不二聖心女子学院(裾野)と上智大(東京) 学生、教員ら連携で協定
裾野市の不二聖心女子学院と上智大(東京)はこのほど、高校と大学の連携に関する協定を結んだ。同高からは近年、卒業生の2割超が上智大に進学。同じカトリック系の教育機関として、教職員の交流も進める。
協定には、両校での入試説明会や講演会、模擬講義の実施、両校の生徒と学生が関わる協働プロジェクトの創出、教職員相互の情報交換を盛り込んだ。
締結式が行われた6月には、同大の曄道佳明学長が不二聖心女子学院を訪れ、高校生と保護者を対象に講演したほか、8月には同大を運営する上智学院の担当者による研修会、中学生の補習合宿を大学生が支援するなどの取り組みも始まっている。
曄道学長は「同じカトリックの価値観の下に教育を行う学院との連携を大変喜ばしく思っている」とコメント。同学院中高の大原真実校長は「生徒たちの多様な可能性が、より豊かに引き出されているのを実感している」と今後の交流の深まりにも期待を寄せた。