瑛美さん(沼津)特別賞 紙わざ大賞
特種東海製紙はこのほど、ペーパーアートの全国公募展「紙わざ大賞」の最終審査会を長泉町で開いた。主要賞は7点。県内からは、沼津市のアーティスト名「瑛美」さんが特別賞の特種東海製紙賞に選ばれた。
2021年の第30回を一つの区切りとして22年は中断したが、「紙の可能性をさらに突き詰めよう」(松田裕司社長)と、2年ぶりに開催した。高校生からプロの作家、96歳の高齢者まで38都道府県から402点の応募があった。このうち、1次審査を通過した187点を東京芸術大の日比野克彦学長らが審査した。紙わざ大賞は高梨賢人さん(東京)に決まった。
和紙、折り紙、新聞紙、段ボール、領収書、紙ストローといった多種多様な素材を使用。ジオラマや平面アート、大きな立体オブジェなど精巧な作品が集まった。SDGs賞を新設し、リサイクルや環境問題を表現した作品も目立った。12月7日から来年2月29日まで、同町本宿の特種東海製紙Pamで作品展を開く。