あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 長泉町

長泉町と日販 協定締結 本のまちづくり、全国初

 長泉町と出版取次大手の日本出版販売(日販)は1日、本を柱としたまちづくりに関する包括連携協定を全国で初めて締結した。まずは来年完成予定の中心街にある「鮎壺公園」の交流施設で、子育て世代を中心にした交流を通じて地域活性化を目指す。

締結式で抱負を述べる奥村社長(左)ら日販関係者=長泉町役場
締結式で抱負を述べる奥村社長(左)ら日販関係者=長泉町役場

 町役場で開いた締結式で、奥村景二社長と池田修町長が締結書を交わした。同社の富樫建専務は本を柱にした社会実験から協定締結に至った経緯や、本を生かした空間作りなどを紹介。「本には暮らしに必要な衣食住、遊び、芸術など多彩な情報があふれている。それを本だけでなく、いろんな形で提供できる会社でありたい」と説明した。同施設の具体的な活用方法は今後詰めるが、ウェルピアながいずみや子育て交流拠点「パルながいずみ」などの公共施設も交流の候補場所に挙がっているという。
 日販によると、10年間で本屋は3割減少。後継者不足や活字離れで、全国の自治体1741のうち456に本屋がないという。奥村社長は「地域に根ざした活動をやり続けることが大切。生活者を豊かにする第一歩を長泉町と一緒に歩んでいきたい」と意気込んだ。池田修町長は「イベントで町内の施設をアレンジしてもらうこともできるはず」とあいさつした。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

長泉町の記事一覧

他の追っかけを読む