ブライダル事業の理解深める 知徳高生が三島で模擬結婚式 プロの技、間近で観察
観光やサービス接遇について学ぶ知徳高(長泉町)普通科観光文化コースの3年生29人が8日、三島市のみしまプラザホテルで模擬結婚式に臨んだ。生徒が実際に新郎新婦役を演じ、ブライダルやホテルの仕事について理解を深めた。
模擬人前結婚式では、ドレスに身を包んだ新婦役の梅原彩琴さんが父親役の渡辺紀之校長とともにバージンロードを歩き、新郎役の本多叶弥さんとともに壇上へ。誓いの言葉を読み上げた後、指輪を交換し、結婚証明書にサインした。式後には階段でフラワーシャワーの祝福も受けた。
美容関連の仕事を目指す梅原さんは「緊張したけれど、スタッフが優しく話しかけてくれて楽しかった」と笑顔を見せ、本多さんも「緊張をほぐす心遣いや髪の毛のセットは、さすがプロだと感じた」と語った。
模擬結婚式はサービスマナーを学ぶ授業の一環で毎年実施。生徒は模擬披露宴にも参加し、ホテルスタッフの動きやおもてなしの仕方を注意深く観察して仕事ぶりを学んだ。和食のテーブルマナー実習も行った。
(三島支局・岡田拓也)