開票
任期満了に伴う裾野市議選(定数19)と河津町議選(定数10)は2日、投票が行われる。即日開票され、裾野市議選は同日午後11時ごろ、河津町議選は同9時ごろには大勢が判明する見通し。同市議選は現職16、元職1、新人4の計21人が激戦を繰り広げている。投票は午前7時から午後8時(十里木高原集会所は午後7時)まで、市内16カ所で行い、9時から市民体育館で開票する。9月24日現在の選挙人名簿登録者数は4万1729人(男2万1095人、女2万634人)。 同町議選には現職8、新人3の計11人が立候補した。投票は午前7時から午後6時まで、町内9カ所で行い、7時半から町役場で開票する。9月26日現在の選挙
-
ミセスジャパン静岡大会 特別賞の山本さん、裾野市長に喜び報告
裾野市伊豆島田の山本弘美さん(53)が28日、市役所に村田悠市長を訪ね、25歳以上の女性を対象にした「ミセスジャパン静岡大会」での特別賞受賞を報告した。 静岡大会は8月11日に沼津市で開かれ、山本さんは会員制交流サイト(SNS)の「フェイスブック」で最多得票を獲得し、特別賞に選ばれた。山本さんは乳がんの闘病生活を経て、「一度きりの人生に後悔はしたくない」とコンテスト出場を決めたという。「自身の経験をいかし、がん検診の重要性を訴えながら、病気に苦しんでいる人をサポートする活動に取り組んでいきたい」と今後の抱負を語った。 本業は塾講師。「(がんの影響で)受け持つ授業数を減らしているが、子供に
-
裾野市が川根本町へ消毒液 台風15号
裾野市は30日、台風15号の被災地支援として、川根本町に住宅施設や手指用の消毒液を贈った。 支援資材は浸水した建物の消毒に利用する逆性せっけんと次亜塩素酸、漂白剤各2本と、手指消毒液168本。市の備蓄品で、市職員が車で同町役場に届けた。
-
裾野市議選 当落線上「だんご状態」か 600票巡り上積みに躍起
任期満了に伴う裾野市議選(定数19)は10月2日の投開票に向け、現職16と元職1、新人4の計21人が激戦を繰り広げたまま最終盤に入った。全候補が地域での知名度と支持基盤を持つ有力者ぞろいで、当落線上は「だんご状態」になるとの見方が強い。当確ラインは600票前後とみられ、各陣営とも全域に支持を訴え、1票の掘り起こしに躍起だ。 労働組合の分厚い支援を受け、今回も安定した戦いを見せるのは3氏。井出氏はトヨタ自動車、浅田氏がトヨタ自動車東日本、中村氏は矢崎総業の社員でそろって上位当選を狙う。 公明党の佐野氏と三富氏、共産党の岡本氏と矢崎氏も組織戦を展開する。ただ、情勢は予断を許さず、党員以外への
-
車内に乾燥大麻 取締法違反容疑で男逮捕 裾野署
裾野署は29日、大麻取締法違反の疑いで裾野市伊豆島田、無職の男(41)を逮捕した。 逮捕容疑は7月15日、長泉町内で乾燥大麻約9グラムを車内に所持していた疑い。同署によると、菅沼容疑者が関係する交通事故で発覚した。
-
ファルマバレーに職員派遣 裾野市が辞令交付
裾野市は29日、公益財団法人ふじのくに医療城下町推進機構ファルマバレーセンター(長泉町)に派遣する職員の辞令交付式を市役所で開いた。生涯学習課の小林祐樹主事(31)が、10月1日から2024年3月末まで赴任する。 県民の健康増進と健康関連産業の振興を目指し、県が推進するファルマバレープロジェクトとの連携を強化する。村田悠市長が辞令交付書を手渡し、「ファルマバレーセンターと市民とのパイプ役になってほしい」と激励した。小林主事は「一つでも多くのことを学び、裾野市に還元したい」と抱負を話した。
-
ウナギ店「うなぎの八葉」開店 裾野に10月1日
裾野市深良に10月1日、ウナギ店「うなぎの八葉」がオープンする。 ウナギは富士山麓の井戸水で泥抜きして、臭みを消した。一押しメニューは一匹丸ごと使った「うな重」(みそ汁付きで税込み3080円)。関東風のたれを使用した。ウナギは炭火で焼き、蒸して、再び焼くことで身をふっくらと仕上げた。 客席は130席で、一部では富士山を望むことができる。すしなども用意していて季節の魚を楽しめる。 沓間大作代表は「ウナギは高級食ではない。日常使いしてもらえたら」と呼びかける。同市の飲食業の沓間水産が運営する。
-
裾野市が補正予算専決処分 オミクロン株対応ワクチン事業など
裾野市は28日、歳入・歳出に4億8500万円を追加した2022年度一般会計補正予算案を専決処分した。内訳はオミクロン株対応ワクチンなどの接種追加事業2億7500万円と、物価や光熱費高騰に対する緊急支援事業2億1千万円。 ともに国庫事業で、緊急支援は住民税非課税などの約4千世帯に5万円ずつを給付する。補正後の予算総額は208億9900万円になった。
-
⚽サッカー女子WE仙台入団会見 松窪、佐々木意気込み アカデミー福島
サッカー女子WEリーグのマイナビ仙台は26日、加入が決まったJFAアカデミー福島のFW松窪真心(18)、DF佐々木里緒(18)の入団会見を、裾野市内で開いた。松窪は「早く試合に出場しチームに貢献したい」と意気込み、佐々木は「長所を最大限生かして挑戦する」と力強く語った。 日本が準優勝したU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)代表にも選ばれた松窪はスピードが魅力のアタッカー。昨季はなでしこリーグ2部で得点王にも輝いた。W杯では決定力に課題を感じたといい「海外勢のように1本のシュートを決めきる力を付けたい」と語った。左サイドを主戦場とする佐々木は「前線へのパスやクロス、1対1の守備の強さ
-
スプリンクラーの誤作動で女性転倒 裾野市民文化センター
裾野市は26日、同市石脇の市民文化センター大ホールで24日にスプリンクラーが作動したと発表した。原因は不明で、大ホールの使用を当面中止する。 市によると、24日午後1時5分ごろ、舞台天井のスプリンクラーが作動。舞台装置や反響板、グランドピアノ、当日のコンサートに出演予定だったオーケストラの楽器などが水びたしになった。オーケストラの女性団員1人が滑って転倒したという。 当日、火災や発煙などはなく、業者による事前の定期点検でも異常はなかったという。
-
期日前投票始まる 裾野市議選
任期満了に伴う裾野市議選の期日前投票が26日、市役所で始まった。10月1日まで。最終日は市役所に加え、生涯学習センター(同市深良)でも実施する。 受け付けは午前8時半から午後8時まで。初日から有権者が次々と詰め掛け、市役所4階の期日前投票所で1票を行使した。 市議選には定数19に対し、21人が立候補した。投開票日は同2日。当日は市内16カ所に投票所を設け、午後9時から市民体育館で即日開票する。
-
須山出身戦没者を追悼 裾野で慰霊祭 平和への思い新た
裾野市の須山鎮霊神社奉賛会は25日、戦没者慰霊祭を同市の須山地区研修センターで開いた。区長会や遺族会、振興会の代表ら35人が第2次世界大戦などで亡くなった地区出身者を追悼し、平和への思いを新たにした。 黙とうをささげた後、奉賛会の坂田行雄会長は祭事で「悲しみと残酷な歴史を二度と繰り返さないように誓い、世界平和の尊さを子や孫に伝えていきたい」とあいさつした。須山地区遺族会の横山昌孝会長はウクライナ情勢や北朝鮮の弾道ミサイル発射などを踏まえ、「われわれが願う恒久平和が脅かされる中、(地区に)合同慰霊碑を建設して平和への道しるべにしたい」と謝辞を述べた。 慰霊祭は新型コロナウイルスの影響で規模
-
裾野市議選 立候補者(届け出順、定数19ー21)
