函南町の記事一覧
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迫力演技で観客魅了 SPAC出張劇場 「猫踊り」御前崎で上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の無料出張劇場「猫踊り」が28日夜、御前崎市の市立図書館アスパルで開かれた。館内のエントランスに特設舞台を設け、来場した市民ら約60人が俳優たちの迫力ある芝居に魅了された。 猫踊りは函南町軽井沢に伝わる民話で、SPACが芝居にアレンジした。村の男「藤蔵」が夜道を歩いていると竹やぶの中から奇妙な声が聞こえてくる場面から始まり、その奥では言葉を話し笛吹き踊る猫たちの不思議な世界が広がっている物語。そこに藤蔵の飼い猫「シロ」も参加していたことが分かり、最後は“化け猫”に家から出て行ってもらう場面で幕が閉じる。出演した俳優3人は楽しそうに踊る猫や怪奇な出来事に遭遇し
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田方農高生と植栽 公園花壇華やかに ソロプチ伊豆天城
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、田方農高(函南町)の生徒らと一緒に、伊豆の国市の蛭ケ島公園の花壇に花の苗を植栽した。花壇を上から見ると、ハートや北条家の家紋「三つ鱗(みつうろこ)」の形に見えるように植え方を工夫した。 同団体、同校ライフデザイン科セラピーコースの2年生と市商工会女性部の有志計約30人が、同校で育てた苗を植栽した。色とりどりのパンジーやシロタエギク、ビオラなど400株のほか、チューリップの球根も植えた。赤や黄、紫色のカラフルな花壇ができあがった。 同校の駿藤幸花さん(17)は「大人の方とコミュニケーションもとれて良い経験になった。公園に来た人が喜んでくれるといい」と振り返
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12月定例会 5~14日 函南町議会
函南町議会は28日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 5~14日◇一般質問 5~7日 12人◇当局提出議案 一般会計補正予算案など16件
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子育て・若者支援で表彰 静岡県内から静岡県立大生団体など
子育て支援団体などを対象とした「未来をつくる こどもまんなかアワード」の初回となる表彰式が27日、首相官邸で開かれた。最優秀となる総理大臣表彰に、生きづらさを抱えた子どもらが孤立しないよう交流拠点づくりを進めるNPO法人「全国こども福祉センター」(名古屋市)など2団体が選ばれた。 センターは、子どもや若者が繁華街に赴き同世代に声をかけ、相談に乗る活動が評価された。 もう一つの受賞団体「ケアラーアクションネットワーク協会」(東京都)は、親、きょうだいを世話するヤングケアラーのため、居場所づくりや啓発ハンドブックの作成をしている。 特命担当大臣表彰には静岡県立大学生ボランティアセンターなど
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
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18年以来の「アレ」狙う 函南町結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる第24回静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する函南町チームの結団式が26日夜、同町の町文化センターで行われた。 昨年は2時間17分29秒の3位で、2018年を最後に優勝から遠ざかる。選手団の露木洋二団長は「今年こそ『アレ』を目指して頑張りたい」と王座奪還への思いを口にし、中村知洋主将(函南中3)は「光よりも速く、花より美しく、全力で駿河路を駆け抜けたい」と決意を述べた。仁科喜世志町長は「町民一丸となって応援している。誇りと自信を持って臨んでほしい」とエールを送った。 ほかの登録選手は次の通り。 露木寛大(函南小6)中村志士
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青少年育成支援に力 5個人4団体を表彰 函南で強調月間県大会
2023年度の子供・若者育成支援推進強調月間県大会(県青少年育成会議など主催)がこのほど、函南町文化センターで開かれた。地道に地域貢献活動を続ける5個人4団体を表彰した。 元バレーボール女子日本代表の大山加奈さんが講演したほか、函南中箏曲部が演奏を披露した。 表彰を受けたのは次の通り。 青少年の部 中島心花(浜松市西区)▽青少年指導者の部 相沢康夫(磐田市)鈴木薫(函南町)高林寛治(浜松市浜北区)二橋桂子(同市南区)▽青少年団体の部 伊豆総合高生徒会(伊豆市)戸田小中一貫校自治会(沼津市)駿河総合高US(静岡市駿河区)▽青少年指導者団体の部 シニアクラブ江尻(同市清水区)
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大自在(11月27日)角界のプリンス
ウルフと言えば元横綱千代の富士。元横綱輪島なら蔵前の星。函南町出身の雑学系ライター、杉村喜光さんの「異名・ニックネーム辞典」(三省堂)で由来を知ると、クスッとしたり、なるほどと感心したり。異名を持つ大相撲力士は多い。 秋場所に続き九州場所も千秋楽まで優勝争いに絡み、土俵を盛り上げた熱海富士(熱海市出身)。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は青森県出身で、相手の力をかわす体の柔らかさから「津軽なまこ」と呼ばれた。旭富士の師匠だった大島親方(元大関旭国)は食い下がったら離れない「ピラニア」とも、技能賞6回の巧みな取り口に「相撲博士」とも。 10月の全日本力士選士権。露払いに熱海富士、太刀持ち
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⚽内田篤人さん、故郷の函南の小中生にサッカー指導 「ここからJリーガーや日本代表になって」 町制施行60周年イベントで
函南町で25日、町制施行60年を記念した「かんなみフェスティバル」が開かれた。特産のトマトをテーマにしたイベントや地元に伝わる民話から生まれた「かんなみ猫おどり」など多彩な催しを実施。同町出身でサッカー元日本代表の内田篤人さん(35)も駆け付け、多くの住民とともに郷土の節目を祝った。 テーマは「次世代へ繋(つな)げるかんなみの宝」。かんなみスポーツ公園で開かれたオープニングセレモニーで、内田さんが仁科喜世志町長らとボールを蹴って開幕した。内田さんは「この町から日本代表やサッカー以外の分野で活躍する子どもが出てくることを期待している」とあいさつした。 内田さんは初めて地元でサッカー教室の講
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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創立150年の歴史 児童が紹介 函南・桑村小
函南町桑原の桑村小で21日、創立150周年記念式典が行われた。児童や地元住民らが同校の歴史を振り返り、節目を祝った。6年生の長田琴美さんと飯塚大耀さんが児童を代表し、スライドショーで150年の歴史を紹介した。周辺の豊かな自然環境を生かした学習を振り返り「自然と地域と仲良しな桑村小が大好きです。夢に向かってこれからも歩んでいきたい」と話した。児童と地域住民らが一緒に校歌も歌った。 学校目標「夢に向かい感性を育む桑っ子」に合わせ、浜松市出身のテノール歌手水船桂太郎さんらのコンサートも実施。夢を諦めきれず中学校教諭を退職して音楽家になった水船さんが「夢に向かって自分らしくチャレンジする」と題して
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函南町老ク連 232人ミニ運動会
函南町老人クラブ連合会はこのほど、町体育館でミニ運動会を開いた。町内15地区のクラブから232人が参加し、仲間と会話をしながら体を動かした。 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。スリッパ飛ばしや輪投げなど4競技を実施し、一堂に会して体を動かす楽しさを味わった。 ゴルフゲームでは、参加者が真剣な表情で的を狙ってソフトボールを打ち込んだ。見事にボールが輪の中に収まると、周囲から拍手で祝福を受けた。
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税の啓発従事9人 三島税務署が表彰
税を考える週間に合わせて三島税務署はこのほど、納税表彰式を三島市の三島商工会議所で行った。税の啓発活動などに長年従事した関連団体の9人に表彰状を贈呈した。 表彰を受けたのは次の通り。 三島税務署長表彰 遠藤利達、本田忠生、藤江康儀(以上三島市)、木下益枝(伊豆の国市)▽三島税務推進協議会長表彰 打矢章雄(函南町)山口純一(伊豆の国市)渡辺英正、速水高博、榎本圭太(以上三島市)
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箱根西麓牛 初の加工品 JAふじ伊豆と沼津・食材卸売業者 コンビーフ ハンバーグ 知名度向上に期待
三島市や函南町で生産される希少なブランド牛「箱根西麓牛」を使った初めての加工品が、誕生した。JAふじ伊豆と食材卸売業トミヤコーヒー(沼津市)が食肉加工時に生じる端材を使って開発した。ウナギに変わる地元食材として需要が高まる中、さらなる知名度向上につなげる。 新商品は、コンビーフとハンバーグ。コンビーフは自家製商品が人気の渡辺精肉店(沼津市)に加工を依頼した。原料は100%箱根西麓牛を使い、柔らかくしっとりした味わいに仕上げた。真空パックで冷凍し、肉本来の鮮やかな色味も維持した。ハンバーグは赤身で周囲を包んで肉汁を閉じ込め、ジューシーさが際立つようにした。 箱根西麓牛は現在3軒が生産し、
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池田さんボウリング3位 全国障害者スポーツ大会 函南町長に喜び報告
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」のボウリング知的障害者壮年男子の部に出場した函南町間宮の会社員池田知弘さん(40)が16日、町役場に仁科喜世志町長を訪ね、銅メダル獲得を報告した。 池田さんは壮年男子7組で、4ゲーム合計717点を獲得して3位に入った。大会出場は2013年の大会以来10年ぶり。競技から一時離れていたが、全国でしのぎを削った選手らと再び会いたいと挑戦し、県代表を勝ち取った。久々の全国大会でメダルを獲得し「うれしい」と笑顔を見せた。 現在は障害の有無に関係なくボウリングを楽しめるサークルの設立を町内で目指している。「障害を理由にスポーツを諦めている人がいる。ボウリン
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2金融機関と職員に詐欺防止で感謝状 三島署
三島署は15日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして函南町の函南郵便局(片山幾雄局長)、同町の三島信用金庫函南支店(宮本浩和支店長)と、それぞれの職員に署長感謝状を贈った。 同郵便局は9月29日、占いサイトの使用料として50万円を振り込もうと来店した同町の70代女性の被害を防ぎ、柿戸広史課長と職員の冨田篤子さんが表彰された。同支店は10月4日、来店した同町の60代男性が「警察官を名乗る男に『口座が犯罪に使われている』と言われたので、凍結される前に口座を解約しにきた」と申し出たことから詐欺を疑い、対応した職員の川端富貴子さんが感謝状を受けた。 同署管内では今年、14日までに29件計2千万円以上の特
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静岡県内35施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園35施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計463人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市4施設94人、裾野市3施設27人、長泉町1施設10人、三島市1施設14人、伊豆市1施設8人、函南町1施設12人、小山町1施設13人、富士市1施設26人、富士宮市1施設7人、静岡市葵区2施設39人、同市駿河区1施設11人、同市清水区1施設18人、牧之原市1施設2人、菊川市1施設8人、湖西市1施設13人、浜松市中区8施設84人、同市東区2施設23人、同市西区2施設20人、同市南区1施設12人
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作曲家の生い立ち 曲の背景も解説 函南でコンサート
チャリティークラシックコンサート「函南音楽会」(函南町文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、町文化センターで開かれた。 東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーを中心としたユニット「音楽のちから」のメンバーが弦楽四重奏を披露した。タイトルは「誰かのために作られささげられた曲」。演奏の合間には曲ができた背景や解釈、作曲家の生い立ちなどの解説も加えた。 会場には約500人が来場し、優雅な音楽を堪能した。収益金は地域の文化振興などに役立てる。
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地元の産業や仕事理解 函南東中、事業所招き職業講座
函南町立東中で9日、職業講座が開かれた。町商工会の会員15事業所がブースを構え、仕事の内容ややりがいを紹介した。1年生約140人が地元の産業や働く人への理解を深めた。 生徒は金融機関や不動産、トリマーなどの事業所から希望する3ブースを回り、各職業の魅力や面白さについて説明を受けたり、体験したりした。同町で伊豆わさびミュージアムを運営する山本食品は、従業員が「ワサビをもっと面白く」を社訓としてワサビの魅力を伝えていると説明。すりおろす道具を変えながらワサビを試食してもらい、香りや辛さに違いがあることを伝えた。 地元の職業を知ることをテーマにしたキャリア教育の一環。生徒たちは将来について考え
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田方農高 高校生全国大会「押し花」10連覇 フラワーデザイン部、「華道」優勝にも意欲
函南町の田方農高フラワーデザイン部の生徒がこのほど、全国高校生押し花コンテストで10年連続の最優秀賞を獲得した。12日には京都市で開かれる華道コンクールの全国大会にも出場する。10連覇の勢いに乗り、もう一つの全国タイトル獲得へ意欲を燃やしている。 押し花コンテストは10月に審査が行われ、島田紗椰さん(3年)、鈴木芽生さん(2年)、杉山諒子さん(同)のグループが出品したタペストリー「海の恵み」が最優秀の文部科学大臣賞を受賞した。アジサイやカーネーション、モミジなどの花や葉を貼り付け、3人が大好きな海鮮丼を表現した。4月からデザインを構想した力作で、島田さんは「10連覇への重圧はあったが、協力
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伊豆湘南道路の早期実現求める 期成同盟会、国交省に
静岡県東部と神奈川県西部の自治体や商工団体でつくる伊豆湘南道路建設促進期成同盟会は6日、伊豆地域と神奈川県西部をつなぐ「伊豆湘南道路」の早期実現を国土交通省に要望した。会長の斉藤栄熱海市長と副会長の仁科喜世志函南町長らが同省で加藤竜祥政務官と面会し、文書を手渡した。 両地域を結ぶ道路環境が脆弱(ぜいじゃく)な現状を踏まえ、伊豆湘南道は防災、観光産業の活性化、住民の利便性向上に資すると指摘。静岡、神奈川両県による概略計画検討の加速化を図るため、必要予算を確保することなどを求めた。 斉藤市長は取材に「実現に向けて前に進む段階に来ている」と述べ、働きかけを強めていく考えを示した。加藤氏からは、
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JM(東京都) 大竹弘孝社長 公園誘客増で伊豆振興【キーパーソン・最前線】
伊豆の国市神島に10月に開所した「狩野川神島公園」(愛称「川の駅 伊豆城山」)の指定管理者として、施設の管理運営を通じて地方創生を図る。来場者目標を本年度は半期で5万人、2024年度は10万人、27年度は50万人と掲げた。市内外から広く誘客し、観光など地域の産業振興につなげる。 ―具体的な誘客策は。 「メインスポットとなる芝生広場と多目的広場の多様な機能を生かす。遊具 やキャンプ、ドッグランなどのエリアのほか、自転車などで楽しめる起伏のある周回コースがあるため、定期的にイベントを開催し、集客を促進する。地元の飲食・雑貨店を誘致してマルシェも開催する。休日のイベント時にはキッチンカーを設置
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自転車で健康づくり 伊豆の国で講座 30~80代交流
東京五輪・パラリンピック自転車競技の本県開催のレガシー(遺産)継承に取り組む静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会はこのほど、自転車を活用した健康づくり講座の第2回を開いた。県内の30~80代9人が交流の一環で伊豆の国市内、函南町内を通る約22キロのコースを自転車で走った。 参加者はEバイク(電動アシスト付き自転車)に乗り、自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパン(神奈川県)の社員の先導で、伊豆の国市の「メリダ・エックス・ベース」をスタートした。同市の守山西公園を訪れた後、函南町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南を目指した。到着後、カフェで休憩しつつ会話を楽しみ、同市内へ戻った。 参加者は
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グルメや大抽選会 住民らでにぎわう かんなみ商工まつり
函南町の商工業者による感謝祭「第45回かんなみ商工まつり」(町商工会主催)が3日、商工会館前広場で開かれた。会員事業所や関連組織が約30ブースを設け、地元住民らでにぎわった。 町の特産品化を目指すチョウザメの加工品や丹那牛乳の関連商品をはじめとしたグルメ、手芸品などの物販が行われた。毎年人気の「ガラポン大抽選会」は町制施行60周年を記念し、米60キロが当たる特別賞を用意。多くの来場者が長い列をつくった。 同町間宮の田方自動車学校で開催された「T.D.S.フェスティバル」と今回初めて連携し、シャトルバスを運行した。記念品が当たるスタンプラリーも実施し、両イベントを楽しむ来場者も多かった。
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来年度予算向け10項目 町に要望 自民党函南町支部
自民党函南町支部(杉村清支部長)は1日、来年度予算編成に対する要望書を仁科喜世志町長に提出し、ふるさと納税の強化促進などを求めた。 事業者の育成と地域産業の振興、財政の健全化と効率化など10項目を要請。町内各地区の分会から寄せられた課題も盛り込んだ。杉村支部長は「町のさらなる躍進に向けて課題と真摯(しんし)に向き合い、解決したい」と伝えた。 同党の町議が多く所属する町議会会派「清風会」は同日、町が立ち上げたふるさと納税推進に関するプロジェクトチームとの意見交換会に臨み、進捗(しんちょく)状況を聞き取って活性化策について助言した。
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フットソフトボール 静岡県代表は準優勝 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」第2日の29日、南九州市知覧平和公園陸上競技場で行われた知的障害者フットソフトボール。2018年の福井大会以来の出場となる静岡県代表は決勝で熊本県代表に4―7で敗れ、準優勝となった。 同点で迎えた三回表に相手打者に満塁本塁打を許して勝ち越されたが、その裏には長沢知也(24)=函南町=、榛葉紘介(22)=島田市=の連打と山中天護(16)=藤枝市=、角皆翔大(20)=静岡市=の二塁打で3点を返し1点差に迫った。しかし、四回に2点を追加され、惜しくも力尽きた。主将の榛葉は「負けはしたが、チーム全員で声を出してプレーできた」と充実感をにじませた。
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道の駅・伊豆ゲートウェイ函南 来場者1000万人突破 周辺との相乗効果で認知度向上
函南町塚本の道の駅伊豆ゲートウェイ函南で28日、来場者数1千万人突破を記念したセレモニーが開かれた。周辺施設との相乗効果もあり伊豆の玄関口としての認知度を高め、当初目標の2倍以上のペースで節目を迎えた。 2017年5月にオープン。休憩施設としてだけでなく、隣接する川の駅や伊豆わさびミュージアム、かねふくめんたいパーク伊豆とともに観光スポットとして人気を集める。新型コロナウイルスの影響で一時落ち込んだが、2022年度は175万人が来場。コロナ前の水準に戻り、開駅時に掲げた6年間の動員目標402万人を大きく上回っている。 1千万人目は自転車競技に打ち込む家族の応援で伊豆市のサイクルスポーツセ
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観光DX推進を協議 国際特別都市建設連盟 熱海で首長会議
伊東、熱海両市など全国10市町でつくる国際特別都市建設連盟の2023年度首長会議が26日、熱海市内のホテルで開かれた。観光デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進をテーマに協議し、国に対して要望活動を実施することを確認した。 10市町の首長や幹部職員が観光DXの取り組み状況を報告した。伊東市は動画広告によるデジタルマーケティングの手法を使い、閲覧者情報を収集・分析することで施策立案に生かしているとした。熱海市は三島市、函南町と共同展開する「伊豆ファン倶楽部事業」について、専用アプリを使ってポイント付与や割引などのサービスを利用者に提供していると紹介した。 同連盟会長の小野達也伊東市長は
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函南の宗教施設火災 発生22時間後に鎮火
函南町畑毛の宗教施設「太陽に祈る会大下霊感道場」で24日夜に発生した火災は、約22時間後の25日午後4時40分ごろ鎮火した。けが人はいなかった。 三島署によると、出火元とみられる道場のほか、宗教施設内の複数の建物を焼いた。施設敷地外への延焼はなかった。道場は普段使用しておらず、電気やガスは通電していなかった。 駿東伊豆消防本部によると、鎮圧は発生から約5時間後の24日深夜。消火するための水源が少なく、消防ポンプ車や水槽車など計18台が出動した。25日朝からは、トタンなど散乱した物をよけながらの消火活動となり、安全が確認できるまで時間を要したという。 現場は別荘地として開発されたフジタウ
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菌検出の温浴施設 きょう営業再開 函南
函南町は24日、レジオネラ属菌の検出に伴い利用を中止していた同町の温浴施設「湯~トピアかんなみ」の営業を25日に再開すると発表した。菌が検出された浴槽をはじめ配管や床の洗浄・消毒などを行い、再検査で安全が確認できた。施設は4日に採水した浴槽水から菌が検出されたことを受け、13日午後から利用を中止した。 同町によると、利用者の健康被害は確認されていない。菌の検出は6月に続いて2度目。原因は特定できず、仁科喜世志町長は24日の記者会見で、不安払拭のため今後も原因調査を続ける意向を示した。再発防止に向け「抜本的な対策を指示した。指定管理者と情報共有し、対応したい」と述べた。
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リフォーム助成予算継続確保を 函南町商工会、町に要望
函南町商工会の八木戸一重会長は24日、町役場に仁科喜世志町長を訪ね、来年度事業に対する財政支援を要望した。特に町民や事業者に好評となっているリフォーム助成事業予算の継続確保を求めた。 八木戸会長は「原材料費の高騰や人件費の増加は収益を圧迫し、利益確保が非常に厳しい」と小規模事業者の現状を訴え、支援を要請した。仁科町長は「現状を把握し、効率性のある支援策を前向きに検討したい」と応じた。
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インボイス制度 開始から半月 道の駅 負担軽減へ苦慮 農家の収入減、廃業を懸念
仕入れにかかる消費税の二重課税を防ぐ「仕入れ税額控除」の適切な実施に向けたインボイス(適格請求書)制度は、スタートから半月が経過した。控除を受けられるのはインボイスに登録した課税業者に限られ、売上高1千万円以下の免税業者から原料や商品を仕入れる場合は発注者の負担増となる。免税業者との取引が多い道の駅などでは、負担軽減に向けた対策を進める動きもある。 地元農家から仕入れた朝取れ野菜を販売する函南町の道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」は、取引業者120件のうち約1割が免税業者。これまでインボイス制度の説明会を重ね、最終的な登録可否の判断は「各業者の意思を尊重する」とした。免税業者であっても取引内
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水環境と信仰題材に13作家が作品展 伊豆・貴僧坊、現地調査元に制作
中伊豆の地質や災害をテーマに作品制作する団体「クリフエッジプロジェクト」は11月11日まで、伊豆市貴僧坊、姫之湯の両地区5会場で芸術祭「うぶすなの水文学(すいもんがく)」を開いている。 水資源が豊かで、ワサビ栽培が盛んな貴僧坊地区にまつられた水神「ミヅハノメ」をはじめとする信仰や、水の循環を科学する「水文学」がテーマ。アーティスト13人が専門家の指導を受けながら、豊かな水環境が生んだ地形や神話、災害などを2022年から調査した上で制作した。 ミヅハノメがまつられる貴僧坊水神社では、日本画家漆原夏樹さんが、土地の神様と風景を一体化させる独自の画風で描いたミヅハノメの日本画を展示。木工家千
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かんなみ仏の里美術館 入館20万人達成
函南町桑原のかんなみ仏の里美術館は20日、入館者20万人を達成し、記念セレモニーを開いた。 20万人目の入館者は三島市東本町の白石和子さん(83)。2012年4月の開館時から友人や家族を連れて何度も訪れているという。国指定重要文化財の阿弥陀(あみだ)如来坐像が最も魅力的といい「ここに来ると気持ちが和む。守られているような心地になり、すべてのものへの感謝の気持ちが生まれる」と語った。 新型コロナの影響で数カ月の休館を余儀なくされる時期もあったが、矢田長春館長は「常におもてなしの心を忘れず『より親切に』をモットーに運営してきた」と節目を喜んだ。仁科喜世志町長は「今後も愛される施設であってほし
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ダルク関係者が講師、薬物依存の怖さ学ぶ 静岡の科学技術高
静岡市葵区の科学技術高はこのほど、薬物依存から回復を目指す民間施設「静岡ダルク」(函南町)関係者を講師に招いた薬学講座を実施した。約940人の生徒が真剣に耳を傾け、大麻や覚醒剤などの薬物乱用の危険性を学んだ。 過去に自身が薬物に依存した同施設の浦野光センター長は「更生しようと頑張っても、何度も手を出してしまった。今は(薬物が)無いほうがずっといいと思える」と回復への道のりを振り返った。自立訓練や就労支援などを担う事業所「静岡ダルクRSB」の峰尾弘代表は「薬物依存の危険は身の回りに潜んでいる。何かあれば、まずは先生やダルクに相談してほしい」と強調した。 建築デザイン科3年の田宮美琴さん(1
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函南町の交通課題、町長と語る 11月末まで各地区で懇談会
函南町の各地区で抱える課題について住民と町が意見を交わすブロック懇談会「町長と語ろう」が17日夜、町役場で始まった。仁科喜世志町長は函南小学区との初回会合で、伊豆箱根バスが伊豆箱根鉄道駿豆線大場駅とJR函南駅を結ぶ路線を廃止する意向を町に示していると説明した。 9月21日には同社を訪れ、存続を求める住民の声とともに路線継続を要望。運賃値上げや路線変更などの対策も踏まえた公共交通の維持を交渉したが「赤字の解決策がなく、良い返事はなかった」と報告した。来年3月には路線廃止になる可能性が高いとし「撤退後の話も考えないといけない」と話した。 出席者からは、隣接する地区を走る三島市の自主運行バスを
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11月函南トマト祭りへ 1.4メートルしゃもじ完成 沼津特別支援学校伊豆田方分校
函南町制60周年記念事業として11月25日に同町で開かれるトマト祭りに向け、実行委員会が地元の子どもらの協力を得て準備を進めている。17日には、沼津特別支援学校伊豆田方分校の高等部の生徒が、来場者に振る舞う巨大パエリアの調理に使用するしゃもじを完成させた。 トマト祭りは記念事業「かんなみフェスティバル」の主要イベントの一つ。道の駅伊豆ゲートウェイ函南で開催し、特産のトマトを町内外にアピールする。函南東中の生徒が昨年度発案し、実行委は町内の子どもの思いがこもったイベントとしての実現を目指している。 巨大パエリアは、直径3メートルのプレートで1400人分を一気に調理する。約1・4メートルのし
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函南・丹那小150周年祝う タケカワユキヒデさん、代表曲披露
函南町の丹那小で13日、創立150周年記念式典が開かれ、児童が地域住民らとともに歴史を振り返った。同地区にゆかりがある歌手タケカワユキヒデさんも駆け付けてコンサートを行い、お祝いムードを盛り上げた。 150年を写真で振り返るスライドショーでは、各年代の卒業生や職員の写真などが映し出された。上映後は児童が来場者に突撃インタビュー。卒業生は「学校帰りに田んぼで野球や相撲をしたことを思い出した」などと懐かしんだ。地域住民や卒業生などの関係者約150人が来場。児童の演奏で校歌を斉唱した。 タケカワさんは「ビューティフル・ネーム」や「ガンダーラ」などゴダイゴの代表曲などを披露。アンコールでは「良い
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農業廃プラ燃料に 「循環型」新モデルへ JAふじ伊豆三島函南地区本部
JAふじ伊豆の三島函南地区本部が循環型農業の実現に向け、産業廃棄物として処理してきたビニール製の土や肥料の空き袋をリサイクルし始めた。回収した袋を廃プラスチック燃料に変換する業者に提供する。廃プラ原料の燃料は既に同地区の若手生産者グループ「のうみんず」がトラクターの燃料に活用し始めていて、産廃処理料の削減や高騰が続く燃料の代替に期待が高まる。 のうみんずの川崎耕平さん(35)が昨年、同地区の廃棄ビニール回収を請け負うヤギシ(三島市)と廃プラから軽油相当の燃料を生成する豊富士商事(裾野市)から農業用機械での廃プラ燃料の使用を打診された。軽油と混合しながら実証実験を繰り返し、現在は1対1の割合
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レジオネラ属菌検出 函南の温浴施設
函南町は13日、同町の温浴施設「湯~トピアかんなみ」でレジオネラ属菌が検出されたと発表した。体調不良を訴える利用者は現在いないという。同日午後2時から受け入れを停止した。安全性が確保されるまで当面の間利用を中止する。 町によると、4日に「伊豆の湯」泡風呂の浴槽から採水して検査した。13日に結果報告を受け、県東部保健所に報告。高濃度塩素による配管洗浄などを行った。 同施設では6月にも、レジオネラ属菌が検出された。
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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ポスターで環境美化啓発 小中生の受賞作 22日まで展示 函南
函南町上沢のかんなみ知恵の和館で22日まで、環境美化啓発ポスター展が開かれている。 町内の小中学生が夏休み中に「地球温暖化防止」「リサイクル」「エコ」「食品ロス」をテーマに描いた。207点の応募があり、受賞作品23点を展示している。町長賞、議長賞、教育長賞の4作品は印刷し、公共施設などに掲示する。 主な受賞者は次の通り。 町長賞 海野裕菜(西小4)鈴木結愛(函南中3)▽議長賞 山本源之助(東小4)▽教育長賞 伊沢佑治(函南小4)
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障害者の医療費助成受給更新 函南町、確認漏れで交付に遅れ
函南町は12日、重度障害者(児)医療費助成金受給者証の更新申請者17人への交付が遅れたと発表した。職員による申請書の確認漏れが原因。更新日の1日までに対象者の手元に届かず、手渡しや郵便発送などの対応を3日に終えた。 町によると、交付が遅れた期間中に対象者が通院するなどの不利益はなかったという。郵送で届いた17人の更新申請書は、別の返信書類の束に紛れていたという。2日に受給者証が届かないとの問い合わせが2件あり、判明した。他の598人分の受給者証は9月20日に発送した。 対象者には電話で謝罪した上で、自宅に訪問して手渡すなどした。町は郵便物の確認を徹底するなど再発防止を図るという。
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植物染め着物 帯地など並ぶ 沼津で染織家鈴木さん
函南町の染織家鈴木紀代子さん(74)の染織展「ふり返って」がこのほど、沼津市のモンミュゼ沼津で始まった。11月17日まで。 浜松市出身の鈴木さんは30代から本格的に染織を始め、埼玉県や森町などに工房を構えて活動してきた。ここ数年は染織から離れ、「最後の個展」と語る今回は着物や帯地など約20点の他、小物や使ってきた機織り機などを出品している。藍や桜、ヨモギなどの植物で染めた糸で織った紬や麻の着物が並んでいる。格子の縞(しま)や矢羽根の柄が印象的な作品や、絵がすりを入れた繊細な作品も飾られている。 10月15日午後2時からは、着物研究家のシーラ・クリフさんらを招いたトークイベント「きもの好きのき
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盛り土容疑の男性 処分保留で釈放 地検沼津支部
函南町丹那の山中に無許可で大規模な盛り土が造成された事件で、静岡地検沼津支部は6日、町条例違反の疑いで逮捕、送検された三島市松本、男性会社役員(55)を処分保留で釈放した。捜査は継続する。 男性は2021年3月ごろから22年3月ごろまでの間、既に逮捕されたソーラー設営会社の代表の男ら3人と共謀し、同町丹那の山林で町長の許可を受けずに盛り土を行った疑いで三島署に逮捕された。
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三島の「ヒップス」 女性の「健幸」願いビール開発 ジョギング後 さっぱりいかが?
