函南のママ「力自慢」 茂出木さん腕相撲全国V
函南町仁田の茂出木絢子さん(38)が、このほど東京都で開かれた第17回全日本体重別腕相撲選手権大会の女子無差別級右腕の部で優勝した。前回大会の左腕の部に続く“連覇”で、全部門を通じて顕著な成績を収めた選手に贈られる敢闘賞も女性で初めて受賞した。
![優勝の報告に訪れた茂出木絢子さん(左から2人目)=函南町役場](/news/images/n139/1382618/IP231225TAN900046000_0001_CDSP_1.jpg)
茂出木さんは、元々競技に打ち込んでいた夫の一真さん(33)を応援するうちに刺激を受け、昨年から競技を始めた。高校時代はゴルフで県の強化指定選手に選出されたスポーツの才能を発揮し、好成績を収め続けている。自宅には特注の腕相撲専用トレーニングマシンも設置し、夫婦でペンションを経営しながら二人三脚で鍛錬を重ねている。
大会は6人の総当たり戦で争い、左腕でも準優勝した。25日に町役場を訪れ、仁科喜世志町長に結果報告した際には「左右バランス良くトレーニングしてきた。両方優勝したかった」と悔しさもにじませた。
絢子さんは長男を出産後に競技を始めた。トレーニングや試合を通じ、多くの出会いがあるといい「腕相撲は腕一本で気軽にでき、いろんな人と触れ合えるスポーツ。これからは女性の競技人口も増やしたい」と意欲を見せた。
(三島支局・岡田拓也)