則武優貴 25 無新 市長私設秘書[元]デザイン会社員 杉山茂規 47 無現 不動産管理会社役員、明社運動地区協事務局長 佐野利安 69 公現 党裾野南支部長[元]東中PTA会長、副議長 内藤法子 70 無現 副議長[元]大学非常勤講師、消費生活センター所長 大橋勝彦 63 無新 不動産管理会社員[元]医療機関事務長代理 小林浩文 61 無新 [元]副市長、市健康福祉部長、市子連副会長 木村典由 48 無現 豆腐製造業、市商工会理事、市消防団団本部長 三富美代子 64 公現 党裾野東支部長、防災士[元]副議長 二ノ宮善明 67 無現 時計・めがね小売業、保護司[元]西中PTA会長 土屋主久 6
-
裾野市議選告示 21人出馬
任期満了に伴う裾野市議選が25日、告示された。定数19に対して現職16、元職1、新人4の計21人が届け出を済ませ、人口減対策や財政再建などを主要テーマに1週間の選挙戦に入った。 立候補者の政党は無所属17人、公明2人、共産2人。性別は男性17人、女性4人。投票は10月2日午前7時から午後8時(十里木高原集会所は午後7時)まで市内16カ所で行われ、午後9時から市民体育館で即日開票される。約2時間後に大勢が判明する見通し。 9月24日現在の選挙人名簿登録者数は4万1729人(男2万1095人、女2万634人)。 裾野市議選立候補者 (届け出順、定数(19)―21) 則武優貴 25 無新
-
裾野市議選告示 21人立候補 10月2日投開票
任期満了に伴う裾野市議選が25日、告示された。定数19に対して現職16、元職1、新人4の計21人が立候補を届け出て選挙戦に突入した。候補者の内訳は男性17人、女性4人。 同市は約30年ぶりに人口が5万人を下回った。人口減対策や地域経済の活性化などが主な論点になる。立候補の届け出は同日午後5時まで、市役所で受け付ける。投開票日は10月2日。 9月24日現在の選挙人名簿登録者数は4万1729人(男2万1095人、女2万634人)。
-
裾野市議選が告示
任期満了に伴う裾野市議選が25日、告示された。定数19に対し、21人が立候補を届け出て選挙戦に突入した。投開票日は10月2日。
-
温泉施設「ヘルシーパーク裾野」 10月全面オープン
裾野市須山の温泉施設「ヘルシーパーク裾野」が10月1日、グランドオープンする。一足早く8月6日に供用を開始した温泉施設に続き、レストラン営業とサウナの本格利用を始める。 グランドオープンに合わせ、同日から入湯税を導入する。12歳以上の市外在住者が対象で、1人150円を徴収する。プール利用と送迎バスサービスは今後も実施しない。 ヘルシーパーク裾野は富士山麓に位置する公設民営施設。前指定管理者の撤退で昨年10月から休館していたが、富士開発(小山町)が新しい指定管理者になって営業を再開した。
-
裾野市議選25日告示 定数19 21人が立候補意向
任期満了に伴う裾野市議選は25日、告示される。定数19に対して現職16、元職1、新人4の計21人が立候補の意向を表明している。 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、市役所で受け付ける。投開票日は10月2日。同市は約30年ぶりに人口が5万人を下回った。人口減対策や地域経済の活性化などを論点に、1週間の選挙戦が繰り広げられる見通し。 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は4万1707人(男2万1081人、女2万626人)。
-
飼育動物の霊、慰める 裾野・富士サファリパーク
裾野市須山の富士サファリパークは22日、1年間に死んだ飼育動物を悼む慰霊祭を同園の動物慰霊碑前で営んだ。 同園社員34人が参列した。神事に続いて一人ずつ献花し、死んだ動物の霊を慰めるとともに、動物愛護精神の普及を祈った。式典には飼育員に連れられ、モルモットやハリネズミなど4種11匹も“参列”した。 同園では2021年9月から今年8月末までにシマウマやアメリカバイソン、ウサギなど計154頭が死んだ。
-
準高地トレーニング 裾野市、合宿誘致に成果 大会新設、講習も
裾野市と関係団体でつくる市スポーツツーリズム推進協議会が、陸上競技を中心にスポーツ合宿誘致に力を入れている。標高1000~1500メートルの「準高地トレーニング」の環境を備え、首都圏から近いのが特徴。地元の陸上選手と指導者の育成につなげようと、合宿誘致と連動した大会開催や講習会も始めた。 「毎年9月に裾野市で合宿を行っている。練習環境に加え、忘れ物を取りに戻れるくらいチームの拠点から近いのが魅力」。実業団のコモディイイダ陸上部(東京)の会沢陽之介総監督(46)は冗談を交え、合宿地選定の理由を説明する。 駅伝シーズンに備え、今年も9月上旬に富士山麓の標高1450メートルの水ケ塚クロスカント
-
小中学校の再編 市民意見を募集 10月3日から裾野市
裾野市は10月3日から、「市学校教育施設再編基本計画案」のパブリックコメントを開始する。少子化に伴う小中学校の再編について、市民から意見を募る。 2023年度から15年間の中長期的な学校再編計画で、22年度中に策定する予定。パブリックコメントでの意見を参考に、有識者らでつくる審議会で検討する。素案は市の公式サイトや市役所、各支所で公開し、市内在住、在勤、在学者から11月1日まで意見を募る。公式サイト上での直接入力も可能。 問い合わせは市教育総務課<電055(995)1837>へ。
-
教諭2人懲戒免職 静岡県教委 児童ポルノ製造など
静岡県教委は21日、入浴中や着替え中の女子中学生を盗撮したとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われ公判中の裾野市立中教諭と、別の事件で同法違反容疑で逮捕され不起訴処分となった県立高教諭の2人を、懲戒免職処分にしたと発表した。 処分を受けたのは裾野市立中教諭の被告の男(35)と、県東部の県立高に勤める男性教諭(35)。被告は2019年に県内、21年に山梨県の宿泊施設で女子中学生を盗撮し、児童ポルノを製造したとされる。静岡地裁の公判で被告は起訴内容を認め、検察側が懲役2年を求刑した。10月6日に判決が言い渡される。 被告は4月に未成年者誘拐容疑で県警に逮捕され、この事件は不起訴処分と
-
校名は公表せず 「生徒も被害者」 教諭懲戒免職
静岡県教委は8月、教職員の懲戒免職処分の際に「被害者の権利利益を侵害するおそれのある場合を除き、学校名を原則公表する」とする公表基準を定めたが、21日の記者会見ではいずれも校名を公表しなかった。県教委は「直接的な事件の被害者のみならず、教諭が在籍する学校の生徒も(2次的な)被害者と考えられる」との見解を示した。 県教委は会見で裾野市立中に勤める教諭の被告の男の逮捕後に不安を訴えた生徒がいたとして、「再度不安を与えることを避けるため」と説明した。県立高の男性教諭の被害者はSNS経由で知り合った女子高生だったが、同様の理由を挙げて校名公表を拒んだ。
-
裾野市教育長謝罪 「信頼を損なった」 教諭懲戒免職
裾野市教委の風間忠純教育長は21日、県教委が市立中教諭の被告の男の懲戒免職処分を発表したことを受け、「今回の行為は教育関係者が積み重ねた不祥事根絶の取り組みを覆すもので、痛恨の極み。不祥事の発生で児童生徒や保護者、市民の信頼を大きく損なったことをおわびする」とのコメントを発表した。
-
静岡人インタビュー「この人」 裾野市出身で初のプロサーファーになった 松本浬空さん(宮崎県日南市)
中学卒業まで海のない裾野市で過ごし、2021年4月、サーフィン部のある宮崎県の日南学園高に進学した。同年10月のトライアルでプロ公認資格を取得した。16歳。 ―サーフィンを始めたきっかけは。 「小学2年生の時、父親の勧めで始めた。小中学生のころは毎週末、片道1時間半ぐらいかけて、父と一緒に下田市の多々戸浜に通っていた。平日は走り込みやスケートボードなどの陸上トレーニングに励んでいて、海に出ることができる週末が待ち遠しかった」 ―進学先に宮崎県の高校を選んだ理由は。 「海に出る時間、練習量を増やしたかった。いま通っている高校はサーフィンを部活動として認め、とても理解がある。部員は自分を