ジョギングなどを通じ、「健幸」美を追求している三島市の女性グループ「ヒップス」が設立10周年を記念し、女性の「健幸」への願いを込めたクラフトビールをリパブリュー(沼津市)とともに開発した。コンセプトは「走った後にさっぱり飲めるビール」。大橋ひずる代表(44)は「何事もわくわくしないと続かない。走って飲んで、ご機嫌になり、体と心の健康につなげてほしい」と話す。 ビール造りは2016、17年に続いて3度目。過去2回製造したオラッチェ(函南町丹那)で当時開発を担当した同社の畑翔麻代表と「前回を超えるビールを造ろう」と意気投合し、三島市の工場「ナチュラル・ルーツ・スタジオ」で製造した。 商品名は「L
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ふるさと納税返礼品に 伊豆箱根鉄道ヘッドマーク掲出 駿豆線沿線3市1町
伊豆箱根鉄道駿豆線沿線の三島、伊豆の国、伊豆、函南の3市1町は7日から、ふるさと納税の返礼品として駿豆線でオリジナルヘッドマークを掲出できるプランの受け付けを始める。 駿豆線の利用客増などを目指し、同社と4市町でつくる沿線地域活性化協議会で5月に提案されて実現した。企画を呼びかけた伊豆市の土屋直也企画財政課長は「特徴的な返礼品を3市1町で出すことにも意味がある。地域活性化に寄与できればいい」と語る。 ヘッドマークは円形と長方形の2種類。寄付者が好きなイラストや写真、メッセージなどを自由にデザインできる。市町ごとに名所やご当地キャラクターがあしらわれた円形のフレームも用意した。5日には三島
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空手頑張ったよ 極真会館山口道場函南韮山支部6選手 成績報告
極真会館県山口道場函南韮山支部の6選手が、9月18日に横浜市で開かれた極真空手全国「型」競技大会で好成績を収めた。選手らが3日、函南町役場に仁科喜世志町長を訪ね、喜びを報告した。 幼年の部の吉岡弘牙君(田京幼稚園年長)、小学2年混合の桜田龍飛君(函南東小)、小学5年男子の吉岡改律君(大仁北小)が優勝した。小学4年男子の吉岡公斗君(同)は4位、小学6年女子の桜田希羽さん(函南東小)が3位、吉岡結友さん(大仁北小)が4位だった。 6選手は県内6拠点で道場を展開する山口道場の推薦選手として出場した。選手たちは「練習の成果を発揮できた」「もっと練習し、うまくなりたい」「組手でも全国優勝したい」な
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来年度予算へ 12項目の要望 函南町会派「清風会」
函南町議会最大会派「清風会」(中野博会派長)は4日、2024年度予算編成に向け、生活道路や排水機場の早期整備、ふるさと納税の強化充実など12項目を仁科喜世志町長に要望した。 要望書では「コロナ禍の経済情勢や社会情勢から脱却した新たな町の発展を目指した町政運営へとかじを取ることが求められる」などとし、積極的かつスピード感ある主要施策の早期実現を要求。デジタル化の推進や子ども食堂の活動支援なども盛り込んだ。仁科町長は12日に予算編成方針を示す意向を伝え「V字回復できるよう実効性のある予算にしたい」と応じた。 生産、出荷資材や肥料の高騰に加え、今夏の記録的な暑さと雨不足で収益の減少が懸念される農家
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決算認定し閉会 函南町議会定例会
函南町議会9月定例会は4日、最終本会議を開き、2022年度一般会計決算など13議案を認定して閉会した。 同決算は最終予算額138億7400万円に対し、歳入が140億6300万円、歳出が133億5千万円で、翌年度繰越金を差し引いた実質収支は6億9800万円の黒字。貯金に当たる年度末の財政調整基金は16億6100万円で、年度当初から約1億円増加した。取り崩し額と積立額を加味した実質単年度収支は1億2400万円の黒字となった。 財政の弾力性を表す経常収支比率は89・3%。財政規律に対する地方債の返済割合を示す実質公債費比率は0・6ポイント減の5・4%。将来負担比率は21・0%で前年から1・9ポイン
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菊川の無許可造成盛り土 原状回復へ計画書 施工主が静岡県に提出
菊川市西方で盛り土を無許可で造成したとして、静岡県から県盛り土規制条例に基づき措置命令を受けた施工主(同市西方)と工事請負業者(掛川市弥生町)が3日までに、原状回復に向けた計画書を県に提出したことが県への取材で分かった。 県が9月19日に発出した措置命令では、10月3日までに計画書を提出するよう命じていた。県盛土対策課によると、昨年7月に施行した同条例に基づき措置命令を出したのは、熱海市伊豆山、函南町平井の盛り土に続き3例目だが、期限内に命令に応じて具体的な行動を起こしたケースは初。 県は施工主らに対し昨年10月以降、土砂撤去などを求めて4度の行政指導を行ったが、盛り土行為が続いた。しか
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Vリーグ1部男子の東レ 山田(清水桜が丘高出)ら3選手内定
バレーボールVリーグ1部男子の東レは2日、アウトサイドヒッター山田大貴(22)=早大、清水桜が丘高出=、リベロ武田大周(22)=明大=、セッター小野寺瑛輝(21)=国際武道大=の3選手の来年4月の入社が内定したと発表した。 山田は函南町出身。清水桜が丘高ではエースとして同校初の全日本高校選手権(春高)出場に導いた。191センチの長身を生かした高い打点からの強打が魅力。高1からユース代表に選ばれ、高3夏のU19(19歳以下)世界選手権では最多得点をマークした。
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特殊詐欺被害を未然防止 三島署 郵便局員らに感謝状
三島署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして函南町間宮の伊豆仁田駅前郵便局(鈴木幸夫局長)と局員の杉村裕子さんに署長感謝状を贈った。 同署によると、杉村さんは8月28日、携帯電話を使用しながらATMを操作している同町の60代女性に声をかけ、同署に通報した。女性は以前に見ず知らずの人の遺産が受け取れるとメッセージを受けて来店していて、この日は「2900万円を振り込んだ」とのメッセージを受け、手数料を振り込もうとしていたという。
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「華道」静岡県大会で優勝 田方農業高、全国へ
全国の高校生が華道日本一を競う「Ikenobo花の甲子園」(華道家元池坊主催)の静岡県大会がこのほど、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。田方農高(函南町)が優勝し、11月12日に京都府で開かれる全国大会の切符をつかんだ。 コロナ禍でオンライン開催が続いたため、対面の開催は4年ぶり。学校連合も含め13校から計11チームが出場し、3人一組で技を競った。当日発表された花材に持ち込みの1種を加えた17種の花を使って、30分間に1人1作品ずつ制作した。会場は緊張感が漂う中、生徒は真剣な表情で花と向き合い、丁寧に作品を作り上げた。 田方農高はジャガイモの断面を使って月を表現。伝統と新しい感性を融合
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はんだ使って電子こま製作 函南の特支伊豆田方分校 エンジニアらが出張教室
三島市中の電子機器設計製造「伊豆技研工業」は26日、函南町の県立沼津特別支援学校伊豆田方分校で、はんだ付け出張教室を開いた。高等部2年生13人が電子こまを製作し、ものづくりの楽しさを味わった。 エンジニアら社員4人が訪れ、はんだの使い方を伝えた。生徒は真剣な表情で、丸形の基盤に発光ダイオード(LED)やトランジスタなどを付け、回すとLEDが点滅し音楽が流れるこまを仕上げた。 同校が卒業後の就職先の開拓や生徒の職業に対する理解を促すために同社に職場実習を依頼。同社が実習の受け入れや採用を視野に入れ、出張教室を提案して初めて開催した。
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ふるさと納税推進へPT 函南町 寄付額振るわず 現状打開
函南町は26日、ふるさと納税推進に向けた庁内プロジェクトチームを発足したと発表した。認知されていない町の地域資源を見いだし、町の魅力発信につなげる。仁科喜世志町長は同日の記者会見で「(町の魅力の)再発見につながる。地場産業の再出発の手がかりになってほしい」と述べ、寄付額や返礼品数の増加だけでなく地域活性化への期待を示した。 2022年度の同町への寄付額は4430万円で、県内で31番目だった。町は寄付額が伸び悩む背景として、返礼品数の少なさがあると分析。現状を打開しようと、8月にプロジェクトチームを立ち上げた。 メンバーは立候補形式で募集し、部署の垣根を越えた若手から幹部クラスまでの有志11人
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秋の函南スイカ 出荷開始 仕上がり順調 例年より一回り大きく
JAふじ伊豆函南西瓜(スイカ)組合は24日、収穫時期を秋に遅らせる抑制栽培で育てた「抑制スイカ」の出荷を始めた。今年は天候に恵まれて順調に生育し、例年よりも一回り大きな仕上がり。10月上旬までに約4千ケースの出荷を見込む。25日には同JAの函南営農経済センターで目ぞろえ会を開き、等級の基準を確認した。 糖度が高くシャリシャリとした食感が特徴の同町名産「函南西瓜」のうち、抑制スイカは鮮やかな赤色が特徴。需要の分散を狙って7月中旬に種をまき、9月下旬から10月上旬にかけて収穫される。 今年は消費者の要望やカット売り販売の拡大を受け、栽培時の株間を広げてスイカの大型化に取り組んだ。収穫を迎えた
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写真、ちぎり絵、手編みバッグ… 活動成果発表 函南町文化祭
第55回函南町文化祭(町主催、町文化協会共催)が22日、町文化センターで開幕し、町内の各団体が手がけた多彩な作品が展示されている。前期展示は24日まで。後期の作品展と芸能発表会は30日、10月1日に同センターで開かれる。 同協会に所属する54団体約600人をはじめ、町民の日ごろの活動成果を発表する場として開催。前期は手芸やステンドグラス、写真、書道、短歌などを展示した。風景や花を題材にしたちぎり絵や、手編みのベストやバッグなどが並び、来場者の注目を集めている。茶道同好会による点前など体験する場も設けている。 後期は華道や工芸の団体が出品する。芸能祭では大正琴やフラダンス、合唱、尺八などの
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スティック型加糖練乳発売 日清煉乳、10月2日
乳製品メーカーの日清煉乳(函南町)は10月2日、スティックタイプの加糖練乳「コンデンスミルク」を発売する。 内容量11グラムの個包装で、一般的なスティックシュガーと同量の砂糖5グラムを含む。ミルクと砂糖の代わりにコーヒーや紅茶に入れるなどの使い方をレストランやホテル、カフェに提案し、販路の新規開拓を狙う。新鮮な国産生乳と北海道産の砂糖を使用。環境にも配慮し、バイオマスパッケージを採用した。 業務用販売で、1箱300本入り。オープン価格。
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左右確認し渡ろう 函南で親子交通安全教室
交通安全協会三島地区支部は21日、函南町上沢のかんなみ知恵の和館で交通安全教室を開いた。館内の子育て交流センターを利用する未就園児の親子が横断歩道の渡り方を学んだ。 交通安全指導員がチャイルドシートの大切さや横断歩道を渡る時の注意点を伝える人形劇を披露。道路を渡る前には必ず止まり、飛び出さないよう注意を呼びかけた。模擬道路での練習も行い、子どもたちは母親と一緒に左右を見て安全を確認し、大きく手を上げて横断した。
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小規模保育所「3歳以上受け入れ」 静岡県内、検討の動きなし 定員、設備余裕なく
原則0~2歳児を預かる小規模保育所で「3歳以上も受け入れることができる」とした4月の国の通知に対し、静岡県内は現時点でどの市町も新たな受け入れを検討していないことが18日までに、静岡新聞社の取材で分かった。施設の定員や設備面で余裕がないのが主な理由。保護者にとって転園せず同じ施設に続けて預けられる利点がある一方、実施にはハードルが高い状況が浮き彫りになった。 認可小規模保育所を有する27市町(4月1日時点)に電話で尋ねた。最も多い53施設がある浜松市は「0~2歳児の保育需要が大きいので(3歳以上を)受け入れる予定はない」(幼児教育・保育課)とし、48施設を有する静岡市も「保護者からニーズは
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外国人材受け入れ 静岡県内首長「必要」78% 人口減、人手不足背景に
共同通信が16日までに全国の都道府県と市町村の首長を対象に実施した人口減少問題に関するアンケートで、静岡県と県内35市町の計36自治体のうち、78%に当たる28県市町の首長が外国人材の受け入れの推進が必要と答えた。人口減少が加速する中、製造業を抱える市町を中心に、労働力や地域活性化の担い手として外国人に期待する姿勢がうかがえた。人口減によって自治体消滅の危機感を抱く自治体は、4市町を除く32県市町(89%)に上った。 調査は全1788自治体の首長のうち1682人の回答を得た。県内は36人全員が答えた。 県内の首長の回答をみると、外国人材の受け入れ推進について「必要」「どちらかといえば必要
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伊豆縦貫道 夜間通行止め、10月16~19日
国土交通省沼津河川国道事務所は10月16~19日の夜間、伊豆縦貫道函南塚本―三島塚原両インターチェンジ間の上下線約6・8キロを通行止めとする。 道路の修繕や橋の点検などが目的で、時間帯は午後9時~翌午前6時。天候や工事の進み具合により期間や時間を変更する場合がある。 同事務所は期間中の迂回(うかい)路として国道1号や国道136号の利用を呼びかけている。
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水害備え連携 操船法確認 狩野川流域3警察署など訓練
狩野川流域を管轄する三島、沼津、伊豆中央の3警察署はこのほど、函南町の川の駅伊豆ゲートウェイ函南で合同水難救助訓練を行った。台風シーズンを前に、署員をはじめ、同施設や沼津河川国道事務所などの職員ら約70人が関係機関との連携強化と操船能力向上を図った。 若手署員を中心に参加し、県警緊急事態対策課の指導官からゴムボートの組み立て方や救命胴衣の着用法などの基本を教わり、操船のポイントについて指導を受けた。職員らは救助用のロープが袋に入った「スローバッグ」を投げ入れる方法を学んだ。 川に3人が流された想定の救助訓練では、署員がゴムボートで救出に出動。救助後は、川の駅職員が自動体外式除細動器(AE
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101歳 野中さんの長寿お祝い 函南町長が花束
敬老の日を前に、函南町の仁科喜世志町長は11日、同町仁田の野中仲子さん(101)を訪ね、花束とブランケットを贈り長寿を祝った。 20日に102歳の誕生日を迎える野中さんは、毎日のスクワット100回など運動を欠かさず、自宅の階段の上り下りもこなすほど健康という。自宅近くでの畑仕事もこなしているといい「野菜作りやデイサービスをすごく楽しみにしています」などと語った。 仁科町長は「お元気でうれしい。いつまでも元気でいてください」と声をかけた。
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CO排出量見える化や省エネ徹底 必要 函南で脱炭素化セミナー
静岡県産業振興財団の企業脱炭素化支援センターと函南町商工会はこのほど、町役場で脱炭素化に向けた普及啓発セミナーを開いた。同商工会の会員企業などから約20人が参加し、二酸化炭素(CO2)排出量の見える化や省エネ徹底の必要性を学んだ。 同センターの業務アドバイザー竹島寿夫さんが講師を務めた。地球温暖化対策としてサプライチェーン全体のCO2排出量抑制が必要とされる中、中小企業も取引先から脱炭素化の取り組みが求められていると紹介。まずはチェックシートを活用し、自社のCO2排出量を把握するよう促した。省エネ対策として空調機の清掃や設定温度の緩和など身近な対策から始めていくべきとも伝えた。 同町は昨年、
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ソーラー施設反対 署名925人分提出 函南、ダイヤランド区長ら
函南町平井のダイヤランド区の山口雅之区長らが11日、町役場に仁科喜世志町長を訪ね、同区に隣接する土地に計画されている太陽光発電施設建設への反対署名925人分を提出した。 署名は3月から呼びかけを始め、区内の住民や別荘所有者524人のほか、町内外から集まった。景観や反射光、騒音の被害に加え、建設を認めた場合に隣接する他の土地にも次々と建設され、同町の豊かな自然環境が破壊されかねないとの懸念を示した。 山口区長らによると、施設は同区に隣接する約7千平方メートルの土地に太陽光パネル約千枚を設置する計画とみられる。 仁科町長は建設計画地が治山治水の観点で重要な場所としての認識を示し、「住民の重
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“非常事態” 静岡県警の現役警官の不祥事 7、8月逮捕4人 過去3年分と同数
静岡県警の現役警察官による不祥事が続く中、報道発表されていない案件もこの数カ月間で相次いでいたことが、8日までの関係者への取材で分かった。基準に満たないため発表されていないが、副業としてホストクラブで働いたり、一時失踪したりしていた。逮捕者は7月に3人、8月に1人と、2020~22年の3年間と同じ人数が2カ月弱で出る非常事態。逮捕罪名などに加え年齢層は20~40代と幅広く、約7千人いる全職員の綱紀粛正を徹底させるには時間がかかりそうだ。内部からは「でき得る再発防止策は講じているはずだが」「うみは出し切った方がいい」との声も漏れる。 「ついには他の警察にまで迷惑をかけてしまった。言い逃れが全
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好投手を攻略 全国V 富士宮2選手 市長に喜び 中学女子硬式野球スルガマリン
全国女子中学生硬式野球選手権大会(7月29日~8月2日、神奈川県)で優勝したスルガマリンガールズ(函南町)に所属する富士宮市の西富士中3年渡辺心暖さんと大富士中2年赤野結菜さんが8日、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、日本一の喜びを語った。 チームは5試合で43得点と全国の好投手を相手に打線がつながり、2年ぶり4度目の栄冠を手にした。打線の中軸を任された渡辺さんは初戦で速球派投手から適時打を放ち「チームを勢いづけられた」と振り返った。相手投手の切れのある変化球に苦しんだという赤野さんは「レベルアップして連覇を目指す」と意気込んだ。 須藤市長は長距離移動しながら練習している2人の努力をねぎらい「優勝
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函南の簡易水道 料金改定を検討 町議会一般質問 町答弁
函南町の佐野章夫副町長は7日の町議会9月定例会一般質問で、田代、軽井沢、丹那地区簡易水道に関し「料金改定も視野に入れざるを得ない」との認識を示した。町は今年度中に水道事業審議会に諮問する方針。土屋学氏(無会派)、三原牧子氏(共産)への答弁。 町によると、同簡易水道は町内317世帯(2022年度)が加入。事業範囲が広く管路が長いためコストがかかる傾向にあるという。電気代や物価の高騰を受けて経営状況が厳しく、料金改定を検討する必要があると判断した。 ほかに、今年4月に水道水で濁りがあったことも明らかにした。6、7月には田代浄水場の水源で土が混じる現象が確認された。原因は特定できていないとした上で
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函南町議会が開会 9月定例会
函南町議会9月定例会は6日開会し、会期を10月4日までの29日間と決めた後、5氏がふるさと納税の取り組みや空き家の有効活用などに関して一般質問を行った。 同定例会では歳入歳出にそれぞれ7億4200万円を追加する一般会計補正予算案、2022年度一般会計歳入歳出決算案などについて審議する。 一般質問は7日も行われ、6氏が登壇する。
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静岡県有権者301万3697人 6月から7458人減
静岡県選管が4日に公表した選挙人名簿登録者数(基準日9月1日)は301万3697人(男148万1489人、女153万2208人)で、6月1日の前回登録時と比べて7458人減少した。 増加したのは3区町で浜松市中区254人、同浜北区52人、長泉町40人だった。 減少数が多かった市区は静岡市清水区575人、沼津市551人、御殿場市485人、富士市481人。町部は小山町211人、函南町127人など。 定時登録は毎年3、6、9、12月の各1日に行われている。
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新型コロナ関連 4日 函南の小学校学級閉鎖
函南町は、複数人が新型コロナウイルスに感染し、体調不良者も確認された町立小学校の1学級について5、6日に学級閉鎖すると発表した。
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待機児童過去最少 県内は5人、34市町でゼロ こども家庭庁発表
こども家庭庁は1日、希望しても認可保育所などに入れない待機児童が今年4月1日時点で2680人だったと発表した。昨年より264人減少。1994年の調査開始以降最少となった。保育所の整備が進んだことや小学校就学前の子どもが減ったことが要因とみられる。全市区町村の86・7%に当たる1510自治体で待機児童がゼロとなった。静岡県は前年より18人少ない5人だった。函南町を除く34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。 これまでの受け皿確保から、保育士の手厚い配置など質の向上が今後の施策の焦点となる。 減少は6年連続。直近10年間で最も多かった2017年の約2万6千人から10分の1となった。 利用児童
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沖縄戦 悲惨さ伝える 函南で2日まで平和展
函南・みんなの平和展(実行委主催)が2日まで、函南町の町文化センターで開かれている。 平和について考えるために毎年開催するパネル展。今年は沖縄をテーマにした。太平洋戦争で国内唯一の地上戦となった沖縄戦の写真や資料を展示。銃殺された女性や捕虜になった少年兵など戦争の悲惨さを伝えている。戦争体験者の証言集も読むことができる。 2024年度完成を予定する現在の沖縄を捉えたドキュメンタリー映画「沖縄、再び戦場(いくさば)へ」の関連作品も上映している。2日午後2時からは袴田事件の弁護団で同町出身の角替清美弁護士による講演会も開かれる。
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函南の国道1号、事前通行規制廃止
沼津河川国道事務所は1日から、連続雨量が250ミリに達した場合に通行止めを実施していた函南町桑原の国道1号3・7キロ区間の規制基準を廃止する。 土砂崩れの危険性を考慮し、1969年から事前通行規制区間として設定していた。同事務所によると、同区間での災害事例はなく、2012年度に防災工事が完了した。 21年には基準値を大幅に超える雨量でも災害が発生せず、学識経験者の見解も踏まえ、規制解除後も交通の安全に支障がないと判断した。
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函南町議会会派に資材高騰対策要望 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆三島函南地区本部は31日、函南町議会最大会派「清風会」との意見交換会を同JA函南支店(同町)で開いた。燃油や肥料、生産資材などの高騰によって打撃を受ける農家の経営状況を説明し、支援を求めた。 担当者が2020年度と22年度で作物ごとにかかる経費の差を紹介。同町特産のスイカの場合、肥料や梱包(こんぽう)資材の高騰で1株当たり約100円、町内のスイカ農家に多い作付面積1ヘクタール当たりでは約60万円上昇し、農家の経営を圧迫しているという。 農家の高齢化や担い手不足が深刻な中、高額な初期投資を理由に新規参入を諦める事例が発生したこともあり、町としての補助制度導入も求めた。同地区の後藤智
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函南町、災害時の資機材調達で協定 太陽建機レンタルと
函南町は29日、災害時に必要な資機材の調達に関する協定を太陽建機レンタル(静岡市駿河区)と結んだ。地震や風水害など自然災害が発生し、町が災害対策本部を設置した際、迅速、円滑に対応できる態勢を整える。 町役場で開いた締結式で、仁科喜世志町長と同社の佐藤幸彦静岡東部ブロック長が協定書を交わした。指定避難所運営や救助活動に必要な資機材の提供を受ける。発電機や照明、空調機器などを想定している。
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大麻草栽培した疑いで男を逮捕 三島署と静岡県警
三島署と静岡県警薬物銃器国際捜査課は30日、大麻取締法違反の疑いで函南町日守、会社員の男(49)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日、自宅の一室で大麻草1本を栽培した疑い。同署によると、容疑者は「自分で使用するために栽培した」などと供述しているという。室内には鉢植えで栽培された最大約1メートルの大麻草が13本あったといい、照明器具や肥料などとともに押収した。大麻に関する情報を受けて捜索し、発覚した。
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中国から迷惑電話 静岡県内自治体でも確認 原発処理水放出後
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出開始後、全国各地で相次いでいる中国から発信された迷惑電話が、静岡県内自治体でも25~28日に確認された。 函南町役場では27日午後、中国の国番号「86」で始まる電話が2件確認された。うち1件は男性とみられる人物が外国語で何かを話した後、翻訳アプリのような自動音声による日本語で「なぜ中国に流すのか」などと数回繰り返され切れた。 富士市役所には25日と28日に1件ずつ、「86」から始まる国際電話があり、「日本はどうして核排水を排出するのか」などの音声が流れた。 県庁にも複数電話 静岡県庁にも29日までに、複数回の電話があったことが県への取材で分かった。
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函南町議会、6日から9月定例会
函南町議会は29日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を9月6日~10月4日の29日間と決めた。 2022年度決算認定案や23年度補正予算案など28件が提出される。一般質問は9月6、7日に行い、11人が登壇する。
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「防災の日」前に訓練 函南町 観光客の避難誘導、護所の開設検証
9月1日の防災の日を前に、函南町は27日、総合防災訓練を町内で行い、大規模地震発生時の避難所や救護所の開設や運営、観光客の避難誘導などの流れを確認した。 南海トラフ巨大地震が発生して町内全域で震度6弱以上の揺れを観測、甚大な被害が出ているとの想定で行われた。函南小では避難所の開設運営訓練を実施。同校周辺5地区の自主防災組織に所属する約30人が参加し、町職員の指導を受けながら避難所の開設方法や受け入れの手順を検証した。防災倉庫の資機材についても確認した。
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ナンバー付け替え郵便配達 函南、前局長が指示 無保険バイク使用
日本郵便東海支社は25日、函南町平井の函南郵便局で廃車処理したミニバイクに故障した別の車両のナンバープレートを付け替え、業務に使っていたと発表した。同支社によると、前局長が指示していた。同支社から相談を受けた三島署が捜査を進めている。 同支社によると、2022年4月4日、当時の局長がナンバープレートを付け替えるよう部下に指示し、同6日から約3カ月間、計23回にわたって同局の社員5人に無保険の車両に乗車させ、配達業務に当たらせていたという。同年7月に情報提供を受けて実施した社内調査で発覚した。 社内調査を経て今年5月、自動車損害賠償保障法違反の疑いがあるとして三島署に相談した。前局長は違法
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「農業用排水機場」遠隔制御化を 東部3市町、農水省へ要望
沼津市の頼重秀一市長と伊豆の国市、函南町の幹部が25日、農林水産省に勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)を訪ね、農業振興に関する要請書を提出した。豪雨の際、農地にたまった水をポンプで排出する「農業用排水機場」に、遠隔監視制御を導入するための支援を求めた。 農業用排水機場は市町が農家らに管理を委嘱するケースが多い。ただ、豪雨時は、操作員が現場までたどり着けず排水困難になる、到着してもその後、避難できなくなるといった課題が指摘されている。頼重市長は、遠隔監視制御の導入は「持続可能な農業、地域住民の安全に直結する」と強調し、防災を目的とした農水省の補助金事業への採択を要望した。勝俣氏は「現地視察で農地
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富士山の文化に触れる 台湾山岳協会訪問団 富士宮など周遊
標高3952メートルの名山、玉山がある台湾の「中華民国山岳協会」の訪問団が、富士山麓を訪問している。日本富士山協会との「富士山・玉山友好山提携」に基づく、4年ぶり7回目の来訪。富士山周辺を周遊し、文化や風土に触れている。 訪問団は林哲全・東亜区部長ら32人。25日は世界遺産富士山の構成資産、富士山本宮浅間大社(富士宮市)を参拝した。滞在3日目で初めて、はっきりと姿を現した霊峰を背に記念写真に納まった。 来訪7回目の林部長は「台湾の人にとって富士山を見るのは夢。見ることができて元気が出た」と笑顔。玉山と比較し、富士山周辺は「観光施設や有名なグルメがあり、楽しみ方が多い」と語った。夜には日本
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3府県で連続窃盗32件、被害570万円 天竜署など捜査終結
静岡県内外で多発していた建造物侵入、窃盗事件を巡り、天竜署など3署や静岡県警刑事企画課などの合同捜査班は23日、建造物侵入と窃盗の疑いで5月に逮捕し、起訴された埼玉県生まれ、住所不定、無職の男(26)が計32件の事件に関与していたことを裏付け、捜査を終結した。 天竜署によると、被害は現金280万円に乗用車や腕時計、耐火金庫など約20点で合計約570万円に上る。被告は今年3月ごろから5月までの間、県内や神奈川県、京都府の会社事務所や飲食店などに侵入し、窃盗を繰り返していた。県内の被害は浜松市天竜区、静岡市、三島市、函南町の計15件。深夜帯を狙い、ハンマーで窓ガラスを割るなどして中に侵入してい
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完全下校午後4時半 心身の健康増進 函南町総合教育会議 報告
函南町総合教育会議が23日、町役場で開かれた。本年度から町内の中学校の完全下校時刻が午後4時半になったことに関し、町教育委員会は、生徒の心身の健康増進につながる効果が出ているとのアンケート結果を報告した。 アンケートは7月に行い、町内の中学に通う生徒の81・7%に当たる739人が回答した。「心身の健康に良いか」の設問は肯定的な意見が82%を占め、「帰宅後の生活にゆとりを感じるか」も71%が肯定的な意見を示した。自由記述では「安全に帰れる」「勉強や自主練習ができる時間が増えた」などがあった。 帰宅後の時間の使い方の実情と希望を比較した場合、スマホやゲームの時間を減らし、読書や部活動の自主練
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地域経済支援、函南町議会「清風会」に要請 町商工会
函南町商工会(八木戸一重会長)は23日、町議会最大会派の清風会(中野博会派長)との意見交換会を同商工会館で開いた。エネルギーや資材の価格高騰などで経営に打撃を受ける建設業を中心に地域経済の支援策を要請した。 本年度第1四半期(4~6月)の会員アンケートで今後の利益見込みに関し、建設業が2021年度以降で最低の値を記録。他業種も悪化傾向にある現状を踏まえた対応を期待した。 住宅や店舗の改装工事費を町が一部補助する「リフォーム助成事業」が申請開始から1カ月で予算額に達し、終了後も多くの受注があるとしてさらなる予算確保への協力を要望。地元建設業者が町の事業を安定して受注できるよう、災害協定を結
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トマト祭りキャラ 「とまぴよちゃん」 奥村さん(東小)作品採用 函南町制60年記念 11月フェス
函南町制60周年記念事業として11月25日に開かれる「かんなみフェスティバル」の実行委員会は22日、道の駅伊豆ゲートウェイ函南で行うトマト祭りのマスコットキャラクターに函南東小5年の奥村熙子さんの「かんなみとまぴよちゃん」を採用したと発表した。 特産のトマトを町内外にアピールするトマト祭りは、函南東中の生徒が昨年度、県内の中高生向け探究プログラム「シヅクリプロジェクト」で提案し、準グランプリを受賞したイベント。トマト形の風船を投げ合う「疑似トマト投げ」や直径3メートルのプレートを使った巨大パエリア作りなどを企画している。 キャラクターは、町内の小中学生に記念事業へ関わってもらおうと募集し、5
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ツーリング、速度控えて 「バイク(8/19)の日」に静岡・神奈川県警が合同広報
静岡、神奈川両県警は「バイクの日」の19日、県境近くのドライブイン「バイカーズパラダイス南箱根」(函南町桑原)で二輪車事故防止を呼びかけた。行楽期の事故対策として、初めて合同で実施した。 ツーリングに適した秋を控え、伊豆や箱根などの人気ツーリングコースが交わり、両県のオートバイ愛好家が集う同施設を啓発場所に選定。両県警の白バイ隊員ら33人が啓発品を配りスピードの出し過ぎへの注意やプロテクター着用を訴えた。 白バイ11台やパトカー6台を用意し、乗車体験も実施。来場者は白バイにまたがり、隊員から安全な運転方法について助言を受けた。 静岡県警によると、県内の過去5年間の二輪車死亡事故は月別で
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静岡県中学通信陸上大会 入賞を報告 函南ランナーズクラブ 寺田さんと浅田さん
函南ランナーズクラブに所属する寺田温翔さん(函南中1)と浅田来輝さん(函南東中1)が17日、函南町役場に仁科喜世志町長を訪ね、7月に行われた静岡県中学通信陸上競技大会1年男子1500メートルでの入賞を報告した。 競技はタイムレースで行われ、寺田さんは4分25秒47の好タイムで1位、浅田さんは4分32秒62で7位に入った。本年度から中学の部活動所属でなくても出場が可能となり、同クラブとして初めての入賞となった。 寺田さんは「ライバルとともに自分のタイムに挑戦し続けたい」と語り、浅田さんは「これからも良い結果が出せるように頑張る」と意気込んだ。
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覚醒剤使用の罪で裾野署の警部補起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は18日、覚醒剤取締法違反の罪で、裾野署地域課の警部補の男(44)=函南町間宮=を静岡地裁沼津支部に起訴した。 起訴状などによると、被告の男は7月28日ごろ、同町の自宅で覚醒剤をなめて使用したとされる。 静岡県警監察課によると、被告の男は7月上旬から休職中で「覚醒剤を使用したことは間違いない」と容疑を認めている。覚醒剤を使った時期は休職に入ってからとみられ、「今回が初めて」とも話していたという。
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世界の名山と交流復活 日本富士山協会 訪問団歓迎へ
富士山と世界の名山の交流が復活する。富士山周辺の自治体や観光団体などでつくる日本富士山協会と「友好山提携」を結ぶ中国と台湾の訪問団が今月、相次いで来日する。協会はそれぞれ歓迎レセプションを開き、コロナ禍で途絶えていた往来の再開を喜ぶ。 上野裕吉事務局長(74)は「顔を合わせて親しくなれば踏み込んだ交流ができる。富士山のあり方を考えるヒントも得たい」と期待を込める。 文化と自然の要素を併せ持つ世界遺産、複合遺産の泰山(たいざん)を有する中国・泰安市の訪問団は20日に富士山麓に入る。協会の訪問団が訪中した2017年以来の往来。同日夜に山梨県富士吉田市で開くレセプションでは、情報発信強化や交流
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早急な道路整備を 函南町議会会派、町に要望
伊豆中央道の料金徴収期限延長決定を受け、函南町議会最大会派「清風会」は17日、迂回(うかい)車両の生活道路流入に対する安全対策のため、周辺道路の早急な整備を町に要望した。 伊豆中央道と国道136号を結ぶバイパス道路、日の出橋や石堂橋の歩道など7カ所の整備を求めた。中野博会派長は1985年の伊豆中央道整備以降、迂回車両による事故や渋滞などで「地域住民の日常生活は危険に悩まされてきた」と言及。「安心安全で快適な生活の確保が図れるよう道路整備を早急に実施してほしい」と仁科喜世志町長に要望書を手渡した。 県は伊豆中央道の料金徴収期限を2057年に延長した。仁科町長は「要望を受け止め、趣旨に沿って
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安心、安全な遊び場へ タイヤ遊具、新品に交換 函南小児童ら
函南町仁田の函南小児童や卒業生の保護者有志でつくる「函小サポーターズ」がこのほど、同校のタイヤ遊具を交換した。同校の創立150周年を記念した事業。古くなったタイヤ16本を取りかえ、児童が安心、安全に楽しめる遊び場を作り直した。 地元の建設会社らの協力を受け、現役児童や卒業生ら含め約30人が参加。劣化したタイヤの周囲をスコップで掘り起こし、タイヤを固定していたコンクリートを重機で壊して取り除いた。赤や緑に塗られた新しいタイヤを設置した。 新しく埋めたタイヤは横浜ゴムから提供を受け、タイヤの廃棄も依頼。同社三島工場の社員も応援に駆け付けた。
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千体仏を限定公開 函南・仏の里美術館 9月30日まで
函南町のかんなみ仏の里美術館で9月30日まで、町指定文化財の「大竹千体観音像」が限定公開されている。 同館によると、観音像は地元の歴史研究会が古文書を読み解き、同町の大竹地区にある廃寺で見つかった。大きさは10~15センチ。743体が現存し、伊豆地域では唯一残る千体仏という。 1673年に同町の大竹地区を訪れ、寺を発見して再興した僧侶が彫ったとされる。地元では病人が出ると観音像を持ち帰って拝み、治ると寺に返したり、新しいものを作って納めたりする風習があったという。歴代の住職も作り足したとされ、1体ごとに違う表情が鑑賞できる。 「千体仏を描こう!」と題した参加・体験型イベントも開催し、来
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道路美化活動 100人が草刈り 函南町
函南町はこのほど、道路ふれあい月間(8月)に合わせた道路愛護事業を行った。建設や水道、測量など約30業者の社員の協力を受け、町職員と合わせ約100人が町道6路線延長7・87キロの路面清掃や草刈りに汗を流した。 道路美化や安全使用の機運を高める目的。同町間宮の町道2―24号線の渡線橋では、約40人が南北ののり面を約100メートルに渡って清掃し、背丈ほどまで伸びた雑草を刈り取った。
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函南・連続不審火 男に執行猶予判決 地裁沼津支部
函南町などで3月発生した連続不審火で器物損壊と非現住建造物等放火の罪に問われた同町平井、庭師の男(23)の判決公判で、静岡地裁沼津支部は8日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。 野沢晃一裁判長は判決理由で「酒に酔い、仕事などのストレスから犯行に及んだという動機は身勝手」と断じた。一方、焼損面積や被害額が比較的小さくとどまった点などを挙げ、同様事件の量刑傾向を参照して執行猶予を付けたとした。 判決によると今城被告は3月9日夜、三島市の民家の駐車場で乗用車のナンバープレートを壊した後、同町の園芸店にあった植木鉢など232点を焼失させ、同町男性の敷地にある物置に立てかけら
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「するがの極」 三島、函南でも 沼津、推進協議会が総会
静岡県東部のブランド米「するがの極」の生産者や自治体でつくる推進協議会はこのほど、通常総会を沼津市で開き、本年度の活動計画を決めた。新たに三島市と函南町で試験栽培が始まり、本年度は前年度比18・0%増の186・9トンの収穫を見込む。 生産意欲向上と品質平準化を目的に独自の表彰制度を導入する。生産拡大のため三島市と函南町の生産者向けに説明会を開催する。 梶毅会長(JAふじ伊豆組合長)は、2026年度の収量目標400トンの達成に向けて「生産地拡大とブランド化を進める」とあいさつした。降水量増加や日照不足によって例年より1週間生育が遅れているものの、収量に影響する状況ではないと報告された。
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SBSカップ国際ユースサッカー ベイビークレヨンがテーマ曲 努力の成果 発揮して
17日に開幕する「2023SBSカップ国際ユースサッカー」(日本サッカー協会、静岡県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の大会公式テーマソングが、女性アイドルグループ「BABY―CRAYON~1361~(ベイビークレヨン)」の「Todoke!(とどけ)」に決まった。メンバー4人は爽やかな青春応援ソングに乗せ、「夢や目標、勝利に向かって一歩一歩努力してきた成果を本番で発揮してほしい」とエールを送る。 ベイビークレヨンは21年デビュー。東京ドームのステージを立つことを目標に精力的にライブ活動を行ってきた。「Todoke!」はデビュー当初から大切に歌ってきたナンバーという。プロデューサー石綿
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麻場さん安全運転V 上位3人県大会へ 大仁地区コンテスト
大仁地区安全運転管理協会の第25回セーフティードライバーコンテスト大仁地区大会がこのほど、函南町の田方自動車学校で開かれた。13団体の20人が出場し、上位3人が9月23日の県大会の出場権を獲得した。 大会では、学科とクランクやS字を含むコースでの実技が行われた。出場者は真剣な表情で挑み、安全運転を確認した。 上位入賞者は次の通り。 ①麻場政浩(伊豆市役所土肥支所)②小倉隆太(土屋建設)③夏賀遼太(同)
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幼児や小中生 ピアノ演奏披露 沼津でコンクール
39回PTCピアノコンクール(実行委主催、丹沢楽器店共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、沼津市の千本プラザで開かれた。 県東部を中心に幼児から中学生まで約50人が出場した。5部門に分かれて、ショパンやブルグミュラーの楽曲を情感豊かに奏でた。 各部門の結果は次の通り。 A部門(幼児) 金賞 金刺明日香(沼津市)銀賞 市瀬瑛茉(長泉町)銅賞 加藤壮真(裾野市)▽B部門(小学1、2年) 金賞 中山心結(富士宮市)銀賞 和藤沙奈(清水町)銅賞 望月陽葵(富士宮市)、吉川侑輝(裾野市)▽C部門(小学3、4年) 金賞 佐野妃崎(富士市)銀賞 池原舞(沼津市)銅賞 本間陽乃(裾野市)▽小学生部門(小学
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見つけた! カワゲラ ヘビトンボ 函南・来光川 児童ら生物観察
函南町と狩野川水系水質保全協議会は2日、同町上沢の来光川で水生生物観察会を開いた。同町の児童ら24人が川にすむ生き物を採取し、水質を確認した。 水質や環境の保全に対する意識高揚を図る目的で開催。環境調査会社「東洋検査センター」(伊豆の国市)の永松一郎さんが講師を務めた。 参加者は、川の中でたも網を構え、上流側の石を動かして水生生物がいるかをチェック。開始早々から、きれいな水の指標生物であるカワゲラやヘビトンボが見つかった。捕まえた生物を標本と見比べて分類し、川の水質の状況を特定した。
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広域道路網整備促進 事業計画を決める 熱海・函南推進協
熱海市と函南町の議員や首長らでつくる熱海・函南広域行政推進協議会は1日、2023年度初会合を同市役所で開いた=写真=。観光経済の活性化と防災面の強化を目指し、広域道路網の整備促進に関する要望活動などを盛り込んだ事業計画を決めた。 沼津市と神奈川県小田原市を結ぶ高規格道路「伊豆湘南道路」や、伊豆縦貫道大場・函南―函南インターチェンジ間(1・9キロ)の早期整備に向け、協調して関係機関への要望活動に取り組む。両市町の地場産品をそろえた日曜朝市を開催するほか、県道の熱海・函南線と十国峠・伊豆山線の改良整備を要請する。 役員改選も行い、会長に函南町議会総務建設委員会の野田哲郎委員長、副会長に熱海市議会
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全国大会で活躍誓う 各市町の首長訪問 函南の水野さん、長沢さん 障害者スポーツ 予選会優勝報告
函南町上沢の会社員水野海さん(25)と同町平井の会社員長沢知也さん(24)がこのほど、函南町役場に仁科喜世志町長を訪ね、5月に開催された特別全国障害者スポーツ大会北信越・東海ブロック予選会フットソフトボール競技の優勝を報告した。2人は沼津特別支援学校伊豆田方分校時代に競技を始め、県代表として活躍。全国制覇に貢献した経験もある。 予選会決勝では、長野県代表にコールド勝ち。新型コロナウイルスなどの影響で遠のいていた全国大会出場も濃厚で、水野さんは「全力を出し切って優勝を目指す」と力強く宣言。投手の長沢さんは「誰にも打たれないよう全力で投げ、勝利に貢献したい」と誓った。 仁科町長は「町の誇り。町民
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函南 知恵の和館10周年記念まつり 「猫踊り」題材 新作劇 ロゴマークもお披露目
函南町のかんなみ知恵の和館で30日、開館10周年を記念した「夏休みわくわくまつり」が開かれた。同町軽井沢に伝わる民話「猫踊り」を題材にした県舞台芸術センター(SPAC)の新作劇やロゴマークがお披露目され、来館者が楽しい一日を過ごした。 猫踊りは「夜になると人間の言葉を話し、踊る猫」という民話。恒例イベント「かんなみ猫おどり」では、猫になりきって祭りを楽しむ人でにぎわい、多くの町民に親しまれている。新作劇は町制施行60周年にも合わせ、SPACがオリジナル台本で舞台化。団員がコミカルな踊りや動きを取り入れた演技を披露し、不思議な民話の世界に観客を引き込んだ。 ロゴマークは県内外から67点の応募が
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熱海富士「大きい」力士と交流楽しむ 大相撲沼津場所
沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で30日行われた大相撲沼津場所は、コロナ禍の行動制限がなくなってから初めての県内巡業となった。詰めかけたファンは力士と記念撮影したりサインをもらったりと、巡業ならではの交流を楽しんだ。 会場の一角や控室につながる通路では、出番前後の力士にサインや握手を求める人の列ができた。名古屋場所で十両優勝した熱海富士(飛龍高卒)は初の地元巡業で、行く先々には、とりわけ大きな人だかりができた。 妹の実愛さん(4)と一緒に熱海富士と記念撮影し、ハイタッチした高橋愛依さん(7)=函南町立西小2年=は「テレビで見ていた熱海富士関に会えてうれしかった。体も手も大きくて強そう
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函南町制60年祝う 記念式典
函南町の町制施行60周年記念式典が29日、町文化センターで行われた。町内の各種団体の代表や区長ら関係者約200人が集い、節目の年を祝った。 間宮宮太鼓保存会の勇壮な演奏で幕開け。町の歴史を象徴する主な出来事や町内各地の過去の光景などで歴史を振り返る記念スライドショーも上映され、先人の功労や業績をたたえた。町内の合唱グループが函南讃歌を歌い上げ、お祝いムードを演出した。 同町は1963年4月1日に町制施行。当時約1万5千人だった人口は現在約3万7千人まで増えた。仁科喜世志町長は「20年、40年先を見据えた新生函南のスタートの年になる。住んで良し、訪れて良しの町になるよう努力を重ねていく」とあい
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市町の32教育長 取り組み例共有 富士で研修会
静岡県市町教育長研修会が27日、富士市のふじさんめっせで開かれ、県内市町の教育長32人が地域独自の取り組み事例などを共有した。 伊豆の国市の菊池之利氏は「次世代を担う教職員の育成」の演題で発表し、10年前に田方地区2市1町で設立した教員研修協議会について説明した。小規模自治体が単独で教員指導の場を持つ難しさや、広域的な人事異動がある土壌など設立の経緯に触れ、外部から講師を招く研修の成果などを報告した。「運営費の増額や指導職名の変更など、機能を見直す時期を迎えている」と課題も挙げた。 三島市の小塚英幸氏は、ICT教育にかかる機器の特徴や現場を支える体制、児童生徒の変化などを解説した。函南町の久
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災害連携対応など事業計画を決定 駿豆地区商工懇話会
静岡県東部・伊豆の商工会議所と商工会で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、御殿場市内で定例会を開き、相次ぐ自然災害へ連携して対応していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 台風や大雨による被害は地域経済への影響大として、防災・減災について研修を行う。紅野会長は「連携して事業所のサポート、相談体制を充実させたい」と強調した。 定例会では同市の勝又正美市長の講話も行った。 また、任期満了に伴う役員改選もあり、紅野会長と石渡浩二副会長(三島商議所会頭)が再選され、新監事には御殿場市商工会の杉山芳三会長と小山町商工会の小野寛幸会長が選ばれた。 懇話会に
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地域で顔が見える環境づくりが大切 函南でセミナー
函南町はこのほど、地域の困り事を地域で共有し解決方法を模索するための「まちづくりセミナー」を町役場で開いた。参加者約70人が、地域内で顔が見える環境づくりの大切さを学んだ。より多くの住民を巻き込み、地域の課題解決を図ろうと、昨年まで区長だけだった参加対象に民生委員児童委員も加えた。駒沢大文学部社会学科の川上富雄教授が監修し、1年間を通して研修を重ね、地域課題を解決する取り組みにつなげる。 初回は川上教授が「防災にも強い福祉のまちづくり―住民主体の支え合い活動」と題して講演。地域づくりが防災や福祉が土台になると説明し「住民同士の顔つなぎができることで、手を差し伸べ合える地域になる。協力者を地域
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箱根八里街道観光推進協 総会 民間主導体制を検討へ 三島
静岡、神奈川両県の2市2町などでつくる「箱根八里街道観光推進協議会」はこのほど、三島市の三嶋大社で本年度総会を開き、事業計画を決めた。行政主導、補助金頼みとなっている組織体制の在り方を検討する。 現在は観光庁の補助金申請を進めているが、本年度予算の収入は4市町の観光協会による負担金2万円と繰越金のみ。持続的で機動的に日本遺産「箱根八里」を活用するため、各市町の観光協会の職員がワーキンググループをつくり、民間主導の組織や事業展開を考える。NPO全国街道交流会議の全国大会を来年度誘致するため、準備会も立ち上げる。 役員改選が行われ、豊岡武士会長(三島市長)ら役員6人がすべて再任した。規約改正では
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夏休み宿題の絵 色鮮やかに描く 函南でイベント
子どもの遊び場などを提供する函南町柏谷の民間事業所「こどもLabちあーず」で23日、夏休みイベント「お絵描き宿題大作戦!」が開かれた。子どもたちが夏休みの宿題の自由画やポスターを楽しみながら仕上げた。 午前と午後の部に県東部の子どもたち計14人が参加した。富士市で工作教室を開く渡辺礼子さんから「下描きは鉛筆で薄く」「広くて薄い場所から先に描く」などと助言を受けて制作。カブトムシや動物、人物などお気に入りの絵を色鮮やかに描いた。 同事業所は昨年4月、作業療法士や子ども運動指導者、保育士、言語聴覚士らが開設。運動遊び教室や発達応援教室などを展開し、障害や発達の進捗(しんちょく)に関係なく、誰もが
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静岡県内外の48チーム 東部4市町で熱戦 少年サッカー大会開幕
少年サッカー大会「第35回イズ・チャンピオンズ・カップ」(県サッカー協会4種少年委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、伊豆、伊豆の国、熱海の3市と函南町の8会場で始まった。 伊豆地域を中心に、県内外の計48チームが出場した。選手たちが繰り広げる果敢なドリブル突破や鋭いシュートなど、力強いプレーの連続に、見守る保護者やコーチは大きな声援を送った。 23日には、決勝トーナメントを行う予定。同大会は伊豆地域の少年サッカーチームの技術向上や他地域との交流を目的に毎年開催している。
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田方地区労福協 9園に絵本寄贈 伊豆の国
田方地区労働者福祉協議会はこのほど、伊豆の国市の公立幼稚園、保育園9園に絵本53冊を贈った。長岡幼稚園で贈呈式を開いた。 野寺高雪副会長らが同園を訪れ、年長児の代表に絵本を手渡した。野寺副会長は「たくさん読んでください」と呼びかけた。 同協議会は社会貢献活動の一環として、2007年から同市と伊豆市、函南町の幼稚園、保育園に絵本プレゼントを続けている。
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円滑な運営へ 課題抽出、整理 函南町、災害対策本部訓練
函南町は20日、大規模地震の発生を想定した災害対策本部の運営訓練を町役場で行った。町職員ら約60人が、情報収集や指示系統の流れなどを実践した。視察した県危機管理部の指摘を踏まえ、円滑な本部運営に向けた改善に役立てる。 訓練は南海トラフ巨大地震が発生し、町内で震度6弱を観測。発生から約8時間経過した午後2時の時点で、液状化による家屋倒壊、土砂崩れ、火災が町内全域で発生しているとの想定で開始した。職員は被災状況を踏まえ、情報の収集から対策の指示、実行状況の報告まで一連の活動を行った。 今回の訓練は、より円滑な本部運営に向けた課題の抽出、整理に重点を置いた。情報の仕分け作業に関し、町は緊急度に応じ
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特別支援学校の生徒ら協力 道の駅花壇 行楽期前に整備 函南
夏の本格的な行楽期を前に、道の駅伊豆ゲートウェイ函南(函南町塚本)でこのほど、駐車場の花壇整備が行われた。指定管理者の加和太建設の新入社員15人と、沼津特別支援学校伊豆田方分校(同町)園芸班の生徒8人がニチニチソウ約230株を植栽した。 今年は道の駅の制度創設30周年や函南町制施行60周年の節目の年で、機運を盛り上げるために実施した。農福連携マルシェの参加や物産販売所で使う野菜ケースの作成など、普段から連携する同校の園芸班に協力を依頼した。参加者は駐車場を取り囲むように整備された花壇をピンクや白色の花で彩った。
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災害情報の収集 協力に向け協定 函南町とアマ無線
函南町はこのほど、町ボランティアアマチュア無線クラブ(富田稚昭会長)とアマチュア無線局の運用に関する協定を町役場で結んだ。災害時の被災状況を迅速に把握するため情報収集の協力を得る。 同クラブは緊急時に備え、町役場にアンテナと無線機を設置している。これまでも土砂災害や地域の防災訓練で通信訓練を行ってきた。協定では、災害時に積極的に情報収集し、町に提供するよう明文化。安心して活動が行えるよう災害補償も規定した。 富田会長は緊急時に備え「近隣とのネットワークづくりに励んでいる」と報告。仁科喜世志町長は「町民の安心安全な暮らしを確保するため的確な情報が求められる。皆さんと一緒に対応したい」と依頼した
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「宙に浮いた感覚 楽しい」 伊豆の施設に新アトラクション
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターでこのほど、身体にハーネスを着け、専用の機械で上下に揺られながら上昇するアトラクション「エアージャンパー」がオープンした。 身体をつり上げ、最高到達点は約7メートルにもなる。慣れてくると宙返りもでき、天気が良ければ富士山を見ることができる。体験した函南町立函南小6年の中村志士丸君(12)は「宙に浮いてる感覚で楽しい」と話した。 同アトラクションは土日祝日、長期連休、夏や春の繁忙期に営業。25日から8月27日までは毎日営業する。詳細は同センターホームページ、問い合わせは同センター<電0558(79)0001>へ。
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花火、楽しく安全に 防火協会が教室、函南
田方防火協会はこのほど、函南町の仁田マーガレット保育園で花火教室を開き、園児約70人が安全な花火の楽しみ方を学んだ。 駿東伊豆消防本部の職員が講師となり「大人と遊ぶ」「人に向けない」「バケツの水で火を消す」の三つのルールを伝えた。同本部の「災害撲滅広報官ゼロ」も登場し、園児に寄り添って花火の持ち方や火の消し方を教えた。 同園では南海トラフ巨大地震により給食室で火災が発生した想定で防災訓練も実施。園児が駐車場に避難し、災害への意識を高めた。 同協会は2017年から花火教室を開催。園児に花火もプレゼントした。
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ゴールできる?巨大迷路 今年もトウモロコシ畑に 函南・酪農王国オラッチェ
函南町の酪農王国オラッチェで22日から、トウモロコシ畑を活用した巨大迷路が始まる。毎年恒例の人気イベントで、15~17日のプレオープンでは早速、多くの来場者が挑戦している。 迷路は高さ2メートル以上あるトウモロコシ約4万本が植えられた75メートル四方の畑に設置。3カ所のチェックポイントでスタンプを集め、ゴールを目指す。タイムも計測し、22日の本格オープンからは上位3人のランキングを掲示する。 今回で20回目となる迷路の入場者数は累計で20万人を突破した。毎年訪れる来場者も多いといい、迷路の企画を担当する観光事業課の磯野夏さんは「楽しんでもらうため難易度をアップした。行き止まりにたくさんぶ
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不二家2店フランチャイズ運営 マックスバリュ東海 函南、沼津南店
マックスバリュ(MV)東海は12日、洋菓子販売「不二家」を函南店(函南町)と沼津南店(沼津市)内でフランチャイズ(FC)運営すると発表した。 両店内にあり別会社が運営していた既存店舗について、新たにMV東海がFC契約を結んだ。函南店では19日、沼津南店内では8月1日に運営を開始する。 MV東海はこのほか、「ミスタードーナツ」23店を本県と愛知の両県でFC運営している。不二家とともにFC事業の拡大を図る。
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連続不審火の男に3年6月求刑 地裁沼津支部公判
函南町で3月に発生した連続不審火で器物損壊と非現住建造物等放火の罪に問われた同町平井、庭師の男(23)の論告求刑公判が11日、静岡地裁沼津支部で開かれ、検察側は3年6月を求刑した。 検察側は論告で、仕事や家庭のトラブルで募らせたいらだちを飲酒でさらに募らせ、解消するために第三者が管理する物を損壊、焼失した「あまりに短絡的で身勝手な犯行」と非難。いらだち解消のために放火したことは「規範意識が相当に鈍磨している」と指摘した。 弁護側は被告が事実を認め、反省していることから寛大な判決を求めた。 起訴状などによると、男は3月9日夜、三島市の民家の駐車場で乗用車のナンバープレートを壊した後、同町
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函南中生 文楽の奥深さ味わう 人形遣い体験も 県文化財団 出前講座
静岡県文化財団は10日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「人形浄瑠璃文楽」を体験する出前講座を函南町仁田の函南中で開いた。2年生約300人が伝統芸能の奥深さや魅力を味わった。 公益財団法人文楽協会の技芸員6人が訪れ「太夫」「三味線弾き」「人形遣い」の役割について解説した。太夫は、千人近い客の前でも肉声で語るため腹に力を入れて声を出す必要があり腹帯などの道具を使うことを紹介。登場人物による笑い方や喜怒哀楽の表現方法の違いも説明した。代表生徒は人形の動かし方を体験した。 出前講座は、国内外の芸術家が県内の小中学校に出向き、本物の文化芸術を届ける「グランシップ子どもアート体験」の一環。
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大会で安全運転の知識と技能競う 函南
