犬猫の不妊手術 メリット・デメリットを解説 長泉で講座
動物愛護に取り組む三島市のNPO法人「人と動物のハッピーライフ」はこのほど、「犬と猫の不妊手術について」と題した講座を長泉町の動物先端医療センター・AdAMで開いた。同センターの小林正行院長が飼い主ら約20人に不妊手術に関する知識を伝えた。
小林院長は不妊手術が生殖能力をなくすだけでなく、生殖器関連の疾患や問題行動を予防できる利点があることを、症例やデータを示しながら説明した。一方、麻酔リスクや術後の肥満、各種疾患のリスクなどの欠点も指摘した。
小林院長は「手術をしても性格が変わることはなく、健康に長生きできるようになるなど利点の方が大きい。犬の場合は疾患リスクの低い時期を選ぶ必要性があるが、手術を受けさせてほしい」と呼びかけた。