-
大リーグの技、子供らに 裾野でマック鈴木さん、無駄のない動き伝授
元大リーガー投手のマック鈴木さん(47)が指導する「ベースボール・クリニック」が17日、裾野市運動公園野球場で開かれた。市内の小中学生約100人が守備や打撃、走塁の実技指導を受けた。 同公園の指定管理者「すそのシティスポーツパーク共同企業体」が主催した。鈴木さんは米国で主流の無駄のない体の動きを実践。子供たちのノックを見守りながら、利き手とは逆のグローブを持つ腕の使い方を中心に、ボールを捕ってから投げるまでの一連の動きを教えた。 投手の視点では「打者に集中し、時間をかけずにテンポよく投げると、プレッシャーをかけることができる」と助言した。 元プロ野球選手の井上紘一さん(45)も鈴木さん
-
シートベルトの大切さ学ぶ JAF静岡がイベント 富士サファリパーク
21日からの秋の全国交通安全運動を前に、日本自動車連盟(JAF)静岡支部(静岡市駿河区)は17日、裾野署などと連携し、交通安全の体験型イベントを裾野市の富士サファリパークで開いた。 時速5キロで壁にぶつかったときの衝撃を体感できるシートベルトコンビンサー乗車体験では、JAFのスタッフが座席に深く座ることやシートベルトを正しい位置につけることを説明。参加者は衝撃を体験し、シートベルトの大切さを学んだ。 交通安全クイズに答えて顔写真付き「JAF子ども安全免許証」の発行体験や魚釣りをしてクイズに答えるコーナーなども設けられ、親子連れが楽しみながら交通安全を学んだ。 同施設には来場者の多くが車で
-
東部観光 外国人が発信 留学生ら名所巡り拡散 コロナ後見据え海外にPR
静岡県東部・伊豆の経済団体や観光協会などで構成し、観光客や大規模イベント誘致を手がける県東部地域コンベンションビューロー(CB)(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)が9月から、海外への情報発信を強化している。在日外国人に東部・伊豆の名所や観光地を巡ってもらい、外国人から感じた各地の良さや、好まれる演出と巡回コースの把握に着手した。コロナ禍で打撃を受けた観光業再生へ外国人目線の展開を加速させる。 東部・伊豆の名所と観光地巡りにはアジアからの留学生ら20代の8人が2班に分かれて臨む。最初は中国とベトナムの男女4人が14~16日、富士山周辺や沼津、伊豆、熱海などを訪れた。 15日には沼津港を訪
-
100歳長寿を祝福 勝又さんら訪問 裾野市長
19日の「敬老の日」を前に、裾野市の村田悠市長は16日、100歳を迎えた市内の高齢者宅5軒を訪問した。一人一人に「これからも元気に過ごしてください」と声を掛け、長寿を祝福した。 同市今里の勝又貞恵さん宅では国と県からの記念品、市の祝い金などを手渡し、「とてもお元気で裾野市の宝です」とあいさつした。勝又さんは農業などに従事しながら4人の子供を育て、現在も野菜作りが日課という。「毎朝5時半に起きて畑に行き、採れた野菜は近所に配っている」と話し、「みなさんも市のために頑張ってください」と村田市長と同行した市職員を激励して笑いを誘った。 同市で本年度に100歳を迎えたのは14人。100歳以上の高
-
事前審査に21陣営参加 裾野市議選
裾野市選挙管理委員会は16日、任期満了に伴う市議選(25日告示、10月2日投開票)の立候補届け出書類事前審査を市役所で行った。定数19を上回る21陣営が出席した。 内訳は現職16、元職1、新人4。性別は男性17人、女性4人。8月9日の立候補予定者説明会に参加した男性1人は欠席したが、説明会に不参加だった新人の男性1人が事前審査を受けた。残り20人は説明会と同じ陣営だった。
-
裾野市 東小と向田小を統合 東中は向田小跡へ
裾野市は16日、少子化に伴う児童数の減少を受け、市立東小と向田小を統合すると発表した。規模の大きい東小を存続校とし、2025年4月の開校を目指す。 両校は同じ東中の校区。再編に合わせ、高台にある東中を向田小跡に移転する。校舎改修などが必要になるため、現時点で東中の移転時期は未定という。 22年5月時点の全校児童数は東小618人、向田小93人。今後も児童数の減少は進む見通しで、向田小を単独校とした場合、29年度には2学年を1学級にする「複式学級」の編成が想定されている。児童の教育環境や人間関係の多様性などを考慮し、他地域に先駆けて学校再編を決めた。統合後の学校名は東小とする。 東小と向田
-
新会長に藤吉氏 ソロプチミスト駿河
国際ソロプチミスト駿河はこのほど、第45期理事会メンバーを決めた。新会長には藤吉智子氏(函南町)が選ばれた。 このほかのメンバーは次の通り。 副会長 服部鈴子(裾野市)▽セクレタリー 高田千恵子(長泉町)▽C・セクレタリー 平野安子(裾野市)▽トレジャラー 真田美和(裾野市)▽一年理事 野木明美(三島市)▽二年理事 舟橋智子(三島市)▽デレゲート 平野安子、金子哲子(沼津市)
-
2議案を可決 裾野市議会閉会
裾野市議会9月定例会は15日の最終本会議で、2021年度水道事業会計未処分利益剰余金の処分など2議案をともに原案通り可決して閉会した。21年度一般会計歳入歳出決算など10件もすべて認定した。 任期満了に伴う市議選が25日に告示されるため、例年より定例会の日程を早めて開催した。
-
敬老の日に合わせ花をプレゼント 東静岡ヤクルト販売
東静岡ヤクルト販売(沼津市三園町)は14日、敬老の日(19日)に合わせた恒例の取り組み「愛の訪問活動」を行った。 ヤクルトレディが各世帯を訪ね、伊豆の国、裾野、長泉各市町の1人暮らしの高齢者に花とメッセージカードなどを贈った。裾野市ではヤクルトレディの池ノ谷徳子さんが手渡した。 今年の対象は計601人。
-
静岡、長野、新潟、山梨の知事サミット 脱炭素へ共同宣言採択
静岡、長野、新潟、山梨の4県の知事が共通の課題で連携を図る「第7回中央日本四県サミット」が14日、山梨県内で開かれた。脱炭素社会の実現に向けて「農業分野で地球温暖化対策を先導する取り組みを行う」との共同宣言を採択し、温室効果ガス削減などを共に推進する方針を確認した。 共同宣言は4県が果樹や稲作、茶など農業が盛んな地域であることを背景に、▽農業から排出される二酸化炭素(CO2)、メタン、亜酸化窒素の削減につながる新技術開発と社会実装の推進▽農地に炭素を貯留し大気中のCO2削減▽温室効果ガス削減を図って生産した農畜産物への理解促進▽情報共有や情報交換による交流―の4項目について取り組みを加速さ
-
裾野の公共交通 活性化へ提言書 市議有志
裾野市議有志でつくる「バスに乗ろう会」は14日、市役所に村田悠市長を訪ね、公共交通活性化に向けた提言書を手渡した。 提言書には①駅やバス停までの距離が遠い地理的交通弱者を救う既存タクシーの機能強化②輸送事業者による連携・協議の場の創出③観光客を取り込んだ包括的な交通ネットワーク構築―など9項目を盛り込んだ。代表幹事の中村純也氏は「地域公共交通活性化協議会などで提言を役立ててほしい」と訴えた。 利用者の減少に伴い、同市では高齢者らの「生活の足」になるバスや電車の路線維持が大きな課題になっている。バスに乗ろう会は市議18人が参加して4月に結成し、試乗や市民参加のワークショップなどを通して提言
-
公園整備、緑化推進へ 裾野市、23年度から専門部署新設
