長泉町の記事一覧
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沼津信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
営業統括部・営業サポート部担当(リテール営業部・営業統括部・法人営業部担当兼リテール営業部長委嘱)常勤理事小野貢▽営業統括部長(法人営業部長)執行役員武田守晃▽事務部長(執行役員営業統括部長)大木勲▽融資管理支援部長を解く 融資部長野呂隆宏▽営業サポート部長(リテール営業部副部長)紫垣智善▽融資管理支援部長(融資管理支援部副部長)芹沢正広▽営業サポート部副部長(営業統括部副部長)榎本孝宏▽監査部副部長(法人営業部副部長)山本裕二▽営業統括部副部長(裾野・長泉町ブロック長兼裾野中央)川口恭正▽裾野・長泉町ブロック長兼裾野中央(営業統括企画担当兼営業サポート課長)蒔田和宏▽営業統括企画担当課長(リ
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目配り、気配り、心配り 重要 三島信金が自主勉強会 長泉
三島信用金庫はこのほど、自主勉強会「さんしん未来塾」を同金庫本部(長泉町下土狩)で開き、取引先から信金マンに望む心構えなどを学んだ。 取引がある若手経営者らによる「さんしんチャレンジクラブ」の会員4人が講師を務めた。仕事上取引先と良好な関係を築くために、効率だけでなく相手との歩調を合わせる意識を持つようにしていると紹介。職員に対し、目配り、気配り、心配りの重要性を伝えた。 さんしん未来塾は職員のリスキリング(学び直し)の機会を設けようと、昨年12月から月2~3回開催している。普段は社員が講師を務めるが、経営者の考え方を学ぶ機会をつくろうと初めて外部から講師を招いた。
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池田柊線 全線開通 新東名に直結、利便性向上 長泉で式典
JR三島駅北口周辺から長泉町の国道246号を東西に結ぶ都市計画道路「池田柊線」が18日、全線開通した。同町東部から新東名高速道長泉沼津インターチェンジ(IC)や東名高速道沼津ICへの利便性が向上し、周辺道路の混雑緩和や企業立地など地域振興が期待される。 今回の開通区間は、いずれも同町下長窪の国道246号陣場交差点から町道城山尾尻線との交差部までの360メートルで、事業費は約27億円。2月に完成した都市計画道路谷田幸原線などと合わせ、県道三島裾野線から新東名長泉沼津ICまでが直結し、長泉町内の東西交通が改善する。 同町下長窪で開かれた開通式には国土交通省や県、町などの関係者が出席し、テープカッ
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JA女性部有志が長泉町社協に寄付
JAふじ伊豆なんすん地区女性部の有志でつくる長泉町のボランティア団体「まゆの会」はこのほど、町社会福祉協議会に27万円を寄付した。 同会は1992年から同町の特別養護老人施設ながいずみホームなどでボランティアに従事。高齢化やコロナ禍の影響でこのほど活動を終え、活動資金全額を寄付することに決めた。芹沢和代会長に目録を手渡した鈴木絹代会長は「町の活動に活用してほしい」とあいさつした。
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認定看護師へ学び修了 静岡県立がんセンター 5分野53人
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は17日、認定看護師教育課程の修了式を長泉町のファルマバレーセンターで開いた。全国の医療機関から集った53人が修了証を受け取った。 受講生はがんに関する5分野別に昨年4月から約1年間、講義や実習に取り組んだ。山口建総長が修了証を手渡し、「緩和ケアなどの専門知識を要する看護師が国の制度上で求められる時代になっている。チーム医療を通じて異分野とも連携し、経験を深めて」と激励した。 研修生は10月に認定審査を受ける。皮膚・排泄(はいせつ)ケア分野で研修した塙優花さん(29)=神奈川県=は「学び直しで知識の不足を実感し、新たな学びの楽しさもあった。がん医療・看護
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現職戦い熾烈/沼津市 自民と連合系が新設区一騎打ち/長泉町 細野氏の支援、影響注目/函南町 無投票の公算/三島市 無投票の公算大/清水町【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑤】
議席1減 現職戦い熾烈 沼津市 定数3 定数が4から1減になる中、現職4人全員が立候補を予定。水面下で駆け引きが見られ、熾烈(しれつ)な選挙戦が予想される。 自民は元議長の杉山盛雄氏と、前回推薦の加藤元章氏の2人を公認。杉山氏は、選挙区外の国会議員と連携するほか、市外の経済関係者にも支援を求めるなど支持拡大に余念がない。加藤氏は市議時代からの支援者を軸に、企業団体や個人回りを重ね、さらなる支持固めを進める。 公明の蓮池章平氏は障害者支援など、6期の実績を訴える。党組織を超えた全市的な支持の拡大を狙う。 立民曳田卓氏は唯一の国政野党の候補者とアピール。連合静岡など野党支持層に加え、企業経
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情報戦略室長 中井氏が就任 長泉町人事
長泉町は17日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級の異動は1人のみ。来年度から情報発信力強化のために新設する情報戦略室の室長には、中井章文・企画財政課主幹が就く。 【部長級】議会事務局長(税務課長)芹沢文寿 【課長級】地域防災課長(くらし環境課長)椎田清隆▽税務課長(長寿介護課長)中村秀樹▽長寿介護課長(地域防災課長)大嶽公康▽くらし環境課長(健康増進課主幹)杉山光司 【室長級】情報戦略室長(企画財政課主幹)中井章文 【退職=3月31日付】篠原一雄(議会事務局長)井出雅人(学校給食センター所長)杉山正徳(裾野市長泉町衛生施設組合所長)
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記者コラム「清流」 人工池の中の生態系
休館中のヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の象徴である「鏡池」は、貴重なカエルやトンボの繁殖地でもある。同館とボランティアは2月下旬、3月の改修工事を前に生き物の生態を守ろうと“救出作戦”を敢行した。親子連れや工事業者、カエルマニアが懸命に生き物を探す、活気に満ちたイベントだった。 開館から20年、人工池の中には独自の生態系が築かれていた。企画した吉田大祐さんによると、産卵期は近隣の山に住むヤマアカガエルが水辺を訪れるのだそう。生き物が人為的に持ち込まれづらく、自然に囲まれている同館の環境の特異性を実感した。 取材後、さらに卵塊が見つかり、仮設ビオトープに移した卵は
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学生が活性化イベント 長泉 1年間の成果を報告
長泉町の新幹線通学支援補助金制度を利用する大学生や専門学生はこのほど、町内でイベントや事業をプロデュースする「ウィプロ事業」の本年度成果報告を同町で行った。 対象の学生12人は2グループに分かれ、1、2月に家のペットを自慢する「フォトコンテスト」や異文化に触れる「国際交流フェスタ」のイベントを実施。コンテストは533点の応募、フェスタは800人を超える来場者があった。 成果報告では各グループが楽しかったこと、大変だったことなどをイベントの準備段階から振り返った。慶応義塾大2年の早川さくらさん(19)は「企画したイベントが形になったことに喜びを感じた。長泉町を盛り上げることができた」と話した。
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「すそのいちご」甘く完熟 沼津などJA4店舗でフェア
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の直営4店舗で15日、イチゴフェアが始まった。裾野市と周辺地域特産の「すそのいちご」をはじめとする旬のイチゴや加工品を19日まで拡大販売する。 富士山麓の水はけの良い火山灰土で栽培したすそのいちごは大粒で、寒暖差による強い甘みが特徴。紅ほっぺ、きらぴ香、あきひめの3品種があり、各店舗の売り場には真っ赤に完熟した果実の甘い香りが漂っている。 地元産のイチゴを使ったプリンや大福、ロールケーキ、いちごジャムとマーガリンをサンドしたバンデロール(沼津市)の「のっぽパン」なども販売する。開催店舗は沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそ
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立民、新人1氏推薦決定 静岡県議選
立憲民主党は14日の常任幹事会で、今春の統一地方選に県議選長泉町選挙区(定数1)から立候補予定の新人渡辺迅氏(54)の推薦を決めた。県議選掛川市選挙区(定数2)から立候補予定の新人杉村義夫氏(63)の公認辞退も了承した。
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地方創生を推進 静岡県内3信金表彰 浜松いわた、遠州、三島
内閣官房は13日、地方創生につながる特徴的な事業を進めた金融機関として、浜松いわた信用金庫(浜松市中区)、遠州信用金庫(同)、三島信用金庫(三島市)の県内3信金を含む全国28団体を表彰した。 浜松いわた信金は、ブラジル国籍など外国人の子どもや保護者向け金融教育教室の展開が評価された。高柳裕久理事長は「多文化共生社会を目指し、住民の豊かな暮らしに向けた取り組みを継続したい」と意欲を述べた。 遠州信金は、LLP(有限責任事業組合)を活用し、留学生など外国人材の地域への就労と定着支援を推進した。守田泰男理事長は「人材不足対策として、今後も企業と高度外国人材をつなぐ役割を果たす」と語った。 三
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ガーナから伊豆視察 ジオパーク設立へ 運営学ぶ
国連教育科学文化機関(ユネスコ)認定の「伊豆半島ジオパーク」で環境保護や運営方法を学ぶため、ジオパークの設立を目指すガーナ共和国の視察チームがこのほど、伊豆市などを訪れた。 視察したのはマミアマ・エイキンスさん(34)とニャメバ・オセイさん(36)。同国や西アフリカ地域での設立を目指している。 同市では伊豆を代表するワサビ産地の筏場のわさび沢を見学。美しい伊豆創造センターの朝日克彦専任研究員から歴史や地形、栽培環境について説明を受けた。エイキンスさんは「コミュニティーの運営や持続可能なやり方を学んだ。土地の歴史などのストーリーも絡めて付加価値をつけたい」と力を込めた。 2人は日本で初め
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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沼津、長泉の史跡 ガイドと巡る 門池周辺や鮎壷の滝
ぬまづ観光ボランティアガイド(前田嘉男会長)はこのほど、「富士山の日ウオーク」を沼津と長泉の両市町で開いた。 約70人が同市の門池周辺や、同町の鮎壷の滝と割狐塚稲荷神社など約10カ所(約5キロのコース)をガイドと回った。鮎壷の滝の300メートル上流に位置し、市内の水田にかんがい用水として供給されている牧堰(まきせぎ)も訪れた。
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静岡県立がんセンター 山口総長3月末退任、名誉総長へ
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)総長の山口建氏(73)が3月末で総長を退くことが、8日までの関係者への取材で分かった。2002年のセンター開設時に初代総長として就任以来、20年以上にわたって同センターの運営をけん引し、国内屈指のがん医療機関に発展させた。今春を区切りに、後進に道を譲る判断をしたとみられる。 静岡がんセンターは病院、疾病管理センター、研究所など複数の組織で構成し、山口氏は設立構想段階から携わった。総長として各組織を統括し、がん患者診察数は国内トップクラスにある。 後任は同センターの内部登用とみられ、病院長の上坂克彦氏の就任が有力視されている。山口氏は4月以降も名誉総長とし
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「命より大切な仕事ない」 母校の加藤学園暁秀高 高橋まつりさん母講演
広告大手電通の新入社員で長時間労働などに苦しみ2015年12月に自殺した高橋まつりさん=裾野市出身、当時(24)=の母幸美さん(60)=長泉町=が8日、まつりさんの母校の加藤学園暁秀高(沼津市)で講演した。幸美さんは、まつりさんが精神的に追い詰められた経過を紹介し、「命より大切な仕事はない」と、過労死の防止や命の大切さを訴えた。 幸美さんが別室からオンラインで語り、1年生約140人が教室で受講した。幸美さんは、まつりさんが長時間労働が続き、「生きる意味が分からない」などと苦しむ様子を吐露したSNSの投稿を読み上げた。好奇心旺盛で活発だったまつりさんの性格にも触れ、「強い娘でも追い込まれた。
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20年間で人口7千人増 長泉町長 議会答弁 町の成長を強調
長泉町の池田修町長は8日の町議会3月定例会一般質問で、ファルマバレープロジェクトが始動した20年間で、7千人超の人口増や、製造品出荷額が約2千億円増加したことなどを挙げ、町の成長に寄与してきたと強調した。今後もプロジェクトを基盤に医療田園都市構想を推進し、「住民が安心して暮らせる超高齢社会の理想のまちづくりを目指す」とした。植松英樹氏(政和会)に答えた。 町によると、地価公示価格も上昇しており、土地価格の平均変動率、住宅地の平均価格はともに県内1位。池田町長はプロジェクトの新拠点として「県医療健康産業研究開発センター」が開設されたことで、住宅や企業、店舗が立地し、土地利用が進んでいるとした
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国民県連 新人1氏推薦決定 静岡県議選
国民民主党県連は7日、持ち回りの常任幹事会を開き、今回の県議選(3月31日告示、4月9日投開票)で分区・新設される長泉町選挙区(定数1)から出馬を予定する新人渡辺迅氏(54)=同町下土狩=の推薦を決めた。
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新政しずおか 現新2氏を推薦 静岡県議選
静岡県議会第2会派ふじのくに県民クラブ所属議員でつくる地域政党「新政しずおか」は7日、任期満了に伴う県議選(3月31日告示、4月9日投開票)に出馬する現職良知駿一氏(浜松市北区)と新人渡辺迅氏(長泉町)を推薦したと発表した。
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山一金属(長泉)アルミ缶リサイクル強化 福井に新プラント 脱炭素推進へ
非鉄金属加工の山一金属(長泉町)は、国内アルミ加工最大手のUACJ(東京)と提携し、使用済みアルミ缶のリサイクル事業を強化する。福井県のUACJの工場内に約2年後に新プラントを稼働させ、アルミ缶の国内リサイクル率向上と二酸化炭素(CO2)排出量削減を併せて進める。 山一金属は、使用済みアルミ缶を溶解せずにペレットなどの再生アルミ原料に加工する独自技術を持つ。両社が計1億円を出資して10月に合弁会社を設立し、約50人を新規雇用する。新プラントでは将来的に、長泉町の本社拠点と同規模の月4千トンの再生原料生産を目指す。 アルミ板を製造するUACJは今回の協業で、炉を使わない低炭素の原料を調達し
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インフルで5校 学級・学年閉鎖 浜松など
静岡県は7日、小中学校5校でインフルエンザに感染したとみられる患者計44人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 裾野市の小学校8人、長泉町の中学校8人、牧之原市の小学校9人、浜松市西区の中学校10人、同市東区の小学校9人。
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長泉でライフプランセミナー 子育て費用、夫婦で学ぶ
長泉町は5日、子育て世代の夫婦を対象に、子育て費用などを考える「ライフプランセミナー」を同町のパルながいずみで開いた。町が夫婦を対象にした講座を開催するのは初めてで、男性の積極的な子育て参加が目的。 同町在住のマネーアドバイザー鳥居麗子さんが講師を務め、夫婦5組が参加した。参加夫婦らは安心、自由、成長などそれぞれが大切にしたい価値観を共有した後、子どもにかかる教育費や生涯の収支バランスについて学んだ。参加者からは「家族のライフプランについて考えるきっかけになった」との声が聞かれた。
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石川氏が会派異動 長泉町議会
長泉町の石川美穂町議が7日までに、所属会派を「新風」から「新緑」に変更した。これにより、新緑は5人となった。ほかの会派は政和会3人、新風5人、無会派2人。
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男性職員の育休 年々取得率増加 長泉町議会一般質問
長泉町は7日の町議会3月定例会で、町役場の男性職員の育児休暇取得率が2020年度から年々増加し、本年度は40%を超えたことを明らかにした。佐藤久敬行政課長が福田明氏(無会派)の一般質問に答えた。 町によると、男性職員の育児休暇取得率は20年度14%、21年度29%、本年度44%だった。佐藤課長は「産後パパ育休」などの制度について、「配偶者が出産予定の職員やその所属長などで実施する子育てミーティングで制度の説明をし、利用につなげている」と話した。
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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静岡県議選92人出馬見込み 過去最少、少数激戦か
静岡県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の告示まで1カ月を切り、各地の立候補予定者の顔ぶれがほぼ固まった。3月6日までに開催された県内3会場の立候補予定者説明会には、34選挙区に現職59人、元職3人、新人30人の計92人の陣営が出席した。これまで最少とされる2015年県議選(定数69)の95人を下回り、全選挙区の半数近くに相当する16選挙区で無投票の公算が大きい。 川勝平太知事と対抗する自民系が議席を積み増すか、知事に近い非自民系勢力が現有議席を維持できるかが最大の焦点になる。 総定数は前回選と同じ68。沼津市が1減り、長泉町・清水町が分区して定数1ずつの単独区となり、選挙区数は1増
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県議選に出馬 渡辺迅氏を推薦 連合静岡
連合静岡は6日、臨時の持ち回り執行委員会を開き、今回の県議選(3月31日告示、4月9日投開票)で分区・新設される長泉町選挙区(定数1)に無所属で立候補予定の衆院議員秘書渡辺迅氏(54)=同町下土狩=の推薦を決めた。
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アーティスト×静岡県東部企業が協働 新製品開発へ試作発表 長泉のまちづくり会社企画
手がけるのは日の出企画(山田知弘代表)。本年度の「アーツカウンシルしずおか」が採択したモデル事業の一環。制作の幅を広げたいアーティストと、販路を新規開拓したいものづくり企業を、同社と三島信用金庫が引き合わせた。図面を描けるデザイナーを仲介役に入れながら、互いのアイデアと技術を組み合わせて新製品を生み出す仕組み作りを、120日間かけて試行した。 同社が町の委託を受けて運営する下土狩駅前コワーキングスペースで3月上旬、試作品の発表展示会「日常+α」を開催した。真ちゅう製の脚と一枚板を組み合わせたテーブル、デザイン性の高いコーヒー焙煎(ばいせん)器具など、採算やロット数を度外視した試
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長泉町議会一般質問 公立幼稚園 定数50%割れ
長泉町は6日の町議会3月定例会で、町内の3公立幼稚園の園児数が総定員数に対して昨年5月時点で50%を下回っていると明らかにした。要因について、共働き世帯の増加で保育園希望者が急増し、「幼稚園離れ」が進んでいるとした。宍戸浩こども未来課長が石川美穂氏(新風)の一般質問に答えた。 町によると、3公立幼稚園の総定員数300人に対して在籍園児は計141人。2012年の計278人から10年間で約半分に減少した。町は本年度、未就園児童を持つ保護者を対象にアンケートを行ったほか、公立園再配置の取り組みを進める富士市と意見交換した。 宍戸課長は「保育ニーズを分析し、公立の幼稚園、保育園、こども園の設置バ
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長泉町下土狩駅前に露店並び盛況 音楽やダンスも
長泉町下土狩地区の有志でつくる「土狩にぎわいづくりの会」は4日、同町の下土狩駅前通り商店歩行者天国で「とがり停車場お気楽市」を4年ぶりに開いた。飲食や物販などの露店19店舗が並んだほか、既存店も特別販売などで参加。バナナのたたき売りや、地元の子どもたちが音楽やダンスを披露するステージもあった。 小学生による子どもの部、中学生以上の大人の部に分かれた尻相撲大会も開催。16人が長泉音頭のリズムに合わせて勝負し、場を盛り上げた。
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長泉町選挙区、渡辺迅氏出馬へ 静岡県議選、渡辺周氏秘書で実弟
衆院議員渡辺周氏の秘書で実弟の渡辺迅氏(54)=長泉町下土狩=は5日、沼津市内で開かれた会合で、4月の県議選に新設の長泉町選挙区(定数1)から無所属で出馬する意向を表明した。6日、連合静岡の推薦が決まる見込み。 渡辺氏は取材に「やさしさと活力のある長泉を目指す。町の強みである子育て支援策を全県に行き渡らせる施策を実現したい」と述べ、医療田園都市構想やインフラ整備、教育・社会福祉・雇用問題に力を入れるとした。 渡辺氏は沼津市出身、武蔵大卒。周氏の事務所で30年近く議員秘書を務めた。
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池の水全部抜く前に…希少カエルを救え! 子どもが生態系学び保護 改修控える長泉・ヴァンジ庭園
昨年末から休館しているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の人工池「鏡池」の改修工事を契機に、静岡県東部の有志が池の中の生き物の保護に取り組んでいる。池は貴重なカエルの生息地としても知られ、子どもの参加型イベントを開いて生態系保全の大切さを訴えている。 同美術館の飯野隆常務理事が「池の生態系を守れないか」と、学生時代にカエルの研究をしていたという知人の吉田大祐さん(三島市)に相談したところ、子どもたちが楽しみながら池の中の生き物を学べるイベントとして「鏡池生きもの救出作戦!」を考案した。子育て支援グループ「ママとね」(同市)と連携し、池の水を全て抜く前に生き物を保護するイベントの第1弾を企画。
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静岡がんセンターと「ファルマ」 「次の20年へ挑戦」 長泉で会議
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)などは3日、年1回の静岡がん会議をオンラインで開催した。ともに20周年の節目を迎えた同センターと、産官学金連携で世界一の健康長寿県の形成を目指す「ファルマバレープロジェクト」の取り組みや成果を関係者が発表した。 同センターの山口建総長は、開設のきっかけから現在までの歩みを振り返った。数万人の患者の命を救い、国内三大がんセンターの一つになったと総括した。上坂克彦病院長は多くの実績があるロボット支援下手術の特長を紹介。「治し、支え、進化するがんセンターとして次の20年に向けて挑戦する」と述べた。 同プロジェクトを所管する県新産業集積課の小笠原彩子課長は162
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学校の謎ルール、見直しませんか⑦ 読者の意見【賛否万論】
「学校の謎ルール 見直しませんか」は今回が最終回となります。文科省を中心に校則見直しの動きが広がり、今後は「ルールを変えてほしい」という子どもたちの声が増えていくことでしょう。改定手続きを明確にしたり、校則をホームページで公開したりすることも各学校で考えていく必要がありそうです。子どもたちと向き合う大人の姿勢が問われています。 読者 季節の小箱さん(焼津市)60代 中学生の時、服装についての新しい校則が導入されることになりました。内容に納得できなかったので、導入に反対するための臨時生徒総会を開く準備を進めました。結果的には大人の圧力に屈しましたが、そういうことができたのは、14歳のその時
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定数減の沼津市 現職全員出馬で総力戦/単独区新設の長泉町 候補者擁立難航極める【静岡県議選 注目区 統一地方選㊤】
31日に告示を控え、県内全34選挙区で繰り広げられる県議選は、出馬予定者の顔触れが固まりつつある。選挙区新設、ベテラン議員引退、保守分裂と、地元事情を抱える注目選挙区を追った。 選挙区改定で誕生した単独区の長泉町(定数1)、定数1減の沼津市(同3)。擁立が難航した長泉町は、一転して自民と連合系の有力新人の一騎打ちが熱を帯びる。沼津市は現職4人が生き残りを懸けた激戦を繰り広げる。 ◇ 「沼津の議席を自民と公明だけにしていいのか」。前回、最後の議席に滑り込んだ曳田卓氏は2月26日に開いた後援会の事務所開きで語気を強めた。国民民主から出馬した前回は、立憲民主の新人との間で票が
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有権者数302万4720人 12月から7899人減 静岡県内1日時点
静岡県選挙管理委員会が2日に公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は302万4720人(男148万6439人、女153万8281人)で、昨年12月の前回登録時と比べて7899人減った。 減少数が多かった市区部は、静岡市清水区656人、同市葵区580人、浜松市中区463人など。町部は小山町104人、長泉町83人、森町73人など。 増加した市区部はなく、町部は清水町19人だけだった。
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ヴァンジ美術館の活用 広域的構想策定へ 静岡県と5市町
静岡県は1日、コロナ禍の経営難で県に無償譲渡を打診しているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の運営について、周辺施設との一体的な活用に向けた「クレマチスの丘広域的活用構想」を策定すると県議会文化観光委員会で説明した。 県は地元5市町(沼津、三島、裾野、清水、長泉)が参画する同構想検討会議を2月に設置した。5月に初会合を開催し、6月中に構想案をまとめる日程案を示した。 構想に向けては、世界的な観光資源や産業など高いポテンシャルを持つ県東部地域で、文化芸術を教育・福祉、観光、地域振興と結び付けることは地域の魅力向上につながるとの考え方を提示した。同美術館を含むクレマチスの丘エリアの地元での役割
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長泉町、SDGs宣言制度開始 2社と協定 特別融資など提供
長泉町は1日、町内におけるSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの誘発と加速化を図る「長泉町SDGs宣言制度」をスタートした。制度開始を前に2月末、町は三島信用金庫、三井住友海上火災保険と包括連携協定を締結した。 制度は町内の個人事業主や法人、団体が対象で、SDGsの達成に向けて取り組んでいることと、今後取り組むことを募る。申請者には宣言証が交付され、町のウェブサイトに掲載するなどして取り組みを可視化する。▽町独自の宣言ロゴマークを利用できる▽同信金による特別金利の融資を受けられる▽三井住友海上火災保険のSDGsセミナーを無償で受講できる、などの利点があるという。 町役場で開いた締結式
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26議案を上程 長泉町議会開会
長泉町議会3月定例会は1日開会し、会期を23日までの23日間と決めた後、165億円を計上した2023年度一般会計当初予算案など26件を上程した。固定資産評価審査委員の人事案件に同意し、22年度一般会計補正予算案を承認した。 池田修町長は施政方針で、主要施策に子育て支援▽健康づくり▽情報発信▽DXの推進を挙げた。「新しい時代にふさわしい行政運営にチャレンジし、顕在化した課題に立ち向かい、先人の努力で築かれた財産を次の時代に引き継ぎたい」と述べた。
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「ベッドから3歩」高齢者住環境講座 長泉・ファルマバレーセンター
ファルマバレーセンター(長泉町)は2月28日、外出などが難しくなった高齢者が自宅で自立して暮らせる住環境を考えるセミナー「自立のための3歩の住まい」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。来場者は自立を支える福祉機器の展示や専門家らによる講演で知識を深めた。 同センターは、一つの部屋に生活機能を集中させる住居の標準設計マニュアルを作製。国土交通省のモデル事業に採択された。講演では、マニュアルづくりに関わった専門家らが、ベッドからトイレや浴室などまで3歩で移動できるようにする設計の考え方を解説した。 会場には介護用ベッドや、ベッド脇まで移動できる水洗トイレなどを置いた12畳のモデルルームが設けら
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がんゲノム医療 連携病院に指定 藤枝市立総合病院
藤枝市の北村正平市長は28日、市立総合病院が3月1日付で国から「がんゲノム医療連携病院」に指定されると明らかにした。志太榛原医療圏では初めての指定。より高度ながん医療の提供が期待される。市議会2月定例会本会議で、油井和行氏(藤新会)の代表質問に答えた。 がんゲノム(全遺伝情報)医療は、患者の治療精度の向上や、治療法のない患者への新しい治療の提供につながるとされている。地域がん診療連携拠点病院の役割を担う同病院は、がんゲノム専門外来の設置などがん診療体制を強化してきた。 指定を受け、がんの原因となった遺伝子変異を調べ、適切な薬剤を選択できる検査が、一定の条件のもとで保険診療の対象として実施
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画家ビュフェ風に長泉描く 児童が配色、構図学ぶ
長泉町の長泉北小6年生がフランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928~99年)の作品を学び、特徴を採り入れて制作した絵画を紹介する「ビュフェの目で見る長泉」が28日、同町のコミュニティながいずみで始まった。児童らが独自の視点で大家の特徴を分析し、「長泉の好きなところ」とのテーマで町内の風景を描いた。 ベルナール・ビュフェ美術館、ながいずみ観光交流協会と連携した。5日まで。 児童は図画工作の授業の一環で、同館学芸員からビュフェについて講義を受けて臨んだ。接着剤やクレヨンを使って油彩風に描いた鮎壺の滝、ビュフェの配色や構図に寄せて描いた富士山など約140枚が並ぶ。 学芸員の雨宮千嘉さんは「
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手術中の移動 安全に 頭頸部固定枕を開発 長泉のがんセンター
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)とウレタン製品メーカーの「浜口ウレタン」(浜松市西区、浜口弘睦社長)はこのほど、手術中の患者の体位変換時に、頭頸部(とうけいぶ)の動きを高精度に抑える手術用頭頸部固定枕「エイトフィット」を共同開発した。医療現場のものづくりを支援するファルマバレープロジェクトの一環。 全身麻酔などでの手術中に患者の体の位置を変える際、頭部を適切な状態に保持したまま作業できる補助具。ウレタンを塩化ビニールで覆っている素材のため、柔らかく頭頸部に密着する形状が実現した。軽量で扱いやすく、衛生的に管理できる。 頭頸部の移動は、挿入した気管内チューブがずれるなどして頸部が損傷し、
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サッカー大会 中学生が熱戦 長泉
長泉町サッカー協会は26日、「石井龍二カップ争奪サッカーフェスティバル長泉」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同町の竹原グラウンドで開いた。町内外の中学生4チームが熱戦を展開し、長泉アミーゴスが優勝した。 トーナメント形式で順位を競った。選手はチームメートや保護者からの声援を受け、果敢にゴールを狙った。 大会は同町出身の実業家石井龍二さんの名を冠して毎年実施。3月5日に小学生大会を開催する。
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議会のバリアフリー 地方、半数超「進まず」 視聴覚障害対応も低調
共同通信が全国の地方議会議長に実施したアンケートで議会のバリアフリーの状況を尋ねると、25日時点の集計で「進んでいない」との回答が半数を超える計56%に上った。本会議場について、車椅子利用の議員が支障なく移動できるよう「段差を解消している」と答えたのは、24%にとどまった。点字ブロックの整備など視覚、聴覚障害者向けの対応も低調だった。 国は障害者が暮らしやすい共生社会の実現を掲げ、東京パラリンピックも開催された中、住民に身近な地方議会でバリアフリーの取り組みが遅れている実態が浮かんだ。 調査は2022年11月~23年1月、都道府県と市区町村の全1788議会の議長に実施し、1783人が回答
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長久保城の御城印披露 知徳高生デザイン「戦国時代の迫力表現」
長泉町のながいずみ観光交流協会が、町内の城跡の魅力を紹介する「ながいずみ御城印プロジェクト」に取り組んでいる。第1弾となる「長久保城」のデザインが決定し、24日に披露した。題字と原画は知徳高(同町)創造デザイン科の生徒が担当。高校生と連携し町おこしにつなげる。 プロジェクトは昨年4月に始動。第1弾の長久保城は戦国時代に今川、武田、豊臣、北条、徳川が取り合ったとされる。現在の同町下長窪に建ち、昨年と今年放送の大河ドラマで描かれている鎌倉から江戸時代にかけて存在したという。 75人の同科生徒から寄せられた145点のデザインのうち、最優秀賞に選ばれた関野彩さん(題字)、小川紗由さん(原画)、関
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申請書など200件 性別欄廃止、変更 3月から長泉町
長泉町の池田修町長は22日の定例記者会見で、多様な性のあり方に配慮した取り組みとして、3月1日から性別記載が必要な町の申請書のうち166件で性別欄を削除し、34件で配慮した記載方法に変更すると発表した。 町は3月末までに第3次男女共同参画プランの策定を目指している。その一環として、町の裁量で性別欄の見直し可否を判断できる書類を調査し、207件が該当。医療上の理由や統計上性別情報が必要な7件を除き、200件で性別欄を廃止または記載方法を変更する。 性別欄を削除するのは、こども医療費受給者証、印鑑登録申請書など。町営住宅借受申込書、病後児保育事業利用申請書などは、記入欄に「その他」「無回答」
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3月1日から定例会 長泉町議会
長泉町議会は22日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を1日から23日までの23日間と決めた。本年度一般会計補正予算案や2023年度当初予算案など26議案を上程し、審議する。一般質問は6~8日で、8氏が登壇する。
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若年層のがん患者 復帰しやすい環境整備を【記者コラム湧水】
昨年末、長泉町の県立静岡がんセンターに入院する子どもたちへの寄付や寄贈が相次いだ。贈り主は企業や団体、個人とさまざま。本紙で取り上げた善意の記事を見て、氏名を伏せて高額な寄付を寄せた市民もいた。成人のがんに比べ、小児やAYA(思春期から若年成人)世代のがん患者への理解はまだ進んでいない。支援の輪の広がりが、若年層のがん患者に対する理解につながることを期待したい。 同センターでは年間約50人の若者(15~29歳)ががんと診断されている。AYA世代は、進学や就職など人生の転機が重なる時期のため、治療と学業の両立が重要だ。 同センターでは、中高生や大学生の患者が、治療を受けながら集中して学習に
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経営難のヴァンジ美術館 クレマチスの丘と一体運営を サンフロント21懇話会、官民連携で支援提言
静岡県東部の活性化を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は21日、コロナ禍の経営難で県への無償譲渡が検討されている長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館の利活用について、官民が連携して周辺にある「クレマチスの丘」と一体的に運営を図るべきと、川勝平太知事に提言した。 提言では、ヴァンジ美術館が文化芸術に触れる貴重な場で、県外からも多くの訪問者がいる文化・観光スポットであるとした上で、県東部の文化力向上の戦略的な取り組みとして公的文化拠点の必要性を訴えた。 県の支援でヴァンジ美術館を公共施設として存続させた上で、ベルナール・ビュフェ美術館、井
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住居侵入の疑いで逮捕 裾野署
裾野署は20日、住居侵入の疑いで長泉町中土狩、自称会社員の男(35)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後11時20分ごろ、正当な理由なく同町の国家公務員の男性(24)宅に侵入した疑い。
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トラックと衝突、乗用車の男性死亡 長泉
19日午前3時半ごろ、長泉町南一色の国道246号下りで、神奈川県大和市林間1丁目、会社員の男性(44)が運転する乗用車とトラックが衝突した。男性は全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。トラックを運転していた女性は重傷、同乗していた男性が軽傷を負った。現場は中央分離帯で隔てた片側2車線の直線道路で、交差点付近のため右折レーンもあった。裾野署によると、下り車線を走っていたトラックに男性の乗用車が正面衝突したとみられ、乗用車が何らかの理由で下り車線に進入した可能性があるという。同署が事故原因を調べている。
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長泉町民や店取材 インスタで魅力発信 学生組織のメディアチーム始動
長泉町の下土狩駅前コワーキングスペースでこのほど、地域活性化を目指す学生でつくるメディアチーム「ながいずみMORIAGE隊」の活動が始まった。町内で頑張る人や店舗を取材して記事を作成し、魅力発信と課題解決につなげる。 同施設は昨年12月の地元食材を使ったスイーツ開発・販売イベントを皮切りに、学生が挑戦したいことへの並走支援をスタート。日本大(三島市)や順天堂大保健看護学部(同市)の学生11人が中心となってメディアチームを結成した。 1月から町内の精肉店、洋菓子店など3店舗で開業のきっかけや商品へのこだわり、課題などを取材し、同施設のインスタグラムで記事を掲載している。代表の日本大国際関係
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寿太郎みかんと沼津茶、長泉の小学校に寄贈 JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部は2月、食農教育の一環として、管内2市2町(沼津、裾野、長泉、清水)の小学校に特産品の「西浦みかん寿太郎」と沼津茶を贈呈している。 渡辺偉理事がこのほど長泉町役場を訪れ、石井宣明教育長に2950人分のみかん300キロと1人当たり1パックのお茶を手渡した。渡辺理事は「素晴らしい地元の特産品を学校給食で体験していただきたい」とあいさつした。町は3月7日、町内3小学校の給食で振る舞う予定。なんすん地区本部は順次、残りの3市町と加藤学園暁秀初等学校(沼津市)を訪れ、小学生約1万5400人を対象に贈る。
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外国人とどう交流 長泉で日本語教室サポート講座
長泉町は18日、町内で9月ごろに日本語教室を開設するにあたり、地域日本語ボランティア養成講座を町福祉会館で開いた。 県東部の日本語教室で外国人をサポートするボランティアの男女約60人が、外国人とのコミュニケーションの取り方を学んだ。町によると、町内では在留外国人の数が年々増えているといい、「気軽に話して寄り添うことができる存在が必要」と説明を受けた。 講師として登壇した名古屋YWCA学院日本語学校の磯村美保子校長は「定期的な日本語教室の場が外国人との心の壁を取り除く」と伝え、外国人との会話については「ゆっくり大きな声で話す」「敬語を使わず短い文で話す」とポイントを述べた。
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教育研究奨励賞 優秀者らを表彰 長泉町
長泉町教育委員会は16日、小中学校と幼稚園教職員、保育士、保育教諭を対象にした教育研究奨励賞の表彰式を町役場で開いた。 主体性を引き出す保育や教育指導要領に関する研究など、優秀賞5点と優良賞13点を選んだ。石井宣明教育長が受賞者に表彰状を手渡した。 代表して優秀賞を受賞した長泉北中の三輪幸紀教諭が、主体的なコミュニケーションを図る授業づくりをテーマにした論文を発表した。 このほかの優秀賞受賞者は次の通り。 藤本佳奈(北こども園)藤田直子(東幼稚園)川口紗代子(長泉小)片岡直人(長泉北小)
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「癒しのプチヴェール」パッケージを一新 機能性表示食品PR
JAふじ伊豆(沼津市)は、冬野菜「プチヴェール」が昨年12月に機能性表示食品に登録されたのを受け、パッケージを一新した。一時的なストレスや疲労感を緩和する効果があるとされるアミノ酸の一種「GABA」が摂取できる点をアピール。「癒(いや)しのプチヴェール」と名付け、消費拡大を図る。 プチヴェールは芽キャベツとケールを交配させた野菜で、11月下旬~3月上旬に出荷される。沼津市、清水町、長泉町の生産者でつくる同JAなんすんプチヴェール部会は、アグリオープンイノベーション機構(AOI機構、沼津市)と連携して消費者庁に申請し、登録された。 新たなパッケージはピンクを基調にし、のぼり旗などの販促物も
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自慢のペット写真一堂 新幹線通学の学生企画 18日まで、長泉町
長泉町のコミュニティながいずみで16日、町の新幹線通学支援補助金制度を利用する学生が企画した「わが家のペット自慢フォトコンテスト」が始まった。18日まで。 制度を利用する学生12人が町内でイベントや事業を企画するプロジェクトの一環。メンバーの大学2年小野杏里さん(20)は「長泉はクレマチスの丘など美術館がある町。町内で犬1600頭が飼われているなどペットが多いことを知り、多くの町民が関心を持てる展示を考えた」と企画意図を説明した。 町内在住・在勤者を対象に募集し、208人から集まった自慢のペット写真503点が壁一面を埋め尽くした。スマートフォンによる人気投票も実施し、最優秀賞には応募写真
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子育て施策リスタート 長泉町当初予算案 一般会計過去最大165億円
長泉町は15日、2023年度当初予算案を発表した。社会保障費の増大や大型事業の実施に伴い、一般会計は22年度当初比3・6%増の165億円で、2年連続で過去最大となった。出生率のさらなる向上や住民の生活環境整備を推進する新規事業に取り組むため、「積極型予算」を編成した。 「子育てのまち」のイメージが強い同町は、先進的な子育て施策を改めて打ち出す。第2子保育料無料化(4500万円)、妊産婦を対象にしたタクシー利用助成(200万円)、大学などを卒業後5年以上定住した若い世代を対象にした奨励金(510万円)といった県内初となる新規事業を展開。出産、育児、進学まで継続的にサポートする施策を充実させる
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長泉町議の加藤氏辞職 県議選出馬意向
長泉町の加藤祐喜町議(36)が15日、井出春彦議長に辞職願を提出し受理された。加藤氏は4月の県議選に新設の長泉町選挙区(定数1)から自民党公認で出馬の意向を示している。 辞職は16日付の予定。町議会は定数16で、加藤氏の辞職で欠員1になる。補選は行わず、任期満了に伴う2025年9月の町議選が次回選となる見込み。
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サギ電話注意報発令 東部ブロック 静岡県警
静岡県警は15日、サギ電話が多発しているとして東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)に注意報を発令した。17日まで。 県警生活安全企画課によると、14日に沼津市で7件、御殿場市と富士市で各2件、長泉町で1件の不審電話があった。市役所職員をかたり、還付金の名目でATMに誘導する手口が多発したという。 県内では現在、中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)に警報、浜松北ブロック(天竜、細江両署管内)に注意報を発令中。60代の男女が特に狙われていて、県警が警戒を強く呼びかけている。
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女子サッカー全国へ クワトロガールズFC 沼津市長に決意
静岡県東部で活動する女子サッカークラブ「クワトロガールズFC」が18、19日に滋賀県で開かれる全国大会「第12回びわ湖カップなでしこサッカー大会」に出場する。所属する沼津市内の小学生3人が14日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に健闘を誓った。 訪問したのは、佐藤次美さん(片浜小5年)、望月真鈴さん(同)、久保田琴音さん(愛鷹小6年)。大会には32チームが出場予定で、DFの久保田さんは「1対1で負けないようにプレーしたい」と意気込みを語った。 長泉町が主な活動場所の同チームは昨年10月に名古屋市で開かれたフジパンカップ東海大会で優勝。4年ぶり3回目のびわ湖カップなでしこサッカー大会出場を決めた
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木くず不法投棄 男に罰金30万円 地裁沼津支部判決
長泉町の山林に造園や樹木の剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた山林所有者の農業の男(75)=同町=の判決公判で、静岡地裁沼津支部は15日、罰金30万円(求刑罰金50万円)を言い渡した。 弁護側は、木くずなどが廃棄物に該当せず、造園会社との共謀も成立しないとして無罪を主張していた。判決で谷本奈央裁判官は、造園会社から処分に対する報酬を得ていたことや投棄場所の状況などから「廃棄物をみだりに捨てたと認めるのが相当。周囲の環境に悪影響を与える状態と認識していた」と判断。造園会社との共謀も認定した。 判決によると、被告は造園会社関係者と共謀し昨年5月
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小さな親切作文 知事賞を報告 長泉小の宮口さん
