焼津市の記事一覧
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ご当地シャツで仕事快適 焼津 魚河岸クールビズ開始
焼津市役所と市内44事業所で1日から、職員や社員がご当地シャツ「焼津魚河岸シャツ」と「大井川の恵シャツ」を着用して勤務する「魚河岸クールビズ」が始まる。8月末まで。同時に魚河岸シャツをPRするキャンペーンも実施する。 魚河岸クールビズは17年目の取り組み。市役所では1日から全職員に両シャツの着用を推奨する。30日から市経済部の職員が先行して実施した。青や緑、赤など色とりどりのシャツ姿で勤務し、港町らしい雰囲気に包まれた。このほか、しずおか焼津信用金庫や大井川商工会など44事業所でも社員や従業員が着用する。 市内17店舗が加盟する焼津魚河岸シャツ組合と連携したキャンペーン「魚河岸Summe
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志仁会など4社 PIFで資金調達 静岡銀行と契約
社会医療法人志仁会(三島市)と自動車外装用プラスチック製品製造業のソフテック(浜松市西区)など4社が30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。 設備資金として志仁会は3億400万円、ソフテックは1億5千万円を調達した。志仁会は運営する三島中央病院に4階建て施設を増築。訪問看護ステーションやリハビリ室の整備などを行う。ソフテックは自社敷地内での太陽光パネル設置などに資金を充てる。 廃棄物処理業の環境のミカタ(焼津市)、テント倉庫施工業のニッケーコー(静岡市駿河区)は
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港町風景メロディーに♪ やいづマリンレディ、イメージソング完成
焼津市のPR役「やいづマリンレディ」の公式イメージソングが完成した。四季それぞれの港町の風景をつづった歌詞を軽快なメロディーに乗せて地元の魅力を紹介する。1日から市観光協会の公式ユーチューブで公開する。 曲名は「青空のマーチ~青・蒼・碧~」。作詞作曲編曲は同協会職員牧野憲人さんが担った。富士山の絶景スポットとして知られる石津海岸公園からの青空や海、芝生といった光景をイメージして、曲を制作した。 レコーディングは4月に実施。「歌手」初挑戦のやいづマリンレディの池谷実優さん、橋ケ谷有沙さん、森下諒香さんの3人が臨んだ。池谷さんは「初めての経験で緊張したが、リズムに乗って楽しく歌えた」と初挑
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核兵器廃絶と平和へ決意 焼津でビキニ事件市民集会
米国の水爆実験によって1954年3月に焼津港所属の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしたビキニ事件を語り継ぐ「第38回6・30市民集会」が30日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。市民約150人が出席し、核兵器廃絶や平和への実現に向けて決意を新たにした。 コロナ禍に伴い、2020年、21年と中止にしたため、3年ぶりの開催となった。被ばくの半年後に死亡した漁船の元無線長久保山愛吉さんらに黙とうをささげた後、運営委員会会長の中野弘道市長が世界に多くの核兵器が存在している現状に触れ「市民一丸となって核兵器廃絶の明かりをともし続け、後世に語り継いでいく」と誓った。羽田明夫市教育長は「核兵器の
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愛着障害の症状解説 焼津で通級指導教室講習会
志太・榛原地区の通級指導教室担当者講習会が29日、焼津市の小川小で開かれ、各小学校の教員ら約50人が参加した。同市で発達支援教室「じゃんけんぽん」を運営する元教員の夏目徹也さんが「愛着障害―親子関係の変化」と題して講演した。 通級指導教室は発達障害などの子どもを対象とするが、保護者と接点を持つことが多いため、家庭環境に関する知見を深める狙いで講演を企画した。 夏目さんは長年の通級指導の経験から「障害の基準には至らないものの、明らかに愛情を欲している子が増えている」とした。子どもを怒鳴る、スマートフォンに見入って子どもと会話しない―といった親の「マルトリートメント」(不適切な養育)が子ども
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全国学生女子相撲 福里(静岡県立大1年)無差別級で優勝
第9回全国学生女子相撲選手権大会が26日、都内で開かれ、無差別級で県立大1年の福里愛美が初優勝した。5月に行われた全国女子相撲選抜ひめじ大会の中量級に続き、大学入学後2度目の全国制覇。福里は「無差別級は華があるので、優勝できてうれしい」と喜びをかみしめた。 左四つの形を得意とし、スピード感のある相撲が持ち味の福里。立ち合いが終始安定し、理想的な内容で頂点へ駆け上がった。全国トップレベルの実力を誇る日大角田との決勝では、立ち合いで負けずに押し込み、懐に入って寄り倒した。 県相撲連盟の女子部長で、コーチも務める父紳太郎さんは「簡単に取れるタイトルではないのでうれしい。自分の相撲を研究し、さら
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6月29日は「佃煮の日」 焼津協組、高校生らにパック贈呈
焼津佃煮協同組合は29日、焼津水産高(焼津市焼津)と藤枝特別支援学校焼津分校(同)の全生徒と職員につくだ煮のパックを贈呈した。6月29日の「佃煮の日」にちなんで毎年行われていて、同組合に所属する10社がマグロやカツオなどのつくだ煮を提供した。 焼津水産高で行われた贈呈式では、同組合の清水英訓代表理事が両校の代表生徒につくだ煮と記念のクリアファイルを手渡した。 清水代表理事は、つくだ煮に高齢者の食べ物というイメージが付いていると指摘し「若い人に食べてもらって、焼津のつくだ煮を知ってほしい」と語った。
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焼津の課題 商議所青年部、市職員と討議
焼津商工会議所青年部は28日、市職員を交えた意見交換会を同商議所(焼津市焼津)で開いた。参加者は観光や焼津駅前活性化など五つのテーマについて、話し合った。 青年部は1年間かけて、市に提出する政策提言をまとめていく。この日の意見交換会は市の現状について理解を深める目的で企画された。 青年部メンバーと市職員の計35人は「若者世代の人口流出」「新たな観光コンテンツの開発」「高齢化社会の移動手段」といったテーマ別に分かれた。市職員が取り組んでいる施策を説明して地域課題を共有した上で、意見を交わした。 観光をテーマにしたグループは焼津温泉を目玉のコンテンツに据えるべきとしたほか、市街地に誘客する
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側溝転落死亡事故 焼津市、遺族と和解
焼津市下江留の市道で歩行中の男性が側溝に転落して死亡し、男性の遺族が市に慰謝料など約4800万円の損害賠償を求めて静岡地裁に起こした訴訟は29日までに和解が成立した。市が29日の市議会6月定例会で報告した。和解成立は24日付。和解の詳細な内容について、市は和解条項に「(内容を)第三者に口外しない」としていることから公表していない。 訴状によると、2019年6月15日に当時70代の男性が市道を歩いていた際に足を踏み外し、市道沿いの側溝に転落し、病院に搬送されたが翌16日に死亡した。
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酒気帯び運転の疑い 焼津署、女を逮捕 事故起こし発覚
焼津署は29日、道交法違反の疑いで焼津市中根新田、介護福祉士の女(66)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前9時ごろ、焼津市内で軽乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、乗用車への追突事故を起こして発覚した。
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13議案を可決、報告 焼津市議会閉会
焼津市議会6月定例会は29日、最終本会議を開き、追加提出された一般会計補正予算案など13議案を原案通り可決、報告して閉会した。 成立した2億2千万円を追加する補正予算は、国の交付金に採択された「スマートシティ推進事業」関連に1億8900万円、災害情報共有システムの導入費3千万円を盛り込んだ。 3億7200万円を追加する補正予算は、潮風グリーンウォーク整備事業費6千万円、LINE(ライン)クーポン事業費5千万円、漁具倉庫のリノベーション関連費6千万円などを計上した。
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静岡の力、映画に結集 焼津出身・俳優夫婦が企画 地元で生きる青年描く
焼津市出身の俳優長谷川直紀さん(36)と妻永楠あゆ美さん(35)が企画製作した、地元で生きる青年の姿を描く映画「海の色は夢のつづき」が完成し、7月30日に静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)で上映される。長谷川さんは2年前に「静岡の力を結集させた作品を作りたい」と映画製作を企画。作品を届けるまでに必要な製作陣のスタッフ集めや撮影交渉、上映会の設定などに夫婦二人三脚で取り組み、公開にこぎ着けた。 東京と焼津の2拠点生活を続けてきた長谷川さんは、新型コロナウイルス禍で俳優業ができなくなったこともあって、拠点を地元に絞った。その頃に「静岡を舞台に静岡のスタッフで映画を作りたい」と企画した。 映
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特殊詐欺防止で感謝状 焼津署、信金とコンビニに
焼津署は28日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、しずおか焼津信用金庫石津支店(焼津市石津中町)とセブン-イレブン焼津大住店(同市大住)に署長感謝状を贈った。 同署によると、同信金石津支店は6日に来店した高齢女性が「今すぐにお金を下ろしたい」と申し立てたことから特殊詐欺を疑い、警察に通報。セブン-イレブン焼津大住店は14日、アダルトサイトの振り込みを申し立てた男性に対し、特殊詐欺の可能性が高いことを伝え、警察に通報した。いずれも被害を未然に防いだ。 贈呈式には同信金で応対した川本久美子さん、同店で接客した大西ゆかりさんらが出席した。青木浩明署長は特殊詐欺の発生が相次いでいることを指摘し「
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県消防大会で好成績 志太消防本部所属署員ら 焼津市長に報告
志太消防本部の消防署に所属する署員らが28日、焼津市役所を訪れ、14、23両日に開催した県消防救助技術大会の出場結果を管理者である中野弘道市長に報告した。はしご登はん、基本泳法、障害突破に出場した焼津、藤枝消防署の署員7人が優勝、ロープブリッジ渡過など3種目で4人が3位と好成績を収めた。優勝したのははしご登はんで鈴木健司さん(藤枝消防署)、基本泳法で山崎貴之さん(焼津消防署)、障害突破で増田大透さん(焼津消防署大井川分署)ら5人。鈴木さんは8月26日の全国大会、増田さんら5人と山崎さんは7月15日の関東地区指導会にそれぞれ出場する。 中野市長は「日々の訓練が市民の安全安心を守っているという
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自転車背後からひったくり 窃盗の疑いで男を再逮捕 焼津
焼津署は28日、窃盗の疑いで焼津市中根新田、無職の男(34)=傷害、強制わいせつ容疑で逮捕済み=を再逮捕した。 再逮捕容疑は4月28日午後10時半ごろ、焼津市内の路上で自転車に乗っていた同市の無職女性(76)に背後から近づき、現金約2万円が入った手提げバッグ(4千円相当)をひったくり盗んだ疑い。
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先輩らを殺人未遂 検察、懲役10年求刑 静岡地裁公判
先輩ら男性2人を殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた藤枝市高洲5丁目、土木作業員の男(46)の裁判員裁判論告求刑公判が28日、静岡地裁(国井恒志裁判長)であった。検察側は被告に懲役10年を求刑した。 論告で検察側は、被告が「ぶっ殺してやる」などと怒鳴りながら犯行に及んでいたとして「殺意があったことの表れ」と指摘。危険かつ悪質な犯行態様だったと強調した。一方、弁護側は「殺意は認められない。攻撃され、身を守ろうとした」と反論した。その上で「科すべき懲役刑は3年を超えない」と述べた。 起訴状によると、被告は2020年8月19日午前3時ごろ、焼津市内の資材置き場で殺意を持って先輩とその
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事業報告など承認 焼津商議所議員総会
焼津商工会議所は28日、議員総会を焼津市内のホテルで開いた。正副会頭や議員ら約65人が出席し、議員改選に伴い3号議員として14事業所を選任したほか、2021年度事業報告、22年度一般会計収支補正予算案などを承認した。 小原照光会頭は、商議所が展開する「美食のまちやいづ」事業について、21年度はコロナ禍で関連行事が中止になったとし、「検討したことを実りあるものにするため、食と観光を積極的に展開する」と本年度の意欲を見せた。 総会に先立ち、産業振興に功績を残したとして、ヤマキンの山中賢一朗社長、会員獲得に多大な協力をしたとしてしずおか焼津信用金庫の阿井誠常務理事をそれぞれ表彰した。
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ICT活用で意見交換 焼津市総合教育会議 学校現場、支援求む声
焼津市は27日、市長と市教委が教育行政について協議する総合教育会議の本年度1回目の会合を市役所で開いた。2024年度末までを目標とする市教育ICT利活用推進計画を示し、教育委員と意見を交わした。 同計画では、小中学生1人1台配布した学習者用端末を活用し、24年度末までに全ての教員が積極的にICTを活用することを目標に掲げ、年度ごとに取り組むべき事項を明記した。委員からは、ICT関連機器の操作に不安を覚える教員が一定程度いることを指摘し、市教委として支援を求める意見が出た。 このほか、市教委から、市教育センターや家庭・子ども支援事業について、21年度の活動報告がされた。中野弘道市長は外国人
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焼津駅前キャンパス講座 初回はモンゴル文化解説 静岡福祉大
静岡福祉大駅前サテライトキャンパス(焼津市栄町)で25日、芸術や文化に関する情報を発信する講座(静岡精華学園主催)が始まった。第1回は焼津市モンゴル外交専門官のヤンジカ・ソラさんが、モンゴル国の文化や歴史について講演した。今後、月1回ペースで開催し、映画の上映会や俳句の発表会といったプログラムを企画している。 ヤンジカさんは、モンゴル国の地理や文化、人々の暮らしや食生活を映像やクイズを交えながら紹介した。夏は30度、冬はマイナス30度という厳しい自然環境について説明すると、参加者から驚きの声が上がった。 東京五輪・パラリンピックを機に始まった焼津市とモンゴル国との交流や、モンゴル国で留学
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事業計画など5議案承認 JA大井川総代会
JA大井川は24日、第29回通常総代会を焼津市三ケ名の焼津文化会館で開いた。本年度事業計画案など5議案を承認した。 増田政光組合長は物価高騰、相次ぐ自然災害、ウクライナ侵攻といった課題を挙げ「難しい時だからこそ協同の精神で農業に取り組みたい」と述べた。 本年度は3カ年計画の最終年。事業計画では、3カ年計画に沿って「営農指導の強化」「加工茶販売の強化」など11項目の基本戦略を掲げた。
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誘拐予告相次ぐ 富士宮市HPに投稿、焼津市にもメール
富士宮市は24日、市ホームページ問い合わせフォームに、下校中の女子小学生や園児334人を誘拐することなどを予告する投稿があったと発表した。 市によると、投稿は21日午後8時6分に届いていた。送り主は実在する神奈川県内の住所とともに、氏名を名乗っていた。子どもたちを28日に誘拐する予告のほか、市役所など市の施設に毒ガス散布機を設置したとする内容。市職員が22日朝に投稿を確認し、富士宮署に届けた。 市は同署などと連携し、子どもの見守り活動とパトロールを強化する。市内の小学生や園児の保護者に対して通知するとともに、施設の警戒も継続している。 焼津市に「下校中の市内の女子小学生を誘拐する」など
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タイ実習生やっと来日 焼津、コロナで2年足止め 介護技術学ぶ
焼津市大覚寺の社会医療法人駿甲会はタイ人介護技能実習生9人を採用し、23日に辞令を交付した。本来であれば2020年5月から働く予定だったが、新型コロナの影響で入国できずにいた。9人はその間も同法人と通信アプリ「Zoom」で月に1回交流を続け、この日を迎えた。介護老人保健施設3カ所に配置され、3年間介護技術を学ぶ。 9人は24~26歳。現地での面接を経て、約10カ月間にわたり、日本語と介護技能の実習を積んできた。入国できずにいた2年間、タイの介護現場で働くなどしながら過ごしたという。ジャニッサター・ピムパーさん(25)は「日本に来る日が待ち遠しかった。介護の基本を学びたい」と喜んだ。 甲
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カツオ盗再発防止へ答申書提出 焼津漁協、第三者機関設置を提言
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合は24日、再発防止委員会が取りまとめた答申書を県に提出した。不正行為について調べる漁協から独立した第三者機関の設置などを提言として盛り込んだ。 焼津漁協の西川角次郎組合長、松永喜一郎専務理事ら幹部が県庁を訪れ、板橋威県水産・海洋局長に答申書を手渡した。板橋局長は報道陣に「再発防止と信頼回復の両面の観点から答申を作成いただいたものと評価している」と述べた。 西川組合長、松永専務理事は任期3年の途中で辞任する。松永専務理事は「答申書を受けての再発防止策は次期執行部に託したい」と語った。 答申に記された提言は、第三者
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ハウスミカン今季初の収穫 島田・神座の塚本さん
夏の贈答用として人気の高いハウスミカンの収穫が22日、島田市神座の塚本明治さん(65)のハウスで始まった。極わせ品種「高林」を丁寧な手つきで摘み取った。 JA大井川ハウスミカン部会には島田、藤枝、焼津市の農家計6人が所属し、ハウスミカンを栽培している。塚本さんは部会の先陣を切って収穫した。 冷え込む冬場の夜はハウス内の温度を調整しながら、実りを良くさせるという。今年の出来について塚本さんは「若干小ぶりだが、甘みと酸味のバランスが良く、おいしく仕上がった」と話した。 収穫したハウスミカンは23日にJA大井川果樹林産センターで選果され、市場に出回り始める。各生産者は9月末まで収穫する。
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焼津漁港整備計画公表 水産庁、漁業環境変化 災害備え
水産庁は22日までに、焼津漁港(焼津市)の新たな特定漁港漁場整備事業計画(2022~31年度)を公表した。カツオなど海外まき網船の大型化に対応する水深9メートル岸壁の増設などを盛り込んだ。津波、高潮対策も継続する。 漁業を取り巻く環境変化や、予想される南海トラフ地震などの災害リスクを踏まえ、全国有数の遠洋、沖合漁業基地としての機能強化を図る。事業費は100億3200万円を見込む。 水深9メートル岸壁は2カ所整備する。新屋内防波堤(延長200メートル)を改良し、外港北岸壁(同270メートル)も現状の7・5メートルから増深させる。本年度中に調査・設計に入る。既存の外港西岸壁、南岸壁と合わせて
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建設作業をDX化 橋本組(焼津)、都内企業と協定
総合建設業の橋本組(焼津市)はこのほど、建設業向けデジタルソリューション開発の「EARTHBRAIN」(アースブレイン、東京都)と建設現場業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化推進のための協定を結んだ。アース社の最先端の情報通信技術(ICT)を導入し、人手不足といった業界の課題解決を図る。 アース社が開発する、仮想現実(VR)で自動運転の建設機械を操縦し、遠隔地にいながら作業を進めることができるシステムを橋本組の建設現場で導入する計画。橋本組は近く社員向けの研修を行う。 アース社はコマツ、NTTドコモなどが共同出資し設立。建設業向けのデジタル化を進めるソフトを開発、提供してい
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病気で苦しむ家族きっかけ 自らの髪を医療用かつらに 焼津の美容師石川さん
焼津市大覚寺で美容室を営む石川和弘さん(42)が、医療用ウィッグ(かつら)に髪を提供する「ヘアドネーション」に臨んだ。6年前からヘアドネーションに賛同する来店客の髪をカットしてきた石川さんは、病気で髪の毛を失い苦しむ家族の姿を目の当たりにしたことをきっかけに、自身の髪も提供しようと決意して2年前から伸ばし続けてきた。 石川さんは20日に浜松市北区の先輩美容師のハサミで、肩ぐらいまで伸びた髪を30センチカットした。20束ほどの髪を医療用ウィッグメーカー「グローウィング」(大阪府)のプロジェクト「つな髪」に送った。石川さんは「捨てられるはずの髪が誰かの役に立ってくれる」と思いを語る。 石川
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通級指導教室 静岡県内高まるニーズ 教育現場工夫細やか
小中学校で、発達に特性のある子らが通常学級に在籍しながら週に1、2回、クラスを離れてコミュニケーション方法などを学ぶ「通級指導教室」の利用者が、全国的に増えている。ニーズが年々高まるが、静岡県内の現場からは「そもそも通級指導教室自体が知られていない」という指摘もある。 助けてもらい成功体験 「今日は、この前やった校外活動のことを話そうかな」。川根本町内の小学校で、男子児童が楽しげに教員に思い出を語り始めた。同町は巡回型の通級指導を採用していて、対象児童は週に1回、自校を訪ねてくる担当教員から指導を受けている。 会話が終わると、教員が簡潔な文章を組み立て、児童は書き写して伝
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育てた魚、切り分け提供 焼津水産高生 すし店員体験や実食も
焼津水産高(焼津市)の生徒が21日、はま寿司(ずし)焼津店(同市八楠)で、店員の作業を体験した。自ら養殖した魚が市場に流通するまでを学ぶ授業の一環。同校で養殖し、あらかじめ加工されたヒラメやトラフグを切り、すしとして提供するまでの流れを実践した。 生徒たちはそろいのユニホームを身にまとい、社員から衛生管理のルールや包丁の使い方、すしの提供の仕方について説明を受けた。社員が見守る中、柳刃包丁を使ってヒラメやトラフグをすしとして提供するサイズに切りつけていった。 店内の座席に座り、タッチパネルを使って好きなすしを注文し、試食した。期間限定で販売している同校養殖のトラフグやヒラメのすしが運ばれ
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焼津神社大祭開催へ 神輿渡御、関係者のみ
焼津市の焼津神社が毎年8月12、13の両日に開催する神社大祭について、新型コロナウイルス禍前とは形式を変えて開催する方針を決めたことが21日、分かった。神輿(みこし)を担いで市中心部を練り歩く「神輿渡御(とぎょ)」は3年ぶりに実施するが、一般の参加は認めず関係者のみで行う。 神輿渡御は2020年、21年と新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した。今回は神社総代と祭典委員が神輿を乗せた台車をひき、市中心部を練り歩く。 子どもの無事成長を願って祈とうをする「のぼりかつぎ」と、子どもの体を回転させて泣き声が大きいほど元気に育つといわれる「神ころがし」は、コロナ禍前は大祭の中で行っていたが、こ
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新聞の読み解き方実践 焼津・清流館高で講座
清流館高(焼津市上新田)で21日、元中学校長の矢沢和宏さん(静岡新聞NIEコーディネーター)を講師に招いた新聞講座が開かれた。生徒20人が参加し、新聞の役割や読み方について学んだ。 矢沢さんは本紙掲載の記事を紹介しながら、新聞の特徴を解説した。記事の内容や重要性が一目で分かる見出しの重要性を強調し、「見出しを眺めるように読めば、効率よく情報収集できる」と読み方のこつを伝授した。 「大自在」を題材に、何を言おうとしているのかを読み解いたり、同じニュースを伝える二つの記事の違いを見つけたりして、新聞について実践形式で学んだ。 地方版に掲載されている記事に触れ、「明るいニュースが載っているこ
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焼津高、完全共学化へ 2023年度から 全系列で男子受け入れ
焼津高(焼津市中港)が2023年度から完全共学化に踏み切ることが20日、関係者への取材で分かった。21年度から一部系列(コース)で男子生徒の受け入れを始めたが、これまでの女子教育で培った知識と経験を男子にも展開することが可能と判断し、ファッションや保育、福祉などを学ぶほかの系列でも学ぶことができるようにする。 同校は明治35(1902)年に「松永裁縫教授所」として開設して以来、2020年度まで女子教育を展開してきた。21年度からは4系列のうち、大学など進学希望者に対応する「みらい探求」系列のみ男子生徒を受け入れ、2年生と1年生で計14人が在籍している。23年度からは「情報実務」「生活環境」
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物価高騰支援策、補正予算案提出へ 焼津市長「9月定例会めど」
焼津市の中野弘道市長は20日の市議会6月定例会の一般質問で、物価高騰の影響を受ける小中学校の給食などに対する地方創生臨時交付金を活用した支援事業を盛り込んだ補正予算案について、9月定例会をめどに提出する方針を明らかにした。鈴木浩己氏(公明党)への答弁。 中野市長は検討している支援先として、スマホアプリを活用した支援を受けにくかった高齢者、介護・障害者施設の運営にかかる負担軽減を挙げた。羽田明夫教育長は給食食材が価格変動の影響を受けていることを指摘し、「引き続き栄養バランスや量を確保した給食提供を続けるため」として、活用を検討する考えを示した。 このほか、石原孝之(無会派)、秋山博子(同)
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焼津の水産食材、都内事業者に魅力提案 かつお節業者ら
焼津市内の水産加工事業者などが自社で生産製造する食材の魅力を、都内の外食事業者に提案する取り組みが20日、始まった。都内で料理店やカフェを営む5事業者のシェフやメニュー開発担当者らが市内加工事業者を訪ね、かつお節や、マグロの加工品といった食材の製造現場を視察した。21日まで。秋には採用した食材を生かし、都内店舗でメニューとして提供する。焼津産に特化したフェアも開催する計画。 訪れたのは日本料理、フレンチ、懐石料理、カフェ・イタリアンの経営者や料理長、シェフら。2日間で、カツオのたたき、かつお節、なまり節、マグロの加工品をはじめ、カツオの残さを利用した枝豆、温泉トマトなどを生産製造する市内8
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脅迫の疑いで男再逮捕 富士署など
富士署と県警人身安全対策課は20日、脅迫の疑いで焼津市五ケ堀之内、無職の男(43)=ストーカー規制法違反の罪で起訴=を再逮捕した。再逮捕容疑は5月20、21の両日、県東部の60代男性に危害を加える旨のメールを何度も送信して脅迫した疑い。容疑者は5月下旬に男性の関係者の30代女性に何度も電話やメールで面会などを要求したとして逮捕・送検され、6月20日にストーカー規制法違反の罪で起訴された。
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焼津・浜当目の県道で土砂崩れ 通行止め
20日午後7時ごろ、焼津市浜当目の県道北側のり面で、土砂崩れが発生した。志太消防本部によると、けが人や建物への被害はなかった。焼津署は同県道の焼津市浜当目交差点から静岡市駿河区石部までの上下を通行止めにした。現場は「かんぽの宿焼津」南側の斜面。同消防本部によると、のり面に張っているネットに崩れたとみられる土砂がたまっている状態で、一部は道路に落ちているという。
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3人を起訴 静岡地検 焼津カツオ盗事件
静岡地検は20日、焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオを盗んだとして、窃盗の罪で神奈川県内の運送会社の元社長の男(48)=神奈川県南足柄市=と、都内の水産加工会社の焼津営業所長の男(46)=焼津市駅北3丁目=、同市内の水産加工会社の社長の男(57)=同市与惣次=を静岡地裁に起訴した。 起訴状によると、3人は共謀して昨年3月22日、焼津漁港の魚市場で、冷凍カツオ約10・7トン(時価計約175万円)を必要な計量をせずに盗んだとされる。 関係者によると、盗んだカツオは鹿児島県内で売りさばいていたとみられる。
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出水期備え対応確認 焼津市が訓練 ドローンやWEB活用
焼津市は19日、総合水防訓練を大井川左岸河川敷(同市西島)と坂本コミュニティ防災センター(同市坂本)で行った。出水期に備え、洪水と土砂災害に対応する訓練を2カ所で分かれ、ドローンやWEBを使いながら実践した。 大雨で大井川の水位が上昇し、周辺に氾濫の恐れが生じ、東益津地区では土砂災害の危険性が高まった―との想定で実施した。水防訓練の実施会場には市消防団、志太消防本部、建設業界、自衛隊など約350人が参加した。 参加者は決壊を防ぐための土のうを作ったり、堤防を強化するためのシートを張ったり、堤防の漏水箇所を中心に土のうを積んだりするなどして、水防活動に取り組んだ。 市防災航空隊「ブルー・
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焼津カツオ盗初公判 元社長否認「共謀ない」 静岡地裁
焼津市の水産加工会社が焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で不正に抜き取られた事件で、窃盗の罪に問われた同市の水産加工会社の元社長の男の被告(61)=同市大村新田=や焼津漁業協同組合で水揚げ全般を仕切っていた元職員の男の被告(40)=同市東小川2丁目=ら5人の初公判が20日、静岡地裁(国井恒志裁判長)であった。元社長の被告は「共謀したことはなく、窃盗の実行行為をしたこともない」と起訴内容を否認し、弁護人は「盗品等有償譲り受けの罪が成立するのみ」と述べた。元職員の被告ら4人は起訴内容を認めた。 ほかに窃盗の罪に問われている3人は、水産加工会社の元役員の男の被告(48)=藤枝市藤枝4丁目=と、
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芸術の輪、和菓子屋から 発表の場提供、商店街へ広がり期待 焼津
焼津市の神武通り商店街の御菓子司角屋(同市本町)でアーティストの作品を店舗内に展示するイベントが始まった。30日まで。11月実施の商店街各店舗に芸術作品を展示する「焼津アートライン」がいったん中止の方向で検討していることを聞いた同店の松村剛志さんが、イベントを通じて知り合ったアーティストに作品展示の場を提供したいと企画した。展示会は年3回定期的に開く予定。 18日からの展示会では、地元のイラストレーター山村知世さんが生み出したカエルのキャラクター「る~くん」のイラストが店内の至る所に並んでいる。店舗の雰囲気と季節に合わせたキャラクターの愛くるしい姿が描かれている。関連グッズの販売コーナーも
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製茶問屋手軽、手頃に目線 「売れる商品」工夫次第【令和の静岡茶⑥/第2章 岐路からの挑戦②】
マグカップに入れて電子レンジで2分、緑茶が香り立つ。創業100年超の茶問屋川村翠香園(牧之原市)は今年、ティーバッグ茶の新ブランド「お茶日和」を立ち上げた。現代の茶の間で日本茶を楽しむ様式を、独自の発想で提案する。 卸販売が伸び悩む中、川村直也社長(39)は「お茶になじみが薄い人に、いきなり湯を沸かして急須で飲んでもらうのは求めすぎなのでは」との考えに行き着いた。 そこで緑茶・ほうじ茶の商品開発に着手。レンジでじっくりと温度を上げることで渋味を抑え、うま味成分のアミノ酸を抽出できる点にも気づいた。 手軽さを重視した商品に込めたのは「リーフ茶の販路開拓のきっかけにしたい」という思いだ。川
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ジャム売り上げ、ウクライナ救援金に 焼津水産高食品研究部
焼津水産高(焼津市)の食品研究部は16日、新作のミックスジャムの売り上げの一部を日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に贈った。夏みかんとパイナップルのミックスジャムを1瓶につき寄付に充てる50円を上乗せし、5月に校内で販売したところ、1週間で完売した。3年の良知優命部長(17)は「ウクライナの子どもたちに少しでも役に立てば」と話す。 同部は毎年、PTA総会向けにいちごジャムとマーマレードを製作販売してきた。昨年度から新たな試みとして、ミックスジャムの開発に着手。生徒が社会貢献のために生かしたいと発案した。 販売価格は寄付分を含めて250円。PTA総会が本年度中止になったため、校内で
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焼津市スマートシティ事業 国の交付金に採択
焼津市は17日、官民のデータを蓄積した基盤を構築することで市民向けのサービスを展開する「スマートシティ推進事業」について、国のデジタル田園都市国家構想推進交付金に採択されたと発表した。本年度中に水産加工品のマーケティング支援や防災情報の迅速な発信といったサービスを展開する。 市や県が所有するふるさと納税や観光、災害、気象関連のデータを連携させる基盤を構築し、市民や事業者にデータを活用した新しいサービスを提供していく。趣旨に賛同する民間事業者にもデータ提供の協力を求める。 具体的なサービスの内容は、集積されたデータを基にした分析ツールを市民や事業者に公開し、マーケティングや防災対策の立案に
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LINE登録3万人増 キャンペーン効果 焼津市議会市長答弁
焼津市の中野弘道市長は17日の市議会6月定例会の一般質問で、市の公式LINE(ライン)アカウント登録者数について、4月から始まったキャンペーンの効果に伴い3万人増加したことを明らかにした。安竹克好氏(凌雲の会)への答弁。 市によると、登録者数は16日時点で12万1800人で、キャンペーンを開始した4月1日時点と比べると、約3万人増えた。3万人のうち、市内が1万6千人、市外が1万4千人で、県外の登録者も増えているという。 キャンペーンは4月から焼津さかなセンターの店舗や地場産品の直売所と月ごとに対象の異なる割引クーポンをLINE公式アカウントから配信している。 当初6月開始予定だった市内
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下田「黒船祭」で陸・海・空自が展示
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・武田恭一1等空佐)はこのほど、下田で行われた「第83回黒船祭」で広報活動を行った。 黒船祭は3年ぶりの開催で、多くの市民や観光客でにぎわった。自衛隊は、記念式典に合わせ焼津市の航空自衛隊第11飛行教育団がT―7初等練習機の飛行展示を行い、神奈川県の海上自衛隊横須賀音楽隊がパレードやコンサートで演奏を披露した。 また、岸壁で海自の掃海艇「ちちじま」が学生等を対象とした特別公開を行い、商店街では御殿場市の陸自第34普通科連隊が車両展示を行った。静岡地本は、各所の会場で自衛隊の活動や装備品を紹介するパネルを展示した。 全国のゆるキャラが集まるステージイベントで
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造形、花組み合わせ 学生の力作ずらり 静岡の専門学校
静岡市葵区の静岡デザイン専門学校で17日、フラワーデザイン科2年生による「造形と花展」が始まった。今後開かれるフラワーコンテストや卒業制作に向けた前段階の制作活動として取り組んだ。20日まで。 四つのグループに分かれた学生が、共通テーマ「ART」のイメージを膨らませて造形し、生花を生けて制作した。赤、黒、金の3色に統一された作品「バロック」は、3羽の鳥が流動的に円をなした銅像を土台に生かした。制作した同科2年の西島野々花さん(19)=焼津市=は「既存の銅像をどう生かすかグループでたくさん話し合った」と話した。
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「自然」テーマ、木版画に表現 静岡のギャラリーで2人展
木版画愛好家の大久保勇さん(77)=焼津市=と海野登光さん(80)=静岡市葵区=による2人展が19日まで、同区一番町のロブソン木版画ギャラリーで開かれている。 2人はSBS学苑の木版画講座の受講生で、大久保さんは35年、海野さんは15年通っている。今回は「自然」をテーマに、2人の作品約40点を展示する。 大久保さんの作品はグラデーションが特徴で、山や花などを繊細な色使いで描いた。海野さんの作品はカナダ旅行で見たオーロラやロッキー山脈を迫力あるタッチで仕上げている。 海野さんは「2人の作風の違いを楽しんでほしい」と話した。
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参院選 経済対策「議論を」 山積課題に“光”求め 静岡県民の声
参院選が22日公示、7月10日投開票に決定し、与野党が事実上の選挙戦に入った15日、静岡県民からは円安や景気悪化などを背景に経済対策の議論の深まりを求める声が上がった。候補者と有権者の距離が遠い選挙といわれる参院選で、新型コロナウイルス禍からの経済回復や活性化につながる施策、若者に寄り添った説明などを求める意見も聞かれた。 「長引く不景気を何とかしてほしい」。東伊豆町の会社員稲村智子さん(53)は切実に訴える。「円安で日本だけ給料が上がっていないという報道を見るが、コロナ禍前からそうだった」と改善策を求める。沼津市の保険代理店経営後藤知彦さん(55)は「コロナ禍で保険の解約やより安い保険に
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「しあわせ」テーマ写真審査 大石さん(焼津)銀賞
明治安田生命保険が家族や友人、恋人との触れ合いや人生の節目の写真を募集した「2021年マイハピネスフォトコンテスト」の入賞作品がこのほど発表され、焼津市の大石捺未さん(27)の作品「つぎのひとくち」が銀賞に入賞した。 「あなたがいる しあわせ。」をテーマに全国から8万3589点の応募があった。銀賞はグランプリと金賞に続き、上位14席に相当する。大石さんの作品は、おにぎりを食べることに集中する子どもの姿を撮影した。表情を画面いっぱいに写すことで迫力を表現し、審査員から評価を受けた。 10代を被写体とし、青春を感じられる作品に贈られるベストティーン賞は、静岡市の植松琉汐さん(17)の作品「俺
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焼津・浜当目 高齢者の買い物支援 住民がスーパー送迎
焼津市の浜当目地区で15日、地域住民が高齢者を自宅から最寄りのスーパーまで送迎する支援活動が始まった。趣旨に賛同した福祉施設の車両を活用し、月1回のペースで実施する。地域のボランティアが遠くへの外出が困難な高齢者と同じ車両に乗り込み、買い物を支援する。 送迎で使うのは特別養護老人ホーム高麓(同市坂本)の車両2台。事前に登録した地区の高齢者10人を自宅から乗せて、約4キロ先のスーパー田子重登呂田店(同市東小川)まで送迎する。車両には「とうめ外出支援隊」と書かれたオレンジ色のジャンパーを羽織ったボランティアが同乗し、車両の乗り降りや買い物を手助けする。 同地区は住民に占める65歳以上の高齢者
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焼津市議会 17日から一般質問
焼津市議会6月定例会は17、20両日に一般質問を行い、12氏が登壇する。 質問者と質問テーマは次の通り。 【17日】増井好典①焼津市消防団②市内準用河川と小河川の整備▽杉崎辰行①ふるさと納税②津波シミュレーション▽安竹克好①地域の経済活動の活性化②いじめ問題▽青島悦世 健康診査▽内田修司①民生委員の負担軽減②市立図書館の現状▽深田ゆり子①物価高騰対策②産後うつ③子どもたちの成長・発達の影響と行政の役割④ミニステーション大富 【20日】太田浩三郎①安全安心な暮らし推進②学校教育の充実▽石原孝之①サステナブルな社会実現②ロケツーリズム強化▽鈴木浩己①住まいの確保支援②ヤングケアラー支援③カ
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船舶のCO₂排出抑制へ 赤阪鉄工所 脱ディーゼル、LNGエンジン開発
海運業界で温室効果ガス排出削減の規制が強まる中、赤阪鉄工所が液化天然ガス(LNG)を使った同社初の非石油燃料の船舶エンジン開発に注力している。現行のディーゼルエンジン比で二酸化炭素(CO₂)排出量を25%削減する。2023年度の実用化を目指す。 開発中のエンジン「USE30G」はガス専焼式で、全長約5・5メートル、出力約1900キロワット。点火プラグを内蔵し、着火時も含め石油由来の液体燃料を使用しない。CO₂削減に加え、国際規制対象となっている大気汚染物質の硫黄酸化物(SOx)も排出しない。国内外の一部で配備済みの船舶用LNGエンジンの多くはディーゼル併用式で、ガス専焼式は先進的という。
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しずおか焼津信金 島田に初の出店計画
しずおか焼津信用金庫は14日までに、島田市内に島田支店を新規出店する方針を固めた。本年度中に予定地選定などを行い、出店計画を具体化する。同信金が同市に営業拠点を構えるのは初めて。 本年度の店舗計画の一環。新規出店は合併前のしずおか信金が2016年に藤枝水守支店(藤枝市)を開業して以来となる。島田支店は預金や貸出金などを扱うほか、法人向け業務も担うフルバンキング店舗にする。 しずおか焼津信金は静岡、焼津、藤枝の3市を中心に志太榛原地区も営業区域としているが、島田市内に店舗を展開していなかった。新規出店は「顧客の利便性向上と、県中部での営業基盤を拡大するため」(経営企画部)という。 店舗計
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大井川港の歴史・役割学ぶ 焼津・大富小3年生
焼津市の大富小3年生の児童が14日、大井川港管理事務所(同市飯淵)を訪れ、施設を見学した。担当者から大井川港の成り立ちや役割について説明を受けたり、施設の屋上から港全体を眺めたりして、県内唯一の市営港について学んだ。 事務所の担当者は、昭和30(1955)年代の計画時から現在までの写真を使って、大井川港が形作られるまでの歴史を紹介した。物流港としての役割にも触れ、LPGやガソリン、セメント、小麦などを運ぶ貨物船が入港することを伝えた。 担当者が「大井川港に運ばれるアルコールが加工されて感染対策の消毒液になる」と説明すると、児童は驚きの反応を示した。 その後、児童は港全体が見渡せる屋上で
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ルクレMYFC 女子中生にサッカー指導
東海女子サッカーリーグ2部のルクレMYFCは12日、志太榛原中学校体育連盟女子サッカー部との合同練習を焼津市の藤枝MYFCサッカー場で開いた。ルクレMYFCの選手15人と犬塚友輔監督が、藤枝市立高洲中と牧之原市立榛原中の選手28人に技術指導を行った。 参加者は丁寧なアドバイスを受けながらドリブルなどの練習に取り組んだ。試合形式ではルクレの選手と対戦し、高レベルのプレーに刺激を受けている様子だった。高洲中の西村ほなみさん(14)は「普段教わらないステップなどを体験し、すごく勉強になった」と実感。榛原中の村田桔梗さん(13)は「ドリブルでタイミングを外すプレーが難しかった。練習して自分の武器に
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特殊詐欺指示役の男4回目逮捕 窃盗の疑い 菊川署
菊川署と県警捜査4課は14日、窃盗の疑いで東京都江東区南砂4丁目、収納代行業の男(34)=窃盗容疑で逮捕=を再逮捕した。同署によると、容疑者は特殊詐欺グループの指示役とみられる。逮捕は4回目。 再逮捕容疑は昨年11月1日、共謀していずれも焼津市の88歳と82歳の女性からそれぞれキャッシュカードをだまし取り、同4日にかけて同市や藤枝市、首都圏のコンビニ店の現金自動預払機(ATM)で計約300万円を引き出して盗んだ疑い。
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志太広域事務組合が50年 焼津で記念式典、決意新た
焼津、藤枝両市でつくる志太広域事務組合は12日、設立50周年記念式典を焼津市大井川文化会館ミュージコで行った。これまでのあゆみを振り返るとともに、両市のさらなる連携や発展に向けて決意を新たにした。 本年度の管理者の中野弘道焼津市長、副管理者の北村正平藤枝市長のほか、関係者ら約160人が出席した。中野市長は「圏域住民の安心安全に向け、両市の連携を図り、全力を尽くしたい」と抱負を語った。記念イベントとして藤守の田遊びと藤枝太鼓が披露された。 同組合は1972年6月に焼津市、藤枝市、旧大井川町、旧岡部町の2市2町で設立した。ごみ処理施設や斎場、し尿処理施設、看護専門学校の管理のほか、両市の消防
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静岡人インタビュー「この人」 杉山忍さん(焼津市)県高校文化連盟会長に就任
4月の理事会で選出された。分校を含めた172校の文化部員約3万7千人の活動を支える。社会科教員で、飛鳥、奈良時代が専門。2021年から静岡中央高校長。58歳。 ―就任の感想を。 「日本史が専門のため、美術品や工芸品などを直接見ることを心がけている。そのたびに、歴史の中で生まれた文化の尊さを実感する。次代を担う高校生と文化振興に取り組めることをありがたく思う」 ―高校文化部の現状は。 「県教委にいた7年前から、全国高校総合文化祭などで本県の生徒の活躍を見てきた。美術や書道、写真などどの分野も見応えがあるが、新聞は社会情勢に対する高校生ならではの視点が反映されていて、レベルが高い。自然科
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仮想空間で「さかなのまち」発信 焼津市、8月にイベント出展
焼津市は、仮想空間(VR)で8月に開催される「バーチャルマーケット2022 Summer」に出展する。ブースでは、ミナミマグロの解体ショーや地場産品を3Dモデルで紹介するなどして、バーチャルの来場者に「さかなのまち焼津」を発信する。 主催はメタバース事業を手掛ける「HIKKY」(東京都)。期間は8月13日から28日まで。2018年から行われているイベントで、来場者は100万人を超えるという。 焼津市が仮想空間上で出展するブースは同社が製作した。巨大なミナミマグロが目印で、ステージではバーチャルの解体ショーが楽しめる。ステージ付近には港町らしい大漁旗が飾られ、写真撮影も可能だという。
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組み立て自在の間仕切り 焼津の会社、小川小に寄贈 避難所に活用
焼津市策牛の家具製造FPKナカタケが9日、災害時の避難所など多用途に活用できる間仕切り「どこでもくーも」を小川小に寄贈した。普段は迷路などの遊び道具として使えるのが特徴。同小では体育館で保管し、体育の授業や防災教育で活用する。 寄贈したのは、間仕切りに使う段ボールと木の再生材MDFの一式で6ブース分。組み立ててできる一つのブースは、2・3メートル四方、高さ1・5メートルで、4人が過ごすことを想定している。MDFは耐久性に優れ、段ボールと異なり寄りかかることができる。 寄贈式で中根正雄社長は商品の趣旨を踏まえた上で「日常使いを通して、災害の学習にも役立ててほしい」と語った。内田いつ乃校長
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2年前に告発文 漁協再発防止委で報告 焼津カツオ盗事件
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会で、漁協出身の委員が窃盗行為を告発する文書が2年前に漁協宛てに届いていたと報告していたことが10日、分かった。 報告の内容は9日に取りまとめた答申書に盛り込まれていて、同日の委員会終了後、加藤将和委員長が内容の一部を読み上げた。 答申書によると、2018年3月、西川角次郎組合長宛に「十数年前から焼津魚市場外港で窃盗が横行している」と指摘する文書が届いたという内容だった。 今年3月19日に、加藤委員長宛にもこうした文書の存在を指摘する情報提供があった。委員会には4月18日の会合で漁協出身の委員が文書
