磐田市の記事一覧
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⚽高円宮杯U―18プリンスリーグ参入戦 浜名高は三重と 桜が丘は四中工と
サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プリンスリーグ東海参入戦が9、10日に磐田市で行われ、本県Aリーグ1位の浜名高と2位の清水桜が丘高が出場する。参入戦には東海4県の8チームが出場し、2枚の昇格切符を争う。 9日の参入戦1回戦で浜名高は三重県2位の三重高と、清水桜が丘高は同1位の四日市中央工高と対戦し、勝てば10日の昇格決定戦に進む。 本県Aリーグで浜名高は12勝2分け4敗で優勝。勝ち点1差で準優勝の清水桜が丘高は12勝1分け5敗だった。
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⚽静岡県内外16チーム サッカー熱戦 磐田で大会
サーラグループは3日、小学4年生以下のサッカー大会「サーラカップ2023決勝大会」を磐田市新貝のヤマハスタジアムで開いた。静岡、愛知、岐阜、神奈川の4県から計16チームが熱戦を繰り広げ、名古屋グランパスが優勝した。 試合は8人制で、15分ハーフのトーナメント戦で行われた。愛知県勢同士の対決となった決勝戦では両チームともボールを奪うと果敢に攻め上がり、守備と入れ替わる激しい展開となった。1―1のまま後半に入っても両者が譲らず、PK戦で勝負が決まった。 大会は2004年から始まり、今年で20周年の節目を迎えた。試合前にはベルギー1部アンデルレヒトへの期限付き移籍が決まった来季J1磐田の後藤啓
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鉄骨が当たり作業員死亡
2日午後2時55分ごろ、磐田市新貝のヤマハ発動機本社工場で、クレーン用のやぐらが搬送中に崩れ、鉄骨が外部の男性作業員に当たる労災事故があった。男性は約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。死亡したのは、浜松市中区葵西6丁目の設備業の男性(73)。磐田署によると、男性は工場内のレイアウト変更で使用するクレーンのやぐらを載せた台車を誘導していたという。同署はやぐらが崩れた状況や原因を調べている。
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磐田市 中村3姉妹がそろってエントリー、長女力走【市町対抗駅伝】
磐田市は中村3姉妹がそろってエントリーした。4区を任された長女環菜選手(17)=磐田南高2年=が、当日控えに回った次女菜々美選手(14)=豊岡中2年=、三女実莉選手(12)=豊岡南小6年=の思いを胸に駆け抜けた。 「3姉妹で本戦出場」を目指して練習を重ねたが、最終選考で妹2人が正選手から外れた。「悔しくて泣いている妹たちを見て、自分も泣いてしまった」。走れなかった妹たちの思いをパワーに変えた環菜選手は、順位を一つ上げてチームに貢献した。 当日、菜々美選手は体調不良で会場に来ることができなかったが「テレビで応援してくれたはず」と環菜選手は話す。姉の勇姿を間近で見た実莉選手は「かっこよかった
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市の部 区間賞選手の喜びの声 第24回市町対抗駅伝
1区(3.673キロ)中・高校生女子 沢田 結弥(浜松市北部、浜松市立高3)11分24秒 沢田 結弥 区間賞を取れていなかった。ようやく獲得できてうれしい。地元へ感謝の気持ちを伝えたかった。 2区(1.903キロ)小学生男子 平野 空哉(磐田市、豊田南小6)5分52秒 平野 空哉 最後までペースが落ちず、スタートからいつも通りの走りができた。目標にしていた区間賞が取れて最高。 3区(1.715キロ)小学生女子 金田 陽愛(湖西市、岡崎小6)◎5分18秒 金田 陽愛 区間新記録を狙っていたので悔しい気持ちもあるが2年連続区間賞を取れて良かった。とにかく前にいる人を抜かすことだけ
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手で魅せるダンス 児童600人くぎ付け 磐田・富士見小
磐田市富士見町の富士見小でこのほど、男性3人組ダンスユニット「XTRAP(エクストラップ)」による公演が行われた。手で魅了するダンスやLEDライトを使ったパフォーマンスが繰り広げられ、全校児童約600人を楽しませた。 3人が見せたのは、指の動きだけで万華鏡を表現する「フィンガーダンス」。手首や指を小刻みにウエーブするなどして巧みに操り、神秘的な世界を演出した。複数の水晶玉を手先で動かしたり、LEDグローブをはめて花火を表現したりする踊りも披露。ポーズが決まるたびに、児童からは拍手が湧き起こった。 富士見小では、同校出身のEXILE・AKIRAさんが考案したオリジナルの「富士見小ダンス」を児童
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シラスウナギ漁解禁 静岡県内4月末まで 「初日まずまずの漁獲量」
ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の今期漁が1日、静岡県内で始まった。2024年4月末まで。県知事許可による特別採捕だったシラスウナギ漁は、今期から漁業法が適用される許可漁業に移行した。密漁への罰則が強化される一方、取引は自由化され、静岡県内の養殖業者だけでなく、県外業者への出荷も可能になる。 今期は県内20区域で889人が漁業許可を受けている。天竜川西側の河口付近では、採捕者が日没に合わせて波打ち際へ向かい、照明の明かりを頼りに手網で海水をすくい、午後6時前に体長約5センチのシラスウナギが数十匹、捕獲された。 浜松市天竜川しらす鰻(ウナギ)漁業生産組合(浜松市南区)の組合員は「初日とし
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キレのあるダンス堂々 磐田でイベント 市内外45チーム
磐田文化振興会主催のダンスイベント「磐田ダンスエボリューション2023」が、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。市内外の45チーム約700人が参加。ジャズやチアダンスなど多彩なジャンルでキレのある動きを披露し、約2000人の観客を魅了した。 県西部の中学・高校のダンス部や幅広い年齢で構成されるチームなどが前後半に分かれて出場。リズムに合わせて表情を変えながら軽快なステップを踏み、堂々としたパフォーマンスを繰り広げた。市内の小学生を対象に、4カ月間にわたって開催されたワークショップからも7チームが出演し、練習の成果を発揮した。 同イベントは今年で11回目。中学の授業でダンスが必修
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不登校児支援 3カ所目 磐田市 24年度中開設目指す
磐田市の山本敏治教育長は1日の市議会11月定例会代表質問で、不登校の小中学生を受け入れる教育支援センターについて、2024年度中に3カ所目の開設を目指す方針を示した。加藤文重氏(新磐田)への答弁。 同市では現在、豊田、見付の2地区にセンターを置いている。不登校の児童・生徒の居場所として、集団生活への適応能力育成や社会的自立支援のための指導や相談を行う。山本教育長は「不登校になる原因は多様化・複合化している」と述べ、「多様なニーズに応じた過ごし方ができる場」として3カ所目の新設を検討しているとした。市内で、民間のフリースクールの設置準備が進められていることも明らかにした。不登校対策の課題として
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磐田市長がインフル 4日まで自宅療養
磐田市は1日、草地博昭市長がインフルエンザを発症したと発表した。4日まで自宅療養し、5日に復帰する予定。 市秘書課によると、11月29日から体調がすぐれず、30日夜に高熱が出たために医療機関を受診し、インフルエンザと判明した。職務代理者は置かず、自宅療養しながらテレワークで公務を行うという。開会中の市議会11月定例会の代表質問答弁などは内野昌美副市長が対応する。
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劇団四季公演に障害者招待 850人、ミュージカル楽しむ 磐田でヤマハ労連
ヤマハ発動機グループの11労働組合でつくるヤマハ労働組合連合会は1日、県西部の障害者を無料招待した劇団四季チャリティー公演を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。県西部の福祉施設利用者や市内小中学校特別学級の児童生徒ら約850人がミュージカル「エルコスの祈り」を楽しんだ。 厳しい規律の中で過ごす子どもたちと、優しい心を持つロボットの触れ合いを描いたストーリー。招待者は躍動感あふれるダンスや美しい歌声を満喫した。 チャリティー公演は1993年から続く福祉活動で、今回が29回目。組合員からのカンパやヤマハ発グループ各社の支援金を開催費用に充てた。
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海洋微生物で発酵分解 食品廃棄物に新処理法 磐田化学工業など開発進む
磐田市で有機酸の販売・加工受託を手がける磐田化学工業が、廃棄食品や残さを海洋微生物(メタン菌)による発酵で分解する新たな廃棄物処理システムの開発に取り組んでいる。従来の陸上メタン菌では難しかった塩分濃度が高い食品廃棄物への対応も可能で、事業化されれば国内初という。開発計画が県のMaOI(マリンオープンイノベーション)プロジェクト促進事業に採択された。 同社によると、廃棄食品や食品製造の過程で出る廃液などの処理方法の一つであるメタン発酵は、一般的に陸上に生息するメタン菌を用いる。ただ、みそやしょうゆ、粉末調味料、水産加工品など高塩濃度の製品に対しては、発酵効率が低下する傾向がある。 同社
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「感動届けたい」稽古に熱 磐田の市民劇団、2日発表会
磐田市上新屋の複合施設アミューズ豊田で2日、市民劇団「アミューズふるさと劇団」の成果発表会が開かれる。8月から準備する中学生から70代までの5期生団員7人が、本番に向けて客席に感動を届けようと稽古に励んでいる。 宮沢賢治の童話「セロ弾きのゴーシュ」をベースにした舞台を披露する。団員たちはこれまで、「劇団たんぽぽ」(浜松市)のメンバーの助言を受けながら、月3回程度の練習に励んできた。30日夜に同館で行われた直前練習では、せりふの掛け合いや立ち位置、動作などを入念に確認した。 初参加の公務員田中孟丈さん(24)=磐田市=は「もともと演劇に興味があった。表現することに挑戦し、自分を変えたいと思
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ひとり親世帯に給付金 磐田市 物価高踏まえ独自策
磐田市は30日、10億3500万円を追加する2023年度一般会計補正予算案を発表した。物価高を踏まえ、ひとり親世帯の生活を支援する独自の給付金事業の費用6100万円を盛り込んだ。6日の市議会11月定例会本会議に追加提出する。 支給対象は来年1月分の児童扶養手当を受給する約900世帯。支給額は1世帯5万円で、第2子以降の子どもがいる場合は1人につき3万円を加算する。1月に支給の事前通知を対象世帯に発送し、2月には児童扶養手当用の口座に給付金を振り込む。申請不要。財源には全額、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。 予算案には国の経済対策として、エネルギー・食料品価格高騰の影
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キャベツの重さ 当たるかな 磐田
JA遠州中央豊田青年部は、収穫したキャベツの重さなどを競うイベント「キャベツ狩り選手権」を磐田市高見丘の豊田東交流センター周辺で開いた。今年で7回目。過去最多の33組132人が参加し、市内で栽培面積が増加しているキャベツに親しんだ。 重さ当て競技では、年間1人当たりの消費量4人分に当たる23.6キロを基準値に設定。参加者は4人一組で収穫したキャベツの重さを予測しながらコンテナに積み込み、制限時間内に基準に近づけた。このほか、どれだけ多くの実を抱えられるかを競い合う種目もあり、家族連れらが催しを楽しんだ。 この日収穫したのは、増田採種場(同市)とオタフクソース(広島県)が共同開発したお好み
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⚽ベルギー移籍の後藤「早くゴール決める」 磐田と同じ背番号「42」
ベルギー1部アンデルレヒトへの期限付き移籍が決まった来季J1磐田のFW後藤啓介(18)=磐田ユース出=が29日、ヤマハスタジアムで記者会見を開いた。「一日でも早くピッチに立ってゴールを決めて、磐田のサポーターにいい報告がしたい」と新天地での抱負を述べた。 グレーのスーツで登場した後藤は移籍の決め手について「夏にもいくつかオファーがあった中でアンデルレヒトは冬まで待ってくれた。じゃあお願いしますという感じで決めた」と説明。ベルギーリーグの印象を「日本人も多くいる。五大リーグでプレーするためのステップアップのリーグ。レベルは高いし自分が成長するにはいい所」と話した。 背番号は磐田時代と同じ「
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静岡ブルーレヴズのスミス主将 W杯連覇「経験を還元」 開幕へ調整順調
ラグビーリーグワン1部の静岡は29日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドで練習を公開し、南アフリカ代表としてワールドカップ(W杯)2連覇を果たしたクワッガ・スミスが全体練習で汗を流した。今季もチームの核となる主将は「(W杯は)個人的にも良いパフォーマンスが出せて夢をかなえることができた。ただ、これからはレヴズの一員として良いコンディションを維持したい」と、12月9日のリーグ戦開幕を見据えた。 母国で1週間ほどパレードに参加した後は2週間を休養に当て、27日夜に来日した。28日にはチーム練習に合流し、開幕のBL東京戦へ調整を進めている。この日も基礎練習、実戦形式で精力的に体を動かし「調子は良い
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区画整理支援 静岡県組合連合会が国交省に要望
静岡県土地区画整理組合連合会(岩崎伸次会長)は29日、国土交通省で石橋林太郎政務官と面会し、県内5地区の事業について2024年度の国庫補助や交付金の確保を要望した。 対象は吉田町浜田、袋井市袋井駅南都市拠点、磐田市鎌田第一、浜松市浜北中央北、湖西市浜名湖西岸の5地区。いずれも機能性の高い市街地形成や産業拠点を作るための道路整備に取り組んでいて、各地区の組合代表者らが事業の必要性を説明した。岩崎会長は「熱意と現状をお伝えした。整備促進へ支援をお願いしたい」と訴えた。 石橋氏は「いろいろなプロジェクトが進んでいると分かった。良いまちづくりができるよう(予算確保の)検討を続けたい」と応じた。
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180人ダンス披露 9日、磐田でイベント
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで12月9日、「静岡産業大ダンスの夕べ~ダンスダンスダンス~」が開かれる。同大学生や地域住民ら総勢約180人がヒップホップや創作ダンス、社交ダンスといった多彩な演目を披露する。創作ダンス日本一を決める大会の常連校・横浜国立大モダンダンス部が招待チームとして出場する。 午後4時半開場、5時開演。入場無料。全席自由席で事前申し込み不要。
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子育て支援へ NTN共済会が磐田市に寄付
NTN共済会は28日、磐田市の「しっぺいこども福祉基金」に11万5440円を寄付した。子育て支援事業に活用される予定。 10月28日に同社磐田製作所で開いた秋祭りで、従業員から集めた日用品や雑貨などのチャリティーバザーを行い、その収益金を充てた。伊藤隆太秋祭り大会実行委員長ら2人が市役所に草地博昭市長を訪ね、寄付金を手渡した。伊藤委員長は「子どもたちが安心してすくすくと育ってくれる環境づくりに役立ててほしい」と話した。
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平安時代から地域守る千手観音 クラウドファンディングで修復へ 磐田・定光寺
磐田市前野の定光(じょうこう)寺が、800年以上前に作られたとされる千手観音菩薩(ぼさつ)立像の修復に乗り出した。12月5日までクラウドファンディング(CF)で資金を募り、地域のよりどころとなる“菩薩さま”の再生を目指す。 高さ1.7メートルほどの菩薩立像は平安時代末ごろに作られたと伝わり、磐田市の指定文化財に選ばれている。経年劣化で脚部の腐食が激しく、台座も傷んでいることから松本龍哉住職(51)は知人の助言を受け、修復の計画を練った。吉備文化財修復所(さいたま市)で分解や補強、組み立て作業を行い、2026年に完成させる計画。費用は約600万円に上るという。 クラ
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トンボの楽園で3年ぶり新種「オナガアカネ」確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市のNPO法人桶ケ谷沼を考える会(今村信大理事長)は28日、「トンボの楽園」として親しまれている同市岩井の桶ケ谷沼で、72種類目のトンボ「オナガアカネ」が確認されたと発表した。同沼で新種類のトンボの生息が確認されたのは2020年以来、3年ぶり。 オナガアカネは朝鮮半島、極東ロシアなどに分布する体長約4センチの小型アカトンボ。白い顔や10節ある腹部の7節目が下方に張り出しているのが特徴。22日午後、トンボ観察が趣味の掛沢孝彦さん(69)=磐田市=が、桶ケ谷沼北部に設けられたトンボ増殖用のコンテナ近くで見つけた。 掛沢さんによると、オナガアカネが浜松市内に飛来したという情報を友人から得た
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静岡県内40施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の高校、小中学校、幼稚園40施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計570人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市2施設43人、長泉町2施設22人、沼津市2施設24人、三島市4施設57人、伊豆の国市1施設8人、御殿場市1施設14人、富士宮市2施設25人、富士市1施設12人、静岡市葵区1施設26人、同市清水区2施設18人、磐田市3施設30人、掛川市4施設59人、森町2施設22人、浜松市西区1施設10人、同市北区3施設37人、同市中区5施設48人、同市東区1施設50人、同市浜北区2施設59人、同市天竜区1施設
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スポーツもDX活用 磐田市とTOPPANが協定
磐田市はこのほど、印刷大手「TOPPAN」(東京都)と自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた連携協定を結んだ。最先端の知見を持つ同社のノウハウを取り入れ、市民の利便性向上や業務の効率化につなげる。 同社は8月、印刷事業で培った画像認識・解析技術を活用し、バスケットボールのシュートフォームなどの改善を図るシステム「ループトレーニング」の実証実験を竜洋、豊田中で実施した。磐田市役所で同月行われた「DXソリューション体験・展示会」にも参加し市との交流を深めた。 今後はスポーツ分野を中心に実証実験を進め、部活動の地域移行に伴う指導力の格差解消や指導者の負担軽減につなげる。他自治体
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磐田田原小美化委 「緑の募金」に3627円 児童の善意寄せる
磐田市立田原小の美化委員会は28日、県グリーンバンクの「緑の募金」に校内で募った3627円を寄付した=写真=。 校内放送やポスターで全校児童に寄付を呼びかけた。委員長の6年浅井奏都君(12)ら7人が、同市三ケ野の同校を訪れた市緑化推進委員会の吉野博行委員長に寄付金を託した。浅井君は「磐田市や静岡県に森が少しでも増えてほしい」と語った。吉野委員長は感謝の印にパンジーの苗などを贈った。寄付金は県内や災害被災地の森林整備や緑化活動に活用される。
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4コマ先生、児童笑顔に 黒板に毎日“連載” 磐田・豊岡南小の鈴木教諭「学校に来る楽しみの一つに」
磐田市上神増の豊岡南小に、毎日欠かさず黒板などに4コマ漫画を描き続けている名物教員がいる。鈴木昌英教諭(50)の“連載”は2022年4月に始まり、既に400作を突破した。「学校に来る楽しみの一つに」―。そんな思いを込めた作品は駄じゃれ満載のギャグ漫画。毎朝、登校した児童たちの笑顔を咲かせている。 漫画は、主人公の小学生らが日常生活の中などで駄じゃれを披露する。鈴木教諭は自身が受け持つクラスの教室の黒板に放課後、漫画を描くのが日課だ。本年度は全校児童を楽しませようと昇降口にも紙に印刷した作品を日替わりで掲出している。教え子の4年村上心春さん(10)は「身近なもので駄じ
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スポーツ庁が藤枝市と磐田市を表彰 まちづくり案評価
スポーツ庁はこのほど、スポーツを活用したまちづくりに取り組む自治体のアイデアをたたえる「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」を都内で行った。県内から藤枝、磐田両市が選ばれた。 藤枝市の北村正平市長と磐田市の草地博昭市長が、室伏広治長官から表彰を受けた。北村市長は「文化として根付いているサッカーを核として、健康で幸せになるまちを築いていく」と述べ、2年連続の受賞となった草地市長は「スポーツの素材がふんだんにある。来年もここに立ちたい」と語った。 表彰は2021年に始まり、本年度は26自治体が受賞。藤枝市はサッカーを女性活躍や観光、教育などさまざまな施策に取り入れ、観光交流客数の増加や市
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浜松いわた信金 新本部棟完成 12月11日から業務開始
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は11月27日、同区元城町に整備を進めてきた新本部棟が完成し、12月11日から順次業務を開始すると発表した。 新本部棟は鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上10階建てで、延べ床面積1万1685平方メートル。5~9階が役職員の業務室で、「フリーアドレス」など内容や働き方に合わせて働く場所を自由に選択できる仕組みを導入。昨年10月に先行して業務を始めた隣接の新本店棟と、3階および4階部分が空中の通路でつながる。 「安全安心」「サステナビリティ」などが基本コンセプト。浜松城の向かい側という立地を踏まえ、低層階は石垣を連想させるタイル壁、高層階は直射日光を遮るテラコッタ
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ピシーナ静岡 水球全国準V 浜松・磐田拠点 浜松市教育長に報告
浜松、磐田市を拠点とする水球チーム「ピシーナ静岡」が8月に京都府で開かれた全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会の男子15歳以下「B区分」で準優勝し、このほど浜松市内の選手12人が中区の市教育委員会で宮崎正教育長に報告した。 ピシーナ静岡は予選を3戦全勝で突破し、決勝トーナメントも2連勝。大垣市水球クラブ(岐阜県)との決勝は7対13で敗れ、惜しくも優勝は逃した。浅井一真主将(蜆塚中3年)は「決勝はミスからのカウンターで失点した。練習通りのプレーができれば良かった。来春(のジュニア五輪)は優勝したい」と悔しさをにじませた。 チームは県西部の生徒たちで構成され、週4回の練習を重ねて
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磐田スポーツフェスに300人 産官学連携 初開催 11種目 誰でも楽しく
年齢、性別、障害の有無に関係なく誰もが一緒に楽しんだり、競い合ったりできるイベント「シン・スポーツフェスティバル2023inいわた」(同実行委主催)が26日、磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパスで初めて開かれた。子どもからお年寄りまで約300人が参加し“ゆるく”楽しめる11種目を体験した。 会場には、重り付きのひもを投げて3段の棒に引っかける「ラダーゲッター」や、カーリングを基にした室内競技「カローリング」など多彩なブースが用意され、来場した親子連れらでにぎわった。娘夫婦ら5人で参加した磐田市の今泉幸代さん(75)は「体を動かしたいと思い参加した。夫がラダーゲッターを上手にできていたので驚い
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磐田スポーツフェスに300人 詐欺被害防止や交通安全啓発も
磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパスで初めて開かれたスポーツの祭典「シン・スポーツフェスティバル」に合わせ、磐田署は26日、特殊詐欺被害の防止や交通安全などを呼びかける啓発イベントを実施した。 同キャンパス入り口付近にブースを設け、防犯グッズや津波発生時に避難を促す標語などを紹介して市民の認知度を高めた。来場者は、俊敏性を測定する「クイックキャッチ」や指紋採取を行う鑑識作業も体験し、交通安全や防犯、警察の仕事について理解を深めた。白バイやパトカー、雑踏警備などに使われる「指揮官車」も展示し、子どもたちが乗車して写真を撮る姿がみられた。 (磐田支局・崎山美穂)
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青少年育成支援に力 5個人4団体を表彰 函南で強調月間県大会
2023年度の子供・若者育成支援推進強調月間県大会(県青少年育成会議など主催)がこのほど、函南町文化センターで開かれた。地道に地域貢献活動を続ける5個人4団体を表彰した。 元バレーボール女子日本代表の大山加奈さんが講演したほか、函南中箏曲部が演奏を披露した。 表彰を受けたのは次の通り。 青少年の部 中島心花(浜松市西区)▽青少年指導者の部 相沢康夫(磐田市)鈴木薫(函南町)高林寛治(浜松市浜北区)二橋桂子(同市南区)▽青少年団体の部 伊豆総合高生徒会(伊豆市)戸田小中一貫校自治会(沼津市)駿河総合高US(静岡市駿河区)▽青少年指導者団体の部 シニアクラブ江尻(同市清水区)
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熊野の長藤イメージ 磐田でイルミネーション 12月25日まで
磐田市豊田地区の文化施設周辺を電飾で彩る「長藤イルミネーション」が25日、同市上新屋のアミューズ豊田などで始まった。地域資源の国指定天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」をイメージした飾り付けなど、LED電球約4万球の幻想的な光が一帯を包んだ。12月25日まで。 2024年5月12日に予定する同地区の新たなにぎわいイベント「豊田わくわくフェスタ」の実行委がプレイベントとして企画した。フェスタ会場のアミューズのほか、市民文化会館かたりあ、新造形創造館などの文化施設が集中するエリアを発信する狙いもある。 各施設の植木や周辺の街路樹などに、白や黄、青色など多彩な電球を飾り付けた。アミューズ敷地内のフ
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平野6位、伊藤7位 パリ五輪選考34・5ポイント差で最終決戦へ 卓球・全農杯
卓球のパリ五輪シングルス代表選考対象大会、全農カップ大阪大会最終日は26日、大阪市のAsueアリーナ大阪で行われ、女子順位決定戦で、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が4-3で横井咲桜(ミキハウス)に競り勝ち7位に入った。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)はフルゲームで大藤沙月(ミキハウス)に敗れ6位だった。男子は戸上隼輔(明大)、女子は張本美和(木下アカデミー)が優勝した。 2枠を争う代表選考の女子は今大会、準優勝で790・5点に伸ばした早田ひな(日本生命)の1位が実質的に確定。2番手の平野は486点となり、3番手の伊藤との差は大会前から10ポイント開いて34・5点差となった。選考対象
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名人クラスは田中さん優勝 浜松で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や磐田市、袋井市、豊橋市の66人が参加し、最強の名人クラスで田中雄一朗さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雄一朗②石野俊夫③相場昇④寺崎勝⑤田中雅英▽S ①岡田力也②寺田好司③北島耕太郎④前川忠雄⑤岡本徳裕▽A ①中根清②松田寿一③久米孝吉④川口哲也⑤袴田洋三▽B ①田辺国義②鈴木勉③榛葉雄治④神谷陽一⑤田畑敏夫▽C ①大柳豆周一②高柳長男③芝田信照④杉山稔⑤藤森勗
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ラグビー静岡ブルーレブズ、仕上がり順調 トヨタとプレシーズンマッチ
ラグビーリーグワン1部の静岡は25日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドでトヨタとのプレシーズンマッチを行った。40分ハーフの1試合目は終了間際に逆転負け、30分ハーフの2試合目は38-14と快勝した。来月9日の開幕へ最終調整となった主力組は攻守で多くの見せ場をつくり、順調な仕上がりを見せた。藤井監督は「前の試合より断然良くなっている」と手応えを得た様子だった。 先発候補の躍動が光った。1試合目の前半は、逆転された後に自陣でボールを取った新加入のFBピウタウが巧みなステップで一気に前進。CTBタヒトゥアのトライにつなげた。前半終了前にもタヒトゥアが2本目のトライを奪った。 後半開始早々には、
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郷土研究、静岡県内高校生が活躍 社会科系部活減少傾向の中
郷土研究部や史学部といった高校の社会科系部活が全国的に減少する中、8月の「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」で浜名高(浜松市浜北区)の史学部が最高賞を受賞するなど県内の生徒が奮闘している。研究テーマに対しフィールドワークを重ねる作業は、高校で必修科目となった「探究」の目的にも合致するとして、関係者は魅力や実績を再認識してもらおうとPRに力を入れている。 都道府県の高校文化連盟(高文連)に郷土研究などに関連する事務局があるのは静岡を含む10道県のみで、全国高文連には郷土芸能や日本音楽といった専門部はあるものの郷土研究に関する組織はない。文化部のインターハイと呼ばれる「全国高校総合文化祭」で
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磐田市社協にタオル40枚寄贈 静岡県退職公務員連支部
静岡県退職公務員連盟磐田支部(坂部哲之支部長)はこのほど、磐田市社会福祉協議会にタオル40枚を寄贈した。 6月に行われた同支部の総会で、会員が新品を持ち寄った。坂部支部長ら役員5人が市社協が入る市総合健康福祉会館iプラザ(同市国府台)を訪れ、職員に手渡した。市社協によると、タオルは市内の高齢者施設へ配布するほか、災害に備えて保管する見込み。
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磐田農「食材ハンター」V まちづくり研究所 市内高校生が発表会
磐田市は25日、地元高校生の発想を市政に生かす事業「いわた高校生まちづくり研究所」の企画提案発表会を同市見付のワークピア磐田で開いた。本年度は「若者がわくわくするまち」をテーマに調査・研究し、最優秀賞には、地元の食と農業の魅力を体験する観光ツアーを企画した磐田農高生産流通科3年の5人グループ「食材ハンターへの道」が選ばれた。 本年度は市内6校から11グループ計65人が参加。7月から市民や市へのヒアリング、企業訪問などを重ね、市の活性化につながるアイデアを練った。 磐田農高のグループは、地域ならではの農業を体験したり、食文化を楽しんだりするガストロノミーツーリズムを提案した。実際に参加者を
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磐田市議会開会 21議案を上程
磐田市議会11月定例会は24日開会し、会期を12月22日までの29日間と決めた後、10億7700万円を追加する2023年度一般会計補正予算など21議案を上程した。代表質問は12月1、4の両日、一般質問は同5日に行う。
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12月3日「第九」ベースの舞台 監修佐藤さんが抱負【東アジア文化都市】
浜松市中区のアクトシティ浜松で12月3日に開催される東アジア文化都市2023静岡県クライマックス公演「歓喜に至れ! ベートーヴェン『第九』による」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の企画・監修をした舞踊家佐藤典子さん(92)=磐田市=が24日、同区の本社浜松総局を訪ね、見どころを紹介した。 ハンガリーの作曲家リストがピアノ曲として編曲した「第九」をベースに、ベートーベンの生きざまを総合芸術として表現する。静岡県ゆかりのダンサーや歌手、ピアニストが出演する。演出は、静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聰さんが担当する。 佐藤さんは「『第九』を下敷きに、新たな舞台作品
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中根金作(磐田出身)庭園修復へ 湖西 花博20周年向け 孫の行宏さんが工事計画
2024年の浜名湖花博20周年に向け、湖西市新居町の老人福祉センターで、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が設計した枯山水庭園の修復工事が行われている。21、22の両日には金作の孫で中根庭園研究所の行宏さん(44)が湖西市を訪れ、中根家に残る図面や植栽リストを基に、造園業者と植え直す木の配置を決めたり、剪定(せんてい)の方針を打ち合わせたりした。 87年に完成した同庭園は、時間の経過で木の形が変わったり当初植えられた木が枯れたりして庭園の様子が変化していた。修復工事では作庭当時の図面や写真などの記録を基に、新たにモミジ4本とサルスベリ1本のほか、アセビやシダなどを追加した。
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必勝!静岡BR 磐田商議所 特産品で激励
12月9日に開幕するラグビーリーグワン2023~24年シーズンを前に、磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)は21日、磐田市を拠点に活動するリーグワン1部・静岡ブルーレヴズ(BR)に、激励の意を込めて地元特産品を贈った=写真=。 鈴木会頭と同商議所会員約20社の代表らが同市のヤマハ大久保グラウンド屋内練習場を訪問。米やハム、いわた茶など食料品を中心に贈呈し、チームの必勝を祈った。鈴木会頭は「J1昇格を決めたジュビロ磐田に続くよう、スタートダッシュ良く、連勝で進んでほしい」と呼びかけた。 藤井雄一郎新監督は、贈呈に対する謝辞を述べ「地域のみなさんに支えられてチームも強くなってくると思う。地域とともに盛
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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児童が不審者への対応学ぶ 磐田・竜洋東小で防犯講座
磐田市と市自治会連合会はこのほど、竜洋東小(同市中平松)で防犯講座を開いた。全校児童約150人は、不審者への対応方法を解説する磐田署員の講話に耳を傾け、安全意識を高めた。 同署生活安全課の若手警察官が講師を務め「人通りの少ない道はできるだけ避ける」「大人数で登下校する」など、犯罪に巻き込まれないための注意点を伝えた。外出する際は「誰とどこで遊ぶのか、何時に帰宅するのかを家族に伝えてほしい」と呼びかけた。児童らは知らない人に付いて行かないことや、身の危険を感じたら大きな声で助けを呼ぶことを約束した。 竜洋地区で今夏、声かけやつきまといなどの不審者事案が多数寄せられたことを受けて行われた。講座後
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2度の台風で浸水―規格外の柿をプリンに 磐田・柳沢農園 菓子店とタッグ
昨年9月と今年6月の台風による豪雨で、浸水被害に見舞われた磐田市敷地の柿農家が、老舗菓子店「玉華堂」(磐田市)と連携し、形が悪くて出荷できなかった敷地産の柿でプリンを完成させた。2度の水害を乗り越え、商品化に挑んだのは「柳沢農園」の柳沢重博さん(62)。「復活した敷地の柿を食べてほしい」と意気込み、24日から27日の期間限定で発売されるプリンをPRしている。 玉華堂の人気商品「極ぷりん」をベースに、柿の実がゴロゴロと入ったオレンジ色のジュレをのせた。傷があったり、形が悪かったりして従来は捨てられていた規格外の柿を使うことで、SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与する。 柿の木約千本を管
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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平和、命の尊さ訴える 戦没者遺骨収集パネル展 26日まで、磐田
市民の平和展磐田実行委員会(杉本孝代表)は22日、戦没者の遺骨収集の様子を展示する「いのちの写真パネル展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市見付の市立中央図書館で始めた。戦場で亡くなった兵士らの資料約50点を並べ、戦争の恐ろしさや命と平和の尊さを訴えている。26日まで。 戦争で父親を亡くした鈴木基之さん(86)=熱海市=が、県内外の遺族から集めた写真や関係資料を展示した。写真にはフィリピンやサイパンなど激戦地での遺骨の収集作業や現地での供養、焼骨の様子が収められており、来場者らに命の大切さを問いかけている。 鈴木さんは2001年から展示活動を始め、今回で75回目を迎える。「いまだ100万人と
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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名画や写真 細密模写 鎌田さん鉛筆画展 26日まで藤枝
磐田市の美術家鎌田和直さん(56)の鉛筆画展「Mono remix」が26日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。黒鉛筆でミケランジェロや伊藤若冲の名画、100年前のニューヨークやパリなど風景写真を細密に模写した30点が並ぶ。 鎌田さんは立体造形を中心に制作してきたが2年前、カーボン鉛筆の深みのある色調に魅せられ、鉛筆画を描くようになった。 ひと月に1枚のペースで仕上げる作品は、きらびやかなショーウインドーや石畳の通りなど再現性が高い。理髪店やガソリンスタンドを左右対称に配置した作品は、現実と虚構のはざまを追求したという。鎌田さんは「鉛筆の特性を最大限に生かす試み。モノ
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免許証ケースにしっぺいデザイン 安協磐田地区支部
静岡県交通安全協会磐田地区支部は、磐田市イメージキャラクター「しっぺい」をあしらったオリジナル運転免許証ケースを作成した。磐田署で運転免許を更新する際、同協会への加入者に無料配布している。 ケースは縦約6・5センチ、横約10センチ。サッカーのジュビロ磐田をイメージさせるような鮮やかなブルーをはじめ、ブラックやグリーン、ピンクの4種類を用意した。絵柄は「交通安全ガーディアン(守護者)」と記したたすきをかけ、警察官の帽子を身につけたしっぺいを採用した。 一般販売は行わない。加入者は免許ケースが破損した際、磐田署の免許更新窓口に持参すれば、新品に交換できる。
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磐田の鎌田さん 藤枝で鉛筆画展 風景模写30点
磐田市の美術家鎌田和直さん(56)の鉛筆画展「Mono remix」が26日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。黒鉛筆でミケランジェロや伊藤若冲の名画、100年前のニューヨークやパリなど風景写真を細密に模写した30点が並ぶ=写真=。 鎌田さんは立体造形を中心に制作してきたが2年前、カーボン鉛筆の深みのある色調に魅せられ、鉛筆画を描くようになった。 ひと月に1枚のペースで仕上げる作品は、きらびやかなショーウインドーや石畳の通りなど再現性が高い。理髪店やガソリンスタンドを左右対称に配置した作品は、現実と虚構のはざまを追求したという。鎌田さんは「鉛筆の特性を最大限に生かす試み。
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秋作クラウンメロン 出来上々 袋井で品評会、八木さん最高賞
クラウンメロンの秋作品評会(県温室農協クラウンメロン支所主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高賞の優等賞には、同市の八木祐子さんが選ばれた。 4地区で行われた予選会を通過した約40人の生産者が6玉一箱で出品。全国12市場の関係者らが審査員を務め、形状と網目の美しさなどの外観、甘みや食感、風味をはじめとする内容で採点した。 その他の主な結果は次の通り。 1等 ①沢木俊文(掛川市)②桑原吉斉(袋井市)▽2等 ①増田明(掛川市)②高橋英樹(袋井市)③渥美直史(同)④鈴木幸一(磐田市)⑤原弘明(袋井市)▽3等 ①平岡豊(同)②松本宗三(浜松市)③井口貴彦(袋井市)④雪島望(同)⑤
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秋作アローマメロン「レベル高い」 磐田で品評会 優等に鈴木さん
静岡県温室農協磐田支所は21日、秋作磐田アローマメロンの品評会を磐田市豊島の同支所で行った。同支所管内の組合員67人から選抜された32点が出品され、鈴木孝弘さん(磐田ブロック)が最高賞の優等に輝いた。 今年は市場関係者に加え、磐田市観光大使も審査員を務めた。審査員12人は網目の張り具合や形状、玉色などの「外観」と、糖度や食味、香りをはじめとする「内容」を入念に確認して採点した。同支所の松浦正幸生産部長は「夏の猛暑で栽培に大変苦労したが、仕上げ期に入って天候が安定したため外観がそろい、食味も良く内容的にも充実したものが多く出品された。レベルの高い品評会になった」とまとめた。 その他の結果は
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計220人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設10人、三島市1施設11人、清水町1施設14人、長泉町2施設22人、富士宮市2施設24人、富士市1施設10人、静岡市葵区3施設41人、同市駿河区2施設24人、藤枝市1施設10人、磐田市2施設10人、浜松市中区2施設19人、同市南区1施設10人、同市北区1施設15人
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静岡県内全4地域 20年度成長率はマイナス 新型コロナ影響
静岡県が地域・市町ごとの総生産(GDP)をまとめた2020年度地域経済計算によると、県内4地域別の経済成長率は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、いずれもマイナスだった。 中部はマイナス5・6%、伊豆半島マイナス5・4%、西部マイナス4・2%と落ち込みが目立った。東部は製造業が堅調でマイナス0・7%だった。 GDPは西部が6兆3139億円で最も多かった。次いで中部5兆5820億円、東部4兆4540億円、伊豆半島2兆670億円。 市町別は静岡市が最多の3兆3159億円。2位以下は浜松市、富士市、磐田市、沼津市と続き、上位5市で全体の56%を占めた。経済成長率が最も高かったのは小山町の
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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秋の磐田路 J1復帰ジュビロ選手と快走 メモリアルマラソンに県内外5079人
第26回ジュビロ磐田メモリアルマラソン(NPO法人磐田市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が19日、同市新貝のヤマハスタジアムを発着点とする市内コースで開かれた。静岡県内外から5079人が出場し、サッカーJ1復帰を決めた選手とともに、秋の磐田路を駆け抜けた。 ハーフ、5キロ、3キロの約20部門を設けた。出場者は爽やかな秋晴れの下、自身の記録更新を目指して力走した。順位を競うだけでなくコスプレをしたり、家族そろって完走を目指したりするランナーの姿もみられ、それぞれの目的に合った部門で大会を楽しんだ。 3キロのスターターはジュビロ磐田の主将山田大記選手が務めた。レースには、J1復帰
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飲酒時の視界を疑似体験 大学職員ら対象に講習 磐田署
磐田署などはこのほど、本年度の安全運転管理推進事業所に指定している県立農林環境専門職大と県農林技術研究所を対象に、交通安全講習会を同大(磐田市富丘)で開いた。大学職員らが集まり、安全運転や事故予防に向けて意識を高めた。 参加者は、動体視力の測定や夜間の視認性など、運転に関するさまざまな体験ができる「交通安全体験車」を使い、視野の広さや判断の速さなどを診断した。事故予防を学ぶ車のシミュレーターでは、自身の運転技術の癖などを確認。署員から「右折待ちの際、対向車が進路を譲ってくれても、車の陰からバイクが飛び出てくることもあるので気をつけて」といったアドバイスを受けた。 特殊ゴーグルを着用しての
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「ならここの湯」170万人達成 掛川 伊藤さん夫妻らに記念品
開業から20周年を迎えた掛川市居尻の温泉施設「ならここの湯」は19日、入場者170万人を達成した。同所で記念セレモニーを開き、170万人目と前後2組の入場者に花束やタオル、入湯券などを贈った。 170万人目になったのは、磐田市上新屋の伊藤春男さん(78)、広子さん(73)夫妻。17年間にわたって毎週1回、通い続けている常連で、春男さんは「自分にしっくり合っている湯。大洞院や小国神社など周辺の名所を回る寄り道も楽しい」と喜んだ。 施設は2003年9月に開業した。春に色とりどりの傘を飾るアンブレラスカイ、秋から冬にかけての竹明かりなど四季に応じた空間演出で人気。運営する第三セクター「森の都ならこ
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武将なりきり“幻の城”PR 家康ゆかり 城之崎城跡(磐田)でフェスタ 子ども練り歩きや絵画展示
徳川家康が建造に着手し、未完成のまま放棄された幻の城「城之崎城」をPRするイベント「いわた城之崎城フェスタ」(磐田市主催)が18日、城跡に建つ同市見付の磐田城山球場で開かれた。子どもらによる「なりきり磐田武者行列」など多彩な催しが繰り広げられ、家族連れらでにぎわった。 城之崎城は、遠州に進出した家康が最初に拠点にしようと建造を始めたが、武田軍の侵攻に備え引馬城(後の浜松城)に移ったため完成しなかった。本曲輪(くるわ)跡に球場が建てられていて、土塁跡が今も残る。市は大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、地元の歴史を再認識してもらおうとイベントを企画した。 武者行列では、段ボールで作った甲冑(
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静岡県立農専大が初の学祭 農産物直売やステージ 2020年4月開学
磐田市富丘の県立農林環境専門職大・短期大学部で19日、初の大学祭「豊穣祭」が開かれる。2020年4月の開学以来、コロナ禍で中止を余儀なくされてきた大学祭の開催が4年目にして実現する。学生らは「これまで我慢してきた分、大いに楽しみ、盛り上げたい」と意気込んでいる。 目玉は、前身の農林大学校時代から引き継いだ学内産農産物の直売。学生たちが生産したメロンやサツマイモ、キャベツ、ミカン、ガーベラなど20品目以上を販売する。各コースや学生サークルごとに、畜産物や野菜を使ったグルメ、加工品などを提供する模擬店も並ぶ。学生らの学習・研究成果を披露するポスター展示や、ステージパフォーマンスなども予定する。
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化学肥料削減へ新資材 西部3JA、普及に力
遠州中央、とぴあ浜松、みっかびの県西部3JAが、スタートアップ企業や県外JAなどと連携し、農作物の収穫量を増やす低環境負荷の農業資材「バイオスティミュラント(BS、生産刺激剤)」の普及に向けた取り組みに乗り出した。原料をほぼ輸入に頼り、価格が高騰している化学肥料の使用を減らすことで生産者の負担を軽減し、農業の脱炭素化にもつなげる。 3JAは9月上旬、農業分野の課題解決に取り組むスタートアップ「AGRI SMILE(アグリスマイル、東京都)」の呼びかけで設立された「脱炭素地域づくり協議会」に参加した。参加団体は手分けし、廃棄されてきた農産物の残さや非可食部を原料にしたBSの開発や効果の検証
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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに
遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(
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防犯カメラ設置へ住民組織に28万円 磐田市商工会竜洋地区など
防犯カメラ設置に活用してもらおうと磐田市商工会竜洋地区と竜洋町企業交流会はこのほど、住民組織「竜洋住みよいまちづくり協議会」に計28万円を寄付した。 市商工会竜洋地区は3万円、企業交流会は25万円の浄財を寄せた。同協議会によると、11月末までに、竜洋地区の4小中学校の通学路に計4台の防犯カメラを設置する。 竜洋交流センター(同市岡)で行われた贈呈式で、市商工会の薩川芳彦筆頭理事と企業交流会の大澄房雄副会長が、同協議会の吉野博行会長に目録を手渡した。吉野会長は「(カメラ設置が)犯罪の抑止力になれば」と効果に期待した。
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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世界のサソリ大集合 磐田・竜洋昆虫公園で企画展
