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テーマ : 三島市

三島・大場の土地利用事業 企業とパートナー締結

 三島市大場地区の農地の都市的利用を目指す土地区画整理準備組合は30日、戸田建設名古屋支店(名古屋市)と事業化推進パートナーに関する覚書を市役所で締結した。事業化に向けた基本計画案の作成や地権者の合意形成に対して支援を受ける。

事業化推進パートナーに関する覚書を結んだ足立会長(中央)と鴨下支店長(右)=三島市役所
事業化推進パートナーに関する覚書を結んだ足立会長(中央)と鴨下支店長(右)=三島市役所

 地権者でつくる準備組合は、事業計画の策定や早期事業化を図るためには実績やノウハウのある民間企業の参画が必要と考え、公募していた。産業用地として大企業誘致などを掲げた土地利用構想、事業の実現性、実績などを評価し、パートナーにふさわしいと判断した。応募は同社のみだった。
 同社は基本計画案の作成などに取り組み、準備組合と双方に異議がない場合、土地区画整理事業の一括業務代行予定者に移行する。鴨下靖弘支店長は締結式で「2016年に提案した思い入れの強い事業。地権者とコミュニケーションを取り、事業を成功させたい」と語り、同組合の足立馨会長は「素晴らしい町をつくれるよう地元も努力したい」と応じた。
 事業用地は三島南高の南側に広がる田んぼなど約19・3ヘクタールで、東駿河湾環状道路の大場・函南インターチェンジに隣接する。25年度の市街化区域編入、26年度の土地区画整理組合設立認可を目指している。
 (三島支局・岡田拓也)

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