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訪日客を静岡県内へ 観光再開で業界準備加速 感染対策万全期す
訪日外国人客の受け入れ手続きが10日、再開されたことを受け、静岡県内の観光・宿泊事業者が態勢の構築に向け奔走している。施設の改装や外国語の案内文作成を急ぐなど、2年にわたり新型コロナウイルス禍の打撃を受けてきた事業者は「他県との客の奪い合いになる。一人でも多く本県へ」と感染抑止対策と併せた挽回策を練る。 焼津市の旅館「月と鮪(まぐろ) 石上」は今月上旬、2階に茶道や利き酒の体験スペースを設け新装オープンした。海沿いの眺望も人気で、10年ほど前からフランスや中国の家族旅行者が宿泊。マグロ料理や和室での就寝など日本文化に触れる機会を提供してきたが、コロナ禍でその機会は失われた。女将(おかみ)
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ベトナムに不正送金 銀行法違反容疑の3人逮捕 清水署など
ベトナムに不正送金する「地下銀行」を営んだとして清水、御殿場両署と県警薬物銃器国際捜査課は10日までに、銀行法違反の疑いでベトナム国籍の男女3人を逮捕した。 逮捕されたのは、いずれも無職の男(26)=住所不定=、女(25)=同=、男(27)=焼津市小柳津=の3容疑者。 男(26)、女(25)の逮捕容疑は共謀して2021年8~10月、日本国内のベトナム人から依頼を受け、ベトナム国内にいる共謀者に送金依頼先への支払いをさせた上で、送金額約4万円を受領するなど不正な送金をし、銀行業を無許可で営んだ疑い。男(27)の逮捕容疑は21年4月、日本国内の別のベトナム人から依頼を受け、同様の手口で約13
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焼津カツオ抜き取り 第三者機関設置を提言 再発防止委の議論終了
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は9日、第10回会合を開き、不正な抜き取り行為について調べる漁協から独立した第三者機関の設置などの提言を盛り込んだ答申書を取りまとめ、委員会としての議論を終了した。 会合は非公開で行われた。答申に記された提言は、第三者機関による事実調査▽法令等順守に対する経営姿勢の明確化▽内部統制システムの整備▽組織的なコンプライアンス意識の徹底―の4点が柱。 第三者機関設置は、漁協外でさらなる真相究明を求める声を受けて、改めて事実調査を行う必要性があると判断した。不正行為を行わないとした内容の誓約書、監視カメラの
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カツオ不祥事「けじめ」 焼津漁協 組合長と専務理事が辞任表明
焼津漁業協同組合の西川角次郎組合長は9日、再発防止委員会の会合終了後の会見で、「不祥事のけじめを付ける」として辞任する考えを正式に表明した。松永喜一郎専務理事も同時に辞任する。 両氏は3月の総会で組合長、専務理事に再選されていて、任期3年途中の辞任となる。 西川組合長は「(再選されてから)再発防止策が構築されるまでの任期と思っていた」として、再発防止委員会の議論終了をもって、一つの区切りとする考えを示した。 取りまとめた答申書には「提言を受けて終わりではなく、しっかりと改革に向けて実践していく」と強調。答申書の提言として記された第三者機関の設置については具体的な検討に着手する考えを示し
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新作プラモデルずらり 細部まで忠実再現 JR静岡駅駿府楽市
人気模型メーカーの新作を紹介する「プラモデル新作展」が9日、JR静岡駅構内の駿府楽市で始まった。20日まで。 青島文化教材社(静岡市葵区)、タミヤ(同市駿河区)、ハセガワ(焼津市)の3社の新作を展示。クラシックカーや潜水調査船「しんかい6500」などを細部まで忠実に再現した模型が来場者を楽しませている。5月に開かれた見本市「第60回静岡ホビーショー」で人気だった模型を中心に集めた。 担当のJR東海静岡開発の田村哲也さんは「静岡は模型の町。模型の魅力を発信していきたい」と話した。 18、19日には、タミヤのミニ四駆の走行体験ができるサーキットを駿府楽市付近の通路に設置する。マシンを持って
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海保と米軍連携 藤枝の船員救助 グアム沖、ヘリで搬送
7日午後3時40分ごろ、「赤道付近で船員が腹痛を訴えているので救助してほしい」と清水海上保安部に焼津市の漁業関連企業から要請があった。約2400キロ離れた米領グアム島沖で、カツオ漁を行っていた巻き網漁船の男性船員(55)=藤枝市=を、海保、米国沿岸警備隊、米海軍が連携して病院に搬送し、男性は無事だった。 清水海保は通報を受けて第3管区海上保安本部に連絡。海賊対策のためインドネシア周辺海域に派遣中だった第4管区海上保安本部の巡視船みずほが出動した。8日午後5時半ごろ、グアム島南方約740キロの海上で巡視船が男性を収容し、医務官が応急処置を施した。 海保はその後、米国沿岸警備隊に協力を要請し
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焼津漁協組合長辞任へ カツオ盗で体制刷新 専務理事も
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の西川角次郎組合長(83)が任期途中で辞任する意向を固めたことが9日、関係者への取材で分かった。松永喜一郎専務理事(67)も同時に辞任する見通し。焼津漁協の再発防止委員会は同日、答申をまとめる方向で協議が進んでいる。西川、松永両氏は答申を一つの区切りとし、再発防止策の実行に向けて体制刷新を図るべきと判断したとみられる。 冷凍カツオの窃盗事件では、漁協職員や水産加工会社、運送会社の経営陣が逮捕される事態に発展。これまでに漁協元職員1人が窃盗罪で起訴され、現役職員と元職員の2人が静岡地検に書類送致されている。 こうし
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4月有効求人1・09倍 ハローワーク焼津管内 夏季需要の業種増
ハローワーク焼津はこのほど、管内(焼津市、藤枝市)の4月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は1・09倍で前年同月を0・26ポイント上回った。夏季のエアコンや飲料水の需要増を見据えて、関連業種の求人が増えた。 新規求人を産業別に見ると、飲料・たばこ・飼料製造業で前年同月比55・6%増の14人、エアコン関連のはん用機械器具製造業で69・6%増の39人。製造業全体では3・4%増の360人となった。主力の食料品製造業は5・2%増の122人だった。 年度替わりに伴い、派遣労働者を求める企業が増えている状況を反映し、職業紹介・労働者派遣業は58・4%増の301人と伸びた。 燃料費、原材料費の高騰
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海外品評会入賞を報告 磯自慢酒造と初亀酒造
世界最大級のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ」の本年度SAKE(日本酒)部門で、特に優れた銘柄が対象の「トロフィー」を受賞した磯自慢酒造(焼津市)の寺岡洋司社長と初亀醸造(藤枝市)の橋本謹嗣社長が8日、県庁で川勝平太知事に受賞を報告した。 同部門で九つの部のうち、磯自慢酒造は純米吟醸酒の部、初亀醸造は純米大吟醸酒の部でそれぞれ最高評価を得た。7月にトロフィーを獲得した全銘柄の中から、SAKE部門の最高賞「チャンピオン・サケ」が選出される。 2010年、14年にも同品評会でトロフィー受賞経験がある寺岡社長は、米国などに輸出している自社の瓶詰め日本酒を川勝知事に示し、「日本酒
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介護施設で現金盗んだ疑い 焼津署、男を逮捕
焼津署は8日、窃盗の疑いで焼津市石津港町、介護職員の男(42)を逮捕した。逮捕容疑は6月上旬、清掃業務のアルバイトとして勤務していた同市内の介護施設で現金約6万円を盗んだ疑い。同署によると、現金は利用者から施設が預かり、封筒に入れて保管していたという。
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就労先でイチゴ狩り満喫 焼津・松田農園が施設利用者招待
焼津市飯淵のイチゴ農場シックスベリーファーマーズ松田農園が7日、今シーズンにイチゴ出荷箱の組み立て作業をした障害者就労支援施設「焼津の空と大地と」の利用者をイチゴ狩りに招待した。 同農園では昨年度に引き続き、1月から5月まで障害者の社会参画と農業の働き手確保を進める「農福連携」の一環で、同施設から利用者を受け入れた。本年度は5人の利用者が、出荷箱の組み立て作業を担った。 この日は、作業に携わった利用者を含む20人がビニールハウスで、赤く育った「桃薫」と呼ばれる品種の実を丁寧に摘み取ったり、その場で味わったりしてイチゴ狩りを楽しんだ。 農福連携事業に携わった生活支援員の井林伸之さんは2年
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ヘリで要救助者をつり上げ 焼津市、火災想定し訓練
焼津市は5日、静岡県消防防災航空隊の防災ヘリで要救助者をつり上げ救助する訓練を実施した。市役所本庁舎屋上(同市本町)から上層階に取り残された4人の要救助者をヘリで救助し、焼津漁港新港地区(同市城之腰)に搬送した。 訓練は市役所本庁舎の中層階で火災が発生し、上層階に市職員が取り残された―という想定で行われた。屋上の緊急救助用スペースに集まった要救助者役の市職員4人は、上空に旋回するヘリから垂らされたロープで航空隊員とともに1人ずつつり上げられた。ヘリはその後、約700メートル先の焼津漁港まで市職員を運んだ。 市役所本庁舎周辺には、地域住民が集まり、訓練の様子を見守っていた。
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暴力追放の決意新た 焼津で推進協総会 事業計画案を承認
焼津市暴力追放推進協議会はこのほど、市役所で本年度総会を開いた。会員約20人が出席し、事業計画案を承認し、暴力追放の決意を新たにした。県暴力追放運動推進センターと焼津署の担当者が暴力団情勢について講話した。 本年度の「明るい街づくり市民大会」を9月下旬から来年2月中旬までの期間に、各公民館など市内13カ所で実施する。「暴力追放県民大会」は11月22日に静岡市内で開く。同協議会会長の中野弘道市長は「企業や市民が協力して、意識を高めていきたい」と語った。 同センターの田口剛さんは、他県で発生した不当要求の事例を紹介し、「被害に遭った場合、最寄りの警察署や同センターに連絡してほしい」と呼び掛け
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焼津市 25日からワクチン集団接種 ノババックス製使用
焼津市は6日、新型コロナウイルスワクチン接種について、4月に承認されたノババックス製のワクチンを使った集団接種を25日から始めると発表した。7日から予約を開始する。 接種会場はしずおか焼津信用金庫焼津本部(同市五ケ堀之内)で、午前9時から午後4時まで。開始日以降、3週間に一度のペースで実施する。 対象者は18歳以上で、接種1・2回目と3回目に使用できる。4回目は使用できない。
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焼津市LINE友だち12万人 記念キャンペーン 抽選で特産品セット贈呈
焼津市は、市のLINE(ライン)公式アカウントの友だち登録者数12万人突破を記念して、抽選で特産品を贈呈するキャンペーンを実施する。期間は15日から19日まで。2020年12月開設以降、市政情報の発信や割引クーポンの配信が奏功し、「想定より早い速度」(市担当者)で登録者数を伸ばし、県内自治体公式LINEで2位の位置に付けた。ユーザーへの感謝の思いから、キャンペーンに踏み切った。 賞品は、カツオを使ったお菓子やラーメン、マグロの角煮、おでん、つなカレーといった特産品詰め合わせセットと「やいづとくさんプラザ」(同市鰯ケ島)で使える買い物券。 15日までに市LINE公式アカウントを登録すると、
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妊娠・出産、子育ての相談機能集約 焼津市、6月からアトレ庁舎改修
焼津市役所アトレ庁舎(同市本町)で今月から改修工事が始まる。大井川庁舎や同市東小川にある施設機能を移し、妊娠・出産から子育てまでの相談体制を1カ所の施設に集約する。2023年夏ごろに完了する見通し。 本年度は現在稼働していない2階フロアを改修し、そこに1階の「こども相談センター」、不登校児童生徒への学習支援を行う「適応指導教室」、大井川庁舎の「青少年教育相談センター」を配置する。アトレ庁舎近くの「ふれあいギャラリー」の機能も移転し、展示や会議ができる多目的スペースとする。 23年度は1階の改修工事に着手し、妊産婦や乳幼児の健康相談などを担う「保健センター」(同市東小川)の機能を入れる。同
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オリ・パラのレガシーつなげ 静岡県の事業始動 焼津の児童、投球のこつ学ぶ
静岡県内のスポーツチームや県ゆかりのオリンピック・パラリンピック出場選手が小中学校を訪ねる県の「オリンピック・パラリンピック教育レガシー推進事業」が6日、始まった。初日は静甲ソフトボール部のコーチらが焼津市田尻の和田小で、5年の児童にボールの投げ方を指導した。 訪問したのは山崎奈美佳コーチ、清水琴乃コーチ、山崎菜々マネジャーの3人。児童はペットボトルで作った輪っか、大きなサイズのバドミントンのシャトルを使って、投球動作の基本を学んだ。山崎コーチは、肘を上げることや足をしっかり踏み込むことなど遠くへ投げるためのこつを解説した。最後に、一人ずつ的に向かってボールを投げて、学んだことを実践した。
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わいせつ行為した疑い 焼津署、男を再逮捕
焼津署は6日、強制わいせつの疑いで焼津市中根新田、会社員の男(34)=傷害容疑で逮捕済み=を再逮捕した。再逮捕容疑は4月中旬ごろ、焼津市内の路上で県中部に住む10代の女子高校生を後ろから押し倒し、わいせつな行為をした疑い。
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吹奏楽聞いて旅行気分 焼津でフェス 中高生、市民楽団が競演
静岡県中部の中学、高校の吹奏楽部や市民楽団などが競演する「第31回ミュージコ吹奏楽フェスティバル」(焼津市など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が5日、同市宗高の大井川文化会館ミュージコで開かれた。テーマは「旅行」で関連する楽曲が演奏され、コロナ禍で遠くへ行けない日々が続く来場者たちが旅行気分を堪能した。 焼津市や藤枝市、島田市など県中部の16団体約460人が出場。映画音楽やポップス、クラシックなど幅広いジャンルから、力いっぱいの演奏をホールに響かせた。団員たちはリズムに合わせて体を動かしたり、足を踏みならしたりして、躍動感あるステージを作り上げた。
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彦根藩主・井伊直孝の生涯、漫画に 生誕地焼津の団体が冊子作成
江戸時代の大名井伊直孝ゆかりの地である焼津市中里のボランティア団体「直孝のふるさと『中里倶楽部』」が、直孝の生涯を漫画で紹介する冊子(A5判、22ページ)を作成した。団体のメンバーが古文書をひもとき調べた内容を、絵心のある地域住民の筆で仕上げた。 井伊直政の次男として駿河国中里村(現・焼津市)で生まれた直孝が、彦根藩主となり、生誕地に若宮八幡宮(同市中里)を建立するまでを描いている。 同団体は5年前に直孝の生涯や中里とのつながりを紹介するパンフレットを作成したが、「子どもにも分かりやすい内容にしたい」と昨年6月ごろから「漫画版」の作成に取りかかった。 同団体の川合信行副代表が10年ほど
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漁師の仕事、やりがいは? 焼津水産高で就業ガイダンス
焼津水産高(焼津市)は漁業就業を目指す生徒を対象にしたガイダンスを市総合福祉会館(同市大覚寺)で開いた。マグロはえ縄やカツオ一本釣りなど大型漁船を運航する県内外10社などが参加した。生徒たちは将来の参考にしようと、担当者の説明に耳を傾けていた。 海上勤務を将来的に考えている約30人がグループに分かれ、各企業のブースで担当者から仕事の内容や船での生活、給与体系などについて説明を受けた。 各社の担当者は動画を使って、漁師の仕事ぶりや洋上での生活環境を示し、働きやすさややりがいをアピールした。 冒頭では、マグロはえ縄、カツオ一本釣りの漁船に就業した同校出身者の動画メッセージが披露された。 &
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母親と口論、頭を殴打 殺人未遂の疑いで男逮捕 焼津
焼津署は4日、殺人未遂の疑いで焼津市三ケ名、無職の男(39)を逮捕した。 逮捕容疑は3日午後1時ごろから3時ごろまでの間に、自宅で同居する母親(68)の頭を棒状のもので殴打する暴行を加え、けがを負わせた疑い。同署によると、母親は頭から出血したが、命に別条はないとみられる。容疑者は母親と口論をしていたという。
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新型コロナワクチン 焼津市、4回目接種開始 まず医療従事者
焼津市は3日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を市立総合病院(同市道原)の医療従事者から開始した。3回目接種から5カ月を経過した60歳以上の市民、18歳以上60歳未満で1・2回目の接種時に「基礎疾患のある人の優先接種申し込み」をした市民を対象に接種を進める。 この日は同病院所属で60歳以上の医師、看護師ら12人が問診を受けた後、誘導に従ってワクチンを接種した。同病院では24日にも対象者150人に接種を行う。 市は対象者に1日から接種券を発送している。接種券が届き次第、個別医療機関か集団接種いずれかを予約する。個別医療機関での接種は27日、集団接種は7月2日にそれぞれ開始する計画。
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柔らかトマトをシャーベットに 焼津の会社、廃棄品活用し開発
焼津市の温泉旅館「蓬莱(ほうらい)荘」が設立した会社、ピオニエスはこのほど、柔らか過ぎて廃棄されるトマトを活用してシャーベットを開発した。インターネットで販売を始めたほか、5日からは静岡伊勢丹(静岡市葵区)で数量限定で売り出す。 ピオニエスは温泉水を活用して、藤枝市内のビニールハウスで「温泉美人トマト」を栽培している。年間生産量14トンのうち、1トン弱が果実が柔らか過ぎることから流通されないまま、廃棄しているという。 廃棄品の活用策として、これまでソースやジャムの材料として事業者に提供していたが、自社での製品化を模索していた。 味は温泉美人トマトの特徴の一つであるうまみを凝縮していて、
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焼津ならではキャンプ飯開発 10事業者、2月完成へ
焼津市内の事業者が、地元の強みの一つ食品加工技術を活用し「キャンプ飯」を開発するプロジェクト(次世代の焼津ブランド創出協議会主催)が1日から始まった。参加事業者を公募し、選ばれた10事業者が、マーケティングや商品試作、パッケージデザイン製作を実施し、2023年2月末をめどに新商品を完成させる。1日に「焼津PORTERS」(同市中港)で事業者向けの説明会を開いた。 説明会では、同協議会に所属する「ナイン」(東京都)の渋谷太郎代表取締役、シーラックの望月洋平社長、焼津市の大本裕一経済部長、良品計画の石川雅人さんの4人でパネル討論をした。 良品計画でキャンプ事業担当を務める石川さんは、キャンパ
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焼津市議会が開会 23議案を上程
焼津市議会は2日開会し、会期を29日までの28日間と決めた後、3億7200万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など23議案を上程した。このうち、市固定資産評価員の選任案など14議案は同意、承認、報告した。 22年度一般会計補正予算案には、潮風グリーンウォーク整備事業費6千万円、LINE(ライン)クーポン事業費5千万円、漁具倉庫のリノベーション関連費6千万円、WEB物産展「さかなのまち焼津」関連費3500万円などを計上した。 一般質問は17、20日に行う。
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複業人材に静岡県東部PR 三島信金、都内でセミナー
三島信用金庫は1日夜、地方企業の支援に関心のある首都圏の複業(兼業・副業)人材や企業経営者らを対象にしたセミナーを都内で開いた。8月5日に開催する静岡県東部中小企業のマッチング会の周知が目的で、約100人の出席者に県東部の魅力や地域活性化への思いを伝え、参加を呼び掛けた。 マッチング会を企画運営する地方創生会社「うさぎ企画」(長泉町)の森田創代表(48)は、新型コロナウイルス禍のテレワークの普及を踏まえ「東京にいなくても地方で仕事ができる時代」と指摘。伊豆地域や焼津市、長野県でのマッチング事例や、三島市の特色を説明し「東京から(新幹線で)40分の三島で、もう一人の自分を気軽に探してみません
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遺失物横領の疑い 会社員の男逮捕 焼津署
焼津署は2日、遺失物横領の疑いで焼津市石津向町、会社員の男(61)を逮捕した。逮捕容疑は5月4日午前4時ごろ、同市内の女性会社員(22)が置き忘れた現金3万円が入った財布を拾得しながら、届け出せずに横領した疑い。
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花火の正しい遊び方学ぶ 焼津の保育園
志太消防本部は1日、焼津市坂本のたかくさ保育園で花火教室を開いた。4歳、5歳児約40人が実際に手持ち花火を使って、正しい遊び方を学んだ。 焼津消防署東分署員と焼津市消防団員の計6人が講師を務めた。紙芝居で「人や生き物に向けない」「遊び終わったら水を張ったバケツに入れる」などと花火の約束を説明した。 園児は署員らと一緒に手持ち花火に火を付けて、下に向けて持ち、水を張ったバケツに入れて消す動作を実践した。 火災発生時に煙を吸わないようにハンカチで口を覆い、姿勢を低くして逃げる訓練も行った。
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大粒の「柿の種」にかつお節パウダー シーラック発売
焼津市の水産加工食品製造販売シーラックは1日、大粒の柿ピー「節のたね」を発売した。柿の種の形がかつお節に似ていることに着目し、「港町焼津発の柿の種」をコンセプトに、1月ごろから開発を進めていた。 柿の種は3センチほどと従来品よりやや大粒で、かつお節パウダーをふりかけることで、あまじょっぱい風味となっている。パッケージは焼津をイメージした魚河岸柄で、縁起物とされるかつおの夫婦節を柿の種のイラストで表現している。 価格は162円(税込み)。静岡県内を中心にした量販店、駅売店、東名高速道のサービスエリアやパーキングエリアで販売する。
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焼津中央水産が民事再生を申請 負債総額5億円
水産加工食品製造業の焼津中央水産(焼津市)は1日、静岡地裁に民事再生手続きの開始を申し立てたと明らかにした。負債総額は約5億円。冷凍冷蔵庫業の焼津冷凍(藤枝市)がスポンサーとして今後、事業を承継する子会社「中央水産」を新設し、現状通りに営業を続ける。 焼津中央水産は1977年の創業。主力商品「まぐろチャーシュー」「まぐろの浅炊き」などを県内土産物店や首都圏のスーパーに販売し、2004年3月期は売上高15億円を計上した。申立代理人弁護士によると、過去の工場建設や設備投資で過大な債務を抱えていたほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で22年3月期の売上高が約4億円に落ち込み、事業が継続困難にな
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焼津水産高 育てた魚の加工流通学ぶ 地元すし店、限定販売へ
焼津水産高(焼津市)の生徒が、自ら養殖した魚が市場で流通するまでを学ぶ授業が5月31日、始まった。同高で養殖したトラフグ、ヒラメを、福一漁業(焼津市)が買い取り、加工。ゼンショーホールディングス傘下のはま寿司(ずし)焼津店(同市八楠)で調理し、今月に期間限定品として販売する。育てた魚が消費者に届くまでの過程を実際に見ることで、水産流通の具体像を学ぶ。 初日は福一漁業の焼津流通センター(焼津市八楠)で、養殖トラフグ、ヒラメの加工工程を見学した。生徒たちは、社員が包丁で丁寧にさばく様子を食い入るように見た。ふぐの加工では部位ごとに可食、不可食の説明を受けた。 3年の小林莉子さん(17)は魚の
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交通事故防止対策推進など重点施策 安協焼津地区支部
静岡県交通安全協会焼津地区支部は31日、本年度総会を焼津市三ケ名の焼津市民文化会館で開いた。子どもと高齢者、歩行者、自転車の交通事故防止対策推進などを重点施策として盛り込んだ本年度事業計画案を承認した。 重点施策には、飲酒運転の根絶や追突事故の防止、シートベルト・チャイルドシートの着用に向けた対策推進も記された。管内で昨年発生した交通事故は、事故数・負傷者数いずれも前年に比べて減少した。 岡村延昌支部長は「市、警察、各種団体と協力して交通安全意識の向上を図っていきたい」と呼び掛けた。 理事や自治会ごとの分会長ら約50人が出席した。
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子どもと女性 犯罪から守る 焼津署協議会
焼津署は31日、2022年2回目の警察署協議会を同署で開いた。5~8月の重点的な業務運営について「子どもと女性を犯罪から守る対策」「警察における災害対策」と決めた。 具体的な業務としては、夏休みに外で出歩いている子どもたちへの声かけ活動の強化、地域と連携した大雨や地震対策の実施などが示された。委員からは「子どもをインターネット犯罪に遭わないようにしてほしい」「一人暮らしの女性が不安にならない対策をしてほしい」などと要望があった。 同署幹部は管内の1~4月の犯罪発生状況を報告。刑法犯のうち、万引が増加しているとし、小中学生が関連する事故は前年同期に比べて減少していると説明した。松浦忠会長は
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給付金詐取の疑い 会社役員ら男5人逮捕 藤枝署など
国の新型コロナウイルス感染症関連の給付金をだまし取ったとして、藤枝署と県警捜査4課は1日、詐欺の疑いで会社役員(26)=藤枝市上薮田=ら男5人を逮捕した。 他に逮捕されたのは会社員の男(36)=藤枝市上薮田=、建築業の男(34)=同市築地=、無職の男(27)=焼津市西焼津=、土木作業員の男(25)=同市保福島=の4容疑者。 会社役員、会社員、建設業の男の3容疑者の逮捕容疑は仲間と共謀して2021年4月から7月までの間、東京労働局の感染症対応休業支援金・給付金制度を悪用し、給付要件を満たしていると装って3件申請し、給付金を1人当たり166万1千円、計約500万円だまし取った疑い。無職の男、
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焼津漁協再発防止委 意識改革、こまめな対話を【黒潮】
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会が設立から半年を迎えようとしている。事件の背景を分析し、再発防止策の検討を進め、いくつかは既に導入している。事件で失った漁港への信頼を回復し、クリーンな市場を構築するために議論を尽くすべきだ。 委員会は2021年12月に設立した。加藤将和弁護士を委員長に船会社や水産加工会社の幹部、漁協職員、市幹部らが委員として参加し、5月24日までに計9回の会合を開いてきた。 事件では、トラックに積載したカツオを「トラックスケール」と呼ばれる計量所を通過しないまま、市場外に運び出したとされる。焼津漁協は委員会設置前
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見た目は木…でも不燃材 CNF使用の新塗料開発 焼津の岸萬塗装
焼津市浜当目の塗装業「岸萬塗装」がセルロース・ナノファイバー(CNF)を混ぜた塗料を使い、鉄やアルミなどの表面に木目調の塗装を施す技術を開発した。見た目には木と変わりがない不燃材を、建築現場を中心に展開することが可能になった。 塗料は木の粉やCNFを一定の配合で混ぜて作った。CNFを入れることで、塗装した際に木の粉が分散する効果をもたらし、ざらざらと木の表面のような質感を実現した。木目調のシートを貼り付けた場合に比べて、劣化に強いという。 同社は建材や産業用機械への塗装を中心に展開しているが、新型コロナウイルス禍で収益が激減。事業の「第三の柱」を構築したいと、1年半ほど前から開発を進めて
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チルド麺「焼津かつお塩味」 東洋水産が発売、市長に報告
東洋水産は6月1日から、焼津産かつお節を100%使用したチルド麺「昔ながらの中華そば焼津かつお塩味」を発売する。昨年10月発売の「焼津かつお醤油(しょうゆ)味」に続く第2弾。同社の柴田充康静岡支店長が30日、焼津市役所を訪ね、中野弘道市長に発売を報告した。 新商品はのどごしの良い細麺に、かつお節のうまみを利かせた塩味のスープを合わせたのが特徴。焼津市のやいづワークプロジェクトマネージャーを務める三浦愛さんと、焼津水産高の生徒が商品開発に協力した。 報告の後、三浦さんらが新商品を試食した。同高3年の安孫子春美さん(17)は「焼津になじんだかつおだしの味が再現できた」と語った。中野市長は「こ
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焼津カツオ窃盗容疑 漁協元職員を書類送検 市場で計量係
焼津漁港に水揚げした冷凍カツオを昨年3月に盗んだとして焼津署と県警捜査3課が窃盗容疑で5人を再逮捕、1人を逮捕した事件で、同署などは31日、窃盗の疑いで焼津漁業協同組合の30代元職員を静岡地検に書類送致した。 関係者によると、元職員は30日に再逮捕された焼津市の水産加工会社役員の男(57)=同市与惣次=など計6人と共謀し、焼津魚市場の計量係だった昨年3月18日に宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ8トン(約136万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。
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ストーカー行為の疑い 焼津の男逮捕
富士署と県警人身安全対策課は31日、ストーカー規制法違反の疑いで焼津市五ケ堀之内、無職の男(43)を逮捕した。逮捕容疑は5月下旬、県東部地区の30代の女性にメールや電話で女性に義務のない事を要求するなどのストーカー行為を繰り返した疑い。同署によると、2人は面識があったという。
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新「駿河丸」 魚群探索、資源調査能力アップ 焼津漁港でお披露目
静岡県は30日、建造を進めていた新しい沿岸・沖合漁業指導調査船「駿河丸」の完成披露式を焼津市の焼津漁港などで行った。魚群探索能力や資源調査精度の強化のほか、乗組員の安全性や作業性の向上を図る。 川勝平太知事や中野弘道焼津市長のほか関係者約20人が出席し、記念撮影や船内の見学を行った。川勝知事は「海洋環境の保全や漁業の調査にさらに貢献できるようになる。能力をフルに発揮させたい」と語った。船名を揮毫(きごう)した書家杭迫柏樹さんに感謝状も贈った。 駿河丸は5代目。旧船は建造から25年超が経過し、老朽化に伴い交代することになった。サイズ、重量、速度などを強化し、大型ネットによる海洋資源サンプル
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将棋10連覇 渡辺棋王が就位式 「記録伸ばしたい」
将棋の第47期棋王戦(静岡新聞社主催)で10連覇を達成した渡辺明棋王(38)の就位式が30日、都内で開かれた。渡辺棋王は就位状を受け、さらなる連覇への意気込みを新たにした。 渡辺棋王は永瀬拓矢王座(29)との5番勝負で、焼津市での開幕局に先勝すると、その後も巧みな勝負術を発揮し、3勝1敗で難敵を押し切った。 就位式では契約新聞社を代表して大須賀紳晃静岡新聞社社長があいさつし「若い世代が台頭する中で10年にわたってタイトルを保持し続けることは以前にも増して難しい。努力の積み重ね、将棋への真摯(しんし)な姿勢が偉業につながった」とたたえた。 日本将棋連盟の佐藤康光会長は「渡辺棋王の戦略、決
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水揚げ額日本一に貢献 焼津市振興会 優秀船を表彰
行政や水産関係者などでつくる焼津市水産振興会は30日、市内のホテルで2021年水揚げ優秀船表彰式を行った。水揚げ金額6年連続日本一を誇る焼津漁港を中心とする市内水産業の発展に貢献した船主や漁労長らの功績をたたえた。 表彰を受けたのは、21年に遠洋マグロ、遠洋カツオ、海外まき網、沖合近海漁業、沿岸漁業など優秀な水揚げ実績を挙げた県内外の10船主と8漁労長、焼津、小川、大井川港各漁協から推薦のあった功労者7団体4個人。 中野弘道市長が一人一人に表彰状や感謝状、記念品を手渡した。中野市長は、産業としての漁業の重要性を示し「市内3港で水揚げする漁船をこれからも支援していく」と式辞を述べた。 焼
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カツオ盗、利益数百万か 大半が焼津の水産会社役員に 鹿児島で売却
焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られたとされる事件を巡り、窃盗の疑いで焼津署などに再逮捕された焼津市の水産加工会社役員の男(57)=同市与惣次=が、盗んだカツオを鹿児島県内の水産加工会社に売り渡し、数百万円の利益を得ていたことが30日、関係者の取材で分かった。同署などは詳しい金銭の流れについて調べている。 関係者によると、再逮捕された水産加工会社役員の男(57)ら5人と、新たに逮捕された神奈川県の運送会社社員の運転手の男(34)=焼津市石津向町=は、未計量のカツオを繰り返し盗み、運び入れた焼津市内の倉庫に45トンほどたまると鹿児島県へ運搬。元食品卸販売業で無職の男(65)=鹿児
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カツオ窃盗容疑 加工会社役員ら5人再逮捕 新たに運転手も
焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られたとされる事件を巡り、焼津署と静岡県警捜査3課は30日、窃盗の疑いで焼津市の水産加工会社「大熊フーズ」役員の男(57)=同市与惣次=ら5容疑者を再逮捕し、新たに運転手1人を逮捕した。 新たに逮捕されたのは、神奈川県の運送会社「ホクユウ」(現ケイエスケイ)社員の運転手の男(34)=焼津市石津向町=。 再逮捕されたのは、焼津市の水産加工会社役員の男のほか、ホクユウ元社長の男(48)=神奈川県南足柄市=、都内の水産加工会社「大洋エーアンドエフ」焼津営業所長の男(46)=焼津市駅北3丁目=、冷蔵倉庫会社「焼津マリンセンター」元幹部の男(51)=焼津
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オペラ成功へ部員一丸 焼津中央高合唱部、3年ぶり一般公開
焼津中央高合唱部が3年ぶりに一般公開されるオペラ公演に向けて練習に励んでいる。公演は2020年、21年とコロナ禍で観覧を保護者のみに制限していたことから、部員全員が「制限無し」の公演は初体験。演目決定以降、部活動の制限から思うように練習できない日々が続いたが、初舞台を成功させようと汗を流している。 今回で48回目となる公演。31人の部員がキャストとして演じながら、演出や衣装、舞台装置といった「裏方」もこなす。 演目は「魔笛」。モーツァルトが残した最後のオペラと言われ、親しみやすいメロディーが特徴の作品。演目を決定したのは8月。通常であればすぐに練習に取りかかるところ、コロナ禍の影響で練習
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名所巡る3コース案内など承認 やいづ観光案内人の会総会
焼津市内をボランティアで観光ガイドする「やいづ観光案内人の会」は29日、本年度定時総会を焼津公民館(焼津市本町)で開いた。市内の観光名所を巡る「花沢の里」「浜通り」「小泉八雲ゆかりの地」の3コースを中心とした観光案内など本年度事業計画案を承認した。 事業計画では公民館への出前講座といった通年事業、歴史講座や史跡の見学研修会、新しい観光コースの策定などが盛り込まれた。 金井富保会長はコロナ禍で市内観光客が減少傾向にあることを指摘し、「郷土の良いところを知ってもらうために勉強を重ねていきたい」と語った。 同会は2017年5月に発足してから5周年を迎えた。本年度は会員35人が所属している。
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志太消防本部にミニ消防車寄贈 志太危険物安全協会
志太危険物安全協会は27日、子ども向けイベント用の「ミニ消防車」1台を志太消防本部に贈呈した。火災啓発イベントや幼少年防火クラブ事業で活用する。 ミニ消防車は電動ゴルフカートを改造し、赤い車体にサイレンや赤色回転灯、ポンプなどを装備している。 27日に焼津市消防防災センター(同市石津)で行われた贈呈式で、同協会の青木徹会長がミニ消防車のキーを福与直己副市長に手渡した。 同協会としてミニ消防車の贈呈は初めてで、青木会長は「地域のために恩返しが何かできないかと考えた」と説明した。福与副市長は、市として取り組む幼稚園や保育園の防火教育に活用する考えを示した。
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焼津こども館のやりがい紹介 木のおもちゃ魅力伝える スタッフが養成講座生に
焼津市栄町のターントクルこども館で28日、ボランティアスタッフ養成講座の受講生に、現役スタッフが仕事内容を紹介する座談会が開かれた。開設当初からおもちゃ学芸員として働く3人が、お薦めの木のおもちゃを紹介しながら、同館の魅力について語った。 参加したのはボランティアスタッフの養成講座7期生26人。修了後、「おもちゃ学芸員」「えほんとサポーター」として活動する。講師役はおもちゃ学芸員の大場悟さん、寺尾智子さん、池ケ谷幸子さん。 池ケ谷さんは「子どものにこっとした表情を見るとやっていて良かったと思う」と仕事のやりがいを説明。寺尾さんはドイツのこまを紹介し「楽しいおもちゃに触れることができる」
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低所得ひとり親世帯に給付金 焼津市、30日から申請受付
焼津市は27日、国の「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」に基づき、児童一人あたり5万円の特別給付金を支給すると発表した。低所得のひとり親世帯のうち、対象者の申請受付を30日から開始する。 対象となる低所得のひとり親世帯のうち、4月分の児童扶養手当受給者は申請なしに口座に振り込む。 公的年金を受給していて、4月分の児童扶養手当の支給を受けていない市民、コロナ禍の影響で家計が急変し、収入が児童扶養手当受給者と同水準になっている市民については、市内2カ所の窓口で申請し、随時支給する。 低所得の子育て世帯にも7月以降に支給する予定。
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気をつけて帰って 焼津署、市など児童を見守り
焼津署と焼津市などは26日、焼津市石脇上の東益津小周辺で下校する児童の見守り活動を実施した。23日に発生した長野県塩尻市の小学校に男が侵入して児童に暴行を加えた事件を受けて行った。 焼津署員、市職員、地域安全推進員や少年警察ボランティア、防犯指導員の計約15人が正門の前に立って、下校する1、2年生の児童に「気をつけて帰ってね」などと声を掛けながら見送った。 その後、青色防犯パトロール車4台とパトカー2台に分乗し、通学路や公園といった学校周辺を警戒して回った。
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4回目接種券、6月1日から発送 焼津市 新型コロナワクチン
焼津市は27日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、6月1日から接種券の発送を始めると発表した。 発送対象者は、3回目接種から5カ月を経過した60歳以上の市民、18歳以上60歳未満で1・2回目の接種時に「基礎疾患のある人の優先接種申し込み」をした市民。 同市によると、60歳以上で3回目接種を終えた市民が約4万3千人。 接種券が届き次第、個別医療機関か集団接種いずれかを予約して接種する。
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カツオ盗容疑、5人再逮捕へ 焼津署、別の船会社分関与で
焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られたとされる事件を巡り、窃盗の疑いで逮捕された焼津市の水産加工会社役員の男(56)=同市与惣次=ら5容疑者が別のカツオの窃盗事件にも関与した疑いがあるとして、焼津署と県警捜査3課は近く5人を窃盗容疑で再逮捕する方針を固めた。27日までの関係者への取材で分かった。 関係者によると、同署が押収した資料などから、容疑者のほか、神奈川県の運送会社元社長の男(48)=神奈川県南足柄市=、都内の水産加工会社焼津営業所長の男(46)=焼津市駅北3丁目=らが共謀し、昨年3月ごろに宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ数トンを盗んだ疑いが浮上したという。 盗んだ
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サギ電話多発注意報 志太・榛原ブロック 静岡県警が発令
静岡県警は26日、志太・榛原ブロック(藤枝、焼津、島田、牧之原各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。警察官らをかたる手口の特殊詐欺被害が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。期間は28日まで。 県警生活安全企画課によると、警察官を名乗り「逮捕した男が、あなたの個人情報を持っていた。キャッシュカードは手元にあるか」と聞いてくる不審電話が25日、焼津市で3件あった。同市では、日本年金機構をかたって「1人暮らしか」「預金残高はどのくらいか」と聞く不審電話も3件あった。 注意報発令は今年に入って15回目で、志太・榛原ブロックでは初。浜松北ブロック(天竜、細江両署管内)と中東遠ブロッ
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6月2日から定例会 焼津市議会 23議案審議
焼津市議会は26日、議会運営委員会を開き、6月定例会の日程を6月2日から29日までの28日間と内定した。 3億7200万円を追加する本年度一般会計補正予算案など23議案を審議する。一般質問は17、20日に行う。 一般会計補正予算案には、潮風グリーンウォークの整備事業費6千万円、LINE(ライン)クーポン事業費5千万円、焼津内港の漁具倉庫のリノベーション関連経費6千万円などを計上した。
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焼津安管協が総会 事業計画案を承認 優良運転者表彰も
焼津市の焼津地区安全運転管理協会は25日、2022年度総会を同市内のホテルで開いた。優良運転者や事業所を表彰したほか、「焼津から安全をつなげて広げて事故ゼロへ」を年間スローガンとする事業計画案を承認した。 事業計画で重点目標として「飲酒運転根絶対策の推進」「後部座席を含めたシートベルト着用の推進」「高齢者・子どもの交通事故防止」「追突・出合い頭事故の削減」など5項目を掲げた。1事業所1重点活動の推進や街頭指導活動の強化といった事業を盛り込んだ。 小山全司会長は事業所による交通事故が増えている現状を指摘し「事故を起こすと事業所にとって大きなダメージになる」と注意を呼び掛けた。 青木浩明署
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静岡人インタビュー「この人」 関根仁さん(藤枝市)焼津でツナのおいしさを追求する
焼津市に2020年4月、ツナ製造兼販売所「TUNALABO(ツナラボ)」をオープンした。素材を厳選し、高価格帯にブランディングした商品「おつな」が贈答用などで人気を集める。都内の小料理屋元店主。かつお節を使っただし専門店の構想など、漁業のまちの特色を生かした地域振興策を思い描く。福島県玉川村出身。45歳。 ―「おつな」の特徴は。 「県内で水揚げされたビンチョウマグロのうち身質が良いものを使用している。駿河湾の海洋深層水のスープで煮ることで全体的に優しい味付けにしている。味の種類は『ポルチーニ』『えごまみそ』『島とうがらし』など13種。香料や化学調味料を使わず、素材の味を引き出すことを心掛
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2021年度決算を承認 藤枝法人会
焼津、藤枝両市の法人企業でつくる藤枝法人会は24日、焼津市内のホテルで定時総会を開いた。総会では会員ら約85人が出席し、2021年度決算を承認した。 総会では22年度事業計画、収支予算、23年度の税制改正要望事項について報告した。青島直久会長は子どもたちへの租税教育や税務講習会などの活動を挙げ、「引き続き税を主軸として、公益的な事業を通じ、納税意識の向上や地域のためになる法人会を目指す」と語った。この後、テレビドラマ化された原作本「町工場の娘」の著者で知られるダイヤ精機(東京都大田区)の諏訪貴子社長が「新経営改革」をテーマに記念講演した。
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焼津カツオ盗 第三者委設置盛り込む方針 再発防止委の中間答申
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は24日、第9回の会合を開いた。不正な抜き取り行為について調べるため漁協から独立した第三者委員会を設置すべきとの意見で一致した。近くとりまとめる中間答申に盛り込む方針。 焼津漁協は昨年10月に調査委員会を立ち上げ、職員の聞き取り調査を実施し、不正行為が10件あったとする報告書をとりまとめている。非公開で行われた会合では、委員から報告書について「漁協職員が不正に至った動機や背景が分からない」との指摘があり、再発防止策を策定するために第三者委員会で洗い出しをすべきとの意見で一致した。 第三者委員会は1~
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学生や高校生に公演鑑賞チケット 焼津市振興公社
焼津市振興公社は、同市の焼津、大井川両文化会館で開催する公演のチケットを静岡福祉大、焼津高、焼津中央高など市内7校に寄贈する。 24日には同大(同市本中根)で贈呈式が行われ、同公社の吉永律子理事長が同大の増田樹郎学長に目録を手渡した。 贈ったのは同公社が開催する「オペラ名曲コンサート」「千住真理子バイオリン・リサイタル」などコンサート5公演の鑑賞チケット70枚分。 吉永理事長はコロナ禍で学生が外出や旅行など制約を受けている現状を踏まえ「音楽は心の癒やし。(チケットを)活用してほしい」と語った。 増田学長は「学生が地域に出向いて、文化芸術に触れる良い機会を頂いた」と謝辞を述べた。
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富士市が団体優勝 ゴルフ静岡県都市対抗選手権
第107回静岡県都市対抗ゴルフ選手権が24日、浜松CCで行われ、団体戦は富士市連盟が優勝した。個人は55歳以上のAクラス(6276ヤード、パー72)を井出務(富士市)が制し、年齢制限のないBクラス(6842ヤード、パー72)は成田朋正(浜松市A)が頂点に立った。 ▽団体 ①富士市381(金森72、井出74、久能75、塩津79、石川81)②静岡市A387(伊藤73、松浦76、中跡77、小林77、阿部84)③浜松市A388(成田71、田中75、渋谷76、林82、沢木84) ▽個人A ①井出務(富士市)74(38、36)②原木(焼津市)74(37、37)③小久江(浅羽)74(36、38)
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日本酒2銘柄が世界最高賞 磯自慢酒造(焼津)と初亀醸造(藤枝)
ロンドンで開催された世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2022」のSAKE(日本酒)部門で、磯自慢酒造(焼津市)の「磯自慢 純米吟醸」が純米吟醸酒の部で、初亀醸造(藤枝市)の「初亀純米大吟醸 亀」が純米大吟醸酒の部で、どちらも最も優れた銘柄に贈られる「トロフィー」に選ばれた。海外での日本食人気を受けて2007年に創設されたSAKE部門はことし、純米酒、純米吟醸酒・純米大吟醸酒など9部門に全国1732銘柄が出品された。酒やワインの専門家が金、銀、銅メダルと推奨酒を選出し、金メダルの中から各部門のトロフィーを決定した。 初亀醸造のトロフィー受賞は初めて。