磐田市大中瀬の市竜洋昆虫自然観察公園で12月24日まで、国内外のサソリを紹介する「サソリ展」が開かれている。 沖縄県などに生息する体長2センチほどのヤエヤマサソリやダイオウサソリの和名を持つエンペラースコーピオンの幼体など、アジアや中東に生息する15種を展示。生まれたばかりのサソリは親の背中の上で育つことや、体をブラックライトで照らすと青白く発光するといった生態を解説するパネルも設置した。 期間中、12星座のさそり座(10月24日~11月22日)生まれの来園者には「限定サソリポストカード」をプレゼントしている。
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11月25日無料調停相談会 浜松市中区と磐田 浜松調停協会
浜松調停協会は25日、裁判所調停委員による無料の調停手続き相談会を浜松市中区の市市民協働センターと磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザでそれぞれ開く。 弁護士や司法書士ら調停委員41人が多重債務や土地建物を巡るトラブルといった民事、離婚や遺産相続などの家事の問題について、調停手続きを中心に助言する。訴訟または調停中の案件は対象外。午前10時~午後2時半。申し込み不要。 問い合わせは浜松簡裁<電053(453)7179>へ。
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森町特産のトウモロコシ「甘々娘」 ポタージュに 11月19日から限定販売
森町特産のトウモロコシ「甘々娘」を使用したポタージュ「森のとうもろこしPOTAGE―甘々娘」の販売が19日、町内を中心に始まる。町文化会館駐車場で同日開かれる森町農業祭のほか、アクティ森や磐田市のギフトピュアなどで計2670袋を数量限定販売する。 同町で山間地域の活性化に取り組む「森町ツーリズム研究会 森町でつながる推進部会」が開発した新商品。静岡県森町と北海道森町の友好町締結55周年の記念として企画し、約2年前から準備を進めてきた。 ポタージュには、6月の台風2号の被害などで出荷に適さなくなった甘々娘を活用。野末農園(静岡県森町中川)、佐野農園(同町飯田)、竹内農園(同町向天方)から
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手遊びや輪投げ楽しむ 磐田 多世代交流会に100人
磐田市見付地区社会福祉協議会はこのほど、多世代交流会を見付交流センター(同市見付)で開いた。保護者や子どもをはじめ、磐田北高福祉科1年の生徒やスタッフら約100人が遊びを通じて親睦を深めた。 参加者は音楽に合わせて手遊びをしたり、肩をもんだりして触れ合いを楽しんだ。生徒手作りの輪投げでは、輪が的に入ると拍手が起こり、飛び跳ねて喜ぶ子どもの姿もあった。 イベントは多世代の交流の促進とともに、参加者同士が情報を共有し、子育てに関する不安や悩みを解消してもらう狙いもある。
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奥浜名湖 アートで表現 浜松みをつくし特支 体育館に制作
浜松市北区細江町の浜松みをつくし特別支援学校の児童生徒が、開校3周年記念として地域にまつわるデザインアートを制作した。国道362号に面する体育館の扉に描き、同校の新たなシンボルになるよう願いを込めた。 子どもたちは1学期から制作に取り組み、奥浜名湖地域をイメージした絵をデザインした。ミカン、天竜浜名湖鉄道、姫様道中、竜宮小僧などを採用し、磐田市のデザイナー鈴木海斗さんがアレンジした。浜松市南区の看板専門店「宣美」も技術面で協力し、子どもたちが色塗りをして完成させた。 学習成果を発表するイベント「はまみゆめウィーク」に合わせて16日に完成式典が行われ、小学、中学、高等部の全校児童生徒約250人
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災害対策の強化要望 磐田市議会せいわ会
磐田市議会会派のせいわ会(戸塚邦彦代表)は17日、災害対策の強化など市の政策に関する7項目の要望書を草地博昭市長に提出した。 自然災害の激甚化を踏まえた総合的な治水・地震対策の必要性を指摘し、治水では中小河川や水路の改修など内水氾濫対策に取り組むべきとした。子ども食堂や高齢者の憩いの場といった市民の居場所づくりへの支援、移住・定住や交流・関係人口拡大に向けた施策の推進、JR磐田駅を起点とした中心市街地活性化なども求めた。
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24日から11月定例会 磐田市議会
磐田市議会は17日、議会運営委員会を開き、11月定例会の日程案を24日から12月22日までの29日間と決めた。10億7700万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など21議案を審議する。代表質問は12月1、4の両日、一般質問は5日の予定。 同補正予算案には、見付地区子育て支援センター開設準備経費やこども医療費助成費の増額など、子育て・若者世帯への支援に1億2400万円を盛り込んだ。
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匿名差出人から磐田市に100万円 子ども福祉事業活用へ
磐田市は16日、匿名の差出人から市に現金100万円の寄付があったと発表した。市は「しっぺいこども福祉基金」に積み立て、子どもたちの健全育成や福祉事業などに活用する。 市福祉課によると14日朝、市総合健康福祉会館「iプラザ」(同市国府台)の入り口のカウンターで、警備員が現金の入った封筒を見つけた。封筒の中には、iプラザでお世話になったことへのお礼と「寄付させていただきます」と書かれた手紙が同封されていた。 草地博昭磐田市長は「ご寄付いただいた方の温かい思いを受け止め、大切に活用する」とコメントを出した。
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“卓球のまち”で最高プレー 24年1月 磐田でTリーグ 森薗監督兼選手(静岡ジェード)抱負
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで来年1月12、13の両日、市内初となる卓球Tリーグの公式戦が行われる。県内唯一の男子プロチーム「静岡ジェード」の森薗政崇監督兼選手が15日、市役所に草地博昭市長を訪ね、“卓球のまち”で開かれる大会への抱負を語った。 静岡ジェードは静岡市の中山間地「オクシズ」を拠点に活動し、今季からTリーグに初参戦している。磐田市でのホーム戦に向けて森薗監督兼選手は「皆さんに最高のプレーを見せられるように準備する。楽しんでもらえるような演出の仕掛けも考えたい」と語った。 東京五輪卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼さんと伊藤美誠選手の出身地
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インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
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しっぺいデザイン 年賀状用素材公開 磐田市
磐田市は市イメージキャラクター「しっぺい」の年賀状用素材を市公式ホームページで公開している。2024年の干支(えと)の辰(たつ)にちなんだ新作を含む計14種類を無料でダウンロードでき、オリジナルの年賀状を作製できる。 新作は全3種。竜のかぶり物に身を包んだり、竜とサッカーボールを蹴ったりするしっぺいなどのデザインを追加した。ライトアップされる熊野(ゆや)の長藤や敷地川沿いの桜並木など、市内の名所や風景写真も無料素材として併せて公開している。問い合わせは市広報広聴・シティプロモーション課<電0538(37)2275>へ。
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納税通知書1件 磐田市が誤送付
磐田市は16日、国民健康保険税の納税通知書の誤送付が1件あったと発表した。納税通知書には氏名や納付金額などの個人情報が記載されていた。 市国保年金課によると10日、市内在住の個人へ送付すべき通知書を、対象者と関連のない市内の法人宛に誤って送付した。13日、通知書を受け取った法人から市に連絡があり、発覚。同日、市職員が通知書を回収し、本来送付すべきだった対象者に14日に届けて謝罪した。 担当職員がシステムへの入力を誤り、通知書に別の住所が印字されたことが原因という。同課はチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努めるとした。
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読書県しずおか 4校2団体表彰 静岡県教育委員会
静岡県教委は14日、2023年度「読書県しずおか」づくりの優秀実践校・団体として、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ4校2団体を表彰した。 優秀実践校に選ばれたのは袋井市立袋井北小、浜松市立北部中、県立掛川工高、県立浜松特別支援学校。優秀実践団体は磐田おはなしとわの会(磐田市)、ねこバス(静岡市)。小中学校での読み聞かせ、本のプレゼンテーション大会「ビブリオバトル」や朝読書の実施などの活動が評価された。 県庁で行われた表彰式で、各代表が表彰状を受け取った。池上重弘教育長は「本の面白い世界に出合えば、子どもたちはのめり込んでいく。皆さんの取り組みを広げていきたい」と述べ、活動に感謝した。
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「完走目指してガンバレ!!」 ジュビロマラソン走者 中部電力磐田営業所がエール
19日に磐田市内で行われる「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」の出場ランナーの背中を後押ししようと、中部電力パワーグリッド磐田営業所(同市二之宮東)は、応援メッセージを記したパネルなどを同所ギャラリーに展示している。 同営業所は、マラソンコース沿いに位置する。ガラス張りのギャラリーには「完走目指してガンバレ!!」の大きな文字の周りに、従業員31人が「無理せずマイペースに」「頑張っているその姿がかっこいい」などと、思い思いのメッセージを書き込んだ。ジュビロ磐田のユニホームやマフラータオルで飾り付けしたほか「祝 J1昇格」などの文字も躍る。 木下光晴所長は「ジュビロ磐田のJ1自動昇格が決まるな
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不動産の正しい知識学ぶ 磐田東高1年、1人暮らし備え
磐田市見付の磐田東高でこのほど、不動産に関する特別講座が開かれた。1年生約200人が、住まいや契約に関する基礎知識を学んだ。 卒業後の進学や就職で1人暮らしをする生徒が多いことから、消費者被害やトラブルを避けられる不動産契約の正しい知識を身につけてもらおうと企画した。不動産仲介のアライブ中東遠支店の太田有昭支店長(38)が講師を務めた。 太田支店長は、民法改正で2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことから、卒業時には保護者の同意なく契約が可能になったとし、「自分で行った契約行為は自分自身で責任を負う。自分で自分を守らなければならない」と強調。不動産賃貸の契約にはクーリングオ
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劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」 お待たせ! 静岡県内で8年ぶり
一目ぼれから始まるコミカルな恋愛模様を華麗なダンスと珠玉のメロディーで彩る劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」が8年ぶりに静岡県内で上演される。創立70周年の今年、ファンの要望で再演が決まった王道ラブコメディーだ。 1930年代の米ニューヨーク。ダンスに夢中な銀行の跡取り息子ボビーは、母親に命じられ田舎町のさびれた劇場を差し押さえに行く。そこで勝ち気なポリーと出会い一目ぼれするが、彼女はあろうことか差し押さえる劇場の娘だった。劇場を救う妙案を思いつくボビーだが、それが町に大混乱をもたらす。 初演は92年のブロードウェー。その年のトニー賞で最優秀作品など3部門で受賞を果たした。
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浜松と磐田の私立高校 中学生に魅力PR 合同フェア
浜松市、磐田市の私立高11校の合同説明会「私立高校合同フェア」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の遠鉄百貨店えんてつホールで開かれた。中学3年生と保護者を中心に600人以上が訪れた。 地域の私立高の特徴を伝えようと、実行委員会が毎年11月に開いている。各校がブースを並べ、担当教員が校内の様子を説明した。制服の展示、教育方針や部活動の紹介もあった。参加者は最大4校を選んでブースを巡り、教員たちに質問しながら高校生活のイメージを膨らませた。
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特産エビイモ、格安で 豚汁や揚げ煮も人気 磐田でまつり
全国一の生産量を誇る磐田市の特産品「エビイモ」を堪能できる「海老芋まつり」が12日、同市下神増のとよおか採れたて元気むらで開かれた。地元のエビイモが格安で販売され、多くの家族連れでにぎわった。 同市豊岡地区の生産者が持ち込んだ新鮮な約800キロが通常の1割引きで並んだ。会場では、エビイモ入りの豚汁が無料で振る舞われたほか、油で揚げたエビイモに甘辛いたれを絡めた郷土料理「揚げ煮」の試食販売も行われた。 エビイモはサトイモの一種で、きめ細やかな肉質と軟らかな食感が特徴。出荷は9月から始まり、11月から12月に最盛期を迎える。 (磐田支局・崎山美穂) 健康的な食生活 買い物客に喚起 静岡
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障害者相談支援事業 誤認で非課税 浜松市
浜松市が社会福祉法人などに委託している障害者相談支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いとしていたことが13日までの市への取材で分かった。市は対象事業の件数や法人側に支払う消費税額などを調査している。 誤った扱いが判明したことを受け、市は今後契約する2024年度以降の同事業委託費の消費税分として、11月補正予算案で債務負担行為を6500万円増額した。10月の厚生労働省からの通知を受け、現在は税額の修正が可能な過去5年分について調査を進めているという。 社会福祉法に基づく社会福祉事業は消費税が非課税とされるが、12年の関連法令改正に伴い、障害者相談事業の一部が課税対象になった。
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祝!ジュビロ磐田、J1昇格 市役所に横断幕
磐田市は13日、サッカーJ2ジュビロ磐田がJ1昇格を決めた喜びを市民と分かち合おうと、祝福の横断幕を市役所本庁舎1階に掲出した。 横断幕は縦0・8メートル、横3・5メートル。12日のリーグ最終戦直後に喜びを爆発させたジュビロの選手やスタッフらの写真とともに「ジュビロ半端ないって」「1年で見事昇格」などのメッセージを印刷した。横断幕のデザインは、市HPのトップページにも掲載した。 草地博昭市長は「補強禁止など苦しいシーズンだったが、チーム一丸となって戦い抜いてくれた。市民も本当に喜んでいる」と述べ、来季に向けては「J1残留はもちろん、一つでも上位を狙い、ホームタウンに感動を届けてほしい」と
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建立当時を“再現” 奈良時代の衣装で行列 磐田・遠江国分寺まつり
奈良時代に現在の磐田市に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「遠江国分寺まつり」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、国指定特別史跡・遠江国分寺史跡公園(同市中泉)などで開かれた。「国司一行国分寺参拝行列」と題して往時の様子が“再現”され、来場した市民が思いをはせた。 地元関係者ら約60人が全国に国分寺の建立を命じた聖武天皇や光明皇后、遠江国司の桜井王などに扮(ふん)した。歴史衣装に身を包み、厳粛な面持ちでJR磐田駅北口から公園までゆっくりと歩みを進めた。 公園内では市が特設ブースを設け、瓦などの出土品を展示。かつて本尊が置かれた金堂の礎石の見学や史跡
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多文化共生へフェス 磐田で国際交流団体
楽しく多文化に触れられるインターナショナルフェスタが11日、磐田市高見丘のららぽーと磐田で始まった。磐田、袋井、掛川各市の国際交流団体でつくる実行委員会が主催した。各団体の活動紹介や民族衣装の展示、海外出身者の日本語スピーチなど多彩な催しを繰り広げた。12日まで。 国際協力機構(JICA)によるファッションショーには、インドやブラジル、フィリピンなどの出身者約10人が出場。母国の民族衣装を身にまとい、ランウエーを歩いた。出場者は母国語でのあいさつを紹介したほか、写真を見せながら地元のお気に入りスポットを日本語で説明した。 非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表を務め、アフガニスタンで
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社説(11月11日)空飛ぶクルマ 新産業の先進地目指せ
東京ビッグサイト(東京都)で11月上旬まで開かれていた車の展示会「ジャパンモビリティショー」は、最新技術を備えた次世代電気自動車(EV)とともに、人や荷物を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」が注目を集めた。メーカー各社が技術を競い合い、安全で利便性の高い移動手段が実現することを期待したい。 「東京モーターショー」の名称を今回から変更し、「未来のモビリティー(移動手段)」の姿を国内外の企業が発表した。静岡県に本社のあるスズキは電動SUV(スポーツ用多目的車)、軽商用EVバンなどとともに協業する愛知県のスカイドライブの空飛ぶクルマの模型を展示した。 スズキは2022年にスカイ社と空飛ぶクルマ
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全国冷凍グルメ無人販売所 磐田にオープン 静岡県内初出店
全国各地のご当地グルメを集めた無人販売所「ご当地グルメセレクション」の静岡磐田店が11日、磐田市豊田の県道磐田天竜線沿いにオープンする。有名飲食店のメニューを再現した冷凍グルメを販売する。 全国で37店舗を展開していて、県内は初出店。コンテナ型の小型店舗で床面積は10平方メートル。各地で人気のラーメンやギョーザ、スイーツをはじめ、札幌のスープカレーや博多のもつ鍋、仙台の牛タンなど、約30種類のグルメをそろえる。 朝晩の通勤時間帯に交通量が多い県道沿いに出店することで、帰宅途中などに気軽に立ち寄って自宅で各地の味を楽しむ需要を狙う。年中無休、24時間営業。
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最新技術やサービスPR 磐田で産業振興フェア、186社・団体が出展 11日まで
磐田市、磐田商工会議所、市商工会主催の産業展示会「産業振興フェアinいわた」(静岡新聞社・静岡放送後援)が10日、同市のアミューズ豊田で始まった。県西部を中心に県内外から過去最多の186社・団体が出展。輸送機器の電動化や異分野への参入、光技術の活用など産業構造の転換に向け、最新の技術、サービスをPRしてマッチングや新たな取引獲得を図る。11日まで。 ヤマハ発動機はレース用電動トライアルバイクやスポーツタイプの電動アシスト自転車を出展した。マウンテンバイクタイプの「YPJ―MT Pro」は同社で最も軽量・コンパクトながらパワフルなドライブユニットを搭載した。 ユタカ技研はエンジンの動力をト
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小さな努力積み重ねを 東京パラ自転車「金」杉浦さん(掛川出身)講演 磐田・竜洋中
東京パラリンピック自転車競技の金メダリスト杉浦佳子さん(52)=掛川市出身=の講演会がこのほど、磐田市豊岡の竜洋中で行われた。杉浦さんは自身の経験を踏まえながら「小さな目標をクリアするために努力を続けることが、将来の大きな目標達成につながる」と強調し、日々の積み重ねの大切さを伝えた。 薬剤師として働いていた杉浦さんは2016年、趣味のトライアスロン中に転倒し、高次脳機能障害を患った。日常生活もままならず、当時の心境を「何度も死にたいと思った」と振り返る。それでもリハビリに専念して薬剤師に復職したほか、パラリンピックにも出場。東京大会では、ロード種目2冠を達成した。 杉浦さんは記憶力維持の
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一足早く迎春準備 磐田・鎌田神明宮 氏子らしめ縄づくり
磐田市鎌田の鎌田神明宮でこのほど、迎春に向けて一足早くしめ縄づくりが行われた。地元の氏子ら47人が境内に集まり、拝殿や鳥居用など計33本を完成させた。 氏子らは、あらかじめ乾燥させておいた新わらを使い、ねじったり組み入れたりして次々と編み上げた。拝殿用の大しめ縄は長さ6.3メートル、太さ14~16センチ。本殿の周囲に巻く細縄は長さ40メートルにもなるという。 しめ縄は12月末に飾り付ける予定。
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6月台風2号の住家被害認定 沼津市調査「不十分」 被災者憤り「再び詳細に」
6月の台風2号に伴う住家の被害認定調査で、床上浸水被害を受けた沼津市の被災者から「詳しい調査を受けていない」との声が上がっている。内閣府の指針では、外観上の損傷を伴わない床上浸水の場合、全ての部屋の被災状況を調べる必要があるが、「調査員は家の中に上がっていない」との証言もある。市は被害認定した計116件のほぼ全てを床下浸水と同レベルの「準半壊に至らない(一部損壊)」と判定しており、不服として再調査を求める被災者も出ている。 「ボランティアは家に上がって詳しく調べてくれたが、市職員は玄関で浸水の高さを測っただけ」。市内で最も被害が深刻だった同市西添町。木造2階建て住家の浸水が床上約58
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールについて、前回までに寄せられた投稿には、「親もけじめをつけた使い方を」「使用による怖さを伝え、子の自制を促す」といった保護者への注意喚起を呼びかける声の一方、「もはや体の一部。徹底的に使ったら」や「今の時代、スマホやネットが使えない方が問題」と活用することに対するメリットに注目する意見もありました。今回も引き続きキュレーターと読者の意見を紹介します。 衝突恐れず 子どもと対峙 キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
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「開幕戦から連勝を」静岡ブルーレヴズ 磐田市長に抱負
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの矢富勇毅選手と桑野詠真選手が9日、市役所に草地博昭市長を訪ね、2023―24年シーズン開幕に向けた意気込みを語った。 昨シーズンは、開幕戦から連敗が続く苦しい展開となった。一方、リーグ終盤では、公式戦47戦無敗の埼玉パナソニックワイルドナイツを破る金星を挙げた。12月9日に東京都で迎える今シーズン初戦や、17日のホーム初戦を前に矢富選手は「開幕から連勝して良い流れをつかむ。市民やファンの期待を裏切らない、感動できる試合をしたい」と意気込んだ。 10月下旬から約2週間、宮崎県で行われた合宿について、桑野選手は「精神的にも肉体的
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記者コラム「清流」 エビのまち
京都大発の新興企業とNTTの合弁会社が来夏、磐田市竜洋地区に国内最大級のエビ陸上養殖施設を開設する。同地区では関西電力子会社もエビの陸上養殖を手がけている。磐田産のエビが全国的なブランドになる日が近いかもしれない。 陸上養殖は、最新の情報通信技術(ICT)を用いた次世代水産業。環境に配慮しながら安定的に水産物を供給する仕組みが、磐田から発信されることになる。先進地として陸上養殖の集積につながれば、市の新たな産業の柱になり得る。豊富な水資源を生かし、誘致を図ってほしい。 同市は京料理にも使われる高級食材エビイモの日本一の産地でもある。陸上養殖と伝統野菜の“二つのエビ&rdquo
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労働・年金問題 社労士に相談 18日、アピタ磐田
静岡県社会保険労務士会磐田支部は18日午後1~4時、無料の労働・年金相談会を磐田市今之浦のアピタ磐田店で開く。 職場でのハラスメントやトラブル、各種年金の受給方法などの相談に社労士が応じる。事前予約不要。問い合わせは事務局の大杉労務管理事務所<電0538(36)0929>へ。
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「磐田検定」 優秀者を表彰 市観光協会
磐田市観光協会はこのほど、地域の魅力を発信するご当地検定「2023磐田検定」(静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を同市見付の旧赤松家記念館で開いた。成績優秀者5人に表彰状と市イメージキャラ「しっぺい」のグッズを贈った。 検定は7回目。歴史や文化、スポーツなど多ジャンルの75問を出題し、6~9月に解答を募った。市内を中心に県内外から11~91歳の101人が応募。平均65点だった。 表彰を受けたのは、唯一の全問正解だった志摩憲治さん(76)=同市大久保=と、74点の解答者のうち先着の4人。4年連続満点の志摩さんは「今回は難しかったが、出題者と勝負してやろうと思った。全問正解でほっとしている」と話
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SSクラス優勝は星陵中3年安藤さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第233回大会が3日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。55人が参加し、最強のSSクラスは星陵中3年の安藤舜聖さんが優勝した。Bクラスでは第一学院高2年の立石海空さんが優勝するなど、中高生も活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②鈴木庄三(磐田市)③木俣良一(浜松市)▽S ①江塚孝郎(掛川市)②佐藤光雄(静岡市)③大橋誠(磐田市)▽A ①北島耕太郎(浜松市)②花本真也(同)③川口哲也(同)▽B ①立石海空(袋井市)②松尾三十四(掛川市)③芝田信照(袋井市)
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税テーマに絵や文 19日まで入賞作展 ららぽーと磐田
磐田税務推進協議会は、税を考える週間(11~17日)に合わせ、税に関する作品を磐田市高見丘のららぽーと磐田の市情報館で紹介している。習字やポスター、作文、標語の入賞作品63点が並ぶ。19日まで。 磐周納税貯蓄組合連合会などが本年度実施したコンクールの作品で、磐周地区(磐田、袋井、森)の小中高生から3016点の応募があった。 会場には「税金で助かる命がある」「納税は皆の生活を守る」などの言葉にイラストを添えたポスターや、自身の経験を交えて生活と税の結びつきを表現した作文などが並ぶ。 12月13日から17日までの間、同市豊岡の竜洋なぎの木会館で、磐田市内の小中学生の全作品を展示する。
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災害時の支援物資供給体制強化へ 磐田市と佐川急便が協定
磐田市は8日、物流大手の佐川急便と災害時の物資輸送に関する連携協定を結んだ。南海トラフ地震など大規模災害に備え、避難所への支援物資の供給体制強化につなげる。 同市では災害時、旧豊田支所の防災備蓄ステーションが、国や全国各地から寄せられる物資の集積・搬送拠点になる。同社は拠点での荷役や各避難所への輸送を担う。輸送先の避難所では、被災者の物資ニーズ把握にも協力する。 市は県トラック協会や地元運送会社とも同様の協定を結んでいるが、被害が広範囲に及ぶことも想定し、全国的な配送網を持つ佐川急便との連携を決めた。 市役所で開かれた締結式で、同社の森裕一郎執行役員東海支店長は「災害時には支援活動を通
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磐田東中 卒業生 運営法人を提訴 「不適切ないじめ対応」
磐田市の磐田東中を2020年に卒業した女性が7日までに、ほかの生徒からいじめを受け、学校が適切な対応をとらなかったことで精神的な苦痛を受けたとして、同校を運営する学校法人磐田東学園に200万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁浜松支部に起こした。10月2日付。 訴状によると、女性は中学2~3年時、授業中に裏声でからかわれる▽クラスのSNSグループ上で人格を非難される▽栽培していた鉢植えに小枝を刺される-などといったいじめを受けたと主張。長期にわたって不登校や別室登校を余儀なくされたとしている。女性が不登校になったり、校内で自殺しようとする行動をとったりしたことから、いじめ防止対策推進法に基づ
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磐田市議会・志政会 市政に5項目提言 防災・減災や産業振興
磐田市議会最大会派の志政会(秋山勝則代表)は7日、防災・減災や産業振興など市政運営に対する5項目の政策提言書を草地博昭市長に提出した。 防災面では、地域特性に応じた教育・訓練、設備導入など自助・共助の取り組みへの支援や、県と連携した流域治水対策の推進と情報発信を求めた。産業振興に関しては、若年女性の市外転出を防ぐため、事務系人材の雇用増につながる企業の誘致や支援の必要性を指摘した。 提言書にはこのほか、昨年開館した市民文化会館かたりあに市外から訪れる人の交通手段の充実なども盛り込んだ。
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「思い込め走り抜く」 磐田市選手団が結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の磐田市選手団は7日、結団式を同市総合体育館で行った。選手や関係者が結束を強め、大会での健闘を誓った。 選手を代表し、小学生5人が「たすきに古里への思いを込めて最後まで走り抜く」と宣誓。伊藤裕子監督は「走る喜びを体中で感じながら駆け抜けて」と選手を鼓舞した。色をジュビロ磐田と同じサックスブルーに変更した新しいユニホームデザインも披露された。 草地博昭市長は「駿河路を思い切り走れるよう、残り1カ月、しっかりと準備してほしい」と激励した。 登録選手は次の通り。 平野空哉(豊田南小6)氏原脩斗(豊田東小
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向陽学府小中一体校 磐田市、実施設計完了 学び促す開放空間
磐田市は6日、市内の向陽中、大藤小、向笠小、岩田小を統合し、施設一体型で整備する「向陽学府小中一体校」の実施設計が完了したと発表した。現在の向陽中の敷地に建てる新校舎棟には図書館機能を持つ開放的なスペース「ラーニングセンター」を設け、児童・生徒の学びを促す。 新校舎棟は鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積1万1530平方メートル。子どもたちの交流拠点と位置づけるラーニングセンターと27学級の普通教室に加え、多目的教室などを設ける。地域と学校の連携拠点として木造平屋建ての「みんなの家」を新設するほか、放課後児童クラブや地域、福祉の連携室も置く。一部の既存施設は改修して使う。 一体校化で通学
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遠江国分寺 歴史知って 磐田で11日まつり 参拝行列など多彩
奈良時代に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「遠江国分寺まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日午前9時から、磐田市の遠江国分寺史跡公園で開かれる。目玉の「国司一行国分寺参拝行列」をはじめ、グルメや雑貨の販売、ステージパフォーマンスなど多彩な催しを予定する。 参拝行列は午前10時半から、奈良時代の装束を着て聖武天皇や光明皇后、遠江国司の桜井王などに扮(ふん)した約60人が、JR磐田駅北口から同公園までを練り歩く。ステージでは、ダンスやブラスバンド、合唱を披露するほか、万葉歌会なども繰り広げる。農産物の販売ブースや軽トラ市、フリーマーケット、野だての茶会なども行う。 遠江国
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経験基に起業ノウハウ伝授 静岡の法人 焼津でセミナー
志太起業ネットワーク推進協議会はこのほど、創業や起業をテーマにしたセミナーを焼津PORTERS(焼津市中港)で行った。農業生産法人の鈴生(静岡市葵区)の鈴木貴博社長が講師となり、自身の経験を基に起業のノウハウについて伝えた。 鈴木社長は会社を経営していくと軸がぶれる時があると経験談を披露し、「経営理念を定めていれば元に戻ることができる」と強調した。資金面については、貯金を元手にした経営はうまくいかないと自説を展開し、金融機関から資金調達すべきと指南した。 磐田市内に設置した太陽光型植物工場を舞台に、脱炭素や福祉といった社会課題の解決に取り組んでいることを紹介。自分の強みを社会の課題解決につな
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浜名湖花博 公用車でPR マグネット貼り磐田で出発式
来年3月に浜松市西区で開幕する「浜名湖花博」の気運を高めようと、県西部市町と県の公用車を活用した広報キャンペーンの出発式が6日、磐田市見付の県中遠総合庁舎で開かれた。 県西部地域局が花博の開催期間などをPRするA3判サイズのオリジナルマグネットシートを作製した。県西部7市1町と県の出先22機関で使っている公用車計100台の側面に貼り付け、地域住民に花博の開催を周知する。花博が閉幕する6月16日まで続ける。 同地域局の永井雅也局長は出発式で「浜名湖花博を県西部の交流人口拡大につなげ、地域を元気にするため、地元から盛り上げていきたい」と強調。磐田市の内野昌美副市長は「花博を機に西部地域を周遊
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磐田市、12月給食費 一律1000円 保護者負担、昨年度並みに
磐田市の草地博昭市長は6日の定例記者会見で、市内全小中学校の12月分の給食費を一律千円にすると発表した。物価高を踏まえ、保護者負担を軽減する。食材価格の上昇を受け、4月から給食費を引き上げていたが、12月分の減額で保護者の本年度負担額を昨年度並みに抑える。 市教委学校給食課によると、本年度は年間7500~8500円の食材価格高騰を見込み、給食費を改定した。激変緩和措置として増額分の約半額を公費で負担し、保護者の負担増は年間約3600~4300円に抑えていた。 今回、草地市長は「物価上昇が予想以上に続いている」と説明。12月分の給食費(小学校約4650円、中学校約5300円)を一律千円に減
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しずおかフィナンシャルグループとカーボンニュートラル実現へ協定 磐田市
磐田市としずおかフィナンシャルグループ(FG)は6日、二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)の実現に向けた連携協定を結んだ。協力して、地元事業者の脱炭素の取り組みを加速させる。 同社の算定ツールを活用して中小企業の温室効果ガス排出量の可視化を支援したり、脱炭素経営のノウハウを提供したりする。森林や農地などのCO2の吸収量を国が排出枠として認証するJ―クレジット制度の活用も促し、市内でクレジットを売買する地産地消の仕組みを模索する。 市役所で開かれた締結式で、草地博昭市長と柴田久社長が協定書に署名した。柴田社長は「磐田の魅力ある産業がサステナブル(持続可能)
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税を考える週間 ジュビロ磐田戦でPR 税務連絡協など
磐田税務連絡協議会などは4日、サッカーJ2・ジュビロ磐田対水戸ホーリーホック戦が行われた磐田市新貝のヤマハスタジアムで、「税を考える週間(11~17日)」に向けた広報活動を行った。 同連絡協議会の大場謙二会長や磐田税務署の石田和夫署長ら13人がハーフタイムにピッチに登場。国税電子申告納税システム「e―Tax」(イータックス)の利用を呼びかける横断幕を手にピッチを1周し、観客にアピールした。 スタジアム前の広場にはブースを設けて税に関する作品も展示。試合開始前には、磐田税務推進協議会のメンバー約20人が啓発品を配布して正しい申告・納税を呼びかけ、来場者への納税意識の向上を図った。
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「温もりの森」にブルーベリー植樹 磐田 園児やボランティアら 交流
磐田市のNPO法人磐田ふれあい基金協会と社会福祉法人丹穂会はこのほど、同市見付の自然体験型公園「温(ぬく)もりの森」で植樹祭を開いた。 両団体の関係者をはじめ磐田北幼稚園の年長園児、見付地区民生委員、ボランティアら計約90人が集まった。出席者は交流を楽しみながら、ブルーベリーの木2本を植えた。 温もりの森は丹穂会の障害者支援施設「緑ケ丘学園」が2006年に移転し、空いた土地を活用して整備した場所。ボランティアの協力を受けながら、両団体が豊かな自然環境づくりや野菜栽培、花壇整備などに取り組んでいる。 式典に合わせて年長園児は、6月につる挿しを行い育ててきたサツマイモの収穫体験も行った。
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県温室農協青年部がクラウンメロン寄贈 袋井、磐田の福祉施設
静岡県温室農協クラウンメロン支所青年部はこのほど、袋井市や磐田市の福祉施設12カ所に計218個のクラウンメロンを寄贈した=写真=。 長年続く毎年の恒例行事。12人の青年部員が、各施設に数十個ずつのメロンを届けた。 袋井市広岡の障害者支援施設「袋井学園」には32個のメロンを贈った。青年部員からメロンを受け取った入所者は丸々としたメロンを見て笑顔を浮かべた。施設を代表して高橋幸孝園長が「なかなか食べられるものではないので大変ありがたい。利用者がいつもおいしくいただいている」と感謝した。 同園を訪れた青年部の石川拓人さん(30)は「今年は天気に恵まれていいメロンができた。喜んでもらえたらうれしい」
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静岡県内外アマ音楽家 多様な楽曲披露 5日まで磐田でフェスタ
静岡県内外のアマチュア音楽家らが集まる「いわたde音楽フェスタ」(磐田文化振興会主催)が4日、磐田市上新屋のアミューズ豊田と市民文化会館かたりあで始まった。小学生から70代までの総勢300人が出演し、多彩なジャンルの音楽を披露する。5日まで。 初日は、ロックとジャンルフリーの2部門に計約30組が出演した。若手バンドが勢いのある演奏で会場を盛り上げたほか、男女5人組「マージービート」は、ビートルズの名曲「レットイットビー」を披露。聴衆は身体を揺らしたり、手拍子をたたいたりして美しいハーモニーを楽しんだ。 会場には、アイスクリームやドリンクなどのキッチンカーも並んだ。最終日は、懐かしのフォー
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卓球・伊藤(スターツ、磐田市出身)8強入り
卓球の世界ツアー、チャンピオンズ・フランクフルトは2日、ドイツのフランクフルトで行われ、シングルス2回戦で男子の張本智和(智和企画)はヨナタン・グロート(デンマーク)を3-0で下し、8強入りした。 女子の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)はニナ・ミテルハム(ドイツ)に3-2で競り勝ち、準々決勝に進出した。
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全国24チームが熱戦 藤枝で自治体シニアサッカー開幕
自治体職員シニアサッカーフェスティバル2023(全国自治体職員サッカー連盟、藤枝市主催)が3日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場など4会場で開幕した。5日まで。全国の自治体などから女子と40歳以上の男子で構成する24チーム計約600人が参加し、県内からは同市、県庁、浜松市、焼津市、磐田市の5チームが出場した。 試合は前後半15分ハーフ。4グループ6チームによるリーグ戦を行い、グループ順位を決定する。選手は年齢を感じさせないはつらつとしたプレーで熱戦を展開した。 大会は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催した。
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鈴木さん(城山中1)最優秀賞 国際平和ポスター 11月5日までまで作品展示 磐田LC
磐田ライオンズクラブ(座光寺明会長)は3日、国際平和ポスターコンテストの表彰式を磐田市今之浦のアピタ磐田店で開いた。最優秀賞には城山中1年の鈴木悠道さん(13)を選んだ。5日まで全応募作品51点を展示する。 「夢見る勇気」をテーマに、市内の小学5年~中学2年生を対象に作品を募集した。鈴木さんは、原爆ドームと白いハトを背景に、人種や国籍を超えて歌声を響かせる人たちをアクリル絵の具で描いた。「いろいろな人種や国籍の人たちが一緒に歌える平和な世界になるよう思いを込めた」と話した。 このほかの主な入賞者は次の通り。 優秀賞 神谷菜央(磐田一中1)江間真波(南部中1)木村青葉(豊田東小6)▽特選
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小学生34チームが熱戦 磐田でソフトバレー大会
バレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松が主催するソフトバレーボール大会「イトーグループプレゼンツ ブレス浜松小学生フレンドリーカップ」(静岡新聞社・静岡放送共催)が3日、磐田市見付の市総合体育館で開かれた。県西部から小学4年生以下の34チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 出場チームは5グループに分かれて予選リーグと決勝トーナメントを戦い、それぞれ順位を争った。元バレー女子日本代表で、ブレス浜松の大林素子ゼネラルマネジャーも観戦し、大会を盛り上げた。終了後には、各グループの優勝チームとブレス浜松OGのエキシビションマッチも行われた。 各グループの優勝チームは次の通り。 和田岡バレーボールスポ
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「毒のいきもの」集合 浜松・ウォット×磐田・竜洋昆虫自然観察公園が合同企画
浜松市西区舞阪町の浜名湖体験学習施設「ウォット」と磐田市大中瀬の市竜洋昆虫自然観察公園で12月10日まで、2施設合同特別企画「毒のいきもの展」が開かれている。 ウォットでは、背びれや胸びれのとげに毒を持つゴンズイ、皮膚や内臓にテトロドトキシンと呼ばれる毒があるフグの仲間など、浜名湖に生息する30種以上の水生生物を展示している。解説板を見ながら空欄を埋めるクイズラリーも実施していて、生態や毒の種類を学ぶことができる。 竜洋昆虫自然観察公園では、世界最大級のオオムカデをはじめ、毒を持つクモやハチ、カエルといった計約20種を集めた。芽に毒があるジャガイモが回転する台座に乗せられた展示など、ユニ
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新ビジネス創出へ 産業振興フェア 磐田で10、11日
第13回産業振興フェアinいわた(磐田市、磐田商工会議所、市商工会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が10、11の両日、磐田市のアミューズ豊田で開かれる。県西部を中心に過去最多の186社・団体が出展し、最新の技術やサービスを紹介する。 テーマは「次世代技術で産業構造を転換」。光技術やデジタルトランスフォーメーション(DX)、次世代輸送機器・農業・医療、脱炭素など、新分野や技術革新を前面に出した展示を行い、新たなビジネス創出に向けた商談やマッチングを促す。 10日は新事業開発についての討論会、DXや脱炭素化のセミナーなどを予定し、11日にはエシカル消費の講演会や就活支援の企業ブース訪問ツアー、子
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磐田管内は0.89倍 4カ月ぶり下落 有効求人倍率
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)が31日発表した9月の有効求人倍率(実数値)は、0・89倍と前月を0・02ポイント下回った。下落は4カ月ぶり。 有効求人数はほぼ前月並みの3792人だったのに対し、有効求職者数は2・6%増の4226人となった。担当者は「家計への物価高の影響を補うため、求職する人が出てきた可能性がある」と分析した。新規求人倍率は1・52倍と前月から0・12ポイント上昇した。 産業別の新規求人数は、製造業が前月比7・2%増の359人。このうち輸送機器は3・4%増の120人だった。運輸・郵便業は185人と72・9%増となった。
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磐田の食と農に舌鼓 高校生企画ツアー 収穫体験や茶飲み比べ
磐田市中泉の磐田農業高生徒が企画した、地元の食と農業にスポットを当てた日帰りバスツアーがこのほど、市内で開催された。市内外の9歳から77歳までの約15人が参加し、楽しみながら磐田の魅力に触れた。 生産流通科の生徒4人が“乗務員”として、バスの乗降誘導や下車後の観光案内を担当した。いわた茶を生産し、カフェも営業する「お茶のかねまつ」(同市岩井)では、生徒から抹茶の原料になる碾茶(てんちゃ)の栽培方法や煎茶との違い、おいしい入れ方などについて説明を受けた。その後、茶を飲み比べて茶菓子も味わった。 年間約50品目の野菜を有機栽培する「鬼頭農園」(同市神増)では、エビイモの収穫体験や採れたてのニンジ
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「我こそはインフルエンサー」 “SNS映え”スキル習得 磐田でワークショップ
磐田市は1日、市内の観光・歴史資源をSNSで発信する事業「我こそはインフルエンサー」の参加者を対象に、情報発信力の強化に向けたワークショップを竜洋海洋公園レストハウス「しおさい竜洋」(同市駒場)で開いた。受講した6人は効果的な投稿や“SNS映え”する写真の撮影方法などを習得した。 約4.3万人のフォロワーを持つ浜松市の女性インスタグラマーが講師を務めた。「スマホは画面が小さいため、迫力がある写真が目に入りやすい」とし、撮影時のカメラの向きや構図、加工のこつを紹介。参加者はアドバイスを受けながら公園内を歩き、ヤシの木や青空などを撮影して市の魅力を伝えるためのスキルを身
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立体感ある布アート 10日まで浜松市中区で教室作品展
浜松市、磐田市で布アート教室を主宰する高木君代さん=浜松市南区=と受講生による作品展「ハンカチ・布で楽しむ3Dアート展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が1日、同市中区のホテルコンコルド浜松で始まった。10日まで。完成まで1年という力作の数々が並ぶ。 月に一度の講座で制作した20点を出展。着物やハンカチの模様を利用して立体感のある作品に仕上げている。ハンカチを5枚使用し、白やピンクの鮮やかな花を咲かせるコスモス、チューリップなど技巧を凝らした作品を来場者が興味深そうに眺めている。
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証明書 自宅で申請・受け取り可能に 磐田市「行かない窓口」開始
磐田市は1日、スマートフォンやタブレット端末で証明書類の発行を申請し、自宅で受け取れる新サービスを開始した。市役所や支所に行く手間を省く「行かない窓口」の一環。市民の利便性向上のほか、来庁者の混雑緩和につなげる。 対象は、住民票の写しや戸籍謄抄本、所得証明書など11種類。申請にはマイナンバーカードを読み取り、本人確認を行うアプリ「マイナサイン」のインストールが必要になる。 市のホームページにある専用フォームで個人情報など必要事項を入力し、マイナンバーカードを読み込んで本人確認を行う。市から審査完了のメールが届いたら、クレジットカードかPayPay(ペイペイ)で手数料などを支払う。市は決済
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伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)ら2回戦へ 卓球
卓球の世界ツアー、チャンピオンズ・フランクフルトは31日、ドイツのフランクフルトでシングルス1回戦が行われ、男子は張本智和(智和企画)が張禹珍(韓国)に3-2で競り勝ち、2回戦に進んだ。女子は伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)がエジプト選手を3-1で退けた。
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ナイジェリア企業 浜松の2社を視察
浜松市など県西部の13の企業や団体による「浜松・浜名湖テクニカルビジットプロジェクト」の一環でこのほど、ナイジェリアと欧州の企業が市内企業を視察した。海外からの受け入れは初めて。 ナイジェリアの都市ガス製造販売「ナイジェリアLNG」と、欧州のコンサル会社「カイゼン」の計18人が、自動車用部品のソミック石川豊岡工場(磐田市)と、LPガス販売のエネジン本社(浜松市中区)を訪れた。同社では藤田源右衛門社長が労働環境改善の取り組みなどを説明した。 同プロジェクトは「ものづくりの町」の企業経営や人材育成などを学びたいという要望に応え、2021年から県西部の企業などへの視察や研修を企画している。11月は
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茶業をテーマに「農業考える会」 15日、磐田
磐田商工会議所は、15日午後6時から磐田市見付のワークピア磐田で茶業をテーマにして開く「いわたの農業を考える会」の参加者を募集している。参加無料。 茶業機械製造カワサキ機工掛川工場(掛川市)の久保孝則営業本部顧問が「茶業界を取り巻く環境と今後の発展性」と題して講演する。定員30人。申し込みは同商議所<電0538(32)2261>へ。
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障害者相談支援事業 誤認で非課税扱い 磐田市 1860万円未納
磐田市は1日、社会福祉法人などに委託している障害者相談支援などの事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いにしていたと発表した。市が法人に支払うべきだった消費税は1860万円に上る。 市福祉課によると、社会福祉法に基づく社会福祉事業は消費税が非課税となるが、2012年に関連法令が改正され、非課税だった障害者相談支援事業の一部が課税対象となった。市はこうした変更が国から明確に周知されていなかったことなどから、誤った取り扱いが続いたとしている。 市は10月4日付の厚生労働省の通知を受け、税額の修正可能な過去5年分を調べたところ、業務委託先2法人への不足分計1860万円と算出。今後、支払いに
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手塩にかけた自慢の菊 華やか 磐田市芸術祭大会 伊藤さん市長賞