裾野市の村田悠市長は14日、組織改編で2023年度から「(仮称)みどりと公園課」を新設する考えを明らかにした。公園整備と市内の緑化、環境保全を推進する。市議会9月定例会で岩井良枝氏(日本共産党)の一般質問に答えた。 市は区画整理事業を行っているJR裾野駅前や、富士山信仰の拠点エリアだった須山地区で新しい公園を整備する方針。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅となるJR岩波駅周辺では、自然や景観と調和した再開発も計画している。 専門部署を設け、既存公園や市営墓地の再整備、市街地の緑化などを含む関連事業を推進。市民と協働で緑豊かなまちづくりを進める「緑の基
-
裾野市が企業立地方針 次世代産業、新技術集積へ
裾野市は13日、企業立地方針を発表した。トヨタ自動車が同市に建設する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」や、健康関連産業の振興を図る県のファルマバレープロジェクトと連携し、次世代産業と新技術開発の集積などを目指す。 補助金や許認可、届け出などに関する企業の相談に対応し、伴走支援するワン・ストップ・サービス態勢を構築。用地取得や設備投資に対する支援制度を強化する。経済のグローバル化で都市間競争が激しくなる中、新規誘致に加え、進出企業の転出を阻止する。 同市は東京から100キロ圏内と首都圏から近く、富士山の豊富な地下水に恵まれている。大手製造業の進出も相次いだが、近年は事業用地確保が課題
-
防災功労総理大臣表彰 熱海市消防団など本県3団体2個人
本年の防災功労者内閣総理大臣表彰の表彰式が13日、首相官邸で行われた。県内からは昨年7月に熱海市伊豆山で発生した土石流災害で人命救助、避難誘導に携わった県警や熱海市消防団などの3団体2個人が、岸田文雄首相から表彰状を受けた。 県警は広域緊急援助隊の派遣を要請し、救出救助や捜索といった災害警備活動を的確に実施したことが評価された。熱海市消防団は逃げ遅れた住民の避難誘導や、安全を守るための約3カ月の夜間パトロールが功績としてたたえられた。 富士市水防団も、昨年7月1日からの大雨による河川氾濫で溢水(いっすい)箇所への土のう積みなど水害対応に尽力し、地域の被害軽減に貢献したとして選ばれた。
-
裾野の60代女性 50万円詐取被害
裾野市に住む自営業の60代女性が13日、市職員や金融機関職員を名乗る男に約50万円をだまし取られたと裾野署に届けた。 同署によると、9日午前9時ごろ、女性宅に市職員などをかたる男から「介護保険料の戻りがある」「口座に振り込むので午後2時にATMに行って」と電話があった。その後、指示通りに近所の商業施設内のATMを操作し、現金を銀行口座に振り込んだという。
-
裾野市 こども園、富岡と深良に 幼保一体型 26年開園目指す
裾野市は13日の市議会全員協議会で、隣接する富岡と深良地区に幼保一体型の認定こども園計2カ所を整備する方針を明らかにした。ともに2026年4月の開園を目指す。 いずれも市立の富岡第一幼稚園と富岡保育園、深良幼稚園と深良保育園の4施設をこども園2カ所に再編する。うち1カ所は市立とし、11年度に大規模改修した富岡保育園の施設を利用する。定員は60人前後。 残り1カ所は民間事業者を誘致して私立とする方針。定員は100人前後。老朽化や大規模漏水で廃止した同市石脇の「市立水泳場」(市営プール)の跡地に新設する。 少子化や共働き世帯の増加を踏まえ、市は民間の参入を促しながら今後15年かけ、こども園
-
秋の味覚 クリ収穫期 裾野「栽培順調、ほくほく」
裾野市深良の山口農園で、秋の味覚クリが収穫期を迎えている。13日も園主の勝又俊博さん(74)がゴム手袋をして、イガから顔を出したクリを手際よく拾い集めた。 約5000平方メートルの畑で6種類のクリの木約150本を栽培している。わせ品種の「国見」と「紫峰」の収穫は8月30日に始まった。収穫時期は例年並みで、今月下旬に最盛期を迎えるという。10月上旬までに約500キロの収穫を見込む。 クリは主に地元の「JAふれあい市」で販売する。勝又さんは「大きな災害や鳥獣被害がなくて良かった。ほくほくとした秋の食感を楽しんでほしい」と話した。
-
絵や書など多彩に 芹沢銈介愛好家が作品展 静岡
染色家芹沢銈介の愛好家でつくる「芹沢銈介美術館友の会」の作品展が、静岡市葵区の静岡市役所市民ギャラリーで開かれている。 会員13人による絵画や写真、工芸など43点が出品されている。力強い筆致で夏の富士山を裾野市の十里木方面から描いた油絵や、「家からの眺め」と題し大道芸や花火といった静岡市の風物詩を題材にした写真、昆虫や樹木を精巧に竹細工で制作した作品など多彩なテーマの力作が並ぶ。 会員の大石安任さん(84)=葵区=は「会員それぞれが心を込め、楽しく制作した作品をぜひ見に来てほしい」と話した。
-
東洋大選手が陸上指導 静岡県東部の中学生 裾野でタイムトライアル挑戦
箱根駅伝常連校の東洋大の陸上競技部長距離部門は10日、裾野市陸上競技場で県東部の中学生向けの陸上教室を開いた。約45人が参加し、学生と一緒に千メートルのタイムトライアルなどに挑戦した。 中学生は学生の手本を見ながら、同大で実際に行っているウオーミングアップを体験。筋肉を大きく動かすためのストレッチなどに取り組み、自分の体と向き合った。タイムトライアルでは、学生が速さを調整して走り、中学生のベスト記録が出せるよう促した。 自己記録を更新できた富士宮市立北山中3年の藤田紅良さん(14)は「トップ選手と走れて良い経験になった。いいぞと声をかけてくれて楽しく走れた」と声を弾ませた。 同大陸上競
-
裾野市 富士山資料館の所蔵品 御師公園で展示検討
裾野市は12日、休館中の市立富士山資料館の所蔵品について、同じ須山地区で建設を計画する「(仮称)御師(おし)公園」の中で新たな展示・活用方法を検討する方針を示した。公園内に復元予定の「御師の家」に展示スペースを設ける案などが出ているという。市議会9月定例会で、勝又明彦教育部長が土屋秀明氏(はやぶさ)の一般質問に答えた。 資料館は富士山の歴史や文化、裾野市の民俗などに関する5700点超の資料を所蔵するが、老朽化などに伴って2022年度から長期休館している。新しい資料館の建設計画はなく、市は貴重な資料を御師公園内に展示して有効活用する方法を検討する。 ただ、現時点で公園の完成時期は未定。当面
-
秋の富士山麓 自転車巡り 景色や地元グルメ堪能 御殿場など
富士山麓の景観と地元グルメを楽しむサイクリングイベント「富士山グルメライド」が10日、御殿場市印野の富士山樹空の森を発着点に開かれた。市内外のサイクリスト約150人が同市と裾野市、小山町を走り、地域の魅力を五感で堪能した。 78キロの健脚コース、64キロのグルメコース、27キロのファミリーコースが設定された。いずれも東京五輪自転車ロードレースのコースをベースにした。富士山の稜線(りょうせん)を一望できる長尾峠などの景勝地を含めた。 参加者は10人程度のグループで走行した。各グループに帯同したガイドライダーから、コース周辺のビューポイントなどを聞いた。コース途中のエイドステーション(補給
-
裾野市 ファルマバレーに職員1人派遣
裾野市は10月1日から、公益財団法人ふじのくに医療城下町推進機構ファルマバレーセンター(長泉町)に職員1人を派遣する。 県民の健康増進と健康関連産業の振興を目指し、県が推進するファルマバレープロジェクトとの連携を強化する。派遣期間は2024年3月まで。
-
還付金詐欺70万円被害 裾野の60代女性
裾野市の60代の女性工員が10日、市職員や銀行員を名乗る男に約70万円をだまし取られたと裾野署に届けた。同署は還付金詐欺として調べている。 同署によると、同日午後2時ごろ、市職員などをかたる男から自宅に「介護保険料を多く払っているので還付金がある」「銀行の職員から電話があるので対応して」などと電話があった。女性は同市内の金融機関で電話の指示に従ってATMを操作し、現金をネット銀行などの口座に振り込んだという。
