CO排出量見える化や省エネ徹底 必要 函南で脱炭素化セミナー
静岡県産業振興財団の企業脱炭素化支援センターと函南町商工会はこのほど、町役場で脱炭素化に向けた普及啓発セミナーを開いた。同商工会の会員企業などから約20人が参加し、二酸化炭素(CO2)排出量の見える化や省エネ徹底の必要性を学んだ。
![脱炭素化に向けた取り組みの必要性を学んだセミナー=函南町役場](/news/images/n132/1316703/IP230907TAN000046000_O.jpg)
同センターの業務アドバイザー竹島寿夫さんが講師を務めた。地球温暖化対策としてサプライチェーン全体のCO2排出量抑制が必要とされる中、中小企業も取引先から脱炭素化の取り組みが求められていると紹介。まずはチェックシートを活用し、自社のCO2排出量を把握するよう促した。省エネ対策として空調機の清掃や設定温度の緩和など身近な対策から始めていくべきとも伝えた。
同町は昨年、町環境基本計画を策定。脱炭素化に向けた取り組みを進めていることがきっかけで、県内の町として初めてセミナーが開かれた。