「小さな親切」運動県本部の第10回作文コンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)で最高賞の県知事賞に輝いた長泉小5年の宮口かほさんがこのほど、長泉町役場を訪れ、池田修町長に受賞を伝えた。 県内小中学生2818人の応募の中から選ばれた。宮口さんは「歩はばを合わせて」と題し、母親が入院した時に父親と2人で支え合いながら生活したのを機に、両親の愛情の深さを実感したエピソードをつづった。 宮口さんは両親と共に池田町長を訪ねた。小2から毎年応募して県本部賞を4年連続で受賞したが知事賞は初。「毎年こつこつ応募していたので、素晴らしい賞をとれてすごくうれしい。(作文の出来事は)家族みんなで頑張った素晴らし
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直営4店で感謝祭 地元特産品を販売 18日、JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は18日午前9時から正午まで、直営4店舗で感謝祭を開く。 西浦みかん寿太郎やすそのいちご、プチヴェール、桃沢わさびなど地域ブランドの農畜産物を販売し、旬の地元特産品が当たる抽選会を行う。 会場は金岡産直市(同市東熊堂)とKAU~ら(同市東椎路)、長泉産直市(長泉町下土狩)、すそのふれあい市(裾野市佐野)。問い合わせは各店舗へ。
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移動駄菓子屋 親子の居場所に、悩みも気軽に相談を 三島の「おたまちゃん食堂」 東部各地で販売
子ども食堂や学習支援の活動に取り組む三島市の一般社団法人「おたまちゃん食堂」(押田智子代表)は12日、経済的な悩みを抱える親子の支援につなげる「移動する駄菓子屋さん」の活動をスタートした。第1回を長泉町上土狩で行い、セレモニーで移動販売車を披露した。 移動駄菓子屋は、県がクラウドファンディング型のふるさと納税で募った寄付金により実現した。三島市を中心に県東部各地で月に2回ほど駄菓子を販売し、生活用品や食料品の無料配布、子ども食堂の紹介などを行う。経済的な不安を抱える家庭を支援するとともに、販売車には悩みごとを書いて投稿するポストも設置し、支援ニーズの把握にもつなげる。 同団体によると、親
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充放電設備、EVに補助金 長泉町 新年度予算
長泉町は13日までに、省エネ性能が高い「サステナブル住宅」導入の促進に向け、新たな補助制度を2023年度に設ける方針を固めた。対象は再生可能エネルギー設備のある家と電気自動車(EV)をつなぎ、相互に充電・放電できる「V2H充放電設備」などの設置費用。当初予算案に関連経費1500万円を盛り込む。 新築・既築の一戸建て住宅に居住し、町税などの滞納がない町民を対象に、設備設置に5万円を補助する(太陽光発電設備など再生可能エネルギーから電気の供給を受けていることが条件)。また、同設備がある一戸建て自宅を所有・使用する人がEV、プラグインハイブリッド(PHV、PHEV)の新車を購入する場合に10万円
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学生ら選挙制度学ぶ 長泉町選管が啓発活動 積極的な投票へ討論
長泉町選挙管理委員会は11日、町在住の大学生らを対象にした選挙啓発活動を町防災センターで行った。町の新幹線通学支援補助金事業を利用する35人が、選挙制度に理解を深めた。 参加者は、どうすれば選挙で積極的に投票するようになるかをテーマに、グループ討論した。6班に分かれ、投票しない理由や投票できない理由を出し合い、改善点を発表した。参加者からは投票率を高める方策として「インターネット投票を導入する」「駅やコンビニに投票所を設ける」などが挙がった。 県選挙管理委員会による出前授業も開き、大学生や高校生の「若者選挙パートナー」が選挙の仕組みや大切さを説明し、同町で今春に予定される県議選への投票を
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ヴァンジ美術館計上見送り 静岡県23年度当初予算案 活用案に異論、再検討へ
静岡県は14日開会の県議会2月定例会に提出する2023年度当初予算案に、長泉町の民間施設「ヴァンジ彫刻庭園美術館」に関する予算の計上を見送った。新型コロナウイルス禍で経営難となった美術館側が存続のため21年秋に県に無償譲渡などを提案し、川勝平太知事は継承に前向きな姿勢を示してきたが、県議会での異論を踏まえて当初予算案への計上は断念した。県は「再度検討を重ねる」(文化局)としている。 県は当初、22年度内にも譲渡受け入れの可否を判断する見通しを示していた。川勝知事は同予算案を発表した10日の記者会見で、あらためて意欲を示し「遠くない将来に活用方法が発表できるはず。いい形で生まれ変わる可能性を
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接骨院院長らを詐欺容疑で書類送検 沼津署
沼津署は10日、詐欺の疑いで沼津市の男性接骨院院長(43)と長泉町の男性会社員(40)を静岡地検沼津支部に書類送致した。送致容疑は、共謀して2021年8月下旬と9月下旬の2回にわたり、交通事故で負傷したこの男性会社員の接骨院への通院日数を水増しし、虚偽の施術証明書などを都内の保険会社に提出して計約20万円をだまし取った疑い。同署によると、実際の通院日数は5日間だったが、32日間としていたという。
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住居侵入と窃盗容疑で再逮捕 裾野署
裾野署は10日、住居侵入と窃盗の疑いで、長泉町下土狩、無職の男(57)を再逮捕した。再逮捕容疑は1月21日午前4時ごろ、長泉町の男性教員(45)のアパートに侵入し、ポーチなど10点(時価計約500円)を盗んだ疑い。同署によると、否認しているという。容疑者は同町の無職男性(80)方の敷地内に侵入したとして、住居侵入の疑いで逮捕されていた。
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学校のブラック校則、謎ルール、見直しませんか④ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】
なぜコートやジャンパーを着て登校してはいけないの? 静岡県にも寒波が襲来した1月下旬、子どもたちのこんな声が聞こえてきました。「なぜならジャンパーを着てはいけないというルールがあるから」。大人がこんな説明をしたら、子どもたちはどんなふうに思うでしょう。学校の校則は転換期を迎えているようです。新しいレギュラーキュレーターの意見や読者の投稿を紹介します。 キュレーター 高木有加さん(長泉町)ママとこどものヒミツキチmorisbaseの家主。ママ防災塾マモルマムズの代表ほか。3年B組金八先生第3シリーズ世代。1男1女の母。校則と聞いて思い出すのは、「A中学校黄金時代」である。 3年B組金八
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深沢電工 もにす認定 障害者雇用推進
静岡労働局はこのほど、電子機器組立の深沢電工(長泉町)に、障害者雇用の取り組みが優良な中小企業が対象の「もにす認定」を付与した。石丸哲治局長が、深沢好正社長に認定通知書を手渡した。 同社は障害者雇用率が10%超と法定雇用率(2・3%)を大きく上回り、雇用した人材の定着度も高い。作業マニュアル作成など、安全面を考慮した職場づくりを進めた点なども評価された。県内認定4社目で、製造業では初となる。
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スマホ不慣れな人を支援へ 長泉町が相談員養成講座
長泉町は、スマートフォンなどデジタル機器の操作に不慣れな人を支援するスマホ相談員の養成を本格化させる。8日、住民対象の講座を町役場で初めて開いた。講座は新年度も継続し、個人だけでなく町の出先機関、商工会、観光交流協会などにスキルのある人材を増やしていく。 町は行政サービスのデジタル化と並行し、高齢者らスマホ操作に慣れない住民を対象にした普及促進講座を実施する中で、単発講座では操作の習得が難しいと判断。初回講座に参加した10人は、講師のソフトバンク社員から基本操作、LINE(ライン)の使い方、オンライン申請サービスの内容などを学び、2人一組で実際の相談を想定し練習した。 高齢者の生活支援ボ
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富士山の日合わせウオークイベント 沼津、長泉で23日
ぬまづ観光ボランティアガイドは23日、「富士山の日ウオーク」を沼津と長泉の両市町で行う。 門池(同市岡一色)周辺や鮎壷の滝(同町下土狩)、割狐塚稲荷神社(同)など約10カ所(約5キロのコース)をガイドと回る。鮎壷の滝の300メートル上流に位置し、市内の水田にかんがい用水として供給されている牧堰(まきせぎ)も訪れる。 午前9~10時に門池公園南側駐車場(同市岡一色)に集合。参加無料。雨天中止。
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百人一首名人戦で連覇 川瀬さんが三島市長に報告
1月に滋賀県で開かれた小倉百人一首の日本一を決める第69期名人位の決定戦で2連覇を果たした三島せせらぎ会所属の川瀬将義さん(28)=長泉町=が7日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 川瀬さんは結婚を機に同町へ移住し、三島せせらぎ会の会長で名人戦14連覇を達成した西郷直樹永世名人を相手に腕を磨いている。初タイトルを獲得した昨年と同じ顔合わせとなった名人位決定戦では、勝敗の行方が最後の1枚までもつれ込む大接戦に。「どちらが勝ってもおかしくない戦いだった」と振り返り、「必勝祈願をした三嶋大社の御利益があったのでは」と語った。 5連覇すると与えられる永世名人の称号を目指すという。
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おもちゃ直す“ドクター” 長泉でイベント 新たな命吹き込み
壊れた玩具をボランティアが修理するイベント「おもちゃの病院」が5日、長泉町福祉会館で開かれた。町内有志でつくる長泉おもちゃ病院実行委員会が、町のにぎわい交流イベント支援事業補助金を活用し、企画した。 沼津市と御殿場市で活動する「おもちゃ病院」のボランティア8人を“ドクター”として招いた。特撮ドラマ「シンケンジャー」の剣の玩具や、アニメ「トイ・ストーリー」のキャラクター、ウッディの人形など、音が出なくなったり、光らなくなったりしたおもちゃを修理し、新たな命を吹き込んだ。 ドクターとして参加した御殿場市の中川修一さんは「元々機械いじりが好きで孫のおもちゃを直していた。
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孫よ見よ おじいちゃんを 堂々とファッションショー 「長泉NGF講座」最終回
長泉町は5日、同町在住、在勤で孫のいる男性を対象に、孫の世話を通じて社会参加や自分磨きを目指す連続講座「長泉NGF(ナガイズミ・グランドファーザー)講座」の最終回を同町のパルながいずみで開いた。60~70代の男性9人が、プロカメラマンによる撮影会とファッションショーに参加。孫たちは洗練されたおじいちゃんの姿に拍手を送った。 講座は昨年8月に始まり、時代の変化に合わせた子育てや、料理、自分に合う色を知る「パーソナルカラー」や着こなしのこつを学んだ。4回目の最終回はプロのヘアメークが髪形を整え、肖像写真の撮影に臨んだ。 受講生は自身に似合う色の服やお気に入りのバイク用ジャケットなどをまとい、
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長泉のシンボル、一筆書きで表現 給食、キャンプ、御殿場線… 町が小中高生12作品選出
長泉町はこのほど、町のブランドシンボルデザインを募る「ちょうどいい一筆書きコンテスト」の表彰式を同町中土狩のウェルピアながいずみで開いた。町内の小中高校生から集まった約600作品から12作品を選出。池田修町長が入賞者に賞状と入賞作をデザインした記念品を手渡した。 ブランドシンボルを多くの住民に活用してもらおうと初企画。参加者は「長泉の好きなもの」をテーマに、スマートフォンやタブレットを使って青と黄色の線を入力し、一筆書きで応募した。「土地の魅力発見」「デザイン性の良さ」が選定ポイントといい、給食、キャンプ、御殿場線などが選ばれた。入賞作品は今後町の公式デザインとして活用する。受賞者は次の通
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国際的な活動支援 長泉の企業経営研究所 助成金授与、交流功労表彰
スルガ銀行系シンクタンクの企業経営研究所(長泉町)は2日、国際的な活動の助成金授与式と交流功労賞の表彰式を同町で開いた。県内で活躍する外国人の研修研究費として助成金を支給し、国際支援に取り組む団体をたたえた。 本年度の対象は、助成金交付が富士市教育委員会のALTを務めながら、母国である英国の教育関連資格取得を目指しているスティーブン・クレイグ・ハンプトンさん(46)。功労表彰はフィリピン出身者らを手助けするフィリピノナガイサ(浜松市)、アフガニスタンの復興に尽力するカレーズの会(静岡市)、国際支援を目的に静岡文化芸術大の学生らが運営するハンズ(浜松市)の3団体が受けた。 同研究所の中山勝
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地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長
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東部DIマイナス2・8 10~12月期 原材料高で悪化
シンクタンクの企業経営研究所(長泉町)がこのほど発表した県東部の企業の2022年10~12月期業況判断指数(DI)はマイナス2・8で、前期(7~9月期)のプラス1・4から4・2ポイント下落した。悪化は1年ぶり。原材料や燃料費高騰が利益を圧迫し、2四半期ぶりにマイナスに転じた。 製造業の業況DIは3四半期連続で上昇し、前期のマイナス4・8から0・0に改善した。一方、非製造業は夏の観光シーズンだった前期はプラス5・6と製造業を上回っていたが、マイナス4・7と10・3ポイントの大幅な下落になった。 製造業、非製造業ともに生産や人流の回復、価格転嫁などで売上高は上向いているが、利益が追いついてい
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地域経済活性誓う 商工会など賀詞交歓会 長泉
長泉町商工会と沼津法人会長泉支部、長泉青色申告会は31日、新春賀詞交歓会を町文化センター・ベルフォーレで開いた。地元経済人ら約150人が地域経済の活性化を誓った。 白砂清一商工会長はことしの干支(えと)のうさぎにかけ「飛躍していきたい。(各企業が)それぞれ元気になることをお願いしたい」とあいさつ。池田修町長が町の今後について話した。 東海財務局静岡財務事務所の林敬広財務課長が日本経済の現状について講演した。林氏は日本がウィズコロナにかじをきったことなどから、ことしは先進国のうち最大のGDP成長率(前年比)を見込める見通しがあることを紹介した。
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受験生を応援 長泉町カラーの鉛筆 中学校に贈る
長泉町は30日、高校入試を控える町内の2中学校の3年生約430人に応援グッズを贈った。 長泉中と長泉北中で行われた贈呈式で池田修町長は「町民からのお守りだと思って会場に持って行ってほしい。勉強の成果を十分に発揮してくれたら」とエールを送った。生徒の代表者に町のロゴマークにも使われている青、緑、黄色の鉛筆3本を手渡した。 長泉中の安武久遠さん(15)は「受験まで残り1カ月なので、ここで気を引き締めて新しいスタートにしたい」と話した。長泉北中の鈴木真帆さん(15)は「いろんな人が思いを込めた鉛筆なので、力に変えて受験を乗り越えたい」と述べた。
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統一地方選 自民が加藤祐喜氏公認 静岡県議選長泉町選挙区
自民党県連は30日、今春の統一地方選の7次公認・推薦候補者を発表した。県議選長泉町選挙区で新人の加藤祐喜氏を公認するほか、浜松市議選で現職3人を公認、現職と新人計6人を推薦する。決定はいずれも29日付。 浜松市議選の公認・推薦候補者は次の通り。○は新人。 【公認】渥美誠(天竜区)花井和夫(東区)須藤京子(中区) 【推薦】柳川樹一郎(南区)高林修(東区)小野田康弘(南区)露木里江子(同)小泉翠(同)○坪地陽介(中区)
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全国子供大正琴コンクールで最高賞 長泉のグループ 技術向上へ気持ち新た
長泉町の大正琴演奏グループ「ことふれんど ジュニアアンサンブル」に所属する4人が2022年11月に沖縄県で開かれた「全国子供大正琴コンクール」のアンサンブルA部門(平均年齢12歳以下)で、最高賞の文部科学大臣賞を受けた。4人は気持ちを新たに、練習に精を出している。 受賞したのは若林杏奈さん(加藤学園暁秀初等学校3年)、芹沢郁奈さん(長泉小5年)、大島千佳さん(清水中2年)、若林慧磨さん(不二聖心女子学院中2年)。4人は大正琴を始めて3~6年になり個々の技術が上がったため、アンサンブル部門に初挑戦した。 コンクールには全国からエントリーした11組のうち、1次審査を通過した3組として出場。テ
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記者コラム「清流」 地元での活躍を
2022年4月の改正民法施行で成人年齢が18歳に引き下げられたが、新年の各市町の「成人式」は従来通り20歳を祝う記念式典が開かれた。 県東部の式典を取材すると、地域の将来を担う若者への市町からのメッセージが印象的だった。長泉町では町長や登壇した議員から今後の町の発展を託す発言が、清水町では町職員が登場しUIJターンを呼びかけた。行政側の熱意をくみ取ってか、出席した若者からは「町の役に立てる社会人になりたい」と力強い言葉が返ってきた。 法改正により例年より1歳早い19歳で成人としての自覚を備えた今年の出席者。それぞれ日常に戻り活動の場を広げる中で、地元での活躍を期待する大人たちの姿を思い出
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富士製作所 長泉に移転へ 町、静岡県と協定 26年稼働目指す
製材機械製造の富士製作所(沼津市杉崎町、田中清明社長)は27日までに、長泉町東野に本社機能や工場などを集約し、全面移転することを決めた。着工期は未定で、2026年の稼働を目指す。 移転地は長泉一色工業団地に隣接し、東名高速道と新東名高速道の各インターチェンジから車で10分の場所。利便性の高さから移転を決めた。分散していた本社工場と倉庫を集約し、大型トレーラーの駐車が可能なスペースを確保する。面積は約1・1ヘクタール。 27日、同社は町、静岡県との工業用地造成に関する協定を結んだ。町役場での締結式に臨んだ田中社長は「本社が老朽化し、商業・住宅地域での工場稼働も難しくなった。2026年の稼働
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知徳高生と園児 スポーツで交流 長泉町が新事業
長泉町は27日、知徳高と未就学児のスポーツ交流事業「こどもたちの可能性拡大プロジェクト」を始動した。若手・中堅職員でつくる自主研究グループによる施策提案の一環で、2023年度以降の公立園での本格導入を見据える。第1弾としてスポーツ健康コースの2年生28人が竹原保育園(同町)を訪れ、5歳児クラスの24人と交流した。 けんけんやスキップ、クラウチングスタート、鬼ごっこなどを組み合わせた陸上教室のほか、ストレッチ、ジェスチャーゲーム、ダンスを通じて楽しく体を動かした。同校の原史彦教諭は「生徒による運動指導の機会は貴重で、町からの提案がありがたかった。園児が楽しそうでよかった」と話した。 2月1
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長泉で町民参加型フェス、来年度開催へ 静岡出身の谷さん企画
長泉町文化センターベルフォーレは来年度、音楽クリエイター谷真人さん(静岡市葵区出身)をプロデューサーに起用し、子どもを中心とする町民参加型イベント「ベルフォーレフェス」を開く。高橋健館長と谷さんがこのほど、町役場を訪れ、池田修町長に事業内容を報告した。 高橋館長は「夏は芸術・楽器体験ができる体験型イベントを、春は合唱団結成などステージコンテンツを中心に予定している」と報告した。谷さんは「地域のためにできることを俯瞰(ふかん)的に取り組みたい」と意気込んだ。
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4月の県議選 加藤町議出馬へ 長泉町選挙区
長泉町議の加藤祐喜氏(36)=同町下長窪=は25日までに、任期満了に伴う4月の県議選に、清水町・長泉町選挙区が分区される新設の長泉町選挙区(定数1)から出馬する意向を固めた。自民党長泉町支部が近く県連に公認申請する。 加藤氏は取材に「町議活動を通じ、県と町のパイプ役を担う必要性を感じた」と述べ、県の医療田園都市構想や河川整備に取り組む意欲を示した。 同町出身、沼津東高卒。不動産会社社員。2017年の同町議選で初当選し、現在2期目。長泉町選挙区に出馬の意向を示したのは加藤氏が初めて。
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長泉のコワーキングスペース 小さなお店創業サポート 資金調達、事業計画作り
長泉町の下土狩駅前コワーキングスペースはこのほど、創業支援講座「小さなお店のつくりかた」を同所で初めて開いた。講座終了後は個別相談に移行し、参加者の開業に向けて伴走支援する。 従業員5人以下で店舗を構える小規模事業者を目指す人を対象に開く全3回の「テナント出店コース」の第2回では、参加した5人が開業にまつわるお金について学んだ。ファイナンシャルプランナーの山田知弘さんが内装資金、広告費、家賃、ホームページ制作費などコストや売り上げの考え方、資金調達の種類を解説した。資金200万円で出店する事業計画作りのワークショップも行った。 最終回は融資を想定し、三島信用金庫の中小企業診断士がプレゼン
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傷害と脅迫の疑い 会社員の男逮捕 沼津署
沼津署は24日、傷害と脅迫の疑いで長泉町竹原、会社員の男(40)を逮捕した。逮捕容疑は2022年7月12日午後6時ごろ、沼津市内の路上で同町の男性会社員(44)の顔を地面にたたきつけて軽傷を負わせ、「警察に言ったらどうなるか分かってんだろうな」などと脅した疑い。同署によると、2人に面識はなく、直前に交通上のトラブルがあったという。
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2個人1事業所が交通安全全国表彰 裾野署長に報告
交通安全功労の全国表彰を受けた静岡県交通安全協会裾野地区支部の山田豊副支部長(75)=長泉町=と村上武監事(78)=裾野市=、製造業のMAアルミニウム=同市=の関係者が24日、裾野署の山下安則署長に受賞の喜びを報告した。 山田さんは43年間交通安全活動に携わり、村上さんは2013年から同地区支部で街頭広報などに参加。緑十字銀章を受けた。山田さんは「新婚旅行で交通事故に遭ったことがきっかけで活動を始めた。妻の支えがなければ続けられなかった」と感謝し、村上さんは「最高の名誉。今後もがんばりたい」と話した。 同社は21年度に安全運転管理推進事業所に指定された。各部署の安全係員を中心に、全社的な
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長泉の住居侵入、男の身元判明
裾野署は23日、長泉町の民家の敷地に侵入したとして住居侵入容疑で22日に現行犯逮捕した男について、同町下土狩の無職の男(57)と発表した。
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住居侵入の疑いで男を逮捕 裾野署
裾野署は22日、住居侵入の疑いで住所、年齢、氏名、職業いずれも不詳の男を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前5時ごろ、正当な理由なく長泉町の無職男性(80)方の敷地に侵入した疑い。同署によると、男性宅の駐車場に寝そべっていた。男は氏名などを明かしていないという。
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傷害の疑い 自称自動車整備工の男を逮捕 三島署
三島署は22日、傷害の疑いで全て自称の長泉町中土狩、自動車整備工の男(44)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後2時ごろ、三島市中の路上で同市の無職男性(87)の顔を複数回殴り、けがを負わせた疑い。同署によると、2人に面識はないという。
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6カ国の味、舞台に歓声 長泉在住学生が企画交渉「海外文化に触れる時間を」
長泉町は22日、「ながいずみ国際交流フェスタ」を同町のコミュニティながいずみで開いた。町から新幹線通学支援補助金を受ける大学生や専門学校生が、町内でのイベントや事業をプロデュースする「ウィプロ事業」の一環。 学生6人は昨年7月から、「町に国際交流イベントが少なく、海外の文化に触れる時間を増やしたい」との思いから企画した。県東部の飲食店やグループには、直接出店や出演の交渉をした。当日はブース紹介のアナウンスや入場案内、検温などの会場整備に携わった。 町とニュージーランド・ワンガヌイ市が姉妹都市であることから、同国のマヌカハニーなど6カ国の飲食が出店した。舞台では2団体が、フラメンコ、アイ
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長泉 再編バス、実証運行へ出発式 遅延、空白地域解消
長泉町は23日、再編したコミュニティーバスの運行を開始する。路線やバス停を増やし、慢性的な遅れと交通空白地域の解消を見込む。 路線は町北部と静岡医療センター(清水町)を結ぶ「南北線」と、長泉町内を8の字で巡る「循環線」。循環線は小型バスを初導入し、3年間、実証運行として進める。運賃は初乗り150円(子ども80円)で南北線は最大200円(子ども100円)になる。また各バス停にQRコードを設置し、ウェブ上で運行状況を確認できる「長泉町バスロケサービス」を取り入れた。町は2018年度に調査を始め、町地域公共交通協議会で議論を重ねてきた。 21日、長泉町健康公園で開かれた出発式で池田修町長は「運
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焼津のビジネスマッチング実験 まちづくり活用に期待 アプリと移動手段組み合わせ 主体2社が説明会
焼津市内で2月末まで実施するモビリティーサービスとアプリを組み合わせたビジネスマッチングの実証実験について、中心的役割を担う2社が20日、焼津PORTERS(同市中港)で説明会を開いた。2社の代表は実験を通じて、交流と移動手段に関する具体的なデータを取得できると指摘。市と共有することで、まちづくりに役立てたいとの考えを示した。 実験は「うさぎ企画」(長泉町)とソフトウエア開発会社「LANDMARK(ランドマーク)」(東京都)が主体となり、16日から2月末まで実施する。利用者は登録したLAND社のアプリで自分の関心テーマに合う人材を見つけだし、低速の電気自動車(EV)か電動アシスト付き自転車
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親子向けイベント企画へ 運営団体と協定 長泉・鮎壷公園果樹園
長泉町は20日、2024年度開園に向けて整備している同町下土狩の鮎壷公園内に設置する果樹園について、管理・運営する地元のボランティア団体「鮎壷公園果樹園倶楽部」と管理協定を結んだ。 協定では、団体が果樹園の運営・管理のほかイベント事業を実施し、町は敷地提供と管理・運営に必要な資材確保や関係部署への調整などを支援することを確認した。果樹園は芝生広場周辺の230平方メートルに整備し、町特産の四ツ溝柿、ブドウ、ポポー、プラム、ミカン、レモンを植樹する予定。 町役場で協定書にサインした団体の三輪芳秋会長は「親子で参加できる収穫祭や干し柿作りなどのイベントなどを企画したい」と提案。池田修町長は「街
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仕事、家庭の両立 理想の働き方は 長泉でワークショップ
ワークライフバランスの推進に力を入れる三島信用金庫は19日、仕事と家庭の両立を支援するワークショップを長泉町の同金庫本部で開いた。県東部で子育て支援に取り組む「ママとね」を講師に、行員8人がそれぞれに適した働き方や子育てとの向き合い方を考えた。 社会人になってから現在までの幸福度を線グラフで示した後、昇進や結婚など線が上下したきっかけの出来事を思い返して書き出した。働きながら子育てに取り組むママとねの女性は、出産を機に時短勤務を始めたもののフルタイムを余儀なくされて幸福度が下降。再び切り替えた時短ではスケジューリングと“報連相”を心がけて勤務した経験を語り、周囲の協
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6カ国の飲食出店 国際交流フェスタ 長泉で1月22日
長泉町は22日、「ながいずみ国際交流フェスタ」を同町下土狩のコミュニティながいずみ前庭広場で開く。 新幹線通学支援補助金事業を利用する大学生や専門学校生12人が、町内でのイベントや事業をプロデュースする「ウィプロ事業」の一環。マヌカハニー(ニュージーランド)、ハンバーガー(米国)、コーヒー(ブラジル)、ピザ(イタリア)、チーズアレパ、エンパナダ(コロンビア)、ケバブ(イラン)の6カ国の飲食が出店するほか、フラメンコ、アイリッシュミュージックのステージもある。 午前10時~午後2時。問い合わせは町企画財政課<電055(989)5504>へ。
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長泉2中学制服案を議論 町総合教育会議 25年度めどに変更へ
長泉町は17日、本年度第2回の町総合教育会議を開き、2025年度をめどに変更を予定している長泉中、長泉北中の制服案に関して初の意見交換を行った。少子化に伴う統合も視野に入れて制服を統一すべきか、異なるデザインで各校の特性を出すべきかなどが議論の中心となった。 2校はそれぞれ検討委員会を本年度設置し、新制服導入に向けて準備を始めている。池田修町長、石井宣明教育長、教育委員、町職員、中学校長ら18人が出席。2校の制服検討案や近隣市町の状況を確認したほか、LGBTQや機能性、気候変動への配慮などの観点から新制服の課題を検討した。 前任校でも制服変更に関わったという長泉北中の小林浩之校長は「女子
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公務員給与 静岡県が1位 静岡市は政令市2位 2年連続
総務省がこのほど公表した2022年地方公務員給与実態調査結果によると、国家公務員給与を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(22年4月1日時点)で、静岡県は前年と同じ102・2で都道府県別で2年連続トップだった。政令指定都市では静岡市が102・2(前年比0・1減)で全国20政令市の中で2位。浜松市は100・1(同)の10位で、前年から順位に変動はなかった。 同指数は基本給のみの比較で、諸手当が反映されていない。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は、県が43万2321円で全国5位。静岡市は41万191円で政令市中17位。浜松市は39万7069円で19位だった。
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インフルで学級、学年閉鎖 長泉と沼津の2校
静岡県は13日、長泉町の小学校と沼津市の中学校2施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計12人確認され、学級閉鎖と学年閉鎖を行ったと発表した。 県内の学級閉鎖は今季3例目で学年閉鎖は2例目。県内139の定点医療機関における直近1週間(2~8日)の平均患者数は今季最高の3・19人。前週の1・4人から上昇した。前週に引き続き、流行期入りの基準である1人以上になっている。 市町別の施設数と患者数は次の通り。 長泉町1施設7人、沼津市1施設5人
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池谷さんら知事賞 「長寿祭美術展」表彰
静岡県すこやか長寿祭美術展(しずおか健康長寿財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が13日、静岡市駿河区のグランシップで行われた。 日本画、工芸、書など6部門に計212点が寄せられ、56点が入賞した。同財団の佐古伊康理事長や県福祉長寿局の浦田卓靖局長が受賞者に表彰状を手渡した。 出品作は15日までグランシップ6階で展示する。 主な入賞者は次の通り。 県知事賞 池谷千恵子(清水町)河原崎静子(菊川市)大場啓史(松崎町)大庭修二(長泉町)大橋松玲(浜松市)仁藤政孝(富士市)▽しずおか健康長寿財団理事長賞 藤井克治(浜松市)野嶋照子(同)吉田誠(藤枝市)彦根雅行(函南町)伊藤彩妙
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静岡人インタビュー「この人」 ジオを生かした防災ワークショップを企画した 佐久間千佳さん(三島市)
ながいずみ観光交流協会の職員で、認定ジオガイドの資格を持つ。協会として新たに始めた防災をテーマにした取り組みで、ワークショップを開催した。地形や地質など「ジオ」の知見を生かし、スタッフとともに観光案内をはじめ、防災や文化、教育など幅広い分野の情報発信に努める。33歳。 -防災ワークショップを実施した感想は。 「長泉町内の危険箇所を把握し、災害に備える手段を考えてもらう内容。身近に起こり得る自然災害に目を向け、自分ごとで捉えてもらおうと企画した。これまでにやったことのない企画をアピールでき、地域からも反響があった」 -協会の主な活動は。 「町内の文化財を巡るまち歩きを月1回程度開いてい
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ヤングケアラーの支援加速 静岡県がピアサポート導入 経験交え寄り添う
大人に代わって子どもが家事や家族の世話をするヤングケアラーへの支援が静岡県内で加速している。県は本年度、かつてヤングケアラーだった元当事者が子どもの相談に応じるピアサポート事業を開始した。県の委託を受ける一般社団法人「ルミナス」(沼津市)の尾朝健太郎代表理事(53)は「ヤングケアラーとして接するのではなく、ふんわりと関わって、あの時助かったと思ってもらえるような支援にしたい」と在り方を模索する。 困り事を抱える子どもの手助けをしているルミナスは、ピアサポート事業として沼津、富士、御殿場の3市で月に2回以上、子どもたちが食事を楽しむ場を設けている。学習支援も行っていて、元当事者の家庭教師、宮
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「夏の思い出」力作300点 長泉・ビュフェ美術館 子ども絵画展
静岡県内の子どもたちが「夏の思い出」をテーマに描いた絵画作品を紹介する「ちいさなアーティスト展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が3月5日まで、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で開かれている。 県内の幼児と小中学生から寄せられた1792点から、入賞、入選した300点が一堂に会した。星を見る様子や水遊びの瞬間など印象に残った思い出を、多様な技法に挑戦して描いた力作が並んでいる。 虫捕りやスポーツのほか、水族館や夏まつりなど行動制限のない夏休みを楽しんだ作品も目立つ。家族旅行で兵庫県を訪れ、明石海峡大橋を描いた裾野市立西小1年の加古詩織さん(7)は「橋がきれいだと思って描いた。(賞を取れて)う
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3年ぶりに16チーム力走 長泉で浅倉杯駅伝
長泉町スポーツ協会はこのほど、「第64回浅倉杯長泉町元旦駅伝競走大会」を町内で3年ぶりに開催した。 今年は感染対策のため出場者を町民に限定。小学生男女、中学生女子、一般の部男女の5部門に16チームが出場した。町健康公園の中央グラウンドをスタートし、周回コース計11・1キロを走って6人がたすきをつないだ。一般男子の長泉空手クラブが36分43秒で総合優勝した。 駅伝は昭和20年代に箱根駅伝で中央大の選手として活躍した故浅倉茂氏(同町出身)の名前を冠している。
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希望胸に 二十歳の門出 東部各地で集い【御殿場/裾野/小山/長泉】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 御殿場 机を再利用したスマホ立て贈る 御殿場市は成人式から名称変更した「二十歳の集い」を市民会館で開いた。集まった704人は久々に会う友人との会話を楽しみ、記念撮影した。 出席者を代表し、市立南中出身の大学生山崎恒さん(19)=横浜市=が壇上で抱負を述べた。「自分の形成にお力添えくださった全ての人と古里御殿場に誇れる自分になることを強く志し精進する」と言葉に力を込めた。 市は記念品として小中学校の机の天板を再利用したスマートフォン立てを贈った。木に親しみ積極活用
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長泉在住の学生 町の魅力1冊に 公式マガジン作成、グルメや催し掲載
長泉町に在住し、町の新幹線通学支援補助金を利用する大学生や専門学校生が取り組む「未来人事業」の一環として作成を続けていた公式マガジン「#Nagaism(ナガイズム)」がこのほど完成し、携わった大学生らが6日、池田修町長に報告した。 マガジンはB5判8ページオールカラー。地元のグルメ、イベント、在住者の住み心地を聞いたインタビューを掲載し、写真と文章は全て学生が手がけた。 取り組んできた11人のうち、桐蔭横浜大3年大島佑太さん(21)、駒沢大2年遠藤久乃さん(20)、帝京大2年渡辺琴美さん(22)が町役場を訪問した。 3人は「取材相手とのコミュニケーションの取り方を学べた」「町のことを考
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丹精込め育てた愛好家の盆栽 長泉で展示 5日まで
静岡県東部を中心とした盆栽愛好家でつくる日本盆栽協会東駿河支部による展示会が4日、長泉町納米里の盆栽専門店「渡伸苑」の展示場で始まった。5日まで。 会員ら17人が丹精込めて育てたヤマガキやヒメサザンカ、クロマツ、マユミなどさまざまな品種が並ぶ。会員が育てた盆栽や鉢の即売会も開催し、多くの来場者が訪れた。野木勉支部長は「今年は寒さで花が咲かず苦労した。会員が長い時間をかけて育てた盆栽を楽しんでほしい」と話した。
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プチヴェール、機能性表示食品に 静岡県東部特産、ストレスや疲労緩和
JAふじ伊豆(沼津市)は、アブラナ科の冬野菜「プチヴェール」が機能性表示食品に登録されたと発表した。沼津市と清水、長泉町などの特産で、新しいパッケージに機能性成分を表記して販売し、消費拡大を図る。 カルシウムやカロテン、鉄分などを豊富に含み、同JAはアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」の機能性表示を消費者庁に申請して認可された。ギャバは一時的なストレスや疲労感を緩和する効果が期待され、プチヴェールを炒めると、成分をより多く摂取できるという。 プチヴェールはメキャベツとケールを掛け合わせた小さな野菜。出荷は12月から始まり、1~2月に最盛期を迎える。同JAなんすん部会の生産者は20人。本年
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富士登山で不明 長泉の男性死亡
3日午前9時20分ごろ、富士山御殿場口新5合目の北西約2キロの地点で倒れている男性を御殿場署の山岳遭難救助隊員が発見した。男性は富士登山に出かけたまま行方不明になっていた長泉町下土狩、看護師の男性(28)で、その場で死亡が確認された。 男性は予定日になっても帰宅しなかったため、昨年12月30日に家族から裾野署に届け出があり、同隊が捜索していた。単独登山中に滑落したとみられる。
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長泉の男性、山岳遭難か 富士山自然休養林ハイキングコース
30日午前10時ごろ、長泉町下土狩、看護師男性(28)の家族から、男性が登山の支度をして出かけたまま帰宅しないと裾野署に届け出があった。同署は裾野市の水ケ塚公園駐車場で男性の車を発見した。 同署によると、男性は27日午後11時ごろ自宅を出発した。富士山自然休養林ハイキングコースを1人で登ったとみられる。山岳遭難救助隊が31日朝から捜索する。
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放課後デイサービス利用者 スポーツで交流 裾野で催し
「裾野市障がい者自立支援協議会」はこのほど、スポーツ交流会を市民体育館で開いた。 同市と御殿場市、長泉町の放課後等デイサービス事業所を利用する小中高生約60人が、フライングディスクや風船バレーを体験。ボッチャのルールを模して、床に置いた的をめがけてボールを投げるゲームも行い、交流を図った。
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ビジネスマッチング EVでGo! 焼津で実証実験、1月スタート
焼津市内で2023年1月から、モビリティーサービスとアプリを組み合わせたビジネスマッチングの実証実験が行われる。利用者は登録した専用アプリで、自分の関心テーマに合う人材を見つけだし、低速の電気自動車(EV)か電動アシスト付き自転車(Eバイク)を使って出会う。焼津の地理をよく知らない移住者でも、気軽に交流することが可能な仕組み。市は複業人材の交流促進につながると期待を寄せる。 実証実験は、首都圏と静岡県の企業や人材のマッチングを手がける「うさぎ企画」(長泉町)とソフトウエア開発会社「LANDMARK(ランドマーク)」(東京都)が主体となって実施する。期間は来年1月中旬から2月下旬の平日のみを
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ヴァンジ美術館 「現状形態で存続を」8割 長泉町、アンケート結果公表
新型コロナウイルス禍による経営難を踏まえ、静岡県に施設の譲渡を提案したヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)はこのほど、同館の在り方について利用者らに聞いたウェブアンケートの結果をまとめた。全国から回答した9659人の約8割が「これまでどおりの形態での存続」を望んだ。 全体の98%が「存続を望む」とし、その内の81%が「これまでどおり」の運営形態を希望した。現在行っている美術館の活動で継続した方が良いものを聞いたところ「障害のある方も楽しめる美術館づくり」が64%でトップ。「触れることのできる作品の展示」が15%で続いた。 アンケートは9~25日に実施した。岡野妙子専務理事は「さまざまな立場の
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裾野・保育士処分保留で釈放「捜査継続必要と判断」 地検沼津支部
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は26日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の女性保育士3人を処分保留で釈放したと発表した。理由について「今後も捜査を継続する必要があると判断した」とした。処分保留は23日付。 いずれも6月に、沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで、今月4日に裾野署に逮捕された。 園や市によると、このほかにも虐待行為が繰り返されていたとされる。県警と検察は任意捜査を続け、他の行為についても刑事罰の対象になるか慎重に調べる必要があると判断し
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妊産婦対象にタクシー助成 長泉町で23年度 マイナカード活用
長泉町は、妊産婦を対象にマイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業を2023年度に開始する方針を固めた。26日までの町への取材で分かった。 対象は、妊娠届を提出した妊婦または妊娠中に転入した妊婦。希望者はマイナンバーカードを健康増進課に持参し、利用登録を行う。登録したカードを乗車時に提示すると、申請日から出産予定日の2カ月後までの期間中、受診時などの外出時に使える往復10回分の初乗り運賃(600円)の助成を受けられる。 町は妊娠届の受理を受けて母子健康手帳を交付し、妊婦健診受診券14回分と産婦健診受診券2回分を渡しているが、健診の交通費を助成する制度はこれまでになかった。
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長泉町 妊娠・出産時にそれぞれ5万円支給 1月から
長泉町は2023年1月から、妊娠、出産時にそれぞれ1人あたり5万円を支給する「ながいずみ出産・子育て応援事業」を開始する。国の「出産・子育て応援交付金」創設を受けた事業。対象者には同年1月下旬から通知し、2月下旬には支給を始める見込み。 対象は22年4月以降に妊娠届または出産届を提出した妊婦または産婦。妊娠届け出時に妊婦1人あたり現金5万円、出生届時には子ども1人あたり5万円を支給する。出産済みの場合は一括支給する。23日に22年度分の事業費4800万円を専決処分した。 このほか、妊娠届提出時、妊娠8カ月、出産届提出後の計3回にわたり夫婦と面談する伴走型相談支援を、経済的支援と一体的に行
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腎がん治療の最新戦略は 静岡がんセンターオンライン講座
がん医療を学ぶ県立静岡がんセンターの公開講座2022「知りたい!聞きたい!がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第6回講座が24日、オンラインで配信された。山下亮泌尿器科副部長が「腎がんの治療戦略2022」、佐藤哲観緩和医療科部長が「緩和できます!がんの痛み」をテーマにそれぞれ講演した。 山下副部長は2019年の腎がんの罹患(りかん)者数は約2万人と説明。危険因子には肥満や喫煙、長期の透析を受けていることなどが考えられ、進行すると血尿や腹痛が出る。他の臓器に転移がない場合はロボット手術や腹腔(ふくくう)鏡手術により、小さな傷でがんを取り除くことが第一と指摘。転移がある
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不適切保育防止へ議論 長泉、幼保施設が情報交換会
長泉町は23日、裾野市の私立保育園で発生した暴行事件を受け、町内20の幼児教育・保育施設が集う情報交換会を町役場で開いた。公認心理師・臨床心理士で県東部児童相談所の市原真記所長が講演した他、各施設の代表者が不適切な保育を防ぐための取り組みについて話し合った。 「興奮しやすい子・支援が難しい子の理解と支援」と題して講演した市原所長は、自分の特性を受け継いだわが子を怒る時は、その指摘が自身にも返ってくるために言いづらい一方、「保育現場で預かった子は血のつながりがないため、自分の欠点を棚に上げて怒ってしまうことがある」と指摘した。「怒るのと興奮して我を忘れることは違う」「問題行動を止めずに見守る
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3保育士 処分保留で釈放 全容解明へ在宅捜査継続 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は23日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の保育士の女性3人を処分保留で釈放した。弁護士らへの取材で分かった。今後は在宅捜査に切り替える。 いずれも6月に沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで今月4日に逮捕された。捜査関係者や弁護士によると、容疑について、沼津市の保育士は「いつのことかわからない」、裾野市の保育士は「棚に入った園児の足を引っ張り、持ち上げて立たせて注意したことはあるが、逮捕容疑に身に覚えはない」、長泉町の保
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3保育士 処分保留で釈放、在宅捜査へ 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は23日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の保育士の女性3人を処分保留で釈放した。弁護士らへの取材で分かった。今後は在宅捜査に切り替える。 いずれも6月に沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで今月4日に逮捕された。捜査関係者や弁護士によると、容疑について、沼津市の保育士は「いつのことかわからない」、裾野市の保育士は「棚に入った園児の足を引っ張り、持ち上げて立たせて注意したことはあるが、逮捕容疑に身に覚えはない」、長泉町の保