三島地区安全運転管理協会はこのほど、函南町間宮の田方自動車学校でセーフティドライバーコンテスト三島地区大会を開いた。協会加盟の9事業所から13人が参加し、安全な運転に必要な知識と技能を競った。 審査は各100点満点の学科と実技で行われ、合計点を争った。教習コースでの実技審査では交差点や車線変更の安全確認、S字カーブや車庫入れの運転技能について、減点方式でチェックを受けた。 上位5人が表彰され、3位までが9月23日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 入賞者は次の通り。 ①松下崇人(加和太建設)②池田七瀬(同)③山本静彦(横浜ゴム三島工場)④杉本男義(中林建設)⑤関野翔(社会福祉法人共済福祉会
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ビール片手に「水辺で乾杯」 伊豆ゲートウェイ函南 7月7日午後7時7分、全国一斉で
函南町塚本の川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で7日夜、イベント「水辺で乾杯2023」が開かれた。初めてビアガーデン形式で開催し、来場者が狩野川沿いの広場で飲食を楽しみ、非日常感を味わった。 日本の水辺の新たな可能性を見いだす官民一体の協働プロジェクト「ミズベリング」の一環。7月7日午後7時7分に全国一斉で乾杯するイベントで、定刻になると、参加者が杯を高らかに掲げた。 会場には約20の出店が並び、ビールやジュースのほか、たこ焼きや唐揚げなどの飲食物も提供。手作り小物の店もあり、多くの来場者でにぎわった。地元のダンススクールの子どもたちがチアリーディングやダンスも披露し、雰囲気を盛り上げた。
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養殖チョウザメを函南特産に 企業組合、干物試作 キャビア初採取
函南町の函南ちょうざめ企業組合が、町内で養殖するチョウザメを特産品にしようと挑んでいる。新たな調理方法を検討し、干物を試作した。時を同じく町内で育てた個体から魚卵のキャビアが初めて取れた。岩野三郎代表理事は「(目標に)一歩近づいた。まずは町民が気軽に食べるようになれば」と話す。 切り身にする際に余った身の活用方法を、同町のチョウザメ料理店「千差万別」オーナーシェフの舘野毅さん(42)と探り、干物にたどりついた。日持ちしない難点を解消し「脂がのっていて親しみやすい味」と関係者の評判も上々。改良を重ねて同店で提供する予定だという。 キャビアは2019年に地元有志が稚魚を仕入れ、成長した個体か
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函南の中学 新型コロナで7日に学級閉鎖
函南町は6日、町立中学で複数人が新型コロナウイルスに感染し、体調不良者も確認されたため7日に学級閉鎖を行うと発表した。
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収期限2057年3月 県議会建設委
静岡県は5日の県議会建設委員会で、伊豆地域の有料道路、伊豆中央道と修善寺道路の新たな料金徴収期限を2057年3月8日とする方針を明らかにした。現行の23年10月2日から約33年5カ月延長する。 利用者の利便性向上のため設ける自動料金収受システム(ETC)の導入時期は26年度を予定しているとした。山梨義之道路企画課長は「速やかに高速道路会社と県道路公社との間で基本計画の策定を進め、詳細な設計や工事を行う。一日も早い導入を目指す」と述べた。徴収期限延長の理由として、トンネル・橋りょうの大規模修繕が見込まれることや、無料化した場合に交通量が大幅に増加することを挙げた。 地元住民向けの新たな料金
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町に水中ポンプ 災害時に備え寄贈 函南町管工事工業会
函南町に事業所を置く水道業者11社でつくる町管工事工業会はこのほど、災害や漏水事故などが起きた際の円滑な給水活動に役立てもらおうと水中ポンプ1台を町に寄贈した。 ポンプは上水専用。高所にある受水槽や配水池が断水などで補充できなくなった際、給水タンクからくみ上げるために活用する。町役場で仁科喜世志町長にポンプを届けた遠藤実会長=写真右から2人目=は「緊急時に活用し、住民に迷惑がかからないようにしてほしい」と話した。
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めんたいパーク来場600万人 伊豆の玄関口として好評
函南町塚本のめんたいパーク伊豆は2日、来場者600万人を達成し、記念式典を行った。2018年12月の開業以来、道の駅伊豆ゲートウェイ函南など周辺施設との相乗効果で伊豆の玄関口の立ち寄り先として観光客や地域住民から好評を博し、想定を上回るペースで大台に達した。 全国で6店舗を展開する運営会社かねふくめんたいパークによると、当初目標は年間100万人。新型コロナウイルスの影響を受けながらも想定以上の人気で、現在はコロナ禍前の客足に戻りつつあるという。 600万人目は、神奈川県茅ケ崎市の佐々木崇広さん(51)家族。ドライブの合間に立ち寄り、買い物や食事を楽しむため何度も足を運んでいるといい、長男
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函南町「1つでも上を」 実行委、候補選手説明会【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開催される静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、函南町実行委員会は1日夜、候補選手説明会を町文化センターで開いた。 今年は約50人が練習参加を希望し、12日から始まる練習会などの日程や選考方法の説明を受けた。全体と部門別で計約40回の練習会を通して強化を図る。8、9月の記録計測を踏まえて登録選手を決定する。 昨年は町の部で3位だった。今回から新たに内田光紀監督が就任。露木洋二実行委員長は「昨年の順位を一つでも上げられるように頑張ろう」と参加者に呼びかけた。
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県町村議長会長に遠藤・小山町議長
静岡県町村議長会はこのほど、役員を改選し、新会長に遠藤豪小山町議会議長を選任した。 副会長には遠藤嘉規河津町議会議長、監事に吉筋恵治森町議会議長と田口彰一函南町議会議長が就いた。 任期は、いずれも26日から1年間。
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1人乗り小型EV 御殿場市などに寄贈 伊豆市拠点の原動機研究部
伊豆市を拠点に周辺地域の高校生や専門学校生、OBらが集う地域サークル「原動機研究部」は28日、御殿場市と市・小山町広域行政組合にトヨタ製の1人乗り小型電気自動車(EV)「コムス」を1台ずつ寄付した。 つながりのある企業から使用期間を終えたコムス10台を譲り受け、持続可能な開発目標(SDGs)の推進など環境政策に注力している同市などに寄付することを決めたという。市役所で寄贈式が開かれ、福岡暉仁代表(21)は「小型EVを有効活用していただき、環境への取り組みを推進してほしい」と期待した。 同市はデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及促進に向けた職員の移動手段などとしてコムスを活用し、経済振興と
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函南の温浴施設 28日営業再開 レジオネラ属菌検出で休館
函南町は26日、レジオネラ属菌の検出に伴い利用を中止していた同町の温浴施設「湯~トピアかんなみ」の営業を28日に再開すると発表した。 同町によると、原因は特定できなかった。菌が検出された浴槽のほか、配管や床などの洗浄・消毒を行った。再検査で安全が確認できたという。施設は7日に採水した浴槽水から菌が検出されたことを受け、17日から休館している。利用者の健康被害は確認されていない。
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華やか衣装でフラダンス 函南でフェスタ
函南フラフェスタ(函南町文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同町の町文化センターで開かれた。 町内のフラダンス愛好グループ8団体が出演し、日頃の練習の成果を披露した。2部構成で行い、24ステージを繰り広げた。出演者は赤や黄、白など華やかな衣装や花の髪飾りを身につけて優雅に踊り、観客に南国気分を届けた。
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英語楽しみ異文化理解 函南の児童 外国人講師らと交流
函南町の町立東小で21日、「スペシャルイングリッシュデー」が行われた。児童が授業や休み時間に外国人や異文化と触れ合い、海外への関心を高めた。 町内のALTや外国にルーツのある保護者ら約25人が特別講師として同校を訪れた。各学級に分かれ、画面に映した写真や絵を英語で当てるゲームをしたり、英単語をリズムに乗せて口ずさんだりして、児童に楽しい時間を提供した。英語以外を母国語とするベトナムやブラジルのゲストも登場し、母国の暮らしや文化を紹介した。 同イベントは、児童の世界観や視野を広げ、異なる文化への関心を高めることを目的に年2回実施している。
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伊豆中央、修善寺道路料金徴収延長 整備“大義”に賛同も 関係市町、静岡県説明不足に不信感
伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を延長する静岡県の方針を巡り、生活道路として活用する沿線や賀茂地域の市町で、首長によって見解が分かれている。伊豆半島の道路網整備に向けた財源確保を“大義”に賛同する意見が多数を占めるが、「メリットがない」と反対も。県は23日開会の県議会6月定例会に関連議案を提出するが、期限延長に理解を示す市町の議員や住民からも、県の説明不足を指摘する声が上がる。 「延命や補修の予算が必要だ」(岸重宏河津町長)。「道路が脆弱(ぜいじゃく)な伊豆半島に投資できる。賛成したい」(菊地豊伊豆市長)。伊豆縦貫道をはじめとする道路網の整備促進は、観光や防災
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“不屈の剣” 障害、大けが…試練越え七段に至る 函南の渡辺正行さん
障害や大けがなど度重なる試練を乗り越え続ける剣士がいる。ポリオ(小児まひ)の影響で左手足が不自由な函南町柏谷の渡辺正行さん(67)。「苦しく、厳しく、つらくなった時こそチャンスが生まれる」。5月中旬には合格率2割という難関の剣道七段を取得した。 渡辺さんは1歳の時に風邪が発端で仮死状態となり、左半身が不自由になった。大仁中(伊豆の国市)進学時には父の反対を押し切り、柔道部に入部した。大学からは剣道一筋。しかし、自動車部品製造会社に勤務していた30代の時に機械で右手親指の付け根を負傷。生きがいの剣道を続けたい一心で握力を鍛え続け、親指以外の4本で竹刀を握り復活した。 段位もとんとん拍子に取
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休業日に開放、カフェに ダイハツ函南店 多世代が交流
函南町と町社会福祉協議会はこのほど、ダイハツ沼津販売函南店と連携し、休業日の同店に地域住民らが集う「D―Cカフェ」を開いた。 同店のカフェスペースを開放し、地元住民がコーヒーなどを飲みながらくつろいだ。町内の社会福祉法人による地場野菜の販売、保険会社による健康測定ブースなどが行われ、幅広い世代の来場者でにぎわった。 同カフェは子育て世代や高齢者など多様な地域住民が集い、交流する場を作ろうと開催。一昨年から始まり、今回で6回目。本年度は4回の開催を予定している。
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内田篤人さん 故郷・函南でサッカー教室 11月、町制60周年記念
函南町は16日の町議会6月定例会最終本会議で、町制60周年を記念した「かんなみフェスティバル」の一環として、同町出身でサッカー元日本代表内田篤人さんを招いたサッカー教室が11月25日にかんなみスポーツ公園で開かれると明らかにした。 16日可決された2023年度一般会計補正予算案に、フェスティバル実行委の主体となる町観光協会への補助金として500万円を計上した。東アジア文化都市地域連携事業として、県の補助金と合わせた事業費は1500万円。 フェスティバルでは、函南東中の生徒が考案したトマト祭りも開催。町内産トマトを使い大鍋で作るパエリア1400人分の無料配布や疑似トマト投げを行う。毎年夏に
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函南の温浴施設でレジオネラ菌検出 17日から当面利用中止
函南町は16日、同町の温浴施設「湯~トピアかんなみ」でレジオネラ属菌が検出されたと発表した。体調不良を訴える利用者は現在いないという。安全性が確保できるまで17日から当面の間、施設利用を中止する。 同町によると、「伊豆の湯」大風呂の浴槽から採水して検査した。15日に結果報告を受け、県東部保健所に報告。保健所の指示に従い、営業終了後に高濃度塩素による配管洗浄などを行った。
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10年以上無災害 東部の3社表彰 三島労働基準協会
全国安全週間(7月1~7日)を控え、三島労働基準協会はこのほど、全国安全週間説明会を函南町の町文化センターで開いた。10年以上、無災害を続けた三島市と伊豆市の3社を表彰した。 金型交換磨き清掃の駿豆サービス(三島市梅名)、精密板金加工のフジトク産業(伊豆市月ケ瀬)、設計板金の小倉製作場(同市筏場)の3社が表彰を受けた。 説明会には三島労働基準監督署管内の約100社が出席し、労働安全コンサルタントによる「やっていますか?安全行動!」と題した特別講演などを聞いた。
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シャギリの和太鼓、すりがね寄贈 白道坂区自治会、函南東小に 少子化で育成会存続断念
函南町平井の白道坂区自治会(藤井和実区長)は13日、地元の子どもたちが長年使ってきた和太鼓やすりがねなどを町立東小に寄贈した。少子化の影響で同区のシャギリ育成会(佐藤純一代表)が存続を断念。使わずに倉庫に放置された和楽器に新たな舞台を用意した。 同育成会は2002年、正式に活動を開始。地区の夏祭りなどでシャギリ演奏を披露し、盛り上げに一役買った。しかし、15年に小学生が5人まで減少して活動が困難となり、解散を決めた。倉庫に放置されたままの和楽器の有効活用を町教育委員会を通じて模索。同校が、音楽で日本の伝統文化を学ぶ3年生の授業に役立てようと受け入れを申し出た。 この日は佐藤代表が「楽しみなが
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地元産メンマ給食に 竹林問題関心高める 函南・丹那小
函南町丹那の丹那小で12日、「ふるさと給食」が始まり、地元の若竹を原料にしたメンマ入りのあんかけチャーハンが提供された。児童はおいしそうに味わい、地元の産業や荒廃が進む竹林問題に関心を高めた。 メンマは同地区などで採取された若竹を使用。放置竹林の解消を目指し、同地区の農産物加工業「フルーツバスケット」が昨年末に販売を始めた。地元の農産物を調べる授業の一環で興味を抱いた6年の鳥屋咲七さんが昨年度、開発の経緯や背景について調査した。 鳥屋さんからインタビューを受けた同社の戎谷徹也社長が「全児童にぜひ食べてほしい」と給食にメンマを提供。児童と一緒に給食を食べ、地元の竹林問題を児童の家族にも知っ
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家畜保健衛生協 東部と富士統合 伝染病広域対応強化
東部家畜保健衛生推進協議会と富士地域同協議会は9日、統合した。広域に及ぶ可能性が高い家畜伝染病の防疫活動の強化を図る。 東部同協議会は統合後、富士、富士宮両市以東を管轄する。家畜伝染病発生情報の伝達や予防接種の推進などに取り組むほか、経営改善などの研修会を開く。 富士地域同協議会が同日富士宮市役所で解散総会を開き、直後の東部同協議会で統合を議決した。会長に就任した須藤秀忠富士宮市長は「家畜防疫の推進による生産者支援に努める」と述べた。 優良畜産農家等の表彰も行い、畜産功労者の部で酪農業の川口正文さん(函南町)、優良畜産農家の部で富士宮養鶏団地組合の長年の功績をたたえた。
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サックスやピアノ 柔らかな音色披露 島田の特支でコンサート
静岡県文化財団はこのほど、島田市福用の吉田特別支援学校駿遠分教室で、県内出身者の3人でつくるアンサンブル「トリオウィングス」を招いたコンサートを開いた。 三浦玲太さん=函南町出身=、戸村愛美さん=沼津市出身=がサクソフォン、村上夢子さん=焼津市=がピアノの演奏を担当し、柔らかな音色を奏でた。三浦さんらが子どもたちのもとを回り、楽器の仕組みなどを紹介する場面もあった。 コンサートは学校などに芸術文化を届ける「グランシップ子どもアート体験」の一環。
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公営住宅に4世帯 静岡県内3市町 台風2号大雨災害
静岡県は7日、梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で土砂崩れや浸水害が発生し、3市町で4世帯6人が公営住宅に一時入居していると発表した。 県によると、伊東、沼津、森の3市町が市町営住宅を被災者に提供している。 このほか、函南町から住宅1棟の一部損壊の報告があった。道路陥没やのり面崩壊に伴う通行止めは18路線26カ所で続いている。
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伊豆中央道 徴収延長 他自治体とで温度差 函南町 議会答弁
函南町は7日の町議会6月定例会の一般質問で、交通安全上の問題があるとして反対している県の伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限延長方針について「考え方に温度差がある」として周辺市町との協力体制を築くのは困難とした。植松淳史氏(無会派)への答弁。 徴収期限延長について「好意的に捉えている自治体もある」などと説明した。 町は、有料区間を避けて生活道路に流入する車両による渋滞や事故といった交通安全上の危険性を理由に「賛同できない」との姿勢を改めて示し、徴収期限延長が「町に与えるメリットはない」とした。 徴収期限延長となった場合、県に交通量調査を依頼し、迂回(うかい)交通対策を検討する必要性を示した一
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補正予算案など可決 三島市議会
三島市議会6月定例会は6日開会し、歳入歳出にそれぞれ4億6500万円を追加し、総額432億9400万円とする補正予算案など12議案を可決、同意した。 補正予算には、熱海市、函南町と連携し、パスポート発行によるポイント付与や個人ニーズに応じた観光情報提供を行う「伊豆ファン倶楽部推進事業」などの事業費を盛り込んだ。 会期は22日までの17日間。一般質問は14~16、19、20日の5日間で行い、18人が三島駅南口東街区再開発事業や新庁舎建設整備に関して質問する。
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函南町違反盛り土 県が安全性調査へ
函南町は6日に開会した町議会6月定例会で、同町丹那の山中に無許可で造成された違反盛り土4カ所のうち、緊急に安全性を確認する必要がある3カ所で県が11月までにのり面や土質を調査すると明らかにした。岩城仁氏(清風会)の一般質問への答弁。 県が4月に公表した町内の不適切盛り土10カ所の対策状況も報告した。丹那地区の4カ所のほか、2カ所は是正勧告に従った対策が実施中、4カ所は是正に向けて指導、勧告しているとした。週2回実施する中山間地パトロールでは、県の公表以外の不適切な盛り土は確認されていないとした。 この日は会期を16日までの11日間と決め、計5氏が一般質問を行った。一般質問は7、8日も行い、7
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酪農のまち140年超の歴史脈々 函南町丹那地区 ブランド牛乳、牛飼いの誇り【わたしの街から】
函南町から熱海市に抜ける熱函道路を進むと、のどかな田園風景が眼下に広がる。白と黒のまだら模様の牛たちがゆったりと過ごす函南町の丹那盆地は、県東部の学校給食で親しまれる「丹那牛乳」を生んだ酪農のまち。140年以上の歴史を築いた牛飼いたちの熱意が今も息づく。 丹那の酪農の始まりは明治時代。丹那牛乳を製造する函南東部農協によると、代々名主を務めた川口家の31代秋平氏が1881年、伊豆産馬会社を設立。私財を投じて米国からホルスタイン種を輸入し、住民に酪農を奨励した。標高250メートルの高冷地は良質な生乳づくりに最適。同農協の営業文句の一つが「北海道よりも長い歴史」だ。 1918年着工の丹那トン
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東部4市町で停電 3~4日未明、大雨影響 台風2号
函南、河津、下田、沼津の4市町で3日午前から4日未明にかけて停電が発生した。函南町が最も多く約880戸が停電した。各市町で発生から約15分~6時間10分後に復旧した。 東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、いずれも配電設備への樹木などの接触が原因とされ、梅雨前線と台風2号の影響とされる。
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函南では5日も停電 台風2号
5日午後0時35分ごろ、函南町桑原で約160軒が停電し、約10分後に復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、同社の配電設備に倒木があり、撤去するために緊急停止したという。
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土砂災害備え 各地で訓練 函南 避難所やトイレ 設置の流れ確認
函南町は4日、土砂災害対応防災訓練を同町丹那の農村環境改善センターなどで行い、避難所の開設や運営、避難誘導の流れを確認した。 前日深夜からの累計雨量が200ミリを超え、今後も1時間当たり30ミリ以上の降雨が予測されるとの想定。土砂災害の危険性が高い丹那地区を対象に午前9時半、避難指示が出たという訓練メールが発出され、地元消防団や自主防災組織の誘導で住民が同センターへ避難した。 県内では梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で、土砂崩れなどの被害が発生したばかり。足立安男区長(66)は「四方を山に囲まれ、何が起きるか分からない。区として1人も犠牲者を出すわけにはいかない。危機感を持っていきたい」
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静岡県内の待機児童5人 受け皿確保、減少続く 4月1日時点
静岡県は2日、静岡県内の保育所や認定こども園の待機児童が4月1日時点で前年より18人少ない5人だったと発表した。県内35市町のうち34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年度は780人に上ったが、施設整備で受け皿が拡大したことなどから減少が続いている。 5人の待機児童はいずれも函南町で確認された。年齢別にみると1歳が4人、2歳が1人。県によると、低年齢児の預け入れが増え、申し込みに対し保育士が不足したという。前年の16人からは11人減った。伊東市、三島市、森町、清水町は待機児童を解消した。 本年度の申し込み児童数は211人増の6万9108人。女
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トーエネックが既払金返還請求 函南太陽光撤退で2社に
函南町軽井沢で計画していた大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業の撤退を表明している中部電力グループのトーエネックは2日、関係事業者の東京産業とブルーキャピタルマネジメント(BCM)に対し、既払金約104億円の返還を求める訴訟を名古屋地方裁判所に提起したと発表した。提訴は28日付。 トーエネックは1月に「事業環境が厳しくなり、事業開始が困難」として事業からの撤退を表明。東京産業とBCMとの契約をそれぞれ解除した。既払金の返還に関し、交渉による解決は困難と判断し提訴した。 東京産業も2日、原状回復などの請求としてトーエネックから64億8千万円の提訴を受けたと発表し「契約解除事由が存在しない
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函南の無許可盛り土 被告代表が認否留保 地裁沼津支部
函南町丹那の山中に無許可で大規模な盛り土が造成された事件で、町条例違反の罪に問われた清水町のソーラー設営会社「ソーラーセキュリティ」と同社代表(53)=沼津市下香貫=の初公判が1日、静岡地裁沼津支部で開かれた。被告は起訴事実の認否を留保し、閉廷した。 起訴状などによると、被告は2021年8~10月、函南町長の許可を受けずに、事業として同町丹那の千平方メートルの土地に土砂を埋め立てたなどとされる。 被告の代理人弁護士は、起訴状に一部不明確な部分があるとして釈明を求めた。取材に対し「起訴状の千平方メートルの土地がどこを指すのか不明瞭」と説明した。次回公判までに争点を整理するという。
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伊豆中央、修善寺道の料金徴収延長 静岡県が説明会 下田、函南の住民「納得できない」
静岡県は5月30、31の両日、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限延長に関する一般向け説明会を下田市と函南町でそれぞれ開いた。県は両道路を無料化すると交通量が大幅に増えて渋滞が悪化するとしたが、参加者からは「納得できない」と説明不足を指摘する声が複数上がった。 一部の参加者は道路の高速性や定時性確保と無料化の関連性を疑問視。交通量調査などによる実態把握を求めた。10月から40年程度延長される方針の徴収期限について社会情勢の変化に対応した柔軟な対応を求めたり、利便性向上のためにETC導入を要請したりする参加者もいた。 県は道路建設から40年近く経過した構造物の老朽化対策の必要性を強調。伊豆
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連続不審火で男起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は31日、器物損壊と非現住建造物等放火の罪で函南町平井、庭師の男(23)を静岡地裁沼津支部に起訴した。 起訴状などによると、被告は3月9日夜、三島市の民家の駐車場で乗用車のナンバープレートを壊した後、同町の園芸店にあった植木など232点を焼損させ、町内の男性の敷地にある物置に火を付けたとされる。
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かわいい舞踊に拍手舞う 「函南日舞さくらの会」
函南町文化協会に加盟する日本舞踊5団体による合同発表会「函南日舞さくらの会」(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、函南町の町文化センターで開かれた。 藤龍会、藤菜緒会、花文美の会、八舟会、粋翔流鳳艶会が出演し、それぞれ華麗に演舞した。90代の端正な立ち振る舞いや未就学児のかわいらしい踊りが披露され、会場から大きな拍手がわいた。 日頃の練習の成果をお披露目する場として毎年開催。各団体が交流と親睦を図っている。
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伊豆中央道、修善寺道路 料金徴収期限の延長 31日、函南で説明会
静岡県は31日午後7時から、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限の延長方針に関する説明会を函南町上沢の町文化センターで開く。 県は無料化した場合、交通量が大幅に増える懸念があるとし、10月2日までの料金徴収期限を40年程度延長する方針。一方、同町は有料区間を避ける通過車両が生活道路に流入し、交通安全上の懸念が高まるとの理由で反対し、町議会も国土交通相や県知事宛てに意見書を提出している。 説明会の開催は同町が要請した。町民以外も参加可能。
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防災センターの調査費など追加 熱海市補正予算案
熱海市は30日、市議会6月定例会に提出する議案を発表した。一般会計補正予算案には、伊豆山の復旧復興の一環で整備する仮称・伊豆山防災コミュニティーセンターの候補地の地質調査費や新型コロナウイルス禍、物価高騰に対応した臨時特別給付金など計6億7千万円を追加計上した。 土石流関連の追加補正額は4700万円。防災コミュニティーセンターは猪洞市有地を候補地とし、防災倉庫や会議スペースなどを備えた施設を建設する予定。土石流で失われた警戒区域内の防犯灯16基、防犯カメラ4基を購入するための経費も計上した。 被災宅地の復旧費については、市が当初予定していた買収・分譲方式から、被災者個人に対する補助金方式に変
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500人の願いのせ、バルーンリリース 函南小が創立150周年
函南町仁田の函南小でこのほど、創立150周年を記念したバルーンリリースが行われた。保護者や地域住民が見守る中、児童ら約500人が風船に夢や願いをのせ、大空へと飛ばした。 6年の山崎彩音さんの合図で、赤、青、黄、緑、白の5色の風船が一斉に飛び立った。児童は風船が見えなくなるまで手を振り続け、青空をカラフルに彩る光景を目に焼き付けた。6年の藤井澄花さんは「みんなの願いがかなうといい」と話した。 150周年の思い出作りのため、現役児童や卒業生の保護者有志でつくる「函小サポーターズ」と連携して企画した。辻真人代表は「大人になった時にこの日のことを思い出してほしい」と期待した。
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細野豪志氏5区支部長就任へ了承 自民静岡県連、近く党本部上申
自民党県連は29日の総務会で、衆院静岡5区支部長に細野豪志衆院議員(静岡5区)を選任する案を了承した。近く党本部に上申し、正式決定する見通し。細野氏は次期衆院選に党公認候補として臨む。早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、県内全8小選挙区で候補者の顔ぶれが固まった。 静岡5区の支部長ポストは吉川赳衆院議員(比例東海)の離党に伴い1年近く空席状態が続いていた。支部長を代行してきた城内実県連会長(衆院静岡7区)は総務会後の記者会見で、「地元の市町支部と一体となり、次の衆院選に向けて団結して取り組んでほしい」と挙党態勢の構築に期待した。細野氏は「非自民で戦った期間が長く、普通であれば『開かな
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函南の国道1号で通行規制の方法確認 沼津河川国道事務所
国土交通省沼津河川国道事務所はこのほど、梅雨や台風シーズンを前に、函南町桑原の国道1号にある茨ケ平遮断機で通行規制訓練を行った。職員約20人が大雨などで道路の通行を規制する遮断機の操作方法を確認した。 片側1車線で通行を規制し、道路沿いに設置された操作盤を使って遮断機を下ろした。停電時を想定し、ハンドルを使った手動の方法も試した。 同事務所は連続雨量が250ミリに達すると、土砂崩れの危険性から国道1号箱根峠3・7キロ区間を通行止めにする。2019年度から5年間で、土砂流入なども含めて計7回通行止めした。
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三島らしさを壁画に 源兵衛川沿いカフェ彩る
東京芸術大大学院美術研究科2年の杉山あるくさん(23)=函南町出身=が28日、三島市広小路町のカフェ「リビエール」で壁画制作を始めた。29日までの2日間で一面茶色だった源兵衛川沿いの壁に多様な生き物を描き、水辺の散策でにぎわう観光スポットを華やかに彩る。 さまざまな人が行き交う観光スポットのため、多様性や三島らしさがテーマ。杉山さんは「宴が始まる前の楽しげな百鬼夜行」をイメージし、ドラゴンをはじめとした空想上の生き物を赤や青、緑、ピンクのペンキで鮮やかに描く予定だ。 芸術作品を店内に展示する同店は新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年3月にオープン。「コロナ禍を経て、文化や芸術は精
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特産「函南西瓜」の出荷始まる 甘くてシャリシャリ
函南町特産の「函南西瓜(すいか)」の出荷が始まり、生産者が等級の基準を確認する目ぞろえ会が26日、同町のJAふじ伊豆函南集出荷場で開かれた。今年は春の高温で霜の害も少なく順調に生育し、10日の初出荷は例年より1週間ほど早まったという。県東部を中心に約5万玉が7月までに出荷される。 函南西瓜は甘みが強く、食べごたえのあるシャリとした食感が特徴。県の「しずおか食セレクション」に認定される。生産者8人が函南西瓜組合を構成し、約7ヘクタールの農地で栽培する。目ぞろえ会では、たたいた音で分かる中身の詰まり具合、外観、置いた時の傾きなどで判別する「秀」「優」「良」の等級基準をJA職員や市場関係者と確認
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愛犬家向けイベント多彩 ゲートウェイ函南でドッグフェス
函南町塚本の川の駅伊豆ゲートウェイ函南で27日、愛犬家向けの多彩なイベントを繰り広げる「川の駅ドッグフェスだら~」が始まった。28日まで。 会場には、無添加素材のおやつやジャーキー、シカの骨などの食品、服や帽子、首輪などの雑貨といった犬関連のグッズを販売する出店が並ぶ。愛犬向けのマッサージや水泳の教室、食育相談会なども行われ、多くの愛犬家でにぎわっている。同じ犬種の飼い主同士の交流も盛んだ。 28日には愛犬と一緒にカヤックに乗る体験や、専門学校生による無料グルーミングも行われる。
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6月6日から定例会 函南町議会
函南町議会は26日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を6月6~16日の11日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など議案、諮問、報告36件が上程される。一般質問は6~8日の3日間行われ、12人が登壇する予定。
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函南町制60周年 記念事業へ参画 町商工会が総会
函南町商工会はこのほど、同町の町文化センターで総会を開いた。町制60周年記念事業への参画などを盛り込んだ本年度の事業計画を決めた。 同商工会の関係事業に町制60周年の冠を付け、機運を盛り上げる。2025年度まで5カ年の経営発達支援計画を着実に推進するため、事業継続の伴走型支援や事業承継支援、創業相談に取り組む。 八木戸一重会長は新型コロナウイルスによる経済状況や習慣の変化を受け「コロナ禍前のようには100%戻らない。変化に対応する商工会でなくてはならない」と強調した。
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プレミアム商品券 函南町8月販売へ
函南町は23日、物価高騰の影響を受ける町民の消費を下支えするため還元率100%のプレミアム商品券を8月から販売すると発表した。財源は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てる。 全町民が対象で、1人当たり6千円分の商品券を3千円で販売する。3千円分は町内すべての加盟店舗で使え、残りは床面積1千平方メートル未満の中小店のみ利用できる。販売、利用期間はいずれも8~11月。希望者は事前に送付される引換券を持参して郵便局やコンビニエンスストアで購入する。 昨年度の商品券は町民の84%が購入した。前回の179店を上回る店舗で利用可能になる見通し。仁科喜世志町長は23日の記者会見で「コロ
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海テーマ 児童の図画募集 伊豆海事広報協
伊豆海事広報協会は児童対象の図画コンクールの作品を募集している。6月12日必着。 海の日の記念事業で、53回目。2022年は716点の応募があった。船や灯台、魚など海に関連があれば題材は問わない。水彩とパステル、クレヨン、版画が対象。八つ切り横書きで仕上げる。低学年と高学年の部に分かれていて、下田と熱海、伊東、伊豆、伊豆の国、函南町、賀茂郡の児童が対象。1人1点までで、学校を通じて応募する。 問い合わせは下田海事事務所<電0558(22)0517>へ。
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維新の会静岡県総支部 新役員体制決定 浦野代表が続投
日本維新の会県総支部は16日までに役員会議と全体会議を開き、新しい役員体制を決めた。代表に浦野靖人衆院議員(大阪15区)が再任し、幹事長に静岡1区支部長の山下洸棋氏が就いた。 総支部代表は党の規則で国会議員か地方自治体の首長が務めるが、県内にはいないため浦野氏が就いた。 このほかの主な役員は次の通り。 副代表 杉本一彦(伊東市議)▽政務調査会長 土屋学(函南町議)▽総務会長 岡山晃一郎
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遠州の玄関口 湖西市白須賀地区 旧東海道の宿場町いまも面影【わたしの街から】
旧東海道白須賀宿周辺の街並み=湖西市白須賀(静岡新聞社ドローンで撮影、浜松総局・山川侑哉) 湖西市西部の県境に位置する白須賀地区は、旧東海道宿場町の面影を残すまちだ。遠江国の西の玄関口として古くから多くの旅人が往来し、今では国道1号バイパスなどの幹線道路が通る。この地域が培ってきた歴史文化や豊かな自然を次世代に継承しようと、住民有志の活動が本格化している。 東海道五十三次32番目の白須賀宿。宿場町近くの潮見坂(汐見坂)は東海道を江戸へ向かう旅人が初めて太平洋を見渡す景勝地として知られた。地域で“白須賀の生き字引”と親しまれる礼雲
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USB紛失の発覚日ごまかす 係長を懲戒処分 函南町
函南町東部留守家庭児童保育所で児童の氏名や保護者の連絡先を保存したUSBメモリーが紛失した問題で、町は12日、同保育所を担当する子育て支援課の係長(当時)が紛失を速やかに上司へ報告せず、保育所職員に紛失発覚日をごまかすよう働きかけたとして減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にしたと発表した。当初3月30日と公表した発覚日は27日に訂正した。 同課によると、係長は27日に保育所職員から紛失の報告を受けたが、上司に報告しなかった。別の保育所関係者から紛失の連絡が同課に入った4月3日には担当係長として「聞いていない」と受け答え、一方で保育所職員に対しては「自分に報告はなく、3月30日に気付いたこと
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議長に田口氏 副議長に杉村氏 函南町議会
函南町議会は12日の臨時会で正副議長選を行い、議長に田口彰一氏(73)=清風会=、副議長に杉村清氏(68)=同=を選任した。 田口彰一氏(たぐち・しょういち)県東部バレーボール協会副会長。3期。仁田 杉村清氏(すぎむら・きよし)[元]田方消防本部消防長。3期。上沢
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委員会構成決まる 函南町議会
函南町議会は12日、臨時会を開き、正副議長や各委員会の構成を決めた。監査委員に馬籠正明氏を充てる人事に同意したほか、2億7600万円を追加する2023年度一般会計補正予算など4議案を原案通り可決、承認して閉会した。 各委員会の構成は次の通り(◎は委員長、○は副委員長)。 総務建設◎野田哲郎、○兵藤慎一、中野博、馬籠正明、杉村清、日吉智、渡辺浩三、三原牧子▽文教厚生◎鈴木晴範、○岩城仁、大庭桃子、土屋学、田口彰一、植松淳史、山内洋平、諸星竜也▽議会運営◎中野博、○大庭桃子、鈴木晴範、杉村清、野田哲郎、岩城仁
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富士急行 増収増益 レジャー需要急回復
富士急行が10日発表した2023年3月期連結決算は、新型コロナウイルス禍に伴う入国制限の緩和や、政府の全国旅行支援による旅行需要回復の影響で運輸業とレジャー・サービス業が堅調に推移し、増収増益になった。売上高に当たる営業収益は前期比22・3%増の429億2400万円、経常利益が8・18倍の40億700万円、純利益6・16倍の23億1800万円だった。 運輸業はインバウンド(訪日客)を含む観光客の増加で、首都圏と富士五湖を結ぶバスや、ロープウエーの利用が増え、営業収益は前期比29・9%増の137億6400万円になった。レジャー・サービス業の営業収益は20・0%増の218億8800万円。主要施
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子どもの読書活動優秀実践団体 函南「夢ポケット」が大臣表彰
函南町立図書館を中心に活動するボランティアグループ「夢ポケット」の三田加代子さん(69)ら4人がこのほど、同町役場に仁科喜世志町長を訪ね、子どもの読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受けたと報告した。 同グループは2003年、三田さんが幼稚園教諭時代の知人から読み聞かせを依頼され、音訳ボランティアの石井敏子さん(75)と設立。渡辺恵子さん(69)や中村敦子さん(61)を仲間に加え、同図書館や町内外の保育園や幼稚園で年20~30回の読み聞かせ活動をしている。音楽教室を開く中村さんが物語に合わせた効果音を付けたり、手遊びしたりする活動も好評という。 三田さんは「子どもから元気をもらって続
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細野氏 静岡県連大会出席へ 自民5区代表会議 支部長問題、面会し検討
自民党衆院静岡5区支部代表者会議が7日、三島市内で開かれた。5区支部を構成する6市町支部の代表者は、2021年11月に入党した党静岡県衆議院支部長の細野豪志衆院議員(静岡5区)が、5月29日の党県連大会に出席することを了承した。空席状態が続く5区支部長については、2市町支部が細野氏就任に賛同、4市町支部は細野氏と直接、意見交換して検討することを決めた。城内実県連会長は同大会までに各支部の意向を確認した上で、一定の方向性を示す方針を明らかにした。 会議は非公開。細野氏の県連大会出席を巡っては、22年の大会に一部の県議らが細野氏出席を模索したものの、県連内部の反発もあって実現しなかった経緯があ
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水防×にぎわい拠点 先進事例に 川の駅伊豆ゲートウェイ函南、来場者3年間で3倍
川の駅伊豆ゲートウェイ函南(函南町塚本)が、新型コロナウイルスに伴うアウトドア人気の高まりもあり、来場者を増やしている。オープンした2019年度から3年間で約3倍に増加。平時の地域活性化につながる拠点として評価され、国土交通省が新たに設けた「MIZBEステーション」に登録された。 同駅は出水時に水防活動の支援拠点となるが、平常時は堤防や水辺を利用したアウトドアスポーツの場所やにぎわい交流拠点として活用される。狩野川の河川区域を利用した施設で、同町が整備した。 同駅では年間を通じ、犬と楽しめるイベントやマルシェを展開。20年秋には国交省から河川敷の使用許可を得てキャンプ利用も可能にした。コ
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5区支部長に細野氏 議論へ 一部の自民県議推す 古参、反発根強く
4月の統一地方選と衆参5補欠選挙を終え、静岡県内の自民党関係者の間では5月の大型連休を前後して、“空席”の衆院静岡5区支部長ポストを巡る動きが活発化しそうだ。2021年11月に自民入りした細野豪志衆院議員(静岡5区)を推し、5月末の党県連大会で支部長就任を求める声が県議の一部から上がる一方、旧民主党時代から細野氏と戦ってきた地元支部の古参党員らの反発は根強い。統一地方選前半戦の県議選では細野氏との距離を巡って自民系同士が争った選挙区があり、5区支部長問題は支部分裂や党員の離党を招く恐れもある。 「自民党入り、県連入りに道筋をつけていただいた恩がある。何があっても一緒
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蛇口ヨーグルト 平日にも販売拡大 伊豆ゲートウェイ函南
道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」(函南町)で、昨年5月から販売する「蛇口ヨーグルト」が人気を集めている。新型コロナウイルスの影響が落ち着き、客足が回復する中、大型連休を機に土日祝日のみの販売を平日にも拡大した。 蛇口ヨーグルトは同町丹那の酪農王国「オラッチェ」が設置、運用する。巨大牛乳パックの中にある蛇口から、同町特産の丹那牛乳を使った飲むヨーグルトが出てくる仕組みで、発売当初から好評だった。一方で、平日は体験できずに残念がる人も多かったという。大型連休期間中の1日は平日にもかかわらず多くの人が列を作って体験した。 同道の駅では、クラフト小物や農産物の販売、大道芸のパフォーマンスなどのイベ
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社説(5月2日)「維新」が勢力拡大 野党共闘 不透明感増す
統一地方選で勢力を大幅に拡大した日本維新の会。野党第1党の立憲民主党に迫る当選者を出し、衆参5補選では和歌山1区を制した。次期衆院選は全国政党化を目指して全選挙区で擁立作業を進めると宣言し、選挙での野党共闘が不透明になってきた。 維新に補選の一角を崩された自民党だが、目標を上回る4勝1敗だったとして岸田文雄首相は早期の衆院解散を見極める構えだ。 維新は安全保障政策や憲法改正で時に自民以上に保守色を出し、自民、公明両党の連立政権には是々非々で対峙[たいじ]する。特定の支援団体に依存せず「改革保守」と称され、革新系やリベラル(自由主義)への期待感が薄れた有権者の選択肢になっている。 改革保
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函南町議会の会派構成決まる
函南町議は1日までに、議会事務局に会派届けを提出した。最大会派の清風会は9人となった。5人は無会派。 会派と所属議員は次の通り。○は会派長。 【清風会】○中野博、鈴木晴範、田口彰一、杉村清、野田哲郎、岩城仁、諸星竜也、渡辺浩三、山内洋平【日本共産党】○大庭桃子、三原牧子 ※馬籠正明、土屋学、植松淳史、兵藤慎一、日吉智は無会派
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函南の園芸店など 花や野菜の苗販売 みどりまつり
函南町みどりまつり(町、実行委主催)が29日、同町役場で始まった。30日まで。 町内の緑化推進を目的に4年ぶりに開催した。地元の園芸店や造園業者が約10店舗を出店し、花や野菜の苗、庭木などを販売した。初日は液肥の無料配布も行われ、園芸用の土や堆肥を求める住民らでにぎわった。 悪天候が懸念される30日は規模を縮小し、一部が出店を見合わせる。
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ワクチン予約 5月8日から 函南町
函南町は5月8日から、高齢者や医療従事者らを対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種の予約を開始する。 2回以上接種を完了した65歳以上の高齢者、基礎疾患のある5~64歳、医療従事者、介護施設従事者が対象。町内の医療機関の個別接種は5月10日から実施し、集団接種は同27日から町保健福祉センターで行う。 予約はコールセンター〈電0570(00)5676〉かインターネットで申し込む。
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十国峠(函南町) 野出直輝社長 若者と外国人誘客に力【キーパーソン】
伊豆や駿河をはじめ10カ国を見渡せたことに由来する函南町の景勝地、十国峠。2022年にケーブルカーなどの施設と運営会社を引き継いだ富士急行によるリゾート化が進む。インスタ映えを意識した施設改修を進めて若者を呼び込み、今後は外国人誘客にも力を入れる。 -富士急行グループ入り後の取り組みは。 「山頂テラスやケーブルカーの内外観など、四半期ごとに大型リニューアルを行った。施設はもちろん、提供する飲食物もインスタ映えを意識した。主力だった年配の方に加えて若い人に楽しんでいただきたいと考えた。山頂エリアの魅力を高めてケーブルカーに乗る人の割合を増やし、単なる休憩施設から『絶景を体感できる場所』にし
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心の病支えたい ピアスタッフ活動広がり 静岡県内病院、福祉事業所
心の病気と向き合う当事者らが、同じ境遇の患者を支える専門職として、病院や障害福祉サービス事業所で勤務する「ピアスタッフ」の活動が広がっている。過去の同じ苦しみや生きづらさの体験を伝えながら、仲間をサポートする。 「活動を知って将来に役立ててほしい」。精神障害者支援を行う事業所「サポートセンターなかせ」(沼津市)のピアスタッフ石川淳さん(50)=同市=と山崎将展さん(35)=函南町=は昨年末、東都大(沼津市)ヒューマンケア学部看護学科で、主に看護師を目指している学生を対象に講義をした。 2人は統合失調症を患っていて、ピアスタッフとしての活動や当事者としてのリカバリー体験を説明した。石川さ
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10市町議選トップ当選者が決意 議会改革、信頼回復へ意欲/発信方法や関心向上模索
統一地方選後半戦の県内10市町議選の当選者は現職123、元職9、新人56。各市町で投票率が低迷する中、多くの信任を得たトップ当選者からは、新型コロナウイルス禍を経た有権者の意識変化に伴う自身の変革や、最も身近な政治の舞台である市町議会の改革、住民の政治への関心を高めたいとの声が聞かれた。 コロナ禍を経た初の統一地方選では、これまでの選挙活動から変化を模索する中堅やベテラン議員も少なくなかった。沼津市の深田昇氏は「ただ投票をお願いするだけではいけない。政策や実績を直接発信しないといけない」とユーチューブを始めたと明かした。 富士市の下田良秀氏はコロナ禍で有権者との接触が少ない点を指摘しつつ
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災害廃棄物の広域処理強化 函南町 大手処理業者と協定
函南町はこのほど、全国各地で廃棄物処理施設を展開する大栄環境(大阪府)と災害廃棄物処理に関する協定を結んだ。近年激甚化する風水害や南海トラフ巨大地震といった大規模災害に備え、災害ごみの広域処理体制を強化する。県内では磐田、沼津、富士宮の3市に続く協定で、町は初めて。 災害時に町内の処理施設が機能しなくなった際、同社は町の要請を受け、円滑な広域処理を支援する。廃棄物の撤去や収集運搬、処分のほか、毎年連絡協議会を開き、災害時の対応を町と確認する。全国154自治体と協定を結ぶ知見を生かし、町の災害廃棄物処理計画の検証にも携わる。 町役場で行われた協定調印式で、仁科喜世志町長は「自然災害は避けて通れ
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函南町議選 当選者一覧(定数16/立候補者18)
統一地方選後半戦の静岡県内10市町議選は23日、投開票が行われ、未明までに全議席が確定した。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。約1カ月間に及んだ選挙戦が閉幕した。函南町議選の当選者は次の通り。 得票数順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 函南町議選 開票結果(選管最終) 当1,185 馬籠 正明 公現④ 当1,082 土屋 学 維元④ 当1,052 野田 哲郎 無現② 当 869 三原 牧子 共新① 当 816 中野 博 無
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3市町長選平均47・50%、過去最低の投票率
23日に投開票された統一地方選後半戦の静岡県内投票率は、3市町長選が平均47・50%、7市議選は43・97%、3町議選は46・21%で、後半戦の全ての選挙で前回選を下回った。このうち、3市町長選はいずれも過去最低を更新し、富士宮市、清水町は首長選で初めて50%を切った。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 現職と新人による8年ぶりの選挙戦となった富士宮市長選は45・80%で、2015年の前回選を9・68ポイント下回り、1968年に記録した過去最低(54・45%)を大幅に下回った。 現新の一騎打ちとなった清水町長選は、48・62%(前回比1・45ポイント減)、前回選と同じ
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富士宮、清水、小山の3市町長選 23日投票 10市町議選も 深夜に結果確定
統一地方選後半戦の富士宮市長選、清水、小山両町長選と10の市町議選は23日、投票が行われる。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。選挙戦最終日の22日は各候補が街頭に立ち、最後の訴えに声を振り絞った。投票は一部を除き午前7時から午後8時までで、即日開票される。 各市町選管によると、富士宮市長選は23日午後11時ごろ、清水町長選は同10時半ごろ、小山町長選は同10時ごろに開票結果が確定する見通し。市町議選は松崎町が最も早く同9時ごろには開票が終わり、24日午前0時過ぎには大半の市町で大勢が判明するとみられる。富士宮市は同1時ごろ、富士市は同
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静岡県3町議選の終盤情勢 松崎町/清水町/函南町
統一地方選の町議選は23日の投開票に向け、激しいせめぎ合いが繰り広げられている。静岡県東部各町の最終盤の情勢をまとめた。 松崎町 11人接戦 300票ラインか 松崎町議選は定数8に対し、計11人が立候補した。現職6、元職1人の地盤を新人4人が切り崩しを図り、接戦を展開。2011年以来の女性議員誕生にも注目が集まる。投票率は、議会解散に伴う前回選(75・83%)並みか、やや下回る可能性も。300票前後が当落線とみられる。 票田となる松崎、江奈では3人が出馬。松崎の深沢守氏は主に経済施策を発信し、票固めを急ぐ。早期に出馬意向を示した松崎の藤井昭一氏は地元や後援団体を中心に手堅く集票する。江
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東部2町長、3町議選 期日前投票スタート
統一地方選後半戦の2町長選(清水、小山)と3町議選(松崎、函南、清水)の期日前投票が19日、各町で始まった。22日まで。 町長、町議のダブル選となった清水町では町役場1階住民ホールに投票所が設けられた。19日午前に訪れた男性介護士(69)=伏見=は「若者が集まり、にぎやかな町にしてほしい」との思いを票に託した。 町選管によると、期日前投票者数は日を追うごとに増える傾向にある。昼から夕方までが比較的すいているという。 小山町は町役場本庁舎302会議室、松崎町は町生涯学習センター、函南町は町役場1階町民ホールで行う。いずれも午前8時半~午後8時。 投開票は23日。
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6町議選に83人立候補 東伊豆、小山、吉田は無投票 統一地方選後半戦
18日に告示された県内6町議選は定数計76に対し、83人が立候補した。4年前より3人少なく、全体の競争率は0・04ポイント下がって1・09倍。東伊豆と小山、吉田の3町が無投票となり、市部に比べて議員の担い手不足が顕著になった。 東伊豆は補選を除き2回連続で立候補者と定数が同じだった。前回より立候補者が2人減った小山は、電子データが残る1979年以降初めての無投票。吉田は1人減った。選挙戦になった清水は6町で唯一、前回より増加(1人)した。函南は前回と同数、松崎は1人減った。 女性候補者は15人で、全体に占める割合は18%と前回より6・4ポイント上昇した。新人に限ると20%だった。 党派
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静岡人インタビュー「この人」 改修前の池で生き物保護イベントを開いた 吉田大祐さん(三島市)
休館中のヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の人工池「鏡池」の改修工事を前に、池の中の生き物を保護するプロジェクト「鏡池生きもの救出作戦!」を企画した。土木系県職員の傍ら、「かえる探偵」として子どもたちに生きものを知る楽しさを伝える活動に取り組む。函南町出身。42歳。 -企画のきっかけは。 「私設図書館『あひる図書館』(三島市)で本を貸し出す本棚オーナーの連携で生まれた企画。学生時代の研究を機に大好きになったカエルの本を図書館に並べたところ、同美術館の飯野隆常務理事から『工事時に生きものに配慮したい』と相談を受けた。美術館を訪れた際に池にカエルがいるのを見かけていたので、興味を持ち快諾した」
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吉田町長選、無投票7選 清水、小山町長選は一騎打ち 3町長選と6町議選告示、23日投開票
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票され
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函南町議選 立候補者の一覧(定数16/立候補者18)【午前8時35分現在】
18日告示された函南町議選の立候補者は次の通り。 上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます ▶統一地方選後半戦の開票速報はこちら
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住民ら山道の雑木や落石除去 木立キャンプ場 20日から営業 函南
函南町立木立キャンプ場の20日の営業開始を前に、地元住民でつくる「JR函南駅北エリア活性化の会」は16日、同キャンプ場に向かう山道の環境整備活動を行った。 2017年から続く活動で、町職員を含む55人が参加した。自動車を傷つける恐れがある道路脇の雑木や雑草、落石を除去し、快適に通行できるように整備した。ドウダンツツジ20本も植栽した。 同会は後世に豊かな自然を残そうと活動し、会員が持ち寄った苗木の植栽にも取り組んでいる。キャンプ場周辺では今後ツツジやサツキが見頃を迎えるといい、杉山憲教会長は「自然観察や散策にも足を運び、楽しんでもらいたい」と話す。 同キャンプ場の営業は20日から10月末まで
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清水/小山/吉田の3町長選、6町議選 18日告示 統一地方選後半戦
統一地方選後半戦の静岡県内3町長選と6町議選が18日、告示される。清水、小山の両町長選は一騎打ちの見通し。吉田町長選は現職の無投票7選(出直し選を含む)の公算が大きい。 町議選のうち松崎、函南、清水は選挙戦が見込まれる。東伊豆、小山、吉田は無投票の可能性が高い。立候補の届け出は午前8時半から各町選管で受け付け、午後5時に締め切る。 16日告示の富士宮市長選、7市議選とともに23日に投開票される。 清水町長選 清水町は再選を目指す現職の関義弘氏(69)と町議の山本文博氏(65)の2人が、いずれも無所属で立候補する見通し。町を二分する大きな争点はなく、現町政への評価が問われる。関氏は財政
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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次世代に残したい光景描く 函南・佐藤さん 三島で絵画展
函南町の画家佐藤育余さんの絵画展が13日、三島市本町の三島プラザホテルギャラリープラザで始まった。18日まで。次世代に残したい風景や光景を描いた油彩画や水彩画約35点を展示している。 メインは新作で、F80号の大作「天恵と感謝」。果樹園で子どもと共に収穫する女性を描いた。野菜や果実が実る美しい地球が未来に存続するよう願いを込めたという。 花畑で過ごす少女の姿、富士山や乗鞍高原の風景を描いた作品もあり、来場者を楽しませている。
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ひがしいず幼稚園 開園 稲取、熱川が統合 元地域協力隊 作詞作曲 園歌披露も
東伊豆町立ひがしいず幼稚園の開園式が13日、同園で開かれた。園児や地域住民らが参加し、新生活に期待を膨らませるとともに子供たちの健やかな成長に願いを込めた。 同園は稲取、熱川の両園が統合して誕生。園舎は旧熱川幼稚園を活用する。新入園4人を迎え、全園児は30人。式典では園歌が披露された。「きらきらとかがやく うみのかぜうけて」と同園の風景が目に浮かぶ内容で、元同町地域おこし協力隊の高瀬真由さん(29)=函南町=が作詞作曲した。 年長の山田涼菜ちゃんは「みんなでご飯を食べたり遊んだりしたい」と喜んだ。 岩井茂樹町長は給食実施や預かり時間の延長に注力したとし、「統合前のそれぞれの歴史を受け継ぎ、新
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静岡県議会会派構成 改選前比各1増 自民40人、ふじ18人
静岡県議会の最大会派自民改革会議と第2会派ふじのくに県民クラブは12日、それぞれ改選後初めての議員団会議と議員総会を開き、13日に締め切りとなる会派所属議員届について自民は40人、ふじのくには18人を事務局に届け出る方針を確認した。ふじのくにが改選前の17人を上回ったことで、自民会派と公明党県議団など川勝平太知事と距離を置く勢力は、知事不信任決議案の可決に必要とされる51人の確保が現時点では難しい状況となった。 公明党県議団は当選した5人で会派を構成する。無所属の5人は現時点で新会派結成の動きは見られない。 自民は公認・推薦で戦った現職33人と新人5人に、支部推薦の天野多美子氏(静岡市葵
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日本最古 パンのレシピ発見 “元祖”韮山代官の江川英龍メモ 味は現代風?
