あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 長泉町

まちづくり人財発掘 成果 支援受け4人開業 長泉コワーキングスペース開設1年 活動報告

 長泉町がJR下土狩駅前にコワーキングスペースを開設してから、10月で1年。まちづくりを担う「人財」を発掘・育成する拠点が徐々に成果を出している。町の委託で運営を担い、移住や起業を支援する「日の出企画」(三島市)の山田知弘社長らが29日、町役場に池田修町長を訪ね、1年間の活動と今後の展望を報告した。

コワーキングの1年間の活動と今後の展望を報告する山田社長(右)ら=長泉町役場
コワーキングの1年間の活動と今後の展望を報告する山田社長(右)ら=長泉町役場


 同社によると、1年間で23回のイベントを開き、スペース利用者を含め1300人超の来場があった。さらに、コワーキングの支援を受けながら4人が町内で学習塾や飲食店などを開業した。山田社長は「少しずつではあるが、コミュニティー作りからビジネス性を見いだせている」と強調し、SNSを利用した地元店の魅力発信や女性の起業支援などに取り組んだ成果も紹介した。
 一方で、同町で開業をしたくても場所や物件がなく、周辺市町で開業を促したケースがあり、「空き家を活用したいが、情報収集に苦戦している」と課題を挙げた。
 同コワーキングは今後、学生主体のイベント開き、町内の空き家活用を促す方針。池田町長は「人と人をつなげて、いつもおもしろい取り組みをしてくれる。今の動きをもっと情報発信していければ」と話した。
 (東部総局・天羽桜子)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

長泉町の記事一覧

他の追っかけを読む