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温かいXマスに 長泉・静岡がんセンター入院の子に贈り物 守る会静岡支部
公益財団法人がんの子どもを守る会静岡支部(谷井晃子代表)はこのほど、長泉町の県立静岡がんセンターに入院する子どもたちにクリスマスプレゼントを寄贈した。 谷井代表らが同センターを訪れ、文房具やぬいぐるみ、絵本などを石田裕二小児科部長に手渡した。谷井代表は「入院中に少しでも気持ちが和らぐ時間を過ごしてもらえれば」と話した。 「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」の助成を受け、支部は同センターに毎年プレゼントを贈っている。流産や死産などを経験した家族のサポートを行うレインボープラネッツ(三島市)も協力した。
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闘病の子どもにプレゼント贈る 藤枝の八木さんら
長泉町の県立静岡がんセンターに入院している子どもたちに毎年クリスマスプレゼントを贈る藤枝市の八木洋さん(82)と三島市の望月智江さん(69)がこのほど、同センターを訪れ、ゲームソフトやおもちゃ、漫画などの贈り物を届けた。 元静岡骨髄バンクを推進する会会長の八木さんは、同会東部支部長だった望月さんとともに同センターへの小児科設置に尽力。設置をきっかけに、2012年から毎年プレゼントの寄贈を続けている。 同センターで開かれた贈呈式で、2人は「ささいなことだが喜んでもらえてうれしい。少しの気分転換が快方につながれば」と話した。同センターの石田裕二小児科部長は「子ども同士が交流を持つきっかけにも
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特殊詐欺被害「女性が多い」 高齢者に啓発 自動車学校で沼津署
沼津署はこのほど、特殊詐欺被害の多くを占める65歳以上の女性を対象にした静岡県警の被害防止策「さくらセーフティ作戦」の一環として、沼津市の黄瀬川自動車学校で広報活動を行った。 生活安全課署員が運転免許証の更新に訪れた高齢者を対象に実施。県内と同署管内の詐欺被害状況について説明し、「(同署管内では)今年24件の詐欺事件が発生している。特に女性が多く被害に遭っている」と注意喚起した。 参加した女性(83)=長泉町=は「貯金用にカードをたくさん持っているので、改めて気をつけたい」と話した。
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時論(12月23日)美術館「ユニバーサル」の実績
生まれて初めて、目を閉じて映画を観賞した。ヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)が開いた、視覚障害者の美術鑑賞が主題のドキュメンタリー「手でふれてみる世界」の上映会で、音声ガイドを利用した。「チューブに入った女の彫刻。見えるのは顔と足の裏」-。イヤホンから流れる声が、スクリーンの出来事をつぶさに伝える。 大手映画会社などでつくるNPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(MASC[マスク])によると、2021年公開の邦画490本のうち、80本には音声ガイドが用意されていた。統計を開始した12年は554本中の6本だったというから、大幅な伸長である。 MASCは「すべての人が映像作品に何不自由
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知徳高吹奏楽部 25日に定期演奏会 長泉「ベルフォーレ」
長泉町の知徳高吹奏楽部は25日、同町文化センター「ベルフォーレ」で第30回定期演奏会を開く。入場無料。 行進曲「富士山」「ミシェル・ルグランの世界」「ザ・ヒットパレード2022」など多彩な曲目を演奏する予定。午後2時開演。問い合わせは同校<電055(975)0080>へ。
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静岡県議会定例会閉会 自民とふじ 統一選対応、県政課題に所感
静岡県議会最大会派の自民改革会議と第2会派のふじのくに県民クラブは21日、12月定例会の閉会に合わせて取材に応じ、2023年春の統一地方選に向けた対応や県政課題について所感を述べた。 自民の良知淳行代表は記者会見で、県議選で候補者の擁立作業を加速する方針を示した。自民県連は現職と新人計37人を公認済み。新設選挙区や空白区の対応を問われ、「難航しているところもあるが、県民の生活を守るため、しっかりと候補者を立てていく」と述べた。 中田次城政調会長は関連団体から要望を受けている県盛り土規制条例の見直しに関し、「来年5月施行の盛り土規制法との整合性を図りながら改正していく」と説明した。 ふじ
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山林所有の男に罰金50万円求刑 長泉・木くず不法投棄
長泉町の山林に造園や樹木の剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法投棄したとして廃棄物処理法違反の罪に問われた山林所有者の農業の男(75)=同町=の論告求刑公判が21日、静岡地裁沼津支部(谷本奈央裁判官)で開かれ、検察側は罰金50万円を求刑した。 検察側は論告で、取引価値のない不要な枝葉などを投棄目的と認識しながら受け入れ放置していたとし「不法投棄の罪の成立は明らか。処分代として利得を得ながら不合理な弁解に終始し、刑事責任は重い」と述べた。 弁護側は「枝葉などはシイタケ栽培の土地作りに必要な材料で不要物ではない。廃棄物に該当せず、造園会社との共謀の事実もない」などとして無罪を主張した。
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記者コラム「清流」 四ツ溝柿との「初対面」
気づけば年末。記者の醍醐味(だいごみ)の一つが旬の味覚の取材だろう。例えば、贈答用として人気の長泉町の特産品「四ツ溝柿」。愛鷹山の麓が一面に朱色に色づく光景に胸が熱くなった。昨年は見られなかった光景だ。 四ツ溝柿は昨秋、収穫期直前にひょうが降って全体の9割が出荷できず、被害の取材となってしまった。今年は天候に恵まれ、初めて収穫を取材した。同町元長窪の専業農家伏見政義さん(65)は「例年通り。ほっとしている」と顔をほころばせた。 収穫後、二酸化炭素の中に数日間密閉する「脱渋」を経て、完成した柿をふるまっていただいた。しゃりっとした食感とジューシーな甘さで、すぐに売り切れるのも納得の味わい。
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軽乗用車を酒気帯び運転 容疑の男を逮捕 沼津署
沼津署は19日、道交法違反の疑いで長泉町上土狩、無職の男(24)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前3時半ごろ、沼津市内で軽乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、走行中に別の乗用車に衝突する事故を起こし、発覚した。
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マイナカード取得推進 長泉町、知徳高で出前講座
長泉町は19日、マイナンバーカードの取得を推進するため、同町竹原の知徳高で全校生徒918人を対象に出前講座を開いた。22日には沼津、伊豆、伊豆の国、長泉、清水、函南の6市町の担当者が同校を訪れ、県内在住生徒を対象に出張申請を受け付ける。 同校は町で唯一の高校。他市町より年少人口が多いことから、保護者の同伴なしで申請できる15歳以上の認知度を高めようと町が企画した。教室ごとに資料を画面に投影し、町の担当者が校内放送を通じて制度の概要やカードの作り方、安全性、用途について約1時間講義した。 渡辺明彦教諭は「マイナンバーカードは奨学金申請に必要になる。卒業後は就職や進学など進路がばらばらになる
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静岡県予算編成 経済対策や災害対応要望 自民とふじ
静岡県議会最大会派の自民改革会議と第2会派ふじのくに県民クラブは19日、県の2023年度当初予算編成に向けた要望書を川勝平太知事に提出した。経済対策や台風15号を踏まえた災害対応などを求めた。 自民は物価高騰の影響を受ける生活者や農林水産業、中小企業への支援、激甚化する風水害対策の強化、盛り土対策の充実などを列挙。国のデジタル田園都市国家構想に呼応した取り組みの推進や、こども家庭庁の創設を契機とした少子化対策・子ども政策の充実も要望した。 良知淳行代表は「物価高騰で県民が疲弊し、産業振興でも各種団体から要望がある。地域の声をしっかりとまとめ、政策として届けていく」と強調した。 ふじのく
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トラックで歩行者と衝突 三島市富田町の国道、容疑の会社役員逮捕
三島署は18日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで長泉町本宿、会社役員の男(54)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前4時50分ごろ、三島市富田町の国道で準中型トラックを運転し、歩いていた同市内の男性(23)と衝突した疑い。同署によると、男性は頭や胸を打ち重傷を負った。
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逮捕の保育士「園児が言うこと聞かず」 裾野・虐待事件
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、裾野署に暴行の疑いで逮捕された当時の保育士3人のうち、1人の女(38)=裾野市平松=が、逮捕容疑となった宙づり行為について「園児が言うことを聞かないのでやった」という趣旨の話をしていることが16日、捜査関係者への取材で分かった。 容疑者は6月27日に男児の足をつかんで宙づりにした疑いが持たれている。園は保護者説明会で、容疑者が園児にカッターナイフを見せたことも明らかにしたが、この行為については「脅す意図はなかった」と話しているという。 一方、6月1日に女児の顔を押したとして逮捕された女(30)=沼津市岡宮=は「日時などは覚えていない」と供述してい
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医療田園都市構想 立案へ静岡県がセミナー 270人聴講
静岡県は16日、県東部で質の高い医療と住環境を整備する「医療田園都市構想(デジタルガーデンシティー)」の立案に向けたセミナーをオンラインで開いた。県内外の医療機器メーカーや研究機関の関係者ら約270人が聴講した。 静岡がんセンターの山口建総長が構想の意図を説明した。山口氏は過去20年間のファルマバレープロジェクトにより、県東部の地域医療レベルが向上したほか、関連企業誘致や雇用創出も進んだと指摘。その上で「プロジェクトをさらに進化させ、超高齢社会に対応した誰もが住みよい理想郷を築きたい」と述べた。今後は関係自治体や住民らの意向調査を実施し、基本構想やアクションプランを策定するとした。 沼津
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健康増進や災害時支援へ 長泉町、杏林堂と協定
長泉町と杏林堂薬局(浜松市中区)は14日、町民の健康増進や災害時支援へ包括連携協定を締結した。 健康づくり▽高齢者支援▽災害時の支援などの7項目に基づき、具体的な内容を協議する。町役場で行われた締結式では池田修町長と小河路直孝社長が協定書にサインした。小河路社長は「地域の期待の大きさが伝わる。健康寿命延伸に尽くしたい」と話し、池田町長は「想定を上回る自然災害が起きている。協定締結は意義深い」と歓迎した。 同社は4月末に長泉店をオープンし、協定を結ぶのは14件目。
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がんセンターに12万円余を寄付 第一生命労組支部
第一生命労働組合沼津支部(田中一義執行委員長)は14日、長泉町の県立静岡がんセンターに12万8千円を寄付した。 同支部は毎年、組合員から集めた浄財をエリア内の団体や施設などに寄付している。同センターには初めて。 田中執行委員長が同センターを訪れ「地域のがん医療の一助になれば」と話し、大羽良之事務局次長に目録を手渡した=写真=。
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医療健康産業を振興 静岡、山梨の8団体協定
静岡、山梨県の産業支援機関と信用金庫が14日、「広域連携による地域発展に貢献するパートナーシップ協定」を結んだ。富士山周辺の8団体で医療健康産業を中心とした地域経済の発展を図る。 本県東部地方のファルマバレー構想と、両県が2019年に締結した「医療健康産業政策の連携に関する協定」を踏まえ、ビジネスマッチングや販路開拓、サプライチェーン構築などを進める。具体的には両県の中小企業が持つ技術を活用した医療健康機器の開発、山梨県の大学医学部も参加した産官学連携などを想定するという。 沼津市のホテルで締結式を開き、ふじのくに医療城下町推進機構(長泉町)の大須賀淑郎副理事長は「富士山を囲む道路網が整
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無償譲渡、期待と疑問 ヴァンジ美術館活用案、文化観光委
静岡県は14日の県議会文化観光委員会で、新型コロナウイルス禍の経営難により県に無償譲渡を提案した「ヴァンジ彫刻庭園美術館」(長泉町)の活用案を示した。委員からは有効活用を期待する意見の一方、県有施設にする意義への疑問や周辺自治体の財政負担を求める指摘も上がった。京極仁志スポーツ・文化観光部長は譲渡受け入れの判断について「なるべく早く結論を出したい」と述べた。 活用案は、庭園や施設を生かして県民の芸術活動を促す交流拠点とする内容。従来並みの年間入館者数や入館料を維持した場合、指定管理による管理運営費が年9千万円程度かかると試算した。 一部の委員は「東部の宝として生かせるようにすべき」と歓迎
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静岡県人口358万442人 11月1日現在 前月比1752人減
静岡県がこのほど公表した11月1日現在の本県の推計人口は358万442人で、前月に比べて1752人減少した。人口推計の減少は5カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに転入数が転出数を上回る社会増になった。 転入数から転出数を引いた社会動態は443人増(転入1万685人、転出1万242人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2195人減(出生1851人、死亡4046人)で、減少が続く。 市町別では、いずれも29人増加した長泉町と磐田市を筆頭に、掛川市の23人など6市町で増加した。減少したのは29市町で、静岡市が289人減、浜松市が263人減、富士市が159人減と人口規模の大きな市での減少が目立った
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ヴァンジ美術館「触察」実践例を映画化 視覚障害者ら手で触れて彫刻鑑賞 岡野副館長が監督
ヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の岡野晃子副館長がこのほど、視覚障害者らが手で触れて彫刻を鑑賞する「触察(しょくさつ)」を主題にしたドキュメンタリー映画を完成させた。全国の博物館関係者から、実践例を映像化した作品として注目を集める。 映画「手でふれてみる世界」は、イタリア中部のアンコーナ市にある国立オメロ触覚美術館の活動を追う約60分の作品。同館は1993年に「視覚障害者の文化的融合と成長を助けること」などを目的に全盲の夫妻アルド・グラッシーニ氏、ダニエラ・ボッテゴニ氏が開館し、99年に国立館となった。西洋美術史に重要な位置を占める作品の樹脂や石こうによるレプリカなど、所蔵する300点以上
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有権者303万2619人 静岡県内、12月1日時点
静岡県選挙管理委員会がこのほど公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は303万2619人(男149万605人、女154万2014人)で、9月の前回登録時と比べて3376人減った。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区478人、沼津市349人、静岡市葵区347人、熱海市307人など。町部は函南町81人、東伊豆町71人、南伊豆町44人などだった。 増加した市区部は袋井市119人、浜松市西区100人、同市東区66人などで、町部は小山町79人、長泉町66人だった。
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多様な人の居場所づくり 長泉でイベント
多様な人の居場所づくりに取り組むイベント「みんなのひろば rainbow FESながいずみ」(実行委主催)がこのほど、長泉町納米里のモリスベースで開かれた。物販やステージ、トークなど多彩な催しが繰り広げられ、来場者が交流を深めた。 イベントは町主催の地域活性化セミナーの参加者が集まり、初めて企画。障害や病気、LGBTQ+(性的少数者)など多様性を尊重し、理解を求める目的で開催した。 母親グループによるハンドメード雑貨や、売上金の一部が小児がん支援に充てられるレモネードを販売。来場者が色とりどりの絵を描き一つの作品を完成させるワークショップも実施した。多様な特性から生きづらさを抱える人に理
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夏休みの思い出 児童らの絵画表彰 長泉町
長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は11日、県内の幼児と小中学生を対象にした「第42回絵画展」(静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を同町で開いた。 「夏休みの思い出」をテーマに1792点の応募があり、最高賞の金賞など入賞・入選作品300点を6部門ごと選んだ。ヒマワリやアサガオを育てた様子や虫取り、手筒花火の鑑賞など今夏の体験を生き生きとしたタッチで描いた作品がそろった。 表彰式には入賞者123人が参加した。同美術館の石田伸吾常務理事が表彰状を手渡した。 入賞・入選作品は2023年1月7日~3月5日に開く「ちいさなアーティスト展」で展示する。 各部門の金賞受賞者は次の通り。 幼児 名
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口腔、咽頭がんが増加傾向 飲酒や喫煙に注意を 静岡県立がんセンターオンライン講座
がん医療を学ぶ県立静岡がんセンターの公開講座2022「知りたい!聞きたい!がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第5回講座が10日、オンラインで配信された。向川卓志頭頸部(とうけいぶ)外科部長が「口腔(こうくう)・咽喉頭領域のがんと治療最前線」、村山重行陽子線治療科部長が「肺がんの放射線・陽子線治療」をテーマにそれぞれ講演した。 向川部長は、顔や首に当たる頭頸部領域のがんの罹患(りかん)者数は、全てのがんのうち5%程度を占めると説明。特に口腔と咽頭のがんに罹患する人が年々増加しているという。発症要因は過度な飲酒や喫煙とされるが、近年はヒトパピローマウイルス(HPV)関
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人気保育園で信じがたい行為 背景に規模拡大で「目届かず」 裾野・虐待、3保育士逮捕1週間
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件は、当時の保育士3人の逮捕から11日で1週間を迎える。子供を守るべき保育士の虐待行為が明らかになり、隠蔽(いんぺい)が疑われる園の対応と体質にも批判が集まっている。地元で人気の保育園で行われた信じがたい行為の背景に、事業規模拡大の弊害を指摘する声も上がる。 「組織が大きくなる中、園長に権力が集中していた。現場に目が行き届かなくなり、保育の質が低下したのは否めない」。同園を運営する社会福祉法人桜愛会(同市)の元幹部の男性は、ここ数年の変化に懸念を抱いていたという。 ベテラン大量退職 さくら保育園の開設は1981年。延長保育や0歳児保育をいち早く受け
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19議案可決、承認 長泉町議会が閉会
長泉町議会11月定例会は9日、最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算や公共施設の指定管理者指定など19議案を原案通り可決、承認して閉会した。
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長泉ヴァンジ美術館 静岡県民無料招待 9、10、11の3日間
長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館は9、10、11の3日間、静岡県民を無料招待する。長期休館前の最後の企画展「Flower of Life 生命の花」や常設作品、庭園を無料で観覧できる。 25日まで開催の同展は開館20周年記念企画。ジュリアーノ・ヴァンジをはじめ、イケムラレイコ、川内倫子、クリスティアーネ・レーア、杉山明博、スズキコージ、テリ・ワイフェンバック、長島有里枝、奈良美智ら、同館と関わりのある国内外39作家の作品を展示した。 無料招待の3日間は、ギャラリーツアーも実施する。観覧希望者は、施設入り口で運転免許証などを示す。 同館は25日午後4時半まで、大規模修繕を目的とした休館後の
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PTAどう変える?⑥ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】
「PTA どう変える?」をテーマにした読者投稿の紹介は今回で最後となります。役員経験者からは「やって良かった」「達成感でいっぱいになった」という声のほか、保護者の負担軽減につながるアイデアも寄せられました。「代行サービスに依頼するなどもってのほか」という意見も届いています。 読者 島田市立六合東小学校PTA会長・島田慎太郎さん 中学生と小学生の2人の子がいる父親です。今までは仕事第一主義で、子どものことはほとんど妻に任せきりでした。そんな時に声を掛けていただき、本年度PTA会長を務めています。どんな学校行事があるのか、PTAが何をするか分からない状態からのスタートでした。 新型コロナの
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LINEで容姿やゆ、一部職員見て見ぬふり 裾野・園児虐待、「日常的」認識
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、暴行の疑いで裾野署に逮捕された当時の保育士3人の行為について、園が「日常的に多々見られた」と認識していたことが6日、園の内部資料で分かった。一部の職員は直接暴行を見たり暴言を聞いたりしながら、園児を助けずに見て見ぬふりをしていたという。 園の調査に対し、逮捕された女3人は虐待した理由について「園児が呼びかけに応じない、給食を食べない、水や牛乳を飲まないから」などと説明していた。園によると、主に虐待を繰り返していたのは沼津市岡宮、女(30)と裾野市平松、女(38)の2人。長泉町上土狩、女(39)は比較的関与が少なかったとされる。 市は同日、新たな虐
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裾野市、保護者対象にケア事業 保育園虐待事件
裾野市は5日、虐待事件が発生した同市のさくら保育園の保護者を対象に、公認心理師によるケア事業を始めると発表した。近く個別相談を開始する。 当面は多くの園児が被害に遭っていたとみられる1歳児クラスの保護者を主な対象にする。園が開いた保護者説明会の出席者らによると、保育士3人による虐待行為の悪質性に加え、園から詳しい説明がなく被害園児の特定が進まないこともあり、保護者間で動揺が広がっているという。 市は同日、「情報伝達や公表が遅れるなど初動態勢に不手際があった」として、村田悠市長が報酬2カ月分、及川涼介副市長は同1カ月分を全額返納することも明らかにした。関連条例案を開会中の市議会12月定例会
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他の園児の前で暴行か 室内に防犯カメラなし 裾野・保育園虐待
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が裾野署に暴行容疑で逮捕された事件で、保育士らの暴行や暴言などが複数の園児の前で行われていたとみられることが5日、関係者への取材で分かった。同園の室内には普段の様子を記録する防犯カメラが設置されていなかったことも明らかになった。 逮捕されたのは沼津市岡宮、無職の女(30)、裾野市平松、無職の女(38)、長泉町上土狩、無職の女(39)の3容疑者。園によると、3人は1歳児クラスを受け持っていて園児数は23人だった。当時、3人を含む計6人の保育士が同じクラスを担当していた。一部の保護者は園児が保育士を怖がる様子などを確認している
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ピアノマラソン 255組が弾き継ぐ 4日まで長泉
演奏者が入れ替わりながらコンサート用のグランドピアノを弾き継ぐ「第31回ピアノマラソン」(長泉町、町教委主催)が3日、同町のベルフォーレで始まった。初日は幼児から大人まで120組がお気に入りの曲を響かせた。4日まで。 ベーゼンドルファー製のグランドピアノを、アマチュア演奏家255組が1組4分半の持ち時間で弾き継ぐ。2日間計14時間にわたって披露する。
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長泉町 前日に白羽の矢 小学5年常岡選手、区間2位の走り【市町対抗駅伝】
長泉町は全選手が区間2~6位と安定した走りで4位に食い込んだ。9区を走る予定の選手が出場できなくなり、白羽の矢がたった常岡頬太選手(10)=長泉北小5年=も区間2位の走りで期待に応えた。 前日、下校後に出場を知った常岡選手は「(出場予定だった選手と)一緒に頑張ろうと思った」と初舞台に挑んだ。「坂道がきつかった」と振り返るが、設定タイムを5秒上回る力走を見せた。 斗沢秀春監督(62)=長泉陸協=は「5年生ですごくよく頑張った」とたたえる。常岡選手は「次は1位」と区間賞を目指す。
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0、3、6歳児に商品券 負担軽減で出産後押しへ 長泉町長答弁
長泉町の池田修町長は2日の町議会11月定例会一般質問で、0歳児と3歳児、6歳児を持つ保護者に商品券を支給する新事業を来年度から始める方針を明らかにした。池田町長は「出産から育児まで継続的なサポートを充実させ、コロナ禍の影響を受ける子育て世帯の経済負担軽減や第2子出産を後押しする」と説明した。杉森賢二氏(新緑)への答弁。 商品券事業の名称は「長泉未来っこ0・3・6歳児応援事業」。出生届提出と3歳児検診受診、6歳を迎えたタイミングで各1万円分の「こども商品券」を支給する。6年間の居住が確認された場合は2万円を加算し、最大5万円を受け取ることができる。来年度の予算規模は2126万円。玩具や雑貨の
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木造アパート一部焼く 長泉町下土狩
2日午前7時35分ごろ、長泉町下土狩の「メゾネットハウスエムズ」の男性方から出火し、木造2階建てアパートの2階の一部約12平方メートルを焼いた。裾野署によると、男性は出火当時、外出中だった。同署などが出火原因を調べている。
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PTAどう変える?⑤ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】
「みんながネガティブに向き合っている活動を一度リセットしたい」「断捨離やスリム化を進めよう」。半強制的な活動となっているPTAに対し、保護者からはこんな声が届いています。「嫌々活動している親の姿を、子どもに見せるのはよくない」という意見も少なくありません。煙たがられるPTAから、多くの保護者が積極的に関わろうとするPTAへ。変わっていくことはできるでしょうか。 戦後発足、目的は果たされた/おやじの会は積極的/保護者同士つながる場に キュレーター 江口裕司さん(三島市) 製造会社で米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、求職活動
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長泉町 第2子保育料を無料化 静岡県内初、2023年度から
長泉町は1日までに、2023年度から第2子の保育園とこども園の保育料を完全無料化する方針を固めた。世帯年収やきょうだいの年齢に関係なく、新たな支援策を設ける。県内市町で初の取り組み。保育料負担が必要なのは、住民税課税世帯の第1子が0~2歳クラスに通う場合だけになる。「子育てのまち長泉町」を新制度でさらに充実させる。町が近く、発表する。 町は2010年、保育園や幼稚園の保育料について、第3子以降を無料化する制度を県内でいち早く導入した。その後、第2子を半額とし、充実した子育て支援策は「長泉方式」と呼ばれ、県内各市町に導入が進んだ。 現在は幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3~5歳児
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静岡出身 水沢なおさん/実石沙枝子さん 若手詩人、作家の現在地
ともに静岡県出身で若手の女性詩人、女性作家が10月、そろって新刊を出した。第25回中原中也賞を受けた水沢なおさん(26)=長泉町出身=の第2詩集「シー」(思潮社)と、第16回小説現代長編新人賞奨励賞に選出された実石沙枝子さん(26)=静岡市清水区=のデビュー作「きみが忘れた世界のおわり」(講談社)。同年代の二人に、言葉による表現を世に問うに至った経過を語り合ってもらった。 -お互いの作品を読んでの感想は? 水沢 物語の語り手がいて、冒頭から登場人物を「きみ」と呼んでいますね。「きみ」って誰だろう、語り手とどんな関係なんだろう、と不思議に思いながら読み進めると、徐々にそれが分かってくる。世
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地元や井上靖とのかかわり語る 詩人水沢なおさん、長泉で講演
長泉町井上靖文学館はこのほど、同町出身の詩人水沢なおさんの講演会「詩と長泉と井上靖と」を同町下土狩のコミュニティながいずみで開いた。自身の創作と地元とのかかわりや井上靖との共通点について、朗読を交えて紹介した。 水沢さんは高校時代に国語教師の「この世の中で一番美しいのは詩」の一言に衝撃を受け、大学進学時に詩作を開始。2020年に第1詩集「美しいからだよ」で中原中也賞を受賞した。 今秋、小説「うみみたい」を発表し、第2詩集「シー」を刊行するなど、海にまつわる創作が多い水沢さん。自身が撮影した沼津市の千本浜の写真を紹介しながら、自身の詩や井上靖の「海」などを朗読した。「井上は詩を『言葉が逃げ
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予算編成で要望書 長泉町議会会派「政和会」
長泉町議会の会派「政和会」(植松英樹代表)は30日、2023年度予算編成に向けた要望書を町役場で池田修町長に提出した。 要望は計45項目。重点項目には、継続的なコロナ対応や物価高騰対策▽ヤングケアラーの実態調査と支援▽パークゴルフ場の全面供用開始に向けた着実な対応▽新規企業誘致の推進▽北部地域幹線道路の整備推進▽空き家活用など移住定住の促進を目的とした施策推進―を挙げた。
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申請名義、祭りごと変更 露店不正出店で静岡県警逮捕の組員
指定暴力団山口組藤友会組員らが「沼津夏まつり・狩野川花火大会」に加え、三島市の「三嶋大祭り」でも露店の出店権を不正に取得したとされる詐欺事件で、28日までに再逮捕された組員2人が主催者側に関与を疑われないよう、それぞれ祭りごとに「出店申込書」の名義人を変える手口で不正申請行為を繰り返していたことが同日、関係者への取材で分かった。裾野、沼津、三島署と県警捜査4課などは協力者や便宜を図った組織の追及を続け、事件の全容を解明する方針。 ともに詐欺の疑いで再逮捕された藤友会組員で無職の男(66)=裾野市深良=と男(76)=富士市中里=は実質経営する露店であることを隠すため、静岡県東部イベント商業協
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長泉町 交通死亡事故ゼロ400日
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)は28日、長泉町が16日に交通死亡事故ゼロ連続400日を達成したとして、町防災センターで表彰式を開いた。 入戸野明県くらし交通安全課長が池田修町長に表彰状を手渡した。池田町長は「関係者の努力が実を結び感謝している。500日、1000日を目指したい」と語った。 裾野署によると、町内で発生した人身事故件数(27日時点の速報値)は昨年比30件減の150件。
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がんセンターに車いすなど寄贈 生命保険協会県協会沼津地区
生命保険協会県協会沼津地区(地区会長・新井邦由住友生命沼津支社長)はこのほど、車いすなどを長泉町の県立静岡がんセンターに寄贈した。 2002年の開院以来続く寄贈。加盟社6社の従業員が浄財計約60万円を寄せ、車いす11台に付属品の酸素ボンベ架台7台、駐車ブレーキ加工11式、転倒防止バー8個と、リンパ浮腫の治療や予防に使用する弾性着衣9枚を贈った。新井地区会長が同センターを訪れ、上坂克彦病院長に目録を手渡した。
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長泉町議会が開会 一般会計補正予算案など19議案を上程
長泉町議会11月定例会は28日開会し、会期を12月9日までの12日間と決めた後、2億1500万円を追加する2022年度一般会計補正予算案や公共施設の指定管理者指定、各種条例改正案など19議案を上程した。このうち専決処分の1件は承認、同意された。 補正予算の内訳は、原油価格高騰に伴う公共施設の光熱水費の増額、障害福祉サービスや障害児通所給付事業などの利用者増加に伴う事業費の増額など。補正後の総額は171億6600万円。一般質問は12月1、2日に行う。
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四ツ溝柿収穫 長泉で最盛期 援農ボランティアが戦力
愛鷹山麓の渋柿で、贈答用として人気がある長泉町の特産品「四ツ溝柿」の収穫が最盛期を迎えている。JAふじ伊豆なんすん地区本部は援農ボランティアを募り、町内の柿農家6軒で計59人が“戦力”となっている。 25日は同町元長窪の伏見政義さん(65)の農地で、川口通さん(73)と関野豊太さん(77)がボランティアに臨んだ。朱色に色づいた柿の表面に傷がつかないよう、丁寧に収穫した。関野さんは「体を動かしながら、同世代の仲間と交流できるのが魅力」と話した。 昨年は収穫期直前にひょうが降り、全体の9割が出荷できない被害に遭った。伏見さんは「今年は順調に収穫できてほっとした。柿は一
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長泉ブランド2品目を追加 油で揚げない長泉ヘルシー焼きドーナツ/長泉四ツ溝柿のロールケーキ
長泉町商工会は、町の特産品として認定する「長泉ブランド」に新たに2品目を追加した。町防災センターで認定式を開き、白砂清一商工会長が生産者に認定証を手渡した。 追加されたのは、お菓子工房HONEY(竹原)の「油で揚げない長泉ヘルシー焼きドーナツ」と、洋菓子店Anniversary Sweets HAPPINESS(下土狩)の「長泉四ツ溝柿のロールケーキ」。同店の小松大輔さん(47)は「認定をきっかけに、四ツ溝柿の素晴らしさを町内外の人に広く知ってもらいたい」と話した。 ブランド認定は町の知名度向上と産業振興を図る取り組み。2018年度に始め、認定品は41品目となった。
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小児、若年のがん解説 がんセンター第4回講座 相談しやすい環境大切
がん医療を学ぶ県立静岡がんセンターの公開講座2022「知りたい!聞きたい!がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第4回講座が26日、オンラインで配信された。石田裕二副院長が小児とAYA世代(思春期から若年成人)のがん診療、片桐浩久整形外科部長が骨軟部肉腫と骨転移の最新治療をテーマにそれぞれ講演した。 石田副院長は小児がんは白血病、脳腫瘍、リンパ腫の順に多いとした上で、これらの種類のがんに罹患(りかん)する患者の割合は年齢が上がるにつれて減る傾向と指摘した。小児と成人のはざまにあたるAYA世代は進学や就職、結婚など人生の転機が重なる時期で、治療によって心に傷を抱える患者
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雇用安定など長泉町に要望書 三島労福協と連合沼駿三田
連合静岡沼駿三田地域協議会(杉本敏彦議長)と三島地区労働者福祉協議会(井出康会長)はこのほど、長泉町の池田修町長に行政要望書を提出した。 連合は、多様な雇用・就労形態で働く労働者の雇用安定、物価高騰を受けた町独自の消費喚起策、貧困・自殺・児童虐待防止、教育環境の整備促進などを求めた。三島地区労働者福祉協議会は、小学校の校庭拡大や新幹線通学支援補助金の増額といった教育設備、企業誘致による雇用創出、移住定住など11項目を要望した。 杉本議長と井出会長らが町役場を訪れ、池田町長にそれぞれ手渡した。
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ヴァンジ美術館 参加型芸術交流拠点に 静岡県、譲渡後の活用検討
新型コロナウイルス禍の経営難で静岡県に無償譲渡を提案した「ヴァンジ彫刻庭園美術館」(長泉町)について、県が譲渡後の活用案として、県民の芸術活動を促進する交流拠点「オープン・ガーデン・アートセンター」とするコンセプト案をまとめたことが、24日までの関係者への取材で分かった。12月1日に開会する県議会12月定例会で報告する。県議会の意見などを踏まえ、県は今後、譲渡を受け入れるかどうかを判断する方針。 新たな活用案は、自然豊かな同館の庭園や既存施設を生かしながら、県民の作品展示や住民参加型のアートプロジェクトなどを展開する県東部の拠点とする。県に同館の存続を要望した周辺市町と連携し、教育や観光へ
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草薙球場を見学 ブルペンで投球も 日米野球開催記念でツアー
静岡市駿河区の草薙球場でこのほど、指定管理者の東京ドーム・東急コミュニティー・静鉄共同事業体が球場施設見学ツアーを行った。 同企画は1934年11月20日に草薙球場で開催された沢村栄治とベーブ・ルースが対戦した日米野球を記念して毎年行っている。今年は静岡市と長泉町から6人が参加。球場内の歴史ミュージアムにある旧球場ホームベース跡や、選手更衣室などを見学後、三塁側ブルペンで実際にボールを投げる体験をした。 ツアー最後には実際にグラウンドに出てピッチャーマウンドで記念撮影を行った。長泉町の伊藤篤志さん(55)は「県高校球児の憧れの場所に立てたことは貴重な体験になった」と話した。
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保育園で紙おむつサブスク 長泉で実証実験へ 町長会見
長泉町の池田修町長は22日の定例記者会見で、保護者や職員の負担軽減と保育環境の改善に向け、町内2保育園で紙おむつを毎月定額で利用できるサブスクリプションサービスの実証実験を、来年2月から2カ月間実施すると発表した。県内の公立保育園としては初の試みという。 2月1日~3月31日に、中央保育園と竹原保育園の0~2歳児計78人を対象に行う。花王グループカスタマーマーケティングが提供する花王製の紙おむつとおしりふきを無制限で利用できるサービス「すまいる登園」を活用する。期間中、月額3278円を無料で利用できる。 町によると、保護者はおむつへの記名、持参、朝の受け渡しが不要になり、職員も個別管理の
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28日から定例会 長泉町議会
長泉町議会は22日、議会運営委員会を開き、11月定例会を28日に開会、12月9日までの12日間とすることを決めた。 2億1500万円を追加する本年度一般会計補正予算案や公共施設の指定管理者指定など19議案を審議する。一般質問は1、2の両日で5人が登壇する。
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「2時間15分台狙う」 長泉町チームが壮行会【市町対抗駅伝】
12月3日の静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する長泉町チームの壮行会がこのほど、同町下土狩のベルフォーレで開かれた。 斗沢秀春監督は「今年は選手がそろい、力を出し切れば2時間15分台を狙える。他チームも力をつけているので、全力で臨みたい」と決意を述べた。登録選手は次の通り。 常岡頬太(長泉北小5)柳原維人(長泉南小6)山田功輔(長泉小6)久米井千聡(同6)江口茉那(長泉北小6)大沼慶汰(長泉中1)日向啓輔(同2)向笠透斗(長泉北中2)東夢芽明(長泉中2)石川真華(長泉北中2)井坂友紀(長泉中3)伊藤寛晟(加藤学園高1)川村駿斗(韮山高2)関口楓花(日
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⚾センバツ21世紀枠候補 知徳に推薦伝達
2023年春の第95回選抜高校野球大会の21世紀枠県候補校に推薦された知徳の表彰状授与式が21日、長泉町の同校で開かれた。高橋大海主将(2年)は「推薦をいただき感謝している。地域に愛されるよう、学校生活と野球を両立できるように頑張る」と決意を語った。 他部と共有するグラウンドでの工夫した練習により、今秋の県大会では現校名で初の4強入りを果たすなど成果を挙げたのが推薦理由。正門でのあいさつ活動や卒業生の野球人口拡大への貢献なども評価された。 高橋和秀県高野連会長は「練習環境が整っていない中、創意工夫で力を付けてきた。ぜひ他のチームの見本になって」と激励の言葉を述べた。 高梨文憲教頭は「学
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柳家甚語楼さん 古典落語を熱演 長泉
長泉町の長泉落語会と町の高齢者向け生涯学習講座「くすのき学級」は18日、合同の落語会を町文化センターベルフォーレで開いた。落語家の柳家甚語楼さんが約170人を前に古典落語を披露し、客席を笑いで包んだ。 同落語会は町内で定期的に寄席を開いてきたが、コロナ禍で中止が続き、3年ぶりの開催。甚語楼さんは、知ったかぶりの隠居がいいかげんな和歌の解釈を教える「千早ふる」と、大金を拾った飲んだくれの魚屋を妻が改心させる人情話「芝浜」の2席を演じた。
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未就園児親子と穴場巡り 長泉の子育て団体 図書館や広場散策
長泉町は18日、親子向けのおすすめスポットを巡るバスツアー「親子でプチえんそく」を開いた。子育て相談を担う「子育てコンシェルジュ」と町の情報を発信する子育てママグループ「長泉ママラッチ」が、主に転入して間もない親子向けに地元目線のディープな場所を案内した。 参加した未就園児と保護者7組は、公園や下土狩駅周辺の個人店、コミュニティながいずみ内の図書館、同施設屋上の芝生広場を見学。ママラッチの高木有加さんは「車が来ないから安心して遊べる。電車や新幹線、富士山も見える穴場」と紹介した。1歳9カ月の長男と参加した河合綾花さんは「保育園に通っていないので同世代の子と交流する機会になった。乗り物好きの
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パークゴルフ場 長泉町元長窪にオープン
長泉町は19日、同町元長窪で整備していたパークゴルフ場を開業し、記念式典を開いた。地元住民ら約50人がオープンを祝った。 町の総合計画の重点プロジェクトとして昨夏着工し、面積は2万2500平方メートル、2コース18ホール。当初は10月開業予定だったが、芝生の育成不良などで工期が長引き、当面は1コース9ホールのみ営業する。 町は付近の町営宿泊施設やキャンプ場などと連携し、アウトドアを楽しめるエリアとしての価値の向上を狙う。式典で池田修町長は「健康づくりや世代間交流の拠点として広く利用できる施設になるよう全力で管理運営する」とあいさつした。式典後は体験会も開き、完成したコースを楽しんだ。
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地域安全ポスター優秀賞 柴田夏輝君に表彰状を伝達 裾野署
裾野署はこのほど、全国地域安全運動・全国暴力追放運動に向けたコンクールポスターの部で優秀賞に入選した長泉町立北こども園の柴田夏輝君(4)への表彰伝達式を同署で開いた。 「幅広い世代が参加する防犯ボランティア活動」がテーマのポスターの部には、県内から61点の応募があった。夏輝君が描いたのは「緑のおじさん」と呼ばれる学童擁護員の男性と自分を、水彩とクレヨンで画面いっぱいに表現した力作。姉の通学を見届ける時、横断歩道で見守る学童擁護員が印象に残っていたという。 山下安則署長から表彰状と盾、記念品のパトカーのラジコンカーを手渡され、夏輝君は「おねえちゃんが絵で賞をとっていたから僕もとれてうれしい
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マイナンバーカード普及へ 東レ三島工場に出張申請ブース 三島
長泉町と三島市は15日、マイナンバーカードの登録を促すため、同市の東レ三島工場に工場従業員向けの出張申請ブースを設けた。 工場の敷地が両市町にまたがっていることから、同町の呼びかけで実現した。職員がその場で顔写真を撮影するほか、申請時に本人確認するため、来庁なしで手続きが完了する利点があるという。17日にも実施する。 市の担当者は「マイナポイント付与申請の締め切りが近づき、年末の駆け込み申請が予想される。受け取りやポイントのひも付けに時間がかかるので、早めの手続きをお願いしたい」と呼びかけた。
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⚽清水エスパルス復帰を長泉町長に報告 GK梅田選手
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスのGK梅田透吾選手(22)=長泉町出身=はこのほど、町役場を訪れ、育成型期限付き移籍していたJ2ファジアーノ岡山から復帰したことを池田修町長に報告した。 梅田選手は昨年1月に岡山に育成型期限付き移籍したが、今年3月に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。全治6~8カ月と診断されていた。6月に清水に復帰し、治療に専念している。 梅田選手は「やっと最近ボールを蹴られるようになった。まずはリハビリに専念し、いつか地元に恩返しできる選手になりたい」と話した。池田町長は「試合に出られない悔しさを味わっていることと思うが、次のステージに期待し、試合にも足を運び応
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子宮がん最前線 オンラインで説明 静岡がんセンター公開講座
がん医療を学ぶ県立静岡がんセンターの公開講座2022「知りたい!聞きたい!がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第3回講座が12日、オンラインで配信された。武隈宗孝婦人科医長が「子宮体がん・子宮頸(けい)がんの治療最前線」、安井博史副院長が「抗がん剤治療で知っておくべきQ&A」をテーマにそれぞれ講演した。 武隈医長は子宮体がんの罹患(りかん)者数が近年、著しく増加傾向にあると指摘。患者は50代の閉経前後に多く、原因は女性ホルモンであるエストロゲンの過剰刺激や食生活の欧米化、遺伝関連とされる。子宮内膜細胞診は子宮体がん検診として予防効果が乏しいため、細胞診が陰性でも不正