磐田市芸術祭(市、市文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の第61回磐田菊花大会が1日、同市見付の市立中央図書館で始まり、出展作品の審査会が行われた。総合1位の市長賞には伊藤房子さん(76)=同市下万能=が選ばれた。2日~5日正午に出展作品を一般公開する。 市内などの愛好家でつくる磐田菊花会の会員21人が三本立や福助作り、スプレー菊など計153点を出品した。夏場の猛暑で生育が遅れ気味だったが、会員たちが手塩にかけて育て、芸術祭に間に合わせたという。審査では花の大きさや厚み、花弁のそろい方などをチェックし、各部門の成績に応じた点数の合計で総合順位を決めた。90代のOB2人も計27点を協力出品
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10月27日はソウダガツオやムロアジ、イナダ、メジナ、カワハギなど。28日はソウダガツオやメジナ、タカベ、イサキ、オオモンハタなど。29日はソウダガツオやタカベ、メジナ、イサキ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、カマスに交じって中アジが釣れる。アジ狙いならウキ釣りが良い。アジは群れが多ければサビキ仕掛けが有効だが、カマスが掛かると仕掛けを切られてしまう。カマスを狙うならカマスサビキを用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10月26日午前の
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“バイクのふるさと” 浜松をツーリング 絶景、メーカーゆかりの施設も【しずおかアウトドアファン】
浜松市と周辺地域は浜名湖や中田島砂丘、天竜区の中山間地域など風光明媚[めいび]な観光地を数多く抱え、バイクツーリングを楽しむ県内外のライダーから人気が高い。世界的な二輪車メーカーのスズキ、ホンダ、ヤマハ発動機の3社が創業した“バイクのふるさと浜松”で絶景やものづくりの歴史に触れられるスポットを探した。 浜松市天竜区春野町のシンボル「大天狗[てんぐ]面」。縦8メートル、幅6メートルと天狗面としては日本一の大きさを誇り、9月下旬の週末は多くのライダーや行楽客が訪れた。 菊川市の会社員大塚アレシャンドレさん(50)は妻ナオミさん(53)とホンダの大型バイクに2人乗り
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⚽ジュビロ磐田 ジャーメイン離脱の緊急事態 チーム救うFW現れるか 大混戦の昇格争い
J2磐田のFWが最終盤で緊急事態に見舞われている。前節東京V戦で今季チーム最多9得点をマークしていたジャーメイン良(28)が足を痛めて負傷交代し、次節4日のホームでの水戸戦出場は絶望的な状況。J1昇格が懸かる残り2試合。チームを救うストライカーは現れるか。 東京V戦の前半9分、ジャーメインの代役に指名されたのは18歳の後藤啓介(磐田ユース出)だ。急きょ回ってきた出番で豊富な運動量を発揮。DF裏への抜け出しを狙ったが、シュートゼロに終わった。献身的な守備でも貢献したものの「何もできなかった。どんな形でもシュートを狙う」と雪辱を誓う。 4月23日の金沢戦以来、右太ももの大けがで戦列を離れてい
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不要ランドセル 新入学児童に「真心リレー」 磐田でプレゼント会
小学校を卒業して使わなくなったランドセルを〝後輩〟たちにー。磐田ライオンズクラブ(LC、座光寺明会長)は29日、静岡県内各地から寄せられた不要ランドセルのプレゼント会を磐田市上新屋の「ひと・ほんの庭にこっと」で開いた。大切に使われた思い出の品を「真心のリレー」として来年度の新入学児童に託した。 集まったランドセルは76個。同市前野の龍の子幼稚園や浜松いわた信用金庫の職員有志が集めたほか、活動を知った富士市や浜松市、静岡市などの市民からも寄せられた。プレゼント会にはさまざまな色のランドセルが並び、家族連れらがお気に入りを持ち帰った。海外から帰国する予定の孫のためにランドセルを選ぶ人もいたとい
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ごみ処理民間委託 選定検討状況 報告 中遠広域事務組合
磐田、袋井、森の3市町でつくる中遠広域事務組合はこのほど、組合議会全員協議会を磐田市新貝の粗大ごみ処理施設で開いた。森町一宮の一般廃棄物処分場で現在扱っている埋め立てごみ処理の民間委託について、事業者の選定に向けた基本方針案の検討状況を報告した。 民間委託に際し、組合側は「ゼロエミッション(全量資源化)」を圏域の最終目標に想定した。資源のリサイクルやごみの減量化のほか、災害時の緊急対応を考慮して委託先を複数・異方面とすることなどを提案した。今後は技術的な課題を踏まえ、調査、研究を進めていく考えを示した。 森町一宮の最終処分場を巡っては昨年10月、2024年12月までに民間委託先選定の基本方針
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西部児童相談所 里親制度を啓発 磐田でキャンペーン
10月の里親月間に合わせて県西部児童相談所はこのほど、里親制度の普及や啓発を目的とした街頭キャンペーンを磐田市今之浦のアピタ磐田店で実施した。 県西部児童相談所や磐田市こども・若者相談センター職員、県西部地区里親会のメンバー計7人が集まり、制度を解説したパンフレットなどの啓発品約270セットを買い物客らに配布。制度への理解を促し、里親への登録を呼びかけた。
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磐田豊田中生 イベント浄財 福祉基金に
磐田豊田中(磐田市加茂)の生徒らが31日、同市の「しっぺいこども福祉基金」に1万7542円を寄付した。浄財は、豊田東地区まちづくり協議会と開催した地域活性化イベント「ハッピーフェスタ」の売上金。 同イベントは8月に豊田東交流センター(同市高見丘)で行われ、同校3年生約35人が企画立案に協力した。当日は焼き鳥やかき氷の模擬店のほか、スーパーボウルすくいが楽しめる縁日などが並び、多くの家族連れらでにぎわった。 代表生徒5人と同協議会の山崎次広地区長が市役所を訪れ、草地博昭市長に目録を手渡した。生徒らは「焼き鳥を焼いている時、火や煙が熱くて大変だったけれど『おいしい』と言ってもらえてうれしかった」
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静岡県内36施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は30日、県内の高校、小中学校、幼稚園36施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計372人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町2施設11人、伊東市1施設6人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設6人、長泉町1施設6人、富士市1施設12人、静岡市清水区2施設30人、同市葵区1施設13人、同市駿河区1施設13人、焼津市2施設18人、島田市1施設9人、牧之原市1施設10人、掛川市3施設34人、磐田市10施設83人、浜松市西区1施設10人、同市北区1施設38人、同市中区2施設20人、同市東区2施設24人、同市浜北区2施設20
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市民健康増進へ 磐田市に寄付 明治安田生命
明治安田生命保険は30日、市民の健康増進を支援しようと、磐田市に66万5千円と電話音声明瞭器「サウンドアーチ」1台を寄付した。浜松支社磐田営業部の高橋邦明部長らが市役所に草地博昭市長を訪ね、目録を手渡した。 サウンドアーチは、低い音がこもらず、高い音でもキンキンしないよう音声を変換する装置。市は中部包括支援センターで利用する。高橋部長は「いつまでも活気あふれる地域であるよう、市民の健康づくりや高齢者・障害者の支援に役立ててほしい」と話した。 市と同社は連携協定を結んでいる。
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自動車道完成へ連携強化 浜松市長「命の道 議論を」 三遠南信サミット分科会
「第31回三遠南信サミットin遠州」は30日、浜松市中区で全体会に先立って三つの分科会を開いた。道路整備、人口減少対策、魅力創造の各テーマで加盟市町村の首長、議会議長、経済団体代表らが討論した。=関連記事5面へ 道路整備の分科会は浜松市の中野祐介市長、戸田誠市議会議長、斉藤薫浜松商工会議所会頭を含む12人が出席し、三遠南信自動車道がもたらす効果や期待を話し合った。沿線各自治体の出席者から、少子高齢化や豪雨による道路損傷、医療体制の手薄さ、農林水産物の高い輸送費、伝統芸能の担い手減少といった共通する地域課題が挙がり、同自動車道の完成に向けて自治体間の連携強化を求める意見が相次いだ。 中野
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男子団体/浜松日体A、男子個人/渡辺さん(聖隷クリストファー)が優勝 高校将棋新人戦西部地区予選
第34回静岡県高校将棋新人戦の西部地区予選(県教委、県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22、29の2日間、磐田市見付の磐田南高で開かれた。男子団体戦は浜松日体A、男子個人戦は聖隷クリストファー高2年の渡辺快さんがそれぞれ優勝した。 男子団体戦は14校から25チーム、男子個人戦は21校から192人が出場し、盤上で熱戦を繰り広げた。男子団体戦の上位5チームと、男子個人戦の上位12人が県大会に出場する。 このほかの結果は次の通り。 男子団体戦②浜松南A③磐田南A④浜松北A⑤浜松北B▽男子個人戦②赤松竜也(浜名2)③佐藤亮輔(掛川西1)④木村太一(常葉菊川2)⑤永田晃遥(浜松
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東海地方郵便局長協会 防災呼びかけ 磐田でイベント
東海地方郵便局長協会は28日、初の防災イベント「みんなでたのしく 学ぼうさい」を磐田市豊浜の渚の交流館で開いた。地元の企業・団体や消防、警察、自衛隊などが協力し、日頃の活動紹介を通じて市民に災害への備えを呼びかけた。 ATMを搭載した車両型郵便局が展示されたほか、はしご車などの消防車両の乗車や非常時に役立つロープワークの体験も行われた。磐田署のブースでは、行方不明者の捜索や警備活動を行った東日本大震災の当時の状況や教訓を写真で伝えた。津波発生時に避難を促す新たな標語「地震だ!津波だ!さあスタート!」もパネルで紹介し、市民の認知度を高めた。 気候変動の影響で災害が激甚化する現状を踏まえ、地
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桜ケ池の龍神伝説 歌や踊りで表現 御前崎 常葉大・阿部特任講師と磐田のグループ ゼミ生の研究 基に
常葉大健康プロデュース学部こども健康学科(浜松市北区)のゼミの研究成果を基に、創作活動グループ「アトリエgeiju」(磐田市)とゼミを受け持った同大の阿部真弓特任講師らが29日、御前崎市佐倉の池宮神社で舞台「桜ケ池物語」を上演した。ゼミ生が調査した境内の桜ケ池の龍神伝説を題材にした。 名僧が未来仏を求めて桜ケ池に沈み、一番長生きする龍に化けたとの地域の言い伝えを、昔話や童歌を研究する阿部特任講師のゼミ生が、2021年度に調査した。文献資料を確認したり神主に話を聞いたりして物語を大型紙芝居にまとめたが、コロナ禍の影響で発表の機会を逸していた。 舞台では学生たちの紙芝居も一部取り入れ、グループの
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社説(10月29日)学校トイレ洋式化 子ども第一に加速せよ
全国の公立小中学校でトイレの洋式化が進んでいる。文部科学省の2023年度調査によると、9月1日時点で洋式便器の割合は68・3%。前回20年度の調査から11・3ポイント増えた。初めて調査した16年度は43・3%で、和式が洋式を上回っていた。 それでも、子どもがほとんど使う機会のない和式トイレがいまだに3分の1近くを占める。和式の使い方が分からないまま入学する児童もいるという。トイレ関連企業でつくる「学校のトイレ研究会」は、子どもが排せつを我慢するといった悪影響が出るとも指摘する。 子どものことを第一に考えて、洋式化を加速すべきだ。学校は災害時に避難所になるため、高齢者や障害者の利用も考えな
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ポーズを決めて出来栄えPR 磐田で仮装コンテスト
磐田市のNPO法人いわたタウンマネジメントは28日、ハロウィーンイベント「第8回いわたでハロウィン!」を同市のJR磐田駅北口広場周辺で開いた。仮装した親子連れが集まり、多彩な催しを楽しんだ。 仮装コンテストには15組が出場した。お化けや人気ゲームキャラクターなど、思い思いの衣装に身を包んだ子どもたちが、ステージ上で自己紹介したり、ポーズを取ったりして審査員にPRした。歌手Ado(アド)さんの歌う「唱」に合わせて踊るチームもみられ、会場を盛り上げた。 男女4人組「プリンセス・マリオグループ」の名称で初出場した磐田西小4年礒部結衣さん(9)は「みんなの前で堂々とアピールできた」と声を弾ませた。
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キャンドルの灯りに包まれヨガ 磐田
磐田市今之浦のバーンビレッジ磐田で28日、ハロウィーンにちなんだイベントが行われた。仮装コンテストやヨガ、eスポーツ大会などの催しが繰り広げられ、来場者が交流を深めた。 ナイトキャンドルヨガでは、丹生縁さんが講師を務めた。参加者5人は、夜風やキャンドルの灯りを感じながら、腰をひねったり腕を伸ばしたりして身体をほぐした。会場では顔に怪物風のメークを施すなど、仮装をして“非日常”を楽しむ若者らでにぎわった。 29日にも仮装コンテストを行う。参加受け付けは正午から午後4時まで。午後2時からは、市内外のダンス教室に通う子どもたちによるパフォーマンスが行われる。
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MPPコマツ(浜松) 民事再生法申請 負債50億
浜松市西区の輸送用機械部品製造「MPP KOMATSU(エムピーピー・コマツ)」は27日、民事再生法の適用を静岡地裁浜松支部に申請した。負債総額は50億6千万円。シートベルト部品などを製造する磐田市の遠州ホールディングス(HD)傘下に入り、事業の継続と再生手続きを進める方針。 MPPコマツは1953年にネジの製作所として創業。自動車やオートバイの部品製造を手がけてきたものの、近年は半導体不足による受注減や中国での需要減退で業績が悪化していた。 遠州HDとは子会社を通じて以前から取引があり、業務内容を熟知する同HD傘下で企業再生を目指すのが最善と判断したという。役員を含む従業員202人の雇用は
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福祉功労者を表彰 静岡で県大会
静岡県や県教育委員会、県社会福祉協議会などでつくる「ふじのくに健康福祉キャンペーン推進協議会」はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県健康福祉大会を開いた。 社会福祉に貢献した個人・団体の表彰後、表彰を受けた民生・児童委員の原川光世さん(77)=焼津市=や、里親として約150人の里子を育ててきた水野国彦さん(67)、厚子さん(66)夫妻=磐田市=が事例報告を行った。厚子さんは母親が自殺した女子高生を預かった事例などを紹介し、「わが子も人の子も区別なく育てるべき。子どもたちの成長を感じることができる生活をこれからも楽しく送りたい」と話した。 知事表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【
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秋の行楽期合わせ山岳遭難防止へ啓発 磐田署
磐田署は26日、磐田市の獅子ケ鼻トレッキングコースで、秋の行楽シーズンに増加が懸念される山岳遭難への注意を呼びかけた。 コースは急な傾斜や滑りやすい岩場、立ち入り禁止箇所があり、昨年7月には50代男性が道に迷って一時遭難した。県内の今年の夏季(7~8月)における山岳遭難発生件数は76件。原因別では病気や転倒、疲労が約7割に上り、遭難者の約4割が60代以上だった。 参加した署員9人は、登山者らに啓発ちらしを配り、単独登山を避け、体力に合わせた無理のない計画を立てるよう呼びかけた。日没が早くなることを踏まえ、ヘッドライトなど必要な装備の携行も促した。
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JR磐田駅前、華やか イルミネーション点灯 「LOVE♡LOCK」イベントも
磐田市中泉のJR磐田駅北口広場で27日夜、イルミネーションの点灯が始まった。今年のコンセプトは「想いを伝える」。シャンパンゴールドを基調とした温かみのある光が、駅前を包み込んでいる。2024年2月14日まで。 静岡産業大アート部が、コンセプトや装飾デザインの考案に協力した。会場には、トンネルや天使のオブジェなど約6万5千個のLED電球で華やかに彩る。今年は新たにハート形のオブジェを設け、恋人たちが南京錠を掛けて愛を確かめ合う「LOVE♡LOCK」を企画。南京錠は税込み800円で、市観光案内所とファミリーマートJR磐田駅前店で販売している。 イルミネーションは駅周辺のにぎわいづくりを目的に
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静岡県内28施設、インフルエンザで学級・学年・学校閉鎖
静岡県は26日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園、特別支援学校の28施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計589人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。袋井市の小学校では感染者数が全校児童の3分の1ほどになり、学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町1施設11人、伊豆市1施設35人、御殿場市2施設14人、藤枝市2施設21人、島田市2施設24人、掛川市4施設55人、磐田市6施設207人、袋井市4施設146人、浜松市南区2施設23人、同市中区1施設10人、同市東区1施設18人、同市北区1施設9人、同市浜北区1施設16人
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倉庫火災想定し訓練 基本動作確認、連携強化図る 磐田市消防署
磐田市消防署は26日、ブリヂストン磐田工場(同市匂坂中)で、倉庫火災を想定した訓練を行った。7月に北海道で起きた倉庫火災で、消防士が殉職したことを受けて企画。隊員約30人は、暗闇に煙が充満している実際の現場に近い状況で、基本動作の確認や隊員同士の連携強化を図った。 訓練は「自動火災報知器が鳴っている」との通報を受けて開始した。現場に急行した先着隊は、関係者への聞き取りなどを行い、火元は3階とみられ、逃げ遅れが一人いると確認して隊の増強を要請した。駆けつけた救助隊員らは現場の状況を無線でやりとりし、室内の煙や温度などに注意し屋内に進入した。熱画像直視装置で要救助者を発見し、すばやく運び出した
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台風2号義援金 15市町に1954万円
静岡県はこのほど、6月の台風2号災害に伴う義援金の第2回配分額を公表した。被災した15市町に対して10月中に1954万円を送金する。市町を通じて被災者に届けられる。 市町別の配分額は浜松市が746万8千円で最も多く、沼津市571万9千円、磐田市224万3千円、富士市168万2千円と続いた。被害が大きい自治体ほど義援金の配分も多くなった。 配分単価は死者が39万9千円、軽傷者9千円、全壊39万9千円、半壊19万9千円、床上浸水3万9千円、床下浸水9千円など。 義援金は県と県共同募金会、日本赤十字社県支部が受け付け、1回目の配分額は488万7千円だった。9月27日時点の受け入れ総額は248
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自転車乗車時 ヘルメット着用 磐田南高生 動画で呼びかけ 磐田署と制作 コミカルな内容4本
磐田南高交通安全委員会の1、2年生32人が、磐田署と共同で、自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかける動画4本を制作した。高校生らしい発想を生かし、コミカルに着用の重要性をPRする内容。24日、磐田市見付の同校で上映会を開いたほか、ユーチューブの県警公式チャンネルで公開した。 「若い世代がヘルメットをかぶりたくなる動画」がテーマ。テレビショッピング風に自転車用ヘルメットを売り込んだり、漫画やアニメの人気ジャンル「異世界転生」のイメージでヘルメット着用が当たり前の世界に転生したりと、生徒たちがインパクトのあるアイデアを提案。生徒や署員が出演して撮影を行い、同署がそれぞれ1分前後の動画に編集した。
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磐田の鈴木さん Aクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。83人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)②宇藤敬行(磐田市)③丸一健悟(中区)④谷川和男(焼津市)⑤内山透(西区)▽A ①鈴木大輝(磐田市)②石川三余(西区)③渥美賢信(磐田市)④稲場理(浜北区)⑤菅沼優星(磐田市)▽B ①高瀬啓一郎(中区)②高木健吾(東区)③尾藤菊一(中区)④田村勇太郎(中区)⑤花本真也(西区)▽C ①塚本和芳(森町)②中村圭佑(静岡市葵区)③北島耕太郎(西区)④鈴木勉(森町)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①高瀬冬馬(中区)
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記者コラム「清流」 祭りの季節
この時期、遠州は秋祭り一色。磐田市でも、国指定重要無形民俗文化財の見付天神裸祭や、奈良時代から続く府八幡宮の例大祭など、見どころたっぷりの祭りが繰り広げられてきた。新型コロナウイルスの5類移行で久しぶりの通常開催となった祭りが多い。祭りの季節が本格的に復活し、紙面もにぎやかになった。 県中部出身の記者からすると、西部の人たちは本当に祭り好きだと感じる。見ているだけでも心躍るが、祭りに参加するよう誘ってくれる人もいて、「取材がなければ」と惜しい思いをした。地域の一員と受け入れられたようでうれしかった。 帰宅後に自宅の窓を開けると、涼しい風とともに、遠くで鳴る祭りばやしの音が部屋に入ってきた
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沢田静岡県議「初穂料」 神社祭典で納める 公選法抵触の可能性
静岡県議会第2会派ふじのくに県民クラブに所属する磐田市選出の沢田智文県議(54)が、同市内の神社の祭典で「初穂料」として現金1万円を納めていたことが、25日までに本人への取材で分かった。特定の場合を除き、政治家が選挙区内の人や団体に寄付することを禁じている公職選挙法に抵触する可能性がある。 沢田氏は14日、同市の若宮八幡宮の例祭に来賓として招待されていたが、所用で出席できないため、祭典前に自ら神社へ出向いて初穂料を納めたという。 県選挙管理委員会は、初穂料が何らかの債務の履行と認められれば寄付には当たらないが、「具体的な対価でなければ公選法上の寄付に当たる可能性がある」との見解を示した。
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「空飛ぶクルマ」 インド協業も意欲 スカイドライブCEO
スズキと「空飛ぶクルマ」の製造で連携するスカイドライブ(愛知・豊田市)の福沢知浩CEO(最高経営責任者)は25日、ジャパンモビリティショーのスズキブースで、国内のほかインドを軸に、海外での協業に意欲を示した。来春ごろからスズキの磐田市内の工場で3人乗り機体の製造開始を目指している。 福沢CEOは、現在アジアを中心に250機程度の受注を受けていると明かし、小型車の量産技術を持つスズキとの協業に期待を込めた。年間100機の製造体制を目指す予定だが、「段階的に生産を増やしていく形にしたい」とした。 スズキブースには今回、スカイドライブの5分の1スケールの機体模型を展示した。スズキの鈴木俊宏社長
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脱炭素実現へ意見交換 浜松開誠館中・高生 国内外とオンライン
浜松市中区の浜松開誠館中・高は、気候変動について考えるシンポジウムを同校で開いた。「小中高全世界気候サミット」を行い、国内外の中高生が脱炭素社会の実現に向けてオンラインで意見交換した。 磐田市立竜洋中、鹿児島県立錦江湾高、長野県立白馬高のほかモンゴルの2校が参加した。モザンビーク在住で元競泳日本代表の井本直歩子さんやオーストラリアの競歩選手から現地の自然災害の高頻度化や、高温化のアスリートへの影響などについて報告を受けた。 実行委員長の榑林あに香さん(浜松開誠館高2年)が、気候変動に関する環境教育を授業に取り入れることや、スポーツ選手の健康や安全を守る対策を講じるよう行政などに求める大会
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インフル予防接種 関係書類を誤送付 磐田市、高齢者2人分
磐田市は25日、高齢者インフルエンザ予防接種の関係書類2人分の誤送付があったと発表した。証明書には氏名や住所などの個人情報が記載されていた。 市は、市外の医療機関で予防接種を希望する市民に対し、医療機関宛ての接種依頼書を送付している。市健康増進課によると19日、浜松市内の施設から「入所者ではない2名分の書類が届いた」と連絡があり発覚。同日、磐田市職員が書類を回収し、翌20日、送付すべき施設に直接届けた。 担当職員が、同時期に申請があった別の施設の宛名を誤って印刷したことが原因という。同課はチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努めるとした。
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超大型クレーン 未明の橋桁撤去 磐田・三ケ野新貝跨線橋
JR東海と磐田市が実施している同市鎌田の三ケ野新貝跨線(こせん)橋撤去工事で24日未明、国内に5台しかない千トン級の超大型クレーンを使った橋桁の撤去作業が行われた。 JR御厨駅東側の東海道新幹線とJR東海道線の上に架かる同跨線橋は1964年完成。老朽化が進んでいる上、現在の耐震基準を満たしていないため、撤去を決めた。東海道新幹線側の2号橋(長さ26・4メートル)から撤去工事に着手し、これまでに路面舗装などを取り除いた。 クレーンは愛知県から分割して輸送し、10日ほどかけて組み立てたという。この日は、コンクリート製の橋桁のうち長さ6・7メートル、重さ45トンほどの部分を切り離して慎重につり
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豪雨の義援金 11世帯に配分 磐田市
磐田市は24日、6月の台風2号に伴う豪雨の被災者支援で寄せられた災害義援金の配分委員会を市役所で開いた。死者1人の遺族や床上浸水以上の被害を受けた住宅計11世帯を対象に、市が受け付けた約188万円を配分すると決めた。 1世帯当たりの配分額は死者遺族(1世帯)が35万3千円、住家被害は中規模半壊(1世帯)が22万円、半壊(7世帯)が17万6千円、一部損壊と床上浸水(各1世帯)が3万5千円。11月から順次、被災者の口座に振り込む。
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小中学生が珠算の力競う 中遠地区 磐田で大会
全日本通信珠算競技大会の県中遠地区大会がこのほど、磐田市中泉の磐田商工会議所で開かれた。磐田、袋井、掛川、森の3市1町から小中学生71人が出場し、正確な計算力を競った。 かけ算や割り算、見取算、見取暗算の4種目の個人総合と読上暗算、読上算の2種目を行い、年代別で上位入賞を決めた。3人一組の団体総合の部も行った。各競技の優勝者は次の通り。 【個人総合】小学校3年生以下の部 佐々木葵(磐田南小3)▽4年の部 鈴木規代(掛川第一小4)▽5年の部 藤ケ谷吏碧(磐田南小5)▽6年の部 寺田愛加(磐田青城小6)▽中学校の部 高梨朱里(磐田豊田南中3) 【読上暗算】小学4年生以下の部 鈴木規代(掛川
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チェロとピアノ バレエが共鳴 静岡市葵区でコンサート
静岡市葵区のバレエスタジオ「ジャルダン・デ・アーツ」で21日、「チェロとピアノとバレエのコンサート」(音楽とバレエの街中コンサート実行委主催)が開かれた。約60人の観客が、美しい音楽と舞のコラボレーションに酔いしれた。 ピアニストの谷合千文さん(44)=東京都台東区=と富士山静岡交響楽団のチェロ奏者の生駒宗煌さん(38)=磐田市=が二重奏などを披露。2人の演奏に合わせて、バレリーナの鈴木菜花さん(19)=横浜市=が「瀕死(ひんし)の白鳥」を演じ、命が燃え尽きる白鳥の苦しみを繊細に表現した。観客は時折体を揺らしながら、3人が織りなす世界観に浸り、大きな拍手を送った。 同バレエスタジオの代表
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浜松「空の移動」に熱視線 スズキ/空飛ぶクルマ製造協力 ハマキョウ/ドローン配送視野
ドローンなどの無人航空機や「空飛ぶクルマ」の開発や実装に向けた動きが進む中、輸送機器産業に携わる企業が多い浜松地域で、次世代エア(空)モビリティに関連したビジネス参入の機運が高まっている。官民連携組織「市モビリティサービス推進コンソーシアム」にも、空関連の企業の加入が増加中。世界に誇るものづくり技術や人材などの基盤を軸に、将来のエアモビリティ産業発展の可能性に期待が集まっている。 新事業創出へ期待感 小型車の量産技術を持つスズキ(浜松市南区)は、空飛ぶクルマを開発するスカイドライブ(愛知県)と協業し、2024年春にも磐田市内のスズキグループ工場で3人乗り機体の製造開始を目指している。「四
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特殊詐欺被害防止へ 注意呼びかけ 磐田署が啓発活動
磐田署は20日、全国地域安全運動に合わせ、特殊詐欺被害の防止や交通安全を呼びかける啓発活動を磐田市下神増の農産物直売所「とよおか採れたて元気むら」で実施した。 署員や同署管内の防犯協会職員、地域安全推進員ら11人が買い物客に啓発チラシやグッズを配布した。同署によると、管内の今年の特殊詐欺被害件数は19日現在で12件と、前年同期比で6件減った。一方で、被害を防いだケースも含めた詐欺電話は増加傾向で、家族を装って金銭を要求するオレオレ詐欺が目立つという。 自転車乗車時のヘルメット着用や薄暮時の反射材活用の呼びかけのほか、18日に市内の踏切で電車と高齢女性が接触した死亡事故を踏まえた注意喚起も
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青パト写真で最優秀 宮村さんに伝達 磐田署
磐田署はこのほど、全国地域安全運動と全国暴力追放運動のポスター・標語・青色防犯パトロール活動写真コンクール静岡県内審査で入賞した3個人1団体への賞状伝達式を同署で開いた。 青パト写真の部では、地域安全推進員の宮村博明さん(78)=磐田市新貝=が最優秀賞に輝いた。推進員に見守られながら下校する児童の様子を写真に収めた。宮村さんは「児童が毎日無事に帰宅し、家族との団らんを楽しめるようにとの思いを込めた」と語った。 同部門では同署管内防犯協会の加藤裕子さん(61)=同市加茂=も佳作に入った。防犯標語の部では、生徒72人が作品を寄せた市立竜洋中が応募優秀校に、同署生活安全専門相談員の瀬崎隆さん(
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残土処分、課題と展望は 災害・復興テーマ 静岡産業大公開講座、磐田で開始
災害と復興をテーマにした静岡産業大公開講座(同大総合研究所主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、磐田市大原の磐田キャンパスで始まった。初回は、同大の小泉祐一郎教授(公共政策学)が「熱海土石流災害から見える土砂の処分の課題と展望」と題して講演し、地域住民ら約30人が耳を傾けた。 小泉教授は2021年7月に熱海市伊豆山で起きた大規模土石流について「なぜ発生したのかと、なぜ防げなかったのかは別問題」と強調。背景にある残土ビジネスの実態や、違法な盛り土造成を巡る法的な制度が不十分だった点に触れた。土石流災害をきっかけに施行された盛り土規制法について「最終段階で規制するのには限界がある」とし、残
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記者コラム「清流」 「悔しさ」前進する糧に
好成績を残したスポーツチームなどが首長らを訪ね、結果を報告する表敬訪問。磐田市は「スポーツのまち」を掲げるだけあり、夏の終わりになるとさまざまな競技で活躍した生徒らが喜びを伝えに訪れた。 その中で特に印象に残った場面がある。水球全国大会で準優勝となった男子中学生らが「点数や結果にこだわって練習したい」などと自身を見つめ直してやらなければいけないことを口にした。彼らは予選の東海大会の決勝で負けた“ライバル”と最高峰の舞台で再び激突。結果は、東海よりも点差が開いて敗れた。 彼らは笑顔を見せなかった。悔しさを持って挑んだだけに、さまざまな思いがこみ上げてきたのだろう。ラ
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掛川の高橋さん SSクラス優勝 日将連浜松10月大会
日本将棋連盟浜松支部の10月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。65人が参加し、最強のSSクラスは高橋晴仁さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高橋晴仁(掛川市)②宇藤敬行(磐田市)③山本房代(豊橋市)▽S ①菅沼優星(磐田市)②夏山国昭(中区)③門奈光(東区)▽A ①杉田陽祐(中区)②尾藤菊一(同)③中村敏男(南区)▽B ①永野裕也(浜北区)②佐久間庸生(北区)③高木健吾(東区)▽C ①石田全(天竜区)②山下浩之(浜北区)③杉山敏郎(北区)
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地域防犯に貢献 磐田で安全推進員表彰
地域防犯活動に長年尽くした磐田市の功労者表彰伝達・報告式が18日、磐田署で行われた。田中尉公署長が地域安全推進員3人に表彰状を手渡した。 御厨駅前交番地域安全推進員連絡会の大杉弘海さん(79)は、警察庁長官・全国防犯協会連合会長連名表彰(防犯栄誉金章)、磐田駅前交番地域安全推進員連絡会の松下千恵子さん(73)は全国防犯協会連合会長表彰(防犯栄誉銅章)、地域安全協議会副会長の大杉直充さん(76)は県防犯協会連合会長・県警本部長連名表彰(防犯功労者表彰)を受けた。 大杉弘海さんは高齢者を対象に、おれおれ詐欺など特殊詐欺の被害防止活動に尽力した。松下さんは紙芝居を使って子どもたちに防犯啓発を展
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?② 有識者インタビュー【賛否万論】
前回の賛否万論は家庭内のネット・スマホルールについて、保護者、子どもそれぞれの意見を取り上げました。今回は、子どもや大人のメディア環境に関する研究・提言に取り組むNPO法人「浜松子どもとメディアリテラシー研究所」の理事長でネット依存予防アドバイザーの長沢弘子さん(浜松市中区)に、世代を問わず多くの時間を費やすインターネットとどう関わったら良いか聞きました。 (社会部・薬袋貴信) 長沢弘子さん 「守れる約束」親子一緒に考えて NPO法人「浜松子どもとメディアリテラシー研究所」 理事長・長沢弘子さん 長沢さんは普段、未就学児から小中高生、保護者や教職員に至るまでメディアリテラシー講座を行
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静岡県内23施設 インフルエンザで学級・学年・全園閉鎖
静岡県は19日、県内の高校、小中学校、幼稚園計23施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計380人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖などを行ったと発表した。静岡市駿河区の幼稚園は全園児の3割弱となる41人が感染し、同日までの3日間、全園閉鎖した。浜松市西区の高校は患者数が108人に上り、10学級で閉鎖の措置を取った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設13人、熱海市1施設7人、富士市2施設14人、富士宮市1施設9人、静岡市葵区2施設28人、同市駿河区2施設53人、同市清水区1施設9人、島田市2施設19人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設7人、掛川市4施設50人、浜松市西
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治水関係予算増へ 国交省に要望提出 遠州4市町の期成同盟会
袋井、磐田、掛川、森の4市町でつくる太田川水系治水対策推進期成同盟会は19日、治水関係予算の拡大確保を求める要望書を国土交通省に提出した。昨年9月の台風15号、今年6月の台風2号で護岸崩壊などの被害が相次いだことを踏まえ、河川改修事業促進も訴えた。会長の大場規之袋井市長、副会長の草地博昭磐田市長らが、同省で小鑓隆史政務官に文書を届けた。 大場市長は面会後の取材に「台風15号、2号の被害の中でも、特に敷地川は同じ箇所が2度にわたって決壊し、地元にも負担をかけている。国によるこれまでのハード、ソフトの取り組みに感謝しつつ、さらに強力な支援をお願いした」と説明。小鑓氏は資金、技術の両面で継続して力
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子育て支援、地域で考える 磐田・中泉地区住民ら情報交換会
磐田市の中泉地区地域づくり協議会はこのほど、地域の子育て支援策を考える「こども情報交換会」を同市国府台のiプラザで開いた。子育て支援活動に取り組む住民、地元小中学校や福祉の関係者、市職員ら約60人が地域で子どもや親を支えるアイデアを出し合った。 同協議会の福祉部会が中心となって事前に子育て世帯381人にアンケートした。急用や病気の際に子どもを一時的に預けられる場所の充実、気軽に相談に応じてくれる体制、子どもの居場所づくりを求める声が多かったという。 参加者は9グループに分かれ、アンケート結果を踏まえて地域で何ができるかを意見交換した。高齢者と子どもが交流できるサロンの開催、高校生と連携し
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「頭がさえてきた!」高齢者もeスポーツ 静岡県内自治体や介護施設、交流促進へ導入進む
コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」。国際オリンピック委員会(IOC)が五輪で採用を見据えるなど競技熱が高まる中、高齢者向けのeスポーツを推進する自治体や介護施設が徐々に増えている。運動のマンネリ化回避や、交流促進により高齢者の孤立を防ぐ狙いがある。 磐田市は8月、eスポーツ企画・運営のディブルビジア(浜松市中区)と連携協定を締結した。eスポーツを地域活性化のコミュニケーションツールとして、世代間や企業間の交流を促すのが目的だ。 9月に開いた高齢者向けの体験会。磐田市の富岡交流センターには地元の高齢者8人が集まり、曲のリズムに合わせて太鼓を打つ「太鼓の達人」とパズルゲームを体
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東海道線で人身事故 90代女性が死亡 磐田市久保踏切
18日午前11時20分ごろ、磐田市中泉のJR東海道線久保踏切で、同市中泉、無職の女性(92)と上り普通列車が接触した。女性は全身を強く打ち、その場で死亡が確認された。磐田署によると「踏切内で女性が倒れている」などと110番があった。 JR東海によると、現場は磐田-豊田町駅間の踏切で、警報機や遮断機は正常に作動していたという。乗客乗員約120人にけがはなかった。事故により、菊川-浜松駅間の上下線で一時運転を見合わせた。上下計8本が運休し、16本が部分運休したほか、5本が最大で98分遅れるなど約3910人に影響が出た。 同署が事故原因を調べている。
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静岡県台湾事務所所長の市川さん 地方公務員アワード受賞 息子帯同で海外駐在
静岡県台湾事務所所長の市川美奈子地域外交参事官(44)=磐田市出身=がこのほど、優れた公務員をたたえる民間主催の「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023」を県知事部局で初めて受賞した。所属部署で数々の成果を上げ、2023年度からは県職員の女性駐在員として初めて子ども帯同で海外赴任している。新たな働き方にも挑むパワフルな仕事ぶりに県内外から推薦の声が上がった。県と台湾の交流促進に汗を流す市川さんは「上司、同僚やさまざまな関係者の多大な協力のたまもの。海外で活躍を目指す後輩の後押しもできたら」と話す。 市川さんは民間で勤務経験があり、自動車メーカー・スズキの関連会社や日本国
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草花や心象の意欲作 74点集結 県日本画展 22日まで静岡
静岡県日本画連盟の第45回県日本画展(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。22日まで。 会員と一般の各部に計74点が寄せられ、最高賞の同連盟賞は岡村奈緒美さん(静岡市)の「夢見る頃を過ぎても」に決まった。1人の女性が複数の扉の前に立つ作品。「生きていく難しさや楽しさを感じながら、人生を振り返っている姿が感じられる」と評価された。会場には入念に写生された草や幻想的な心象風景など、日本画の伝統を踏まえた上で新たな表現を追求した作品が並んでいる。 その他の主な受賞者は次の通り。 【会員の部】知事賞 野中浄恵(浜松市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 大迫和
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ミシンで刺しゅう“一筆書き” 磐田で瀬川さん作品展
浜松市出身の布アート作家瀬川夏帆さん(29)の作品展が29日まで、磐田市上新屋の新造形創造館で開かれている。ミシンで一筆書きのように刺しゅうした作品75点を紹介している。 日常の暮らしをテーマに花瓶に生けられた花や椅子、洋服などをカラフルな糸で表現。ハギレやビーズ、絵の具なども組み合わせて立体的に仕上げている。 10歳でパッチワーク教室に通い、刺しゅうに興味を持った瀬川さん。布や糸の柔らかな素材に魅せられ、2013年から本格的に制作活動を始めた。「日常にある美しい一場面を切り取った作品を並べた。楽しく見てもらうと同時に、新しいことに挑戦したり、好きなことを続けたりする原動力になれば」と話した
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 13日はソウダガツオやゴマサバ、小マダイ、タカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、カマス。14日はネンブツダイやムロアジ、スマガツオ、シマアジ、タカベ、トウゴロウイワシ。15日はタカベやネンブツダイ、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシが多く釣れる。夕マヅメから夜にかけてウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。アジの群れが来るのは一瞬なので夕方から準備すると良い。カマスは日中でも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 15日の三保沖船釣り
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エビ養殖 磐田に国内最大級施設 京大発企業とNTT、事業拡大の足がかりに
京都大発スタートアップのリージョナルフィッシュとNTTの合弁会社「NTTグリーン&フード」(東京都、久住嘉和社長)は17日、磐田市南平松のスズキ子会社旧工場を活用し、来年7月に国内最大級のバナメイエビ(シロアシエビ)陸上養殖プラントを開設すると正式に発表した。同社初の自前プラントとして、陸上養殖の経験やノウハウを磐田で積み、事業拡大につなげる。スズキとの事業連携も検討する。 ⇒エビの陸上養殖 磐田に開設 スズキ旧工場活用 京大発企業とNTT、来夏進出 スズキ部品製造の旧工場を賃借し、敷地面積約1万3千平方メートルで年間115トン以上の生産を目指す。今月中にプラント整備に着手
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磐田市「スポーツのまち」首位奪還 地域ブランド民間調査
磐田市は17日までに、民間シンクタンクが実施した「地域ブランド調査2023」で「スポーツのまち」として思い浮かぶ市町村ランキングで1位になったと発表した。前年調査でトップから陥落して2位となったが、1年で返り咲いた。 市広報広聴・シティプロモーション課によると、市町村の地域特性として想起される「プロスポーツのチームや選手」の項目で首位を維持したほか、「スポーツの参加・観戦が楽しめる」という項目は4位から2位に上昇。「スポーツのまち」としての想起率は29・9%で前年と比べて0・4ポイントダウンしたものの、前回首位で今年2位の三重県鈴鹿市の24・3%を再び逆転した。 草地博昭市長は「ジュビロ磐田
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エビ陸上養殖を機に協定 磐田市とNTTグループ2社 企業連携など
磐田市は17日、同市竜洋地区にエビの陸上養殖プラントを開設するNTTグリーン&フード(G&F)、NTT西日本静岡支店と連携協定を結んだ。市内に自社プラント第1号を構えるG&Fは、陸上養殖を契機にした地域活性化を掲げていて、産業・雇用面だけでなく、観光や教育分野などでも貢献していく方針。=関連記事9面へ 都内で締結式を開き、草地博昭市長やG&Fの久住嘉和社長、番匠俊行支店長が協定書に署名した。NTTグループ2社は市と協力して地元企業との連携や雇用創出に取り組むほか、陸上養殖の水産物や情報通信技術(ICT)を生かして地域交流・観光振興に貢献し、食育など多様な学びの場も提供する。G&Fの陸上養殖エ
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健康増進にアプリ活用 働き盛り世代対象 磐田市が実証実験
磐田市は23日から、働き盛り世代を対象に健康づくりを促すスマートフォンアプリ「たのしっぺい!シン・健幸チャレンジ」の実証実験を始める。生活習慣病の予防に加えて、取り組みに応じて市内店舗でサービスを受けられるポイントを付与することで、地域の消費拡大を図る。期間は来年3月31日まで。 NEC(東京都)が開発したアプリを活用する。職場での健診データをアプリに取り込むと、人工知能(AI)が3年後までの健康リスクを予測。また、利用者が歩数や食事内容、体温など7項目を入力すると、効果的な改善策を提案してくれる。取り組み実績をポイント化し、ららぽーと磐田やアピタ磐田店など13店舗でクーポンなどに交換できる
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小学1年生395人に交通安全啓発品 安全運転管理協会磐田南支部
磐田地区安全運転管理協会磐田南支部(越川淳之介支部長)はこのほど、管内6小学校の1年生計395人に交通安全啓発品を贈った。 「一時停止」や「歩行者横断禁止」など道路標識が描かれたファイルを用意した。磐田市豊浜の豊浜小には、越川支部長や同協会の土屋邦昭事務局長らが訪れ、児童約20人にファイルを手渡して交通安全意識の向上につなげた。
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インフルエンザ 静岡県内14校で学級閉鎖
静岡県は16日、小中学校、高校計14校でインフルエンザに感染したとみられる患者167人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】三島市13人、富士市11人、静岡市葵区14人、島田市12人、磐田市12人、浜松市西区30人、同市南区10人 【中学校】下田市11人、裾野市6人、富士宮市6人、焼津市5人、磐田市10人、浜松市西区11人 【高校】袋井市16人
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磐田・竜洋海洋公園で210人ごみ拾い ネッツトヨタ静浜
ネッツトヨタ静浜(浜松市東区)は16日、社友会の会員による清掃奉仕活動を磐田市駒場の竜洋海洋公園で実施した。静岡市から湖西市までの全店舗から約210人が参加。ごみ袋を手に竜洋海岸周辺を歩き、空き缶やペットボトル、吸い殻などを拾い集め、環境美化に汗を流した。 同社が「P・K・O活動(ポイ捨て・危険物・ゼロ)」と名付けて長年取り組む社会貢献活動の一環。新型コロナ禍に伴う中止を経て、4年ぶりに開催した。
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交通ルール、園児に音楽で紹介 JAFボランティア 磐田で教室
園児らを対象に交通教育を行う「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」のメンバーがこのほど、磐田市の中泉保育園を訪れ、年長・年中園児約30人に事故に遭わないための交通ルールを伝えた。 メンバーは、歌やピアノのリズムに合わせて交通ルールを分かりやすく紹介。園児らは「車に乗るときはチャイルドシートを付ける」「手を挙げて横断歩道を渡る」など五つの交通安全の約束を元気よく唱和した。 同団体の訪問は、JAFの公益活動の一環。主にボランティアで構成し、保育園や幼稚園などの依頼に応じて音楽演奏を交えた交通安全教室を展開している。中泉保育園は5月から、市から「チャイルドシート着用推進モデル園」に指定されている。
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ピッチサイド のんびり散歩 ヤマハスタジアム 医療的ケア児と家族が見学 ジュビロ磐田選手と交流も
静岡県西部の医療・福祉・教育関係者らでつくる一般社団法人みらいTALKは14日、日常的に医療的ケアを必要する子どもと家族を対象にした「さんぽ会」を磐田市のヤマハスタジアムで開いた。同団体の活動に賛同したサッカーJ2ジュビロ磐田が開催に協力した。14組42人がスタジアムツアーなどを楽しんだ。 医療的ケア児の外出を支援し、ケアに忙しい家族の気分転換にもつなげる取り組みの一環。2009年から結婚式場や公園などで開いてきた。コロナ禍に伴う自粛を経て4年ぶりの開催となった。 参加者は普段は入れないピッチサイドを散歩し、芝生を整える作業を見学したり、監督や選手が座るベンチで記念撮影したりした。ボランティ
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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中小企業支援や地域振興充実を 磐田商議所、市に要望
