静岡人インタビュー「この人」 裾野市出身のプロテニス選手 吉岡希紗さん(群馬県)
三重県の四日市商高と早稲田大時代、ともに全国大会で優勝した。今年3月に大学を卒業した後、プロに転向して海外ツアーを転戦している。171センチの長身を生かし、左腕から繰り出す強烈なショットが武器。裾野市出身。23歳。
-現在はどのような生活を。
「国内の練習拠点は群馬県高崎市にあるテニスクラブ。月の半分は大会に出場している。試合は自分で選ぶので、現在は欧米に比べて遠征費がかからないアジアや東南アジアを中心に回っている。8月はタイに3週間滞在していた。今後は国内で開かれる国際大会2戦と、国民体育大会に出場する予定」
-競技を始めたきっかけは。
「テニスをしていた両親について行き、5歳で始め、小学2年生から大会に出るようになった。練習の成果を試合で発揮できるようになるのが、すごく楽しかった。中学まで地元のクラブで練習し、高校は親元を離れて厳しい環境で日本一を目指そうと、県外に進学した」
-プロ転向のいきさつは。
「プロ選手になれるランキングを有し、大学3年生の時、卒業後もテニスを続けるか、それとも一般に就職するかで悩んだ。昨年2月にプロの加藤未唯選手とダブルスを組んで国際大会に出場する機会があり、いろいろと話を聞かせてもらい、自分もプロ選手として挑戦しようと決心した」
-今後の抱負を。
「グランドスラムと呼ばれる四大大会に出場するのが最大の目標。出場資格を得るためにも国際大会でポイントを獲得し、世界ランキングを上げていく必要がある。体のケアや栄養などにも気を配り、けがをしないで試合に出場し続け、結果を残していきたい」
(東部総局・杉山諭)