⚾静岡裾野リトルシニア全国準V 「東京ドームでプレー、大きな経験に」
第17回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップは21日、東京ドームで決勝を行い、静岡裾野リトルシニア(静岡)は1―4で世田谷西リトルシニア(東京)に敗れ、初優勝はならなかった。
静岡裾野は0―0の三回と四回に得点圏へ走者を進めたが、先制点を奪えず、六回に世田谷西に4点を先行された。最終回は2死から代打窪田が中越え三塁打で出塁し、1番田原が四球を選んだ後、代打木部の遊撃内野安打で1点を返す粘りを見せたものの、あと一歩及ばなかった。
杉山主将は「自分たちのペースに持っていけなかった」と悔しさをにじませつつ、「東京ドームの大舞台で野球ができたことは、大きな経験になった」とさらなる成長を見据えた。スタンドを埋めた家族や後輩たちの大声援が「励みになった」と感謝した。
佐藤監督は「大会を通じて本当に成長し、いい歴史を作ってくれた。素晴らしいチームだと思う」とナインの健闘をねぎらった。
▽決勝(東京ドーム)
世田谷西リトルシニア(東京)
0000040―4
0000001―1
静岡裾野リトルシニア(静岡)
(世)安藤、大矢―仙波
(静)宮沢、伊藤―杉山
▽三塁打 窪田(静)▽二塁打 安藤(世)杉山(静)
▽試合時間 1時間32分