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テーマ : 函南町

秋の函南スイカ 出荷開始 仕上がり順調 例年より一回り大きく

 JAふじ伊豆函南西瓜(スイカ)組合は24日、収穫時期を秋に遅らせる抑制栽培で育てた「抑制スイカ」の出荷を始めた。今年は天候に恵まれて順調に生育し、例年よりも一回り大きな仕上がり。10月上旬までに約4千ケースの出荷を見込む。25日には同JAの函南営農経済センターで目ぞろえ会を開き、等級の基準を確認した。

等級の基準を確かめる生産者や市場関係者ら=函南町の函南営農経済センター
等級の基準を確かめる生産者や市場関係者ら=函南町の函南営農経済センター

 糖度が高くシャリシャリとした食感が特徴の同町名産「函南西瓜」のうち、抑制スイカは鮮やかな赤色が特徴。需要の分散を狙って7月中旬に種をまき、9月下旬から10月上旬にかけて収穫される。
 今年は消費者の要望やカット売り販売の拡大を受け、栽培時の株間を広げてスイカの大型化に取り組んだ。収穫を迎えた最近の朝晩の気温低下でキレのある味に仕上がり、栗田稔組合長(60)は「例年になく素晴らしい仕上がり」と自信を見せた。
 目ぞろえ会には生産者や市場関係者ら約20人が参加。傷の有無や形などの外観、たたいた音で分かる実の詰まり具合など「秀」「優」「良」の基準を確かめた。

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