静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 町の部／清水に吉田、長泉がＶ争いか
静岡市内で２日に行われる第２４回静岡県市町対抗駅伝競走大会（静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催）の各市町のオーダーが１日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した３５市町３７チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。
町の部は連覇を狙う清水町が中心。昨年準優勝の吉田町、地力のある長泉町が優勝争いに絡みそう。昨年３位の函南町や７年ぶりの頂点を目指す小山町も上位をうかがう。
昨年、大会記録を塗り替えた清水町は今年は先行逃げ切り型。県高校新人３０００メートル１位で、昨年の都大路も経験した１区世古（日大三島高）が流れをつくりたい。県中学女子３０００メートルランク４位の古川（町清水南中）と神奈川県高校駅伝で１区の区間記録を大幅更新した秋山流（相洋高）の４、５区は強力。昨年６区区間賞の４１歳大森（フイユ）はアンカーに入った。
昨年はチーム最高タイムながら２位に甘んじた吉田町は多くのメンバーが入れ替わる。５区栗田（浜松開誠館高）は県高校男子５０００メートルランク７位。アンカーには昨年１１区で区間賞を獲得している水野（城西大）を起用する。今季は１５００メートルで３分５０秒と好タイムを出している。
長泉町の１区関口は日大三島の同期世古と対決。先頭争いに食い込む力はある。５０００メートル１４分１７秒の１１区小名祐（佐久長聖高）は長野県高校駅伝で区間賞。姉の１０区小名陽（静岡大）から良い形でたすきをもらいたい。
函南町の２区中村志（函南小）は県小学生男子１０００メートルランク２位。男子３０００メートル障害の東京五輪代表山口（加藤学園ＴＣ）が初出場でアンカーを走る。小山町の１０区千葉妃（大阪学院大）は今季１５００メートル、３０００メートル、５０００メートルで自己記録を更新し調子は上向きだ。
（吉沢光隆）
コース紹介 第１区（中学・高校生女子、３．６７３キロ）
県庁本館前スタート→中堀２周→駿府城公園二之丸橋
第２区（小学生男子、１．９０３キロ）
二之丸橋→中堀１周→二之丸橋
第３区（小学生女子、１．７１５キロ）
二之丸橋→中堀半周→草深橋→西草深町東交差点
第４区（中学・高校生女子、３．５４９キロ）
西草深町東交差点→麻機街道→ＪＡ静岡市あさはた支店
第５区（高校生男子、６．８５５キロ）
ＪＡ静岡市あさはた支店→流通センター前→北街道→鳥坂自治会館
第６区（４０歳以上、３．９１１キロ）
鳥坂自治会館→北街道→清水六中
第７区（中学生男子、３．５６４キロ）
清水六中→北街道→袖師生涯学習交流館
第８区（中学生女子、３．０２０キロ）
袖師生涯学習交流館→清水清見潟公園
第９区（小学生、１．６１９キロ）
清水清見潟公園→榊屋
第１０区（一般女子、３．０５１キロ）
榊屋→さつき通り→清水区役所
第１１区（中学・高校生男子、４．３１０キロ）
清水区役所→南幹線→清水七中
第１２区（一般男子、５．０２５キロ）
清水七中→南幹線→草薙陸上競技場
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