-
裾野出身の遠藤さん ギネス記録上回る 自転車日本縦断、市長に報告
裾野市出身の遠藤杏奈さん(22)=一橋大大学院=が7日、市役所に村田悠市長を訪ね、ギネス世界記録を上回る時間で自転車での日本縦断を達成したことを報告した。 8月22日に鹿児島県を出発し、29日に北海道宗谷岬に到着した。遠藤さんは「前半は暑い日が続いたが、現在のギネス記録より1日と4時間31分早くゴールすることができた」と振り返った。 日中は雄大な景色を楽しんでいたという最終盤の北海道では「夜間にガが大量発生し、自転車のライトに集まってきて大変だった」と苦労話も披露した。
-
会長に小宮山さん 国際ソロプチミスト御殿場
国際ソロプチミスト御殿場はこのほど、第37期(9月~2023年8月)の役員を決めた。会長に小宮山敏子さん(御殿場市)が就いた。 他の役員は次の通り。 副会長 小野田由美(御殿場市)▽セクレタリー 渡辺光子(小山町)▽Cセクレタリー 塩川容子(御殿場市)▽トレジャラー 勝俣恵美子(小山町)▽1年理事 杉山美恵子(裾野市)▽2年理事 米山芳子(小山町)
-
オンライン申請 入力操作を支援 裾野市と民間企業が実証実験
裾野市とテックタッチ(東京)は8日、オンライン申請の入力操作を支援する実証実験を始めると発表した。操作方法や確認事項を分かりやすく説明する同社のツールを、市の公式サイトと連動させて運用する。 「問題がなければ『次へ』をクリックしてください」「この数値を確認してください」などと、選択ボタンのすぐ近くに現れる案内ツール。画面に沿ってリアルタイムで表示する。民間企業で導入が進む中、同社は行政機関への普及拡大を目指し、県内の自治体では初めて裾野市と実証実験に乗り出す。 実験期間は2023年3月までの予定。市公式サイトの高齢者向け手続きや添付書類の多い申請に導入し、利用者の行動データと評価を集めて
-
裾野独自の次世代スマートシティー 村田市長「目指さない」
裾野市の村田悠市長は8日の定例記者会見で、街全体を情報技術(IT)でつなぐ次世代都市「スマートシティー」を現時点で目指さない方針を明らかにした。「スマートシティーのような大きな構想ではなく、市民生活に身近な地域課題を一つ一つ解決していくことが求められている」と述べた。 前市長の高村謙二氏は最先端の行政サービスを提供する「スーパーシティ」を見据えたスマートシティーを実現するため、2020年にSDCC構想を発表した。自動運転技術やビッグデータなどを活用して地域の課題解決を目指す構想だったが、村田市長は2日の市議会9月定例会で構想の廃止を明言。記者会見で改めて「先進的である半面、市民生活に直接つ
-
罹災証明書の申請支援 裾野市とあいおいニッセイ損保が協定
裾野市とあいおいニッセイ同和損害保険(東京)は8日、罹災(りさい)証明書の申請支援に関する連携協定を結んだ。火災保険契約者を対象に同社が水害発生時の証明書の申請手続きを支援するとともに、ドローンで撮影した被災地の映像を市に提供する。 被災者への支援金や義援金の支給には、自治体が家屋の被害状況を確認して認定する罹災証明書が活用されている。実際には申請方法や提出書類の不備で証明書の発行が遅れる事例があり、円滑な手続きによる早期交付と市職員の負担軽減につなげる。 市役所で締結式を開き、村田悠市長と同社静岡支店(静岡市葵区)の生田陽一支店長が協定書を交わした。生田支店長は「本来の業務である保険金
-
深良、岩波地区の地籍調査閲覧開始 裾野市
裾野市は6日、深良と岩波地区の一部で実施した地籍調査の成果閲覧を開始した。閲覧期間は26日まで。誤りや訂正の申し出などを受け付ける。 対象は2021年度に測量したJR御殿場線岩波駅南側の0・15平方キロメートル。所有者は120人で土地は600筆。調査前の公図や調査後の地籍図、地籍簿案、面積計算書などを公開する。 閲覧場所は平日が市役所建設管理課、土・日曜日は生涯学習センター(同市深良)でいずれも午前9時から午後5時まで。閲覧後に国と県の認証を受け、登記簿に反映する。 問い合わせは同課<電055(995)1859>へ。
-
記者コラム「清流」 富士山閉山 無事迎えたか
裾野市と御殿場市で8月31日、それぞれ富士山の閉山式が開かれた。本来は夏山シーズンの無事に感謝し、来夏の盛況を祈る神事。だが、行動制限のなかった今夏は登山者が増え、遭難事故も相次いだ。「無事」とは言えない状況で、裾野市観光協会の土屋祐一会長があいさつの中で使った「大きな事故や災害もなく、閉山式を迎えることができた」との表現がしっくりくる印象を受けた。 閉山式は終わったが、本県側の富士登山道は9月10日まで通行可能で、夏山シーズンはあと少し続く。さらに、登山道の閉鎖後に5~6合目のバリケードを突破して日本一の頂を目指す登山者も例年、後を絶たない。「大きな事故」が引き続き起こらないようルールを
-
「クイーンズ駅伝」出場目指す 裾野出身・松村選手 抱負語る
裾野市出身で実業団のコモディイイダ駅伝部に所属する松村幸栄選手(34)が5日、市役所に村田悠市長を訪ね、「チームとしてクイーンズ駅伝出場を目指すとともに、マラソンの自己記録を更新したい」と意気込みを語った。 松村選手は同市スポーツ観光大使を務め、標高1000~1500メートルの「準高地トレーニング」に最適な市の魅力を発信している。「今後も交流サイト(SNS)などを通じて、裾野の良さをアピールしたい」と話した。 今年2月の大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会では4位に入った。同行した会沢陽之介総監督(46)は「マラソンに関してまだまだ伸びしろがある」と期待した。 同駅伝部は3日から
-
裾野 30年ぶり5万人割れ 市、人口減対策推進へ
9月1日時点の裾野市の人口は前月から36人減り、4万9976人になったことが5日、市のまとめで分かった。5万人を下回ったのは約30年ぶり。 富士山の豊富な地下水に恵まれ、首都圏から近い同市は製造業を中心に企業の進出が相次ぎ、1992年12月に人口が5万人を超えた。その後も増加が続いたが、2010年11月の5万4667人をピークに減少傾向に転じた。 村田悠市長は「人口減少は社会現象だが、下がり幅を抑え、好転に向かうように子育て支援策などを充実させていく」と話した。 事業用地を確保して企業立地を進めるとともに、移住を促して定住を図ったり交流人口を増やしたりする施策も推進する。
-
パラグライダー着陸時に男性けが 富士宮市猪之頭
3日午後1時ごろ、富士宮市猪之頭の「パラグライダースクール スカイ朝霧」で、パラグライダーで飛行していた裾野市の職業不詳の男性(75)が着陸の際にけがをした。富士宮署によると、男性はドクターヘリで病院に搬送されたが、命に別条はないという。同署が事故の原因を調べている。
-
16ミリフィルムのアニメ作品 24日上映 裾野
裾野市立鈴木図書館は24日午後2時から、「すその16ミリ映画祭」を同市平松の東西公民館で開く。入場無料。 16ミリフィルムとDVDを使い、「カワウソ親子の冒険」「へんてこなボランティア」など子ども向けのアニメ3本を上映する。上映時間は1時間50分。定員は先着35人で、市外からの参加も可。10日から申し込みを受け付ける。 問い合わせ、申し込みは同図書館<電055(992)2342>へ。
-
市営プール跡にこども園 裾野市方針、民間誘致へ