磐田商工会議所の鈴木裕司会頭ら役員4人が13日、市役所に草地博昭市長を訪ね、中小企業・小規模事業者の支援や地域・観光振興策の充実などを求める要望書を提出した。 要望書では、資源・エネルギー高や円安の影響で、市民生活や事業者が厳しい状況にあると指摘。鈴木会頭は人手不足も市内産業を苦しめているとした。市には、地元事業者の新規事業立ち上げ、創業、脱炭素への対応などを後押しする各種補助金・金融支援策の拡充や、貴重なマンパワーになっている外国人労働者向けに空き家・空き室の利活用を促す新制度の創設を求めた。 住宅建設・企業立地のニーズを逃さない土地利用規制の見直しや、新たなにぎわい創出につながる観光施策
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補正予算案など可決 磐田市議会閉会
磐田市議会9月定例会は13日、最終本会議を開き、2023年度一般会計補正予算案や22年度決算案など26議案を原案通り可決、認定、同意し閉会した。 このうち、政府と国会に自然災害への対応強化を求める全議員発議の意見書は、昨年9月と今年6月の豪雨被害を踏まえ、流域治水の考え方に基づく水害対策の加速化、治山・砂防事業の強力な推進、公共インフラの迅速復旧に向けた災害査定手続きの効率化などの必要性を指摘した。
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静岡県植木品評会 2部門に102点 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松はこのほど、第91回静岡県植木品評会を浜松市浜北区の同JA植木市場で開いた。仕立物、自然木の両部門に県西部の生産者らが102点を出展した。最優秀賞は仕立物がサカエ園芸(同区)のラカンマキ、自然木が小林園芸(同区)のアオダモと松本造園(磐田市)のココスヤシだった。 優秀、優良賞は次の通り。 【優秀賞】▽仕立物 鈴木佐一(浜北区)▽自然木 水石造園(同区、2点受賞)喜松園(同区) 【優良賞】▽仕立物 村松琢朗(同区)丸昌園芸(同区)▽自然木 若松園(同区)喜松園、造園研究所風夢(磐田市)サカエ園芸、山佐の庭(同区)
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屋台練り歩き体験 磐田のこども園 祭り気分満喫
磐田市福田地区で開かれる秋祭りを前に、同市福田中島の福田こども園の園児が13日、園内で屋台の引き回しなどを体験した。年少から年長の約200人が、地域の伝統行事に触れながら住民との交流を楽しんだ。 昭和組、本町連、ほ組、奴連の地元4地区の祭り組が、豪華な本屋台とミニ屋台計7台とともに集結。園児らは「そらやれ」と、元気よくかけ声を上げながらミニ屋台を引いて練り歩いた。昭和組太鼓保存会によるお囃子(はやし)演奏を鑑賞したほか、お面を着けての踊りも体験。園児らはお祭り気分を堪能した。 年長組の早川碧樹くん(6)は「屋台は大きくてかっこいいから好き。ひょっとこのお面を着けて踊るのが楽しかった」と笑
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?① 保護者の声、子どもの意見【賛否万論】
子どもたちが家庭内で私的にスマートフォンやゲームなどの情報端末を利用する際のルールはどうなっているでしょうか。県教委が行った家庭教育実態調査の「スマホ、ネット、ゲームをどのように利用させたら良いか」の項目では、小中学生を持つ保護者の半数近くが不安や悩みを抱えていることが明らかになりました。県教委の2022年度学校対象調査によると、県内の小学生は約4割、中学生では8割、高校生ではほぼ全員がスマホを所有する時代です。子どもたちにとって、同世代の友人たちとの欠かせないコミュニケーションツールで、自分だけの“聖域”として貴重な居場所である一方、学習や健康への影響、犯罪に巻き込
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インフルエンザ 静岡県内14校・園で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、小学校など14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者327人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。静岡市葵区の中学校では136人の患者が確認され、6学級で学級閉鎖が行われた。市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】磐田市9人 【小学校】三島市9人、静岡市葵区17人、同市清水区42人、掛川市11人、浜松市中区10人、同市西区7人、同市北区11人 【中学校】静岡市葵区136人、同市清水区18人、磐田市6人、袋井市12人、浜松市南区29人 【高校】下田市10人
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「人が集まるまち」に 磐田市若手職員ら提言
磐田市は11日、若手職員らがまちづくりのアイデアを練る「人が集まるまちプロジェクト」の提案発表会を市役所で開いた。プロジェクトメンバーが関係・交流人口の拡大や移住・定住の促進に向けた取り組みを草地博昭市長や幹部職員らに提言した。 同プロジェクトでは4月から、庁内横断的に集まった職員9人が「関係人口」「移住」「定住」の3グループに分かれ、現行の総合計画で掲げる「人が集まるまち」の実現に向けた施策を検討してきた。 関係人口グループは、淡路島や神戸市のように写真スポットとして集客力があるモニュメントを、磐南5市町村の合併20周年記念事業で市内に設置する案を示した。「スポーツのまち」にふさわしく、訪
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絵本の感想、AIロボと会話「ぴたりえチャット」試験導入 磐田の子育て施設
人工知能(AI)を活用し、子どもが絵本の感想をロボットと語り合えるシステム「ぴたりえチャット」の試験導入が11日、図書館機能を持つ子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」(磐田市上新屋)で始まった。近年、図書の貸し出し点数が減少する中、子どもたちが本に親しむきっかけづくりにつなげる。 全国で初めて導入された同システムは、5歳から小学生くらいが対象。はじめに、ロボットの音声案内に従って本に取り付けられたICタグを読み込み、絵本の内容に関するクイズを画面上で回答。その後、音声チャットのような双方向のやりとりが始まる。システムには、にこっと所蔵の絵本や児童書計131冊の情報が登録されている。
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エコパや工場視察報告 関西駐在総領事ら、静岡県知事を訪問
静岡県のスポーツや文化、産業に目を向けてもらおうと、県が招待した主に関西地方に駐在する5カ国の在外公館の総領事らがこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ねた。 関西領事団メンバーに県内視察を求め、多分野での交流を促す事業の一環。今回はインド、タイ、モンゴル、韓国、カナダの総領事や領事計5人が、河合楽器ピアノ工場(磐田市)やエコパスタジアム(袋井市)、エスエスケーフーズ藤枝工場(藤枝市)などを視察した。 県庁で川勝知事と面談した訪問団リーダーの在大阪・神戸インド総領事館のニキレーシュ・ギリ総領事は「県内の企業に訪問団の母国を訪問し、進出を検討してもらいたい」と述べた。本県と地域外交を進めるモンゴ
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一斉下校の児童見守り 青城小付近で磐田署
静岡県の「子ども見守り強化の日」に合わせて磐田署は11日、磐田市中田の青城小付近で児童の下校見守り活動を行った。一斉下校する約520人に身近な犯罪への注意を呼びかけた。 署員や防犯協会指導員、地域安全推進員ら約15人が集まった。参加者は、身を守る心構えをまとめた防犯標語「いかのおすし」を児童に紹介して防犯意識向上につなげたほか、パトカー展示して交通安全を啓発した。 管内では今年1月から9月までの間、不審者による声かけやつきまといなどの事案が45件発生。青城小のある豊田地区は見付地区に次いで2番目に多い8件だった。同署は「いかのおすし」が記された巾着袋などの啓発品を同校に贈った。
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自転車競技 宮本さん(星槎国際浜松3年)V 全国高校定時制通信制体育大会 磐田市長に喜び報告
伊豆市で8月に開かれた全国高校定時制通信制体育大会の自転車競技に出場し、優勝を果たした星槎国際高3年宮本幸亜さん(18)=磐田市見付=ら選手がこのほど、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、喜びを報告した。 宮本さんは2種目に出場。「500メートルタイムトライアル」では2位と0.55秒差の接戦を制して優勝。「2キロインディヴィデュアルパーシュート」は準優勝だった。同校1年永田創士さん(15)=同市見付=も2種目に出場し「3キロインディヴィデュアルパーシュート」では8位に食い込んだ。 2人は6月ごろ、同校浜松学習センターの松下清喜センター長の勧めで本格的に競技を始めた。競輪場での月1回の実地練習に加
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磐田で「空飛ぶクルマ」製造 スズキとスカイ社 年間100機体制目指す
スズキと「空飛ぶクルマ」を開発するスカイドライブ(愛知県豊田市)は10日、機体の製造協力契約を結んだと発表した。2024年春ごろ、スズキ子会社の磐田市沿岸部の工場で製造を開始し、年間最大100機の製造体制構築を目指す。 スカイドライブは機体製造を担う完全子会社「スカイワークス」を9月1日付で設立した。磐田市内のスズキ子会社工場に3人乗り(乗客2人)の機体「SD―05型」の製造ラインを新設し、製造を開始する。スズキ、スカイドライブの両社社員が出向する。 スカイドライブによると、25年大阪・関西万博での運航開始を目指して設計開発を進め、現在までに国内外から累計257機の予約を受注した。
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エビの陸上養殖 磐田に開設 スズキ旧工場活用 京大発企業とNTT、来夏進出
京都大発スタートアップ(新興企業)のリージョナルフィッシュとNTTの合弁会社が10日までに、磐田市竜洋地区に国内最大級のエビの陸上養殖施設を開設する方針を固めた。関係者への取材で分かった。スズキ子会社の工場だった同市内の施設を活用する。最新の情報通信技術(ICT)を活用して年間約100トンを生産する予定で、2024年夏ごろの稼働開始を目指す。 同市に進出するのは、7月に事業を開始したばかりの「NTTグリーン&フード」(東京都)で、クルマエビ科のバナメイエビを生産・販売する。国内で流通するエビは輸入品が9割以上を占めている。陸上養殖で環境に配慮しながら安定的に国産エビを供給する体制構築に取
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⚽静岡SSUボニータ、最終節飾れず なでしこリーグ1部残留
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部は9日、磐田市のゆめりあなどで最終節となる第22節6試合を行った。静岡SSUボニータはホームでスフィーダ世田谷と対戦し2―4で敗れた。ボニータは4勝5分け13敗の勝ち点17で入れ替え戦に回る11位となったが、2部2位のJFAアカデミー福島が1部加盟基準を満たしていないため、入れ替え戦が実施されず、ボニータの残留が決まった。 最終節でボニータは前半、FW小池真理の2得点で2度追い付いたが、後半2失点で突き放された。 バニーズ群馬 1(0―0 1―1)1 オルカ鴨川 ニッパツ横浜FC 1(1―1 0―0)1 ASハリマ 伊賀 2(1―0 1―0)0
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寺谷用水 登録記念碑を除幕 磐田 世界かんがい施設遺産
徳川家康の命令で整備された寺谷用水(磐田市)の世界かんがい施設遺産登録記念碑の除幕式がこのほど、同市加茂の寺谷用水土地改良区事務所で行われた。登録からちょうど1年を迎え、関係者約70人が地域の農地を潤し続ける用水の保全への決意を新たにした。 開発工事を指揮し、用水の開祖とされる当時の代官平野重定の没後400年に合わせ、同土地改良区が建立した。記念碑は御影石製で高さ1.2メートル、幅2.0メートル。池田藤平理事長が揮毫(きごう)した碑文を刻んだほか、遺産登録証を印刷した陶板を埋め込んだ。 池田理事長は「これからも末永く良好な状態を維持し、後代に引き継がれることを祈っている」とあいさつし、草地博
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遠州活気 磐田・府八幡宮例大祭 絢爛豪華、山車練り
磐田市の府八幡宮例大祭が7日、同市中泉地区で開幕した。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりの通常開催。制限のない形で山車の引き回しが繰り広げられ、太鼓、笛、かねによる祭りばやしや、法被を着た老若男女の威勢の良いかけ声が中心市街地に響き渡った。 午後3時半ごろには、精緻な彫刻や人形、天幕で飾った絢爛(けんらん)豪華な山車19台が府八幡宮に集結。次々と鳥居をくぐり、JR磐田駅北口付近に向かう県道を連なって練り歩いた。最終日の8日は神輿(みこし)巡行を行い、夜には全町の山車が再び集結する「御幣返し」の神事で閉幕する。 例大祭は、コロナ禍の影響で縮小開催が続いていた。昨年は神輿巡行と山車の引き回し
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静岡人インタビュー「この人」 「闘う陶芸家」として活動するプロボクサー 川合絢也さん(磐田市)
2015年にプロボクサーとして1戦して引退。21年に復帰し、22年には中日本スーパーバンタム級新人王になった。西遠ボクシングジム所属。22年には陶芸家としても活動を始め、自宅に工房を構える。32歳。 -なぜプロボクサーを目指したのか。 「大学でボクシングを始めたが、最後の大会で思うような結果を残せず不完全燃焼だった。そんな時、通っていたジムの会長に勧められ、1戦だけプロとして戦った。勝って燃え尽きることができた。その後、就職したが、体調を崩し、退社して地元に戻ってきた。療養のつもりで通ったジムの人たちが後押ししてくれて、もう一度チャレンジしてみようと思った」 -陶芸家になった理由は。
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危険業務従事者叙勲発表 静岡県内は元警察官ら110人
政府は7日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第41回危険業務従事者叙勲」の受章者3646人(うち女性15人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1710人(同4人)、瑞宝単光章が1936人(同11人)。発令は11月3日。 職種別では、警察官が1859人(同6人)で全体の半数を占めた。次いで自衛官959人(同8人)、消防吏員646人、海上保安官90人、刑務官や入国警備官89人(同1人)、麻薬取締官2人、漁業取締職員が1人だった。 都道府県別では北海道が287人で最も多く、埼玉県268人、神奈川県209人、千葉県201人、東京都157人と続いた。静岡は110人
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静岡県薬物乱用防止ポスター・標語 稲穂さん(富士鷹岡中2)ら最優秀
静岡県はこのほど、2023年度の薬物乱用防止ポスター・標語コンテストの入賞作品を発表した。ポスター部門で富士市立鷹岡中2年の稲穂珠乃さんと伊豆伊東高1年の石島里彩さんが、標語部門で静岡市立蒲原中2年の磯部りこさんと磐田西高2年の速水爽流さんがそれぞれ最優秀賞に選ばれた。 県内の中高生を対象に作品を募り、延べ63校からポスター270点、標語240点が寄せられた。磯部さんの標語は「幸せは 薬物(ソレ)で得られる モノじゃない」、速水さんは「『大丈夫』 信じていいのか その言葉」。 入賞作品は薬物乱用防止パンフレットなど啓発物のデザインとして活用する。11日まで県庁別館、11月2~9日にサンウ
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「玉匣社」命名150年 地域一丸伝統つなぐ 磐田・久保町自治会 山車引き回しで祝福
磐田市中泉地区の久保町自治会(山田哲会長)は6日、同地区の府八幡宮例大祭の前夜祭に合わせ、自治会の祭典組織「玉匣(ぎょくこう)社」の命名150年を記念した山車の引き回しを町内で行った。 玉匣は一般的には、美しく装飾された箱を意味する。同自治会によると、1873(明治6)年に当時の同宮神官が、祭神の御霊(みたま)が宿る匣(はこ)山車があるとの意味を込めて玉匣社と名づけたとされる。 関係者約50人が地元の磐田中部小の開校150周年も併せて祝うため、同校の外周などで祭りばやしを響かせながら山車を引き回した。正門前では、児童と一緒に記念の横断幕を持って写真を撮影した。 山田会長は「これからの1
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生成AIを学校現場で使うのはあり?⑦ 読者の意見【賛否万論】
革新的な技術とされ、日進月歩で機能が進化する生成AI(人工知能)にどう向き合えばいいか―。民間企業や行政機関をはじめ各分野で模索されていて、未来を担う人材を育てる教育界も例外ではありません。今回のテーマには教育関係者を含め多くの意見が寄せられましたが、生成AIの活用の在り方については検討が始まったばかりです。最終回の今回は読者の意見を紹介します。 教育機器として活用を 読者 小泉隆嗣さん(富士市)66歳 元教員 かなり前のことですが、学校現場に「OHP(透明フィルムに書いた文字や図を投影する機器)」が導入された頃、資料等を紙面で配布することなく、クラス全員に示せることで、授業の時間短縮
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伊藤美誠(磐田市出身)の冠大会開催へ 小中学生対象、卓球
東京五輪の卓球で金銀銅計3個のメダルを獲得した伊藤美誠(磐田市出身)が所属するスターツは5日、24年3月に長野県で伊藤の名を冠した大会を開催すると発表した。小学5年から中学2年の男女が対象で、各都道府県の推薦を受けた選手や招待選手ら約250人が参加予定。 世界での活躍を目指す子どもを応援することが目的で、伊藤は「私の経験が世界を目指して頑張っている子どもたちのお役に立てるよう、小さい頃を楽しく思い出しながらアイデアを練り、大会を大きくしていきたい」とコメントした。
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静岡県内のシニアクラブ 踊りや歌で交流 磐田でイベント
静岡県内のシニアクラブ会員が交流するイベント「高齢者いきいき創造広場」(県、県老人クラブ連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。県内各地から約千人が集まり、踊りや歌などのステージパフォーマンスを楽しみながら親睦を深めた。 県内で最も歴史が長い地元合唱団「さみどり合唱団」がオープニングを飾ったほか、各地のシニアクラブ17団体が健康づくりの一環で取り組んでいるレクリエーションダンスや盆踊り、日本舞踊などをステージで披露した。「笑いで健康寿命を延ばそう!」と題した落語家林家久蔵さんの講演もあった。 開催地を盛り上げようと、地元福祉施設の利
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磐田市芸術祭が開幕 「絵画」皮切りに11月19日まで
磐田市芸術祭(市、市文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が5日、市立中央図書館で始まった絵画部門の展示を皮切りに開幕した。11月19日まで、芸術作品の展示など市民らの文化活動の成果を披露する。 絵画部門は今月8日まで。高校生から80代まで約70人が油彩画や水彩画、日本画など多彩な作品を出展した。市長賞に選ばれた同市三ケ野台の桜井孝子さんの水彩画「杜(もり)の語り部」は、大きな神木の荘厳な様子を表現した。ほかにも、四季折々の花々や風景、人物の豊かな表情などを出展者がそれぞれの筆致で描いた力作が並んでいる。 他部門の会場、開催期間は次の通り。 【中央図書館】書=12~15日▽写真=19
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色鉛筆画クラブなかよし「色鉛筆画展」【仲間と共に】
写真などを基に下書きし、そこに色を付けます。使うのは60色の色鉛筆。たくさんの色があるのに思い通りの色を出すことが難しくて、毎回悩みます。でも新しい作品に取りかかる時の高揚感や「やることがある」という充実感を得られるから続けています。 この作品では孫を描きました。7歳差の兄弟は普段けんかばかりですが、弟が初めて滑り台に挑戦する時、優しく添えた手に心が和み、モチーフに選びました。洋服や髪の陰影に気を配りました。 教室では和気あいあいとした雰囲気の中で、それぞれが制作に励んでいます。先生のアドバイスが的確で、その通りに手を加えると作品がいきいきします。 (寺田記子) 色鉛筆画クラブ「な
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台風被害の2河川で「流域治水」を検討 磐田市など協議会設立へ
磐田市の草地博昭市長は4日の定例記者会見で、昨年9月の台風15号などで周辺地域が甚大な浸水被害に見舞われた敷地川と一雲済川の流域治水対策を検討する二つの協議会を静岡県と設立すると発表した。激甚化・頻発化する豪雨災害に備え、近年の気候変動を踏まえたハード・ソフト対策を盛り込んだ水災害対策プランを本年度末までに策定することを目指す。 同市では、台風15号と今年6月の台風2号に伴う豪雨で、敷地川の堤防が2度にわたって決壊した。一雲済川流域でも護岸の損壊や氾濫があり、周辺で浸水被害が広がった。市と県はこうした被害状況を踏まえ、本流の河川改修だけに頼らず、流域一帯で協働して効果的に防災・減災を図る対
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水上スキー技術競う 浜名湖で大会
浜松市西区の舘山寺水上スキー愛好会(高橋孝始会長)はこのほど、第39回舘山寺水上スキー大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の浜名湖で開いた。新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。県内外の愛好家26人が出場し、最も難度の高いAクラスでは鈴木太智さん(21)=中区新津町出身=が優勝した。 種目は湖面のブイを左右にかわしながら進むスラローム。ロープをつけて先導するモーターボートの速度別に4クラスに分かれて競った。参加者は板状の滑走具を着用し、水しぶきを上げながら華麗な滑りを披露した。鈴木さんは福岡大の水上スキー部4年生。「水上スキーを始めた浜名湖の大会で優勝できてうれしい」と喜んだ。 こ
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ランチュウの美競う 浜松で愛好家品評会
金魚の品種「ランチュウ」の愛好家でつくる錦友会はこのほど、浜松市東区の清水金魚で第111回全国らんちう品評会を開いた。県内外から愛好家が45人参加し、美しさを競った。 当歳魚(今年生まれ)、2歳魚、親魚(3年目以降)の3部門で審査した。計107匹が出品され、審査員は白いタライにランチュウを移し、体つきや泳ぎ方、尻尾の形などを総合的に評価した。東大関を最高位に番付順に並べた。 主な成績は次の通り。 【当歳魚】東大関 松田力三(浜松市)▽西大関 田中康浩(愛知県豊橋市) 【2歳魚】東大関 田中康浩(愛知県豊橋市)▽西大関 鈴木克己(浜松市) 【親魚】東大関 疋田秀雄(湖西市)▽西大関
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静岡県内外の視覚障害者バンド慈善公演 磐田
静岡県内外の視覚障害者でつくるアマチュアバンド「ブルーファミリア」のチャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、磐田市豊岡の竜洋なぎの木会館で開かれた=写真=。 同団体は1976年に北海道で発足。「心で奏でる希望の音律」をモットーに慰問活動やチャリティーコンサートなど社会貢献活動を続けている。今回、磐田市視覚障害者協会が同協会設立40周年の記念事業として出演を依頼したという。 会場には磐田市をはじめ北海道や東京都、長野県など全国からメンバー12人が集結。「永遠の仲間」や「スプリングタイム」などオリジナル曲を披露した。繊細な歌声と力強いサウンドで聴衆約350人を楽しませた
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天体のロマン写真で表現 浜松、惑星や星空の力作126点
遠州天体写真愛好会の写真展「星空浪漫(ろまん)」(静岡新聞社・静岡放送後援)が15日まで、浜松市浜北区のプレ葉ウォーク浜北で開かれている。 40~70代の会員14人が望遠鏡やカメラで撮影した惑星や星空などの写真126点が並ぶ。4年間で計31時間かけて撮影し、合成した渦巻き銀河「M63」や、掛川市のアマチュア天文家西村栄男さんが8月に発見した「西村彗星(すいせい)」を富士山5合目から捉えた作品などが来場者を楽しませている。 世話人代表の田代貞さん(磐田市)は「日常を忘れ、宇宙に思いをはせて星空の世界を楽しんでほしい」と話した。
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高齢者ら外出支援車 出発 買い物・通院に送迎 磐田・南御厨
磐田市の南御厨地域づくり協議会(村松直司会長)はこのほど、住民ボランティアが高齢者らを無償で送迎するお出かけ支援車「もろこ号」の出発式を同市東新屋の南御厨交流センターで開いた。買い物や通院のための移動手段を持たない交通弱者を地域で支え合う同市初の取り組み。草地博昭市長や関係者約30人が正式運行の開始を祝った。 南御厨地区は高齢化率が高く、高齢者だけの世帯も多い。2020年に地区を通るバス路線がなくなったため、21年から高齢者らの外出ニーズに応える支援策を模索してきた。今年8月から行った試験運行では大きなトラブルもなく、好評を得たという。 移動支援サービスは5人乗りの乗用車を週3日運行し、片道
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PVでジュビロに声援を 7日対清水戦、J1昇格へ大一番
磐田市とサッカーJ2ジュビロ磐田は7日、アウェーで清水エスパルスと対戦するリーグ38節の静岡ダービーのパブリックビューイング(PV)を磐田市のヤマハスタジアムで開く。J1への自動昇格圏(2位以内)を争う2チームによる大一番。草地博昭市長は「多くの市民の熱を選手に届けたい」と来場を呼びかけた。入場無料。 現在2位の磐田と勝ち点差1の3位清水の一戦は同日午後2時、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平でキックオフ。PV会場のヤマハスタジアムは午後0時半から、メインスタンドとホームゴール裏を開放し、約3千人の来場者を見込む。事前申し込みは不要。スタジアム内のジュビロ広場では、飲食販売のブースやキッ
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「ピシーナ静岡」男子15歳以下水球全国準V 磐田市役所訪問
磐田、浜松市を拠点に活動する水球チーム「ピシーナ静岡」が、京都府で8月に行われた「全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」の男子15歳以下「B区分」で準優勝となった。磐田市在住の選手3人がこのほど、市役所に山本敏治教育長を訪ね、結果を報告した。 訪れたのは磐田向陽中2年内藤斗亜さん(13)、磐田神明中1年柏原悠汰さん(13)、磐田第一中1年土性拓真さん(13)。ピシーナは7月の東海地区予選で2位となり、全国へと駒を進めた。24チームが出場した全国では、東海予選の決勝で対戦した“宿敵”「大垣市水球クラブ」(岐阜県)と決勝で再び激突。結果は7―13で敗れた
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静岡ブルーレヴズ(磐田)「こさいの豚肉」PR 湖西市、大使委嘱
湖西市は、市内で生産が盛んな豚肉を県内外に広く発信する「こさいの豚肉PR大使」を創設し、磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズに委嘱した。 昨秋、両者が地域振興などに関するパートナーシップ協定を結んだことがきっかけ。レヴズには、プロスポーツクラブの発信力を生かしてこさいの豚肉の認知度向上につながる活動に取り組んでもらう。具体的には、湖西市内18店舗で豚肉料理を提供するイベント「P―1フェア」(10月28日~12月3日)に選手が訪れ、SNSでの情報発信を行う。任期は来年3月31日まで。 磐田市大久保で委嘱式が行われ、影山剛士湖西市長が伊藤平一郎選手に委嘱状を手渡した
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マラウイで“日本発信” JICA派遣大石さん 磐田市長に意気込み
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として、アフリカ南部マラウイに派遣される磐田市の大石春草さん(23)が4日、市役所に草地博昭市長を訪ねて抱負を語った。 首都リロングウェに2年間赴任し、現地小学校で算数などを教える。学生のころから海外に興味があった大石さんは、外国語大学に進学して英語教員免許を取得した。現在は現地で円滑にコミュニケーションが交わせるように、さまざまな場面で使われる英語や話し方を学んでいるという。 帰国後は英語教員や地元企業の一員として働くなどの夢を持つ。大石さんは「現地の子どもたちと交流したいと思い応募した。最貧国といわれるマラウイでの生活を通じ、日本の豊かさとの差を見
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愛犬と一緒に自然体感【しずおかアウトドアファン】
愛犬と一緒にアウトドアのアクティビティーやキャンプに挑戦してみたい―。そんな飼い主の要望に応える体験や施設が静岡県内にも数多くある。9月、各地を訪ねて魅力や愛犬と快適に過ごすこつなどを聞いた。ドッグSUP 湖上で風と水感じる 広々とした湖面を大小さまざまな犬を乗せたスタンドアップパドルボード(SUP[サップ])が進んでいく。9月上旬、浜松市北区三ケ日町都筑の浜名湖畔で開かれた「浜名湖DOGSUP体験ツアー」。東京都の企業COREZON[コアゾン]が企画したイベントだ。参加者はパドルの扱い方や犬が安心できる乗せ方、落水時の対応などについて説明を受け、人と犬がそれぞれライフジャケットを着用して
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防潮堤の早期完成要望 中東遠4市首長ら 静岡県知事訪問
磐田市の草地博昭、掛川市の久保田崇、袋井市の大場規之の3市長と御前崎市の鴨川朗副市長が3日、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、県と連携して遠州灘沿岸で進めている防潮堤(全長約27キロ)整備の早期完成と完成後の地域振興などに向けて支援を要望した。 要望書では、県などの工事建設発生土の提供や搬入にかかる経費への支援▽治山事業の継続的な予算確保と事業推進▽防潮堤が平時は憩いの場となるための支援▽防潮堤の整備効果の検証と完成後の新たな被害想定の提示―を求めた。 中東遠4市の防潮堤整備は、各市が堤体盛り土を施工し、県が海岸の防災林再生を目的に治山事業を行う「ふじのくに森の防潮堤」事業として2014年に
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総理大臣表彰を磐田市長に報告 台風時に尽力 市消防団
昨年9月の台風15号の際、人命の安全確保や被害軽減に貢献したとして、防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた磐田市消防団の門奈良則団長(50)がこのほど、市役所に草地博昭市長を訪ね、受賞を報告した。 同消防団は、猛烈な雨が降り続いた9月23日夜から24日、河川の警戒巡視や住民への避難広報を実施。水没車両に取り残された人や浸水した住宅から救出された市民の避難所への誘導・搬送を行った。24日以降は、家屋に流入した土砂のかき出しや流木の撤去、土のうの設置などの復旧活動に尽力。7方面隊から延べ653人が出動した。 草地市長は、団員の活動を振り返り「感謝の気持ちでいっぱい。災害は二度と起きてほしくないが、何
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「磐田まちめぐりクーポン」配信 市情報館、食事割引や一品サービス
磐田市高見丘の市情報館は、市内飲食店などでお得なサービスが受けられる「磐田まちめぐりクーポン」を専用サイトで配信するキャンペーンを実施している。 クーポンは、市内79の飲食店や観光施設などで使用可能。食事代の割引や一品サービスなどの特典が用意されており、利用時にスマートフォンで画面を表示する。クーポンは全店舗共通で、有効期限は来年3月末まで。専用サイトは<https://iwata.quuupon.com/>。 9月16日から11月30日までの期間中、参加店舗のうち2カ所で計1500円以上の買い物をしたレシートを応募用紙に貼り付けて市情報館に持ち込むと、先着100人に、市イメージキャラ「
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浜北観光名所 動画で紹介 浜松未来総合専門生が作成
浜松市浜北観光協会はこのほど、浜北区内の観光スポットを紹介する動画を同協会ホームページで公開した。動画は中区の浜松未来総合専門学校デジタルコンテンツ科の学生たちが作成した。 約2分30秒で、県立森林公園のつり橋、サルの石像がある庚申(こうしん)寺、春華堂の商業施設「ニコエ」などを若いカップルが楽しそうに巡る内容。出演する2人が動画が進むにつれて親密になるように撮り、各施設を回りたくなるよう工夫したという。 動画の作成は授業の一環で、同校の募集に同協会が応じた。3年の深田椋太さん(20)=磐田市=は「名前は聞いていても訪れたことがなかった場所を撮影で回り、浜北の魅力を感じた」と話す。同協会の井
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スポーツの力で人が集まるまちに 元ジュビロ磐田・尾崎さん 任期付き市職員に
スポーツのまち推進担当の任期付き職員として磐田市に登用されたサッカー元ジュビロ磐田GKの尾崎勇史さん(54)が2日、市役所で草地博昭市長から辞令を受けた。尾崎さんは「スポーツを通じて磐田にたくさんの人が集まってもらうために力を尽くす」と決意を述べた。 任期は3年間。スポーツのまち推進課に所属し、イベントの運営や情報発信業務などの業務を担う。辞令書を受け取った尾崎さんは「責任を感じる」と表情を引き締め、「磐田から世界に羽ばたく選手が輩出できるよう、土台づくりに取り組む」と意気込んだ。草地市長は「専門的知識やこれまでの経験を生かし、未来のスポーツのまちづくりを戦略的に描くために協力してほしい」
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磐田農高生と巡る食の旅 地元にスポット バスツアー企画
磐田市中泉の磐田農高の生徒が、地元の食や農業にスポットを当てた日帰りバスツアー「磐農生と巡る 食と農の魅力旅」を企画した。観光客らの市内周遊を促すとともに、農家や飲食店の所得向上を目指す。生徒らは「市内外のみなさんに磐田の食と農の魅力を紹介して、これからリピーターになってもらいたい」と意気込み、10月6日まで参加者を募集している。 9月中旬、生産流通科の男女5人が、農家鬼頭英一さん(51)=同市神増=の畑に訪れ、交流サイト(SNS)に投稿するツアーのPR動画を撮影した。当日は、鬼頭さんの畑でエビイモなどの野菜の収穫体験を行い、採れたてのニンジンは、その場で食べてもらう。生徒らはバスの停車
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磐田・御厨駅周辺活性化へ、地域共創イベント 次世代車両乗車やワークショップ
2020年に開業したJR御厨駅(磐田市)一帯の活性化に向けた地域共創イベント「ブルーステーション御厨」が30日、同駅南口周辺で開かれた。次世代モビリティーやはしご車の乗車体験、まちづくりや木工のワークショップなど多彩な催しが繰り広げられ、家族連れらでにぎわった。 地域の住民や企業、消防団などでつくる実行委が初めて企画した。駅近くに本社のあるヤマハ発動機も地域の一員として参画し、公共交通の空白地などの移動手段として活用を図る低速の電動車両グリーンスローモビリティーの回遊運行を行ったほか、マウンテンバイクの入門体験コーナーを設けた。 ワークショップでは、参加者が地域の3Dデータを生かしてまち
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国体テニス「8強目指す」 磐田の藤本さん(浜松市立高3)抱負
10月の鹿児島国体テニス少年女子に出場する浜松市立高3年の藤本舞衣さん(18)=磐田市東名=が29日、市役所に草地博昭市長を訪ね、「ベスト8を目指す」と意気込みを語った。 国体は2人一組の各都道府県代表チームがトーナメント戦を繰り広げる。シングルス2戦とダブルス1戦のうち先に2勝したチームが勝ち進む。藤本さんはシングルスで行われた県予選で準優勝して本県代表の座をつかみ、今夏の全国総体、全日本ジュニア選手権に続く大舞台に挑む。 高校最後の大会を前に、藤本さんは「左利きのサーブを生かして主導権を握る試合運びをしたい」と話した。草地市長は「存分に楽しみながら、良い結果が出るよう頑張ってほしい」とエ
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ソフトバレー全国大会出場 パラダイス磐田 健闘誓う
青森県で10月上旬に開かれる全国ソフトバレー・シルバーフェスティバルに出場する磐田市の「パラダイス磐田」の選手6人が28日、市役所に草地博昭市長を訪ね、健闘を誓った。 50歳以上の男女混合チームで戦う4人制の大会。パラダイス磐田は6月の県予選で優勝し、10年ぶり8回目の全国出場を決めた。チーム代表を務める川出直江さん(80)は「今持っている力を出し切り、1試合でも多く勝ちたい」と意気込みを語った。草地市長は「皆さんが活躍して仲間を増やせば、健康で生き生きと暮らせる市民が増える。大会を楽しんできてほしい」と激励した。
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空き巣など38件に関与か 公判中のブラジル人 静岡県西部、愛知860万円被害
磐田市の住宅に侵入し、腕時計などを盗んだとして、住居侵入や窃盗の罪で公判中のブラジル国籍の男が静岡県西部や愛知県を中心に38件の空き巣や倉庫荒らしなどを繰り返したとみられることが29日までに、磐田、浜松東、天竜の3暑と県警刑事企画課などの共同捜査班の調べで分かった。被害総額は約860万円に上るという。 男は、愛知県豊橋市岩屋町、無職(28)。磐田市内で空き巣をした疑いなどで今年3月に2度逮捕された。その後の調べで、被告は2021年1月下旬から逮捕されるまでの2年余りの間に、住宅や倉庫などに窓ガラスを割って侵入する手口を重ね、金品を盗んでいた疑いが強まった。現金約550万円に加え、貴金属類や
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飼料用米の生産拡大支援 収量確保へ品種選定 静岡県議会答弁
静岡県議会9月定例会は29日、自民改革会議の赤堀慎吾氏(菊川市)と鈴木啓嗣氏(浜松市西区)、宮沢正美氏(三島市)、ふじのくに県民クラブの伴卓氏(富士市)が一般質問を行った。桜井正陽農林水産担当部長は水田農業の経営安定化に向けて、収量が多い品種の選定など飼料用米の生産拡大を後押しする方針を示した。赤堀氏への答弁。 人口減少や食生活の変化で主食用米の需要が減り続ける中、政府は需給の安定を目的に、主食用米から飼料用米や米粉用米、麦、大豆などへの転作を奨励している。 飼料用米については、国が収量が多い専用品種への切り替えを促すため、2024年産から一般品種の交付金を減額することを受け、本県の気候
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医療的ケア児の支援拠点強化 静岡県議会で知事答弁 職員増員を検討
静岡県議会9月定例会は28日、自民改革会議の市川秀之氏(浜松市浜北区)と和田篤夫氏(御殿場市・小山町)、ふじのくに県民クラブの川崎和子氏(磐田市)が一般質問を行った。川勝平太知事は日常的に医療のケアが必要な子どもや家族らを支える地域拠点「県医療的ケア児等支援センター」について、職員の増員やサテライト施設の設置を検討していると明らかにした。川崎氏への答弁。 同センターは2022年7月、静岡市駿河区の静岡総合庁舎内に開設され、日常的にたんの吸引や人工呼吸器などが必要な医療的ケア児、重症心身障害児らを支援している。今年4月には保育、福祉、教育の各分野に精通したアドバイザーを新たに配置し、関係機
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元乃木坂・深川麻衣さんら 磐田の暮らし動画でPR 市が公開
磐田市は28日、静岡いわたPR大使で元乃木坂46の女優深川麻衣さん(同市出身)らが出演し、磐田での暮らしをアピールする動画「『いいわたし』が見つかる街 磐田市」を、ユーチューブの市公式チャンネルで公開した。定住・交流人口の拡大につなげようと、スポーツや文化などさまざまな分野で活動している市民の様子を通じて市の魅力を発信する。 深川さんはジュビロ磐田や静岡ブルーレヴズの試合が行われるヤマハスタジアムで撮影を行い、ナレーションも務めた。60秒の動画ではほかにも、都内から移住した絵本作家よこただいすけさんや若手農業者、ピッツェリア経営者らが市内で生き生きと暮らす様子を映した。豊浜海岸でサーフィン
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10月「掛塚まつり」 全9町の屋台集結 4年ぶり“復活” 磐田
磐田市掛塚の貴船神社の例大祭「掛塚まつり」が10月21、22の両日、同市掛塚地区で開催される。屋台運行を取り仕切る「年番町」の代表者4人がこのほど、磐田市国府台の静岡新聞社磐田支局を訪れ、4年ぶりに従来の形に“復活”する祭りの見どころをPRした。 掛塚まつりは、江戸から明治期にかけて天竜川の木材交易の拠点となった掛塚湊(みなと)の歴史と伝統を今に伝え、海上の安全を祈願する目的で毎年10月に営まれる。華やかな天幕や精巧な彫刻が施された屋台が町を行き交うのが特徴だが、新型コロナ禍の影響で規模縮小が続いていた。 今年は4年ぶりに、九つの町内から全ての屋台が貴船神社に集結
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ボニータ選手が技術伝授 女子小学生 磐田で教室 楽しみながら練習
サッカー女子なでしこリーグ1部・静岡SSUボニータのホームゲーム「JA遠州中央マッチデー」に合わせ、同JAはこのほど、女子小学生を対象にしたサッカー教室を磐田市大久保のゆめりあで開いた。県西部の16人がボニータの選手と一緒に、楽しみながら基本技術を身に付ける練習に取り組んだ。 女子サッカーの競技力向上と子どもたちの健全育成を目的に企画した。ボニータからは、大間由樹選手(27)や中川瑚々選手(21)ら試合にも出場した4人が参加した。子どもたちは、他の参加者にぶつからないように全員で一斉にドリブルしたり、2チームに分かれてボールでカラーコーンを倒す競争をしたりと、遊び感覚を取り入れながらキックの
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大自在(9月27日)赤トンボ
彼岸を過ぎて朝晩はいくらか暑さが和らいだようだ。国内有数のトンボの生息地、磐田市の桶ケ谷沼へ足を運んだ。腹が赤いトンボが飛び、沼のほとりにはヒガンバナが咲いていた。 異常気象が続き、四季の移ろいが分かりにくくなりつつも、身近な生き物や植物は季節の気配を伝えてくれる。古来暮らしとともにあり、人々はそれを言葉にして繊細な感性を磨き上げてきた。 〈赤とんぼじっとしたまま明日どうする〉。「風天」の俳号で詠まれた句を「いのちの一句 がんと向き合う言葉」(いのちの歳時記編集委員会著)に見つけた。映画「男はつらいよ」でフーテンの寅さんを演じた故渥美清さんの句。 渥美さんが俳句をたしなんでいたと知られ
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静岡県内21施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は26日、小学校など計21施設でインフルエンザに感染したとみられる患者247人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】湖西市5人 【小学校】裾野市7人、磐田市7人、浜松市中区13人、同区24人、同市東区16人、同区9人、同市西区10人、同市南区14人、同区8人、同市北区6人、同区20人、同市浜北区18人 【中学校】熱海市13人、三島市11人、同市12人、裾野市7人、島田市11人、 【高校】沼津市8人、静岡市葵区17人、浜松市中区11人
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避難所生活の環境改善へ 磐田市が企業と協定 災害時レンタル資機材提供
磐田市はこのほど、避難所生活の環境改善につなげようと、テンパランス・ダスキンレントオール浜松ステーション(浜松市南区)と災害時のレンタル資機材提供に関する協定を結んだ。 同社は静岡県中西部でイベント・ベビー用品のレンタルサービスを手がけている。災害が発生した場合、協定に基づき、冷暖房機器や発電機、テント、ベビーベッドなどを磐田市に貸し出す。避難所への運搬や設置なども担う。 市役所で草地博昭市長と高柳貴浩社長が協定書に署名した。草地市長は「避難生活が長期間になれば、それなりの設備が必要になる。何も起きないことが一番だが、備えをしておくことが大切」と述べた。
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咲き誇るヒガンバナ 秋の訪れ 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園で、ヒガンバナが満開を迎え、秋の訪れを告げている。公園を整備する鈴木隆典さん(80)によると、見頃は来週ごろまで続くという。 散策コース沿いや山の斜面を中心に真っ赤なヒガンバナ約1000株が咲き誇っている。25日には、季節の花を一目見ようと、散策をしながら写真撮影を楽しむ人の姿がみられた。公園は旧豊岡東小に隣接する。10月5日ごろには、鮮やかな黄花が特徴の「ゴールデンピラミッド」が満開を迎える見込み。問い合わせは鈴木さん<電090(1780)9714>へ。
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夕暮れ時の事故防止 ライト点灯やスピード注意呼びかけ 静岡県交通安全協会磐田地区支部
静岡県交通安全協会磐田地区支部(松下直一支部長)はこのほど、磐田署と協力し、夕暮れ時と夜間の事故防止に向けた街頭広報活動を磐田市一言の警察署西交差点付近で実施した。秋の全国交通安全運動の一環。 車の通行量が多い夕方の時間帯に合わせて行い、交通安全指導員ら約30人が集まった。参加者は、手持ちの看板を掲げて運転手に早めのライト点灯を促し、重大事故の要因となるスピードの出し過ぎに注意を呼びかけた。このほか、飲酒運転根絶なども訴えた。 29日には、同市今之浦のアピタ磐田店で、市民に安全意識を高めてもらう体験型イベントを実施する。
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できた!私だけのバイク ヤマハ発動機、ものづくり体験講座 磐田・東部小
ヤマハ発動機は26日、磐田市内の小学生を対象に、ものづくりの楽しさを伝える体験講座「キッズラボ」を同市新貝の本社に併設する企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」で開いた。同市東貝塚の東部小4年生が参加し、バイクの工業デザインを学んだ。 児童27人は、走行の安定性など機能面も考慮されている同社製バイクのデザインについて、担当者からスライドを使って説明を受けた。その後、紙に印刷されたさまざまな車種のパーツを自由に組み合わせた工作に挑戦。「将来乗りたいバイク」をテーマに、オリジナルバイクを完成させた。 イルミネーションバイクと名付けた柚木彩葉さん(9)は「ピカピカ光るようにしたかったので
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静岡県内4校園に努力賞 時事通信教育奨励賞
時事通信社は25日、創造性に富んだ特色ある教育で顕著な成果を挙げた学校をたたえる第38回教育奨励賞(文部科学省後援、公益財団法人新聞通信調査会協賛)の受賞校を決定した。県内からは、地域資源を生かして幼児教育に取り組んだ静岡市立東豊田こども園と、地域の授業改善にタブレット端末を活用した磐田市立城山中、磐田北小、富士見小の3校が合同で努力賞に選ばれた。 優秀賞は福島県立岩瀬農業高と新潟市立小新中で、岩瀬農業高には併せて文部科学大臣奨励賞も贈る。情報を適切に集めて適切に読み取るメディアリテラシー教育で成果を挙げた学校が対象の特別賞には、熊本市立五福小を選んだ。 表彰式は10月30日、東京・銀座
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在来作物の活用法や実験発表 静岡県立農林環境専門職大と静岡農高 静岡市
静岡県内各地で栽培される在来作物の歴史や活用法などを研究している静岡県立農林環境専門職大(磐田市)と静岡農高(静岡市葵区)の学生がこのほど、活動成果の報告会を同高で開いた。学生たちが在来作物をテーマに取り組んだ活動の様子を紹介した。 同大の3、4年生3人は県内の在来作物のイラストマップ作成や、在来種のソバ、アワ、キビなどを使ったスイーツの開発などについて報告。同高生物工学部2年生10人は在来種の豆類の発芽・育成実験や、園児や小学生と一緒に「かつぶし芋」を栽培した交流・啓発活動について説明した。 同大で在来作物学を担当する丹羽康夫准教授は特別講義を行い、「地勢や気候に恵まれた静岡は全国有数
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チョロ松妙技 児童笑顔 磐田西小 猿まわし芸出張公演
児童に日本の伝統芸能に触れてもらおうと磐田市中泉の磐田西小で25日、猿まわし芸の出張公演が開かれた。山梨県の「河口湖猿まわし劇場」から村崎五郎さんと猿・チョロ松コンビが駆けつけ、ユーモアたっぷりのステージを繰り広げた。 全校生徒約420人が見守る中、チョロ松は1メートルほどの障害物を跳び越えたり、軽快に玉乗りをしたりするなど次々と妙技を披露。大技が決まるたびに会場は児童の大きな笑い声や拍手に包まれた。鞘(さや)からゆっくりと刀を抜いて敵を斬るしぐさなど時代劇さながらの演技も見せた。 4年山田舞さん(9)は「おさるさんが竹馬に乗ったりハードルを跳び越えたりしていてびっくりしたし感動した。賢
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ジュビロホーム戦に招待 サーラコーポレーション 湖西市社協に30席寄贈
サーラコーポレーション(愛知県豊橋市)はこのほど、サッカーJ2ジュビロ磐田の観戦チケット30人分を湖西市社会福祉協議会に寄贈した。5月に同市がジュビロ磐田のホームタウンに加入したことに合わせた取り組み。市内の子ども食堂などを通じて、観戦を希望する子どもたちと家族を招待する。 招待チケットは10月1日と28日、11月4日に磐田市のヤマハスタジアムで行われるホームゲームのもの。同社経営戦略本部の竹本万弓マネジャーらが湖西市社協を訪ね、森宣雄会長にチケットとオリジナルグッズの折り畳みクッションを届けた。同社の担当者は「選手たちが一丸となって戦うチームを応援してほしい」と話した。 市社協では市内の子
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南区の田中さん SSクラス準V 日将連浜松支部9月大会