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国際医療支援 小児科医語る 静岡で第一人者に学ぶ講座
静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムで22日、さまざまな分野の第一人者から学ぶ連続講座「天地に在りて、道を究める」が始まった。8月までに全3回開く。初回は認定NPO法人ジャパンハート理事長で小児科医の吉岡春菜さんが講演した。 同NPOは吉岡さんの夫秀人さんが2004年に設立した国際医療ボランティア団体。東南アジアでの医療活動や、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した病院の後方支援などに取り組んでいる。 吉岡さんはミャンマーを訪問して現地の子どもを治療した活動などを振り返り、「医療によって患者の人生を変えられる。誰かの役に立つ働きをしたい」と話した。 連続講座は
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焼津市LINE割引クーポン 第4弾は見合わせ
焼津市は、市のLINE(ライン)公式アカウントから割引クーポンを配信するキャンペーンについて、6、7月に予定していた第4弾イベントの開催を見合わせると発表した。4、5月実施の第2弾、第3弾イベントで想定以上の利用があったことから、市では「事業継続のために内容を再検討する」とし、7月以降の再開に向けて準備を進めていく方針。 今回見合わせが決まったのは市内の飲食店で使えるクーポンを配信する第4弾イベント。割引総額1億円のキャンペーンは、4月1日からの温泉クーポンを皮切りに、焼津さかなセンターの店舗、地場産品の直売所と月ごとに対象の異なる割引クーポンを配信していた。 市によると、使用されたクー
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ひき逃げ容疑者逮捕に協力 男性2人に感謝状 静岡南署
静岡南署はこのほど、ひき逃げ事件で容疑者逮捕に貢献した功労者に署長感謝状を贈った。 表彰を受けたのは、静岡市駿河区の男性会社員(40)と焼津市の男性会社員(59)の2人。事件は4月13日、同区聖一色の県道交差点で発生。2人は自転車に衝突し逃走する軽乗用車を目撃。1人が被害者を救護し、もう1人が軽乗用車のナンバープレートなどを撮影した。 贈呈式で大村彦彰署長は「早期解決につながる有力な情報となった」と感謝した。2人は「事故を起こしても逃げてはいけない。自分も一層気を付けて運転したい」と話した。
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「焼津アルプス」の魅力 写真で紹介 6月3日まで作品展
焼津市内で山歩きの活動を展開する「焼津アルプス愛好会」の塩谷雅代表が自身で撮りためてきた愛好会の活動記録の写真展が、6月3日まで焼津市総合福祉会館(同市大覚寺)で開かれている。高草山、満観峰、花沢山といった「焼津アルプス」の登山コースから望む風景や季節ごとに咲く花を紹介している。 愛好会が月1回に開催する「山歩きの会」で2017年から5年間の記録写真約50枚を展示している。塩谷代表が撮りためてきた計1万枚から厳選した。 参加者が登山コースを生き生きと歩いている様子や、満観峰の山頂から見える富士山、花沢山の登るコースから見える駿河湾といった風景、クマガイソウやキノミセンリョウなど季節ごとに
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社説(5月24日)文化財の保存活用 市町の対応が問われる
国の登録有形文化財「原田家住宅」(焼津市)でカフェ営業が始まった。1875年完成の主屋など3件が登録建造物で、管理団体として静岡文化財保存活用機構(静岡市葵区)が保存活用計画を作り、修繕を施した上でカフェ運営を地元の福祉事業所に託した。 文化財の保存活用を民間管理団体が担った珍しい事例だ。カフェの収益を建造物の維持修繕などに充てれば、文化財の永続性につながる。 2018年改正の文化財保護法では、所有者だけでなく自治体や民間の管理団体による活用計画作成も促した。特に登録有形文化財は活用の自由度が高いだけに、さまざまな取り組みが考えられる。「原田家住宅」のスキームは広く参考にできる。 県内
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一閑張 バッグや小物など作品展 静岡・駿河区
伝統工芸の一閑張の作家萩原照代さん(78)=焼津市=らの作品展が23日まで、静岡市駿河区西島の民家で開かれている。 萩原さんが講師を務める教室の生徒10人と共にバッグや小物約90点を出品した。一閑張はかごなどに和紙や古文書を張り、渋皮を塗って強度を高める技法。使うと徐々に色が濃くなり、経年変化を楽しめる。 萩原さんは「古文書など昔の物を後世に残していく一閑張に魅力を感じる」と話した。 会場は生徒の矢部鈴代さん宅。問い合わせは矢部さん<電054(281)3507>へ。
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翠富士、千代翔馬破り給金を直す 大相撲夏場所14日目
大相撲夏場所14日目(21日・両国国技館)は、横綱照ノ富士と平幕隆の勝が3敗を守り、トップは2人となった。照ノ富士は大関正代を寄り切り、初優勝を狙う隆の勝は霧馬山を突き落とした。平幕佐田の海は小結大栄翔にはたき込まれ、ともに10勝4敗。正代は9敗目。 千秋楽で照ノ富士と隆の勝が勝てば、両者の優勝決定戦となる。1差で追う大栄翔と佐田の海にも賜杯の可能性がある。 十両は剣翔、大奄美、錦富士の3人が4敗で首位に並んだ。翠富士(焼津市出身)は千代翔馬を下手投げで下し、給金を直した。 ■翠富士 勝ち越し 豪快下手投げ 翠富士はくせ者の千代翔馬を破り、幕内では新入幕だった昨年初場所以来となる勝
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トラックの死角知る 焼津・豊田中生 交通ルール理解
焼津市小土の豊田中で19日、自転車の交通安全教室が開かれた。1年生約160人が参加し、トラックを使った実験を通じて車両の特性を知り、正しい交通ルールを学んだ。 県交通安全協会焼津地区支部と日本通運が共同で実施し、交通安全指導員が講師を務め、3トントラックを使い教室を進めた。 車の死角を知る実験では、ドライバー役の生徒が、トラックの前後と横に立っている生徒たちの姿をどこまで判別できるかを確認。指導員が、後進するトラックと自転車が衝突する事故の事例を紹介し、トラック後方の走行する場合に注意するよう呼び掛けた。交差点の角に置かれたいくつかのコーン標識を、トラックがどれだけ倒さずに走行できるかを
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静岡市民川柳大会 宮崎さんに市長賞 天位賞は外園さん
静岡市主催の市民川柳大会の入賞者がこのほど決定し、最高賞の市長賞に宮崎三千代さん(駿河区)が輝いた。11日に開幕した本年度の市民文化祭(静岡新聞社・静岡放送後援)の一環。 大会は15日、葵区の市民文化会館で開かれ、当日参加と事前投句を合わせて70人の作品が集まった。「明日」「ルール」「意見」「輝く」「ときどき」「しぞーか」の六つの課題で2句ずつ詠み、12句の総合点で競い合った。 全投句840句の中で最も優れた句に贈られる天位賞には、外園ピアノさん(葵区)の「しぞーかの風は誰にも温かい」が選ばれた。 このほかの主な入賞者は次の通り。 市議会議長賞 渥美さと子(葵区)▽市教育長賞 橋爪光
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大麦 黄金色に熟す ウイスキー用、焼津で収穫期
麦の穂が熟し収穫期となる季節「麦秋(ばくしゅう)」を迎え、焼津市内では長いひげを伸ばし黄金色に輝く穂が、初夏の澄んだ青空と美しいコントラストを見せている。 同市利右衛門の畑では19日、生産者の小畑幸治さん(66)ら3人がコンバインを使い、二条大麦「ニューサチホゴールデン」の収穫に汗を流した。 「最近は雨が続き、作業が滞っていた。この畑は実の付きも良く品質も期待できる」と小畑さん。収穫作業は天候を見ながら来週中頃まで行い、25トンほどの収量を見込んでいるという。 収穫した大麦は、静岡市葵区のウイスキー製造会社「ガイアフローディスティリング」に出荷され、県内産ウイスキーとして加工される。
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ケータリング担当 内田智久さん、久美子さん パフォーマンスの源に【フェスを支える 3年ぶり「頂」②】
焼津市本町のカフェ「新屋食堂アヤナイ」の内田智久さん、久美子さん夫妻は2012年から、スタッフや出演者の胃袋を満たしている。智久さんは「今年も、皆が最高のパフォーマンスができるよう食でバックアップしたい」と心待ちにしている。 ◇ 提供するのは昼、夜合わせて約1300食。開幕1週間ほど前から設営に当たるスタッフにも弁当を届けます。徐々に会場が仕上がっていく様子とともに、私たちもチームの一員としてわくわくしてくるのです。 ケータリング会場はショッピングセンターのフードコートのようになっていて、無農薬の食材や自然由来の調味料を使った5、6種類のメニューから選ぶ仕組みです。かき込んで
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指揮者・尾高忠明 3年ぶり静響客演 5月28、29日
富士山静岡交響楽団(静響)の新シーズン幕開けを飾る第110回定期演奏会が28日に静岡市清水文化会館マリナート、29日にアクトシティ浜松でそれぞれ開かれる。旧浜松フィルハーモニー管弦楽団と統合する前の2019年以来、3回目の共演となる指揮者の尾高忠明は、フレッシュなサウンドに期待を寄せる。静岡との接点を語ってもらった。 静響のゲストソロコンサートマスター藤原浜雄さん(元読売日本交響楽団首席ソロコンサートマスター)は、桐朋学園大で故斎藤秀雄先生の下、共に音楽を学んだ同級生。2019年、静響を初めて指揮するため降り立ったJR静岡駅でばったり再会した。「どうしてここにいるの」と声を掛けると、彼は「
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左官職人がプランター試作 焼津の増田さん「技術を後世に」 工房で展示
焼津市柳新屋で「しっくい工房龍政」を営む増田龍二さん(70)が、こてを使って壁や床を丁寧に塗り上げる左官の技術を生かしてプランターを試作した。顧客からの要望があれば、本格的に製作し、販売する予定。 プランターの試作は半年ほど前から始まった。花の存在を際立たせ、プランター単体でも鑑賞できるような作品にしたいと企画。これまでにサンプル4作品が完成した。「自らの技術を後世に残したい」という思いも動機の一つだった。 下地はセメントなどを材料にこてを使って形に。いったん乾燥させた後に、細かい石を塗り込んだり、表面をスポンジで拭き取ったりして仕上げる。安定性を持たせるため、三本の脚も造った。 セメ
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焼津の海岸「潮風グリーンウォーク」完成 堤防と散策路
焼津市が国と連携し、同市南部の海岸に整備している堤防や散策路「潮風グリーンウォーク」について、全体で5キロの区間のうち4・5キロの堤防工事が完了した。18日に関係者を集めての記念式典が同市宗高の市大井川文化会館で開かれ、津波対策事業の節目を祝った。 完成した区間は吉永放水路から栃山川までの海岸線4・5キロ。2016年度に着工し、国が従来の堤防を津波が乗り越えても破堤しにくい粘り強い構造に変え、市が堤防陸側に標高8・2メートルの高さまで盛り土した。 県が想定する発生頻度の高い津波(レベル1)の被害を抑え、最大級の津波(レベル2)に対しても浸水区域を減らす効果があるとされる。 式典には、中
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焼津の畳店、柔らかさ特徴寝ござ製品化 熊本のイ草農家と連携
焼津市中新田の松葉畳店は、畳の良さを手軽に感じられる寝ござ「Ando」を7月中旬から販売する。需要減に苦しむ熊本県のイ草農家の現状に危機感を覚え、連携して製品化した。同店の伊藤知美さんは「畳の魅力を知るきっかけになれば」と話す。 新商品は縦90センチ、横190センチ。熊本県のイ草農家から需要減に伴い製品化できずに余っているイ草が3年分あることを聞きつけ、製品化を企画した。 通常の畳と比べてイ草を詰めすぎずに織ることで、肌に触れた時の柔らかさなどが特徴。イ草の心地よい香りも相まって、夏場の寝苦しい夜に適しているという。 同店は畳を使ったブックカバーや財布といった雑貨の販売を通じて「畳のあ
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コロナ臨時金拡充分、生活・事業者支援を要望 焼津市議会公明党
焼津市議会会派「公明党議員団」の鈴木浩己氏、川島要氏が17日、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充分について、生活者や事業者支援に活用を求める要望書を提出した。 拡充分はコロナ禍での原油価格や物価高騰への対応として創設された。県内市町の交付限度額は計106億5800万円。 要望書では、学校給食費や水道料金をはじめとする公共料金の負担軽減、生活困窮者や子育て世帯への支援、バスやタクシーなど地域公共交通などへの経営支援などが盛り込まれた。
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女子大学生を背後から突き飛ばす 傷害の疑いで男逮捕 焼津
焼津署と静岡県警捜査1課などは17日、傷害の疑いで焼津市中根新田、会社員の男(34)を逮捕した。 逮捕容疑は2020年8月下旬、焼津市内の路上で静岡県中部に住む20代の女子大学生を後ろから突き飛ばし、すり傷などの軽傷を負わせた疑い。
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大自在(5月17日)ロンパース
焼津市のご当地商品として知られる「魚河岸シャツ」。豆絞りの柄に魚河岸の文字をあしらうのが定番で、その名が付いたとされる。 余った手ぬぐいを縫い合わせ、魚店主が着ていたのが始まりらしい。綿100%で汗をよく吸い取るため、夏場に重宝された。近年、デザインが多様化し、老若男女が愛用している。 孫への誕生日プレゼントを思案していたところ、魚河岸シャツを愛用している妻が「魚河岸ロンパースがあるらしい」と。販売している店を探し、訪ねた。ロンパースは上下がつながった乳児用の衣類で、実物を見たらすこぶる格好いい。 伝統の意匠を自在に展開するアイデアに感激した。類似のデザインの小袋やバッグも並んでいた。
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焼津漁協、第53欣栄丸を表彰 21年度水揚げ優秀船
焼津市の焼津漁業協同組合で16日、2021年度の水揚げ優秀船の表彰式が行われた。「遠洋鮪漁船の部」で優勝した「第53欣栄丸」と吉田高徳漁労長を表彰した。 第53欣栄丸は2度にわたるシドニーやパプアニューギニア沖での航海で、ミナミマグロを中心に約637トン、金額ベースで約5億1200万円を焼津港に水揚げした。 船を所有する「浜幸水産」(岩手県)の浜川幸三社長が表彰状と、欠席した吉田漁労長への感謝状を西川角次郎組合長から受け取った。浜川社長は「コロナ禍で乗組員の確保と感染対策に神経をつかった」と振り返り「素晴らしい漁労長のおかげで大きな水揚げになった」と喜んだ。 (焼津支局・福田雄一)
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小学生力士 白熱の取組 袋井「わんぱく相撲」
第33回わんぱく相撲袋井場所(袋井青年会議所主催)がこのほど、袋井市豊沢の愛野公園で開かれた。コロナ禍により3年ぶりの開催で、小学生が熱のこもった取組を繰り広げた。 同市や近隣市町の4~6年生約40人が出場し、学年ごとにリーグ戦が行われた。力強い押し出しや投げ技が決まると、見守った保護者から拍手が起こった。優勝者らは6月に焼津市で開かれる県大会に出場する。 県大会出場者は次の通り。 堀野実玖(森小4)中村匠人(掛川西郷小4)松本陸(袋井西小5)猿渡徹喜(同小6)樋口夢理(同)
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熱戦!豆力士70人 わんぱく相撲焼津場所
焼津青年会議所などは15日、小学生を対象にした「第37回わんぱく相撲焼津場所」(静岡新聞社・静岡放送後援)を焼津市営相撲場で開いた。焼津や藤枝、牧之原市から約70人の豆力士が出場し、熱戦を繰り広げた。 学年や男女別に分かれて頂点を競った。まわしを締めた児童たちは「はっけよい」の掛け声に合わせて組み合い、全力で押し合った。土俵の周りでは保護者らが応援し、白熱した取り組みに大きな拍手を送った。 4~6年生の男女の優勝者が県大会の出場権を得た。
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食品スーパーの田子重(焼津市) 新社長に曽根礼助氏
食品スーパーの田子重(焼津市)は14日の取締役会で、曽根誠司社長(54)が会長に就き、曽根礼助専務(52)が社長に昇格する同日付のトップ人事を決めた。 礼助氏は誠司氏の実弟。静岡銀行などを経て2004年田子重入社。常務を経て09年から現職。焼津市出身。
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倒れた男性を救命 みなとマラソン出場者らに感謝状 焼津市
焼津市は12日夜、4月10日開催の焼津みなとマラソンで人命救助した参加ランナー2人と消防団員、警察官の計4人に感謝状を贈呈した。4人は連携して、コース付近で意識を失って倒れた大会関係者の男性に、救急車が駆け付けるまで救命措置を施した。 感謝状を受けたのは、ランナーの春川和恵さん、法月渉さん、市消防団第7分団の遠津誠也副分団長、焼津警察署の中村梨詠巡査部長。市役所で行われた贈呈式で、中野弘道市長が感謝状を手渡した。 ハーフマラソンのコース付近で意識を失い倒れた大会関係者の男性を中村巡査部長が発見。ランナーとして走っていた春川さんと法月さんはコースを離脱し、近くのドラッグストアに設置している
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カツオ盗、焼津の倉庫2カ所で保管 鹿児島横流しルート2系統か
焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオを昨年3月に盗んだとして、窃盗容疑で焼津署と県警捜査3課に逮捕された神奈川県の運送会社の元社長の男(48)=同県南足柄市竹松=らが、盗んだ冷凍カツオ約10トン(計約163万円相当)を焼津市内の2カ所の倉庫で保管した上で、鹿児島県に運搬していたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。同署などは鹿児島県に横流しをする流通ルートが2系統あったとみて、経緯などを調べている。 捜査関係者によると、盗んだカツオ10トンのうち6トンは、窃盗容疑で逮捕された焼津市北新田の男(51)が幹部を務めていた同市の冷蔵倉庫会社の倉庫に運び入れられたとみられる。 残り4トンは都内
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看護師目指し決意新た 焼津の中部専門学校で戴帽式
焼津市東小川の組合立静岡県中部看護専門学校で12日、1年間の学習を終えた2年生が本格的な病院実習を始める前にナースキャップを授かる戴帽式が行われた。31人が純白の帽子を受け、看護師を目指す決意を新たにした。 生徒は亀沢ますみ副校長から一人ずつキャップを受け取った後に、キャンドルサービスを行った。ナイチンゲール像の炎を手元のろうそくにともし、人の命を預かる看護職の重責を胸に刻んだ。 生徒を代表して福原優奈さんが「ナースキャップを授かり、看護師の道に進むことを改めて決意した」と述べた。友山眞校長は「入院中の患者は不安でいっぱい。優しくて温かな心で接してほしい」と語り掛けた。
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焼津カツオ盗 2年で数百トン、焼津の倉庫に搬入 被害額1億円
焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオを昨年3月に盗んだとして、窃盗容疑で焼津署と静岡県警捜査3課に逮捕された神奈川県の運送会社元社長の男(48)=神奈川県南足柄市竹松=らが、盗んだカツオを焼津市内の冷蔵倉庫に2年間で計数百トン運び入れていたとみられることが12日、関係者への取材で分かった。同署などは大がかりな盗みを繰り返していたとみて調べている。 関係者によると、容疑者らが計量所を通さずに市場外へ持ち出す手口で盗んだ冷凍カツオは、別の男(51)=焼津市北新田、同容疑で逮捕=が勤めていた焼津市の冷蔵倉庫会社に運び入れられたとされる。保管された総量は昨年までの2年間で計数百トン。被害相当額は1億円
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警察に相談取り下げる連絡させた疑い 強要容疑、3人逮捕 藤枝署など
藤枝署と静岡県警捜査4課は11日、強要の疑いで藤枝市上薮田、会社役員の男(26)、焼津市西焼津、無職の男(27)、同市保福島、土木作業員の男(25)の3容疑者を逮捕した。3人の逮捕容疑は2021年7月中旬、静岡県内の50代男性が警察に3容疑者らに関する相談をしたことについて、男性に「ただじゃすまないぞ」などと言い、警察に相談を取り下げる旨の連絡をさせた疑い。
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鹿児島横流しは2年以上か 焼津カツオ盗事件
焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオを昨年3月に盗んだとして焼津署が6人を窃盗容疑で逮捕した事件で、神奈川県に本社を置く運送会社「ホクユウ」(現社名ケイエスケイ)元社長の男(48)=神奈川県南足柄市竹松=らは少なくとも2年以上前から、盗んだカツオの一部を鹿児島県内の水産加工会社に横流しして販売していたことが10日までの捜査関係者への取材で分かった。焼津署は窃盗行為に至る経緯を調べている。 焼津署は9日までに、元社長の男を含む6人が昨年3月22日に冷凍カツオ約10トン(計約163万円相当)を盗んだ疑いで逮捕した。盗んだカツオは鹿児島県の元食品卸販売業の男(65)=同県指宿市山川大山、同容疑で逮捕
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焼津の80代女性 カード詐取被害 130万円引き出される
焼津市の80代自営業女性が10日、警察官を名乗る男らにキャッシュカード3枚をだまし取られたと焼津署に届けた。女性の口座から現金計約130万円が引き出されていた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、9日午後1時ごろ、女性宅に警察官を名乗る男から「キャッシュカードが不正に使われている」などと電話が入った。その後、女性宅を訪れた男にキャッシュカードを手渡し、だました取られたという。
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「旭伝院のマツ」消毒 焼津市指定文化財 薬剤吹き付け卵駆除
焼津市保福島の樹齢600年になる市指定文化財「旭伝院のマツ」を消毒する作業が10日、同所で行われた。市内で最も高いクロマツの巨木を枯らす原因となる虫が羽化する前に薬剤を吹き付けて卵を駆除した。 中部電力パワーグリッド藤枝営業所の社員らが高所作業車を使って、高さ25メートル、根回り5・5メートルの木に消毒作業をした。 旭伝院のマツは1972年に市指定文化財に指定されたが、松くい虫や潮風の被害を受けて、一時期危険な状態にあったという。市が毎年の消毒作業を実施することで、樹勢を取り戻した。
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21年度水揚げ優秀船 焼津漁協、第7わかば丸を表彰
焼津市の焼津漁業協同組合は10日、2021年度の水揚げ優秀船の表彰式を同漁協で行った。海外旋網漁船750トン以上の部で優勝した第7わかば丸と阿部敬漁労長=宮城県=を表彰した。 同船は21年度、7回にわたる赤道近辺の航海でカツオやキハダマグロなど約7228トン、金額ベースで12億9300万円を焼津港に水揚げした。 西川角次郎組合長から、極洋水産(焼津市)の傍島康之社長が表彰状と阿部漁労長への感謝状を受け取った。傍島社長は「潮の流れが速くて魚が逃げてしまうことが難しかったようだ。そんな中でもたくさん魚を捕ったのは漁労長の腕のおかげ」と振り返った。
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焼津カツオ盗 水産会社役員、収益受領か 報酬として差配も
焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られ、鹿児島県に横流しされたとみられる事件で、焼津署と県警捜査3課に窃盗容疑で逮捕された焼津市の水産加工会社の役員の男(56)=同市与惣次=が、盗んだカツオの販売で得た収益の受け取り役だったことが10日までの捜査関係者の取材で分かった。焼津署は詳しい金銭の流れについて調べている。 捜査関係者によると、鹿児島県の元食品卸販売業で無職の男(65)=同県指宿市山川大山、窃盗容疑で逮捕=が鹿児島県内の窓口となり、通常の価格で同県内の水産加工会社などに販売していた。盗んだカツオで得た収益は一部を無職の男(65)が受け取り、残る大半を焼津市の水産加工会社の役
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カツオ盗容疑の6人は別集団か 焼津署逮捕 計量所通さず複数回
焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、計量所を通さないまま冷凍カツオをトラックに積んで盗んだとして焼津署などが窃盗の疑いで逮捕した容疑者らは、これまで複数回にわたって同様の行為を繰り返していたことが9日までに、捜査関係者への取材で分かった。既に摘発された容疑者らとは別のグループによる犯行とみられる。同署は盗んだ大量のカツオを鹿児島県で売りさばいていたとみて、流通の経緯を調べている。 逮捕されたのは、神奈川県に本社を置く運送会社「ホクユウ」(現社名ケイエスケイ)元社長の男(48)=神奈川県南足柄市竹松=、同社元社員の男(44)=神奈川県小田原市下大井=、焼津市内の水産加
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商店街で運動会!長縄に玉入れ… 焼津・駅前通りに「アソビバ」
焼津市の焼津駅前通り商店街で8日、道路の一部を歩行者天国にして子どもに遊び場を提供する「みんなでつくる みんなのアソビバ」(みんなのアソビバプロジェクト主催)が開かれた。今回のテーマは「運動会」。街中に出現した開放空間には、大型連休の最終日とあって、大勢の親子連れでにぎわった。 会場は商店街の道路約40メートルの区画。参加者はラジオ体操で体をほぐした後、長縄や玉入れなどに挑戦した。人工芝を敷き詰めた区画では子どもたちがけん玉に興じたり、走り回ったりして楽しんだ。道路沿いには雑貨やコーヒーなど約35店舗が並んだ。
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わんぱく相撲 磐田で42人熱戦
第36回わんぱく相撲磐田場所(磐田青年会議所、磐田市相撲連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、同市森下の若宮八幡宮で開かれた。市内の3歳児~小学6年生42人が出場し、気迫のこもった取組を披露した。 学年別の部門ごとにリーグ戦などを行った。子どもたちはまわし姿で激しい立ち合いや土俵際の粘りを見せ、会場を盛り上げた。4~6年生の優勝者は8月に焼津市で開かれる県大会に出場する。 磐田場所は第46回ジュビロ磐田杯争奪市民相撲大会を兼ね、飛び入り参加の一般の部も行われた。県大会出場者は次の通り。 鮫嶋陽太(磐田北小4)遠藤豪騎(豊田南小5)矢嶋航(磐田中部小6)
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焼津カツオ抜き取り事件 静岡地検が2人追起訴
焼津漁港に水揚げされたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、静岡地検は9日、窃盗の罪で焼津市本中根、契約社員の被告(47)と同市田尻北、会社員の被告(43)を静岡地裁に追起訴した。 起訴状によると、両被告は焼津市の運送会社「焼津港湾」の運転手だった昨年4月30日午前、同市内の水産加工会社「カネシンJKS」の元社長らと共謀し、焼津漁港の魚市場で冷凍カツオ計約4トン(計約74万円相当)を盗んだとされる。2人は別事件で既に、窃盗の罪で起訴されている。
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カツオ盗 鹿児島に横流しか 焼津署、新たに6人を逮捕
焼津漁港に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、計量所を通さないまま冷凍カツオをトラックに積んで盗んだとして、焼津署などは9日までに、窃盗の疑いで神奈川県に本社を置く運送会社の元社長ら6人を逮捕した。関係者への取材で分かった。関係者によると、カツオの一部は鹿児島県内に運び込まれ、同県内の水産加工会社に横流しされていたとみられる。 複数の関係者によると、神奈川県に本社を置く運送会社に勤務するとされる運転手が昨年3月ごろ、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ10トンをトラックに積載し、そのまま運び去ったとされる。都内の水産加工会社関係者らも関わっていたとみられる。カツオの一部は陸路な
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懐かし写真で脳トレを 高齢者の「おうち時間」有意義に 焼津市
焼津市は昔懐かしい地元の風景写真や市のマスコットキャラクター「やいちゃん」を使った脳トレゲームをまとめた冊子を作成した。コロナ禍で外出の機会が減った一人暮らしの高齢者を中心に「おうち時間」を有意義に過ごしてもらおうと企画した。今月中旬から配布する。 「まちの想い出」と題した冊子はA4判。クイズでは、昭和30年代を中心に市内の風景写真をヒントにキーワードを入れたり、富士山をとらえた写真から市内の撮影ポイントを当てたりする問題を用意している。 このほか、複数の「やいちゃん」から同じ絵柄を探し出したり、「うおがし」や「みなみまぐろ」といった地元ならではの単語の文字を並び替えたりするゲームも掲
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売り上げの一部を大井川保全へ寄付 CPコスメティクス
CPコスメティクス(東京都)は6日、静岡プロダクツセンター(焼津市上泉)で製造する商品の売り上げの一部を、NPOの活動をサポートするふじのくに未来財団(静岡市駿河区)に寄付した。財団は大井川水系の環境保全事業に活用する。 同社が寄付金に充てたのは、センター内の無農薬循環型ガーデンの植物による成分を使ったボディケア商品「ラフレンディー ボタニカル」の売り上げの一部。 同センターで行った贈呈式では、同社の山田まゆみ執行役員が同財団の伊藤育子代表理事に寄付金目録を手渡した。山田氏はこれまで環境に優しい商品製造に力を注いできたことを強調し「これからも焼津の良い空気と水を使って(環境への取り組みを
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津波、浸水域85%減に 対策施設 最大限の効果を検証 焼津市
焼津市は沿岸部で整備を進めている津波対策施設について、最大級の津波(レベル2)に対する減災効果を検証するシミュレーション結果を公表した。施設の効果が最大限発揮した場合、市内の想定浸水面積が85%減少することが分かった。15日発行の「広報やいづ」臨時号に結果を掲載する。 市は昨年度に津波シミュレーションを実施したところ、レベル2津波の浸水域が13・4平方キロメートルから1・9平方キロメートルに大幅に減少した。最も大きい浸水深は10メートル未満だったのが、5メートル未満に変わった。市内の津波対策施設整備では、南部海岸の堤防「潮風グリーンウォーク」の盛り土工事が昨年度で終了。焼津漁港、小川漁港、
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3月有効求人1・11倍 ハローワーク焼津管内 サービス業中心に増
ハローワーク焼津はこのほど、管内(焼津市、藤枝市)の3月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は1・11倍で前年同月を0・28ポイント上回った。1・1倍台を上回ったのは27カ月ぶり。新型コロナの感染者が減少しつつある状況を反映し、サービス業を中心に求人が増えた。 新規求人を産業別に見ると、製造業全体で前年同月比23・8%増の374人。主力の食料品製造業はコロナ禍の「巣ごもり需要」が底堅く、31%増の114人。産業機械の受注が相次いだことを反映し、生産用機械器具製造業は35・3%増の23人となった。コロナ禍で求人を抑えていた業種で人材確保の動きが見られた。労働者派遣業を含むサービス業は43・6
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来場者5万5555人達成 焼津のこども館 風船を空に、節目祝う
焼津市栄町のターントクルこども館で7日、来場者が5万5555人に達した。来場者と同館スタッフで一斉に風船を空に飛ばし、子育て支援拠点の節目を祝った。 5万5555人目は静岡市葵区の風間大慶さん(7)と咲良ちゃん(0)、母親の依理子さん(43)ら一家。中野弘道市長から卵の形をしたヒノキのおもちゃと、こども館のロゴが入ったバッグ、無料招待券が贈られた。 依理子さんは4日に初めて咲良ちゃんと一緒に来館。施設の魅力に触れて、大慶さんも連れて訪れた。依理子さんは「子どもが歩き回っても、スタッフが見守っているおかげで安心できる」と魅力を語った。 中野市長は昨年7月の開設以来、大勢来館したことに感謝
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記者コラム「清流」 「赤い糸」
オーストラリア在住の末妹が結婚する。コロナ禍で延期状態だった。パートナーは現地で暮らす韓国の人という。 終息を待つより早く結婚すれば良いのにと兄は思っていたが、両家の顔合わせをするまでは、と律義だった。感染が落ち着きつつある機会を見計らい、夏に両家の交流を計画していると連絡が来た。 焼津市とオーストラリアのタスマニア島にあるホバート市の姉妹都市提携が45周年を迎えたという。妹は高校生の時、派遣事業でホームステイを経験。ホバートの少女が実家に滞在したこともある。妹はその後、幾つかの国を経てオーストラリアに住んだ。 好きなことを続けていたら運命の人に出会った。「赤い糸」の不思議を思う。本人
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小1にファイル贈呈 「さかなのまち」知ってね 焼津市水産振興会
焼津市内の水産団体と行政でつくる焼津市水産振興会は6日、市内の全小学校の新1年生1046人に「さかなのまちやいづ」と題したクリアファイルを贈った。市のマスコットキャラクター「やいちゃん」がデザインされていて、市内の3漁港で水揚げされる魚を紹介している。 同日に東益津小(同市石脇上)で行われた贈呈式では、同振興会会長の中野弘道焼津市長が新1年生の代表児童2人にファイルを手渡した。中野市長は3漁港の特徴を紹介し「魚をたくさん食べてほしい」と語り掛けると、児童は「ありがとうございました」と声を合わせてお礼をした。 ファイルはカツオ、マグロ、サバ、サクラエビといった水揚げ魚をイラスト入りで紹介し
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水揚げ優秀、第8勝栄丸を表彰 遠洋カツオ漁船の部優勝 焼津漁協
焼津市の焼津漁業協同組合は6日、2021年度の水揚げ優秀船の表彰式を同漁協で行った。遠洋カツオ漁船の部で優勝した第8勝栄丸と谷水繁之漁労長(45)=岩手県=を表彰した。同船は21年度、8回にわたる南方海域などの航海でカツオなど約2551トン、金額ベースで6億1900万円を焼津港に水揚げした。 西川角次郎組合長が谷水漁労長に感謝状、株式会社勝栄丸(焼津市)の高橋章仁社長に表彰状をそれぞれ手渡した。 谷水漁労長は「(21年度は)人より多く魚を捕って一番になると思ってやってきた。全般的に不漁の傾向にあるが、走り回って漁場の開拓にも心掛けてきた」と喜んだ。
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女子相撲伝統の地に新星 焼津中3年の平口 国際選抜堺大会V
女子相撲で多くの好選手を輩出してきた伝統の地、焼津にまた楽しみな新星が現れた。国際選抜堺大会(4月10日、大阪)の超軽量級(50キロ未満)で優勝した焼津中3年、15歳の平口幸芽(こうめ)。決勝では幼少時から指導を受ける松浦みな美(31)=焼津大井川西小教=との同門対決を制し、県相撲連盟の下村勝彦会長=焼津市=は「相撲で言う『恩を返した』ということ」と目を細める。 平口は小学2年で「やいづ少年相撲クラブ」に入門。研究熱心で、めきめきと上達した。身長は150センチと小柄ながら「相手を土俵に付ければ勝ちという駆け引きが相撲の魅力」と、高い運動能力を生かしたスピードと多彩な技を磨いてきた。 特に
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緊急走行のパトカーと乗用車が衝突 焼津市、2人軽傷
2日午後0時10分ごろ、焼津市大住の市道交差点で、焼津署地域課の男性巡査(23)が運転するパトカーと、藤枝市の無職男性(80)の軽乗用車が出合い頭に衝突した。無職男性と、同乗していた藤枝市の無職女性(82)の2人が軽傷を負った。男性巡査にけがは無かった。同署によると、パトカーは緊急走行中で、交差点に赤信号で進入したという。同署の鈴木俊範副署長は「事故原因を明らかにし、再発防止に努めたい」とした。
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木のプールで魚見つけた! 焼津・こども館、北欧スポーツ体験も
焼津市栄町のターントクルこども館でゴールデンウイークに合わせて、子どもが楽しめる遊びイベントを開いている。多くの木のおもちゃが広がる「プール」から目当ての魚のおもちゃを探すゲームや、木の棒を使う北欧のスポーツ「モルック」の体験などさまざまな企画を用意している。5日まで。 「木のおおうなばら」でのゲームに参加した子どもたちは、卵形をした木のおもちゃをかき分けながら、マグロ、カツオ、ホタテなどをかたどったおもちゃを探していた。おもちゃをスタッフに見せると、記念にオリジナルのステッカーやバッジが贈呈された。 このほか、ソフトブロック「ポリエム」、木のブロック「カプラ」を使って遊ぶコーナーが設け
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さば棒ずし、柿の葉ずし...目玉商品目当てにイベント 焼津冷蔵
焼津冷蔵(焼津市小川新町)は2日からゴールデンウイークに合わせたスペシャルイベントを同社で開いている。目玉商品として販売する同社オリジナルのさば棒ずし、柿の葉ずし、特大のうなぎかば焼きを目当てに大勢の地元客でにぎわっている。4日まで。 イベント会場ではマルシェも開催。オムライスやスコーン、クレープといった食べ物をはじめ、メダカすくいや占いなどの店舗が日替わりで出店する。 同社は昨年秋からマルシェを定期的に開催している。ゴールデンウイークでの開催は初めての試み。
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酒気帯び運転の疑い 会社員を現行犯逮捕 焼津署
焼津署は30日、道交法違反の疑いで自称埼玉県蓮田市川島、会社員(21)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前5時45分ごろ、焼津市内で軽ワゴン車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、道路脇にある案内表示板の支柱に衝突する事故を起こして発覚した。
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大井川の特産品が大集合 焼津でマルシェ
大井川地域の特産品を集めた「みなとオアシスおおいがわマルシェ」(実行委員会主催)が29日、焼津市の大井川港特設会場で開かれた。 約25団体がブースを構え、海鮮料理や海産加工品のほか、ウナギのかば焼き、茶、菓子などを販売した。ステージ会場では、よさこい団体などがダンスや歌のショーを繰り広げ、雰囲気を盛り上げた。 大勢の家族連れらが来場し、買い物やステージ見学を楽しんでいた。
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キャッシュカードだまし取られる 焼津の80代女性
焼津市の無職女性(83)が29日、警察官をかたる男にキャッシュカード2枚をだまし取られたと焼津署に届けた。同署は現金の被害を確認している。 同署によると29日午前11時20分ごろ、女性宅に警察官を名乗る男から「偽造カードが作られている」などと電話があった。その後、警察官を装う男が家を訪れ、封筒に入れたカードをすり替える手口で盗み取ったという。
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焼津「見どころ」マップに 食事や宿泊179カ所紹介
焼津市観光協会は市内の観光施設や飲食店をまとめた2022年度版「焼津マップ」を発行し、ゴールデンウイークに合わせて本格的に配布を始めた。市内の見どころ、食事どころ、宿泊施設を中心に179カ所の情報を紹介している。 「お食事」「見学・体験」「見どころ」「日帰り温泉」といった項目ごとに施設の特徴を紹介している。場所については、JR焼津駅周辺と市全体の地図のいずれかに落とし込んでいる。 持ちやすい大きさに折り畳まれていて、広げるとA1判になる。発行部数は、新型コロナ感染状況の収束の兆しから、観光需要の増加を見据えて、昨年度よりも大幅に増やして5万5千部とした。同協会や焼津さかなセンター、市内公
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川勝知事がJR案批判 田代ダム取水抑制「乱暴なことをしている」【大井川とリニア】
リニア中央新幹線工事に伴う大井川水問題を巡り、JR東海が26日の県有識者会議でトンネル湧水の県外流出量を大井川に戻す二つの方策案を示したことを受け、川勝平太知事は28日、記者団の取材に応じた。JRが新たに示した東京電力田代ダムの取水抑制案について、国や県、流域市町、発電事業者が交わした水利権の合意事項を説明し、「多くの利害関係者による紳士協定によそ者が勝手に入ってきて、『水をよこせ』と乱暴なことをしている」と批判した。 また、トンネル貫通後に県外流出量の同量を戻す案も、国土交通省の専門家会議でJRが示した案と同じとして「既に流域が退けた案」との認識を示し、「全量戻しは破綻した」と述べた。
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白やピンク ツツジ見頃 焼津の柳屋本店本社
焼津市東小川の柳屋本店本社のツツジが見頃を迎えている。白やピンクの花が咲きそろい、市民らの目を楽しませている。 ツツジは1989年の社屋改築に伴い定植した。高さ2メートルほどに成長し、県道沿い約60メートルにわたり続いている。27日現在で満開の状況で、今週いっぱいは咲き誇る様子を楽しめる。
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業務改善で市職員表彰 焼津市、LINEクーポン企画など
焼津市は28日、優れた業務改善に取り組んだ職員を市役所で表彰した。2021年度の最優秀賞は「ふじのくに安全安心認証」取得を参加条件にしたLINE(ライン)クーポンキャンペーンを企画した商工課の戸塚渉主査、打桐浩之主幹を選んだ。 2人が企画したキャンペーンでは、市内75店舗が参加したことで、コロナ禍の安心安全な飲食環境を創出したほか、クーポンによる消費喚起やLINE登録者の増加などの効果をもたらした。 同年度は21年3月から22年2月までの1年間で集まった1114件の改善報告から、13人と1団体に最優秀賞、優秀賞、奨励賞などが贈られた。オンラインによる職員採用説明会の開催や投票所入場券の様
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焼津の海岸に身元不明遺体 女性、40~70代
28日午後3時半ごろ、焼津市田尻北の海岸で女性の遺体を通行人が発見した。 焼津署によると、遺体は40代から70代くらいで、身長は140~150センチほど。中肉で花柄半袖のスモックに赤色長袖のハイネックセーターを身に着けていた。下腹部に手術痕があるという。同署が身元などを調べている。
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焼津市の80代男性 マダニ感染症「SFTS」 今年2例目
静岡県は28日、焼津市の80代男性がマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したと発表した。SFTSの感染確認は今年2例目。 男性は今月17日に発熱し、医療機関に入院した。ダニにかまれた跡があり、県環境衛生科学研究所で検査したところ、感染が分かった。快方に向かっている。 県によると、SFTSはウイルスを保有するマダニにかまれたり、感染した犬猫の体液に触れたりすることで感染する。重症化した場合は死に至るという。
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五輪パラ・モンゴル選手「最高の環境ありがとう」 焼津市に動画
焼津市ホストタウン推進協議会は27日夜、市消防防災センター(同市石津)で最終報告会を開いた。昨年の東京五輪・パラリンピックでの市内事前キャンプに参加したモンゴル選手らの動画メッセージが流れ、出席した委員は選手たちからの感謝の言葉に聞き入っていた。 市内各団体の委員約40人が出席した。メッセージ動画は事前キャンプに参加した五輪3人制バスケットボールやパラ陸上の代表選手たちが「最高の環境を提供してくれてありがとう」などと感謝の言葉を述べた。 事業報告では、市が、市内の公園で開催したモンゴルの祭り「ナーダム」やホストタウン写真展といった昨年度の活動を説明した。 2017年5月に設立した協議会
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モンゴルから焼津市長に勲章 知事に報告
モンゴル大統領から友好勲章を授与された焼津市の中野弘道市長が26日、県庁を訪れ、川勝平太知事に報告した。 東京五輪・パラリンピックで焼津市が同国のホストタウンを務めた功績が評価された。中野市長は「焼津市民の温かいおもてなしの心が評価された。今後も広く深く温かい交流につなげていきたい」と話した。 川勝知事は「県の名誉。モンゴルとの交流を焼津の飛躍の礎にしてほしい」と祝福した。 友好勲章はモンゴルとの交流に大きく貢献した外国人に贈られる。同市はホストタウンとして複数種目の事前合宿を受け入れ、交流を行った。
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東益津中生が自転車規則学ぶ 安協焼津地区支部
静岡県交通安全協会焼津地区支部は27日、焼津市中里の東益津中で、交通安全教室を開いた。中1の生徒約80人が乗車実験や講話を通じて、自転車の交通ルールやマナーについて学んだ。 体育館に車道に見立てたシートを敷いて自転車を使った実験を行った。自転車に乗った生徒が、見通しの悪い十字路の渡り方を体験。交差点近くに4人の生徒を立たせて、横断時の確認行動を学んだ。シートの近くに生徒が座り、子どもの目線で自転車が全速力で通り過ぎる時の感覚を体験した。参加した生徒は「自転車が大きく感じて怖かった」と感想を述べた。 講話では、交通安全指導員が写真や図を使って自転車の乗り方やルールを説明した。焼津市内で駐車
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育てた山野草と色鉛筆の絵画 焼津で展示会
山野草と絵画の展示会「春の花と色鉛筆画」が28日、焼津市本町の藍画廊で始まった。5月3日まで。 山野草は佐野八重子さん(同市)が自宅で育てた鉢物とコケ玉約50点を並べた。絵画は絵画教室に通う清水二久子さん(藤枝市)が色鉛筆で動物や風景を描いた20点を展示している。山野草は400~3千円で即売もしている。購入者に佐野さんが育て方をアドバイスする。
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焼津・こども館1周年 学芸員発案ゲーム展開、7日からイベント
焼津市栄町のターントクルこども館で5月7日から開館1周年記念イベント「おもちゃとえほん祭り」が始まる。同館のおもちゃ学芸員が発案したゲームやワークショップを展開する。今月から発案した学芸員がグループを作り、本番に向けて準備を進めている。 おもちゃとえほん祭りは7月3日までの期間中の土日に開催する。館内の至る所で、おもちゃ学芸員らが発案したからくりおもちゃショー、ビー玉を転がす迷路作り、ミニ絵本作りといったイベントが行われる。 おもちゃ学芸員140人が、発案者のイベントごとに立ち上がった15のグループに分かれ、イベントに使う道具作りなどに取り組んでいる。 おもちゃ学芸員の大場悟さん(72
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高齢者買い物補助開始 焼津港地区おでかけ支援隊 市内スーパー往復
焼津市港地区で地域住民が1人暮らしの高齢者の買い物を支援するサービス「港地域おでかけ支援隊」の隊員が27日、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、同日からの事業本格スタートを報告した。 支援隊は地域に住む一人暮らしの高齢者を対象に、福祉施設の空き車両を使って、第2・第4水曜日に市内の大型スーパーまでの区間を往復する。車両には支援隊メンバーが付き添いで同乗する。昨年12月から実証実験を実施し、27日から本格的に展開することになった。 市役所を訪問したのは佐野清志・港第23自治会長と支援隊メンバー4人。佐野会長が本年度事業の開始を伝えると、中野市長はコロナ禍で地域のつながりが薄くなっている現状に触
