「特定健診受診を」 池田病院が講演会 長泉
長泉町の池田病院はこのほど、4年ぶりの健康講座を同町のウェルピアながいずみで開いた。人間ドック専門医の池田聡院長ら専門家2人が講演し、12日にスタートした特定健診や各種がん検診の受診を促した。
池田院長は最新式のレーザー内視鏡や、人工知能(AI)を使った診断支援技術など、同院が導入した最新機器を紹介。「最新機器の導入で発見の精度が上がり、身体的な負担も減っている。40歳になったら一度、人間ドックを受診してほしい」と呼びかけた。
東京女子医大消化器病センター外科の生形盟氏は、膵臓(すいぞう)がんに関する最新の知見と治療について解説した。
池田病院が昨年実施した住民健診の受診者数は、コロナ禍の影響で低調だった2020~21年度を上回った。がんの中でも大腸がんは罹患(りかん)数、死者数ともに増加傾向にあるという。