静岡県人口３６３万３７７３人 増加は袋井、長泉、吉田
総務省が２６日付で公表した人口動態調査によると、住民基本台帳に基づく今年１月１日時点の本県の総人口は全国の都道府県で１０位の３６３万３７７３人だった。前年から２万４６０２人（０・６７％）減った。減少数は北海道、兵庫県に次いで３番目に大きかった。少子化の加速に加え、県外への流出に歯止めがかかっていない状況が続いている。
総人口の内訳は日本人３５３万７４７人、外国人１０万３０２６人。外国人が前年から８２３８人（８・６９％）増と２年ぶりに増加に転じたのに対し、日本人は３万２８４０人（０・９２％）減った。２０１８年に対する直近５年の日本人の減少率は１９年の０・６３％から年々拡大傾向にあり、今年は３・５４％だった。
２２年中の日本人の自然減（死亡－出生）は２万６５８６人で全国９番目、社会減（主に転出－転入）は６２５４人で全国３番目の数だった。日本人の年齢別の人口構成比率は年少（０～１４歳）１１・６０％、生産年齢（１５～６４歳）５７・３０％、老年（６５歳以上）３１・１１％。
県内の市で総人口が最も多かったのは浜松市で、前年比０・３９％減の７９万２７０４人（日本人７６万５９５６人、外国人２万６７４８人）。全国市区別では１６位だった。町の最多は長泉町で、０・２１％増の４万３５５３人（日本人４万３０７７人、外国人４７６人）。全国町村別は１１位だった。
人口が前年から増加したのは長泉町と袋井市、吉田町の３市町。袋井市は０・４９％増の８万８５６２人（日本人８万３２２２人、外国人５３４０人）、吉田町は０・１９％増の２万９２８６人（日本人２万７１６１人、外国人２１２５人）だった。吉田町は外国人数が全国町村別で３位。前年から３０２人増え、このうち２８０人が社会増だった。
静岡市は総人口が６８万３７３９人（日本人６７万２４９９人、外国人１万１２４０人）で、前年から５３４０人（０・７７％）減った。減少数は全国市区別で４番目に大きく、自然減５２２９人、社会減１１１人だった。
（東京支社・関本豪）
いい茶0
