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テーマ : 函南町

災害廃棄物の広域処理強化 函南町 大手処理業者と協定

 函南町はこのほど、全国各地で廃棄物処理施設を展開する大栄環境(大阪府)と災害廃棄物処理に関する協定を結んだ。近年激甚化する風水害や南海トラフ巨大地震といった大規模災害に備え、災害ごみの広域処理体制を強化する。県内では磐田、沼津、富士宮の3市に続く協定で、町は初めて。

災害廃棄物処理に関する協定を結んだ仁科町長(左)と大仲常務=函南町役場
災害廃棄物処理に関する協定を結んだ仁科町長(左)と大仲常務=函南町役場

 災害時に町内の処理施設が機能しなくなった際、同社は町の要請を受け、円滑な広域処理を支援する。廃棄物の撤去や収集運搬、処分のほか、毎年連絡協議会を開き、災害時の対応を町と確認する。全国154自治体と協定を結ぶ知見を生かし、町の災害廃棄物処理計画の検証にも携わる。
 町役場で行われた協定調印式で、仁科喜世志町長は「自然災害は避けて通れず、平時から準備しないといけない」と協力を要請。同社の大仲一正常務は「災害時はグループが力を合わせて処理したい」と応じた。
 同社は連結子会社とともに全国30カ所で再資源化施設などを展開。最終処分場の総設置許可容量は3000万立方メートルを超える。

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