江戸時代後期に現在の伊豆の国市で日本初のパンを焼き、「パン祖」と呼ばれる韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵、1801~55年)が書き残したレシピが新たに見つかった。これまでは1842年のレシピが最古だったが、今回見つかったのはその1年前のもの。英龍の関連資料を保管する「江川文庫」(同市)の橋本敬之学芸員(70)は「新たな名物としたい」と意気込む。 レシピは昨年、橋本さんが文献の整理中に発見し、材料や分量が記されていた。「スセースブロート」「ハンネコック」という名のパンや、現代のカステラに似た菓子パン2種類の作り方が記載されていた。橋本さんは「英龍の母・安藤久(ひさ)がカステラを焼くのがうまく
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函南町 自民、組織力で奪還【静岡県議選 戦いの軌跡】
新人の岩田徹也氏が無所属現職の広田直美氏との一騎打ちを制し、自民が議席を奪還した。かつて広田氏を支援した細野豪志氏(衆院静岡5区)の全面的な支援を受け、仁科喜世志町長、党支部との一枚岩の体制を築き組織力で勝った。 岩田氏は出馬表明した昨年11月以降、町内全域を地道に回り浸透を図った。街頭演説では、函南町生まれとして郷土愛を語った。消防団やPTAの活動で築いたつながり、父から継いだ自動車整備会社で築いた信頼も奏功し、支持を広げた。国会議員や無投票当選した他選挙区の県議が弁士として駆け付け、国や県とのパイプ役を担えることも示した。 連合静岡推薦の広田氏は女性候補に期待する層や高齢層の支持を集
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米・カーマン市議、函南町訪問 町政60周年祝福 交流の活発化誓う
函南町と姉妹都市協定を結ぶ米カリフォルニア州カーマン市のイスマエル・エレーラ市議が10日、同町役場を訪れ、町政施行60周年を祝福した。仁科喜世志町長は来訪を歓迎し、互いに交流の活発化を誓った。 エレーラ氏は市長からの書簡を届け、「新型コロナウイルスの影響で交流が止まったが、再び新しい交流の場をつくりたい」と伝え、仁科町長も「中学生を中心にもっと交流していきたい」と応じた。 両市町の協定は1985年に始まり、同町はカーマン市への研修訪問や中学生の派遣などを行ってきた。
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静岡県議選 開票結果(選管最終)
下田市・賀茂郡 1―2 選管最終 当13,532 加畑毅 自新① 12,605 橋本智洋 無新 伊東市 1―2 選管最終 当12,221 中田次城 自現④ 5,014 犬飼このり れ新 伊豆市 1―2 選管最終 当7,869 野田治久 自現③ 1,738 森良雄 無新 函南町 1―2 選管最終 当6,671 岩田徹也 自新① 5,371 広田直美 無現 長泉町 1―2 選管最終 当7,777 加藤祐喜 自新① 7,075 渡辺迅 無新 御殿場市・小山町 2―4 選管最終 当13,192 勝俣昇 自現② 当 8,077 和田篤夫 自現④
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児童159人の情報保存、USB紛失 函南の学童保育
函南町は5日、町立東小の放課後児童クラブ(学童保育)「町東部留守家庭児童保育所」で児童159人の氏名と保護者の電話番号などが保存されたUSBメモリーを紛失したと発表した。3月30日に判明し、現在も見つかっていない。 同町では持ち運びできる記憶媒体の使用は基本禁止されている。紛失したUSBメモリーはパスワードの設定ができない仕様で、施錠できないケースで普段保管していた。いずれも個人情報の取り扱いに関する町の対策基準に違反していた。 別の学童保育に異動する職員が同29日、引き継ぎで他の職員にUSBを手渡し、翌日に紛失が発覚した。3日に町子育て支援課に報告があり、4日に保護者へ経緯を説明して謝
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伊豆箱根鉄道 駿豆線沿線 新1年生へ 下敷き寄贈
伊豆箱根鉄道は5日、駿豆線沿線市町(三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市)の小学校に本年度入学する約1500人に電車マナーが書かれた下敷きを寄贈した。伍堂文康社長が三島市役所を訪れ、駿豆線沿線地域活性化協議会会長の豊岡武士・三島市長に届けた。 下敷きには「ホームでは走らない」「電車の中で騒がない」「線路の近くでは遊ばない」などと記載。裏面には駿豆線の写真や路線図がデザインされている。 新1年生へのオリジナルグッズの寄贈は2016年から、鉄道を身近に感じ、沿線地域への愛着を育もうと毎年続けている。 伍堂社長は「子どもの元気な声が活気の源。その一助になればいい」と期待した。豊岡市長は入学児童が減少
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静岡県議選、女性候補者25選挙区でゼロ 9選挙区15人のみ、男女均等ほど遠く
9日投開票の県議選(定数68)に立候補した92人のうち女性は15人(16%)にとどまった。前回2019年の12人(12%)、前々回15年の9人(9%)より増えたが、18年施行の政治分野の男女共同参画推進法が目指す「候補者数の男女均等」の実現はいまだ遠い。 全34選挙区を見ると、女性が立候補したのは9選挙区(26%)。25選挙区(74%)でゼロだった。女性候補者は定数の多い選挙区に集中する傾向があり、15人のうち12人は定数3~5の選挙区に立候補した。3~5人区の計8選挙区中、女性がいないのは沼津市と静岡市駿河区の2選挙区だけ。一方、定数1または2の26選挙区は、伊東市、函南町、袋井市・森町
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函南町(定数1―2)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 足と五感 フルに生かす 岩田徹也氏 岩田徹也(いわたてつや)氏(自新、46歳) 父が興した自動車整備業を32歳で受け継ぎ、懸命に仕事に打ち込んできた。その傍らで地域貢献の必要性を感じ、4年前に依頼された小学校のPTA役
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「未来のために投票を」 函南町明るい選挙推進協も
函南町明るい選挙推進協議会は2日、町内4カ所のスーパーマーケットで県議選(9日投開票)と町議選(18日告示、23日投開票)への投票を呼びかけた。 会員と町選挙管理委員会の職員約30人が「みんなでそろって投票しましょう」などと書かれた法被を着て参加。マックスバリュ函南大土肥店では同店の店員も加わり、買い物客に啓発品を配った。 県議選は3月31日に告示され、期日前投票が町役場で行われている。埒俊孝会長は「未来を担う子どもたちのためにも投票をしてほしい」と訴えた。
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函南の拠点循環バス ルート、ダイヤ改善
函南町は4月1日、実証運行中の拠点循環バスのルートとダイヤを変更する。町民から希望が多かった町文化センター、金融機関や飲食店が集まるエリアを経由し、利用増を目指す。 バスは町役場と道の駅伊豆ゲートウェイ函南を結ぶ往復便。ルート変更で停留所が増え、運行本数は平日8往復(休日5往復)から毎日5往復とする。 2021年11月から運行したバスは、1便当たりの平均利用者数が2人未満で、目標に届かなかった。需要のあるルート設定やダイヤ改善で、平均5人以上を目指す。停留所の1カ月あたりの目標乗降者数は60人と設定した。実証期間は来年3月末まで。料金は1乗車200円で変わらない。
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関東東海花の展覧会 農水大臣賞の2人知事訪問 「自信」「驚き」思いさまざま
国内最大規模の「関東東海花の展覧会」で、キンギョソウを出品した河津町の花き生産者鈴木顕一さん(61)、フローラルアクセサリーを制作した田方農業高(函南町)3年の横田和奏さんがいずれも最高位の農林水産大臣賞に輝き、このほど県庁を訪れて川勝平太知事に受賞を報告した。 同展覧会は1月に開かれ、鈴木さんは花き品評会の一般切り花の部に、横田さんはフラワーデザインコンテストに出品した。 10年ぶり3度目の受賞となった鈴木さんは「出来が良く、うまくいけば行けると思った。今まで以上に良い花を作りたい」と語った。横田さんは4種類の植物をあしらい、羽を休めるトンボのイヤーカフを仕上げた。高校生初の農水大臣賞
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10市区町重点区域 医師確保へ了承 静岡県医療審議会
静岡県は27日の県医療審議会で、医師確保を重点的に図る区域「医師少数スポット」に県内10市区町を追加設定する方針を示し、了承された。4月1日に県医師確保計画(2020~23年度)を改定する。 対象は伊東、三島、御殿場、裾野、伊豆、牧之原、湖西の7市と、函南町、静岡市駿河、清水両区。いずれも人口10万人当たりの病院勤務医数が少なく、追加設定により県の奨学金制度を利用する若手医師を派遣する。 県の医療政策の基礎となる次期県保健医療計画(24~29年度)の策定に向けた検討課題についても審議した。県は2次医療圏の在り方や医療DX(デジタルトランスフォーメーション)、医療従事者の働き方改革などをポ
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函南町役場などキャッシュレス決済導入 28日から
函南町は28日から、役場窓口などでキャッシュレス決済を導入する。職員との接触回避による感染症リスクの軽減や窓口利用者の利便性向上につなげる。 導入する場所は役場窓口3カ所とかんなみ仏の里美術館(同町桑原)。いずれもコード決済が可能となる。住民票などを発行する役場1階の証明窓口と同美術館では、クレジットカードや電子マネーも使用できる。
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“伊豆ファン”連携 新事業 行動履歴からサービス向上 三島市、熱海市、函南町
三島、熱海、函南の2市1町は2023年度、新たなサービス市場の創出に向けた事業に着手する。地元住民や観光客ら「伊豆ファン」にパスポートを発行し、ポイント付与や個人ニーズに応じた案内を提供する。会員の行動や買い物の履歴データを一元管理し、地域事業者や行政のサービス向上につなげる。 国が事業費の3分の2を補助するデジタル田園都市国家構想推進交付金に関する事業に採択された。事業費は2市1町で約1億円を見込む。 パスポートはマイナンバーカードと連携し、決済やポイント取得を可能にする方針。会員のサービス利用に関する行動や買い物の履歴を取得する。自治体がこれまで持たなかった住民や観光客の行動に関する
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函南無許可盛り土 2男性不起訴処分 地検沼津支部
函南町丹那の山中に無許可で大規模な盛り土が造成された事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、同町条例違反の疑いで逮捕・送検された沼津市の会社役員の男性(47)と御殿場市の建設業の男性(41)をともに不起訴処分とした。22日付。同支部は処分理由を明らかにしていない。 男性2人とともに同事件で逮捕された清水町のソーラー設営会社社長の被告(53)=沼津市=は同条例違反の罪で起訴されている。
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県内外で撮影 風景など21点 函南で写真展
函南町の写真愛好家でつくる「写真気クラブ」の作品展が23日、同町桑原のかんなみ仏の里美術館で始まった。27日まで。 会員7人が県内外で撮影した風景写真を中心に力作21点を展示した。富士山を背景に飛ぶパラグライダーや桜と菜の花の競演、夕暮れ時の棚田などの光景が並び、来場者を楽しませている。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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環境基本計画案 内容は「適当」 函南町審議会が答申
函南町が策定中の環境基本計画に関し、町長の諮問機関「環境審議会」の八木戸一重会長はこのほど、仁科喜世志町長に答申書を届けた。計画案の内容について「適当」とし、実効性を高めるために町民や事業者の理解を得るよう十分な説明を求めた。 環境基本計画は、2022年10月に制定された町環境基本条例に基づいて初めて策定する。23年度から9年間の計画で、省エネルギー社会の実現や森林と農地の保全といった10の基本施策を設定し、30年度の目標値を掲げた。
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「世界一のセッター」 ファンが感謝と涙 バレー東レ、沼津のホーム戦 藤井直伸選手に惜別
バレーボールVリーグ男子の東レは18日、セッター藤井直伸さん(享年31歳)が闘病の末に他界してから最初のホームゲームを迎えた。心はひとつ-。沼津市総合体育館に駆け付けた2千人超のファンは、誰からも愛された背番号「21」との別れを惜しみながら、声援を送った。 藤井さんは昨年2月、SNSで「胃がんのステージ4」と診断されたことを公表。闘病生活を送っていたが、10日に死去した。 会場にはメモリアルコーナーが設けられ、ユニホームや等身大パネルを展示。チームの呼びかけで集まった藤井さんの写真もモニターで映し出された。ファンは往年の勇姿に涙をこぼし、「世界一のセッター」「感動をありがとう」などとメッ
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現職戦い熾烈/沼津市 自民と連合系が新設区一騎打ち/長泉町 細野氏の支援、影響注目/函南町 無投票の公算/三島市 無投票の公算大/清水町【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑤】
議席1減 現職戦い熾烈 沼津市 定数3 定数が4から1減になる中、現職4人全員が立候補を予定。水面下で駆け引きが見られ、熾烈(しれつ)な選挙戦が予想される。 自民は元議長の杉山盛雄氏と、前回推薦の加藤元章氏の2人を公認。杉山氏は、選挙区外の国会議員と連携するほか、市外の経済関係者にも支援を求めるなど支持拡大に余念がない。加藤氏は市議時代からの支援者を軸に、企業団体や個人回りを重ね、さらなる支持固めを進める。 公明の蓮池章平氏は障害者支援など、6期の実績を訴える。党組織を超えた全市的な支持の拡大を狙う。 立民曳田卓氏は唯一の国政野党の候補者とアピール。連合静岡など野党支持層に加え、企業経
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完全下校 新年度から午後4時半に 函南、伊豆の国の中学 授業、部活時間数は維持
函南町の中学校が2023年度から、完全下校時刻を午後4時半に設定する。本年度最も遅かった5~7月で1時間15分早まる。大胆な日課変更で、授業や部活の時間数は従来通り確保する。生徒の学校外での活動の充実や教員の働き方改革への効果を期待する。町教育委員会が16日の町総合教育会議で示した。伊豆の国市教委によると、同市の全中学校も導入する。 本年度週4日あった6時限目を、夏場は週2日、冬場は週3日に変更。5時限目までの曜日を増やし、部活動の開始時間を従来より早めて約1時間半の活動時間を維持した。新たに週1日の7時限目を設けるほか、保護者との面談を長期休み中に実施したり、家庭訪問を廃止したりし、減少
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医師少数スポット 10市区町追加 若手派遣へ静岡県が重点化 伊東や湖西など
静岡県は14日の医療対策協議会で、医師確保を重点的に図る区域「医師少数スポット」に県内10市区町を追加設定する方針を示した。27日の医療審議会で了承されれば、現行の県医師確保計画(2020~23年度)を改正する。 追加設定の対象は伊東、三島、御殿場、裾野、伊豆、牧之原、湖西の7市と函南町、静岡市駿河、清水両区。人口10万人当たりの病院勤務医数が21・6~92・7人で、県内の医師少数区域のうち最も高い賀茂圏域(93・8人)と同等以下となっている。 医師少数スポットに設定されると、医師少数区域に指定されている賀茂、富士、中東遠の3圏域と同様に医師確保に向けた取り組みが可能となる。具体的には、
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部長級変更なし 函南町人事
函南町は14日、4月1日付の定期人事異動を内示した。対象者は前年比7人増の125人。部長級の顔ぶれは変わらず、町政課題に継続して取り組む。 【課長級】管財課長(企画財政課長補佐)西野正也▽税務課長(住民課長)加藤和子▽住民課長(産業振興課長)露木元徳▽建設課長(福祉課長補佐)野沢和宏▽都市計画課長(建設課長)西川公次▽産業振興課長(税務課長)桜田英樹▽会計管理者(管財課長)広田克幸 【課長補佐級】総務課長補佐(議会事務局課長補佐)西沢文雄▽企画財政課長補佐(学校教育課長補佐)浅沼聡▽管財課長補佐(総務課長補佐)森井真琴▽税務課長補佐(都市計画課係長)佐野武将▽住民課長補佐(生涯学習課長補佐)
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22議案を可決 函南町議会閉会
函南町議会3月定例会は14日、最終本会議を開き、一般会計124億7400万円を計上した2023年度当初予算案など22議案を可決して閉会した。 県が10月2日までの料金徴収期限を延長する方針を示した伊豆中央道に関し、斉藤鉄夫国土交通相や川勝平太知事らに徴収期限通りに無料化するよう求める意見書を提出することも決めた。
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災害廃棄物処理で12社と協定締結 函南町
函南町はこのほど、災害廃棄物の処理や収集運搬の協力に関する協定を同町一般廃棄物収集運搬許可業者12社と結んだ。自治体以外と協定を結ぶのは初めて。 2019年の台風19号では町内で災害廃棄物約500トンが発生した。町は22年に災害廃棄物処理計画を改訂し、より甚大な災害を受けた際に迅速な対応ができるよう協定を締結した。同町のほか周辺3市町の業者から、廃棄物処理などに必要な車両や資機材、人員の提供を受ける。
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季節の星空を望遠鏡で観測 18日、清水町立図書館
清水町立図書館は18日午後6時半から、季節の星空を天体望遠鏡で観測する「天体教室」を同館屋上で開く。町内の小学生が対象で保護者の同伴が必要。参加無料。 月光天文台(函南町)の2人の講師が、望遠鏡の使い方や惑星の明るさや大きさを解説する。実際に望遠鏡をのぞいて、「冬の大三角」や「オリオン大星雲M42」などこの時期に見られる星を観測する。雨天決行。 懐中電灯を持参する。事前申し込みが必要で定員は先着20人。締め切りは17日。申し込み、問い合わせは同図書館<電055(973)0351>へ。
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迅速な救命に感謝状 御殿場で4人が的確対応
迅速な救命措置の相互連携によって人命を救ったとして御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、会社員関根龍之介さん(23)と妻心さん(24)=函南町=、警備員鎌野祐哉さん(27)=浜松市南区=、警備員岩瀬敏政さん(55)=御殿場市=の4人に感謝状を贈呈した。 御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットに車で買い物に訪れた関根さん夫婦は、駐車場で警備員の50代男性が突然倒れたのを目撃。すぐに降車して駆け寄り、元歯科衛生士で医療の心得がある心さんが意識や呼吸、脈がないことなどを確認し、龍之介さんは119番で的確に情報を伝えた。「無意識に体が動いた」と振り返る。 付近で警備をしていた鎌野さん
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メガソーラー計画で函南町 着工の受理拒否を要望
函南町は9日の町議会3月定例会の一般質問で、同町軽井沢で計画される大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関し、一般送配電事業者に対して1月末に、系統連系工事着工申込書を受理しないよう要望したと明らかにした。古村高(エフエム会)への答弁。 中部電力グループのトーエネックが1月24日に事業撤退を発表したことを受け、昨年9月、今年1月中旬に続いて改めて依頼した。事業撤回を求める町は、トーエネックによる開発事業者のブルーキャピタルマネジメント(東京)に対する交渉を注視するとした。 田中正美(共産)、大庭桃子(同)の両氏も登壇した。
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函南町長 伊豆中央道徴収延長 静岡県方針「同意できず」
函南町の仁科喜世志町長は8日の町議会3月定例会の一般質問で、県が方針を示した伊豆中央道の料金徴収期限延長に関し「現場を理解していない。同意できない」と述べた。中野博氏(清風会)への答弁。 2015年に無料化される予定だったが、修善寺道路との合併採算制の導入により、徴収期限が延長された経緯を強調。有料区間を避ける通過車両が生活道路に流入し、交通安全上の危険性が高まることへの懸念も示した。中野氏も「一度棚上げされた。納得できない」と述べた。 県は無料化した場合、交通量が大幅に増える懸念があるとして、修善寺道路とともに徴収期限を40年程度延長する方針を示している。 この日は田口彰一(清風会)
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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函南・十国峠ケーブルカー デザイン一新 大自然をイメージ
函南町の十国峠パノラマケーブルカーのデザインがこのほど、一新された。1両はアクアグリーン、もう1両はスカイブルーが基調で、周辺の大自然を表現した。 「富士山の日」の2月23日に運行を開始した。アクアグリーンは周辺の山々を、スカイブルーは頭上に広がる青空をイメージ。いずれも柔らかな色合いで、周辺の自然との調和を図った。 内装も刷新し、天井や壁を木目調にした。山頂から望む山々の稜線(りょうせん)をデザインしたヘッドマークを取り付けた。 ケーブルカーのデザイン刷新は、昨年2月に施設を取得した富士急行の施設改修の一環。運営会社の十国峠の広報担当、神田和茂さん(30)は「静岡県内唯一のケーブルカ
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女性の健康 見つめ直す 伊豆市が講演会 アロマ作成、ヨガ体験も
伊豆市は4日、女性の健康週間(1~8日)に合わせて、「女性の健康づくり講演会」を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。参加者はアロマ作成やヨガを体験し、自身の健康を見つめ直した。 同市在住の30~50代の女性約30人が、「三島マタニティクリニック」(函南町)の中村友紀医師から女性ホルモンと病気の関係についての講義を受けた。日本人女性の9人に1人がなると言われている乳がんの説明を受けた後、中村医師は「脂肪が少ない食事や緑黄色野菜を取り、早期に検査を受けることを心がけてほしい」とアドバイスした。 参加者は、同市でエステサロンを経営する新田はるみさんから教えを受けて、リラックス効果のあるオリジナ
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ベテラン引退で混戦模様 静岡市葵区は新人次々/清水区はふじの空席奪取に死力【県議選 注目区 統一地方選㊥】
静岡市葵区、清水区選挙区は強固な地盤を誇るベテラン県議が引退し、空席ポストを巡り激しい攻防が予想される。好機を逃すまいと新人が次々参戦し、迎え撃つ現職は議席死守に懸命。与野党の立候補予定者がひしめき、さながら国政選挙の様相を呈している。 定数5に対し、現職と新人、元職の計8人が出馬を予定する静岡市葵区選挙区。山田誠氏の市長選転出が引き金となって新人らが次々に名乗りを上げ、与野党が激しくぶつかる県内屈指の激戦区となる見通しだ。 かつて3議席を獲得し、県都での2議席確保は至上命令の自民。前回選は1、2位を独占したが、内閣支持率の低迷で逆風が吹き、山田氏の地盤も引き継がれなかった。元市長、元県
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410本の河津桜 菜の花と競演 函南・柿沢川沿い
函南町の柿沢川沿いに並ぶ410本の河津桜が見頃を迎えた。土手に咲く菜の花とのピンクと黄色のコントラストを来場者が楽しんでいる。町観光協会によると、今週末に最盛期を迎え、来週末まで楽しめる見込みという。 桜並木は駒形橋―榎木橋の約1キロ。1998年の台風で氾濫した柿沢川の改修工事に合わせ、地元有志でつくる「かんなみ桜の会」が二度と水害が起きないよう願いを込めて植樹した。町観光協会は12日まで、近隣に臨時駐車場を用意し来場者を出迎える。料金はバスが千円、乗用車が500円。
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ふるさと貢献賞 地域への支援たたえ 16団体・個人を表彰
公益財団法人静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団と静岡新聞社・静岡放送は25日、地域のために献身的な活動を続ける個人・団体を顕彰する「第12回ふるさと貢献賞」の表彰式を、静岡市駿河区登呂の静岡 新聞放送会館で行った。 表彰対象は浜松市立伊目小児童会など「学校の部」6団体、「団体・企業の部」7団体、「個人の部」3人。長年にわたる地域の環境整備や魅力発信に向けた活動が評価された。 表彰式では、池上重弘県教育長と横山秀雄静岡新聞社取締役が表彰状と記念トロフィーを贈呈。横山取締役は「地域のことを考え、伝統を次世代に継承する熱い活動がさらに大きな輪になるよう、ますますの活躍を期待したい」とあいさつした
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牛乳飲んで応援 経費高騰、苦境追い打ち 静岡県東部の農協、料理への利用提案
酪農家を支援して地域産業を守ろうと、酪農が盛んな静岡県東部の農協が製品の消費拡大を呼びかけている。寒い冬は1年で最も消費が落ち込む季節で、今季は飼料代や光熱費の高騰が厳しい経営環境に追い打ちを掛ける。「栄養価の高い牛乳を飲んで加工品を食べ、この季節ならではの料理に使ってほしい」とアピールする。 牛乳向けの生乳価格は昨年11月、1キロ当たり10円引き上げられた。年度途中の値上げは異例だが、県東部の70代の男性酪農家は「経費高騰を吸収できず、かつてないほど厳しい経営状況が続いている」と訴える。コロナ禍で減った宿泊施設をはじめとする業務用需要の回復も道半ばで、「廃業する仲間が出ている」という。
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ふじのくに芸術祭が開幕 静岡で開会式
静岡県内最大の総合芸術祭「ふじのくに芸術祭2023」(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、開幕した。県内各地で1年間、美術、文学、音楽・舞台芸術などの催しを展開する。 静岡市駿河区のグランシップで開かれた開会式のオープニングでは、県中部を拠点に活動する「シズニー&ハルモニア」がダンスを披露した。 本県など日中韓の選定都市が文化イベントを集中的に実施する今年の「東アジア文化都市」事業の紹介動画に続き、県文化協会の鈴木寿美子顧問が「県内の文化の魅力を国内、海外に発信したい」と開会を宣言した。 同芸術祭2022の表彰式も行われ、受賞者を代表して焼津市の混声合唱団ジョイアの萩原博副
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静岡県議会2月定例会 代表質問要旨
■自民・中田氏 静岡県盛り土規制条例の施行後、残土処理施設不足の課題が浮き彫りとなった。地域からは新たな施設の設置が難しくなったという声もあり、円滑な建設発生土処理への影響が懸念される。今後の施策展開は。 函南町のメガソーラー計画に関する県の林地開発許可は審査上の瑕疵(かし)があるとの結論に至り、許可取り消しを求める請願が採択された。仮に取り消しをしないとすれば、変更計画は慎重に審査する必要がある。 ■ふじ・田口氏 SDGs推進へ環境と経済の両立が最重要課題になる。脱炭素社会実現に向けた県民の行動変容のため、次世代を担う子どもが地球環境問題に理解を深め行動できる教育の充実が必要
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森林審議会に変更計画を諮問 函南メガソーラー
函南町のメガソーラー建設計画を巡り、県の林地開発許可の取り消しを求める請願が県議会で採択されたことに関し、桜井正陽農林水産担当部長は事業者の変更計画を森林審議会に改めて諮問する方針を示した。「森林法の施行に関する重要事項に該当する」と述べた。中田氏への答弁。 林地開発許可を巡っては河川協議が不十分などの指摘があり、地元住民や町が計画に反対している。桜井部長は、事業者に対して計画内容の審査基準適合が確認されるまで開発行為に着手しないよう指導を徹底していると改めて説明し、「引き続き法令等に基づき厳正かつ慎重に対応する」とした。 メガソーラー事業を巡っては1月、事業者のうち1社が「事業環境が厳
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地域の安全、防災など連携 函南町、あいおいニッセイと協定
函南町はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険と地方創生に関する包括連携協定を町役場で結んだ。地域の安全安心、防災、観光振興などに連携して取り組む。 同社が開発した自然災害の発生時に被害状況を把握できるアプリを行政職員や町民に活用してもらい、迅速な救助、復旧につなげる提案などを想定している。高齢者の安全運転支援、インバウンド(訪日外国人)リスク対応、認知症予防体験の各種セミナーなども実施し、住民の安全で快適な生活に役立てる協働事業を進める予定。 協定書に調印した戸田成俊専務執行役員は「減災や地域密着の安全安心に向け、少しでも役に立てれば」と話した。仁科喜世志町長は「行政と民間の目線がうま
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函南町議会開会 12議案を可決
函南町議会3月定例会が14日開会し、会期を3月14日までの29日間と決めた。16議案が提出され、12件が可決、新規条例案4件が委員会付託となった。 同定例会では2023年度の一般会計当初予算案も上程され、予算分科会での審査を経て最終日に採決される。一般質問は3月8、9の両日に予定されている。
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函南・丹那地区 乳牛品評会50回で幕 高齢化や維持費高騰打撃に
酪農が盛んな函南町の丹那地区で半世紀続いた乳牛の品評会「丹那ブラック&ホワイトショー」がこのほど、50回目の開催を節目に幕を下ろした。酪農家の高齢化に加え飼料代や光熱費の高騰が経営を圧迫し、品評会を続ける余裕がなくなったという。関係者は「1年先の状況も読めない。50回も続けたことを前向きにとらえ、終わりにしたい」と語る。 品評会は乳器を付ける牛の正確な骨格やたたずまい、歩き方などが審査され、家畜を飼育、調教するための技術を互いに学び合う恒例行事。主要産業の酪農を盛り上げようと1972年に始まり、これまでJA函南東部の青年部を主体に酪農家の研さんの場として続けられてきた。品評会を立ち上げた石
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横田さん(田方農高3年)高校生初大臣賞 フローラルアクセサリー
12都県のアーティストが出品する「第71回関東東海花の展覧会」で、田方農業高(函南町)フラワーデザイン部の横田和奏さん(3年)が全3部門の最高賞となる農林水産大臣賞に輝いた。主催する日本フラワーデザイナー協会によると、高校生の農水大臣賞の受賞は初めて。 フローラルアクセサリー部門に出品した横田さんは、耳に着けるイヤーカフを制作した。カスミソウやブーゲンビリアなど4種類の植物をあしらい、トンボが羽休めする秋の風景をデザイン。ルスカスの葉を編んでトンボの体をつくり、羽は植物由来のスケルトンリーフで表現するなど精巧な技術で作品を仕上げた。 同展覧会はフローラルアクセサリー、ブライダルブーケ、
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14施設で学年・学級閉鎖 インフルエンザ 8日の静岡県内
静岡県は8日、幼稚園や小中学校、高校の計14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計228人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設と患者数は次の通り。 函南町の幼稚園7人、静岡市駿河区の幼稚園12人、伊東市の小学校13人、御殿場市の小学校6人、静岡市葵区の2小学校16人、同市駿河区の小学校11人、同市清水区の小学校45人、湖西市の小学校12人、静岡市葵区の中学校12人、同市駿河区の中学校12人、同市清水区の中学校20人、焼津市の中学校13人、浜松市中区の高校49人。
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2月14日から定例会 函南町議会
函南町議会は7日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を14日~3月14日の29日間と決めた。 新年度当初予算案を含む議案、報告など44件が上程される。予算案は分科会審査を行い、最終日に採決する。一般質問は8、9の両日に行う予定。
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函南町予算案 一般会計124億円 利便性向上へ改革
函南町は7日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年当初比6・7%増の124億7400万円で、特別会計と企業会計を含めた予算総額は235億7600万円(4・6%増)。ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、情報化社会に対応した自治体DXの推進など町民の利便性向上を目指し改革に取り組む。 一般会計の歳入は町税が0・4%減の50億9300万円。個人住民税は若干増加するものの、地価の下落傾向と設備投資の減少に伴い固定資産税の減額を見込んだ。地方消費税交付金はコロナ禍の影響による経済状況の回復で15・0%増の9億1100万円。地方交付税は地域デジタル社会推進などで34・6%増の18億280
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函南で駅伝大会 34チーム健脚競う
第47回函南町駅伝大会(町体育協会主催)が5日、町内で開かれた。小中学生の各男女と一般の計5部門で34チーム、約200人が出場した。 同町の柏谷公園を出発し、6人によるたすきリレーで町文化センターに向かう11・6キロのコース。一斉にスタートした選手らは沿道の声援を受けて力走し、懸命にたすきをつないでゴールを目指した。 主な結果は次の通り。 一般 ①函南RC②函南走友会③田方北消防署A▽中学男子 ①函南中男子②函南東中陸上部男子▽同女子 ①函南中女子②函南東中陸上部女子③函南ジュニアバレー女子▽小学生男子 ①函南RC Z②函南RC Y③函南RC B▽同女子 ①函バス・タイガーラビ②函南R
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地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長
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メニュー考案 弁当を調理 田方農高生、こども食堂に協力 函南
函南町の田方農高フードコースの2年生8人が28日、伊豆の国市の韮山福祉・保健センター内にある市社協運営のこども食堂で、自ら考案したメニューの弁当を調理した。 「根菜とコーンのカレー煮」や「素揚げベジタブル」など計7品。寄付を受けた食材を中心にメニューを決め、ボランティアスタッフの協力を受け、計50食分の弁当を用意した。 普段はボランティアスタッフが決めたメニューに基づいて生徒が調理を手伝っている。原柚瑠さん(17)は「子どもたちが好きなメニューを選んだ。食べておいしいと思ってもらえればうれしい」と期待した。
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子ども観光大使へ ワサビの特徴学ぶ 函南で認定講座
ふじのくに子ども観光大使の認定講座(県、NPO法人子ども未来主催)が28日、函南町の伊豆わさびミュージアムで開かれ、小学生8人がワサビの特徴を学んだ。 同ミュージアムを運営する山本食品(三島市)の山本豊社長が講師を務めた。山本社長は実際にワサビを見せながら部位の名前や伊豆地域で栽培が盛んになった歴史などを説明。「ワサビは日本が世界に誇れる食材。ワサビ田にも一度見学に行ってほしい」と呼びかけた。 参加者はワサビ、サケ、梅しそなどの味をオリジナルの配合で混ぜるふりかけ作りを体験した。認定講座に3回以上参加し、検定に合格すると同大使に認定される。
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狩野川神島公園を整備 キャンプ、ドッグラン…集客拠点に 伊豆の国市、管理業者と調印
伊豆の国市は狩野川神島公園の整備や運営に関する基本協定を建物のメンテナンスなどを手がける「JM(ジェイエム)」(東京都)と締結し、27日に市役所で調印式を開いた。同公園は集客拠点として、10月1日のオープンを予定している。 同公園は「かわまちづくり」事業の一環で、市が国土交通省と連携して神島地区の狩野川右岸河川敷に整備する。民間の資金やノウハウを活用する公募設置管理制度(Park-PFI)により、同社が多目的広場や芝生広場などを整備した後に市が買い取り、同社が指定管理者として運営する。同社は函南町の川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」の管理も担っている。 同公園の広さは約14・1ヘクタール。遊
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絵画の力作33点 函南白美会30周年作品展
函南町の絵画グループ「函南白美会」の発足30周年を記念した作品展が27日まで、町役場1階町民ホールで開かれている。 1992年4月に生涯学習講座の油絵教室を修了した生徒が集まり、故大石靖さんを講師に会を発足。現在の会員は5人で、毎月2回の教室を開いて腕を磨いている。 展示会では大石さんの作品のほか、伊豆の風景や色とりどりの花々、好きなお酒など自由なテーマで描いた33点が並んだ。油彩やパステルなど多彩な力作が展示され、役場を訪れた町民が立ち寄って見入っている。
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函南メガソーラー計画 トーエネック撤退「事業を進めるのは困難」
函南町軽井沢で大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業を計画していた中部電力グループのトーエネックは24日、「事業環境が厳しくなり、開始が困難」として事業からの撤退を発表した。一方で他の事業者が計画を継続する可能性もあり、同社は事業の完全撤退に向けて交渉を行っているという。 同事業は東京ドーム13個分に当たる65ヘクタールに約10万枚のソーラーパネルを設置する計画。同社と開発事業者のブルーキャピタルマネジメント(東京)が進めてきたものの、地元では防災上の危険や景観への影響などから住民による反対運動が起きている。一昨年に熱海市で発生した大規模土石流で危機意識がさらに高まり、トーエネックの藤田祐
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外国の文化、暮らし学ぶ 函南東小の児童700人
函南町の函南東小で24日、さまざまな国の文化や暮らしを学ぶ出前教室(静岡県主催)が開かれた。米国、フィリピン、ブラジルなど6カ国の国際交流員や地域外交専門官ら20人を講師に、全校児童約700人が多文化共生への理解を深めた。 同校の「スペシャルイングリッシュデー」に合わせて学年やクラスごとに行われ、各国の特徴を題材にしたゲームやクイズなどにも挑戦した。ブラジルでよく食べられる伝統的な料理やベトナムの方言、日常的な乗り物などについて学んだほか、人口の8割がキリスト教信者というフィリピンでは9月からクリスマスが始まり、街中ではイルミネーションや歌声が広がる―などと講師から説明を受けた。 3人一
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避難のあり方考える 函南町民、19年の台風19号教訓
大雨の浸水想定区域に位置する函南町塚本区の避難行動連携会議(同町主催)が21日、同区公民館で開かれた。区役員や民生委員、避難者名簿登録者ら約30人が参加し、町に甚大な被害をもたらした2019年の台風19号を教訓に避難行動のあり方を考えた。 3グループに分かれたワークショップでは、参加者が台風19号でどのように避難したかを紹介した後、避難の「タイミング」「どこへ」「誰と」「持ち物」について話し合った。台風19号で町外の親戚宅に避難した男性は「理想は前日の避難だが、危険が迫らないと現実味が湧かない」と語り、独り暮らしの高齢女性は「外に出れば危険。2階で水が引くのを待つしかない」と述べた。 家
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マラソン、駅伝 健脚競う 4コースで力試し 函南町
函南町マラソン大会が15日、町内で開催された。1~5キロの4コースで310人が力走し、年代や性別ごとに12部門でタイムを競った。 結果は次の通り。 【1キロ】小1・2年男子 ①山田大智②松浦陽夢③小野奏祐▽同女子 ①寺田優笑②渡辺未来③塩沢七咲▽一般女子 ①松浦久美②塩沢佳子③阿部千佳 【2キロ】小3・4年男子 ①野田航成②井上直太郎③関野暖斗▽同女子 ①岡本彩那②小林美利那③加藤湖々優 【3キロ】小5・6年男子 ①寺田温翔②浅田來輝③加藤壮祐▽同女子 ①中野風香②市川瑠奈③田村未歩▽中学男子 ①久保田高碧②岡本陵太郎③藤田寛人▽同女子 ①田中レオナ②遠藤華恋③曽我実花▽一般女子 ①
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池谷さんら知事賞 「長寿祭美術展」表彰
静岡県すこやか長寿祭美術展(しずおか健康長寿財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が13日、静岡市駿河区のグランシップで行われた。 日本画、工芸、書など6部門に計212点が寄せられ、56点が入賞した。同財団の佐古伊康理事長や県福祉長寿局の浦田卓靖局長が受賞者に表彰状を手渡した。 出品作は15日までグランシップ6階で展示する。 主な入賞者は次の通り。 県知事賞 池谷千恵子(清水町)河原崎静子(菊川市)大場啓史(松崎町)大庭修二(長泉町)大橋松玲(浜松市)仁藤政孝(富士市)▽しずおか健康長寿財団理事長賞 藤井克治(浜松市)野嶋照子(同)吉田誠(藤枝市)彦根雅行(函南町)伊藤彩妙
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各地消防団 出初め式【沼津/三島/伊東/函南】
防火への誓い新た 沼津 沼津市消防団は9日、出初め式を同市立第一小などで開いた。団員約400人がパレードや狩野川への一斉放水で、防火への誓いを新たにした。 頼重秀一市長は「昨年は県内の広い範囲で災害が起きた。今年は市制100周年。災害があっても人的被害を抑えられるよう努めてほしい」とあいさつ。遠藤雅巳団長は「今年も市民の安全のために活動していく」と訓示した。 式典後、団員は3年ぶりに同市のアーケード名店街の約200メートルを音楽に合わせてパレードした。狩野川河川敷では、消防車約30台を並べ、一斉放水した。 3年ぶりパレード 三島 パレードを繰り広げる消防団員=三島市の大通り 三
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函南町制施行60年「新たなスタート」 初顔合わせ会
函南町はこのほど、新年初顔合わせ会を町文化センターで開いた。仁科喜世志町長は町制施行60周年となる今年を「新たなスタートの年」と位置づけ、政策の柱に掲げる環境、健康、交流の3分野の充実を図りながら「希望ある未来に向かって飛躍する年にしたい」と語った。 功労者、団体への表彰も行われた。表彰を受けたのは主に次の通り。 功労表彰 土屋学、今井美智子、杉崎雅子、西原卓也、和田敦子、岸端康子、木ノ内妙子、鎌野千江子、内田よね子、鈴木雄三、村越信子、下郷宰▽善行表彰 高橋喜久雄、今井利一、鈴木好文、内山宏幸、仁田区、間宮区、塚本区、肥田区▽スポーツ奨励賞 秦くるみ
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大人の一歩 若者堂々と 東部各地で「二十歳の集い」【三島/熱海/函南町/清水町】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 三島 常に挑戦、努力 三島市は「二十歳を祝う式典」を市民文化会館で開いた。本年度に20歳を迎える対象者は1026人。 二十歳の誓いでは、いずれも大学2年の上原大さん(20)と白井波音さん(20)が登壇した。大人としての自覚や支えてくれた人たちへの感謝を述べ、「常に挑戦し、努力し続ける」「周りの人に寄り添い、笑顔にできるよう努力する」と決意を語った。豊岡武士市長は「やればできる。悔いなく、困難も乗り越えて素晴らしい人生を送ってほしい」と激励した。 熱海 大相撲・熱
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妊娠、出産に5万円支給へ 函南町、2月に
函南町は厚生労働省が創設した「出産・子育て応援交付金」を受け、妊娠時と出産時に各5万円を支給する経済支援を行う。現金給付を想定し、来年2月上旬の開始を予定している。 4月1日以降に出産した町民が対象で、支給開始日までに出産を終えていれば10万円を贈る。伴走型相談支援として妊婦への面談も実施する。 開始日や申請方法については決定次第、対象者への個別通知と広報紙やホームページへの掲載を行う。
