なぜか日の目を見ない本 裾野の図書館で展示会 最長10年、80冊が「貸し出しデビュー」待つ
1回も貸し出されたことがない図書の展示会が19日まで、裾野市立鈴木図書館で開かれている。2013年度以降に所蔵しながら、館内で閲覧しかされていない小説や児童書、伝記、雑誌など約80冊を集めた。
それほど多くの需要がなさそうな医学などの専門書も含まれるが、中にはなぜかその号だけ借り手がいない紀行や登山のシリーズ企画本も。国内の図書館流通の中心的役割を担うセンターの推薦を受けたり、司書が読んでほしいと願って選んだりしながら、最長10年にわたり「日の目を見ない」図書が出番を待つ。
貸し出し可能。10月27日から展示を始め、約10冊が「デビュー」したという。