三島の食ツアー 観光客誘致へ 中国人インフルエンサー招待 ウナギやワサビ…SNSで発信
三島市が地元の食を生かし、観光客を呼び込もうと力を入れている。中国の交流サイト(SNS)で人気のインフルエンサーを招いた3泊4日のツアーを4日から開催。三島の食に特化したホームページも新設し、インバウンド(訪日客)促進や県外からの観光誘致につなげる考えだ。
ツアーは一般財団法人自治体国際化協会が世界各国で料理教室を開くABCクッキングスタジオと連携して行う食を生かしたプロモーション事業の一環。現地の同社の料理教室で日本料理を学ぶ会員で、フォロワー数10万人を超える30代の女性3人を招待した。食を中心とした体験や三島観光を楽しむ様子を交流サイト(SNS)などで発信してもらう。
初日は市街地を流れる源兵衛川を散策した後、すみの坊本町店でウナギを堪能。中国のサイトでは同店が検索できなかったため、店の紹介や食事の感想をSNSに投稿した。
期間中は函南町の酪農王国オラッチェや伊豆わさびミュージアムを訪ねて周辺の多彩な食の魅力を伝えるほか、収穫時期を迎えた大根の収穫や和菓子作り体験なども提供する。
同市は11月に「三島美食良旅―ガストロノミーツーリズムみしま」と題したホームページも作成。三島を代表するウナギと箱根西麓三島野菜の特徴や味わえる店を紹介している。
(三島支局・岡田拓也)