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許可取り消し至らず 函南メガソーラー計画 川勝知事が認識
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画を巡り、静岡県の林地開発許可取り消しを求める請願が県議会で、全会一致で採択されたことについて、川勝知事は会見で「現時点では許可の取り消しには至らない」との認識を示した。 一方で「住民の不安や懸念、今回の請願を重く受け止めている」とも述べ、法令などに基づいて事業者に対し厳正な指導を実施していく考えを説明した。 請願は地元住民でつくる「丹那の自然と生命を守る会」が提出。県議会産業委員会の審査で許可済みの申請書の一部に誤りがあり、河川協議が不十分だったことが判明したと指摘した。
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東部発展へ連携確認 川勝知事と10市町長が意見交換
静岡県東部6市4町の首長が川勝平太知事と意見交換する東部地域サミットが26日、富士市内で開かれ、各市町が持続的な発展に向けた挑戦などをテーマに連携と協働を確認した。 地域通貨や移住促進などさまざまな観点から経済振興や課題解決の手法を探った。安全な地域づくりについて富士市の小長井義正市長は、災害時に活用するドローンについて「迅速で的確な対策が可能になる中、情報を共有していくことが有効」と呼びかけた。 新たな挑戦としては、ゼロカーボンシティーの推進や環富士山循環共生圏の実現などについて話し合った。函南町の仁科喜世志町長と小山町の池谷晴一町長はデジタルディバイド(情報格差)対策を提案し、低所得
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ピングーがお出迎え 初島、十国峠でコラボ 富士急行
富士急行は24日から2023年2月5日まで、スイス生まれの人気キャラクター「ピングー」とのコラボレーションイベントを静岡県内唯一の離島である熱海市初島や、同市と函南町の境にある十国峠などにある同社グループが運営する施設で展開する。 熱海港-初島港の定期船「イルドバカンスプレミア号」と十国峠のパノラマケーブルカーをピングーのキャラクターで装飾し特別運転する。初島のリゾート施設「PICA初島」のレストランや十国峠の山頂カフェではコラボメニューを提供する。十国峠の山麓売店では、タンブラーやマスキングテープなどのグッズを販売する。 熱海市東海岸町のホテル「熱海シーサイドスパ&リゾート」と初島の「
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静岡県議会定例会閉会 自民とふじ 統一選対応、県政課題に所感
静岡県議会最大会派の自民改革会議と第2会派のふじのくに県民クラブは21日、12月定例会の閉会に合わせて取材に応じ、2023年春の統一地方選に向けた対応や県政課題について所感を述べた。 自民の良知淳行代表は記者会見で、県議選で候補者の擁立作業を加速する方針を示した。自民県連は現職と新人計37人を公認済み。新設選挙区や空白区の対応を問われ、「難航しているところもあるが、県民の生活を守るため、しっかりと候補者を立てていく」と述べた。 中田次城政調会長は関連団体から要望を受けている県盛り土規制条例の見直しに関し、「来年5月施行の盛り土規制法との整合性を図りながら改正していく」と説明した。 ふじ
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補正予算案など45議案可決し閉会 県議会
静岡県議会12月定例会は21日、最終本会議を開き、追加上程された議員発議の県議会個人情報保護条例案や、2022年度一般会計補正予算案など計45議案を原案通り可決・同意して閉会した。 請願5件のうち、函南町内でのメガソーラー計画で、県の林地開発許可の取り消しを求める請願1件は全員一致で採択された。
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⚽東海リーグ2部昇格 社会人サッカークラブ「SS伊豆」 熱海市長に喜び報告
熱海市の姫の沢スポーツ広場をホームグラウンドとする社会人サッカークラブ「SS伊豆」が東海社会人リーグ2部昇格を決めた。同クラブの片岡大輔代表が13日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、来季の抱負を語った。 県社会人リーグ1部の同クラブは今月3、4日に三重県で行われた東海社会人サッカートーナメント大会で2連勝し、東海リーグ2部昇格を決めた。昨年も同大会への出場権を得ていたが、新型コロナウイルス禍で中止になっていた。 伊豆山の復興支援などのボランティア活動にも力を入れている同クラブ。片岡代表は「地域に支えられて戦ってきた。来季もチャレンジ精神を忘れずに戦いたい」と語った。斉藤市長は「スポーツで本市
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記憶のエネルギー 御殿場で作品展示 函南町出身杉山さん
函南町出身の東京芸術大学院生、すぎやまあるく(本名・杉山あるく)さんは12日まで、幼少期の記憶が持つエネルギーを具現した芸術作品「TRAUMA(トラウマ)」を御殿場市で展示した。 動物や人間の体の形や長さなどを誇張し、全身が赤い怪物にした作品。大人になると違和感を抱き、不気味に思うようになる幼少期の記憶の「圧倒的なエネルギー」を表現した。東京芸術大の卒業制作として手がけた。 御殿場市川島田の設計事務所・カフェ「ハプティックハウス」恒例の「冬支度展」で展示した。経営する長尾隆行さん(48)の長男隆之介君(13)と長女このはさん(10)が作品のモデルを務めたことが縁で招待された。 すぎやま
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有権者303万2619人 静岡県内、12月1日時点
静岡県選挙管理委員会がこのほど公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は303万2619人(男149万605人、女154万2014人)で、9月の前回登録時と比べて3376人減った。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区478人、沼津市349人、静岡市葵区347人、熱海市307人など。町部は函南町81人、東伊豆町71人、南伊豆町44人などだった。 増加した市区部は袋井市119人、浜松市西区100人、同市東区66人などで、町部は小山町79人、長泉町66人だった。
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函南メガソーラー 許可取り消しを請願 住民が県議長へ提出
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に反対する住民グループ「丹那の自然と生命を守る会」は7日、県が行った林地開発許可の取り消しを求める請願を薮田宏行県議会議長に提出した。 県議会産業委員会の審査で許可済みの申請書の一部に誤りがあり、河川協議が不十分だったことが判明したと指摘。「計画の安全性が正しく判断されていない状態で事業者に許可が与えられ続けている現状に、住民は大きな苦痛を感じている」とした。 同会は6月にも開発許可の検証を求める請願を提出済み。塩崎敬子理事は「県の対応は事業者寄り。丹那の自然を守るには許可の取り消ししかない」と述べた。今回の請願は開会中の12月定例
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メガソーラー 業者公表の経緯説明 函南町が答弁
函南町議会12月定例会は8日、一般質問を行った。町は同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に関し、町条例に基づいて10月に事業者名を公表した経緯について、業者が町長の同意を得ようとせずに地盤調査を行うなどの事業を続けた―などと説明した。古村高氏(エフエム会)への答弁。 町は10月にトーエネック(名古屋市)、ブルーキャピタルマネジメント(東京)の2社を町条例に基づき公表し、経済産業省にも情報提供した。事業への不同意を通知した1年前から業者に対して町長の同意を得るよう指導、助言、勧告を行ったものの従わなかったという。 同日はこのほか、鈴木晴範(自由かんなみ)、植松淳史(同)、大庭
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函南駅周辺「民間誘導」 都市機能集積目指す 一般質問、町が答弁
函南町議会12月定例会は7日、一般質問を行った。町はJR函南駅周辺の開発について、高低差の激しい地形やアクセス道路などの課題を示した上で「ポテンシャルの高い地域」とし、民間企業による開発誘導を含めた長期的な検討を行う考えを示した。兵藤慎一氏(無会派)への答弁。 函南駅は三島、熱海の両新幹線駅に一駅で行ける好立地にありながら、周辺は過疎化が進んでいる。駅の南北ともに傾斜地が広がっているほか、北側は市街化調整区域の農業振興地域のため農地転用が難しいという。一方、神奈川県西部と伊豆地域を結ぶ伊豆湘南道路が開通すれば交通利便性はさらに高まり、町は「駅周辺に都市機能の集積、産業誘導を図りながらコンパ
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新ルートでバス実証運行 函南町議会 一般質問で答弁
函南町議会12月定例会は6日開会し、歳入歳出それぞれ4億4200万円を追加する一般会計補正予算案など3議案を可決した。会期は15日までの10日間。 一般質問も行い、町は昨年11月からの1年間に実証運行した拠点循環バスの利用状況を報告した。役場と道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」を発着点に伊豆仁田駅などを経由するルートを運行したものの、1便当たりの乗客が2人未満の月が大半を占めたと説明。一方、仁田駅から町外に向かったり、道の駅で買い物や食事をしたりする乗客も目立った。 来年度は利用状況や住民アンケートを参考に、新ルートでの実証運行を実施する。発着点や仁田駅は変えずに商業施設などを通る経路を検討
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住民連携で備え確認 「地域防災の日」静岡県東部各地で訓練
「地域防災の日」の4日、静岡県東部の各地で訓練が行われた。避難所の運営訓練や地元の要介護者が避難所へ向かう際の補助など、実践に即した内容をこなした。 富士・要支援者の避難手助け 富士市では約380カ所で計約4万2千人が訓練に取り組んだ。昨年度から内閣府や県の個別避難計画作成モデル事業に取り組む富士南地区では、計画作成済みの要支援者11人が自宅から避難所に向かう道のりを住民らで補助した。 足が不自由な特別支援学校の生徒宅には支援者として登録する民生委員らが向かい、バギー型車いすが通行できる避難経路を家族と確認しながら進んだ。高齢者宅では浸水被害を想定し、階段で最上階に上る補助をした。 災
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函南町 昨年を一つ上回る3位 小学生男子躍動【市町対抗駅伝】
函南町は小学生男子2選手が区間賞を獲得する活躍を見せて、昨年を一つ上回る3位に食い込んだ。 3位でたすきを受けた2区の寺田(函南小)は「前の人がいい順位で来た。そのまま行くしかない」と区間新の力走でチームを一時首位に押し上げた。初出場となった9区の加藤(函南桑村小)は目標だった区間賞の獲得に「楽しんで走った。自分に自信が持てた」と胸を張った。 若い世代が躍動して昨年よりも順位を上げたが、優勝した清水町との差は3分以上。他チームの高速化は進み、連覇を成し遂げた2018年を最後に優勝から遠ざかる。土屋監督(函南陸協)は「全体としてもっと底上げしていきたい」と来年以降の覇権奪回を見据えた。
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函南町 町の部3位 斎藤姉妹、入賞に貢献【市町対抗駅伝】
1区の斎藤愛莉選手(17)=韮山高2年=と8区の斎藤未愛選手(14)=函南東中3年=姉妹が、ともに区間3位の好走でチームに貢献。函南町は昨年から順位を一つ上げ、3位入賞した。 姉妹で出場するために休日は一緒にランニングや補強に取り組み、切磋琢磨(せっさたくま)した。愛莉選手は序盤から先頭集団に付く攻めの走りを見せ、「優勝できるよう強い気持ちを持って走った」と振り返った。 妹の未愛選手は安定した走りで3位をキープし、「一緒に頑張ってきた姉や仲間がいるから力を出せた」と声を弾ませた。
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3市町の広報紙 12月号に合同取材記事を掲載 田方広報研究会
伊豆、伊豆の国、函南の3市町などの広報担当者でつくる田方広報研究会は、3市町が発行する広報紙12月号に合同で取材した共通記事を掲載した。 「身近にある野外アクティビティ」をテーマに、3市町のおすすめ屋外施設計9カ所を写真付きで紹介した。そのうち4施設で職員のインタビューを行い、特徴や魅力を伝えている。表紙は3市町で切り替え、伊豆は修善寺虹の郷、伊豆の国はメリダエックスベース、函南は川の駅伊豆ゲートウェイ函南の写真を採用した。 伊豆、伊豆の国の2市は1日、函南町は15日の発行。研究会は3市町のほか、JAふじ伊豆と伊豆保健医療センター(伊豆の国市)の担当者が所属している。
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6日から定例会 函南町議会 一般質問は6~8日
函南町議会は29日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期を6~15日の10日間と決めた。一般質問は6~8日に行い、13人が登壇する。
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函南町チームが結団式 「感動届けられる走りを」【市町対抗駅伝】
函南町選手団の結団式も27日夜、町文化センターで開かれた。 昨年は2時間19分36秒で町の部4位。主将の渡辺旬選手(三島南高教諭)は「当日は思い切り楽しみ、感動を届けられる走りをする。優勝目指して頑張る」と意気込みを語った。選手団の露木洋二団長は「テレビ、ラジオで応援してもらいたい」と町民に呼びかけた。 このほか、選手は次の通り。 寺田温翔(函南小6)加藤壮祐(桑村小6)西山翔(西小6)市川瑠奈(同5)岡本彩那(東小4)小池武琉(函南中3)田中凛太郎(同)久保田高碧(東中3)斎藤未愛(同)露木菜々美(函南中2)田中レオナ(同1)小池湧都(伊豆中央高3)出田義貴(韮山高2)福士拓海(三島
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函南メガソーラー調査 自民県議PTが中間報告会
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画を巡り、地元の請願を受けて県が行った林地開発許可の調査を進める県議会自民改革会議の対策プロジェクトチーム(PT)は26日夜、中間報告会を同町の農村環境改善センターで開いた。 PTは10月の産業委員会集中審査、11月の閉会中審査を通じ、災害防止や環境保全など林地開発許可の基準を定める森林法4要件に沿って県の対応が適切だったかを主眼に調査を行った。 調査の結果、許可の申請書に記された集水区域、改変面積などに誤りがあったほか、調整池の雨水を放流する河川の狭さく部について県と事業者の間で協議が行われていない点などが明らかになったという。狭さ
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湯~トピアかんなみ、20年記念祭 来館者数は延べ330万人以上
函南町が指定管理者制度を導入して運営する公設民営の温浴施設「湯~トピアかんなみ」(同町柏谷)の開設20周年記念祭がこのほど、同施設で開かれた。 同町の日枝神社で温泉が湧出し、2002年10月に町営施設としてオープンした。10年からは「Fun Space」(東京)を指定管理者として運営を続け、これまでの来館者数は延べ330万人以上。仁科喜世志町長は20周年の節目を「町内外の方に愛着を持ってもらったからこそ」と語り、「一歩一歩の積み重ねが向こう20年にもつながる」と今後のさらなる利用を呼びかけた。 会場ではキッズダンスやしゃぎりの演奏など多彩なステージが披露されたほか、健康チェックやハンドマ
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ソフトクリームスタンド一新 廃校中学校の備品を活用 道の駅・伊豆ゲートウェイ函南
函南町の道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で町特産の丹那牛乳を使った商品を販売するソフトクリームスタンドが25日、廃校となった中学校の備品を利活用して装いも新たにリニューアルする。校長室の表札や本棚などが取り付けられ、懐かしの学校を感じさせる雰囲気に。長年にわたり学校給食で親しまれる丹那牛乳の“思い出の味”を提供する。 備品は3月に閉校した下田市立稲梓中で使用された11点。「稲梓中学校」「贈 昭和51年度卒業生」などと記した本棚は商品棚として再利用され、黒板の予定表や掲示板は宣伝看板として活用される。木製の扉には「校長室」と書かれた表札を取り付け、学校の廊下を思い起こさ
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知事顕彰受賞の5地域が活動報告 ふじのくに品格ある邑づくり
2021年度ふじのくに美しく品格のある邑づくり知事顕彰を受賞した5地域の代表者がこのほど、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、各地の取り組み内容を報告した。 5地域は丹那(函南町)、五感で癒される湧水の里いのかしら(富士宮市)、小瀬戸(静岡市葵区)、抜里(島田市)、天方(森町)。酪農業のブランド化や移住促進、茶畑やホタルなどの里山風景保全といった取り組みが評価された。川勝知事は「コミュニティーが持つ絆の強さが伝わってきた」として活動の深化を期待した。 知事顕彰は学識者らでつくる推進委員会が「環境(農村空間)」「社会」「経済」の各分野で総合的に評価して選定する。
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函南 見えない盛り土「だまされていた」 官民監視へ早期公表を【絶えぬ残土崩落 熱海の教訓から㊥】
「盛り土はあの森の向こうにある。下からは見えないね」―。函南町の丹那盆地西側にある小高い山。丹那区の溝田正吾区長(60)が指をさした先には、地元で「危険な盛り土」と呼ばれる残土が急斜面に積まれている。雑木林に囲まれ、麓にある集落からはうかがい知れない。 住民が異変を感じ始めたのは昨年の春ごろだった。同区によると、業者は地元向け説明会を開き、2019年の台風で崩れた斜面を復旧すると伝えた。以後、朝から夕方まで作業音が集落に響いていたが、住民はその作業は災害復旧工事と信じていた。 ところが、集落と反対側にある搬入口には1日数十台のダンプカーが行き交っていた。「何かおかしい」。森林に囲まれた現
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函南・桑村小児童 太極拳や手品体験 地元住民が講師
函南町立桑村小でこのほど、趣味などで専門的な知識や技術を持つ地元住民を講師に招いた「地域人材を生かしたクラブ活動」を同校で開いた。4~6年生約40人が受講した。 手品、英語、工作などを趣味で続けている住民5人が講師を務め、児童に手ほどきした。太極拳のクラブでは町体育協会武術太極拳部の塚田光広部長(62)が基本の動作を指導。児童は呼吸を意識し、指先の向きや手首の返し、重心の取り方にも注意しながらゆっくりと腕や脚を動かした。 4年の加藤直紀君は「ゆっくりの動きだったので疲れる。難しい」と話した。
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子どもの読書推進 4校2団体を表彰 県教委
静岡県教委は14日、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ県内の4校と2団体を、「読書県しずおか」づくりの優秀実践校、優秀実践団体として表彰した。県庁で表彰式を行い、各学校や団体の代表者に池上重弘教育長が表彰状を手渡した。 優秀実践校に選ばれたのは、下田市立大賀茂小、牧之原市立榛原中、県立浜名高(浜松市浜北区)、県立浜名特別支援学校(湖西市)。優秀実践団体は函南町の「音読グループつくし」、静岡市葵区の「西奈おはなしはらっぱ」。朝読書や読み聞かせ活動、子どもたちが読書に親しみやすい環境整備などが高く評価された。 池上教育長は「皆さんの活動が継続し、読書県づくりの機運が高まってほしい」とあいさ
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生徒が育てた新鮮野菜 田方農高祭で販売 函南
函南町の田方農業高で12日、田農祭が開かれた。同校の生徒が育てた野菜や花などが販売され、大勢の来場者でにぎわった=写真=。 生産科学科のブースでは校内の菜園で収穫したダイコンやキャベツ、里芋などが並び、新鮮で割安な野菜が来場者の人気を集めた。フラワーデザイン部もパンジーやビオラなどの花苗を販売したほか、校内で飼育している乳牛から絞った「田農牛乳」も売り出された。動物ふれあいコーナーでは、来場者が犬やヤギ、馬などに触ったりして交流した。
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道の駅函南に“学校” ソフトクリームスタンド一新 廃校備品を活用
道の駅伊豆ゲートウェイ函南(函南町)内の人気施設、特産の丹那牛乳を使ったソフトクリームスタンドが11月下旬から、学校を模した空間に生まれ変わる。活用されるのは、廃校となった下田市の旧稲梓中の備品。10日には関係者が校舎を訪れて譲渡品を確認した。 丹那牛乳は工場周辺に酪農生産者が集中しているため、絞りたてに近い風味を保持できるとして、県東部の学校給食でも親しまれている。観光関係者らで組織する町農泊推進協議会はソフトクリームスタンドの一角を、学校を模したデザインにし、観光客らに広く特産品のイメージを周知しようと企画した。 譲渡されるのは、校長室の表札など10点。本棚を商品棚に、黒板は掲示板に
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河川協議の確認事項文書化 林地開発許可審査、静岡県が改善策
静岡県は7日、県が実施する林地開発許可審査の改善策として、開発事業者と河川管理者が行う河川協議で確認、同意内容を共通文書に明記する運用細則を定めたことを明らかにした。同日の県議会産業委員会の閉会中審査で示した。 これまでは県の林地開発許可審査基準で、両者の協議内容の具体的な記録手法が定められていなかった。 運用細則は9月に施行済み。事業者が林地開発許可を申請する際、近隣の河川で水害が発生しないよう調整する協議で、河川管理者の県土木事務所との確認事項を共通文書で記録、保存する。市町にも協力を呼びかける。 県議会産業委員会は、函南町での大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画を巡り、20
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伊豆ゲートウェイ函南「青春トマボナーラ」 酸味と甘みのハーモニー【道の駅 食探訪⑨】
函南町の「伊豆ゲートウェイ函南」は伊豆への玄関口として、県東部・伊豆地域の豊かな食を発信している。レストラン「グリーングリル キセツ」では、ご当地グルメ「函南カルボナーラ」をトマトでアレンジした一品が人気だ。 熟す前の摘果トマトを入れた「青春トマボナーラ」=写真=。摘果トマトのピクルスと完熟トマトをたっぷり使い、それぞれの食感と、酸味と甘みのハーモニーが楽しめる。乾燥させたトマトの粉末と沼津市戸田で作られる「戸田塩」を混ぜた「トマト塩」をトッピングして“味変”も。素揚げしたトマトが載り、見た目のインパクトも十分だ。 高浜享子社長(66)は「同年代の方にも味わってほ
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函南に「居場所カフェ」オープン 日生財団助成、多世代交流の場に
函南町社会福祉協議会は10月から、幅広い年代の町民が集まる居場所「あしたまたカフェ」を同町仁田でオープンしている。配食サービスの仕出店を改装し、誰もが気軽に交流できるスペースを提供する。町民の孤独を減らす重層的な取り組みは日本生命財団の「高齢社会地域福祉チャレンジ活動」として、2年間で計400万円の助成事業に認定された。 1月に休止した同町塚本の常設型居場所に代わり、新たなコミュニティーカフェとして開設した。月―土曜に無料で利用でき、現在は10人ほどが体操したりお茶を飲みながらおしゃべりしたりして交流を深めている。農産物の直売なども行われ、同社協は子育て世代や高齢者など年齢を問わずに町内全
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全国のワサビ求め バイクで走破 伊豆わさびミュージアム運営の2人 活用のヒント探る
コロナ禍でワサビを求めてオートバイの旅を始めた男性2人が10月、47都道府県の走破を達成した。函南町の伊豆わさびミュージアムなどを運営する山本食品の山本豊社長(60)と、同施設で屋内わさび田の造成に協力した水道設備業リブテックの野田始彦会長(56)。若者のワサビ離れもささやかれる中、各地で「日本特有のスパイス」の魅力を追った。 2020年6月の静岡市を皮切りに、愛知、岐阜、長野などのわさび田を目指してスタート。今年10月に訪れた最後の沖縄県まで走行距離は3万キロに上り、各地の食文化を通じてワサビに対する意識の違いや新たな活用法のヒントを探った。様子は映像に収めて編集し、山本社長が立ち上げた
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ちょうざめ加工品など販売 グルメや体験 函南で商工まつり盛況
函南町の商工業者による感謝祭「かんなみ商工まつり」(町商工会主催)が3日、商工会館前広場で開催された。 同町でブランド化を目指すちょうざめの加工品などさまざまなグルメを販売する26店舗のブースが並んだ。輪投げや射的なども人気を集めたほか、パトカー、白バイ、自衛隊車両の展示やミニSLの乗車体験も大勢の子供でにぎわった。ステージではチアダンスやしゃぎり、猫おどりなどが披露され、会場を盛り上げた。
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2023年春の県議選 岩田徹也氏出馬へ 函南町選挙区
函南町の自動車整備業経営、岩田徹也氏(46)=同町仁田=が2日までに、任期満了に伴う来春の県議選に同町選挙区(定数1)から立候補する意向を固めた。自民党函南町支部が近く党県連に公認を申請する。 岩田氏は取材に対し、子育て世代を含む若者も政治を身近に感じられるよう「町民、県民の声を聞いて形にしていきたい」とし、県との橋渡し役を担いながら「他市町の成功事例も学び、積極的に町に還元していく」と語った。同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設には反対の立場。防災力の向上や企業誘致にも力を入れる。 同町出身。町PTA連絡協議会長、町消防団分団長などを歴任した。同選挙区では現職広田直美氏(
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地元の仕事 やりがい学ぶ 函南町商工会、東中で職業講座
函南町商工会は1日、東中で職業講座を開いた。1年生約150人が受講し、地元15事業所のブースで仕事の内容や地域に貢献する思いなどについて耳を傾けた。 美容院「リッチミューズ」のブースでは美容師になるための進路や仕事のやりがいなどのほか、美容で使うはさみの使い方についても説明。生徒らはウィッグを使って髪を切る体験も行った。酪農王国オラッチェは地元に愛される特産の丹那牛乳などを紹介し、地域資源を発掘する大切さを強調した。 年間で計300万匹のニジマスを出荷する柿島養鱒(ようそん)は、1年を通じて安定供給できる全国でも数少ない同社の特徴を紹介。実際の魚を生徒に示しながら、幼魚から育てる養殖の流
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ふじのくに芸術祭 美術入賞作一堂に 6日まで浜松・中区
「ふじのくに芸術祭2022」(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の美術展が6日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 会場には266点の応募の中から入賞や入選した作品など172点を展示。パリを歩いた際の感動を表現した油彩や、「街」をテーマに制作した平面デザインなど多彩な作品がそろう。中でも、最高賞「県芸術祭賞」に選ばれ、浜名湖で拾ったという巻き貝をモチーフにした彫刻や、山嶺(さんれい)風景を題材にした立体工芸、函南町の水田を写した油彩が来場者の目を引いている。
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自殺願望者の対応学ぶ 函南でゲートキーパー研修
函南町はこのほど、自殺願望を抱く人に気付いて適切に対応する「ゲートキーパー」の養成研修会を町役場で開いた。町職員が受講し、自殺とうつ病の関係やゲートキーパーの心得などを学んだ。 講師を務めたエムオーエー奥熱海クリニックの佐久間哲也院長は、4人に1人が自殺願望を抱いたことがあり、コロナ禍で特に若者が多いという昨年の調査結果を示した。死にたい思いを誰にも相談しない人が7割に上り、「うつ病と同じ傾向」とした。自殺に関する誤解として、病院にかかれば自殺しない▽自殺者は心が弱い▽止められないのは周囲の責任―などを挙げた。 相手の言葉に共感する「傾聴法」についても説明し、沈黙を恐れず、賛同と理解、繰
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「メガソーラー同意得ず推進」 函南町 2事業者を公表
函南町は28日、仁科喜世志町長の同意を得ずに大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置を進めるトーエネック(名古屋市)、ブルーキャピタルマネジメント(東京)の2社を町条例に基づき公表した。同日付で経済産業省に対し2社に関する情報提供も行った。 町はメガソーラーの建設に町長の同意を必要とする条例を初めて適用し、業者に対して昨年10月に不同意を通知した。その後も同意を得る姿勢がない2社に指導助言、勧告を行ったものの、事業用地でボーリング調査を行うなど適切な対応が見られないため公表に踏み切った。業者側は弁明として「不同意となる理由がない」などと町に反論しているという。 固定買い取り制度(FIT)
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上空から「特殊詐欺注意」呼び掛け 三島署管内「非常事態」で初
管内で特殊詐欺の被害が多発している三島署は27日、県警ヘリを使って上空から詐欺への注意を呼びかける広報活動を行った。40件の発生件数は県内の警察署でトップ、被害額が5千万円超の現状を「非常事態」とし、県内初の取り組みとして実施した。 JR三島駅と同署の上空を15分間ずつ旋回し、「キャッシュカードを預かります、暗証番号教えては詐欺です」「仕事に失敗した、すぐにお金が必要は詐欺です」などと強調。管内では警察官や市職員、子供や孫をかたるサギ電話も多く確認され、「あなたの家にも必ず掛かってきます」と呼びかけた。 発生件数は前年を16件上回り、架空請求、おれおれ詐欺、キャッシュカード詐欺盗が大半を
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ごみ分別、減量の大切さ理解 函南・西小で講座 再生利用の仕組みも
函南町は24日、ごみ分別出前講座を西小で開いた。ごみ焼却場での社会科見学を予定している4年生が受講し、事前学習としてごみの分別、減量の大切さを学んだ。 町環境衛生課の職員が町民1人当たりが毎日出すごみと同じ重さのペットボトルを用意し、児童らは手に持ってごみの量を体感した。スチール缶は鉄製品に、新聞紙はチラシになるなど、分別によってごみが生まれ変わる仕組みも学び、リサイクルの重要性に触れた。ごみを減らすための目標として「食品ロスを出さないよう、もりもり食べる」「分別は2度、3度確認して正しく行う」などと意見を出し合った。 職員は「おうちで家族とも話し合い、みんなで取り組んでほしい」と呼び
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ニュースポーツ 誰でも安全、気軽に 函南で教室
函南町は23日、秋季ニュースポーツ教室を町体育館で開いた。25人が参加し、安全で誰もが気軽に楽しめるニュースポーツの魅力に触れた。 柔らかい円盤で的を当てる「ディスゲッターナイン」、目標のコーンを目指して円盤を投げる「スカイクロス」などに挑戦。円形ではないボールを1回バウンドさせてバレーボールのようなラリーを続ける「ふらばーる」では、跳ね返る方向を予測しながらボールを拾って相手のコートに返した。直径約120センチの「キンボール」を使った遊びも行われ、子供から大人までが夢中になって楽しんだ。
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浄水施設などで研修 モンゴルの技術者、川勝知事を訪問
生活排水処理に関する技術研修のため、静岡県を訪れているモンゴル・ドルノゴビ県の技術者ら6人が18日、県庁に川勝平太知事を訪ねた。 本県とドルノゴビ県が2012年度に本格着手した交流事業の一環。21年度から始まった3期目は「官民連携による未処理汚水改善プロジェクト」に取り組んでいる。施設運営だけでなく、現地での施設整備に役立つ具体的な排水処理計画や設計を学ぶ。 6人は10日に本県に入り、21日まで滞在する。函南町の狩野川東部浄化センターで計画や設計、維持管理の実習に臨み、小規模処理場を視察した。今後、静岡市内の中山間地の大規模浄化槽を見学する予定。 川勝知事は「技術が役立てていただけるの
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寺の絵画力作、カレンダーに 三島の団体
三島市などの寺院で住職の話を聞くイベントを開いている「みしまお寺めぐりの会」は、顧問の鈴木克彦さん(77)が各地で描きためた寺の絵を掲載した2023年のカレンダーを作製した。 カレンダーのタイトルを「お寺への誘(いざな)い」とし、同市や函南町の寺で描いた本堂の作品12点を月ごとに紹介。毎月2回の寺巡りは10年間で250回を数え、会員らが思い出深い寺院の絵画を選んで採用した。表紙は仏教で「厄よけ5色」とされる赤、青、黄、白、紫をデザインしたほか、三島や清水、函南両町のお寺マップも付いている。 800部作製し、一般千円、会員800円で販売している。問い合わせは同会<電090(8132)839
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「祈りの空間」表現し建築 函南・仏の里美術館10周年 設計者栗生明氏、記念講演
開館10周年を迎えた函南町のかんなみ仏の里美術館は15日、記念講演会を町文化センターで開いた。同館を設計した建築家の栗生明氏が「祈りの空間」と題して講演した。 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館、平等院宝物館・鳳翔館など全国各地の建物を設計した経験談を披露し、人間のみに与えられた「祈り」の空間を表現する意義について語った。被爆者への静かな祈りの場とするために建築物を地下に埋め、水を求めて亡くなった死者の鎮魂を思い水が感じられる施設を造るなど、建築に込めたさまざまな祈りと物語を紹介した。ピラミッド型のお堂を二つ並べた仏の里美術館では、念仏に熱心な地元住民の思いを「空間性に埋め込めないか」と考え
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「二宮金次郎」 10月22日に上映 三島南高同窓会
三島南高同窓会は22日、映画「二宮金次郎」の自主上映会(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)を函南町文化センターで開催する。 少年期の貧困やさまざまな苦境を乗り越えて成長する金次郎の一生を描いた作品。独自の手法で村の復興に取り組む金次郎と村民のやりとりなど、200年以上前の物語が題材になっている。実行委員会は「コロナ禍で混迷が深まる現代において、金次郎の姿はきっと多くの共感を生む」としている。 大人千円、高校生800円、中学生以下500円。親子、高校生のペア価格も用意している。午前10時半、午後2時15分スタートの2部制で、定員はそれぞれ630人。問い合わせはシエロホーム<電090
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盛り土、メガソーラー問題… 函南の課題、町長と語る ブロック懇談会
函南町の各地区で抱える課題について住民と町が意見を交わし、町政運営に生かすブロック懇談会「町長と語ろう」が7日夜、同町丹那の農村環境改善センターで始まった。29日まで町内の小学校区ごとに5ブロックで開催する。 初回の丹那小学区では、静岡県東部の業者が山中に造成した不適切な盛り土が議題に上がり、直下に生活する住民の不安や怒りについて地元区長が意見を寄せた。違法行為であれば「逮捕されるのが当然」としつつ、事業者が罰則を受けることで撤去作業が進まずに盛り土が放置される懸念も示し、町に対し「元に戻してほしいという住民の思いを一番に考え、粘り強く実効性ある指導をしてほしい」と訴えた。 都内の業者が
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函南メガソーラー 事業者、許可後に計画修正 県議会審査で静岡県報告
函南町での大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画を巡り、県議会産業委員会は7日、2019年に県が都内事業者に林地開発を許可した経緯を検証する集中審査を行った。県側は現在、事業者に計画内容の修正を求めていて、修正計画が県の審査基準に適合するか確認を終えるまで事業着手しないよう指導していると報告した。同委員会は今後も審査を継続する。 20年の環境影響調査の地元説明会で事業者が提出した資料と、林地開発許可の申請書類の内容が異なっていたことから、県が報告を求めたところ、降雨時の集水区域の設定が申請時より広がっていたという。浅井弘喜森林・林業局長は「県民が大規模開発に関心を持っていることは十分承
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労災防止活動で表彰 静岡県産業安全衛生大会
静岡県労働基準協会連合会(浅井伸祐会長)は5日、労災防止活動で優秀な成績を残した事業所と個人を表彰する県産業安全衛生大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 経営者や労務・安全衛生担当者ら約200人が参加し、安心して健康に働くことができる社会の実現を目指す大会宣言を採択した。特別講演では、海上技術安全研究所の吉村健志主任研究員がヒューマンエラーの原因と対策について解説した。 表彰を受けた団体・個人は次の通り。 【静岡労働局長表彰】優良賞 三井住友建設鉄構エンジニアリング・横河NSエンジニアリング特定建設工事共同企業体(御殿場市)アーレスティテクノサービス(浜松市)JX金属プレシジョン
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「危険性高い」 静岡県、応急工事費を補正予算計上 函南の不適切盛り土
静岡県は函南町丹那で確認された盛り土4カ所のうち、同一業者が施工したとみられる3カ所について、早急に安全確保が必要として安定性の調査と応急対策工事の費用を県議会9月定例会提出の補正予算案に計上した。6日から県議会で委員会審査が始まる。 県は2021年7月に熱海市伊豆山の大規模土石流が発生した後、県内の盛り土総点検を行い、不適切とみられる盛り土196カ所を確認した。函南町の盛り土は町からの情報提供で把握し、現地で調べた結果、危険性が最も高いグループに分類した。 特にソーラーパネルのすぐ南側に施工された盛り土は急斜面に造成されている上、排水設備もなく「大型台風などが直撃すれば、流出する可能性
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函南の山中に不適切盛り土 直下に住宅、住民募る不安 改善見られず
函南町丹那の山中に造成された不適切な盛り土が住宅地の近くで危険な状態で放置されている。現場周辺には約30世帯が暮らし、盛り土から最も近い住宅の距離は100メートルほど。地元からは施工業者に撤去を求める要望書が出され、町も昨年7月に安全な地形への回復を指示する措置命令を発出したが改善はみられない。「雨が降る度に怖い」と、住民の不安は日増しに高まっている。 地元住民によると、2019年10月の台風19号で山中が崩れたため、復旧作業を行う名目で県東部の業者が20年4月から現場に入り始めた。ところが業者は次々とダンプカーで土砂を運び入れ、「みるみるうちに盛り土を造成していった」という。元々は軽乗用
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静岡市と川根本町に土木職員派遣 県庁で壮行会 台風15号被害
静岡県は5日、台風15号で被害を受けた静岡市と川根本町に「ふじのくに災害復旧支援隊」の土木技術職員計4人を派遣した。約2カ月間にわたり河川や道路などの公共土木施設の災害復旧に当たる。 県庁で壮行会があり、太田博文交通基盤部長は「近年まれに見る大きな災害で、いまだに全容がつかめていない。市町の職員と連携や情報共有を図り、地域住民に寄り添って業務を遂行してほしい」と激励した。 静岡市に派遣される沼津土木事務所都市計画課の河原崎武主幹(53)は「(被災者が)一日も早く以前の生活を取り戻せるよう災害復旧に全力を尽くす」と決意を述べた。被災箇所の調査や災害復旧に必要な査定設計書の作成業務などを担う
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21年度決算認定 函南町議会閉会
函南町議会9月定例会は5日、最終本会議を開き、2021年度一般会計決算案などを認定、22年度の一般会計補正予算案を可決して閉会した。 同決算案は最終予算額145億700万円に対し歳入が146億200万円、歳出が139億3千万円で、翌年度繰越金を差し引いた実質収支は6億6800万円の黒字。貯金に当たる年度末の財政調整基金は15億6600万円で、年度当初から約7億円増加した。取り崩し額と積立額を加味した実質単年度収支は9億500万円の黒字となった。 財政の弾力性を表す経常収支比率は82・7%。財政規模に対する地方債の返済割合を示す実質公債費比率は0・2ポイント減の6・0%、将来負担比率は19
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地方創生へ 包括連携協定 函南町とダイハツ沼津販売
函南町はこのほど、ダイハツ沼津販売(沼津市)と地方創生に関する包括連携協定を町役場で結んだ。 同社は町内に店舗を構え、これまでもコミュニティカフェ「D―Cカフェ」を開催するなど地域とのつながりを強めている。今回の協定により高齢者向けの安全運転講座や認知症サポーターの養成、大規模災害時における復旧車両の支援などさまざまな連携を想定している。池原勉社長は「地元の人の笑顔、活気のためにもっと貢献したい。何か役に立てないかと常に考えていきたい」とあいさつした。 協定書を交わした仁科喜世志町長は「誰ひとり取り残さず、みんなが健康に暮らせる社会は行政だけでは実現できない。民間の判断力を寄せてもらい、
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富士急が遊覧船事業 芦ノ湖 伊豆箱根鉄道から譲受
富士急行は3日、伊豆箱根鉄道が神奈川県箱根町の芦ノ湖で運営している遊覧船事業を同社から譲受することで合意したと発表した。富士急行が主力の一つとしている富士五湖から箱根、熱海にかけての観光エリアの誘客を加速させる。 遊覧船3隻を運航するほか、芦ノ湖の4港(湖尻、箱根園、元箱根、箱根関所跡)とレストハウスがある「箱根 湖尻ターミナル」も事業対象とする。来年3月に富士急グループの事業となる。伊豆箱根鉄道が元箱根と箱根関所跡の両港で営業する飲食店と物販事業は、同社が引き続き運営する。 遊覧船は「箱根 芦ノ湖遊覧船」として1日10便運航。定期航路として各港を往復する。船上からは箱根関所や箱根神社の
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函南町、還元率100%の商品券 3日から販売
函南町は3日から、還元率100%のプレミアム付商品券を販売する。自宅に届けられる購入引換券を持参し、郵便局やJAふじ伊豆などで購入する。 町民1人につき6千円分の商品券を3千円で販売する。このうち、町内全ての登録店舗で使える商品券が3千円で、残りは地域振興券として店舗面積が千平方メートル以下の中小事業者のみで利用できる。販売、利用期間は10~12月。 問い合わせは同町商工会<電055(978)3995>へ。
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函南町 デマンドタクシー始動 桑原・奴田場、65歳以上町民対象
函南町は1日、交通空白地域の同町桑原区、奴田場区で65歳以上の町民を対象にしたデマンドタクシーの実証運行を開始した。来年3月末まで。昨年の試験運行で寄せられた利用者の声を踏まえ、より利便性の高い運用を実施して本格運行につなげる。 65歳以上の両区民は事前に会員登録を行い、設定された10便のうち利用したいタクシーを事前に予約する。それぞれの自宅とJR函南駅、近くにある山口医院の区間を往復し、運賃は1人300円(乗合は100円引き)。途中下車はできないものの、函南駅のバスや電車との接続も考えてタクシーの発着時間を調整している。 昨年の実証試験で利用した計55人のほとんどが午前中に乗車したた
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回覧板で「詐欺防げ」 被害続発の三島、対策や警察の電話番号記載
家族や市職員、警察官などを装って現金をだまし取る特殊詐欺の被害が相次ぐ中、三島市は不審電話への注意点や対策、通報する警察の電話番号などを記した回覧板を各地に配布する。三島署管内で発生した今年の特殊詐欺件数は県内の警察署で最多。被害額は4300万円に上り、市は日常的に目にする回覧板で被害の未然防止を図る。 市と「健康づくりに関する協定」を結ぶ明治安田生命保険が製作し、1775冊を市に寄贈した。通常は広告を掲載する回覧板の中面に「特殊詐欺に注意!」と記し、電話で「お金、キャッシュカード、暗証番号」の話題は相手が誰でも詐欺を疑うよう訴えている。市役所で寄贈式に出席した内田一弘署長は「だまされるの
