長泉メロン 出荷始まる JAふじ伊豆、目ぞろえ会
出荷数が少ないため「幻のメロン」と呼ばれ、中元贈答用として人気がある長泉町特産の「長泉メロン」の出荷が27日、始まった。
JAによると、ことしは例年に比べ多く収穫できそうで3100ケースの出荷を見込む。
長泉メロンは味が濃く上品な甘さと滑らかな舌触りが特徴。ミツバチで交配し、一株に1玉だけを残して栽培するため、おいしさが凝縮される。
JAふじ伊豆長泉メロン部会は同日、目ぞろえ会を同町下土狩のJAふじ伊豆特産センターで行った。生産者4人が持ち寄ったグレースとアールス2種類の果肉の糖度を調べた。今回そろったメロンの糖度は11~14・6度で品質は例年並み。13度以上を出荷する。
井出優斗部会長(28)は「時間をかけて1玉を作っている。食べる頃にはもっと糖度が増すはず」と評価した。