地域で顔が見える環境づくりが大切 函南でセミナー
函南町はこのほど、地域の困り事を地域で共有し解決方法を模索するための「まちづくりセミナー」を町役場で開いた。参加者約70人が、地域内で顔が見える環境づくりの大切さを学んだ。より多くの住民を巻き込み、地域の課題解決を図ろうと、昨年まで区長だけだった参加対象に民生委員児童委員も加えた。駒沢大文学部社会学科の川上富雄教授が監修し、1年間を通して研修を重ね、地域課題を解決する取り組みにつなげる。
![まちづくりについて学ぶ参加者=函南町役場](/news/images/n129/1285629/IP230722TAN000033000_O.jpg)
初回は川上教授が「防災にも強い福祉のまちづくり―住民主体の支え合い活動」と題して講演。地域づくりが防災や福祉が土台になると説明し「住民同士の顔つなぎができることで、手を差し伸べ合える地域になる。協力者を地域で発掘し、みんなの命が守られるように取り組んでほしい」と話した。