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特殊詐欺対策周知 薬剤師会と協定 焼津署など
焼津署と焼津市薬剤師会は27日、特殊詐欺被害防止に関する協定を結んだ。加盟薬局の窓口で利用者が提出するお薬手帳に被害防止を呼び掛けるステッカーを貼り、特殊詐欺対策への周知を図る。 「声だけで信じちゃダメだよ。詐欺かもよ」と書かれたイラスト入りのステッカーを同会に加盟する50軒の薬局に配布する。窓口で薬剤師が利用者に特殊詐欺被害に関する情報も提供する。 同署管内では今年に入り27日時点で、被害額2700万円の特殊詐欺が発生。前年同期比で2300万円多く、同署は危機感を募らせている。被害者の大半が高齢者で、薬局の訪問頻度が比較的多いことに着目し、薬剤師会との協定に至った。 同署での締結式で
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日本語教育、タイで推進 派遣5人、川勝知事に説明
独立行政法人国際交流基金の「日本語パートナーズ派遣事業」の参加者が26日、県庁に川勝平太知事を訪ね、タイでの日本語教育支援について説明した。 2021年度に派遣された岩崎裕子さん(62)=藤枝市=、金森莉沙さん(23)=焼津市=、中川あい子さん(56)=富士市=は、現地の学生の熱意に触れた喜びや、静岡の食材や名所を紹介した実績などを報告した。22年度に参加する原田莉緒さん(22)=長泉町=と伊藤佑妃さん(21)=静岡市葵区=は、日本語を教える意気込みや異文化に触れる期待を語った。 県は16年に同基金と結んだ協定に基づき、県の推薦者を派遣する独自のプログラムを実施。県内からはこれまでに一般
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かつお節の伝統継承 若手に製法研鑽会 焼津水産加工業組合
焼津鰹節水産加工業協同組合は26日、伝統的なかつお節製造技術を若手組合員に伝える研鑽(さん)会を焼津市鰯ケ島の県水産・海洋技術研究所で開いた。参加した若手組合員は焼津港で水揚げされたカツオ46匹を使って、頭と内臓を取り除き三枚におろす「生切り」といった製造過程を学んだ。 最初に組合内にある焼津鰹節伝統技術研鑽会の指導員が専用の包丁を使って生切りを披露。若手組合員は指導員から見栄えの良いかつお節にするためのこつを教わりながら、実践した。切り身を煮釜に入れる「煮熟」や骨抜きなどの作業にも取り組んだ。 10月には184本の本枯れ節が完成する予定で、このうち厳選した品を新嘗祭(にいなめさい)に
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学生考案弁当いかが? 新静岡セノバで販売会 市内外の食品会社協力
静岡市葵区の鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校の学生が26日、市内外の食品会社などが提供した加工食品や食材を使って調理した総菜や弁当の販売会を同区の新静岡セノバ1階で始めた。30日まで。 静岡市葵区の清水食品、焼津市の清弘水産などの協力を得て企画した。清水食品の商品「ミネストローネスープ」を使った手羽煮込みや清弘水産から提供を受けたマグロの頭肉を使用したトマトカレーなどを販売。「大豆ミート」(代替肉)を使ったガパオライスは持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、容器も植物由来の素材を使った。 同校2年生の調理学生9人が買い物客らに購入を呼び掛けた。山崎かりんさん(19)=静岡市清水区=
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女子相撲選抜大会上位入賞 4選手が喜び報告 焼津市役所
第10回国際女子相撲選抜大会(日本女子相撲連盟主催)で個人戦で優勝した平口幸芽さん(焼津中)ら上位入賞を果たした4選手が25日、焼津市役所で中野弘道市長に結果を報告した。 訪れたのは、4月に堺市で行われた大会に出場し、超軽量級で優勝した平口さん、重量級で準優勝の太田麻乃さん(永田接骨院鍼房)、無差別級で準優勝の山下寧々さん(焼津中央高)、団体戦ベスト8に入った県選抜チームの川口紗葵さん(大富中)。 太田さんは焼津勢が上位を占めたことに触れ、「焼津の底力を感じた」と語った。中野市長は「活躍し続けていることは実力があることの証拠。焼津の誉れ」と健闘をたたえた。 大会ではこのほか、超軽量級で
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交通安全指導員 10人が研修修了
静岡県交通安全協会は22日、交通安全指導員初任研修の修了式を焼津市石津の県立焼津青少年の家で行った。10人が修了証書を受け取り、県内各警察署にある協会地区支部に配置された。 代表して横田真依さん(沼津市)が同協会の夏目敏孝専務理事から修了証書を受けた。沼津地区支部に配属された横田さんは答辞で「学ぶ意欲や探究心、使命感を持ち続けて立派な指導員になる」と誓った。夏目専務理事は「交通事故のないような地域社会作りという住民の負託に一日でも早くこたえられるようになってほしい」と激励した。 焼津青少年の家で約3週間共同生活を送りながら、交通法規や子ども、高齢者への指導方法を学んだ。
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NZ剣士 “原点”焼津で稽古 64歳セイヤさん、2年ぶり来日
ニュージーランドの都市オークランド在住で同国の剣道連盟元会長グレアム・セイヤさん(64)が約2年ぶりに来日し、6年間在籍した焼津市田尻の剣道場で稽古に励んでいる。43年前の日本滞在時に剣道を始めてからその魅力にはまり、母国で剣道クラブを立ち上げて両国の剣士交流に携わった。新型コロナに伴う渡航制限の緩和で、ようやく「第二のふるさと」で竹刀を振ることが実現した。 セイヤさんは32年間にわたり、ニュージーランド剣道連盟会長を務めた。日本とニュージーランドの剣道交流を推進し、功績から昨秋に旭日双光章を受章した。2016年から木材関連の貿易会社代表を務めている。 剣道を始めたのは日本に滞在していた
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LINE割引クーポン さかなセンター来店増に貢献 焼津市配信
焼津市のLINE(ライン)公式アカウントで利用できる割引クーポンが、焼津さかなセンター(同市八楠)の来客数増に寄与している。11日から28日までセンター全店舗で使えるクーポンを配信したところ、例年に比べて客足が大幅に伸びた。5月は市内地場産品の直売所での割引クーポンを配信する予定。市ではゴールデンウイーク期間中の消費喚起に期待を寄せる。 同センターのクーポンは、市が4月から実施している割引総額1億円のキャンペーン第2弾として配信している。同センターによると、キャンペーン期間中の4月は例年、ゴールデンウイークを控えていることから、例年客足が鈍いという。今回のキャンペーンで、来客数は土日を中心
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朝市「マルシェ」に衣替え 29日に焼津・大井川港
焼津市大井川港で29日、「みなとオアシスおおいがわマルシェ」(実行委主催)が開かれる。例年開催している大井川港朝市を「衣替え」し、同港で3年ぶりにイベントを行う。朝市名物として知られる生シラスやサクラエビの販売は実施しない。 朝市は新型コロナや荒天の影響で、2020年、21年と実施していない。実行委では、近隣漁港でサクラエビの販売イベントが中止となった影響から、朝市名物の販売コーナーを除き、名称も変更してのイベント開催に踏み切った。 地元企業や店舗など23のブースを設置し、ウナギのかば焼き、つくだ煮、魚肉の練り製品、干物といった地場産品を販売する。ダンスや歌などのステージイベントも行う予
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タクシーで器物損壊 容疑の男逮捕 藤枝、公務執行妨害の疑いも
藤枝署は24日までに、器物損壊と公務執行妨害の疑いで藤枝市瀬古2丁目、会社員の男(53)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は23日午後11時ごろ、焼津市内から藤枝市内を走行中のタクシー車内で、設置されていたアクリル板を損壊。24日午前4時ごろには藤枝署内で男性巡査(23)の顔を蹴る暴行を加え、職務を妨害した疑い。同署によると、容疑者は器物損壊容疑で現行犯逮捕された後、署内で留置の手続き中に署員に暴行したという。酒に酔っていたとみられる。
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焼津で牧草刈り取り、盗難被害 ヤギ餌「大切に育てていたのに」
ヤギやヒツジに与える餌として焼津市下江留の約3千平方メートルの畑で栽培していた牧草が盗まれていたことが、23日までの取材で分かった。藤枝市で牧場を経営する所有者の内藤久恵さん(34)は「大切に育てていたのに腹立たしい」と憤る。 畑は東名高速道大井川焼津藤枝スマートインターチェンジの近くで、国道150号に面している。内藤さんが被害に気がついたのは20日。畑の管理者から「牧草がなくなっている」との連絡を受けて駆けつけると、青々と生えそろっていたはずの牧草が刈り取られ、一面茶色になっていた。地面にはタイヤ痕も残されていたという。 内藤さんが最後に畑を見た6日には高さ1メートルほどに伸びていたた
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乳幼児の健診日お知らせ 焼津市、LINEで新サービス
焼津市は、25日から無料通信アプリLINE(ライン)の市公式アカウントで乳幼児健康診査の案内を配信するサービスを始める。あらかじめ子どもの誕生年月を登録すれば、対象となる健診日が近づくと、LINEで通知してくれる。子育ての忙しい合間に、日程を落とすことがないよう情報を「プッシュ型」で届ける。 配信するのは、生後6~7カ月児相談、1歳6カ月児と3歳児健康診査、2歳児歯みがき教室、子育て教室。従来は市の広報で知らせていたが、子育て世帯に関心が高い情報であることから、直接届けることが可能なLINEサービスを取り入れた。 今回は市公式アカウントで導入するLINEサービスとして第8弾となる。これま
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さかなセンター点検 志太消防本部 北九州の火災受け
志太消防本部は20日、福岡県北九州市の旦過市場で19日発生した火災を受け、同施設と多数の店舗が集合している点で類似している「焼津さかなセンター」(焼津市八楠)で出火事故防止に向けた緊急の注意喚起を行った。同本部の職員らがセンター内を回って、消火器の設置状況を確認したり、通路の幅を測ったりして、安全対策の徹底を図った。 同本部の予防課員ら7人が、同行したセンター担当者とともに、消火栓や消火器の前に物を置いていないか、通路の幅が確保されているかを中心に見て回った。営業中の店舗にも入り、消火設備の状況を確認し、火災発生時の初動対応を記したリーフレットを渡した。 友田武志焼津消防署東分署長は、セ
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100万円被害 焼津の80代女性
焼津市の80代無職女性が22日、息子を名乗る男らに現金100万円をだまし取られたと焼津署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、21日午後2時ごろ、女性宅に息子や息子の上司を名乗る男から「財布を落とした」などと電話があった。女性は自宅を訪れた男に現金を手渡した。
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焼津漁協の外港冷蔵庫 EU向け輸出施設に認定
農林水産省は22日、欧州連合(EU)向けの輸出に必要な衛生基準を満たす水産食品取扱施設の認定書交付式を同省で行った。焼津漁港(焼津市)で水揚げされたカツオやマグロを保管する焼津漁業協同組合(西川角次郎組合長)の外港冷蔵庫が認定を受けた。輸出拡大への後押しが期待される。 外港冷蔵庫は2020年から稼働し、海外巻き網船が漁獲したカツオやキハダマグロをマイナス50度で保管する。容量は約3千トン。 漁協によると、焼津市内には水産食品取扱施設の認定を受けた加工業者が6社あり、海外展開の活発化を目指している。認定書を受けた松永喜一郎専務理事は、カツオの大規模窃盗事件の再発防止を誓った上で「販路を拡大
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抜き打ちで参集訓練 焼津市、早朝「震度7」発生想定
焼津市は21日、勤務時間外の大規模災害発生に備え、職員の参集訓練を実施した。午前6時45分に震度7の地震が発生したとの想定で、抜き打ちで行った。 市防災部が約870人の職員に一斉に安否確認メールを送信。職員は市消防防災センター(同市石津)に直ちに参集した。今回は、参集報告をメールで行い、集計作業の迅速化を図った。地震発生30分後の参集率は34%だった。 幹部職員は災害対策本部を設置する同センターに参集した。部ごとに対応や被災状況を報告し、情報共有を図った。中野弘道市長は「いかなる場合でも、迅速な対応ができるよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。
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新入学児 歩いて交通ルール学ぶ 安協焼津地区支部
静岡県交通安全協会焼津地区支部は20日、焼津市石津港町の港小で交通安全教室を行った。新入学児童約90人が、交通安全指導員の見守る中で、学校周辺の道路を歩いて、正しい交通ルールやマナーを学んだ。 歩行訓練で、児童は2人1組となって、学校の正門を出てから、歩道の歩き方、駐車場の出口の渡り方、信号の見方、横断歩道の渡り方を実践した。各ペアには新任の指導員が付き添い、児童からの交通に関する質問に答えていた。 訓練の前には指導員による講話が行われた。指導員は写真や図を使って、「手を挙げて横断歩道を渡ろう」「道路は右側を歩こう」など交通ルールの基本を説明した。
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焼津鰹節加工組合、長野県にふるさと納税 生産に使う薪が縁
焼津鰹節水産加工業協同組合(焼津市上小杉)は企業版ふるさと納税を利用して、長野県に100万円寄付した。かつお節生産に使用する薪(まき)の多くを、長野県内から調達している縁から、森林保全の取り組みを支援したいと提供した。19日は、同組合で長野県からの感謝状贈呈式が行われた。 同組合の鈴木隆代表理事組合長に、長野県の吉沢正林務部長からスギで作った特製の感謝状が贈られた。鈴木組合長は吉沢部長に寄付の目録を手渡した。 鈴木組合長は、薪の安定的な調達を課題として挙げ「林業従事者の就労対策を支援したい」と寄付に至った背景を説明した。吉沢部長は林業従事者が減少傾向にあることを踏まえ「(林業従事者の)福
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200万円詐取未遂 容疑の男再逮捕 焼津署
焼津署は19日、詐欺未遂の疑いで東京都町田市原町田5丁目、飲食店従業員の男(24)を再逮捕した。 再逮捕容疑は昨年8月15日と16日、仲間と共謀し、親族を名乗って焼津市の無職女性(89)宅に電話をかけるなどして、女性から現金200万円をだまし取ろうとした疑い。 容疑者は高齢女性から現金をだましとった詐欺の疑いで3月29日に逮捕されていた。
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安全運転推進へ 2事業所を指定 焼津署など
焼津署と焼津地区安全運転管理協会は19日、本年度の安全運転管理推進事業所に、橋本組(焼津市栄町)と松永工基(同市中里)の2事業所を指定した。 指定事業所は1年間、交通安全運動に積極的に参加するなど地域の事業所の模範になる活動を行う。 同署で指定証交付式を行い、青木浩明署長が橋本組で車両管理担当の中野秀雄さん、松永工基の新村香根美社長に指定証を手渡した。 青木署長は交通対策における事業所の役割の重要性を示し「管内から交通事故が1件でも減るように活動してほしい」と語った。
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静岡県産品、ネットで世界市場へ 「越境EC」活用拡大 アジア圏など需要開拓
インターネットの通信販売サイトを通じて外国と商品を売買する「越境電子商取引(EC)」に挑戦する動きが、県内企業の間で広がっている。新型コロナウイルス感染症の影響で海外での商談や見本市出展が難しくなる中、県産品をアピールする手段として活用が進んでいる。 ダイトー水産(焼津市)は2018年、越境ECを用いてゼリー飲料の香港向け輸出販売を始めた。都内の広告会社と連携して中国語のECサイトを立ち上げ、受注後に成田空港から商品を送る仕組みを構築した。 マグロやカツオの加工を手掛ける同社は09年頃から、マグロの皮由来のコラーゲンや健康成分を配合したゼリー飲料の開発に注力。国内外のスポーツ選手に売り込
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高齢者の集い、車で送迎 交通量増加、事故を懸念 病院、社協が支援 焼津・会下之島地区
焼津市小川の会下之島地区で18日、「地域ふれあいサロン」に参加する高齢者を自宅から会場に送迎する支援活動が始まった。趣旨に賛同した地元病院の車両を活用する。サロンの会場には原則徒歩で来ることが条件だったが、会場周辺の交通量増加から事故を懸念する声が高まっていた。サロンを運営する地域住民が、市社会福祉協議会の支援を受けながら、車両送迎の実現にこぎ着けた。 同地区のふれあいサロンは、第13自治会コミュニティ防災センター(同市小川)で月1回定期的に実施している。地域のボランティアグループが運営し、70~90代の高齢者が参加し、体操や本の朗読会といった活動をしている。 送迎に使うのは、岡本石井病
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会話を瞬時に文字化 焼津市が表示装置導入
焼津市は18日、会話を瞬時に文字化して表示するディスプレーを、市役所本庁舎と大井川庁舎に設置した。導入初日の同日は市役所本庁舎で市難聴者・中途失聴者の会の会員を集めて導入開始式が行われた。 ディスプレーは筑波大と液晶パネルメーカーが共同開発した製品。マイクを通して話した言葉が音声認識機能で文字に起こされ、リアルタイムで表示される。透明な表示板のため、手や体の動き、表情と文字の両方を確認しながら会話ができる。 式では、同会の望月美香代表が受付の職員と窓口に設置したディスプレーを使って会話を体験した。「どのような用件でしょうか」「機械が壊れてしまって困っています」といったやりとりがリアルタ
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焼津漁協、近く「市場委員会」再開 カツオ盗事件受け
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は18日、第7回の会合を開いた。漁協側からは魚市場での課題や問題について職員と仲買人が話し合う「市場委員会」を近く再開する方針が示された。委員からは船主も加えて協議する場にすべきという意見が出た。 市場委員会は既存の組織でこれまでは休止状態だったが、窃盗事件を受けて再開することを決めた。漁協は今後、船主を加えるかどうかについて検討する。 非公開で行われた会合では、運送会社や仲買人に提出を求める誓約書について協議した。漁協が示した案に対し、委員から「違反した時の対処方針が記されていない」「違反事項の具
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水防活動拠点施設が完成 ヘリポート、待機場整備 焼津市と国連携 大井川河川敷に
焼津市と国が連携して、同市中島地区の大井川河川敷に整備していた水防活動拠点「河川防災ステーション」が完成した。16日に関係者を集めて完成式典が同所で行われた。 式典には、国や市、消防団など地元関係者ら約50人が出席した。中野弘道市長は大井川流域で河岸浸食などの被害が出ている状況を踏まえ「防災拠点の整備は市民の大きな安心につながる」とあいさつした。 広さ約2ヘクタールの敷地に、ヘリポートや水防団の待機場所となる水防センターを整備したほか、災害時の緊急復旧活動に必要な土砂やコンクリートブロックを備蓄している。備蓄量は大井川の堤防で約360メートルにわたり決壊した場合を想定して算出した。
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焼津谷島屋が民事再生申請 書籍販売、別会社に
書籍・雑貨販売の焼津谷島屋(焼津市)が15日、静岡地裁に民事再生手続きを申し立てたことが関係者への取材で分かった。負債総額は10億円超とみられる。店舗は従来通り営業を続けている。今後の書籍販売事業については、静岡県内の同業で別会社の谷島屋(浜松市中区)が承継する方向。 帝国データバンク静岡支店の調べでは、焼津谷島屋は1935年の創業。焼津、島田両市などでの書店4店舗のほか、雑貨店も展開している。関係者によると、新型コロナウイルスの影響で雑貨販売の売り上げが急減し、2021年9月期は売上高が約15億円に落ち込んだという。 谷島屋と焼津谷島屋の間に資本関係や人的関係はなく、焼津谷島屋の創業者
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焼津漁協、カツオ盗再発防止で中間報告 不良品の魚、苦情窓口設置へ
焼津漁港(焼津市)に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件に関連し焼津漁業協同組合は15日までに、再発防止に向けた取り組み状況を中間報告として公表した。市場で購買後の魚に不良品が見つかったといった商品の苦情を申し立てる専用窓口を設置することなどの方針を示した。 焼津漁協は昨年11月の調査報告書で、仲買人が競り落としたカツオに鮮度の悪い不良品が混じっていた場合、船会社の許可を得ないまま、漁協のセリ人の独断で、次の水揚げの際に現物で不良品分を補塡(ほてん)する行為があったと指摘していた。 中間報告では、仲買人から直接セリ人に苦情を入れることが「不正取引の一因になっていた」として、漁協内
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サギ電話多発 静岡県警、志太・榛原ブロックに警報
静岡県警は15日、志太・榛原ブロック(藤枝、焼津、島田、牧之原各署管内)にサギ電話多発警報を発令した。警察官らをかたる手口の特殊詐欺被害が発生する恐れが高いとして注意を呼び掛けている。期間は21日まで。 県警生活安全企画課によると、警察官の職務などをかたってカード情報などを聞き出そうとする不審電話が14日、焼津市内で8件あった。牧之原市内でも同日、市役所職員が保険金の還付をうたう不審電話が1件あった。 県警は期間中、各署員らによる情報発信やパトロール、現金自動預払機(ATM)付近での警戒を強化し、被害の未然防止を図る。
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焼津市内11自治会表彰 無事故・無違反コンクール
焼津市交通安全対策協議会、焼津署などは15日、2021年の自治会別無事故・無違反コンクールの表彰式を同市三ケ名の焼津文化会館で行った。市内11自治会を表彰した。 コンクールは人口3千人未満の部に23自治会、3千人以上の部に15自治会がそれぞれ参加し、21年1月~12月に実施した。 交通事故、違反の少なさを競う「優秀自治会賞」、交通安全に関する啓発活動を評価した「交通安全啓発賞」のそれぞれ上位3自治会の代表者に表彰状を贈った。併せて、交通功労者と優良運転者の計143人も表彰した。 同協議会会長の中野弘道市長は「交通ルールの順守、正しい交通マナーの実践を呼び掛けてほしい」とあいさつした。
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「オレオレ詐欺」注意呼び掛け 焼津署など
焼津署と焼津地区防犯協会、焼津市などは15日、JA大井川豊田支店(同市小土)としずおか焼津信用金庫豊田支店(同市小屋敷)で高齢者らに特殊詐欺被害への注意喚起を行った。 県警が年金支給日に合わせて展開する「オレオレ詐欺被害発生ゼロの日」キャンペーンの一環。両支店に焼津署員や地域安全推進員らが「振り込め詐欺犯人は今キャッシュカードを狙っています」と書かれたチラシなどを来店者に配り、注意を呼び掛けた。
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国際ソロプチミスト焼津 市に大型絵本など贈る
国際ソロプチミスト焼津は15日、焼津市に大型絵本と外国語の本計28冊を寄贈した。市は焼津、大井川両図書館に置き、市民に貸し出したり、ボランティアグループの読み聞かせに使ったりする。 寄贈したのは通常の2倍から3倍の大きさに拡大した絵本や、英語やベトナム語、フィリピン語で書かれた本。同団体が2007年度から続けている取り組みで、寄贈数は延べ196冊になった。 市役所で行われた寄贈式には、同団体の渡仲和子会長をはじめとするメンバーが出席した。渡仲会長が「多くの子どもたちに読んでほしい」と話すと、中野弘道市長は「真心のこもった寄贈品。大切に使いたい」と謝辞を述べた。
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全国女子相撲、静岡県勢躍進 団体は永田クラブ(焼津)3位入賞
第10回国際女子相撲選抜堺大会(日本女子相撲連盟主催)がこのほど、堺市で開かれ、県勢は個人戦で平口幸芽さん(焼津中)ら6人が入賞、団体戦では永田相撲クラブ(焼津市)が3位入賞する好成績を収めた。 超軽量級で平口さんが優勝、松浦みな美さん(大井川西小教諭)が準優勝を飾った。このほか、中量級で福里愛美さん(県立大)、重量級で太田麻乃さん(永田接骨院鍼房)、無差別級で山下寧々さん(焼津中央高)がそれぞれ準優勝を果たした。 団体戦では、福里さん、松浦さん、太田さんを擁する永田相撲クラブが3位入賞、山下さん、武井陽奈さん(飛龍高)、川口紗葵さん(大富中)の県選抜チームはベスト8に食い込んだ。 大
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作業効率化や意見交換 信頼回復へ「改革」模索【揺れる港町㊦ 焼津カツオ窃盗事件】
「船の3分の1ほどが焼津から他県に逃げている」。ある船会社の幹部はカツオ窃盗事件の影響を指摘する。 国内有数の水揚げ高を誇る焼津漁港は、冷蔵保管施設、加工業者、運送業者と関連業種の裾野が広く、消費地の首都圏にも近いことで発展してきた。事件後も海外巻き網船など多くの船が水揚げしているが、「不信感はあるけど商売だから仕方なく」という声が船会社から漏れる。 焼津への入船が減っている理由として、市場への不信感とともに水揚げ待ちの長さが嫌われているという事情もある。事件後、漁協職員が次々に退職し、船会社の幹部によると、人手不足から水揚げ作業に遅延が出て、枕崎や山川(いずれも鹿児島県)の漁港に流れて
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発達障害の弟のため 世界に理解広げたい 鈴木さん(焼津高2年)ミス・ティーン代表選出
焼津高2年の鈴木陽菜さん(16)=藤枝市=が「ミス・ティーンインターナショナル2022日本大会」(一般社団法人国際女性支援協会主催)でパン・パシフィック代表に選ばれ、7月の世界大会に進出する。軽度の発達障害の弟(14)とともに暮らす中で、周囲の障害に対する理解が少ない現状を痛感。「理解を求める活動をしたい」と出場を決意した。鈴木さんは「発達障害の現状を多くの人が知るきっかけになれば」と話す。 鈴木さんの弟は小学4年生の時に軽度の発達障害と診断を受けた。集団行動が苦手な面を除けば、見た目には「ほとんど健常者と変わらない」(鈴木さん)。家族は当初、接し方に戸惑う日々が続いたという。 鈴木さ
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交通事故削減へ 街頭で呼び掛け 焼津・岡村建設工業
春の全国交通安全運動の一環として、岡村建設工業(岡村延昌社長)は12日、焼津市栄町の同社前で交通安全を呼び掛ける街頭広報活動を実施した。 焼津署、県交通安全協会焼津地区支部、焼津地区安全運転管理協会と合同で約30人が参加した。 通勤、通学の時間帯に合わせて、「交通事故削減」と書かれた看板やのぼり旗を掲げて、ドライバーに対して事故防止の意識高揚を図った。
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現場判断の損失補填 規範意識薄れ犯罪誘発【揺れる港町㊥ 焼津カツオ窃盗事件】
焼津漁港を揺るがしたカツオ窃盗事件。事件の背景を水産関係者の多くは「損失補塡(ほてん)」と説明する。不透明な商取引はなぜ生まれたのか。そこには冷凍カツオの不良品を港で見分ける困難さがあった。 遠洋で漁獲したカツオは船上で冷凍して運ぶ。水揚げする時はカチコチに凍り、表面は白い状態。腐っていて不良品だと分かるのは、競り落とした後に加工過程で煮た時。不良品はふやけて浮くため、水産関係者は「ウキ」と呼ぶ。 ある水産加工会社の関係者によると、購入した9割が不良品で捨てるしかなかったこともあったという。ただ、その関係者は「自分たちは交換を要求したことはない。言っても聞いてくれないだろうし」とこぼす。
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TUNALABO(焼津市)のツナ瓶 農水大臣官房長賞 食品中央コンクール
焼津市の水産加工場「TUNALABO(ツナラボ)」が開発したツナ瓶がこのほど、食品産業センターが主催する2021年度の優良ふるさと食品中央コンクール国産畜水産品利用部門で農林水産省大臣官房長賞を受賞した。 受賞した「おつな」は、県内で水揚げされたビンチョウマグロに海洋深層水を配合してうま味を引き出した。瓶詰め後のパッケージに和紙を使用することで高級感を演出し、贈答向けの需要を見込む。 おつなは県産食材を使う加工品のコンクール「ふじのくに新商品セレクション2020」(県主催)でも最高金賞を受賞した。ツナラボの担当者は「大切な人への贈り物として、活用してもらえれば」と話す。
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窃盗容疑、特殊詐欺指示役の男2人を再逮捕 菊川署
高齢者から現金をだまし取る特殊詐欺事件に関与したとして、菊川署と県警捜査4課は12日、いずれも窃盗の疑いで東京都江東区南砂、自称収納代行業の男(34)と、愛知県清須市西枇杷島町北大和、建設業の男(33)の両容疑者を再逮捕した。 東京都の男の再逮捕容疑は2021年11月16日、御前崎市の無職女性(85)からキャッシュカードを盗み、同市のコンビニ店の現金自動預払機(ATM)で現金50万円を引き出した疑い。建設業の男の再逮捕容疑は21年10月22日、焼津市の無職女性(83)からキャッシュカードを盗み、同市のコンビニ店のATMで現金100万円を引き出した疑い。 同署などは金融機関職員を装って両女
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春色の花沢城御城印 季節限定、手もみ和紙 焼津の資料館
焼津市歴史民俗資料館は、花沢城を訪れた記念の証しとなる「御城印」の季節限定版を作成し、販売している。城本丸跡に咲くサクラをイメージした桃色の手もみ和紙を使用している。 御城印は城の訪問を記念するグッズの開発を求める声に応じて、昨年春から販売を開始した。好評を博したことから、従来の白色に加え、春限定品の作成に踏み切った。中央には焼津高書道部員による「花沢城」という力強い文字が書かれている。 販売価格は300円(税込み)。500枚用意していて、無くなった時点で販売終了。販売先は市歴史民俗資料館(同市三ケ名)、市観光協会(同市栄町)、カントリーオーブンカフェ(同市花沢)の計3カ所。 (焼津支
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特殊詐欺防止 JA大井川大村支店に感謝状 焼津署
焼津署はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとしてJA大井川大村支店(焼津市大村)に署長感謝状を贈った。 同署によると、3月18日、来店した60代の女性が携帯電話で通話しながら現金自動預払機(ATM)を操作していた。近くにいた金融係の漆畑奈々子さんが声を掛けたところ、女性は「市役所の職員から介護保険の払い戻しがあると言われた」などと答えたという。詐欺被害を疑った漆畑さんは女性にATMの操作を中断させ、警察に通報した。 贈呈式には同支店の松本勝也支店長と漆畑さんが出席した。感謝状を贈った青木浩明署長は「特殊詐欺防止には警察の力だけでは限界がある」とし、金融機関の協力に謝意を伝えた。 漆畑さん
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「友好勲章」受章を報告 焼津市長、モンゴルとオンライン会談
焼津市の中野弘道市長は12日、モンゴル体育・スポーツ国家委員会の幹部とオンラインで会談した。中野市長は3月に同国最高レベルの勲章「友好勲章」を受章したことを報告。モンゴル側の出席者は、東京五輪・パラリンピックを機に始まった交流活動の継続を求めた。 モンゴル側で出席したのは同委員会のオドンバヤル副委員長、オユンバト統計・外交部長ら。中野市長は「受章できたのは(モンゴル側の)指導のおかげ」と感謝の言葉を述べた。 オドンバヤル氏は友好勲章の受章について「五輪の準備に携わったみんなが一緒に受章した気分」と喜んだ。オユンバト氏は東京五輪・パラリンピックに出場する選手の受け入れに「精神的にも財政的に
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消防大会へ訓練開始 焼津・藤枝両署 障害突破など本番想定
志太消防本部焼津消防署は12日、静岡県消防救助技術大会に向けた訓練開始式を焼津市石津の同署訓練センターで行った。藤枝消防署(藤枝市)でも訓練が始まり、両署から出場する46人の隊員が、6月の大会に向けて厳しい訓練に取り組む。 焼津消防署の訓練開始式では、立林保署長が「安全管理、健康管理に注意して、良い結果が出ることを期待しています」と激励した。 隊員は式終了後、障害突破やロープブリッジ救出といった出場種目に取り組んだ。大会まで平日に本番を想定した練習に臨む。 県大会は6月14日に県消防学校(静岡市清水区)で実施する。両署の隊員は、陸上の部7種目、水上の部2種目に出場する。
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4月17日に定期演奏会 焼津市民吹奏楽団
焼津市民吹奏楽団は17日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で第44回定期演奏会を開く。 同楽団は市内在住・在職などの10代から60代のメンバーでつくるアマチュア吹奏楽団。今回の定期演奏会は「スター」をテーマに、1部にクラシック、2部にポップスの楽曲を予定している。 チケットは前売り700円、当日900円、小学生以下無料。焼津文化会館事務室などで販売している。問い合わせは楽団事務局<電080(3145)8868>へ。
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補填名目の抜き取り常態 「消えた100トン」怒りの追及【揺れる港町㊤ 焼津カツオ窃盗事件】
「焼津に水揚げすると量が減る」「鹿児島で水揚げする方が、焼津よりも数字が出る」-。水産関係者の間では以前から、そんなうわさが流れていた。 ある船会社は800トンと目算を立てていたカツオの量が、水揚げしたら700トンだったことがあった。船長は想定していた量とのあまりの落差に怒りが収まらず、水揚げを終えてもしばらく出航できなかったという。 100トンのカツオが消えれば、1500万円ほどの損害になるとされる。この一件を機に、船会社は2020年9月から独自に水揚げ作業の見張りを始めた。 不審な動きを確認できたのは2021年3月。こっそりと様子をうかがっていた見張り役の目の前を、計量所を通った様
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カツオ不透明取引横行か 焼津漁港 防犯カメラに記録
焼津漁業協同組合の職員らによるカツオの窃盗が長年続いていたとみられる焼津漁港で、市場を取り仕切る漁協職員と加工会社などとの間で不透明なカツオの取引が横行していた実態を漁業関係者が2021年に防犯カメラの映像で確認していたことが11日までに、複数の関係者の証言で明らかになった。 防犯カメラの昨年3月の映像1週間分を見た関係者によると、カツオを積んだトラックが計量所を通過せずに、市場外へ持ち去る様子が何度も記録されていた。漁協側に確認すると、「(加工業者への)損失補塡(ほてん)」と説明したという。 同漁協によると、損失補塡は加工業者が競り落としたカツオに鮮度の悪い不良品が混じっていた場合、次
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「静岡麦酒」缶製品 4月19日から販売 サッポロビール
サッポロビールは19日から、業務用に販売している生ビール「静岡麦酒(ばくしゅ)」の缶製品をスーパーマーケットなど県内小売店で限定販売する。 350ミリリットル缶と500ミリリットル缶の2種類。オープン価格で予定販売数は4万1千ケース(1ケース24本)。同社静岡工場(焼津市)で製造する。缶は雪化粧の富士山をデザインした。 静岡麦酒は同社の県内出身者を中心に2013年に開発し、さわやかな後味やきめ細かな泡立ちが特長。15年からは毎年、缶製品を限定販売している。担当者は「観光客が土産物として購入するなど、静岡のビールとして認知度が上がっている」と話す。
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交通安全啓発品 新1年生に配布 焼津署など
焼津署、県交通安全協会焼津地区支部、焼津市はこのほど、同市大住の黒石小で「新入学おめでとうキャンペーン」を行った。入学式に併せて新入生に啓発グッズ一式を配り、交通安全を呼び掛けた。 同市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が新入生の代表児童に、下敷きや反射材、交通安全を呼び掛けるチラシが入った袋を手渡した。ほかの児童には登校時に配った。
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自転車マナー校に焼津中央高を指定 焼津署
焼津署と県交通安全協会焼津地区支部はこのほど、自転車のマナー向上と交通事故防止を推進する本年度の「自転車マナーアップモデル校」に焼津中央高(焼津市小土)を指定した。 指定証交付式が同校で行われ、焼津署の青木浩明署長が1年生の石原大輝さんに認定証を交付した。 青木署長は集まった新入生287人を前に、焼津市内での高校生が関連する交通事故は減少傾向にあることを紹介し「自転車も車両であるという意識を持って、交通マナーを守ってほしい」と呼び掛けた。その後、交通安全指導員が自転車に関する交通ルールについて写真を使いながら説明した。
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焼津みなとまつり復活 3年ぶりにぎわい、新鮮な水産物に行列
焼津市の漁港三大祭りの一つ「焼津みなとまつり」(実行委主催)が10日、同市の焼津内港で3年ぶりに開かれた。会場内は、久しぶりの開催を待ちわびていた大勢の来場客でにぎわいを見せた。 新鮮な魚や水産加工品を販売するブースが多数立ち並んだ。缶詰や練り物、つくだ煮といった地場産品が当たる福引きコーナーには、行列ができた。 第32代のやいづマリンレディの認定式も行われた。2年間焼津の顔として活動する3人が、前代からたすきを引き継いだ。 今回は感染症対策として場内の人数を5千人に制限。入り口と出口にはカメラとセンサーを設置し、入場人数を管理した。
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市民ら5380人快走 焼津みなとマラソン 潮風背に健脚競う
春の焼津路を駆け抜ける「焼津みなとマラソン」(実行委など主催)が10日、焼津市の焼津新港を発着点に開かれた。約5380人の市民ランナーが潮風を背に快走した。 ハーフ、10キロ、5キロ、3キロの各部門で健脚を競った。今回は新型コロナウイルス感染症対策の一環として、参加者を県内在住者に限定した。焼津特産のカツオが当たる「飛び賞」も設け、水産のまちをアピールした。 「大学対抗ペアマラソン」も同時開催し、青山学院大や駒沢大など19校が出場した。
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1年間の大漁祈願 放流、魚供養も 焼津、小川漁協
焼津市の焼津、小川の両漁業協同組合はこのほど、同市城之腰の焼津魚市場で、1年間の大漁や安全な操業を祈願する各種行事を開いた。焼津漁協の西川角次郎組合長、小川漁協の橋ケ谷長生組合長ら地元の関係者が魚を海に放流する「放生会」などを行った。 焼津漁港で開催する「焼津みなとまつり」に合わせた関連行事。大漁祈願祭「浦まつり」、安全な航海を願う「海上安全祈願会」、魚の霊を慰める「魚族供養」をそれぞれ行った。 放生会では、住職らによる読経の中、出席者が静かに手を合わせ、漁業の安全を祈願した。西川組合長らは水揚げしたばかりのマダイ、ホウボウなどを海に放って漁業振興への決意を新たにした。
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焼津の歴史資料、デジタルで公開 市立図書館HP 第1弾は昭和40年代広報紙
焼津市立図書館は市に関する歴史的な資料をデジタルデータとして保存し、ホームページで公開している。第1弾は昭和40年代に発行された焼津市の広報紙50件。今後は保存対象を、図書館で所蔵する昭和初期発行の地域新聞や風景写真、古文書に広げる。郷土の懐かしく貴重な資料を自宅で手軽に閲覧することが可能となる。 現在公開しているのは、1968年4月から72年5月に発行された焼津市の広報紙「広報やいづ」。市役所で保管していた資料を借り、焼津図書館でデータ保存する作業を実施した。52年から64年の広報紙も着手していて、随時公開する。 資料は経年劣化のため、破れている箇所もあることから、このままでは破損の恐
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「医療現場に貢献」 看護師目指し抱負 焼津の専門学校で入学式
焼津市東小川の中部看護専門学校で8日、入学式が開かれた。第33期生42人が入学し、看護学生として踏み出した。 新入生を代表して鈴木万吏菜さん(18)=藤枝市=は「知識や技術はもちろん、仲間とともに人間性を磨き、多くの経験を積むことで志太榛原地域の医療現場に貢献し続けられるような看護師を目指す」と抱負を述べた。 焼津、藤枝、吉田など周辺市町から新卒者37人、社会人5人が入学した。
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日本画の大作、藤枝市に寄贈 日本美術院「同人」の松本さん
日本美術院最高位「同人」の松本高明さん(76)=藤枝市平島=が7日、市に大型の日本画を寄贈した。松本さんは「50年近く住んでいる地域に恩返しをすることができたら」と語った。 絵画は同市時ケ谷にある「二つ池」がテーマで、2003年に制作した。サイズは縦170センチ、横215センチ。落ち着いた緑色を基調に、水辺のアシや水面の反射を写実的に描いた。池の神秘的な様子を表現するため、重ね塗りした岩絵の具を拭う工程を繰り返したという。 市役所を訪れた松本さんは「藤枝を拠点に活動してきたが、あまり地元との関わりがなかった。多くの市民に見てもらえたら」と語った。北村正平市長は「素晴らしい絵画で、庁舎の雰
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焼津カツオ盗「事件全容は」「処分に疑問」 意見交換会で船会社
焼津漁港(焼津市)に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件に関連し、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は7日、同漁港に水揚げする静岡県内外の船会社などを対象にした意見交換会を焼津漁協(同市)で開いた。委員会側はこれまでに協議した内容を報告し、出席者からは事件の全容が見えないことへの不満や、漁協の処分を疑問視する意見が出た。 会合は非公開。県内外の船会社など27事業所42人が出席した。委員長の加藤将和弁護士によると、出席した船会社からは「事件の全容が見えない」とする意見が出たほか、3月に漁協が実施した事件に関与した職員への処分について「(処分の理由が)分からない」「納得できない」という声
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国文化財のカフェ 9日営業開始 焼津・原田家住宅
国の登録有形文化財「原田家住宅」(焼津市浜当目)の家屋の修繕が完了し、9日から古民家カフェとして営業が始まる。焼津市の障害者福祉事業所が運営し、従事する障害者が調理や接客を担う。このほど内覧会が開かれ、地元関係者が提供予定のメニューを試食した。 原田家住宅は原田昇左右元建設相の生家で、母屋は1875(明治8)年に建てられた。老朽化が進んでいたため、母屋を中心に修繕工事が行われていた。 店名は「toiro(トイロ)カフェ」で、母屋に机を並べて、窓越しの庭を眺めながら食事ができる。メニューは食物繊維が豊富なカレーや大豆ミートのライスバーガー、あんみつ、プリン、コーヒーなどを用意している。就
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強制わいせつの疑い 藤枝署、介護職員の男逮捕
藤枝署は6日、強制わいせつの疑いで焼津市小土、介護職員の男(32)を逮捕した。逮捕容疑は1月上旬、県中部地区で10代女性にわいせつな行為をした疑い。
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焼津観光に「どんこ舟」 ロータリークラブ寄贈 川下りで活用検討
焼津市の焼津ロータリークラブは6日、観光目的で活用してほしいと、「どんこ舟」一隻を市観光協会に寄贈した。観光協会では、焼津の水産業発祥地として知られる「浜通り」沿いを流れる堀川を下りながらの観光ツアーでの活用を検討していく。 どんこ舟は長さ約7メートルで12人乗り。プラスチックと木でできている。愛知県の岡崎城周辺の川に浮かべるなど観光目的で使われていた。焼津ロータリークラブがそのうち1隻を購入した。 焼津市小川の青峰プール近くで行われた寄贈式では、焼津ロータリークラブの大石博之会長が市観光協会の清水栄男代表理事に目録を渡した。 清水代表理事は「焼津の活性化に価値ある寄贈」として有効活用
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2月有効求人1.08倍 ハローワーク焼津管内 3カ月連続1倍台
ハローワーク焼津は5日、管内(焼津市、藤枝市)の2月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は1・08倍で前年同月を0・26ポイント上回り、3カ月連続で1倍台となった。産業機械関連企業の業績が好調な現状を反映し、生産用機械器具製造業を中心に求人が増えた。 新規求人を産業別に見ると、製造業全体で前年同月比48・7%増の348人。主力の食料品製造業は、コロナ禍の「巣ごもり需要」を反映し、54・5%増の102人。大型機械の受注が相次ぎ、人員確保への動きが高まったことで、生産用機械器具製造業が214・3%増の44人、化学工業は500%増の12人となった。 宿泊業は18人、飲食店は5人と前年同月比で大
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孫と楽しくテニス教室 静岡・駿河区でイベント
静岡県中部で運動教室を展開しているラン・スポーツ松本塾は6日、お年寄りと子どもが一緒に体を動かすイベント「孫と楽しむテニス」を静岡市駿河区の草薙庭球場で行った。同塾の松本真由美代表(55)=焼津市=が「コロナや戦争の不安を拭ってもらいたい」と企画し、市内外の4組9人が汗を流した。 児童らははじめにコートの一番外側の線から反対側のコートへボール投げに挑戦。その後、祖父母らとペアになり、ラケットを使って実際にボールを打った。参加した畑中二郎さん(67)=同市清水区=は「孫と運動する機会がなかなかないのでうれしい」とマスク越しに笑顔で話した。
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地盤/看板/かばんに苦慮 選挙運動のハンディ【地方議会と女性】
立候補者がなるべくお金をかけずに選挙運動ができるよう、運動費の一部を公費で賄う制度がある。地方議員の“なり手不足”を背景に公費負担は拡充され、特に町村議員選挙に立候補するうえでの資金的なハードルは下がっている。それでも当選までに数十万~百万円単位といわれる“初期投資”は軽くないうえ、当選に欠かせない知名度の向上や支援者の確保と相まって、女性には大きな負担になっている。 県内のシングルマザーの50代市議は「本気で当選するには、市民に自分の信条を伝える政治活動に専念するしかない」と、選挙の4年前に教育系の仕事を辞めた。「子ども政策を充実させる」と
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カツオ盗容疑3人を追送検 焼津署
焼津漁港(焼津市)に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、焼津署は6日、鳥取県と宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオを盗んだとして、焼津市の水産加工会社の元社長(60)=同市大村新田=ら3人を窃盗の疑いで静岡地検に追送致した。 追送検されたのは被告のほか、同社元役員の男(47)=藤枝市藤枝4丁目=、焼津漁業協同組合元職員の男(40)=焼津市東小川2丁目=。 3人の追送検容疑は、共謀して2019年10月28日に冷凍カツオ約3・4トン(約58万円相当)、10月29日に冷凍カツオ約3・1トン(約48万円相当)をそれぞれ焼津市内の魚市場で盗んだ疑い。 宮城県の船会社が、新潟県や長崎県
