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テーマ : 函南町

11月函南トマト祭りへ 1.4メートルしゃもじ完成 沼津特別支援学校伊豆田方分校

 函南町制60周年記念事業として11月25日に同町で開かれるトマト祭りに向け、実行委員会が地元の子どもらの協力を得て準備を進めている。17日には、沼津特別支援学校伊豆田方分校の高等部の生徒が、来場者に振る舞う巨大パエリアの調理に使用するしゃもじを完成させた。

巨大しゃもじを仕上げる生徒=函南町の沼津特別支援学校伊豆田方分校
巨大しゃもじを仕上げる生徒=函南町の沼津特別支援学校伊豆田方分校

 トマト祭りは記念事業「かんなみフェスティバル」の主要イベントの一つ。道の駅伊豆ゲートウェイ函南で開催し、特産のトマトを町内外にアピールする。函南東中の生徒が昨年度発案し、実行委は町内の子どもの思いがこもったイベントとしての実現を目指している。
 巨大パエリアは、直径3メートルのプレートで1400人分を一気に調理する。約1・4メートルのしゃもじは、同分校の木工班約10人が木材の切断やオイルの塗り込みなどを行い、2本仕上げた。作業班長の近藤晴来さん(2年)は「皆さんに喜んでもらえるよう作った。イベントで使ってもらえてうれしい」と話した。
 パエリアの具材の並べ方のデザインは田方農高の生徒が担当したほか、トマト形の風船を投げ合う「疑似トマト投げ」のルール作りには函南東中の生徒も携わった。祭り当日の塗り絵イベントで使うトマトを原料にした絵の具やパエリアの具材の準備にも、地元の子どもたちに参加してもらえるよう検討している。
 (三島支局・岡田拓也)

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