地域おこし協力隊 裾野市が募集開始
裾野市は、地方に移住して地域活性化を担う「地域おこし協力隊」を初めて受け入れる。人口減少や高齢化が進む中、都市部などの人材を積極的に招き、地域課題の解決やにぎわい創出につなげる。
第1弾として11月15日まで、スポーツツーリズム事業の隊員1人を募集する。標高1千メートル超の「準高地トレーニング」の環境を生かした合宿誘致や、イベント開催に取り組んでもらう。
採用に向け、市は地域おこし協力隊設置要綱を策定。「移住促進と地域間交流事業」「農林水産業の支援」「観光振興」「情報通信技術(ICT)推進」「教育環境の向上」などを活動内容に定めた。
地域おこし協力隊は国が財政支援し、各自治体が委嘱する。任期はおおむね1~3年で、その後の定住が期待されている。
(東部総局・杉山諭)