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最優秀に富士SUNRISE牧場(長泉) 長泉であしたか牛共進会
JAふじ伊豆あしたか牛推進協議会はこのほど、畜産技術の向上を目的にした共進会を長泉町の同JA長泉支店で開いた。畜産農家が丹精を込めて育てた地域ブランドの「あしたか牛」13頭が出品され、最優秀賞には富士SUNRISE牧場(同町)が選ばれた。 菊川市のJA静岡経済連小笠食肉センターで開いていたが、移動が大変だったため、2019年度から全国的にも珍しい枝肉の画像を利用した地元開催に変更した。肉質や霜降り具合などを経済連の担当者らが審査し、優秀賞と優良賞は加藤畜産(同町)がダブル受賞した。 あしたか牛は沼津市と同町で飼育された厳選牛肉で豊かな風味と柔らかい肉質が特徴。精肉店関係者や卸売業者らが参
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犯罪被害者支援を議論 裾野署
裾野署は9日、犯罪被害者支援連絡協議会を同署で開いた。同署幹部や医師、裾野市、長泉町職員が参加し、事件事故の被害者支援の充実に向けて意見交換した。管内の9月までの交通事故件数は前年比2件増で、負傷者も増加していることを受け、官民一体の連携を確認。凶悪事件を想定し、被害者遺族らへの適切な支援のあり方を議論した。
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名前入りの箸 園児に贈る 長泉町、町有林の間伐材を活用
長泉町は「箸の日」の11日、町有林の間伐材を使った名前入りの箸を町立北こども園の年中クラスの4歳児に贈った。ふるさと納税を活用した昨年度の「ガバメントクラウドファンディング」で集まった寄付金57万2千円を活用した。 町有林のヒノキ間伐材の有効活用策として、箸を使い始める時期の4歳児に贈る「はじめてのマイ箸」プロジェクトの一環。贈呈式では間伐の目的や間伐に使う道具などについて学んだ後、池田修町長から代表園児に箸が手渡された。 池田町長は「みんなの名前が入った箸でおいしいものをたくさん食べて大きくなってね」と呼びかけた。 名前入り箸は町内各園に順次贈られる。
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「長泉白ねぎ」順調に生育 JAふじ伊豆なんすん、目ぞろい会
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は10日、「長泉白ねぎ」の目ぞろい会を長泉町の特産センターで開いた。黒ボクの豊かな土壌が広がる同町の特産で、収穫は年末年始にかけてピークを迎える。 生産者22人が合わせて約3万3600平方メートルで栽培する。今年は夏の降水量が多かったものの、9月以降は安定した天候が続き、順調に生育しているという。軟白部30センチ以上を中心サイズとし、長さをそろえるなどの出荷規格を確認した。 長泉白ねぎ部会副部会長の下山孝行さん(62)は「熱を加えると、甘さがさらに増す。これからの季節は鍋や焼きネギに最適」と話した。 長泉白ねぎは下部の柔らかくて白い部分が長く、凝縮
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子どもの健全育成に 明治安田生命 長泉町に21万円寄付
明治安田生命保険はこのほど、全国で展開する「私の地元応援募金」として、従業員の募金と会社拠出分を合わせた21万7500円を長泉町に寄付した。町役場で贈呈式が開かれ、沼津支社の今田孝司支社長が池田修町長に目録を手渡した。 寄付金は、町有林の間伐材を活用した箸を年少児に贈る本年度の「はじめてのマイ箸プロジェクト」の事業費に充てる。今田支社長は「子どもの健全育成に役立ててほしい」と話した。
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長泉町のコンビニ 70代女性の車突っ込む
9日午前11時50分ごろ、長泉町中土狩の「ローソン長泉中土狩北店」に裾野市の無職女性(79)の軽乗用車が突っ込み、出入り口脇のガラスが割れた。裾野署によると、女性は背中を打ち、軽傷を負ったとみられる。店内には当時、従業員2人がいたが、けがはなかった。同署が事故の原因などを調べている。
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ファルマバレー20年 医療田園都市の実現探る サンフロント21懇話会 沼津で東部地区分科会
静岡県東部地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は8日、沼津市のプラサヴェルデで東部地区分科会を開いた。県東部に医療健康産業の集積を図る県のファルマバレープロジェクトが20年を迎えたのを機に、目指すべき地域の将来像を探った。=関連記事23面へ 第1部は県立静岡がんセンターの山口建総長とふじのくに医療城下町推進機構の大坪檀理事長が講演した。山口氏はプロジェクトをけん引してきたセンターの役割や成果、「医療城下町」から「医療田園都市」への発展の可能性を解説。大坪氏は、次の20年へ人口や所得、教育など理想的な姿を描き戦略を立て
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医療田園都市 人材が鍵 誘致へ環境整備に課題 サンフロント21懇話会東部地区分科会
沼津市で8日開かれたサンフロント21懇話会東部地区分科会は、県立静岡がんセンターの山口建総長、ふじのくに医療城下町推進機構の大坪檀理事長の講演に続き、「ファルマバレープロジェクトが描く未来 医療田園都市構想」をテーマにパネル討論を行った。 パネリストは山口、大坪両氏と長泉町の池田修町長、日本政策投資銀行設備投資研究所の青山竜文上席主任研究員、感染症迅速診断キットなどを製造するタウンズ(伊豆の国市)の野中雅貴社長。進行役は同懇話会TESS研究員の青山茂シード副社長。 今後20年に向け山口氏が掲げる「医療田園都市」構想への期待と課題が議論の軸になった。池田氏は過去20年で町の製造品出荷額や所
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自動運転の進展に期待 三島市長、長泉町長が座談会
11日から沼津市で実証実験が始まる自動運転の遠隔コントロールセンターが設置された三島市の日大国際関係学部三島駅北口校舎で8日、豊岡武士市長と長泉町の池田修町長による座談会が開かれ、自動運転技術がもたらす地域活性化の期待や行政が取り組むべき課題について意見を出し合った。 直接の路線がないJR三島駅―下土狩駅(長泉町)間における将来的な実証実験の可能性について、豊岡市長は「距離や交通量などで実証実験に最適な路線。新たなモビリティーへの期待が高まる」と語った。池田町長は通勤時間帯の周辺道路の混雑や電車と連動した運行間隔など「いろんな課題があるが、解決に向けたスタートとして賛成」とした。今後のまち
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長泉町 困窮世帯に支援金、12月給付 物価高に対応
物価高騰などに対応するため、長泉町は8日までに住民税非課税の生活困窮世帯に向けた支援金を12月に給付することを決めた。 住民税均等割り非課税の低所得の子育て世帯へは、児童1人につき5万円を同1日に支給する。690人が対象で、総額3467万円。国の地方創生臨時交付金を活用する。 住民税非課税の生活困窮世帯には、1世帯あたり5万円を同月中旬に支給する。対象は3100世帯を見込み、総額1億5857万円。国の価格高騰緊急支援給付金給付事業費補助金を活用する。 いずれも、計2億1600万円を追加する2022年度一般会計補正予算を4日付で専決処分した。 燃料高騰の影響を受ける町内の中小企業者や個
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秋バラ咲く庭園でマルシェや演奏会 長泉・ヴァンジ美術館
長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館はこのほど、恒例のオータムフェスティバルを同館で開いた。秋バラの咲く庭園で、マルシェやワークショップ、コンサートを繰り広げた。 マルシェには焼き菓子やコーヒーなど7店舗が出店。写真家大社優子さんのポートレート撮影会や、沼津市の生花店「MIDORIYA」が庭園に咲くバラや季節の花、植物を使って花かんむりを作るワークショップも展開した。 作曲家阿部海太郎さんのコンサートも開かれた。秋風がそよぐ中、阿部さんが演奏するピアノ、弦楽四重奏、木管五重奏のアンサンブルが出演。クレマチスの丘10周年を記念して各施設をイメージして作ったという楽曲などを披露し、観客を魅了した。
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長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館 12月末で休館、大規模修繕
長泉町の複合文化施設「クレマチスの丘」内にあるヴァンジ彫刻庭園美術館は4日、12月25日までの年内の営業で当面休館すると発表した。併設するクレマチスガーデンも休館し、美術館の大規模修繕に着手する。 併設のレストラン2店と、ミュージアムショップ「NOHARA BOOKS」、ブティッククレマチス、フラワーショップの計3店は同日で閉店する。 クレマチスの丘内の長泉町井上靖文学館とベルナール・ビュフェ美術館、同館併設のカフェ&ショップ「ツリーハウス」は営業を継続する。 ヴァンジ彫刻庭園美術館は2002年4月に開館し、イタリアの彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ氏の作品を中心に展示している。コロナ禍で
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グレーチング窃盗被害33件、267万円に 裾野署など捜査終結
静岡県東部4市町で相次いだグレーチング(金属製の格子状のふた)などの窃盗事件を捜査していた裾野、御殿場、沼津各署と県警特捜イーグル、県警捜査3課の合同捜査班は4日、窃盗容疑で逮捕した沼津市大岡、無職の男(50)が計33件の窃盗に関与したことを裏付け、捜査を終結したと発表した。被害総額は約267万円に上る。 合同捜査班によると、容疑者は2020年10月ごろから今年6月ごろまでの間、長泉町、沼津、裾野、御殿場各市で、道路脇の側溝に設置されたグレーチングや鉄板などを繰り返し盗んでいた。窃盗品は金属買い取り業者に転売し、生活費に充てていたという。
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乳幼児の新型コロナワクチン 長泉町、19日から集団接種
長泉町は19日から、生後6カ月から4歳までの乳幼児を対象とした新型コロナワクチン集団接種をウェルピアながいずみで行う。 接種券は対象の1894人に7日までに発送し、10日午前8時半から専用サイトまたは特設コールセンターで予約を受け付ける。 日程はA(19日、12月10日、2月4日)とB(12月3日と24日、2月18日)。ファイザー社製乳幼児用ワクチンを使う。個別接種の日程は調整中で、今後ホームページで広報する。 問い合わせは町健康増進課<電055(986)8769>へ。
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広島派遣の中2生「被爆、実感持って伝えたい」 長泉で研修報告会
長泉町は2日、平和学習のために広島市へ派遣した町内2中学の2年生による研修報告会を町役場で開き、池田修町長らに感想を発表した。 研修は町が「非核平和都市宣言」をした翌年の2007年から毎夏実施していたが、コロナ禍で20年度から中断し、昨年度はオンラインで開催した。今年は10月8、9の2日間、広島平和記念資料館を訪れたり、被爆者から講話を受けたりして戦争の悲惨さや平和の尊さを学んだ。 山本瑠夏さん(長泉中)と黒木桜子さん(長泉北中)が感想文を読み上げ、一人一人考えを述べた。関戸晴紀さん(長泉中)は「広島の被爆が非現実的に思えたが、今のウクライナのような現実もある。実感を持って周りの人に学ん
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子どもの居場所 作り方考える 長泉でセミナー
長泉町社会福祉協議会はこのほど、子どもが安心して過ごせる生活環境と地域づくりを考える「子どもの居場所作り 立ち上げ講座」を町福祉会館で開いた。 同町の在住者や勤労者約50人が参加。県立大経営情報学部の木村綾講師が登壇し、遊んでいる子どもの声への苦情や集団での遊びが減少していることから、心理的側面も含めた安心できる居場所作りが求められていることを伝えた。 「どうすれば子どもたちにとって心地よい居場所を作れるか」をテーマにグループワークも実施。「高齢者などの大人とも話せるような場所を作る」「子どもたちが参加しやすいように遊び場の名前を変えてみる」など、参加者が実体験を基にアイデアを発表した。
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23年春の静岡県議選 小松氏出馬へ 沼津市選挙区
飲食店運営会社員の小松広克氏(56)=沼津市旭町=は1日、来春の県議選に同市選挙区(定数3)から日本維新の会公認で立候補すると表明した。 小松氏は取材に「行政の動きを加速させ、今に合わせていく改革をしたい。県民、企業の意見をくみ取り、民間の力を行政に入れる仕組みをつくりたい」と述べた。 小松氏は長崎県出身で、城北埼玉高(埼玉県)卒。会社経営などを経て、長泉町の飲食店運営会社で事業開発部長を務めている。2018年にはJR沼津駅高架化の是非を問う住民投票実行委員長を担った。19年の沼津市議選に立候補し、落選した。
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物資保管や配送 長泉町と災害協定 静岡ロジスティクス
長泉町と物流、重機、倉庫サービス業の静岡ロジスティクス(同町)は31日、災害発生時の支援協力に関する協定を結んだ。 災害発生時や発生が予想される場合、町が管理する支援物資を同社が保管し、支援物資や防災用備蓄資機材を避難所などに配送することを確認した。同社所有のフォークリフトやラフテレーンクレーンなどの重機を提供する。 町役場で開いた締結式で、池田修町長は「災害時は膨大な救援物資が届き、保管場所や配送で混乱が生じる場合がある。支援は心強い」と謝意を述べた。溝口守人社長は「新設した倉庫もある。物流を担う地元企業として万が一の時は役立てれば」と話した。
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バス再編案を承認 長泉町公共交通協 1月23日から運行へ
長泉町地域公共交通協議会は31日、本年度3回目の協議会を町役場で開き、町内を巡回するコミュニティーバスの再編運行案を承認した。来年1月23日に運行を開始する。 町内北部から静岡医療センター(清水町)までを縦断する「南北線」は、平日6便、土曜・休日5便運行する。運賃は3キロまで150円(子ども80円)、以降200円(子ども100円)と距離に応じて2段階に設定した。中型乗り合いバスで、伊豆箱根バスと東海バスが運行する。 南一色広場を新設の出発地とし、町内を8の字で巡る「循環線」は、平日、土曜・休日ともに5便運行。運賃は一律150円(子ども80円)。小型乗り合いバスで富士急シティバスと伊豆箱根
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こども交流センター パルながいずみ 利用40万人達成
長泉町中土狩のこども交流センター「パルながいずみ」の利用者がこのほど、40万人を達成し、同センターで記念式典が開かれた。 式典当日は開館5周年を記念した子育てフェスティバルも開催し、シンガーソングあそびライターの小沢かづとさんが歌とダンスで節目を祝った。池田修町長は「コロナ禍の休館を挟み40万人達成が遅れてしまったが、多くの方に利用していただきありがたい」とあいさつした。 同センターは2017年4月に開館。18年1月に10万人、同11月に20万人、19年10月に30万人に達し、10月17日に40万人を迎えた。現在は新型コロナウイルス感染対策のため利用者を町内40組、町外10組に制限してい
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倒壊、火災への対応力磨く 長泉町自主防 大地震想定し図上訓練
長泉町自主防災会連合会(鈴木隆会長)は30日、防災力向上を目指す研修会を町防災センターで開いた。静岡県ふじのくに防災士の海野雅夫さんを講師に招き、各地区の自主防災会長ら36人が大規模地震発生時の図上訓練「イメージTEN」を体験した。 研修会と同時間帯に震度6強の地震が発生したとの想定で実施した。参加者は6グループに分かれて自主防の災害対策本部を設置し、地図を見ながら被災状況や住民の安否などを確認。家屋の倒壊や火災といった状況が時系列で提示される中、対応策を話し合い、必要な人材、資機材などを考えた。 原自主防災会の長谷川洋子会長は「さまざまな事案が相次ぎ、冷静な判断が求められる」と振り返
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秋の夕暮れ彩るサーカス 長泉・ヴァンジ美術館 庭園で上演
静岡県東部で活動するパフォーマンス集団「スケラボ」と現代サーカス集団「ながめくらしつ」は28日、現代サーカス作品「咲き、くり返す」を長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館の庭園で上演した。 ながめくらしつを主宰するジャグラーの目黒陽介さんが演出し、スケラボの川上大二郎代表がプロデュースした。ジュリアーノ・ヴァンジの彫刻やイラストレーターサノユカシさんの絵画が点在する庭園で、目黒さんら4人のパフォーマーがダンスやジャグリングなど約50分のパフォーマンスを展開。ピアニスト2人の演奏に合わせて、出演者と観客が庭園内を移動しながら、秋の夕暮れ時を詩情あふれる身体表現で彩った。29、30日も上演する。午後4
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長泉町「マイナカード登録を」 出張申請や出前講座を本格化
長泉町はマイナンバーカードの登録を促そうと、地元企業や量販店での出張申請や、高校での出前講座を本格化させている。 町によると、町の交付率は52・3%。このうち0~19歳は41・7%にとどまる(いずれも2日時点)。他市町より年少人口が多いことから、保護者の同伴なしで申請できる15歳以上の認知度を高めようと、知徳高で出前講座を12月に開き、希望者から申請を受け付ける。 企業向け出張申請も11月から本格化する。東レは10、15、17日に三島市と合同で実施し、協和キリン、長泉工業団地、長泉一色工業団地などでも今後予定している。 役場窓口は通常の第2土曜のほか、11月26日も臨時開庁する。12月
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複業人材、三島へ呼び込め 地元企業とマッチング/経営者お試し移住 長泉の会社、首都圏に本格攻勢
長泉町の合同会社うさぎ企画(森田創代表)が静岡県東部の企業や金融機関と連携し、東京通勤圏内の三島市で首都圏からの複業・移住促進の取り組みを本格化させている。複業を検討する都心の事業者と地元中小企業をつなぐほか、まずは短期滞在してもらう「お試し移住」も県の受託事業として開始した。いずれの活動も経営支援や地域活性化を目指す。 同社は経営課題の解決を目指す経済産業省関東経済産業局の事業「地域の人事部」に参画した三島信用金庫のアドバイザーとして関わる。地域の人事部では複業人材(副業・兼業)のほか、若者やシニア、女性、外国人ら多様な人材を地元企業につなぎ、伴走支援する。 事業を実施する全国6地域
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小学生、稲刈り丁寧に JAふじ伊豆長泉支部 鎌の使い方指導
JAふじ伊豆青壮年部なんすん地区本部長泉支部は24日、長泉町立長泉小と長泉北小の児童を対象に稲刈り教室を開いた。 6月に児童が植えた田んぼで実施した。長泉小5年生約150人は同町中土狩で、青壮年部員から「鎌を持つときは肩幅に足を広げて、親指を上に向けて持つように」「お米一粒一粒を大切に扱ってください」と指導を受けながら、一束ずつつかんで刈り取り丁寧に地面に並べた。 収穫米は各校30キロずつ持ち帰り、学校で活用する。
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「するがの極」食味良好 JAふじ伊豆 首長に新米PR
JAふじ伊豆(鈴木正三組合長)は24日、管内のうち4市町(沼津市、裾野市、長泉町、清水町)で手がけるブランド米「するがの極(きわみ)」の新米販売が13日に始まったのに合わせ、地元市町のトップを訪ねてアピールした。 「するがの極」は県の奨励品種「きぬむすめ」のうち、独自基準を満たした一等米。2017年から旧JAなんすんなどがブランド化を始めた。JAふじ伊豆によると、今年は天候不順に見舞われた時期もあったが、生産者の適切な管理で米のおいしさを評価する「食味値」の高い米が多く生産されたという。 24日は鈴木組合長が沼津市役所に頼重秀一市長を訪ね、新米を届けた。鈴木組合長は「今年はいい出来で、収
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園児が間伐作業見学「いいにおい」「ちくちくする」 長泉町
長泉町立桃沢幼稚園の園児18人はこのほど、同町桃沢で町有林の間伐を見学した。 愛鷹山森林組合員が、土砂の流出を防ぎ栄養豊富な森にするなど間伐の目的を説明した後、チェーンソーやロープを使ってヒノキを安全に伐採する様子を実演した。切り倒された木を触り、のこぎりで輪切りにする作業を体験した園児は「いいにおいがする」「ちくちくする」と手触りやにおいを楽しんだ。 町有林の有効活用と環境教育が目的。町は12月までに、町立の幼稚園と保育園、こども園の6園で年長児を対象に開催する。
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間伐材活用した箸、ふるさと納税で園児に贈ろう 長泉町
長泉町は今月、町有林の間伐材を活用した名前入りの箸を4歳児クラスの年中児に贈る本年度の「はじめてのマイ箸」プロジェクトを始めた。ふるさと納税を活用した「ガバメントクラウドファンディング」で、来年1月12日まで寄付金を募っている。 町有林のヒノキ間伐材の有効活用策として、箸を使い始める時期の4歳児に贈るプロジェクト。町の自然や森、物を大切にする心、食を楽しむ心の育成につなげる。 本年度の目標金額は100万円。寄付金を活用して今年11月から来年3月にヒノキを伐採し、箸を作る。窓口で配布する申込書やふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を通じて寄付を募る。 問い合わせは町企画財政課<電055
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東部の女子チーム熱戦 長泉でなでしこサッカー
静岡県東部の女子サッカーチームが出場する第11回「長泉なでしこサッカー大会」(長泉町サッカー協会、長泉ロータリークラブ、県サッカー協会東部支部共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、同町の竹原グラウンドで始まった。 初日は12歳以下の3チームがリーグ戦を繰り広げ、秋晴れの下、子どもたちが懸命にボールを追いかけた。長泉なでしこFC(同町)が優勝し、FC伊東(伊東市)が準優勝、マーレSS(同市)が3位だった。4チームが出場する一般の部は11月27日に開く。 大会は東日本大震災の復興支援や女子サッカー振興を目的に2011年に始まった。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催した。
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可搬式防犯カメラ 11月から運用開始 裾野署と長泉下長窪区
裾野署はこのほど、長泉町下長窪区と可搬式街頭防犯カメラの設置に関する協議書を締結した。下長窪公会堂など同区に5台設置し、11月1日から運用を開始する。 同公会堂で開かれた締結式で、下長窪区自治会長の杉山正さんと山下安則署長が協議書を取り交わした。 県内の声かけなどの事案や犯罪発生状況から同地区を選定した。同署の担当者は「自発的な防犯カメラ設置につながれば」と期待する。
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胃がん検診、定期的に 最新治療も説明 がんセンター講座第2回
がん医療を学ぶ県立静岡がんセンターの公開講座2022「知りたい!聞きたい!がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第2回講座が22日、オンラインで配信された。寺島雅典副院長が「胃がんに対する最新の外科治療」、センター研究所の浦上研一副所長が「遺伝子解析技術の進歩がもたらす新たな医療」をテーマにそれぞれ講演した。 寺島副院長は、胃がんは1950年代には国民病と言われ男女ともにがんの死亡率1位を占めていたが、検診の普及やピロリ菌感染率の減少により、現在は男性が2位、女性が5位にあると説明した。検診で見つかれば80%が治癒可能とし、定期的な受診を呼びかけた。患者への負担が少な
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インボイス制度 事業者相談に対応 三島信金が職員勉強会
三島信用金庫はこのほど、企業が税額を詳しく記載する経理書類「インボイス(適格請求書)」制度が来年10月から導入されるのを前に、職員を対象にした勉強会を長泉町の同信金本部で開いた。11月17日午後3時から事業者向けにオンラインセミナーも開く。 勉強会は取引先の相談に職員が答えられるようにするために企画し、三島税務署の職員2人が講師を務めた。仕入税額控除の適用を受ける場合は、インボイス発行登録業者からインボイスの交付を受ける必要があることなどを説明した。登録を悩む事業者には、国税庁のホームページに掲載されているチェックシートを活用するよう呼びかけた。 事業者向けセミナーは税理士らが講師を務め
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除草剤の大量購入 不審客対応を訓練 裾野署、JAふじ伊豆
安倍晋三元首相の銃撃事件や来年のG7広島サミット開催を受け、裾野署はこのほど、JAふじ伊豆と連携し、爆発物の原料になり得る除草剤の大量購入を想定した不審者対応訓練を、長泉町下土狩のながいずみ営農経済センターで行った。 警察庁が爆発物の原料になり得るとして、化学物質に指定している塩素酸ナトリウムの大量購入を求める客の来店を想定。職員が「一度にどれくらい買えますか」などの不審な電話を受けた後、警察に通報。実際に来店した後も声をかけ、身分証明書の提示を求めるなどした。 田代祐輝警備課長は「テロは身近になっている。目を背けたり変な動きをしたり不審な点がある場合は迷わず通報してほしい」と呼びかけた
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知徳高生 地域を探究 長泉町と連携 ファルマや子育て、観光
長泉町の知徳高普通科の2年生は21日、町と連携し、「地域について探究する」をテーマに地元の取り組みを学ぶ総合的な探究の授業に臨んだ。28日まで進学、未来探究、スポーツ健康、観光文化の各コースに分かれ、町職員らから防災や医療・健康などについて学ぶ。 進学コースの講座には、ファルマバレーセンターの稲葉大典事業推進部長が登壇。現場のニーズに応える医療機器開発の伴走支援や創薬研究開発の取り組み、センター内で産学官金が連携して生み出した開発品が暮らしに与える影響などを紹介した。 このほかのコースでは、町職員らから防災や子育ての現状を学ぶ講義、鮎壺の滝や割狐塚稲荷神社などの観光名所を巡るツアーを実施
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災害時に炊き出し 長泉町と協定 全国キッチンカー事業振興協
長泉町はこのほど、大規模災害発生時の対応力を強化するため、全国キッチンカー事業振興協会(清水町)と協定を締結した。 同協会には県東部地域を中心に20台以上が加入し、活動している。協定は、町内で地震や風水害などの自然災害が発生した際、避難所や、避難所開設が困難な地域での炊き出しを行うという内容。物資の配送や食材・物資の供給なども想定する。 同協会の鈴木貴会長が町防災センターを訪れ、池田修町長と協定書にサインした。池田町長は「被災者に作りたての温かい食事を提供できれば、避難所の不自由な環境下でも気分を和らげることができ、非常に心強い」と謝意を述べた。
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記者コラム「清流」 コロナ後の交流拠点 期待
長泉町はJR下土狩駅前に今月、空き店舗を改装したコワーキングスペースを開設した。まちづくりの担い手を発掘・育成する拠点に位置づけた町の委託事業。実は同町にはこれまでコワーキングがなく、内覧会に80人以上が訪れるなど、関心度は高い。 想定する利用者は学生、女性起業家、会社員。内覧会に訪れた女性起業家に話を聞くと「テレワークの作業場所を探していた」「夫の転勤で定住を決めたが、地域とつながる機会がない」といった声が上がった。確かにカフェでも仕事はできるが、新たに人と出会うことは難しい。 コワーキングは三島駅へのアクセスも良く、利用料は1日100円と使いやすそう。コロナ禍以降、失われていたリアル
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長泉で金融懇談会 地元機関と連携へ コワーキング視察も
長泉町商工会(白砂清一会長)と静岡財務事務所(清水宏一所長)はこのほど、同町の下土狩連合区会館で金融懇談会を開いた。地元金融機関、保険会社、商工会の担当者ら約20人が参加し、JR下土狩駅前に今月開設したコワーキングスペースも視察した。 スペースは町の受託で日の出企画(三島市)が運営。学生や女性起業家、会社員らを創業支援し、まちづくりの担い手育成や地域活性化拠点として活用する。同社の山田知弘代表は「金融機関、商工会と連携し創業支援や活性化につなげたい」と連携を呼びかけた。 懇談会では、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減った中小企業に実質無利子・無担保で融資する「ゼロゼロ融資」の終了間際
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外国人講師の研究 助成対象者を募集 企業経営研究所
企業経営研究所(長泉町)は11月30日まで、県内小中学校や高校で教育に携わる外国人などの活動を支援する「外国人・研修研究等助成事業」の交付対象者を募集している。 本県の産業経済や社会文化を知るための研究活動や、各市町で国際交流活動などをしている外国人に1件当たり最大50万円を助成する。在留資格で認められた内容で営利目的でないこと、活動が12カ月以内に終わることなどが条件。選考委員会の審査後、交付対象者を決定する。 申請書を同研究所のホームページでダウンロードし、勤務先の校長や所属長の推薦書などを添えて応募する。問い合わせは同研究所<電055(988)5020>へ。
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霊峰に新たな気付き 「わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力」展 ベルナール・ビュフェ美術館、12月18日まで開催
古今の芸術家にインスピレーションを与え続ける東海道の風景を紹介する企画展「わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力」が長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で開かれている。芸術の源泉としてあり続ける霊峰を芸術家14人がそれぞれの視点で捉えた約100点の作品は、見る人に新たな気付きをもたらす。出展作家の中から、県内を拠点に活動するデザイナーの池ケ谷知宏さん(静岡市清水区)、現代美術家の持塚三樹さん(藤枝市)に創作への思いを聞いた。 前向きな暗示かける装置 池ケ谷知宏さん(静岡市清水区) 「富士山神社」(2014年) 人生には「これをやりたい」「やったら面白いかもしれない」とひらめき、決断し、
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富士山の時代背景紹介 江川英龍、功績もたどる 長泉のベルナール・ビュフェ美術館 「わたしたちの東海道」トークイベント
長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は16日、12月18日まで開催中の特別展「わたしたちの東海道-富士山のある風景の魅力」のトークイベントを同館で開いた。伊豆の歴史を研究するNPO法人伊豆学研究会理事長の橋本敬之さんが「江戸から現代までつづく“わたしたちの東海道”」をテーマに講演し、約20人が聴講した。 橋本さんは、東海道五十三次の成り立ちや宿場町が担った役割のほか、幕末期の幕臣で伊豆韮山代官の江川英龍が描いた「富士山画賛」を紹介。「韮山反射炉建設に尽力した一方、絵や漢詩などをたしなむ文人でもあった」と説明した。 伊豆市出身の写真家上田彦次郎が昭和30年代、ガラス乾
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マイナンバー活用したタクシー利用助成 長泉町、高齢者の外出支援
長泉町は今月から、高齢者の外出を支援するため、マイナンバーカードを活用したタクシー運賃の一部助成事業による本運行を始めた。実証実験で対象だった町内在住の75歳以上に加え、運転免許証を返納した65歳以上も本運行から利用可能とした。 本年度の助成回数は25回(1日2回まで)。助成を利用する旨を伝えた上でタクシーを電話予約し、利用登録したマイナンバーカードを乗務員のスマートフォン端末にかざすと乗車できる。利用時間は午前7時~午後7時。乗車、降車場所のいずれかが町内の場合が対象。金額は登録者の乗合人数によって変わり、1人で乗る場合、600円を上限にメーター運賃の半額まで助成する。 実証実験は5月
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長泉の鈴木さん抽象画個展 静岡のボタニカ・アートスペース
長泉町の現代美術作家鈴木健司さん(55)の個展「皮膚と皺(しわ)と襞(ひだ)のような」が16日まで、静岡市葵区研屋町のボタニカ・アートスペースで開かれている。 近作を中心とした抽象画13点を展示。四角形や円形のキャンバスを重ねて表面にしわを作り、複数の技法で色を重ね塗りした作品が並ぶ。「言葉を手掛かりに抽象画に触れやすくする」(鈴木さん)ための長めのタイトルも特徴だ。 「目眩(めまい)がするような光景って、きっと忘れない。」は、縦横1メートル84センチの大型作品。アクリルや油性の塗料を用い、マスキングテープを使って線的要素を加えた。作品はその場の直感や感覚による「行為」を重ねて創作すると
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東部DI3期ぶりプラス 7~9月期、観光業の回復影響
企業経営研究所(長泉町)がこのほど発表した県東部にある企業の7~9月期業況判断指数(DI)はプラス1・4で、前期から4・6ポイント上昇した。夏の行楽期に新型コロナウイルスの行動制限がなかったことを受けて観光関連や小売業の業績が改善し、3四半期ぶりにプラスに転じた。 製造業の業況DIはマイナス4・8で1・0ポイントの上昇。パルプ・紙・紙加工品や食料品では、原材料費の高騰を受けて悪化する一方、物流の混乱が緩和した金属では改善がみられた。非製造業の業況DIは7・1ポイント上昇した。旅館・宿泊所、建設業はそれぞれ前期比20ポイント以上の大幅改善となった。 10~12月期の予想業況DIはプラス0・
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ペタンクや陸上カーリング 「遊び王国」親子ら楽しむ 沼津
沼津市青少年育成団体連絡協議会はこのほど、「子どもの遊び王国in沼津」を同市の愛鷹広域公園で開いた。3年ぶりの開催で、家族連れら7千人余りが昔遊びやレクリエーションスポーツ、ゲームを楽しんだ。 公園の多目的競技場と芝生広場に約30のブースが並び、来場者はペタンクやストラックアウト、工作などの遊びを体験した。陸上版カーリングの「カローリング」に挑戦した長泉町の河岸翼咲さん(6)は「円盤がまっすぐ進まなくて難しかった」と話した。
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裾野市活性化へ高まる期待 トヨタ未来都市の建築本体工事開始で 市、連携強化の方針
トヨタ自動車が計画する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」の建築本体工事が11月、裾野市で始まる。2024~25年の一部供用開始に向け、同市は最寄りのJR岩波駅周辺を再整備するとともに、ウーブンと連携して研究・開発部門などの企業誘致を強化する方針。人口減少に直面する市にとって、地域活性化の起爆剤として期待される。 ウーブンは20年末に閉鎖した自動車生産工場の跡地に建設する。地元不動産業者は「岩波駅周辺は人通りが減り、飲食店などが閉店した。ウーブンで駅利用者が増えれば、にぎわいが戻るのでは」と望む。 同年末に5万1216人だった同市の人口は減少の一途をたどり、今年9月には約30年ぶりに
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「福井利佐 生命の力を描く切り絵の世界」展 10月15日から静岡・駿府博物館
富士山の標高2500メートルの森林限界で風雪と闘うカラマツ、小さな体から力強さと美しさを見せる昆虫―。動植物の姿を生き生きと捉えた切り絵アーティスト福井利佐さん(静岡市出身)の「福井利佐 生命の力を描く切り絵の世界」展が15日、静岡市駿河区登呂の駿府博物館で開幕する。福井さんが手がけた福音館書店の「月刊 かがくのとも」2022年11月号「からまつ―ふじさんにもりをつくるき―」の原画を中心に63点を展示する。同書の文を執筆した植生・植物研究家で富士山自然誌研究会会長の菅原久夫さん(長泉町)が、カラマツの特徴と福井さんの切り絵の魅力を語った。 富士山にはカラマツが似合う からまつ―ふじさ
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220万円詐取容疑 裾野署、東京の男再逮捕
裾野署は11日、詐欺の疑いで東京都江戸川区上篠崎3丁目、無職の男(38)=詐欺容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は何者かと共謀して8月16日、何者かが息子や息子の会社関係者を名乗り、岐阜県羽島市の無職女性=当時(78)=宅に「息子さんが喉の不調で受診した」「財布と携帯を盗まれた。支払い予定の220万円を準備しなくてはいけない」とうその電話をかけ、その後、容疑者が女性の息子の会社関係者になりすまして現金220万円をだまし取った疑い。 容疑者は長泉町の80代女性から現金110万円、牧之原市の80代女性から160万円をそれぞれだまし取ったとして逮捕されていた。
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ちびっこ警察官が子ども見守りPR 裾野署
裾野署は11日、警察官の制服を着た幼稚園児と小学生の「ちびっこお巡りさん」5人や警察犬と共に「わんわんパトロール」を長泉小付近で行い、下校時の児童を見守った。 ちびっこお巡りさんは赤く光る誘導灯を手に、警察犬と一緒に巡回。下校途中の子どもは掲げられた防犯標語「いかのおすし」ののぼり旗を見て意識を高めた。中村佑馬生活安全課長は「下校時間に家の外に出るなど『ながらパトロール』という形で見守りしてもらえたら」と話した。
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ヤングケアラーの実態と課題学ぶ 長泉で講演会
長泉町はこのほど、大人に代わり子どもが家事や家族の世話をする「ヤングケアラー」について正しく理解し、支援につなげるための講演会を町役場で開いた。町職員や教員、民生・児童委員など53人が参加し、実態と課題を学んだ。 障害や病気を抱える人の兄弟姉妹をサポートする「静岡きょうだい会」の沖侑香里代表(32)が講師を務めた。沖代表はヤングケアラーの一般的な定義を示した上で、多様な背景や実態があることを紹介。高齢化や世帯人数の減少など社会の変化でヤングケアラーに注目が集まっていることや、家庭の事情として見過ごされてきたことなどを指摘した。 障害のある妹のケアをした元ヤングケアラーでもある沖代表は自身
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長泉の保育施設、DXを本格導入 利用申請や登園管理
長泉町は、保護者の利便性向上と職員の業務効率化につなげるため、町立の保育施設でDX導入を本格化させている。10月からは保育所、認定こども園、小規模保育事業所への利用申し込みの電子申請を開始した。 町によると保育所の利用申請は役場内でもっとも複雑な手続きの一つ。これまでは平日の開庁時間に特設した窓口での受け付けに1人あたり10~15分かかっていた。電子申請により受付時間の短縮や24時間申請を実現し、申請情報を統計化してデータ活用できる利点があるという。紙面申請も引き続き可能で、紙面を読み取って自動入力するシステムを2021年度から試験的に導入している。 このほか、今年9月から登降園管理の支
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赤ちゃんへの思い、詩集に 流産/子育てに奮闘/孫への愛情…静岡県東部で配布
静岡県東部の母親らが赤ちゃんへ贈るメッセージをつづった詩集「トツキトウカSHIZUOKA EAST2022」が完成し、制作に取り組んだ実行委員会メンバーが4日、配送作業を長泉町内で行った。2万部を発行し、「十月(トツキ)十日(トウカ)」にちなみ10日以降、県東部の各市町で母子手帳交付時などに配布する。 全30ページの詩集に妊婦や子育て中の親、祖父母らの作品20編を掲載した。流産の経験や子育てに奮闘しながら幸せを感じる様子、孫への愛情などをつづった作品が並ぶ。寄せられた115編の中から、委員の投票で選出した。地域になじみのない妊婦らの参考になるよう助産院や子育て支援団体の情報も盛り込んだ。
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「パルながいずみ」開館5周年 記念ソングできたよ 親子連れに初披露
開館5周年を迎えた長泉町のこども交流センター「パルながいずみ」でこのほど、子育て情報の発信や交流を目的とした子育てフェスティバルが始まった。初日のオープニングイベントでは、周年記念ソング「パルるんマーチ♪」を親子連れ30組に初披露した。 楽曲の作詞・作曲・振り付けは町内の子育て団体「くいしんぼ~ん♪」が手掛けた。施設をイメージした歌詞と、親子で一緒に楽しめる振り付けを考案した。楽曲は町のユーチューブで発信する。 このほか、同町在住の加藤学さんの寄付を資金に購入した人気遊具「サイバーホイール」もお披露目され、施設内に設置した。今後のイベントは町のウェブサイトなどで掲載している。 (東部総
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子宮頸部 予防の重要性を強調【詳しく理解がん治療 静岡がんセンター公開講座㊦】
子宮の入り口にできる子宮頸(けい)がんは「最も予防しやすいがん」とされるが、20~30代の若い世代を中心に増加傾向にある。日本の検診受診率は約40%で、多くの先進国が70~80%の中、受診率の低さが長年大きな課題となっている。 国内の年間罹患(りかん)者数は約1万人、死者数は約3千人。子宮頸がんは、ほとんどが性交渉などによるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で起きる。HPVは生涯に女性の8割が感染し、このうちの一部が発症する。「発生原因が分かっているため、いかに予防するかが重要」-。県立静岡がんセンターの武隈宗孝婦人科医長はこう話す。一番の予防策は、症状が現れる前にがんを発見するスクリ
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長泉・木くず不法投棄 山林所有の男、否認 静岡地裁支部初公判
長泉町内の山林に造園や樹木の剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法投棄したとして廃棄物処理法違反の罪に問われた山林所有者の農業の男(75)=同町=の初公判が5日、静岡地裁沼津支部(谷本奈央裁判官)で開かれた。被告は「(造園会社と)共謀して投棄していない」と起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張した。 被告は罪状認否で「造園会社が枝葉や雑草などを私の土地に投棄することは認めていたが、廃棄物の有効利用のつもりだった。私自身が投棄したことはない」と主張した。 冒頭陳述で検察側は、同社が剪定枝を細断する手間や処分費用を節約するため、金銭を支払って被告の山林に投棄し続けたと指摘。同社からは処分費用と
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交通功労表彰の木下さん 長泉町長訪問
長泉町交通指導員会長の木下広行さん(75)は9月中旬、内閣府の「交通安全功労者個人の部」で表彰を受けた。町役場をこのほど訪ね、池田修町長に喜びを報告した。 木下さんは1984年から町の交通指導員として従事し、静岡県交通安全指導員会連合会の役員を歴任。通勤・通学時の街頭指導や児童・高齢者へ事故防止を呼びかけ、多大な貢献をしたとして評価された。 木下さんは「約40年、皆さんのおかげで交通指導員を勤めた。このような賞をいただきありがたい」とあいさつ。池田町長は「ボランティアとして長年取り組み、周りに慕われながら率いる姿勢を見させてもらっている。町民みんなの誇りにしたい」と話した。 本年度全国
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食道 生活習慣気をつけて【詳しく理解がん治療 静岡がんセンター公開講座㊥】
食道がんの罹患(りかん)者数は男性が女性の6倍と圧倒的に多く、60~70代に好発するとされる。男女合わせた死者数は、がん全体としてはあまり多くはないものの、食道は周囲に重要な臓器が存在するため進行がんの治療は難しいと専門医は語る。 国内の年間罹患者数は約2万5千人、死者数は約1万人。がん統計では、食道がん全体の5年生存率が41%で、同じ消化管の胃がんが66%、大腸がんが71%と比べると大幅に低い。初期段階は自覚症状がほとんどないため、飲食物がつかえるなど違和感を抱いて受診した時には、すでに進行している場合が多いという。 発見の遅れから、食道がんは診断時にリンパ節などに転移した状態で見つか
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災害ボランティア研修 実例から役割学ぶ 長泉
長泉町社会福祉協議会はこのほど、災害ボランティアセンターの運営研修を町福祉会館で初開催した。福祉や子育てボランティア団体、民生委員、企業、商工会などの約30人が、災害発生時の各団体の役割分担を話し合った。 被災者支援コーディネーターの鈴木まり子さんが、熱海市で発生した土石流災害の事例を基に、建物の洗浄や洗濯、居場所づくりなどボランティアの具体的な活動を紹介。災害時に起こりやすいトラブルとして、役場に提案が集中する「提案地獄」があるという。「提案と実行は常にセット。仲間を集めて自ら準備し、役場に相談して」と呼びかけた。 後半は6グループに分かれ、各参加者が災害時にできることを提案し、連携を
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頭頸部 幅広い年代で注意を【詳しく理解がん治療 静岡がんセンター公開講座㊤】
「頭頸部(とうけいぶ)がんはあまり聞き慣れないがん。近年は若年層でも発症し得るがんが増えているので幅広い世代に注意してほしい」。県立静岡がんセンターの向川卓志頭頸部外科部長は、頭頸部がんの正しい理解を呼びかける。 頭頸部がんは、脳より下から鎖骨までの範囲で、口やのど、甲状腺などにできるがんを総称する。舌がんや喉頭がんなど部位に生じた腫瘍によって名称がさらに細分化される。60~80代男性の発生が多く、原因は喫煙や過度の飲酒。日本頭頸部癌(がん)学会は禁煙や節酒を訴えている。 国内の年間罹患(りかん)者数は約2万8千人、死者数は約9千人。中高年男性に多いとされるが、舌がんや中咽頭がんは男女問
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ホームセンター 事後強盗の疑いで男逮捕 沼津署
沼津署は4日、事後強盗の疑いで長泉町下土狩、会社員の男(58)を逮捕した。 逮捕容疑は5月14日正午ごろ、清水町のホームセンターでゴムひも1点(販売価格約400円)を盗み、店の女性保安員(35)から呼び止められた際に胸元をつかむなどした疑い。同署によると、容疑者は現場から立ち去ったが、防犯カメラの映像などにより特定したという。
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コロナ収束願い希望の灯り 長泉・下長窪 手作り竹灯籠300個並ぶ
