伊豆ファン倶楽部の利点学ぶ 3市1町議員 函南で親睦会
三島、伊豆の国、伊豆、函南の3市1町議会議員の親睦会が24日、函南町のかんなみ知恵の和館で開かれた。デジタル庁の村上敬亮デジタル統括官を講師に招き、伊豆ファン倶楽部事業の取り組みや地域活性化に向けたデジタルの必要性について学んだ。
![伊豆ファン倶楽部の可能性について学んだ議員親睦会=函南町のかんなみ知恵の和館](/news/images/n140/1399721/IP240124TAN900088000_O.jpg)
村上氏は地方の公共交通の現状を例に挙げ、人口の減少局面では客の都合に合わせて動かざるを得なくなると指摘。客の希望に応じて配車するにはデータが必要になるとし「人口が減り需要密度が減る中、データは必要。地方の暮らしを守ることとデジタルの親和性は高い」と話した。
事業は伊豆ファンの創出や産業活性化を目指し、三島、熱海、函南の3市町が取り組む。会員向けに地域の情報を提供するほか、ポイントサービスも実施。提携事業者には会員の行動履歴に基づいたデータを提供し、商業振興に役立てる。村上氏は「どうやって市民を巻き込むかが重要。小さく始め、最終的には伊豆全体に広げたい」と語った。