風味豊かな大和芋 収穫始まる 裾野や長泉
裾野市や長泉町の特産品として知られる山芋「大和芋」の収穫が始まった。強い粘りと豊かな風味が特徴で、収穫は11月下旬まで続く見込み。
同市公文名の生産者、井草信子さん(86)は4日も早朝から畑に入り、一本ずつ丁寧に掘り出し、表面に生える「毛」をむしり取って出荷に備えた。今年は暑い夏に水分をたっぷりと与え、状態は良好という。
井草さんが栽培する山芋は太く、見た目から「デブ芋」とも呼ばれる。粘土質で水分を含むイモ作りに適した土壌で育てる。井草さんは「とろろ汁や刺し身と一緒に食べるのがおすすめ。栄養価も高いのでぜひ食べてほしい」と話した。