長泉町下長窪区の有志は1日、新型コロナウイルスの収束を願って、城山神社前から下長窪公会堂までの歩道に竹灯籠を並べるイベント「希望の灯(あか)り-The Light of Hope」を開いた。 コロナ禍の影響でさまざまな行事が中止になり新しい生活様式への変化が求められる中、同地区の生涯学習委員が中心となって2020年から開催。色とりどりのLED照明を内蔵した手作りの竹灯籠約300個が幻想的に照らされ、訪れた近隣住民の目を楽しませた。
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キャッシュレス決済へ実証実験 長泉町役場窓口
長泉町は3日、役場窓口にキャッシュレス決済を導入する実証実験を始めた。証明書発行手数料や施設利用料などをPayPayまたはLINE Payで支払える。 本庁での対象は住民窓口、税務、地域防災、建設計画、くらし環境、上下水道の各課。このほか南部地区センター、コミュニティながいずみ内の生涯学習課、パルながいずみ、井上靖文学館で導入する。 町の住民意識調査で、PayPayの利用率が70%を超えていることから導入が決まった。領収書やレシートは発行されない。
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裾野市、シェアサイクル実験開始 公共交通網補う手段に
裾野市と加和太建設(三島市)は1日、電動アシスト機能付き自転車のシェアサービス実証実験を裾野市で始めた。同市は廃止や減便が進むバスなどの公共交通網を補う移動手段として、自転車をレンタル利用するシェアサイクルの本格導入を検討する。 貸し出しと返却の拠点になるサイクルステーションをJR裾野駅西口に開設した。アプリをダウンロードして同社が運営するハレノヒサイクルに会員登録すれば、利用できる。ステーションは三島市や沼津市、長泉町などにもあり、借りた場所以外に返却する乗り捨ても可能。 通勤や通学、観光、買い物のほか、三島・沼津方面への移動手段としての利用を想定する。 2023年3月まで実証実験を
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長泉・下土狩駅前に「コワーキング」 空き店舗改装、人財発掘・育成拠点に 10月3日オープン
長泉町は3日、JR下土狩駅前の空き店舗を改装したコワーキングスペースを開設する。利用者同士の交流を通してプロジェクトを立ち上げ、まちづくりを担う人財を発掘・育成する拠点として活用する。 公募で選ばれた移住定住、起業支援事業の日の出企画(三島市、山田知弘代表)が運営し、起業や施設でやりたいことについて相談を受け付ける。主要利用者は学生、女性起業家、会社員を想定。9月から日本大国際関係学部(同市)の学生が中心になって壁を塗装し、白を基調とした約65平方メートルの空間に仕上げた。 実証実験として来年3月までニーズを調査し、空間の使い方や事業を具体化させる。整備後の鮎壺公園で開くイベントの企画な
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夜間外出時に反射材着用を 裾野署など街頭広報
裾野署と交通安全協会裾野地区支部、長泉町はこのほど、同町のマックスバリュ長泉中土狩店で、高齢ドライバーを対象にした交通事故防止の街頭広報を行った。秋の全国交通安全運動の一環。 交通安全指導員や署員ら約10人が、高齢者の来店が多い同店の「すこやかカメさんデー」に合わせて実施した。横断歩道を渡る際の安全確認を呼び掛けるチラシや反射材などの啓発品約100点を来店者に手渡し、夕暮れ時や夜間外出時の反射材着用を呼び掛けた。飲酒状態を再現するVRゴーグルの体験会も開き、飲酒運転根絶を訴えた。
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こま回しやけん玉 昭和の遊びを体験 長泉でイベント
長泉ライオンズクラブ(後藤知彦会長)は1日、昭和の遊びを体験する子ども向けイベント「ライオンキッズデー」を長泉町のウェルピアながいずみ芝生広場公園で3年ぶりに開いた。 まちづくり団体「ナガプロ」、ボーイスカウト長泉第2団、社会人サッカーチーム「SS伊豆」などが協力し、こま回しやフラフープ、けん玉、割り箸鉄砲、キックターゲットなど11種類の遊び体験コーナーを設け、参加者には駄菓子を配った。ジュニアトランペット鼓隊による演奏や綱引き大会、献血なども行い、親子連れでにぎわった。
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長泉町の公共施設3カ所 Wi-Fi導入
長泉町は1日から、無料で利用できるWi-Fiを町内の公共施設3施設に導入する。 導入するのは、ウェルピアながいずみ、コミュニティながいずみ、南部地区センターの貸館部分。設定画面で所定のパスワードを入力すると、開館時間内は継続的に利用できる。 問い合わせは町企画財政課<電055(989)5504>へ。
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井上靖が描いた歴史 北条・徳川ゆかりの人物に焦点 長泉の文学館、2023年3月まで展示
長泉町の井上靖文学館は来年3月14日まで、企画展「歴史へのとびら-北条・徳川ゆかりの人々」を開いている。大河ドラマにちなみ、北条・徳川ゆかりの人々を中心に、井上靖(1907~91年)が描いた歴史小説8作品の魅力を発信している。 放送中の「鎌倉殿の13人」からは、木曽義仲と巴御前の物語「兵鼓」や、後白河法皇を側近の視点で描いた「後白河院」を紹介。来年放送の「どうする家康」に関連した「信康自刃」、2007年放送ドラマの原作「風林火山」なども展示している。登場人物の関係や疑問点をまとめた年譜やノートも並び、執筆中の頭の中をのぞき見ることができる。 学芸員の徳山加陽さんによると、井上は歴史小説
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車内に乾燥大麻 取締法違反容疑で男逮捕 裾野署
裾野署は29日、大麻取締法違反の疑いで裾野市伊豆島田、無職の男(41)を逮捕した。 逮捕容疑は7月15日、長泉町内で乾燥大麻約9グラムを車内に所持していた疑い。同署によると、菅沼容疑者が関係する交通事故で発覚した。
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油彩美術家協会 会員の多彩な力作 長泉で作品展
静岡県油彩美術家協会東部支部の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が10月2日まで、長泉町下土狩のコミュニティながいずみで開かれている。 県東部の小学生から90代までの会員と一般の合わせて99人が1点ずつ出品した。ヨーロッパなど旅先や地元の風景や静物画、ロシアの侵攻を受けるウクライナの国花であるヒマワリを抱き、涙を浮かべる少女を描いた力作など多様な題材の作品が並ぶ。 同協会の今井利男副会長(79)は「展示を通して技術を高めたり親睦を深めたりするきっかけにしたい」と話した。
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沼津・長泉 周遊バス実験 富士急10月から 観光促進、事業化見極め
富士急シティバス(沼津市)は商業施設や観光施設が並ぶ沼津・長泉北部地域の周遊観光の促進に乗り出す。主要施設を往来する無料シャトルバスを平日限定で10月から実証運行して周遊性の向上を図るほか、将来的な事業化へ利用状況などを見極める。 2ルートを設定し、発着地はいずれもJR沼津駅北口(3番線)。同市の新東名高速道駿河湾沼津サービスエリア(SA)を経由して、ららぽーと沼津を結ぶルート(同駅とららぽーと沼津間は既存路線、運行は10月3日~来年2月10日)と、ヴァンジ彫刻庭園美術館やベルナール・ビュフェ美術館があるクレマチスの丘(長泉町)との間を往復する行程(10月17日~11月29日の月、火、金曜
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大舞台の結果報告「全力出せた」 長泉中、長泉北中生
中学校総合体育大会の全国大会や東海大会に出場した長泉町内の中学生がこのほど、町役場に池田修町長を訪ねて結果を報告した。 訪問したのは、長泉中から全国大会に出場した新体操部、東海大会に出場したソフトボール部、陸上競技部の富田絢華さんと岡部璃星さん、水泳部の諏訪部大我さん、女子卓球部の山本胡桃さんの計31人。長泉北中から全国大会に出場したソフトボール部と柔道女子40キロ級の谷口礼乃さん、東海大会に出場した男子ソフトテニス部、女子バレーボール部の39人。 長泉中新体操部の大村莉李歌部長は「全国大会に初出場して緊張と不安があったが、みんなで支え合い全力を出し切ることができた。新体操でも人としても
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殺人未遂疑い 裾野署、夫を逮捕
裾野署は25日、殺人未遂の疑いで長泉町中土狩、自営業の男(42)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前4時ごろ、自宅で会社員の妻(29)の首を絞めて殺害しようとした疑い。同署によると、妻は軽傷とみられる。容疑者と妻は2人暮らしという。
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税の種類、役割は 長泉小で教室
沼津駿東地区租税教育推進協議会は22日、長泉町立長泉小の6年生を対象にした租税教室を同校で開いた。沼津間税会の会員が講師を務め、児童約160人に税の種類や役割を伝えた。 6年2組の授業では、臼幸産業(小山町)の臼井康晴社長が講師となり、クイズ形式で消費税や自動車税、所得税などさまざまな種類の税金があることを説明した。 児童は税金の役割について解説するアニメも視聴し、道路や公園といった公共施設の整備や消防、警察活動などに使われていることを学んだ。山口剛虎君(11)は「税金を納めるのは嫌だと思っていたけど、必要なものだとわかった。しっかり納めたい」と話した。
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アート思考 中高生、自分と向き合う 長泉・ヴァンジ美術館
三島青年会議所は23日、探究的な見方や考え方を育むワークショップ「アートが教えてくれる『自分らしい答え』の見つけ方」(静岡新聞社・静岡放送後援)を長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館で開いた。地元の中高生43人が作品を鑑賞したり工作したりして、自分自身と向き合いアート思考を体験した。 「13歳からのアート思考」の著者末永幸歩さん(35)が講師を務めた。末永さんはアート思考を、自分なりの見方で世界を見つめ、自分だけの答えを作ることで新たな問いを生みだすことだと紹介。アンリ・マティスの作品も例に出して解説した。 生徒らは美術館の中から1作品を選び、1時間かけて鑑賞。作品について意識的に否定してみ
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オミクロン株対応ワクチン 長泉町、10月1日から
長泉町は22日、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチンを10月1日から接種開始すると発表した。 個別接種は1日から、町内8医療機関で実施し、ファイザー社製を使用する。集団接種は3日からウェルピアながいずみで始まり、モデルナ社製で実施する。 予約は専用サイト、コールセンターで受け付ける。65歳以上で8月9日までに4回目接種をした人には、集団接種の日時を割り当てた通知はがきを発送する。日時や個別接種への変更は専用サイトとコールセンターへ。 5~11歳の3回目接種も、個別接種を10月14日から、集団接種は同月15、16の両日に実施する。いずれもファイザー社製ワクチン。接種券は9月末に発
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16議案可決、認定 長泉町議会が閉会
長泉町議会9月定例会は22日、最終本会議を開き、新型コロナウイルスワクチンの追加接種にかかる経費を盛り込んだ2022年度一般会計補正予算案や21年度一般会計決算認定案など16議案を原案通り可決、認定して閉会した。 補正予算は1億4600万円を追加した。新たに努力義務の対象になった5~11歳への3回目接種などに充てる。マイナンバーカードによるコンビニ交付サービスでの各種証明書発行事務手数料を減額する条例改正案なども可決した。
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静岡県 5団体選出、手法確立目指す 「関係人口」創出へ モデル事業本格化
地域外で暮らしながら地域と関わりを持つ「関係人口」の創出を目指し、県が公募したモデル事業が9月から県内各地で本格化する。県内5団体の事業を採択し、新型コロナウイルス禍で急増したシェアスペースの利用者と地域の人たちとをつなぐ取り組みを展開する。ビジネス、アートなど多彩なプログラムを用意し、関係を深める機会に役立てる。 関係人口は、観光客などの「交流人口」と「定住人口」の中間にある概念。県総合計画では2020年度時点で推計約1万人の関係人口を25年度に2万人にする目標を設けた。 県はモデル事業を通して、地域の活性化や課題解決に取り組む人材の創出を狙い、戦略的に関係人口を獲得する手法の確立を目
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160万円詐取容疑 東京の男を再逮捕 裾野署
裾野署は21日、詐欺の疑いで東京都江戸川区上篠崎3丁目、無職の男(37)=詐欺容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は何者かと共謀して8月23日、何者かが息子や息子の会社関係者を名乗り、牧之原市の無職女性(82)宅に「咽頭がんの疑いがある」「財布と携帯を置き忘れた。会社のキャッシュカードが入っていて今日中に1710万円支払わなければいけない」とうその電話をかけ、その後、容疑者が女性の息子の会社関係者になりすまして現金160万円を詐取した疑い。容疑者は長泉町の80代無職女性から現金をだまし取ったとして今月1日に逮捕された。
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子供と障害者の支援活動に助成 三信福祉協会
三島信用金庫が設立した三信福祉協会(長泉町)は、経済的に困難な状況にある子供や障害者の教育と療育、養育、生活支援活動に助成金を支給する。10月31日まで、助成先を募集している。 県東部で活動する個人と団体を対象に、20万円を上限に助成する。同信金のホームページからダウンロードできる所定用紙に必要事項を書き、同信金の本支店窓口に提出する。2021年度は48個人・団体に支給した。前年度からの継続助成も可能。 問い合わせは同信金総務部<電055(973)5564>へ。
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愛犬も熱中症対策万全 静岡県内で病院受診減少、飼い主の意識向上
近年、熱中症になる犬が減っている。静岡県内の獣医師らによると、空調や水分補給に気を配るなど飼い主の意識が変わり、動物病院を訪れるケースが少なくなっているという。県内のペットショップでも対策グッズの売り上げが好調。県内の獣医師は「9月も暑い日が続く。残暑を迎えても要注意」と強調する。 「6月中旬からずっとエアコンを入れている」。9月上旬の夕方、沼津市内で犬の散歩をしていた飲食店店員の田中美絵さん(44)は空調のほかにも、散歩の時間を短くしたり、途中で水を飲ませたりと対策に力を入れる。同市の理容師中村英仁さん(69)は新たにミストファンを購入したといい、「(今年は)ばてずに元気」と愛犬の様子を
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昭和の遊び体験 長泉で10月1日イベント
長泉ライオンズクラブは10月1日、昭和の遊びを体験する子ども向けイベント「第7回ライオンキッズデー」を長泉町のウェルピアながいずみ芝生広場公園で開く。 住民有志でつくる「ナガプロ」、ボーイスカウト長泉第2団、社会人サッカーチーム「SS伊豆」の協力を得て、こま回しやフラフープ、けん玉、割り箸鉄砲、キックターゲットなど10種類の昭和の遊びを体験できる。午前9時半~午後0時半。 施設入り口では献血(午前9時~午後0時45分、同2時~3時半)も行う。協力者に卵パックを進呈する。
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米山梅吉しのぶ ロータリークラブ創設者 長泉で秋季例祭
日本のロータリークラブ(RC)創設者で実業家の米山梅吉を顕彰する米山梅吉記念館(長泉町)は17日、秋季例祭を同館で開いた。県内外から会員約80人が集まり、梅吉の遺徳をしのんだ。 同館の松村友吉理事長は「記念館に多くの人が来館してもらえるよう、一般の人にも遺徳を広く伝えたい」とあいさつした。 下田市了仙寺の松井大英住職が「日本の異文化 鎖国から開国へ」をテーマに記念講演を行った。松井住職は、日米下田条約の舞台となった同寺の歴史を紹介。当時の日本人が描いた世界地図や黒船来航の様子を捉えた史料を示しながら、開国前後の文化や時代背景を説明した。 (東部総局・水野紗希)
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記者コラム「清流」 共に生きる
長泉町で開かれたダウン症の書家金沢翔子さんと母泰子さんの講演会。開演間際、会場に泰子さんの欠席が伝えられた。全国を巡る親子だが、翔子さん一人が舞台に立つのはこの日が初めてだった。 体調不良の母親を気遣い、こらえきれず涙を流す翔子さん。このまま書道パフォーマンスを続けて良いのか-という迷いが見えた直後、泰子さんからの電話で励まされた翔子さんの表情は一変。呼吸を落ち着かせ「共に生きる」と堂々と書いて見せた。 静寂の中で繰り広げられた数分の出来事に、会場は感動の拍手に包まれた。来場者はみな同じ思いで、親子の絆を温かく見守っていただろう。東京パラリンピック開催から1年。目の前の「共生」の文字に、
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稲刈りに園児汗流す「おにぎり楽しみ」 長泉・桃沢幼稚園
長泉町元長窪の桃沢幼稚園の園児約60人はこのほど、長窪地域の資源保全に取り組む住民による「ながくぼの会」の協力を得て、稲作収穫体験に臨んだ。 同会が整備した600平方メートルの遊休農地で、園児自身が苗を植えた稲の収穫に取り組んだ。保護者のサポートを受けて鎌を持ち、黄色く実った稲を刈り取った。収穫したコメは後日、おにぎりにして食べる予定。 大川楓華ちゃん(年長)は「取れたときすっきりした。おにぎりパーティーが楽しみ」と話し、田中大樹くん(同)は「切ったところがネギみたいだった」と笑顔を見せた。 (東部総局・菊地真生)
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新会長に藤吉氏 ソロプチミスト駿河
国際ソロプチミスト駿河はこのほど、第45期理事会メンバーを決めた。新会長には藤吉智子氏(函南町)が選ばれた。 このほかのメンバーは次の通り。 副会長 服部鈴子(裾野市)▽セクレタリー 高田千恵子(長泉町)▽C・セクレタリー 平野安子(裾野市)▽トレジャラー 真田美和(裾野市)▽一年理事 野木明美(三島市)▽二年理事 舟橋智子(三島市)▽デレゲート 平野安子、金子哲子(沼津市)
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長泉ヴァンジ彫刻庭園美術館 20周年記念コンセプト本発売
長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館は9月、開館20周年を記念したコンセプトブック=写真=を刊行した。庭、美術、教育、歴史の4テーマで開館以降の歩みと現在の取り組みをまとめている。 イタリアの彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの彫刻や、同館が企画展を開催した現代作家による滞在制作作品などを、写真を多用して紹介している。教育分野や視覚障害者に向けた取り組みのほか、開館当初から庭を管理するガーデナー阿部さくらさんの寄稿、庭の顧問を務める園芸研究家金子明人さんによるクレマチスの品種解説も盛り込み、花好きも楽しめる一冊に仕上げた。 学芸員の村内みれいさんは「美術館の特性や場所の価値が立ち現れたガイドブックに
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裾野市 ファルマバレーに職員1人派遣
裾野市は10月1日から、公益財団法人ふじのくに医療城下町推進機構ファルマバレーセンター(長泉町)に職員1人を派遣する。 県民の健康増進と健康関連産業の振興を目指し、県が推進するファルマバレープロジェクトとの連携を強化する。派遣期間は2024年3月まで。
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パパに料理アドバイス 長泉 クックパッド社員が教室
長泉町は11日、料理レシピサイト「クックパッド」社員による家庭料理教室「俺たちの定番メシ! パパごはんクッキング」を同町のウェルピアながいずみで開いた。町内在住、在勤の父親8人が調理のこつを実践的に学んだ。 5月に著書「時間があっても、ごはん作りはしんどい」を出版したクックパッド初代編集長小竹貴子さんが講師を務めた。特産のあしたか牛や野菜など地元食材をふんだんに使用し、牛丼、チンジャオロースー、野菜スープの調理に挑戦した。 小竹さんは「中華は肉をじっくり炒めて水分を飛ばしてから、サッと野菜を入れるのが基本」「中火、強火などの温度管理は食材と鍋の接地面を意識して」などとアドバイス。他のレシ
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コンビニ交付の手数料を減額へ 長泉町、議案提出
長泉町は8日、町議会9月定例会に、マイナンバーカードを利用したコンビニ交付サービスでの各種証明書発行事務手数料を減額するため、事務手数料条例の改正案を追加提出した。 2022年度末までに全国民のマイナンバーカード取得を促す国の方針を受けた対応。マイナンバーカードを利用して町内のコンビニで発行できる印鑑証明、住民票の写し、租税公課に関する証明の発行手数料を、現行300円から200円に引き下げるために条例を一部改正する。 可決されれば11月1日の施行を予定している。
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福祉車両貸し出し 長泉町、レンタカーを検討
長泉町は7日の町議会9月定例会で、民間のレンタカー会社と連携して、車いすを搭載できるスロープ付きの福祉車両の無償貸し出しを検討すると明らかにした。内田幸英議員(新風)の一般質問で、露木伸彦福祉保険課長が答えた。 今後、町社会福祉協議会と協議する。福祉車両の無償貸し出しは、近隣では三島、裾野両市と函南町の各社協が行っている。いずれの市町も寄贈を受けた福祉車両を貸し出しているが、長泉町は幅広い車種を選べるレンタカー業者の活用を想定。業者負担なしで、無償で利用者に貸し出す案を視野に入れる。 露木課長は「車両導入後の維持費や利用希望者の重複が課題。寄付車両とレンタルの活用を含め、社協と協議する」
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キャンドルに平和祈願 長泉・割狐塚稲荷神社
伊豆半島ジオパークのジオサイトに認定されている長泉町下土狩の割狐塚(わりこづか)稲荷神社でこのほど、境内にろうそく約2000本をともす「ながいずみキャンドルナイト」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。 ジオパークへの関心を高めようと3年ぶりの開催。地元の子どもが描いた絵で装飾したペットボトルのキャンドルを点灯し、幻想的に彩った。ウクライナの平和を祈願して、国旗の黄色と青に光るろうそくも登場した。ながいずみ観光交流協会のジオガイドツアーや地元音楽家のステージ、飲食店の出店も展開した。 (東部総局・菊地真生)
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県立静岡がんセンター 開設20年 患者や地域と歩み続ける
長泉町の県立静岡がんセンターが本年度、開設20年を迎えた。患者に尽くす世界一のがんセンターを目指す理念の下、本県のがん医療や県東部の医療健康産業をけん引し、「医療城下町」を完成させた。地域とともに歩みを進める中、センターが診療を開始した6日に合わせ、これまでの成果や果たしてきた役割に迫った。 がんゲノムDB 遺伝子解析1万人 新たな治療技術期待 県立静岡がんセンターによる日本人のがんゲノム情報を集めデータベース化する研究で、遺伝子を解析したがん患者が1万人に達した。日本人のがんの原因となる遺伝子変異の情報を詳しく調べることで、新しいがん診療や治療技術の開発につながると期待される。
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静岡県が「医療田園都市」構想 医療城下町を発展へ 静岡がんセンター20年
静岡県東部に県立静岡がんセンター(長泉町)の開設とともに医療健康産業の集積を図る県のファルマバレープロジェクトが始動して本年度で20年を迎えたのを機に、県が県東部を質の高い医療と住環境が整った「メディカルガーデンシティ」を目指す構想を進めていることが5日、分かった。住民ががん治療をはじめとした医療を安心して受けられる体制の下、自然豊かな環境で、仕事や生活を充実できるまちづくりを推進する。 同センターの山口建総長が5日までの取材で明らかにした。センターは2002年4月に同町に開設され、運営準備期間を経て9月に診療を始めた。その後、ファルマバレーセンター(PVC)や、研究所棟も整備され、高度な
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長泉に空き店舗活用拠点整備 働く世代と若者交流地 域課題解決へ
長泉町はJR下土狩駅前の空き店舗を活用し、働く世代と学生の交流促進、ビジネスマッチングや地域課題解決の拠点となるコワーキング施設の整備を進めている。地元学生らがワークショップを重ねて使い道を模索し、月末のオープンを目指している。 施設は同駅から約100メートルのビル2階で、約65平方メートル。公募で選定された移住定住、起業支援業の日の出企画(三島市、山田知弘代表)が運営を担う。利用想定は①学生②女性起業家③会社員。8月末の日本大国際関係学部の学生らによる初回を皮切りに、利用者層ごとにワークショップを開いてアイデアを出し合う。 参加者の意見を反映しやすくするため、DIYにも参加者自身が取り
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倒木で道路ふさぐ 長泉・元長窪の山中 人的被害なし
長泉町元長窪の山中で2日午前、倒木があり道路をふさいでいると通報があった。裾野署によると、人的被害や巻き込まれた車両はない。 斜面から約15メートルの長さの木が折れ、片側の車線に倒れた。電線に引っかかっているが、付近で停電は発生していないという。道路は町道で片側1車線。町が倒木処理を行っているため、通行止めとなっている。 現場は1日夜から雨が降り続いていた。
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息子などかたり 110万円詐取疑い 裾野署が男逮捕
裾野署は1日、詐欺の疑いで東京都江戸川区上篠崎3丁目、無職の男(37)を逮捕した。 逮捕容疑は何者かと共謀して8月1日、氏名不詳者が息子や病院の職員を名乗り、長泉町の80代無職女性宅に「病院の公衆電話に財布と携帯を忘れた」「財布に会社のキャッシュカードが入っていて、今日中に1千万円を支払わなければならない」などと電話でうそを言い、その後、容疑者が女性の息子の関係者になりすまして現金110万円を詐取した疑い。
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長泉町議会開会 19議案を上程
長泉町議会9月定例会が1日開会し、会期を22日までの22日間と決めた後、3億2394万円を追加する2022年度一般会計補正予算案や21年度決算認定など19件を上程した。 補正予算案の内訳は、物価高騰に伴う教育施設への給食費支援事業費、新型コロナウイルスのワクチン経費、インフルエンザの予防接種料など。 教育委員の任命など3件は同意した。
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ファルマバレー「3歩の住居」 超高齢社会対応、設計図作成に着手
ファルマバレーセンター(長泉町)は、超高齢社会での高齢者自立支援に向けた生活拠点整備を目指し、実際の住居を想定した設計図の作成に着手する。これまでセンター内のモデルルームで情報発信に努めていたが、将来の事業化に向けた作業に入る。31日までに国土交通省から本年度支援事業の採択を受けた。 モデルルーム「自立のための3歩の住まい」は昨年3月に開設。認知機能に問題のない要介護度2程度までの高齢者の利用を想定し、ベッドから浴室、トイレなどにそれぞれ3歩で移動できるように設計した。IT技術も取り入れ、健康寿命を過ぎた後の高齢者が自立して快適に暮らせる住居を提案している。 同室は全体が16畳とやや広い
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AYA世代応援“学習室” 静岡がんセンターが整備、治療と両立
AYA世代(思春期から若年成人)のがん患者のケアに力を入れる県立静岡がんセンター(長泉町)は、中高生や大学生の患者が集中して勉強などに取り組めるよう病棟内の談話室を近く改修する。年度内にも完了する見込み。センターでは年間50人ほどの若者(15~29歳)ががんと診断されていて学習環境などの整備を急ぐ。 談話室はAYA世代の若者が主に過ごす病棟6階の中央に位置する。患者と家族の面会などで使う約8平方メートルの共有スペースで、多目的室として整備する。勉強に集中できるよう防音工事を施したり、机やいすをそろえたりして学習に適した環境を整える。 改修は県東部の70代女性からの寄付の一部を活用して実施
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芝浦機械 不二精機製造所を吸収合併
芝浦機械は29日の取締役会で、100%子会社の不二精機製造所(長泉町)を吸収合併する方針を決めた。10月1日付。不二精機は解散する。 同社が手がける産業機械装置の製造販売は撤退。メンテナンスなど産業機械のサービスと、工作機械事業は芝浦機械の各カンパニーが引き継ぐ。従業員55人は芝浦機械に移籍するなどし、全員の雇用を維持するという。 不二精機は1941年の設立で、2006年に芝浦機械の完全子会社になった。長泉町にある本社や工場は当面、芝浦機械グループで使用するという。
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バス再編運行、23年1月開始 長泉町地域 公共交通協、運賃値上げ案も検討
長泉町は29日の地域公共交通協議会で、町内を巡回するコミュニティーバス再編後の運行を来年1月に開始すると報告した。現在の一律100円の料金体系を値上げする具体案も示した。 再編後は、南一色広場を新設の出発地とし、町内を8の字で巡る「循環線」と、町内北部から清水町の静岡医療センターまで縦断する「南北線」の2路線を予定している。燃料高に伴う公共交通機関の運賃値上げが相次ぐ中、同町は近隣市町の中で最もキロあたりの運賃が安いことなどから、改定を検討していた。 協議会には公共交通機関の関係者や専門家、住民ら約20人が参加。1乗車200円とする「均一料金制」と、四つの運行エリアに応じて100~300
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長泉の魅力を冊子に 新幹線通学生 23年発行へワークショップ
長泉町は27日、町の新幹線通学支援補助金事業を利用する大学生や専門学校生が取り組む「未来人事業」の一環で、同世代をターゲットにした公式マガジンを制作するワークショップをウェルピアながいずみで開講した。未来人12人がライターの中沢秀紀さんから指導を受け、撮影や取材、編集、校正までのプロセスを実践的に学ぶ。 冊子のターゲットは町内在住の10代後半から20代前半。初回は3班に分かれて編集会議を開き、テーマを「自然、住みやすさ、食」に決定した。取材先の候補を挙げ、「若者目線で知りたい町の情報を役場でインタビューしたい」「町民が知らないイベントを紹介したい」などとアイデアを出し合った。 講座は11
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令和の孫育て 祖父対象にこつ伝授 長泉で講座スタート
長泉町は27日、孫育てをモチベーションにした自分磨きと「おじいちゃん」の居場所づくりを目指す「長泉NGF講座」を、同町のパルながいずみで開講した。孫を持つ同町在住・在勤の男性7人が参加し、今の時代に見合った孫育てを学んだ。 医師で三島市の子育て団体「ママとね」代表の中島あきこさんが「令和時代の子育て・孫育てを学ぼう」と題し講演。共働きの親世代が6割以上を占める現状を紹介し、母親の代わりにだっこすること、スケジュール共有の重要性など最新の育児事情やコミュニケーションのこつを伝えた。叱らざるを得ない親の代わりにほめるのも祖父母の役割といい、「『いいね』をする感覚でほめる、第三者の前で孫をほめる
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広域避難所の開設手順など確認 長泉町、3年ぶり総合防災訓練
長泉町は28日、大規模地震に備えた総合防災訓練を3年ぶりに行った。震度6強や6弱の地震が発生した直後の初動対応や、コロナ禍での広域避難所開設の過程を確認した。 長泉北小での広域避難所開設訓練は感染防止対策のため、町民を招かず職員と消防団に参加を絞った。 訓練経験のある職員が、新人職員に設営の過程を伝えた。体育館に通常のテントと要配慮者用の屋根付きテントを設置。発熱者や濃厚接触者、親子連れ、要配慮者など5パターンを想定し、各テントに案内する受付のプロセスを実践した。下水道が止まった事態を念頭にマンホールトイレの設営も行った。 安否確認訓練は地区ごとに自主防災会主導で実施した。
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大地震に備え「避難訓練コンサート」 長泉町、初めて実施
長泉町文化センターベルフォーレは28日、吹奏楽コンサートの本番中の災害発生を想定した「避難訓練コンサート」を初開催した。出演者と来場者ら300人以上が参加した。 長泉中吹奏楽部とU-15伊豆中学生選抜吹奏楽団の演奏会で、2曲目の途中に駿河湾沖で震度5強の地震が発生したと想定。演奏を中断し、出演者も来場者もその場で頭を抱えて身を守った後、職員の誘導で全員がホール外に避難した。訓練終了後はコンサートを継続した。 演奏会後は町内で活動する団体「ママ防災塾MAMORUマムズ」が、在宅避難を想定した簡易トイレの作り方を伝えるワークショップを開いた。
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絵画の登場人物 飛び出した ピエロやカルメンに扮しパフォーマンス 長泉町・ビュフェ美術館
長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は28日まで、パフォーマンス集団「スケラボ」と連携し、ビュフェ作品の登場人物に扮(ふん)したパフォーマーとともに展示品を鑑賞する「彷徨(さまよ)う絵画たち」を開いている。アーツカウンシルしずおか支援事業の一環。 来場者は閉館後、学芸員の雨宮千嘉さんの解説を聞きながら、「線の画家」展を鑑賞。丸本すぱじろうさん、ミュータンさん、わっしょいゆ~たさんがピエロや「カルメン」を演じた。会場を巡りながら絵画の構図をまね、解説に呼応した動きを披露した。 同館展示室でのパフォーマンスイベントは初。企画したスケラボの川上大二郎さんは上演後、「初めてビュフェ作品を見たときに
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記者コラム「清流」 読書感想文という「苦行」
夏も終わりが近づき、小学生の頃の読書感想文を思い出す。課題図書を読み通して考えを整理し、原稿用紙3枚に清書する作業は子どもにとっては重労働。母の全面的サポートの下、絞り出した感想を半泣きで書き上げた「苦行」の記憶が鮮明によみがえる。 長泉町井上靖文学館は昨夏から感想文の書き方講座を開講している。「書き方を知らないまま取り組んで本が嫌いになる子を減らしたい」と学芸員の徳山加陽さん。対話しながら要素を抽出し、順番を整理してから書き始めた子どもたちは、迷いなく筆を進めていく。あの頃、講座があれば苦しまずに済んだのに-。 読書感想文はなくなったが、大人になった今はコラムに四苦八苦している。「私の
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長泉町 企業誘致へ新たな支援制度 埋蔵文化財調査費など補助
長泉町の池田修町長は26日の定例記者会見で、企業誘致へ新たな支援制度を創設すると発表した。町が誘致を進める新東名高速道の長泉沼津インターチェンジ(IC)や県立静岡がんセンター周辺は文化財が出土しやすい土地で、埋蔵文化財の発掘調査費などを補助する。 既存の「地域産業立地事業費補助金」の対象企業に上乗せする。埋蔵文化財の本調査費を補助する制度は県内初という。このほか従業員数や年齢(40歳未満)、土地と建物の固定資産税相当額に応じた補助制度も新設する。予算規模は今後詰める。 町はがんセンターや長泉沼津IC近くの工業団地周辺への企業誘致を進めている。ただ、市街化調整区域、農業振興地域内の農用地な
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9月議会1日から 長泉町、22日間予定
長泉町議会は26日の議会運営委員会で、9月定例会を9月1日から22日までの22日間とすることを決めた。2022年度一般会計補正予算案など19議案を審議する。一般質問は6~8日で、8人が登壇する。
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16日発生のクラスター収束 県立静岡がんセンター
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は、16日に発生したクラスター(感染者集団)が収束したと発表した。16~17日に同じ病棟の入院患者とその家族、職員計12人が感染した。当該病棟の入院受け入れは段階的に再開している。
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クックパッド社員 パパ向け料理教室 9月11日、長泉
長泉町は9月11日、町内在住・在勤の父親を対象に、料理レシピサイト「クックパッド」社員による家庭料理教室「俺たちの定番メシ! パパごはんクッキング」をウェルピアながいずみで開く。 5月に著書「時間があっても、ごはん作りはしんどい」を出版したクックパッド初代編集長小竹貴子さんが講師を務める。地元食材をふんだんに使用し、あしたか牛の牛丼、チンジャオロースー、野菜スープの作り方を学ぶ。 午前10時~午後1時。定員8人。参加無料。9月5日までにパルながいずみの窓口または電話で申し込む。問い合わせはパル<電055(988)1086>へ。
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健康産業に光技術 フォトンバレーセンター、長泉で人材育成講座
浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター(浜松市中区)はこのほど、健康関連産業の技術課題と光・電子技術をマッチングする人材育成を目的にした講座「富士山麓ひかり塾」を長泉町のファルマバレーセンターで開いた。県東部での開催は初めて。製薬など健康関連産業との接点が多い同センターの職員や、地元金融機関の職員ら18人が受講した。 入門編として、フォトンバレーセンターの神谷真好さんと高木喜世志さんが講師を務めた。光や電子技術がさまざまな分野で活用されている現状を紹介。医療や製薬分野では特に、分析機器でさまざまな波長の光を分ける「分光」の技術が応用されているとした。 受講者からは「非接触形
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窃盗の疑い 沼津の男再逮捕 裾野署など
裾野署などは22日、窃盗の疑いで沼津市大岡、無職の男(50)を再逮捕した。再逮捕容疑は2021年12月12日午後6時ごろ、同市足高の会社敷地内の側溝上に設置されたしま鋼板16枚(計5万6千円相当)を盗んだ疑い。同署によると、板は縦40センチ、横1メートル20センチで、防犯カメラの映像から容疑者が浮上した。容疑者は長泉町内でグレーチング(金属製の格子状のふた)を盗もうとしたとして、2日に窃盗未遂の疑いで逮捕されていた。転売目的だったとみられる。
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長泉ブランドの魅力紹介 学生がショート動画制作
長泉町と町商工会は21日、新幹線通学支援補助金事業を利用する大学生や専門学生が、長泉ブランドに認定された特産品のPR動画をつくる「未来人ワークショップ」を町防災センターで開いた。ブランド認定された後藤精肉店、洋菓子店「アニバーサリースイーツハピネス」、パン屋の「YUZUKA」「ブーランジェリーサデポン」の4事業者が協力した。 学生約30人が参加した。講師の栗田舞子さんから、撮影時の並べ方や色合い、テンポ感などのこつを教わった後、グループごとにコロッケや焼き菓子などの商品をスマートフォンで撮影した。 動画アプリを活用して同世代をターゲットにした30秒のショート動画を完成させ、事業者の前でプ
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長泉・割狐塚稲荷にろうそくともそう 8月27日にイベント
長泉町の住民有志は27日午後2~9時、伊豆半島ジオパークのジオサイトに認定されている同町下土狩の割狐塚稲荷神社で、境内にろうそくをともすイベント「ながいずみキャンドルナイト」を開く。 ジオパークへの関心を高めようと企画し、今年で5回目。地元の子どもが描いた絵による装飾が施されたろうそく約2千本を点灯する。ながいずみ観光交流協会のジオガイドツアーや地元音楽家のステージ、飲食店出店も展開する。
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ヴァンジ彫刻庭園美術館活用調査 静岡県、年度内に譲り受け判断
新型コロナウイルス禍の影響で経営難に陥り、静岡県への無償譲渡を要望しているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)について、県は同美術館の新たな活用コンセプトや運営方法の調査に乗り出す。民間委託で秋ごろをめどに調査結果をまとめ、市町負担の在り方や美術品の賃貸借関係解消などの課題も踏まえて、本年度内にも県が無償譲渡を受けるかどうかを判断する方針。 調査は、県東部に位置する他の博物館・美術館などの集客力や近年の観光動向、公立文化施設に求められる役割を分析した上で、同館の活用方法などの提案をまとめる。運営方式の在り方や、活用案の実現に向けた事業費や収支の試算も行う予定。県は本年度一般会計6月補正予算に調
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中小事業者にDXセミナー 長泉町と町商工会
長泉町と同町商工会は18日、情報技術(IT)の導入を検討する中小企業や小規模事業者を対象にした「デジタル化支援セミナー」を同町のベルフォーレで開講した。9月22日までの全4回開く。 講師を務めた中小企業IT経営センターの鬼沢健八代表理事は「デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、ITを使って会社を改革すること。まずはアナログ情報を電子化する局所的なデジタル化から始める」と促した。POSレジやキャッシュレス決済、勤怠管理システムの導入、ホームページの再構築などIT活用の事例を紹介した。 2回目以降はオンライン予約、ECサイトの構築などネットを活用した販売促進を紹介し、自社の経営課題解
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祖父の孫育て促進 長泉町が講座
長泉町は今月から、孫を持つ町内の男性をターゲットに「孫育て」を薦める施策に乗り出す。定年退職後の過ごし方に悩む男性が多い中、全5回の講座を開き、孫育てをモチベーションにした「おじいちゃん」の居場所づくりと自分磨きを促す。 講座は「ナガイズミグランドファーザー」の略称「長泉NGF講座」とした。初回は、三島市の子育て団体「ママとね」の中島あきこ代表が孫育ての現状とノウハウを講演する。2回目以降は、健康な身体作りを目指すストレッチ、料理レシピサービス「クックパッド」の家庭料理教室、自分に似合う色を知るパーソナルカラー講座、プロの写真家による撮影会を開催する。 参加無料。定員10人で先着順。会場
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沼津・足高の農道に防護柵を 金岡奨学会、沼津市に要望
愛鷹山麓の山林約62万平方メートルを所有する沼津市の金岡奨学会は16日、管理地内を通る同市足高の農道に防護柵を設置するよう市に要望した。農道は来訪者が増えている愛鷹山水神社(長泉町)につながり、通行量が増えているという。 後藤政美理事長ら役員が市役所を訪れ、頼重秀一市長に要望書を手渡した。後藤理事長は農道が傾斜地にあり、道幅も乗用車1台程度と狭いことから、脱輪事故や軽微な接触事故が起きていると説明。「登山やハイキングで県内外からの観光客が増えている。安全に通行できるよう対応をお願いしたい」と要請した。頼重市長は、農道は静岡森林管理署との協定で市が管理しているとし、「現場をまずは確認したい」
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造園業で不法投棄 会社と代表に罰金 沼津簡裁
沼津区検は17日までに、廃棄物処理法違反の罪で長泉町の造園会社と同社代表の男性(53)を略式起訴した。沼津簡裁は8日付で、同社と男性にそれぞれ罰金20万円の略式命令を出した。 略式命令などによると、男性は同社の業務に関し従業員と共謀の上、5月9、30日、雑草など約1・4立方メートル、剪定(せんてい)枝約166キロを、同町元長窪の山林に不法に投棄した。 静岡地検沼津支部は、同容疑で書類送検などされていた同社の従業員ら男性4人を、7月29日付で不起訴処分とした。理由は明らかにしてない。
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長泉の親子、楽しく交流 まちづくり講座参加者が企画
長泉町が開催したまちづくり講座の参加者は16日、子育て交流イベント「ながいずみキッズフェス! プレイベント」を同町のウェルピアながいずみで開いた。 町が費用の一部を支援する「にぎわい交流イベント支援事業補助金」を活用した初めての催し。町内小中学校の制服や体育着、子ども服、おもちゃのバザーを開き、手作り雑貨やパンなどを販売。リトミック教室やバルーンショーなど7団体も出店し、親子連れがのびのびと楽しんだ。 企画責任者の金井淳子さんは「来年3月はさらに充実したイベントを開催したい」と意気込んだ。 (東部総局・菊地真生)
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ヴァンジ美術館でアート思考学ぼう 9月23日
三島青年会議所は9月23日、県東部の中高生を対象に、探究的な見方や考え方を育むワークショップ「アートが教えてくれる『自分らしい答え』の見つけ方-わたしのまちの美術館でアート思考を体験しよう」を、長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館で開く。 講師は「13歳からのアート思考」の著者末永幸歩氏。館内の彫刻作品を鑑賞して考えたことを工作で表現し、ワークショップを通じて見方や答えを見いだし、新たな問いを生み出す「アート思考」の一連の思考プロセスを体験する。 午後1時~5時半。参加無料。定員は中学生、高校生各25人。先着順。同会議所の特設ウェブサイトから申し込む。問い合わせは同会議所<電055(971)1
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平和への思い新た 富士/裾野/長泉/小山/清水町で追悼式
終戦から77年となった15日、県東部の各地で戦没者を追悼する催しが開かれた。ロシアによるウクライナ侵攻が続き、台湾情勢が緊迫化する中、参列者はあらためて不戦を誓い、平和への思いを新たにした。 ■富士市 富士市のロゼシアターで営まれた戦没者追悼式は小長井義正市長ら約140人が出席。犠牲者3697人の霊を慰めた。遺族会の本多光雄副会長(85)は戦争で家族を失う悔しさをにじませ「戦争の愚かさ、平和の尊さをかみしめ、次の世代に語り継ぐ責務をみ霊の前で誓いたい」と慰霊の花をささげた。 (富士支局・宮城徹) ■裾野市 裾野市は新型コロナウイルスの感染防止対策で参列者を約40人に限定し、市民
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「子の力信じて」 ダウン症の書家・金沢さん、長泉で講演
ダウン症の書家金沢翔子さんと母の泰子さんの講演会がこのほど、長泉町下土狩の町文化センター・ベルフォーレで開かれた。泰子さんは体調不良により急きょ、リモートで参加した。講演では、1人暮らしを続ける翔子さんの様子を紹介。掃除や洗濯などの家事を毎日こなし、日用品をそろえる商店街では地元の人たちに慕われながら社会との関わりを築いていると説明した。泰子さんは「できないと思うのは親の幻想。彼らの力を信じ尊重しやらせてあげることが大切」と語った。 翔子さんは会場で揮毫(きごう)も披露した。スマートフォンの画面越しに泰子さんの激励を受け、落ち着いた様子で「共に生きる」と書き上げた。会場からは、力強い作品と
