「持続可能なまちづくりへ」 函南町長が施政方針
函南町議会3月定例会は15日開会し、仁科喜世志町長が施政方針を示した。過去最大の137億2800万円となった2024年度当初予算案に込めた思いを説明し、「町民に寄り添った持続可能なまちづくりと健全な行財政運営にまい進したい」と述べた。
同町軽井沢で計画される大規模太陽光発電所(メガソーラー)の事業者に対し、電力固定価格買い取り制度(FIT)のIDや林地開発許可の取り下げを引き続き求めていくと表明。同町丹那の山中に無許可で造成された盛り土は撤去のための処分場確保に向け、県が官民連携で整備を進めるストックヤードを活用できるよう要請しているとした。山間地のパトロールも強化、継続する。
同定例会は、歳入歳出にそれぞれ1億3600万円を追加する23年度一般会計補正予算案など13議案を可決した。24年度当初予算案は19日の本会議で上程され、20日に総括質疑を行った上で分科会審査に入る。会期は3月12日までの27日間。