中秋の名月 幻想的な光、静岡県内各地に ３年連続満月と重なる
「十五夜」の２９日、静岡県内各地で雲の切れ間などから中秋の名月を見ることができた。
灯台と共演 浜松・五島海岸
掛塚灯台と共演する中秋の名月＝２９日午後６時、浜松市南区の五島海岸から撮影
浜松市南区の五島海岸では午後５時５０分ごろ、月が薄雲から顔を出し、天竜川の対岸にある掛塚灯台（磐田市）と〝共演〟した。月光が水辺を照らし、幻想的な光景が広がった。
中秋の名月に満月が重なるのは３年連続。次に満月と一致するのは７年後の２０３０年９月１２日になる。
（浜松総局・山川侑哉）
清水の街 上空にうっすら
三保半島と清水の街の上空に昇る中秋の名月＝２９日午後５時４７分ごろ、静岡市葵区長尾の梶原山公園（写真部・宮崎隆男）
静岡市葵区長尾の梶原山公園からは、午後５時４７分ごろ、伊豆半島の背から昇る満月が雲を透かしてうっすらと見えた。月はすぐに雲で隠れたが、一瞬の月明かりが三保半島や同市清水区の街を優しく照らした。
（写真部・宮崎隆男）
ススキの間から 裾野市須山
ススキと共演する月＝２９日午後７時５０分ごろ、裾野市須山（東部総局・田中秀樹）
裾野市須山では午後６時半ごろ、遠くの雲間から月が姿を現した。風にそよぐ秋の風物詩「ススキ」と〝共演〟し、幻想的な景色が広がった。
（東部総局・田中秀樹）
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