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JAふじ伊豆「きままに就農」 最初の研修生が始動 長泉
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)と管内4市町の新規就農支援事業「きままに就農」がこのほど、長泉町で始まった。最初の研修生になった三島市の碓井民子さん(47)が同町の用意した畑で、野菜作りに挑戦する。 碓井さんは地元生産者の指導を受けながら、約千平方メートルに植栽する。初日は機械を使って畑に畝を作ってニンジンの種を植え、カリフラワーやブロッコリーの苗作りを体験した。碓井さんは「家庭菜園が好きだったので応募した。将来的には休耕地を利用して循環型農業に挑戦したい」と抱負を話した。 きままに就農はJAと沼津、裾野、長泉、清水の4市町で分かれていた相談窓口をまとめ、ワンストップでの支援事業と
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抗原検査キット無料配布 長泉町、清水町 16日から40歳未満に
長泉、清水両町は12日、新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関の逼迫(ひっぱく)を避けるため、18歳以上40歳未満の軽症者を対象に、抗原検査キットの無料配布の受け付けを16日から開始すると発表した。 対象は両町とも同じで、発熱や風邪など軽度の症状を有する若年層のうち、検査キットで自ら検査できる▽基礎疾患がない▽妊娠していない▽陽性の場合、インターネットで「自己検査・療養受付センター」に登録できる―との条件を満たす町内在住の人。移動が困難な陽性者の負担軽減のため、宅配便を活用する。 長泉町は同日午前8時半から、町ホームページで24時間申請できる。午前10時半までに申請すると当日午後に、
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児童が一日図書館員 貸し出し業務体験も 長泉町
長泉町は11日、小学5、6年生を対象にした一日図書館員体験を町民図書館で開いた。7人が参加し、貸し出しや書架に戻す作業をして、多岐にわたる司書の仕事を学んだ。 生涯学習課が行う夏休み子ども体験講座の一環。図書館を身近に感じてもらおうと企画した。 子どもたちは、司書から図書館の本が「日本十進分類法」と呼ばれるルールに従って置かれていることや、利用者からの質問や相談を受ける「レファレンス」について説明を受けた。カウンターに立ち、貸し出し業務にも挑戦。返却期限を伝え、本の向きなどに注意して利用者に手渡した。閉架書庫の見学や書架へ本を戻す作業も行った。 図書館をよく利用する長泉小5年の井上優香
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交通安全の紙芝居 横断歩道注意促す 裾野署
裾野署は10日、夏休みの子どもたちへの交通安全教育として、「交通安全紙芝居」を長泉町と裾野市の公園で披露した。小学生向けに分かりやすく作り、事故に遭わないよう注意を促した。 題名は「3匹のヤギと交通安全」。署員と交通安全協会裾野地区支部の交通安全指導員が手作りし、主に横断歩道を渡る時の「止まる、右手を挙げる、車が来ないかよく見て渡る」と注意点を伝えた。 裾野南小2年の女児(7)は「横断歩道はこれからもっと気をつけようと思った」と話した。 午前は同町納米里のウェルピアながいずみ健康公園で、午後は同市石脇のせせらぎ児童公園で行った。遊んでいた園児や児童らに署員らが声を掛け、見てもらった。
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転職しない、ちょうどいい移住 長泉町の交通広告に優秀賞
長泉町が2月に、東京のJR新橋駅改札内に掲出した広告「転職しない、ちょうどいい移住しませんか?」がこのほど、ジェイアール東日本企画主催の「交通広告グランプリ2022駅メディア部門」で優秀作品賞を受賞した。7月末、都内で授賞式が行われた。 広告はコロナ禍以降、首都圏から地方へのテレワークや二拠点居住の流れが加速する中、町の認知度向上や関係人口の創出、拡大を図るために実施した。「街の住みここちランキング2021」(大東建託調べ)で県内1位を獲得したこと、JR品川駅まで37分の通勤圏内であること、高い出生率、鮎壺の滝、クレマチスの丘、桃沢キャンプ場、桃沢わさびを紹介した。 町の移住に関する取り
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自宅周辺の危険知ろう 児童ら心構え学ぶ 長泉で防災ワークショップ
ながいずみ観光交流協会は10日、小学生を対象にした「防災を考えるワークショップ2022」を長泉町下土狩のコミュニティながいずみで開いた。子どもたちが町内で想定される災害への心構えを学んだ。 親子ら15人が参加した。協会スタッフが、同町は川や水路が多く水害が起きやすいことを説明。黄瀬川、桃沢川といった主な河川や用水路の場所を地図で示し、大雨の際に急な増水や氾濫の恐れがあることを伝えた。参加者はハザードマップや標高差が分かる東西断面図を見て、自宅周辺の危険性を確認した。 川で遊ぶ子どもなどのイラストを見て、危ないポイントを考える危険予知の練習も行った。長泉北小6年の伊藤雅高君(11)は「学
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読書感想文の書き方 マンツーマンで指導 長泉町井上靖文学館
長泉町井上靖文学館は8日、小中学生を対象に夏休み課題の読書感想文を手助けするワークショップを同館で開いた。学芸員の徳山加陽さんがマンツーマンで書き方を指導し、参加者は約2時間で書き上げた。 「書き方を教わらないまま取り組む子が多い。重圧で本が嫌いになる子をなくしたい」(徳山さん)と、昨年初めて企画し、すぐに定員が埋まる人気だった。今年は計4回に枠を増やし、2日間開催した。 各回5人程度が参加。「本を選んだ理由」「自分と同じところ、違うところ」「気に入った場面」などの構成要素を、徳山さんと対話しながらワークシートに書き出した。起承転結や構成を整理した後、原稿用紙に清書して完成させた。徳山さ
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東海道と富士山 時代を超えて ビュフェ美術館(長泉)で風景展開幕
「わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力」展(ベルナール・ビュフェ美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)が5日、開幕した。古今の作家14人が表現した東海道と富士山が題材の作品約100点を見比べることができる。 展示は歌川広重の「東海道五拾三次」に始まり、棟方志功が駿河銀行(現スルガ銀行)の依頼を受け、7回の取材旅行を通して昭和の風景をスケッチした「東海道棟方板画」計27点が並ぶ。山口晃が手掛けた三島周辺の風景に武士と現代人が共存する細密画や、上空から静岡県を撮影した松江泰治の写真など、多様な時代や視点の作品を楽しめる。 会期は12月18日まで。入場料は一般千円、高校・
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長泉の義母刺殺事件 無罪主張の控訴棄却 東京高裁
長泉町の自宅で2020年3月、無職の女性=当時(69)=を刺殺したとして、殺人の罪に問われた長男の妻の無職の女(33)の控訴審判決で、東京高裁は4日、懲役15年とした一審静岡地裁沼津支部の裁判員裁判判決を支持し、無罪を主張する被告側の控訴を棄却した。 被告側は、一審に続き第三者の犯行を主張していたが、細田啓介裁判長は判決理由で、犯人は被害者宅の衣類などを犯行着衣として着用できる者としか考えられないと指摘。「犯人像を満たすのは、犯行現場にいた被告だけという原判決の判断は相当」と退けた。 控訴審判決によると、被告は20年3月10日、自宅で同居する女性の胸などを包丁で複数回、突き刺すなどして殺
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分析ツールで行政データ活用 長泉町職員対象に講座
長泉町は4日、マイクロソフト社のデータ分析ツール「power BI」を使って、行政データを利活用するノウハウを学ぶワークショップを町役場で開いた。職員を対象に、行政現場へのDX(デジタルトランスフォーメーション)導入を目指す取り組み。 業務委託を受けて町のDX導入を推進するエーティーエルシステムズ(甲府市)が、レポートを作成する方法を伝えた。プログラミングなしで大量のデータを素早く分析・可視化し、組織内外で共有できるという。 講座は2回目。職員12人は人口データを使用し、Excelとの違いやデータの加工方法、分類などを学びながらレポートを実際に作成した。同社の佐藤公紀社長は「最終的には職
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環境配慮型農業に補助を JAふじ伊豆 管内4市町に要望
JAふじ伊豆(沼津市)は3日、裾野市と長泉町にそれぞれ農業行政に関する要望書を提出した。農業経営にも持続可能な開発目標(SDGs)の観点が求められる中、環境配慮型農業への助成などを訴えた。 国は2030年までに化学肥料2割、化学農薬1割の削減目標を掲げている。このため、新規要望として、環境に配慮した有機質肥料や生分解性マルチなどの購入費補助を盛り込んだ。学校給食での地元産米の使用拡大と荒廃農地の管理体制強化も新たに求め、有害鳥獣被害対策強化などを継続要望とした。 同市役所を訪れた鈴木正三組合長は、村田悠市長に対し「生産者の高齢化が進む中、生産コストが高騰し、離農が懸念されている」と協力を
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窃盗未遂の疑い 裾野署、男を逮捕
裾野署などは2日、窃盗未遂の疑いで沼津市大岡、無職の男(50)を逮捕した。逮捕容疑は4月20日午後8時半ごろ、長泉町内で、側溝上に設置されたグレーチングと呼ばれる金属製の格子状のふたを盗もうとした疑い。同署によると、通行人が通報したという。
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長泉の80代女性 110万円詐取被害
長泉町の80代の無職女性が2日までに、息子を名乗る男らから現金110万円をだまし取られたと裾野署に届けた。 同署によると、女性宅に1日正午ごろ、息子や病院の職員を名乗る男から「具合が悪くなり救急に入った」「病院の公衆電話に財布と携帯を忘れてしまった。今日中に1千万円を支払わなければならない」などと電話があった。自宅を訪れた息子の関係者を名乗る男に現金を渡したという。
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物価高騰で補助 補正予算9300万円 長泉町議会可決
長泉町議会は2日、臨時会を開き、コロナ禍の再拡大やウクライナ情勢などに伴う物価高騰に対応する補助金など9300万円を追加する2022年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。 中小企業や個人事業主に燃料油や電気、ガスにかかる経費を補助する支援金や、農業者を対象にした肥料購入費補助金、町内を運行するバス事業者への支援金を盛り込んだ。このほか、町は省エネ家電の購入費補助事業や、マイナンバーカードを取得している70歳以上の町民を対象にしたスマートフォンの購入助成事業にも取り組む。昨年10月から実施している新型コロナウイルスの自宅療養者に食料品を届ける支援事業の経費も増額する。 財源は国の新型コ
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東海道と富士山の風景展 絵や立体、名作搬入 長泉
「わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力」展(ベルナール・ビュフェ美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)が5日、開幕する。2日、作品搬入作業が行われた。 江戸時代から現代まで古今の作家14人が、東海道や富士山のある風景を描いた版画、油彩、水彩、写真、立体など約100点を展示する。歌川広重の「東海道五拾三次」をはじめ、ビュフェ、アンドレ・コタボらフランスの画家が描いた富士山、奈良美智やイケムラレイコら現代作家による広重へのオマージュ作品などを見比べることができる。 富士山を題材にした作品制作を手掛けるデザイナー池ケ谷知宏さん(静岡市清水区)も来館し、鏡に手を合わせて祈る
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学生「長泉盛り上げる」 ワークショップ、アイデア出し合う
長泉町は、新幹線通学支援補助金事業を利用する大学生や専門学校生がまちづくりについて考える「未来人ワークショップ」をこのほど、同町納米里のウェルピアながいずみで開いた。本年度は学生12人が町内でのイベントや事業をプロデュースする「ウィプロ事業」に初めて取り組む。 沼津市でストリートスポーツによるまちづくりに取り組む「team Link」代表の渡会信介さん(37)が講師を務め、「『まちづくり』と気負わず、地元で楽しく過ごすためにできることを考えた結果、地域のためになればラッキーくらいの気持ちでいい」と心構えを伝えた。後半は学生が「気軽に勉強できるカフェがほしい」「ゲームに関するイベントが面白そ
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静岡人インタビュー「この人」 高橋康晴さん 10年間、桐陽高生と被災地との交流支える
沼津市の桐陽高副教頭。2011年の東日本大震災の翌年から被災地支援を始め、震災や福島第1原発事故で被災した福島県広野町と同校生徒との交流活動に取り組んできた。保健体育教諭。高校時代に全国高校ラグビー大会で準優勝した経験を持つ。東京都出身。58歳。 -被災地支援を始めたきっかけは。 「在校生の祖母が宮城県女川町で被災し、生徒会やラグビー部の有志が被災地でボランティア活動に参加したことがきっかけ。14年からは普通コースの1年生が毎年被災地を訪れ活動に取り組むようになった」 -広野町とのつながりは。 「当時ボランティア先として訪問していたいわき市の仮設住宅に暮らす人が広野町の住民だった。住民
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静岡県内6社が食品PR 東平商会(長泉)銅賞 東京都内
健康や食に関する製品、サービスの展示会「ウェルネスフードEXPO」がこのほど、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、県内6社が自社商品をPRした。 本県の出展ブースは県産業振興財団フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションセンターが設けた。県内食品メーカーの販路拡大を支援するのが狙い。 シラス製造加工のカネナカ商店(静岡市駿河区)は伝統商品「たたみいわし」を中心にアピールした。サクラエビや浜名湖のりなどでアレンジした「焼きたたみしらす」も並べ、人気を集めた。 総合商社の東平商会(長泉町)は三島市特産のニンジンを使った「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」を出展。無添加と機能性表示食品である
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ひき逃げ疑い 長泉の男逮捕 裾野署
裾野署は1日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで長泉町下土狩、自称派遣社員の男(36)を逮捕した。 逮捕容疑は7月27日午前7時ごろ、同町下土狩の県道で、横断歩道を歩いて渡っていた小学4年の女児(9)を軽乗用車ではね、そのまま逃走した疑い。女児は転倒し、軽傷を負った。同署によると、目撃情報や防犯カメラの映像などから容疑者を特定した。
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三島営業所を開設 一建設が静岡県東部初
飯田グループホールディングスの一建設(本社・東京)は28日までに、県東部初の拠点となる三島営業所を長泉町下土狩に開設した。本格稼働は8月1日。浜松、静岡の両営業所を合わせた3拠点体制で、同社主力の分譲戸建て住宅を中心に販促を強化する。 営業エリアを三島や富士、沼津、御殿場市などに広げる。2022年度は同社が県内全体で計画する分譲戸建てや注文住宅約300棟のうち、東部で約50棟の供給を目指す。 県内の21年度の住宅供給実績は約250棟。6月下旬に浜松市中区に県内初のショールームを設けた。
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知徳高の3選手 アーチェリー女子団体、全国総体へ意欲 三島
5月の県大会で優勝し、8月9日に香川県で開幕する全国高等学校総合体育大会への出場を決めた知徳高(長泉町)アーチェリー部女子団体の選手3人がこのほど、三島市役所に豊岡武士市長を訪ねて本番での意気込みを語った。 全国総体に出場するのはいずれも同市出身で3年の重森萌花さん、浜中和さん、稲垣歩結さん。各選手が70メートル先の的に向けて計72射を放ち、720点満点で合計スコアを競う。県大会では前半で浜松北高に30点差を付けられたが、後半に巻き返して20点差の逆転勝ちを収めた。個人の部でも優勝した重森さんは「個人の自己ベストと団体優勝を目指して頑張りたい」と全国の大舞台を見据えた。 豊岡市長は「集中
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長泉町 省エネ家電を購入補助へ 物価高、住民負担軽減
長泉町は27日までに、光熱費をはじめ物価高など住民生活の負担軽減を図るため、省エネ性能に優れた家電への買い替えに対する購入費を補助する方針を固めた。同日の議会運営委員会で説明した。2022年度一般会計補正予算案に関連費用1千万円を追加し、8月2日の町議会臨時会に提出する。 補助対象は町内の小売店で購入したエアコンと冷蔵庫で、1世帯につき各1台まで。町内の自宅に設置することが条件。省エネ性能を示す国の多段階評価が3・0以上(3つ星以上)が対象製品で、評価点に基づき一つの製品につき3万~5万円を補助する。例えば多段階評価が満点の「5つ星」の製品の場合、5万円の補助となる。65歳以上の高齢者の1
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長泉でひき逃げ 小学生女児が軽傷
27日午前7時ごろ、長泉町下土狩の県道で、横断歩道を歩いて渡っていた小学4年の女児に乗用車が接触し、そのまま逃走した。女児は転倒し、手に軽傷を負った。裾野署がひき逃げ事件として捜査している。 同署によると、現場は信号機のない横断歩道で、少女は1人で歩いていた。事故を目撃した別の車の運転手が110番したという。
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桃沢川の生き物捕獲 長泉で親子観察会 水質の良さも再確認
狩野川水系水質保全協議会裾野長泉支部は24日、「水生生物観察会」を長泉町元長窪の桃沢野外活動センターで開いた。同町の小学生と保護者計41人が参加し、桃沢川上流の生き物を捕まえ、水質階級を学んだ。 参加した親子連れは川に入り、水生生物を網で捕ったり、石の下から見つけたりした。カワゲラやヒラタカゲロウなどを見つけると、児童は歓声を上げながら捕獲した。 その後、捕まえた9種類の水生生物を図鑑などで判別した。環境アセスメントセンター職員が、見つかった9種類の生物は、いずれもきれいな川にしか生息できないと説明し、参加者は桃沢川の水質の良さを再確認した。 長泉小3年の星川陽紀君(9)は「見たことな
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地域経済再生へ 定例会で連携確認 駿豆地区商工振興懇話会
静岡県東部の10の商工会議所と商工会で構成する「駿豆地区商工振興懇話会」(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、第121回定例会を清水町商工会で開き、物価高や消費減退など厳しい局面にある地域経済再生へ連携していくことを確認した。定例会は年3回ほど持ち回りで開催。今回は各団体の22人が出席した。紅野会長は「物価高、コロナ、ロシアのウクライナ侵攻など経済情勢は不透明。行政との連携も深めたい」と強調。清水町商工会の仲田敏道会長は、小規模事業者は一層厳しい現状に置かれているとし、「情報交換など定例会を有意義な内容にしていきたい」と話した。 県東部地域局の板垣孝博局長の講話も行った。 懇話会の
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長泉巡る版画旅 達成者500人突破 ながいずみ観光交流協
ながいずみ観光交流協会は12月25日まで、長泉町の各所を巡るスタンプラリー「ながいずみ重ね捺(お)し版画の旅」を開いている。約半年で達成者が500人を突破するなど人気を集めている。 町内を周遊し、魅力を知る機会を設けようと企画した。巡るのはベルナール・ビュフェ美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館、井上靖文学館、ウェルディ長泉、伊豆半島ジオパーク長泉ビジターセンターの5カ所。各施設に設置されたスタンプを版画のように台紙に重ねていくと、同町にちなんだイラストが浮かび上がる。完成者には記念品が贈られる。 このほど、神奈川県から訪れた親子が500人目の達成者となり、特別記念品が手渡された。同協会の牛島
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ママの仕事復帰支援 長泉町がセミナー初開催
長泉町はこのほど、仕事復帰を考えている母親を対象にしたセミナー「ママのためのおしごと復帰講座」を同町のパルながいずみで初開催した。町内在住で1歳前後の子の母親6人が、育児とキャリアの両立などに関する疑問や不安を語り合った。 「ビズホープ」(三島市)が企画協力し、三島市の母親でつくる団体「ママとね」メンバーで育休後アドバイザーの鈴木陽子さん(沼津市)が講師を務めた。メーカーでフルタイム勤務する傍ら、3人の子育て中という鈴木さんは、「保育園の送迎体制は家族と交渉する」「家事育児の分担は表で可視化する」など両立のこつを紹介。「完璧でなくて大丈夫。一人で抱え込まず『こうあるべき』を手放そう」と呼び
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長泉・知徳高放送部 詐欺防止の広報音声を録音
長泉町の知徳高放送部はこのほど、特殊詐欺被害防止の広報文音声を制作した。部員1~3年の5人が同校で録音作業を行い、後を絶たない詐欺被害の根絶へ思いを込めた。 裾野署生活安全課の署員が考えた詐欺被害防止を呼び掛ける5パターンの文章を読み上げて録音。「この地域でオレオレ詐欺の電話が集中して掛かっています。電話で『お金を貸して』は詐欺を疑い、だまされないように気をつけましょう」などの文章をゆっくり大きな声で発声した。録音された音声は詐欺の被害や通報があった際のボイスパトロールに活用する。3年樋口さくら部長(17)は「貴重な機会で楽しくできた。被害軽減のための注意喚起になれば」と話した。
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長泉・木くず不法投棄 山林所有の男起訴 静岡地検沼津支部
静岡地検沼津支部は19日までに、長泉町内の山林に造園や樹木の剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法投棄したとして廃棄物処理法違反の罪で山林所有者の無職の男(74)=同町=を静岡地裁沼津支部に起訴した。15日付。 起訴状などによると、被告は仲間と共謀し5月9、30の両日、雑草など約1・4立方メートル、剪定枝約166キロを、それぞれ被告が所有する同町元長窪の山林に不法に投棄したとされる。 地検支部は19日までに、同容疑で逮捕、送検された造園会社の社長の男性(53)=同町=と、同社の従業員の男性(35)=富士市=の2人を処分保留で釈放した。任意で捜査を続ける。
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コロナ後テーマに若手経営者が議論 長泉で異業種交流会
三島信用金庫が運営し、県東部の若手経営者でつくる「さんしんチャレンジクラブ」はこのほど、交流会を長泉町文化センターで開いた。異業種の会社役員や個人事業主ら16人が2グループに分かれ、「アフター・コロナ」をテーマに意見交換した。 観光や交通事業者は新型コロナウイルスの影響が大きく、「誘客を団体から個人にシフトさせている」「観光バスや宿泊施設の送迎需要が減ったので、通勤客の契約運送に力を入れている」と指摘した。ライフライン関連をはじめ影響がほとんどないという事業者もあったが、「主力事業に過度に依存せず、リスク分散で事業の多角化を進めている」などと強調した。 交流会は3年ぶり。感染防止対策で3
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東部DIマイナス3・2 4~6月期 人流回復し改善
シンクタンクの企業経営研究所(長泉町)がこのほど発表した県東部にある企業の4~6月期業況判断指数(DI)はマイナス3・2で、前期(1~3月期)から13・8ポイント上昇した。新型コロナウイルスの行動制限緩和で観光客や買い物客など人流が増え、2四半期ぶりに改善した。 製造業の業況DIはマイナス5・8で、4・0ポイント上昇した。多くの業種で生産回復が続く一方、原材料価格の高騰で利益が圧迫され、マイナス水準から脱却できなかった。非製造業の業況DIは前期から20ポイント近く上がり、マイナス1・5と製造業の水準を上回った。特に観光業の回復が目立ったという。 7~9月期の予想業況DIは3・7。夏の観光
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⚽サッカークラブ「SS伊豆」設立7年 初の全国大会へ
長泉町を拠点に活動する県社会人リーグ1部所属のサッカークラブ「SS伊豆」の片岡大輔代表理事と伊藤壮コーチは14日、町役場を訪れ、10月に鹿児島県で開催する全国社会人サッカー選手権全国大会への初出場を池田修町長に報告した。 2016年に設立した同クラブは、日中はスポンサー企業で正社員として働き、夜と週末に練習する「デュアルキャリア」チームとして活動。英会話教室や障害者向けサッカー教室など、地域活動にも力を入れているという。東駿河湾3部リーグから5年連続で昇格し、今年、クラブ史上初となる東海予選の出場権を獲得。クラブ設立から7年での全国大会出場は最短という。 片岡代表理事は「成果が出せたのは
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ネットスーパー 静鉄ストア大岡店で15日から
食品スーパーの静鉄ストア(静岡市葵区)は15日、大岡店(沼津市大岡)でネットスーパーを開始する。オンラインで注文を受け付け、商品を自宅まで届ける。 ネットスーパーは田町店(静岡市葵区)に続いて2店舗目。配達エリアは沼津市と三島市、清水町、長泉町の一部で食料品や日用雑貨など約1万点を取り扱う。注文から最短3時間で商品を届ける。 県中部を中心に店舗展開する同社は東部地域では「後発組」で、ネットスーパーの導入で利便性の向上と市場開拓を狙う。外出が難しい高齢者や障害者、ネット世代を主な利用客に想定する。 利用には会員登録が必要。配達料は1回440円(購入2千円未満の場合は880円)。
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記者コラム「清流」 堀内誠一との「再会」
長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は25日まで、アートディレクター・デザイナー・絵本画家の堀内誠一(1932~84年)の画業に着目した「堀内誠一 絵の世界」展を開いている。 県内での個展は2010年の佐野美術館以来。実は記者が編集の仕事に憧れを抱いたきっかけが、高校時代に見たこの展示だった。雑誌「POPEYE」「BRUTUS」などのロゴや装丁、世界の文化を紹介するルポルタージュは、地方在住の高校生にとってあまりにまぶしかった。 今回の展示では記者として長女の花子さんに話を伺った。「好きなものを誰かに伝えたいという気持ちが強く、それが得意な人だった」と花子さん。堀内さんの好奇心と絵への探究
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暑さを吹っ飛ばせ!! 長泉の児童、元気に水遊び
長泉町内の子どもたちが年間を通じてさまざまな体験活動を行う「ながいずみわんぱく冒険サークル」(後藤知彦代表)が9日、同町のコミュニティながいずみで行われ、小学生ら約20人が水鉄砲や巨大シャボン玉づくりで夏ならではの遊びを楽しんだ。 参加者は竹製のパーツを組み立てて水鉄砲を作った後、的の人形にめがけて水を放った。子どもたちとスタッフの対決も行われ、会場を走り回り水を掛け合った。水鉄砲遊びの前には、モールで作った型で大きなシャボン玉づくりに挑戦した。長泉南小5年の渕岡舞緒さん(10)は「暑いから涼しくなっていい。コロナで遊べなかったから大勢でできて楽しい」と笑顔で話した。 (東部総局・山本萌
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比例用紙送付漏れ 不在者投票できず 長泉【参院選しずおか】
長泉町選挙管理委員会は9日、参院選の不在者投票を希望した愛知県に滞在する1人に送付した投票用紙のうち、比例代表の用紙を送付漏れしたと発表した。不在者投票は同日が最終日で、比例代表は投票できなかった。 町選管によると、同日、希望者が滞在する愛知県内の不在者投票所からの連絡で発覚した。本来、投票用紙を送る際は、選挙区と比例代表の用紙をそれぞれ二重の封筒に入れるが、比例代表は外封筒しか入っていなかった。
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意思決定能力養う 経営者らビジネス講座 長泉
企業経営研究所(中山勝理事長)は4~7日、経営者や企業、行政の幹部候補者らを対象にした「スルガビジネススクールMBA講座」を長泉町のスルガ銀行IRCで行った。 慶応大大学院経営管理研究科の教授らを講師に迎え、県内を中心とした金融や製造、ITなど幅広い業種の14人が意思決定能力を養った。企業経営の現場で発生した状況を取り上げて、消費者行動、組織マネジメント、会計マネジメントなどを学んだ。 最終日の7日は、同研究所の磯辺剛彦所長を講師に迎え、「戦略とイノベーション」をテーマに講義やグループ討議を行った。理容室チェーン「QBハウス」やお弁当の「玉子屋」のビジネスモデルを題材に、磯部所長は参加者
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にぎわい事業に補助金 長泉町 セミナーで企画支援も
長泉町は本年度、町内でにぎわい創出を目的に新たに開くイベントを対象に、実施費用の一部を支援する「にぎわい交流イベント事業補助金」を始めた。開催を検討する約20人を対象に、6月から同町のウェルピアながいずみで全3回のセミナー「『ちょうどいい』イベントのつくり方講座」を開いている。 補助金は、町民、団体、地域が連携して行うイベントを対象に、広告宣伝費や会場使用料など対象経費の10分の9を町が負担する。1回あたり上限5万円。都市機能誘導区域にあたるJR下土狩駅、長泉なめり駅周辺や、池田ひいらぎ線沿道で開催する場合は、上限が10万円となる。 初回はコミュニティースペース運営やイベント企画などをサ
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「身近な偉人」井上靖知ろう 功績、地域との関わり紹介 長泉北小で出前講座
長泉町井上靖文学館は7日、井上靖(1907~91年)の功績や地域との関わりを紹介する出前講座を長泉北小で開いた。「身近な偉人」をテーマにした総合的な学習の一環で、6年生約150人が受講した。 学芸員の徳山加陽さんがクイズを交え、6年生の国語の教科書に掲載されている井上の詩「出発」の場面が、井上の自伝的作品「しろばんば」にも登場していることや、井上が旧三島駅(今の下土狩駅)や同文学館に訪れたことなどを紹介。「井上作品は読みやすくて、深い。ノーベル文学賞候補にも挙がったことが最近判明した」と功績を説明した。 同館は同日、学校図書館に、井上の功績を紹介するパネルやリーフレット、教科書に掲載され
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投票先どう決める? 候補者の見た目は影響する?【参院選×NEXT特捜隊アンケート】
10日投開票の参院選に合わせ、静岡新聞社の「NEXT特捜隊」がLINEで実施したアンケート結果を紹介する最終回。「投票先をどう決める?」「候補者の見た目やポスターは影響する?」の問いには、回答者それぞれの価値観がにじんだ。 回答者が投票先を決める上で参考にしているのは、街頭演説、選挙公報、政党や候補者のウェブサイト、交流サイト(SNS)、新聞、テレビ、ユーチューブ番組などさまざま。ネット上で設問に答えると、自身の考えに近い政党を判定できる「マッチングサイト」を挙げた人もいた。 候補者や政党の何に注目するのかについては「本人の熱量や人となり」(静岡市葵区、68歳男性)、「現状を変革できるか
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堀内誠一の魅力とは 長女が創作エピソード語る 長泉
アートディレクター、デザイナー、絵本作家など多彩な分野で活躍した堀内誠一(1932~87年)の画業をたどる「堀内誠一 絵の世界」展を開催中のベルナール・ビュフェ美術館(長泉町)はこのほど、長女の堀内花子さんによるギャラリートークを開いた。家族が知る当時の創作エピソードを語った。 展示を企画協力したキュレーター林綾野さんを聞き手に迎え、約40人が耳を傾けた。花子さんは幼少期にゾウが主人公の絵本「ぐるんぱのようちえん」を描く父を真横で見たといい、同作がヒットした後「ゾウを描く仕事が増えて大変」とこぼしたという。堀内は雑誌の仕事が非常に早く、「BRUTUS」などのロゴについて「ちょっとダサい、手
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がんセンターにゲームなど寄贈 子ども守る会支部 長泉町
公益財団法人がんの子どもを守る会静岡支部(谷井晃子代表)はこのほど、長泉町下長窪の県立静岡がんセンターに入院する子どもたちに、ゲームソフトや漫画、CDなどを寄贈した。 センターで開かれた贈呈式に谷井代表らが訪れ、石田裕二副院長に手渡した。谷井代表は「入院中は長い期間家に帰れない。プレゼントで笑顔になってほしい」と話した。石田副院長は「本当にありがたい。入院中でも楽しい時間を過ごしてもらえるように活用したい」と感謝した。 支部はセンターの子どもに毎年プレゼントを贈っている。今回は長泉ロータリークラブも協力した。
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生け花のポイント、会員らに解説 三島で池坊巡回講座
華道家元池坊の伊豆支部はこのほど、今年で70周年となる「いけばな池坊巡回講座」を三島市民文化会館で開いた。家元派遣講師の古川幸司氏が花材を使いながら、富士、南豆も含めた3支部の会員約150人に生け花のポイントを解説した。 草木が持つ個性や特徴などに着目する手法「生花(しょうか)」を、最小の材料で最大を表す「省略の美」と説明。3枚の葉でカキツバタの「出生」を表現しながら、「いろんな素材を入れすぎると深みや情感が出ない」と強調した。古来から伝わる様式「立花」、型にとらわれず幅広い表現が可能な「自由花」も取り上げ、それぞれの特徴などについて解説した。 知徳高(長泉町)や田方農業高(函南町)の生
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長泉メロン出荷開始 JAふじ伊豆が目ぞろえ会 糖度例年並み
JAふじ伊豆長泉メロン部会は27日、出荷数が少ないため「幻のメロン」と呼ばれる長泉町特産の「長泉メロン」の目ぞろえ会を同町下土狩のJAふじ伊豆特産センターで行った。同日、出荷を開始した。 部会員やJA職員ら約15人が参加。長泉メロンは同町北部で生産されている。ミツバチで交配し、一株に1玉だけを残して栽培するためおいしさが凝縮されるという。参加者は生産者4人が持ち寄ったグレースとアールス2種類の果肉の糖度を調べた。今回そろったメロンの糖度は12~15・5度で、例年並みだといい、13度以上を出荷する。 井出昌宏部会長(75)は「天候に恵まれ、思ったより良いできになった」と品質に太鼓判を押す。
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山林所有者ら再逮捕 廃棄物処理法違反の疑い 長泉の不法投棄
長泉町内の山林に造園や樹木の剪定(せんてい)で出た木くずなどが不法に投棄された事件で、裾野署と県警生活保安課は27日までに、山林の所有者で無職の男(74)=同町下長窪=と同町の造園業を経営する男(53)=同町=を廃棄物処理法違反の疑いで再逮捕した。 2人の逮捕容疑は5月9日、共謀して剪定枝などの一般廃棄物約1・5立方メートルを、容疑者が所有する同町元長窪の山林に不法に投棄した疑い。関係者によると、山林所有者の容疑者は元警察官。 同署によると、町が発注した事業の一環で、同社が町内の原分古墳で伐採した剪定枝を投棄した。容疑者は「自分の土地に捨てて何が悪い」などと供述しているという。山林所有者
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「高校生中心に昨年超え」 長泉町実行委が発足【市町対抗駅伝】
12月3日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する長泉町チームは24日夜、実行委員会の発足式を町文化センターで開いた。 前回大会は町の部で3位の好成績を収めた。町スポーツ協会の諏訪部豊会長は「町の部のレベルは年々上がっているが、長泉町も高校生を中心に選手層が厚くなっている。昨年以上の成績を収めたい」とあいさつした。 チームは7月9日から合同練習を開始し、竹原グラウンドなどで毎週練習を重ねる。斗沢秀春監督は「小学生女子と中学生男女の選手育成に力を入れるため、皆さんのご協力をお願いしたい」と話した。
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不法投棄事件業者 長泉町が入札停止
長泉町は24日、工事請負契約に関する措置要綱に基づき、同町の造園業者「正翠園」を同日から7月23日までの1カ月間、入札参加停止にすると発表した。 町企画財政課によると、同社社長らが5月30日に町内の山林に造園や樹木剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法に投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で今月7日までに逮捕されたことを受けての措置。
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学校教育と保育、一体的に 長泉町 枠超え情報共有
長泉町は24日、町内20の教育・保育施設代表者が共通課題を検討する情報交換会を町役場で開いた。町は、幼児期における学校教育と保育を一体的に提供する体制整備を進めており、今回初めて町立と私立の枠を超えて情報共有する場を設けた。町職員が、子ども・子育て総合相談窓口の2021年度報告や、支援が必要な児童の情報共有方法、町が今春独自で始めた、保育から学校教育にスムーズに移行するための「スタートカリキュラム」の現状を伝えた。 今後は、各園が議論したいテーマを事前に募集し、グループごとに話し合う形式をとり、秋頃に開催する。担当者は「各園が抱える悩みを共有し、気軽に相談できる環境を整えたい」と語った。
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「古代のハス」鮮やか大輪 長泉町文化財展示館
長泉町下土狩の町文化財展示館で、「古代のハス」として知られるオオガハスが見頃を迎えている。梅雨空の下、鮮やかなピンク色の大輪を咲かせ、訪れた人たちを楽しませている。 オオガハスは、千葉市の落合遺跡から発掘された2千年以上前のものと推定される種子に由来する。同館は2009年に開館5周年を記念して同市から株を譲り受けた。 15株が例年並みの6月上旬から開花をはじめた。7月上旬ごろまで楽しめる見込みという。早朝から開花し、午後には閉じてしまうため、同館は午前中の観賞を勧める。担当者は「咲いた花は4日ほどで散る。花弁の色がピンクから白に変化していく過程も楽しんでほしい」と話した。
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長泉町の業者 静岡県が入札停止 不法投棄事件
静岡県は22日、工事請負契約に関する措置要綱に基づき、長泉町の造園業者を23日から1カ月間の入札参加停止にすると発表した。 県建設業課によると、同社社長らは5月に長泉町の山林に造園や樹木剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法に投棄したとして、廃棄物処理法違反の容疑で逮捕された。
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参院選 静岡県内各党かく戦う 代表者コメント
参院選が22日に公示されるのを前に、県内に政党組織がある各党の代表者がコメントを発表した。 政治の安定不可欠 ■自民党県連・城内実会長 新型コロナやロシアのウクライナ侵攻により国民生活が影響を受け、国際的な平和秩序が脅かされる中で、日本がどう立ち向かうかをご判断いただく選挙。責任ある積極財政で国民を守り、経済回復を図るとともに、国民の生命と財産、国益を守る現実的な安全保障政策を推し進めるためには政治の安定が不可欠だ。丁寧かつ愚直に国民の皆さまに生活と安全を守り抜く政策を訴え、最後の最後まで戦い抜く。 比例票獲得へ活動 ■立憲民主党県連・渡辺周代表 「生活安全保障」という考え方のもと
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次期静岡県議選 定数68維持を議長に答申 調査検討委
静岡県議会選挙区等調査検討委員会(山田誠委員長)は21日、2023年春の次期県議選の定数を現行の68で維持し、清水町・長泉町選挙区(定数1)を清水町1と長泉町1で分区するとともに、沼津市の定数を4から3に減らすことを薮田宏行議長に答申した。7月1日の6月定例会最終日に条例改正案を提出する。 昨年11月公表の国勢調査では議員1人当たり人口に換算して議員約1・3人分の人口が減少したが、全国と比較して議員定数が少ないことや、浜松市の行政区再編が正式決定する前に同市の選挙区を変更すべきではないとの意見があり、定数は現行通りとした。 選挙区については人口配分で定数のみを変更すべきとの意見もあったが
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静岡県書道連盟展 会員の446点並ぶ 静岡、26日まで
創立75周年記念の静岡県書道連盟展(県書道連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日まで、静岡市葵区の市民文化会館で開かれている。 会員446人が1人1点出展した。李白や白居易らの漢詩や百人一首を題材にした書や、一文字を独創的に表現した書が来場者を楽しませている。 連盟展部長の井上鐘硯さん(52)=長泉町=は「県内から会派を越えて集結した多彩な書を楽しんでほしい」と話した。
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まちづくり助言に森田さんを委嘱 東伊豆町
東伊豆町はこのほど、首都圏と本県のマッチングなど地方創生事業を展開する「うさぎ企画」(長泉町)代表の森田創さん(48)=同町=をまちづくりアドバイザーに委嘱した。町内の公共交通施策に助言を受ける。 森田さんは国の地域交通に関する研究会のメンバー。同社設立前は東急で鉄道やバス、タクシーなどを結びつける2次交通統合型サービス「観光型MaaS(マース)」の立ち上げに尽力し、独立した。町役場で岩井茂樹町長から委嘱状を受け「東伊豆の永続的な交通システムの形成の力になりたい」と言葉に力を込めた。岩井町長は「森田さんの力を借り、全国的な問題解決の先駆けを目指したい」と期待を寄せた。 同日は町の地域公共
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日頃の考え小中高生が主張 長泉町
長泉町教育委員会は19日、「第38回少年の主張大会」を同町のコミュニティながいずみで開いた。町内の小中高生6人が、日常生活で感じたことや社会問題に対する考えなどを発表した。 参加者は、ダウン症の弟を通して障害者理解の現状を考察したり、狩猟の現状を調べて動物愛護のあり方について考えたりした体験を発表した。 井上彩香さん(長泉中3)は、多くの我慢を強いられたコロナ禍の2年間に聞いた「子どもたちの苦労はよく分かる」という意見への違和感を示した。「今までの青春とは少し違うかもしれないが、決して『かわいそう』なわけではない。私たちなりの方法で楽しんで学校生活を送ることができる」と決意を述べた。
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障害ある子らの創作実績、冊子に 7月末まで作品展も
障害のある子どもや保護者と地域をアートでつなげる「心のままアートプロジェクト」はこのほど、これまでの活動実績をまとめた冊子を発行した。活動を紹介する作品展を7月31日まで、長泉町のウェルディ長泉で開いている。アーツカウンシルしずおか支援事業の一環。 冊子は、昨年10月に沼津港外港で実施した屋外壁画アート制作や、制作に取り組む「色員さん」と呼ばれる18人の子ども、医療的ケア児を受け入れる沼津市の共生型多機能事業所「地球のかけら」の取り組みを伝える内容。 会場では、冊子の内容をパネルで展示している。沼津港外港でのイベント時に、塗料入りの水風船や水鉄砲でペイントしたキャンバスの作品なども並ぶ。
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交通安全活動、コロナ前水準に 裾野地区推進協が総会
裾野地区地域交通安全活動推進委員協議会の総会がこのほど、裾野署で開かれた。行動制限解除中に新型コロナウイルスの流行以前と同様の活動をしていくことを確認した。 本年度の活動として昨年度は参加できなかった交通安全運動の行事への出席、子どもの事故防止への見守り、自転車事故防止重点地区である長泉町下土狩、竹原地区での啓発などが盛り込まれた。 協議会の勝又治会長は子どもたちや高齢者らを中心に「地域で守っていきたい」と話した。山下安則署長は「コロナ禍以前と同様の活動をお願いしたい」と求めた。
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楽曲の世界観を絵本に 「ぐるぐる」発売記念 長泉でイベント
静岡県東部の飲食店関係者らでつくり地域活性化に取り組む団体「Make My Day」は19日、クラウドファンディングを活用して制作した絵本「ぐるぐる」の発売記念イベントを長泉町のウェルディ長泉で開いた。 同団体は東日本大震災の復興ボランティアに従事し、被災地の子どもたちに多くの絵本が送られた経験から絵本作りを発案。音楽ユニット「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美さん(福島県出身)が歌を書き下ろし、その世界観をイラストレーターサノユカシさん(富士市)が絵本で表現するプロジェクトに昨年から取り組んできた。 会場では絵本の販売会のほか、渡辺さんがアコースティックギターの弾き語り
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長泉町国際交流協 収益金74万円寄付 ウクライナ大使館に
長泉町国際交流協会は17日、5日に町文化センターベルフォーレで開催した「カテリーナ ウクライナチャリティコンサート」の収益金74万7511円を、在日ウクライナ大使館に寄付した。 コンサートにはウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」奏者で同国出身の音楽家カテリーナさんが出演した。会場では知徳高(同町)のインターアクト部が募り、チケットの売り上げと合わせて約74万円が寄せられた。町は全額を大使館に送金した。
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県議選選挙区定数、検討委が合意 6月議会で改正へ
2023年春の次期県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査検討委員会(山田誠委員長)は17日、第14回会合を県庁で開き、沼津市の定数を4から3にし、定数1の清水町・長泉町を清水町1、長泉町1にする案で各会派が合意した。既に合意していた定数を68で維持することを含め、21日に薮田宏行議長に答申する。開会中の6月定例会に議員発議で定数と選挙区に関する条例改正案を提出する見込み。 前回の会合で、最大会派の自民改革会議の案に第2会派のふじのくに県民クラブが賛同。この日の会合で公明党県議団も賛同した。 昨年11月に公表された国勢調査の人口を基に選挙区定数を配分すると、沼津市1減、富士市
