ツーリング、速度控えて 「バイク(8/19)の日」に静岡・神奈川県警が合同広報
静岡、神奈川両県警は「バイクの日」の19日、県境近くのドライブイン「バイカーズパラダイス南箱根」(函南町桑原)で二輪車事故防止を呼びかけた。行楽期の事故対策として、初めて合同で実施した。
![来場者に安全な運転方法を助言する白バイ隊員=19日午前、函南町桑原のバイカーズパラダイス南箱根](/news/images/n131/1300934/IP230819TAN000038000_O.jpg)
ツーリングに適した秋を控え、伊豆や箱根などの人気ツーリングコースが交わり、両県のオートバイ愛好家が集う同施設を啓発場所に選定。両県警の白バイ隊員ら33人が啓発品を配りスピードの出し過ぎへの注意やプロテクター着用を訴えた。
白バイ11台やパトカー6台を用意し、乗車体験も実施。来場者は白バイにまたがり、隊員から安全な運転方法について助言を受けた。
静岡県警によると、県内の過去5年間の二輪車死亡事故は月別で、8月4件、9月14件、10月8件、11月9件と夏の暑さが落ち着く秋以降に増えている。同施設に隣接する県道20号では過去10年で4件の死亡事故が発生し、うち2件が単独事故だった。
県警交通企画課の日内地昭広施策推進課長補佐は「スピードの出し過ぎによる悲惨な事故が起きている。スピードは控えめに安全運転してほしい」と注意を促した。