伊豆中央道 徴収延長 他自治体とで温度差 函南町 議会答弁
函南町は7日の町議会6月定例会の一般質問で、交通安全上の問題があるとして反対している県の伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限延長方針について「考え方に温度差がある」として周辺市町との協力体制を築くのは困難とした。植松淳史氏(無会派)への答弁。
徴収期限延長について「好意的に捉えている自治体もある」などと説明した。
町は、有料区間を避けて生活道路に流入する車両による渋滞や事故といった交通安全上の危険性を理由に「賛同できない」との姿勢を改めて示し、徴収期限延長が「町に与えるメリットはない」とした。
徴収期限延長となった場合、県に交通量調査を依頼し、迂回(うかい)交通対策を検討する必要性を示した一方、佐野章夫副町長は「県が迂回路対策を考えていると聞くが、それ以前の問題。第一に無料化をお願いする」と強調した。