日本将棋連盟浜松支部の9月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。76人が参加し、SSクラスは安藤舜聖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②田中雅英(南区)③鈴木大輝(磐田市)▽S ①山下淳也(中区)②村松泰司(東区)③岡崎正芳(中区)▽A ①田村勇太郎(中区)②藤原紳裕(御前崎市)③牧野斉(浜北区)▽B ①高橋誠(横浜市)②高〓長男(掛川市)③佐久間庸生(北区)▽C ①片山久(東区)②杉山敏郎(北区)③井上雄統(兵庫県西宮市) ※高〓長男の〓は木ヘンに却の去がタ
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心象、風景、抽象で表現 磐田の鈴木さん 浜松市浜北区で絵画展
浜松市浜北区の県立森林公園の絵画教室で講師を務める鈴木正善さん(81)=磐田市=が30日まで、第45回絵画展を同公園バードピア浜北で開いている。9月初旬に発表した抽象画作品集の原画を中心に約30点を展示している。27日休み。 画面いっぱいを色で塗った上で線や図形を並べた作品が多い。夜の漁港を描いた100号の作品は、水面に映る光を濃い青と明るい黄色の対比で表現。赤を背景に黒い線が何本も通る絵画は、クラシック音楽を聴きながら指揮棒を振るった軌跡と地元の路地の様子を組み合わせた。同公園の林の風景画は青色の濃淡のみで制作した。鈴木さんは「年を重ねてもアイデアが次々と湧いてくる」と話している。
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通所児童のSDGs工作展 袋井 30日まで
ウェル恵明会(浜松市中区)が運営する放課後等デイサービスに通う子どもたちのアート作品展が30日まで、袋井市役所市民ギャラリーで開かれている。 「アソベル袋井」(同市旭町)や「るぴなすスクール駒場」(磐田市駒場)など全6事業所の子どもたちが作った工作品が並ぶ。持続可能な開発目標(SDGs)の一つである「住み続けられるまちづくりを」がテーマ。緑あふれる駅前や有機農業が行われる畑、水素エネルギーが活用される様子など、理想の町並みを段ボールや牛乳パックなどを使って表現した。 同社の担当者は「子どもたちが工夫を凝らした作品を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけた。
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「30s祭」趣味通じ同世代交流 磐田でイベント
磐田市は24日、趣味を通じた30代の交流イベント「30s祭(さんじゅっさい)」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。市内在住者や出身者など磐田にゆかりのある21人が参加。スポーツや健康、芸術などを体験しながら交流や情報交換を楽しんだ。 まちづくりを担う世代に共通の趣味や話題を通じた仲間・人脈づくりの場を提供しようと昨年度からスタートした取り組み。今回はキックボクシングやeスポーツ、書道などの6講座を設けてそれぞれの専門家が講師を務めた。市自治デザイン課によると、本年度は交流の「つながり」を意識して講師選定を行った。 昨年に続き講師として参加した「ゆかりヨガ 磐田スタジオ」による講座
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「オイショ、オイショ」男衆乱舞 磐田で見付天神裸祭 4年ぶりに熱気
「天下の奇祭」と称される国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の御大祭が23日、磐田市の矢奈比売神社(見付天神)一帯で始まった。最大の見どころ「道中練り」「鬼踊り」を4年ぶりに再開。完全復活した祭りは、上半身裸で勇ましく乱舞する男衆の熱気に包まれた。 午後9時ごろから、見付地区28町の男衆が続々と集結して四つの梯団(ていだん)をつくり、旧東海道の見付本通りなどを練り歩いた。ふんどしに腰みの姿の男衆はちょうちんや鈴を手に「オイショ、オイショ」と威勢良くかけ声を上げながら、激しくもみ合った。見付天神に到着した男衆が拝殿になだれ込んで踊り狂う鬼踊りが始まると、祭りは最高潮に達した。 御大祭は
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磐田育ちのエビ「幸えび」楽しんで 浜松・中区の料理店
浜松市中区板屋町の肉料理専門店「肉料理URUICHI」でこのほど、磐田市で陸上養殖されているバナメイエビ「幸(ゆき)えび」を味わうイベントが開かれた。林竜二料理長(50)が幸えびをメインに、地元の食材をふんだんに取り入れたコース料理をふるまった。 静岡県が認定する「ふじのくに食の都づくり仕事人」の林料理長が、環境に配慮した設備で養殖された幸えびの味を堪能してもらおうと「エビの日(9月第3月曜日)」にちなんで企画した。 朝に仕入れた15センチほどの新鮮な幸えび15匹と、三ケ日牛など同店自慢の肉を調理し、特製オードブルやニラまんじゅうなど全7種類を提供した。浜北産マンゴーを使った料理なども登
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卓球男女連勝 貫禄の突破 杭州アジア大会
平野 上々の初戦「中国戦まで勝ち上がる」 打倒・中国へ上々の滑り出しになった。女子団体の平野(木下グループ、沼津市出身)はモンゴルとの予選リーグ初戦に出場し貫禄の3-0。大会初日の状態を確認し「緊張感なく、脚を動かせている」と順調な仕上がりだ。 午前10時開始の第1試合で1番手を志願。最も早い時間帯の試合感覚を確かめたかったという。格下相手ではあったが、3ゲームとも11-1の圧勝には手応えがあった。今大会のテーマは緊迫した場面でどう戦うか。団体、シングルスとも中国勢に完敗したアジア選手権より「ラリー中やサーブからの3球目攻撃で自分から動くことを意識している」という。 7月の国際大会で世
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カット野菜のヤマセイ(磐田)冷食製造販売に参入 規格外活用、自社キャベツで「ギョーザ」
業務用カット野菜製造のヤマセイ(磐田市)は、自社で栽培する野菜を使った冷凍食品の製造販売事業に乗り出した。品質に問題はないが、カット野菜に利用できない規格外品も活用する。食品ロス削減や循環型製造などストーリー性のある商品で発信力を強化するとともに、光熱費や原材料が高騰する中で利益率を引き上げ、経営基盤安定化につなげる。 同社は創業以来約30年手がけるカット野菜製造や食肉加工のノウハウを生かした新商品づくりを模索。市内で栽培しているキャベツを活用しやすいギョーザから手がけることにした。 約1億円を投じ、1日最大8万個のギョーザを製造できる工場と直売所を自社敷地内に設けた。キャベツの切り方を
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復旧中再び被災 知事「最大の教訓に」 台風15号1年
川勝知事は、昨年9月に大規模な被害を出した台風15号災害から23日で1年となることの受け止めや教訓を問われ、「復旧途上の中で(ことし6月の)台風2号で再び災害に遭う地域があり、そういうことが起こりうる(と分かった)ことが最大の教訓」と述べた。 知事は、磐田市の敷地川が2度にわたって決壊したことなどを挙げ、「応急処置を危ない所から優先順位を決めてやらなければならない。緊急時の初動体制で、どこを優先するかの知見ができた」とした。 浸水害や大規模断水が起きた静岡市清水区での対応を巡って県と市の連携が問われる事態となったことを踏まえ、「徹底して危機管理の結果に関わる細やかな情報の共有をしていかな
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設備の省エネ化に補助金 磐田市が創設方針 中小事業者を支援
磐田市は22日までに、電気・燃料などのエネルギー価格高騰で経営が圧迫されている中小事業者を支援するため、設備の省エネ化に対する補助金を創設する方針を決めた。地元事業者の脱炭素化を後押しする狙いもある。市議会9月定例会で審議中の2023年度一般会計補正予算案に事業費1億4千万円を計上した。 対象は市内に事業所を置く中小企業や個人事業主、一部非営利法人など。空調や照明、ボイラー、冷蔵・冷凍設備などを消費電力の少ない最新機器に更新したり、事業所の断熱・遮熱工事を行ったりする経費を補助する。太陽光発電システムや蓄電池による再生可能エネルギーの導入なども含む。大企業に比べて遅れている中小の省エネ・カ
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SSクラス 宇藤さん優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第232回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスで宇藤敬行さんが優勝した。また同クラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さん、Bクラスで第一学院高2年の立石海空さんがそれぞれ準優勝するなど、中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②河合将輝(浜松市)③田中雅英(同)▽S ①阿部久夫(磐田市)②山元一雄(同)③赤松僚助(浜松市)▽A ①前田勇(掛川市)②花本真也(浜松市)③田辺国義(袋井市)▽B ①北島耕太郎(浜松市)②立石海空(袋井市)③松尾三十四(掛川市)
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クリ拾い向笠幼稚園児が満喫 秋の味覚狩り体験 磐田
磐田市向笠竹之内の向笠幼稚園の園児がこのほど、近くに住む寺田佳弘さんの林でクリ拾いを楽しんだ。 子どもたちに秋の自然を体験してもらおうと、クリ林を所有する寺田さんの厚意で実現した。年少から年長まで計約30人が参加した。軍手を身につけた園児らは、木の下に落ちたクリを次々と拾い上げ、いがをこじ開けて大きな実を取り出し味覚狩りを満喫した。 クリは各家庭に持ち帰って味わう予定。年長組の大石朱紗ちゃん(5)は「すごい大きなクリを拾えてうれしかった」と声を弾ませた。
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スケボーの公園利用ってありなの? 高まる人気、自治体に聞いてみた【NEXT特捜隊】
読者からの疑問に答える「NEXT特捜隊」に、磐田市在住の30代男性から「近所の公園から暗くなる時間帯まで鳴り響くスケートボードの滑走音に悩まされている」という声が寄せられた。公共の公園におけるスケボーの利用についても課題を感じているようだ。静岡県内の公共施設で練習できる環境や、自治体ごとの公園のルールなどについて取材した。 本質はストリート 9月中旬、静岡市駿河区の公園の一角。ブランコなどで遊ぶ子どもやベンチで談笑する大人が過ごす中、20代の男性が「ゴーゴ、ガッガ」とコンクリートをこする無機質な音を立てて、黙々とスケボーに取り組んでいた。 滑り始めてから8年という男性は「スケボ
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生成AIを学校現場で使うのはあり?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
生成AIに詳しい有識者や県教委幹部へのインタビュー取材を通して、チャットGPTをはじめとする生成AIについて学校現場での活用の在り方を考え、生成AIの利点とともに課題や懸念事項が浮き彫りになってきました。ビジネスの場でチャットGPTの活用が話題になる一方、現段階では学校現場の関心は低く、教職員による利用は低調で、授業での活用はこれから検討される段階です。今回はキュレーターや読者の意見を紹介します。 ガイドラインは上から目線 キュレーター 江口裕司さん(三島市) メーカーで米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、パートの
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楕円球がつなぐ縁【2023ラグビーW杯フランス大会】
楕円(だえん)球がつなぐ縁がある。 日本対イングランド戦の会場となったスタット・ド・ニースは、キックオフ前から大勢のファンの期待感と熱気に包まれていた。その中で、ひときわ目立っていたのが国籍を超えた人と人との交流。言葉や歌で、互いの健闘をたたえ合う。至るところで両チームのジャージーが交じった記念撮影が行われるのも、国際大会ならではの温かな光景だ。 そこに、「4年前、ラグビーのとりこになった」という一人の女性がいた。磐田市在住の渥美典子さんは、2019年の日本大会の際、「地元で世界的なイベントが開催されるチャンスはめったにない」とエコパでのボランティアに参加。大会運営を通して世界各国から集
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磐田東高剣道部でいじめ 静岡県に「重大事態」報告
磐田市見付の磐田東高剣道部でいじめがあり、同校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として県に報告していたことが21日までに、同校への取材で分かった。同校は3月、いじめを受けた生徒と保護者からの訴えで把握した。外部識者らの第三者委員会を設置し、事実関係や学校側の対応が適切だったかどうかなどについて、調査を進めている。 同校によると、当時1年の男子生徒が昨年夏ごろから、剣道部の下宿先で複数の部員によるいじめを受けていた。同校は独自に部員らへの聞き取りなどの調査を行い、8月には第三者委員会も設置した。 いじめの具体的な内容については明らかにしていないが、被害生徒の裸に近い写真や暴力行為の
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静岡県産秋冬番茶取引 来週から本格化
静岡県内で秋冬番茶の生産が始まり、静岡茶市場に磐田と磐田市豊田から見本が届いた。来週以降に初倉など早場所産地の工場でも生産が増え、取引が本格化する。 猛暑と雨不足の影響で、収穫時期がずれ込むとみられたが、例年並みの生産開始となった。市中のあっせん業者は「引き合いは弱く、相場も平年を維持できるか分からない」とみる。 市中問屋は「注文は伸び悩んでおり、仕入れにも影響するかもしれない」と話す。
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農山村の現状把握 農林環境専門職大 学生が社会調査 浜松市北区
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の生産環境経営学部2年生6人がこのほど、浜松市北区引佐町で社会調査に取り組んだ。同大の授業「農山村デザイン演習」の一環。農山村地域の課題解決策を考える上で、フィールドワークを通じて現状を把握した。 学生は、都田川ダム(同町)周辺の散策や、地元のイチゴ農家、畜産農家などへの聞き取り調査を実施した。最終日は、企業と農村が協働活動に取り組み、地域活性化を図る県の「一社一村しずおか運動」の事例を学習するために、同町の「白橿(しらかし)の棚田」を訪れた。 同棚田では、住民団体と測量・設計業のフジヤマ(同市中区)が連携し、棚田の撮影や維持管理に取り組んでいる。学生は
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Sクラス 阿部さんV 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、Sクラスは阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②横山渡(牧之原市)③宇藤敬行(磐田市)④門奈佑紀(東区)⑤天野聡(静岡市)▽A ①中川幸一(北区)②宮城島捷翔(浜北区)③杉田大和(同)④岡本康夫(掛川市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①幸田好司(磐田市)②村松清(東区)③高瀬啓一郎(中区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤高橋建夫(袋井市)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②村松利郎(森町)③芝田信照(袋井市)④鈴木与四郎(西区)⑤中村敏男(浜松市)▽D ①八木澤椋(磐田市)②北島
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ピアニスト東さん 音楽活動の思い紹介 浜松市天竜区・光が丘中で講演
浜松市天竜区山東の光が丘中でこのほど、同区出身のピアニスト東正治さん(43)=磐田市豊岡=の講演会が開かれた。校区の青少年健全育成会とPTAの主催で約100人が参加した。 テーマは「ピアノとわたし」。東さんは小学1年時にピアノを始め、短大卒業後に各地で音楽活動を展開するに至るまでの経緯を語った。 当初は収入が安定せず苦労が続き、コーラスの伴奏やピアノ教室の講師、デイサービス(通所介護)施設での演奏など「いただける仕事は全部やるとの思いで経験を重ねた」と振り返った。 地域での地道な活動を通じて知人が増え、仕事に結びつくようになった点を踏まえ、「今後もつながりや縁を大事にしていきたい」と話
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自動車のリサイクル学ぶ 竜洋北小児童 スズキ歴史館訪問 浜松市南区
磐田市立竜洋北小の5年生約40人がこのほど、スズキ歴史館(浜松市南区)を訪れ、自動車リサイクル促進センター(東京)による「自動車産業の自動車リサイクルへの取り組みを学ぶ見学会」に参加した。スズキのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを通じ、環境保全について学んだ。 スズキ社員による講義では、リサイクルの流れや自動車1台あたり96%の部品を再利用していることなどの説明を受けた。現在生産している製品は部品を外しやすくしたり、工場で作業時間を短縮する工夫なども行われていることに、児童は関心を寄せた。平井柚姫さんは「自分が車に乗るようになったら、積極的にリサイクルに協力したいと思った」と話し
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浸水センサー 10カ所設置 豪雨災害に迅速対応 磐田市
磐田市は21日、激甚化・頻発化する豪雨災害に備え、道路冠水や内水氾濫の危険性を検知する小型センサーの設置作業を始めた。10月上旬までに、市内10カ所に設置する。冠水などの状況をリアルタイムで把握し、早めの避難情報の発信や道路の通行止めなど、迅速な災害対応につなげる。 国土交通省の浸水センサー実証実験のモデル地区として試験導入した。センサーは冠水や水位が一定の高さになると浮きが浮上して作動し、市役所で確認できる。昨年9月の台風15号に伴う豪雨で冠水や浸水被害が相次いだ豊岡、見付、今之浦各地区などの道路や排水路に設置している。 台風15号に伴う豪雨は夜間の発生だったため、市は被害情報の収集が
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静岡人インタビュー「この人」 聴覚障害者の国際テニス大会に出場する 相原風城さん(磐田市)
生まれつき耳が聞こえない重度難聴を患いながらも健常者とともに週6回、テニスの練習に励む。9月上旬、聴覚障害がある選手が補聴器を外して対戦する「デフテニス」全国大会に出場し、男子シングルスでベスト8入り。23日にギリシャ・クレタ島で開幕する世界大会では、日本代表として4種目に出場する。常葉大菊川高3年。17歳。 ―テニスを始めたきっかけは。 「小学1年のころ、家族で買い物に出かけた際、ブレスパティオテニスクラブ(袋井市)の『どなたでも受けられます』と書いた体験会のポスターを見たこと。これまで水泳やゴルフなどのスポーツに挑戦しようとしたが、耳が聞こえないことが理由で体験会ですら参加を断られて
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アツい!バスケ男子 ベルテックス静岡の試合にワクワク 堀葵衣アナウンサー【SBSマイクリレー】
連日の暑さに襲われた季節ももう終わりかけです。暦上ではとっくに秋ですものね! 夏は好きですが大好きなBリーグはオフシーズン。楽しいけど早く次の季節が来てほしい、そんなもんもんとした時期でもあります。 しかし2023年は一味違いました。7月8、9日にはバスケットボール日本代表の国際強化試合が浜松アリーナで行われました。私は9日に観戦。駅は代表Tシャツを着た人であふれ、グッズ売り場には長蛇の列ができていました。初めて見る代表選手たちはシュートフォームがこれでもかというほど美しく、力強いドライブやブロックにも感激しました。チャイニーズ・タイペイ相手に日本は両日快勝でした。 8月25日からは
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生産量日本一「エビイモ」初出荷へ 磐田で選別作業開始
日本一の生産量を誇る磐田市の特産品「海老芋(エビイモ)」の初出荷を前に20日、JA遠州中央は同市加茂の園芸流通センターで選別作業を開始した。来年2月下旬まで東京、関西市場に約351トンを出荷する見込み。 同市豊岡、竜洋、豊田を中心に98人が計18・3ヘクタールで栽培している。初日は、管内の農家から約740キロ分が持ち込まれ、職員約20人が大きさや形状など28の等階級に振り分けて箱に詰めた。担当者は「今季は、猛暑で成育が一時停滞していたが、8月以降の適度な降雨で回復した」と話した。 サトイモの一種で、きめ細やかな肉質と軟らかな食感が特徴。主におせち料理の具材や料亭の高級食材として使用される
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静岡県、中小復旧へ 制度融資延長 6月の大雨被害
静岡県は20日までに、6月の大雨で被害を受けた中小企業向けに実施している県制度融資「中小企業災害対策資金」と保証料補助制度の取扱期間を12月13日まで延長すると発表した。 復旧に必要な設備資金や運転資金として、5千万円を上限に融資する。期間は10年以内。融資利率は県が年0・47%補助し、年1・5~1・6%。 直接被害に対する保証料率は県補助後で年0・15~0・6%。災害救助法が適用された磐田市の事業者は県が全額補助する。 県商工金融課によると、今月8日時点の申し込み状況は2件2050万円。
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見付天神裸祭 大祭へ安全祈願 磐田・福田海岸で「浜垢離」 氏子ら1000人超参加
磐田市見付で23、24の両日開かれる国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の御大祭を前に、祭りに参加する氏子らが20日、海水で心身を清める「浜垢離(はまごり)」を同市の福田海岸で行った。新型コロナ禍前の規模に戻し、関係者約千人超が集結。祭りの安全を祈願し、威勢良く海に駆け込んだ。 大祭の3日前に行っている主要行事の一つ。松原と浜辺での神事後、鉢巻きを着けたふんどし姿の男衆や子どもたちが、28の町ごとに次々と海に入った。鈴の音に合わせ、氏子らは「オイショ、オイショ」と気勢を上げるなどし、祭りへの思いを一つにした。 御大祭は23日午後6時ごろから、見付本通周辺で練りを繰り広げる。同日午後1
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磐田・東部幼稚園民営化 市、愛光会(浜松)を選定 25年運営開始
磐田市の草地博昭市長は20日の市議会9月定例会一般質問で、民営化を予定する市立東部幼稚園(同市東貝塚)について、移転先に決まっていた法人が運営断念したことを受けて再公募を行い、社会福祉法人「愛光会」(浜松市南区)を選定したと明らかにした。2025年4月の運営開始に向け、本年度内に建設工事に着手する。芦川和美氏(志政会)への答弁。 同園の民営化を巡っては、18年に公募で聖隷福祉事業団(浜松市中区)を選定していた。しかし、ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナ禍による建設資材の価格高騰で、園舎の建て替えに必要な資材コストが当初の見込みよりも増え、22年6月に取り下げの申し出書が提出された。 市は同年
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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静岡県内13校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は19日、小中学校、高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者114人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】沼津市8人、同市8人、静岡市葵区5人、藤枝市5人、掛川市17人、湖西市17人、浜松市中区2人、同区12人、同市南区11人。 【中学校】焼津市6人、同市8人。 【高校】磐田市7人、同市8人。
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機能別消防団員制度導入へ 磐田市議会 市長答弁 人員確保図る
磐田市の草地博昭市長は19日の市議会9月定例会一般質問で、消防団員経験者を特定の消防活動に限って従事させる「機能別消防団員制度」を導入し、団員確保に努める考えを示した。平田直巳氏(せいわ会)への答弁。 人口減少や新型コロナ禍による消防活動の縮小に伴い、市内の消防団員は4月1日現在、条例定数1367人を下回る841人。市消防本部は自治会と連携して活動内容をPRするなど団員確保策を進めてきた。 新たな制度では、団員経験者が一般団員の後方支援活動に当たることで、減少傾向にある団員の負担軽減を図り、災害対応能力の向上につなげる。高尾正博消防長は、導入時期は未定としながらも「できるだけ早く団員の確保に
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磐田の東部台支店 グランドオープン 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は19日、磐田市西貝塚に新築した東部台支店をグランドオープンした。 老朽化のため旧店舗の敷地内に建て替えた新施設は、鉄骨造り平屋建て、延べ床面積273平方メートル。重厚感ある黒色の外壁は耐久性が高いALCパネルを採用。ATMは2台を配備した。7月18日のプレオープン後、旧店舗の解体と駐車場整備を行った。 セレモニーには御室健一郎会長や高柳裕久理事長らが出席し、テープカットを行った。御室会長は「今まで以上に提案やサービスの提供を強化し、地域に貢献したい」とあいさつした。 磐田本店営業部のパートナー店に位置づけ、渉外担当を同部に移して機能をすみ分ける。支店は
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運動会 正しい姿勢で走るよ 磐田で教室
秋の運動会シーズンに合わせ、磐田市福田のはまぼう公園グラウンドで18日、小学生を対象にした走り方教室が開かれた。市内外の28人が参加し、スポーツ用品大手ミズノの社員から走り方の基礎や速く走る秘訣(ひけつ)を学んだ。 児童らは、走る時の姿勢や腕の振り方、足の動かし方を意識づけるため、ミニハードルを跳ぶなどのトレーニングに取り組んだ。講師から「骨盤を回転させるようにコーナーを回ると速く曲がれる」などと助言を受けた後、本番に近いコースを懸命に駆け抜けた。このほか、靴ひもがほどけにくい結び方やスタートダッシュの構え方も確認した。 運動会で1位になりたくて応募したという内山陸都君(10)=磐田長野
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選挙啓発 小中高生ポスター審査 磐田
磐田市明るい選挙推進協議会はこのほど、市内の小中学校と高校の児童生徒から寄せられた「明るい選挙啓発ポスター」の審査会を市役所で開いた。同協議会関係者が審査員を務め、入選と佳作の計21点を選んだ。 小学生34、中学生31、高校生1点の計66点の応募があった。会場には「願いを込めて選挙に行こう」など市民に政治参加を呼びかけたり、1票の大切さを伝えたりする作品がそろった。各部門の入選作品計11点は県審査会へ出品する。 主な入賞者は次の通り。 入選 小学生の部 鈴木愛梨(豊田北部6)、粟倉心陽(青城6)、鈴木瀬菜(同)、鈴木晴(同1)、小林平知(豊田東3)▽中学生の部 塚本司(神明1)、杉本晴
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静岡県西部の魅力 首都圏に発信 9月20日まで都内で催し
静岡県西部地域の魅力を首都圏に発信するPRイベントが19日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで始まった。県西部地域局と管内6市町(磐田、袋井、掛川、菊川、御前崎市と森町)が初めて企画した。20日まで。 釜揚げしらすや遠州織物(磐田市)、クラウンメロンの菓子(袋井市)、くず粉を使ったアイス「くずシャリ」(菊川市)といった各市町の特産品が並んだ。ユニークな御利益わらじ(森町)、掛川・高天神・横須賀3城の御城印(掛川市)なども人気を集めた。無料で冷茶も振る舞う。 県西部地域局の永井雅也局長は「各市町が少子高齢化、人口減少に強い危機感を持っている。イベントをきっかけに、観光客の呼び込みや移住・定住
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昔話テーマ「裂き織り」並ぶ 磐田の山田さん 浜松で作品展示
古くなった着物を裂いて糸として利用する「裂き織り」に10年以上取り組む磐田市の山田清春さん(70)、真知子さん(68)夫妻が27日まで、作品展「さき織り 昔話アート展」を浜松市北区細江町の国民宿舎奥浜名湖で開いている。 昔話や富士山をテーマにしたタペストリーを中心に約30点を展示した。「花咲かじいさん」「鶴の恩返し」「ウサギとカメ」などは縦約2メートル、横約1メートルの大作で、制作に半年以上かかったという。浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」と浜松城を描いた作品も来場者の目を引く。 真知子さんは「絵織りをやっている人はあまりいない。作品を見て驚き、クスッと笑ってもらいたい」
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「見付天神裸祭」の無事祈願 磐田・元宮天神社、氏子ら100人神事
天下の奇祭と呼ばれる国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の始まりの神事「祭事始(さいじはじめ)」が17日、磐田市見付の元宮天神社で行われた。23、24日の御大祭を前に、同神社と矢奈比売神社(見付天神)の氏子ら約100人が参加し、祭りの開催を告げるとともに、無事を祈願した。 氏子のほか、各町の法被を身に着けた見付地区28町の祭組衆らが参列。久野隆宮司が祝詞を読み上げた後、神職が榊(さかき)を振って社殿前の参列者を清めた。伝統にのっとり、参列者は無言を保った。同日夜には「御斯葉(みしば)おろし」を行い、神輿が通る同地区の13カ所に榊を立てて町内全体を清めた。 見付天神裸祭は17~24日の
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磐田のジム所属鈴木さん、田中さん(静岡中央高) ムエタイ世界大会出場へ意気込み
磐田市鳥之瀬の「HIDE GYM」に所属する鈴木愛虎さん(15)=静岡中央高1=と田中瑛流さん(16)=同=が、東京都で24日に開かれるムエタイ世界大会に出場する。2人は13日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、意気込みを語った。 国内外のプロ・アマチュア選手らが集う「SukWanchai+IMSAMuayThaiSuperFight(スック・ワンチャイ+アイエムエスエー・ムエタイスーパーファイト)」に、プロ選手として出場する。1試合限定の「ワンマッチ」制で鈴木さんは50キロ、田中さんは49キロ級に参戦。2人はタイトルを複数所持するなど実績が評価され、世界への切符を手にした。 鈴木さんは「
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巨大ガラス絵 地域明るく 磐田一中美術部 豊田東交流センターで制作
磐田市立磐田第一中の美術部は、同市高見丘の豊田東交流センターで、巨大ガラス絵の制作に取り組んでいる。「地域の人たちが明るく楽しくなる雰囲気にしたい」と、ガラス窓を“キャンバス”にして磐田をイメージした遊園地を描いている。 1、2年生部員25人が同センター交流コーナーのガラス窓(高さ185センチ、幅90センチ)計16枚に、サッカーボールを中心にした観覧車、市イメージキャラ「しっぺい」のふわふわ、メロンの気球などの下絵を描き、アクリル絵の具で色づけしている。特産のチンゲンサイやシラスをモチーフにしたオリジナルキャラも考案した。ガラス絵のデザインは2年生部員が中心になって
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上品な梨の香り漂う 遠州森町BEER 9月17日限定販売
森町中川の野末農園で採れたナシを使用したクラフトビール「遠州森町BEER ジャパニーズペアホワイトエール」が17日から、町内を中心に数量限定で販売される。販売を前に発表会がこのほど、アクティ森(同町問詰)で開かれ、関係者が出来栄えを確認し、販売の好調を祈願した。 「幸水」と「あきづき」を掛川市の醸造所で加工した。和梨の上品な香りが特徴で、ホワイトエールらしい甘酸っぱいフルーティーな味わいを楽しめる。 森町の住民有志や県、町などで構成する「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」(吉筋恵治会長)が立ち上げた地域おこしの一環で、毎年地元産の果物を使ったクラフトビールを発表している。8月に
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防災功労 総理大臣表彰 静岡大・小山教授らたたえる
本年の防災功労者内閣総理大臣表彰の表彰式が15日、首相官邸で開かれた。岸田文雄首相が静岡大の小山真人教授や磐田市消防団、島田市消防団など全国11個人・37団体の功績に謝辞を述べ、「それぞれの分野で活躍し、災害に強い国づくりに尽力してほしい」と呼びかけた。 小山教授は1980年ごろから静岡県と周辺地域の大地の成り立ち、地震・火山噴火の歴史、発生機構を研究。成果を基に富士山火山防災対策協議会や火山噴火予知連絡会の場で防災対策の導入に力を注いだ。伊豆半島の世界ジオパーク認定への貢献、本紙への100回以上のコラム寄稿などを通じた地震・火山災害の普及啓発活動も評価された。 小山教授は式典後の取材に
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32事業の効果 透明性を審議 静岡県事業評価監視委員会
静岡県はこのほど、公共事業の効果や透明性を検証する県事業評価監視委員会(委員長・加藤裕治静岡文化芸術大教授)を県庁で開き、道路改良や地震・高潮対策など32事業について審議した。委員は事業効果を認め、いずれも「継続」や「改善の必要なし」との方針で一致した。 審議の内訳は、事業着手や前回の評価から5年が経過した「再評価対象」が26件、終了から5年たった一定規模以上の「事後評価対象」が6件。再評価対象事業は資材価格の高騰や、軟弱地盤の判明に伴う工法変更などで事業費が増加した工事が目立った。 計画期間を7年延長し、事業費が65%増の44億円となっている沼津市の西浦みかん東部生産基盤整備事業につい
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障害者雇用を促進 事業所や個人表彰 静岡で大会
静岡県と高齢・障害・求職者雇用支援機構静岡支部は15日、障害者雇用促進大会を県庁で開いた。浜松市浜北区の三実精工など優良4事業所と優秀勤労者4人、障害者雇用支援月間絵画・写真コンテストで厚生労働大臣賞を受けた浜松聴覚特別支援学校小学部6年の鈴木健二朗君ら入賞者5人をたたえた。 三実精工は社内に「障害者雇用キーパーソン」を養成し、障害の特性を理解した上で寄り添った指導に取り組む。高橋博志社長は謝辞で「人に関わり、人を思い、人に寄り添う活動を今後も推し進め、一層の研さんを重ねたい」と述べた。 そのほかの受賞事業所、個人は次の通り。 【知事褒賞】優良事業所 資生堂掛川工場(掛川市)浜松鉄工(
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祖父母に園児 感謝の手紙 磐田・豊田東幼稚園
敬老の日を前に、磐田市高見丘の豊田東幼稚園でこのほど、園児約40人が祖父母宛てに感謝の気持ちをつづった手紙を送った。 磐田郵便局の局員と日本郵便のオリジナルキャラクター「ぽすくま」が来園した。年少から年長までの園児は「届きますように」と願いを込めながら、ぽすくまが持つショルダーバッグに次々と手紙を入れた。 年中組の黒﨑葵ちゃん(5)は「絵の具で似顔絵を描いた。喜んでくれたらうれしい」と話した。
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腰みの模した縁起物「すがりの藁」 磐田・城山中1年が制作 裸祭前に
国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」を前に、磐田市見付の城山中で14日、祭事で男衆がまとう腰みのを小さく模した縁起物「すがりの藁(わら)」づくり体験が行われた。祭保存会メンバーの手ほどきを受けた1年約240人が力を込めて藁を編み込んだ。 生徒らは同市大原で調達した藁を使用。ハンマーでたたいて柔らかくした後、軸になる藁を引っ張りながら、別の藁を規則正しく編み込んだ。村松史埜さん(12)は「(藁が)堅くて結ぶのに力がいるので難しかった」と振り返った。 すがりの藁は家の玄関などに掛けることで「わらにもすがるような思いを避けられる」といういわれがある。新型コロナ禍の影響で同校では4年前から、
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本物の投票箱で生徒会長選 袋井特別支援磐田見付分校 選管が貸し出し
磐田市見付の袋井特別支援学校磐田見付分校で15日、生徒会長選が行われ、高等部の約40人が実際の選挙で用いられる投票箱や記載台を使って票を託した。市選挙管理委員会が若年層の投票率向上につなげようと資材を貸し出した。 会長と副会長に計4人が立候補した。投票前の立会演説会でそれぞれ公約を発表し「学校をより良く変えたい」「皆さんの心と体の健康を守る」などと主張した。生徒たちは入場券を渡して投票用紙を受け取り、信任の丸印や選出したい立候補者の氏名を記入して投票箱に入れた。 同校では11日から、立候補者が登下校中の生徒に支持を訴えたり、選挙ポスターを作成したりするなど、公職選挙に近い形で選挙戦を繰り
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元GK尾崎さん 磐田市職員に スポーツのまち推進担当
磐田市は14日、元ジュビロ磐田GKの尾崎勇史さん(54)を、10月1日付でスポーツのまち推進担当の任期付き職員として任用すると発表した。元プロスポーツ選手の経歴を生かし、イベントなどの情報発信や市のブランド力向上を図る。任期は3年間。 尾崎さんは三重県出身。1987年にジュビロの前身のヤマハ発動機に入った。99年には、清水エスパルスと年間優勝を争ったチャンピオンシップのPK戦でスーパーセーブを見せるなど、ジュビロ黄金期を支えた。2004年に現役を引退し、磐田東中・高で今年3月まで、サッカー部コーチを務めた。 市職員課によると、スポーツの専門的な知識や経験を持つ人を対象に職員を募集したとこ
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自動追尾カメラで授業配信 磐田市、小中6校で実証実験 不登校児ら向け 対面に近い臨場感
磐田市の草地博昭市長は14日の定例記者会見で、人工知能(AI)で人の動きを検知して自動追尾するカメラを小中学校の授業のオンライン配信で活用する実証実験を始めると発表した。不登校などで教室に行けない児童・生徒でも、対面に近い臨場感で授業が受けられる環境を目指す。 カメラは写った人の顔をAIで認識し、動きを追うようにレンズ部分が自動で上下左右に向きを変える。ズーム機能も備える。市教委は9台を計87万2千円で購入。小中各3校を研究校として1台ずつ配備し、今月から活用する。残り3台は市教委が管理し、利用を希望する学校に貸し出す。 市教委学校教育課によると、不登校の小中学生は年々増加していて、3月末時
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経験や価値観 英語で発表 磐田、中学生弁論大会
磐田、袋井両市と森町の中学生が英語スピーチを競う「磐周地区中学校英語弁論大会」がこのほど、磐田市国府台の磐周教育研究所で開かれた=写真=。16校から代表各1人が出場し、堂々としたスピーチを披露した。 出場した生徒は、自身の経験や価値観などを英語でまとめ、ジェスチャーを交えて1人5分以内で発表した。入賞者は次の通り。 ①鈴木良来(磐田福田)②鈴木晴大(袋井)③千葉美幸(袋井浅羽)④大場千寛(磐田一)⑤稲垣遼太郎(磐田向陽)
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静岡県内小中高13校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は13日、小中学校と高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者182人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。下田市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市9人、富士市21人、同市17人、藤枝市7人、焼津市15人、菊川市17人、浜松市中区24人、同市西区8人、同市南区6人。 【中学校】沼津市6人、富士宮市13人、磐田市8人。 【高校】森町31人。
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看護師「特定行為」研修へ 磐田市立総合病院指定 医師待たず呼吸器操作
磐田市立総合病院は13日までに、医師不在でも一部の医療行為を行える看護師を育成する「特定行為指定研修機関」に指定された。中東遠地域では初。研修を修了した看護師は医師の判断を待たずに人工呼吸器の離脱などが実践でき、患者への迅速な処置につながる。院外からも看護師の研修を受け入れ、地域医療の質向上に貢献していく。 同病院は10月、気道確保や人工呼吸療法、動脈血液ガス分析関連など術中麻酔管理領域6区分8行為の研修を開始する。研修を修了すれば、事前に医師が作成した手順書に沿って看護師の判断で医療行為が行える。山崎薫院長は「日頃から看護師は高い意識と判断能力を養っている。さらに特定行為の研修を可能に
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浜松市北区の県有地 県企業局が売却へ 29日まで入札受け付け
静岡県企業局はこのほど、浜松市北区初生町の未利用県有地を一般競争入札で売却すると発表した。29日まで入札参加の申し込みを受け付けている。 3538平方メートルの水道用地で、予定価格は2億7300万円。応募要領は県企業局(県庁)や同局西部事務所(磐田市)などで配布している。県のホームページでも入手できる。入札は10月19日に実施する。 問い合わせは県企業局経営課<電054(221)2329>へ。
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耕すテーマにこだわり家具 静岡市葵区でデザイン展
静岡市葵区の静岡デザイン専門学校でプロダクトデザイン科の講師を務める田辺耕治さん(38)=磐田市=の家具デザイン展が24日まで、同区七間町の同校サテライトギャラリー「デザインファーム」で開かれている。 土を耕すという意味の「PLOW」をテーマにした家具など約20点を展示。完成品だけではなく、制作過程を表現した家具の模型やデザイン画も並ぶ。くの字形の木材を組み合わせて生産性と美しさを考慮したコートハンガーの模型や、フィット感を意識して滑らかな曲線にデザインした背もたれがある椅子などが目を引く。 田辺さんは「シンプルなデザインの背景にあるデザイナーの試行錯誤の跡やこだわりを感じてほしい」と来
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやソウダガツオ、コノシロ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、イサキなど。10日はカンパチやクロダイ、メジナ、オオモンハタ、マハタ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 これからはソウダガツオやサバ狙い。2本針仕掛けで、一つは擬餌針のカブラ、もう一つに餌のオキアミを付けてコマセをまく餌釣りや弓角仕掛け、ジギングなど、いろいろな釣法が楽しめる。今後に期待したい。サビキ釣りや投げ釣りもまだできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは20~25セ
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鈴木さん(福田中3)ボクシング全国V 「高校でも良い結果を」
磐田市豊岡の竜洋ボクシングクラブに所属する鈴木楓さん(15)=磐田福田中3年=が、8月下旬に大阪府で行われた「第10回全日本UJボクシング王座決定戦」の中学男子68キロ級で優勝を果たした。このほど市役所に山本敏治教育長を訪ね、日本一の喜びを報告した。 鈴木さんは、本年度のUJ王座決定戦東日本選考会で優勝して出場権を得た。全日本では各地区の代表選手3人が、2分3ラウンドのトーナメント戦を行った。鈴木さんは「中学生活最後の大会で優勝できて良かった。高校でもボクシングを続けるので、今後も良い結果が残せるように頑張りたい」と力を込めた。 山本教育長は「自分自身を見つめながら取り組み続けたことによって
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インフルエンザ 静岡県内26校で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、県内の小中学校と高校計26校でインフルエンザに感染したとみられる患者328人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。県によると、1日の患者数が300人を超えたのは2020年2月4日発表分以来。9月の1日当たりの閉鎖施設数としては過去最多となった。 県が発表している直近1週間(8月28~9月3日)の定点医療機関1カ所当たりの平均患者数は、前週比1・52倍の2・19人。今後の集計分でさらに増える可能性がある。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市7人、熱海市6人、沼津市11人、同市30人、三島市12人、長泉町10人、裾野市14人、富士市5人、静岡市駿河区2
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卓球五輪代表争い大詰め 平野か伊藤か 女子シングルス2枠目
卓球のパリ五輪シングルス代表男女各2枠を巡る国内選考レースは大詰めを迎えている。10日にアジア選手権(平昌=韓国)が閉幕し、男女の選考ランキング首位の張本智和(智和企画)と早田ひな(日本生命)の代表入りが確実な情勢となった。もう1枠の争いの行方に注目が集まる。 選考対象の残る主要大会は三つ。男女で選考ランク3位の田中佑汰、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は23日開幕の杭州アジア大会(中国)は出場せず、11月の国内選考会と来年1月の全日本選手権で優勝してもトップは上回れない。Tリーグでの勝利や、世界ランキングトップ3の中国選手からの白星で選考ポイントの加算はあるが、今後は実質的に2位争いが焦
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汚水処理普及84.9% 静岡県内22年度 全国平均下回る
静岡県がこのほど発表した2022年度末の県内の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・9%だった。21年度末から0・6ポイント上昇したが、全国平均の92・9%を下回った。全国順位は36位で変わらなかった。 内訳は下水道が65・5%、合併処理浄化槽18・3%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・3%だった。 汚水処理人口普及率が最も高かったのは三島市で93・9%。2位以下は静岡市93・8%、磐田市92・3%、富士市91・7%、浜松市90・9%が続いた。伊豆地区は全体的に低い傾向にあり、東伊豆町32・5%、西伊豆町37・4%、河津町
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詐欺被害防止で感謝状 磐田署、コンビニ2店舗に
特殊詐欺事件の被害防止に貢献したとして磐田署は12日、磐田市のセブン―イレブン磐田前野店、ファミリーマート西貝塚南店の2店舗と、対応した店員ら3人に署長感謝状を贈った。 セブン―イレブン磐田前野店では6月、来店した70代女性が10万円分のグーグルプレイカードを購入しようとした。ファミリーマート西貝塚南店では7月、30代女性が10万円分のアップルカードを購入しようと来店した。両店舗とも対応した店員らが客の購入理由などから警察への相談を促したり、実際に通報したりして被害を食い止めた。 同署での贈呈式ではセブン―イレブン磐田前野店オーナー鈴木篤さん(57)と店員鈴木重徳さん(59)、ファミリー
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40周年記念賞に名古屋の稲葉さん 可睡ゆりの園フォトコン 袋井
袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2023可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。 毎年5~7月の開園時期に合わせて開催している恒例イベント。咲き誇るユリをはじめとした園内の風景を撮影した6266点が県内外から寄せられた。審査の結果、40周年記念賞に稲葉進さん(愛知県名古屋市)の「梅雨の晴れ間」、大賞には加藤恒夫さん(神奈川県平塚市)の「きらめく星座」が選ばれた。来年5月に表彰式を行う予定。 その他の主な入賞者は次の通り。 推薦 宮崎司郎(愛知県豊田市)▽特選 犬塚勝英(浜松市)加藤芳樹(同)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)杉本昌弘(藤枝市)松浦昌(掛川
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記者コラム「清流」 エリアとしての魅力を
磐田市の子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」が8月、開館5周年を迎えた。ミニコンサートや人形劇など、多彩なイベントが繰り広げられた記念日は、多くの親子連れでにぎわい、市民の親しみが感じられた。 絵本・児童書を中心に約5万冊が並ぶ図書スペースや学習コーナー、天体観測室を備える施設には、これまでに75万人以上が来館したという。屋内で子どもを遊ばせられるスペースもあり、子育て中の親にはありがたい場所だ。 一方で、スポーツが楽しめる複合施設や新しい文化施設が隣接するものの、各施設との連携は十分とは言えない。催しがない日は親子連れに各施設を開放するなど、連動した取り組みがあれば、子育て世代にと
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焼津と磐田の小中2校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は11日、小中学校計2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計18人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 焼津市の小学校12人、磐田市の中学校6人。