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焼津駅周辺走り、ひとっ風呂 ♨エキチカ温泉くろしお、29日まで「RUN&SPA」 お薦めコース地図も配布
焼津市栄町のエキチカ温泉くろしおで、ランニングした後で風呂に入れるプラン「RUN&SPA」を実施している。利用者には、施設が立地するJR焼津駅周辺で走りやすいコースをまとめたオリジナルマップを無料配布している。29日まで。 マップは市地域おこし協力隊の鈴木銀次郎さんが中心となって作製した。施設を起点に、商店街エリアを通る3キロのコース、海沿いを走った後に焼津神社を通り抜ける5キロのコース、海沿いに加え瀬戸川沿いも堪能できる10キロのコースを紹介している。 鈴木さんが2月ごろに仲間と一緒に、JR焼津駅周辺を実際に走りながら、観光名所や景観の良いコースを選定した。鈴木さんは「アップダウンが少
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新小学1年生に防犯グッズ 焼津署など贈呈
焼津署と焼津地区防犯協会は5日、焼津市内の新小学1年生に防犯意識を高めてもらおうと、防犯グッズを贈呈した。 贈呈したのは、防犯ホイッスルや防犯のポイントをまとめた標語「いかのおすし」を記したチラシ、定規など4種類。市教委を通じて、市内小学校13校の新入学生約1050人に配布する。 市役所で開かれた寄贈式で、青木浩明署長が羽田明夫教育長に手渡した。羽田教育長は「子どもたちが安全安心に学校に通い、日々の生活ができるように有効に活用させていただきたい」と謝意を述べた。
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水産翁3氏 功績を顕彰 焼津神社で慰霊祭
焼津市の水産業の礎を築いた先人3氏の業績をしのぶ「水産翁慰霊祭」(水産翁顕彰会主催)が5日、同市焼津の焼津神社で営まれた。市内の漁業、行政関係者、遺族ら約50人が参加し、「水産のまち」発展への思いを新たにした。 焼津漁業協同組合の西川角次郎組合長、赤阪鉄工所の杉本昭会長、しずおか焼津信用金庫の高田淳理事がそろって神棚に玉串をささげた。西川組合長は3氏の業績をたたえた上で、「今後も郷土の発展に寄与する」と誓った。 水産翁は山口平右衛門、片山七兵衛、服部安次郎の3氏。明治時代に漁港建設の基盤になった防潮堤設置や生産組合の組織化、遠洋漁業の推進などに尽力した。 慰霊祭は1962年から続く行事
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内部通報の調査法マニュアル策定へ 焼津カツオ盗、再発防止委会合
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は4日、第6回の会合を開いた。焼津漁協に設けた窓口で受けた内部通報について、具体的な調査方法を記したマニュアルを策定する方針を決めた。 内部通報制度の規定について、焼津漁協は3月の理事会で決定している。窓口は焼津漁協の顧問弁護士、再発防止委の加藤将和弁護士ら3人で構成している。 非公開で行われた会合では、通報を受けた後の具体的な対処方法が定まっていないことから、マニュアル策定の方向で一致した。委員長の加藤弁護士によると、マニュアルには、漁協に調査を義務付ける文言を入れるほか、責任者を誰にするかについ
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自民静岡県連幹事長に良知氏 三役内定 参院選へ陣頭指揮
4日に行われた県議会最大会派自民改革会議の役員選考会で、自民党県連の三役が内定した。夏の参院選や来年春の統一地方選の党勢拡大に向け陣頭指揮を執る。 幹事長に良知淳行氏(57)=焼津市、3期=、総務会長に宮城也寸志氏(62)=菊川市、3期=、政調会長に中田次城氏(57)=伊東市、3期=がそれぞれ内定した。幹事長は会派の代表も兼務する。 役員選考会は非公開。関係者によると、良知氏は「新型コロナウイルスなどに苦しむ県民の声を国に届け、会派代表としてかじ取りしていく」と決意を述べた。記者団の取材に対しては「参院選や統一地方選に向けてしっかりと取り組んでいく」と強調した。 選考会では宮城氏が「一
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防災力向上へ決意 消防団辞令交付
■焼津 焼津市消防団は3日、幹部昇任者への辞令交付式を同市石津の市消防防災センターで開いた。岩本操団長が副団長や方面隊長などに昇任する21人に辞令書を交付した。 消防団長、副団長ら消防団員60人が参加した。幹部退団者8人に辞令を交付したほか、消防庁長官功労章や日本消防協会功績章など各表彰を伝達した。 中野弘道市長は「自分たちのまちは自分たちで守る精神で力を発揮してほしい」と激励した。岩本団長は昇任者に「今まで以上に職務にまい進してほしい」と呼び掛けた。 本年度の新入団員は47人。1日に市社会福祉協議会の職員15人でつくる機能別消防隊が発足した。 ■牧之原 木下団長(左)から辞
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期待を胸に 静岡福祉大入学式 「争いなき社会に貢献」
静岡福祉大は4日、本年度入学式を焼津市本中根の同大で行った。社会福祉学部に153人、子ども学部に43人、キャリアデザインカレッジに1人の計197人が入学し、福祉の道へ歩み出した。 入学生を代表して子ども学部子ども学科の平松和冬さん(18)=掛川市=が決意表明した。小学校教諭を目指すという平松さんは「子どもたちの可能性を伸ばしたい」と理想を語った。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、「教育の力で争いのない社会へと貢献したい」と語った。 増田樹郎学長は、福祉の現場でコミュニケーションの重要性を示し、コロナ禍での状況を踏まえ「学生一人一人のコミュニケーションに最善を尽くす」と述べた。大学を運営する
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焼津アルプス 歩いてみよう 愛好会がコース紹介冊子発行
焼津市内で山歩きの活動を展開する「焼津アルプス愛好会」が高草山、満観峰、花沢山、虚空蔵山といった「焼津アルプス」の登山コースを紹介するガイドブックを作成した。愛好会が2015年の結成以来続けている山歩きの活動を通じて知ったそれぞれの山の特徴や魅力を、写真や地図で盛り込んだ。 ガイドブックはB5判。愛好会が月1回に開催する「山歩きの会」で使っている四つの山にある計26の登山コースを掲載した。花沢の里観光駐車場(同市野秋)を起点に、高草山、満観峰、花沢山を周遊できるようなコースも地図で盛り込んだ。四つの山からの富士山展望ポイントも写真で紹介している。愛好会は2015年に発足。会員は30人ほどで
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西陣織で伊藤若冲作品 焼津で巡回展、掛け軸などで表現
江戸時代の画家伊藤若冲の作品を西陣織で表現した展示会「西陣美術織 伊藤若冲展」(実行委主催)が3日まで焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれている。 細密な描写と鮮やかな色合いが特徴の若冲の作品を、髪の毛の半分ほどの絹糸を織り合わせて再現した。 「動植綵絵(さいえ)」や「旭日鳳凰図」など若冲の作品を中心に、掛け軸など約60点が並ぶ。 来場者は会場に用意されたルーペを使って、重なった糸の様子を確認し、細やかな色彩表現を堪能した。 京都の伝統織物である西陣織が誕生してから550年を記念した全国巡回展の一環。最終日は午前10時から午後4時まで。
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交通安全指導員 焼津で初任研修 本年度採用10人
静岡県交通安全協会は1日、本年度採用した交通安全指導員の初任研修開講式を焼津市石津の県立焼津青少年の家で開いた。指導員10人が22日まで施設で共同生活を送りながら、交通法規など基礎を学ぶ。 代表して横田真依さん(23)=沼津市=が同協会の夏目敏孝専務理事から採用辞令を受けた。横田さんは「県民の奉仕者として職務を遂行する」と宣誓した。 夏目氏は3週間の研修に取り組む指導員に「仕事の重要性を理解して自覚してほしい。互いに切磋琢磨(せっさたくま)して同期の絆を養ってほしい」と呼び掛けた。研修修了後、県内各署にある交通安全協会各地区支部に配属される。
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「水産のまち」魅力を名刺に デザインデータ提供も 焼津市制作
焼津市は、水産品や魚河岸シャツといった「水産のまち」の魅力を表したイラストが描かれた名刺デザインを制作した。1日から市職員で使用を開始するとともに、希望する市民や事業所にデザインデータを提供する。 名刺には、カツオやサバ、マグロ、サクラエビ、シラスといった地元の水産品、焼津温泉や市のマスコットキャラクター「やいちゃん」のイラストが描かれている。やいづ親善大使でイラストレーターの徳田有希さんが担当した。市の所在地を示した地図、市公式のユーチューブチャンネルやLINEのQRコードも付けている。 市では名刺を、職員はもとより、市民や事業所などに使用を呼び掛け、焼津の特色や魅力の発信につなげたい
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満開の桜に 心癒やされ【写真特集】
春といえば桜。ソメイヨシノを中心に静岡県内各地から満開の便りが届いている。2年以上続くコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻で世の中が重苦しい雰囲気に包まれる中、桜の木はいつもと変わらずそこにいて、美しい姿を私たちに見せてくれている。日本の美を感じる各所の風景を切り取った。 島田・牛代の水目桜 山間部の茶畑の中に咲く一本桜「牛代(うしんしろ)の水目桜(みずめざくら)」。天候に恵まれた3月28日未明、天の川と共演し、幻想的な雰囲気をつくり出した=島田市川根町家山 浜松・船明ダム 浜松市天竜区船明の船明ダム運動公園脇の桜並木。約200メートル
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焼津カツオ盗 加工会社元社長ら追起訴 静岡地検
焼津市の焼津漁港に水揚げされたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、静岡地検は31日、窃盗の罪で市内の水産加工会社の元社長の被告(60)=同市大村新田=と同社元役員の被告(47)=藤枝市藤枝4丁目=を静岡地裁に追起訴し、焼津漁協職員の容疑者(31)=焼津市小土=を起訴した。 起訴状によると、3人は共謀の上、2020年8月5日午前7時半ごろから同日午後1時5分ごろまでの間、焼津漁協の魚市場で、大倉漁業(新潟県)が所有する冷凍カツオ約0・9トン(時価約13万円)を盗んだとされる。
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DX推進で連携協定 焼津市と都内企業 行政デジタル化加速
焼津市は30日、東京都のデジタルID企業「xID(クロスアイディー)」とデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた連携協定を結んだ。 両者が連携することで、市が進めている行政手続きのデジタル化のうち、本人確認が厳格に求められる手続きについて、同社が強みとする個人認証技術を活用し、課題解決を図る。さらには、さまざまなデータを連携して、行政や民間で活用する計画にも関わっていく。 市役所で行われた締結式には、中野弘道市長と同社の日下光代表取締役CEOが出席した。中野市長がDX推進に向けた支援協力を改めて求めると、日下CEOは「デジタル化の利便性を市民に伝わりやすくするために官民共創で
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手作り日傘、ポーチ プロの力作ずらり 静岡市駿河区で5日まで
焼津市在住の日傘作家北嶋宏子さん(69)と静岡市清水区在住で裁縫講師水都玲さん(61)の2人展が5日まで、静岡市駿河区中島の森下木工所・家具屋校倉で開かれている。 2人がそれぞれ仕立てた日傘や手提げなど約30点が並ぶ。泥染めした大島つむぎの生地や色鮮やかな浴衣地で仕上げた日傘のほか、日傘の生地を使用して実用性を考慮したポーチなどが来場者の目を引いている。 北嶋さんは「全て一品物。個性ある日傘を見たり持ったりして楽しんで」と語った。
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デマンドタクシー 4月1日から運行 焼津・大井川地区で式典
焼津市は4月1日からデマンド型乗合タクシーを大井川地区で運行する。30日には市役所大井川庁舎(同市宗高)で運行開始を祝す式典を行った。 式典には中野弘道市長や地元関係者ら約20人が出席し、運行する車両を見学した。中野市長はデマンド型乗合タクシーの導入に伴う大井川地区の利便性向上を強調し「地域に適した公共交通となるよう取り組んでいく」と述べた。 デマンド型乗合タクシーは運転手を含めた10人乗りの車両2台で運行する。利用者は電話で予約し、指定された停留所に出向く。 市は大井川地区で運行する自主運行バス2路線のうち、大井川庁舎を中心に循環する1路線を廃止し、その代替手段としてデマンド型乗合タ
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資産割廃止すべき 国保運営協が答申 焼津市長に
焼津市国民健康保険運営協議会(村松悌三朗会長)は30日、国民健康保険税の算定方式について、資産割を廃止すべきとの答申書を中野弘道市長に提出した。 市は答申を受けて、2022年度から算定方式の変更を含めた制度改正を検討する。
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LINEで割り引きクーポン配信 焼津市、消費喚起へ7月まで
焼津市は4月から7月まで、市内の飲食店や温泉の利用、地場産品の購入時などで使える割引クーポンを通信アプリ「LINE(ライン)」の市公式アカウントから配信するキャンペーンを始める。割引総額は1億円。まん延防止等重点措置が解除されて新型コロナの感染が落ち着き始めた現状を踏まえ、市はクーポンの利用で消費を喚起して経済活性化を図る。 月ごとに割引対象のジャンルが変わり、利用できるクーポンも異なる。第1弾の4月は焼津さかなセンターの全店舗で使用できるクーポンを配信する。5月は地場産品、6、7月は飲食店を対象に実施する。焼津温泉を供給する6施設で使用できるクーポンは期間中を通じて発行される。 クーポ
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モンゴルから友好勲章 焼津市長、五輪交流に貢献
焼津市の中野弘道市長がモンゴル国大統領から友好勲章を授与された。東京五輪・パラリンピックの同国ホストタウンとしての功績が評価され、同国最高レベルの勲章の受章につながった。 中野市長は29日に駐日モンゴル国大使館(東京都)で行われた叙勲式で、バッチジャルガル駐日モンゴル国特命全権大使から勲章と証明書を受け取った。 バッチジャルガル大使は「スポーツを通じた活発な交流の先進事例になった」とあいさつ。中野市長は「焼津市民全体が温かい心を持って交流をした結果」と感謝の言葉を述べた。 「友好勲章」はモンゴル国との交流に大きく貢献した外国人から選出される。同市は2021年に五輪3人制バスケットボール
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商議所「焼津水産ブランド」 4商品を追加認定
焼津商工会議所は28日、焼津水産ブランドの認定証授与式を焼津市焼津の同商議所会館で開いた。新たに4商品を登録し、認定商品は4月1日時点で57商品になる。 認定されたのは、中島屋ホテルズ焼津グランドホテルの「かつお節の風味豊かなオニオン醤油ドレッシング」と「中島屋四川飯店特製辣油ドレッシング」、あまる斎藤商店の「焼津さば味噌こんにゃく」、カネオト石橋商店の「つなカレーうどんの素」。 公募された一般消費者30人による一般審査、専門家による審査を経て、同商議所内の市水産業クラスター協議会が認定した。 式典では、同協議会の見崎成会長が代表者に認定証を手渡した。
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新小学1年生へ黄色い安全バッグ 明社運動焼津地区
明るい社会づくり運動焼津地区協議会は28日、焼津市内の新小学1年生に寄贈する「黄色い安全バッグ」の贈呈式を市役所で開いた。 青島直久会長が中野弘道市長に目録を贈った後、協議会委員が焼津南小に入学予定の鈴木健斗さん、赤松莉緒さんそれぞれにバッグを手渡した。バッグは市内の新小学1年生約1050人に各校を通じて、4月の入学式で配布する予定。 「黄色い安全バッグ」の贈呈は、新入学児童が安全に通学できるようにと、市内の企業、団体が協力して1985年から続けている奉仕事業。
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フロンティア推進、18市町に 焼津、富士、御前崎を追加
静岡県は28日、県庁で「ふじのくにのフロンティアを拓く推進会議」(本部長・川勝平太知事)を開き、「ふじのくにフロンティア推進エリア」に焼津、富士、御前崎の3市を加え、累計で18市町になったと報告した。焼津市は食、温泉、歴史文化とテレワークを掛け合わせ、新たなにぎわいエリアを形成する。 フロンティアを拓く取り組みは、防災・減災と地域成長が両立したまちづくりを目指す。市町を支援する推進区域の指定を2014年度から始め、19年度からは革新的技術を活用する拠点の連携により、地域課題の解決を図る市町を支援する推進エリアの指定をスタートさせた。 会議には3市を代表して焼津市の職員が出席し、取り組み状
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「県議会だより」 写真、題字コンクール入賞者を表彰
静岡県議会はこのほど、「県議会だより」の写真コンクールと題字コンクールの表彰式を県庁で開き、宮沢正美議長が入賞者に賞状を手渡した。 20年以上の歴史がある写真コンクールには219点の応募があり、特選4点と入選8点を選出した。高校生を対象に初開催した題字コンクールには488点の応募があり、8人が入賞した。 入賞作品は年4回発行する県議会だよりに掲載する。 入賞者は次の通り。 【写真】特選 松ケ下孝平(浜松市中区)望月正晴(静岡市清水区)山本寿子(富士宮市)小松原清(浜松市浜北区)▽入選 鈴木幸利(静岡市駿河区)加藤義昭(浜松市東区)塚本三千夫(袋井市)今野剛典(御殿場市)中沢力男(浜松
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特産品ずらり 22団体が出展 焼津・大井川「恵まつり」
焼津市大井川地区の特産品などを販売するイベント「おおいがわの恵まつり」(実行委主催)が27日、同市の大井川公民館やその周辺で開かれた。家族連れらが来場し、買い物を楽しんだ。 大井川商工会に加盟する事業所を中心に、22団体がブースを構えた。サクラエビやシラスといった海産品のほか、焼き菓子、調味料、漬物、茶、木工品、ドライフラワーなど多彩な品を販売した。
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焼津市立病院に100万円寄付 はごろもフーズ
はごろもフーズは25日、焼津市立総合病院に100万円を寄付した。日笠博文取締役サービス本部長らが同病院を訪れ、関常司病院長兼病院事業管理者に目録を渡した。 寄付は昨年度に続き13回目。日笠氏は「看護師の教育に役立ててほしい」と話すと、関氏は「有効に使わせていただきたい」と答えた。
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さつま揚げ、フライ…人気の練り物一般販売復活 焼津・はの字食品
焼津市保福島のさつま揚げ製造「はの字食品」が26日から工場直売を始める。創業時に使われたリヤカーをモチーフにした屋台を本社敷地内に設置し、さつま揚げや黒はんぺんフライといった練り物を販売する。いずれも約2年前閉店した焼津さかなセンター(同市八楠)の直営店で扱っていた人気商品。地元客からの要望に応え、一般向けの販売復活に踏み切った。 工場直売所となる屋台は長さ3メートルほど。創業した1921(大正10)年ごろに朝市で売り歩いたリヤカーを元に、静岡市葵区の建築士がデザインを手掛けた。 販売するのは「訳ありさつま揚げ」をはじめ、「さつま揚げミックス袋」、「黒はんぺんフライ」、魚の白身にはちみつ
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マリンレディ3人内定 焼津の魅力発信、4月から2年間任期
焼津市観光協会が募集した同市のPR役「やいづマリンレディ」の3人が決まり25日、市役所に中野弘道市長を訪ねて報告した。任期は4月1日から2年間。 選ばれたのはいずれも同市在住で会社員池谷実優さん(19)、大学生橋ケ谷有沙さん(20)、会社員森下諒香さん(23)。21人の申し込みの中から面接審査を経て、内定した。4月10日に認定式が行われ、第32代目のマリンレディに正式決定となる。 橋ケ谷さんは「焼津の魅力を地元の人たちにも関心を持ってもらえるよう発信に力を入れていきたい」と意気込みを語った。中野市長は「若い目で新しい焼津の魅力を発見し、ぜひ教えてほしい」と述べた。 市や市観光協会が主催
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焼津マッチング合宿2日目 課題解決協力「複業人材」に呼び掛け
複数の仕事や拠点で働く「複業人材」と経営課題を抱える地元企業をつなげる焼津市主催のマッチング合宿2日目が25日、市役所で行われた。地元企業9社の幹部らが、複業人材として働くことを希望する参加者に、解決してほしい自社の経営課題についてプレゼンテーションした。 企業側で参加したのは建設会社橋本組やIT企業サンロフト、食品水産事業会社いちまるなど9社。出席した幹部は「社員教育のノウハウが途切れている」「職人気質の社風を変えてほしい」「広報発信力が不足している」など自社の抱える課題を伝え、協力を呼び掛けた。 焼津冷凍(藤枝市)の松村勲社長は本業と異なる新しい事業展開に力を入れていると説明し、「社
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まちづくりで活躍 焼津出身の3人 大学生らと座談会
焼津市は23日夜、若者交流事業の公開講座を市役所で開いた。同市出身でまちづくり分野で活躍する3人をパネリストに招き、座談会を行った。3人は参加した大学生らに、ふるさとの魅力を伝えたほか、自らの経験を踏まえて挑戦することの大切さを呼び掛けた。 パネリストは「ナイン」(東京都)の渋谷太郎代表取締役、焼津市地域おこし協力隊の鈴木銀次郎さん、一般社団法人超帰省協会の原田稜代表理事。まちづくり活動に携わるまでの歩みを振り返りながら、ローカルでの生き方や若い時代にできることについて語り合った。 鈴木さんは焼津市の魅力について「手を挙げたら市民が応援してくれるところ」と指摘。渋谷さんはこれからの焼津市
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美術協会員の風景画並ぶ 27日まで焼津
焼津市美術協会員の作品展が25日、焼津文化会館(同市三ケ名)で始まった。27日まで。 会員1人が1~2点ずつ自信作を持ち寄った。油彩、水彩、版画の各作品が並んでいる。焼津漁港や富士山といった身の回りの風景を描いた力作がそろい、来場者を楽しませている。 午前9時から午後5時まで。最終日は午後4時まで。
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複業人材と企業 マッチング合宿 焼津、地元9社参加
焼津市は24日、複数の仕事や拠点で働く「複業人材」と経営課題を抱える地元企業をつなげるマッチング合宿を市内で始めた。26日まで。複業人材として働くことを希望する12人、地元企業9社が参加し、懇談会やプレゼンテーションを通して、双方の希望を探り合っていく。 初日は複業人材、地元企業それぞれの参加者が別々に大村公民館(同市大覚寺)で顔合わせした。 複業人材の顔ぶれは大手企業を退職後に起業したり、フリーの立場で働いたり、地域おこし協力隊で活動したりとさまざまな働き方で活躍している。ほとんどが、総務人事やサイト運営、営業といった前職のスキルを生かしたいと名乗りを上げた。 期間中は、企業側が自社
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J3藤枝MYFC 焼津市役所訪問「勢い付け昇格を」
サッカーJリーグ3部(J3)藤枝MYFCの鎌田昌治会長、徳田航介代表が23日、焼津市役所に下山晃司副市長を訪ね、開幕したリーグ戦への意気込みを伝えた。 今季は12日に開幕し、1勝1分で暫定3位。鎌田会長は「勢いを付けて優勝して、J2昇格を果たしたい」と意気込んだ。徳田代表は焼津市を含むホームタウン4市2町の支援の重要性を示し、「焼津市での交流活動を増やしたい」と述べた。 下山副市長は「素晴らしい出足」と開幕戦以降の戦いぶりを評価し、さらなる勝利を期待した。
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ハンセン病を正しく知って 焼津で企画展、知識や歴史など紹介
静岡福祉大地域交流センターは28日まで、ハンセン病に関連する企画展を焼津市栄町の同大焼津駅前サテライトキャンパスで開いている。ハンセン病に関する正しい知識や歴史的経緯を解説するパネルや、ハンセン病回復者による絵画や俳句、写真などを展示している。 御殿場市の国立駿河療養所と神山復生病院を犬と一緒に訪問する動物介在活動に取り組むボランティア団体「ぷらす」の協力で実施した。会場には、同団体が作成した1873年~2020年のハンセン病に関する出来事を記した年表、県内の関連施設を紹介する地図も展示している。子どもたちに学んでほしいと、関連書籍を並べたコーナーも設けている。
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焼津アートライン出品作が特別賞 岡本太郎芸術賞、伊藤さんが報告
焼津市の昭和通り、神武通り両商店街の各店舗に芸術作品を展示した「焼津アートライン2020」の出品作品が、本年度の岡本太郎現代芸術賞特別賞を受賞した。制作者の伊藤千史さん(56)=富士宮市=がこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、受賞を報告した。 受賞作のタイトルは「書店レジ前の平台」。焼津アートラインが開かれた20年11月19日から12月6日までの期間中、神武通りの書店の一角に本物とそっくりのパロディー本を平台に積み上げ、書籍コーナーに似た空間を創出した。 受賞報告にはアートラインを主催するARTあんえっとん実行委員会の持塚三樹委員長も同行し、「(同賞は)芸術界でもトップクラスの賞」と紹
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温泉水トマトなど視察 志太地域で移動知事室
川勝平太知事が政策課題や県政に対する要望などを現場で確認する「移動知事室」が23日、志太地域で始まった。初日は藤枝、焼津市を回り、県民と意見交換した。 焼津市の温泉旅館が設立した会社が藤枝市内で開設するビニールハウスを訪れ、温泉水を活用したトマト栽培の様子を視察した。川勝知事は、望月美佐社長から旅館の現状と温泉水の活用策への思いを聞いた後、「温泉美人トマト」やトマトで作ったジャムを試食した。川勝知事は味を評価しつつ「起業家精神にあふれている」と感心した。 この日は焼津市のかつお節製造「ヤマ十増田商店」や加工機械製造「シンクス」、藤枝市の「丸七製茶」なども訪問した。 24日は藤枝市内を巡
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自転車運転生徒の肩殴る 傷害の疑いで男逮捕 焼津
焼津署は23日、傷害の疑いで焼津市駅北3丁目、無職の男(49)を逮捕した。逮捕容疑は昨年7月14日午前8時ごろ、焼津市内で自転車に乗っていた藤枝市の男子高校生(17)の肩を殴り、右肩に軽いけがを負わせた疑い。同署によると、容疑者は男子高校生の自転車の乗り方を注意していたという。
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静岡県 焼津の業者に営業停止3日間
静岡県は23日までに、建設業法に基づき、焼津市の東海設備を4月6日から同8日まで3日間、建設業に関する全ての営業を停止させる処分を決めた。処分は22日付。 建設業課によると、同社は2019年12月、特定商取引法に基づき訪問販売に関する業務の一部停止命令を受けた。県に命令の取り消しを求める訴訟を起こしていたが、今年1月に敗訴が確定したという。
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恋人にお薦めの焼津スポット 親善大使のSKE青木さん紹介 市がパンフ作成
焼津市はやいづ親善大使でSKE48メンバー青木詩織さんが恋人同士で行ってほしい市内スポットを紹介するパンフレットを作成した。「恋人の聖地」として認定された同市鰯ケ島の海岸を中心に、名所や店舗、お土産を網羅。市役所本庁舎や市観光協会、郵便局などで無料配布している。 パンフレットはA4判。おしゃれな店内の飲食店やおいしそうなスイーツ店、観光名所など恋人同士で楽しめるスポットを駅周辺と郊外それぞれ紹介している。恋人の聖地のポータルサイト「とくナビ」の協力店24店舗ごとに用意している特典も記している。 巻頭ページには青木さんがふるさと焼津の思い出を語るインタビューを掲載した。 市ではパンフレ
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女性の胸触った疑い 男を現行犯逮捕 焼津署
焼津署は21日、県迷惑防止条例違反の疑いで藤枝市田中1丁目、清掃作業員の男(58)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後1時ごろ、焼津市内の小売店内で、県中部の40代女性会社員の胸を触る痴漢行為をした疑い。
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生き神様もしいたら… 3・11被災体験と八雲作品重ね 中村さん(県立大3年)感想文に最優秀賞
焼津市ゆかりの作家小泉八雲を顕彰する文芸作品コンクールの表彰式がこのほど、市役所で行われ、東日本大震災の被災経験と、安政南海地震の実話を元にした八雲の作品「生神様」をリンクさせた県立大3年中村早希さん(22)=静岡市清水区=の感想文が一般の部で最優秀賞を受賞した。中村さんは自身の文章を朗読し、11年前の自身の体験を元に、危機意識を持つことの大切さを訴えた。 「生神様」は安政元(1854)年の地震で、稲束に火を付けて村人を高台に誘導したことで地域を救い「生き神」になったとされる庄屋を取り上げた作品。宮城県石巻市で被災した中村さんは作品を読んで、自分たちの街に『生き神様』がいたら―を考えて記し
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楽器演奏や衣装試着 モンゴルの祭り模し文化交流 焼津
焼津市と市ホストタウン推進協議会はこのほど、東京五輪・パラリンピックでホストタウンを務めたモンゴルの祭り「ナーダム」を模したイベントを清見田公園(同市三ケ名)で開いた。来場者は伝統楽器の演奏や民族衣装の試着などでモンゴル文化を堪能した。 会場にはモンゴル料理「ボーズ」の販売コーナーや、弓矢や木製遊具を使ったゲームコーナー、移動式住居「ゲル」が設けられた。 民族衣装「デール」の試着コーナーでは、青や赤、緑など色鮮やかな服に身を包んだ来場者が、モンゴル国旗を前に記念撮影していた。 ステージでは、伝統楽器「馬頭琴」を演奏したり、のど歌「ホーミー」を披露したりするイベントが行われた。中野弘道市
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思い出話に花 30年前タイムカプセル展示会 焼津・大村公会堂
焼津市大村の大村公会堂で19日、焼津第6自治会が1991年に埋設したタイムカプセルに入っていた「20年後、50年後に向けて」と題したメッセージカードの展示会が始まった。21日まで。来場者は、約30年前に地域住民が記したメッセージを懐かしそうに見つめながら、思い出話に花を咲かせた。 タイムカプセルは昨年末に、自治会役員らが開封した。収納されていた約300点のうち、メッセージカードと書道教室の生徒が描いた習字など250点を展示した。 カードには、埋設のきっかけとなった91年に自治会で開催した「地球環境フェスティバル」にちなんで環境問題への思いや、当時のニュース、好きなテレビ番組、家族の近況が
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「焼津温泉」家庭で 市が無料サービス 3月23、26日も
焼津市は市内温泉の源泉井戸「焼津港1号井」(同市中港)で、湧出する温泉湯を無料配布している。サービス開始2日目の19日は、「焼津温泉」の家庭で楽しんでもらおうと、湯が入った6リットルポリ袋を420袋用意した。職員が蛇口からホースで温泉の湯を詰め込んだポリ袋を駆けつけた市民に手渡していった。1家族につき5袋分の30リットル、ポリタンクを持ち込んだ場合は40リットルまで提供する。 この井戸は昨年10月に完成し、湧出量は1日700トン。宿泊施設など市内施設に供給している。焼津温泉の利用拡大を図るために、多くの市民に堪能してもらおうと企画した。無料配布は23、26両日にも実施する。
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焼津水産高100周年 実行委に100万円 はごろもフーズ寄付
はごろもフーズはこのほど、焼津水産高(焼津市焼津)の創立100周年記念事業実行委員会に100万円を寄付した。後藤佐恵子社長が同高を訪れ、大坪隆明委員長に目録を手渡した。 同高は大正11(1922)年に焼津町立水産学校として創立。今年11月で100周年を迎える。後藤社長は水産業にとって人材育成の重要性に触れ「焼津水産高のソフトパワーに期待している。(焼津漁港の)ハード面とかみ合っていくことが次の100年に続いていく」と話した。大坪委員長は「地元に愛されて、多くの人材を輩出してきた」とあいさつ。沼里智彦校長は「新しい水産高のあり方を検討し、水産業の活性化に向けて取り組んでいく」と述べた。
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原発災害 焼津市が広域避難計画、静岡県東部中継所でバスに
焼津市は18日、中部電力浜岡原発(御前崎市)の重大事故を想定した広域避難計画を策定し、公表した。原子力災害単独、大規模地震との複合災害時それぞれのケースに対応し、避難先や避難経路をまとめた。受け入れ先の一つ神奈川県へ避難する場合は、静岡県東部に設置する「避難中継所」で自家用車からバスに乗り換えて移動する。 市全域を八つの単位に分けた。原子力災害単独発生の場合は県東部6市町と神奈川県に避難する。複合災害で県東部や神奈川県に避難できないケースでは、埼玉県20市町が受け入れる。 避難は原則、自家用車とする。避難中継所は県が協定を結んでいる民間企業や県有施設11カ所に設置し、ここで自家用車を預け
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静岡県人事(18日)
【課長級=4月1日付】監査委員事務局監査課参事(会計検査院事務総長官房法規課法規第1係長=採用=)松田兆人▽交通基盤部漁港整備課長(袋井市都市建設部技監=採用=)石井哲▽交通基盤部景観まちづくり課長(牧之原市建設部理事=採用=)森西洋之▽島田土木事務所次長(菊川市建設経済部参事=採用=)海野智之▽袋井土木事務所次長(焼津市都市政策部長=採用=)松岡宏典【退職=3月31日付】監査委員事務局監査課参事 神野志真秀=会計検査院へ
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治水、豊作願い 伝統の舞「藤守の田遊び」 焼津・大井八幡宮
大井川の治水と一年の豊作を願う国指定重要無形民俗文化財の神事「藤守の田遊び」が17日夜、焼津市藤守の大井八幡宮で奉納された。コロナ禍で規模を縮小しての実施。地域住民が厳かな舞を披露し、伝統をつないだ。 神事は稲作の開墾から田植え、刈り取りまでの様子を表現する25番の演目と、舞台を鎮める「番外」で構成する。今年は「御獅子」や「田植」「棒」といった代表的な8演目と番外「天狗(てんぐ)」のみを演じた。伝統に従い、未婚の氏子男性5人が色鮮やかな衣装を身に着け、笛や太鼓の音色に合わせて舞い踊った。 平安時代に始まったとされ、毎年3月17日に奉納している。例年多くの見学者が集まるが、新型コロナ対策と
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焼津市人事 行政経営部長に石原氏 健康福祉部長は櫛田氏
焼津市は18日、4月1日付の定期人事異動を内示した。幹部職員の異動規模は例年並み。新型コロナウイルス対策を担う健康福祉部長に櫛田隆弘教育委員会事務局長を起用したほか、行政経営部長に石原隆弘健康福祉部長を充てる。 ICT教育推進に向けて、教育委員会学校教育課に「GIGAスクール推進室」を新設。東京五輪・パラリンピックを機に始まったモンゴルとのスポーツ交流を促進するため、スポーツ課のスポーツ交流担当とオリンピック・パラリンピック推進室を統合し「スポーツ振興担当」とした。 女性の管理職登用は前年度比1人増の10人。 課長級以上の異動は次の通り。 【部長級】行政経営部長兼市長戦略監兼財政課
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焼津市議会 ウクライナ救援金 赤十字社に20万円
焼津市議会は18日、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナへの支援として、日本赤十字社に救援金20万円を贈った。 ウクライナからの難民を受け入れる周辺国の救済活動支援に充ててほしいと、市議会議員互助会から支出した。 同日、池谷和正議長、村松幸昌副議長、各会派の代表者が日赤県支部焼津市地区長を務める中野弘道市長に目録を手渡した。
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焼津市議会閉会 当初予算など29議案を可決
焼津市議会2月定例会は18日、最終本会議を開き、2022年度一般会計当初予算案など29議案を原案通り可決して閉会した。 14年4月に開かれたマラソン大会を巡る訴訟で、同市に損害賠償を命じた静岡地裁の判決を不服として控訴を提起する関連議案を追加上程し、可決した。
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焼津の市有施設 利用制限を終了
焼津市は18日、まん延防止等重点措置を解除する政府決定を受けて、新型コロナウイルス感染症対策本部の書面会議を行い、22日から市有施設の利用制限を終了する方針を決めた。 市有施設は感染防止対策を継続した上で、原則通常通りの体制に戻す。ただ、ディスカバリーパーク焼津天文科学館は、展示室の人数を絞る措置を実施。ターントクルこども館は土日祝日は午前、午後の入れ替え制を取り入れる。大井川福祉センターのサウナは利用休止とする。
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ウォーキング写真コンテスト 焼津の大野さん最高賞 静岡市内の観光名所巡る
静岡市内の観光名所や旧跡を巡る指定のコースから見える景色などを収めた写真を審査する「2022勝手にウォーキングフォトコンテスト」(日本平ウォーク実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の審査会が17日、同市葵区で開かれた。最高賞の日本平ウォーク大賞に大野剛さん(焼津市)の「石庭と富士山」が選ばれた。 コンテストには57点が寄せられた。入賞作品は28日から静岡市役所静岡庁舎新館1階フロアで展示される。4月14日まで。同委員長の林恵嗣さんは「すてきな写真がたくさんあった。ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。 このほかの入賞者は次の通り。 【特別賞】静岡市長賞 阿部浩典(富士宮市)▽静岡商工
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焼津市、市民ライター10人が修了式
焼津市はこのほど、地域の魅力を伝える記事を作成し、ウェブ上で発信する「焼津まちかどリポーター」養成講座の修了式を焼津公民館(同市本町)で開いた。市民10人が修了し、市民ライターとして活動する。 本年度の受講者は4回のサロンを通じて、オンライン取材の仕方、移住相談体験、新聞記者との勉強会を通じて、原稿の執筆や取材の仕方、テーマ選定について学んだ。これまでに、ビジネス、観光、暮らし、文化、歴史など多岐にわたるテーマの29記事が、市運営のウェブサイト「やいづライフ」で発信された。 修了式では、本年度から活動に参加した4人がデジタル戦略課の藤原則文課長から修了証書を受け取った。市内の飲食店を紹介
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3人2団体に奨励賞 書道、版画、吹奏楽 振興たたえ 焼津市
焼津市はこのほど、地域の文化振興と向上に貢献した市民に贈る芸術文化奨励賞の授賞式を市役所で開いた。書道や版画、吹奏楽で活躍する3人と2団体に贈った。 授賞したのは書道で活動する河江富男さん、戸本松造さん、焼津高書道部、版画の大久保勇さん、吹奏楽に貢献した大井川吹奏楽団。 中野弘道市長が一人一人に表彰状を手渡し、「地道な活動に敬意を表する。今後も焼津の文化向上のために指導してほしい」と述べた。 同賞は1981年に制定され、昨年度まで行われていた「市教育文化奨励賞」を引き継ぎ、本年度から始まった。
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「バリ勝男クン。」に富士宮やきそば味 19日から限定発売
焼津市の水産加工食品製造販売シーラックは19日、人気のかつおぶしチップ「バリ勝男クン。」の富士宮やきそば味を数量限定で発売する。 やきそばソース、サバの削り、あおさを入れ、富士宮やきそばの味を再現した。春休みからゴールデンウイークにかけて、静岡県内への観光客需要を見込み、約3万食限定で発売する。 価格は162円(税込み)。県内の駅売店、東名高速道サービスエリアやパーキングエリア、ホテルや道の駅などの土産物売り場で販売する。
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東益津中生メニュー考案 手まりすしや海鮮丼販売 焼津さかなセンター
焼津市八楠の焼津さかなセンター大食堂で提供するメニューに、東益津中(同市中里)2年生の考案したレシピが採用され、期間限定での販売が決定した。16日には、提案した生徒らが同センターで、レシピを参考に調理したメニューを試食した。 採用されたメニューは、マグロのサイコロステーキを入れたカレー▽まぐろやサーモン、イカ、ホタテの4種の手まりすし▽サーモンや生エビなど食材を自由に選べる海鮮丼―の3種類。3月26日から4月28日まで販売する。 同中の2年生は昨年5月から、総合的な学習の一環として、同センターを含めた市内企業を訪問。同センターを訪問した生徒約20人が6グループに分かれて、大食堂の新メニュ
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焼津漁協、2人懲戒解雇 カツオ盗に関与 15人を出勤停止
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合は17日、窃盗行為に関与した職員に対する懲戒処分を発表した。静岡地裁に窃盗罪で起訴されている市場部係長級職員の被告(40)ら2人を懲戒解雇、課長級以下の職員15人を出勤停止処分とした。 懲戒解雇としたのは、被告と、過去に窃盗行為に関与したことを漁協の調査で認めた市場部管理職級職員。2人は見返りとして金品を受け取ったとしている。関与を認めている別の管理職級職員については、定年退職後に嘱託として在籍しているが、契約更新を行わない。 課長級、係長級、現場クラスの職員15人は、業者の求めに応じて窃盗行為に関与し、見返りに金
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遊べる新施設、屋内にも 焼津グランドホテル、西館に整備へ
焼津市浜当目の焼津グランドホテルは、宿泊者がボードゲームや書籍、スポーツを楽しめる新施設を整備する。完成予定は5月中旬。宴会場やギャラリーとして使用しているスペースを改装し、大人から子どもまで非日常が味わえる空間として開放する。壁面にはウォール・アートを施す予定で、県内の大学生から作品を募る。 新施設はホテル西館に設置する計画。コロナ禍で利用頻度が少なくなった宴会用の和室などを改装し、本や雑誌を読んだり、国内外のボードゲームで遊んだり、卓球、ビリヤードといった室内スポーツを楽しんだりできる空間にする。 森をイメージした作りにして、それぞれのエリアに、ホテルならではの体験ができるような遊具
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のぼり旗掲げ 献血呼び掛け 焼津ライオンズクラブ
焼津市の焼津ライオンズクラブはこのほど、市総合福祉会館(同市大覚寺)で献血活動を行った。会員がのぼり旗を掲げ、来館した市民に献血を呼び掛けた。 日本赤十字社と連携して実施した。市民らは問診を受けた後に、献血車で献血を行い、同クラブからお礼の品としてツナ缶を受け取った。 同クラブは社会貢献活動の一環として毎年、献血事業を実施している。
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カツオ盗容疑 5人を追送検 焼津署
焼津漁港(焼津市)に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、焼津署は15日までに、長崎県の船会社が水揚げした冷凍カツオを盗んだとして、焼津市の水産加工会社の元社長の男(60)=同市大村新田=ら5人を窃盗の疑いで静岡地検に追送検した。 追送検されたのは、元社長のほか同社元役員の男(47)=藤枝市藤枝4丁目=、焼津市の運送会社元社員の男(47)=同市本中根=、焼津漁業協同組合職員の男(40)=同市東小川2丁目=の4被告と、同市内に住む焼津漁業協同組合の職員の男(31)。 5人の追送検容疑は共謀して、2019年10月に長崎県の船会社が水揚げした冷凍カツオ約4・7トン(約80万5千円相当
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運送会社にも誓約書求める方針 焼津漁協のカツオ盗再発防止委
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は14日、第5回の会合を開いた。漁港内で業務する運送会社に、不正行為を行わないとした内容の誓約書を提出させる方向で検討に入った。今後、対象とする事業者をどこまで含めるかや禁止事項など詳細な文面について協議する。 会合は非公開で行われた。委員長の加藤将和弁護士によると、運送会社に対する再発防止策が議題に挙がった。未計量の車両が市場外に出てしまった場合に備えるため、車両や運転手の情報が記載された名簿を漁協へ提出させることも話し合われた。今後、水産加工会社についても具体的な再発防止策を検討していくという。
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橋本組 橋本真典社長 地域貢献を経営の軸に【キーパーソン】
1922(大正11)年に土木工事請負業として創業。今年12月に100周年の節目を迎える。営業エリアは国内はもとより、中国やベトナムと海外にも展開する。今後の経営方針や目指す会社像について聞いた。 ―創業100周年を迎えるが経営方針は。 「これからの100年も企業が存続するには、今の状態の延長線上で安穏とせずに、これまで以上に地域に愛されるようにならないといけない。その一環として、今夏完成する本社新社屋の1階を開放し、にぎわいの拠点にしたい。あそこに行けば何かやっているという場にしたい」 ―職場作りで力を入れていることは。 「女性が働きやすい職場作りを心掛けている。女性の事務職は廃止し
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文芸やいづ 入賞者を表彰 焼津市内書店で販売
焼津市は12日、市民らの文芸作品を掲載する「文芸やいづ」の表彰式を市役所で開いた。小説や随筆、川柳など8部門で市長賞、奨励賞、19歳以下対象のヤマトタケル賞に計36作品が入賞した。文芸やいづは同日から市内書店で販売している。 昨年4月から7月末まで募集したところ、歴代最多の365作品が寄せられた。このうち、10代の作品が159とほぼ半数を占めた。審査した結果、市長賞8作品、奨励賞23作品、ヤマトタケル賞5作品が選ばれた。 式には市長賞とヤマトタケル賞の受賞者11人が出席し、中野弘道市長が一人一人に表彰状を手渡した。本年度32号を数える文芸やいづは700円(税込み)。
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豚熱、ジビエ業界に影 消えたイノシシ 供給停滞、調達先を模索
野生イノシシの豚熱(CSF)感染拡大が続く中、県内のジビエ(野生鳥獣肉)加工業者や料理店が苦境に立たされている。地元のイノシシの供給がほぼ止まり、新しい調達ルートやシカ肉への切り替えを模索している。 「獣道を歩いた跡がない。山からイノシシの気配がなくなった」―。浜松市天竜区の猟師、片桐邦雄さん(70)はため息をつく。 例年、11月~翌年3月の猟期中に100頭以上のイノシシを捕獲してきたが、2020年度以降は4割以下に減った。片桐さんは「今後5、6年は現在の状況が続くだろう」とイノシシが捕れない状況が続くとみる。 県によると、県内のイノシシ肉の処理実績は、18年度が677頭だったのに対し