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わいせつ誘拐の疑い 飲食店従業員の男逮捕 三島署
三島署は17日、わいせつ誘拐の疑いで長泉町下土狩、飲食店従業員の男(33)を逮捕した。逮捕容疑は14日午後4~7時ごろ、性的行為の目的で県東部に住む10代の少女を誘拐した疑い。
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長泉町議会閉会 2議案を可決、特別委員会設置
長泉町議会6月定例会は17日、最終本会議を開き、2022年度一般会計補正予算案など2議案を可決し、閉会した。 議員活性化特別委員会と、議会運営の効率化に向けてICT化を推進する議会ICT化検討特別委員会の二つの特別委員会を設置した。それぞれ議員8人で構成する。 議員活性化特別委は委員長に大沼正明氏(政和会)、副委員長に安田三津子氏(新風)が就き、議会ICT化検討特別委の委員長には米山智氏(同)、副委員長に内田幸英氏(同)が就任した。
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新火葬場裁判費用 補正予算案計上へ 長泉町、追加提出
長泉町は16日の町議会議会運営委員会で、町が裾野市と共同整備した新火葬場整備事業に関する裁判費用を計上する2022年度一般会計補正予算案を、17日の6月定例会本会議に追加提出すると説明した。 新火葬場整備事業に違法な公金を支出したとして、「長泉町民のための火葬場を考える会」が訴えた裁判は4月、最高裁の棄却により一審、二審が確定し、町が勝訴していた。補正予算案は裁判費用に要した経費約110万円を追加する内容。内訳は99万円が成功報酬、11万円が旅費、印紙など実費相当分。 13日に開かれた町議会全員協議会では、「勝訴した町が裁判費用を負担するのか」「原告に実費相当分の負担を求めるべき」「住民
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JAなんすん直営4店 「父の日フェア」17~19日
JAふじ伊豆なんすん地区本部は17~19日、「父の日フェア」を直営4店舗で開く。金岡産直市(沼津市東熊堂)とKAU~ら(同市東椎路)、長泉産直市(長泉町下土狩)、すそのふれあい市(裾野市佐野)が対象。 出荷が始まった沼津市特産の枝豆を特別販売。旬を迎えた山形県のサクランボをJAてんどう(天童市)から直送で仕入れる。問い合わせは同JA地区販売課<電055(931)3132>へ。
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ウクライナ支援へ 民族楽器奏者カテリーナさん 長泉で慈善演奏会
ウクライナ出身で同国の民族楽器「バンドゥーラ」奏者、カテリーナさん(36)がこのほど、「ウクライナチャリティコンサート」を長泉町下土狩の文化センターベルフォーレで行った。2月のロシアによる軍事侵攻以降、全国を巡り毎月100回超の公演を重ねている。カテリーナさんは「これ以上、犠牲者が増えてほしくない」と惨禍の終結を願っている。 カテリーナさんは19歳の時に音楽活動の拠点を日本に移した。バンドゥーラは弦楽器の一つで、日本に2人しかいない奏者の1人として、公演活動を展開。今回はウクライナ民謡4曲と「翼をください」「ふるさと」を演奏した。「音楽を通してウクライナのイメージを作りたかった。多くの人が
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県議選定数 沼津1減、清水町・長泉町各1 自民案に賛同で前進
2023年春の次期静岡県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査委員会(山田誠委員長)は14日、第13回会合を県庁で開き、最大会派自民改革会議が提案している沼津市の定数を4から3に減らし、定数1の清水町・長泉町を、清水町1、長泉町1に分離する案に第2会派のふじのくに県民クラブが賛同した。第1、第2会派が一致したことで、平行線をたどっていた選挙区の議論が大きく前進した。 ふじ会派はこれまで、人口に比例して沼津市を4から3、富士市を4から5にする案を主張していた。この日の会合で同会派の委員は「1票の格差を少しでも減らせるという趣旨で自民の案に歩み寄りたい」と述べた。自民案の1票の格差
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長泉のフードバンク 16、17日に食品寄付募る
長泉町のボランティア団体「フードバンクてとて」は16、17の両日、町福祉会館ボランティアルームで食品類の寄付を募る。受け付けはいずれも午前10時~午後3時。 未開封で、賞味期限が明記され1カ月以上あり、常温保存できる食品が対象。冷凍、冷蔵保存品、生鮮食品、アルコール、ペットフードは不可。 詳細は同団体のウェブサイトへ。
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援農ボランティア活躍中 長泉特産「四ツ溝柿」摘果に汗
長泉町特産「四ツ溝柿」の大きさをそろえるために一部を間引く摘果作業が生産農家で繁忙期を迎え、援農ボランティアが活躍している。秋以降の収穫に向けた重要な作業で、生産者とともに汗を流している。 柿農家の粟野和明さん(71)は6月下旬まで、4人のボランティアを受け入れている。10日も町内や周辺市町から集まったボランティアが柿畑に広がり、直径1・5センチ前後の小さな青い果実を手際よくはさみで切り落としていった。 同町の千葉茂紀さん(82)は「農家の役に立ち、自身の健康づくりにつながる」、裾野市の長沢光純さん(77)は「農業技術を学べ、参加者同士の交流も楽しい」と話した。 援農ボランティアはJA
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弁当配布事業に子育て支援補助 長泉町議会一般質問
長泉町は9日、2022年度に創設した「子育て支援団体活動促進事業費補助金」を活用し、民間ボランティアによる弁当配布事業を支援する方針を明らかにした。同日の町議会6月定例会で、こども未来課の宍戸浩課長が石川美穂氏(新風)の一般質問に答えた。 同課によると、昨年から町社会福祉協議会を通じて同町と三島市の二つのボランティア団体が連携し、子どもがいる家庭を対象にした弁当配布が始まった。同補助金制度は子ども食堂や子どもの居場所づくりに対する補助を想定しているため、2団体の取り組みにも適用されるという。 池田修町長は「お弁当の配布ボランティアと、既存の住民主体のサロン活動が融合され、地域一体でよい方
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「ロックの日」自転車施錠を 裾野署、高校生に呼び掛け
「ロックの日」(6月9日)に合わせて裾野署などは9日、長泉町竹原の知徳高で自転車の施錠を促す啓発活動を行った。 署員と防犯指導員、同署管内の高校生でつくる防犯ボランティア団体「SFCまもる隊」のメンバーらが、通学する生徒に啓発品のワイヤロックを手渡した。参加者は短時間でも施錠することや、二重ロックをすることを伝えた。 同署によると、管内では1~5月末までに9件の自転車盗難被害の届け出があり、うち7件が無施錠だったという。生活安全課の担当者は「可能であれば防犯カメラや管理人のいる設備の整った駐輪場を利用してほしい」と呼び掛けた。
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条例改正案など可決 長泉町議会
長泉町議会6月定例会は8日、町長選と町議選における選挙運動の公費負担に関する条例改正案、鮎壺公園整備工事の請負契約の締結の2議案を可決し、2022年度一般会計補正予算案を委員会付託した。
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長泉の山林所有元警官「木くず受け入れ問題ない」 不法投棄事件
長泉町の造園会社が樹木の剪定(せんてい)などで出た木くずを不法投棄したとして、裾野署と静岡県警生活保安課に廃棄物処理法違反の疑いで同社社長ら3人が逮捕された事件で、投棄現場である山林の所有者で無職の男(74)=長泉町下長窪=が「木くずなら土に返るし、(受け入れても)問題ないと思った」などと話していることが7日、関係者への取材で分かった。 関係者によると、無職の男は元警察官。下長窪に広大な土地を持っているとされ、静岡県警を退職後、所有する山や土地を巡って長泉町などとトラブルになることもたびたびあったという。 同署などは山林の所有者の男とともに造園会社社長の男(53)=同町下長窪=と同社従業
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現金とカード詐取被害 長泉の80代女性
長泉町の80代無職女性が7日までに、孫を名乗る男らから現金100万円と、キャッシュカード1枚をだまし取られたと裾野署に届けた。カードを使って金融機関の口座から200万円が引き出されていた。 同署によると、女性宅に1日正午ごろ、孫を名乗る男から「仕事でミスをして重要な書類が届かず困った」「200万円欲しい」と電話があった。訪れた孫の知人を名乗る男に100万円とキャッシュカードを渡したという。
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木くず不法投棄疑い 長泉の造園業者ら3人逮捕 町公共事業も受注
造園や樹木の剪定(せんてい)で出た木くずなどを不法に投棄したとして、裾野署と静岡県警生活保安課は7日までに、廃棄物処理法違反の疑いで、長泉町の造園会社社長の男(53)=同町下長窪=ら3人を逮捕した。関係者によると、同社は長泉町の発注事業も請け負う業者。静岡県警は、同社が2019年ごろから不法投棄を繰り返していたとみて実態解明を進める。 他に逮捕されたのは、同社従業員の男(34)=富士市西船津=と、不法投棄された山林の所有者で無職の男(74)=長泉町下長窪=。3人の逮捕容疑は共謀して5月30日、同町元長窪の山林に剪定枝などの一般廃棄物約170キロを不法に投棄した疑い。 不法投棄の現場は、カ
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木くずの不法投棄で長泉町の造園業経営者ら3人逮捕、静岡県警
長泉町の山林に木くずを不法投棄したとして、裾野署と県警生活保安課は7日、廃棄物処理法違反容疑で同町の造園業経営者ら3人を逮捕した。
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7議案を上程 長泉町議会開会
長泉町議会6月定例会が6日開会し、会期を17日までの12日間と決めた後、2022年度一般会計補正予算案など7議案を上程した。同案には新型コロナウイルス対策費など9087万円を追加した。
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静岡人インタビュー「この人」 白砂幸子さん 親子療育塾「風」を開所
知的障害のある息子を育ててきた34年間の経験を生かし、県内の障害児と親を支援する療育塾を開業した。日常生活に必要な動作や知識を子どもに教えるほか、親に対しても効果的なしつけ方などを助言する。63歳。 -きっかけは。 「入園させる幼稚園が決まらなかったり社会から孤立する不安を感じたりと苦労は多かった。特別支援学級の支援員などとしても働いたので、自身の経験を生かし、後輩ママ、パパを助けたいと思った。学校だけではフォローできない家庭内でのしつけ方や悩みごとの解決にも力になりたいと考えた」 -どのような塾か。 「療育手帳を所有する子どもを対象に、手洗いや着替え、時計の読み取りなど生活に必要な
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静岡がんセンター 新型コロナのクラスター収束
長泉町の県立静岡がんセンターは4日、クラスター(感染者集団)が収束したと発表した。5月11~24日までに患者や職員21人が感染。新規入院の受け付けなどは再開している。
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長泉の高齢者 スマホ操作学ぶ 携帯会社社員が講師
長泉町はこのほど、地元のシニアクラブを対象にしたスマホセミナーを同町下土狩の原分公民館で開いた。 下土狩原分区の70~80代の10人が参加し、アンドロイドとiPhone(アイフォーン)の端末の違いやボタンの性能などの知識を学んだ。ソフトバンクの社員が講師を務め、町職員と共に一人一人と会話をしながら、丁寧に伝えた。 参加者はアイフォーンを使って、マップやカメラのアプリの操作を習った。スマホでのネットトラブルについても講義を行い、理解を深めた。 同町下土狩の岩屋和枝さん(74)は「自宅でスマホのカメラの操作などいろいろやってみたい」と話した。町企画財政課の浅倉充課長は「今後は個人や他のグル
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行政相談で貢献 17人表彰、感謝状 静岡で全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。業務に貢献した行政相談委員5人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した=写真=。 行政相談委員は市民の要望や苦情を聞き取り行政とのパイプ役を担う民間のボランティア。全国に約5千人、県内には128人が配置されている。 表彰を受けた委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 飯田昌義(長泉町)滝口正(小山町)瀬本豊久(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 平川和代(河津町)山本秀樹(松崎町)藤井すわ子(西伊豆町)青山美貴(沼津市)佐野文紀(富士宮市)小林洋(藤枝市)杉原啓子(同
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複業人材に静岡県東部PR 三島信金、都内でセミナー
三島信用金庫は1日夜、地方企業の支援に関心のある首都圏の複業(兼業・副業)人材や企業経営者らを対象にしたセミナーを都内で開いた。8月5日に開催する静岡県東部中小企業のマッチング会の周知が目的で、約100人の出席者に県東部の魅力や地域活性化への思いを伝え、参加を呼び掛けた。 マッチング会を企画運営する地方創生会社「うさぎ企画」(長泉町)の森田創代表(48)は、新型コロナウイルス禍のテレワークの普及を踏まえ「東京にいなくても地方で仕事ができる時代」と指摘。伊豆地域や焼津市、長野県でのマッチング事例や、三島市の特色を説明し「東京から(新幹線で)40分の三島で、もう一人の自分を気軽に探してみません
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高校再編計画再検討へ意欲 池上県教育長インタビュー
静岡県教委が本年度に新たに設置する「県立高の在り方検討委員会」は、県立高の再編案を盛り込んだ第3次長期計画(2018~28年度)を再検討する。再編対象校のある小笠、沼駿の2地区と賀茂地区には地域協議会を設け、高校の将来像を地域と議論する。4月に就任した池上重弘県教育長に、高校再編の現状認識と、今後の議論への思いを聞いた。 -県の「地域自立のための『人づくり・学校づくり』実践委員会」で15年度から副委員長を務め、高校教育に関する提言にも関わってきた。公立高の志願者が減っている現状をどう見るか。 「少子高齢化社会の現実として、今後若者の人口が増加に転ずることはないだろう。長泉町のように社会
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ヴァンジ美術館 県へ譲渡の課題指摘 外部検討会報告書
静岡県は31日、新型コロナウイルス禍で経営難に陥り、県への無償譲渡を要望しているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)について、外部有識者による対応検討会の報告書を公表した。同館を「県内有数の文化・観光拠点」として「譲渡を受け入れる価値がある」と評価した一方、譲渡の前提として解決すべき課題に、新たな活用コンセプトの明確化、地元市町の負担検討、彫刻作品などの賃貸借関係解消-の3点を挙げた。 報告書が示した課題のうち、活用コンセプトは彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ氏の作品に特化した施設ではなく「庭園や建物を活用したアートセンター的な施設」などを提案した。展示作品の多くを近接するベルナール・ビュフェ美術
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長泉・タクシー助成実証実験 定員86人超「予想以上」
長泉町は31日、9日から始まったマイナンバーカードを活用した高齢者のタクシー利用助成事業の実証運行について、定員100人の想定を上回る186人のモニター登録があったと発表した。 町によると、25日までに177人、169件の利用があった。乗車平均利用額は約1240円(約3キロ相当)で、計9万4290円を助成している。 これまでに、カードは所持しているものの未登録のまま乗車した事例や、高齢の運転手がスマートフォンの操作に慣れないなどの課題が報告されたという。 7月下旬に利用者アンケートを実施し、検証後、10月1日に本運行を始める。池田修町長は31日の定例記者会見で「当町は高齢化率が県で最も
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長泉町議会 6日開会 6月定例会
長泉町議会は31日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を6~17日の12日間と決めた。 新型コロナウイルスワクチンの4回目接種にかかる経費などを含む9087万円を追加する2022年度一般会計補正予算案や、鮎壺公園の整備工事に伴う請負契約の締結など7議案を審議する。 一般質問は9、10、13日の3日間に9氏が登壇予定。
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観光や地域資源活用支援 サンフロント21懇話会総会 活動方針を承認
静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は30日、三島市内のホテルで2022年度総会を開いた。本年度活動方針に観光面で新たな展開の提案や、地域資源を最大限に生かした取り組みを支援する考えを盛り込み、承認された。 地元での東京五輪・パラリンピック自転車競技開催を機に見込まれるスポーツ人口拡大や観光交流促進、サイクルツーリズム活用への機運醸成を図る。文化的価値の高いクレマチスの丘・ヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)や、世界遺産に関する学習型観光として期待される富士山世界遺産センター(富士宮市)など官民一体の取り組みを支援する。伊豆半島の食と温泉とい
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長泉の子育て楽しんで 転入者向けに母子バスツアー 7月第2弾はパパ
長泉町は27日、町に転入して間もない親子(未就園児と母親)を対象に、町内の子育て関連施設を案内するバスツアーを初めて開いた。6組が参加し、地元の施設の特徴などを知った。 町こども交流センターパルながいずみなどで子育てに関する相談対応を担う「子育てコンシェルジュ」の鈴木道子さんが案内した。 公園や同センターをバスで巡った後、子どもが遊びながら美術を体感できる「ビュフェこども美術館」や駿河平自然公園を見学した。鈴木さんは「意外と知られていない施設もある。家族で利用しやすい施設を下見し、活用してほしい」と説明する。 1年半前に転入し、3歳の長男とツアーに参加した鈴木華奈さん(29)は「今回初
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国内の自然風景 写真48点ずらり しずぎんギャラリー四季沼津
「自然風景写真の会心音」の作品展が6月1日まで、沼津市大手町のしずぎんギャラリー四季沼津で開かれている。県東部と神奈川県の写真愛好家22人が、48点を出品した。 雨上がりの早朝に差し込む森林の木漏れ日や、春の訪れを告げるかれんな山桜など国内各地の自然風景が並ぶ。温暖化や乱開発など環境変化が懸念される中、「表面的な美しさだけを求めない」を撮影テーマに、枯れ木や人工構造物を一緒に写し込み、社会に問い掛ける作品も紹介している。 同会は写真家の土屋正英さん(44)=浜松市中区=の指導で、長泉町を拠点に活動しているという。午前10時から午後5時(最終日は午後3時)まで。
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絵本のビスケット再現 長泉の障害者施設、ビュフェ美術館で販売
長泉町下長窪の障害者就労支援施設「ほほえみ&みのり工房」は27日、絵本作家の堀内誠一さんの作品「ぐるんぱのようちえん」に登場するビスケットをイメージして作った「ぐるんぱクッキー」を、同町東野のベルナール・ビュフェ美術館に併設されているミュージアムショップ「TREEHOUSE」に納品した。28日から販売される。 同館で開催中の展覧会「堀内誠一 絵の世界」に合わせた企画。施設利用者4人と職員の手作りクッキーを箱に詰め、ショップスタッフに手渡した。 クッキーの作成には約3週間取り組んだ。塩味で、クッキーの表面には「ぐるんぱ」「BISCUIT(ビスケット)」の文字が刻印されている。施設利用者は文
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長泉・清水循環バス 12月再編案を提示 地域交通協議会
長泉町はこのほど開いた地域交通協議会で、町内を巡回するコミュニティーバス「長泉・清水循環バス」の再編案を、公共交通機関の関係者や専門家、住民に提示した。JR御殿場線の長泉なめり駅と静岡医療センター(清水町)をつなぐ同路線は、運行距離の長さや朝夕の遅延が課題だった。12月の再編運行を目指している。 町は、現ルートを経路変更して南北移動に特化する「南北線」と、町内を8の字で循環する「循環線」の2路線を新設する案を示した。協議会では、運行経費が増大する中でも収支率を確保できる料金体系の設定や、2路線を乗り換えやすいダイヤの検討を求める意見が上がった。8月の協議までに料金体系や運行経路の原案を作成
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健康や災害対策 中北薬品と協定 長泉町
長泉町と中北薬品(名古屋市)はこのほど、地域の健康づくりや大規模災害対策の連携を目的に包括連携協定を結んだ。 高齢者支援、感染症予防なども含んだ6項目を定めた。具体的には、手指消毒の勉強会や健康イベントへの協力、ボランティアへの調理実習など食育に注力する。災害時は町内の同社三島支店・三島センターを拠点に、日用品などの物資を円滑に供給する。 町役場で開いた締結式で、森厚俊常務取締役は「地域の中で医療を完結する地域包括ケアを推進したい」とあいさつした。池田修町長は「町内企業にまちづくりへ参加していただけるのはありがたい。今回の締結を機に情報共有を深めていきたい」と話した。
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歌にちなんだ油彩画作品展 長泉で静岡県東部愛好家 29日まで
長泉町など県東部の油絵愛好家でつくる長泉油彩画会の作品展が24日、同町下土狩のコミュニティながいずみで始まった。29日まで。 40~80代の会員14人が同会の旅行で訪れた掛川市の茶畑や山梨県の四尾連湖の風景画など、思い出を独自の視点で捉えた作品を中心に84点を持ち寄った。「歌にちなんで」をテーマに、会員が楽曲の歌詞や曲調を基に描いた絵画も紹介。曲名は伏せて展示し、クイズ形式で鑑賞することができる。 宇津木正弘会長(76)は「描写は自由なのでユニークな作品が多い。コロナ禍で外出できなかった分、自宅で長い時間制作に励んだ成果を見に来てほしい」と話した。
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ビニール熱気球ふわり 長泉で宇宙の学校 科学の楽しさ学ぶ
長泉町教育委員会主催のイベント「長泉宇宙の学校」が22日、同町のコミュニティながいずみで開校した。実験や工作教室などを通して科学に興味を持ってもらうのが目的。初回は小学生と保護者約60人がビニールを使った熱気球を作った。 参加者は家族ごと、ビニールをテープでつないだり、絵を描いたりして縦90センチ、横150センチの熱気球を完成させた。ビニール内にドライヤーで熱風を送り込み、熱気球が浮かぶと歓声が上がった。長泉南小1年の橋本紗那さん(6)は「みんなで協力して作れた。高く飛んでよかった」と喜んだ。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターとNPO法人子ども・宇宙・未来の会が、11月ま
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平和の鳩笛 絵付け挑戦 長泉の美術館
長泉町東野のベルナール・ビュフェ美術館は21日、昨年開催した画家丸木スマ(1875~1956年)の企画展に関連した鳩(はと)笛の絵付けワークショップを同館で開いた。 町内外から親子連れら10人が参加した。企画展でスマゆかりの品として展示された「平和の鳩笛」と同じ、青森県弘前市の下川原焼土人形の鳩笛を用意。参加者は同館スタッフの指導を受けながら、絵の具を使って思い思いの色に塗り上げた。 静岡市から家族と参加した国見ひとみさん(71)は「『平和』と聞くとウクライナが真っ先に思い浮かぶ。早く戦いが終わることを祈って笛を吹きたい」と話した。
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小規模事業者に支援窓口を設置 長泉町商工会が総会
長泉町商工会(白砂清一会長)は20日、2022年度の総会をコミュニティながいずみで開いた。小規模事業者を支援するための窓口設置をはじめ、長引くコロナ禍での事業継続を支える活動などを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 このほか、町内金融機関と連携して町と商工会が設置したワンストップ経営相談窓口を強化する。創業から事業承継まで切れ目のない相談支援や創業セミナーを開催する。 白砂会長は「コロナ禍でも開催した金融懇談会を活用し連携強化を図りたい。会員増や長泉ブランド認定事業も推進する」とあいさつした。
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ウクライナの惨状訴え 長泉で慈善イベント 三島への避難者参加
国際交流の促進に取り組む長泉町の「土曜サロン」(長島はるみ代表)は21日、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ支援のためのチャリティーイベントを同町下土狩のコミュニティながいずみで開いた。同国から三島市に避難した女性らも参加し、惨状を訴えた。 町内外から約200人が参加した。ウクライナ出身で14年前から同市に暮らす原アンナさん(40)と、原さんの母で同国東部のドニプロから原さん宅へ避難したネジェリコ・マリーナさん(63)が講演し、ミサイルにおびえた体験や日常を奪われた悔しさを語った。バザーでは生活用品やハンドメード雑貨などを販売し、募金箱も設けた。売り上げと寄付金で計30万6622円が集まっ
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バラ咲き誇る 長泉・ヴァンジ彫刻庭園美術館 クレマチスも見頃
長泉町東野のヴァンジ彫刻庭園美術館で、バラとクレマチスの花が見頃を迎えている。ピンクや青といった色とりどりの花が共演し、訪れた人たちを楽しませている。 庭園内にはクレマチス約300品種2千株とバラ約90品種300株が植えられている。ピンクの「うらら」や黄色の「ゴールデンボーダー」などのバラ、早咲き大輪系のクレマチスは満開となり、小中輪系も開花が進んでいる。 園芸担当者は「クレマチスは昨年よりも花数が多い。6月にかけてたくさんの品種が開花するので楽しんでほしい」と話した。
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庭園で絵画制作披露 画家スズキコージさん、22日まで長泉
長泉町東野のヴァンジ彫刻庭園美術館で19日、浜松市浜北区出身の画家・絵本作家スズキコージさん(74)によるライブペインティングが始まった。22日までの4日間、庭園で絵画制作を披露する。 制作するのはアクリル画で縦約2メートル、横約3メートルの大作。現在開催中の開館20周年記念展の題名「フラワー オブ ライフ」をテーマに、花などを独特の世界観で表現している。庭園を散策中の来館者は足を止め、指や筆を使って力強く絵を描く姿に見入っていた。 完成した作品は記念展の期間中、館内に展示する。スズキさんは「ライブペインティングは見た人の率直な感想が分かる。生の反応を楽しみたい」と話した。
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浜北区出身画家 絵画制作を披露 長泉のヴァンジ彫刻庭園美術館
長泉町東野のヴァンジ彫刻庭園美術館で19日、浜松市浜北区出身の画家・絵本作家スズキコージさん(74)によるライブペインティングが始まった。22日までの4日間、庭園で絵画制作を披露する。 制作するのはアクリル画で縦約2メートル、横約3メートルの大作。現在開催中の開館20周年記念展の題名「フラワー オブ ライフ」をテーマに、花などを独特の世界観で表現している。庭園を散策中の来館者は足を止め、指や筆を使って力強く絵を描く姿に見入っていた。 完成した作品は記念展の期間中、館内に展示する。スズキさんは「ライブペインティングは見た人の率直な感想が分かる。生の反応を楽しみたい」と話した。
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患者と職員6人陽性 静岡がんセンター【新型コロナ】
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は18日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。同日までに入院患者1人、職員5人の計6人の陽性が判明した。 同センターによると、いずれも軽症か無症状。クラスターが発生した病棟で新規の入院患者の受け入れを停止している。他の病棟の入院や外来診療は通常通り続ける。
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プレミアム商品券 7月29日から販売 長泉町
長泉町は7月29日から、原油価格の高騰や生活必需品などの値上げを受け、家計と事業者支援の一環として、町民を対象に額面5千円のプレミアム付き商品券を販売する。 町内の登録店舗で使える額面千円の券が4枚と、小規模店舗でのみ使える額面500円の券が2枚を1冊(計5千円)として、3千円で販売する。発行総額は2億2千万円(4万4千冊)。1人1冊購入できる。各世帯に世帯人数分の購入券を郵送する。7月29日のみ、ベルフォーレと南部地区センター、町内のマックスバリュ5店舗で発売する。同日~8月7日はマックスバリュ5店舗で、8日~9月16日は町商工会でそれぞれ扱う。12月31日まで使用可能。
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低所得子育て世帯など対象 長泉町が臨時給付金
長泉町は18日、生活必需品などの物価高騰に伴う生活困窮者への支援として、低所得の子育て世帯と本年度の住民税非課税世帯を対象に、それぞれ臨時給付金を支給すると発表した。 低所得の子育て世帯には6月末に、本年度分の住民税均等割非課税の子育て世帯など18歳以下の子ども1人につき5万円を支給する。財源は全額国費で対象者は400人を見込む。事業費に2070万円を計上した。 住民税非課税世帯が対象の給付金は1世帯あたり10万円で、7月下旬の給付を予定。財源は全額国費で、対象は250世帯を見込む。1月以降に家計が急変し、非課税世帯と同様の事情と認められる20世帯にも支給する。事業費として2824万円を
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長泉町は7月1日から接種
長泉町は新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を、7月1日から開始する。 3回目接種から5カ月が経過した60歳以上と、18歳以上59歳以下の基礎疾患を有する人などが対象。集団接種はウェルピアながいずみでモデルナ社製を、個別接種は町内5医療機関でファイザー社製を使用する予定。 6月21日に接種券を発送し、同日午前8時半から専用サイトか特設コールセンターで予約を受け付ける。基礎疾患を有する人は接種券発送の申請が必要。 3月7日までに3回目接種をした65歳以上は、予約混雑緩和のため、5月下旬に往復はがきで接種意向を確認後、希望者に町が接種日を割り当てる。日時や個別接種への変更、取り消しは専用
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新芽丁寧に摘み取り JAふじ伊豆が体験会 手もみ、煎茶作りも
JAふじ伊豆は17日、沼津茶の茶摘みと煎茶作りの体験会を沼津市内で開いた。同市、裾野市、長泉町、清水町の20~40代の女性で構成される「JAふじ伊豆女子大学なんすんキャンパス」のメンバー13人が取り組んだ。 茶摘みは沼津市柳沢の茶畑で実施。参加者は同JA職員の小野啓義さん(67)の指導を受けながら、新芽の葉を見分けながら摘んだ。 同JA本店(同市下香貫)で、摘んだ葉をホットプレートなどを使って乾燥させ、手もみを実施。葉が尖(とが)っていく瞬間を見た参加者からは驚きの声が上がった。参加者は自宅で試飲するという。 同JAなんすん地区本部の樋口康平地区課長(49)は「若い人にも茶摘みを通じて
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裾野署 少年警察協助員に感謝状
裾野署は12日、子供たちの非行防止や健全育成に取り組む少年警察協助員を3月末で退任した渡辺郁夫さん(75)と福室光彦さん(74)=いずれも長泉町下土狩=に感謝状を贈った。同署での贈呈式で山下安則署長が手渡した。 渡辺さんは「一緒に野菜を育てたりキムチを作ったりしたことがいい思い出」と活動を振り返った。福室さんは「コロナ禍で最後の2年間はあまり活動できず残念。今後も別の形で携わりたい」と話した。
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長泉町 2年連続待機児童ゼロ 放課後児童会もゼロ
長泉町はこのほど、2022年度当初の保育所などの待機児童数が、昨年度に続きゼロだったと発表した。放課後児童会の待機児童は、長泉小校区に臨時的に1カ所児童会を増やし、3年ぶりのゼロを達成した。 町によると、4月1日時点の保育所などの施設利用申し込み児童数は975人(前年同期比1人減)、利用児童数は930人(同26人増)と、保育ニーズは高い状況が続いている。国の定義で計上されない潜在的な待機児童数は45人(同27人減)だった。 町こども未来課の担当者は「マンション建設などによる子育て世代の増加で、今後も保育所や放課後児童会の需要は高い水準で推移すると予想される。待機児童ゼロの維持に向けた取り
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障害児の子育て 先輩ママが支援 長泉町に療育塾開業
「障害児を育てる後輩ママ、パパを助けたい」。長泉町納米里の白砂幸子さん(63)が、知的障害のある息子を育ててきた34年間の経験を生かした「親子療育塾」を開業する。日常生活に必要な基本的な動作や知識を子どもに教えるほか、親に対しても障害児への効果的なしつけ方などを助言する。 白砂さんは28歳の時に次男純(あつし)さんを出産。生後1年ほどで難治性てんかん「ウエスト症候群」と診断され、知的障害があることが分かった。「入園させる幼稚園が見つからずに引っ越したり、8時間おきに薬を与え続ける必要があったりと苦労は多かった」と振り返る。熱心な療育のかいあって、現在純さんは隣町のスーパーマーケットに就職し
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窃盗未遂と建造物侵入の疑い 沼津署が男を逮捕
沼津署は10日、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで長泉町竹原、会社員の男(46)を逮捕した。逮捕容疑は4月11日午前7時半ごろ、沼津市内の会社事務所に侵入し、室内を物色して金品を盗もうとした疑い。
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長泉わくわく祭り 3年連続中止
長泉町は9日までに、毎年8月上旬に開く「第26回長泉わくわく祭り」を3年連続で中止することを決めた。 例年、8月第1土曜にJR下土狩駅前で、踊りパレードや出店、各種イベントを展開していた。子どもを中心に新型コロナウイルス感染が高止まりしていること、各関係機関にアンケートを取った結果、企業の参加が見込めないことなどから中止を決めた。代替イベントは予定していない。実行委は「次回の開催に向けて機運醸成に努めたい」と話した。
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マイナンバー活用のタクシー運賃助成 長泉、9日から実証運行開始
長泉町は9日、高齢者の外出を支援するため、マイナンバーカードを活用したタクシー運賃の一部助成事業の実証運行を始める。10月の本運行を前に、カードを持つ町内在住の75歳以上をモニターとして募り、制度の見直しやシステム改修につなげる。 実証運行は7月29日まで、1人あたり12回分を助成する。利用登録したマイナンバーカードをかざすと乗車できる。金額は登録者の乗合人数によって変わり、1人で乗る場合600円を上限にメーター運賃の半額まで助成する。乗車、降車場所のいずれかが町内の場合が対象。 町はモニター希望者に向けた説明会を町内で開いている。担当者は「実証運行は事前の電話予約が必要だが、携帯電話を
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記者コラム「清流」 気さくな美術館
長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館で開幕した開館20周年記念展。同館ゆかりの彫刻家や絵本画家ら作家39人の多様な作品が並んでいる。庭園美術館という魅力の通り、館内の自然とアートを融合した作品が多いのが印象的だった。 例えば庭園を歩きながら動植物を捉えた繊細な写真や、展示室に1カ月滞在し仕上げた色鮮やかな風景画…。館内を抜けると作品のモデルとなった開放的な芝生の広場が目の前に広がり、作家のまなざしや過ごした時間を味わえることもまた耽美(たんび)だ。 年末までの期間中は季節の花々が庭園を彩る。施設の構造や建築など“芸術鑑賞”の楽しみ方は人それぞれだろう。美術
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滝行、写経…長泉・愛鷹山水神社で修行体験 静のひととき、心整う【自然 あそび 非日常㊦】
感覚を研ぎ澄まし、自身の内側に意識を向ける-。緑に囲まれた長泉町元長窪の愛鷹山水神社(すいじんしゃ)。滝行と瞑想(めいそう)、写経の修行体験ができると聞き、門をたたいた。 身を清めるため、白装束に着替え滝つぼへ。気温16度、水温12度。「すぐにでも逃げ出したい」。滝の水圧と寒さに耐え、経を唱えながら1分ほど浴び続けた。 次は瞑想(めいそう)。正しい座り方を学び、軽く目を閉じる。呼吸に集中することで、頭の中を駆け巡る雑念や日常のストレスが消えていくように感じた。 最後は写経。静寂の中、経典の手本を毛筆で書き写す。「心の乱れは文字に表れる」と丸茂玄昌住職(59)。一切の迷いを断ち、無心にな
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長泉町井上靖文学館 「モンブランの万年筆、インク瓶」 製造年不明【美と快と-収蔵品物語㉖】
1907年5月6日、北海道に生を受けた作家井上靖(~91年)は、母八重の郷里である現在の伊豆市湯ケ島地区で育ち、旧制沼津中(現沼津東高)を出た。井上の少年期の記憶を彩る県東部にその業績を顕彰する井上靖文学館ができたのは73年。昨年長泉町営となった同館には、愛用のモンブランの万年筆と、井上がその色を深海になぞらえた「ブルー・ブラック」のインク瓶が残る。 ■広く深い 青黒の“海” 「氷壁」「天平の甍[いらか]」「しろばんば」「敦煌」-。井上は丸みを帯びた独特の文字を操り、後世に伝わる幾多の物語を生み出した。新聞記者から作家に転身後、創作の傍らにはいつも万年筆があった
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浜松市中区の高橋さん S級優勝 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内将棋文化の発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第14回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの113人が最善の一手を熟考し、白熱した対局を繰り広げた。参加者はレベル別の4部門に分かれ、最高クラスのS級は予選リーグと決勝トーナメントで争った。A~C級は5戦の勝敗数で順位を競った。小学生の部も行われた。 S級は高橋英晃さん(浜松市中区)が優勝した。高橋さんは9月開催予定の全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②石垣毅(三島市
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女性限定の心身ケア体験 5月に開催 長泉の野外センター
長泉町のアウトドア複合施設「桃沢野外活動センター」(指定管理者・加和太建設)は5月14、15の両日、自然の中で心身をケアするプログラムに取り組む女性限定宿泊イベント「私らしく、トータルリトリート」を開く。 「リトリート」は、仕事や日常生活から一時的に離れ、疲れた心身を癒やす過ごし方の意味。ヨガやサウナ、ビーガンバーベキュー、たき火のほか、自身と向き合う「死の体験旅行」、愛鷹水神社での瞑想(めいそう)、写経、精進料理を体験する。 当日は貸し切りで、冷暖房、寝具完備のコテージに宿泊する。参加費は3食付きで2万8千円から。定員21人。 申し込みは同センター<電055(987)5100>へ。
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「愛」など6テーマ お薦めの本紹介 長泉・井上靖文学館
長泉町井上靖文学館は9月13日まで、企画展「あなたに贈る最初の1冊 はじめての井上靖」を開いている。 会場の床に設置した質問のチャートに「はい」「いいえ」で答えると、「一途」「愛」「生き方」など6テーマの本を薦める展示構成。テーマごと現代小説、歴史小説、自伝的小説、エッセーなどのあらすじや名言を紹介している。 展示本の一部は同館横のミュージアムショップ「ツリーハウス」で販売している。学芸員の徳山加陽さんは「井上作品は難解なイメージを持たれやすい。全806作と膨大な著作からその人ごとにぐっと来る作品を提案したい」と話した。 井上の愛用品や挿絵なども展示しているほか、井上靖検定コーナーも設
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瓊花が見頃 4月30日までまつり 長泉・井上靖文学館
長泉町井上靖文学館の庭で、鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍」にちなみ植えられた瓊花(けいか)が見頃を迎えている。甘い蜂蜜のような香りと、白くかれんな花で来館者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国揚州市の市花で、日本では唐招提寺(奈良市)や井上靖墓所(伊豆市)などゆかりの地にだけ植えられた珍しい花。30日まで「瓊花まつり」を開き、来館者に三島市の絵本作家えがしらみちこさんが絵を手掛けたオリジナルのしおりをプレゼントしている。
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日本語教育、タイで推進 派遣5人、川勝知事に説明
独立行政法人国際交流基金の「日本語パートナーズ派遣事業」の参加者が26日、県庁に川勝平太知事を訪ね、タイでの日本語教育支援について説明した。 2021年度に派遣された岩崎裕子さん(62)=藤枝市=、金森莉沙さん(23)=焼津市=、中川あい子さん(56)=富士市=は、現地の学生の熱意に触れた喜びや、静岡の食材や名所を紹介した実績などを報告した。22年度に参加する原田莉緒さん(22)=長泉町=と伊藤佑妃さん(21)=静岡市葵区=は、日本語を教える意気込みや異文化に触れる期待を語った。 県は16年に同基金と結んだ協定に基づき、県の推薦者を派遣する独自のプログラムを実施。県内からはこれまでに一般
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身の回りの整頓指導 長泉北小、1年生の授業公開
長泉町教委と同町立北小は25日、3月に幼稚園などを卒園した小学1年生が、異なる学習活動の変化につまずくことなく安心して学校生活を送れるよう指導する「スタートカリキュラム」の授業を公開した。 南小、長泉小でも実施されている5月6日までの約5週間のプログラム。生活科を中心に園と小学校の学びの一貫性を目指し、各校の教諭が主体となってカリキュラムを作成している。 北小で行われた道徳の授業では「みなちゃんのふでばこ」の話を題材に、物を大切にして身の回りを整えることの意義を理解し、日々の生活でも実践する態度を養った。児童は授業の最後にどうやって物を大切に使うかを考え、「優しく使う」「なくしてないか確
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ヴァンジ彫刻庭園美術館「説教壇」 2002年 ジュリアーノ・ヴァンジ作【美と快と-収蔵品物語㉕】
現代イタリアを代表する具象彫刻の巨匠ジュリアーノ・ヴァンジ(91)。長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館は彼の世界唯一の個人美術館として2002年4月28日に開館し、今年で20周年を迎える。同館の象徴的な作品の一つ「説教壇」は創設者の岡野喜之助さん(1947~2016年)が、ヴァンジが多く携わってきた宗教彫刻を彼の重要な仕事と捉え、開館に合わせて制作を依頼したものだった。 荘厳さ 建築と一体化 1995年以降、ヴァンジはイタリアのピサ大聖堂の内陣彫刻やバチカン美術館のエントランスホールなど数々の宗教彫刻を手掛けている。同作は97年にヴァンジが初めて取り組んだ宗教彫刻であるイタリアのパトバ大聖堂
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ウクライナ支援 慈善演奏会開催へ 6月に長泉
長泉町国際交流協会は6月5日、ウクライナの民俗楽器「バンドゥーラ」奏者・カテリーナさんによる楽器演奏と歌のチャリティーコンサートを町文化センターベルフォーレで開く。ロシアの軍事侵攻を受ける同国の人道支援のため、収益金の全額は同国大使館に寄付するという。 ウクライナ生まれのカテリーナさんは、生後30日でチェルノブイリ原発事故に被災し、一家で町から強制退去させられた経験を持つ。19歳で活動拠点を東京へ移転。今年3月からは母親が日本に避難しているという。 会場では知徳高の生徒が募金協力を呼び掛け、特種東海製紙(同町)がウクライナカラーの青と黄色の紙ファイルを配布する。 入場料千円。チケットは
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ロータリークラブ創設・実業家米山梅吉をしのぶ 長泉、講演会も
日本のロータリークラブ(RC)創設者で実業家の米山梅吉を顕彰する米山梅吉記念館(長泉町)は23日、春季例祭を同館で開いた。県内外から会員約100人が集まり、梅吉の遺徳をしのんだ。 同館の松村友吉理事長はあいさつで、コロナ禍による3年ぶりの例祭開催に触れ、「会員同士が語らい、交流を深めていきたい」と述べた。 東京RC初の女性会員で、県富士山世界遺産センター(富士宮市)の遠山敦子館長が「富士山と日本人」をテーマにした講演も行った。遠山館長は富士山を題材にした俳諧や小説、浮世絵など古くから親しまれてきた作品を紹介し、「日本人にとって富士山は憧れや心のよりどころの対象であり、自然観の源泉であった
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「文化の花」咲き誇れ ヴァンジ館、20周年記念展 長泉
長泉町東野の複合文化施設クレマチスの丘にあるヴァンジ彫刻庭園美術館で23日、開館20周年記念展「Flower of Life 生命の花」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。12月25日まで。 同館ゆかりの国内外の作家39人が、彫刻や絵画、写真など多彩な作品計78点を出展した。本展に合わせた新作を中心に、これまで展示された作品が屋内や庭園に並び、季節の植物とともに来場者を楽しませている。 記念展のテーマは生命の循環で、種が芽吹き花を咲かせるように、この地で「文化の花」が咲いてほしいという願いを同館の歩みと重ね合わせた。県東部を歩きながら受けたインスピレーションを詩人管啓次郎さんと美術作
