裾野、キャベツ栽培で地域活性化へ 群馬・嬬恋村の法人と市が協定
裾野市と農業法人の黒岩農事(群馬県嬬恋村)は28日、農業生産に関する連携協定を結んだ。同社は本年度から、裾野市須山でキャベツの栽培を始めた。
市は同社が長期にわたって営農できるように支援し、同社は地域の共同作業や農地保全活動に積極的に参加するとともに、生産量を増やして雇用創出などにつなげる。市役所で締結式を開き、村田悠市長と黒岩和敏社長が協定書を交わした。黒岩社長は「5月に初出荷できるよう苗を定植している。良いキャベツを生産し、耕作面積を広げていきたい」とあいさつした。
同社は群馬県で休耕期になる冬から初夏にかけ、温暖な地域でキャベツを出荷しようと、静岡県や県農業振興公社、裾野市などの誘致で進出した。同市の気候や土壌に合う品種を見定め、将来的には12月から翌年5月ごろにかけての収穫を目指すという。