裾野市は2日、同市石脇の「市立水泳場」(市営プール)の跡地を幼保一体型の認定こども園の敷地として活用する方針を明らかにした。民間施設の誘致を図る。 同日の市議会9月定例会の代表質問で、村田悠市長が三富美代子氏(公明党)の質問に答えた。市営プールは中心街の近郊に位置し、国道や県道へのアクセスも良い。市によると、「こども園」「公共駐車場」「公共事業用地の代替地」の3案を検討し、子育て支援の充実に向け、跡地利用を決めたという。 少子化や共働き世帯の増加に伴い、市は民間の参入を促しながら今後15年かけ、こども園を中心に幼児施設を全市的に再編する計画。跡地利用も再編の一環に位置づける。 市営プー
-
裾野市 次世代都市構想「SDCC」廃止表明 市長交代で転換
裾野市の村田悠市長は2日、情報技術(IT)や最先端技術を活用してまちづくりを進める「次世代型近未来都市構想(SDCC構想)」を廃止する考えを明らかにした。トヨタ自動車が同市に建設する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」と連携した市独自の取り組みだったが、実用化のめどが立っていない先進技術も多く、市民生活の現状にそぐわないと判断した。 SDCC(スソノ・デジタル・クリエーティブ・シティ)は、人口減少と高齢化が進む地方都市の課題を解決し、交通環境整備や農林業振興、災害に強いまちづくりなどを目指す構想。前市長の高村謙二氏が2020年3月に発表した。人工知能(AI)やドローン、アプリに加え、自
-
高校生が絵本の読み聞かせ 裾野の図書館 30日と10月7日
裾野市平松の市立鈴木図書館は9月30日と10月7日、高校生と幼児の交流会を2階展示室で開く。参加無料。 近隣の裾野高の生徒が絵本の読み聞かせを披露し、子供たちと一緒に手遊びなどを楽しむ。両日とも午前11時半から正午まで。市内在住の未就学児とその保護者が対象で、定員は各日先着7組。9月16日受け付け開始。 問い合わせ、申し込みは同図書館<電055(992)2342>へ。
-
企業立地方針策定へ 裾野市、新規の誘致促進
裾野市は9月中に、「(仮称)裾野市企業立地方針」を策定する。方針に沿って新規企業誘致促進と既存進出企業の流出阻止を図り、税収増加と雇用創出につなげる。 1日に行われた市議会9月定例会の代表質問で、鈴木努市長戦略部長が勝又利裕氏(真政会)の質問に答えた。製造業の生産拠点集約や海外進出で国内の企業誘致競争が激しくなる中、今後の方針を明確にする。具体的には①ワンストップサービスによる企業への伴走型支援②事業用地の創出③静岡県などと連携した遊休地の利活用―を推進するという。 市は首都圏から近く、富士山麓の豊富な地下水に恵まれている。また、東名高速道路裾野インターチェンジ近くで、トヨタ自動車が次世
-
富士山「ありがとう」 御殿場、裾野で閉山式
世界遺産富士山の閉山式が31日、御殿場市と裾野市で開かれた。行政や観光関係者らが、多くの登山客に感動をもたらした霊峰に感謝し、来夏の盛況を祈願した。登山道の開通期間は9月10日まで。 ■御殿場 波及効果の創出期待 御殿場市観光協会は、御殿場口登山道の起点の新橋浅間神社(同市新橋)で神事を行った。あいさつに立った中川一樹会長(68)は、登頂を目的とせず御殿場口新5合目周辺を楽しむ来訪者の数がコロナ禍前を上回っていると紹介。「登っても登らなくてもよしの御殿場が定着し、うれしく思っている」と述べ、波及効果の創出を誓った。 勝又正美市長は遭難事故の多発を受け、来夏は安全登山の啓発を一層強化す
-
日本縦断180時間18分 自転車ギネス記録上回る 裾野出身・遠藤さん
裾野市出身の遠藤杏奈さん(22)=一橋大大学院=が29日、ギネス世界記録を上回る180時間18分で自転車での日本縦断を達成した。遠藤さんは「雨が降ったり風が強かったりつらい場面もあったが、多くの応援とサポートで無事に走りきることができた」と喜びを語った。 遠藤さんは22日に鹿児島県佐多岬を出発。ロードバイクで日本海側を北上し、1週間後の29日午後3時42分に北海道宗谷岬に到着した。総走行距離は約2600キロ。現在の女性ギネス記録は208時間49分で大幅に更新した。「証拠を整理して提出し、ギネス承認を待ちたい」としている。 遠藤さんは一橋大入学後に自転車競技を始め、現在は県東部を拠点とする
-
し尿処理料審議 市民委員を募集 裾野市
裾野市は、衛生処理料金審議会の市民委員を公募する。2023年度以降のし尿処理くみ取り料金について、有識者や関連団体代表らと協議する。 同市のし尿処理くみ取り料金は3年ごとに見直している。審議会は委員10人前後で構成し、11月と来年1月の全2回開く予定。市民委員は若干名で報酬を支給する。 所定用紙で直接、市役所生活環境課に申し込む。募集期間は9月15~30日。問い合わせは同課<電055(995)1816>へ。
-
盗撮の公立中教諭に懲役2年求刑 静岡地裁公判
入浴中や着替え中の女子中学生を盗撮したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた裾野市麦塚、公立中学校教諭の男(35)の第2回公判が30日、静岡地裁(国井恒志裁判官)であった。被告は認否を留保していた山梨県での事件も含めて起訴内容を認め、検察側が懲役2年を求刑して結審した。判決は10月6日。 検察側は論告で「性的欲求を満たすため犯行に及んだ。常習性が認められ、再犯の恐れも否定できない」と悪質性を強調した。弁護側は、反省し治療を始めているなどとして執行猶予付きの判決が相当と訴えた。 被告は被告人質問で「一生の傷となり得ることをしてしまった」と謝罪した上で、仕事上のストレスがあった
-
おいしい「そば」楽しみ 裾野の児童、種まき体験
裾野市の富岡第二小の4年生16人が25日、学校近くの畑にソバの種をまいた。11月に収穫した後、12月にそば打ちを体験する。 寒暖差のある富士山麓の同市はソバ栽培の適地として知られる。特産品を利用した食農教育活動として、JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)が企画した。 児童は農機具を使ってまっすぐな浅い穴を掘り、等間隔になるよう気を配りながら、JA職員と一緒にソバの種を約40平方メートルの畑にまいた。漆畑蒼太君(10)は「天ぷらそばにして食べるのがいまから楽しみ」と笑顔を見せた。同JAによるソバの栽培体験は29日から、裾野市の須山小でも開始する。
-
道に迷う高齢男性を保護 裾野の中学生3人、小さな親切実行章
「小さな親切」運動静岡県本部は24日、裾野市の富岡中の3年生3人に実行章を贈った。3人は4月中旬、道に迷っていた高齢男性を保護し、警察に連れて行った。 実行章を受けたのは大川綺花さん、田代結菜さん、荻田優月さん。同市の景勝地「屏風岩」に遊びに行く途中、高齢男性に道を聞かれて教えたが、道路の真ん中を歩いたり同じ道を往復したりするなど様子がおかしかったため、近くの交番に案内した。 県本部裾野地区の長谷川好一支部長(静岡銀行裾野支店長)が同校を訪れ、実行章と記念品を手渡した。3人は「結果として男性を助けることができてよかった」と話した。 「小さな親切」は地域の環境美化や社会奉仕、見守り、救助
-
よーく見て おなかの袋から顔を出しているよ アカカンガルーの赤ちゃん人気 裾野・富士サファリ
裾野市須山の富士サファリパークで、アカカンガルーの赤ちゃんが母親のおなかの袋から顔を出し、来園者の人気を集めている。 飼育担当者が6月中旬から8月上旬までに4頭の誕生を確認した。同園によると、アカカンガルーの赤ちゃんは体長1~2センチで生まれ、生後5~6カ月ほどで初めて袋から顔を出すという。6月に確認された2頭はすでに袋を出て、元気よく跳ね回る姿が見られる。 ほかにもおなかの袋が膨らんだ雌がいて、今後も赤ちゃんが見られる見込み。担当者は「親子で仲良く過ごす愛らしい姿を楽しんでほしい」と話した。
-