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長泉・中土狩に杏林堂薬局 4月26日開店
ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)は26日、長泉町中土狩に駿東地区初の新店舗「スーパードラッグストアながいずみ中土狩店」を開店する。 売り場面積約1700平方メートル、駐車場73台分を確保した。医薬品や日用雑貨のほか、冷凍食品や生鮮食品の品ぞろえを充実させた。総菜テナントとして「知久屋」が入る。 併設する調剤薬局は5月上旬に開局予定。店内に入らず薬の受け取りができる処方箋の屋外窓口を設ける。
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富士山麓名物グルメ 紹介動画を募集 静岡、山梨17市町村対象
富士山麓エリアの名物グルメをPRする動画コンテスト「環富士山名物グルメグランプリ」(実行委員会、一般社団法人富士山フォーラム主催)の作品募集が始まった。富士山麓に位置する静岡、山梨両県計17市町村を募集エリアに名物グルメを紹介する動画作品を集めて、グランプリを決定する。応募は5月31日まで。 グランプリは3回目の開催。今年から「名物グルメ」に特化する形で名称を一部変更した。新たなロゴマークも製作した。4月26日には、初心者向けに無料の動画作成講座をオンラインで開催する。 募集する名物グルメの動画は30秒。集まった動画を6月1日からユーチューブ上で公開し、同30日までの動画の再生数で競う。
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長泉・ヴァンジ彫刻庭園美術館がクラウドファンディング 所蔵作品維持に活用
開館20周年を迎えた長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館は21日から、所蔵作品や建物、庭園の維持のため、クラウドファンディング(CF)を実施する。CFサイト「レディーフォー」で、400万円を目標金額に5月31日まで募る。 彫刻と庭園が調和する空間づくりを目指す同館は、開館当初から作家の意向でイタリアの彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ氏の彫刻作品を屋外に配置。経年劣化が進み、開館20年を機に今年のメンテナンス実施を検討してきたが、コロナ禍による長期休館や来場者数減少の影響で費用の捻出が厳しくなっている。 寄付金はヴァンジ氏の3作品の洗浄と修繕、企画展を実施する展示棟の修繕、庭園の環境維持などに充てる
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社説(4月21日)博物館法改正 名に恥じぬ「登録館」に
博物館の役割や要件を定めた博物館法が改正、公布された。これまで自治体や一般社団法人などに限られていた登録博物館の対象を、民間企業や学校法人が設置する施設にも広げた。 登録館の間口が広がった一方で、都道府県の教育委員会が担う登録審査は厳格化された。改正法施行の来年4月以降、各教委は文化庁が示す新基準にのっとり、学識者の助言を得て登録の可否を判断する。各教委が運営状況をチェックする仕組みも新たに定めた。 各教委には開館日数や施設面積といった外形的な要素だけでなく、各館の地域との関わりや活動実態、展示企画の独自性など、幅広い観点による審査を求めたい。 登録制度は形骸化が指摘されて久しい。国内
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町長らに費用請求、住民側の敗訴確定 長泉・火葬場整備訴訟
長泉町が裾野市と共同整備した新火葬場整備事業は違法だとして、住民有志「長泉町民のための火葬場を考える会」が町に対し、負担金の一部662万円を前町長と現町長に請求するよう求めた訴訟で、最高裁第2小法廷は20日までに、原告側の上告を受理しない決定をした。15日付。原告側の請求を棄却する一審、二審判決が確定した。 一、二審判決によると原告側は火葬場の建設について、遠藤日出夫前町長が虚偽説明をして、共同運営案へと町議会を誤導したなどと主張していた。二審判決では「町議会の議決に違法、無効となる事由はない」と判断した。
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深海魚 触れて魅力体感 沼津・戸田で催し、200種以上水揚げ
沼津市戸田の地域資源の深海魚をPRするイベント「戸田深海魚まつり」(戸田観光協会主催)が17日、同市の戸田漁協直売所周辺で開かれた。新型コロナウイルスの影響で、2年連続中止していて3年ぶりの開催。県内外から深海魚ファンら約480人が参加し、体験を通して深海魚の魅力を満喫した。 深海魚はトロール漁(底引き網漁)で取れる魚やエビなどの総称。イベントにはミドリフサアンコウやゲホウなど戸田で水揚げされた約200種以上が並び、プールには生きたタカアシガニやトラザメが用意された。 参加者はビニール手袋をつけて深海魚に触れ、独特な形を体感したり、間近で観察したりした。 加藤学園暁秀初等科3年の山本椰
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パルながいずみ5周年 記念のロゴマーク看板披露
長泉町のこども交流センター「パルながいずみ」が14日、開館5周年を迎え、記念式典を開いた。町内の親子40組が参加し、町職員がデザインした5周年記念ロゴマークの看板をお披露目した。 施設は都市計画道路「池田柊線」の開通に伴い、同線沿いに2017年に開館した。子育て支援センターと児童館の機能を併せ持ち、今年3月末時点で来場者数が37万6811人に達した。 周年ロゴは1年間、同施設入り口に掲示するという。池田修町長は「多くの方にご利用いただいた。近年はコロナ禍で利用に制限がかかってしまったが、今年はイベントを実施したい」とあいさつした。
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災害対応、重要な役割 大震災備え絶えず強化【未完の大動脈 新東名10年㊤】
新東名高速道御殿場ジャンクション(JCT)-浜松いなさJCT間が14日、開通から10年を迎えた。首都圏と中京圏をつなぐ大動脈として、東名高速道とのダブルネットワークを形成する新東名。防災、経済の強化に向け、本県にどのような効果をもたらしたのか。次の10年、20年を見据えた課題を探る。 ◇ 2021年7月上旬。停滞した梅雨前線の影響で大雨が続き、長泉町下長窪では東名高速道上り線ののり面が崩れた。通行止めが約1週間続いたが、新東名が迂回(うかい)路として機能した。 中日本高速道路によると、本県の東名区間ではこの10年で、自然災害による通行止めが24回あった。うち15回は高波の影
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銀行とコンビニ 詐欺被害を防ぐ 裾野署長が感謝状
裾野署は12日、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、裾野市のスルガ銀行裾野支店と長泉町のファミリーマート長泉鮎壺北店と各店員に署長感謝状を贈った。 スルガ銀行裾野支店の勝又知子さんは3月28日、70代男性から「海外に150万円を送金したい」と相談を受けた。SNSで片言の日本語のメッセージが届いたことなどを不審に思い、警察に通報。ファミリーマート長泉鮎壺北店の浅田美香さんと肥沼和子さんも同月25日、70代男性が高額な電子マネーを購入しようとしたため、警察への相談を助言。被害を防いだ。 同行を訪れた山下安則署長は「勝又さんは昨年も詐欺を防ぎ2回目。これからも勇気を出して声を掛けてほしい」と述
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無免許運転と犯人隠避の疑い 男2人を逮捕 裾野署
裾野署は13日、道交法違反の疑いで神奈川県海老名市門沢橋4丁目、派遣社員の男(30)を、犯人隠避の疑いで茨城県筑西市木戸、無職の男(28)をそれぞれ逮捕した。派遣社員の男(30)の逮捕容疑は2020年9月12日午後2時ごろ、長泉町の国道246号で乗用車を無免許運転した疑い。無職の男(28)の逮捕容疑は交通取り締まり現場で警察官に対し、派遣社員の男(30)が運転手ではない旨の虚偽の申告をし、犯人を隠避した疑い。
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260万円引き出して盗んだ疑い 会社員の男逮捕 沼津署
沼津署は12日、窃盗の疑いで、裾野市伊豆島田の会社員の男(42)を逮捕した。逮捕容疑は1月28日から31日までの間、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使って6回にわたり、清水町と長泉町の金融機関の現金自動預払機(ATM)から現金計260万円を引き出して盗んだ疑い。
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アパート室内の一部焼く、住人の女性ら軽傷 長泉町
12日午後3時10分ごろ、長泉町南一色のアパート「プリマベーラ」107号室、飲食店経営の女性(79)方から出火し、室内の一部約5平方メートルを焼いた。女性と、長男の飲食店経営の男性(55)の2人が足などに軽いやけどを負った。裾野署によると、アパートは4階建て。女性宅は1階部分にあり、出火当時は2人とも在室していたという。同署などが出火原因を調べている。
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東部DIマイナス17・0 1~3月期 コロナ、原材料高響く
シンクタンクの企業経営研究所(長泉町)が11日までに発表した県東部にある企業の1~3月期業況判断指数(DI)はマイナス17・0で、前期(2021年10~12月)より24・1ポイント悪化した。悪化は1年ぶり。新型コロナウイルスの感染再拡大や原材料高がマイナス要因になり、2四半期ぶりにマイナスに転じた。 業況DIは景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた指数。2~3月に郵送方式で調査し、218社から回答を得た。 基幹産業の観光を中心に非製造業は新型コロナの影響が特に大きく、業況DIはマイナス21・3で26・4ポイント悪化した。製造業は19・9ポイント悪化のマイナス9・8。原
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桜並木彩る竹灯籠 長泉
裾野青年会議所などでつくる「サクラサクマツリ実行委員会」は10日、長泉町の深沢電工駐車場付近でサクラサクマツリを開いた。南部公園(裾野市)から桜堤北公園(同町)までの遊歩道約400メートルを竹灯籠約600個で飾り、幻想的な光が桜並木を彩った。 2015年に市町の境を超えた交流イベントとして始まったが、20、21年はコロナ禍の影響で中止した。今年は感染対策に配慮し、竹灯籠を初企画した。富岡竹灯籠の会(同市)と同町下長窪の地域住民が制作した竹灯籠を配置し、地域住民が写真撮影を楽しんだ。音楽ライブやウクライナへの支援金募金なども行った。
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地域の新入社員向け研修 機具の使い方指導 沼津・県立工科短期大学校
静岡県立工科短期大学校沼津キャンパス(沼津市)は2022年度、新入社員向けの在職者訓練コースを開設した。地元中小企業の活用を想定し、担当者は「企業にとって採用は投資。即戦力に育ってもらうことで投資期間を短くすることができる」と話す。 新入社員研修を十分に行うことができない中小企業からの要望もあり、短期間の基礎講座として新設した。ものづくりと情報技術(IT)の2講座で、基礎を事前に学んで職場に溶け込みやすくし、新入社員の定着率を上げる狙いもある。 ものづくりは7日から2日間の日程で始まり、県東部の新入社員11人が受講した。初日は安全や整理整頓などの重要性を学び、鉄のこで金属を切断する作業で
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人気アニメ曲やディズニー音楽も 長泉中吹奏楽部が定演
長泉町の長泉中吹奏楽部は9日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同町のベルフォーレで開いた。2、3年の部員59人が練習の成果を発表した。 ポップスやクラシックなどの3部構成で、人気アニメ「名探偵コナン」のテーマ曲や全日本吹奏楽コンクール課題曲「サーカスハットマーチ」など多彩な11曲を披露した。ディズニーメドレーでは、キャラクターの耳飾りを付けて演奏するパフォーマンスを披露し、来場者約260人を楽しませた。 演奏会は、地域の音楽文化を盛り上げようとベルフォーレが協力した。
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少子化時代に37学級マンモス校 長泉小、プレハブ校舎新設
少子化で小中学校の統廃合が各地で進む中、長泉町の長泉小は児童数の増加に伴い教室が不足し、新学期から新設したプレハブ校舎の使用を始める。今後も児童数が増え、静岡県内有数のマンモス校となることが見込まれる。人口が増加傾向の同町では特にJR三島駅に近接し利便性が良いエリアが、児童を通わせる子育て世代の人気を集めているようだ。 県の学校基本調査によると、2021年度の県内児童数は11年度から10年間で2万5312人、小学校は23校減少した。一方、長泉小は67人増加し、既に1043人が在校する全37学級のマンモス校となっている。 町の総人口は12年3月から10年間で1700人以上増加。同校区では国
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認定看護師へ 全国から53人 静岡がんセンター開講式
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は5日、特定行為研修を組み込んだ認定看護師教育課程の開講式を同町のファルマバレーセンターで開いた。全国の医療施設から集まった看護師53人が、研修生として約1年間かけて専門性の高い知識と技術を習得し、認定看護師審査の合格を目指す。 開講式で山口建総長は「患者ケアの中心になるという覚悟が必要。十分な技術を身に付けるとともに、ケアの神髄は心にあることを忘れないでほしい」と呼び掛けた。研修生を代表し、伊藤聡子さん(41)=滋賀県=が「最新のがん治療に密着した教育環境の中で、質の高い看護ケアやサポートができる認定看護師を目指したい」と決意を述べた。 研修生はがん医
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静岡県議会定数「68」維持 選挙区等検討委、各会派が合意
2023年春の次期県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査検討委員会(山田誠委員長)は4日、第11回会合を県庁で開き、定数を現行の68のままにすることで各会派が合意した。5月に県議会議長に提出する答申に盛り込む。選挙区については次回以降に持ち越した。 昨年11月公表の国勢調査確定値で、県人口は5年前に比べ議員1人当たりの人口(5万3429人)を上回る6万7103人減少し、定数を1減する意見も当初あったが、全国比較や浜松市の行政区再編が正式決定してないことを理由に見送られた。 最大会派の自民改革会議は、議員1人当たりの人口が全国9位であることや、旧法定定数(静岡県議会は84)に
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山梨7市町加入 医療特区「順調」 ふじのくに地域協議会が報告
静岡県東部12市町と商工団体、金融機関、研究機関などでつくる「ふじのくに先端医療総合特区地域協議会」の会合がこのほど、オンラインで行われた。同特区に2021年度、山梨県の7市町が加わったことを受け、県担当者が区域拡大初年度の両県連携による成果や実績、展望などを説明した。 県によると、21年度の医療関連製品の開発実績は目標を上回る14件だった。山梨県の企業との連携事業について、本県企業から支援機関に寄せられた相談は102件に上り、そのうち共同で製品開発につながった事例もあるという。今後も連携事業を通じて、がん医療の発展や、地域の医療関連企業の活性化などに力を入れる方針も確認した。 県担当者
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空き家活用 長泉町と宅建が協定 購入世帯に補助金
長泉町は30日、県宅地建物取引業協会と空き家などの利活用促進に関する協定を結んだ。2022年度から空き家バンクを設置し、空き家を購入した世帯に改修費を交付する制度を開始するなどして、定住促進と地域振興を図る。 同協会の宇野篤哉会長ら3人が町役場を訪れ、池田修町長と宇野会長が協定書にサインした。池田町長は「当町は公示地価が高く、『住みたい町』として評価をいただいている。協会のネットワークと資源を活用し、アドバイスをいただきたい」とあいさつした。 新事業として、空き家バンクに登録された物件のうち、居住誘導区域内にあり、1年以上空き家の一戸建て住宅を購入した人に、改修費として補助金を交付する
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「絵描き」堀内誠一を回顧 絵本原画や資料展示 長泉・ビュフェ美術館
アートディレクター、デザイナー、絵本作家として戦後活躍し、12月に生誕90年を迎える堀内誠一(1932~87年)の画業を回顧する展覧会「堀内誠一 絵の世界」が7月25日まで、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で開かれている。多彩な画風で描き分けた堀内の絵本世界を中心に紹介している。 堀内は「anan」「BRUTUS」「Olive」といった雑誌のロゴや、書籍の装丁、ポスターなどさまざまなデザインを手掛けた。一方、「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と位置づけ、「ぐるんぱのようちえん」「こすずめのぼうけん」など数多くの絵本を生み出した。 展示では、絵本の原画、雑誌で手掛けたデザインの下絵など
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聴覚障害を知って 映画「咲む」上映 長泉
ろう者が主人公の映画「咲む」の上映会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、長泉町のベルフォーレで開かれた。町民ら約170人が鑑賞し、聴覚障害への理解を深めた。 東部「咲む」上映会実行委員会が主催し、地元の手話サークルなどが協力した。作品は全日本ろうあ連盟創立70周年記念で制作された。ろう者の女性が限界集落で地域おこしに奮闘し、道を切り開く様子と、女性に出会うことで変わっていく人々の姿を描いた。 同実行委で長泉町身体障害者福祉会ろうあ部の大川みゆき代表は「ろう者への理解が広がれば。障害のある子どもの親にも希望を持ってほしい」と話した。
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毎日5分の体操 オンラインで伝授 長泉町
長泉町は26日、毎日のスキマ時間に取り組める体操を紹介する健康イベント「“毎日5分”スキマ体操 スキトレ」をオンライン形式で開催し、同町のウェルピアながいずみから動画を生配信した。 イベントは、NHK「みんなの体操」などに出演する体操インストラクター原川愛さんが講師を務めた。肩を上げる、胸を開く、ももの裏を伸ばすなど、全身の筋肉をほぐすストレッチを解説した。 原川さんは「どれも生活の中で少ない動作なので、必要な動きを取り入れてほしい。できる範囲のことを続けることが大切」と呼び掛けた。 フリーアナウンサー小沼みのりさんを迎えたトークショーも行った。原川さんによるス
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隙間時間で体づくり講座 オンライン形式、26日から長泉町
長泉町は26日午後2時から、健康づくりイベント「“毎日5分”スキマ体操 スキトレ」をオンライン形式でライブ配信する。聴講無料。 時間がなかったり、ハードな運動に抵抗があったりする人向けに、体づくりの基本を伝える。体操インストラクターでNHK「テレビ体操」「みんなの体操」に出演する原川愛さんが講師を務め、毎日続けられるストレッチ講座を行う。フリーアナウンサー小沼みのりさんと原川さんのトークショーもある。 長泉町のホームページから視聴URLを確認できる。問い合わせは静岡新聞社東部総局<電055(962)6520>へ。
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長泉町の平成史 写真中心に紹介
長泉町はこのほど、平成期の町の出来事をまとめた「長泉町史 平成史」を作成した。写真を中心に、平成を上期、中期、下期に分けて各年代の出来事を紹介している。 巻頭では国際姉妹都市のニュージーランド・ワンガヌイ市との交流や、長泉わくわく祭り、都市交通基盤、子育て支援の発展を特集した。町生涯学習課の渡辺美紀主査は「転入転出が多い町。平成期に発展した経緯を若者や転入した人にも知ってほしい」と話した。 コミュニティながいずみ内にある生涯学習課で販売している。1冊千円。A4サイズ、フルカラー152ページ。問い合わせは同課<電055(986)2289>へ。
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パークゴルフ場 10月1日開業へ 長泉町議会が閉会
長泉町は23日、同町桃沢で整備している町パークゴルフ場を10月1日に開業すると発表した。 健康づくりのほか、世代間交流を図る施設として昨夏、着工した。面積は2万2500平方メートル、2コース18ホール。町民の施設利用料は、一般300円、小中学生と65歳以上は200円。月曜定休。 23日の町議会3月定例会最終本会議で、関連の条例が原案通り可決された。3月定例会は本年度一般会計補正予算など17議案を原案通り可決し、閉会した。
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ウクライナの平和祈り 青と黄にライトアップ 長泉町役場本庁舎
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、長泉町は21日から、平和への祈りを込めて町役場本庁舎をウクライナ国旗色へのライトアップを始めた。31日まで。 庁舎正面の窓ガラスにかかるブラインドに、青と黄の2色のLEDライトを照らし国旗色を表現した。同町は2006年に非核平和都市宣言をし、核兵器の廃絶と世界平和の実現に貢献することを表明している。 午後6時半から9時半まで点灯する。
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認定看護師課程 修了式 静岡がんセンター
静岡県立静岡がんセンターは18日、特定行為研修を組み込んだ認定看護師教育課程の修了式を長泉町のファルマバレーセンターで開いた。全国の医療施設から研修生として集まった看護師48人がさらなる活躍を誓った。 山口建総長は「皆さんは多職種チーム医療をつなぐ要になる存在。経験と人脈を大切に乗り越えていってほしい」とあいさつし、修了証書を手渡した。 研修生を代表して、がん薬物療法看護分野の浅子理恵さん(42)=東京都=は「より広い視野でがん医療を学ぶことができた。認定看護師としての精神と学びを糧にまい進したい」と決意を新たにした。 研修生は約1年間、がんに関する5分野で、講義や実習に取り組んできた
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住民福祉部長に露木氏が昇任 長泉町人事
長泉町は18日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級の異動は1人。規模は40人で例年より小規模。主な異動者は次の通り。 【部長級】住民福祉部長(福祉保険課長)露木伸彦 【課長級】福祉保険課長(長寿介護課主幹)小長井圭美 【園長級】こども未来課南こども園長(こども未来課長泉幼稚園長)杉山里恵▽こども未来課長泉幼稚園長(こども未来課桃沢幼稚園長)中村古津枝▽こども未来課桃沢幼稚園長(こども未来課桃沢幼稚園主幹)佐藤美穂 【退職=3月31日付】加藤孝一(住民福祉部長)勝又猛徳(上下水道課参事)平祐美子(こども未来課南こども園長)
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長泉町 公共施設利用制限、22日から緩和へ
長泉町は18日、まん延防止等重点措置が21日に解除されることを受け、22日から公共施設の利用制限を緩和すると発表した。 会議室やホール、グラウンドや体育館などの利用人数や、図書館の滞在時間の制限を解除する。子育て関連施設は再開するが、利用を町民限定とする。
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”線の画家”ビュフェの生涯 長泉で企画展 表現の変遷たどる
フランスの具象画家ベルナール・ビュフェの特徴と言われる線の変遷と、その画家人生をたどる企画展「線の画家 ベルナール・ビュフェ」が12日、長泉町東野のベルナール・ビュフェ美術館で始まった。2023年3月26日まで。 ビュフェがデビューした10代の頃から亡くなる1999年までに手掛けた作品約100点が並ぶ。初期作品では鉛筆で描きこまれた無数の線や、細い線を幾重にも重ねるように描いた輪郭線が目を引く。時代の変化とともに、輪郭線を描かなくなったり太くはっきりした線で描いたりと、ビュフェが生涯を通じて線の表現を模索する様子が分かる内容になっている。 ビュフェが30代に描いた油彩「ニューヨーク‥マン
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社説(3月13日)伊豆の歴史資産 誇れる価値、活用工夫を
静岡県伊豆・東部地域は鎌倉時代から江戸末期までの歴史資産が集積している。色あせない価値を持ち、広くアピールできる地域固有の観光資源だ。誘客につなげるとともに、住民が郷土への関心や誇りをさらに高める資源として、活用の工夫を進めてほしい。 鎌倉幕府第2代執権の北条義時を主人公にした大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台の一つとなり注目度が高まっている。一時的な盛り上がりで終わらせてはならない。コロナ禍で観光産業が大幅な停滞を余儀なくされている中、起爆剤として使えるものを貪欲に活用していく姿勢が求められる。 企業経営研究所(長泉町)は、大河放映に伴い県内で発生する経済波及効果を158億円と試算する
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沼津で第1回債権者集会 「淡島」関連会社
沼津市の淡島ホテルの旧運営会社「淡島ホテル(現AWH)」の関連会社「長泉ガーデン」の破産手続き開始決定を受け、静岡地裁沼津支部は11日、第1回債権者集会を市内で開いた。 長泉ガーデンは、ホテル「長泉ガーデン」(長泉町)の旧運営会社。昨年10月に地裁支部から破産手続き開始決定を受けた。 集会は非公開。出席者によると、破産管財人の弁護士から、現在判明している一般債権者数は55人に上ると報告があった。売掛金や未収入金、貸付金などの回収可能性を調査しているが、主にグループ会社に対するもののため、回収が困難とみられる。 破産管財人は、資産は別会社が保有する役割を担っていたとし、「資産の発見と破産
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福祉団体に食料品贈る 静岡県東部の4信金、フードドライブ
静岡県東部の4信用金庫(沼津、三島、富士、富士宮)が、新型コロナウイルス禍で深刻な生活困窮者の支援を目的に、各地元の福祉団体に食料品を贈る取り組み「フードドライブ」を実施している。コロナ禍の収束が見通せない中、昨年に続いて今月から2回目となる取り組みを始めている。 昨年7~8月に1回目を行った。各信金の役職員が食料品を持ち寄り、営業エリア内の社会福祉協議会(社協)などに届けた。今回の寄贈先は、沼津は御殿場市社協、三島は伊東市と長泉町社協、富士は富士市ユニバーサル就労支援センター、富士宮は富士宮市社協。沼津信金はこのほど、250キロ分の食料品を用意。鈴木俊一理事長が御殿場市社協の三井米木会長
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ヴァンジ館支援「拙速判断せず」 静岡県文化局長
静岡県の紅野聖二文化局長は9日の県議会文化観光委員会で、新型コロナウイルス禍で経営難に陥り閉館の危機にあるヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の支援について、有識者検討会から出された課題を精査し「拙速な判断にならないよう時間をかけて慎重に検討を進める」と述べた。 県議会第2会派ふじのくに県民クラブの委員は「支援ありきと感じる。県民生活に必要かどうかの理由付けが求められる」などと指摘した。これに対し、紅野局長は3月中に第3回有識者検討会を開き、最終意見の報告を受けた上で「県としての支援の方向性を検討していく」とし、方針決定には一定の時間を要するとの見通しを示した。
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トラック荷台から落下、作業の運転手死亡 長泉
9日午前8時45分ごろ、長泉町南一色の事業所敷地内で、富山県上市町の運転手男性(63)がトラックの荷台から落下した。男性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。裾野署によると、荷台の高さは約2メートル。男性は1人で荷台に乗り、鉄骨を下ろすためにワイヤを取り付ける作業をしていたという。同署は労災事故とみて、原因を調べている。
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保健福祉 重層的支援へ準備室設置 長泉町、新年度
長泉町の池田修町長は8日の町議会3月定例会一般質問で、高齢者、障害者、子育て、生活困窮者など多分野の支援機関が連携して包括的な支援を目指す「重層的支援体制」の整備に向けた準備室を、2022年度に設置する方針を示した。大沼正明氏(政和会)への答弁。 8050世帯、介護と育児のダブルケアなどの住民課題が複雑化する中、国が推進する「重層的支援体制整備事業」への対応。町長直轄の重層的支援支援室を新設し、室長は総務部長が兼務する。多分野に及ぶ課題対応を調整する専属の職員1人を配置する。専門機関から精神保健福祉士の定期的派遣を受けながら、福祉保健課、こども未来課などの関係部署職員も兼務する。 池田町
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東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案
コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。 ■富士市 仮想空間に自転車コース プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円) ■富士宮市 やさしい日本
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公共施設のトイレ改修、来年度開始へ 長泉町
長泉町は7日の町議会3月定例会一般質問で、町内の公共施設のトイレを洋式化する改修を早ければ2022年度から開始する方針を示した。安田三津子氏(新風)への答弁。 町によると、感染症対策や環境対策に配慮し、公共施設に節水型の洋式トイレ導入を計画的に進めるとした。トイレの洋式化率はコミュニティセンターが57%、ベルフォーレが37%となっている。 町は17年度から、駿河平自然公園や杉原公園など公園へのトイレの新設や改修の整備を進めていて、22年度に多くの工事が終了する予定という。
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ウクライナ侵攻を非難 長泉町議会で決議案可決
長泉町議会は7日の本会議で、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を非難する議員発議による決議案を全会一致で可決した。 決議はロシアの軍事侵攻を「国際秩序の根幹を揺るがす行為として断じて容認できず、断固として非難する」と指摘し、戦闘の停止や世界平和の実現を訴えた。
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沼津三島線が一部開通 長泉、三島駅方面へアクセス向上
沼津市から長泉町を横断し、JR三島駅北口につながる都市計画道路「沼津三島線」(約2・8キロ)のうち、同町本宿から下土狩を結ぶ一部区間(約760メートル)が6日、開通した。 沼津三島線は1996年度から整備を進めている。県沼津土木事務所によると、JR御殿場線の線路がある影響で、町内の幹線道路は渋滞が発生しやすく、道幅も狭く事故のリスクが高かったという。 今回の開通区間は幅25メートル、4車線。県道大岡元長窪線から三島駅北口方面へ踏切を通過せずに東西に横断できるようになった。御殿場線との立体交差により円滑な交通を確保し、幅広い歩道を整備して自転車や歩行者の安全性を高めた。開通に伴い、同事務所
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若年がん患者の支援へ意見交換 静岡県内医療機関など
AYA世代(15~39歳)の若年がん患者への理解を深める「静岡版 AYA世代支援ネットワーク構築のためのワークショップ」(県立静岡がんセンター、県立こども病院など主催)が6日、オンラインで開かれた。進学や就職など人生の転機が重なる世代の治療と教育の両立について、患者や医療、教育関係者らが支援の方向性を話し合った。 同センターの医師は、悪性固形腫瘍に罹患(りかん)した当時高校1年の男性患者が、入院中にオンラインで遠隔授業を受け学業を継続した事例を紹介した。男性は「勉強の遅れが緩和できたし、仲間の様子も見られて心の支えになった」と病院や学校側の理解に感謝した。一方、オンライン授業への出席が体力
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高校生デザイン 消毒クリーム完成 沼津商高、長泉の会社と連携
清水町の沼津商高情報ビジネス科の3年生14人がデザインなどを担当したアルコール消毒クリームが完成し、このほど、同校で新商品の寄贈式が行われた。 商品開発は長泉町の「エルシャート」と連携し、県の経営革新事業として臨んだ。デザインは沼津市の広告デザイン会社「BIG ISLAND」の大嶋健一朗代表から指導を受け、約1年半の授業で商品名「ウイルスガードサボテンクリーム」やキャッチコピー、ロゴのデザインに関するアイデアを提案したという。 エルシャートの村上朋彦取締役と大嶋代表らが、250個を卒業生に贈った。3年の勝又奈々美さんは「チラシの作り方や文字の配置など、役に立つことが多かった」と振り返った
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道路破損箇所などLINEで通報 長泉町開始
長泉町は3月、町が管理する道路や側溝などの破損や、照明灯、公園遊具などの不具合を、通信アプリ「LINE」の町公式アカウントから通報できる「町民レポート」システムを開始した。 通報は町公式ラインのメニューから「町民レポート」を選び、指示に従って損傷箇所の写真や位置情報を送信する。町は提供された情報への回答は行わず、今後の維持管理に活用するという。町は「ラインを活用して実態把握を効率化し、町民の安心安全につなげたい」と説明した。
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総合特区の成果紹介 長泉でがん会議、山梨と産業活性化期待
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)と静岡県、ファルマバレーセンターは4日、本年度の「静岡がん会議」をオンラインで開いた。「がん治療を始めとした先端医療の推進・地域づくりへの取り組み-総合特区で見つける医療健康産業の未来絵」をテーマに、県内外の総合特区の関係者が各地域の実績を報告した。 県担当者は、県東部に医療健康産業の集積を図る県のファルマバレープロジェクトの事例として、高齢者の自立支援を追究するモデルルームの開設など成果を紹介。医療分野だけでなく、福祉や介護といった分野に地域企業支援の対象を広げ、超高齢社会を支える産業の創出や集積を目指す戦略を説明した。 県東部12市町をエリアとする「
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黄瀬川大橋、架け替えへ 昨年豪雨被害【静岡県議会一般質問】
静岡県議会2月定例会は2日、自民改革会議の西原明美氏(藤枝市)、坪内秀樹氏(清水町・長泉町)、中沢公彦氏(浜松市東区)、ふじのくに県民クラブの杉山淳氏(静岡市駿河区)が一般質問を行った。難波喬司副知事は昨年7月の豪雨被害を受けた、沼津市と清水町の境を流れる黄瀬川の黄瀬川大橋について、災害対応への強化などを理由に全面的に架け替える方針を表明した。坪内氏への答弁。 架け替えの理由に関し「水の流れを妨げている橋脚の数を減らし、災害リスクを低減することが必須。(橋の)道路幅が狭い問題があり、快適性を向上させる必要がある」と説明した。 架け替え工事期間中の交通を確保し、周辺への影響を抑えるために、
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ヴァンジ館存続 改めて意欲示す 知事答弁【静岡県議会一般質問】
川勝知事は新型コロナウイルス禍で経営難に陥り閉館の危機にあるヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の存続に向け、有識者検討会の意見を踏まえた上で「東部地域の文化・観光拠点の形成につながるよう、県として支援の方向性を定める」と改めて意欲を示した。坪内氏への答弁。 1月に設置した有識者検討会による検討状況を報告し「ポテンシャルの高さが指摘される一方、運営、資産の状況に十分な精査が必要で、活用する場合はコンセプトを明確にする必要があるとの意見があった」とした。有識者検討会では今後、同美術館が県に譲渡された場合の課題整理などに入るとした。 ヴァンジ彫刻庭園美術館は長泉町の複合文化施設クレマチスの丘にあ
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長泉町長「変化する局面 迅速に対応」 施政方針
長泉町議会3月定例会が1日開会し、会期を23日までの23日間と決めた後、159億3千万円の2022年度一般会計当初予算案など24議案を上程した。 このうち、21年度一般会計に7億2400万円を追加する補正予算案など2議案を原案通り可決・承認した。 池田修町長は施政方針で、主要施策として子育て支援▽健康づくり▽にぎわいづくり▽DX推進―を挙げた。「コロナ禍の影響で社会全体がさまざまな困難に直面しているが、絶えず変化する局面にスピーディーに対応していく」と述べた。
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電話通訳サービスを導入 スルガ銀行、5言語に対応
スルガ銀行は28日、外国人応援プランの取り扱い開始に合わせて電話通訳サービスを導入した。金融に関する専門用語は難解でやりとりが不十分となる懸念から、通信ソリューション事業を手掛ける都内企業と連携し、5言語(英語、ベトナム語、中国語、ポルトガル語、スペイン語)に対応する。 外国人からの電話を神奈川県内の同行アクセスセンターが受け、連携する「ポリグロットリンク」(井谷大也社長)の通訳センターに接続し、外国人と通訳、同行担当者の3者間で会話する。今回は外国人応援プラン専用のフリーダイヤルとして導入する。今後は東京と長泉町の同行アクセスセンターでも受け付けられるようにするほか、対応言語も拡充する予
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乗用車から出火 長泉町のホテル駐車場、けが人なし
26日午後8時50分ごろ、長泉町南一色のスーパーホテル長泉・沼津インター北側駐車場で、従業員男性の乗用車から出火し、タイヤなどを焼いた。裾野署によると、けが人はいなかった。辺りに火の気はなく、同署などが出火原因を調べている。
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淡島ホテル関連会社「長田事業」 破産受け債権者集会 沼津
沼津市の淡島ホテルの旧運営会社「淡島ホテル(現AWH)」の関連会社「長田事業」の破産手続き開始決定を受け、静岡地裁沼津支部は25日、第1回債権者集会を市内で開いた。 長田事業は、ホテル「長泉ガーデン」(長泉町)の不動産を所有する会社。昨年10月に地裁支部から破産手続き開始決定を受けた。 集会は非公開。出席者によると、破産管財人の弁護士から、現在判明している負債額は約9億7800万円、債権者は44人に上ると報告があった。 財産のうち、長泉ガーデン1号館は、ホテルのほか会員権の所有者が住居として使用している部屋もあるとみられ、建物売却には難航が予想されるという。破産管財人は「資産、特に不動
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3月定例会は来月1日から 当初予算など審議 長泉町議会
長泉町議会は24日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を3月1日から23日までの23日間と決めた。2022年度当初予算案など24議案を審議する。一般質問は4、7、8日に行い、9人が登壇する。
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健康づくりやDX重点 長泉町当初予算案 一般会計最大159億円
長泉町は24日、2022年度当初予算案を発表した。社会保障経費の増大や住民の生活環境整備を図る大型事業の実施に伴い、一般会計は21年度当初比3・2%増の159億3千万円と過去最大規模。21年度に始まった第5次町総合計画に掲げた「子育て支援」「健康づくり」「にぎわいづくり」「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進」を重点施策に挙げた。 池田修町長はアフターコロナを見据えた活性化の必要性を指摘。まちづくり参画につなげる町民活動を支援するために新設した補助制度を挙げ、「団体活動を支援して町の活力を生み出したい」と強調した。 主要事業はパークゴルフ場や鮎壺公園の整備を進める。マイナンバーを
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ママ目線で魅力投稿 富士、富士宮、長泉の市民記者 初の連動企画
富士、富士宮、長泉の3市町で、それぞれ魅力発信に取り組む団体が初の連動企画として富士山の日の23日、「わたしのまちでみつけた富士山」を一斉に公開した。ママ目線で地元の“富士山”を伝えている。 3市町の「ふじ応援部」「ふじのみやハハラッチ」「長泉ママラッチ」は子育て世代の女性らが市民記者として地域の情報を取材し発信している。 連携に向けた交流会に取り組む中で、各エリアに共通する「富士山」をテーマにそれぞれ視点でホームページなどに投稿した。 記事は午後2時23分に公開。ふじ応援部は、市内で撮影された富士山や富士山がデザインされたマンホール、富士山型グッズなどたくさん
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園児に修了証 長泉・幼年消防クラブ
長泉町のエンゼル幼稚園(野秋和弘園長)はこのほど、幼年消防クラブの修了式を開いた。防火活動などに取り組んだ年長児約80人が修了証を受け取った。 富士山南東消防本部長泉消防署の檜田晃署長が「小学生になっても学んだことを忘れないで」と呼び掛け、野秋園長と修了証を手渡した。法被姿の園児は「火遊びはしません」などと声を合わせて誓いの言葉を宣言。活動に使用した旗や法被を年中児に引き継いだ。
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個性あふれる絵画や貼り絵 2月28日まで 沼津で障害者作品展
長泉町の障害者支援施設「悠雲寮」の利用者の作品展が28日まで、沼津市大手町のまちかどアートギャラリーで開かれている。 施設を利用する20~70代の約25人が制作した絵画と立体作品約30点を展示した。富士山や鳥、虫などを画面いっぱいに表現した貼り絵やマスク姿の職員を優しい色合いで描いた絵、紙粘土で作ったブドウやバナナをつるした「果実の木」など個性あふれる作品が並ぶ。 悠雲寮は社会福祉法人静香会の運営。利用者は裾野市の彫刻家石渡三夫さんの指導を受けている。
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置き配ボックス配布へ 長泉町、住民対象に300個 コロナ対策と環境負荷低減目指す
新型コロナウイルスの感染拡大による新しい生活様式の定着を踏まえ、長泉町は2022年度、非対面で宅配サービスを利用できるよう、「置き配達専用ボックス」を希望する町民に配布する方針を固めた。再配達による環境負荷の低減につなげ、脱炭素社会の実現を目指した取り組みも加速させる。22年度当初予算案に関連経費を盛り込む。 コロナ下で宅配サービスの需要が高まる中、ボックスの導入により荷物受け取りの感染リスクの軽減を図る。同時に再配達を減らし、温室効果ガス排出量も削減させる。町によると、自治体がこうしたボックスを配布するのは県内初だという。 ボックスは300個を用意する予定で、7月ごろから配布する計画。
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安全措置講じず作業 労働安全衛生法違反の疑い 伊豆の国の企業書類送致
沼津労働基準監督署は16日、労働安全衛生法違反の疑いで伊豆の国市南條、設備工事業の企業と同社代表取締役の男性(38)を静岡地検沼津支部に書類送致した。送致容疑は2021年7月21日、作業員が長泉町内の施設でコンベヤーの更新工事を行う際、コンベヤーの開口部に覆いなどを設けて巻き込まれなどを防止する措置を講じずに作業を行わせた疑い。同労基署によると、作業員はコンベヤーに巻き込まれ、左足の一部を切断した。
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企業の脱炭素化加速へ 伴走型支援充実【22年度県予算 検証㊥】
長泉町のアルミリサイクル業山一金属の大賀丈久専務(31)は、再生アルミを圧縮して板状にした「タブレット」を手に胸を張った。「このタブレットは製造時に使う電力がとても少ない。環境に優しいんです」 同社は脱炭素化社会を見据え、回収したアルミ缶やアルミ箔(はく)を再生する際、ペレットを焙(ばい)焼・圧縮してタブレット化する独自技術を開発した。製造過程で電力を最も使う溶解の工程をなくすことで、従来の再生アルミと比べて電力消費量を10%程度に抑えた。消費電力が大幅に少ない分、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出を低減できる。缶や箔に付着したり混ざったりしている塗料や他の金属なども中間工程
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縦横 強弱 端正な交錯 筆致多様に世界表現/ベルナール・ビュフェ 色彩と線㊦「線の変容」
第2次大戦後まもなく、19歳で本格的に画壇デビューしたフランス人画家ベルナール・ビュフェ(1928~99年)。当初は虚飾を排した独自の人物描写に注目が集まったが、そのモチーフは摩天楼、昆虫、水辺の風景など時代によって変遷した。ベルナール・ビュフェ美術館(長泉町)で開催中の所蔵品展「具象画家 ベルナール・ビュフェ-ビュフェが描いたもの-」に出品された代表作からは、画題の移り変わりが線の変容と一体であることが読み取れる。 ≪アトリエ≫は頭角を現し始めた10代後半の作品。黙々とキャンバスに向かう自身を描いた。物の輪郭線や背景の質感表現としての線が特徴的で、対象によって明確に違いが出ている。同美術
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チョコやキッシュ…長泉産ワサビ味わって 8店舗がメニュー開発 19日からPRイベント
長泉町は19日から、町北部で栽培され、特産化を進めている「桃沢わさび」の魅力をPRするイベントを開催する。3月6日まで、町内の飲食店8店舗が創作メニューを提供し、認知度向上と地産地消の推進を目指す。 桃沢わさびは桃沢川の水と愛鷹山の湧水で育ち、ピリリとした辛みが特徴。町は地元農家が高齢のため手放したワサビ田を引き継ぎ、2016年から地元の農園と連携して整備、栽培しているという。 14日にはメニューのお披露目会を町役場で行った。チョコレートやキッシュ、焼き鳥などワサビの風味を生かした多彩な品々が一堂に会し、味わいなどを各店舗が説明、試食も行った。「わさびいなり」を開発した喜作寿司店主の村田
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歩行者事故防止へ 裾野署など、反射材配り啓発
静岡県内で交通死亡事故が連続発生したことを受け、裾野署と交通安全協会裾野地区支部は9日、歩行者の事故防止に向けた啓発活動を裾野市佐野のマックスバリュ裾野店で実施した。 同署によると、県内の死亡事故は4~6日に3件発生した。同署管内(裾野市、長泉町)では、8日時点で8件の歩行者事故が起き、前年同期に比べ5件増加したという。 参加者はスーパーの出入り口付近で、自発光式反射材や、歩行中の安全横断の注意点などを記したチラシを来店者に配り、歩行者とドライバーに注意を呼び掛けた。