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決意胸に社会へ巣立ち 静岡福祉大、146人卒業式
静岡福祉大(焼津市)は11日、卒業式・学位記授与式を同市本中根の同大体育館で行った。社会福祉学部と子ども学部の計146人がそれぞれの決意を胸に社会に巣立った。 卒業生に学位記を授与したほか、成績優秀者を表彰した。太田晴康学長は卒業生に「絆」「期待されている」「希望」の三つの言葉を示し「これを忘れずに新しい生活を歩んでほしい」と祝辞を述べた。静岡精華学園の杉原桂子理事長は、学生生活の大半がコロナ禍で大きく変容したことを踏まえ「こんな学生生活があったと笑える日が来ることを願う」と語った。卒業生を代表して子ども学部子ども学科の佐々木翔太郎さん(22)は実習経験を踏まえ「ひとつの考えに固執せず複数
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中学生に暴行 けがさせた疑い 焼津の男逮捕
焼津署は12日、傷害の疑いで住所、氏名いずれも自称の焼津市焼津、職業不詳の男(41)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時ごろ、焼津市三ケ名の公園で市内の中学2年の男子生徒(14)の右頰を平手打ちするなどの暴行を加え、首にひっかき傷を負わせた疑い。同署によると、容疑者は当時酒に酔っている状態で、友人と遊んでいた男子生徒に因縁を付けたという。
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焼津漁港、機能拡充へ 水深9メートル岸壁倍増 国次期計画
国は策定を進める焼津漁港(焼津市)の次期特定漁港漁場整備事業計画(2022年度から10年間)で、同港の機能を大幅に拡充させる方針を固めた。カツオなどを取る大型海外まき網船の係留が可能な水深9メートル岸壁を、倍の規模に増設するのが柱。津波対策も継続し、水産業の成長産業化と災害リスクへの対応力強化を推進する。総事業費は約100億円を見込み、22年度に始まる国内の漁港事業としては最大となる。11日までの水産庁などへの取材で分かった。 事業主体となる県など地元要望を反映させて取りまとめる。水深9メートル岸壁は、外港の北岸壁(延長270メートル)と新屋内防波堤(同200メートル)を改良し、それぞれ2
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文化庁「100年フード」 静岡県内3件認定
文化庁はこのほど、地域に根付く食文化を「100年フード」と名付けてPRする新制度で、全国各地のご当地グルメや郷土料理131件を認定したと発表した。県内からは3件が認定された。 認定された県内の3件は「大井川のお茶請け食文化」(伝統部門)「静岡おでん」(近代部門)「富士宮やきそば」(未来部門)。富士宮やきそば学会の渡辺孝秀代表理事(69)は「静岡の食文化を若い人にまで継承していくことが大事。PR活動などを見直して訴求していきたい」と話した。 100年フードは江戸期以前から伝わる「伝統」、明治・大正以降の「近代」、昭和以降で今後100年の継承を目指す「未来」の3部門で、全国から計212件の応
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コロナ対策、本で知って 焼津、大井川図書館に特設コーナー
焼津市の焼津、大井川両図書館は新型コロナに関連する書籍、コロナ禍で「おうち時間」を楽しむ書籍を集めた特設コーナーを設けている。職員が書架からテーマに即した本を厳選した。焼津図書館(三ケ名)は24日、大井川図書館(宗高)は30日まで。 市内の感染者が拡大傾向にあった2月、両図書館が感染対策の一環として企画した。担当者は「コロナを知り、感染対策の意識を再確認してほしいと同時に『コロナに負けないで』という思いを発信したかった」と語る。 新型コロナウイルス関連本では、ウイルスそのものを紹介する本に加え、感染予防対策、ワクチン、免疫力をアップする料理、新しい働き方といった幅広い内容を集めた。さらに
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女子の大学進学、地域格差顕著 静岡平均以下44% 大学偏在や所得など影響
2021年春の、女子の四年制大学への都道府県別進学率は、最低の鹿児島県(34・6%)など10県が30%台にとどまり、最高の東京都(74・1%)とは2倍超の開きがみられた。全国平均は51・3%で、静岡は7・1ポイント下回る44・2%だった。女子の進学率が男子を上回ったのは徳島と沖縄のみで、性別や居住地が進学率に影響している現状が浮き彫りになった。 最新の学校基本調査に基づいて共同通信が試算した。大学が集中する一部の地域と周辺で高く、全国平均値を引き上げている実態が浮かぶ。 進学率50%以上は12都府県。高い順は東京と京都(66・8%)が突出し、兵庫(56・1%)、奈良(55・5%)、大阪(
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東南アジア高まるおでん人気 焼津の老舗かまぼこメーカー、ハラル認証取得 マレーシアに輸出計画
焼津市焼津の老舗かまぼこメーカー「カネサ大石佐太郎商店」がハラル認証を取得した。マレーシアやインドネシアなど東南アジアで高まるおでん人気に着目。海外輸出を念頭に工場にハラル専用の機器を取り入れ、イスラム教徒でも安心して食べることができるよう生産体制を整えた。今夏には認証マーク付きの商品をマレーシアに輸出する計画。 同社は弁当や飲食店向けを中心とした業務用に出荷してきたが、コロナ禍で需要が激減した。活路を求めていたときに、東南アジアでおでんや練り製品の需要が高いことを知る。認証マークの付いた商品が市場で高い信頼性があるため、昨年夏ごろから取得に向けて動いた。 イスラム教徒にとって避けるべき
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経済団体代表者に感染対策呼び掛け 焼津市
焼津市は8日、まん延防止等重点措置の期限延長を受けて、緊急の産業振興戦略会議を市役所で開いた。漁業や商工、観光など12団体の代表者が集まり、新型コロナウイルス感染症対策について確認し合った。 市の大本裕一経済部長は、休憩室や従業員の共同利用が見込まれる場所での感染防止対策の徹底、出勤者数の削減目標を定めた上でのテレワーク推奨、会議や学習会など多人数の集まりをWEB会議で開催検討などを呼び掛けた。 また、事業者支援金などの申請相談窓口を25日まで設置したことを紹介した。 中野弘道市長は市内の感染者数の現状を踏まえ「従業員の健康管理を徹底してほしい」と述べた。 出席者からは「(期限終了後
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保育と介護現場、感染不安と窮状訴え 静岡県内、「第6波」収束見通せず【新型コロナ】
静岡県の新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が21日まで再延長された。「第6波」の収束が見通せず、飲食店の営業を引き続き制限することで人流抑制を図る。一方、クラスター(感染者集団)は学校・保育施設や高齢者施設で頻発しているが、こうした領域への対策は措置内容に盛り込まれていない。感染予防に苦慮する関係者は行政に効果的な対応を求める。 「抗原検査キットを自由に使える環境を整備してほしい」 焼津市のたかくさ保育園長で全国保育士会長の村松幹子さんは日々、感染不安にさらされる現場の窮状を訴えた。 マスクを着けられない低年齢児を預かる保育施設の感染対策は現場に委ねられているのが実情。重点措置の効
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新県立図書館の設計者公募 審査結果を公表 東静岡駅南口に整備
静岡県教委は7日、JR東静岡駅南口の県有地に整備する新県立中央図書館について、設計者の選定に向け実施した公募型プロポーザルの結果を公表した。建築家らによる審査委員会は2次審査に参加した6社から、「C+A(シーラカンスアンドアソシエイツ)」、アイダアトリエ、日建設計の3社による設計企業体(JV)の提案を最優秀に選んだ。県教委は今後、契約締結に向け事業者と交渉する。 同JVは提案で、多数の資料を保管する図書館の機能を、人々が情報にアクセスする権利を保障する「知のサンクチュアリ(保護区)」と位置付けた。現在の図書館では利用者の目に触れていない書庫の書籍などを「資料体」として視覚化し、資料体を中心
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1月有効求人1・06倍 ハローワーク焼津管内 2カ月連続1倍台
ハローワーク焼津は4日、管内(焼津市、藤枝市)の1月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は1・06倍で前年同月を0・27ポイント伸ばし、2カ月連続で1倍台となった。コロナ禍での「巣ごもり需要」増加を反映し、食料品製造業や運輸業・郵便業を中心に求人が増えた。 新規求人を産業別に見ると、製造業全体で前年同月比34・9%増の390人。外食を避け、自宅で食事を楽しむ傾向から、缶詰やインスタント食品の生産が高まり、食料品製造業は25・9%増の136人。こうした商品を首都圏を中心に輸送する需要も伸びたことで、運輸業・郵便業は93・3%増の172人となった。 飲食店は158・3%増の31人と大幅に伸ば
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ドローンで山林調査 火災想定、ルートを確認 志太消防本部
志太消防本部はこのほど、焼津市の高草山でドローンによる山林調査を実施した。大規模火災を想定し、消防車両が入るルートや防火水槽の状況について、上空から調査。中継システムを使って指令センターと画像を共有し、消火活動現場と指令本部の情報伝達体制を確認した。 山林調査は従来、山中に設置している防火水槽の確認を車両で実施していた。狭い道が多く、行き止まりの箇所も点在するなど署員にとって困難な作業だった。 4日の山林調査で初めてドローンを投入。焼津消防署東分署と同本部予防課の職員が花沢の里観光駐車場(同市吉津)からドローンを飛ばし、上空から撮影した山の画像を指令センター(同市石津)に送信。同駐車場で
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看護師の道へ 40人巣立つ 焼津の専門学校卒業式
焼津市東小川の県中部看護専門学校で5日、卒業式が行われた。県中部の40人が卒業証書を受けて、思い出の詰まった学びやを巣立った。 卒業するのは焼津、藤枝、牧之原、静岡、吉田など各市町に住む3年生の男女40人。香川二郎校長が一人一人に卒業証書を手渡した。 卒業生を代表し、鈴木優さん(21)=藤枝市=はこれまでの3年間を振り返り、「支えてくれた方々への感謝の思いを明日への力に変え、私たちは努力を重ねていく」と誓った。 4月から焼津市立総合病院や藤枝市立総合病院など主に地域の病院で看護師として働く。 新型コロナウイルス感染防止のため、会場内は卒業生、教職員、保護者のみとし、在校生はリモートで
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マラソン転落、死亡訴訟 焼津市などに3900万円賠償命令 静岡地裁
焼津市で2014年4月に開かれたマラソン大会に参加した女性=当時(20)=が会場付近の岸壁から海中に転落し、その後死亡したのは、主催者側が警備を怠ったためだとして、遺族が主催者の焼津市とNPO法人焼津市スポーツ協会に損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁は4日、約3900万円の支払いを命じた。 増田吉則裁判長は判決理由で、岸壁に配置された警備員は「海への転落防止措置を講じる義務を負っていた」と指摘。主催者側が委託した警備員は見通しの良い場所に配置されていたとして「周囲への監視が不十分で義務違反があった」と判断した。警備員は主催者側と指揮監督関係があるとして、主催者側の責任を認めた。 判決
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焼津市、施設利用制限 21日まで継続
焼津市は4日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を市役所で開き、まん延防止等重点措置の期限再延長を受けて、市有施設の人数制限や県外在住者の利用自粛などの措置をさらに継続する方針を決めた。 制限措置の期間は21日まで。ターントクルこども館など子育て関連施設について人数制限や県外在住者の利用自粛、公民館など15施設での主催事業中止、屋内外の運動施設など69施設の新規貸し出しや受付停止を継続する。図書館の講座・イベントも中止とする。 中野弘道市長が7日に発表する市民向けメッセージでは、市の感染者数が高止まりしている現状を踏まえ、「手洗い、消毒、検温などの健康管理の徹底をしてほしい」と呼び掛け
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マルシェ3カ所同時開催「魚の町」盛り上げ 焼津で5日
焼津市で5日、マルシェが3カ所同時に開催される。いつも互いに出店し合う「マルシェ仲間」の3団体が魚の町を盛り上げようと意気投合し実現した。それぞれの会場では地元の水産加工品のみならず、野菜、スイーツなどを販売。主催者の一人は「マルシェ巡りで楽しんでほしい」と話す。 開催するのは焼津冷蔵(同市小川新町)の「さばフェスタ」(5~8日)、ヤマ十増田商店(同市小川新町)の「てびやまるしぇ」(5日)、いちまる食品工場(同市浜当目)で開催する「いちまるマルシェ」(5、6日)。 さばフェスタは昨年に続いて2回目。関西方面で販売されているさばずしに加え、さばナゲットやさば節をかけた焼きそばなどが並ぶ。
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焼津市 公民館利用基準見直し 来年度、条例制定準備へ
焼津市の中野弘道市長は4日、市議会2月定例会の一般質問で、公民館の「地域交流センター(仮称)」への移行に向けて、2022年度に条例制定の準備を進める方針を明らかにした。須崎章氏(凌雲の会)への答弁。市では利用基準の見直しなど施設の運営方法について協議した後、公民館利用者や自治会関係者を対象に説明会を開き、理解を求めていく。 市によると、公民館では現在利用が認められていない民間企業や個人の活動などの基準の見直しを図り、利用できるよう検討する。センター化を図ることで、地域福祉や防災、デジタル化推進など多様な住民ニーズに対応可能な活動拠点を目指す。中野市長は「社会教育施設の公民館からより幅広い利
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渡辺棋王が揮ごう扇子をプレゼント 抽選で5人
静岡新聞社・静岡放送は、渡辺明棋王(37)に永瀬拓矢王座(29)が挑戦する「第47期棋王戦五番勝負」の第1局を2月に焼津市で開催したことを記念し、渡辺棋王が揮ごうした扇子を抽選で5人にプレゼントする。 応募はメールで受け付ける。件名を「棋王戦プレゼント希望」とし、本文に住所、氏名、年齢、電話番号を明記する。宛先は、<dokushabu@shizuokaonline.com>。 締め切りは3月21日必着。当選者の発表は賞品の発送をもって代える。
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焼津駅前、港エリア一体でまちづくり 計画策定会議設置へ 市長答弁
焼津市の中野弘道市長は3日、市議会2月定例会の代表質問で、JR焼津駅周辺のにぎわい創出事業に関連する計画策定に向けた会議を2022年度に立ち上げる方針を明らかにした。渋谷英彦氏(凌雲の会)への答弁。会議は学識経験者や民間団体、関係機関で構成し、駅前から焼津新港までのエリアを一体化したまちづくりについて話し合う。 中野市長は、ターントクルこども館と市役所新庁舎が昨年完成した後、「子育て世代の交流とにぎわい創出への動きが周辺への相乗効果として展開し始めている」と指摘し、こうした動きを焼津港まで広げていく考えを示した。 市の計画では、焼津駅前や市役所、焼津内港や焼津新港、「浜通り」といった区域
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カツオ盗事件質問相次ぐ 「市は当事者意識を」 焼津市議会
3日開催の焼津市議会2月定例会の代表質問では、焼津漁港(焼津市)を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件に関連する質問が相次いだ。渋谷英彦(凌雲の会)、杉崎辰行(市民派議員団)、深田ゆり子(共産党)の3氏がいずれも、焼津漁港の信頼回復に向けた市の取り組み姿勢について尋ねた。 中野弘道市長は焼津漁業協同組合の監督権限を有するのが県であることを踏まえ、「日本一のさかなのまちとして発展していけるよう全力で取り組む」と答えた。 「市として当事者意識を持つべき」との杉崎氏の指摘に、中野市長は市幹部がメンバーとして入る再発防止委員会を通じて、信頼回復に向けた議論をしていく見解を示した。カツオを水産流通適正化
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ウクライナ侵攻 抗議決議案を可決 焼津市議会
焼津市議会は3日の2月定例会本会議で、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議案を全会一致で可決した。 決議では、ロシアのウクライナ侵攻を「国家の主権と国連憲章、国際法を踏みにじる侵略行為」と非難し、「軍事行動を即刻中止し、軍を撤退させることを強く求める」と訴えた。
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小中高12年皆勤 焼津高卒業の長野さん「両親の励まし力に」
焼津高(焼津市中港)の3年長野未紗綺さん(18)=焼津市=が3日、小学1年から通算12年間を皆勤で卒業する。早寝早起きといった規則正しい生活のほか、冬はマスクと健康面に注意を払いながら過ごしてきた。コロナ禍では、人混みを避けるなど感染対策を徹底してきた。卒業後は就職するため、学生生活にピリオドを打つことになるが「今後も健康面の取り組みは続けていきたい」と話す。 長野さんは和田小の6年間、和田中の3年間、同高の3年間を休み無しで過ごした。小学校時代から手洗い、うがいは習慣だった。冬は学校のインフルエンザ対策の一環で、校舎内をマスク姿で過ごしていたという。 学校を休みたいと思ったことはほとん
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地元企業の人材確保 焼津市「複業」取り入れの動き【22年度予算案 志太榛原③】
コロナ禍でのリモートワークの普及に伴い、自身の業務で培ったスキルを別の業務で生かす「複業」などの新しい働き方を取り入れる動きが出ている。焼津市は、こうした働き方を希望する人材のスキルを地元企業が抱える経営課題の解決に役立てるため、人材と企業をつなぐ事業に昨年末から着手した。 人材の受け入れに関心を寄せる長倉新聞店(同市)の丸山明久さん(42)は「従来の観点と違った角度で改善点を指摘してくれる人材に来てほしい」と期待する。 市から事業を受託した「うさぎ企画」(長泉町)の森田創代表(47)は昨年冬から、市内事業所の経営者と面談して経営課題の聞き取りを行っている。聞き取りを通じ、コロナ禍で「B
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焼津市エコバッグ配布 マスク姿キャラプリント
焼津市はマスク姿の市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が描かれたエコバッグを製作した。市民から募った「我が家の対策スローガン」も印刷していて、感染対策の周知につなげる狙い。2日から市役所で市県民税申告者に配布を始めた。 用意しているのは赤と紺2色の折り畳み式バッグ計2600個。昨年8月から9月に募集し、最優秀に選ばれたスローガン「マスクよし 除菌よし 検温よし 続けよう私のために あなたのために」が記されている。 15日まで市役所本庁舎、大井川庁舎での会場に訪れた市県民税の申告者のほか、子育て関係など各種イベントの参加者に配る予定。 市の担当者は「買い物などで使ってもらうことで、周
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3・1ビキニデー ロシア核使用示唆に非難と懸念 焼津・集会参加者「日本が役割を」
焼津港所属の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員が米国のビキニ水爆実験で被ばくし、1日で68年を迎えた。ロシアによるウクライナ侵攻では、プーチン大統領が核兵器の使用を示唆するなど緊迫した情勢が続く。元乗組員の墓前祭やオンライン集会では、参加者たちが一様にロシアへの非難を口にし、日本が唯一の被爆国として核廃絶に役割を果たすべきと主張した。 「ロシアは核兵器をちらつかせている」。焼津市内で営まれた同船の元無線長久保山愛吉さん=当時(40)=の墓前祭で、昨年亡くなった同船の元乗組員大石又七さん=当時(87)=の義妹河村恵子さんは懸念を口にした。 自らの体験を中学生や高校生に語り継いできた大石さ
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18歳以上全県民に対象拡大 ワクチン3回目、静岡県大規模会場
静岡県は1日、新型コロナウイルスワクチンの大規模会場での接種対象者について接種券の有無にかかわらず、2回目接種から6カ月を経過した18歳以上の全県民に拡大すると発表した。 会場は静岡市葵区のもくせい会館、焼津市の市大井川庁舎、下田市の県下田総合庁舎。接種期間は静岡会場が2~31日、焼津会場が2~30日、下田会場が15~24日。いずれも専用ウェブサイトから予約する。 従来の対象は接種券発行済みの人か、接種券なしの場合は保育士や教員など社会機能を維持するために必要な「エッセンシャルワーカー」だった。
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核廃絶まい進誓う 焼津・ビキニ実験68年墓前祭 ウクライナ侵攻非難も
米国が太平洋ビキニ環礁で実施した水爆実験で、焼津港所属の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員が被ばくしてから68年を迎えた1日、被ばく半年後に亡くなった同船の元無線長久保山愛吉さんを悼む墓前祭が、墓のある焼津市浜当目の弘徳院で行われた。参列者は墓前に、核兵器廃絶にまい進することを誓った。 日本宗教者平和協議会(東京都)が主催し、約50人が参列した。第五福竜丸平和協会の山本義彦理事は、ロシアのウクライナ侵攻を非難し「核兵器は人類に多大な影響を与える。久保山さんの思いを引き継いでいく」と決意を語った。参列者がそれぞれ久保山さんの墓前で手を合わせた。 新型コロナウイルスの影響で、JR焼津駅から
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マインクラフトで史跡再現 常葉大の栗田さん 藤枝の志太郡衙跡、仮想世界に
常葉大造形学部4年の栗田淳史さん(22)=藤枝市志太=が、藤枝市南駿河台の国指定史跡「志太郡衙(ぐんが)跡」をマインクラフトで再現した。27日まで、同郡衙資料館で制作品の展示が行われている。栗田さんは「貴重な史跡だが、知名度が低いのが課題。ゲームを通じて市内外への発信強化につなげたい」と意義を語る。 マインクラフトは、ブロックを使って建物などを組み立てる人気ゲーム。栗田さんは「現在の郡衙跡」「発掘時の風景」「当時の建物が残る奈良時代のイメージ」の3作品を完成させた。奈良時代のイメージは資料館にある模型などを基に制作。駿河国志太郡の役所建物を、仮想世界でよみがえらせた。 卒業制作の一環とし
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カツオ盗、横流し 水産会社など捜索 焼津署
静岡県外の船会社によって焼津漁港(焼津市)に水揚げされたカツオが計量所を通らないままトラックに積まれ盗まれた事件で、焼津署は28日、窃盗に関与した疑いのある焼津市内の水産加工会社と鹿児島県内の漁業協同組合など関連先に、家宅捜索に入った。 複数の関係者によると、運送会社に勤務するとされる運転手が昨年3月ごろ、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ10トンをトラックに積載し、そのまま運び去った上、その一部を陸路などで鹿児島県に運び込み、同県内の水産加工会社に「横流し」したとされている。 その後の調べで、焼津市内の水産加工会社や鹿児島県内の漁協職員らが何らかの形で関与している可能性が浮上した。
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障害者雇用に理解を 企業が取り組み事例紹介 焼津でセミナー
焼津市はこのほど、障害者雇用促進セミナーをオンライン方式で行った。障害者雇用に取り組む事業者がこれまでの取り組み事例を紹介したり、ハローワーク焼津の担当者が雇用情勢を説明したりして、市内の事業者に雇用拡大への理解を求めた。 事業者を代表して、食品水産事業会社「いちまる」(同市)の担当者は、現場実習やほかの従業員への説明会、両親の工場見学といった障害者を職場に受け入れるために実践する8項目を紹介した。コロナ禍の影響を受けて、就業意欲の低下を懸念し、「障害者一人一人の個別のフォローが必要」と定着へのきめ細やかな対応の必要性を訴えた。 ハローワーク焼津の担当者は、管内の2021年の雇用率が2・
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防風林から出火、枯れ草など焼く 焼津市藤守
27日午後1時35分ごろ、焼津市藤守の防風林から出火し、立木や枯れ草など約2千平方メートルを焼いた。焼津署によると、近隣住民がごみを焼いていて、燃え移った火が広がったとみられる。
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セルリー出荷始まる 少雨で生育順調、3月中旬ピーク 焼津
JA大井川静浜営農経済センター(焼津市宗高)で24日、セルリーの出荷が始まった。生産者によると、年明けから雨が少なかったことで順調に生育しているという。 焼津市藤守の生産者田中尊徳さんが同センターに先陣を切って「2L」と呼ばれる1・9キロサイズ21箱と1・6キロサイズの「1L」4箱を持ち込んだ。田中さんは「凍らないように、丈が伸びすぎないように気をつけてきた」と語った。 同JAでは焼津市内の生産者9人で県内主流の品種「新コーネル619」を中心に計1・2ヘクタールで栽培している。メンバー同士がビニールハウスの管理方法など情報共有しながら、品質向上に向けて取り組んでいる。 出荷は3月中旬に
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職員提案 感染対策実施へ 焼津市、市民向けに30項目
焼津市は25日、新型コロナウイルス感染症対策本部のウェブ会議を開いた。職員から提案を受けた市民向け感染対策30項目について、実施する方針を決めた。本庁舎や駅構内のモニターで対策を紹介したり、図書館にコロナ関連書籍の特集コーナーを設置したりして、市民に注意喚起を図っていく。 まん延防止等重点措置の延長に伴い、市職員に各部署でできる対策を募ったところ、42項目寄せられた。同日の会議でこのうち、30項目を実施する方針を決めた。本庁舎1階やJR焼津駅構内のデジタルサイネージ、同報無線、市のユーチューブチャンネルなどを使って注意喚起を図るほか、マスク姿になった市のマスコットキャラクター「やいちゃん」
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焼津の業者に車両停止処分 運行記録、点呼など怠る 中部運輸局
国土交通省中部運輸局は25日、貨物自動車運送事業法に違反した運送会社(焼津市)に対し、250日分の車両停止処分を行ったと発表した。運行管理などの問題で12項目の違反が確認されたという。処分は同日付。 トラック25台が10日間、使用できない。12項目には運行記録を取らなかったり、点呼や研修を行わなかったりする内容が含まれ、過去にも同様の違反を繰り返していた。 同社に所属するトラック運転手が昨年6月、千葉県八千代市で酒気帯び運転して摘発されたのをきっかけに同運輸局が監査した。
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富士と藤枝の道路変更了承 静岡県都市計画審
静岡県の都市計画審議会がこのほど、県庁で会合を開き、富士市や藤枝市の都市計画道路の変更などを了承した。 JR富士駅北口の旧ショッピングセンター「パピー」前の道路は再開発事業に伴い、西側の道路に統合する。藤枝市から焼津市にかけて計画された志太中央幹線は県道焼津藤枝線との交差点を立体式から平面式に変え、付近の道路の高架も取りやめる。委員からは「立体化がふさわしいとは思わない」などと賛同する意見が出た。 人口減少を踏まえて前回の会合で打ち出した、市街化区域を拡大しない方針を巡っては、観光資源に関わる土地利用の場合、柔軟に対応する考え方が県から示された。
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サクラエビ春漁 3月27日解禁 自主規制は前年踏襲
静岡県桜えび漁業組合は25日、静岡市清水区由比の由比港漁協で会合を開き、駿河湾産サクラエビの春漁の漁期を3月27日~6月8日(昨年は3月29日~6月4日)とすることを決めた。自主規制案も決定し、主産卵場の富士川沖などの湾奥を「保護区」にするなど2021年春漁を踏襲した。同組合は18年秋漁の自主規制導入以降、春漁主漁場の湾奥で本格操業をしていない。 保護区内では、県水産・海洋技術研究所(焼津市)に事前連絡した上で、資源状況を把握するための「試験操業」のみを可能とした。由比・蒲原地区(静岡市)と大井川地区(焼津市)を合わせた駿河湾全域の操業隻数と投網時間については21年秋漁と同じ1日最大80隻
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漁協の実務トップ、再発防止委委員に 対策を迅速化 焼津カツオ盗
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は24日、第4回の会合を開いた。再発防止に向けた漁協の取り組みが遅れているという委員からの指摘を受け、焼津漁協の松永喜一郎専務理事を委員に加えることを決定した。漁協の実務トップをメンバーに入れることで、対策の迅速化を図っていく。 会合は非公開で行われた。出席者によると、委員長の加藤将和弁護士が、第2回会合で決定した漁協全職員に不正行為を行わないとした内容の誓約書が、依然として回収完了していない現状などを挙げ、活動期間の6月末までに議論が終わらないと指摘した。再発防止策に対する経営トップの関与の弱さを課
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魚原料のドッグフード 金虎(焼津市) 鮮魚の素材生かした味【静岡ものづくり最前線】
2014年から自社ブランドのドッグフード商品を市場に本格投入している。焼津港で水揚げされた新鮮な魚を原料にした総合栄養食や犬用スナックが主力商品。老舗かつお節屋の培った技を駆使し、素材の良さを生かした味がワンちゃんから好評だという。 自社ブランド商品の第1弾は、魚肉100%の犬用スナック「鰹(かつお)犬」。アレルギー物質に配慮して製造したところ、アレルギー性皮膚炎に悩む飼い主のニーズに合致した。売れ行きが好調に推移したことで、犬用総合栄養食の開発に踏み切った。 20年にマグロやカツオを主原料にした「おさかな」が完成した。こだわりは、油脂や食品添加物を付けずに素材そのものの良さで勝負した点
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PRポスター作製 高校生らに感謝状 焼津市消防団
焼津市消防団はこのほど、消防団のPRポスターの作者に対する感謝状の贈呈式を市消防防災センター(同市石津)で開いた。 贈呈されたのは藤枝特別支援学校焼津分校と焼津水産高の生徒、静岡福祉大の学生の計5人。式典では岩本操市消防団長が、出席した同分校の早瀬滉一さんと同高の青木蓮さんに賞状を手渡した。 作品は消防団員が活動する様子が生き生きと描かれている。岩本団長は「描かれているような(消防団員の)姿にならないといけない」と述べた。
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焼津の“自慢”お土産に 温泉タオル、カツオはがき…市観光協が販売 富士山絶景マップも配布
焼津市観光協会は観光客向けのお土産商品を作製した。23日から市の天然温泉「焼津温泉」オリジナルタオルと、カツオや市のマスコットキャラクター「やいちゃん」をかたどった巨大はがきを販売するとともに、市内の富士山絶景ポイントを紹介するマップの配布も始める。 「カツオはがき」は、長さ53センチで、表には実寸の迫力あるカツオの写真の裏に書き込むスペースを設けた。税込みで300円。「やいちゃんはがき」も縦23センチ、横19センチと大きいサイズで税込み200円。 オリジナルタオルは、昨年に「やいづ黒潮温泉」から「焼津温泉」に改称したことを記念し製作。白・ピンク・青の3色用意した。1枚200円(税込み)
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「笑顔の循環生みたい」 起業の過程を電子書籍化 焼津の望月さん、利益はすべて寄付へ
焼津市の温泉旅館「蓬来荘」の若おかみで、自噴の源泉を使ってトマトやペット用ミストを製造販売する会社の社長望月美佐さんがこのほど、起業への道のりをまとめた電子書籍「循環の叶え方」を出した。父親をがんで亡くした経験から利益は東京大学基金「がん予防プロジェクト」へ寄付するという。 副題は「決して自信があるわけでない私がなぜできたのか」。2011年の東日本大震災で家業の旅館のキャンセルが相次いだことが、農業参入のきっかけになった。19年に父親が他界してまもなく、台風で旅館が床上浸水の被害に遭った。新型コロナウイルスも流行し始め、休業を余儀なくされる中で21年、ペット用ミストの販売にこぎつけた。
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消防ポンプ自動車 焼津市、引き渡し式 16分団に配置
焼津市は20日、消防ポンプ自動車1台の引き渡し式を同市石津の市消防防災センター訓練場で行った。新車両は同市宗高地区を管轄する第16分団に配置する。 新車両は、消防水利確保が困難な場合でも迅速に消火活動ができるよう1・5トンの水槽を積載している。式典には同分団員や市幹部ら約60人が出席し、中野弘道市長が、岩本操市消防団長にキープレートを手渡した。 岩本団長は新車両配置に感謝し「誰でも扱えるようにしてほしい」と求めた。中野市長は新車両が迅速な活動につながるとし「安全安心のために(資機材の)さらなる充実を図る」と語った。団員は車両の操作方法を確認した。 同市は2013年度から毎年、各消防団の
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姉妹都市45周年 焼津と豪ホバート、オンライン会談で絆確認
焼津市はこのほど、オーストラリアのホバート市と姉妹都市提携45周年を迎えた。両市の市幹部、学生派遣事業の参加者らがオンライン会談を行い、互いの絆を確かめ合った。 会談には、焼津市側は中野弘道市長、焼津・ホバート友好協会の松本修蔵会長、2019年度にホバート市を訪問した大学生の大谷更紗さん、ホバート市側はヘレン・バーネット副市長、19年度に焼津市を訪れたソフィー・スミーさんらが参加した。 中野市長は45年の歩みを振り返り、「友好の絆を次の世代につないでいきたい」と呼び掛けた。松本会長は、焼津市民にとってホバート市が身近な場所であると強調し、「対面で交流できる日を楽しみにしている」と語った。
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コーヒーのお酒、手作りキットで 自宅で手軽にバー気分 焼津の久保山さん製作
焼津市でコーヒーの商品開発を手掛けるコーヒー小売業久保山恵里さんが、コーヒーの風味が楽しめる酒を作るキットを製作し、販売を始めた。新型コロナウイルス禍により家庭以外で飲酒する機会が制限される中、自宅にいながら居酒屋やバーの気分が手軽に味わえるようにと開発した。 商品名は「珈琲(コーヒー)のお酒」で、自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆20グラム入りが5袋入っている。酒を入れたボトルなどに酒の量に応じたコーヒー豆を入れ、7~10日漬け込むと完成する。オリジナル感を味わうためボトルタグも付けた。パッケージなどのデザインは株式会社ナイン(東京都)のデザイナー杉山成美さんが手掛けた。 久保山さんが3
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ターントクルこども館など焼津市の施設利用制限継続 3月6日まで
焼津市は20日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を市役所で開き、まん延防止等重点措置の期限延長を受けて、市有施設の人数制限や静岡県外在住者の利用自粛などの措置を継続する方針を決めた。 制限措置の期間は3月6日まで。ターントクルこども館など子育て関連施設について、利用者人数の制限や県外在住者の利用自粛を要請する。歴史民俗資料館や公民館など15施設では、主催事業を中止。公民館や屋内外の運動施設など69施設で期間内の新規貸し出しや受付を停止する。 市の対応方針について変更する。高齢者施設に対し、重症化予防のため、職員や入所者のワクチン接種、オンラインによる面会の実施を求める。事業者には出勤
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焼津水産高、1年間の取り組み発表 商品開発など企業と連携
焼津水産高(焼津市)はこのほど、本年度から展開している産業界との連携事業についての報告会を同高で開いた。事業に参画した食品科学科に所属する各学年の代表生徒が、地元企業との商品開発など1年間取り組んできた内容を発表した。 連携事業は食品科学科の生徒が参画し、2021年度から3カ年計画で展開する。21年度は「かつお節と地域資源を活用した新商品開発」を共通テーマに、小学生を招いただしをテーマにした体験教室、商品開発のシミュレーションなど学年ごとに実施した。3年の生徒2人はかつお節メーカー柳屋本店と共同で商品を開発した。 報告会には同科の教諭も参加し、「商品化にこぎ着けたのは大きな成果」「小学生
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柔道女子 東海大翔洋3度目V 静岡県高校新人大会
静岡県高校新人大会は20日、県武道館で柔道の女子団体戦を行った。決勝は東海大翔洋が、4連覇を狙った藤枝順心に1―0で競り勝ち、4年ぶり3度目の優勝を果たした。全国高校選手権は東京・日本武道館で3月20日に個人戦を行う。男子は加藤学園、女子は東海大翔洋が出場する団体戦は3月21日に実施される。 ■「まじめと努力」の頂点 初戦からすべて1―0 藤枝順心の牙城崩す しぶとく勝ち上がった女子の東海大翔洋が藤枝順心の牙城を崩した。初戦からすべて1―0。古内監督は「思いがけない優勝。昨年までは勝たなければならないプレッシャーとの戦いだったが、まじめと努力だけが取りえの今年は初戦敗退も覚悟していた」
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最新鋭の視覚補助具を紹介 焼津の眼鏡店 盲導犬実演も
大手眼鏡販売「三城」は20日まで、視覚補助具を紹介するロービジョン商品体験会をパリミキ焼津店(焼津市小川)で開いている。19日は日本盲導犬協会「富士ハーネス」(富士宮市)の職員が参加し、目に関する困り事の相談会が行われた。 店内には、折り畳み式で持ち運びが容易な拡大読書器、眼鏡の上から掛けることで光をカットできる遮光グラスなどが展示。来店者が実際に装着したり、使用したりして体験できる。 小型カメラで撮影した文章を小型スピーカーで読み上げる装置といった最新鋭の技術を駆使した商品も紹介している。 店内の一角には、同協会の歩行訓練士堀江智子さんによる相談コーナーを設置。盲導犬PR犬ハイジの実
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現金330万円だまし取られる 焼津の80代女性
焼津市の無職女性(81)が18日、息子を名乗る男らに現金330万円をだまし取られたと焼津署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、同日午前11時40分ごろ、女性宅に息子や息子の上司を名乗る男から「財布を落とした。仕事で使うお金を用意してほしい」などと電話があった。女性は自宅を訪れた男に現金を手渡した。
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未利用海藻「アカモク」活用 焼津水産高生、バーガー限定販売
焼津水産高(焼津市)海洋科学科の生徒が考案した海藻「アカモク」を使った2種類のライスバーガーが商品化され、19、20両日にしずてつストアの県内全店舗で限定販売する。未利用資源だったアカモクに着目し、昨春から半年かけて開発。世代ごとの舌に合うよう風味に工夫を凝らした。開発メンバーの一人は「ぜひ味わってほしい」と話す。 販売するのは、「美味SEA★きんぴらバーガー」(税抜き350円)と「美味SEA★かつおバーガー」(同500円)。開発した生徒によると、かつおバーガーは「がっつり食べたい若者」、きんぴらバーガーは「ヘルシー志向の強い人たち」をターゲットにしたという。 開発したのは3年生の佐藤涼
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コロナ対策 紙芝居で分かりやすく 焼津市職員が作成
焼津市は幼稚園や保育園に通う子どもたちに新型コロナウイルス感染症対策を分かりやすく伝える紙芝居を作成した。18日に製作した子育て支援課の職員が小川保育園(同市東小川)に出向き、園児に読み聞かせた。 紙芝居はA3判で繰り返し消毒しても使用できるようにラミネート加工を施している。手の正しい洗い方や手に鼻水やつばがついた時の対処法などをイラストやクイズを交えて紹介している。 オリジナル紙芝居は同保育園で初披露。園児は担当職員が紙芝居を通しての感染対策の呼び掛けに、真剣な表情で聞き入っていた。マスク姿で登場した市のマスコットキャラクター「やいちゃん」の動きに合わせて、手の洗い方を実践した。最後に
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福祉施設職員ら優先接種、焼津でも ワクチン3回目、22日開始
静岡県は18日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、福祉施設職員や教員ら「エッセンシャルワーカー」の優先接種を22日から、大規模接種会場の焼津市役所大井川庁舎でも実施すると発表した。18日からウェブ予約を開始した。接種券のないエッセンシャルワーカーも2回目接種から6カ月が経過していれば接種できる。当日、接種済証などを会場に持参する。接種は3月11日まで。
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MaOIプロジェクト、事業化計8件 21年度は5件
海洋資源を活用して産業創出を目指す県のマリンオープンイノベーション(MaOI)プロジェクトの戦略推進委員会が15日、オンラインで開かれた。事務局の県は事業化成果が本年度目標の3件を上回り、累計8件に達したと報告した。 本年度事業化したのは、五十嵐水産(沼津市)が海洋微生物ライブラリーに登録されている乳酸菌を活用して開発した干物屋ラーメン、岩清(焼津市)のハラール対応マグロラーメンなど5件。 ライブラリーやデータベースの利用件数、共同研究数などの本年度実績もそれぞれ目標値を超えた。一方で会員数は新型コロナウイルス感染症の影響で新規の企業訪問が停滞し、目標値の130を下回る121となった。
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プロジェクトチーム新設へ 焼津市、DX推進などテーマ
焼津市の中野弘道市長は15日の市議会2月定例会で施政方針演説を行い、第6次総合計画の第2期基本計画(2022~25年度)で掲げた施策横断的な視点に基づく行政運営を推進するため、庁内にプロジェクトチームを立ち上げる方針を明らかにした。 第2期基本計画では、六つの政策と21項目を掲げるとともに、施策横断的な視点として「DXの推進」「人口減少対策」「SDGsの推進」など4点を盛り込んだ。 22年度に新設するチームのテーマは「DXの推進」「シティプロモーション」「焼津駅前にぎわい活性化」「地域福祉」「国際交流」など。テーマに関連する部署の職員をメンバーに、アドバイザーとして専門家も参加する。
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焼津市議会開会 40議案を上程
焼津市議会は15日開会し、会期を3月18日までの32日間と決めた後、552億5200万円の2022年度一般会計当初予算案など40議案を上程した。 12億300万円を追加する21年度一般会計補正予算案を先議し、原案通り可決した。補正予算には新型コロナウイルスワクチン接種費1億3700万円、小学校のトイレ洋式化など環境整備費5億5100万円、LINE(ライン)クーポン事業費1億200万円などを計上した。 中野弘道市長は施政方針で新型コロナウイルス感染症への対応について「医療機関と連携した接種体制を確保する」と強調した。代表質問は3月3日、一般質問は3、4、7日に行う予定。
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焼津市、「スマート水産業」推進へ調査 漁港にデジタル技術導入
焼津市は2022年度、漁港内にデジタル技術を導入する「スマート水産業」の推進に向けた調査に乗り出す。静岡県中部5市2町連携事業として展開し、22年度当初予算案に500万円を計上した。焼津市内の漁港で現状を調査し、課題解決につながるデジタル技術を探る。 中部圏域内の漁港では、高齢化に伴う人手不足から水揚げ作業の担い手が確保できないといった課題が持ち上がっている。市では、生産活動の省力化や効率化を図る目的から、デジタル化の導入が不可避と判断した。 22年度は焼津、小川、大井川の市内3港の現状を調査し、先進事例の視察も踏まえた上で、整備可能な機能や施設、費用対効果、管理体制などを取りまとめ、3
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焼津駅前に「こども館」効果 周辺に出店希望増 港と一体、魅力創出期待【解説・主張しずおか】
焼津市の焼津駅前通り商店街に、にぎわい創出の兆しが徐々に見えてきた。子育て施設の開設を機に客層が変化。出店希望の相談が増えている。徒歩圏内の内港と一体化したまちづくりで、駅周辺地区に新たな可能性が広がりそうだ。 商店街はJR焼津駅南口から約400メートルの道路の両側に店舗や事務所が連なっている。一時期はシャッター街化が進んでいたが、2020年ごろから地元の若者が中心となり、空き店舗を活用した私設図書館やカフェ&ワークスペースを開設。若い人が訪れやすい下地が整ったところで、昨年夏に市がターントクルこども館を開館させると、子育て世代が立ち寄り始めるようになった。 営業店舗も増えている。21年
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IT技術、防災活用を 全国の担い手、思い新た ワークショップ「むすび塾」@311メディアネット
静岡新聞社や仙台市の河北新報社など全国の地方紙や放送局でつくる「311メディアネット」は11日、オンラインで各地をつないで防災ワークショップ「むすび塾」を実施した。参加各社の地元を拠点に活躍する若い防災の担い手10人が参加し、東日本大震災の語り部と意見交換して地域防災への思いを新たにした。本県からは焼津市のIT企業「サンロフト」の小林大介さん(30)が参加した。 小林さんは2019年10月に県内を襲った台風19号の体験談を基に発表した。「1人暮らしなので食の備蓄定期宅配サービス『BuddyBox(バディーボックス)』で備えている。自社開発したSNSをはじめ、家族や会社関係者と日頃からさまざ
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鳥獣と力強い「廻」の文字 特支学校生徒と書家吉永さん 焼津で巨大絵画作成
焼津市の市総合福祉会館の玄関吹き抜けに、藤枝特別支援学校焼津分校の生徒と藤枝市の書家吉永益美さんが共同で制作した巨大絵画が展示されている。3月下旬まで。 作品は縦3メートル、横4メートル。昨年秋ごろから制作活動が始まった。同分校の美術部生徒が「樹花鳥獣図屛風」からイメージし、ゾウやキリン、ライオンといった動物を描いた。吉永さんは生徒の絵からインスピレーションを受け、「廻(めぐる)」という一文字を書き入れた。 市によると、吉永さんはコロナ禍の現状を踏まえ「廻り巡っておもいが帰ってくる。夢や希望を大事にしてほしい」と文字を選んだ理由を語ったという。 同分校生徒と吉永さんのコラボシリーズは今
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焼津市スポーツ賞 全国で活躍35人受賞
焼津市は11日、2021年度スポーツ賞の授与式を市総合体育館で行った。全国大会で活躍した35人に奨励賞、栄誉賞を贈った。 受賞したのは、小学生や中学生に贈られるスポーツ奨励賞15人、高校生以上を対象にしたスポーツ栄誉賞20人。いずれも同市在住、在勤、在学者。 式は新型コロナ感染症対策として、奨励賞、栄誉賞それぞれ分けた二部制で行われた。奨励賞では、空手組手の小4女子部門で優勝した近藤舞桜さん(大井川西小4)や女子相撲中学生中量級で頂点に立った山下寧々さん(小川中3)らが中野弘道市長から表彰状を受け取った。
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感染対策、5カ国語で 焼津市がリーフレット作成