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静岡人インタビュー「この人」 県社会人リーグ1部 サッカークラブ「SS伊豆」代表理事 片岡大輔さん(函南町)
2016年、「伊豆半島から世界へ」を合言葉にクラブを設立。東駿河湾3部リーグ(J12相当)から5年連続で昇格し、10月に鹿児島県で開かれる全国社会人サッカー選手権全国大会に初出場を決めた。37歳。 -チーム設立の経緯は。 「プロ選手を目指して中学卒業後にイングランド、スペインに留学した際、週末は各町のスタジアムで試合観戦するサッカー文化に衝撃を受けた。帰国後、プロを諦めたものの草サッカーでは物足りず、国内のアマチュアチーム層の薄さを痛感。あえてプロを目指さないチームを創設した。2年前にセカンドチームも設け、トップから漏れても頑張れる環境を整えた」 -活動形態は。 「メンバー26人中1
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低所得世帯に緊急支援5万円 函南町、価格高騰受け
函南町は27日の定例記者会見で、電力やガス、食料品などの価格高騰の影響を受けやすい低所得世帯に対して5万円の緊急支援給付金を支給する考えを示した。関連費用の2億1300万円は全て国費を財源に充て、10月5日の町議会9月定例会最終日に補正予算案を提出する。 対象は本年度の住民税が非課税か、1~12月に家計が急変して世帯収入が非課税相当になるなどの条件を満たす約4千世帯を想定している。11月から確認書を対象世帯にそれぞれ送付し、来年1月末までに提出してもらう。確認でき次第、順次支給するという。
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危険度高い盛り土4カ所、代執行も視野 静岡県議会代表質問
静岡県議会9月定例会は26日、自民改革会議の鈴木啓嗣氏(浜松市西区)とふじのくに県民クラブの田内浩之氏(湖西市)が代表質問を行った。川勝平太知事は県内の不適切な盛り土を巡り、早急に安全性の確保が必要な盛り土4カ所について安定性の調査と応急対策工事を行う方針を示した。盛り土の撤去が見込めない場合には行政代執行も視野に入れる。鈴木氏への答弁。 熱海市伊豆山の大規模土石流発生後に実施した盛り土総点検や「盛り土110番」による情報提供などを通じ、県が確認した県内の不適切な盛り土は196カ所に上る。 県盛土対策課によると、安全性の確保が必要な盛り土4カ所の内訳は沼津市1カ所と函南町3カ所。伊豆山の
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静岡から世界へ K-POPで躍動 リトルステップファクトリー 10月の大会へ意気込み
韓国の外務省が主催する歌とダンスの世界大会「K―POPワールドフェスティバル」に、日本代表として出場する静岡市のチーム「リトルステップファクトリー」のメンバーがこのほど、市役所静岡庁舎に田辺信宏市長を訪ね、「優勝を目指す」と抱負を語った。 メンバーは同市の滝沢咲来さん(21)、出田こ子さん(17)、佐野岳登さん(17)、沼津市の滝山翔太さん(22)、島田市の篠ケ谷歩夢さん(21)、函南町の佐藤光翼さん(20)の男女6人。それぞれ「海外の人に日本はすごいと思ってもらえるパフォーマンスをしたい」「全力でステージを楽しみたい」などと意気込んだ。 同チームは6月に札幌市で開催された日本地域予選で
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函南町文化祭 3年ぶり、多彩な作品316点並ぶ
函南町文化祭が23日、町文化センターで開幕し、町内の各団体が手がける多彩な作品が展示された。前期展示は25日まで。後期の作品展と芸能発表会は10月1、2の両日に文化センターで行われる。 作品展と芸能発表の両方が行われる文化祭は3年ぶり。前期は絵手紙や手芸、ステンドグラスなど多彩な316点を展示した。風景や植物をモチーフにしたちぎり絵や写真、手編みのベストやパッチワークなどが並び、注目を集めた。ひょうたん根付けの製作や茶道のお点前などの体験コーナーも設けられ、大勢の来場者でにぎわった。 展示、体験は25日まで行われ、前期の最終日は将棋と囲碁の大会も開かれる。後期の2日間は絵画や華道の体験教
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ポロシャツを着て函南の魅力発信 丹那牛乳や西瓜デザイン 若手職員有志がロゴ作成
函南町の若手職員有志による「函南魅力発信倶楽部」は、丹那牛乳や函南西瓜(すいか)など同町の特産品をイメージしたオリジナルのロゴを作成し、ポロシャツにプリントして地域資源のPRを始めた。業務中の職員がポロシャツを着て町の魅力を発信するほか、いずれは役場外の他施設でもロゴの周知を図る方針。 ロゴは同町で盛んな酪農の牛と函南西瓜を盛り込んだデザイン。牛の顔には黒い模様の中に町の地形を白く描き、周りをスイカのツルや花をイメージしたイラストで囲んだ。「KANNAMI」の文字も力強く書き添えている。 同倶楽部は本年度から20~40代の若手職員で発足し、地域資源を町内外に発信しようとロゴの開発を企画。
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函南町は26日から オミクロン株対応ワクチン 新型コロナ
函南町は20日、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチンの接種を26日から始めると発表した。3回目以降の接種が対象。基礎疾患のない18~59歳の町民に対する4回目の接種券は、3回目を受けた順に9月中から発送を開始する予定。 26日以降に3、4回目を接種する場合は全てオミクロン対応のワクチンを使用する。10月8日からは集団接種も再開し、土日祝日を中心に保健センターで実施する予定という。12歳以上で2、3回目の接種から5カ月が経過した町民が対象。町コールセンター<電0570(00)5676>かインターネットで申し込む。
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「鎌倉殿」函南とゆかりは 観光振興セミナー 小和田さんが解説
函南町観光協会は16日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する源頼朝や北条氏などと同町の関係を学ぶ観光振興セミナーを同町文化センターで開いた。静岡大名誉教授の小和田哲男さん(文学博士)が講師を務め、学説や地域に残る歴史的な資源とのつながりについて解説した。 平治の乱で敗れ伊豆に流された頼朝が、北条時政の娘政子と結婚したのは既に平家の勢いに陰りが見えた時期だったとし、時政も「うまくいけば世に出られると考えたのでは」と推察。源氏再興の密議を行ったとされる高源寺や法華経を埋納した六萬部寺、石橋山の戦いで討ち死にした時政の嫡男宗時を供養した阿弥陀三尊像と桑原薬師堂など同町に残る史跡との関係性につい
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健康、福祉などで協力 函南町と日生沼津支社協定
函南町はこのほど、日本生命保険沼津支社と包括連携協定を結び、町民の健康増進や福祉、子育て支援などに向けて幅広く協力する意向を確認した。 函南町を営業エリアの一部とする同支社は顧客訪問の際に高齢者の見守りにつなげたり、がん検診の受診やスポーツイベントの参加を呼びかけたりして町の取り組みをサポートする考え。町役場で協定書を交わした仁科喜世志町長は「行政サービスは官民一体で進めることで実効性が格段に高まる」と期待し、十河健二支社長は「町内を担当エリアとして業務に従事する職員は100人近い。日々の活動を通じて地域貢献ができると思う」と語った。
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新会長に藤吉氏 ソロプチミスト駿河
国際ソロプチミスト駿河はこのほど、第45期理事会メンバーを決めた。新会長には藤吉智子氏(函南町)が選ばれた。 このほかのメンバーは次の通り。 副会長 服部鈴子(裾野市)▽セクレタリー 高田千恵子(長泉町)▽C・セクレタリー 平野安子(裾野市)▽トレジャラー 真田美和(裾野市)▽一年理事 野木明美(三島市)▽二年理事 舟橋智子(三島市)▽デレゲート 平野安子、金子哲子(沼津市)
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悩み隠さず打ち明けよう 函南東中生、SOS出し方学ぶ
函南町立東中は15日、多感な思春期を迎える生徒が精神的なストレスへの対応や助けを求める方法を学ぶ「SOSの出し方講座」を同校で開いた。 エムオーエー奥熱海クリニックの佐久間哲也院長が講師を務め、人によって異なるストレスの原因と自ら解決しようとする耐性について説明した。心にはストレスを受けてへこんだゴムボールが元に戻ろうと反発するような作用がある一方、限界を超えると破裂して自力での回復が困難になってしまうという。自分を責めたりネガティブな部分を過大に受け止めたりする「ゆがみ思考」が一因で、支えてくれる人、時間、環境が心を修復する「三つのくすり」になると述べた。 特に自分の気持ちを吐露する大
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三島市長選で豊岡氏推薦決定 連合静岡
連合静岡は14日、執行委員会を静岡市駿河区で開き、任期満了に伴う三島市長選(12月11日告示、18日投開票)に4選出馬を表明している現職豊岡武士氏(79)の推薦を決めた。連合静岡沼駿三田地域協議会が上申していた。 このほか、来春に予定される県議選に立候補を見込む現職の広田直美(52)=函南町=、曳田卓(68)=沼津市=の両氏の推薦も決めた。
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函南少年野球クラブがV 静岡県学童軟式、掛川で大会
第1回キャタラートーナメント県学童軟式野球大会(県野球連盟主催)の決勝が11日、掛川市の大東総合運動場で開かれた。函南町の函南少年野球クラブが藤枝市の青島ホークス野球スポーツ少年団を13対3の大差で破り、優勝した。 同大会は新型コロナウイルス禍で計画から2年間開催できず、3年越しに初めて開催した。4日から始まり3日間、県内30支部から勝ち上がった40チームがトーナメント方式で戦った。 函南少年野球クラブは打ち勝つ野球で相手を圧倒。松木忠彦監督(59)は「よく練習をする子どもたちなのでその成果が出たと思う」と選手をねぎらった。 3位は静岡南オーシャンズスポーツ少年団、清水町ドリームキッド
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9月定例会開会 函南町議会
函南町議会9月定例会は6日開会し、会期を10月5日までの30日間と決めた後、5氏が子育て支援策の拡充や防災対策などについて一般質問を行った。 同定例会では歳入歳出にそれぞれ9億5900万円を追加する一般会計補正予算案や、2021年度一般会計歳入歳出決算案などについて審議する。盛り土の規制強化に向け、町土砂等による土地の埋め立て等の規制に関する条例の適用範囲の下限を事業区域千平方メートル、土砂等の量千立方メートルからそれぞれ500平方メートル、500立方メートルに変更する条例改正案も上程される。 一般質問は7日も行われ、4氏が登壇する。
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鎌倉の特別展から阿弥陀三尊像戻る 函南・仏の里美術館
鎌倉時代の合戦で敗れ、命を落とした北条宗時を弔う阿弥陀(あみだ)三尊像がこのほど、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて特別展を開催していた鎌倉国宝館(神奈川県)から所蔵元の仏の里美術館(函南町)に帰館した。 同美術館によると、北条義時の兄宗時は石橋山の戦いで敗走し、同町桑原で討たれたとされる。父の時政は宗時の魂を弔うため、極楽浄土へ導く阿弥陀三尊像を造ったという。大仏師の実慶が手がけ、現在は国の重要文化財として仏の里美術館で常設展示されている。 特別展ではドラマに登場する義時や源頼朝、頼家の時代や人物にゆかりの作品を集め、阿弥陀三尊像も7月2日~8月21日の期間中は鎌倉国宝館に貸し出さ
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牛乳パック型の乗車券発売 伊豆箱根鉄道、1日乗り放題+特典も
伊豆箱根鉄道(三島市)は1日から、函南町の酪農王国オラッチェと連携し、同町特産の丹那牛乳のパックをデザインした駿豆線(三島―修善寺)の1日乗り放題乗車券を発売する。来年3月末まで。 乗車券は縦20センチ、横9センチの大きさで、通常は消費期限が記されるパックの上部に乗車の有効期間を印字する。乗車券を提示するとオラッチェでは動物の餌が一つ無料になり、道の駅伊豆ゲートウェイ函南(同町)の観光案内所では丹那牛乳ミルクの湯か白いチョコレートがプレゼントされる。10月11日までは、丹那牛乳のヘッドマークを付けた車両も駿豆線を運行する。 発売枚数は千枚で、税込み1040円。駿豆線の5駅か通信販売いずっ
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牛乳パック型の乗車券発売 伊豆箱根鉄道、1日乗り放題+特典も
伊豆箱根鉄道(三島市)は1日から、函南町の酪農王国オラッチェと連携し、同町特産の丹那牛乳のパックをデザインした駿豆線(三島―修善寺)の1日乗り放題乗車券を発売する。来年3月末まで。 乗車券は縦20センチ、横9センチの大きさで、通常は消費期限が記されるパックの上部に乗車の有効期間を印字する。乗車券を提示するとオラッチェでは動物の餌が一つ無料になり、道の駅伊豆ゲートウェイ函南(同町)の観光案内所では丹那牛乳ミルクの湯か白いチョコレートがプレゼントされる。10月11日までは、丹那牛乳のヘッドマークを付けた車両も駿豆線を運行する。 発売枚数は千枚で、税込み1040円。駿豆線の5駅か通信販売いずっ
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詐欺未然防止に貢献 コンビニ店員2人に感謝状 三島署
三島署は29日、特殊詐欺の被害を未然に防いだ函南町のセブン-イレブン函南柏谷店と同店員の前島稀歩さん(25)、栗原隆之助さん(24)に感謝状を贈った。前島さんは3月にも被害を防止したとして、県警の「特殊詐欺被害防止マイスター」に認定された。 同店では7月27日、70代の男性がインターネットのサイト利用料を支払うとして30万円のギフトカードを購入しようとした。レジ担当の栗原さんと前島さんは不審に思い、店の事務所で男性を説得して警察に通報した。 男性は支払う金額、送付先、カードの種類などについて詐欺の犯人に細かく指示されていたという。 前島さんは「犯罪が身近に迫っていることをあらためて感じ
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抗原検査キット 函南町が無料配布、18~39歳対象
函南町は25日、新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関の逼迫(ひっぱく)を防ぐため、18~39歳の町民を対象に抗原検査キットの無料配布を始めた。 基礎疾患や妊娠症状がなく、自分で検査できるのが配布を受ける条件。陽性になった場合は「自己検査・療養受付センター」に登録し、軽症の間は医療機関での受診と薬の処方を希望しない。検査キットは鼻腔(びくう)をぬぐうタイプで、町のホームページから申し込むと宅配便で検査キットが自宅に届く。 配布は1人1回のみ。町は3100回分の検査キットを用意し、なくなり次第終了とする。問い合わせは同町健康づくり課<電055(978)7100>へ。
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部活動の地域移行議論 函南の教育会議、ALT活用方法も探る
函南町総合教育会議が24日、同町役場で開かれ、教員の負担軽減に向けて国が提言する部活動の地域移行、外国人指導助手(ALT)の効果的な活用などについて現状と課題、今後の方針を話し合った。 町内の中学2校では1、2年生のみで試合が成立しない部活動もある中、地域への移行により複数校のチーム編成が可能になる、専門的なコーチの指導が受けられる―などのメリットが考えられるという。一方、部活動の顧問と外部コーチで認識が異なる場合も想定され、教育委員は「真逆の指導があった場合に中学生が対応できるのか」などと指摘した。勝利至上主義による過剰な指導や保護者の経済的な負担なども課題に上がり、町教育委員会は今後精
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田方農高生 町政に質問、町長らが答弁 函南で高校生議会
田方農業高(函南町)の生徒による「町高校生議会」が23日、同町議場で開かれた。町政に対する疑問や思いに基づいて高校生が質問し、仁科喜世志町長ら町幹部が答えた。 生徒5人が議員席に座り、町民の健康維持や図書館の利用促進などについて質問を寄せた。小中学生に貸与しているタブレット端末の目的外使用を防ぐ対策や、ICTを活用した他市町の学校との連携などを尋ねると、久保田浩子教育長らが「カテゴリー別に使用をブロックし、履歴は確認できる」「西伊豆町の学校と地域を紹介し合う取り組みを行った」などと答弁した。 特定健診の無償化については、仁科町長が「減額も含めて効果を確かめ、他市町の状況を踏まえて考えてい
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函南・十国峠山頂 「パノラマテラス」オープン 絶景広がる
富士山や駿河湾を望む函南町の十国峠山頂に11日、360度の絶景が広がる「パノラマテラス1059」がオープンした。天空をイメージしたメニューを提供するカフェも開店し、初日から大勢の観光客が訪れた。 伊豆、駿河、遠江、甲斐など戦国時代の10国が見渡せたとされる十国峠は、眼下に広がる駿河湾や相模湾、そびえ立つ富士山も一望できるビュースポット。冬場の空気が澄んだ時期には東京のスカイツリー、横浜ランドマークタワーなども肉眼で見えるという。パノラマテラスにはデッキが設置され、標高770メートルの山頂エリアまではケーブルカーが運行されている。 オープニングセレモニーでは伊豆ジュニアブラスの演奏に続き、
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函南町長が新型コロナ感染
函南町は11日までに、仁科喜世志町長(72)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同日から10日間の自宅療養を行い、22日の公務復帰を予定している。 10日朝にのどの痛みを感じたため医療機関を受診し、陽性が判明した。感染経路は不明。9日まで公務に当たっていたが、職員や面会者などの濃厚接触者はいないという。療養期間中は職務代理者を置かず、町と常時連絡体制を取って自宅で執務に当たる。
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交通安全の集い 三島、函南の保護者ら
三島市、函南町の交通安全保護者の集いがこのほど、同町文化センターで開かれ、両市町の園児や小中学生の子どもを持つ母親ら60人が交通安全意識を高めた。 三島署員の講話では危険予知トレーニングが行われ、自動車を運転中に潜む危険を確認。参加者は自動車が走行する映像を見ながら、危険を感じる場面でボタンを押した。路肩に駐車中の車が死角となって歩行者や自転車が急に飛び出したり、交差点で右折待ちをしているトラックの後ろから直進の車が向かってきたりと、日常的に事故が起こりやすい状況を学んだ。 同署管内の両市町で2日までに発生した今年の人身事故は332件(前年比13件減)、死者は2人(1人増)。横断歩道上で
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猫おどり 町民メーク、息合わせ披露 函南で3年ぶり
猫の伝説が残る函南町の一大イベント「かんなみ猫おどり」(同実行委員会主催)が6日、同町の川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で開かれた。 「夜になると人間の言葉を話し、踊る猫」という同町軽井沢に伝わる民話を元に続けている恒例行事。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となる今年は規模を縮小し、感染対策も行いながらにぎやかなステージを繰り広げた。 町民有志で結成する「ブルーキャッツ」がそろいの衣装と口元の“猫メーク”姿で登場し、音楽に合わせて息の合った猫おどりを披露した。 会場には出店が並び、大勢の来場者でにぎわった。花火も打ち上げられ、夜空を華やかに彩った。 &nb
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3個人6団体、共同参画貢献 知事褒賞授与式
静岡県は3日、県が条例で定めた男女共同参画の日(7月30日)に合わせ、県内の3個人6団体に知事褒賞を贈った。女性の活躍推進や子育て支援、働きやすい環境づくりなどに取り組んだ功績をたたえ、県庁で授与式を行った。 受賞したのは静岡女性史研究会の大塚佐枝美代表(静岡市葵区)や県人権擁護委員連合会の仁科恵子理事(函南町)、浜北女性の会(浜松市浜北区)など。授与式では川勝平太知事が褒状を手渡し、「皆さんの活躍が県の模範になっている」とたたえた。 県の男女共同参画の日は、1876年7月30日に浜松県公選民会の代議人選挙で島田市の女性が初めて投票権を行使したことを記念して制定された。 そのほかの受賞
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地域住民とアーティストの交流促進 12団体が38人受け入れ
静岡県民の創造活動を支援する組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は、地域住民とアーティストの出会いと交流を促進する取り組み「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」に参加するアーティストと受け入れ団体を発表した。 MAWは2021年度に続く2回目。8月上旬から11月中旬まで県内外38人のアーティストが順次、県内に拠点を置く12団体の活動エリアに4~7日間滞在し、フィールドワークや地域住民との意見交換会を行う。 アーティストに各地域の魅力発信や新しいプロジェクトの創出を担ってもらい、地域の未来につなげるのが狙い。5月下旬から7月上旬までそれぞれ募集し、23都府県の121人、13団体
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函南・十国峠 展望テラス、カフェ改装
函南町の十国峠ケーブルカーとレストハウスは11日、十国峠山頂の展望テラスと、ケーブルカー山頂駅1階のカフェをそれぞれリニューアルオープンする。富士山や駿河湾を一望できる山頂で、寝転びながら絶景を楽しんだり、地元の農産物を使ったスイーツを味わったりできる場所に生まれ変わる。 展望テラスは「パノラマテラス 1059」と名付け、富士山を一段高い場所から望むスペースや、駿河湾などの景色を楽しめるハンモック付きのデッキを設ける。「十国峠」の文字をかたどったモニュメントなど、撮影スポットも新設する。 カフェは天空のイメージから店名を「TENGOKU CAFE(テンゴクカフェ)」とした。静岡茶を使い、
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地域経済再生へ 定例会で連携確認 駿豆地区商工振興懇話会
静岡県東部の10の商工会議所と商工会で構成する「駿豆地区商工振興懇話会」(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、第121回定例会を清水町商工会で開き、物価高や消費減退など厳しい局面にある地域経済再生へ連携していくことを確認した。定例会は年3回ほど持ち回りで開催。今回は各団体の22人が出席した。紅野会長は「物価高、コロナ、ロシアのウクライナ侵攻など経済情勢は不透明。行政との連携も深めたい」と強調。清水町商工会の仲田敏道会長は、小規模事業者は一層厳しい現状に置かれているとし、「情報交換など定例会を有意義な内容にしていきたい」と話した。 県東部地域局の板垣孝博局長の講話も行った。 懇話会の
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函南町が経済支援へ プレミアム券と農業補助金事業
函南町は26日、新型コロナウイルスやロシアによる軍事侵攻の影響を受ける地域経済対策として、還元率100%のプレミアム商品券の販売を10月から始めると発表した。燃料や資材の価格高騰が続く農業の支援金事業も開始する。8月4日の町議会臨時会で関連予算を盛り込んだ補正予算案を提出する予定。 町民1人当たり6千円分の商品券を3千円で販売する。このうち、町内全ての登録店舗で使える商品券が3千円で、残りは地域振興券として店舗面積が千平方メートル未満の中小事業者のみで利用できる。販売、利用期間は10~12月で、希望者は事前に送付された引換券を持参して町商工会や郵便局、コンビニなどで購入する。 農業支援金
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静岡県の開発許可に疑問 函南・メガソーラー 県議会自民PT視察
函南町軽井沢で計画が進む大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業の検証に向け、静岡県議会最大会派の自民改革会議が立ち上げたプロジェクトチームが25日、現場を視察した。事業への「不同意」を表明する仁科喜世志町長らとも面談し、林地開発許可を巡る業者や県のやりとりも含めて「正面から議論し、問題があれば正していく」と語った。 同事業は、東京ドーム13個分になる約65ヘクタールの事業用地に計10万枚のソーラーパネルを設置する。雨水をためる調整池から近くの川に水を放流する計画だが、管理する町との河川協議が実施されていない疑いが浮上している。2019年に県が業者に出した林地開発許可では河川協議が「実施済み
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高齢者の薬服用 適切に 函南で多職種連携研修会
函南町はこのほど、在宅医療、介護をサポートする医師や薬剤師、訪問看護師らが日頃の課題を考える多職種連携研修会を町役場で開いた。オンラインも含めて80人が参加し、定期的な薬の服用を継続させる方法について話し合った。 函南ベリー薬局(同町)の荒井将人さんが高齢者の薬物療法における問題点として、認知機能や視力、聴力の低下に伴う飲み間違えや飲み忘れ、紛失などを挙げた。自宅に薬を届けた際に残薬を確認しているほか、カレンダーに薬をセットするなど適切な服薬を支援する取り組みも紹介。訪問看護師やケアマネジャー、医師など在宅医療や介護を支える他職種連携の重要性を強調した。 グループワークでは日常業務で感じ
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トウモロコシ畑の巨大迷路オープン 函南町・オラッチェ
酪農の飼料用トウモロコシ畑を活用した巨大迷路が23日、函南町丹那の酪農王国オラッチェでオープンした。広さ約6千平方メートルの休耕田を活用し、トウモロコシを刈り取って設けたコースが挑戦者を待ち受けている。 同地区で盛んな酪農の飼料用トウモロコシは高さ2メートルほどに成長し、畑に植えられた約4万本が視界を遮って迷い込ませる。コースはオラッチェのスタッフが考え、今年はルートを増やしたために難易度は例年と比べて「やや高め」。3カ所のチェックポイントが設置され、参加者はスタンプを集めてゴールを目指す。 初日から大勢の親子連れが訪れ、行き止まりを引き返したり声を掛け合ったりしてコースを進んだ。スタッ
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経済支援策を要請 町議会最大会派に函南町商工会
函南町商工会は19日、町議会最大会派の清風会との意見交換会を同商工会館で開き、新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされる地域経済の支援策を要請した。 住宅や店舗の改装工事費を町が一部補助する「リフォーム助成事業」は当初予算の800万円が底を突きかけ、さらなる予算確保を求めた。大規模工事では大企業の1社が落札する入札方法を見直し、費用は掛かるものの業務の細分化などで地元業者も受注できる仕組みを取り入れるよう訴えた。プレミアム商品券の「かんなみ応援チケット」による経済効果についても説明した。 会派長の中野博議員は「要望は持ち帰って会派で精査し、できる限りの商工業支援をしていきたい」と語った。
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函南・メガソーラー 災害危険性「高い」 県議9人現地視察
静岡県議会第2会派のふじのくに県民クラブは18日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が進む函南町軽井沢を視察した。地質学者の塩坂邦雄氏から説明を受けながら、事業に伴う土砂災害や水害の危険性を確認した。 同事業は東京ドーム13個分になる約65ヘクタールの事業用地に計10万枚のソーラーパネルを設置する。南北に走る活断層の真上に雨水をためる巨大な調整池が建設される計画で、沢の下流に広がる丹那盆地には小学校や住宅が並ぶ。危険性を訴える地元の反対グループ「丹那の自然と生命を守る会」は6月、県が2019年に出した林地開発許可の検証を求める請願を県議会に提出。全会一致で採択され、同日は県議9人
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熱海市議 泉明寺氏 市長選出馬の意向
熱海市議の泉明寺みずほ氏(51)=同市桜町=が13日までに、任期満了に伴う市長選(9月4日告示、11日投開票)に無所属で立候補する意思を固めた。近く正式に出馬表明する。関係者への取材で分かった。 泉明寺氏は、大規模土石流に見舞われた伊豆山地区の復旧復興について「一丁目一番地の課題だが、行政と市民の対話が不足し、停滞している」と指摘。「自ら現場に足を運び、さまざまな声を尊重することで、住民生活を豊かにしたい」と述べ、教育・福祉の充実、女性活躍社会の推進にも意欲を示した。 函南町出身。国学院大大学院修了。熱海市の今宮神社宮司。15年の市議選で初当選し、現在2期目。副議長などを歴任した。 4
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函南に東京の和食専門学校生 ワサビの特徴やすりおろし学ぶ
東京すし和食調理専門学校(東京都)の学生が12日、函南町の伊豆わさびミュージアムと酪農王国オラッチェを訪れ、地元食材の特徴や野菜残さの堆肥化について学んだ。 わさびミュージアムでは運営する山本食品の山本豊社長がワサビの種類や辛さの理由などを紹介し、すりおろし方のこつとして「よりクリーミーに、空気をできるだけ含ませる」とアドバイスした。アルミやサメ肌、同社製の「鋼鮫(はがねざめ)」など、すりおろす板によって空気の含み具合が変わる様子も実演。異なる道具でおろしたワサビを水に入れ、空気の含有量によって浮き沈みの違いを披露した。 オラッチェでは今春から、同校がかつらむきの練習で使うダイコンの残
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函南町、264人分税額変更 一部データ取り込み漏れ
函南町は5日、町県民税の当初課税で給与支払い報告書の取り込み漏れがあったと発表した。これにより、本来は税額変更で加算される計108万7500円が徴収されず、町は対象の町民264人に対して第2期納期以降の税額を調整して対応する。 町によると、職員の人為的ミスにより事業者が町に提出したCD1枚を取り込まず、中に入力されていた給与支払い報告書のデータが反映されなかった。そのために給与の一部が計上されず、本来は増えるはずの対象者の税額が変更されなかったという。 町は税額変更の通知書とおわび文を対象者に送付するほか、今後はデータの取り込み確認を複数の職員で行うなど再発防止に努めるとしている。
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千体観音像を展示 函南・仏の里美術館、9月30日まで
函南町のかんなみ仏の里美術館でこのほど、同町の廃寺で発見された「大竹千体観音像」の特別展示が始まった。9月30日まで。 同館によると、1673年に地元の大竹地区を訪れ、寺を発見して復興させた僧侶が観音像を彫ったとされる。地元では病人が出ると寺から観音像がお守りとして貸し出され、お布施とともに返却される風習があったという。高さ約15センチの木像に金箔(きんぱく)が施され、特別展示では743体がケースの中に飾り付けられている。 同館では参加型イベント「千体仏を描こう!」も開催され、来場者が観音像の台紙に好きな色を塗って壁に貼り付けている。
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夏のパン教室 職人が手ほどき 「パン祖のパン祭」実行委
伊豆の国市で毎年1月に「パン祖のパン祭」を開催している実行委員会は3日、プロの職人が手ほどきする夏のパン教室を函南町の田方農高で行った。 静岡県東部の市町から22人が受講した。同市三福でパン店「ベケライ・ダンケ」を営み、パン祭を立ち上げた杉山大一さんが生地のこね方や伸ばし方を種類ごとに実演を交えて教えた。参加者はソフトフランスやプレッツェルなど9種類のパン作りに挑戦した。 同校食品科学部の生徒も指導や運営に協力した。教室はパン祭のプレイベントとして毎年開催している。
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トウモロコシ畑に迷路 函南・酪農王国オラッチェ、23日開業
酪農の飼料用トウモロコシ畑を活用した巨大迷路づくりが2日、函南町の酪農王国オラッチェで行われた。町内の小学生ら約60人が参加し、コースに沿ってトウモロコシや雑草を鎌で刈り取った。 約5千平方メートルの畑に植えられた高さ2メートル以上に成長する4万本のトウモロコシが、挑戦者の視界を遮って迷い込ませる。コースはオラッチェのスタッフが毎年考え、今年はルートを増やしたために難易度はやや高めという。迷路づくりでは参加者が指定されたポイントに分かれ、トウモロコシを刈り取りながらコースを作っていった。迷路は2004年にスタートし、19回目となる今年は23日から8月31日まで営業。スタッフは「今年はコース
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函南の民生委員 救命法など学ぶ
函南町は30、1の両日、地域と関わりが深い町内の民生委員を対象にした救急救命講習を町役場で開き、計55人が心肺蘇生法や熱中症の予防、対処法などについて学んだ。 駿東伊豆消防本部の応急手当指導員を講師に、傷病者の発見から自動体外式除細動器(AED)による処置まで一連の流れを確認した。発見者は付近の安全を確保した上で119番通報などを周囲に指示したほか、コロナ禍の室内を想定して換気も行った。ダミー人形を使って心臓マッサージに取り組み、AEDを使う際には「体に付着物がないか確認し、パッドを1枚ずつ丁寧に貼り付ける」などと指導を受けた。 このほか、のどに詰まった異物の除去、止血法、熱中症への対応
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(7月1日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前10時、ホームプラザナフコ島田店前交差点(島田市)▽午後2時、道の駅川根温泉付近(川根本町) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】予定なし 【山崎真之輔氏】午前11時半、イオンタウン浜岡前(御前崎市)▽午後6時、JR西焼津駅北口前▽午後7時半、片岡会館(吉田町) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前9時半、柏谷公園駐車場(函南町)▽午前11時10分、韮山農村環境改善センター(伊豆の国市)▽午後2時40分、アピタ大仁店(同) ◇選挙事務所<電054(270)4577>
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水防訓練で土のうづくり 函南町消防団
函南町消防団はこのほど、出水期に合わせた水防訓練を同町の肥田簡易グラウンドで実施した。町内の消防団員ら約150人が参加し、土のうづくりなどに取り組んだ=写真=。 分団ごとの5グループに分かれて行い、不慣れな新入団員にはベテラン団員らがポイントを指導。土を入れた袋を締めるひもの縛り方や並べる時の向きなどに気をつけながら、約800個の土のうを作って浸水を防ぐための工法を確認した。 同町では1年以上にわたって発生がない大規模火災を想定した放水訓練も行い、狩野川からくみ上げた水をホースでつないで火点に放った。
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ごみ減量や分別、リサイクル学ぶ 函南東小で出前講座
函南町は30日、ごみの減量や分別、資源リサイクルについて学ぶ出前講座を東小で開いた。町環境衛生課の職員が廃棄物をめぐる町の現状について説明し、4年生とごみ減量に向けて各自ができることを考えた。 同町で1日に出る1人当たりの廃棄物は1099グラムで、児童は同じ重さの水が入ったペットボトルを持ってごみの量を体感した。職員はごみ処理に伴い発生する二酸化炭素(CO2)や税金から支出されるコストなどに触れ、「ごみを減らして資源を再利用すれば、節約したお金を他のことに使える」とメリットを語った。リサイクルによって町に戻ってくるお金は昨年度、780万円にも上ったという。 児童らは食品ロスを減らすために
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生け花のポイント、会員らに解説 三島で池坊巡回講座
華道家元池坊の伊豆支部はこのほど、今年で70周年となる「いけばな池坊巡回講座」を三島市民文化会館で開いた。家元派遣講師の古川幸司氏が花材を使いながら、富士、南豆も含めた3支部の会員約150人に生け花のポイントを解説した。 草木が持つ個性や特徴などに着目する手法「生花(しょうか)」を、最小の材料で最大を表す「省略の美」と説明。3枚の葉でカキツバタの「出生」を表現しながら、「いろんな素材を入れすぎると深みや情感が出ない」と強調した。古来から伝わる様式「立花」、型にとらわれず幅広い表現が可能な「自由花」も取り上げ、それぞれの特徴などについて解説した。 知徳高(長泉町)や田方農業高(函南町)の生
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微生物研究者になった経緯は? 7月3日、函南で講演会
函南町の月光天文台は7月3日、国立遺伝学研究所(三島市)の黒川顕副所長を講師に招いた「宇宙と天文の講演会」を同天文台で開く。 「天文少年が微生物研究者になった!」と題し、かつて天文好きだった黒川副所長がいかにして微生物の研究者になったのかを紹介する。 定員80人。午後2時開演で、聴講には同天文台の入館料(高校生以上千円、小中学生500円)が必要。問い合わせは月光天文台<電055(979)1428>へ。
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小中高生が思い発表 函南で青少年健全育成大会
函南町青少年健全育成大会がこのほど、町文化センターで開かれ、小中学生と高校生の計8人が学校生活での経験や地域への思いなどを発表した。 桑村小に通う内野剛志さん(6年)は地元住民に勉強を教えてもらうなど地域とのつながりの深さに触れ、自らも地域のためにできることとして「明るいあいさつを広めたい。そして自分も大人になったら、子どもが安全に登下校できるよう見守りたい」と語った。 東小6年の松井蓮恩さんは、一昨年に町が大きな被害を受けた台風19号で自宅のライフラインが止まった経験を紹介。防災キャンプなどでの学習を経て自宅の備蓄品について話し合うなど、「普段から備えることが大切。自分にできることを探
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自治会の運営巡り講演 函南でまちづくりセミナー
加入率の低下や役員の担い手不足が深刻な地域の自治会、町内会の在り方を考える「まちづくりセミナー」(函南町区長会主催)がこのほど、町役場で開かれた。まちづくりコンサルタントの合同会社フォーティR&C(東京都)の水津陽子代表が「今、求められる自治会の運営と活動について」と題して講演した。 ライフスタイルや価値観の多様化、共働きの増加などで自治会に対する住民の意識が変わる中、働きながら参加できる仕組みなど従来とは異なる運営の必要性を指摘した。組織や活動を見直す際は会員の声を聞くことから始め、総会の案内と一緒にアンケートを送付するなど「負担にならないような工夫が大切。いきなり全てをやろうとしない」
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盛り土独自規制8市町 足並みそろえ、抜け穴防止
市町独自の盛り土規制条例を持つ静岡県東部の8市町は、県の盛り土規制条例の施行に合わせた対応を迫られている。各市町は「“抜け穴”がないように足並みをそろえたい」と連絡を取り合う。 8市町のうち、7市町では、以前から規制基準を県より厳しい500平方メートル以上、または500立方メートル以上としてきた。各市町は県条例との二重規制にならないよう条例や施行規則の条文改正を進めている。 また、富士市は県条例に合わせ7月から、500平方メートル以上、千平方メートル未満の盛り土について、違反者の罰則を県条例と同じ2年以下の懲役、100万円以下の罰金とする。 県条例と同じ面積千平
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新会長に西村氏 函南町観光協会
函南町観光協会はこのほど開いた定期総会で、新会長に酪農王国オラッチェ(同町丹那)の西村悟社長(53)を選任した。 室伏強前会長の任期満了に伴う役員改選で、西村会長の任期は2年。今夏は3年ぶりに「かんなみ猫まつり」が開催される予定で、旅行業者へのセールスや観光バスの受け入れなどに力を入れる。西村会長は「豊かな自然や農作物、牛乳など町の観光資源を磨いて交流人口の増加につなげたい」と話した。
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伊豆の国・田方農高生「子ども食堂」参加 弁当調理に協力
函南町の田方農高の生徒5人がこのほど、伊豆の国市社協のこども食堂事業に協力し、弁当の調理を行った。 毎月第2、4土曜に韮山福祉・保健センターで実施している事業のうち、第4土曜に活動しているボランティア団体に加わった。生徒は幅広い年齢層のボランティアとともに弁当づくりに取り組み、子どもたちに配布した。 弁当を食べた人からは「また利用したい」などの喜びの声が寄せられたという。社協の担当者は「高校生は地域活性化の力になる」と期待した。
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函南、沼津で2300戸超が停電 18、19日
函南町と沼津市で18、19日に停電が発生した。 同町では18日午後8時25分ごろ、畑毛の約190戸で発生。同市は19日午後3時10分ごろに足高と中沢田などで約740戸が、30分後には寿町と西沢田などの約1390戸が停電した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、設備への樹木などの接触が原因という。
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楽曲の世界観を絵本に 「ぐるぐる」発売記念 長泉でイベント
静岡県東部の飲食店関係者らでつくり地域活性化に取り組む団体「Make My Day」は19日、クラウドファンディングを活用して制作した絵本「ぐるぐる」の発売記念イベントを長泉町のウェルディ長泉で開いた。 同団体は東日本大震災の復興ボランティアに従事し、被災地の子どもたちに多くの絵本が送られた経験から絵本作りを発案。音楽ユニット「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美さん(福島県出身)が歌を書き下ろし、その世界観をイラストレーターサノユカシさん(富士市)が絵本で表現するプロジェクトに昨年から取り組んできた。 会場では絵本の販売会のほか、渡辺さんがアコースティックギターの弾き語り
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ショベルカー操縦、慎重に 函南で建設作業体験イベント
三島市の加和太建設は18、19の両日、小学生らが建設業を体験するイベント「君の建設アカデミア」を函南町の道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」で開いた。建設業を志す若者が減少する中、幼い年代に体験を通じて仕事の楽しさを実感してもらおうと企画した。 工事現場でおなじみのショベルカーを使ったボールすくいでは、社員の手ほどきを受けながら小型の体験用車両を操縦して慎重にアームを動かした。高所作業車の乗車体験では約10メートルの高さから周辺を見下ろしたほか、4・8メートルの高さに組まれた足場にも登って建設現場の様子を体感した。かんな削りや配管を組み合わせるパズルなどのコーナーも設けられ、大勢の親子連れでにぎ
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田方農高「花いけ」全国準V 悔しさバネ 秋に雪辱誓う
5月に岐阜県で開催された「高校生花いけバトル全国選抜大会」で、函南町の田方農業高フラワーデザイン部が準優勝した。制限時間内に生け花のアイデア、スピード、正確性を競う3人1組の団体戦。大会に向けて準備と練習を重ねてきた生徒は結果に手応えを感じつつ、「優勝できずに悔しい」とさらに上の結果を目指す。 出場したのはいずれも3年生の鈴木花さん、鈴木美空さん、北詰花凛さん。同校が昨年度に残した各大会での成績が評価され、全国15校が集う選抜大会への出場権を獲得した。本番は先鋒(せんぽう)、中堅、大将の順に出場し、長さ25メートルのテーブルに並ぶ花材を選んで仕上げる作品の得点を競った。 予選をトップ通過
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コロナワクチン4回目接種券 函南町、15日から発送
函南町は14日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種券を15日から順次発送すると発表した。対象は60歳以上と基礎疾患など重症化リスクがある18~59歳で、3回目の接種から5カ月ほど経過した町民から発送を開始する。 希望者は接種券が届き次第、インターネットかコールセンターで予約する。基礎疾患があり、4回目の接種を希望する人は事前申請が必要。医療機関での個別接種は7月1日、集団接種は同16日から始まる。
