長泉町民と学ぶ「地域日本語教室」 外国人20人参加
長泉町はこのほど、町内在住の外国人が日常生活で役立つ日本語を学ぶ「地域日本語教室」を同町のウェルピアながいずみで初開催した。ベトナム、中国、韓国など出身の20人が参加し、外国人学習者を支援する養成講座を受講した町民サポーターとペアになって習得に励んだ。
参加者は名前や年齢、住所など簡単な自己紹介の日本語の発音や書き方を、サポーターの支援を受けながらワークシートで確認し、発表した。シートには新しく知った日本語もまとめた。
フィリピンから仕事のために訪れたというシェガ・クリスチャン・ダナさん(29)は「退職という言葉を初めて知った。楽しかったので、次も頑張りたい」と意欲を見せた。サポーターとして参加した青山学院大2年の北尾芽萌里さん(21)は「地元に貢献したい気持ちがあり養成講座を受講した」と話した。
教室は12月まで全6回開き、出身地の文化、家族、食べ物などをテーマにする。町内在住の外国人は7月1日現在、人口の約1%に当たる473人。