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羊毛きれいに 磐田・長野幼稚園 12月にはマスコットに
磐田市小島の長野幼稚園で11日、同園と交流を続ける磐田農業高(同市中泉)が飼育するヒツジから刈り取った羊毛を洗浄する体験会が行われた。年長園児13人は、生徒らの手ほどきを受けながら丁寧に洗った。 ことし5月、同園で刈り取ったヒツジ1頭の羊毛約1.5キロを使用した。園児たちは、茶色く汚れた毛を水が入ったバケツの中に入れ、もんだりこすったりして白色になるまで丁寧に洗った。その後、羊毛をネットに入れて水気を切った。 12月には、洗浄した羊毛を使ってマスコット作りに挑戦する。筒井楓ちゃん(5)は「きれいになって楽しかった。(羊毛を使って)ウサギの人形を作りたい」と声を弾ませた。 (磐田支局・崎
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徘徊の高齢女性保護 浜松堂鈴木新聞店配達員 2人に磐田署が感謝状
高齢者見守り隊としての活動を通じて高齢者の交通事故を未然に防止したとして磐田署は11日、浜松堂鈴木新聞店(磐田市中泉)の新聞配達員2人に署長感謝状を贈った。 表彰を受けたのはいずれも同市の佐藤栄子さん(63)と山下典芳さん(52)。佐藤さんは小雨が降っていた8月2日午前4時ごろ、配達業務で市内を回っている際、傘を差さずに道路上を徘徊(はいかい)する高齢女性から声をかけられた。佐藤さんは女性の話に耳を傾けながら、付近で配達中の山下さんに応援を要請。二人は連携して警察に通報し、警察官が現場に到着するまでの間、女性の身の安全を確保した。 同署で行われた贈呈式で田中尉公署長は「思いやりと勇気ある
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磐田の橋2カ所で「橋名板」計6枚盗難 市が被害届提出
磐田市は11日、同市中平松と同市大久保の2カ所の橋で、橋の名前を記した真ちゅう製の「橋名板」計6枚(30万円相当)が盗まれたと発表した。市はうち4枚(20万円相当)について、磐田署に被害届を提出した。 市道路河川課によると3日午前、中平松橋の橋名板がないことに気付いた市民が交流センターへ連絡。4日午後、同課職員が4枚が外されていることを確認した。直近の2021年の点検時には橋名板の有無は確認していなかったという。 盗難を受けて市が4日、市内65カ所の橋を緊急点検したところ、安井谷橋(同市大久保)の橋名板計2枚も盗まれていたことが新たに判明。市は少なくとも10年ほど前に盗まれた可能性がある
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障害者の自立支援へ販売会 磐田で多彩な「福産品」並ぶ
障害者が手がけた製品をPRする「ふじのくに福産品販売会」が9日、磐田市今之浦のアピタ磐田店で開かれた。同市や浜松市の障害福祉サービス事業所5施設が雑貨や菓子など計約40種類300点を販売した。 製品の販売拡大を支援し、障害者の経済的自立につなげようと、県が認定NPO法人オールしずおかベストコミュニティ、同店と連携して企画した。焼き菓子やエコバッグ、アクセサリーなど多彩な製品が並んだ。 磐田市のNPO法人サンサンいわたは缶バッジや定規、トイレットペーパーなど、市のイメージキャラ「しっぺい」をデザインに入れたグッズを出品した。就労支援員の萩田一孝さん(68)は「ここ数年はコロナ禍で販売の機会が少
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空き家発生防止へ協定 磐田市と県土地家屋調査士会 所有者不明土地も
磐田市はこのほど、県土地家屋調査士会(赤堀一通会長)と空き家や所有者不明土地問題の予防と解消に向けた協定を結んだ。土地・建物の表示登記に関する相談窓口を充実させるなどし、空き家や所有者不明土地の発生防止に連携して取り組む。 同会は各市町に事務所を設け、計約560人の土地家屋調査士会員で構成されている。これまで、空き家解消に向けた協定を県内4自治体と結んできたが、所有者不明土地とともに問題解決を目指す協定は同市が初めてという。所有者不明土地などに関する専門的な相談に応じるため、市が主催する相談会に同会会員を派遣したり、所有者への啓発活動を行ったりする。 市役所で開かれた協定締結式で草地博昭市長
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働く意義“先輩”から学ぶ 磐田・神明中でキャリア教育「未来授業」
磐田市鎌田の神明中はこのほど、キャリア教育の一環としてさまざまな職種の社会人を講師に招く「未来授業」(一般社団法人未来学校主催)を同校で開いた。2年生約160人がグループごとに分かれ、働くことの意義や楽しさを学んだ。 地域で活躍する社会人の話を聞いて将来について考え、自己実現と社会貢献に向かって成長してもらおうと開催。草地博昭市長をはじめ、消防士や自動車販売、イベント、eスポーツ事業など多彩な職種の約20人が講師を務めた。 生徒は手作りの名刺を講師に手渡し、仕事に就いた経緯などについて質問を次々に浴びせた。浜松市放課後児童会支援員の稲津達義さんは、業務内容や仕事のやりがいなどを説明し「子
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二輪車産業の振興市場 動向など発表 浜松でフォーラム
浜松市中区で8日、県内の自治体や経済産業省、二輪車関連団体などでつくる実行委が主催する「バイク・ラブ・フォーラム」が開かれた。二輪車産業の振興策や市場動向、課題などを発表した。 世界に通用するバイク文化の創造と産業振興などを目的に2013年から開催していて、実行委には本県と浜松、磐田の両市が参加している。浜松市での開催は9年ぶり。 浜松市は国産バイク発祥の地としてバイクの魅力を発信するイベント「バイクのふるさと浜松」や、市条例の一部改正により駐車台数の確保に結び付けた事例など、バイク産業の振興を狙った取り組みを紹介した。 磐田市は日本列島を横断するツーリングイベント「サンライズ・サンセット・
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決算案など上程 磐田市議会
磐田市議会9月定例会は8日開会し、会期を10月13日までの36日間と決めた後、2022年度一般会計決算案など4議案を上程した。 22年度一般会計は、歳入705億2400万円に対し、歳出662億8200万円。翌年度への繰り越し財源を除いた実質収支は34億2400万円の黒字だった。財政調整基金には17億2千万円を繰り入れた。 11日の本会議では、物価高騰対策費など2億9400万円を追加する23年度一般会計補正予算案など20議案を上程する。
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ラグビーW杯 静岡で桜戦士を応援 10日と10月8日にPV
8日(日本時間9日)に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に合わせ、静岡県は10日と10月8日の日本代表戦2試合のパブリックビューイング(PV)を行う。“静岡ショック”から4年、世界を驚かせた静岡の地から日本代表にエールを送る。 2019年日本大会の開催自治体となった全国12都市と日本ラグビーフットボール協会などが連携してPVを開催する。前回大会では、袋井市のエコパスタジアムで日本代表が強豪アイルランドを下し、大会の盛り上がりに拍車をかけた。県は、そのレガシーの継承やラグビー文化の定着に向けた啓発の一環としてPVを開催する。 9月10日のチリ戦は、静
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「うなぽん」のバッグなど販売 湖西・海湖館 新グッズ続々
湖西市新居町の観光施設「海湖館」でこのほど、市の公式キャラクター「うなぽん」の新たなグッズ販売が始まった。トートバッグやタオルハンカチなど計14種を窓口で販売している。 キャラクターグッズなどを扱う磐田市のエル・ティー・シーが製造した。値段はいずれも税込みでトートバッグ2200円、タオルハンカチ500円、Tシャツ大人用・子ども用ともに2800円、カーマグネット900円。 うなぽんのデザインを使用した民間企業のグッズの販売は、市の審査で認められる。市内では既に、和菓子店などでうなぽんのデザインを使ったどら焼きやもなかが販売されている。
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聴覚障害者テニス 世界選手権出場へ 「得意なストロークで挑む」 磐田・相原さん(常葉大菊川高3年)抱負
ギリシャのクレタ島で23日に開幕する聴覚障害者の国際テニス大会「世界デフテニス選手権大会」に、日本代表として磐田市の相原風城さん(17)=常葉大菊川高3年=が出場する。ユース部門で出場した4年前に続き、2度目となる世界の舞台。2025年の東京デフリンピック出場を目標に掲げる相原さんは「最後の一ポイントまで諦めずに挑む」と意気込んでいる。 デフテニスは一般的なテニスとルールは同じだが、プレー時に補聴器や人口内耳を外して対戦する。打球音や審判の合図の声が聞こえないなどコート上では“無音の世界”。選手たちは打球を視覚のみで確認し、反応してプレーする。 相原さんは生まれつき耳が聞こえない重度難聴を患
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JA遠州中央 「こしひかり」PR 浜松市長に
JA遠州中央の山田耕司代表理事理事長らがこのほど、新米をアピールしようと浜松市役所を訪れ、磐田市、袋井市、森町など管内で収穫された「遠州中央こしひかり」を中野祐介・浜松市長に贈った=写真=。同JAによると、今季は暑さが続き、雨も少ないという厳しい環境だったものの、農家らによる水の管理の工夫により味も色つやも良好という。山田代表理事理事長からコメの説明を受けた中野市長は「おいしいお米ができたのは農家の努力とJAの支援のおかげだ。われわれも生産環境整備、消費拡大に取り組む」と謝意を述べた。
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災害時 ドローンの実用性確認 浜松、磐田で実証実験
国土交通省浜松河川国道事務所はこのほど、自治体や建設業協会、大学、県無人機安全協会と連携し、ドローンを活用した災害対応実証実験を浜松、磐田両市の天竜川河川敷で実施した。物資輸送など4つの訓練を行い、災害復旧時のドローンの実用性などを確認した。 産学官連携による同様の訓練は国交省として初の試み。災害物資の輸送訓練では、血液製剤を模した液体500グラムを「パワードリフト機」に搭載し、川を挟んで浜松、磐田間約2.5キロを往復輸送した。被災箇所の把握・分析訓練、赤外線で温度差を感知する機能を持つドローンを使った物体確認訓練なども実施した。実証実験は浜松市の中野祐介市長と磐田市の草地博昭市長も視察した
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東海吹奏楽「金賞」を報告 磐田一中 市教育長に
静岡市で8月下旬に開かれた第78回東海吹奏楽コンクールで、最上位の金賞を受賞した磐田第一中吹奏楽部の生徒らが5日、磐田市役所を訪れ、山本敏治教育長に喜びを報告した。 報告に訪れたのは、引馬咲和部長ら3年生6人など。同部は、30人以下で構成する「B編成の部」に出場。8月上旬に行われた県大会で金賞となり、2年連続で東海への切符を手にした。東海大会では静岡、愛知、三重、岐阜、長野の5県から予選を勝ち抜いた計15団体が集まり、4団体が金賞を受けた。このうち、最上位の金賞(朝日新聞社賞)に同校が輝いた。 引馬部長(14)は「学年の垣根を越え、曲に対して意見が言い合えた。みんなの気持ちが一つになり、結果
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建造物守る「名工」の技 体感 磐田・豊田東小で出前講座
磐田市高見丘の豊田東小で7日、県の「技能マイスター」に認定されている宮大工沢元教哲さん(65)=同市鎌田=の出前講座が開かれた。6年生61人が、「現代の名工」でもある沢元さんから、歴史的な建造物を守る匠(たくみ)の技について学んだ。 沢元さんは自身が手がけた仕事として、県の文化財に指定されている府八幡宮(同市中泉)の楼門の修復工事を例に挙げた。屋根に張る木板は雨水を吸いにくくするため、機械を使わずになたで1枚ずつ作るなど、伝統的な技法を紹介。木材が長い年月を経ると縮む習性を加味して、構造材の傷んだ部分をつなぐ木材をあえて少し厚めにしたことなどを説明し、「100年、200年先に修理することなど
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災害救助法の適用、国が基準明確化 6月台風2号、静岡県内混乱 「対策本部設置後」を例示
自治体への災害救助法適用を巡り、国は6日までに基準を明確化した。静岡県や市町が災害対策本部を設置した上で、気象庁が特別警報を発令した場合や、自治体が緊急安全確保を発令した場合などとした。静岡県内では6月の台風2号で、市が緊急安全確保を発令したものの県への適用申請を見送ったり、別の複数の市が県に適用を求めたが認められなかったりした経緯があり、基準の明確化に県内自治体から歓迎の声が上がった。 救助法は、一定規模以上の災害が発生した場合のほか、多数の人々が生命や身体に危害を受ける恐れがあり、継続的な救助を必要とする場合に適用される。県が内閣府の意見を聞いて適用する。後者の要件は、規定している条
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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大河ドラマ時代考証の有識者ら、磐田で10月講演会 家康ゆかりの歴史遺産紹介
磐田市教委は10月9日、大河ドラマ「どうする家康」で時代考証を務める有識者らによる歴史講演会「若き日の家康と磐田~遠府にて甲州武田軍を迎え撃つ~」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開く。9月13日まで、往復はがきまたは市ウェブサイトから申し込みを募集している。 市内の家康ゆかりの歴史遺産を紹介するとともに、郷土への誇りにつなげてもらおうと企画した。ドラマの時代考証を担当する平山優さん、日本城郭協会理事の加藤理文さんによる講演や、「徳川家康と磐田の戦国時代」をテーマにパネルディスカッションも行う。 舞台には三方ケ原の戦いに破れて浜松城に逃げ帰った家康の窮地を救うため、重臣・酒井忠次が打ち
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はメジナやタカサゴ、カマス、イシガキダイ、コノシロ、サバ、マアジ、小マダイ、ダツ、イサキ。3日はタカベやアイゴ、イサキ、コノシロ、メジナ、ネンブツダイ、ニザダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)が揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチは海水浴シーズンが終わったので、シロギスの投げ釣りができる。離岸堤の間を狙って遠投すると釣果が上がる。消波ブロック周辺は穴釣りでカサゴが狙える。伊東港周辺では弓角仕掛けやカゴ釣りでソウダガツオが釣れ出した。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8
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廃水活用の肥料 湖西市に寄贈 TF―METAL
湖西市に本社を置く自動車用シート機構部品製造のTF―METALがこのほど、塗装ラインで出る廃水を有効活用したリン酸含有肥料「工場(こうば)の恵み」100キロを市に寄贈した=写真=。市役所で贈呈式を行い、菅沼豊社長が影山剛士市長に肥料を手渡した。市内の小中学校や公共施設などの花壇で活用される。 工場の恵みは、磐田市の工場で自動車用シートのスライドレールを製造する際に発生する廃水から、リン酸化合物などを抽出し乾燥させたもの。国の試験を経て昨年9月に肥料として登録された。リン酸を含む肥料は植物の花つきを良くする効果があり、同社は地域貢献と植物の育成による二酸化炭素(CO2)削減を目指し、事業所のあ
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人間の生き方反映 原画並ぶ 指定難病の漫画家 寺田さん作品展 磐田
治療法が確立されていない指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(28)=磐田市福田=のミニ原画展「黒猫探し」が30日まで、同市立野の香りの博物館で開かれている。自身の闘病経験をはじめ、人間の生き方を反映した原画など約20点が並ぶ。 自身のコミック「黒猫は泣かない。新装版」(双葉社)と「三途(さんず)の川アウトレットパーク①」(小学館)が今春、全国の書店に発売されたことを受けて開催した。寺田さんが手書きした躍動感あふれる作品の一部を、間近で楽しむことができる。 寺田さんは幼少期にいじめを経験し、学校に居場所がないことに悩んだ。2019年には難病を発症。現在も、病気と向き合いながら作
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「自治会」「避難所」… 外国人にも伝わる日本語に 磐田市がガイド本 職員向け研修会も
磐田市はこのほど、外国人らに配慮して難しい言葉を分かりやすい表現に言い換える「やさしい日本語」の市民向けガイドブックを作製した。市内に住む多くの外国人らとのコミュニケーションに生かしてもらい、多文化交流を促す。市の窓口業務にも活用しようと、6日には職員を対象にした研修会を市役所で開いた。 市内には約9400人の外国人が住み、人口の5%以上を占める。市ダイバーシティー推進室は「外国人在住者が地域コミュニティーになじみやすくするだけでなく、高齢者や障害者も含め市内に住む人たちが互いを思いやる関係づくりにつなげたい」としている。 ガイドブックはA4判11ページ。自治会は「近所に住む人の集まり」、避
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台風15号 あす1年 川や道 復旧半ば 支援ニーズ なお
昨秋の台風15号に伴う豪雨災害から23日で1年。静岡県内は広範囲で浸水害や土砂災害に見舞われ、災害関連死を含めて6人が死亡した。河川や道路などの被害は562カ所に上り、台風1回の被害としては平成以降で最大規模となった。県管轄施設で8月末までに工事が完了したのは55カ所で本復旧は道半ば。元通りの生活に戻れていない人も一定数いて、生活再建への支援ニーズはなおある。 県によると、河川の護岸崩壊や道路の陥没などの被害は県管轄施設で329カ所、市町管轄で233カ所確認された。復旧費は計約270億1220万円。県管理では本復旧完了を除く218カ所で工事が進められている。残りの56カ所は工事契約が完了し
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卓球女子、中国に敗れ3位 平野(沼津市出身)、伊藤(磐田市出身)ら出場
卓球のアジア選手権は5日、韓国の平昌で行われ、団体の女子準決勝で早田ひな(日本生命)平野美宇(木下グループ、沼津市出身)伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)がプレーした日本は中国に0-3で敗れて3位となり、2連覇を逃した。男子5~8位決定戦で日本はカザフスタンとイランに勝ち、5位となった。 混合ダブルス2回戦では張本智和(智和企画)早田組がインドペアに3-0で快勝した。
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⚾少年野球世界一に貢献 森本さん(磐田一中3年)喜び報告
今夏の世界少年野球大会で優勝した中日本選抜チームで投手などを務めた磐田第一中3年の森本健太さん(15)=浜松北ボーイズ所属=がこのほど、磐田市役所に山本敏治教育長を訪ね、「個人的にはてこずる場面もあったが、優勝できてよかった」と喜びを語った。 愛知県で8月10~14日に開かれた同大会には、7カ国から12チームが参戦し、予選リーグと決勝トーナメントを繰り広げた。約70人が参加したセレクションを通過し、20人の選抜メンバーに入った森本さんは3試合に出場。2試合は抑え投手として登板し、球威のある直球を武器にそれぞれ1イニングを無失点に抑えた。もう1試合は一塁手として出場し、4打数2安打2打点の活
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作品搬入、出展者が意見交換 磐田市美術協会 油彩や日本画 6日から展示
磐田市美術協会(近藤育夫会長)は6日から10日まで、同市見付の中央図書館で「第18回いわび小品展」を開く。市内外の会員が5日、油彩や水彩、日本画など約40点を搬入した。 会員約40人が、20号以下の絵画を1点ずつ持ち寄った。会場には、バラやチューリップの静物画のほか、マグカップを手に持つ女性を表現した人物画など個性豊かな作品が並ぶ。 搬入後、出展者が作品の特徴やこだわりを解説するギャラリートークを行い、会員同士がそれぞれの作品を鑑賞しながら「手の形がきれいに描かれている」「キャンバスが縦の方が上品な雰囲気が出るのでは」などと意見を交わした。
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色の変化にびっくり!育てた藍でTシャツ染色 磐田・竜洋幼稚園
磐田市豊岡の竜洋幼稚園で4日、藍染め体験会が開かれた。年長園児約30人が集まり、自分たちで育てて収穫した藍の葉を使ってTシャツを自由に染めた。 園児らは、模様を付けるために白地のTシャツのところどころを輪ゴムで縛り、藍の葉で作られた薄緑の染色液に浸して手で丁寧にもみ込んだ。乾かすために空気に触れさせると、薄緑から藍色に変化するTシャツを目の当たりにした園児は「きれい」「色が変わった」などと歓声を上げた。 Tシャツは9月30日の園のイベントで着用するという。初めて藍染め体験に挑戦した大石吏音ちゃん(6)は「色が変わったことがびっくりした。(染色液が)お風呂より少し温かかった」と笑顔をみせた
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暴力団排除を宣言 磐田の今秋の祭りに向け、関係者ら提出
磐田市内で今秋開かれる見付天神裸祭(9月17~24日)と遠州中泉府八幡宮例大祭(10月6~8日)に向けて、両祭典の関係団体などがこのほど、暴力団等排除宣言書を磐田署に提出した。県東部で昨年、暴力団が露店経営に関わった詐欺事件を受けた取り組み。 見付天神裸祭保存会の中山正典会長や中泉府八幡宮の塩沢誠総代会長ら関係者約10人が出席し、暴力団等反社会勢力を祭典に参加させない▽不当な要求に応じない▽利益・便宜を与えない-などと誓った。田中尉公署長は「宣言書を機に、これまで以上に暴力団等の反社会勢力を断固として拒否するという機運を高めてほしい。そして、市民が安心して祭典に参加できるよう皆さんの手で(
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富士宮市長杯将棋大会 S級優勝は伊藤さん(裾野)
第2回富士宮市長杯将棋大会がこのほど、同市の富士根南公民館で開かれ、県内外の幼児から大人まで120人が熱戦を繰り広げた。最上位の市長杯(S級)は裾野市の伊藤大悟さん(35)が優勝した。 参加者はS~C級のほか、小学生の高学年と低学年、初心者の計7部門で競った。指導対局では富岡英作八段が児童3人の相手を同時に行った。 市長杯は昨年10月に竜王戦第三局が市内で行われたことをきっかけに始まった。 主な結果は次の通り。 S級 ②北川晴雄(静岡市)③遠藤憲一(富士宮市)▽A級 ①本杉雅人(静岡市)②西垣元和郎(東京都)③岸智之(静岡市)▽B級 ①石亀武(富士宮市)②田中耕治(神奈川県)③松本将
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廃棄物を炭化 土壌改良剤に 静岡県内で実証実験スタート
名古屋大発のベンチャーが静岡県信連や静岡県内JAと連携し、農業で出た廃棄物を炭化して微生物を定着させた土壌改良剤「高機能バイオ炭」を農地に散布する実証実験に乗り出した。磐田市内を皮切りに県内での実験がスタート。作物の収量増加や化学肥料軽減に加え、炭化による二酸化炭素(CO2)排出抑制の効果が期待される。有効性を確認し、県内各地への展開を図る。 第1弾の散布が行われたのは、上村農園(磐田市豊田)のキャベツ畑。50ヘクタールのうち10アールに、750キロのバイオ炭を散布し、トラクターで丁寧にならした。同園の上村遊輝さん(37)は「砂質の畑で土壌が乾きやすいため、肥料の抜けが早い。何度も追肥し
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高さ15メートルはしご車“シャワー” 放水にも挑戦 磐田で消防体験イベント
消防の仕事や防災に理解を深めてもらうイベント「消防体験クールサマー」(磐田市消防署主催)が2日、同市の今之浦公園で開かれた。はしご車の放水による水浴びや消防士の体験などを楽しむ親子連れでにぎわった。 防災の日(1日)と救急の日(9日)に合わせた企画。噴水広場には、はしご車の放水で水浴びするコーナーが設けられた。子どもたちは高さ15メートルからの“シャワー”に大はしゃぎだった。防火衣や救助服を身に着け、消防車に乗車したり、ホースで放水を体験したりするコーナーも人気を集めた。ほかにも、放水銃の実演や煙体験、地震体験車、救急車の展示など多彩な催しが繰り広げられた。 (磐
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コシヒカリ新米をPR JA遠州中央 磐田市長に贈呈
JA遠州中央はこのほど、磐田市の草地博昭市長に管内で収穫したコシヒカリの新米20キロを贈った。山田耕司代表理事理事長ら6人が市役所に届けた。 同JA管内は県内有数の米の産地。管内のコシヒカリは粘り、甘み、うま味のバランスが良く、炊きあがりはふっくらしてつやがあるという。収穫は8月上旬に始まり、9月中旬まで続く。今年は例年並みの約4千トンの出荷を見込む。 山田理事長は「収穫の最盛期を迎える。味は例年よりも良いので、ぜひ召し上がってほしい」と話した。
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関東大震災で殉職 巡査しのぶ 熱海で住民救助
100年前の関東大震災で熱海市伊豆山の住民の救助活動中に殉職した巡査(享年37)を慰霊する行事が1日、同市の伊豆山神社の参道に建つ顕彰碑前で行われた。巡査の孫の鈴木文恵さん(71)=磐田市=と木村加恵さん(70)=同=は献花し、「いつ起こるか分からない災害への備えを万全にしたい」とかみしめた。 三島署熱海分署に勤務していた巡査は、疾病調査の応援のために伊豆山を訪れていた際に大震災に遭遇した。住民の避難誘導や負傷者の搬送に尽力していたところ、倒壊した鳥居が頭に当たって亡くなったとされる。 顕彰碑は2018年に建立され、関係者が慰霊行事を続けている。この日は熱海署の大石剛署長や署員、地元住民
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デジタル技術 市職員体験 磐田 市民サービス向上探る 11社、市役所で展示会
磐田市役所でこのほど、職員の業務に特化したデジタル技術の活用法を紹介する「デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューション体験・展示会」が開かれた。市民サービスの向上を目指し、市職員らが体験して理解を深めた。 県内外の11社がブースを並べた。NTTドコモはカメラや通話の機能に加えてネットで通信できる眼鏡型端末「スマートグラス」を展示した。離れた場所から現場の状況をリアルタイムで把握することができるとし、下水道処理施設などで作業の効率化が期待できるという。 人工知能(AI)を活用して市民の運動能力を測定し、どのスポーツに向いているのか提案する機械も紹介され、職員は興味深そうに見入った。
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「スポーツのまち」推進へ協力 磐田市と静産大連携会議
磐田市と静岡産業大はこのほど、本年度の連携推進会議を市役所で開き、「スポーツのまち」の推進などに向けて協力していくことを確認した。 同大の堀川知広学長は、市の知名度向上やにぎわい創出のため、産学官で連携して磐田発の新しいスポーツを考案し、関連イベントを継続開催することを提案。「器具の製造など、スポーツに関連した新産業にもつなげたい」と説明した。草地博昭市長は「世界に発信できる仕掛けを考えたい」と述べた。 大学側からは市民の資格取得やスキルアップにつながる学びの場づくりへの支援など、市側からは若年層の投票率向上に向けた大学生への選挙啓発事業などのアイデアも出た。
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傷害の疑いで農業の男逮捕 磐田署
磐田署は31日、傷害の疑いで磐田市掛下、農業の男(76)を逮捕した。逮捕容疑は23日、磐田市内で、同市の農業男性(71)に蹴るなどの暴行を加え、右手骨折などのけがを負わせた疑い。同署によると、2人は知人関係。草刈りを巡りトラブルになったという。
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8日から定例会 磐田市議会
磐田市議会は31日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を9月8日から10月13日までの36日間と決めた。物価高騰対策費など約2億9962万円を追加する2023年度一般会計補正予算案や22年度の決算認定案など計22議案を審議する。一般質問は19、20、21日の予定。
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磐田の課題解決へ連携協定 市と東中・高
磐田市と磐田東中・高(同市見付)はこのほど、地域の課題解決や人材育成などを目的に、包括連携協定を結んだ。市役所で締結式が行われ、草地博昭市長と石川佳彦校長が締結書に署名した。 普通科特進2類の高校2年生対象に、「地域政策」のカリキュラムを市が受け持つことが、協定締結の契機となった。授業は9月~来年1月末までの計6回を予定。草地市長の講話をはじめ、行政の仕事や生活に関わるさまざまな課題や解決の取り組みについて、担当の市職員が説明する。 石川校長は「生徒たちに磐田市の知っているようで知らない部分を知ってもらい、自分たちの学びや生活に生かしてもらいたい。包括連携によって、地域との関わりをより密接に
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「やさいの日」に摂取量チェック! センサー使い 磐田で啓発活動
「やさいの日(8月31日)」に合わせて県西部健康福祉センターは31日、磐田市見付のJA遠州中央「見付どっさり市」で、買い物客らに食生活の改善や積極的な野菜摂取を呼びかける啓発キャンペーンを行った。 健康増進課職員ら4人が、野菜の種類や栄養価を紹介するリーフレットなど啓発品約200セットを配布した。センサーに手のひらを当てるだけで、推定野菜摂取量を見える化してくれる機器「ベジチェック」の測定コーナーにも案内し、買い物客が体験した。 県西部健康福祉センターによると、県民1日当たりの野菜摂取量は男性、女性いずれも目標の350グラムを下回っている。野菜には、余分な食塩を体の外に排出するカリウムが多く
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崩落の歴史変わらず 熱海・伊豆山に残る慰霊碑 【伝える 関東大震災100年と静岡④】
青々とした海面が眼下に広がる熱海市伊豆山。国道135号を小田原方面に進むと、右手の道路沿いに石碑が現れる。雑木に覆われ、正面部分が大きく剥落し、風雪にさらされてきたことをうかがわせる。 万霊塔。1923年の関東大震災当時、現地には蒸気機関車の軽便鉄道(小田原-熱海間)が通っていた。土砂崩れが発生し、道路や鉄道工事関係者7人が犠牲になったとされる。碑は慰霊のために建てられた。25年には東海道線が熱海駅まで開通し、軽便鉄道はそのまま廃線となった。 「線路は海まで押し流され、犠牲者の中に身内がいたと義母から聞いた」。伊豆山の中田春子さん(78)は振り返る。義母が他界する25年ほど前まで毎年、供
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キンパラ 学生服リユース事業に参入 磐田に専門店オープン
学生服・ユニホーム製造販売のキンパラ(磐田市、金原周平社長)は、学生服のリユース事業に参入する。9月2日、同市見付に初のリユース専門店「リパラーレ」をオープンする。売り上げ1千万円を目指す。物価高などの影響で生活が苦しい世帯が増えている状況を踏まえた。 同専門店は、県西部で9店舗を展開する学生服専門店「制服のキンパラ」の磐田本店に併設する。市内の中学校・高校を中心に、不要になった制服や通学用バッグなどを買い取り、自社工場で修理・補修した上で、新品の3~8割ほどの価格で販売する。買い取り査定は無料。悪用を防止するため、買い取り・販売時には身分証の確認を徹底する。 リユース品の修理を新品の需
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大規模地震備え 磐田署と市消防本部が合同訓練 人命救助へ連携
磐田署は29日、磐田市消防本部と合同で、南海トラフなどの大規模地震に備えた要救助者救出救助訓練を同署で行った。車内に1人取り残されたとの想定で、警察と消防が人命救助に向けた連携の流れを確認した。 訓練は廃車を使用して実施した。署員や救助隊員約30人が窓ガラスを割ったり専用の工具でドアをこじ開けたりして車両に入り、取り残された要救助者を救出、搬送するまでの手順を確認した。 本年度の県警総合防災訓練の一環。同署の前田卓警備課長は「現場で活動する同士、常日頃から顔を合わせる関係性でいることで、いざというときに迅速な連携が取れる」と述べ、消防との合同訓練の意義を強調した。
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買い物しながらウオーク 磐田でイベント モデルコース 大学生が考案
買い物をしながら、気軽にウオーキングを楽しむイベント「楽La歩(ららぽ)ウオークinいわた」が28日、磐田市のららぽーと磐田で始まった。静岡産業大の学生が、多彩な店舗がそろう大型ショッピングモールの特徴を生かし、子育て世代や大学生らの買い物志向に合わせたモデルコースを考案した。市民のスポーツ実施率向上につなげる。9月10日まで。 市、静産大、ららぽーと磐田の共催。市民が運動を習慣化するきっかけづくりに取り組んでいる同大スポーツ科学部の江間諒一准教授(37)と学生約30人が、事前に館内で歩数や運動強度などを計測し、全長1・1~1・3キロ、所要時間20分程度のモデルコース3種類を設定した。 同学
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磐田インターチェンジ南の工業用地 企業誘致へ市と業者が協定締結
磐田市は30日、同市見付の東名高速道磐田インターチェンジ(IC)南側に工業用地を整備する不動産開発のビルド21(浜松市東区、藤井啓介社長)と、企業誘致に関する協定を結んだ。協力して同用地への企業誘致に取り組む。 市は2020年度、市内の民間工業用地開発事業の公募型プロポーザルを実施し、約8.8ヘクタールを整備する同社の提案を採択した。産業拠点に位置づける同IC周辺の開発を促し、地域経済の発展と雇用創出につなげるため、関係機関との調整など伴走型の支援に取り組んでいる。 同社は25~27年に用地の造成工事を行う。物流施設の誘致を見込んでいる。協定では、誘致企業は市と同社双方の了解を経て決定す
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多彩な書、力作179点 浜松で遠州連合公募展
静岡県西部の書道愛好家らでつくる遠州書道連合の公募展「宝書展」が30日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。9月3日まで。 漢詩や近代詩、俳句などを題材にした力作179点を展示した。細く流れるようなかな作品や、中国古代文字の隷書体を均一の太さで書いた作品など多彩な書が並ぶ。 運営委員長の大石俊峯さん(86)は「作品はバラエティーに富んでおり来場者が書に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。指導者による審査も行われ、準大賞に鈴木小織さん(浜北区)、伊藤祥華さん(西区)、井口桃果さん(磐田市)、山口紗華さん(栃木県)が選ばれた。大賞は該当者がいなかった。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8月24日はメジナやカワハギ、小イサキ、チョウチョウウオ、タカベ、ネンブツダイ、ベラ。26日はマダイやソウダガツオ、メジナ、カワハギ、カマス、ベラなど。27日は小マダイや小イサキ、カワハギ、カマス、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りのほか、ブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けの穴釣りがおもしろい。日中はカサゴ、暗くなったらメバルも狙える。餌はイソメかサバやサンマの切り身。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8月26日午前の沼津沖船釣りは25セ
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1年に2度決壊の敷地川 中小河川の危険性説明を【西部記者コラム 風紋】
6月の台風2号による記録的豪雨で再び決壊した磐田市北部の敷地川。昨年9月の台風15号の際にも決壊し、静岡県は土のうを積むなどして“仮堤防”を築いていた場所だ。近年、局所的に豪雨をもたらす「線状降水帯」が頻発し、全国各地で豪雨による自然災害が多発している。従来の想定を超える規模で激甚化する状況を踏まえ、県などの関係機関は、これまで以上に迅速に復旧工事を進める必要がある。 同市によると、台風2号による豪雨で、仮堤防が決壊した敷地川周辺の家屋50件が床上・床下浸水の被害を受けた。このうち、昨年の台風15号と連続して自宅が被害を受けた世帯は21件に上った。 1年足らずで2
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英語の歌や踊り 磐田の小中生ら堂々舞台 米のワークショップ挑戦
世界各国で地域の子どもたちとショーを作り上げる米国の音楽教育団体「HEART Global(ハートグローバル)」による日本ツアー「ミュージック・アウトリーチ」の最終公演が27日、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。近隣の子どもたちがワークショップを経て出演し、英語の歌も含めた多彩な舞台に挑戦した。 音楽を通じて言語を越えた感動を与えようという取り組みで、日本ツアーは4月から開始し、10カ国29人のキャストが各地を巡回。3日間のワークショップで子どもたちにダンスや歌を指導し、最終日に1時間のショーを作り上げてきた。 ツアーの最終日を飾る磐田の公演には、小中学生を中心とする計86人
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闇バイトや薬物、断って ブラジル人学校生に非行防止教室 磐田署
磐田署はこのほど、非行防止教室を磐田市高見丘の豊田東交流センターで開いた。ブラジル人学校「エスコーラ・オブジェチーボ・デ・イワタ・チアホーザ」(同市一言)の生徒約30人が、闇バイトや薬物乱用の危険性を学んだ。 同署外国人少年指導員と磐田地区少年サポートセンターの職員が講師を務め、高収入をうたって特殊詐欺や強盗などに加担させる「闇バイト」や大麻などの薬物使用のリスクを伝え、絶対に手を出さないよう呼びかけた。友人に犯罪行為に誘われた場合に①ハッキリ断る②やらない理由を言う③相手にしつこく誘われたらその場から離れる-などのポイントを助言。講師らを勧誘者と想定し、断るための実践練習も行った。 生
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天下の奇祭 見付天神裸祭“完全復活” 磐田で全体会議、4年ぶり鬼踊り再開
天下の奇祭と呼ばれる磐田市見付の矢奈比売(やなひめ)神社の国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の保存会は26日夜の全体会議で、9月の同祭で男衆が激しくもみ合う「鬼踊り」を4年ぶりに再開すると決めた。新型コロナ感染防止に配慮しながら、一連の行事をコロナ前の従来の形に完全に戻す。 祭りは9月17日~24日の8日間。2020年以降中止が続いていた、上半身裸で腰みの姿の男衆が拝殿で激しくもみ合う「鬼踊り」や道中の練りなどを4年ぶりに実施する。 祭りに参加する氏子が海で心身を清める「浜垢離(はまごり)」や神輿(みこし)の渡御、還御などの主要行事も、昨年より参加人数を増やして通常通り営まれる。
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⚾NTN磐田製作所3回戦へ 軟式野球 静岡県下都市対抗大会
第69回県下都市対抗軟式野球大会(静岡県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)第2日は27日、磐田市の豊岡野球場などで2回戦16試合を行った。NTN磐田製作所(磐田)は高井大地が2本の本塁打を放ち、中部電力浜松営業所(浜松)に逆転勝ち。昨年覇者の大場機工(富士宮)は島田市役所(島田)にコールドで快勝した。ホンダ浜松(浜松)はファンキース(藤枝)との打撃戦を制した。大会第3日は9月2日、浜松球場などで3回戦と準々決勝を行う。 ▽2回戦 大場機工(富士宮) 12―0 島田市役所(島田) (5回コールド) 良工舎山本鋼業(清水町) 8―0 清水トータス(清水) NTN磐田製作所(磐田) 6―3
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晩夏の夜空彩る いわた夏まつり 雨にも負けず2000発の大輪
磐田商工会議所と磐田市商工会は26日夜、市内5カ所で花火を打ち上げる「2023いわた夏まつり花火大会」を開いた。あいにくの雨に見舞われたが、計約2千発の大輪が市内の夜空を彩った。 遠州地域の夏の最後を飾る花火大会として市民に親しまれているイベント。今年も打ち上げ場所を分散して自宅でも観覧できる形で行った。主催者側は安全面に配慮しつつ、向笠地区から順に市内5カ所で次々と打ち上げた。はまぼう公園付近では、傘を差しながら夜空を見入る家族連れや若者の姿が多く見られた。 ららぽーと磐田の屋上や竜洋海洋公園など3カ所では、かき氷やチュロスなど市内外の飲食店が出店した。
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田畑遥都君、拓瑞君兄弟(磐田) ともにMTB全国準V 市教育長に報告
磐田市立富士見小の田畑遥都[はると]君(12)=6年=、拓瑞[たくみ]君(10)=5年=兄弟が、マウンテンバイク(MTB)クロスカントリーの全国大会の学年別クラスでそれぞれ準優勝し、このほど、市役所に山本敏治教育長を訪ねて好成績を報告した。 高低差のある自然の中のコースで障害物を乗り越えながら走り、着順を競う競技。2人は今月5、6日に長野県で開かれたJOCジュニアオリンピックカップ全国ユース選抜MTB大会に出場し、2.1キロのコースを3周するレースに挑んだ。 2年連続の準優勝となった遥都君は「1位の選手に離されてしまったのは悔しかったけど、自分を追い込んで2位争いに競り勝てたのは達成感が
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「南海トラフ臨時情報」どう運用?【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 第1章 危機意識の低下④/いのち守る 防災しずおか】
いつ起きるか分からない南海トラフ地震に市民はどう備えるべきか。自治会・自主防災会会長の東海駿河[とうかいするが]さん(71)と妻の伊豆美[いずみ]さん(66)、長男の遠州[えんしゅう]さん(36)親子、長女の富士子[ふじこ]さん(33)の3世代をモデルに、自助、共助の取り組みを考える。 静岡県内で開催された南海トラフ地震対策の講演会。自主防災会の代表として参加した東海駿河さんは2019年5月に運用が始まった「南海トラフ地震臨時情報」の説明に疑問が膨らんだ。「運用が始まってしばらくたつけど詳しくは知らないし、何やら複雑だな…」。講演会終了後、気象庁の「南海トラフ沿いの地震に関
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⚾静岡県下都市対抗軟式野球が開幕 伊豆テクノスが逆転サヨナラ
第69回県下都市対抗軟式野球大会(静岡県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は26日、磐田市の豊岡野球場などで開幕し、1回戦9試合を行った。伊豆テクノス(田方)は古儀優斗の逆転サヨナラ本塁打で芝浦機械(沼津)に勝利。横須賀擬宝珠(大東)も須藤クラブ(富士宮)にサヨナラ勝ちした。KYOJO(主管地)は花嶋修平が3打席連続本塁打を放ち、小笠パンサーズ(菊川)をコールドで退けた。 大会第2日は27日、同球場などで2回戦を行う。 ▽1回戦 島田市役所(島田) 12―2 マルキーズ(主管ブロック) (5回コールド) 中部電力浜松営業所(浜松) 8―2 国立印刷局静岡(静岡) K・CLU
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味覚の仕組み、実験で体感 農林環境専門職大准教授が講座 静岡・駿河区
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の丹羽康夫准教授による味覚をテーマにしたワークショップが26日、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれた。 約30分の講座を4回開催。参加者の年代に合わせて、味覚の仕組みを体感する実験や、丹波准教授の研究内容、専門職大についての説明も行った。目を閉じて鼻をつまんだ状態であめをなめ、味を当てる実験に、子どもたちがうれしそうに挑戦した。 祖母宅に訪れて立ち寄ったという千葉県我孫子市の小学5年塩畑遥香さん(11)は「専門職大学という学校の存在も初めて知った。食べるときには今日知ったことを思い出すと思う」と笑顔で話した。
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⚽J2ジュビロ磐田に強化資金 サッポロビール
サッポロビールは26日、磐田市のヤマハスタジアムで、サッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田にチーム強化資金として28万2900円を贈呈した。7月16日に同会場で開催した藤枝MYFC戦で、同社商品のサッポロ黒ラベルを購入すると、価格の半分がチームの強化資金になるキャンペーンを行った。 同社東海北陸本部静岡支社の佐藤一樹支社長がジュビロ磐田の浜浦幸光社長に目録を手渡した。佐藤支社長は「J2でいい順位をキープしている。来季J1に復帰して躍進するために提供させていただいた。残り試合わずかだが、活力を与えられれば」と述べた。
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SSクラスは増井さん優勝 日将連浜松8月大会
日本将棋連盟浜松支部の8月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中区)②山本房代(豊橋市)③田中雅英(南区)▽S ①菅沼優星(磐田市)②岡本徳裕(同)③大橋翔太郎(同)▽A ①藤原紳裕(御前崎市)②安藤隼斗(焼津市)③宮城島捷翔(浜北区)▽B ①杉田大和(浜北区)②永野裕也(同)③兼平正樹(菊川市)▽C ①杉山敏郎(北区)②山下浩之(浜北区)③片山久(東区)
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新設校、校歌制定にも新風 静岡県立ふじのくに中学校、伊豆伊東高
自校の教育理念や地域の自然・文化を織り込んだ高校や中学の校歌は、在校生のみならず卒業生にとっても心のよりどころとして機能している。社会の変容に基づいて学校の統合や新設が相次ぐ中、制定の方法や作者の人選にも新しい風が吹いている。県内の二つのケースを追った。(教育文化部・鈴木美晴、橋爪充) ふじのくに中学校、県内初の夜間中学 1期生の思いを表現 県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の第1期生が校歌づくりに取り組んでいる。新設校ならではの取り組みを通し、生徒が自ら何かをやり遂げる経験を積み、主体的に学ぶきっかけの一つとするのが狙い。 三島市の同中学三島教室で7月中旬、藤枝市出身のシンガー
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⚽静岡産業大サッカー部 「全国8強目指す」 磐田市長に健闘誓う
宮城、岩手両県で9月に開かれる第47回全日本大学サッカートーナメントに出場する静岡産業大の選手や堀川知広学長ら5人が24日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、全国の舞台での健闘を誓った。 6~7月に開かれた東海大会で準優勝し、東海地区第2代表として2年ぶり9回目の全国大会に臨む。1回戦は9月1日に日本文理大(九州地区第3代表)と対戦する。2021年の同大会初戦で敗れた相手。長島武主将(22)=4年=は「しっかりとリベンジして勢いづけられるように、チーム一丸となって戦いたい」と意気込んだ。 森勇斗副主将(22)=4年=は「ベスト8以上を目指したい」と抱負を語った。草地市長は「厳しい大会日程だ
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現金とカード盗んだ疑い 磐田署が女逮捕
磐田署は24日、窃盗の疑いで磐田市下神増、無職の女(21)を逮捕した。逮捕容疑は4月上旬、同市内のスポーツ施設で、同市の男性会社員(39)の財布から現金4万5千円とクレジットカード1枚を盗んだ疑い。同署によると、容疑者は同施設の元従業員。クレジットカードの利用状況などから同容疑者の関与が判明したとみられる。
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座禅に挑戦 児童ら心穏やか 浜松・投老寺で「サマースクール」
浜松市天竜区や磐田市豊岡地区の寺院の僧侶でつくる北遠仏教青年会は24日、地域に住む子ども向けのイベント「サマースクール」を浜松市天竜区青谷の投老寺で開いた。夏休み終盤の小学生ら35人が座禅体験などを通して、心落ち着くひとときを過ごした。 参加者は僧侶から正しい座り方や手の位置を教えてもらい、鐘の音を合図に座禅に取り組んだ。小刀で竹を削って箸を作る作業にも挑戦し、完成した箸で昼食の流しそうめんを味わった。レクリエーションを楽しんだ後は、家族に宛てて一日の思い出をつづった。 青年会の太田康文会長(39)は「雨天の中でも来訪して楽しんでもらえた。今後も地域のお寺を身近に感じてもらうための活動を
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浸水被害を想定 ボートで救助訓練 磐田署と市消防本部
6月の台風2号に伴う記録的豪雨で仮堤防が決壊し、浸水被害に見舞われた磐田市でこのほど、水害を想定した救助訓練が行われた。磐田署と市消防本部から計約30人が参加し、発災時の連携強化を目指した。 大雨で市内が浸水し、建物内に取り残された人がいるとの想定で福田漁港(同市豊浜)の海を浸水地域と見立てて実施した。署員と救助隊員はボートに乗り込み、要救助者への接近や救出などの手順を確認。このほか、浮輪のついたロープを遠くに飛ばす「救命索発射銃」と呼ばれる機材の扱いを学んだ。 同市北部の敷地川は昨年9月の台風15号の際にも決壊し、土のうを積むなどして仮堤防を築いていた。訓練は、わずか1年足らずで再び決
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ラテンのリズム感じて サルサバンドの打楽器奏者鈴木さんが母校・豊岡中生徒に手ほどき 磐田
