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テーマ : 三島市

箱根西麓牛 初の加工品 JAふじ伊豆と沼津・食材卸売業者 コンビーフ ハンバーグ 知名度向上に期待

 三島市や函南町で生産される希少なブランド牛「箱根西麓牛」を使った初めての加工品が、誕生した。JAふじ伊豆と食材卸売業トミヤコーヒー(沼津市)が食肉加工時に生じる端材を使って開発した。ウナギに変わる地元食材として需要が高まる中、さらなる知名度向上につなげる。

開発されたコンビーフとハンバーグ=三島市役所
開発されたコンビーフとハンバーグ=三島市役所


 新商品は、コンビーフとハンバーグ。コンビーフは自家製商品が人気の渡辺精肉店(沼津市)に加工を依頼した。原料は100%箱根西麓牛を使い、柔らかくしっとりした味わいに仕上げた。真空パックで冷凍し、肉本来の鮮やかな色味も維持した。ハンバーグは赤身で周囲を包んで肉汁を閉じ込め、ジューシーさが際立つようにした。
 箱根西麓牛は現在3軒が生産し、年間300頭弱しか出荷されない希少な牛。箱根西麓の豊かな自然の中で、良質な湧水と米ぬかを混ぜた飼料を与えて育て、コクのある赤身と脂が特徴という。今回の発売を機にブランドロゴも一新した。
 商品は同JAの直売所などで販売する。生産者の前島昌夫さんも「市民でも箱根西麓牛を知らない人は多い。これをきっかけに認知が広まってほしい」と期待する。
 (三島支局・岡田拓也)

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