焼津市は市内在住の外国人向けに新型コロナウイルス感染症対策についてのリーフレットを作成した。マスクの着用や「3密(密閉、密集、密接)」を避けるといった対策の基本を記した内容で、日本語を含めて5カ国版を用意した。 リーフレットはA4判。タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、英語、やさしい日本語の5種類作成した。 手洗いやうがい、人との距離を取ること、職場の換気徹底など感染対策について、イラストや図を使って分かりやすく紹介している。マスクの種類で感染リスクが変化することをデータで説明し、不織布マスクの着用を呼び掛けている。 市役所の外国人相談窓口には、1月ごろからコロナ関連の相談が急増して
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八雲作品の朗読・演奏 動画を公開 焼津、能楽師安田さんが演出
昨年10月に焼津市の旧服部家「帆や」で行われた、能楽師安田登さんが演出を担当した小泉八雲作品の朗読・演奏会の動画が、1月21日から毎週金曜に動画投稿サイト「ユーチューブ」で順次公開されている。明治時代に建てられ、昨年再生工事が完了した古民家を舞台にした迫力満点のライブ。焼津ゆかりの八雲の作品に新たな命を与えている。 演目は「耳なし芳一」と「漂流」。安田さんと俳優佐藤蕗子さんの朗読、琵琶奏者塩高和之さん(静岡市出身)の演奏を4台のカメラがドラマチックに捉えた。琵琶を手に平家物語の平家滅亡を語る芳一の姿、平家の亡霊と相対する芳一の恐怖の描写が聴きどころ。 緩急と抑揚を巧みに使い分けた二人の朗
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機能性食品素材 生産体制を強化 焼津水産化学工業
焼津水産化学工業は9日、機能性食品素材の主力であるN―アセチルグルコサミン(NAG)の製造工場に約8億円を投じ、生産体制を強化すると発表した。 焼津市の水産加工団地内にある工場で、NAGの生産工程の見直しや設備改良を行う。生産能力を3割引き上げるほか、関連機械をネットワーク化し、遠隔制御を可能にするなどのデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める。2023年2月着工、同年5月完成を予定する。 NAGは、関節症の改善機能が見込めるとされる。同社の製品を使った機能性表示食品の届け出件数が増加傾向にある中、より競争力が高い素材の供給態勢を整え、事業拡大を加速する狙い。
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カツオ盗 焼津漁協に倫理規定 再発防止委が制定検討
焼津漁港(焼津市)を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は9日、第3回の会合を開いた。事件の背景とされる漁協職員と仲買人の「癒着」を防ぐため、倫理規定の制定に向けて検討する方針を決めた。厳格なルールを定めることで不正防止を図る。 会合は非公開で行われた。委員長の加藤将和弁護士によると、倫理規定の原案を次回までに作成するという。漁協からは職員と仲買人の接触を制限する方策として、管理棟内に混在していた職員の職場と仲買人が出入りするスペースを分離したことが報告された。 水揚げ段階で計量と搬送を同時に行う「コンベヤスケール」の導入について協議する方針を決めた。計
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加工会社元社長ら追送検 20年8月カツオ窃盗容疑 焼津署
焼津漁港(焼津市)に水揚げしたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、焼津署は9日、窃盗の疑いで焼津市の水産加工会社元社長の男(60)=同市大村新田=、同社元役員の男(47)=藤枝市藤枝4丁目=の両被告と、焼津市内に住む焼津漁業協同組合の男性職員(31)を静岡地検に追送検した。 3人の追送検容疑は共謀して、2020年8月に新潟県の船会社が水揚げした冷凍カツオ930キロ(約13万9千円相当)を焼津市内の魚市場で盗んだ疑い。両被告については、静岡地検が焼津市の極洋水産が水揚げした冷凍カツオを盗んだとして窃盗罪で静岡地裁に起訴している。
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ビキニデー集会 オンラインで開催 3月1日、静岡県実行委
焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」が米国の水爆実験で被ばくした3月1日に合わせ、毎年焼津市で行われる「3・1ビキニデー集会」の県実行委員会は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、昨年に続いて集会をオンラインで開催すると発表した。 恒例の平和行進は中止し、久保山愛吉さんの墓がある同市の弘徳院での墓前祭は規模を縮小する。 オンライン形式の集会では7月に予定されている核兵器禁止条約の第1回締約国会議で議長を務めるオーストリア外務省のアレクサンダー・クメント大使が、条約の意義や核廃絶におけるNGOの役割などを述べる。 「原爆、ビキニ核実験被害の現在と救済」と題したパネル討論会も開く。広
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焼津市予算案 一般会計552億円 「コロナ後」生活に重点
焼津市は8日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比5・2%増の552億5200万円。コロナ禍前ほどのレベルには達しないが、市民税の増収、ふるさと納税寄付金の増加をそれぞれ見込む。感染対策はもとより、コロナ禍後を見据えた経済振興といった生活安定に寄与する施策に重点配分した。 特別会計と企業会計を合わせた総額は3・6%増の1082億6700万円。15日開会の市議会2月定例会に提出する。 歳入の35%を占める市税は前年度当初比5・1%増の193億1200万円を見込む。個人市民税はコロナ禍の影響で落ち込んだ個人所得が持ち直していることに伴い5・5%増の70億3200万円、固定
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小学校整備などで一般会計2月補正 焼津
焼津市は8日までに、小学校の教育環境整備事業費などを盛り込んだ2021年度一般会計2月補正予算案をまとめた。市議会2月定例会で提出する。 市内小学校のトイレの洋式化、空調設備の更新に要する経費5億5100万円や、新型コロナウイルスのワクチン接種費1億3700万円などを計上した。 市はこのほか、市温泉条例の一部を改正する条例案など、計40議案を提出する。
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棋士が食べた「旬彩御膳」 焼津グランドホテル、11日から提供 棋王戦第1局の昼食
焼津グランドホテル(焼津市)は、6日に同ホテルで行われた将棋の第47期棋王戦5番勝負第1局で対局した渡辺明、永瀬拓矢の両棋士が昼食に食べた「旬彩御膳」を11日から一般向けに販売する。全国的な注目を集めた熱戦に花を添えたメニューとして問い合わせが相次ぎ、急きょ一般販売を決めたという。 「旬彩御膳」は、同ホテルが棋王戦のために特別に用意した地元素材をふんだんに使ったランチ。焼津で水揚げされた天然ミナミマグロの刺し身や駿河湾産のキンメダイの炊き込みご飯などが並び、両棋士が注文した。 金、土、日曜日のみレストラン「和ダイニング観月・藍」で1日限定30食を提供する。3850円。完全予約制。当面、3
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妊娠期の疾患に治療費助成 焼津市、県内初 支援制度を創設へ
焼津市は2022年度、妊娠期に起こりやすい疾患の治療費を助成する制度を創設する。市によると、県内初の導入だという。7日までの関係者への取材で分かった。 対象者は受診した時に市内に住所のある妊産婦。妊娠に起因するとされる高血圧症候群、糖尿病、貧血、切迫早産、切迫流産で医療機関にかかった場合に、支払った保険診療分の医療費を助成する。期間は妊娠届け出のあった月の初日から出産した月の翌月末まで。 自己負担金や所得制限はない。市は22年度当初予算案に660万円を計上する。妊娠期に医療費など金銭的なことを考えず、出産準備に専念できる環境を整えることで、子育てしやすいまちをアピールし、移住定住につなげ
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音声を瞬時に字幕表示 障害者や外国人に対応 静岡県庁に試験設置
静岡県は7日、聴覚障害者や高齢者、外国人への窓口対応を円滑にするため、音声を瞬時に字幕表示するディスプレーモニター「レルクリア」を県庁東館4階の広聴広報課に試験設置した。1カ月間の試用後、県庁東館2階の県民サービスセンターに設置する方針で、導入されれば都道府県では初という。 透明のディスプレーに字幕が瞬時に表示されるため、ろう者や難聴者でも表情を見ながら会話することができる。また、約60言語の翻訳機能があり、外国人の問い合わせにも対応が可能。設置テストで県の韓国人職員が韓国語でテストすると、正確に会話内容が表示された。 字幕表示システムは、筑波大デジタルネイチャー研究室の落合陽一准教授ら
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カツオ盗「横流し」解明へ捜索 焼津署、鹿児島・枕崎の関連先
静岡県外の船会社によって焼津漁港に水揚げされたカツオが計量所を通らないままトラックに積まれ盗まれたとして、焼津署は7日、窃盗に関与したとみられる神奈川県内に本社を置く運送会社の枕崎営業所(鹿児島県枕崎市)や同市内の水産加工会社など関連先を家宅捜索した。 7日午前、2台の車に分乗した捜査員が枕崎市内の運送会社営業所に入り、関連する資料などを捜索した。同市内の水産加工会社の事務所には、別の捜査員5人が、作業する従業員が見守る中、建物に次々と入った。 複数の関係者によると、運送会社に勤務するとされる運転手が昨年3月ごろ、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ10トンをトラックに積載し、そのまま運
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小中校舎のトイレ洋式化 焼津市、全校で2025年度までに
焼津市は2025年度までに、市内全小中学校22校の校舎トイレを洋式化する。6日までの関係者への取材で分かった。小学校低学年用のトイレは既に全校完了済みで、小学校3年以上の教室付近と中学校で整備に着手する。 市教委によると、市内小中学校の校舎で洋式の未整備は15校に上る。家庭内のトイレで洋式化が進んでいる現状を踏まえ、教育環境整備の一環として事業を進めている。 市は21年度補正予算案で小学校5校の改修工事費5億300万円を計上する。22年度当初予算案に小学校2校、中学校2校の設計費1500万円を盛り込む。小学校低学年の教室付近のトイレは18年度までに改修を終えている。
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焼津市のふるさと納税60億円台に 過去最高見通し、返礼品が奏功
焼津市の2021年度ふるさと納税寄付額が過去最高の60億円台に達する見通しであることが、6日までの関係者への取材で分かった。ふるさと納税市場全体の伸長傾向に加え、コロナ禍の巣ごもり需要に対応した返礼品の投入が寄付額を押し上げた。市は増加傾向が続くとみて、22年度当初予算案の歳入に寄付額66億円を見込んでいる。 市によると、寄付額は昨年12月末時点で58億200万円に達し、前年度(52億1800万円)に比べ伸びている。市は22年度当初予算案で、子育て支援や交流・健康事業などに寄付金33億円を活用する方針。一方、ふるさと納税を推進するための事業費として、返礼品の調達費など約32億5700万円も
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カツオ盗、九州に横流しか 焼津署 ルート解明へ本格捜査
静岡県外の船会社によって焼津漁港(焼津市)に水揚げされたカツオが計量所を通らないままトラックに積まれ盗まれたとされる問題で、カツオの一部が九州方面に「横流し」された疑いが浮上していることが、6日までに関係者の取材で分かった。焼津署は流通ルートの解明に向けて近く、本格的な捜査に乗り出す方針。 複数の関係者によると、神奈川県の運送会社に勤務するとされる運転手が昨年3月ごろ、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ10トンをトラックに積載し、そのまま運び去った疑いが持たれている。同署は昨年末、関与が疑われている運送会社、焼津市内の冷蔵保管施設、東京都の大手水産加工会社と同市内の事務所などを家宅捜索し
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渡辺棋王先勝 焼津で棋王戦第1局、10連覇へ好発進
将棋の渡辺明棋王(37)に永瀬拓矢王座(29)が挑む、静岡新聞社80周年・静岡放送70周年、焼津市制施行70周年を記念した第47期棋王戦5番勝負第1局は6日、同市の焼津グランドホテルで指され、午後7時16分、140手で後手の渡辺棋王が先勝した。 10連覇を目指す渡辺棋王に対し、永瀬王座は4期ぶり2度目の棋王挑戦となった。前回の2018年に激闘の末、渡辺棋王に敗れ、今期リベンジを誓う。 第1局は焼津市出身の青野照市九段が立会人を務めた。終盤にかけて難解で激しい展開となり、一進一退の攻防が続いた。双方とも持ち時間の4時間を使い切り、1分将棋に突入したが、渡辺棋王が寄せ切った。 第2局は19
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将棋ファン熱戦注視 青野、森内九段ら解説 焼津で棋王戦第1局
静岡新聞社80周年・静岡放送70周年、焼津市制施行70周年を記念した将棋の第47期棋王戦5番勝負第1局の会場となった焼津市の焼津グランドホテルでは6日、森内俊之九段と中村桃子女流二段による大盤解説会が開かれた。渡辺明棋王と永瀬拓矢王座の熱戦を約100人が見守った。 新潟から京都まで約500人の申し込みがあった。森内九段と聞き手の中村女流二段が大盤の前に立ち、駒を動かしながら戦況や対局の流れを解説した。 森内九段は「現代将棋の面白みを感じさせる渡辺棋王に対し、永瀬王座は粘り強く積極的な攻めもある」と2人の個性を説明した。中村女流二段は棋士の趣味などに話題を広げて場を盛り上げた。立会人の青野
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地元食材ふんだん 両棋士、昼食に舌鼓 焼津・棋王戦第1局
焼津市で6日に行われた将棋の第47期棋王戦5番勝負第1局。渡辺明、永瀬拓矢の両棋士は、会場の焼津グランドホテルが用意した地元素材をふんだんに使ったランチメニューに舌鼓を打った。 ホテルが特別に仕立てた松花堂弁当スタイルの「旬彩御膳」。焼津で水揚げされた天然ミナミマグロの刺し身や駿河湾産のキンメダイの炊き込みご飯などが並び、両棋士同じメニューを注文した。福地雅見料理長(45)は「魚介類と野菜を使い、山と海がある焼津の特徴を表現した」と意図を語る。 折井成彦営業支配人(47)は「新型コロナウイルス禍が明けて和食レストランが営業を再開したら、一般にも提供したい。焼津の食材を通して地域の魅力を幅
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海洋由来微生物で商品開発、うま味プラス 静岡県水産・海洋技術研
静岡県が2020年から取り組む、海洋由来の微生物を使った加工食品開発が本格化している。水産物から選抜した乳酸菌や酵母などを活用し、うま味成分増加や食中毒防止につなげている。各地の特産物を生かした加工品づくりを通して、地域振興を図る。 本県の豊富な海洋資源を活用して産業創出を目指す事業の一環。県水産・海洋技術研究所(焼津市)が、20年に開所した海洋研究の拠点MaOI-PARC(マオイパーク、静岡市清水区)などと連携して取り組む。 同研究所は20年に食品開発の核となる微生物確保に向け、駿河湾沖合の海水を採取した。シラスやカツオ、アカモクなどの水産物、焼津沖の海洋深層水の分析も進め、食品開発に
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大井川庁舎「健康見える化コーナー」設置へ 焼津市、保健師ら常駐
焼津市は2022年度に市役所大井川庁舎内に専門家の相談を受けながら健康状態を確認できるコーナーを新設することが関係者への取材で5日までに分かった。市は同庁舎を健康や生きがいの拠点と位置づけ、同コーナーを皮切りに関連機能の整備を進めていく方針。 コーナーは同庁舎1階の一角に開設し、仮称で「健康見える化コーナー」。改修工事を施し、夏以降に運営を始める見込み。22年度当初予算案に関連事業費145万円を計上した。 体脂肪量や骨密度、血管年齢などを測定できる機器を設置。利用者は手軽に健康状態や体力を確認できる。保健師、管理栄養士が常駐していて、データに基づいた相談を受け付ける。民間団体と連携した測
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祈りの道具紹介 市内最古の絵馬など60点 焼津市歴史民俗資料館
焼津市歴史民俗資料館で5日、神仏に祈りをささげるために用いた道具などを紹介する企画展「祈りのかたち」が始まった。市で現存する最も古い絵馬、巡礼の時に背負った箱など市指定文化財を中心に60点の貴重な資料が並ぶ。5月29日まで。 会場には、古墳時代前期とみられる市内遺跡から出土した石製の垂れ飾り、僧や修験者が仏具や衣服、食器を入れて背負う「笈(おい)」と呼ばれる箱、神社の境内で発見された銅鏡、戦時中の弾よけ信仰に基づき製作された千人針などを紹介している。 幅164センチ、高さ93センチの大きさを誇る「香集寺の絵馬」は寛文7(1667)年に奉納された。力強く足踏みをしている大きな馬が描かれてい
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大井川地区の公共交通再編 焼津市、乗合タクシー導入へ
焼津市は大井川地区の公共交通について、2022年度に市役所大井川庁舎を拠点としたネットワークに再編する。自主運行バス1路線を廃止する代わりに、デマンド型乗合タクシーを導入する。5日までに関係者への取材で分かった。路線バスの大井川庁舎への延伸が決定。公共交通でのJR焼津駅方面へのアクセスが可能になり、地区住民の利便性が向上する。 市は同地区で運行する自主運行バス2路線のうち、同庁舎を中心に循環する大井川西部循環線を21年度に廃止する。その代替手段としてデマンド型乗合タクシーを導入する。22年度当初予算案に関連事業費3200万円を計上する。 乗合タクシーは10人乗りワンボックスタイプの車両2
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将棋・棋王戦、第1局前に決意 渡辺棋王✕永瀬王座 焼津で開幕式
6日に焼津市で開催される、静岡新聞社80周年・静岡放送70周年、焼津市制施行70周年を記念した将棋の第47期棋王戦5番勝負第1局の開幕式が5日、同市の焼津グランドホテルで行われた。渡辺明棋王(37)と、挑戦者の永瀬拓矢王座(29)が意気込みを語った。 10連覇に向けて闘志を燃やす渡辺棋王に対し、永瀬王座は4期ぶり2度目の棋王挑戦。静岡新聞社の大須賀紳晃社長は「将棋ファンに限らず全国から注目を集める一戦。両棋士の真剣勝負は新型コロナウイルス禍で沈みがちな人たちを励まし、引きつけることと思う。歴史に刻まれるような棋譜を期待している」とあいさつした。 永瀬王座が前回挑戦した2018年は渡辺棋王
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スマホで貸し出し手続き 焼津市立図書館、サービス開始
焼津市立図書館で2月からスマートフォンで図書などを借りることができるサービスを始めた。借りる際に必要な図書館利用者カードをスマホで表示し、画面上のバーコードを読み込むと貸し出し手続きができる。 焼津図書館、大井川図書館や大井川を除く公民館の図書室で利用できる。利用者は市立図書館ホームページから利用者ポータルにログインして、カードのバーコードを表示。カウンターや自動貸出機で提示すると、貸し出し手続きに進める。 昨年11月のシステム更新を機に導入を決めた。利用者ポータルではバーコードのほかに、自身の借りている本の返却期限などのデータも分かる。スマホで貸出期間の延長手続きもできる。
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若者世代 人口増へ提言 焼津商議所青年部、Uターン促進施策を柱
焼津商工会議所青年部は「若者世代の社会増」をテーマとする政策提言書を取りまとめた。中高生を対象にしたワークショップの開催やSNSを活用した情報発信、人生の転換期に行う「大同窓会」の開催を提言項目に盛り込んだ。4日に同青年部の大川雅会長ら幹部が市役所を訪れ、中野弘道市長に提出した。 同青年部では初の試みで、昨年2月から市職員から意見を聞きながら、協議を重ねてきた。市出身者のUターン促進を図るために、「地域愛」の醸成に向けた施策を提言の柱に据えた。 中高生を対象にしたワークショップでは、地域課題や産業を知ることで、地元企業の就職を考えるきっかけとする。「大同窓会」は20歳後半から30歳までを
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空き店舗活用 焼津に「制服リユース」期間限定開店 市起業支援で
焼津市が焼津駅前通り商店街の空き店舗を無料で貸し出し、将来の起業を支援する「チャレンジショップ」として新たに、学生服の買い取り販売「学生服リユースShopさくらや焼津店」が6月までの期間限定でオープンした。出店した内藤真由美さん(44)は「ここで基盤を作り、将来的に店舗を構えたい」と意欲を燃やす。 起業のきっかけは昨春、長女の高校入学で制服などの入学準備に多額の出費を要したことを疑問に持ったから。その頃、全国展開する学生服の再利用店の存在を知った。家に眠っている不要な学生服を買い取り、格安で販売して家計を支援する趣旨に賛同し、パートナー店として開業を決意した。 昨夏から準備に取りかかった
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焼津の70代女性 キャッシュカード、250万円詐取被害
焼津市の70代パート従業員女性が3日、息子をかたる男らに現金約250万円とキャッシュカード3枚をだまし取られたと焼津署に届けた。カードの口座からも現金が引き出された。 同署によると1月27日午後0時半ごろ、女性宅に息子を名乗る男から「書類をなくして困っている」などと電話があった。その後、同市内で、息子の上司のおいをかたる男に現金とカードを手渡したという。
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カツオ盗防ぐ支援を 水産庁長官に焼津市長要望 IoTやロボ導入
焼津漁港(焼津市)の冷凍カツオ窃盗事件を受け、同市の中野弘道市長は2日、水産庁で神谷崇長官と面会し、再発防止策の構築に向けた国の技術的な支援を要望した。中野市長は取材に対し、傷ついた水産都市のブランドを取り戻すために「信頼回復を早期に図りたい」と強調した。 面会は非公開。漁港と市場の機能強化の重要性を挙げ、IoT(モノのインターネット)やロボットといった先端技術の導入への協力を訴えた。焼津漁業協同組合の再発防止委員会で検討されている措置を徹底した内容にするため、全国的・専門的な知見に基づく先進事例などの助言も求めた。 神谷長官は、関係者の意見も踏まえ、実効性確保へポイントを押さえた指導を
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豊田交流拠点施設 整備への補助要望 焼津市長、防衛省に
焼津市の中野弘道市長が2日、防衛省に中曽根康隆政務官を訪ね、航空自衛隊静浜基地の周辺住民のための施設として2025年度に供用開始を目指す豊田地域交流拠点施設(同市小土)整備事業への補助を要望した。 中野市長は「暮らしやすく、安心・安全なまちづくりに向けた地域活動の拠点となる。整備への支援をお願いしたい」と求めた。中曽根氏は「基地の安定的な使用のためには周辺住民の理解が重要。皆さんと意思疎通を密にし、適切に対応したい」と述べた。自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)が同席した。 拠点施設は多目的ホールや会議室、料理実習室を備える計画。概算事業費は約11億円。
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ハローワーク焼津12月有効求人 4カ月ぶり1倍台に
ハローワーク焼津は1日、管内(焼津市、藤枝市)の12月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は1・02倍で前年同月を0・23ポイント伸ばし、4カ月ぶりに1倍台を回復した。コロナ禍収束の兆しが見え始めた昨年12月の状況を反映し、製造業や飲食サービス業を中心に求人が増えた。 新規求人を産業別に見ると、製造業全体で前年同月比19%増の338人。現場の作業員に加え、営業社員の求人需要も高まり、生産用機械器具製造業で625%増の29人、金属製品製造業で117・6%増の37人となった。 年末年始に駅前を中心に出かける人が増えたことも影響し、サービス関連全体の求人数が前年に比べて大幅に伸びた。宿泊業・飲
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⚽静岡からストライカーを 元サッカー日本代表・森島さん 育成年代向け「FW専門アカデミー」起業
サッカー元日本代表で、J1磐田やJ3藤枝などに所属した森島康仁氏(34)が、ストライカーを育成する「デカモリシFW専門アカデミー」(焼津市)を設立し1日、本格的に事業を開始した。 昨季限りで藤枝で現役を引退した森島氏。第二の人生に選んだのは、点取り屋の育成だった。J1C大阪やJ2大分などでもゴールを量産し、16年間でJリーグ通算71得点を奪ったが、「後悔が残っているし、気がつくのが遅かったと思うこともある。自分の経験や知識を言語化し、静岡のストライカーを育てたい」と話した。 磐田や藤枝在籍時に感じたのは「高校年代など静岡のチームは、点が取れる選手がいればもっと強いはず」。MFの選手層は厚
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焼津の桜、マップで一目 20カ所、店舗情報も 焼津市観光協
焼津市観光協会は市内の桜の見どころをまとめた「2022焼津さくらマップ」を作製した。1日から同協会や市役所、各公民館などで計1万5千部を配布している。 B3判の折り畳み式。20カ所の桜の見どころを地図上に示し、それぞれの桜の特徴や路線バスでの行き方と所要時間を案内している。4月上旬に見ごろの薄緑色の桜「御衣黄」や冬に咲く「ヒマラヤ一本桜」も写真で紹介している。 マップ片手に散策する人のために、市内のおすすめスイーツとグルメの店舗情報も掲載している。添付したQRコードを読み込むと、グーグルマップに遷移し、桜情報が閲覧できる。 同協会によると、朝比奈川左岸で早咲きの「山の手さくら」が2月中
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カード盗み120万引き出した疑い 焼津署が男逮捕
焼津署は1日、窃盗の疑いで富士宮市舞々木町、会社員の男(21)を逮捕した。 逮捕容疑は1月17日、仲間が警察官を名乗って電話をかけた焼津市内の無職女性(83)宅に訪れ、女性からキャッシュカード4枚をだまし取った上、そのカードを使って同市内の商業施設の現金自動預払機(ATM)から現金120万円を引き出した疑い。 同署によると、容疑者は特殊詐欺グループで「受け子」と「出し子」の役割だったとみられる。
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住居侵入など疑い 男逮捕 浜松東署など共同捜査班
浜松東署など5署と静岡県警捜査3課などの共同捜査班は1日、住居侵入と窃盗の疑いで岐阜県生まれ、住所不定、無職の男(72)を再逮捕した。再逮捕容疑は2021年12月下旬、焼津市内の留守宅に窓ガラスを割って侵入し、現金約16万円と財布など2点(約2万円相当)を盗んだ疑い。容疑者は同11月に掛川市の住宅に侵入しようとしたとして今年1月12日、住居侵入未遂の疑いで同署に逮捕された。
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焼津カツオ盗 漁協職員ら4人を追起訴 静岡地検
焼津市の焼津漁港に水揚げされたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、静岡地検は31日、窃盗の罪で焼津漁業協同組合職員の男(40)=同市東小川2丁目、同罪で起訴済み=ら4人を静岡地裁に追起訴した。 他に追起訴された3人は、焼津市の水産加工会社社長の男(60)=同市大村新田=、同社役員の男(47)=藤枝市藤枝4丁目=、運送会社元社員の男(47)=焼津市本中根=の各被告。 起訴状によると、4人は共謀し、2020年8月29日午前7時ごろから同8時20分ごろまでの間、焼津漁港の魚市場で、冷凍カツオ約1・6トン(時価計約32万円)を盗んだとされる。必要とされる計量を行わず、カツオが入ったパレットに「
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焼津産イグサをブランドに 都内畳メーカーの取り組み6年目
焼津市田尻北地区で耕作放棄地をイグサの産地に再生する取り組みがことし、6年目を迎えた。都内の畳メーカーが地元農家と協力しながら、製品化可能な収穫量の確保を図る。今後、社員の増強を進め、量を着実に増やすことで、国内有力産地の熊本県に続く地域ブランド化を目指す。 畳の総合メーカー「キツタカ」(東京都)が2017年1月に耕作放棄地で生産を開始した。かつては水稲栽培が展開されていたが、度重なる塩害の発生や排水不良で耕作されない状態が長年続いていた。生産品種は水稲に比べて塩害に強いとされるイグサを導入した。 初年度は0・2ヘクタールで試験栽培を実施した。水はけの悪さなど苦労が続いたが、海水の流入を
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水中ドローン 研究成果を報告 焼津水産高と静岡聖光学院中・高
焼津水産高と静岡聖光学院中・高の生徒が29日、「水中ドローン」を使った研究活動の報告会をオンラインで開いた。3チームに分かれて発表し、研究結果を共有した。 公募の中高生15人が、約4カ月かけて駿府城のお堀や海で調査活動に取り組んできた。各チームとも、研究テーマに掲げた「サクラエビに迫る」や「駿府城堀の水底マップを作る」などの結果を得るまでには至らなかったものの、問題に対して試行錯誤をする重要性や、自然を相手に調査する難しさなどを報告した。 また、水中ドローンを沈めた際に発生した機体トラブルについては、考えられる原因や改善に至るまでの経緯も説明した。 駿府城のお堀で使った機器の速度を推定
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版画作家らの作品並ぶ 焼津、多彩な技法で風景描く
焼津市の版画作家でつくる「焼津版友会」の作品展が2月1日まで、同市本町の藍画廊で開かれている。入場無料。 会員と、同会幹事の大久保勇さんが静岡市駿河区で開く教室の生徒の計11人が、木版、銅版、シルクスクリーンなどの技法の作品37点を寄せた。身近な風景を描いた作品が多く、彩り豊かな配色に来場者がじっくりと見入っている。 午前10時から午後5時まで。最終日は午後4時まで。
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二胡やオルガン響く 静岡音楽館AOIでコンサート
静岡県ボランティア協会などは29日、静岡市葵区の「静岡音楽館AOI」でニューイヤーコンサートを開催した。県内出身の奏者2人がそれぞれの演奏で新年を彩った。 中国の古典楽器である二胡(にこ)の奏者鈴木裕子さん(焼津市出身)と、パイプオルガン奏者大木麻理さん(静岡市出身)が二部に分かれて出演した。 鈴木さんは自身が作曲した、テレビCMでなじみ深い「空へ」や森山直太朗さんの「さくら」などをオルガンと共に演奏した。大木さんはバッハのオルガン曲で有名な「トッカータとフーガニ短調」や「ディズニーの宝石箱」を披露した。奏者が奏でる音色に聴衆約100人が聞き入った。 コンサートチケット収益の一部は県ボ
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111の申請や届け出の手続きを電子化 焼津市が4月から開始
焼津市は4月1日から、111の市役所の申請や届け出の手続きについて、電子化を導入する。28日の定例記者会見で明らかにした。パソコンやスマートフォンを使って、子育て関連の手続きがいつでもどこでも申請可能になる。 電子化する手続きは児童手当の現況届、放課後児童クラブの利用申し込み、子ども医療費受給者証の交付申請、図書貸し出しカードの交付申請など。 自宅にいながら、市役所が閉庁する休日や夜間でも申請が可能になる。紙での受け付けも行う。市によると、今回の導入に伴い、2020年度の申請件数ベースで42・6%が電子申請可能となる。
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市内の全公民館でフリーWi-Fi開始 焼津市、2月1日から
焼津市は28日、市内全ての公民館でフリーWi―Fiサービスを2月1日から開始することを明らかにした。 東益津、大村、焼津、豊田、大富、港、大井川、小川、和田の各公民館で利用できる。利用可能時間は公民館開館日の午前9時から午後9時まで。 市はインターネット接続環境を整えることで、公民館でデジタルに不慣れな市民へのICTサポート講座開催やリモート会議室の貸し出しといった対応を進める方針。
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焼津市、給付金申請や相談の専用室設置 住民税非課税世帯を支援
焼津市は2月1日、国の経済対策に関連し、住民税非課税世帯などに給付金を支給する際の申請受付や相談を受け付ける専用室を開設する。28日の定例記者会見で明らかにした。コロナ禍で家計が急変した世帯の相談に応じるほか、給付してからのサポートを行う。 市役所アトレ庁舎1階に「住民税非課税世帯等臨時特別給付金室」との名称で設置する。専門知識を持った職員5人を配置し、給付する際の書類受付、相談、家計状況の改善に向けた支援を担う。 市では住民税非課税世帯(約1万3700世帯)のほか、給与が減少したり、経営店舗が赤字になったりした世帯を対象に1世帯あたり10万円を支給する方針を示している。
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焼津漁協 全職員に「不正行為しない」誓約書提出要求
焼津漁港(焼津市)を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合の再発防止委員会は28日、第2回の会合を開いた。漁協全職員に不正行為を行わないとした内容の誓約書を提出させる方針を決めた。不正行為への関与に覚えのある職員には、不正内容を申告した上で、誓約書を提出するよう求める。 会合は非公開で行われた。委員長の加藤将和弁護士によると、誓約書については不正行為に関与したとみられる職員が現在も働き続けていることを疑問視する意見を受けて、導入を決めた。漁協が全職員117人にこれから提出させる。 水揚げ段階の計量について、「クレーンスケール」や「コンベヤスケール」といった機器を導入できな
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焼津カツオ盗 損賠訴訟 静岡地裁初弁論、被告ら争う姿勢
焼津漁港に水揚げされたカツオが流通過程で抜き取られた窃盗事件に関連し、焼津市内の水産加工会社が、事件に関与したとされる焼津漁業協同組合と同市の水産加工会社、同市の運送会社、窃盗の罪で起訴された5被告を含む7人に対し、約3千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日、静岡地裁(菊池絵理裁判長)で開かれた。被告らは請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。 原告側代理人の河村正史弁護士によると、被告らはいずれも認否を留保していて、今後、主張を明らかにしていく意向だという。今回の民事訴訟で提訴された10被告のうち、3被告は損害の一部を弁償する意思を示している。 閉廷後に取材に応
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島田の宿泊療養施設、28日運用開始 民間ホテル活用
静岡県は26日、新型コロナウイルス感染者の新たな宿泊療養施設として確保した島田市の民間ホテルについて、28日から運用を開始すると発表した。 県によると、宿泊療養施設として活用するのは、島田市井口のホテル「カンデオホテルズ静岡島田」。東名高速道吉田インターチェンジ近くにあり、127室の客室のうち103室を療養者用に充てる。近隣病院の協力で看護師が常駐し、急変時などは医師が電話で対応を指示する。 オミクロン株の流行で県内は年明け以降、感染状況が急激に悪化し、26日の新規感染者は過去最多を記録した。感染者の多くは軽症、無症状で、受け皿強化は喫緊の課題。今回の施設確保で療養者用客室は県全体で97
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焼津市 市有施設の利用制限へ 感染対策徹底呼び掛け
焼津市は26日、まん延防止等重点措置の対象区域に静岡県が適用されたことを受けて、新型コロナウイルス感染症対策本部のオンライン会議を市役所で開いた。市有施設について、人数制限や県外在住者の利用自粛などの措置を取る方針を決定した。 制限措置の期間は27日から2月20日まで。ディスカバリーパーク焼津天文科学館や総合福祉会館など7施設は利用人数を制限する。ターントクルこども館は人数制限に加え、県外在住者の利用自粛も要請する。歴史民俗資料館や小泉八雲記念館は自主事業を中止。公民館9施設は新規貸し出しを停止する。 この日決定した市の対応方針では、県境をまたぐ移動の制限や外出の自粛、室内の換気徹底や家
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「難局を乗り切ろう」 市長が児童にオンラインメッセージ 焼津
焼津市の焼津東小で26日、中野弘道市長による全児童向けメッセージのオンライン配信が行われた。コロナ禍で厳しい制限の中、日ごろからの思いやりのある行動に感謝を示し、引き続きの感染対策で、難局を乗り切ろうと呼び掛けた。 同小の全児童315人が各クラスの教室で、市役所から発信された映像を電子黒板で視聴した。 中野市長はコロナ禍で感染者を責めたりするようなことが市内で起きていないと指摘。その理由を「(子どもたちが)思いやりをしっかり持っているから」と称賛した。感染拡大傾向にある状況に触れ、マスクの着用や手洗い、うがいといった行動の徹底を呼び掛けた。 オンライン配信は焼津東小のみ。市内小中学校2
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自宅療養者家族を支援 焼津市、1日3食お届け【新型コロナ】
焼津市は26日から、新型コロナウイルス感染症の自宅療養者の同居家族、静岡県の食料支援が届いていない自宅療養者を対象に1日3食分の食料品を支援する。自宅療養者らの生活維持や不安軽減を図る狙い。 支援するのは調理不要の食事。朝はパン、昼と夕方は弁当を届ける。自宅療養者の同居家族については療養期間、自宅療養者は県の食料品宅配が届くまで支援を行う。県の食料支援を受けている自宅療養者でも、調理不要な食事が必要なケースであれば、相談に応じる。市は予備費を活用し、関連経費を盛り込んだ2021年度補正予算案、22年度当初予算案を15日開会予定の市議会2月定例会に提出する。申し込み、問い合わせは健康づくり課
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焼津の飲食店で8人食中毒訴え 保健所が営業禁止命令
静岡県中部保健所は25日、焼津市東小川の飲食店「くつろぎ食房 かざ花」を利用した男女計8人が食中毒症状を訴えたと発表した。患者の便からカンピロバクターが検出されたことなどから、同保健所は食中毒と断定し、店に25日から当分の間の営業禁止命令を出した。 同保健所によると、9日に飲食した1グループ14人のうち、19歳、20歳の男女8人が天ぷらやシーザーサラダなどを食べた後に、腹痛や下痢、発熱の症状が出た。現在、全員快方に向かっている。
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離婚の養育者に10万円 焼津市 現金給付
焼津市は25日、18歳以下の子どもに現金10万円相当を給付する国の新型コロナウイルス経済対策について、離婚などで受け取ることができない養育者に現金10万円を給付し、支援する方針を決めた。 給付金は2021年9月時点の児童手当の登録口座に振り込まれる。9月以降に離婚した場合などは実際の養育者に届かないケースが指摘されている。 市では国庫補助金を活用し、関連経費を盛り込んだ一般会計補正予算案を2月15日開会予定の市議会2月定例会に提出する。対象者の把握、支給方法、開始時期については、国の方針を見極めながら調整を進めていく。
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「複業人材」に求めるスキルは? 経営者ら説明 焼津市がセミナー開催
専門のスキルを生かして複数の仕事や拠点で働く「複業人材」と経営課題を抱える地元企業をつなげるマッチング支援事業に関するオンラインセミナー(焼津市主催)がこのほど、実施された。パネリストとして参加した企業経営者や行政担当者が、複業人材に求めるスキルや市内で整備中のワーケーション施設について説明した。 焼津市役所に集まったパネリストは、キャンプ場・商業施設運営ヴィレッジインク(下田市)の橋村和徳社長、建設会社橋本組(焼津市)の橋本真典社長、IT企業サンロフト(同市)の鈴木あゆみ広報・マーケティング部長、同市の大本裕一経済部長ら。 複業人材に求めるスキルについて、橋本社長はホームページの迅速な
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防災機材を焼津市に寄贈 静岡県LPガス協会
静岡県LPガス協会は24日、LPガス仕様の防災機材を焼津市に寄贈した。「LPガス地域防災応援プロジェクト」の一環で、本年度は同市を含む10市町に寄贈する予定。 寄贈したのは低圧発電機と炊き出しセット。市役所での寄贈式には、森峯雄会長ら幹部が訪れ、中野弘道市長に機能を説明した。 森会長は「大規模災害発生時に住民が避難所へ避難する場面で、活用してほしい」と話した。中野市長は機材について「避難所に配置したい。通常時の活用も検討したい」と答えた。
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カード詐取し290万円引き出し 焼津署、2容疑者逮捕
焼津署は24日、詐欺と窃盗の疑いで大阪府高槻市花林苑、無職の女性(34)と住所不定、無職の女性(42)の両容疑者を逮捕した。 逮捕容疑は昨年4月23日午後2時ごろ、何者かと共謀して、焼津市の無職女性(78)の自宅を銀行員になりすまして訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取り、現金計約290万円を引き出して盗んだ疑い。
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車両転落を想定 大崩海岸で訓練 志太消防本部
志太消防本部は24日、焼津市の大崩海岸で車両の転落事故を想定した救助訓練を行った。県道から約40メートル下の海岸にバイクの運転手が転落したとの想定で実施し、ロープを頼りにがけを下った隊員が、けが人役の隊員を引き上げた。 最初にドローンを使って、けが人の位置を把握し、マイクを通して呼び掛け、意識の有無を確認した。海岸に降りた隊員は、けが人に救命措置を施した上で、担架に載せて、ワイヤでつり上げて収容した。 大崩海岸はがけが切り立ち、県道静岡焼津線の難所として知られている。同本部によると、年に数件の転落事故が発生しているという。
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個性的起業、2女性受賞 地域の幸に新たな価値 望月美佐さん(焼津)=温泉水 青山沙織さん(沼津)=深海魚
個性的な事業を展開する女性起業家をたたえる「J300アワード」の実行委員会は、2021年度の全国の受賞者7人を発表した。うち2人は静岡県の望月美佐さん(焼津市)と青山沙織さん(沼津市)=静岡新聞夕刊コラム「窓辺」執筆中=で、ともに準大賞に輝いた。静岡県勢の受賞は5年連続。 同アワードは、事業の独創性に加えて、社外との協業可能性の高さも評価対象となる。 温泉旅館の若おかみでもある望月さんは、温泉に入浴以外の価値を見いだそうと起業。大学教員の指導や助言を受け、温泉水を与えて育てたトマトや、温泉水を活用したペット用ミストを開発、販売する。事業承継部門の「後継ぎウーマン賞」も受賞し、「焼津の温泉
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公文杯小学生将棋 静岡県予選会 3年生の長野君(焼津西)優勝
公文杯第47回小学生将棋名人戦県予選会(日本将棋連盟清水支部主管、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市清水区で開かれた。焼津市立焼津西小3年の長野彪冴(ひゅうが)君が優勝し、3月の東日本大会に進む。 県内の小学1~6年生計48人(うち女子6人)が出場。グループ戦の後、トーナメントで熱戦を繰り広げた。外岡健司支部長は「大会を通じて多くの児童に将棋の楽しさを再認識してもらえた。決勝は大激戦となったが、3年生の優勝は珍しい」と述べた。 そのほかの主な結果は次の通り。 ②中川丈太郎(浜松北浜北5)③布施健太郎(菊川堀之内5)
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障害者一時保護で協定 焼津市と社福法人、迅速対応で不安解消
焼津市はこのほど、介護者が不在になった障害者を一時的に保護する協力協定を市内の社会福祉法人6団体と結んだ。介護者の家族にもしもの時があった場合でも迅速に対応することで、障害者の不安解消につなげる狙い。 協定は、障害者が家族の急病や事故などで自宅での生活が難しくなった場合に、緊急一時的に短期入所事業所へ入所させることで、保護を図ることを目的としている。 市役所で行われた締結式には、市内で短期入所事業を担う社会福祉法人の理事長らが出席。「安心して生活できる環境づくりに協力したい」「受け入れ体制の内容充実を図りたい」などと抱負を述べた。中野弘道市長は「大きな安心につながると確信している」と述べ
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サーフィンロングボードで年間女王 石井さん(焼津市)報告
日本サーフィン連盟が主催・公認する競技会でロングボードウィメン種目に出場し、2021年の年間ランキング1位になった焼津市の石井志延さんが21日、市役所を訪れ、中野弘道市長に報告した。 ランキングは年間7大会の成績で決定する。20年は新型コロナの影響で中止している。 石井さんは全日本選手権大会や全日本級別選手権大会でいずれも3位と好成績を収め、19年に引き続き年間女王に輝いた。 石井さんは毎朝静波海岸(牧之原市)で練習してから勤務する静岡銀行に出勤している。「職場の協力のおかげ」と喜んだ。中野市長は「焼津全体で今後も応援していきたい」と激励した。 石井さんは年間ランク1位のメダルを披露
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⚽アカデミー職員に谷沢達也氏が就任 J3藤枝
J3藤枝は21日、昨季限りで現役を引退した谷沢達也氏(37)がアカデミースタッフに就任すると発表した。 焼津市出身の谷沢氏は静岡学園高から2003年に柏入り。千葉、FC東京、町田、相模原でプレーした後、19年から藤枝に所属した。 J1通算164試合15得点、J2通算288試合27得点、J3通算101試合10得点と、Jリーグの全カテゴリーで100試合以上に出場した。 谷沢氏はクラブを通じ「子どもたちがレベルアップできるよう僕が今まで経験した事を伝えていきたい」とコメントした。
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焼津地区書きぞめ展 入賞作品など1900点
静岡県書道連盟主催の第74回県書きぞめ展焼津地区展(焼津市書道協会共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日まで、焼津市の焼津文化会館で開かれている。 学生の部と一般の部に約1900点の書作品が寄せられた。「美しい花」「ふじさん」など伸びやかな書が並んでいる。 会場では市書道協会会員展も行われ、会員の作品195点を展示している。 同地区展の主な入賞者は次の通り。 【県知事賞】宮内波瑠(焼津東益津小2)相川弘恵(一般) 【県議会議長賞】福島琴菜(焼津西小1)鈴木百葉(静岡雙葉中3) 【県教育長賞】守屋優衣(焼津東益津小4)庄司華音(東海大付属静岡翔洋高2) 【県文化協会賞】小林美月
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子育てに優しい9事業所を表彰 県庁
静岡県は、子育てがしやすい職場環境づくりに取り組む「ふじのくに子育てに優しい企業」として、県内9事業所を選出した。このほど県庁で表彰式を行い、各事業所の代表者に川勝平太知事が表彰状を手渡した。 各事業所は自社の保育施設を利用する従業員への保育料補助や、子どもの看護や行事のために時間単位で休暇を取得できる制度の確立、従業員同士でワーク・ライフ・バランスについて意見交換する発表会などに取り組んだ。従業員数に応じた3部門で選出した。 表彰を受けた企業と団体は次の通り。 小規模企業部門 サンディオス(沼津市)▽中規模企業部門 キャリアドライブ県富士自動車学校(富士市)社会福祉法人花の園会(袋井
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焼津市浜当目の民家で火災 1人けが
