シイタケ栽培、収穫楽しみ 裾野で家族連れ12組が体験
裾野市認定農業者協議会は27日、農業体験会を市生涯学習センターで開いた。家族連れ12組、計42人が原木の菌打ちと菌床でシイタケ栽培に挑戦した。
原木は長さ約1.1メートルのクヌギとコナラを用意。参加者はドリルで開けた穴に金づちで「トントントン」という小気味よい音をたてながら、種菌の棒を打ち込んだ。おがくずの固まりを使った菌床は発芽した状態で、密集しないようはさみで小さな芽を切り落として間引きした。
原木と菌床は各家庭に持ち帰って育てる。菌床のシイタケは数日後、食べるのに適した大きさに育つという。富岡第一小2年の松本紗季さんは「シチューに入れて食べたい」と笑顔を見せた。
(東部総局・杉山諭)