世界的サルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のパーカッション担当で磐田市出身の鈴木ヨシローさん(56)が23日、母校の豊岡中の生徒にラテン音楽の魅力を紹介するクリニックを同市上新屋の市民文化会館かたりあで開催した。吹奏楽や和太鼓に取り組む生徒43人が、多彩なラテンのリズムを体感した。 10月29日に同バンドの公演が同会館で開かれる。初の凱旋(がいせん)公演が決まった鈴木さんが「生の演奏に触れ、ラテン音楽を感じてほしい」と、主催者の磐田文化振興会とともにクリニックを企画した。 鈴木さんとバンドメンバーの伊波淑さん(46)の2人がコンガやティンバレス、ギロ、マラカスなどのラテン打楽器を演
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島田の夏目さん 将棋Sクラス優勝 2位は浜北・中川さん 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の8月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。82人が参加し、最強のSクラスは島田市の夏目雄介さんが優勝した。上位入賞者は次の通り。 S ①夏目雄介(島田市)②中川丈太郎(浜北区)③田中雅英(南区)④寺崎勝(東区)⑤阿部哲也(同)▽A ①横山渡(牧之原市)②赤川陽平(浜北区)③石川三余(西区)④小林悠人(袋井市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①村松清(東区)②赤松僚助(天竜区)③河村正夫(浜北区)④高瀬啓一郎(中区)⑤田村勇太郎(同)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②鈴木与四郎(西区)③永野裕也(浜北区)④泉龍一(西区)⑤斉藤正直(東区)▽D ①高木健吾(東区)②
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安保3文書改定に危機感 元外務省局長 孫崎さん講演 磐田で「平和考える会」
終戦時に磐田市の鮫島海岸に不時着した軍用機「緑十字機」を後世に伝える活動に取り組む市民団体「緑十字機不時着を語り継ぐ会」はこのほど、平和について考える会を同市小島の長野交流センターで開いた。元外務省国際情報局長・孫崎享さんが「平和を築く道の探求-ウクライナ問題と台湾問題を超えて-」と題して講演した。 孫崎さんは、安全保障関連3文書の改定によって明記された反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有について持論を展開。「日本はどんなことがあっても戦争をしないという国から離れてきている」と危機感を示し、「戦争は始めるよりも終える方が難しい。安全保障や外交を考える際『命こそ宝』という視点で、物事を考えてほし
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リーグワン 藤井静岡 誕生 「親分肌」新指揮官と巻き返す
ラグビー・リーグワン1部の静岡は、日本代表のナショナルチームディレクターを務める藤井雄一郎氏を新監督に迎えることになった。新シーズンに向けて7月下旬に始動したチームは新指揮官のもと、8位に終わった昨季の巻き返しを図る。 藤井氏はトップリーグ・サニックスの監督時代、スピード感あふれるラグビーを武器に、限られた戦力で実績を残した。長年の親交がある堀川隆延アシスタントコーチは「方向性を示してくれる親分タイプの人」と評する。藤井氏の合流はワールドカップフランス大会後となるが、静岡のスタッフ陣とは既に連携を深めているという。 今季チームが目指す方向性は、コリジョン(身体衝突)のスキルをさらに磨き、
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住居侵入 磐田の被告 暗証番号錠 透明塗料で特定
1人暮らしの女性宅に侵入したなどとして住居侵入などの罪で公判中の磐田市安久路の男(36)が、玄関ドアの暗証番号錠に透明な蛍光塗料を塗り、女性が触れた痕跡から暗証番号を特定して室内に侵入していたことが23日までの袋井署の調べで分かった。同署は「暗証番号はなるべく長く複雑に」「誕生日など推測されやすい番号にしない」などと呼び掛けている。 被告は、4~5月に3回にわたって30代の女性会社員が住む静岡県西部の集合住宅の居室に侵入したなどとして同署に逮捕された。同署によると、被告は、塗料が付いた暗証番号錠に女性が触れた跡を特殊な光を当てて割り出し、4桁の番号を絞り込んだとみられる。室内に侵入し、隠し
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外国人“広報大使”起用 磐田市、在住市民に生活情報発信
磐田市は本年度、外国人アンバサダーを起用し、市内在住の外国人に情報を発信・収集する取り組みを始めた。グローバル化が進む中、新型コロナ関連や災害時の避難など市民生活に必要な情報を、外国人による独自のコミュニティーに届けて広く周知するとともに、多様なニーズに対応する。 アンバサダーは、磐田国際交流協会など外国人市民との交流がある団体へ声かけをして募った。応募のあった19人から、外国人コミュニティーとのつながりを持つブラジル、フィリピン、ベトナム、中国国籍の計5人を採用。来年3月31日まで、交流サイト(SNS)などを通じて身近な人に市の情報を拡散してもらう。 市の2023年7月末の外国人人口は
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“オムシ”名言 カレンダーに 磐田の「こんちゅうクン」作成
サッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田のクラブアンバサダーを務める「こんちゅうクン」こと磐田市竜洋昆虫自然観察公園館長の北野伸雄さん(37)=浜松北高出身=が昆虫名言カレンダー「オムシのことば」を作成した。22日、同市のヤマハ大久保グラウンドを訪れ、選手たちにお披露目した。 カレンダーは縦長の壁かけ用。「もしも虫たちが言葉を扱えたら、こんな名言を残すのではないか」との視点で実在の名言を一部引用し、ユーモアたっぷりに仕上げた。月ごとに昆虫のイラストを添え、裏面では名言が生まれた解説もある。 サッカー関連では、1994年のワールドカップ米国大会決勝でPKを外して敗れたイタリア代表のロベルト
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スルガ銀、拠点施設再編 本部機能一部 県東部に回帰
スルガ銀行は2025年度までに、拠点施設を再編する。東京の本部機能の一部を沼津市と長泉町に移して地元回帰を図るとともに、店舗網を再構築する。業務のデジタル化や効率化も推進。年間経費を現在の中期経営計画が始まる前の18年度実績に比べて約3割減らし、コスト構造改革を完遂して収益力を高める。 オンライン技術進展に伴い、東京の立地の必要性を改めて検証。市場金融部門やコンプライアンス部門を県東部に移転し、東京本部のオフィスを縮小する。同時にウェブ完結手続きの拡充やインターネットバンキングの普及など顧客の利便性を考慮しながら、支店の統廃合と、複数店舗を同じ建物で営業する店舗内店舗化を進める。 店舗数は2
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子ども将棋 盤上で熱戦 プロ棋士が指導対局も 牧之原
日本将棋連盟などが主催する第64期王位戦七番勝負第6局の開催予定地となっている牧之原市でこのほど、「杏林堂杯 子ども将棋大会」(牧之原市将棋によるまちづくり実行委主催)が開かれた。 大会には小学生の低学年、高学年の2部門に県内外から29人が出場した。児童らは真剣な表情で対戦相手と向かい合い、盤上で熱戦を繰り広げた。瀬川晶司六段と北尾まどか女流二段を招いた指導対局も行われ、子どもたちは戦法や手筋などについてアドバイスを受けた。 主な結果は次の通り。 低学年の部 ①安田清流(岐阜県)②安藤隼斗(焼津市)③佐々木和斉(愛知県)▽高学年の部 ①鈴木大輝(磐田市)②稲場理(浜松市浜北区)③門奈光(浜松
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安全就業で優良賞受賞 市長に報告 磐田市シルバー人材センター
磐田市シルバー人材センター(絹村和弘理事長)がこのほど、本年度安全就業優秀・優良シルバー人材センター等表彰団体に選出され、優良賞を受賞した。安全管理指導や就業中の事故の少なさなどが評価された。 今回の表彰団体は、全国の約1340シルバー人材センターの中から選ばれた24団体。県内では、磐田市と伊豆の国市の二つのセンターが優良賞を受賞した。 磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、受賞を報告した絹村理事長は「安全により一層気をつけながら上の賞を目指す」と意気込んだ。草地市長は「みなさんの長年の成果が認められた結果の受賞だと思う。安全に気をつけながら、優秀賞を目指してほしい」と話した。
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手話であいさつ 児童楽しく 磐田 身体使って自己紹介も
磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザでこのほど、夏休み子ども手話教室が開かれた。市内の小学4~6年生10人が受講し、簡単なあいさつや会話などを通じて手話に親しんだ。 磐田ろうあ協会の会員が講師を務めた。受講生は、手や表情など身体全体を使って名前や年齢を紹介し合ったり、お互いに手話のあいさつを交わしたりして楽しみながら取り組んだ。 受講した磐田西小4年伊藤麻歩さん(9)は「手話教室に参加するのは初めてだったけれど楽しかった。手話を使っていろんな人と話してみたい」と語った。
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コロナ禍越え活動活発 しずおかランニングパトロール5年
ランニングをしながら地域を見守る「しずおかランニングパトロール(SRP)」は今秋、開始から丸5年を迎える。登録ランナーの増加と活動拠点の拡充に加え、協賛企業や教育現場による協力態勢の構築が進み、認知度は県内各地で高まっている。新型コロナウイルスの5類移行もあってランナー同士の交流機会が増えつつある中、10月からは第5期がスタート。新たな仲間を加えた見守り活動の活発化が期待される。 (社会部・薬袋貴信、荻島浩太) 拠点拡充、地域に浸透 交流深め「輪」広げる 波楽しみながら地域を見守る袋井・掛川エリアの登録ランナーと活動をサポートする袋井署員ら=3月下旬、袋井市 「長続きするには、みん
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災害見舞金 新制度創設へ 静岡県、10万円前後で調整
静岡県は近年の豪雨災害の激甚化を踏まえ、災害特別見舞金を支給する制度を創設する方針を固めた。短期間に複数回被災した世帯が対象で、支給額は10万円前後とする方向で最終調整している。21日までの関係者への取材で分かった。 編成中の2023年度9月補正予算案に関連事業費として数十万円を計上する方針。災害によって自宅が損壊したり、床上浸水したりした世帯を対象とすることを想定している。市町が支給する災害見舞金に上乗せする形で交付する。 昨年9月の台風15号で被災した磐田市の敷地川では、応急復旧工事を行っていた堤防が今年6月の台風2号で再び決壊し、住宅が二度にわたり浸水するケースがあった。今後も想定
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磐田のアピタで強盗未遂容疑 無職の男を逮捕 磐田署
磐田市今之浦の商業施設「アピタ磐田店」で、何者かが女性に刃物のようなものを突き付けて現金を要求した事件で、磐田署は21日、強盗未遂の疑いで磐田市国府台、無職の男(56)を逮捕した。 逮捕容疑は14日午後2時10分ごろ、同店地下駐車場で、同市の女性地方公務員(58)が乗る車の助手席に乗り込み、刃物のような凶器を突き付けて金銭を奪おうとした疑い。女性が車外に出て大声で助けを求めたため、容疑者は何も取らずにその場から逃げた。 同署によると、周辺の防犯カメラ映像を解析するなどして捜査を進める中、21日午前、容疑者が出頭し「お金を奪おうとしたのは私です」などと話したという。同署は、容疑者の容姿と映
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酒気帯び運転の疑い 女逮捕 磐田署
磐田署は21日、道交法違反の疑いで磐田市福田中島、派遣社員の女(42)を逮捕した。逮捕容疑は20日午後7時ごろ、同市内で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、同市森下の県道で、40代女性の乗用車と衝突する事故を起こして発覚。女性と女性の乗用車に乗っていた児童、容疑者の計3人が病院に搬送され、いずれも軽傷という。
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静岡産業大と教育交流協定 知徳高 長泉町
静岡産業大(磐田市、堀川知広学長)と知徳高(長泉町、渡辺紀之校長)はこのほど、教育交流協定を結んだ。高大が連携し、マネジメントやスポーツ科学の専門性を高校教育に取り入れ、地域社会の発展に貢献する人材育成に取り組む。 同大が県内高校と協定を結ぶのは24校目。高校生が大学教員の講義を受けるほか、大学施設を見学したり、大学生と探究活動で交流したりする。教職員向けの合同研修なども実施する。 知徳高で開いた締結式で、堀川学長は「実践的な教育をさらに発展させ、若い力を育んでいきたい」と話した。渡辺校長は「大学生との交流は生徒にとって卒業後の進路を考えるロールモデルになるはず」と期待した。
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防火イベント 親子にぎわう 磐田 はしご車乗車、記念写真も
火災予防や消防活動への理解を深める「消防わくわく体験」が20日、磐田市下神増のカインズ磐田豊岡店駐車場で開かれた。市消防本部や市消防団の消防車両が展示され、多くの親子連れでにぎわった。 救助工作車や救急車、赤バイなど約10台が並んだ。はしご車のバスケットへの乗車体験は、行列ができるほどの人気を集めた。消防服を身にまとった子どもたちが隊員や市消防イメージキャラクター「べっくん」と一緒に記念写真を撮る場面もみられた。 防災の日(9月1日)を前に、イベントを通じて防火意識を高めてもらおうと、県西部のイベント企画運営会社「mss Beyond the fun」が主催するマルシェの一角で開催した。会場
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新設ステージでピアノ演奏会 掛川・二の丸美術館 ロビー改修完了
掛川市二の丸美術館(同市掛川)で19日夜、ロビーの改修完了を記念したコンサート「オープニングナイト」が開かれた。市民約40人が足を運び、趣を変えた夜の美術館でピアノの音色を堪能した。 新設のステージで、県西部を中心に活動する磐田市出身のピアニスト袴田麻純さんがショパンの名曲などを演奏した。菊川市のご当地タレント赤堀愁さん(23)も落語を披露し、会場を盛り上げた。 同美術館は1998年開館。市は利用者の固定化や年齢層の偏りが目立ってきたことを踏まえて5月に改装に着手し、ミニシアターや交流スペースなどを配置した。コンサートやワークショップの会場として活用する。市民活動拠点の機能を加えることで、誰
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消防体験にわくわく はしご車乗車体験や車両展示 磐田でイベント
火災予防や消防活動への理解を深める「消防わくわく体験」が20日、磐田市下神増のカインズ磐田豊岡店駐車場で開かれた。市消防本部や市消防団の消防車両が展示され、多くの親子連れでにぎわった。 救助工作車や救急車、赤バイなど約10台が並んだ。はしご車のバスケットへの乗車体験は、行列ができるほどの人気を集めた。消防服を身にまとった子どもたちが隊員や市消防イメージキャラクター「べっくん」と一緒に記念写真を撮る場面もみられた。 防災の日(9月1日)を前に、イベントを通じて防火意識を高めてもらおうと、静岡県西部のイベント企画運営会社「mss Beyond the fun」が主催するマルシェの一角で開催し
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山題材 風景画や抽象画30点 磐田の鳥井さん個展
浜松市北区細江町のギャラリーカフェ「寸座フランセ」で31日まで、磐田市の画家鳥井孝爾さん(78)による個展が開かれている。鳥井さんが今年に入り制作した新作のアクリル画30点が並ぶ。 登山経験が豊富な鳥井さんが、全国各地の名山や自然を題材にイメージを膨らませた風景画や、自身の心象を投影した抽象画を描いた。鳥井さんの作品は、色とりどりのアクリル絵の具を大胆に塗り重ねる技法が特徴。特に北アルプスの焼岳(長野、岐阜両県)や昭和新山(北海道)などをモチーフにした絵は、火山の力強さを感じさせる鮮やかな赤色が目を引く。 鳥井さんは美術団体「等迦(とうか)会」の一員として活動し、同所では毎年夏に個展を開
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6月台風2号 沼津市が救助法適用見送り判断 住民は疑問視「被害 真剣に考えて」
6月2日の台風2号で、警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を一部地域に発令していた沼津市が、災害救助法の適用を見送っていたことが18日までに、市などへの取材で分かった。市は雨のピークが過ぎ、危険性が低下したためと説明する。当時一帯が冠水し、ゴムボートで避難した市民も見られたが、市には情報が入っていなかった。同市は床上浸水件数が静岡県内最多だった。熱海土石流が発生した2021年7月の豪雨時に続き、再び床上浸水した地域もあり、沼津市の関係住民からは市の判断に疑問の声も漏れる。 「被害を真剣に考えていないんですよ、市は」。同市西添町のダンス講師渋田ともかさん(35)は語気を強める。平屋の自宅は床
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ベトナムに不正送金「地下銀行」営む男起訴 静岡地検浜松支部
ベトナムに不正送金する「地下銀行」を営んだとして、静岡地検浜松支部は18日、銀行法違反の罪で磐田市西貝塚、会社員の男(35)を静岡地裁浜松支部に起訴した。 起訴状などによると、1~2月ごろ、日本からベトナムに送金を希望する3人から4回にわたって計約15万円の送金依頼を受け、管理するベトナム国内の口座を使って送金先口座に入金し、銀行業を営んだとされる。 細江署によると、手数料を取らずにレートの差額分で利益を得ていたという。少なくとも200回にわたり、500万円以上を送金したとみられる。
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茶況(8月18日)審査技術1位に磐田の松下さん JA遠州中央闘茶会
JA遠州中央はこのほど、若手茶業者が茶の審査技術を競う闘茶会を袋井市の茶ピアで開いた。出場者23人の中から、磐田地区の松下公彦さんが1位に輝いた。上位10人は、29日に静岡市内で開催される県茶生産青年茶審査技術競技会に出場する。 4年ぶりの開催で、同JA管内の浜松市天竜区、袋井市、磐田市、森町の若手生産者らでつくる茶生産青年会の会員が出場した。鹿児島や京都など10府県の荒茶を5種ずつ二つのブロックに分けて外観審査と内容審査を行い、各審査30秒の制限時間内に生産地を判定した。 そのほかの県大会出場者は次の通り(かっこ内は地区名)。 ②左口欣也(磐田)③稲垣誠俊(同)④丸尾友基(袋井)⑤新
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U―15 浜松中体連選抜A優勝 静岡新聞社杯ジュニアユースサッカー
静岡新聞社杯争奪県西部地区招待ジュニアユースサッカー大会(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が14、16の両日、浜松市浜北区の浜北サーラグリーンフィールドと磐田市の磐田スポーツ交流の里ゆめりあで開かれた。U―15(15歳以下)の部は浜松中体連選抜Aが優勝した。 浜松市や滋賀県の選抜チームなど県内外から中学生14チームが参加し、2日間でリーグ戦と決勝戦を行った。浜松中体連選抜Aは決勝で、三重県三泗トレセンを下した。 リーグ戦のみを行ったU―14(14歳以下)の部は、浜松中体連選抜U―14が頂点に立った。保護者ら多くの観客が見守る中、選手は懸命にボールを追いかけ、白熱したプレーを
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静岡県人口 355万8456人 7月1日推計 前月比1073人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の県の推計人口は355万8456人で前月と比べて1073人減少した。減少は13カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 転入数から転出数を引いた社会動態は521人増(転入1万765人、転出1万244人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1594人減(出生1688人、死亡3282人)だった。 市町別で人口が増加したのは富士市の52人増をはじめ、三島市36人増、袋井市33人増など10市町あった。減少は25市町で、最多の静岡市が312人減、藤枝市127人減、御殿場市111人減、磐田市100人減などが続いた。 社会動態が増加し
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親子で交通安全意識高める 磐田で自転車教室
磐田市は18日、磐田署や交通安全協会磐田地区支部と協力し、小学1~3年の児童や保護者を対象にした「親子自転車教室」を同市見付の市交通安全教育センターで開いた。自転車に乗る機会が増える夏休みに合わせ、親子で安全意識を高めてもらおうと企画した。 参加した8組は交通安全指導員から「車道の左側を走る」「左右の安全を確認する」など自転車の正しい乗り方について指導を受けた後、センター内のコースを実際に走行した。信号機のある交差点や見通しの悪い場所、横断歩道での注意点を確認した。自転車の点検方法や乗車時のヘルメット着用の必要性も学んだ。 父親と一緒に参加した磐田北小2年の星野新君(7)は「横断歩道で人
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先生の残業代 どうあるべき?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
「先生の残業代 どうあるべき?」は今回が最終回です。月給の4%を上乗せ支給する代わりに残業代を支払わず、「定額働かせ放題」とやゆされている公立学校教員の給与制度や働き方の見直しについて考えてきました。働き方改革が叫ばれる中、教員の給与は勤務時間に比例すべきなのか、児童生徒へのきめ細かな指導が求められる割に教員数が少なく待遇が悪いのではないか、といった課題が浮き彫りになりました。地域社会との連携や保護者の理解も問題解決の鍵になりそうです。キュレーターと読者の意見を紹介します。 キュレーター 江口裕司さん(三島市) 製造会社で米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教
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富士の大村総業 大規模災害に備え、市に120万円寄付
富士市の総合物流業「大村総業」はこのほど、市に120万円を寄付した。大規模災害時に避難所などで使われる市のトイレトレーラーの維持管理や簡易トイレの備蓄に役立てられる。 創業120周年を記念した寄付。等々力けい子社長らが市役所を訪れ、長年にわたる地域への感謝を小長井義正市長に伝えた。トレーラーが県内外で被災地の復旧に貢献している実績に触れ「車両の明るいデザインも気持ちを前向きにしてくれる。被災者の生活環境改善に役立ててほしい」と話した。小長井市長は「災害が頻発する中、ますます必要な取り組みになる」と謝意を述べた。 同社は営業所を構える沼津市と、工場がある磐田市にも同額ずつ寄付した。
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照明、音響…「舞台裏のお仕事」親子で体験 磐田・かたりあ
磐田市は17日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで「親子探検ツアー&舞台のお仕事体験」を開いた。市内の親子連れ10組が、照明や音響などの設備に触れ、普段見ることのできない舞台裏の世界をのぞいた。 市文化振興課職員の案内で楽屋やリハーサル室、空調設備を整えたピアノ保管室などを見学。音響室では、同館の舞台運営を担う「ステージ・ループ」(浜松市中区)のスタッフから音楽や効果音の演出方法を教わった。子どもたちは実際にボタンを操作して、音の響きの変化を楽しんだ。 客席後方上部の部屋「ピンルーム」にも移動し、舞台上の出演者を照らす照明器具の操作を体験した。母親と一緒に参加した岩田小3年永井優衣さん
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“小学生武士”華麗に「えいっ」 磐田で殺陣教室
磐田市新造形創造館は16日、大河ドラマ「どうする家康」放映にちなみ「夏休みこども殺陣(たて)教室」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。市内外の小学生17人が受講し、時代劇さながらの臨場感あふれる殺陣を体験した。 殺陣やアクションを展開する「ギャラクシーアクションクラブ」(浜松市南区)の中村茂代表らが講師を務め、刀の基本的な扱い方や立ち回りの所作などを指導。「主役は鞘(さや)からゆっくりと刀を抜く」などと助言した。児童らは、実際に敵と見立てた講師陣を華麗な刀さばきで倒し“武士”になりきった。 お手製の段ボール甲冑(かっちゅう)を身に着けて参加した浅岡海琉くん
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投資名目で2000万円詐取被害 磐田の男性
磐田市の30代男性会社員が16日、投資名目で指定された口座に複数回にわたって現金を振り込み、約2千万円をだまし取られたと磐田署に届けた。同署は詐欺事件として捜査している。 同署によると、男性は7月19日、携帯電話に届いた間違いメールをきっかけに、相手から投資アプリのダウンロードを勧められて投資を始め、指定された口座に数百万円を振り込んだ。その後、利益と称して数万円の配当金が男性の口座に振り込まれたことからやりとりを続けると、相手に出金手数料や損失補塡(ほてん)名目に現金を要求され、8月15日までの間、指定された複数の口座に複数回にわたって送金し、約2千万円をだまし取られたという。 男性は
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eスポーツ 地域活性化に活用へ 磐田市、企画会社と協定
磐田市はこのほど、eスポーツ企画・運営のディブルビジア(浜松市中区、長田勇樹社長)と連携協定を締結した。eスポーツを地域活性化のコミュニケーションツールとして、世代間や企業間の交流促進、にぎわいづくりに活用する。 同社は昨年9月設立。サッカーJ2ジュビロ磐田のeスポーツパートナーも務める。自治体と連携協定を締結するのは初めてという。 市と同社は連携し、9月から市内の交流センターで高齢者向けの体験会を展開するほか、11月に開かれる産業展示会「産業振興フェアinいわた」では企業対抗の大会を開催する予定。健康や福祉、教育など幅広い分野での活用を探る。 市役所で開かれた協定締結式で、草地博昭市
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「ゼロカーボンシティ」実現へ 磐田市がロゴマーク発表
2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指す磐田市はこのほど、取り組みのシンボルとなるロゴマークを発表した。市は今後、市の広報紙や啓発活動などで活用し、地球温暖化への理解促進を図る。 採用されたロゴデザインは、ゼロとカーボン(炭素)の頭文字がモチーフ。同市出身で、静岡いわたPR大使を務める映像ディレクター鈴木利幸さん(49)が制作した。鈴木さんがロゴ案4点を用意し、市内の小学5年生から中学3年生までによる電子投票で決めた。 鈴木さんは「このマークが多くの人に親しまれ、ゼロカーボンシティ実現に向けた一助になれば」とコメントを寄せた。 (
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23年前の思い出と"再会" タイムカプセルを開封 磐田・向笠小
磐田市向笠竹之内の向笠小で13日、23年前の児童が思い出の品を入れたタイムカプセルの開封式が開かれた。2000年度の在校生ら約100人が自分への手紙や写真を取り出し、当時を懐かしんだ。 タイムカプセルは当時のPTAの提案で、21世紀の到来を記念して、在校生約300人が01年3月に思い出の品を茶葉保存用の木箱に封入し、校舎内に保管していた。20年後の21年に開封する予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期になっていた。 カプセルには、20年後の自分に向けたメッセージや、クラスメートとの交換日記、詩集などが詰まっていた。参加者は旧友との再会を楽しみながら、思い出話に花を咲かせた。 当時3年
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車いすツインバスケ 磐田で大会 静岡バリアーズら4チーム熱戦
第19回磐田市長杯車いすツインバスケットボール大会(NPO法人磐田市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、同市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。静岡県勢の静岡バリアーズをはじめ東海、関東の4チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 車いすツインバスケは、上肢にも障害がある人も一緒にプレーできるよう、通常のゴール(高さ3・05メートル)に加え、1・2メートルのゴールをフリースローサークルの真ん中に設置。障害の程度によって狙うゴールが変わる。 大会では、10代から60代までの男女がプレーし、鋭いターンを見せたり、車いす同士が激しくぶつかり合ったりするなど、迫力のある試合を展開した。
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磐田の子育て支援施設 開館5年イベント 歌でありがとう、人形劇やコンサートも
磐田市上新屋の子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」は11日、開館5年を迎え、「ありがとう5周年にこっとメモリアルデー‼」として多彩な記念イベントを繰り広げた。多くの親子連れが訪れ、人形劇やコンサートなどを楽しんだ。 5年間の歩みを振り返る人形劇・スライドショー、県西部のプロ音楽家がパーカッションやスティールパンなどの演奏を披露するコンサートが行われた。施設内で飼育されているヤギの「あんこ」と「きなこ」が15日に5歳の誕生日を迎えることに合わせ、事前に募集した幼児から小学生13人の「こどもうたい隊」が「ハッピーバースデートゥーユー」「にじのむこうに」などを合唱してお祝いした。来館した親子
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先生の残業代 どうあるべき?④ キュレーター/読者の意見 【賛否万論】
授業準備、児童生徒のケア、保護者への対応、部活動の指導…。多忙化が進む公立学校の教員に関し、「定額働かせ放題」とやゆされる給与制度や働き方の見直しについて取り上げています。キュレーターや読者からの投稿によって、学校現場の過酷な実態が明らかになってきました。さまざまな仕事で働き方改革の必要性が叫ばれていて、教員だけが特別ではないという声がありますが、学校や教員の問題は社会全体で解決策を模索していくことも求められそうです。今回もキュレーターや読者の意見を紹介します。 そもそも「厳格で特殊」なのか キュレーター・杉山有希子さん(掛川市) 杉山有希子さん イベ
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不要ランドセル“後輩”に贈ろう 磐田ライオンズクラブ 浜松いわた信金も協力
磐田ライオンズクラブ(LC)は本年度、不要になったランドセルを集め、地元の子どもたちに贈るプロジェクトに乗り出した。小学校を卒業して使い終わったランドセルを“後輩”の児童に託すことで有効活用する取り組み。浜松いわた信用金庫も協力し、10日には職員有志が集めたランドセル34個を寄せた。 元々は、同市前野の龍の子幼稚園が2020年から、卒園児や市民から使わなくなったランドセルを集める活動に取り組んでいた。22年度まではランドセルを託された愛知県のNPO法人が日本に住む外国人児童に贈っていたが、同園の座光寺明理事長が同LC会長に就任したのを機に「地元で活動を定着させたい」
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浜名高校が最優秀賞 静岡で全国郷土研究発表大会
郷土研究などの社会科系部活に所属する高校生による「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」が10日、静岡市駿河区の県男女共同参画センター「あざれあ」で開かれた。本県代表の浜名、韮山の2校を含めた8県15校の生徒がフィールドワークを通じた成果を発表し、浜名高と愛媛県立今治東中等教育学校が最優秀賞に選ばれた。 浜名高史学部は磐田市草崎地区に残る「乾張り屋敷」の構造に着目し、天竜川下流域ならではの防災や暮らしの知恵が反映されていることを報告した。韮山高文芸郷土研究部は、川端康成が小説「伊豆の踊子」を書いた当時の伊豆地域の情景や交通機関などについて発表した。 小和田哲男静岡大名誉教授らが発表を審査し
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いわた夏まつり花火大会 26日、市内5カ所打ち上げ
磐田商工会議所の鈴木裕司会頭と磐田市商工会の三ツ谷金秋会長らが8日、磐田市役所を訪れ、26日夜に市内5カ所で花火を打ち上げる「2023いわた夏まつり花火大会」を草地博昭市長にPRした。 遠州地域の夏の最後を飾る花火大会として市民に親しまれている大会で、2020年は新型コロナ感染拡大の影響で中止となった。21、22年はコロナ禍で落ち込んだ地域を活気づけようと、「いわたの夜空に元気玉花火」と題し、打ち上げ場所を分散して自宅でも観覧できる大会として行った。今回も実施方法は変えず、名称を戻して開く。 午後7時半から8時までの間、向笠地区、はまぼう公園北西、竜洋海洋公園、池田の渡し公園、天竜川ラブ
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6月の台風2号 県に適用求めたものの… 浜松など4市「救助法」見送りに
6月2日の台風2号による豪雨時、浜松や磐田など県内5市が災害救助法の適用を県に求めたものの、適用されたのは磐田のみで、他の4市は見送られていたことが、9日までに分かった。県は「磐田以外は適用の要件を満たさなかった」とするが、「要件は満たしていた」と反論する自治体もあり、救助法の運用に課題を残している。磐田とそれ以外の市とで被災者支援に差も生じている。 「市民への危険は切迫していた。救助法は適用できたのではないか」。浜松市の小林正人危機管理監代理は、発生から2カ月以上が経過した今もそんな思いが消えない。 救助法は、一定規模以上の災害発生時のほか、災害が迫り多数の人の生命、身体に危険が及ぶ恐
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浜松東高「Defling」が優勝 静岡県内高校ダンス部の戦い
静岡県内の高校ダンス部の頂点を決めるコンテストが9日、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開催された。同市文化振興課によると、高校生を対象にした行政主催のダンスコンテストは県内では初めて。26チームが日頃の練習成果を競い合い、初代チャンピオンには浜松東高の「Defling」が輝いた。 ジャズやヒップホップなど踊りのジャンルは自由。1チーム5~25人、2分以上3分以内で演じた。技術や作品の構成力をはじめ、踊る楽しさや音楽の感じ方を観客に伝えるプレゼンテーション力などをプロダンサー5人が採点し、合計得点で順位を決めた。 出場した生徒たちは音楽に合わせて表情を変えながら軽快なステップを踏み、息
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台風2号復旧費用 国交省、財務省査定 静岡県は169カ所、70億円申請
国土交通省と財務省は18日まで、6月の台風2号で被災した県内の河川や道路などの公共土木施設(公園、港湾を除く)の災害査定を実施している。県は政令市を除く169カ所、計約70億円を申請している。申請内容が妥当と認められると、復旧事業費の3分の2は国が補助する。 県土木防災課によると、今月7~10日に第1次査定として、県内8土木事務所管内の106カ所で実施している。内訳は、堤防が決壊し甚大な被害が出た磐田市の敷地川などの河川が81カ所、森町の太田川沿いで崩落した県道大河内森線などの道路が21カ所。このほか砂防施設が1カ所、急傾斜地が3カ所あり、申請額は計約44億円に上る。 申請箇所が多い島田
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⚽高校総体サッカーV 藤枝順心・赤塚さん「諦めずプレー」 磐田市長に報告
7月の全国高校総体で2度目の優勝を果たした藤枝順心高女子サッカー部3年のMF赤塚花風さん(17)=磐田市明ケ島=が9日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長らに結果を報告した。 同部の優勝は7年ぶり。赤塚さんは途中交代も含めて全4試合出場し、優勝に貢献した。赤塚さんは「1、2年生の時は、けがで練習に参加できない時期があり精神的に苦しかった。昨年の選手権で全国優勝し、自分もピッチに立ちたいと思った」と振り返り、「自分自身、今大会が初めての全国だった。リードされた苦しい展開でも、諦めずにプレーできた」と語った。 9月は、高校総体とクラブユースそれぞれの優勝チームが出場し日本一を決める大会「ファイナ
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台風2号義援金 13市町に488万円 静岡県
静岡県は9日、6月の台風2号災害に伴う義援金の第1回配分額を公表した。被災した13市町に対して8月中に488万7千円を送金し、市町を通じて被災者に配分される。 市町別の配分額は浜松市が199万3千円で最も多く、全体の4割を占めた。沼津市139万2千円、磐田市65万3千円、富士市30万6千円と続いた。 配分単価は死者が11万3千円、軽傷者が2千円。住宅被害は全壊11万3千円、半壊5万6千円、床上浸水1万1千円などとした。 県や県社会福祉協議会などでつくる配分委員会が8日に会合を開き、義援金の配分額を決めた。県福祉長寿政策課によると、7月25日時点の受け入れ総額は569万8334円。 県
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6月の有効求人0・87倍 ハローワーク磐田管内 前月比横ばい
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)がこのほど発表した6月の有効求人倍率(実数値)は、前月から横ばいの0・87倍だった。 新規求人倍率は1・54倍と前月を0・20ポイント上回った。担当者は「製造業で大手メーカーの生産調整の影響を受けたものの、小売業の求人は好調だった」と説明した。 産業別の新規求人数は、製造業が前月比7・9%減の340人。このうち輸送機器は42・3%減の75人だった。建設業も6・3%減の119人。一方、卸売・小売業は153・8%増の165人となった。
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特殊詐欺被害防止へ活動 本年度事業計画 確認 磐田署管内防犯協会
磐田署管内防犯協会の理事会が7日、磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。特殊詐欺被害防止に向けた活動の推進や自主防犯意識の向上など本年度事業計画を決めた。 会長の草地博昭市長は災害に便乗した悪質商法の被害を懸念し、敷地地区をはじめとする被災地で警察と連携した取り組みを振り返った。「大きな被害は幸いなかったが、人の弱みに付け込む犯罪が起こると痛感した。官民連携で防犯活動を進める」と強調した。 田中尉公署長は自転車盗や特殊詐欺被害など身近な犯罪が目立っている管内情勢に触れ、「防犯活動を継続していくためには、防犯協会が行う防犯意識の普及活動や活動に対する助言指導はなくてはならない
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鉄工所廃材を活用 オブジェなど30点 磐田で展示販売会
鉄工職人で造形作家の友田秀一さん(愛知県)が27日まで、自身の鉄工所の廃材で作り上げたオブジェの展示販売会を磐田市上新屋の新造形創造館で開いている。来年の干支(えと)にちなみ、「竜」を表現した約30点を紹介している。月曜休館。 鉄筋やギア、ネジなどの鉄の廃材を活用。溶接、切断、削りといった技術を駆使し、空中を舞う竜のオブジェや竜の顔をあしらった時計などを制作した。光沢が美しい素材の風合いをそのまま生かし、力強さを表現している。 1999年に独学で制作活動を始め、愛知県を中心に作品展を開催。会場には、制作途中の作品などを捉えた写真も並んでいる。友田さんは「作品を見て面白い、楽しいと思ってい
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元気よくシュート!! 磐田で幼児サッカー大会
磐田トンボの里杯幼児招待サッカー大会(バディフットボールクラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、磐田市南平松の竜洋スポーツ公園サッカー場で開かれた。同市を中心に県西部、中部から3~6歳児の16チームが出場し、バディFCベンセドール(同市)が優勝した。 大会は8人制で行った。4ブロックに分かれて予選リーグを戦い、勝ち抜いた4チームが決勝トーナメントに臨んだ。子どもたちはボールを追いかけてピッチを元気よく駆け回り、ゴールを狙った。審判は静岡産業大のサッカー部員が務めた。 同大会は競技人口の拡大を目的に1999年に始まり、今回が25回目。大会でのプレーを経験したJリーガーもいるという
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24年春に花博20周年 浜名湖ガーデンパーク 国際庭園エリア再整備へ ネパール出身 ナレスさん(焼津)助言
来春の浜名湖花博20周年記念事業の一環として、静岡県や市などでつくる実行委員会は会場の一つとなる浜松市西区の浜名湖ガーデンパークの国際庭園エリアを再整備する計画を進めている。8日にはエリア内ネパール庭園の魅力向上に向け、同国出身で、ふじのくに親善大使のマハラジャン・ナレスさん(50)=焼津市=を現地に招いて助言を受けた。 再整備するのは、2004年の浜名湖花博終了後から、現在も保存されているネパールや韓国、インドネシアなどアジアゾーンの庭園が中心。このほか、日本庭園を新設する予定。 ネパール庭園は、木やれんがを使用した休憩所「パルツァ」や仏教の平和のシンボル「サンティディプ」など同国の文
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ヤマハ発 初の純利益1000億円 6月中間 販売増 円安効果も
ヤマハ発動機が8日発表した2023年6月中間連結決算は、二輪車や大型船外機の販売増に加えて、原材料高に伴う値上げや円安進行の効果を受け、売上高、各利益ともに過去最高となった。純利益は中間期では初めて1千億円を超えた。 売上高は前年同期比14・7%増の1兆2264億円、営業利益は39・4%増の1428億円、経常利益は25・4%増の1448億円、純利益は26・9%増の1053億円。値上げが417億円、円安が251億円の増益要因になった。 事業別の売上高は、主力のランドモビリティが15・4%増の7950億円。二輪車は、欧米で需要が堅調に推移し、ベトナムを除く新興国でも景気回復が進んだことから、
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好みの仏像スケッチ 磐田で児童ら 古代インド学ぶ
磐田市上野部のシルクロード・ミュージアムで8日、小学校高学年向けの体験講座が開かれた。市内外の児童10人が参加し、古代インドの歴史文化に理解を深めた。 児童らは、インダス文明の始まりや仏教の成り立ちなどの説明を受けた後、民族交流が活発だったと伝わるガンダーラ地方(現パキスタン)で出土した2~4世紀ごろの仏像約10点を見学。顔立ちや髪形、衣のひだの表現に西洋美術が融合し体現されていることを確認しながら、お気に入りの仏像をスケッチした。 参加した小学5年加茂惇裕君(11)=浜松市中区=は「顔に影を描くことが難しかった。目の縁が特徴的だった」と話した。市イメージキャラ「しっぺい」も駆け付け、児
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部活動再編、地域受け入れ 磐田市がクラブ化推進事業
中学校部活動の地域移行に向け、磐田市は本年度、地元のスポーツ・文化団体などが部活動を受け入れる地域クラブを担う事業「(仮称)SPO☆CUL IWATA(スポカル・イワタ)」に乗り出す。既存の部活動を再編し、部員不足や指導者不在で通学校に希望する部活がない生徒に学区の枠を超えて活動の場を提供するほか、休日を中心に指導を移行して教員の負担軽減につなげる。 スポーツ少年団などの参画を想定。市が認可する新たな地域クラブには技術面だけでなく、生徒の自律性・協調性といった教育の観点からの指導に努めるなど、部活動の理念を踏まえた活動を展開してもらう。 本年度は、地域クラブの運営形態の検討や参画団体の公
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水害時罹災証明発行 迅速に 磐田市と損保会社が覚書
磐田市はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険と、広域水害発生時の協力に関する覚書を交わした。同社は被災者の罹災(りさい)証明申請手続きのサポートなどを行う。 市と同社は2017年に地方創生に向けた連携協定を締結している。同社は今回の覚書に基づき、大規模な水害が発生した際、同社の火災保険に加入する被災者がスムーズに罹災証明発行を受けられるよう、損害調査業務で取得した写真などの資料を提供する。同社が所有するドローンの空撮画像を市に提供し、被害状況の把握も支援する。 草地博昭市長と同社の田島孝人浜松支店長、伊藤嘉高静岡損害サービス部長が市役所で覚書に署名した。草地市長は「情報収集と事務手続き
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DXで部活動 競技力を向上 磐田市と凸版印刷 中学で実証実験
磐田市と印刷大手の凸版印刷(東京都)はこのほど、デジタル技術を活用し、バスケットボール部員のシュートフォームなどの改善を図る練習の実証実験を竜洋、豊田中で始めた。部活動のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで、競技力の向上に加え、中学校部活動の地域移行に伴う指導力の格差解消や指導者の負担軽減につなげる。 スポーツDXに取り組む凸版印刷が、自社開発の「ループトレーニングシステム」を無償提供した。印刷事業で培った画像認識・解析技術を生かし、大学でレギュラーとして活躍する選手約30人の骨格動作データを平均化した「標準動作モデル」を作成。中学生のシュート練習をタブレット端末で撮影
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1日所長体験 磐田の佐藤さん「水の作文」入賞で 浜松河川国道事務所
国土交通省浜松河川国道事務所は7日、本年度の全日本中学生水の作文コンクールで「水の週間実行委員会会長賞」を受賞した磐田市立磐田第一中1年佐藤迪洋さんに1日事務所長を委嘱した。 コンクールは国内外から8771点の応募があり、会長賞は総理大臣賞に次ぐ賞。佐藤さんは母から東日本大震災で断水した際の苦労体験を聞いたのを機に、行政機関の復旧策を調べたり、自ら浄水装置の製作に取り組んだりして「水道から水が出る環境は奇跡」と考えたことを記した。 佐藤さんは普段から土木工事の歴史を調べるなど河川に興味があり、1日事務所長は佐藤さんに身近な治水、利水の仕組みに触れてもらおうと同事務所が企画した。船明ダム(
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新豊岡支所の設計概要発表 防災力強化、利用柔軟に 磐田市
磐田市は7日、2025年4月の開所を目指して建設する豊岡支所新庁舎の基本設計の概要を発表した。災害に強く、柔軟な利活用ができる施設にする。 新支所は現支所に隣接する書庫棟を解体して建設する。鉄骨2階建て、延べ725平方メートル。昨年の豪雨で周辺道路が冠水したことから建設用地を50センチかさ上げする。浸水に備え、2階に屋内防災倉庫や非常用電源設備、サーバー室を配置する。 1階には、証明書類の発行や福祉関連などの窓口業務を行う市民生活課を置くほか、防災情報の発信や災害対策支部、選挙の投票所に利用できる多目的スペースなどを設ける。24年3月までに造成工事を終え、同年4月に建設工事に着手する。解
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2度の台風被災者対象 生活再建支援金を拡充 磐田市
磐田市の草地博昭市長は7日の定例記者会見で、昨年9月の台風15号と今年6月の台風2号で連続して自宅が被害を受けた市民に、市独自の被災者生活再建支援金を拡充して交付する方針を示した。現行制度では交付を受けられなかった準半壊、一部損壊の世帯にも対象を広げた。今月下旬までに申請受け付けを開始する。 市には以前から、国や県の支援金が受けられない半壊世帯を対象に10万~20万円を交付する独自の支援制度がある。昨年9月の台風15号で初めて適用し、14世帯に交付した。 今回は、1年足らずで2度も甚大な台風被害に見舞われた深刻性を勘案し、床上浸水でも準半壊と認定されたり、床下浸水で一部損壊となったりして
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磐田の児童ら 書庫や図書スペース見学 子育て支援施設
磐田市上新屋の子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」で5日、幼児~小学生を対象にした館内の探検ツアーが開かれた。市内の子どもと保護者約30人が施設の見学や仕事の体験を楽しんだ。 開館5周年記念事業の一環で、施設について理解を深めてもらおうと初めて企画した。 子どもたちは施設に関するクイズに挑戦した後、絵本・児童書を中心に約5万冊が並ぶ図書スペースや学習コーナー、天体観測室などを見て回った。普段は入れない書庫も見学した。返却された本を棚に戻す仕事や来館者への絵本の読み聞かせ、施設で飼われているヤギ2頭への餌やりなども体験した。
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イチジク出荷前に規格確認 JA遠州中央 磐田で目ぞろえ会
JA遠州中央いちじく部会はこのほど、本格出荷を前にイチジク目ぞろえ会を磐田市加茂のJA園芸流通センターで開いた。部会員ら約20人が参加し、出荷規格を丁寧に確認した。 参加者は、イチジクを手に取りながら品質や階級の見極め方、パックへの詰め方などを確認した。目ぞろえ会に先立ち、同部会の立花毅部会長は「待ちに待ったシーズン。この場で出荷規格をすり合わせ、品質の良いものを出荷したい」とあいさつした。 同部会では2023年度、部会員37人が磐田、袋井、森町の約4.6ヘクタールでイチジクを栽培している。8月中旬から出荷量が増え、11月末ごろまで続く見込み。
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「やかた」燃やし家内安全祈る 磐田・池田地区で伝統祭り
