災害対応 みんなで強化 避難所生活 大変さ実感 裾野西中生 間仕切り設置、トイレ問題学ぶ
能登半島地震を踏まえ、裾野市は25日、西中で防災授業を行った。市危機管理課の職員を講師に、2年生158人が体育館で避難所生活を体験した。
クラスごと順番に避難所のレイアウトを考え、受付、段ボールによる間仕切り設置、簡易トイレ、発電機について学んだ。市職員は能登半島地震の被災地で深刻化しているトイレ問題や、断水の影響を説明。国内で発生した大きな震災を振り返りながら、住民同士で助け合う共助の大切さを強調し、「中学生の立場で自分に何ができるのか考えてほしい」と呼びかけた。
学年委員長の中島大葵さん(14)は「間仕切りの中で生活するのは大変だと思った。防災意識を高め、きょう学んだことを災害時に生かせるようにしたい」と話した。
(東部総局・杉山諭)