外国の文化、暮らし学ぶ 函南東小の児童700人
函南町の函南東小で24日、さまざまな国の文化や暮らしを学ぶ出前教室(静岡県主催)が開かれた。米国、フィリピン、ブラジルなど6カ国の国際交流員や地域外交専門官ら20人を講師に、全校児童約700人が多文化共生への理解を深めた。

同校の「スペシャルイングリッシュデー」に合わせて学年やクラスごとに行われ、各国の特徴を題材にしたゲームやクイズなどにも挑戦した。ブラジルでよく食べられる伝統的な料理やベトナムの方言、日常的な乗り物などについて学んだほか、人口の8割がキリスト教信者というフィリピンでは9月からクリスマスが始まり、街中ではイルミネーションや歌声が広がる―などと講師から説明を受けた。
3人一組の児童が英語で学校の好きな場所を案内する取り組みも行った。児童らは異なる文化や生活を学び、コミュニケーション能力を養った。