ごみ減量や分別、リサイクル学ぶ 函南東小で出前講座
函南町は30日、ごみの減量や分別、資源リサイクルについて学ぶ出前講座を東小で開いた。町環境衛生課の職員が廃棄物をめぐる町の現状について説明し、4年生とごみ減量に向けて各自ができることを考えた。

同町で1日に出る1人当たりの廃棄物は1099グラムで、児童は同じ重さの水が入ったペットボトルを持ってごみの量を体感した。職員はごみ処理に伴い発生する二酸化炭素(CO2)や税金から支出されるコストなどに触れ、「ごみを減らして資源を再利用すれば、節約したお金を他のことに使える」とメリットを語った。リサイクルによって町に戻ってくるお金は昨年度、780万円にも上ったという。
児童らは食品ロスを減らすために好き嫌いなく何でも食べる―など、自分たちにもできるごみ減量の方法について話し合った。今後、町のごみ焼却場にも社会科見学で訪れる予定。