磐田市池田地区で6日、市指定無形民俗文化財の伝統行事「池田やかた祭り」が営まれた。地域住民の願いを込めたみこし「やかた」を天竜川に浮かべて燃やし、厄落としした。 やかたは麦わらの束と竹、カヤで組み上げ、家内安全や無業息災など世帯ごとの願いが書かれたホオズキちょうちんを飾り付けた。さらし姿の若衆が地元の神社から天竜川までやかたを担いで運び、たいまつで火を付けた。厄を払う大きな炎が上がると、祭りを見守っていた住民らから歓声が上がった。 同祭り保存会によると、幕府お墨付きの天竜川の渡船場がにぎわった江戸時代には、川供養を兼ねて祭りが行われていたという。 (磐田支局・八木敬介)
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広島の思い この目で 耳で 本県の児童生徒 式典を前に学び【戦後78年 しずおか】
6日、広島市で開かれる平和記念式典に参列する本県の児童生徒が5日、同市に入った。市によると、今夏参列するのは三島と藤枝、掛川、袋井、森、磐田の6市町。「原爆の日」を前に被爆地の歴史を学んだ。 森町の小中学生4人は平和記念公園に足を運んだ。案内役の地元ボランティア金本隆子さん(73)から「若い世代が戦争の悲惨さを伝えていってほしい」と託された森中3年の山本惇太さんは、「自分だけが平和の尊さを知っていても、周りに教えなくては意味がない」と胸に刻んだ。 展望台を備えた「おりづるタワー」からの街並みを目に焼き付けたのは三島北中3年の長舟由紀さん。「焼け野原の状態を学んだので、復興へ大変な努力があ
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ピアニスト牛田さん 9月18日磐田で公演
河合楽器製作所は9月18日午後2時半から、「カワイコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市の市民文化会館かたりあで開く。ピアニストの牛田智大さん(23)がベートーベンとショパンの曲目を奏でる。 牛田さんは第10回浜松国際ピアノコンクールで2位に輝くなど、日本人の若手を代表するピアニスト。チケットは全席自由で一般が税込み2500円、ペア4000円など。 問い合わせはカワイ浜松<電053(455)0638>へ。
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川の生き物「捕まえた!」 磐田・天竜川でイベント
磐田市寺谷の天竜川河川敷で5日、水辺の環境に親しむ親子参加型イベントが開かれた。地元の幼児、小中学生と保護者ら約200人が川にすむ生き物を捕まえたり、アユのつかみ取りを楽しんだりした。 会場は、国土交通省が「水辺の楽校」として川遊びができるように整備し、市が管理している親水護岸。イベントは地元自治会や漁業関係者らでつくる水辺の楽校いわた活動推進会の主催。コロナ禍による中止を経て、4年ぶりの開催となった。 参加者はたもを持って川に入り、さまざまな水生生物を探す「リバーウオッチング」に挑戦。フナやカワムツ、スジエビ、ヤゴなどを捕まえた。同市の岩田小3年匂坂璃那さん(8)は「川の水が気持ちよかった
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新東名SAに缶詰自販機 もつカレーや豆寒天 販売動向を調査
静岡県内缶詰メーカーでつくる静岡缶詰協会などは4日、缶詰専用の自動販売機を用いた産学連携の販売実験を静岡市葵区の新東名高速道静岡サービスエリア(SA)下りで始めた。実験は清水魚市場の「河岸の市まぐろ館」(同市清水区)で行った昨年に続き2回目。両施設間の販売動向の違いを調べ、回復基調にある国内外からの観光客の購買意欲を刺激する新製品開発に役立てる。 同SAの「しずおかマルシェ」に、自販機1台を設置し、もつカレーや豆寒天など同協会加盟社5社の缶詰10種類を販売する。 静岡産業大経営学部(磐田市)の熊王康宏ゼミの学生らが、同協会や、同SAを運営する静鉄リテイリング、自販機メーカーの富士電機(東
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「日本語習熟支援が必要」 遠州広域行政推進会議 多文化共生で議論
大井川以西の8市1町でつくる遠州広域行政推進会議の会合が4日、菊川市役所で開かれ、各首長が多文化共生施策をテーマに意見交換した。大場規之袋井市長が施策推進のポイントとして「日本語教育が筆頭に挙げられる」と提起し、各首長は学びを支援する取り組みが必要との認識で一致した。 大場市長は日本語指導者の育成が鍵になるとの考えを示し、「講師をボランティアに頼らざるを得ないのが現状。きちんと報酬を払える環境を整える必要がある」と強調した。杉本基久雄牧之原市長も同調し、「国に財政支援の拡充を求めていくことが大事。(外国人を雇用する)企業も日本語の習熟を支援してほしい」と述べた。 草地博昭磐田市長は「日本
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浜松ホトニクス豊岡製作所 新棟完成式 社長「受注に対応」
浜松ホトニクスは4日、磐田市下神増の豊岡製作所に建設した新棟の完成式を行い、晝馬明会長と丸野正社長らが新設備を確認した。丸野社長は「製造ラインを再配置して、応えられていない受注に対応していく」と語った。 新棟は、印刷や滅菌向けで今後の需要拡大を見込む電子線照射源などの生産機能を移設する。既存棟のスペースを利用し、リチウムイオンバッテリーの検査向けで好調なマイクロフォーカスエックス線源(MFX)などの生産能力を倍増する。8月下旬から稼働する。 新棟の延べ床面積は同社工場棟で最大の約2万4000平方メートル。4分の1は空きスペースとし、将来の需要拡大に備える。当初は新棟の敷地に2棟を順次建て
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虫捕り「基本は手づかみ」 こんちゅうクン 静岡で講座
静岡市葵区の市立中央図書館で4日、「こんちゅうクン」の愛称で親しまれる磐田市竜洋昆虫自然観察公園館長の北野伸雄さん(37)を招いた夏休み講座が開かれた。小学生と保護者ら約60人が参加し、虫の捕り方を楽しく学んだ。 北野さんは「虫の特性を知っていると発見しやすくなる」と紹介し、虫の好む食べ物や現れる場所、時期などを調べておく大切さを強調。「捕獲の基本は手づかみ」とし、実際の昆虫を参加者に配って、昆虫を傷つけない方法も紹介した。両足をつかんだり、胴体を持ったりするよう勧めた。 子どもたちは北野さんが用意したナナフシやバッタを手に乗せて「くすぐったい」「かわいい」などと話しながら触れ合いを楽し
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熱中症の対処法学ぶ 小学生対象に救命講座 浜松・中区
静岡県西部地区で救命講座を展開する「こども救命士になろうプロジェクト」(近藤誠人代表)とホテルコンコルド浜松はこのほど、小学生を対象に熱中症の危険性や対処法を解説するイベントを浜松市中区の同ホテルで開いた。地元の親子連れら約20組が参加した。 看護師や消防職員、消防団員らが講師を務めた。四つのブースを構え、児童たちが順番に回った。「補給」をテーマにしたブースでは、発汗によりミネラルが不足すると吐き気やめまいを発症することなどを模型を用いて説明。対策として、スポーツドリンクを少しずつ飲むことが有効だと呼びかけた。体を効果的に冷やす方法や、正しい心臓マッサージのやり方なども解説した。 救命講
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段ボールで創作体験 絵本作家よこたさんワークショップ マルシェも開催 磐田・新造形創造館
磐田市上新屋の新造形創造館で6日まで、さまざまな創作体験やマルシェなどが楽しめる夏休み特別企画が行われている。初日の4日は、市内在住の絵本作家よこただいすけ=本名横田大助=さんによる段ボールを使ったワークショップや一輪挿しの制作体験講座が開かれた。 段ボールを使ったワークショップには家族連れ約20人が集まった。参加者は、アクリル絵の具で段ボールにネコの顔や模様を表現。接着剤を使ってパーツを組み合わせ、立体的なネコの作品を完成させた。中部小4年の熊沢慧君(10)は「ネコの身体は水玉としましま模様の両方を描いて明るく、にぎやかになるようにした」と笑顔で話した。 5日は、段ボールを使った甲冑(
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郷土の歴史を学ぼう!「ふるさと歴史たんけん隊」 磐田の小学5、6年生
磐田市教委は4日、小学生に地元の歴史や文化財について学んでもらう活動「ふるさと歴史たんけん隊」を同市見付の中央図書館と埋蔵文化財センターで実施した。市内の5、6年生9人が参加し、郷土の歴史に理解を深めた。 中央図書館で開かれている中世の見付の様子を紹介する企画展「中世の見付 遠江の中心ミッケ!」を訪れた児童らは、近年の調査で分かった舟の部材を間近で見学した。市教委文化財職員は「見付は東西に東海道が通り、南は遠州灘につながる入り江が広がっていた」とし、水陸の交通の要衝であったと説明した。 国府や守護所関係者らの集団墓地とされる「一の谷中世墳墓群遺跡」で出土した短刀や茶わんなども観察した。中
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静岡人インタビュー「この人」 日本高校野球連盟の育成功労賞を受賞した 栗林俊輔さん(磐田市)
静岡高野球部の前監督として13年間で春夏通算7度の甲子園出場を果たした。初任地は野球部のない清水南高。磐田北高で創部と同時に初代監督に就き、浜松工高を経て2008年に静岡高に着任した。鈴木将平外野手(西武)、村松開人内野手(中日)らプロ5人を育てたほか、東京六大学野球リーグの東大に3人を送り出した。県教委健康体育課勤務。50歳。 -表彰をどう受け止めた。 「賞をいただくことは光栄。生徒や全ての野球関係者に野球を通じて自分の方が育てていただいたと実感、感謝している」 -指導者になった経緯は。 「自分が磐田南高3年の夏は1回戦で敗退。負けたことで野球へのこだわりが強くなった。体育の教員を
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若手社員 自社の魅力発信 市内企業 人材確保へ 磐田市 「就活サポーター」制度新設
磐田市は本年度から就活生に向けて、市内の企業に勤める若手社員に自社の魅力などを伝えてもらう「いわた就活サポーター」制度を新設した。就活生と年の近い社員の“リアル”な声を伝えることで親しみを持ってもらい、競争が激化する人材確保につなげることが狙い。市は制度への協力企業を募集している。 サポーターの対象は、市内に事業所や営業所を置く企業の入社5年以内の若手社員。自身の就活体験やUターンのきっかけ、企業の取り組みを就活生に対面またはオンラインで伝えるほか、就活時の不安や悩みなどの相談に応じる。 市経済観光課によると、就活を控える学生から「年が近い人の方が相談しやすい」との要望が多く寄せられたため導
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浜松ホトニクス 豊岡製作所に新棟 電子管事業売上高、1000億円に成長へ
浜松ホトニクスは2日、磐田市下神増の豊岡製作所に10棟目となる新棟が完成したと発表した。電子管製品の生産能力を増強し、電子管事業の売上高を2023年9月期見込み863億円から、27年9月期に1千億円に成長させる。 新棟は鉄骨造り4階建て、延べ床面積2万4162平方メートル。総工費は約99億5千万円。21年9月に着工した。4日の完成式後に稼働する。 食品パッケージのインキの乾燥や殺菌向け低エネルギー電子線照射源のほか、空港の爆発物検査装置に使われるマイクロチャンネルプレートなどの生産機能を集約する。移転で生じる既存棟の空きスペースを使い、電気自動車向けバッテリーの検査などで需要が急拡大して
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磐田市民文化会館かたりあ 開館1周年記念で「誕生祭」 演奏会などにぎわう
磐田市はこのほど、同市上新屋の市民文化会館かたりあの開館1周年を記念し「かたりあ誕生祭」を現地で開いた。ジャズやポップスの名曲などを奏でた大人向けコンサートなど、朝から夜までイベントを展開した。 かたりあのロビーで同日夜開かれた「真夏のナイト☆コンサート」では、浜松市を拠点活動するギタートリオ「遠州Super guitar trio」とギターとピアノのデュオ「Eauvent(オーヴォン)」の2組が出演し、暑さを忘れさせるかのような軽快な音色を会場に響かせた。来場者は、リズムに合わせて身体を揺らしたり手をたたいたりして楽しんだ。 両グループに所属する長谷川正彦さん(54)=浜松市中区=は「
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全国、東海大会出場 中学生を激励 磐田市教委 「自分を信じ、最高の成果を」
磐田市教委は2日、今夏の全国中学校体育大会(全中)や東海中学総体に出場する市内の生徒68人の激励会を市役所で開いた。 68人全員が柔道や剣道、水泳、卓球などで東海総体に出場し、このうち4人は全中にも挑む。選手を代表し、柔道女子個人で両大会に出場する竜洋中3年の山崎優花さん(15)が「たくさんの人に支えられていることを忘れず、精いっぱい頑張る」と健闘を誓った。山本敏治教育長は「自分や仲間を信じ、最高のパフォーマンスを発揮してほしい」とエールを送った。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 7月27日はクロダイやメジナ、シロギス、ハゼ、ベラ、アジ、タカベなど。29日は小ムツや小イサキ、小アジ、小メジナ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなど。30日はイシガキダイや小メジナ、小アジ、小イサキ、サンバソウ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東や川奈周辺はシロギス狙いの投げ釣りの好シーズン。メゴチも釣れる。できるだけ遠投してポイントを探る。夕方以降は毒があるゴンズイも釣れるため要注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 7月26日夜の沼津沖船釣りは70~90セ
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NPO役員らの個人情報流出 静岡県、当事者に謝罪
静岡県は1日、内閣府ポータルサイトで公表しているNPO法人の事業報告書で、県が所管する667法人のうち3法人の役員、社員の住所を黒塗りにせずに公表していたと発表した。該当部分は修正済みで、県は当事者に説明、謝罪するとしている。 県県民生活課によると、3法人のうちの1法人が7月28日、個人情報の流出を指摘し、発覚した。同サイトには過去5年分の事業報告書が公表されていて、3法人の役員や社員計16人の住所が2022年10月から最大約9カ月間、閲覧できる状態になっていた。同課によると、これまでに個人情報流出による影響は確認されていないという。 ポータルサイトの公表作業は担当者のみで行っていたため
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磐田商議所新会館が起工 「にぎわいづくりにつながる会館に」 来春オープン予定
磐田商工会議所は1日、老朽化などに伴って建て替える商議所会館の起工式を磐田市中泉の現会館で開いた。商議所や工事関係者ら約60人が神事に臨み、建設工事の無事を祈願した。 現会館が完成から50年以上がたち老朽化が進んでいる上、耐震性が不十分なため、敷地内での建て替えを決めた。新会館は鉄骨2階建て、延べ1150平方メートル。来年2月末に完成し、4月にオープンする予定。建設工事費は約4億2300万円。 商議所の事務所や会議室、パソコン教室、テナント区画などのほか、会員や市民らが気軽に利用できる交流スペースを新たに設ける。ウェブ会議などが可能なオンラインブースも設置し、多様化するビジネススタイルに
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AIが生活習慣改善提案 磐田市とNECが実験へ ポイント付与、消費も促進
磐田市とNECは10月、人工知能(AI)を活用したスマートフォンアプリで、不摂生になりがちな働き盛りの世代に生活習慣の改善を提案する実証実験を始める。生活習慣病の予防に加えて、改善の取り組みに応じて市内店舗での特典や割引サービスに活用できるポイントを付与することで、消費を促し地域経済の活性化にもつなげる。 市内企業に勤務する30~50代の約300人を対象に実施する。NECが開発した健康ポイントサービスアプリ「WoLN(ウォルン)」で日々の歩数や食事、睡眠時間などを記録すると、健康診断の結果を予測し、AIが改善につながる活動を提案する。取り組み実績をポイント化し、市内の協力店舗で利用できるチ
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介護士・保育士志す静岡県内5学生に奨学金 生命保険協会が支給
生命保険協会は2023年度の介護福祉士・保育士養成給付型奨学生として、静岡県内5人への奨学金の支給を決めた。同協会県協会の杉本健会長らが31日、静岡市駿河区の静岡福祉医療専門学校を訪れ、代表の同校介護福祉学科2年の松本真菜佳さん(19)=磐田市=に決定通知書を手渡した。 松本さんは専門学校卒業後、特別養護老人ホームへの就職を目指す。「明るさを生かし、人に笑顔を届けられる介護福祉士になりたい」と抱負を語った。 23年度の県内の奨学生は、介護福祉士部門が松本さんと中戸日向子さん(県立大短期大学部)。保育士部門は逸見華帆さん(常葉大短期大学部)と栗田周磨さん(静岡こども福祉専門学校)、山田真緒
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磐田の市民劇団、第5期生募集
磐田市上新屋のアミューズ豊田を拠点に活動する市民劇団「アミューズふるさと劇団」が第5期生を募集している。12月に同所で開催する成果発表会を目指し、16日から稽古に励む。 対象は市内在住、在勤者で演劇に関心がある小学4年生以上の一般の男女。全国各地で舞台公演を行う「劇団たんぽぽ」(浜松市東区)の劇団員らが演技指導を行う。練習は月2~3回程度を予定している。 同劇団は、施設の指定管理者「市元気と笑顔づくりパートナーズ」が設立。これまでに小学生や高齢者など幅広い参加があった。問い合わせは同劇団<電0538(36)3211>へ。
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米女子大生とサッカー 小学生、練習した英語発揮 磐田で交流事業
サッカーを通じて異文化理解を深めようと、磐田第一JFSSと磐田キリスト教会は31日、米カリフォルニア州のバイオラ大女子サッカーチームを招いたクリニックを磐田市中泉の磐田西小グラウンドで開いた。 参加した磐田第一JFSSの小学1~6年約35人は、米国の学生とともにドリブルやパス、シュートなどの基礎練習に挑戦した。児童らは、練習してきた英語で自己紹介をするなど、積極的にコミュニケーションを取りながら練習に汗を流した。ミニゲームではゴールが決まると、ハイタッチで喜びを分かち合った。 豊田東小6年の中面辰哉くん(11)は「海外の人に接する機会がないので、好きなサッカーを通じて海外の人と話すことが
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春風亭昇太さん、山城語る 企画展開催中の島田市博物館が教室
島田市博物館は30日、開催中の企画展「築城450年記念 諏訪原城」に合わせ、落語家の春風亭昇太さん=静岡市清水区出身=を講師に招いた城教室を同館で開いた。親子連れなど約30人が山城の魅力に触れた。 国指定史跡の諏訪原城跡(島田市)を全国にPRする「諏訪原城応援隊長」を務める昇太さんと、副隊長で日本城郭協会理事の加藤理文さんが自ら訪ね歩いた全国の城を紹介した。昇太さんは、敵の侵入を防ぐために斜面を削った人工的な断崖「切岸(きりぎし)」をはじめ、堀切や土塁など山城の特徴を軽妙な語り口で解説。その上で、「城と言えばつい天守を見がちだが、それ以外の見どころを知れば何倍も楽しめる」と呼びかけた。
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ムアントン・ユナイテッドFC(タイ)優勝 磐田U-12国際サッカー 12チーム熱戦
国内外の小学生年代チームを招いた「磐田U-12国際サッカー大会」(静岡県サッカー協会、同大会実行委主催、NPO法人磐田市スポーツ協会、ジュビロ、静岡新聞社・静岡放送共催)は最終日の30日、同市大久保の磐田スポーツ交流の里ゆめりあで決勝と3位決定戦を行った。決勝は、ムアントン・ユナイテッドFC(タイ)が東京都選抜に1-0で競り勝ち、優勝を決めた。 7回目となった今大会。コロナ禍の影響で海外チームを招くのは4年ぶりとなった。タイ、韓国の海外チームとJクラブ下部組織などの国内チーム計12チームが出場。6チームずつの予選リーグを経て、各リーグの上位2チームが決勝・3位決定戦に駒を進めた。 選手は
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学生のUIJターン支援・促進 磐田市が就活冊子作成
学生のUIJターン就職を支援・促進しようと磐田市は、地元企業のインターンシップ情報などをまとめた冊子「磐田のシゴト2023」を作成した。県内外の大学や市役所に配架している。 冊子はA5判46ページ。主に市内に事業所がある39社の事業内容や採用情報、先輩社員の一日のスケジュールを、写真を多く交えて掲載している。市は、学生の就職活動に役立ててもらうとともに、地元企業の認知度向上にもつなげる狙い。 市就活情報専用サイト「磐田de」にもデータ版を掲載している。冊子の郵送希望者は同市UIJターン就職・地元定着促進事業事務局<電053(424)5121>へ。
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探究学習充実へ研究に力 磐田市教委 主体的な課題解決促す
磐田市教委は、小中学生が自ら身近な課題を見つけ、解決する能力を養う「探究的な学び(探究学習)」の充実に向けた研究に乗り出している。ギガスクール構想で1人1台ずつ配備された情報端末の活用も広げ、児童・生徒が主体的に問題解決に取り組める教育を目指す。 学校現場ではこれまでも、総合学習で地域の課題や歴史の深掘りなどに取り組んできた。しかし、毎年同じテーマを繰り返しがちになっているため、子どもたちがより自発的に学ぶ機会へと授業の改善を図る。 探究学習は、児童・生徒が課題の発見から情報の収集、整理・分析、発信まで取り組み、思考力や判断力、表現力を養う。クラスメートや周囲の人と意見交換・協働することも重
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新副会頭に大橋氏 磐田商議所総会
磐田商工会議所はこのほど、通常議員総会を市内で開き、新副会頭に大橋照弘JA遠州中央経営管理委員会会長(66)を選出した。同JAの会長人事に伴う役員交代。このほか、22年度の事業報告など2議案を承認した。 来年4月1日に予定する新しい商議所会館のオープンに合わせ、火、木曜の開館時間を2時間延長し、午後7時15分閉館とする規則改正も報告した。会員サービスの充実に加え、市民が新会館に設けられる交流スペースを利用しやすいよう配慮した。 8月26日夜に市、市商工会と共同で、市内5カ所で花火を打ち上げる「いわた夏まつり花火大会」を開催する計画も示した。
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医学部目指す高校生 救命措置や検査体験 磐田の病院でセミナー
医学部進学を目指す高校生を対象にした「こころざし育成セミナー」(県、県教委主催)が28日、磐田市大久保の市立総合病院で開かれた。県西部などの14人が患者の命に向き合う医療現場の仕事に触れた。 将来の地域医療を支える人材育成を目的にした取り組み。高校生は白衣を身に着け、同病院のスタッフの指導で救急救命措置や超音波検査を体験した。新生児の蘇生体験では、手動で体内に酸素を送り込むマスクをダミー人形に装着し、力加減に気を配りながら指先で胸部を圧迫する心臓マッサージを施した。超音波検査では、参加者同士で頸(けい)動脈の血液の流れなどを観察し合った。 掛川西高2年の大橋奈央さん(16)は「新生児と触
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新商品開発へ“スクラム” 「イチゴ玉露」発信 農福連携も視野 ラグビー・ブルーレヴズと磐田の農家
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズが、市内の農家らと“スクラム”を組み、地元産の茶葉とイチゴを活用した新商品の開発に取り組んでいる。新たな特産品は12月に売り出し、ブルーレヴズはプロスポーツクラブの発信力を生かしてPRを担う。規格外イチゴを使うことでSDGs(持続可能な開発目標)に貢献するほか、障害者の就労支援にもつなげる。 新商品は、同市岩井の茶農家「お茶のかねまつ」の玉露と同市向笠のイチゴ農家「ICHIGOYA」の規格外イチゴを乾燥させて包んだティーバッグ「イチゴ玉露(仮称)」。お湯を注いで飲むと、適度な渋みと甘みがある玉露と、イチゴのさっぱりとした香りが楽し
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広島平和記念式典参列へ 磐田の小中学生 原爆の悲劇学ぶ決意
広島市の平和記念式典(8月6日)に参列する磐田市の小中学生派遣団の結団式が28日夜、市役所で開かれた。子どもたちは原爆の悲劇や平和の尊さを学び、地元に伝える決意を新たにした。 派遣団には市内小中学校33校から1人ずつ児童・生徒が参加し、草地博昭市長らも同行する。コロナ禍で中止していた小学生の派遣を4年ぶりに再開した。 5、6の2日間、広島市に滞在し、式典への参列のほか、広島平和記念資料館や原爆ドームを見学する。原爆を耐え抜いた「被爆桜」があり、接ぎ木を磐田市に寄贈した安田女子高も訪問する。 結団式で、子どもたちは「平和の大切さや核なき世界の良さを地元に伝えたい」「戦争の悲惨さを学び直したい」
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地域の中学生にバスケ指導 高校生と大学生が“コーチ” 磐田北高×静岡産業大
磐田北高と静岡産業大の女子バスケットボール部員が地域の中学生を指導するクリニックが29日、磐田市見付の同高で開かれた。磐田、袋井両市の中学1、2年生21人が参加し、先輩たちから基礎技術やデータを生かした練習方法などを学んだ。 県立高の魅力を高める県教委の「オンリーワン・ハイスクール事業」で地域協働に取り組む磐田北高と、高大連携を進める静産大が、世代を超えた交流の促進や地域の競技力向上を目的に企画した。磐田北高のバスケ部員が静産大の練習を参考に、メニューを考案した。 中学生は、ボールハンドリングや守備時のフットワークなどの基礎のほか、1対1の勝負でドリブルの傾向データを収集し、対人ディフェンス
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磐田の小中学生 広島平和記念式典参加へ 結団式で平和学ぶ決意
広島市の平和記念式典(8月6日)に参列する磐田市の小中学生派遣団の結団式が28日夜、市役所で開かれた。子どもたちは原爆の悲劇や平和の尊さを学び、地元に伝える決意を新たにした。 派遣団には市内小中学校33校から1人ずつ児童・生徒が参加し、草地博昭市長らも同行する。コロナ禍で中止していた小学生の派遣を4年ぶりに再開した。 5、6の2日間、広島市に滞在し、式典への参列のほか、広島平和記念資料館や原爆ドームを見学する。原爆を耐え抜いた「被爆桜」があり、接ぎ木を磐田市に寄贈した安田女子高も訪問する。 結団式で、子どもたちは「平和の大切さや核なき世界の良さを地元に伝えたい」「戦争の悲惨さを学び直し
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奥浜名湖の仏教文化を解説 浜松で市美術館学芸員
浜松市北区の細江協働センターは27日、仏像や仏教をテーマにした講座「奥浜名湖の仏教文化」を同区細江町のみをつくし文化センターで開いた。市美術館学芸員の島口直弥さんが、遠州地域の仏像や仏教文化圏形成の背景を解説した。 同センターの生涯学習講座の受講生約30人が参加した。島口さんは、土や木など素材の違いや一木造り、寄せ木造りなどの技法に着目しながら、10世紀に作られた摩訶耶寺(三ケ日町)の千手観音立像、11~12世紀の東林寺(細江町)の天王立像などを年代順に紹介した。 仏教文化圏の形成については、磐田市に存在した遠江国分寺や浜松市南区の頭陀寺が重要な役割を果たしたと指摘。姫街道が人的、物的交
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安全運転技術、知識 7事業所8人競う 磐田で地区大会
磐田地区安全運転管理協会はこのほど、セーフティードライバーコンテストの地区大会を磐田市見付の遠鉄磐田自動車学校で開いた=写真=。同協会に加入する7事業所から8人が参加し、運転技術や知識を競った。 交通法規を問う学科試験と実技試験の2種目の合計で競った。成績上位の3人は9月23日に静岡市で開催される県大会に出場する。 主な成績は次の通り。 ①伊熊富士夫(スズキ磐田工場)②北出章人(同)③大谷友也(中部電気保安協会磐田営業所)
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磐田の家康公ゆかり 巡ろう 市が地図製作 城之崎城跡など21カ所紹介 「大河ドラマをきっかけに」
磐田市は、大河ドラマ「どうする家康」にちなみ、市内21カ所の徳川家康ゆかりの地を紹介した地図「家康公ゆかりの地MAP」を1万部製作した。市民に周知するとともに、ドラマ放映をきっかけに訪れる観光客の周遊を促す。市役所やJR磐田駅前観光案内所などに配架している。 地図は縦21センチ、横60センチの折りたたみ式。家康が築造途中で放棄した“幻の城”城之崎城跡(磐田城山球場)や、武田軍の侵攻から激しい撤退戦を繰り広げた一言坂の戦跡など、写真入りで地図上に落とし込んだ。 21カ所のうち12カ所は、市公式ユーチューブ「磐田TV」で、見どころや家康にまつわるエピソードを視聴できる。ほかにも、家康が好んだとさ
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磐田市に豪雨防災対策強化 要望 自治会連豊岡支部
磐田市自治会連合会豊岡支部(石川好三支部長)は27日、昨年9月の台風15号、今年6月の台風2号と相次いで豪雨災害に見舞われたことを受け、被害が集中した同市豊岡地区の防災対策強化を求める要望書を草地博昭市長に提出した。 石川支部長ら3人が市役所を訪ね、草地市長に手渡した。2度に渡って堤防が決壊した敷地川や越水した上野部川、台風15号の際に大規模な土砂崩れが発生した県道磐田天竜線など、応急復旧工事の安全点検を実施し、必要があれば補強を行うよう管理者の県への働きかけを求めた。関係機関と連携して天竜川と太田川の流域全体で治山治水計画の策定を急ぎ、抜本的な防災対策を講じる必要性も指摘した。 石川支
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太陽光発電低下防ぐ塗料 磐田市、効果実験 公共施設に、化学メーカーと
磐田市は27日、公共施設の太陽光パネルに特殊な塗料を塗り、発電効率低下を防ぐ実証実験を市役所防災センターで始めた。塗料の商品化を目指す化学メーカーと連携し、過熱や汚れを防ぐ塗料による効果を検証する。 実験は9月下旬まで。塗料を開発したのは、市内に生産拠点を置く大日精化工業(東京都)。防災センター屋上に設置されている太陽光パネルの裏側に放熱コート材を塗布し、過熱による出力低下を防ぐ。実験期間後半にはパネル表面に防汚コート材も施す。何も塗布しないパネルと発電量を比較し、効率の違いを確かめる。 市が都内に配置した「首都圏連携コーディネーター」を通じて同社とマッチングし、19日に連携協定を結んだ
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清水区中河内地区の在来大豆 「ここ豆くん」育てよう 体験講座、市民が種植え
静岡市清水区中河内地区だけで栽培される在来大豆「ここ豆くん」の栽培から加工までを体験する講座がこのほど、同区の両河内生涯学習交流館で始まった。 同地区の畑で行い、市民15人が参加。県立農林環境専門職大(磐田市)の丹羽康夫准教授(59)が、ここ豆くんの特徴や魅力を解説し「この地域でしか育たない貴重な作物」と呼びかけた。その後、参加者が畑に1列に並び種を丁寧に植えていった。 今後、参加者は雑草取りなどの作業を行い、収穫作業は10月中旬。豆はみそに加工するという。 (写真部・坂本豊)
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感動フォト 手塚さん(掛川) 特選 はままつフラワーパークが審査
浜松市西区のはままつフラワーパークは26日、「感動フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査を行い、最高賞の特選は掛川市の手塚光次さんの作品「桜流星」が輝いた。理事長賞は袋井市の原田清仁さんの「藤のトンネル」が受賞した。 浜名湖花フェスタ期間中(3月21日~6月11日)に園内で撮影した作品を募集し、353点が寄せられた。市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長らが審査し、入選作20点が決まった。 塚本理事長は「力作ぞろい。パーク内の隠れた魅力を写しだした作品も多かった」と講評した。 入選作は8月下旬ごろから園内に展示し、広報活動に活用する。このほかの入賞者は次の通り。 準特選 池島あゆ
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井伊谷宮例祭奉納俳句大会 最高賞に鈴木さん 富士宮
和歌の達人だったとされる歌人宗良親王を祭る浜松市北区引佐町の井伊谷宮でこのほど、第31回井伊谷宮例祭奉納俳句大会(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。107人から事前投句290句が寄せられ、最高賞の宮司賞に鈴木紀子さん(富士宮市)の「鍵ひとつ減らす暮しや冷やつこ」が選ばれた。 選者7人が入賞作品を選び、各選者の1位の句を元にした俳句音楽を歌手三原ミユキさん、ギタリスト中村ヨシミツさんが披露した。事前投句は大会当日に集めた俳句と合わせ、9月の例祭で奉納される。 その他の入賞者は次の通り。 崇敬会長賞 村上尚子(磐田市)▽崇敬会賞 同
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地元産煎茶 冷茶でおいしく 磐田大藤小で入れ方教室
磐田市大久保の大藤小でこのほど、地元産の普通煎茶を使った冷茶の入れ方教室が開かれた。3、6年の児童約100人が参加。同校PTA副会長で、茶農家の左口智規さん(41)が講師を務め、お茶の魅力やおいしく入れるこつを伝えた。 入れ方の手順を聞いた児童らは、茶葉や水、氷をボトルに入れ、茶葉が粉々にならないように優しく混ぜて試飲した=写真=。6年の山本琉惺くん(11)は「温かいお茶は苦みが強いイメージがあったけれど、冷茶はおいしく飲めた」と声を弾ませた。 お茶に関わる講話も行った左口さんは「熱いお湯で入れたお茶と比較して冷茶は、アミノ酸が多く抽出され、甘みが感じられやすい」と説明。免疫機能を高め、熱中
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バスケの技 B1 三遠選手に学ぶ クリニックに小中学生180人 磐田
バスケットボール男子Bリーグ1部の三遠ネオフェニックスと県バスケットボール協会は26日、子どもたちに基礎の技術や楽しさを伝えるクリニックを磐田市壱貫地の豊岡体育館で開いた。県内外の小中学生計約180人が実践で役立つテクニックを習得した。 佐々木隆成、山内盛久両選手と大村将基コーチが講師を務めた。約100人が参加した小学生の部では、大村コーチらがドリブルで重視することとして①足幅を意識②身体のバランスを取る③目線を上げる-の3点を挙げた。児童らは教わったことを意識しながら身体を動かし、ディフェンスをかわす練習などに汗を流した。 選手に質問するコーナーでは「ミドルシュートのこつは」との問いに、佐
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⚽J2磐田 Jリーグ昇格30年 8月6日、ホームタウンマッチ
J2磐田が8月6日午後7時から、エコパスタジアムで行う仙台戦を「Jリーグ昇格30周年記念オールホームタウンマッチ」として開催する。特別イベントや記念グッズの販売のほか、30周年記念ユニホームも同試合でお披露目となる予定。 入場ゲートで30周年ロゴフラッグをプレゼントする。チケット持参の1人につき1本で、4万本を配布し、なくなり次第終了。選手入場前には国内初というルーフトップ花火と打ち上げ花火が同時に実施される。 午後4時半からはホームタウン7市1町の小学生チームによる前座試合「未来マッチ」を行う。磐田の選手も各チームの助っ人として参加する予定。エントランス広場には恐竜の形をしたスプリンク
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記者コラム「清流」 目線の違い
「カマキリがいた!」。地域の自然に触れる磐田市内のこども園の行事で、大人よりも早く生き物を見つける園児たちの歓声が響いた。自然豊かな緑地での散策を楽しんでいた。 基本中の基本だが、記事用の写真は子どもの目線まで下がって撮影した。大人の腰の高さほどの草花が、まるでジャングルのような迫力になることもある。レンズ越しに見ると、園児たちが自然の中を冒険しているように感じた。 子ども目線になると、普通に立っていたら気づかない地面のくぼみが見えた。園児がつまずくかも-。そう思っていたら、引率の職員がおのずと注意を促していた。目線が変われば当然、見える風景も変わる。子どもだけでなく、地域に生きる多様な
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小イサキや、タカベ、スズメダイ、小アジなど。22日は小アジやイワシ、カマス、メジナなど。23日はアジやベラ、小イサキ、ショゴ(カンパチの幼魚)、マルソウダなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 ウキ釣りではメジナ。大小さまざまな個体が揚がる。サビキ釣りではアジ。シマアジやショゴも交じるがネンブツダイが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午前の沼津沖船釣りは20~30センチ超のマアジや30~40センチの大サバが多数。他に小マダイやホウボウ、ソウダガツオなど。19日午
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全日本サーフィン優勝 久保池さん(藤枝葉梨中)喜び報告
6月に福島県で開かれた第40回全日本級別サーフィン選手権大会で優勝した藤枝市立葉梨中3年の久保池大和さん(14)が25日、市役所を訪れ、中村禎教育長に結果を報告した。 大会は選手の技術レベルを判定する「サーフィン検定」で得た級区分別に実施され、久保池さんは100人のエントリーがあった「ショートボードメンマスター3級」に出場した。昨年の1回戦敗退の悔しさをバネに日々練習し、今大会は優勝に加え、優れたライディングで会場を沸かせた選手に贈られるベストライディング賞も受賞した。 久保池さんは葉梨小5年時にサーフィンを始めた。所属は磐田市のサーフショップ「クレールサーフルーム」。毎週土、日曜は同市の豊
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全国の舞台 活躍誓う 磐田南高生 17人が決意
全国高校総体や全国高校総合文化祭など今夏の全国大会に出場する磐田南高の生徒たちが26日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に大舞台での決意を語った。 同校からは全日制と定時制を合わせ計17人が全国大会に挑む。東海総体陸上女子棒高跳びで3位となった鈴木雪姫さん(3年)は「中学のころから陸上に力を注いできた。努力の成果を発揮したい」と意気込んだ。女子100メートル、200メートルの個人種目をはじめ、県代表として4×100メートルリレーにも出場するヨコテ・アケミさん(定時制1年)は「自己新記録を目指し、初めての全国大会を楽しみたい」と笑顔をみせた。このほか全国大会への出場者は次の通り。 全国高校総体フ
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絶滅危惧種ベッコウトンボ保全へ 磐田・桶ケ谷沼 活動に地元企業参加
磐田市岩井の桶ケ谷沼に生息する環境省指定の絶滅危惧種「ベッコウトンボ」の保護団体の活動に、今夏から地元企業が参加する。団体の高齢化で人手不足が課題となる中、地域住民、企業、行政が三位一体となってトンボの保全活動に取り組み“市の宝”を守る。 参加するのは、市内に本社や事業所を置く12社の計約30人。参加者は主に平日の勤務時間中に活動に従事する。ベッコウトンボをはじめとするトンボ類を保護するため、ヤゴの飼育や周辺の草刈りを行う。アメリカザリガニやミシシッピアカミミガメを捕獲し、外来種対策にも取り組む。 地元住民などでつくる保護団体「桶ケ谷沼自然環境保全地域管理運営委員
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浜松の自動車部品製造ソミック石川、太陽光発電を増設 中電ミライズと連携
浜松市を拠点に自動車用部品を製造するソミック石川は25日、カーボンニュートラル(CN)実現に向け、中部電力ミライズと連携し、「オンサイト・オフサイト複合型PPA(電力購入契約)サービス」を導入したと発表した。豊岡工場(磐田市)の屋根に設置した太陽光発電設備を増設し、余剰電力を遠隔地の鶴見工場(浜松市南区)で活用する。両社によると、自社敷地内に発電設備を置くオンサイトと、敷地外から電力供給を受けるオフサイトを組み合わせた複合型PPAサービス導入は県内初という。 ソミック石川は2021年8月から、主力製品ボールジョイント(軸受)を製造する豊岡工場の屋上に太陽光発電パネルを設置し、電気を自家消費
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対話型AI活用へ アドバイザー登用 磐田市
磐田市は25日、対話型人工知能(AI)の業務利用に向けたアドバイザーとして、中小企業のITビジネス支援に取り組む複業人材1人を登用した。専門的な知見を、AIの活用方法検討や職員のスキルアップなどに生かす。 登用したのは、東京都のDXビジネスプロデューサー土谷伸司さん(60)。中小企業のデジタル技術活用やマーケティング、自治体のシティープロモーションなどを支援している。市は連携協定を結んでいる人材マッチングのアナザーワークス(東京都)の複業マッチングプラットフォームを通じてアドバイザーを募集。17人の応募があり、書類審査やウェブ面接で選考した。 土谷さんは来年1月末まで無償でアドバイザーを務め
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高齢者の移動手段確保へ 磐田・南御厨地区 住民有志が送迎車運行
磐田市の南御厨地域づくり協議会は8月1日から、住民ボランティアによる高齢者らの移動支援サービスを開始する。事前予約制で住民有志が送迎用の車両を運行し、地元の交通弱者が通院や買い物をするための移動手段を確保する互助の取り組み。24、25日にはボランティアが安全運転研修を受けた。 南御厨地区は市内でも高齢化率が高く、高齢者だけの世帯も多い。路線バスも通っていないため、移動手段を持たない高齢者らが外出できる支援策を模索していた。 サービスは5人乗りの乗用車を、毎週火、水、金曜日に運行する。対象は地区内の65歳以上か障害がある住民。これまでに運転ボランティア21人を確保。68人が利用登録した。利用無
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会社員を恐喝、2人追起訴 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は24日、恐喝罪で浜松市中区の建設作業員(23)、同区の飲食店員(29)の両被告=ともに強盗致傷罪で起訴=を静岡地裁浜松支部に追起訴した。 起訴状などによると、2022年12月10日午前3時ごろから同4時15分ごろまでの間、恐喝罪で起訴されている男や知人女性と共謀し、磐田市内の路上で交流サイト(SNS)を使って誘い出した浜松市東区の男性会社員を「俺の彼女なんだけど」「未成年だから犯罪になる」などと脅し、同日中に現金計約50万円を奪ったとされる。 両被告は別の男性に対してSNSで誘い出した上、暴行を加えて現金を奪ったとして強盗致傷罪で起訴されている。
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栄養価でパプリカ訴求 スマートアグリカルチャー磐田/久枝和昇社長 【キーパーソン・最前線】
磐田市内に設けた約3ヘクタールの大型ハウスで、ICT(情報通信技術)を活用してパプリカを生産している。一大産地として、生産や販売の拡大を目指す。 -生産するプリンセスパプリカの特徴は。 「日光を効果的に活用するオランダ型のハウスに加え、ICTで温度や湿度、炭酸ガス濃度などを最適化することで安定した品質、収量を確保している。血圧を下げる効果があるGABAの機能性表示がパプリカでは全国で初めて認められた。売り上げは年々伸びていて、昨年度は約4億5千万円と過去最高になった」 -今後の生産方針は。 「磐田市は日照時間が長く、パプリカ生産に適している。温暖で暖房コストも抑えられる。市内の生産面
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小中高生活躍光る 磐田将棋愛好クラブの第231回大会に51人
磐田将棋愛好クラブの第231回大会が23日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、51人が参加した。 SSクラスで磐田南高1年の久野杏太さん、Sクラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さんがそれぞれ優勝するなど、小中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①久野杏太(磐田市)②宇藤敬行(同)③安藤舜聖(富士市)▽S ①河合将輝(浜松市)②小林悠人(袋井市)③西郷隆夫(磐田市)▽A ①田中直樹(豊田市)②牧野斉(浜松市)③前田勇(掛川市)▽B ①松尾三十四(掛川市)②藤沢勝(磐田市)③志村正雄(袋井市)
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グラウンドゴルフ 60~90代50人競う 磐田で「はまぼう杯」
第12回はまぼう杯グラウンドゴルフ大会(寺田新聞店主催)が23日、磐田市福田のはまぼう公園で開かれた=写真=。同市福田地区を中心に60~90代の50人が参加。佐藤安彦さんが総合優勝した。 10ホール3ラウンドをプレーし、合計打数を競いながら交流を深めた。 主な入賞者は次の通り。 男性の部 ①佐藤安彦②鈴木康博③渥美昇一④井口高男⑤杉浦文一郎▽女性の部 ①佐々木アヤ子②寺田君子③上大門早智子④永井令子⑤寺田道子
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全国高校総体活躍誓う 磐田東の4選手、市長に
今夏の全国高校総体(インターハイ)に出場する磐田東高の選手4人が24日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、大舞台での活躍を誓った。 同校からは、剣道男子個人戦で甲斐叶大さん(18)=3年=と下田治輝さん(17)=同=、テニス男子シングルスで鈴木敦さん(18)=同=、陸上男子100メートル走で大桑大河さん(17)=2年=がそれぞれ全国への切符を手にした。 県総体で優勝した甲斐さんは「県代表としての自覚を持ち、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。 草地市長は「悔いのないようにしっかりと準備し、一つでも多く勝てるように全力を尽くしてほしい」と激励した。
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ソフトテニス全国大会へ「ミス恐れず楽しむ」 浜松富塚小の仲村君
8月3~6日に神戸市で開かれる全国大会「第40回全日本小学生ソフトテニス選手権大会」に出場する浜松市中区の富塚小6年仲村崚平君(12)が21日、同区の市教育委員会へ宮崎正教育長を表敬訪問した。 仲村君は所属する磐田市のソフトテニスクラブ「豊田健友ジュニア」でペアを組む磐田南小5年山田怜紀君とダブルスの種目で勝負する。5月に静岡市で行われた県予選で優勝して全国大会の出場を決めた。全国の舞台で戦うのは昨夏、今春に続いて3回目。「ミスを恐れずに楽しみたい」と抱負を述べ、宮崎教育長から「全国大会出場の経験を生かして目標を達成して」と激励を受けた。
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高校生同士、バスケで姉妹市交流 磐田と米マウンテンビュー
磐田国際姉妹都市協会は22日、磐田市在住の高校生と、同市と姉妹都市提携を結ぶ米カリフォルニア州マウンテンビュー(MV)市の高校生との交流会をアミューズ豊田(磐田市上新屋)で開いた。両市の高校生計12人は、バスケットボールを通じて一緒に汗を流した。 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)三遠ネオフェニックスの元選手鹿毛誠一郎アンバサダーらが講師を務め、両市の高校生に基礎的技術や競技の楽しさを伝えた。磐田市と米MV市の高校生で2人一組をつくり、パスを回したり、シュート本数を競い合ったりして盛り上がった。 1976年に姉妹都市提携を結んだ両市は、高校生を交互に派遣し、ホームステイなどを通じて
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絵本「ペネロペ」原画106点 磐田・香りの博物館
磐田市立野の香りの博物館で10月15日まで、青いコアラの女の子が主人公の絵本シリーズ「ペネロペ」の原画展(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。 同シリーズは、ドイツ出身のゲオルグ・ハレンスレーベンさんとフランス出身のアン・グットマンさん夫妻が手がけている。油彩絵の具で描かれた原画106点が並び、作者の筆遣いを間近で見ることができる。 うっかり者で好奇心旺盛なペネロペが、買い物や海へのお出かけを楽しむ愛らしい姿などが素朴な筆致で描かれている。作者が実際に使った絵筆なども展示した。ペネロペの大好物のチョコレートや絵本に出てくるクッキー、蜂蜜などの香料も用意し、作品のかわいらしい世界観を
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いわた夏祭り浴衣で満喫 6年ぶり通常開催 歩行者天国にぎわう
磐田市中泉のJR磐田駅北口のジュビロードで22日、「第18回いわた夏祭りinジュビロード」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。昨年設けた感染対策の規制を取りやめ、コロナ禍前の通常開催となるのは6年ぶり。会場では約60店舗の露店やキッチンカーが並び、浴衣や甚平を着た人たちでにぎわった。 規模を縮小した昨年はアルコール類の販売禁止に加え、来場者には食べ歩きの自粛や検温などを実施していた。今年は、歩行者天国となった約600メートル区間にかき氷やアルコールを含むドリンク、ヨーヨーすくいなどの屋台が出店。夕方から夜まで大勢の客が飲食や買い物を楽しんだ。 ステージでは、静岡ブルーレヴズの選手によ
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静岡の鈴木さん SSクラス優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の7月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。66人が参加し、最強のSSクラスで静岡市の鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①鈴木雄也(静岡市)②榛葉大樹(東区)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①河合健(浜北区)②渥美良純(北区)③鈴木大輝(磐田市)▽A ①鶴見晃輔(浜北区)②松尾三十四(掛川市)③佐藤粋聖(西区)▽B ①伊藤龍(浜北区)②橋本樹(同)③大橋優征(東区)▽C ①五屋隆志(西区)②松本吉晃(中区)③杉山敏郎(北区)