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テーマ : 函南町

伊豆中央、修善寺道の料金徴収延長 静岡県が説明会 下田、函南の住民「納得できない」

 静岡県は5月30、31の両日、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限延長に関する一般向け説明会を下田市と函南町でそれぞれ開いた。県は両道路を無料化すると交通量が大幅に増えて渋滞が悪化するとしたが、参加者からは「納得できない」と説明不足を指摘する声が複数上がった。

県が道路の料金徴収方針に理解を求めた説明会=下田市
県が道路の料金徴収方針に理解を求めた説明会=下田市

 一部の参加者は道路の高速性や定時性確保と無料化の関連性を疑問視。交通量調査などによる実態把握を求めた。10月から40年程度延長される方針の徴収期限について社会情勢の変化に対応した柔軟な対応を求めたり、利便性向上のためにETC導入を要請したりする参加者もいた。
 県は道路建設から40年近く経過した構造物の老朽化対策の必要性を強調。伊豆半島全体の道路ネットワークの早期整備に向けた財源確保のため料金徴収の延長に理解を求めた。
 下田市の説明会では県内他地域との不平等感を訴える意見に対し、県は賀茂地域の住民への優遇措置を「何かできないか探っている」と回答。一部地域でしか購入できないという道路料金の回数券について「賀茂での販売をなるべく早急に対応したい」とした。
 5月に開かれた賀茂6市町の議員向け説明会では「地元の利点がない」との声が多数上がっていた。両市町の説明会には延べ100人ほどが参加した。

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