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商工会、建設組合がごみ拾いや花植え 函南で環境美化運動
函南町商工会の青年部と女性部、同町建設組合による環境美化運動がこのほど、町内で開かれた。計55人がごみ拾いや花植えなどの作業に汗を流した。 同商工会前の道路沿いでは花壇の植え替えが行われ、女性部員18人が参加した。サルビア、コキアなど10種類、200株の花苗が植えられた。丹那から同町平井までの熱函道路では青年部と建設組合のメンバーがごみ拾いに取り組み、2トントラック1台分のごみを集めた。 新型コロナウイルスの影響で昨年まで中止となり、合同の美化運動は3年ぶり。
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大自在(6月11日)元も子も
自治体の貯金に当たる財政調整基金を株の短期売買や不動産投信で運用した騒動が2004年に函南町であった。当時の本紙によると、投資額は株と不動産投信で計4億円余り。運用益は半年で約3千万円に上った。 町はペイオフ対策と説明したが、議員から待ったがかかった。県も町に口頭でこう助言していたという。「株式売買は不確実な運用。現在、市場で損をしていないだけとみるべきで、安全性が保証されていない」「行政としてより安全な管理を行うべき」。 18年がたち「新しい資本主義」を掲げる岸田政権が家計に株などの金融商品への投資を促す「資産所得倍増プラン」を打ち出した。国民に勧めるのはよりリスクの低い長期投資だろう
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函南町 屋外マスク着用せず、部活などで熱中症予防
函南町議会6月定例会が8日開会し、一般質問が行われた。6氏が登壇し、教育や防災、環境などの課題について町の方針をただした。 町教育委員会は屋外で行われる体育の授業や部活動では新型コロナ対策よりも熱中症予防を優先させ、児童や生徒同士の身体的な距離を確保した上で「マスクを着用しない」との考えを示した。2年間中止していた水泳の授業も本年度から再開する。これまで小学校での水泳を経験していない3年生は小プールから始めるなど段階的に授業を進め、「児童の過度な負担にならないよう注意する」とした。植松淳史氏(自由かんなみ)への答弁。 このほか、来年度から小規模特認校制度を導入する丹那小について、本年度は
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待機児童減少23人 静岡県内受け皿拡大 「潜在」も減1671人
静岡県は、静岡県内の保育所や認定こども園などの待機児童が4月1日時点で前年より38人少ない23人だったと発表した。保育所の整備など受け皿確保が進み、減少が続いている。 一方、特定の保育所を希望するなどの理由で待機児童に計上されない「潜在的な待機児童」は231人減の1671人だった。 待機児童は5市町で確認された。内訳は函南町16人(前年27人)、森町3人(同11人)、清水町2人(同2人)など。湖西、袋井、裾野、伊豆の4市は保育所の定員拡大などにより、待機児童を解消した。 待機児童23人を年齢別にみると、1歳が13人で最も多く、2歳6人、4歳以上2人、0歳と3歳各1人となった。 県内の
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函南少年野球クラブ 町長訪問、全国大会へ抱負
和歌山県で7月22~26日に開かれる第26回高野山旗全国学童軟式野球大会に出場する函南町の函南少年野球クラブが2日、町役場に仁科喜世志町長を訪ね、全国大会に向けた抱負を語った。 高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント県予選大会で準優勝し、全国大会への出場を決めた。松木忠彦監督は「練習が大好きで努力ができるメンバー。函南と静岡県の代表として全力で戦う」と述べた。大隅亮佑主将(函南西小6)は「監督、コーチ、家族に感謝して一戦一戦頑張る」と意気込んだ。 仁科町長は「日々の積み重ねによって全国への切符を手に入れた。目標に向かって頑張って」と激励した。
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函南林地開発許可 住民ら検証求める 静岡県議会議長に請願
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)計画に反対する住民グループ「丹那の自然と生命を守る会」は3日、県の林地開発許可の検証を求める請願を薮田宏行県議会議長に提出した。 許可申請を巡って町と事業者による河川協議が実施されず、地元の合意がないことなどを問題視し、「林地開発行為が適切な判断と手続きのもとに許可されたのかという疑義が払拭されていない」と指摘した。 提出後に記者会見した守る会の塩崎敬子理事は「町も町議会も住民も反対している。県議会で検証し、より良い方向に進んでほしい」と話した。請願は14日開会の県議会6月定例会で審査する。 メガソーラー計画を巡っては、県議会最大会派の自
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函南町民一丸 ごみゼロ運動に1800人参加
函南町はこのほど、環境省が定める「環境の日」(6月5日)に合わせたごみゼロ運動統一美化キャンペーンを町内で開催した。町職員54人のほか、12地区で1831人の町民も参加してごみ拾いなどの作業に汗を流した。 役場から3コースに分かれて出発した職員は環境の日をPRするのぼり旗を掲げながら町内を歩き、道路などに捨てられているごみを拾い集めた。 各地区ではごみ拾いや側溝、道路の清掃なども行われ、職員と住民が集めたごみは5030キロに上った。環境月間の6月には他地区でも作業が実施され、1730人が参加する予定。
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函南西瓜出荷始まる 目ぞろえ会 甘さ、申し分なし
函南町特産の「函南西瓜(すいか)」の出荷が始まり、30日には生産者が等級の基準を確認する目ぞろえ会がJAふじ伊豆の函南営農経済センター(函南町)で開かれた。今年は天候不順で出荷が遅れたものの、例年通りの甘いスイカが育っているという。7月まで2玉入りの2万5千ケースが県内外に出荷される。 函南西瓜は甘みが強く、しゃりっとした歯ごたえが特徴。生産者8人が函南西瓜組合を構成し、約7ヘクタールの農地で栽培を続けている。目ぞろえ会ではJAの検査員が病害虫や傷などの外観、たたいた音で分かる実の詰まり具合、置いた時の傾き―などで判別する「秀」「優」「良」の等級基準を説明した。 同組合の芹沢清孝組合長(
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8日から6月定例会 函南町議会
函南町議会運営委員会は27日、6月定例会の会期を8~17日の10日間と決めた。副町長を選任する人事案件や一般会計補正予算案を含む議案、諮問、報告14件が上程される。一般質問は8、9の両日に行われ、10人が登壇する予定。
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函南小の寺田君 静岡国際陸上V、小学生1500 町役場で報告
袋井市のエコパスタジアムで3日に開催された「静岡国際陸上競技大会」の小学生男子1500メートルで優勝した函南小6年の寺田温翔君(函南ランナーズクラブ)が23日、町役場に仁科喜世志町長と久保田浩子教育長を訪ねて結果を報告し、さらなる成長に向けて意気込みを語った。 同大会に出場したのは、県内のランナーが集う「静岡リレーカーニバル」の上位16人。1位通過した寺田君は序盤からトップを独走し、4分41秒93の自己ベストで優勝した。 幼稚園の頃から続けているサッカーで走れる選手になろうと小学3年で陸上を始め、昨年の市町対抗駅伝では区間賞を獲得した。仁科町長から目標を尋ねられると「陸上とサッカーの両方
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ランタン風船夜空へ 市民が平穏な日常願う 熱海
短冊を付けたランタン風船を闇夜に飛ばすイベント「願いのあかりフェスティバル」が22日夜、熱海市の今宮神社と隣の市立第二小で開かれた。市民約150人が平穏な暮らしの実現や恋愛成就を祈願し、緑とだいだい色のLED(発光ダイオード)をともした風船をひもで夜空に舞い上げた。 同神社で成功開運を祈願した源頼朝が源氏再興を成し遂げたとの歴史にちなみ、熱海ワイズメンズクラブや地元町内会などが企画した。 夕暮れに合わせてアコーディオン奏者の杉山卓さん(函南町出身)が哀愁ある音色を披露。日が沈み、参加者の風船が一斉に放たれると小学校のグラウンド上空には光が飛び交い、幻想的な雰囲気に包まれた。 伊豆山小5
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海の日図画募集 伊豆海事広報協会 6月13日まで
伊豆海事広報協会は、「海の日図画」の第52回コンクールの作品を伊豆地域の児童から募集している。 船や海岸、港、灯台など、海に関連する水彩画やパステル画、クレヨン画、版画を募集していて、切り絵と貼り絵は対象外。 八つ切りの横書きで仕上げる。熱海市、函南町以南の在住者が対象で、1人1点まで。学校を通じて応募する。個人での応募は不可。 6月13日必着。問い合わせは中部運輸局下田海事事務所<電0558(22)0517>へ。
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町に農業支援要請 函南町議会派清風会 ウクライナ侵攻で資材価格高騰
函南町議会最大会派の清風会はこのほど、ロシアによるウクライナ侵攻で農業資材の価格が高騰する中、農業者への経営支援を求める要望書を仁科喜世志町長に提出した。 要望書では、原料の大半を輸入に頼る肥料や重油の価格高騰が確実視されているとし、価格の抑制と燃料負担の軽減などに向けた対策を早期に実施するよう求めた。仁科町長は「円安も進み、経営努力が追いつかない状況になっている。農家の足腰が強くなるよう考えたい」と話した。
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議長に加藤氏選出 副議長は田口氏 函南町議会
函南町議会は18日に開いた臨時会で正副議長選を行い、議長に加藤常夫氏(70)=清風会=、副議長に田口彰一氏(72)=同=を選出した。 加藤常夫氏(かとう・つねお)農業、自民党函南町支部長。4期。桑原 田口彰一氏(たぐち・しょういち)静岡県東部バレーボール協会副会長。2期。仁田
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ワクチン4回目 函南町、7月16日に開始
函南町は18日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を7月16日に開始すると発表した。60歳以上の一般町民と、基礎疾患などの重症化リスクがある18歳以上が対象。 6月中旬から、3回目の接種が終了した60歳以上の町民に順次接種券を発送する。重症化リスクがある18歳以上の接種希望者は、事前に接種券の発行申請を行った上で送付を受ける。 予約はコールセンターへの電話かインターネットで受け付けるほか、集団接種を希望する65歳以上で日時などの指定がない場合は同封はがきでの予約も可能。接種日程、予約開始日は今後決定する。
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犯罪抑止へ「ながら見守り」 函南郵便局にステッカー贈呈
函南町青少年健全育成会は16日、通常業務の中で地域の危険に目を向ける「ながら見守り」のステッカーを日本郵便に贈呈した。配達で町内を巡る函南郵便局の車両に取り付け、事件事故の未然防止につなげる。 「地域で守ろう!青少年」と書かれたステッカーは軽乗用車7台、オートバイ33台に貼り付けられ、不審者の目に触れさせることで犯罪の抑止を狙う。役場で開かれた贈呈式では同郵便局の菊地浩局長が仁科喜世志町長からステッカーを受け取り、「しっかりと車両に貼り、気持ちを新たに地域の役に立ちたい」と述べた。 同町では昨年度からながら見守りの取り組みを始め、町商工会にも850枚のステッカーを配布している。
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健康増進や食育 函南町、中北薬品と協定
函南町はこのほど、地方創生に関する包括連携協定を中北薬品と結んだ。健康増進や食育、高齢者支援などについて連携する。 感染症予防、大規模災害時の物資支援なども盛り込んだ6項目を定め、健康セミナーや手洗い勉強会、イベントへの協力など具体的な取り組みを今後検討する。町役場で開いた協定の締結式では山本哲也常務が出席し、「食育やイベントなどへの積極的な参加を通じ、安心して暮らせるまちづくりに尽力する」と述べた。 仁科喜世志町長は「避けて通れない大災害や一朝一夕で解消できない高齢化や人口減少など、民間の力も借りて課題の解決につなげたい」と語った。
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盛り土条例巡り静岡県に質問状提出 函南の住民グループら
函南町軽井沢のメガソーラー計画に反対する住民グループ「軽井沢メガソーラーを考える会」などは13日、静岡県が制定した盛り土規制条例に「住民が不利益を被る」規定があるとして川勝平太知事宛ての公開質問状を県に提出した。 他法令で既に許可された盛り土が許可の範囲内で行われる限り、条例適用外になるという付則規定について、グループの山口雅之共同代表は「条例が規制するのは盛り土を行う行為。工事に着手していなければ規制対象にするべきだ」と主張し、川勝知事に付則規定の法的根拠などを示すよう求めている。 熱海市伊豆山の大規模土石流の被災者らでつくる「被害者の会」も質問状の提出団体に名前を連ね、太田滋副会長(
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函南商工会女性部 「北条家」の地巡る 伊豆の国の部員が案内
伊豆の国市商工会女性部は13日、おもてなし交流事業の一環で、函南町商工会女性部のメンバーを大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目が集まる市内の北条家ゆかりの地に案内した。 伊豆の国市の部員は歓迎のうちわを持ち、北条の里駐車場に到着した函南町の部員20人を出迎えた。一行は市文化財課の職員の案内で光照寺、願成就院、真珠院などゆかりの施設を巡った。函南町の塩崎敬子部長は「おもてなしはうれしい。大河ドラマの関連の場所をゆっくりと見たい」と話した。 伊豆の国市の土屋洋美部長は「今後も手を取り合って連携できれば」と期待した。
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にぎわい創出へマルシェ復活 沼津中央公園、5カ月ぶり
沼津市のにぎわい創出を目的としたマルシェイベント「週末の沼津」がこのほど、沼津市大手町の沼津中央公園で開かれた。 同市や三島市、函南町など県東部の企業を中心に18店舗が出店した。クラフトビールやサンドイッチを販売する飲食店、せっけんなどを扱う雑貨店も立ち並んだ。卓球台のほか、イベント初となるドッグランも設置され、休日の快晴の下、多くの親子連れが訪れた。 2020年10月以降、月に数回の割合で開かれ、新型コロナウイルス禍による中断を挟んで5カ月ぶりに復活した。市民有志による「lanescape」(小松浩二代表理事)が中心となって運営し、小松代表理事(42)は「住民の日常の一部になってほしい
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調べ物支援 DB貢献 函南町立図書館 国会図書館から礼状
函南町立図書館はこのほど、利用者の調べ物などを支援する「レファレンスサービス」の事例を蓄積するデータベース(DB)事業に貢献したとして、国立国会図書館長からお礼状の贈呈を受けた。 利用者の質問に対する司書の回答や、求められた本の探し方などを全国の図書館が登録し、国立国会図書館がデータベース化して一般公開している。レファレンス事例や調べ方マニュアルなどの登録ごとにポイントが加算され、一定基準を満たした図書館に対してお礼状を贈る。函南町立図書館のポイント数は全国43位で、お礼状は3年連続。県内ではトップだった。 同町立図書館では地元が舞台となった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ、北条義時
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伊東、御殿場、函南で豚熱 野生イノシシ3頭
静岡県は6日、伊東市宇佐美と御殿場市神山、函南町丹那で捕獲されたり死骸として見つかったりした野生イノシシ計3頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。伊東市内での確認は初めて。県内の感染確認は374頭となった。
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蛇口ひねるとヨーグルト 巨大「パック」お目見え 函南の道の駅
道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」(函南町)で3日、蛇口から同町特産の丹那牛乳を使った飲むヨーグルトが出てくる巨大牛乳パックがお目見えした。5日まで利用できるほか、その後も毎週日曜に運用する予定。 巨大牛乳パックは縦2メートル、横90センチほど。扉を開けて中にある栓をひねると、水道の蛇口から飲むヨーグルト200ミリリットルがコップに注がれる。町農泊推進協議会が特産品と同町のPRに向けて企画し、同町丹那の酪農王国「オラッチェ」が設置、運用する。オラッチェの担当者は「道の駅に足を止めてもらい、地元の特産品や土産物などの買い物も楽しんでもらえたら」と語る。 料金は1杯300円で、1日の販売量は約2
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5周年 伊豆ゲートウェイ函南 700万人来場、観光拠点に
開駅から5周年を迎えた函南町の道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で3日、記念セレモニーが開かれた。町内の観光関係者らが出席し、節目と新たな門出を祝福した。 道の駅は伊豆の玄関口に位置し、来場者は年間で100万人以上、3月末で累計700万人を突破した。隣接する伊豆わさびミュージアム、めんたいパークも休日を中心ににぎわい、町内の観光、交流の拠点として利用されている。記念セレモニーが開かれた同日はラジオの公開生放送なども行われ、親子連れなど大勢の来場者が詰めかけた。 セレモニーでは関係者がくす玉を割り、5周年の節目を祝った。仁科喜世志町長は「魅力的で地域に根ざした施設として大いに貢献してほしい」と
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函南町の観光振興 脱“通過点”へ魅力発信【記者コラム 湧水】
伊豆への玄関口に構える道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」(函南町)が1日、開駅から5周年を迎えた。隣接する伊豆わさびミュージアム、めんたいパークなどを含め、特に連休中は大勢の観光客でにぎわう。一方、同町は伊豆に向かう“通過点”としてのイメージも色濃い。町内の豊かな自然や食、観光資源を生かし、滞在時間を少しでも増やす努力が欠かせない。 その一つとして注目されるのがご当地グルメ。地元産の食材を使ったメニューは、その土地ならではの魅力となる。同町でも2018年度、特産の丹那牛乳で作る「函南カルボナーラ」が立ち上がった。町は国の交付金を受けて500万円の予算を計上し、民間企業に
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二輪車事故防止へ 静岡県警、函南で出発式 大型連休中も安全に
静岡県警交通企画課と三島、大仁両署は29日、ゴールデンウイーク中の事故防止対策「IZUセーフティードライブ作戦」の出発式を函南町の伊豆スカイライン十国峠レストハウスで開いた。 県警によると、東部・伊豆地域で2017~21年に発生した5月中のオートバイ事故による死傷者は県外のライダーが約半数を占める。県内他地域と比べても割合が顕著に高く、神奈川との県境から伊豆に向かう坂道などでスピードの出し過ぎによる事故が発生している。県警はツーリングや観光の車両が増加する大型連休に合わせ、取り締まりを強化するなどして事故防止を図る。 出発式では地元の二輪車安全運転推進クラブや道路管理者、警察関係者など4
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GWにイベント 伊豆ゲートウェイ函南、公開生放送など多彩に
道の駅が開駅5周年、川の駅が4周年を迎える伊豆ゲートウェイ函南(函南町)で29日から、ゴールデンウイークに合わせた記念イベントが始まる。 伊豆への入り口に位置するゲートウェイ函南は交流、防災の拠点として利用され、周辺には「伊豆わさびミュージアム」や「めんたいパーク」も隣接されている。道の駅では大型連休中、ラジオの公開生放送(29、3日)が行われるほか、下田海中水族館とのコラボ企画「ウミガメデー」(30日)、沼津御用邸記念公園との「玉露体験」(1日)なども予定している。3日には5周年記念セレモニーが開かれる。 川の駅では飲食や雑貨などの各種マルシェが日替わりで開催される予定。7日には気球イ
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熱海土石流などの行政手続きに疑義 自民、検証PT設置
静岡県議会最大会派の自民改革会議は27日、熱海市伊豆山の土石流災害と函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業で、県の行政手続きに疑義があるとして、行政対応などを検証する二つのプロジェクトチーム(PT)を設置したと発表した。 県庁で記者会見した野崎正蔵代表は、県議会6月定例会の常任委員会審議に向け、関係者へのヒアリングなどを実施すると説明した。土石流災害に関する熱海市議会の百条委員会で「県の関与が不十分」との指摘があったことや情報開示に対する姿勢を問題視し、「県の手続きを検証し、県民の不安を解消する必要がある」と指摘した。 メガソーラーについても住民や地元自治体、地元議会が一貫
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函南でイノシシ1頭豚熱
静岡県は27日、函南町畑毛で見つかった死骸の野生イノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内の感染確認は371頭となった。
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部署超え連携を強化 2期目方針 函南町長、初の定例会見
3月の函南町長選で再選を果たした仁科喜世志町長は26日の定例記者会見で、2期目の町政運営に向け「複合的に横たわる問題を一元化して取り組む」と職員の連携強化を進める方針を示した。 同町では今回が初の定例記者会見で、今後は月に1度開催して町の情報を発信する予定。仁科町長は1期目について「地域懇談会で地域との距離を埋めてきた」などと振り返り、2期目は「マスコミの力を借りて町をPRしていくのも大事」と語った。町総合計画の後期計画がスタートする本年度は、福祉や介護、育児支援など町民の困り事を重層的に支援する「まるごとサポート事業」で部署横断的な連携を推進する。 治水対策としては排水機場に非常電源を
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イチゴ狩り農園向けに「ここだけ練乳」 日清煉乳(函南町) 使い切りで安全安心【静岡ものづくり最前線】
新型コロナウイルスの影響で来場者の減少が続くイチゴ狩り農園向けに、1回分を小分けにした使い切りの練乳。感染対策を充実させることで利用者の安心感につなげるほか、スタッフの人件費削減も見込む。包装する袋には練乳を使い切ると文字が浮かび上がる仕掛けを施し、学校給食やカフェなどへの販路拡大も見据える。 苦境が続くイチゴ狩り農園向けの販売は半分に落ち込み、再び客が戻るようアイデアを凝らした。従来のイチゴ狩りは練乳のチューブを使い回していたが、20グラムずつを小袋に入れて提供すれば感染予防やロスの削減にもなる。練乳のおかわりや準備などに対応するスタッフの手間と接触も省けるという。 小袋は牛の模様を描
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函南の西出さん奨励賞 随筆にっぽん賞
随筆文化推進協会(事務局・兵庫県太子町)はこのほど、第12回随筆にっぽん賞の受賞者を発表した。「随筆にっぽん奨励賞」に函南町の西出定雄さん(93)による「花いちもんめ」を選んだ。応募総数35編。授賞式は行わない。 その他の受賞者は次の通り。 大賞 田岡たか子(横浜市)▽随筆にっぽん賞 大藤惠子(兵庫県)関谷啓子(京都市)佐野謙介(兵庫県)
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静岡人インタビュー「この人」 赤池あづみさん(函南町)乳幼児の給食レシピコンテスト「給食の鉄人」で優勝した
「給食の鉄人」には乳幼児に給食を提供する職員ら全国191個人・団体が応募。成長や発達段階に合わせた食事の重要性や食育への貢献などを狙いに、アイデアや味などが審査された。受賞後は栄養士を務める沼津市内の認定こども園で、考案した「たらのカラフルみかんソース」を園児に振る舞った。46歳。 -どんな料理か。 「油で揚げたタラに沼津特産の西浦ミカンのソースをかけた。決勝の1月末という時期を踏まえ、旬を迎えるタラとミカンを選んだ。ソースは、ミカンの搾り汁を最後に加え、香りを残して甘酸っぱく仕上げた。野菜を加えて彩りにも気を配り、子どもたちに興味を引く見た目になるよう工夫した」 -西浦ミカンに着目し
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函南・木立キャンプ場 住民が山道整備 20日営業開始
函南町立木立キャンプ場が20日から今年の営業を開始するのに合わせ、地元住民でつくるワークショップ「JR函南駅北エリア活性化の会」はこのほど、同キャンプ場に向かう山道で環境整備活動を行った。利用者が自動車で走行しやすいよう、町職員を含む計41人が道にはみ出した草木などを除去した。 2017年から毎年続けている活動で、自動車を傷つける恐れがある道路脇の雑草を刈り取るほか、県グリーンバンクが配布する桜やツツジなどを植樹している。今回は同町桑原の馬坂山神社からキャンプ場までの約2キロで3グループに分かれて作業に取り組んだ。アジサイやドウダンツツジも植え、沿道のごみを拾うなどして道路環境を整えた。
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新入学児童への登下校指導に重点 三島市
三島署管内では今年に入り182件の人身事故が発生し、前年同期比で23件増。歩行者や自転車が関連する事故が目立ち、特にまん延防止等重点措置などの解禁後に増加している。 三島市役所、函南町役場前の交差点では計240人がのぼり旗を掲げて交通安全を呼び掛けた。 同署によると、これまでに起きた事故は歩行者対車が28件、自転車関連が25件で、いずれも前年同期を11件上回る。全体では同措置発令中の2~3月は減少したものの、人出が増えた1、4月は事故が多発している。 運動期間中は新入学児童への登下校指導に加え、ドライバーの歩行者保護を重点に取り組む。
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静岡県人口359万3524人 3月推計 22カ月連続減
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の本県の推計人口は359万3524人で、前月に比べ3119人減少した。人口減少は22カ月連続。 出生数から死亡数を引いた自然動態は2547人減(出生1629人、死亡4176人)、転入数から転出数を引いた社会動態は572人減(転入8801人、転出9373人)。自然動態は2011年11月から125カ月連続、社会動態は3カ月連続の減少となった。 市町別では、伊豆の国市(15人増)と函南町(10人増)で人口が増加した。自然動態はすべての市町が減少する中、社会動態は11市町で増加した。伊豆の国市の58人を筆頭に、浜松市52人、函南町38人、袋井市34人、湖西市2
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中部、西部の児童保育所を増設 定員各50人増 函南で開所式
函南町は1日、中部と西部に建物を増設した留守家庭児童保育所の開所式を函南小近くの中部保育所で開いた。 町内5カ所ある保育所のうち函南小の児童が通う中部保育所はこれまで定員を50人ほどオーバーし、函南西小に近い西部も飽和状態だったという。臨時に小学校の教室を活用するなどして対応してきたが、今回の増設によりそれぞれ3棟の建物が運用され、児童の受け入れ定員は各50人ずつ増える。 開所式に出席した仁科喜世志町長は「多くの児童に迷惑や窮屈な思いをさせたが、無事に新たな建物が開所できた。仲良く、元気よく過ごしてほしい」と児童に呼びかけた。
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記者コラム「清流」 有権者の責任
現職と新人2氏が出馬した函南町長選の投票率は、過去最低の前回選を10ポイント近く下回る36.89%。2010年の町長選からは約18ポイントも下落し、投票した有権者は3人に1人を少し上回る程度ということになる。 告示の10日前に3氏の構図が固まり、候補者が政策論争を交わす時間はなかったのかもしれない。しかし、それが言い訳にならないほど今回の投票率は低い。町は財政的に豊かでも人口が増加傾向にあるわけでもなく、むしろその逆だ。町政に無関心で本当に良いのだろうか。 世界にはトップの判断で戦争を引き起こす国もある。政治家の立場はそれほどに重いからこそ、民主国家では国民の意思で選ばれる。有権者の責任は決
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「安全安心な暮らしに」 函南町長選 仁科氏に当選証書
任期満了に伴う函南町長選(27日投開票)で再選を果たした現職の仁科喜世志氏(71)に28日、当選証書が町役場で授与された。 仁科氏の2期目は4月11日から4年間。町選挙管理委員会の中津川信一委員長から当選証書を受け取った仁科氏は、「町民一人一人と家族が笑顔で安全、安心に快適な暮らしができるよう職務にまい進する」と決意を述べた。
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「県議会だより」 写真、題字コンクール入賞者を表彰
静岡県議会はこのほど、「県議会だより」の写真コンクールと題字コンクールの表彰式を県庁で開き、宮沢正美議長が入賞者に賞状を手渡した。 20年以上の歴史がある写真コンクールには219点の応募があり、特選4点と入選8点を選出した。高校生を対象に初開催した題字コンクールには488点の応募があり、8人が入賞した。 入賞作品は年4回発行する県議会だよりに掲載する。 入賞者は次の通り。 【写真】特選 松ケ下孝平(浜松市中区)望月正晴(静岡市清水区)山本寿子(富士宮市)小松原清(浜松市浜北区)▽入選 鈴木幸利(静岡市駿河区)加藤義昭(浜松市東区)塚本三千夫(袋井市)今野剛典(御殿場市)中沢力男(浜松
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函南町長選 現職の仁科喜世志氏が再選 2新人を大差で破る
任期満了に伴う函南町長選は27日、投開票が行われ、無所属で現職の仁科喜世志氏(71)が元町議の土屋学氏(55)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)を退けて再選を果たした。投票率は36・89%で、前回選を9・82ポイント下回った。 仁科氏は災害対応や子育て環境の整備など1期4年の実績を訴えたほか、軽井沢地区で民間企業が進める大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業については「不同意を貫く」と反対の姿勢を鮮明にした。土屋氏は古い行政体質の刷新などを打ち出したが、組織の支援がなく広がりを欠いた。環境政策を掲げる塩谷氏は独自の戦いに終始し、浸透しなかった。 午後9時45分ごろ、同町柏谷の仁科氏の事
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かんなみ仏の里美術館「阿弥陀如来及両脇侍像」 鎌倉時代 実慶作【美と快と-収蔵品物語㉒】
箱根の南麓、静かな里山風景が続く函南町桑原地区。平安時代は箱根権現の神領に属し、平安時代から江戸時代までの仏像24体が地元の人々によって守り継がれてきた。中心となるのが阿弥陀如来及両脇侍[きょうじ]像(阿弥陀三尊像)と薬師如来坐[ざ]像。2012年4月には「かんなみ仏の里美術館」が開館し、町の美術品として展示されている。数々の苦難をくぐり抜けてきた道筋は、あつい信仰心に支えられた歴史でもある。 ■守り継ぐ信仰の文化 「阿弥陀如来及両脇侍像」 木造 鎌倉時代 実慶作 展示室の奥に座す阿弥陀如来は、玉眼の強いまなざしが前方を見つめる。脇侍を含め三尊の像内には「実慶」の銘がある。実慶は、鎌倉
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仁科氏が再選 函南町長選
任期満了に伴う函南町長選は27日、投開票が行われ、無所属で現職の仁科喜世志氏(71)が元町議の土屋学氏(55)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)を退けて再選を果たした。
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函南町長選 27日投開票
任期満了に伴う函南町長選は27日に投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、現職の仁科喜世志氏(71)=柏谷=、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)=仁田=、元町議の土屋学氏(55)=間宮=が立候補している。 仁科氏による1期目の町政運営に対する評価に加え、軽井沢地区で計画が進む大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業への対応や新型コロナウイルスの影響で落ち込む地域経済の活性化策などに注目が集まる。 投票は27日午前7時から午後8時まで町内12カ所で行われる。午後9時から町文化センターで即日開票され、結果は午後10時半ごろに確定する見通し。 21日現在の選挙人名簿登録者数は3万180
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函南町長選終盤情勢 仁科氏先行、追う土屋氏 塩谷氏独自の戦い
任期満了に伴う函南町長選は、27日の投開票に向けて終盤戦に入った。現職と新人2氏による三つどもえの戦いは、再選を目指す現職の仁科喜世志氏(71)が先行し、元町議の土屋学氏(55)が追う展開。塩谷敬治氏(66)は支持が広がっていない。浮動票の動向が最終盤の情勢を左右する可能性もある。 仁科氏は支援する同級生や後援会などがフル回転。町議会最大会派の自民系町議からも支持を取り付け、人脈を生かした組織戦を繰り広げる。全域で遊説や街頭演説を続け、子育て環境の整備や防災対応など1期4年の実績を強調しながら支援の輪を広げている。選対幹部は票の上滑りを警戒し、陣営の引き締めに余念がない。 告示の10日前
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静岡県東部2地域に知事顕彰と奨励賞 品格ある邑づくり
静岡県と県内35市町でつくる「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)づくり連合」はこのほど、農村景観や地域資源の保全に取り組む県東部の2地域への知事顕彰と連合奨励賞の授与式を沼津市の県東部農林事務所で開いた。 同事務所管内では本年度、知事顕彰に函南町の丹那地区、連合奨励賞に伊豆市のいずのやね茅野地区が選ばれた。望月辰彦所長が顕彰状や表彰状を関係者に手渡した。 丹那地区は、酪農王国オラッチェと地元住民、JAが連携し、高齢者や障害者の雇用、後継者確保に向けた兼業畜産農家の育成など、農村環境を維持する地域経営に取り組んでいる。いずのやね茅野地区は、住民グループ「はちくぼ会」が福祉事業所や大学との
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函南町長選3氏の争い確定 投開票は27日
任期満了に伴い22日に告示された函南町長選は同日午後5時で立候補の届け出を締め切った。いずれも無所属で、再選を目指す現職の仁科喜世志氏(71)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)、元町議の土屋学氏(55)が届け出を行い、三つどもえの選挙戦が確定した。 投票は27日午前7時から午後8時まで町内12カ所で行われ、即日開票される。期日前投票は23~26日、町役場1階町民ホールで行う。
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函南町長選 立候補者の横顔 塩谷敬治氏(無新、66歳) 川の活用目指す自然派
「川のエネルギーを活用すれば世界が平和に向かう」。そんな思いを抱いて2度目の町長選出馬を決めた。20年以上前からごみ拾いを続けてきた経験から、資源が有効活用されていない現状を問題視する。 全国、世界の川には膨大な力があるとし、水力発電の普及により経済の安定や住みよい社会になると信じている。ただ、「函南町だけで進めても大きな成果は得られない」。町単独での水力発電は行わず、町長として国への働き掛けを強める。ごみの分別と資源のリサイクルも積極的に推進し、減少した焼却コストは各世帯に還元するという。 軽井沢地区の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業については、「水力発電があれば必要ない。和解案
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函南町長選 立候補者の横顔 土屋学氏(無新、55歳) 発想力やアイデア強み
生まれ故郷の函南町を元気にしたいとの思いから、約15年前にドラマや映画などのロケを誘致する任意団体「ロケサポート伊豆」で活動を始めた。その中で気付いたのは若者の声が届きにくく、思うように動かない町の実態。政治家を志し、2011年の町議選で初当選した。 これまでの町議活動を通じ接してきた町政は古い体質や凝り固まった考え方が依然として根強いという。「行政も議会もボトムアップで声を上げられる環境をつくりたい」。告示の10日前に出馬を表明し、町に“新たな波”を起こすべく自身初の町長選に挑む。 伊豆縦貫道が開通されるなど町の発展に期待が高まる一方、函南の可能性が生かし切れて
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函南町長選 立候補者の横顔 仁科喜世志氏(無現①、71歳) 現場主義で難題に対応
函南町内に甚大な被害をもたらした2019年の台風19号、その後に世界中で感染拡大した新型コロナウイルス。軽井沢地区では大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業が浮上し、1期目の4年間は思わぬ難題に直面した。「道半ばの事業も多々ある。もう一度チャレンジしたい」と2期目へ出馬を決めた。 信条は「スピード感ある現場主義」。台風19号の被災対応は素早く、コロナのワクチン接種も周辺自治体に先駆けて開始した。地元住民の理解が得られないメガソーラー事業には「不同意」の姿勢を貫き、事業阻止に向けた方策を思案する。 函南に生まれ育ち、町役場の職員として37年8カ月。退職後に7年半務めた県議の立場から故郷を見
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函南町長選 三つどもえの構図確定
22日に告示された函南町長選は立候補の届け出を締め切った。いずれも無所属で、再選を目指す現職の仁科喜世志氏(71)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)、元町議の土屋学氏(55)が届け出を行い、三つどもえの選挙戦が確定した。
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函南町長選、現職と新人の3氏が立候補 メガソーラー対応が争点
任期満了に伴う函南町長選が22日、告示された。いずれも無所属で、再選を目指す現職の仁科喜世志氏(71)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)、元町議の土屋学氏(55)が立候補し、三つどもえの戦いに突入した。 仁科氏が進めてきた1期4年の町政運営に対する評価に加え、各候補が掲げる同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業への対応方針、新型コロナウイルスの影響で疲弊した地域経済の活性化策などに注目が集まる。 投票は27日午前7時から午後8時まで町内12カ所で行われ、即日開票される。期日前投票は23~26日、町役場1階町民ホールで行う。 1日現在の選挙人名簿登録者数は3万1819人(男
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函南町長選が告示
任期満了に伴う函南町長選が22日、告示された。いずれも無所属で、現職の仁科喜世志氏(71)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)、元町議の土屋学氏(55)が立候補を届け出て三つどもえの選挙戦に突入した。
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函南駅周辺整備 生かせぬ好立地の魅力【迫る 函南町長選㊦】
西に三島駅、東に熱海駅―。JR函南駅は新幹線駅に挟まれ、伊豆縦貫道の大場・函南インターチェンジも車で約5分とほど近い。これほどの好立地なら町並みはさぞ盛況だろうと思いきや、駅の周辺は深刻な過疎化が進んでいる。 約20年前の住宅地図を見ると、駅南側の道路沿いには商店がずらり。地元大竹区の田中正典区長(63)によると、「以前は魚屋、八百屋、肉屋など生活に必要な物は近くに何でもあった」という。それが今、景色は様変わりした。周辺道路やトンネルの拡幅で商店は転出を余儀なくされ、町並みは寂れた。「開発で便利になれば人が集まるはずなのに…」。同区に住む杉山憲教さん(71)は違和感を抱く。
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函南町長選 3月22日告示 三つどもえの戦いの見通し
任期満了に伴う函南町長選が22日、告示される。再選を目指す現職の仁科喜世志氏(71)=同町柏谷=、町議の土屋学氏(54)=同町間宮=、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)=同町仁田=が出馬の意向を表明し、三つどもえの戦いになる見通し。 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、町役場で受け付ける。投票は27日午前7時から午後8時まで町内12カ所で行われ、即日開票される。期日前投票は23~26日、町役場1階町民ホールで行う。 3月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万1819人(男1万5496人、女1万6323人)。
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メガソーラー事業 計画着々、高まる不安【迫る 函南町長選㊤】
大規模土石流が起きた熱海市伊豆山から西へ約5キロ。函南町軽井沢地区の箱根山麓で約10万枚のソーラーパネルを設置する計画が進んでいる。事業面積は東京ドーム13個分にもなる65ヘクタール。南北に走る活断層の真上に雨水をためる巨大な調整池が建設され、沢の下流に広がる丹那盆地には小学校や住宅が並ぶ。 「調整池が崩れたらひとたまりもない」。地元で反対運動を展開する「丹那の自然と生命を守る会」の近藤直子さん(49)は、4年前に突如浮上した大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画の危険性を訴える。崩落した土砂が沢を下って集落を飲み込めば、多くの犠牲は避けられない。現地を訪れた地質学者も「この場所だけは
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丹那小を小規模特認校へ 函南町、総合教育会議で方針確認
函南町総合教育会議が15日、同町役場で開かれ、児童数の減少が続く丹那小について、学区にかかわらず町内全域から児童の入学を受け付ける「小規模特認校制度」を2023年度以降に導入する方針を確認した。 同校の全校児童数は22年度が60人。25年度に複式学級が始まり、27年度は36人となる見込みという。特認校制度は従来の通学区域を残したまま学区外の町内全域からも就学を認め、学校統合とは異なる手法で小規模校教育の充実を図る。 同校では3年生から音楽や体育の教科担任制を取り入れているほか、2学年交流も盛んに行われるなど特色ある教育を続けている。小規模校は自主性を育むのに適した環境の一方、児童数が少な
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課長、課長補佐級 女性を積極登用 函南町人事
函南町は14日、4月1日付の定期人事異動を内示した。対象者は118人で、前年に総入れ替えした部長4人は全て留任。課長級、課長補佐級に計6人の女性職員を登用し、管理職45人のうち女性は11人となった。 【課長級】総務課長(同課長補佐)笠井慎也▽管財課長(住民課長)広田克幸▽税務課長(産業振興課長)桜田英樹▽住民課長(同課長補佐)加藤和子▽子育て支援課長(税務課長)渡辺卓司▽産業振興課長(管財課長)露木元徳▽上下水道課長(総務課長)村上克司▽会計管理者(上下水道課長)松井仁▽生涯学習課長(同課長補佐)飯島美貴▽生涯学習課参事(同課長)冨田貴志 【課長補佐級】総務課長補佐(福祉課長補佐)森井真
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函南町議土屋氏 町長選に出馬表明
函南町議の土屋学氏(54)は12日、任期満了に伴う町長選(22日告示、27日投開票)に無所属で出馬する意向を表明した。 同町で開いた記者会見で「町の可能性は生かし切れていない。アイデア次第でいろんなことができる」とし、古く凝り固まった町政の体質を変え、若者が集まるまちづくりなどに取り組むとした。同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業には「基本的に反対」としつつ、町と住民、事業者による交渉を行いながら「いざとなれば落としどころを考える」と一部容認する可能性も示した。 土屋氏は同町出身で、映画やドラマなどのロケを誘致する任意団体の代表。2011年の町議選で初当選し、現在3期目。
