あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 函南町

函南町審議会 健全経営へ水道料金改定、町長に答申「基本料2400円に」

 函南町水道事業審議会(八木戸一重会長)は29日、田代・軽井沢・丹那地区簡易水道事業に関し、現状の料金体系では2025年度に資金不足の恐れがあるため「健全な経営のために水道料金の改定は必要」と仁科喜世志町長に答申した。家庭用の2カ月あたりの基本料金案は2400円を提示した。町は条例を改正し、24~25年度の施行を目指す。

仁科町長(右)に答申書を手渡す八木戸会長(左)=函南町役場
仁科町長(右)に答申書を手渡す八木戸会長(左)=函南町役場

 基本料金上限の50立方メートルを超過した場合は、1立方メートルあたり60円加算とした。
 別々の簡易水道が1979年に合併した名残で、家庭用料金が地域別で設定されたため統一した。使用水量50立方メートルで現状と比較した場合、1立方メートル換算で田代軽井沢地区で33%増、丹那地区で41%増となる。ただ、田代軽井沢地区は現状の基本料金上限が100立方メートルのため、実質負担が減る家庭もあるという。
 答申書では「利用者の急激な負担増とならないよう段階的に改定する配慮も必要」とした。町の試算では、新料金案は2030年まで採算が取れる水準といい、審議会は付帯意見として、定期的な料金改定の審議を求めた。
 同水道事業の加入者は約300。料金改定は1996年度以来。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

函南町の記事一覧

他の追っかけを読む