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 裾野でロケ風景パネル展
裾野市御宿の富岡地区コミュニティーセンターで10月20日まで、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のロケ風景パネル展が開かれている。 富岡地区のロケ地となった依京寺と旭滝の撮影風景、地域ボランティアによる撮影前の清掃作業などを紹介する9点を展示した。地域住民が竹に幾何学模様の穴を開け、中に照明を入れた「竹灯ろう」9点も飾り付けた。 平日の午前8時半から午後5時15分まで。入場無料。
-
乳幼児向けおはなし会 9月から裾野
裾野市平松の市立鈴木図書館は9、10月、乳幼児向けのおはなし会を2階展示室で開く。参加無料。 ボランティア団体「たんぽぽ」と「まほうのじゅうたん」が絵本の読み聞かせを披露し、手遊びや工作を一緒に楽しむ。開催は9月3日と10月1日が午前11時から、9月6日と10月4日は同10時半から。定員は各日10組。当日の開始10分前から先着順に受け付ける。図書館利用券が必要。 問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
-
裾野の公用車8台 一般競争入札で売却へ
裾野市は23日、公用車8台を一般競争入札で売却すると発表した。9月26日まで入札参加者を募っている。 公用車の保有台数を減らし、経費削減につなげる。売却するのはトヨタの乗用車4台とダイハツの軽乗用車2台、スズキの軽乗用車と軽トラック1台ずつ。希望者には市役所で車両を公開する。入札参加資格は国内の個人か法人とする。 各車の最低価格を設け、最高額の入札者に売却する。車種や登録年数、最低売却価格、必要書類などは市公式サイトで公開している。開札は10月11日。 問い合わせは市行政課<電055(995)1807>へ。
-
喜寿と米寿祝い 裾野市が記念品 8月下旬から郵送
裾野市は2022年度に喜寿(77歳)と米寿(88歳)を迎える高齢者に敬老記念品として、市内の店舗で利用できる商品券を贈る。今月下旬から順次、郵送する。 喜寿は474人が対象で1人3千円分、米寿は236人に同7千円分を進呈する。100歳を迎える高齢者には9月19日の「敬老の日」に合わせ、祝い金と祝い状を贈るという。 22年度の対象は14人。100歳以上は合わせて32人になる。
-
旧統一教会系団体に政務活動費で支出 裾野市議、研修名目
勝又豊裾野市議(60)が全国の地方議員を対象にした研修に参加し、政務活動費を使って世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体に受講料(資料代)を振り込んでいたことが22日、分かった。勝又氏は別の関連団体が企画した県内の自転車イベントで実行委員も務めていた。 勝又氏は教団との関係について「国会で政治と宗教が議論されているため、いまはお答えできない」としている。 研修は昨年5月にオンライン形式で開かれ、教団と関係のある国会議員が関わっていたとされる。勝又氏は税金が原資の政務活動費で3220円を振り込み「家族や地域、教育をテーマにした研修で支出は適切だったと思う」と説明した。一昨年にも同じ研
-
富士山信仰の遺構「御師の家」 復元に官民連携 裾野市、パークPFI検討 周辺一帯で公園整備構想
裾野市が富士山麓の須山地区で計画する「御師(おし)公園」(仮称)の整備に、「パークPFI」(民間事業者による公園施設の設置・管理)の導入を検討している。同地区は明治時代まで静岡県側の主要道の一つだった須山口登山道の起点地域。富士山信仰の歴史を伝える本県側で唯一の「御師の家」を復元するとともに、特産品などを販売し、官民連携で地域振興と交流人口拡大を目指す。 「須山地区は富士山と箱根を結ぶ観光ルートの間に位置する。御師公園を建設して誘客に力を入れたい」。村田悠市長は7月、市内で巡回開催した住民懇談会で、未着工のままになっている公園整備を前に進める意向を明らかにした。 同地区では江戸から明治に
-
ファンケルクラシックゴルフ アマ水上7位タイ 鈴木、首位守る
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)は20日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部(6985ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われた。前日首位の鈴木亨が69で回って通算7アンダー、137で単独首位に立った。 2打差の2位で手嶋多一とタワン・ウィラチャン(タイ)が追いかける。アマチュアの水上晃男は68で回り、通算3アンダーに伸ばして7位タイに浮上した。藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)は2オーバーで31位タイ。御殿場市出身の芹沢信雄は9オーバーで69位タイに後退した。(賞金総額6600万円、優勝1500万円、出場81選手=アマ5、晴れ、30・8度、西南西の風4・9メ
-
ファンケルクラシック ゴルフや健康チェック、イベント盛況 裾野
裾野市の裾野カンツリー倶楽部で21日まで繰り広げられているPGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)の会場では、子ども向けの体験コーナーや健康チェックイベントなどが開かれている。3年ぶりの有観客開催で、20日も多くの家族連れらでにぎわった。 子ども向けコーナーはクラブハウスのキッズパークに設けられた。縁日を模した射的や輪投げ、パターやスナッグゴルフ体験などを企画。同体験では子どもたちが的にめがけて懸命にクラブを振った。埼玉県から家族で訪れた福井彩香梨さん(4)は「楽しかった。的に当てるのは難しい」と話した。 健康チェックイベントには、肌のトラブルや野菜摂取
-
インカレ陸上出場 日大の飯塚選手 出身地裾野で抱負
日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)に出場する裾野市出身の飯塚魁晟選手(21)=日本大4年=が19日、市役所に村田悠市長を訪ね、「110メートル障害で決勝に進出してチームに貢献したい」と抱負を話した。 大会は9月9~11日に京都市で開かれる。飯塚選手の日本インカレ出場は4年連続。過去3年は準決勝進出が最高成績という。大学卒業後は一般就職する予定で、「競技生活最後の大会になるので有終の美を飾りたい」と決意を表した。村田市長は「悔いの残らない試合をしてきてください」と激励した。 飯塚選手は小学4年で陸上の短距離種目を始めた。東中に進学後、陸上部顧問の勧めでハードル競技に転向。184
-
裾野に阿波踊りが帰ってくる 規模縮小、3年ぶり10月9日に
裾野市で10月9日、「富士山すその阿波踊り大会」が開かれる。約40年前に始まり、新型コロナウイルスの感染拡大前は2万人の人出でにぎわった同市中心街の風物詩。一時は存続危機にあったが、市が補助金の再交付を決め、規模を縮小して3年ぶりに開催する。 地元商店街の関係者や踊り手らでつくる実行委員会の主催。過去2年は新型コロナで中止した。2022年度は市の行財政改革の一環で助成の打ち切りが決定。3年連続の中止も検討されたが、1月に就任した村田悠市長が実行委の要望を踏まえ、「地域の活性化につながる」と判断し、補正予算案に補助金を計上した。 ただ、助成額は3年前の200万円から65万円に減少。感染が続
-
キヌア定植「収穫増期待」 特産化目指す裾野市など
