「華道」静岡県大会で優勝 田方農業高、全国へ
全国の高校生が華道日本一を競う「Ikenobo花の甲子園」(華道家元池坊主催)の静岡県大会がこのほど、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。田方農高(函南町)が優勝し、11月12日に京都府で開かれる全国大会の切符をつかんだ。
![優勝した田方農高の生徒=静岡市葵区の市民文化会館](/news/images/n133/1325459/IP230916TAN900065000_O.jpg)
コロナ禍でオンライン開催が続いたため、対面の開催は4年ぶり。学校連合も含め13校から計11チームが出場し、3人一組で技を競った。当日発表された花材に持ち込みの1種を加えた17種の花を使って、30分間に1人1作品ずつ制作した。会場は緊張感が漂う中、生徒は真剣な表情で花と向き合い、丁寧に作品を作り上げた。
田方農高はジャガイモの断面を使って月を表現。伝統と新しい感性を融合させた高校生らしい自由な発想の作品に観客は感心した様子だった。2位には知徳高(長泉町)、3位には御殿場南高が入った。