裾野市長 給与3割減 24年度 厳しい財政踏まえ
裾野市は14日、開会中の市議会2月定例会に2024年度の市長給与3割分を削減する条例制定案を追加提出した。厳しい財政状況を踏まえ、村田悠市長が自主的に減額する。
市長の月額給与82万円の3割分を減らす。年間の削減額は295万2千円。市長ら特別職の給与を定めた条例の改正ではなく、特例で対応するため、実際には年2回の期末手当(ボーナス)で削減を調整する。
期末手当の合計額を規定の428万400円から132万8400円に削減。給与を合わせた年間報酬は本来1412万400円だが、1116万8400円になる。
市は独自の「財政非常事態宣言」を発令中で、村田市長は22年1月の就任以降、給与の実質3割削減を続けている。
(東部総局・杉山諭)