21日午前7時25分ごろ、焼津市浜当目3丁目、男性(78)方から出火した。男性が顔にやけどを負って病院に運ばれた。火は約2時間半後に鎮圧された。 志太消防本部によると、男性方を含む計4棟が全焼または部分焼だという。 焼津署が原因を調べている。
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獅子舞の活動知って 元日の映像公開、実演も 焼津の保存会
焼津市の小川上公会堂で20日、地元の獅子舞保存会が発足33年の歩みについて紹介する講座を開いた。町内を回って獅子舞を披露する元日の恒例行事がコロナ禍で2年連続中止。新年の出番が少なくなってきた現状を踏まえ、地域を盛り上げる活動を知ってほしいと企画した。 小川上獅子舞保存会の前川正一会長らメンバーが、1989年発足からこれまでの取り組みについて説明した。拍子木や太鼓、笛などを実演したり、獅子頭が参加者の頭をかんで回ったりして、活動を紹介した。 保存会は発足してから毎年元日に約300軒を訪問し、玄関や庭先で獅子舞を披露している。講座では、90年元日にさまざまな衣装に身を包んだメンバーが各家庭
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焼津市、高齢者3回目ワクチン 接種間隔7カ月に
焼津市は20日、一般高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)について、接種間隔を8カ月から7カ月に前倒しして実施する方針を明らかにした。昨年7月までに2回目接種を済ませた高齢者約3万人は2月末までに3回目を終える見込み。 2回目接種を終えた65歳以上の高齢者約3万9千人のうち、約3万人は当初、3月末までに3回目を完了する計画だった。接種間隔を前倒しすることで、完了時期が早まる見通し。 接種券について、昨年6月までに終了した約1万4千人は24日までに、昨年7月までの約1万6千人は2月初旬にそれぞれ発送する。
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日本食文化をブラジルに紹介 ふるさと給食など解説 静岡文化芸術大生
静岡文化芸術大(浜松市中区)は18日、外務省がブラジル・サンパウロ市に設置する日本文化発信拠点「ジャパン・ハウス・サンパウロ(JHS)」と連携し、学生7人が昨年9月からオンラインで取り組んできたインターンシップの成果発表会を同大で開いた。 JHSとオンラインでつなぎ、関係者ら約60人が発表に耳を傾けた。JHSが本年度、学生に提示した課題は「ガストロノミー(食文化)」。学生は浜松市や焼津市、神奈川県へ調査に出掛け、研究成果をまとめた。 学生は日本の食文化を「健康食」「保存食」などのテーマに分けて発表した。かつお節の作り方を写真や動画で説明したほか、浜松市内の小学校では地元食材を使った「ふる
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ターントクルこども館が動画 焼津と館内の魅力アピール
焼津市のターントクルこども館はプロモーションビデオ(PV)を制作した。焼津らしさが詰まった館内の雰囲気が伝わるよう4分21秒の動画にまとめた。昨年12月から同館のホームページで公開。1月から市役所本庁舎やJR焼津駅の市観光案内所でも流し、来館者増を目指す。 動画は昨年9月に撮影された。焼津港や高草山の茶畑、花沢の里、ミカン畑といった市内の風景と館内で子どもたちが遊ぶ様子を映像でリンクさせながら、おもちゃと絵本で楽しめる館内の魅力を伝える。 今月には本編を編集し、1分と1分半の短縮版を用意。市役所本庁舎1階の入り口付近や2階の窓口案内板、観光案内所のデジタルサイネージで放映する予定。現在3
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焼津の80代女性 カード詐取被害 170万円引き出される
焼津市の80代無職女性が17日、警察官を名乗る男らにキャッシュカード4枚を盗まれたと焼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、17日午前11時半ごろ、女性宅に警察官を名乗る男から「キャッシュカードが偽造された疑いがある」などと電話が入った。その後、警察官になりすました男が女性宅を訪れ、女性が男の指示通りキャッシュカードを封筒に入れたところ、その封筒をすり替えられて盗まれた。口座から少なくとも現金170万円が引き出されていたという。
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3人制バスケットボール、気軽に 事業所空きスペースにコート設置 焼津「良知樹園」が事業化
焼津市の3人制バスケットボールチーム「焼津GRユナイテッド」の良知正浩代表が社長を務める造園業「良知樹園」(同市)が、事業所の空きスペースにバスケットコートを設置する事業に乗り出す。市内企業が2022年5月をめどに整備している倉庫用敷地の一角に第1弾として誕生する。土日や夜間といった稼働していない時間帯に開放する。ほかの遊休地でも展開し、町ぐるみでバスケを盛り上げていきたい考え。 第1弾は、茶製造「ヤマナ茶業」(同市)が約2970平方メートルの敷地で新設する倉庫前の駐車スペースで展開する。3人制バスケットコートや観客席の整備は良知樹園が担う。通常は倉庫の駐車スペースとして使用するため、そ
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マスク越し美しい歌声 焼津「ゆりかもめ」が定演
焼津市少年少女合唱団「ゆりかもめ」の第33回定期演奏会(市教委主催)が16日、同市の焼津文化会館で開かれた。市内の小中学生の団員36人がマスク越しから伸びやかで美しい歌声を響かせた。 焼津市民歌でスタートし、第1部は「日本語に着替えた外来歌」と題して「蛍の光」「大きな古時計」「線路は続くよどこまでも」など5曲を披露した。第2部は「虹」「炎」「雨のち晴レルヤ」といったヒットソングを手や体を動かしながら響かせた。 新型コロナ感染対策として、入場者数を施設定員の半分以下に制限して実施した。 ゆりかもめは1989年に発足。昨年度の定期演奏会はコロナ禍で1月予定の回を延期し、2月の卒団式の機会を
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日本映画黄金時代、主題歌で振り返る 焼津で講座
焼津市歴史民俗資料館は15日、映画主題歌をテーマに日本映画を振り返る講座を焼津文化会館で開いた。講師の映画解説者小沢正人さんが選んだ日本映画最盛期の作品で主題歌や挿入歌が流れる場面を紹介し、映画の魅力を伝えた。 加山雄三主演の若大将シリーズや橋幸夫、舟木一夫といった歌手が出演する青春歌謡映画など昭和30年代から40年代の日本映画14本の劇中で歌唱する場面を集めた映像を場内に流した。 小沢さんは作品に関するエピソードや時代背景を軽妙な語り口で紹介した。来場者は大物俳優の若き日の姿や伸びやかな歌声、映し出される「昭和の風景」を懐かしんでいた。 講座は今月末まで開催している企画展「ヤイヅ・シ
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女子中学生にサッカー指導 ルクレMYFC、焼津で合同練習会
東海女子サッカーリーグ2部のルクレMYFCと志太榛原中学校体育連盟女子サッカー部の合同練習会が15日、焼津市の藤枝MYFCサッカー場で開かれた。ルクレMYFC選手とスタッフ15人が藤枝市立高洲中、牧之原市立榛原中の選手、顧問ら27人に技術指導した。合同練習会は県内で数少ない公立中学の女子サッカー部の競技力向上などを目的に初めて開催した。 参加者はボール回しで体を温めた後、ポジションごとに分かれて、1対1やドリブルからのシュート練習に取り組んだ。試合形式では、人数の多い中学生チームがルクレの選手からボールを奪うと、歓声が上がった。 練習に参加した榛原中1年の鈴木伶采(りあ)さん(13)は「
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降り注ぐ雪に大興奮 我慢の園児にプレゼント 焼津・小川幼稚園
焼津市の小川幼稚園で14日、雪遊び会が開かれた。計6トンの氷を人工降雪機で雪にして、園庭に山と広場を造り、園児は雪遊びを楽しんだ。 園児は、人工降雪機から降り注ぐ雪に大興奮。雪だるまを作ったり、友だち同士で雪合戦をしたり、雪に寝そべったりして楽しんだ。 同園では新型コロナウイルス感染症の影響で、年長児が参加する「雪見遠足」が2年連続で中止に。親子遠足やお泊まり会といった行事の取りやめが相次いだ。園とPTAが、我慢を強いられている園児に少しでも遊びの機会を設けたいと共同で企画した。
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高齢者3回目ワクチン 焼津市1月25日から
焼津市は14日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)について、一般高齢者を対象に25日から開始すると発表した。2月1日からの当初予定を前倒しで実施する。 対象は2回目接種を済ませた65歳以上の高齢者約3万9000人。このうち、第1弾として、昨年6月までに接種済みの1万1500人に17日から接種券を発送する。残りについては順次発送する。 45医療機関での個別接種と市内3カ所での集団接種のいずれかを選択できる。ワクチンについては、個別はファイザー社、集団はモデルナ社の製品を扱う。ワクチン接種について、市は昨年12月、医療従事者から先行して実施している。
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不審者への対処法学ぶ 遊び交え実践 焼津・大井川南幼稚園で防犯教室
焼津市の大井川南幼稚園で13日、防犯教室が行われた。焼津署と園児の体育指導に取り組む「きのいい羊達」(静岡市清水区)が共同で実施。園児は、不審者に遭遇した時の対処法を遊びながら学んだ。 講師を務めた同団体の須田裕之さんが園児に「20メートルの距離を全力で逃げて」「腕を捕まれたらふりほどいて」「目の前に現れたら大声で叫んで」など不審者に遭遇した時の対処法を実践しながら伝えた。 園児は、須田さんのアドバイスを基に好きな食べ物を力いっぱい叫んだり、その場で足踏みしたりして、遭遇した時に備えた。同署の佐野拓也生活安全課長は「学んだことをぜひとも実践してほしい」と呼び掛けた。
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マグロ解体に園児びっくり 「どこの海にいるの?」質問も 焼津南保育園
焼津市の焼津南保育園で12日、マグロの解体ショーが行われた。園児125人が職人の豪快な包丁さばきに目を見張り、地元水産業への理解を深めた。 用意したのは焼津港に水揚げされた体長1メートル、重さ30キロの天然ミナミマグロ。園児は、焼津鮮魚組合の職人が手際よく切り分けていくと「すごい」「大きい」と歓声を上げた。 園児からの質問コーナーでは「マグロはどこの海にいるの」「マグロは何を食べるの」などとさまざまな疑問が寄せられた。同組合の職人は「みんなもマグロのように好き嫌いしないでね」と呼び掛けた。解体したマグロは調理して、給食でおいしく食べた。マグロの頭を触る体験もした。
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静岡県農林漁業奨励賞 8個人2団体表彰
静岡県は14日、農林漁業の発展に向けて先進的な取り組みを行う事業体をたたえる「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」の表彰式を県庁で行った。耕作放棄地解消や担い手育成、独自の経営ノウハウなどを実践する8個人・2団体に川勝平太知事が褒状を手渡した。 受賞した個人・団体は次の通り。 農業 高橋鉄兵(下田市)広瀬順一(三島市)稲葉克仁(富士宮市)三軒屋(静岡市)アグリネクスト(焼津市)早川大喜・早川ナナ(菊川市)鳥居英剛(浜松市)▽林業 高橋幸村(松崎町)尾崎友昭(牧之原市)▽漁業 本多龍介・本多明人(浜松市)
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焼津漁協、再発防止委が初会合 改善策議論 焼津カツオ盗事件
焼津漁港(焼津市)を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合は14日、再発防止委員会の初会合を開いた。ソフト・ハードの両面で再発防止策を議論し、6月をめどに報告書を県に提出する方針。 会合は非公開で、船会社や水産加工会社の幹部、漁協職員、市幹部ら10人が参加した。出席者によると、漁協がまとめた調査報告書に盛り込まれた漁港内で実施している再発防止策を元に、改善点や課題を出し合った。 漁港では現在、防犯カメラを設置し、運搬するトラックの動線を一つにするなどの対応を取っている。委員からはより強い対策を求める意見があり、すぐに実行できる対策は報告書を待たずに導入していくという。
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休日の中学部活は地域で指導 焼津市、2022年度から段階的に
焼津市は2022年度から段階的に、休日の中学校部活動を地域に移行する。初年度は相撲、柔道、剣道、ニュースポーツ、海洋の5種目で運営団体を設置。市内全域から希望生徒を集め、地域の専門家らの指導を受け、競技の魅力に触れる。24年度までに、野球やサッカー、吹奏楽など計15種目を移行し、休日の部活動を担っていく。 休日の部活動を巡っては、文部科学省が23年度から段階的に地域に移行する方針を提示した。これを受けて、市は21年度に部活動のあり方について議論を重ねた。22年度から段階的に、教職員や競技団体の幹部らを中心に地域部活動の運営団体を設立する。初年度の5団体は3月から募集を始める計画。 「海
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漁業の生産額1000万円へ 静岡県の水産振興、基本計画大枠 1経営体当たり目標
静岡県は13日までに、2022~25年の水産振興基本計画の大枠を固めた。不漁や流通量減少が続く現状の打開に向けて水産資源の維持、増大に取り組む。高収益化を進めて1経営体当たりの漁業生産額を、19年度実績の年間923万円から1千万円に引き上げることを目指す。 同日開いた県水産振興審議会の会合で施策の具体案を示した。需要開拓に向けてこれまでの首都圏に加え、中部横断自動車道の開通を追い風に山梨、長野、新潟の3県との広域経済圏「山の洲(くに)」での販路開拓も進める。 担い手確保に向け、新規漁業就業者数を年間57人から80人まで伸ばす。県立漁業高等学園(焼津市)を核に若手の人材育成を進める。外国人
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交通安全願い「叶結び」木札配布 焼津署など
焼津署と焼津地区地域交通安全活動推進委員協議会は11日、交通安全のお守りを焼津市内でドライバーに配布した。同委員19人が交通安全の願いを込め、縁起が良いとされる「叶(かのう)結び」を施した木札200個を用意した。 委員たちは焼津神社で祈とうを受けた後に、近くの道路に出て、信号待ちで停止しているドライバーに手渡した。 叶結びは表が「口」裏が「十」の字になっていて、お守りに用いられる結び方。横断歩道での歩行に注意を呼び掛けるチラシも同封して渡した。
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ひき逃げ容疑 静岡の会社役員逮捕 焼津署
焼津署は13日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで静岡市葵区車町、会社役員の男(69)を逮捕した。 逮捕容疑は同日正午ごろ、焼津市内で乗用車を運転中、同市のアルバイト男性(26)の自転車に衝突して男性にけがを負わせた上、そのまま逃走した疑い。同署によると、男性は右足に軽傷を負ったという。
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焼津市職員の勤務分散 コロナ対策、職場人数抑制
焼津市は12日、市職員の勤務体制を分散する方針を明らかにした。県が県内の感染状況のレベルを引き上げたことに伴う措置。実施期間は13日から当面の間とし、執務場所の職員数を5割に減らす目標。 対象は病院職員を除く一般職員約830人。庁舎内の会議室を活用したり、在宅勤務を導入したり、週休日を振り替えたりして、勤務人員の抑制を図っていく。 また、市は社会福祉施設や事業所、保育園・幼稚園、小中学校に感染防止対策の徹底を呼び掛ける通知を出した。
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焼津市議1人感染 新型コロナウイルス
焼津市議会事務局は12日、市議1人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。 議会事務局によると、ほかの病気の治療のため11日にPCR検査を受けたところ、陽性が判明した。症状はないという。濃厚接触者については現在、保健所が調査している。
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東名掛川ICで車から出火 流出ランプを一時閉鎖
12日午後6時50分ごろ、掛川市上張の東名高速道下り掛川インターチェンジ流出ランプで、焼津市の男性(41)の軽乗用車から出火し、全焼した。消火活動のため、流出ランプを一時閉鎖した。県警高速隊によると、男性は走行中に車の異常に気付き、道路脇に停止した。けが人はいなかった。同隊などが出火原因を調べている。
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「美食、防災の町へ」 小原会頭抱負 焼津商議所が新春祝賀会
焼津商工会議所は11日、新春祝賀会を焼津市内のホテルで開いた。商議所役員や行政関係者ら100人が参加し、小原照光会頭が2022年の抱負として「美食の町、防災の町に向けて積極的に取り組んでいく」と決意を示した。 小原会頭は、JR焼津駅周辺から焼津港の一帯をスペインの観光地サンセバスチャンをモデルに「食でにぎわいのある町にしたい」と構想を示した。21年については「コロナ禍で事業者への支援を優先した1年だった」と振り返った。 中野弘道市長はコロナ収束の見通しが立たないことから「引き続き(感染対策での)厳戒態勢を取ってほしい」と呼び掛けた。 小原会頭、中野市長らが鏡開きを行い、地域経済の活性化
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獅子頭がお出迎え 焼津市のターントクルこども館【動画】
焼津市のターントクルこども館で2022年初めての開館日に合わせた記念イベントが行われた。大勢の親子連れが、獅子舞やこま回しといった伝統行事を通して、正月気分を満喫した。 入り口では獅子舞の獅子頭がお出迎え。無病息災を願って、来館者の頭をかんで回った。来館者はパフォーマーのただじゅんさん(東京都)と一緒に獅子舞を踊ったり、こまに色を塗って回したりして、新年の幕開けを祝した。
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焼津市、民間企業とコラボキャンペーン LINEを活用
焼津市は市公式LINE(ライン)を活用して、民間企業とのコラボキャンペーンを実施する。26日に始まる第1弾は、アンケートに回答すると抽選で300人に東洋水産の「マルちゃん 昔ながらの中華そば 焼津かつお醤油味」5食分を贈呈する。 市制70周年記念事業の一環。アンケートの回答とプレゼント引き換えは26日正午から30日午後7時までの間に行う。アンケートに回答し、当選するとクーポンを発行。田子重、富士屋の市内指定店舗のサービスカウンターで提示すると、商品がもらえる。 第1弾の商品は、焼津産かつお節を100%使用したチルド麺で、昨年10月から本県を中心とした量販店や小売店で販売している。
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焼津市坂本で住宅全焼 けが人なし
10日午後1時50分ごろ、焼津市坂本、会社員の男性(65)方から出火し、木造平屋建て住宅を全焼した。けが人はいなかった。 焼津署などが出火原因を調べている。
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焼津の弁当店に車突っ込む けが人なし
9日午後1時ごろ、焼津市大住の弁当店「ほっともっと焼津大住店」に同市の会社員男性(68)の乗用車が後退して突っ込み、出入り口付近の窓ガラスなどが壊れた。けが人はいなかった。焼津署が事故原因を調べている。
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観光誘客へ広告展開も 焼津市PR動画第2弾
焼津市は8K映像でのPR動画を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。北海道や東京、大阪など9都道府県とタイや中国、台湾、香港、韓国といった5カ国・地域に絞った動画広告も期間限定で展開。視聴データを観光や産業面の政策立案に生かし、アフターコロナの観光誘客につなげたい考え。 動画は2021年3月に公開した作品の第2弾。サバの水揚げ、ミナミマグロの解体といった水産都市ならではの風景や、花沢の里、「藤守の田遊び」といった焼津の魅力を4分間で紹介している。市のユーチューブチャンネル「焼津CITYチャンネル」で配信している。 動画広告は12月上旬から1月上旬、2月上旬から下旬の2期に
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焼津のおでんで温まろう 16店舗で味くらべスタート
焼津市は8日から、地元グルメ「焼津おでん」をPRするイベント「焼津のおでん味くらべ」を開催する。市内16店舗で、黒はんぺんやなるとといった地元特産の練り製品がたっぷり入ったおでんを提供。寒い冬でも港町の海の幸を堪能してもらうことで、誘客につなげる。2月13日まで。 参加するのは、焼津市内の飲食店や物販店、露店。洋風にアレンジしたメニューやテークアウト用商品など、さまざまな自慢の一品が味わえる。 2店舗を巡るごとに参加店舗で使用できるクーポンをプレゼントする「LINE(ライン)スタンプラリー」や、対象メニューの写真を投稿する「インスタグラムフォトコンテスト」も行われる。 市で本年度実施し
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1月10日は110番の日 焼津署も「やいちゃん」と広報活動
焼津署は7日、広報活動を焼津市のイオン焼津店で行った。市のマスコットキャラクター「やいちゃん」と署員らが啓発品を配り、110番の適切利用を呼び掛けた。 配布したのは110番の仕組みや流れを記したチラシとマスク、鉛筆、消しゴムなど。警察への相談や要望などのダイヤル「#9110」も案内した。 署員らは「迷わず通報事件事故110番」と記したのぼりを掲げながら、買い物客に声を掛けていった。
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会話弾む 高齢者の買い物支援、車貸し切り 焼津の港地区2自治会
焼津市港地区で、地域住民が1人暮らしの高齢者の買い物を支援するサービスが始まっている。貸し切った1台の車両に、希望する高齢者とボランティアの支援員が一緒に乗り、最寄りの公会堂などから市内の大型スーパーまで同行する。コロナ禍で懸念される高齢者の孤立を防ごうと地区の自治会が企画した。 事業主体は同市港地区の二つの自治会でつくる「港地域づくり推進会」。2021年度は実証実験で12月から展開を始めた。 海岸沿いのエリアに住む75歳以上の高齢者が対象。徒歩圏内で行ける買い物施設が少なく、大型スーパーへも距離があることから、「買い物の足」に対する要望が強く、支援サービスの導入に踏み切った。 特別養
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地元企業が連携「特製おでん」開発 8日からマルシェで販売
焼津市の食品水産事業会社いちまるの食品工場(同市浜当目)で開催されている恒例の「いちまるマルシェ・スペシャルイベント」に出店する店舗や企業が連携し、このほど「特製おでん」を開発した。地元の練り製品製造会社や精肉店が持ち寄った自慢の食材を、藤枝市の飲食店がオリジナルの風味に仕立てた。8、9の両日のマルシェで限定販売する。 出店者同士のコラボ企画は初の試み。年4回開催のスペシャルイベントに出店する焼津市の練り物製造丸又や静岡市の村松精肉店などが黒はんぺんやちくわ、こんにゃく、牛すじなどの食材を提供。藤枝市の飲食店「縁和」が調理し、期間中に1日限定50食を販売する。 マルシェには丸又、村松精肉
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18歳以下現金10万円 焼津市、支給率92% 7日完了
18歳以下の子どもに現金10万円相当を給付する国の新型コロナウイルス経済対策について、焼津市は6日、児童計1万8842人分の支給が7日に完了すると明らかにした。市によると、支給率は92%で、静岡県内トップという。 市によると、対象児童数2万500人のうち、1回目の5万円を、申請が不要な対象者1万6423人、12月19日までに申請を済ませた2419人にそれぞれ昨年12月支給。これら1回目の支給を済ませた児童に7日、2回目の5万円を支給する。 12月20日以降に申請している公務員の児童手当受給者や昨年10月から3月末までに生まれた新生児などにも、審査完了後に支給を進める。
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激変する社会へ 今年の一文字「総」 焼津市長抱負
焼津市の中野弘道市長は6日に市役所で行われた定例記者会見で、今年の市政のキーワードに「総」の1文字を挙げた。コロナ禍で激変する社会に向けて「総観、総力、総合力、総働で取り組んでいく」と抱負を述べた。 今年注力すべき事業として、新型コロナ対策、デジタル化、カーボンニュートラルを挙げ、いずれも市民の力を合わせた総力で対応していく姿勢を示した。デジタル化については、民間の意見を聞きながら推進する考えを強調した。 リニア中央新幹線を巡る大井川の水問題について国土交通省専門家会議がまとめた中間報告について、「(流域市町の住民に)分かりやすく理解できる説明をしてほしい」と述べた。
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地球と共にどう生きる 実例この手で 実石知之さん(焼津) グアテマラの手仕事守る【幸せまでの距離⑥完】
「今動かないと、グアテマラの手仕事が途絶えてしまう」。焼津市のバッグ職人実石知之さん(47)は地球の裏側にある中米の国との距離をもどかしく感じている。 守りたいのは“グアテマラ・レインボー”と称される色鮮やかな布と、それを手仕事で仕上げる先住民の暮らし。コロナ禍前は年2回、現地に赴き毎回1カ月ほど滞在して配色を考え、先住民の女性グループと染色した布を仕入れてきた。 ここ2年弱は渡航できていない。現地にとどまる日本人の知人によると、感染状況は落ち着きつつあるが、元々の医療体制が脆弱(ぜいじゃく)でワクチンは全く行き渡っていないという。 何より経済的なダメージは深刻
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コロナ禍、車中で練習 日本大衆音楽祭で最高賞 焼津の森本さん
焼津市の主婦森本里奈さん(43)が第37回日本大衆音楽祭(同音楽祭実行委員会・NPO法人日本大衆音楽協会主催)で最高の内閣総理大臣賞を受賞した。コロナ禍でカラオケでの練習ができないため、外回りの車中をスタジオ代わりに、歌声を調整して本番に臨み、念願の頂点に立った。 森本さんは歌手になることを目標に高校時代、ボイストレーニングに通い、歌唱力を身に付けた。これまで県内外のさまざまなコンテストに出場してきた。今回の音楽祭は最後のコンテスト出場と決め、臨んだ。 本番で歌える曲は1曲のみ。友人の助言で挑戦曲をUruの「あなたがいることで」に決定。リズムを取ることが苦手な森本さんにとって難易度の高さ
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思い出詰まったカプセル開封 焼津・第6自治会 91年に埋設
焼津市の大村公会堂でこのほど、焼津第6自治会が1991年に埋設したタイムカプセルの開封作業が行われた。当時の住民が記した「20年後、50年後に向けて」と題したメッセージカードや写真、習字などが「発掘」された。地区住民でつくる実行委員が2022年春までに、作品を整理してリスト化した上で、出品者に返還する計画。 タイムカプセルは91年9月に自治会で開催した「地球環境フェスティバル」の一環として埋設した。当時イベントに関係していた甲賀正輝さん(83)、長島博雄さん(74)らが中心となって、30年を機に掘り起こそうと企画した。 埋設場所は判然とせずにいたが、記憶を頼りに公会堂周辺を探したところ、
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かつお角煮茶漬け、焼津水産高生が考案 柳屋本店とコラボ ふるさと納税返礼品に
焼津水産高(焼津市)の生徒が市内のかつお節メーカー柳屋本店と共同で商品を開発した。地元産カツオのうまみをベースにした新しい名物を作ろうと、昨春から試行錯誤の末にレシピを考案。それを元に同社が商品化にこぎ着けた。市のふるさと納税の返礼品にも採用され、生徒らは「魚の町」焼津ならではの美味を全国の食卓に発信したいと張り切っている。 商品はお茶漬けに合うカツオの角煮などを入れた「かつお角煮de茶漬け」、かつお節を使ったつゆにミカンの果汁を加えた「みかん香る かんきつゆ」。レシピは、同高食品科学科3年の鈴木李音さん(18)と古賀桃真さん(17)が考案した。 「かんきつゆ」は、古賀さんが実習に使われ
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焼津市仕事始め 中野市長「総力挙げて未来へ」
焼津市は仕事始めの式を市役所で行った。集まった幹部職員約90人を前に、中野弘道市長は2022年のキーワードに「総」を挙げて、「コロナ禍で全体を見直し、市民を含めて総力を挙げて、未来へ向けて取り組んでいきたい」と抱負を述べた。 中野市長はコロナ禍であらゆる価値観が一気に変化したことを取り上げ「住んでいる人のために何がプラスになるかを考え、長い経験を元に新しい時代を積み上げていってほしい」と訓示した。
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日本坂PAに新店舗 欧風カレー、豚丼など販売 28日オープン
中日本エクシスは28日、焼津市の東名高速道上り日本坂パーキングエリア(PA)に「100時間カレー」と「豚肉専門高速特急トントン」をオープンする。 全国に居酒屋を展開する「養老乃瀧」が高速道路のPAに初出店し、2店舗を運営する。「100時間カレー」は完成までに100時間かける欧風カレーが売り。「豚肉専門高速特急トントン」では豚肉とオリジナルのタレを絡めた「豚丼」などを販売する。 両店とも、テークアウトや居酒屋のノウハウを生かした冷凍食品も販売する。
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立体工事現場に絵画 特別支援学校生が制作 静岡市清水区
静岡市清水区で工事が進む国道1号清水立体の飯田高架橋下で来年3月末まで、清水特別支援学校の児童、生徒が描いた絵画作品の展示が行われている。 子どもらに作品発表の場をつくろうと、NPO法人「アートコネクトしずおか」が同校と工事を担当する橋本組(焼津市)を仲介し企画した。工事現場横に縦1・6メートル、横6メートルの大看板を設置し、児童らが作り上げた作品をデジタル印刷して並べた。清水名物のマグロや、港湾から広がる町並み、三保松原から見た富士山を描いた3作品が工事現場に彩りを与えている。
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自分らしさとは…焼津舞台に映画 俳優長谷川直紀さんら製作「海の色は夢のつづき」
焼津市出身の俳優長谷川直紀さんらが、故郷を舞台にした映画「海の色は夢のつづき」を製作している。夢と現実の間に生きる若い夫妻が、自分らしい生き方を模索する人間ドラマ。2022年春以降の劇場公開を目指す。 長谷川さんが企画・共同脚本を手掛け、主人公の工場跡取りを演じる。妻で元宝塚歌劇団の永楠あゆ美さんが共同で企画し、ヒロインとして登場する。浜松市出身の後藤美波さんが南あさひ監督名義でメガホンを取り、仕上げ作業が進んでいる。 海中写真家の夢を追い掛けていた洋(長谷川さん)は、安定した生活のために焼津で家業のなまり節工場を継いだ。仕事の伝統と責任の重さを背負う中で、新しい生き方を見つけようとする
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迎春準備、人出回復 魚介、野菜…買い求め 静岡県内活気戻る
今年も残りわずかとなった30日、静岡県内の商業施設には正月用の食材を買い求める人が押し寄せた。新型コロナウイルスの感染拡大が直撃した昨年末に比べて人出が回復し、年の瀬の活気が戻ったかのようなにぎわい。マスク姿の買い物客は2021年を振り返り、コロナ禍の収束に願いを込めた。 焼津市の焼津さかなセンターでは、マグロやカニ、ホタテなど新鮮な魚介類や加工食品がずらりと並び、多くの買い物客でごった返した。管理運営する焼津水産振興センターによると、売り上げはコロナ前の8割ほどにとどまっているという。年末年始の5日間(1月1日は休業)で例年並みの5万人の人出を見込む。 家族3人で訪れた浜松市西区の主婦
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ゲームに挑戦、科学を学ぶ 焼津天文科学館で特別展
焼津市のディスカバリーパーク焼津天文科学館で冬の特別展「グレイ博士の挑戦状 へんてこ研究所から脱出せよ!」が開かれている。子どもたちは同館職員作製のオリジナルゲームに挑戦し、キーワードを集めて謎を解き明かしながら出口を目指した。2022年4月3日まで。 今回の特別展では、画面で指示された色のコンセントにコードを差し込むゲームや、カメラに向かって変顔をすることで認識率をアップさせるゲームなど18のアトラクションを取りそろえた。 ゲームはそれぞれ科学の要素を取り入れていて、来場者は遊びながら、ブレーカーや歯車の仕組みなどを学んだ。 新型コロナウイルス感染対策として、土日曜と祝日は1時間ごと
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「うおがししんぶん」第10号発行 魚河岸シャツの魅力満載
焼津市の塩川新聞舗が制作する「魚河岸シャツ」の魅力を伝えるタブロイド紙「うおがししんぶん」が12月に節目の第10号を発行した。市民が魚河岸シャツを身にまとった姿の写真をふんだんに載せ、焼津文化を発信し続けている。2021年と20年はコロナ禍での外出自粛が着用シーズンの夏と重なったことも相まって、「魚河岸ルック」の市民が減った。塩川彰社長は「来夏こそ『いつもの夏』に戻ってほしい」と願い、発行を続ける考えだ。 「うおがししんぶん」第1号の発行は12年11月。以来、年に1回のペースで市民から募った魚河岸シャツ姿の写真を掲載し、同店の新聞購読者に配布している。 節目となる第10号では、見出しに
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ふるさと納税活用 焼津市に100万円 東京の製造会社
焼津市に拠点を構える包装資材の製造販売「吉村」(東京都)が企業版ふるさと納税制度を活用し、市に現金100万円を寄付した。このほど市役所で感謝状の贈呈式が行われた。 式では、同社の吉村鉄也副社長に中野弘道市長から感謝状が手渡された。吉村副社長は「お世話になった焼津のためにと思い寄付した」と話した。中野市長は「にぎわい創出に向けて活用したい」と謝辞を述べた。 寄付金は、ゲストハウスとして活用されている「服部家」の土蔵改修工事に充てる。市によると、同制度での寄付の申し出が本年度、吉村を含めて4件あり、このうち3件が服部家関連だという。
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焼津のアパート火災 死亡、76歳男性と特定
焼津市坂本のアパート「シティハイム山田」で出火した27日午後の火災で、焼津署は28日、焼けた部屋から救急搬送され、その後死亡した男性の身元を住人の無職男性(76)と特定した。男性は1人暮らし。焼津署は出火原因を調べている。
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ハローワーク焼津11月有効求人 3カ月連続、1.0倍下回る
ハローワーク焼津は28日、管内(焼津市、藤枝市)の11月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は0・96倍で前年同月を0・23ポイント上回ったが、3カ月連続で1倍台を下回った。新型コロナの流行が収束に向かっている状況から、自動車関連を中心に人材確保に向けた動きが続く一方、地元主力の食料品製造業、飲食店で求人数に伸び悩んでいる。 新規求人状況を産業別に見ると、製造業全体で前年同月比61・2%増の295人。自動車関連でハイブリッド車(HV)を中心に高まる需要を反映し、プラスチック製品、生産用機械器具、電気機械器具の製造業でいずれも前年同月より上回った。 水産加工品などの食料品製造業は91人で3
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園児らが餅つき「良い年に」 焼津の特別養護老人ホーム
焼津市の特別養護老人ホームあおい荘で28日、地域住民を招いた毎年恒例の「餅つき祈願祭」が開かれた。地元の保育園児や小学生らが2022年は良い年になるよう願いを込めながら、もちをついた。 まきの火で炊きあげたもち米を、明星保育園の園児が周囲からの「よいしょ、よいしょ」といったかけ声を受けながら、力一杯きねを振るって、ついた。つきたての餅でミニ鏡もちを作りながら、交流を深めた。
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サッポロビールと杏林堂が静岡県に寄付 南ア環境保全に
サッポロビールと杏林堂薬局は27日、南アルプスの環境保全に貢献するため、静岡県内限定生ビール「静岡麦酒」の売り上げの一部13万9200円を県に寄付した。 静岡麦酒はサッポロビール静岡工場(焼津市)で製造していて、杏林堂薬局で5~9月に販売した売り上げのうち、1缶につき1円を寄付金に充てた。サッポロビールの伊藤裕介東海北陸流通本部長と杏林堂薬局の小河路直孝社長が県庁に難波喬司副知事を訪ね、目録を手渡した。 両社は地方創生を目的に、県とそれぞれ包括連携協定を結んでいる。伊藤本部長は「静岡麦酒が県民ビールとして愛され、少しでも役立てば」と話し、小河路社長は「息の長い取り組みとして続けていきたい
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調査研究を政策提言に 焼津市議会常任委 第1弾は「ドローン活用」
焼津市議会は2021年度から2年間、3つの常任委員会で市政への政策提言に向けた調査研究活動を行っている。27日は建設経済常任委員会の鈴木浩己委員長ら委員が中野弘道市長を訪ね、第1弾としてとりまとめたドローンについての提言書を提出した。 提言書は「焼津発SDGs 産業と技術革新の基盤を創ろう」と題して、7ページにまとめられた。ドローンについて、市は防災力強化の一環で11機導入している。今後成長産業として見込めることから、市が関連企業や技術者の集積地を目指すべきとしている。 具体的な提言内容は、ドローン飛行可能場所の確保や免許試験機関の誘致、利用者支援を目的とした窓口の設置、関連企業の誘致な
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焼津のアパート 火災で男性死亡
27日午後4時45分ごろ、焼津市坂本のアパートから出火し、2階中央の一室を全焼した。室内から男性1人が救急搬送されたが、間もなく死亡した。 焼津署が火事の原因や男性の身元を調べている。
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カツオ盗 再発防止へ委員会 焼津漁協、年明けに初会合
焼津漁港(焼津市)を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合は27日、再発防止に向けた委員会を設置した。船会社や水産加工会社、漁協の幹部ら10人で構成し、再発防止に向けた環境整備や市場運営のあり方について検討する。 委員会の活動期間は2022年6月末まで。カツオ一本釣りやマグロはえ縄、シラス船曳を営む船会社幹部のほか、弁護士や市幹部、元県職員らも参加する。年明けにも初会合を開く予定。 焼津漁協では事件を受けて、内部の調査委員会を設置。11月下旬にカツオなどを抜き取る不正行為を記した報告書をとりまとめ、県に提出している。 事件を巡っては、焼津漁協職員の吉田稔(40)=焼津市
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事前準備、侵入方法…「泥棒の常識」冊子に 焼津署など作製
焼津署と焼津地区防犯協会は防犯冊子「シン・ドロボーのひとり言」を作製した。同署が300数件の出店荒らしに関与したとして逮捕した窃盗犯から聞き取った内容を、防犯対策に役立つよう編集した。同署は管内の店舗に配布するとともに、署のホームページでも公開する。 冊子はA5判の14ページ。出店荒らしを重ねた「大泥棒」が犯行方法や事前準備、店内への侵入方法を会話形式で教える。「調べ物はインターネットではなく図書館で」「手袋は常に」「雨の日の方が犯行を実行しやすい」といった「泥棒の常識」を紹介している。 最後に「泥棒から見て絶対に狙わない店」として「二重ガラスや防犯ガラス」「店内に電気が付いている」「室
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焼津出身翻訳家の妹が市に著書寄贈 韓国語単語集
焼津市出身で韓国ソウル在住の翻訳家金光英実さんの妹長島美和さんがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、金光さん著の韓国語単語集を市に寄贈した。市内の小中学校や図書館に置く予定。 寄贈したのは「いますぐ使える!韓国語ネイティブ単語集」30冊。韓国ドラマで頻繁に耳にするせりふ、SNSで使われる最新の言い回しを単語中心に学べる。 長島さんはコロナ禍で海外渡航が難しいことから「本を読んで韓国を味わってもらえれば」と話した。中野市長は本に目を通すと「いつも持っていたい便利な本」と絶賛した。
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焼津漁港でサプライズ花火 クリスマスイブの夜、千発打ち上げ
焼津市観光協会は24日夜、クリスマスイブに合わせたサプライズ花火を同市の焼津漁港城之腰内防波堤で打ち上げた。 コロナ禍で失われつつある活気やにぎわいを取り戻そうと企画した。午後7時から約15分間にわたり、スターマインなど約1000発が、冬の夜空を彩った。 響き渡る音につられて、港周辺には地域住民が集まり、大輪を見守った。
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小中生がミニ門松作り 垣根縛りにも挑戦 焼津で教室
焼津文化会館で24日、伝統文化子ども教室「ミニ門松をつくろう」(焼津市歴史民俗資料館主催)が開かれた。小中学生ら約30人が竹を切ったり、飾りを付けたりして門松を作った。 参加者は土台のモウソウチクに縄を「垣根縛り」と呼ばれる結び方で巻いた後、のこぎりで長さを整えた3本の真竹を挿し、わらやマツを詰めた。松ぼっくりや梅、扇などの飾り付けを施して、高さ約60センチの立派な門松を完成させた。 作業の前には、同資料館の職員が門松を飾る理由について「神様をお出迎えするための目印」などと解説。参加者は伝統的な風習について理解を深めた。
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焼津漁港のカツオ盗事件 ブランド失墜、再構築を【追跡2021⑥完)】
焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件。市場を取り仕切る焼津漁業協同組合の職員、カツオを食卓に届ける水産加工会社の元幹部らが逮捕される事態に、水産都市のブランドは大きく傷ついた。 捜査が本格化した10月。揺れる漁港の様子を目にした水産関係の元従業員は「少なくとも20年前に現場を目撃した。ようやく明るみになった」と冷静に受け止めた。 焼津漁協がまとめた内部調査の報告書では、最も古いカツオの抜き取り行為は数十年前からとされた。職員の遊興費や飲み会費用を工面するため、魚を現金化していた。漁港内にあしき慣行がはびこった結果、大がかりな窃盗事件に発展した。 今回の報告書では、2012
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焼津のPR役「マリンレディ」 市観光協会、1月23日まで募集
焼津市観光協会は2022年1月23日まで、市のPR役「やいづマリンレディ」を選出するコンテストの出場者を募集している。4月から2年間、第32代として活動する3人を選ぶ。 対象は18歳以上で焼津市内や近隣市町に在住、通勤・通学している女性。同協会ホームページから専用応募用紙をダウンロードする。書類審査を経て、2月中旬に面接審査を行い、決定する。 18日には第31代の3人が市内のスーパーでPR活動を行った。市のマスコットキャラクター「やいちゃん」と一緒に、買い物客にチラシを配布した。
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バレーボール女子・富士見 油井輝星 「拾って打つ」攻守に輝き 【冬の主役 高校全国大会④完】
「春高」での活躍を夢見てバレーボール女子の強豪富士見に進んで3年。油井輝星(3年)は大黒柱に成長した。だが、憧れの舞台では2年連続初戦敗退。まだ勝利を手にできていない。全国高校総体では勝っていても「春高とは1勝の重みが違う」。主将として臨むラストチャンスに全てを懸ける。 焼津大井川中では部活動に加え、近隣校の有力選手が集まった栄クラブに入り全国大会で活躍。県外の強豪高からも勧誘される中、中学3年秋に観戦した春高バレー県予選決勝で、富士見の鮮やかなコンビバレーに目を奪われた。「一人一人が輝いていた。このチームでうまくなりたい」。迷いはなかった。 1年から主力となったが、春高では全国の強豪に
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焼津市と明治安田生命保険 子育て、健康作りで協定
焼津市は22日、明治安田生命保険(東京都)と包括連携協定を結んだ。市が2020年3月に策定した「焼津未来創生総合戦略」を推進するため、子育てや健康作りなどの取り組みで相互に協力する。 協定では、健康作り▽結婚、出産、子育て▽産業・観光振興▽市内企業の自立―など7項目について、両者がともに連携し、支援していく。具体的には、健康セミナーや各種測定会、子ども向けスポーツ教室などに取り組む。 同日に市役所で行われた締結式では、中野弘道市長と同社静岡支社の石田純一支社長が協定書を交わした。石田支社長はコロナ禍で社会が分断している現状を憂い「一体化できるよう取り組みたい」と話した。
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バス停のベンチ6基寄贈 焼津南RC
焼津市の焼津南ロータリークラブはベンチ6基を市に寄贈した。市内6カ所の自主運行バス停留所に置く。22日にはアクアスやいづのバス停で寄贈式が行われた。 同クラブは社会貢献活動の一環として実施した。大井川庁舎、大村公民館といった利用者が多い停留所に配置された。 式典で同クラブの石田善秋会長は「たくさんの人に利用してほしい」とあいさつ。 中野弘道市長は「地域住民が待ち時間を快適に過ごすことができる」と感謝した。
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焼津に「聖地」誕生 ご当地マンガ「ひれみみっ娘」 施設を設置
焼津市の食品卸アサヒ・サプリエは、自社で制作した焼津を舞台にしたご当地マンガ「ひれみみっ娘」のキャラクターが登場する無料施設を本社敷地内に作った。作品の世界観をイメージしたバスを模したアトラクションや神社、キャラクター入り絵馬の自動販売機といった「映え」を意識した施設が並ぶ。池谷公彦社長は「焼津の新たな観光地となれば」と話す。 ご当地マンガの「聖地」とする施設構想は、池谷社長が7年前に焼津市に本社を構えて感じた「市内に子どもや大人が一日楽しめる施設がない」という思いが発端。自社制作しているマンガの世界観を具現化した施設にしようと、全社員でデザインを考案した。 メインのアトラクションは実際
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カツオ大量窃盗容疑で捜索 立件視野、ルート解明へ 焼津署
焼津漁港(焼津市)で水揚げされたカツオが、計量所を通らずトラックに積まれ盗まれていたとされる問題で、焼津署は窃盗の疑いでの立件を視野に本格的な捜査に乗り出した。22日までに関与が疑われている東京都の大手水産加工会社、神奈川県の運送会社、焼津市内の冷蔵保管施設で家宅捜索を実施。同署は押収物の分析を進め、カツオの経路や関与した人物について解明を進める。 複数の関係者によると、運送会社に勤務するとされる運転手が3月ごろ、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ10トンをトラックに積載し、そのまま運び去った疑いが持たれている。トラックは同市内の冷蔵保管施設にカツオを運び入れたとされる。さらに、盗んだと
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読みやすい「議会だより」に 焼津市議が研修会、制作改善点を確認
焼津市議会は21日、読者に伝わる議会だよりの作成について学ぶ議員研修会を開いた。自治体広報広聴研究所の金井茂樹代表理事が、分かりやすく読みやすい内容にするための記事作成方法について、ほかの自治体の事例と比較しながら、説明した。 金井氏は、分かりやすく伝えるべき読者のターゲットを「(市政情報の)関心が少ない市民」と定義。記事への関心をひく手段として、見出しやリードの重要性を強調した。最近の傾向として、「読む紙面から見る紙面」に変わりつつあるとし、デザインに工夫を施すことを提案した。 過去の「やいづ議会だより」の記事を見ながら、「強調したい情報は文字の大きさを変えてはどうか」「統一性のないデ