ビュフェ美術館（長泉）５０周年祝う 「偉才の行方」展開会 親族迎え式典盛大
２５日に開館５０周年を迎える長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は２４日、５０周年記念式典と記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」（同美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛）の開会式を同美術館で行った。画家ベルナール・ビュフェ（１９２８～９９年）の祖国フランスから親族を迎え、節目を盛大に祝った。
式典にはベルナールのめいのブランシュさんと孫のティモテさん、在日大使館のシャルランリ・ブロソー文化参事官らフランス関係者のほか、地元首長や議員、企業関係者約６０人が参加した。ブランシュさんは「再訪できて感慨深い。開館式で植えられたクスノキは、日仏友好の象徴であり、ベルナールと（同美術館創設者の）岡野喜一郎氏との絆」と記念展開催に謝意を述べた。
開会式で小針由紀隆館長は「ビュフェの死後、パリで開かれた回顧展を機に訪れた再評価の流れに乗った展覧会になった」とあいさつ。静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長は「リバイバルが来たこの時に、作品を発信し、未来に引き継いでいきたい」と述べた。
一般公開は２５日から。同日午前１１時と午後２時、三島市出身のバイオリニスト牧野順也さんが展示室で演奏する。４０年代から最晩年までの作品７７点が並ぶ展示は２０２４年１１月２４日まで。
（東部総局・菊地真生）
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