函南の民生委員 救命法など学ぶ
函南町は30、1の両日、地域と関わりが深い町内の民生委員を対象にした救急救命講習を町役場で開き、計55人が心肺蘇生法や熱中症の予防、対処法などについて学んだ。

駿東伊豆消防本部の応急手当指導員を講師に、傷病者の発見から自動体外式除細動器(AED)による処置まで一連の流れを確認した。発見者は付近の安全を確保した上で119番通報などを周囲に指示したほか、コロナ禍の室内を想定して換気も行った。ダミー人形を使って心臓マッサージに取り組み、AEDを使う際には「体に付着物がないか確認し、パッドを1枚ずつ丁寧に貼り付ける」などと指導を受けた。
このほか、のどに詰まった異物の除去、止血法、熱中症への対応についても理解を深めた。