裾野市と須山東富士農事組合などは17日、特産化を目指す雑穀「キヌア」の苗を同市須山の畑に植えた。有機農法による試験栽培として、11月下旬の収穫を目指す。 春植えと夏植えの年2回、栽培している。今年の春植えは病害虫被害や収穫間際の雨天の影響で実りがよくなかったため、土壌改良などを加え、夏植えの栽培面積は春の約1・5倍の5千平方メートルに広げた。組合員や新規生産者ら13人が、発芽して数センチに伸びたもえぎ色の苗を等間隔になるよう丁寧に定植した。 キヌアの試験栽培は、耕作放棄地の解消や新しい特産品の開発を目的に2019年から始めた。健康志向に適した栄養価の高い「スーパーフード」で、生産量を増や
-
記者コラム「清流」 貴重な資料 眠らさずに
夏休みを利用して8月中旬、老朽化や来館者の減少で休館中の裾野市立富士山資料館が特別公開された。以前から興味を抱いていたため、取材を兼ねて訪れ、富士山や郷土の生活に関する所蔵品の数々を見学した。 新しい展示施設について、市民からは市街地への移設や、現在の施設と同じ須山地区で計画されている公園内への整備を求める声などが上がっているという。貴重な資料が長期間ほこりをかぶったままの状態にならないよう早期の公開再開を望むが、財政難もあって方向性は定まっていない。 学生や研究者の来館は受け入れるものの、一般向けの休館は長期にわたる可能性が高い。当面は図書館や市民文化センターで展示するなど暫定措置を取
-
ファンケルクラシック 久保、鈴木、手嶋が首位発進 ゴルフ
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部(6985ヤード、パー72)で開幕した。新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの有観客開催。初日は久保勝美、鈴木亨、手嶋多一が4アンダーで首位に立った。 1打差の4位にプラヤド・マークセン、タワン・ウィラチャン(ともにタイ)、野上貴夫が続いた。御殿場市出身の芹沢信雄と、藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)はともに2オーバーの43位タイからの巻き返しを図る。初日から多くの観客が詰めかけ、富士山麓の熱戦を見守った。(賞金総額6600万円、優勝1500万円、出場81選手=アマ5、晴れ、30・4度
-
沖縄の米海兵隊 キャンプ富士に 第1陣到着
防衛省南関東防衛局は19日、東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で沖縄県道104号線越え155ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練(104訓練)を実施する米海兵隊の第1陣約20人が御殿場市のキャンプ富士に到着したと発表した。 実施部隊は第12海兵連隊第3大隊で、人員は約330人。28日~9月6日のうちの8日間訓練を実施し、その前後はキャンプ富士に滞在する。
-
裾野 おいしい!楽しい!! 高校生が動画に「故郷愛」凝縮
裾野高3年生が、学校のある裾野市の名所と食材を紹介するPR動画の制作に取り組んでいる。箱根や富士山、御殿場市など国内有数の観光地に囲まれ、埋没しがちな裾野市の魅力を広く発信するのが目的。市や地元企業の協力を受け、交流人口の拡大とUターンに結びつく動画配信を目指している。 課題研究の授業で動画を制作するのはビジネス商業科の27人。1学期に携帯端末での撮影と編集方法を学び、市内の名所を調べた。夏休みを利用し、8月2日にはバスで巡る撮影会に出発。十里木高原や牧場、戦国時代の遺構が残る葛山城跡、県指定天然記念物の屏風岩などを訪れた。 「富士山をはじめ豊かな自然が裾野の魅力」と口をそろえるのは市
-
10月から入湯税 裾野市民は免除 ヘルシーパーク
裾野市は10月1日から、同市須山の温泉施設「ヘルシーパーク裾野」で利用者に入湯税を課す方針を決めた。課税は12歳以上の市外在住者が対象で、11歳以下と市内在住者は引き続き免除する。税条例の一部改正案を18日に開会した市議会9月定例会に提出した。 税率は1人1日150円。利用料とは別に徴収する。公設民営の同施設は前の指定管理者の撤退で休館が続いていたが、グランドオープンに合わせて入湯税を導入する。 定例会は会期を9月15日までの29日間に決めた後、同案を含む33件を上程した。同月1、2日に代表質問、12~14日に一般質問を行う。
-
わたしの主張大会 代表17人作品集に 裾野市
裾野市はこのほど、6月に開いた「わたしの主張大会」の代表作品集を発行した。市役所や支所、生涯学習センターなどで無料配布するとともに、電子版を市の公式サイトで公開している。 市内の小中学校と高校の代表17人が将来の夢やふるさとへの思い、環境問題、ジェンダー差別などをテーマに自身の考えを発表した。作品集は全21ページ。市代表として、27日に森町で開かれる県大会に出場する勝間田陽妃さん(西中3年)ら出場者全員の作文を顔写真とともに紹介している。 入選には伊藤璃大さん(東中3年)と水野可麗さん(不二聖心女子学院中3年)が選ばれた。
-
コロナ検査キット 裾野市が配布開始
裾野市は16日、新型コロナウイルス感染の有無を調べる抗原検査キットの無料配布を始めた。発熱やのどの痛みなど軽度の発症で、基礎疾患や妊娠の可能性がない18~39歳の市内在住者が対象。宅配便で自宅に届ける。 検査による陽性者は医療機関を受診しなくても、健康観察や食料支援、療養証明発行サービスを受けることができる。配布期間は31日まで。計2900回分を上限に市の公式サイトで受け付ける。 問い合わせは市健康推進課<電055(992)5711>へ。
-
日本縦断、ギネスに挑戦 裾野のサイクリスト・遠藤さん 207時間目標
裾野市出身のサイクリスト、遠藤杏奈さん(22)が自転車での日本縦断ギネス世界記録に挑戦する。本土最南端の鹿児島県佐多岬を8月下旬に出発して日本海側をロードバイクで北上し、北海道の宗谷岬を目指す。遠藤さんは「自分にとって大きな挑戦。周りに元気や勇気を与えることができるよう力いっぱい走りきりたい」と意気込んでいる。 総走行距離は約2600キロ。一橋大大学院に在学中のため、夏休みを利用し、厳しい暑さを覚悟した上で1日250~370キロの走行を計画する。女性のギネス記録は8日と16時間49分で、遠藤さんは8日と15時間以内を目標に定める。 コロナ禍で多くのレースが中止になる中、日本縦断のギネス記
-
平和への思い新た 富士/裾野/長泉/小山/清水町で追悼式
終戦から77年となった15日、県東部の各地で戦没者を追悼する催しが開かれた。ロシアによるウクライナ侵攻が続き、台湾情勢が緊迫化する中、参列者はあらためて不戦を誓い、平和への思いを新たにした。 ■富士市 富士市のロゼシアターで営まれた戦没者追悼式は小長井義正市長ら約140人が出席。犠牲者3697人の霊を慰めた。遺族会の本多光雄副会長(85)は戦争で家族を失う悔しさをにじませ「戦争の愚かさ、平和の尊さをかみしめ、次の世代に語り継ぐ責務をみ霊の前で誓いたい」と慰霊の花をささげた。 (富士支局・宮城徹) ■裾野市 裾野市は新型コロナウイルスの感染防止対策で参列者を約40人に限定し、市民
-
18日から定例会 裾野市議会 選挙前、会期早めに
裾野市議会は15日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を8月18日から9月15日までの29日間に決めた。同月25日告示、10月2日投開票の日程で市議選が予定されているため、例年より会期を早めて開催する。 市は2022年度一般会計補正予算案など31件を提出する。代表質問は9月1、2の両日、一般質問は同月12~14の3日間行う。