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交通安全に尽力 2自治会を表彰 三島・函南の推進協
三島署管内の三島・函南交通安全推進協議会はこのほど、事故防止の取り組みと結果を踏まえた優良自治会の表彰式を函南町役場で行い、三島市多呂自治会と函南町畑毛区を表彰した。 多呂自治会は組長定例会議で交通安全の積極的な呼び掛けをしたほか、高齢者が集まる「多呂サロン」での交通安全教室、登下校時の小学生の見守り活動を続けている。畑毛区は交通安全宣言書の区内掲示、カーブミラーの点検、年末の事故防止などに取り組んだ。優良自治会は交通安全の活動を加点、人身事故件数を減点する方法で毎年選んでいる。 同署管内で昨年発生した人身事故は約600件。今年は1月に多発し、自転車事故が倍増しているという。
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保育士処遇改善へ 補正予算など可決 函南町議会閉会
函南町議会3月定例会は11日、最終本会議を開き、2022年度当初予算案など19議案を可決して閉会した。 町は保育士の処遇を改善する費用として21、22年度の一般会計補正予算案に計3150万円を計上し、可決された。幼稚園、保育園、学童保育の正規職員が3%、非常勤の会計年度任用職員は約3%それぞれ給与を上乗せする。財源は国庫支出金で賄う。
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ウクライナ侵攻でロシア非難 函南町議会が可決
函南町議会は9日の3月定例会本会議で、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアを非難する決議案を全会一致で可決した。ロシアに対し、「直ちに戦闘を停止し、軍を撤退するよう求める」などと訴えている。
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防災願う河津桜見頃 函南町の柿沢川沿い【動画】
函南町の柿沢川沿いに並ぶ410本の河津桜が見頃を迎え、13日まで「かんなみの桜まつり」が開かれている。川の土手には菜の花も鮮やかに広がり、ピンクと黄色の美しい“競演”を楽しみながら散策する大勢の住民や観光客でにぎわっている。 桜並木は榎木橋~駒形橋の約1キロ。1998年の台風で氾濫した柿沢川の改修工事に合わせ、2度と水害が起きないよう願いを込めて植樹された。富士山や箱根連山を望む絶好のロケーションも人気で、来場者がスマートフォンで撮影するなどして春の訪れを満喫している。 今年の開花は2週間程度遅れ、まもなく満開になる見通し。13日までは近くに駐車場が用意され、料金
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観光施策など7氏が一般質問 函南町議会
函南町議会3月定例会は8日、一般質問を行い、7氏が新年度の予算編成や防災、観光振興などについて町の方針をただした。 町は観光客らの周遊促進に向け、道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」で近距離移動に適した電動自転車のサイクルステーションを開設し、シェアサイクル事業を開始したと明らかにした。昨年11月から毎月20件以上の利用があり、これまで道の駅で行っていたスポーツバイクのレンタルよりも人気が高いという。利用者には飲食店や観光施設を紹介する情報マップを配布し、さらなる観光振興を図っている。杉村清氏(清風会)への答弁。
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東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案
コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。 ■富士市 仮想空間に自転車コース プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円) ■富士宮市 やさしい日本
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河津桜410本見頃 函南・柿沢川沿い 13日まで「桜まつり」
函南町の柿沢川沿いに並ぶ410本の河津桜が見頃を迎え、町観光協会は13日まで「かんなみの桜まつり」を開いている。関係者によると現在は五分咲き程度で、最盛期は週明けごろになる見込み。 桜並木は榎木橋-駒形橋の約1キロ。1998年の台風で氾濫した柿沢川の改修工事に合わせ、2度と水害が起きないよう願いを込めて植樹された。富士山を望む絶好のロケーションが人気で、川の土手に咲く菜の花が彩りを添えている。 13日までは近くに駐車場が用意され、料金は平日が無料、土日曜が500円。
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総合計画の後期案 審議会答申「適当」 函南町
来年度から始まる第6次函南町総合計画(2017~26年度)の後期計画策定に向けて協議を重ねてきた町総合計画審議会は2日、町が示した計画案について「適当」との答申書を仁科喜世志町長に提出した。 環境・防災、社会基盤など6分野を柱に掲げた前期計画の評価、検証を行いながら、新型コロナウイルス感染症対策や脱炭素社会の形成など社会情勢を踏まえた取り組みを盛り込む。 昨年実施したまちづくりに関する町民アンケートも反映され、審議会は「町民との協働により策定されたと認められる」と評価した。付帯意見として、「社会情勢への的確な対応」「将来を見据えた変革への挑戦」なども付け加えた。
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5~11歳コロナワクチン接種 函南、3月中旬開始
函南町は25日、新型コロナウイルスワクチンの小児接種(5~11歳)を3月中旬に開始すると発表した。町内2カ所の小児科医院で個別接種を始める予定で、3月上旬に発送する接種券が届き次第、予約を受け付ける。 対象者は約2千人で、町は保護者にワクチン接種の意向を尋ねるアンケートも行っている。早期の接種を希望する声が多い場合は、集団接種の実施に向けた態勢づくりも検討するという。
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補欠球児 日本一つかむまで 慶大・堀井監督(函南出身)が自伝本
慶応大野球部の堀井哲也監督(60)=函南町出身=がこのほど、自伝本「エンジョイベースボールの真実」(ベースボール・マガジン社)を出版した。韮山高の補欠球児が社会人までプレーし、監督として大学、社会人の両方で日本一をつかんだ。挫折や苦悩を乗り越えて得た組織論や指導論を盛り込んだ。堀井監督は「組織をまとめることに苦労している人や、若い指導者の刺激になれば」と話す。 慶応大時代の恩師・前田祐吉元監督が提唱し、今なお野球部に受け継がれる言葉「エンジョイベースボール」を突き詰めてきた人生を振り返った。最近はトップ選手もよく使う「エンジョイ(楽しむ)」だが、「楽な方に流れるのは違う。言葉が独り歩きする
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3陣営が出席 函南町長選 事前説明会
函南町選挙管理委員会は22日、任期満了に伴う町長選(3月22日告示、同27日投開票)の立候補予定者説明会を町役場で開いた。出馬を予定、検討している3陣営が出席し、立候補届け出の手続きや選挙運動の注意点などについて説明を受けた。 出席したのは既に出馬を表明している現職の仁科喜世志氏(71)と環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)の2陣営と、立候補に向けて検討している会社経営の男性(73)。町選管によると、昨年12月1日時点の選挙人名簿登録者数は3万1842人(男1万5519人、女1万6323人)。
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「給食の鉄人」優勝 赤池(函南町)さん、西浦ミカン使った一品 沼津のこども園で提供
乳幼児の給食レシピを募集した「給食の鉄人 2021」で、沼津市幸町の認定こども園中央幼稚園などで給食を提供するミールケア(長野市)の赤池あづみさん(46)=函南町=が優勝した。考案したメニュー「たらのカラフルみかんソース」は15日に同園の園児に振る舞われ、赤池さんは「子どもたちが地域を知るきっかけになれば。これからも心を込めて作っていきたい」と語った。 メニューは油で揚げたタラに、沼津特産の西浦ミカンのソースをかけた一品。ソースはミカンを生のまましぼり最後に加えることで香りを残し甘酸っぱい味付けにして、野菜を加えて彩りを添えた。 給食の鉄人は、レシピをアイデアや味、調理などから審査する。
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3月定例会開会 11議案を可決 函南町議会
函南町議会3月定例会は14日開会し、歳入歳出にそれぞれ9億100万円を追加する一般会計補正予算案など11議案を可決した。 会期は3月11日までの26日間。補正予算案では町の貯金に当たる財政調整基金の積立金として7億5200万円を計上した。 一般会計を116億9千万円とする2022年度当初予算案は17日の本会議で上程され、18日に総括質疑を行った上で分科会審査に入る。一般質問は3月8、9の両日に実施する予定。
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十国峠のケーブルカー営業再開 函南、20日まで特別料金
今月から富士急行グループになった函南町の十国峠ケーブルカーとレストハウスが11日、営業を再開した。再開を記念し、「十国」にちなんで静岡県など7都県の在住者向けにケーブルカー特別料金を設定するなど、20日まで各種キャンペーンを展開している。 特別料金は往復で大人360円(通常730円)、子ども190円(同370円)。期間中、ケーブルカーに乗車した小学生以下の子どもにはミニソフトクリームをプレゼントする。12日はケーブルカーの運行時間を1時間繰り下げ、夕日を楽しむ「トワイライト運行」を実施する。 富士急行は1日付で、レストハウスとケーブルカーの運営会社の全株式を伊豆箱根鉄道から取得した。9日
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メガソーラー建設事業 条例改正案を否決 函南町臨時議会
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設事業で、反対する町民グループが直接請求した施設の設置を規制する町条例の一部改正について、町議会臨時会は7日、同条例の改正案を否決して閉会した。 町長の同意なしに施設の設置を禁止する同条例が施行された2019年10月、業者は既に県への開発許可申請を済ませていた。このため、町は当初計画を含む事業全体への条例適用を見送り、昨年8月に業者が変更した計画のみ条例に基づく「不同意」を通知した。一方、同グループは条例改定により事業の起点を「申請手続き」から「工事の着手」に変え、現在も着工していない同事業への全面適用を求めた。 臨時会では条例改定を特定
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函南町予算案 一般会計116億円 子育て支援など強化
函南町は4日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年当初比6・0%増の116億9千万円で、特別会計と企業会計を含めた予算総額は225億2900万円(3・5%増)。町総合計画の後期初年度に当たり、子育てや住民生活の支援体制強化を重点にメリハリある予算編成となった。 一般会計の歳入は、町税が3・5%増の51億1500万円。社会経済の回復による町民税の増額に加え、コロナ対策に伴う固定資産税の増加を見込んだ。新型コロナウイルスのワクチン接種事業などで国庫支出金が24・6%の大幅増となり、県支出金も4・1%の増加。町債は臨時財政対策債の減額などにより56・3%減の3億4400万円とした。
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メガソーラー建設事業 条例改正に賛成少数 函南町議会特別委
民間企業が進める函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設事業を巡り、施設の設置を規制する町条例の一部改正を審議する町議会特別委員会が4日、開かれた。委員からは特定事業の阻止を目的にした条例改正に異論が上がり、採決は賛成少数となった。 町長の同意なしにメガソーラーの建設を禁じる町条例について、町は施行前に開発許可の申請手続きが始まっていた同事業の当初計画には適用せず、業者が昨年8月に変更した計画のみ条例に基づく「不同意」を通知した。一方、条例改正を直接請求した住民グループは事業の起点を「手続き」ではなく「着工」に変え、現在も工事が始まっていない同事業全体に条例を適用するよう求めて
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災害時に遺体収容 函南町と農協葬祭が協定
函南町は2日、大規模災害で多数の犠牲者が出る事態を想定し、遺体収容などに関する協定を農協葬祭(清水町)と結んだ。 遺体収容、安置に必要な資機材や消耗品、葬儀式場など施設の提供、遺体の搬送や防腐処理の支援などを盛り込んだ。同社は県東部5カ所で葬斎会館を運営するなど地元の地理、事情に詳しく、仁科喜世志町長は「あってはならないことだが、協定は心強い。情報共有しながら連携を深めたい」と語った。 同社の落合久志社長は「防災強化にも役立つと思う。万一の時は全力で取り組みたい」と話した。
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十国峠 ケーブルカーなど施設取得 富士急行、伊豆箱根鉄道から
富士急行は1日、伊豆箱根鉄道から函南町の十国峠レストハウスとケーブルカーの譲渡を受けたと発表した。今後、アウトドア施設を運営する富士急グループのピカと連携するなど、新たな需要創出を図る。 伊豆箱根鉄道がレストハウスとケーブルカーを運営する新会社「十国峠」を設立し、富士急が1日付で新会社の全株式を取得した。点検などを行う準備期間として9日まで臨時休業し、富士急グループの施設として10日に営業を開始する。
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条例改正案に町長反対 メガソーラー、函南臨時議会
民間業者が進める函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設事業を巡り、施設の設置を規制する町条例の一部改正を求める住民グループの直接請求を受けた町議会臨時会が1日、開会した。仁科喜世志町長は条例改正を特定事業の阻止に向けた「狙い撃ち」に当たるとし、反対の意見を付して議案を上程した。 メガソーラー建設に町長の同意を必要とする同条例について、町は施行前に開発許可の申請手続きが始まっていた同事業への適用を「遡及(そきゅう)適用に当たる」と判断。当初計画を含む事業全体には適用せず、昨年8月に業者が変更した計画のみ条例に基づく「不同意」を通知した。一方、住民グループは条例改正により事業の起
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幼児の登園自粛を 函南町が要請
函南町は27日、まん延防止等重点措置の適用に伴い、町内全ての幼稚園、保育園、保育所について2月1~20日の登園自粛を要請すると発表した。いずれの施設も休園せず、開園時間は通常通り。 公共施設の対応については、2月20日まで文化センター、かんなみ仏の里美術館、子育てふれあい・交流センターの3施設を休館とし、西部コミュニティセンターや体育館など9施設は貸し出しを停止する。図書館は本の貸出冊数や滞在時間などの利用制限を継続する。
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メガソーラー条例巡り臨時議会 函南、2月1日開会
民間事業者が進める函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を巡り、施設の設置を規制する町条例の一部改定を求める住民グループの直接請求を受け、同町議会の議会運営委員会は27日、条例改定を審議する臨時会の会期を2月1~7日と決めた。 初日に仁科喜世志町長の意見を付した条例改定の議案が上程された後、委員会に付託される予定。最終日に委員会が審議結果を報告し、議会で改定の可否を採決する。 メガソーラーの設置に町長の同意が必要となる町条例を巡り、町は施行前に申請手続きが始まっていた同事業に対しては「遡及(そきゅう)適用に当たる」と判断。当初計画を含む事業全体には適用せず、昨年8月に業者が変更
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ストリートピアノ常設 函南・わさびミュージアム にぎわい一助に
函南町の伊豆わさびミュージアムで26日、フードコートの一角にグランドピアノがお目見えした。誰でも気軽に触れられる“ストリートピアノ”として常設し、館内を改装して音楽に親しむ環境を整える予定。地元業者のコラボによるにぎわいづくりの取り組みで、「ワサビとピアノの新しい化学反応」に期待が高まる。 多数のワサビ商品が並ぶミュージアムは一昨年に館内でわさび田が復元されるなど、伊豆の入り口に位置する人気の観光スポット。新型コロナウイルスの影響を受けつつも、運営する山本食品の山本豊社長(60)は「新たな楽しみを届けたい」とピアノの設置に乗り出した。家庭用よりも大きめのグランドピア
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函南ブランド2品目追加 函南ちょうざめ/丹那茶 認定証を授与
函南町の特産品としてPRする「函南ブランド」の認定証授与式が17日、町役場で開かれ、4年前から同町で養殖が始まった「函南ちょうざめ」と酪農が盛んな丹那地区で出た堆肥で栽培する「丹那茶」が新たに認定を受けた。 同ブランドは3年ごとに更新され、今回の認定で59品目。チョウザメはJR函南駅近くの養魚場跡地を活用して続けられ、このほど出荷が始まった。町内にはチョウザメ料理専門店もオープンし、函南ちょうざめ企業組合の岩野三郎代表理事は「思ったよりも順調。味も上々」という。 深い味わいと豊かな香りが特徴の丹那茶は、酪農で発生する堆肥を活用して循環型農業を推進する。生産業者イワキの岩城東秀さんは「丹
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函南町の公共施設 利用を停止、制限 新型コロナ感染拡大
函南町は19日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、13カ所の町内公共施設で利用や貸し出しを2月13日まで停止、制限すると発表した。 文化センター、体育館、ふれあいセンターなどは施設の貸し出しを停止、かんなみ仏の里美術館と子育てふれあい・交流センターは臨時休館とする。町立図書館は滞在時間を30分程度、本の貸し出しは20冊までに制限する。停止や休館、利用の制限は施設によって19~26日に始まり、期間はコロナの感染状況に応じて延長する可能性もある。 町が主催する2月6日のフリーマーケット、同13日のミニテニス大会は中止する。
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災害時、遺体収容に協力 函南町と冠婚葬祭互助協が協定
函南町はこのほど、災害時における遺体収容などに関する協定を全日本冠婚葬祭互助協会と結んだ。 地震や風水害などの大規模災害で多数の死者、被災者が出た際に、同協会は町の要請に基づいて遺体収容、安置に必要な施設や機材、搬送する霊きゅう車などを提供する。結婚式場などを避難場所として活用し、被災者に食事を届けるなどの支援も行う。これまでに同様の協定は全国194の地方自治体と結び、児玉智総務課長は「万一の事態があれば近隣互助会員も支援する。オールジャパンで対応したい」と述べた。 仁科喜世志町長は「遺体への対応は町職員に経験がなく、協力してもらえるのは心強い。協定が生かされないことを願うが、大規模災害
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函南町長選出馬 塩谷氏が正式表明
任期満了に伴う函南町長選(3月22日告示、同27日投開票)に向け、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)=同町仁田=が18日、三島市内で記者会見を開いて出馬する意向を正式に表明した。 塩谷氏は河川を活用した水力発電の普及を国へ働き掛けるほか、ゴミのリサイクル促進による処分費用の軽減を図り、町民に還元する施策を打ち出した。同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画については「反対」の意向を示し、「自然破壊がないようできることは何でもやる」と述べた。 同町長選には、現職の仁科喜世志氏(71)が出馬を表明している。
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眺望絶好のキャンプ場開設 函南移住、北海道出身の渡部さん夢実現
6年前に函南町へ移住した渡部竜矢さん(40)が昨年12月、同町平井の鬢之沢(びんのさわ)地区にキャンプ場をオープンさせた。首都圏から近く、富士山と箱根山麓を一望できる絶好のロケーション。資金協力を呼びかけたクラウドファンディング(CF)では1190万円が集まり、今後はバースペースを整備するなどさらなる展開も計画中だ。 町の中心部から車で約30分。地元の酪農家から牧草地を借り受け、2万平方メートルの広さにテントを張るフリースペースを提供する。好天なら正面に富士山を望み、夜は満天の星。道具を持ち込めばバーベキューも楽しめる。いずれは農作物の収穫や酪農の体験など地元との連携も模索する。 北海道
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函南メガソーラー反対派 規制条例改定、町長へ直接請求
民間企業が進める函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に反対する住民グループ「住民投票で軽井沢メガソーラー建設を止める会」は14日、町民3341人の署名を町に提出し、施設の設置に町長の同意を必要とする町条例の一部改定を仁科喜世志町長に直接請求した。 町は2019年10月の条例施行前に事業の手続きが始まっていたため、当初計画については「遡及(そきゅう)適用できない」と判断。21年8月に業者から届け出があった計画の変更部分にのみ、条例に基づく「不同意」を通知した。一方、同グループは条例の改定により事業の起点を「手続き」ではなく「着工」とすることで、現在も工事が始まっていない事
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重層的支援へ研修 函南町、今春から体制整備
あらゆる相談を受け入れ、複合的な課題には多機関協働で解決を図る「重層的支援体制」整備に向けた研修会が13日、函南町役場で開かれた。同町では4月から「丸ごと相談」の実現へ支援体制を整備する方針で、研修会には障害者、高齢者などを支援する福祉団体の担当者約30人が参加した。 国が進める重層的支援体制は、断らない相談支援、社会のつながりを促す参加支援、地域づくり支援―を市町村が一体的に実施する事業。同町では各相談窓口で対応困難な複合課題については、多機関連携の「中核機関」が支援調整会議で対応を講じる。独り暮らしの高齢者訪問や配食サービスなど支援者が積極的に地域へ出向き、寄り添いながらサポートする伴
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行政相談委員に総務大臣表彰 静岡で伝達式
行政に関する相談を受け付けて地域の問題解決を促す行政相談委員の村山登美雄さん(77)=下田市=、三井田初枝さん(74)=函南町=、水野明美さん(67)=沼津市=が11日、総務大臣表彰を受けた。 3人はそれぞれの地域で定例相談所を開設し、委員制度普及のための広報活動にも長年取り組んできた。静岡市葵区で行われた表彰式で、3人は総務省静岡行政監視行政相談センターの高見雅博所長から表彰状の伝達を受けた。 村山さんは「コロナ禍での活動は大変だが、多くの人に貢献できてうれしい」、三井田さんは「多くの人の話を傾聴して勉強になった。これからも続けていきたい」、水野さんは「行政と協力できることがあれば今後
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10カ月無火災表彰 函南消防団出初め式
函南町消防団の出初め式が9日、同町役場で行われた。町内では昨年2月24日から10カ月以上にわたって無火災が続き、県消防協会長と同協会田方支部長の表彰を受けた。辻洋幸団長は「今後も引き続き、防火・防災の啓発活動を積極的に推進し、地域と一体となって活動に取り組む」と訓示した。 功労者への表彰も行われた。表彰を受けたのは主に次の通り。 【県消防協会長表彰】功労章・勤続功労章(15年以上) 久保田敦、大隅薫典、内田利光、片野恵介▽勤続功労章(10年以上)潮木洋史、真野義幸、高橋由季子、伊沢太一朗、梅原彰祐、原翔太、飯田貴久、山口直樹、大塚貴弘、板垣元紀、杉村吏、佐野友哉
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地下水位、工事後回復せず 国交省会議 委員が見解【大井川とリニア】
リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題を巡っては、国土交通省専門家会議の議論で「(南アルプスの)山体に含まれていた地下水は工事前の状態には戻らない」という委員の見解が示されている。工事による大幅な地下水位の低下は避けられないとみられ、希少な生態系への影響が危惧されている。 専門家会議の中間報告に見解は反映されていないが、第12回会議(昨年9月)で大東憲二委員(大同大教授)が「トンネル湧水が出続けることを前提にすると、工事前まで山体から抜けていなかった地下水が抜ける条件が永久に続く」と大量の地下水が下流に流れ、その水は戻らないと指摘。地下水位が別の状態で安定するまでの期間は「20年か30年
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新型コロナワクチン3回目 函南町、1月30日から
函南町は6日、一般高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を30日から開始すると発表した。17日から予約を受け付ける。 町文化センターでの集団接種は木、土、日曜を中心に実施し、個別接種は町内6カ所の医療機関のスケジュールに合わせて行う。3回目接種は2回目から原則8カ月が経過した町民を対象とするが、2月以降に受ける65歳以上の町民は1カ月前倒しで接種する。 2回目を6月末までに受けた町民は昨年12月に接種券を発送し、それ以降も2回目から7カ月をめどに順次送る予定。予約はコールセンターかインターネットの予約サイトから申し込む。2回目までを他市町で受けた後に函南町へ転入した場合
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チョウザメ料理店オープンへ 函南で養殖「一大ブランドに」 シェフの舘野さん、埼玉から移住
函南町の新たな特産品を目指して養殖が始まったチョウザメの料理店が、8日に同町上沢にオープンする。15年前からチョウザメの調理に取り組むオーナーシェフの舘野毅さん(40)が埼玉県から同町に移住し、あぶりや刺し身などさまざまな料理を提供する。テークアウトの総菜も店頭に並べ、「函南の一大ブランドにしたい」と意気込む。 「味はタイ、食感はフグ」というチョウザメは骨の付き方が複雑で、調理には独特の技術が必要。舘野さんはキャビアの専門店で10年、チョウザメのイタリアンで5年シェフを務め、函南で養殖が始まったのを機に移住を決意した。旧すし店の調理設備を入れ替えてオープンし、当面はカウンターのみでお客を迎
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計3人感染 静岡/富士宮/函南 31日の静岡県内【新型コロナ】
静岡県内で31日、新たに3人の新型コロナウイルス感染が確認された。静岡市、富士宮市、函南町で各1人。累計感染者数は2万6897人(再陽性者を含め2万6898人)。県によると、20日から28日に入国したオミクロン株感染者の濃厚接触者が県内に6人いることが新たに分かった。同じ飛行機に搭乗していた。オミクロン株感染者の濃厚接触者は累計253人で、うち80人は待機期間を終了した。
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函南町仕事納め メガソーラーの「不同意」姿勢強調
函南町は28日、仕事納め式を行い、課長以上の幹部職員33人が仁科喜世志町長の訓示に耳を傾けた。 仁科町長は職員一丸となって取り組んだ新型コロナウイルスへの対応に触れたほか、民間企業が進める同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)計画を不同意とする町の姿勢を強調し、「職員が課を超えて考えや情報を提供してくれた。町としてぶれずに治山治水と安全な生活を守り抜く」と語った。
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函南メガソーラー条例 適用巡り割れる見解 事業「起点」施行前か後か【解説・主張しずおか】
民間企業が進める函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設事業で、設備の設置を規制する町条例の適用を巡り町と一部住民の見解が食い違っている。論点は事業の起点が条例施行の前か、後か。建設反対の立場は同じだが、施行前に動きだした当初計画への適用に難色を示す町に対し、条例を改定して全面適用を求める住民の動きも出始めた。 条例が適用されると、業者は町長の同意なしに設備の設置が禁じられる。電力の固定買い取り制度(FIT)は法令順守を前提とし、業者が条例に違反すれば経済産業省から認可を取り消されかねない。町は事業への「不同意」を示しているため、条例適用が事業の阻止につながるとの見方は強い。
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裁断した布3000枚寄贈 函南町商工会女性部
函南町商工会女性部はこのほど、不要になったタオルなどの布類を回収し、介護施設などで使いやすい大きさに裁断した約3000枚の「リユース・ウエス」を町社会福祉協議会に寄贈した。 商工会の会員事業所や家庭で使わなくなったタオルなど約850枚を集め、裁断は同町のわかくさ共同作業所に工賃を払って依頼した。介護の現場では汚れを拭き取る布類の確保に苦戦している施設が多く、町社協の高橋敏行会長に手渡した同女性部の塩崎敬子部長は「たかが布かもしれないが、意義のある活動。来年以降も続けたい」と述べた。 高橋会長は「これほどたくさんの寄贈はありがたい。年末にも各事業所に届けたい」と話した。
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新規感染3人 22日の静岡県内【新型コロナ】
静岡県内で22日、新たに3人の新型コロナウイルス感染が確認された。静岡市、函南町、長泉町で各1人。 県によると、入院しているのは3人で、重症者はいない。 県は、12、18、19日に入国したオミクロン株陽性者や同株の陽性が疑われる感染者の濃厚接触者が県内に新たに7人いたと発表した。同じ飛行機に搭乗していた。体調不良者はいない。県内のオミクロン株の濃厚接触者は計115人となり、うち21人が待機期間を終了した。 静岡市は21日に公表した感染者1人について、医療機関から取り下げがあったと発表した。県内の累計感染者は2万6880人(再陽性者を含め2万6881人)。
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卓球の技 小中生に伝授 プロの森薗さんが教室 熱海
熱海市卓球協会は18日、世界大会で優勝経験があるプロ卓球選手の森薗政崇さんを招いた卓球教室を同市の南熱海マリンホールで開いた。同市や函南町などの小中学生約50人が参加し、基本的な技術を磨いた。 参加者一人一人に、森薗さんがフォアハンドやバックハンドの基本やプレー中の足の動きなどを指導した。試合で相手が嫌がるサーブのコースなども教えた。試合形式の練習も行い、参加者は森薗さんの鋭いスマッシュに必死に食らいついた。 卓球教室は、大規模土石流に見舞われた熱海市の復興支援の一環で企画された。19日は森薗さんが経営する卓球選手のマネジメント会社「FPC」(静岡市駿河区)主催の復興支援卓球大会を開く。
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函南町は27日から現金一括支給 子ども給付金
函南町は17日までに、18歳以下の町民に対する臨時特別給付金10万円を、27日に現金で一括支給すると発表した。対象者は5290人で、27日は児童手当を受ける中学生以下の3819人に向けて給付金が振り込まれる。高校生相当年齢と公務員の子どもは1月以降の支給に向けて準備を進める。 当初予定していた5万円支給分の2億6900万円は12月定例会で補正予算が可決され、残りの5万円については18日付で専決処分して予算を確保した。
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女子野球の全国Vを報告 藤枝の岩本さん、市役所訪問
函南町を拠点に活動する女子中学生の硬式野球チーム「スルガマリンガールズ」に所属する藤枝市の岩本藍花さん(14)=青島中2年=がこのほど、市役所に北村正平市長を訪ね、全国大会優勝を報告した。 同チームは9月に静岡市や群馬県で行われた第7回全国女子中学生硬式野球選手権大会で4年ぶり3度目の頂点に立った。11月に行われたリーグ戦の全国大会でも準優勝の好成績を収めた。 投手として複数の試合に出場し、チームに貢献した岩本さんは「最上級生になる来年、連覇を目指して頑張る」と抱負を語った。その上で「打たせて取るタイプだが、三振を取れるようになるため、直球に磨きをかけたい」と言葉に力を込めた。
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函南・月光天文台 「はやぶさ2」実物大模型を展示
地球から約3億キロ離れた小惑星「りゅうぐう」に着陸し、2020年12月に地球へ帰還した探査機「はやぶさ2」の実物大模型が16日、函南町桑原の月光天文台に展示された。22日まで。 宇宙開発にゆかりが深い愛知県武豊町のNPO法人「ギガスター」が製作した模型は、素材をできる限り本物に近づけ、太陽電池パネルやレーザー高度計、表面に着地するサンプラーホーンなどの設備も紹介している。りゅうぐうの模型も展示され、直径40センチは実物の約2250分の1という。 出発から帰還するまでのミッションスケジュール、りゅうぐうの特徴などもパネルで解説しているほか、再突入カプセルや分離カメラなどミッションに不可欠だ
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町条例改定を直接請求 函南メガソーラー、反対派が署名提出
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に反対する住民グループ「住民投票で軽井沢メガソーラー建設を止める会」は14日、施設の設置に町長の同意を必要とする町条例の一部改定を求める直接請求に向け、町民3540人の署名を町選挙管理委員会に提出した。 町は2019年10月の条例施行前に事業の手続きが始まっていたため、当初計画には「条例の遡及(そきゅう)適用はできない」と判断。今年8月に業者から届け出があった計画の変更部分にのみ、条例に基づく「不同意」を通知している。一方、同グループは条例の改定により事業の起点を「手続き」ではなく「工事の着手」と変えることで、現在も着工していない事業
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問われる「林地開発許可」熱海・土石流、繰り返すな 宮城のメガソーラー計画「ずさん」
福島県境に接する宮城県丸森町で、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が進められている。山林約55ヘクタールを開発する一大プロジェクト。地元住民は災害発生への懸念から事業に反対してきたが、熱海市伊豆山の大規模土石流を受けてさらに反発を強めている。一方、宮城県は森林法に基づき計画を認めた。現地を訪ねると、林地開発許可を巡り、本県にも通じる課題が浮き彫りになった。 「あまりにも計画がずさん」。事業に反対する住民団体の義高光さん(54)=同町耕野=は憤る。住民団体の資料によると、計画が浮上したのは2019年夏ごろ。開発区域に約6万枚の太陽光パネルを敷き詰め、山の保水力を維持するため調整池を
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函南町条例改定、住民直接請求へ メガソーラー計画反対派
函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に反対する住民グループが14日、町民3533人の署名を町選挙管理委員会に提出し、設備の設置に町長の同意を必要とする町条例の一部改定を直接請求する。町は条例に基づき業者が8月に出した計画の変更部分を不同意としたが、改定により変更前も含めた全ての計画に対する不同意の決定を求める。 経済産業省が認可する電力の固定買い取り制度(FIT)は法令順守を前提とし、仮に業者が町の条例に違反した場合は「認可の取り消しもあり得る」とされる。一方、町は2019年10月の条例施行前に事業の手続きが始まっていたことから、当初の計画には「遡及(そきゅう)適用でき
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7議案可決 函南町議会閉会
函南町議会12月定例会は8日、最終本会議を開き、18歳以下の町民に対する給付金10万円のうち5万円分を支給する費用として2億6900万円を盛り込んだ一般会計補正予算など7議案を可決して閉会した。町の諮問を受けた人権擁護委員候補者の推薦については「適任」と答申した。
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2022年度予算編成 函南町議ら要望書 町長に提出
自民党函南町支部はこのほど、2022年度の予算編成に関する要望書を仁科喜世志町長に提出した。 事業者の育成と地域産業の振興、財政の健全化と効率化など9項目を町に求めたほか、大場函南―函南両インターチェンジ(仮称)間の伊豆縦貫道の早期事業着手や狩野川、柿沢川などの堆積土砂の撤去を国、県への要望として記した。町内各地区の分会から寄せられた課題も盛り込んだ。 町議会会派「一心会」もこのほど、コロナ対策の徹底や軽井沢地区のメガソーラー建設中止に向けた働きかけなどを重点とする要望書を仁科町長に手渡した。
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避難所、世帯ごとに区切る訓練 函南【地域防災の日】
地震などの大規模災害を想定した地域防災訓練が5日、静岡県内各地で行われた。函南町は函南中を主会場に指定避難所の開設と運営訓練に取り組んだ。情報伝達や観光客の避難誘導も各地で行い、町職員ら130人が参加した。 避難所の設営では、感染症対策として体育館に避難世帯ごとのパーティションを設置した。要配慮者と一般避難者に分けて2カ所の避難場所を用意し、密にならないよう2メートル間隔で置いて受付から誘導までの流れを確認した。要配慮者にはパーティションの下に体育で使うマットを敷くなど、少しでも負担を減らす工夫を考えた。 大型テントの設置や給水訓練にも取り組んだ。
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函南町野田選手 4位入賞に貢献【静岡県市町駅伝】
町の部3位でたすきを受けた函南町の5区野田大空選手(17)=伊豆中央高3年=は、区間新記録の走りで2人を抜いて1位に浮上。惜しくも区間賞には及ばなかったが、力強い走りでチームの4位入賞に貢献した。 小学校から市町駅伝を目標に練習に励み、初出場だった前回は同区間で2位を獲得。今年は区間新と区間賞のダブル受賞を狙い、ウエートトレーニングを中心とした身体作りに専念し、1500メートルを3分台で走れるまでの走力をつけた。「ラストも集中して走り抜けることができた。目標の一つは達成できてよかった」と充実感をにじませた。 高校を卒業する来年からは一般男子の区間となる。野田選手は「来年も選出されるよう練
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デマンドタクシー試験運行 函南の交通空白解消へ
函南町は1日、公共交通空白地域の同町桑原区、奴田場区でデマンドタクシーの試験運行を開始した。65歳以上の区民を対象に予約を受け付け、自宅からJR函南駅と近くの山口医院までを運賃300円で行き来する。来年2月までの3カ月間で実施して利用状況を分析し、本格運行に向けた検討を重ねる。 65歳以上の両区民は事前に会員登録を行い、設定された1日10便のうち利用したいタクシーを1時間前までに予約する。複数の利用者が同じ時間のタクシーを予約し、ルートが近い場合は運賃を100円引きした上で乗合運行とする。函南駅と山口医院以外での途中下車はできないが、函南駅でバス、電車と接続できるようタクシーの発着時間を
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函南町長選 3月27日投開票
函南町選挙管理委員会は1日、任期満了(2022年4月10日)に伴う町長選の日程を3月22日告示、27日投開票と決めた。 町長選にはこれまで、2期目を目指す現職の仁科喜世志氏(71)=同町柏谷=と環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)=同町仁田=が出馬の意向を示している。12月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万1842人(男1万5519人、女1万6323人)。
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教育、地域活性…八つの肩書 あの人に聞きたい/ラジオ運営 中野あゆみさん(伊豆の国市)【NEXT特捜隊】
教育や地域の魅力発信を中心に、県東部で数多くの活動を手掛ける中野あゆみさん(36)。長泉町の40代の女性会社員から「子育てしながらパワフルに活動する中野さん。その原動力を知りたい」と依頼が寄せられた。取材を申し込むと、トレードマークのターバンと丸眼鏡を身に着け、柔らかな笑顔で応じてくれた。 多様な依頼 極力「うん」 「ママ夢ラジオ」が起点となり、幅広い仕事に関わるようになりました。ママ夢ラジオの資料を作ったりPRしたりしていたら、周りの人からブランディングやSNS活用のアドバイスを頼まれるように。それが仕事になり、広報を手伝ったり事業の相談に乗ったりする「オンライン秘書事
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湧水枯渇66カ所 丹那トンネル工事被害の文献調査【大井川とリニア】
静岡県は26日、1918~34年の東海道線丹那トンネル工事に伴う渇水被害について文献を調査した結果を発表した。地下にトンネルが掘削された丹那盆地(函南町)付近では湧水の枯渇が66カ所に上っていた。リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の水問題で参考になる教訓として調べた。 丹那トンネルは熱海-函南駅間に位置し、延長7・8キロ。湧水による水没などで作業員67人が犠牲になった難工事として知られる。工事では、地下にたまった高水圧の水を掘削時に出し切る工法「水抜き」が開発された。 県は旧鉄道省が36年に発行した冊子「丹那隧道工事誌渇水編」を中心に調べた。調査結果によると、丹那盆地での
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社説(9月25日)日本遺産に評価制 認定継続へ物語を磨け
多数の文化財を物語で結び、観光資源として積極活用する文化庁の「日本遺産」に本年度、評価制度が導入され、2015年の認定第1陣18件のうち4件が認定取り消しもあり得る「再審査」となった。一方、4件は「重点支援地域」に格上げされ、新たに3件が候補になった。 東京五輪に向け100件を目標にスタートした日本遺産認定は現在、104件。期待した交流人口増は新型コロナウイルス感染拡大に阻まれたが、コロナ収束後の観光立国推進の再スタートに備えなければならない。 日本遺産の認定件数を増やさず、いわば入れ替えによって創意工夫を促す仕組みは合理的だ。各地の独創性と切磋琢磨[せっさたくま]に注目したい。 静岡
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知事「住民理解のない着工 間違い」 函南メガソーラー
函南町軽井沢で進む大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に反対する住民グループらが30日、県庁の川勝平太知事を訪ね、住民の賛同を得ないまま着工しないよう事業者への指導を求める要望書を提出した。川勝知事は「住民の理解なしに進めるのは間違い。伊豆半島全体の問題ととらえている」と答えた。 川勝知事は岩手県など全国でもメガソーラーを巡る同様の問題が起きているとし、林地開発を許可する森林法の要件に「住民の理解」を加える必要性を指摘した。全国知事会でもメガソーラーに関する主張を続け、「知事の権限は限られているが、国との交渉や他の知事との共闘を通じて最大限活用していきたい」と述べた。 住民グループは「
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JRとの対話解説 静岡県、函南で講演 流量減少や生態系影響【大井川とリニア】
静岡県は12日、リニア中央新幹線の建設工事を巡る県とJR東海の対話や進捗(しんちょく)状況に関する講演会を函南町文化センターで開いた。流量減少が懸念される大井川流域や周辺地域以外での講演は初めて。県職員が講師を務め、議論が食い違う県とJRの見解などについて説明した。 県くらし・環境部(南アルプス環境保全担当)の織部康宏理事は、トンネルの掘削により湧水が県外に流出し、大井川水系の水量が減少する可能性を指摘した。南アルプスの生態系に及ぼす影響、掘削土の崩壊や有害物質の流出の危険性にも触れ、今後の課題として湧水量の予測・評価、河川流量の変化、水を全量戻す現実的な方法―を挙げた。 約10カ月間で