乳牛の見極め、こつ伝授 函南で品評会体感イベント
函南町丹那の酪農王国オラッチェで17日、乳牛の品評会を体感するイベントが開かれた。地元の酪農家が、多くの乳を出す牛の見極め方を伝えた。
![仲川さん(左)から乳牛の見極め方を教わる参加者=函南町丹那のオラッチェ](/news/images/n142/1415577/IP240217TAN900037000_0001_CDSP.jpg)
JA函南東部青年部が田方農高動物科学科生産動物コースとともに企画した。同青年部を主体に半世紀続いた品評会「丹那ブラック&ホワイトショー」が昨年限りで終了。プロ同士が競い合ってきた品評会で培った技術や取り組みを高校生や一般の人に伝え、畜産や乳牛に親しんでもらおうと開催した。
全国ホルスタイン改良協議会の認定審査員の資格を持つ仲川和寛さん(52)が牛の特徴を解説。乳房の質や形状の良さのほか「鼻が大きく横に開いた牛はエサをいっぱい食べるので乳も良く出る」「無駄な肉がついていないコンパクトな牛の評価は高い」などと紹介した。