統合予定の裾野2小学校 収穫の秋、一緒に体験
裾野市の向田小と東小の児童が13日、向田小近くの田んぼでもち米の稲刈りを体験した。天日干しにして脱穀した後、給食などで味わう。
少子化に伴う学校再編で、隣接する両校は2025年度に統合する予定。地域住民や民生委員の協力で向田小が恒例行事として取り組む米作りに、本年度は東小にも参加を呼びかけた。両校の5年生計106人が6月の田植えに続いて農作業に励み、一緒に収穫の秋を楽しんだ。
児童は鎌を持って約400平方メートルの田んぼに広がり、汗を浮かべたり泥だらけになったりしながら、黄金色に実った稲を根元から刈り取った。収穫した稲は束にまとめて干した。
向田小の景山湊君(11)は「最初は大変だったけれど、慣れてくると楽しくなった。力を込めて刈り取った」と笑顔を見せた。