子どもの虐待、現状知って 学校関係者らに向け講演会 長泉町
長泉町は14日、今月の「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」に合わせた講演会を同町在宅福祉総合センターいずみの郷で開いた。
社会福祉法人子どもの虐待防止センター(東京都)理事長の松田博雄さん(74)が講師を務め、幼稚園や学校関係者ら約60人が出席した。松田さんは虐待の種類、しつけと体罰の違い、全国の児童相談所へ相談件数が年々増えている現状などを説明。支援のために「子どもや親が『何か変』と感じたら通告して」と話し、「虐待防止のために地域のネットワークを大切に」と強調した。
参加した60代女性は「虐待を防止するために母親が『助けて』といえる場が必要だと感じた」と話した。